(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6979690
(24)【登録日】2021年11月18日
(45)【発行日】2021年12月15日
(54)【発明の名称】警備用センタ装置及び警備用センタ装置の制御方法
(51)【国際特許分類】
G08B 25/04 20060101AFI20211202BHJP
G08B 25/00 20060101ALI20211202BHJP
【FI】
G08B25/04 E
G08B25/00 510D
【請求項の数】10
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-17855(P2018-17855)
(22)【出願日】2018年2月5日
(65)【公開番号】特開2019-135570(P2019-135570A)
(43)【公開日】2019年8月15日
【審査請求日】2020年11月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000101400
【氏名又は名称】アツミ電氣株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100130281
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 道幸
(72)【発明者】
【氏名】谷内 元
(72)【発明者】
【氏名】山梨 慎太郎
【審査官】
山岸 登
(56)【参考文献】
【文献】
特開2012−053577(JP,A)
【文献】
特開平11−096470(JP,A)
【文献】
特開2007−041785(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08B13/00−17/00
19/00−31/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
警備対象施設の警備状況を監視する警備端末からの情報である受信ジャーナルを受信し、該警備対象施設の管理を行うための警備用センタ装置において、
該警備対象施設とは離れた別の場所にある該警備用センタ装置が、該受信ジャーナルを該警備端末から受信するための受信手段と、
該受信ジャーナル及び該受信ジャーナルに関係する情報を記憶するための記憶手段と、
該受信ジャーナルに関係する情報を入力するための入力手段と、
該記憶手段に記憶された受信ジャーナル及び該受信ジャーナルに関係する情報を表示するための表示制御手段とを備え、
該受信ジャーナルに関係する情報が、その個々の受信ジャーナルについての誤報に関係する誤報関係情報であることを特徴とする警備用センタ装置。
【請求項2】
前記誤報関係情報が、前記受信ジャーナルが誤報であった場合の誤報の原因である誤報原因情報であり、
該誤報原因情報を前記入力手段で入力可能で、該誤報原因情報が前記記憶手段に記憶され、該誤報原因情報が前記表示制御手段で表示可能であることを特徴とする請求項1記載の警備用センタ装置。
【請求項3】
新たな前記受信ジャーナルを受信した場合、
前記表示制御手段が、
該受信ジャーナルが発せられたのと同一の前記警備端末に係る前記記憶手段内の過去の該受信ジャーナルを検索し、該過去の受信ジャーナルに係る前記誤報原因情報が該記憶手段内にある場合、
該過去の受信ジャーナル及び該過去の受信ジャーナルに係る誤報原因情報とを、該新たな受信ジャーナルと共に表示することを特徴とする請求項2記載の警備用センタ装置。
【請求項4】
前記受信ジャーナルが、前記警備端末の警戒の開始又は解除であった場合に、
前記誤報関係情報が、該警備端末が設置された前記警備対象施設側から告知された、該警備端末の警戒の開始又は解除の予定時間の告知情報であって、
該告知情報を前記入力手段で入力可能で、該告知情報が前記記憶手段に記憶され、該告知情報が前記表示制御手段で表示可能であることを特徴とする請求項1記載の警備用センタ装置。
【請求項5】
前記表示制御手段が、
前記記憶手段内の過去の前記受信ジャーナルを表示するにあたり、
該表示する受信ジャーナルに関係する前記告知情報が存在する場合、
該告知情報が存在する旨を示し、該表示する受信ジャーナルと共に該告知情報を表示可能とすることを特徴とする請求項4記載の警備用センタ装置。
【請求項6】
警備対象施設の警備状況を監視する警備端末からの情報である受信ジャーナルを受信し、該警備対象施設の管理を行うための警備用センタ装置の制御方法において、
該警備対象施設とは離れた別の場所にある該警備用センタ装置が、
