(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態に係る無線通信システムはLTE及び5Gに準拠した方式のシステムを想定しているが、本発明はLTE及び5Gに限定されるわけではなく、他の方式にも適用可能である。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「LTE」は、3GPPのリリース8、又は9に対応する通信方式のみならず、3GPPのリリース10、11、12、13、又はリリース14以降に対応する第5世代の通信方式も含む広い意味で使用する。
【0012】
以下の説明において、1つのアンテナポートは、ビームフォーミングで形成される任意の1つのビームに対応する場合がある。その意味で、ビームはアンテナポートと呼ばれてもよい。
【0013】
<MassiveMIMO基地局の構成について>
ここで、
図1A、
図1Bを用いて、5Gで検討されているMassiveMIMO対応の基地局の構成について説明する。
【0014】
一般的に、MassiveMIMO基地局は、送信アンテナ素子数と同じ数のDAC(Digital Analog Converter)及びアップコンバーターを備えると共に、ベースバンド信号処理におけるIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)及びCP(Cyclic Prefix)の挿入を送信アンテナ素子の数だけ行う。このようなMassiveMIMO基地局は、フルデジタル型のMassiveMIMO基地局(
図1A)と呼ばれる。
【0015】
フルデジタル型のMassiveMIMO基地局は、無線回路数が膨大になることから高コストである。そこで、ビームフォーミング(BF:Beam Forming)処理のみをRF(Radio Frequency)回路内の可変移相器で実現し、BF処理を全サブキャリアで共通化するように無線回路を構成する、ハイブリッド型のMassiveMIMO基地局(
図1B)が検討されている。ハイブリッド型のMassiveMIMO基地局ではBF処理をアナログ回路で行うため、DAC及びアップコンバーターを同時に送信するビーム数分だけ用意すればよく、デジタル回路によるベースバンド信号処理においてもIFFT及びCPの挿入をビーム数分だけ行うようにすればよい。そのため、ハイブリッド型のMassiveMIMO基地局は、フルデジタル型のMassiveMIMO基地局よりもコストを低減することが可能である。
【0016】
また、更に簡易なMassiveMIMO基地局として、アナログ回路によるアナログBFのみを用いるアナログ型のMassiveMIMO基地局も検討されている。アナログ型のMassiveMIMO基地局は、デジタルプリコーディング処理が不要であるため、ベースバンド処理を行う回路を簡略化できるというメリットがあるが、ある時刻では1つのビームしか形成することができない。
【0017】
<5Gで検討されている無線フレーム構成>
次に、5Gで検討されている無線フレーム構成について説明する。5Gでも、LTEと同様に、時間軸を所定の時間区間(サブフレーム)で区切った無線フレーム構成が用いられる想定である。5Gでは、ダイナミックTDDをサポートし、サブフレームの用途(DL用、UL用など)を様々に変更可能なフレキシブルサブフレーム(Flexible subframe)を導入することが検討されている。
【0018】
図2は、5Gで検討されている無線フレーム構成の一例を示す図である。
図2に示すように、フレキシブルサブフレームは、サブフレームの先頭にマッピングされるDL制御チャネル(DL Control)に、サブフレームの用途(DLデータ/ULデータ/参照信号/D2Dデータなど)を示す情報を含めることで、サブフレームの用途を様々に切替えることができる。フレキシブルサブフレームは、主に、特定のユーザ装置UE向けの信号又はデータ信号を送受信する(ユニキャスト/マルチキャスト)ために用いられる想定で検討されている。
【0019】
また、同期信号及び報知情報など、主に、ユーザ装置UEが初期接続などのために共通に受信すべき信号を送信する(ブロードキャスト)ための周期的なサブフレームとして、予め定められた所定の周期で固定サブフレーム(Fixed DL subframe)を設定することが検討されている。固定サブフレームは、フレキシブルサブフレームよりも比較的長い周期で設定される想定で検討されている。
【0020】
<5Gで検討されている無線パラメータについて>
続いて、5Gで検討されている無線パラメータについて説明する。5Gでは、10Gbps以上の伝送レートを実現するため、数百MHzから1GHz以上の広帯域化に加えて、高い周波数がサポートされる予定である。そこで、
図3に示すように、サブキャリア間隔及びシンボル長といった無線パラメータを様々に変更可能にすることが検討されている。
図3の右側の例は、
図3の左側の例よりも高い周波数のキャリアに適用されることが想定されており、サブキャリア間隔を広げることで位相雑音への耐性を高め、代わりにOFDMシンボル長を短くすることができる。
【0021】
<システム構成、概要>
図4は、実施の形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。
図4に示すように、実施の形態に係る無線通信システムは、基地局1とユーザ装置UEとを有する。
図4には、基地局1とユーザ装置UEが1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数あってもよい。
【0022】
ユーザ装置UEは、基地局1と通信する機能を有しており、基地局1から送信される参照信号(以下、「RS(Reference Signal)と記載する)を用いて、DLの受信品質及び/又はチャネル情報を測定して基地局1に報告する機能を有する。
【0023】
基地局1は、MassiveMIMOをサポートし、ビームフォーミングを行うことでユーザ装置UEと通信する機能を有する。また、基地局1は、ユーザ装置UEから報告された受信品質及び/又はチャネル情報に基づいて、通信に用いる適切なビームを選択する機能を有する。基地局1は、前述のフルデジタル型のMassiveMIMO基地局であってもよいし、ハイブリッド型のMassiveMIMO基地局であってもよいし、アナログ型のMassiveMIMO基地局であってもよい。なお、本実施の形態に係る基地局1は、必ずしもMassiveMIMOをサポートしている必要はない。本実施の形態は、MassiveMIMOをサポートしない基地局であってもよい。
【0024】
基地局1及びユーザ装置UEは、LTE及び5GのNewRATの両方をサポートしていてもよいし、5GのNewRATのみをサポートしていてもよい。
【0025】
基地局1及びユーザ装置UEは、
図2で説明した無線フレーム構成をサポートしており、基地局1及びユーザ装置UEは、フレキシブルサブフレーム及び固定サブフレームを用いて通信を行うことが可能である。また、基地局1及びユーザ装置UEは、
図3を用いて説明した様々な無線パラメータをサポートすることが可能である。
【0026】
<処理手順>
続いて、本実施の形態に係る基地局1及びユーザ装置UEが行う処理手順について説明する。
【0027】
図5は、実施の形態に係る無線通信システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。本実施の形態では、RSとして、第一のRSと第二のRSを用いる。第一のRSと第二のRSは、それぞれ異なる系列を用いて生成されてもよいし、同一の系列を用いて生成されてもよい。
【0028】
まず、基地局1は、固定サブフレームで第一のRSを送信する(S11)。具体的には後述するが、第一のRSは、異なるアンテナポートに対応づけられるRSの各々が時間多重(TDM)されて送信されるRS群である。なお、以下の説明において、当該RS群に含まれるRSの各々についても、「第一のRS」と呼ぶことがある。
