(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記セル共通のCSI-RSリソースのためのプリコーディング重みが、各送信インスタンスにおいて変更され、選択される前記プリコーディング重みは、既定のプリコーディング重みの前記セットを循環することによって選択される、請求項1に記載の方法。
前記CSIフィードバックは、第1のプリコーディング行列インジケータ(PMI)を含み、前記第2のプリコーディング重みは、前記セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連する所定のプリコーディング重みの前記セットからのプリコーディング重みと前記第1のPMIに関連するプリコーディング行列との積を含む、請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0018】
添付の図面に関して以下に記載する発明を実施するための形態は、様々な可能な構成を説明するものであり、本開示の範囲を限定するものではない。むしろ、発明を実施するための形態は、本発明の主題の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。これらの具体的な詳細がすべての場合に必要であるとは限らないこと、および場合によっては、提示を明快にするために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示されることは当業者には明らかであろう。
【0019】
本開示は、一般に、ワイヤレス通信ネットワークとも呼ばれる、2つ以上のワイヤレス通信システムの間の許可された共有アクセスを提供すること、またはそれに参加することに関する。様々な実施形態では、技法および装置は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワーク、LTEネットワーク、GSM(登録商標)ネットワーク、ならびに他の通信ネットワークなどのワイヤレス通信ネットワークに使用され得る。本明細書で説明する「ネットワーク」および「システム」という用語は、互換的に使用され得る。
【0020】
CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、ワイドバンドCDMA(W-CDMA)および低チップレート(LCR)を含む。CDMA2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格を対象とする。
【0021】
TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。3GPPは、GERANとしても示される、GSM EDGE(GSM進化型高速データレート)無線アクセスネットワーク(RAN)のための規格を定義する。GERANは、基地局(たとえば、AterインターフェースおよびAbisインターフェース)と基地局コントローラ(Aインターフェースなど)とを結合するネットワークとともに、GSM(登録商標)/EDGEの無線構成要素である。無線アクセスネットワークは、GSM(登録商標)ネットワークの構成要素を表し、GSM(登録商標)ネットワークを通じて、電話呼およびパケットデータが、公衆交換電話網(PSTN)およびインターネットと、ユーザ端末またはユーザ機器(UE)としても知られる加入者ハンドセットとの間でルーティングされる。モバイルフォン事業者のネットワークは、1つまたは複数のGERANを含むことがあり、そのようなGERANは、UMTS/GSM(登録商標)ネットワークの場合にUTRANと結合されることがある。事業者ネットワークはまた、1つもしくは複数のLTEネットワーク、および/または1つもしくは複数の他のネットワークを含み得る。様々な異なるネットワークタイプは、異なる無線アクセス技術(RAT)および無線アクセスネットワーク(RAN)を使用し得る。
【0022】
OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E-UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、フラッシュOFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRA、E-UTRA、およびGSM(登録商標)は、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。特に、ロングタームエボリューション(LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、GSM(登録商標)、UMTSおよびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織から提供された文書に記載されており、cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格は、知られているか、または開発中である。たとえば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、世界的に適用可能な第3世代(3G)モバイルフォン仕様を定義することを目的とする電気通信協会のグループ間の共同作業である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)モバイルフォン規格を改善することを目的とする3GPPプロジェクトである。3GPPは、次世代のモバイルネットワーク、モバイルシステム、およびモバイルデバイスのための仕様を定義し得る。明快にするために、装置および技法のいくつかの態様について、LTE実装形態に関して、またはLTEを中心として以下で説明する場合があり、以下の説明の部分においてLTE用語が例示的な例として使用される場合があるが、説明はLTE適用例に限定されるものではない。実際には、本開示は、異なる無線アクセス技術または無線エアインターフェースを使用するネットワーク間のワイヤレススペクトルへの共有アクセスに関係する。