該受信ジャーナルを該警備端末から受信し、
該受信した受信ジャーナルを記憶し、
該受信した受信ジャーナルに関係する情報を入力して、該受信した受信ジャーナルと共に記憶し、
該記憶された受信ジャーナル及び該受信ジャーナルに関係する情報を表示し、
該受信ジャーナルに関係する情報が、その個々の受信ジャーナルについての誤報に関係する誤報関係情報であることを特徴とする警備用センタ装置の制御方法。
【請求項7】
前記誤報関係情報が、前記受信ジャーナルが誤報であった場合の誤報の原因である誤報原因情報であり、
該誤報原因情報を入力し、該誤報原因情報が記憶され、該誤報原因情報を表示することを特徴とする請求項6記載の警備用センタ装置の制御方法。
【請求項8】
新たな前記受信ジャーナルを受信した場合、
該受信ジャーナルが発せられたのと同一の前記警備端末に係る記憶された過去の該受信ジャーナルを検索し、該過去の受信ジャーナルに係る前記誤報原因情報が記憶されている場合、
該過去の受信ジャーナル及び該過去の受信ジャーナルに係る誤報原因情報とを、該新たな受信ジャーナルと共に表示することを特徴とする請求項7記載の警備用センタ装置の制御方法。
【請求項9】
前記受信ジャーナルが、前記警備端末の警戒の開始又は解除であった場合に、
前記誤報関係情報が、該警備端末が設置された前記警備対象施設側から告知された、該警備端末の警戒の開始又は解除の予定時間の告知情報であって、
該告知情報を入力し、該告知情報が記憶され、該告知情報を表示することを特徴とする請求項6記載の警備用センタ装置の制御方法。
【請求項10】
前記記憶された受信ジャーナルを表示するにあたり、
該表示する受信ジャーナルに関係する前記告知情報が存在する場合、
該告知情報が存在する旨を示し、該表示する受信ジャーナルと共に該告知情報を表示することを特徴とする請求項9記載の警備用センタ装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、警備対象施設の警備状況を監視する警備端末からの情報である受信ジャーナルを受信し、警備対象施設の管理を行うための警備用センタ装置及び警備用センタ装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、警備対象施設の警備状況を監視する警備端末からの情報である受信ジャーナルを警備センタで監視し、警備対象施設に不法侵入等の異常の通知(アラーム情報)が発せられた場合に、警備センタで受信ジャーナルを確認した管制員が警備員に連絡して、警備員が異常が通知された警備対象施設に出動することになる。しかしながら、アラーム情報の中には誤報も多く、誤報である場合には警備員を出動させる必要がなく、不必要な警備員の出動を避け、真報(本当に異常があった場合の通知)のみに効率的且つ迅速に警備員を出動させることが求められている。
【0003】
このような誤報を減少させる方法が、各種提案されてきている。例えば、特許文献1に示される警備装置では、複数の検知対象領域ごとに各々設置された複数のセンサから時系列で得られるセンサ反応信号と、センサ反応の因果関係をダイナミックベイジアンネットワークを利用した確率モデルとして表現した判断モデルとを用いて、センサ反応要因となり得る物体のカテゴリごとに、各カテゴリに属する物体がセンサ反応要因となっている確信度を算出し、算出した確信度に基づいてセンサ反応要因となっている物体のカテゴリを判定することにより、設定に多くの手間を要することなく、また、使用するセンサの種類に制限を与えることなく、センサ反応要因を高精度に推定してセンサ誤反応に起因する誤報を効果的に低減させるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−113411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、実際に発生する誤報は、誤報の原因が警備対象施設毎に固定化されている場合も多く、また、人為的なミスによる誤報も多く、センサに限定しても誤報を全体として抑制することはできない。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、過去の誤報や予め告知された情報に基づき管制員が誤報か否かを判断しやすくすることにより、警備の精度向上と効率化が可能になる警備用センタ装置及び警備用センタ装置の制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の警備用センタ装置は、