【0029】
ユーザ装置UEは、固定サブフレームで受信した第一のRSを用いてDLの受信品質及び/又はチャネル状態を測定して基地局1に報告する(S12)。より具体的には、ユーザ装置UEは、各アンテナポートに対応づけられる第一のRSごとにDLの受信品質及び/又はチャネル状態を測定して基地局1に報告する。なお、ユーザ装置UEは、標準規定により、基地局1からの明示的な通知により、又は暗示的方法により、第一のRSがマッピングされる無線リソースの位置(第一のRSのマッピングパターン)及び第一のRSの系列等を把握している前提である。
【0030】
続いて、基地局1は、ユーザ装置UEから報告された、各アンテナポートに対応づけられる第一のRSごとの受信品質及び/又はチャネル状態に基づいて、ユーザ装置UEに送信すべき第二のRSを選択し、選択した第二のRSを、フレキシブルサブフレームで送信する(S13)。具体的には後述するが、第二のRSは、第一のRSに対応づけられるアンテナポートとは異なるアンテナポートに対応づけられるRS群である。なお、以下の説明において、当該RS群に含まれるRSの各々についても、「第二のRS」と呼ぶことがある。第二のRSは、第一のRSとは異なり、周波数多重(FDM)、符号多重(CDM)又は時間多重(TDM)を用いて様々に多重されて送信される。
【0031】
続いて、ユーザ装置UEは、フレキシブルサブフレームで受信した第二のRSを用いてDLの受信品質及び/又はチャネル状態を測定して基地局1に報告する(S14)。より具体的には、ユーザ装置UEは、各アンテナポートに対応づけられる第二のRSごとにDLの受信品質及び/又はチャネル状態を測定して基地局1に報告する。なお、ユーザ装置UEは、標準規定により、基地局1からの明示的な通知により、又は暗示的方法により、第二のRSがマッピングされる無線リソースの位置(第二のRSのマッピングパターン)及び第二のRSの系列等を予め把握している前提である。
【0032】
続いて、基地局1は、ユーザ装置UEから報告された、各アンテナポートに対応づけられる第二のRSごとの受信品質及び/又はチャネル状態に基づいて、ユーザ装置UEとの通信に用いるのに適切なビームを選択し、選択したビームを用いてユーザ装置UEと通信を行う。
【0033】
<第一のRSについて>
(第一のRSのマッピングパターン例について)
続いて、各アンテナポートに対応する第一のRSがマッピングされる無線リソースの位置を示す、第一のRSのマッピングパターンについて具体的に説明する。前述のように、第一のRSは固定サブフレームで送信される。つまり、第一のRSは、セル内の全ユーザ装置UEに対して共通に送信(ブロードキャスト)される。
【0034】
図6は、第一のRSのマッピング例を示す図である。
図6に示す1つのグリッド(
図7〜
図9も同様)は、1つのサブキャリア及び1つのシンボルで構成される無線リソース(LTEのリソースエレメントに相当)を意図しているが、必ずしもこれに限られない。
図6に示す1つのグリッドの時間軸は複数のシンボルであってもよいし1つのサブフレームであってもよい。なお、1つのグリッドの時間軸がサブフレームである場合、第一のRSは複数のサブフレームで連続して送信されることになるため、固定サブフレームも同様に複数のサブフレームで連続することになる。また、
図6に示す1つのグリッドの周波数軸は複数のサブキャリアであってもよいし1又は複数のRB(リソースブロック)であってもよいし、他の単位であってもよい。
【0035】
第一のRSは、各アンテナポート(
図6の例ではアンテナポート#1〜#8)に対応するRSが時間多重(TDM)されて送信される。つまり、基地局1は、時間の経過に応じて、アンテナポートを順に切替えながら第一のRSを送信する。これは、基地局1が、アナログビームフォーミングで送信するビーム方向(位相)を時間の経過に応じて順に切替えながら、各ビームに対応する第一のRSを送信することを想定しているためである。なお、ハイブリッド型のMassiveMIMO基地局及びフルデジタル型のMassiveMIMO基地局の場合、ある時刻で複数のビームを生成することができる。従って、第一のRSは、アンテナポート毎に完全に時間多重されて送信される場合に限られず、ある時刻で複数のアンテナポートに対応するRSが周波数多重されてもよい。なお、各ユーザ装置UEは、ビームフォーミングの形態がいずれの構成であるかを認識する必要はない。
【0036】
図6(a)の例では、同一のアンテナポートに対応するRSが同期信号の上下のリソースに周波数多重されてマッピングされる例を示しており、
図6(b)の例では、同一のアンテナポートに対応するRSが同期信号の上下のリソースに、同期信号とは所定の周波数ずれた位置に周波数多重されてマッピングされる例を示している。なお、同期信号は、LTEと同様、システム帯域幅の中心で送信されることを想定しているが、必ずしもこれに限られない。本実施の形態は、同期信号がシステム帯域幅の中心からずれた位置で送信される場合にも適用できる。なお、同一の時刻において、同期信号が送信されるアンテナポートと第一のRSが送信されるアンテナポートは同一であってもよい。例えば、アンテナポート#1で第一のRSが送信される時刻で送信される同期信号は、アンテナポート#1から送信される同期信号であってもよい。
【0037】
ある時刻において、第一のRSのマッピングパターンは、送信周期毎に変化する(シフトする)ようにしてもよい。例えば、各送信周期において第一のRSのマッピングされる順序を、送信周期毎に変化する(シフトする)所定のインデックス値から算出可能にすることで実現することができる。所定のインデックス値は、例えば、サブフレーム番号及び/又はSFN(System Frame Number)であってもよい。
【0038】
また、ある時刻において、第一のRSのマッピングパターンは、セル間で同一になるようにしてもよいし異なるようにしてもよい。第一のRSのマッピングパターンがセル間で異なる場合の例を
図7に示す。
図7(a)はセル#1におけるマッピング例を示しており、
図7(b)は、セル#2におけるマッピング例を示している。ある時刻において、第一のRSのマッピングパターンがセル間で異なるようにする場合、例えば、各送信周期において第一のRSがマッピングされる無線リソースの位置を、送信周期毎に変化する(シフトする)所定のインデックス値及びセルIDから算出可能にすることで実現することができる。
【0039】
また、
図8に示すように、第一のRSがマッピングされないリソースはブランク(つまり、無線信号が送信されないリソース)としてもよい。この場合、基地局1は、ブランクのリソースを設けることで余った送信電力を第一のRSの送信に用いることで、第一のRSの送信電力をブーストするようにしてもよい。また、ユーザ装置UEは、ブランクのリソースでは干渉波の推定を行うようにしてもよい。ブランクのリソースをセル間で異なる位置に設定しておくことで、ユーザ装置UEは、ブランクのセルでは他セルからの干渉波を測定することが可能になる。
【0040】
第一のRSは、同期信号の役割も兼ねるようにしてもよい。この場合の第一のRSのマッピング例を
図9に示す。この場合、第一のRSをシステム帯域幅の中心にマッピングすることが可能になると共に、主に基地局1側で同期信号と第一のRSの両方を送信する必要がなくなるため、基地局1側の処理のオーバーヘッドを削減することができる。
【0041】
(第一のRSの送信周期について)
第一のRSの送信周期は、標準仕様で規定されていてもよいし、報知情報又はユーザ装置UE個別のシグナリングメッセージ(例えばRRCメッセージ)を用いて基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。また、MACシグナリング又はPHY(物理レイヤ)シグナリングで基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。
【0042】