【0023】
キャリアグレードWiFiと互換性があり、無認可スペクトルを用いるLTE/LTE-AをWiFiの代替物にすることができる、無認可スペクトルに含まれるLTE/LTE-Aに基づく新しいキャリアタイプも提案されている。LTE/LTE-Aは、無認可スペクトルにおいて動作するとき、LTEの概念を活用することができ、無認可スペクトルにおける効率的な動作を実現し、規制要件を満たすために、ネットワークまたはネットワークデバイスの物理レイヤ(PHY)および媒体アクセス制御(MAC)の態様に何らかの変更を導入することができる。使用される無認可スペクトルは、たとえば、最低で数百メガヘルツ(MHz)から最高で数十ギガヘルツ(GHz)まで及ぶ場合がある。動作中、そのようなLTE/LTE-Aネットワークは、ローディングおよび利用可能性に応じて認可スペクトルまたは無認可スペクトルの任意の組合せを用いて動作することができる。したがって、本明細書で説明するシステム、装置および方法が他の通信システムおよび適用例に適用され得ることは、当業者には明らかであり得る。
【0024】
システム設計は、ビームフォーミングおよび他の機能を容易にするために、ダウンリンクおよびアップリンクのための様々な時間周波数基準信号をサポートすることができる。基準信号は、既知のデータに基づいて生成された信号であり、パイロット、プリアンブル、トレーニング信号、サウンディング信号などと呼ばれることもある。基準信号は、受信機によって、チャネル推定、コヒーレント復調、チャネル品質測定、信号強度測定などの様々な目的で使用され得る。複数のアンテナを使用するMIMOシステムは、一般に、アンテナ間の基準信号の送信の協調を実現するが、LTEシステムは、一般に、複数の基地局またはeNBからの基準信号の送信の協調を実現しない。
【0025】
いくつかの実装形態では、システムは時分割複信(TDD)を利用し得る。TDDの場合、ダウンリンクおよびアップリンクは、同じ周波数スペクトルまたはチャネルを共有し、ダウンリンク送信およびアップリンク送信は、同じ周波数スペクトル上で送られる。したがって、ダウンリンクチャネル応答は、アップリンクチャネル応答と相関し得る。相反性により、アップリンクを介して送られた送信に基づいてダウンリンクチャネルを推定することが可能になり得る。これらのアップリンク送信は、(復調後に基準シンボルとして使用され得る)基準信号またはアップリンク制御チャネルであり得る。アップリンク送信により、複数のアンテナを介した空間選択的チャネルの推定が可能になり得る。
【0026】
LTE実装形態では、直交周波数分割多重(OFDM)は、ダウンリンク(すなわち、基地局、アクセスポイントまたはeNodeB(eNB)からユーザ端末またはUE)に使用される。OFDMの使用は、スペクトルの柔軟性についてのLTE要件を満たし、高いピークレートで極めて広いキャリアのためのコスト効率の高いソリューションを可能にし、定着した技術である。たとえば、OFDMは、IEEE 802.11a/g、802.16、欧州電気通信標準化機構(ETSI)によって標準化された高性能無線LAN-2(HIPERLAN-2、LANはローカルエリアネットワークを表す)、ETSIの合同技術委員会によって発表されたデジタルビデオブロードキャスティング(DVB)、および他の規格などの規格において使用される。
【0027】
(簡潔にするために、本明細書ではリソースブロックまたは「RB」としても示される)時間周波数物理リソースブロックは、OFDMシステムにおいて、トランスポートデータに割り当てられるトランスポートキャリア(たとえば、サブキャリア)または間隔のグループとして定義され得る。RBは、時間および周波数の期間にわたって定義される。リソースブロックは、スロット内の時間および周波数のインデックスによって定義され得る、(簡潔にするために、本明細書ではリソース要素または「RE」としても示される)時間周波数リソース要素からなる。LTE RBおよびREのさらなる詳細は、たとえば、3GPP TS 36.211などの3GPP仕様に記載されている。
【0028】
UMTS LTEは、20MHzから1.4MHzに至るまでのスケーラブルなキャリア帯域幅をサポートする。LTEでは、RBは、サブキャリア帯域幅が15kHzであるときは12個のサブキャリア、またはサブキャリア帯域幅が7.5kHzであるときは24個のサブキャリアとして定義される。例示的な実装形態では、時間領域内には、10msの長さであり、それぞれ1ミリ秒(ms)の10個のサブフレームで構成される、定義された無線フレームがある。あらゆるサブフレームは、各スロットが0.5msである、2つのスロットで構成される。この場合の周波数領域におけるサブキャリア間隔は、15kHzである。(スロットごとに)これらのサブキャリアのうちの12個が一緒にRBを構成し、したがって、この実装形態では、1つのリソースブロックは180kHzである。6つのリソースブロックは1.4MHzのキャリアに適合し、100個のリソースブロックは20MHzのキャリアに適合する。
【0029】