警備対象施設とは離れた別の場所にある警備用センタ装置が、受信ジャーナルを警備端末から受信するための受信手段と、受信ジャーナル及び受信ジャーナルに関係する情報を記憶するための記憶手段と、受信ジャーナルに関係する情報を入力するための入力手段と、記憶手段に記憶された受信ジャーナル及び受信ジャーナルに関係する情報を表示するための表示制御手段とを備え、受信ジャーナルに関係する情報が、その個々の受信ジャーナルについての誤報に関係する誤報関係情報であることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の警備用センタ装置は、誤報関係情報が、受信ジャーナルが誤報であった場合の誤報の原因である誤報原因情報であり、誤報原因情報を入力手段で入力可能で、誤報原因情報が記憶手段に記憶され、誤報原因情報が表示制御手段で表示可能であることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の警備用センタ装置は、新たな受信ジャーナルを受信した場合、表示制御手段が、受信ジャーナルが発せられたのと同一の警備端末に係る記憶手段内の過去の受信ジャーナルを検索し、過去の受信ジャーナルに係る誤報原因情報が記憶手段内にある場合、過去の受信ジャーナル及び過去の受信ジャーナルに係る誤報原因情報とを、新たな受信ジャーナルと共に表示することを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の警備用センタ装置は、受信ジャーナルが、警備端末の警戒の開始又は解除であった場合に、誤報関係情報が、警備端末が設置された警備対象施設側から告知された、警備端末の警戒の開始又は解除の予定時間の告知情報であって、告知情報を入力手段で入力可能で、告知情報が記憶手段に記憶され、告知情報が表示制御手段で表示可能であることを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の警備用センタ装置は、表示制御手段が、記憶手段内の過去の受信ジャーナルを表示するにあたり、表示する受信ジャーナルに関係する告知情報が存在する場合、告知情報が存在する旨を示し、表示する受信ジャーナルと共に告知情報を表示可能とすることを特徴とする。
【0012】
請求項6記載の警備用センタ装置の制御方法は、
警備対象施設とは離れた別の場所にある警備用センタ装置が、受信ジャーナルを警備端末から受信し、受信した受信ジャーナルを記憶し、受信した受信ジャーナルに関係する情報を入力して、受信した受信ジャーナルと共に記憶し、記憶された受信ジャーナル及び受信ジャーナルに関係する情報を表示し、受信ジャーナルに関係する情報が、その個々の受信ジャーナルについての誤報に関係する誤報関係情報であることを特徴とする。
【0013】
請求項7記載の警備用センタ装置の制御方法は、誤報関係情報が、受信ジャーナルが誤報であった場合の誤報の原因である誤報原因情報であり、誤報原因情報を入力し、誤報原因情報が記憶され、誤報原因情報を表示することを特徴とする。
【0014】
請求項8記載の警備用センタ装置の制御方法は、新たな受信ジャーナルを受信した場合、受信ジャーナルが発せられたのと同一の警備端末に係る記憶された過去の受信ジャーナルを検索し、過去の受信ジャーナルに係る誤報原因情報が記憶されている場合、過去の受信ジャーナル及び過去の受信ジャーナルに係る誤報原因情報とを、新たな受信ジャーナルと共に表示することを特徴とする。
【0015】
請求項9記載の警備用センタ装置の制御方法は、受信ジャーナルが、警備端末の警戒の開始又は解除であった場合に、誤報関係情報が、警備端末が設置された警備対象施設側から告知された、警備端末の警戒の開始又は解除の予定時間の告知情報であって、告知情報を入力し、告知情報が記憶され、告知情報を表示することを特徴とする。
【0016】
請求項10記載の警備用センタ装置の制御方法は、記憶された受信ジャーナルを表示するにあたり、表示する受信ジャーナルに関係する告知情報が存在する場合、告知情報が存在する旨を示し、表示する受信ジャーナルと共に告知情報を表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本願発明によれば、受信ジャーナルを警備端末から受信し、受信した受信ジャーナルを記憶し、受信した受信ジャーナルに関係する情報を入力して、受信した受信ジャーナルと共に記憶し、記憶された受信ジャーナル及び受信ジャーナルに関係する情報を表示し、受信ジャーナルに関係する情報が、その個々の受信ジャーナルについての誤報に関係する誤報関係情報であることで、過去の誤報や予め告知された情報に基づき管制員が誤報か否かを判断しやすくすることにより、警備の精度向上と効率化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明に係る警備用センタ装置に関係する構成の一例を示す構成図である。