基地局1は、固定サブフレームの全部ではなく一部のみで第一のRSを送信することで第一のRSの送信周期を変更するようにしてもよいし、固定サブフレームの送信間隔を変更することで、第一のRSの送信周期を変更するようにしてもよい。
【0043】
第一のRSの送信周期は、キャリア周波数、サブキャリア間隔、及び/又は、キャリアで想定しているユーザ装置UEの平均移動速度などに応じて設定されるようにしてもよい。
図10は、キャリア周波数が30GHzであるキャリアと、キャリア周波数が6GHzであるキャリアで、異なる送信周期が設定される場合の例を示している。この場合、ユーザ装置UEは、基地局1からの通知(設定)により第一のRSの送信周期を認識するようにしてもよいし、システム帯域幅又はキャリア周波数等に基づいて暗示的に認識するようにしてもよい。
【0044】
また、基地局1は、第一のRSの送信周期を、例えばある期間では10ms、次の期間では5ms周期というように、送信周期をダイナミックに変更するようにしてもよいし、所定のトリガを契機に準静的に変更するようにしてもよい。この場合、基地局1は、どの期間ではどの送信周期が適用されるのかを予めユーザ装置UEに通知しておくようにしてもよいし、変更後の送信周期を、報知情報又はユーザ装置UE個別のシグナリングメッセージ(例えばRRCメッセージ)を用いてユーザ装置UEに設定するようにしてもよい。
【0045】
また、
図11に示すように、第一のRSの送信周期として予め複数の周期パターンを規定しておき、基地局1は、いずれかの周期パターンで第一のRSを送信するようにしてもよい。この場合、どの周期パターンで第一のRSが送信されているのかをユーザ装置UE側でブラインド検出できるようにするため、例えば、第一のRSは、複数の周期パターンの各々で異なる系列を用いて送信されるようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、第一のRSの系列を特定することで、どの周期パターンで第一のRSが送信されているのかをブラインド検出することができる。
【0046】
(第一のRSのマッピングパターンの設定について)
第一のRSのマッピングパターンは、標準仕様で規定されていてもよいし、報知情報又はユーザ装置UE個別のシグナリングメッセージ(例えばRRCメッセージ)を用いて基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。また、MACシグナリング又はPHY(物理レイヤ)シグナリングで基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。第一のRSの系列についても、標準仕様で規定されていてもよいし、報知情報又はユーザ装置UE個別のシグナリングメッセージ(例えばRRCメッセージ)を用いて基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。また、MACシグナリング又はPHY(物理レイヤ)シグナリングで基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。
【0047】
マッピングパターンは、キャリア周波数、サブキャリア間隔、及び/又は、キャリアで想定しているユーザ装置UEの平均移動速度などに応じて異なるマッピングパターンが設定されるようにしてもよい。
【0048】
また、基地局1は、マッピングパターンを、例えばある期間ではマッピングパターンA、次の期間ではマッピングパターンBというように、マッピングパターンをダイナミックに変更するようにしてもよいし、所定のトリガを契機に準静的に変更するようにしてもよい。この場合、基地局1は、どの期間ではどのマッピングパターンが適用されるのかを予めユーザ装置UEに通知しておくようにしてもよいし、変更後のマッピングパターンを、報知情報又はユーザ装置UE個別のシグナリングメッセージ(例えばRRCメッセージ)を用いてユーザ装置UEに設定するようにしてもよい。
【0049】
また、第一のRSのマッピングパターンとして予め複数のマッピングパターンを規定しておき、基地局1は、いずれかのマッピングパターンで第一のRSを送信するようにしてもよい。この場合、どのマッピングパターンで第一のRSが送信されているのかをユーザ装置UE側でブラインド検出できるようにするため、例えば、第一のRSは、複数のマッピングパターンの各々で異なる系列を用いて送信されるようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、第一のRSの系列を特定することで、どのマッピングパターンで第一のRSが送信されているのかをブラインド検出することができる。
【0050】
(測定結果の報告について)
図5のステップS12の処理手順において、ユーザ装置UEは、各アンテナポートに対応づけられる第一のRSごとにDLの受信品質及び/又はチャネル状態を測定し、上りリンク制御チャネル(上りリンク制御情報)を用いて基地局1に報告する。ユーザ装置UEは、全てのアンテナポート分の測定結果をまとめて基地局1に報告するようにしてもよいし、測定が完了したアンテナポート毎に適宜報告するようにしてもよい。なお、受信品質は、RSRQ、RSRP、RSSI又はSINRであってもよいし、これらの一部又は全部であってもよい。
【0051】
また、ユーザ装置UEは、全てのアンテナポートに対応する測定結果を全て基地局1に報告するのではなく、一部のアンテナポートに対応する測定結果のみを基地局1に報告するようにしてもよい。この場合、報告対象のアンテナポートは、基地局1から明示的にユーザ装置UEに指示するようにしてもよいし、ユーザ装置UE自身で報告対象のアンテナポートを選択するようにしてもよい。後者の場合、ユーザ装置UEは、受信品質が所定の閾値以上であるアンテナポートに絞って受信品質を報告するようにしてもよい。
【0052】
また、ユーザ装置UEは、所定の時間区間における測定結果の平均値を基地局1に報告するようにしてもよい。例えば、第一のRSが10ms周期で送信されている場合において、所定の時間区間が30msである場合、ユーザ装置UEは、各アンテナポートに対応づけられる第一のRSごとにDLの受信品質及び/又はチャネル状態を3周期に渡って測定し、測定したアンテナポートごとの受信品質及び/又はチャネル状態の平均値を、アンテナポートごとに基地局1に報告する。
【0053】
所定の時間区間の長さは、標準仕様で規定されていてもよいし、報知情報又はユーザ装置UE個別のシグナリングメッセージ(例えばRRCメッセージ)を用いて基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。また、MACシグナリング又はPHY(物理レイヤ)シグナリングで基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。
【0054】
また、所定の時間区間の長さは、キャリア周波数、サブキャリア間隔、キャリアで想定しているユーザ装置UEの平均移動速度などに応じて異なる時間区間の長さが設定されるようにしてもよい。
【0055】
また、所定の時間区間の長さは、例えばある期間では「30ms」、次の期間では「50ms」というようにダイナミックに変更されるようにしてもよいし、所定のトリガを契機に準静的に変更されるようにしてもよい。
【0056】
また、所定の時間区間の長さとして予め複数のパターンを規定しておき、どのパターンで測定結果を平均して報告するのかをユーザ装置UE側でブラインド検出できるようにしてもよい。例えば、第一のRSは、複数のパターンの各々で異なる系列を用いて送信されるようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、第一のRSの系列を特定することで、どのパターンで測定結果を平均して報告するのかをブラインド検出することができる。
【0057】