本開示の様々な他の態様および特徴について、以下でさらに説明する。本明細書の教示は多種多様な形態で具現化され得ること、および、本明細書で開示する任意の特定の構造、機能、または両方は代表的なものにすぎず、限定するものではないことは明らかであろう。本明細書の教示に基づいて、当業者は、本明細書で開示する一態様が任意の他の態様とは無関係に実装され得ること、および、これらの態様のうちの2つ以上が様々な方法で組み合わされ得ることを諒解されよう。たとえば、本明細書に記載の任意の数の態様を使用して、装置が実装されてもよく、または方法が実践されてもよい。加えて、本明細書に記載の態様のうちの1つまたは複数に加えて、他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置が実装されてもよく、またはそのような方法が実践されてもよい。たとえば、システム、デバイス、装置の一部として、かつ/またはプロセッサもしくはコンピュータ上で実行するためのコンピュータ可読媒体上に記憶された命令として、方法が実装されてもよい。さらに、一態様は、請求項の少なくとも1つの要素を含み得る。
【0030】
図1は、LTE-Aネットワークであり得る、通信のためのワイヤレスネットワーク100を示す。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかの発展型ノードB(eNB)105と他のネットワークエンティティとを含む。eNBは、UEと通信する局であってよく、基地局、ノードB、アクセスポイントなどと呼ばれることもある。各eNB105は、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供することができる。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される状況に応じて、eNBのこの特定の地理的カバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアにサービスしているeNBサブシステムを指すことができる。
【0031】
eNBは、マクロセル、またはピコセルもしくはフェムトセルなどのスモールセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを提供することができる。マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることができる。ピコセルなどのスモールセルは、一般に、比較的小さい地理的エリアをカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることができる。フェムトセルなどのスモールセルも、一般に、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスも提供することができる。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。
図1に示す例では、eNB105a、105b、および105cは、それぞれ、マクロセル110a、110b、および110cのためのマクロeNBである。eNB105x、105y、および105zは、それぞれ、スモールセル110x、110y、および110zにサービスを提供するピコeNBまたはフェムトeNBを含む場合がある、スモールセルeNBである。eNBは、1つまたは複数(たとえば、2つ、3つ、4つなど)のセルをサポートすることができる。
【0032】
ワイヤレスネットワーク100は、同期動作または非同期動作をサポートしてもよい。同期動作の場合、eNBは、同様のフレームタイミングを有することができ、異なるeNBからの送信は、時間的にほぼ整合し得る。非同期動作の場合、eNBは、異なるフレームタイミングを有することがあり、異なるeNBからの送信は、時間的に整合していないことがある。
【0033】
UE115は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散され、各UEは固定されていても移動式であってもよい。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UEは、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーなどと通信することが可能であり得る。
図1では、稲妻印(たとえば、通信リンク125)は、UEとサービングeNB(サービングeNBは、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でUEにサービスするように指定されたeNBである)との間のワイヤレス送信、あるいはeNB間の所望の送信を示す。ワイヤードバックホール通信134は、eNB間で発生し得るワイヤードバックホール通信を示す。
【0034】
LTE/LTE-Aは、ダウンリンク上で直交周波数分割多重(OFDM)を利用し、アップリンク上でシングルキャリア周波数分割多重(SC-FDM)を利用する。OFDMおよびSC-FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(X個)の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアは、データで変調されてもよい。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域において送られ、SC-FDMでは時間領域において送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(X)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、Xは、1.4、3、5、10、15、または20メガヘルツ(MHz)の対応するシステム帯域幅に対して、それぞれ、72、180、300、600、900、および1200に等しくてもよい。システム帯域幅は、サブバンドに区分される場合もある。たとえば、サブバンドは1.08MHzをカバーすることができ、1.4、3、5、10、15、または20MHzの対応するシステム帯域幅に対して、それぞれ、1、2、4、8または16個のサブバンドが存在し得る。