【
図2】同警備用センタ装置の表示制御手段で表示される受信ジャーナル等情報の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本発明に係る警備用センタ装置に関係する構成の一例を示す構成図である。
図2は、同警備用センタ装置の表示制御手段で表示される受信ジャーナル等情報の例を示す説明図である。本発明の形態における警備用センタ装置22を含む警備システム1は、警備すべき警備対象施設8に設けられた図示しない各種のセンサと、センサで検知した異常等を電気通信回線5を用いて外部に情報伝達可能な警備用機器である警備端末10と、異常等の情報を管理する警備用センタ装置22とを備える警備センタ20からなる。
【0020】
警備端末10は、センサ等とのインタフェースである制御装置と、異常等の情報を外部に情報伝達可能な通信装置とから構成されている。また、電気通信回線5は公衆回線網であり、例えば、アナログ加入回線(ADSL回線や光回線を含む)、ISDN回線、携帯電話網、PHS網等である。尚、電気通信回線5は、有線に限られるものではなく、無線により接続されるものであってもよい。
【0021】
警備センタ20は、一般的には警備会社内に設けられ、警備対象施設8の警備状況を監視する警備端末10からの情報である受信ジャーナルを電気通信回線5を介して受信し、警備対象施設8の管理を行うための警備用センタ装置22を備えている。警備用センタ装置22は、異常の発生を表示し警備センタ20の管制員に伝える監視卓と、電気通信回線5と監視卓とを接続する通信装置等とから構成されている。尚、電気通信回線5を介して1つの警備用センタ装置20に接続される警備対象施設8は複数有り、電気通信回線5を介して警備センタ20(警備用センタ装置22)に接続されている。
【0022】
警備用センタ装置22は、受信ジャーナルを警備端末10から受信するための受信手段と、各種の情報の入力を行う入力手段と、各種の情報を記憶する記憶手段と、各種の情報を制御しつつ表示する表示制御手段とを備えている。具体的には、警備用センタ装置22は、例えば、コンピュータ端末であり、表示制御手段としては、中央演算装置とモニタとであってもよい。警備用センタ装置22は、1つのシステムとしての機能として、受信手段と入力手段と記憶手段と表示制御手段とを備えるものであれば、その形態によって制限されるものではない。
【0023】
尚、警備用センタ装置22の各手段は、より具体的には、記憶手段は、受信ジャーナル及び受信ジャーナルに関係する情報を記憶するための機能を有し、入力手段は、受信ジャーナルに関係する情報を入力する機能を有し、表示制御手段は、記憶手段に記憶された受信ジャーナル及び受信ジャーナルに関係する情報を表示する機能を有している。そして、ここで、受信ジャーナルに関係する情報とは、その個々の受信ジャーナルについての誤報に関係する誤報関係情報である。誤報関係情報の詳細については、後述する。以下、上述のように構成された警備システム1、特に警備用センタ装置22の動作・操作について具体的な例で説明する。
【実施例1】
【0024】
本実施例1で説明する例(
図2の例1)は、誤報関係情報34が、受信ジャーナル32が誤報であった場合の誤報の原因である誤報原因情報36である場合である。
【0025】
警備用センタ装置22は、受信ジャーナルを警備端末10から受信すると、受信した受信ジャーナル32を記憶手段に記憶すると共に、表示制御手段により、受信した受信ジャーナル32を表示する。具体的には、
図2の受信ジャーナル等情報30の受信ジャーナル32の部分で、例1では、警備対象施設0001から2017年12月05日05時23分に、1階入口での異常が発生したことを受信し、記憶手段に記憶すると共に表示制御手段で、表示する。
【0026】
ここで、例1の受信ジャーナルが発生した場合、管制員は警備先が解除状態であれば警備対象施設0001に電話をして状況の確認を実施する。また、警備先が警戒状態であれば警備員を現地に赴かせて現場の状況の確認を実施する。そして、警備対象施設0001への電話確認又は警備員の現地での確認で得た状況についての情報(ここでは誤報の原因であり、誤報関係情報34が、受信ジャーナル32が誤報であった場合の誤報の原因である誤報原因情報36)を、入力手段で、
図2の例1の誤報原因情報36として、例えば、「朝刊投入時に誤報が発生」といったように入力する。この入力された誤報原因情報36は、該当する受信ジャーナル32と共に記憶手段に記憶される。そして、記憶手段に記憶された例1の受信ジャーナル32及び例1の誤報原因情報36が、表示可能となる。