また、測定結果を平均する所定の時間区間の長さをユーザ装置UEが自ら選択するようにしてもよい。また、ユーザ装置UEが報告対象のアンテナポート/所定の時間区間を自ら選択する場合、固定サブフレームで送信される同期信号を用いて受信品質を測定することで、第一のRSを測定するアンテナポートを予め絞っておくようにしてもよい。なお、この場合、同期信号は各アンテナポートに対応づけられて送信されている必要がある。
【0058】
<第二のRSについて>
(第二のRSのマッピングパターン例について)
続いて、各アンテナポートに対応する第二のRSがマッピングされる無線リソースの位置を示す、第二のRSのマッピングパターンについて具体的に説明する。前述のように、第二のRSはフレキシブルサブフレームで送信される。第二のRSは、各ユーザ装置UEに対して個別に送信(ユニキャスト)されてもよいし、セル内の全ユーザ装置UEに対して共通に送信(ブロードキャスト)されてもよい。
【0059】
図12は、第二のRSのマッピング例を示す図である。第二のRSは、単位領域内で、第一のRSとは異なる各アンテナポート(
図12の例ではアンテナポート#9〜#16)に対応するRSが周波数多重(FDM)、符号多重(CDM)及び/又は時間多重(TDM)されて送信される。なお、単位領域は、周波数方向に1RB及び時間方向に1TTIで囲まれる領域を想定しているが、これに限定されるわけではなく、周波数方向に複数RB、時間方向に複数TTIの場合もあり得る。
図12(a)は、第二のRSが周波数多重される場合、
図12(b)は、第二のRSが周波数多重及び符号多重される場合、
図12(c)は、第二のRSが周波数多重及び時間多重される場合、
図12(d)は、
図12(c)に示す第二のRSが複数時間多重される場合を示している。
【0060】
ある時刻において、第二のRSのマッピングパターンは、送信周期毎に変化する(シフト)するようにしてもよい。例えば、各送信周期において第二のRSのマッピングされる順序を、送信周期毎に変化する(シフトする)所定のインデックス値から算出可能にすることで実現することができる。所定のインデックス値は、例えば、サブフレーム番号及び/又はSFN(System Frame Number)であってもよい。
【0061】
また、ある時刻において、第二のRSのマッピングパターンは、セル間で同一になるようにしてもよいし異なるようにしてもよい。各送信周期において各アンテナポートに対応する第二のRSがマッピングされる順序がセル間で異なる場合の例を
図13に示す。
図13(a)はセル#1におけるマッピング例を示しており、
図13(b)は、セル#2におけるマッピング例を示している。ある時刻において、第二のRSのマッピングパターンがセル間で異なるようにする場合、例えば、各送信周期において第二のRSがマッピングされる無線リソースの位置を、送信周期毎に変化する(シフトする)所定のインデックス値及びセルIDから算出可能にすることで実現することができる。
【0062】
また、第二のRSのマッピングパターンは、セル内で共通であってもよいし、各ユーザ装置UEで異なるようにしてもよい。
図14は、第二のRSのマッピングパターンがセル内で共通である場合を示しており、
図14(a)はユーザ装置UE#1向けの第二のRSのマッピングパターン、
図14(b)はユーザ装置UE#2向けの第二のRSのマッピングパターンを示している。
図15は、第二のRSのマッピングパターンが各ユーザ装置UEで異なる場合を示しており、
図15(a)はユーザ装置UE#1向けの第二のRSのマッピングパターン、
図15(b)はユーザ装置UE#2向けの第二のRSのマッピングパターン、
図15(c)はユーザ装置UE#3向けの第二のRSのマッピングパターンを示している。
【0063】
フレキシブルサブフレームにおいて、第二のRSがマッピングされる単位領域では、第二のRSのみが送信されてもよいし、第二のRSと下りデータチャネルとが多重されていてもよい。第二のRSと下りデータチャネルとが多重される場合、
図16(a)に示すように、当該領域において、データチャネルがマッピングされるシンボルと第二のRSがマッピングされるシンボルとが明確に区別されていてもよいし、
図16(b)に示すように混在していてもよい。第二のRSと下りデータチャネルとが多重される場合、第二のRSは、単位領域内の複数のシンボルのうち後半のシンボル、例えば、少なくとも最後のシンボルに第二のRSがマッピングされるようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEはデータチャネルの復号を第二のRSの測定よりも先に行うことが可能になり、DLの伝送遅延を短縮することが可能になる。
【0064】
ここで、第二のRSがマッピングされる単位領域が下りデータチャネルと多重される場合、下りデータチャネルにマッピングされる復調用RS(DMRS)のリソース位置と、第二のRSがマッピングされるリソース位置とが重複する場合が想定される。そこで、本実施の形態では、そもそも重複が生じないように、復調用RSのリソース位置及び第二のRSのリソース位置が分離されて規定されていてもよいし、重複を許容しつつ重複時は所定の規則によりRSのマッピング方法が変更されるようにしてもよい。なお、重複時の変更規則は予め規定されても良いし、シグナリングで通知しても良い。シグナリングは複数の変更規則をインデックス化し、その値を通知する方法でも良い。
【0065】
図17は、復調用RSのリソース位置及び第二のRSのリソース位置が重複する場合に、第二のRSの位置をシフトさせる場合の例を示している。
図18は、復調用RSのリソース位置及び第二のRSのリソース位置が重複する場合に、復調用RSの位置をシフトさせる場合の例を示している。
図19は、復調用RSのリソース位置及び第二のRSのリソース位置が重複する場合に、第二のRSの送信を優先させ、復調用RSを送信しない(ドロップする)場合の例を示している。なお、復調用RSのリソース位置及び第二のRSのリソース位置が重複する場合に、復調用RSの送信を優先させ、第二のRSを送信しない(ドロップする)ようにしてもよい。また、基地局1は、復調用RS又は第二のRSをドロップする処理を行う場合、パンクチャリングにより行うようにしてもよい。
【0066】
また、
図20に示すように、第二のRSがマッピングされる単位領域の所定のシンボルにおいて、第二のRSがマッピングされないリソースはブランク(つまり、無線信号が送信されないリソース)としてもよい。この場合、基地局1は、ブランクのリソースを設けることで余った送信電力を第二のRSの送信に用いることで、第二のRSの送信電力をブーストするようにしてもよいし、データチャネルを割当てるようにしてもよい。また、ユーザ装置UEは、ブランクのリソースでは干渉波の推定を行うようにしてもよい。ブランクのリソースをセル間で異なる位置に設定しておくことで、ユーザ装置UEは、ブランクのセルでは他セルからの干渉波を測定することが可能になる。
【0067】
(第二のRSの送信周期について)
第二のRSの送信周期は、
図21に示すように、セル内で共通(ブロードキャスト送信)であってもよいし、
図22に示すように、各ユーザ装置UEで異なる(ユニキャスト送信)ようにしてもよい。
【0068】
第二のRSの送信周期は、標準仕様で規定されていてもよいし、報知情報又はユーザ装置UE個別のシグナリングメッセージ(例えばRRCメッセージ)を用いて基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。また、MACシグナリング又はPHY(物理レイヤ)シグナリングで基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。
【0069】
第二のRSの送信周期は、キャリア周波数、サブキャリア間隔、キャリアで想定しているユーザ装置UEの平均移動速度などに応じて設定されるようにしてもよい。