【0035】
図2は、
図1の基地局/eNBのうちの1つおよびUEのうちの1つであってもよい、基地局/eNB105およびUE115の設計のブロック図を示す。限定された関連付けシナリオの場合、eNB105は
図1のスモールセルeNB105zであってよく、UE115はUE115zであってよく、UE115zは、スモールセルeNB105zにアクセスするために、スモールセルeNB105zに対するアクセス可能UEのリストに含まれるはずである。eNB105はまた、何らかの他のタイプの基地局であり得る。eNB105は、アンテナ234a〜234tを備える場合があり、UE115は、アンテナ252a〜252rを備える場合がある。
【0036】
eNB105において、送信プロセッサ220は、データソース212からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ240から制御情報を受信することができる。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCHなどに関するものであってもよい。データは、PDSCHなどに関するものであってもよい。送信プロセッサ220は、データおよび制御情報を処理(たとえば、符号化およびシンボルマッピング)して、それぞれ、データシンボルおよび制御シンボルを取得することができる。送信プロセッサ220はまた、たとえば、PSS、SSS、およびセル固有基準信号のための基準シンボルを生成することができる。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、該当する場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行することができ、出力シンボルストリームを変調器(MOD)232a〜232tに提供することができる。各変調器232は、(たとえば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを取得することができる。各変調器232は、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得することができる。変調器232a〜232tからのダウンリンク信号は、それぞれ、アンテナ234a〜234tを介して送信される場合がある。
【0037】
UE115において、アンテナ252a〜252rは、eNB105からダウンリンク信号を受信することができ、受信信号を、それぞれ、復調器(DEMOD)254a〜254rに提供することができる。各復調器254は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得することができる。各復調器254は、(たとえば、OFDMなどのために)入力サンプルをさらに処理して、受信シンボルを取得することができる。MIMO検出器256は、すべての復調器254a〜254rから受信シンボルを取得し、該当する場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供することができる。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE115のための復号されたデータをデータシンク260に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ280に提供することができる。
【0038】
アップリンク上で、UE115において、送信プロセッサ264は、データソース262からの(たとえば、PUSCHについての)データを受信および処理し、コントローラ/プロセッサ280からの(たとえば、PUCCHについての)制御情報を受信および処理する場合がある。送信プロセッサ264はまた、基準信号のための基準シンボルを生成することができる。送信プロセッサ264からのシンボルは、該当する場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされ、(たとえばSC-FDMなどのために)変調器254a〜254rによってさらに処理され、eNB105に送信される場合がある。eNB105において、UE115からのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、該当する場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によってさらに処理されて、UE115によって送られた復号されたデータおよび制御情報を取得することができる。プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供することができる。
【0039】