【0027】
このように、過去の受信ジャーナル32を記憶していくと共に、過去の受信ジャーナル32が誤報であった場合には、誤報原因情報36を随時入力し記憶手段に記憶していくようにする。
【0028】
そして、新たな受信ジャーナル32を受信した場合、表示制御手段が、受信ジャーナル32が発せられたのと同一の警備端末10に係る記憶手段内の過去の受信ジャーナル32を検索するようにする。過去の受信ジャーナル32に係る誤報原因情報36が記憶手段内にある場合、過去の受信ジャーナル32及び過去の受信ジャーナルに係る誤報原因情報36とを、表示制御手段が新たな受信ジャーナル32と共に表示するようにする。
【0029】
例えば、
図2の例1のように、警備対象施設0001で、過去の受信ジャーナル32が存在し、且つ誤報原因情報36が記憶されている場合には、
図2の例1に示すように、過去の受信ジャーナル32と誤報原因情報36とが、表示制御手段により表示される。管制員は、同一の警備対象施設8の過去の受信ジャーナル32及び誤報原因情報36を判断材料として、新たな受信ジャーナル32への対処を行うことが可能となる。
【実施例2】
【0030】
本実施例2で説明する例(
図2の例2及び例3)は、誤報関係情報34が、受信ジャーナル32が、警備端末10が設置された警備対象施設8側から告知された、警備端末10の警戒の開始又は解除の予定時間の告知情報38である場合である。
【0031】
警備用センタ装置22は、警備の解除の受信ジャーナルを警備端末10から受信すると、受信した受信ジャーナル32を記憶手段に記憶すると共に、表示制御手段により、受信した受信ジャーナル32を表示する。具体的には、
図2の受信ジャーナル等情報30の受信ジャーナル32の部分で、例2では、警備対象施設0002から2017年12月06日07時18分に、警備が解除されたことを受信し、記憶手段に記憶すると共に表示制御手段で、表示する。
【0032】
この例2の警備対象施設0002から、警備センタ20へ前もって(例えば夕方の16時ごろに)「今夜は深夜0時まで残業します。」と連絡があった場合、警備対象施設0002の例2の警備の解除の受信ジャーナル32の告知情報38として、入力手段で「深夜20時まで残業と連絡あり」と入力し、記憶手段に記憶させる。これにより、記憶手段に記憶された例2の受信ジャーナル32及び例2の告知情報38が、表示可能となる。
【0033】
そして、管制員は、警備対象施設0002が、通常の警備の警戒開始になるような時間になっても警戒開始にならない場合等に、
図2の例2の告知情報38を確認することで、警備対象施設0002の要望に沿った警備が可能となり、また、管制員も不必要な連絡を警備対象施設0002にとったり、警備員を不必要に派遣することがなくなる。尚、表示制御手段で表示される告知情報38は、その内容をすべて表示する必要の無い場合には、単に告知情報38が存在することだけを表示するようにしてもよい。
【0034】
尚、実際の運用では、例3に示すように、告知されたように、警備対象施設0002から2017年12月07日00時05分に警戒開始の受信ジャーナル32を受信し、表示されると、管制員は告知されたような状況であることを確認でき、警備対象施設0002の異常がないことを確認できる。
【0035】
また、例2で入力する告知情報38に表示期間を設ければ(例えば3日間)、入力から3日間は該当警備対象施設8に対しての解除状態検出情報を示す受信ジャーナル32へ「連絡あり」と告知情報38を表示することができる。
【0036】
以上のように構成された警備用センタ装置22によれば、誤報自体を抑えるのではなく、過去の誤報や予め告知された情報に基づき管制員が誤報か否かを判断しやすくすることにより、警備の精度向上と効率化が可能になる。
【0037】
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
以上のように、本発明によれば、過去の誤報や予め告知された情報に基づき管制員が誤報か否かを判断しやすくすることにより、警備の精度向上と効率化が可能になる警備用センタ装置及び警備用センタ装置の制御方法を提供することができる。
【符号の説明】
【0039】
1・・・・警備システム
5・・・・電気通信回線
8・・・・警備対象施設
10・・・警備端末
20・・・警備センタ
22・・・警備用センタ装置
30・・・受信ジャーナル等情報
32・・・受信ジャーナル
34・・・誤報関係情報
36・・・誤報原因情報
38・・・告知情報