図23は、キャリア周波数が30GHzであるキャリアと、キャリア周波数が6GHzであるキャリアで、異なる送信周期が設定される場合の例を示している。この場合、ユーザ装置UEは、基地局1からの通知(設定)により第二のRSの送信周期を認識するようにしてもよいし、システム帯域幅又はキャリア周波数等に基づいて暗示的に認識するようにしてもよい。暗示的に認識する場合はシグナリングを削減することで周波数利用効率を高めることが可能となる。
【0070】
また、基地局1は、第二のRSの送信周期を、例えばある期間では10ms、次の期間では5ms周期というように、送信周期をダイナミックに変更するようにしてもよいし、所定のトリガを契機に準静的に変更するようにしてもよい。この場合、基地局1は、どの期間ではどの送信周期が適用されるのかを予めユーザ装置UEに通知しておくようにしてもよいし、変更後の送信周期を、報知情報又はユーザ装置UE個別のシグナリングメッセージ(例えばRRCメッセージ)を用いてユーザ装置UEに設定するようにしてもよい。
【0071】
また、
図24に示すように、第二のRSの送信周期として予め複数の周期パターンを規定しておき、基地局1は、いずれかの周期パターンで第二のRSを送信するようにしてもよい。この場合、どの周期パターンで第二のRSが送信されているのかをユーザ装置UE側でブラインド検出できるようにするため、例えば、第二のRSは、複数の周期パターンの各々で異なる系列を用いて送信されるようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、第二のRSの系列を特定することで、どの周期パターンで第二のRSが送信されているのかをブラインド検出することができる。
【0072】
また、基地局1は、第二のRSを、ユーザ装置UEに第二のRSの測定をさせる際に送信するようにしてもよい。この場合、フレキシブルサブフレームで送信する物理レイヤシグナリングを用いて、ユーザ装置UEに、第二のRSの測定をユーザ装置UEに指示するようにしてもよい。つまり、ユーザ装置UEは、
図5のステップS14の処理手順を、物理レイヤシグナリングで指示を受けた場合に行うようにしてもよい。より具体的には、基地局1は、フレキシブルサブフレームで送信する下り制御情報(DL Control Information)の所定のビットに、各アンテナポートに対応する第二のRSのマッピングパターンを特定する情報を設定することで、ユーザ装置UEに対してマッピングパターンを通知するようにしてもよい。また、ユーザ装置UEは、測定結果を所定のタイミングで基地局1に報告するようにしてもよいし、ULグラントにより上りデータチャネルがスケジューリングされた場合に送信するようにしてもよい。
【0073】
(第二のRSのマッピングパターンの設定について)
第二のRSのマッピングパターンは、標準仕様で規定されていてもよいし、報知情報又はユーザ装置UE個別のシグナリングメッセージ(例えばRRCメッセージ)を用いて基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。また、MACシグナリング又はPHY(物理レイヤ)シグナリングで基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。第二のRSの系列についても、標準仕様で規定されていてもよいし、報知情報又はユーザ装置UE個別のシグナリングメッセージ(例えばRRCメッセージ)を用いて基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。また、MACシグナリング又はPHY(物理レイヤ)シグナリングで基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。
【0074】
マッピングパターンは、キャリア周波数、サブキャリア間隔、キャリアで想定しているユーザ装置UEの平均移動速度などに応じて異なるマッピングパターンが設定されるようにしてもよい。これにより様々な条件下においても周波数利用効率の劣化を抑制しつつ所望の測定が可能となる。
【0075】
また、基地局1は、マッピングパターンを、例えばある期間ではマッピングパターンA、次の期間ではマッピングパターンBというように、マッピングパターンをダイナミックに変更するようにしてもよいし、所定のトリガを契機に準静的に変更するようにしてもよい。この場合、基地局1は、どの期間ではどのマッピングパターンが適用されるのかを予めユーザ装置UEに通知しておくようにしてもよいし、変更後のマッピングパターンを、報知情報又はユーザ装置UE個別のシグナリングメッセージ(例えばRRCメッセージ)を用いてユーザ装置UEに設定するようにしてもよい。
【0076】
また、第二のRSのマッピングパターンとして予め複数のマッピングパターンを規定しておき、基地局1は、いずれかのマッピングパターンで第二のRSを送信するようにしてもよい。この場合、どのマッピングパターンで第二のRSが送信されているのかをユーザ装置UE側でブラインド検出できるようにするため、例えば、第二のRSは、複数のマッピングパターンの各々で異なる系列を用いて送信されるようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、第二のRSの系列を特定することで、どのマッピングパターンで第二のRSが送信されているのかをブラインド検出することができる。
【0077】
(測定結果の報告について)
図5のステップS14の処理手順において、ユーザ装置UEは、各アンテナポートに対応づけられる第二のRSごとにDLの受信品質及び/又はチャネル状態を測定し、上りリンク制御チャネル(上りリンク制御情報)を用いて基地局1に報告する。ユーザ装置UEは、全てのアンテナポート分の測定結果をまとめて基地局1に報告するようにしてもよいし、測定が完了したアンテナポート毎に適宜報告するようにしてもよい。なお、受信品質は、RSRQ、RSRP、RSSI又はSINRであってもよいし、これらの一部又は全部であってもよい。
【0078】
また、ユーザ装置UEは、全てのアンテナポートに対応する測定結果を全て基地局1に報告するのではなく、一部のアンテナポートに対応する測定結果のみを基地局1に報告するようにしてもよい。この場合、報告対象のアンテナポートは、基地局1から明示的にユーザ装置UEに指示するようにしてもよいし、ユーザ装置UE自身で報告対象のアンテナポートを選択するようにしてもよい。後者の場合、ユーザ装置UEは、受信品質が所定の閾値以上であるアンテナポートに絞って受信品質を報告するようにしてもよい。
【0079】
また、ユーザ装置UEは、所定の時間区間における測定結果の平均値を基地局1に報告するようにしてもよい。例えば、第二のRSが10ms周期で送信されている場合において、所定の時間区間が30msである場合、ユーザ装置UEは、各アンテナポートに対応づけられる第二のRSごとにDLの受信品質及び/又はチャネル状態を3周期に渡って測定し、測定したアンテナポートごとの受信品質及び/又はチャネル状態の平均値を、アンテナポートごとに基地局1に報告する。
【0080】
所定の時間区間の長さは、標準仕様で規定されていてもよいし、報知情報又はユーザ装置UE個別のシグナリングメッセージ(例えばRRCメッセージ)を用いて基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。また、MACシグナリング又はPHY(物理レイヤ)シグナリングで基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)されるようにしてもよい。
【0081】
また、所定の時間区間の長さは、キャリア周波数、サブキャリア間隔、キャリアで想定しているユーザ装置UEの平均移動速度などに応じて異なる時間区間の長さが設定されるようにしてもよい。
【0082】
また、所定の時間区間の長さは、例えばある期間では「30ms」、次の期間では「50ms」というようにダイナミックに変更されるようにしてもよいし、所定のトリガを契機に準静的に変更されるようにしてもよい。
【0083】
また、所定の時間区間の長さとして予め複数のパターンを規定しておき、どのパターンで測定結果を平均して報告するのかをユーザ装置UE側でブラインド検出できるようにしてもよい。例えば、第二のRSは、複数のパターンの各々で異なる系列を用いて送信されるようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、第二のRSの系列を特定することで、どのパターンで測定結果を平均して報告するのかをブラインド検出することができる。
【0084】
また、所定の時間区間の長さをユーザ装置UEが自ら選択するようにしてもよい。また、ユーザ装置UEが報告対象のアンテナポート/所定の時間区間を自ら選択する場合、固定サブフレームで送信される同期信号を用いて受信品質を測定することで、又は、第一のRSの受信品質の測定結果を用いて、第二のRSを測定するアンテナポートを予め絞っておくようにしてもよい。
【0085】
<補足事項>
以上の説明において、「第一のRSのマッピングパターン」、「第一のRSの送信周期」、「第一のRSの系列」、「第一のRSの測定結果を平均する所定の時間区間の長さ」、「第二のRSのマッピングパターン」、「第二のRSの送信周期」、「第二のRSの系列」、又は、「第二のRSの測定結果を平均する所定の時間区間の長さ」を報知情報、RRCシグナリング、MACシグナリング又はPHYシグナリングで基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)する際、設定値そのものを基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)するようにしてもよいし、設定値のパターン毎に予め対応づけられたインデックス値を基地局1からユーザ装置UEに通知(設定)するようにしてもよい。これによりシグナリング量を削減可能となる。
【0086】
基地局1は、
図6〜
図8を用いて説明した第一のRSのマッピングパターン(つまり、固定サブフレームにおいて同期信号と第一のRSとが送信されるパターン)と、
図9を用いて説明した第一のRSのマッピングパターン(第一のRSが同期信号を兼ねるパターン)とを併用するようにしてもよい。例えば、基地局1は、ある時間帯では
図6〜
図8を用いて説明した第一のRSのマッピングパターンを適用し、その他の時間帯では
図9を用いて説明した第一のRSのマッピングパターンを適用するようにしてもよい。この場合、基地局1は、時間帯ごとに適用される第一のRSのマッピングパターンをユーザ装置UEに設定しておく。
【0087】
ユーザ装置UEは、同期処理(時間同期及び周波数同期)を行う際に、第一のRS又は第二のRSを用いるようにしてもよい。
【0088】
<動作例>
続いて、
図25を用いて、本実施の形態に係る無線通信システムの動作例を説明する。本動作例では、基地局1はハイブリッド型のMassiveMIMO基地局であると仮定する。
【0089】
まず、基地局1は、
図25(a)に示すように、アナログビームフォーミングを用いて、5つのビーム(例えば、アンテナポート#1〜5)に対応づけられる第一のRSを固定サブフレームで送信する。なお、基地局1は、5つのビームを同時に送信するのではなく、時間の経過に応じて順にビームを切り替えながら送信する。
【0090】
続いてユーザ装置UEは、アンテナポート#1〜#5に対応づけられる第一のRSごとに測定結果を基地局1に報告する。続いて、基地局1は、ユーザ装置UEから報告された第一のRSごとの測定結果(例えば受信電力)に基づいて大まかにビームの方向を決定する。ここでは、
図25(a)に示す2つのビームに絞られたと仮定する。続いて、基地局1は、更に詳細なビームの方向を決定するために、決定した大まかなビームの方向の周辺で、アナログビームフォーミングとデジタルビームフォーミングとを併用することで更に細かい粒度の複数のビーム(例えば、アンテナポート#11〜15)に対応づけられる第二のRSをフレキシブルサブフレームで送信する。なお、基地局1は、どのフレキシブルサブフレームで第二のRSを送信するのかを、RRCシグナリング等を用いてユーザ装置UEに予め通知しておく。
【0091】
続いてユーザ装置UEは、アンテナポート#10〜#15に対応づけられる第二のRSごとに測定結果を基地局1に報告する。続いて、基地局1は、ユーザ装置UEから報告された第二のRSごとの測定結果(例えば受信電力)に基づいて最終的なビームの方向を決定する。なお、基地局1は、周期的に第一のRS及び第二のRSごとの測定結果を報告するようにユーザ装置UEに指示してもよい。これにより、ユーザ装置UEが移動した場合であっても、ビームの方向を追従させることができる。
【0092】
<機能構成>
(基地局)
図26は、実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。
図26に示すように、基地局1は、信号送信部101と、信号受信部102と、設定部103と、制御部104とを有する。なお、
図26は、基地局1において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくとも5G(LTEを含む)に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、
図26に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
【0093】
信号送信部101は、基地局1から送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。また、信号送信部101は、第一のRS及び第二のRSを送信する機能を有する。信号受信部102は、ユーザ装置UEから各種の無線信号を受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。
【0094】
設定部103は、ユーザ装置UEが本実施の形態に係る動作を行うために用いる各種情報を、報知情報又はRRCシグナリングを用いてユーザ装置UEに設定する機能を有する。なお、当該各種情報は、例えば、「第一のRSのマッピングパターン」、「第一のRSの送信周期」、「第一のRSの系列」、「第一のRSの測定結果を平均する所定の時間区間の長さ」、「第二のRSのマッピングパターン」、「第二のRSの送信周期」、「第二のRSの系列」、及び/又は、「第二のRSの測定結果を平均する所定の時間区間の長さ」である。
【0095】
制御部104は、ユーザ装置UEから報告される測定結果に基づいてビームの向きを制御する機能を有する。また、制御部104は、第一のRS及び第二RSを送信する周期、第一のRS及び第二RSのマッピングパターンを決定及び変更する機能を有する。
【0096】
(ユーザ装置)
図27は、実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。
図27に示すように、ユーザ装置UEは、信号送信部201と、信号受信部202と、RS構成管理部203と、測定部204と、報告部205とを有する。なお、
図27は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくとも5G(LTEを含む)に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、
図27に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
【0097】
信号送信部201は、ユーザ装置UEから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。信号受信部202は、基地局1から各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。
【0098】
RS構成管理部203は、標準仕様で規定された、又は、報知情報、RRCシグナリング、MACシグナリング若しくはPHYシグナリングで設定された「第一のRSのマッピングパターン」、「第一のRSの送信周期」、「第一のRSの系列」、「第一のRSの測定結果を平均する所定の時間区間の長さ」、「第二のRSのマッピングパターン」、「第二のRSの送信周期」、「第二のRSの系列」、及び、「第二のRSの測定結果を平均する所定の時間区間の長さ」を管理する機能を有する。
【0099】
測定部204は、RS構成管理部203で管理されている「第一のRSのマッピングパターン」、「第一のRSの送信周期」、「第一のRSの系列」、「第二のRSのマッピングパターン」、「第二のRSの送信周期」、及び「第二のRSの系列」に基づいて、第一のRSが送信される無線リソース、及び第二のRSが送信される無線リソースを認識し、受信品質及び/又はチャネル状態を測定する機能を有する。また、測定部204は、第一の測定部2041及び第二の測定部2042を含む。
【0100】
第一の測定部2041は、所定の時間区間で区切られた無線フレームのうち、周期的に設定される時間区間(固定サブフレーム)で送信される第一のRSを用いて受信品質及び/又はチャネル状態を測定する機能を有する。
【0101】
第二の測定部2042は、所定の時間区間で区切られた無線フレームのうち、周期的に設定される時間区間(固定サブフレーム)以外の任意の時間区間(フレキシブルサブフレーム)で送信される第二のRSを用いて受信品質及び/又はチャネル状態を測定する機能を有する。
【0102】
報告部205は、第一のRSを用いて測定された受信品質又はチャネル情報と、前記第二のRSを用いて測定された受信品質又はチャネル情報とを基地局1に報告する機能を有する。
【0103】
<ハードウェア構成>
上記実施の形態の説明に用いたブロック図(
図26及び
図27)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
【0104】
例えば、本発明の一実施の形態における基地局1、ユーザ装置UEは、本発明の測定方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
図28は、実施の形態に係る基地局1及びユーザ装置UEのハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局1及びユーザ装置UEは、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
【0105】
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。基地局1及びユーザ装置UEのハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
【0106】
基地局1及びユーザ装置UEにおける各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
【0107】
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、基地局1の信号送信部101と、信号受信部102と、設定部103と、制御部104と、ユーザ装置UEの信号送信部201と、信号受信部202と、RS構成管理部203と、測定部204と、報告部205とは、プロセッサ1001で実現されてもよい。
【0108】
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、基地局1の信号送信部101と、信号受信部102と、設定部103と、制御部104と、ユーザ装置UEの信号送信部201と、信号受信部202と、RS構成管理部203と、測定部204と、報告部205とは、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
【0109】
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る測定方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
【0110】
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
【0111】
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、基地局1の信号送信部101、及び、信号受信部102、ユーザ装置UEの信号送信部201、及び、信号受信部202は、通信装置1004で実現されてもよい。
【0112】
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
【0113】
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
【0114】
また、基地局1及びユーザ装置UEは、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
【0115】
<まとめ>
以上、実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置であって、所定の時間区間で区切られた無線フレームのうち、周期的に設定される時間区間で送信される第一の参照信号を用いて受信品質又はチャネル情報を測定する第一の測定部と、前記所定の時間区間で区切られた無線フレームのうち、前記周期的に設定される時間区間以外の任意の時間区間で送信される第二の参照信号を用いて受信品質又はチャネル情報を測定する第二の測定部と、前記第一の参照信号を用いて測定された受信品質又はチャネル情報と、前記第二の参照信号を用いて測定された受信品質又はチャネル情報とを前記基地局に報告する報告部と、を有するユーザ装置が提供される。このユーザ装置UEによれば、ユーザ装置が参照信号を測定し、測定結果を基地局にフィードバックすることが可能な技術が提供される。
【0116】
また、前記第一の参照信号は、異なるアンテナポートに対応づけられる参照信号の各々が時間多重されて送信されるようにしてもよい。これにより、基地局1は、時間の経過に応じて、ビームを順に切替えながら第一のRSを送信することができる。
【0117】
また、前記第一の参照信号は、複数の周期パターンのうちいずれかの周期パターンで送信され、前記複数の周期パターンの各々で異なる系列を用いて送信されるようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、第一のRSが送信される周期をブラインド検出することが可能になる。
【0118】
また、前記第二の参照信号は、異なるアンテナポートに対応づけられる参照信号が、周波数多重、符号多重又は時間多重されて送信され、前記第二の参照信号に対応づけられるアンテナポートは、前記第一の参照信号に対応づけられるアンテナポートとは異なるようにしてもよい。これにより、基地局1は、第二のRSを様々な多重方法で送信することができる。
【0119】
また、前記任意の時間区間において前記第二の参照信号が送信される無線リソースは、前記任意の時間区間において前記基地局から送信される下り制御情報で通知されるようにしてもよい。これにより、基地局1は、第二のRSのマッピングパターンを、サブフレーム単位でダイナミックにユーザ装置UEに通知することが可能になる。
【0120】
また、実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置が実行する測定方法であって、所定の時間区間で区切られた無線フレームのうち、周期的に設定される時間区間で送信される第一の参照信号を用いて受信品質又はチャネル情報を測定するステップと、前記所定の時間区間で区切られた無線フレームのうち、前記周期的に設定される時間区間以外の任意の時間区間で送信される第二の参照信号を用いて受信品質又はチャネル情報を測定するステップと、前記第一の参照信号を用いて測定された受信品質又はチャネル情報と、前記第二の参照信号を用いて測定された受信品質又はチャネル情報とを前記基地局に報告するステップと、を有する測定方法が提供される。この測定方法によれば、ユーザ装置が参照信号を測定し、測定結果を基地局にフィードバックすることが可能な技術が提供される。
【0121】
<実施形態の補足>
本実施の形態では、周波数方向の1RBは12サブキャリアであり、1TTIは14シンボルである前提で説明したが、これに限られない。周波数方向の1RBは12サブキャリア以外の数のサブキャリアを単位としてもよいし、14シンボル以外の数のシンボルを単位としてもよい。
【0122】
本実施の形態では第一のRSアンテナポート数、第二のRSのアンテナポート数がそれぞれ8である前提で説明したが、これに限られない。16等の8より多い値でも良いし、4等の8より少ない値でも良い。
【0123】
サブフレームは、時間区間と呼ばれてもよい。固定サブフレームは、同期信号又は報知情報のいずれか一方、若しくはその両方がマッピングされているサブフレームまたは時間区間と呼ばれてもよい。フレキシブルサブフレームは、データ信号がマッピングされているサブフレーム又は時間区間と呼ばれてもよい。ビームはアンテナポートと呼ばれてもよい。
【0124】
デジタルビームは、1又は複数のアンテナポートをまとめたものの総称としてもよい。アナログビームに紐づくRSを第一のRS(第一のRS群)、デジタルビームに紐づくRSを第二のRS(第二のRS群)としてもよい。
【0125】
PDSCHは、下りリンク共有チャネル、又は下りリンクデータチャネルと呼ばれてもよい。DMRSは、データ復調用参照信号と呼ばれてもよい。セルIDは、セル固有インデックスと呼ばれてもよい。RBは、リソースユニット、サブバンド、スケジューリングユニット、周波数ユニットと呼ばれてもよい。TTIは、タイムユニット、又はサブフレームと呼ばれてもよい。
【0126】
PSS/SSSは第一/第二の同期用信号と呼ばれてもよいし、これらを区別せずに同期信号と呼ばれてもよい。UCI(Uplink Control Information)は上りリンク制御情報と呼ばれてもよい。PUSCHは、物理上りリンク共有チャネル、又は上りリンクデータチャネルと呼ばれてもよい。PUCCHは、物理上りリンク制御チャネル、又は上りリンク制御チャネルと呼ばれてもよい。
【0127】
本実施の形態では、1RBは、LTEの例を踏まえて12サブキャリアから構成されている前提で説明したが、これに限られず、5GのNewRATで規定される数のサブキャリアから構成されるRBを含む。また、1TTIは、LTEの例を踏まえて14シンボルから構成されている前提で説明したが、これに限られず、5GのNewRATで規定される数のシンボルから構成されるTTI長を含む。
【0128】
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI、UCI)、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、MACシグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
【0129】
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
【0130】
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
【0131】
本明細書において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局および/または基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS-GW)であってもよい。
【0132】
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
【0133】
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0134】
参照信号は、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
【0135】
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
【0136】
本明細書で使用する「第一の」、「第二の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0137】
「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
【0138】
無線フレームは時間領域において1つまたは複数のフレームで構成されてもよい。時間領域において1つまたは複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つまたは複数のスロットで構成されてもよい。スロットはさらに時間領域において1つまたは複数のシンボル(OFDMシンボル、SC-FDMAシンボル等)で構成されてもよい。
【0139】
無線フレーム、サブフレーム、スロット、およびシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、およびシンボルは、それぞれに対応する別の呼び方であってもよい。例えば、LTEシステムでは、基地局が各移動局に無線リソース(各移動局において使用することが可能な周波数帯域幅及び送信電力等)を割り当てるスケジューリングを行う。
【0140】
スケジューリングの最小時間単位をTTIと呼んでもよい。例えば、1サブフレームをTTIと呼んでもよいし、複数の連続したサブフレームをTTIと呼んでもよいし、1スロットをTTIと呼んでもよい。
【0141】
リソースブロック(RB)は、時間領域および周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域では1つまたは複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。また、リソースブロックの時間領域では、1つまたは複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1サブフレーム、または1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームは、それぞれ1つまたは複数のリソースブロックで構成されてもよい。
上述した無線フレームの構造は例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームに含まれるスロットの数、スロットに含まれるシンボルおよびリソースブロックの数、および、リソースブロックに含まれるサブキャリアの数は様々に変更することができる。
【0142】
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【0143】
判定又は判断は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
【0144】
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。
【0145】
UEは、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
【0146】
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
【0147】
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
【0148】
所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
【0149】
本特許出願は2016年5月12日に出願した日本国特許出願第2016−096571号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2016−096571号の全内容を本願に援用する。