コントローラ/プロセッサ240および280は、それぞれ、eNB105およびUE115における動作を指示することができる。eNB105におけるコントローラ/プロセッサ240ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明する技法のための様々なプロセスを実行するか、またはそれらの実行を指示することができる。また、UE115におけるコントローラ/プロセッサ280ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、
図7、
図9A、
図9B、および
図11に示す機能ブロック、ならびに/または本明細書で説明する技法のための他のプロセスを実行するか、またはそれらの実行を指示することができる。メモリ242および282は、それぞれ、eNB105およびUE115のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ244は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上のデータ送信のためにUEをスケジュールすることができる。
【0040】
多入力多出力(MIMO)技術は一般に、通信がeNBにおいてチャネル状態情報(CSI)フィードバックの使用によって空間次元を利用することを可能にする。eNBは、セル固有CSI基準信号(CSI-RS)をブロードキャストすることができ、セル固有CSI基準信号(CSI-RS)に関してUEは、CSI-RSリソース構成および送信モードなど、RRCを介してeNBによってシグナリングされた構成に基づいてCSIを測定する。CSI-RSは、5、10、20、40、80msなどの周期で周期的に送信される。UEは、同じくeNBによって構成されたCSI報告インスタンスでCSIを報告し得る。CSI報告の一部として、UEは、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、およびランクインジケータ(RI)を生成し報告する。CSIは、PUCCHまたはPUSCHのいずれかを介して報告されてよく、潜在的に異なる粒度で周期的または非周期的に報告され得る。PUCCHを介して報告されるとき、CSIのためのペイロードサイズは制限され得る。
【0041】
システム容量を増大させるために、全次元(FD)-MIMO技術が検討されており、FD-MIMO技術では、eNBは、水平軸と垂直軸の両方を有するアンテナポートを備えた多数のアンテナを有する2次元(2D)アクティブアンテナアレイを使用し、多数のトランシーバユニットを有する。従来のMIMOシステムの場合、ビームフォーミングは通常、3Dマルチパス伝搬であるが、アジマス次元のみを使用して実施されている。だが、FD-MIMOの場合、各トランシーバユニットがそれ自体の独自の振幅および位相の制御を有する。2Dアクティブアンテナアレイとともにそのような能力は、送信信号が従来のマルチアンテナシステムの場合のような水平方向のみではなく、水平方向と垂直方向の両方において同時にステアリングされることを可能にし、eNBからUEへのビーム方向を形成する際の柔軟性の向上がもたらされる。垂直方向における動的なビームステアリングをもたらすことは、干渉回避の大幅な利得につながることが示されている。したがって、FD-MIMO技術は、アジマスビームフォーミングとエレベーションビームフォーミングの両方を利用することができ、MIMOシステム容量および信号品質が大幅に改善することになる。
【0042】
図3は、典型的な2Dアクティブアンテナアレイ30を示すブロック図である。アクティブアンテナアレイ30は、64-送信機、4つの列を含む交差偏波均一平面アンテナアレイ(cross-polarized uniform planar antenna array)であり、各列が8つの交差偏波垂直アンテナ要素を含む。アクティブアンテナアレイは、アンテナ列の数(N)、偏波タイプ(P)、および1つの列における同じ偏波タイプを有する垂直要素の数(M)に従って説明されることが多い。したがって、アクティブアンテナアレイ30は、8つの垂直(M=8)交差偏波垂直アンテナ要素(P=2)を備える4つの列(N=4)を有する。
【0043】
2Dアレイ構造の場合、エレベーションビームフォーミングによって垂直次元を活用するために、基地局においてCSIが必要とされる。CSIは、PMI、RI、およびCQIに関して、ダウンリンクチャネル推定および既定のPMIコードブックに基づいて、移動局によって基地局にフィードバックされ得る。だが、従来のMIMOシステムとは異なり、FD-MIMO対応のeNBは、一般に、大規模アンテナシステムを備えており、そのため、チャネル推定の複雑さおよび過剰なダウンリンクCSI-RSオーバーヘッドとアップリンクCSIフィードバックオーバーヘッドの両方に起因して、UEからの全アレイCSIの収集が極めて困難である。
【0044】
FD-MIMOを有するシステムにおけるCSI報告のために、CSIプロセスが、2つのCSI報告クラス、クラスAのプリコーディングされていないものまたはクラスBのビームフォーミングされたもののいずれかで構成され得る。
図4Aは、プリコーディングされていないCSI-RS401を送信する例示的な基地局400を示すブロック図である。クラスAのプリコーディングされていない報告では、CSIプロセスごとに1つの非ゼロ電力(NZP)CSI-RSリソースが、CSI-RSポートの数が8、12、または16であり得るチャネル測定に使用され得る。このカテゴリーは、異なるCSI-RSポートが同じ広いビーム幅および方向を有することがあり、そのため一般に、セルの広さのカバレージにおいて有用である方式を含む。クラスA報告の干渉測定は、CSIプロセスごとに1つのCSI干渉測定(IM)リソースを含み得る。UEは、ランクインジケータおよびCQIならびにPMIを報告することができ、PMIは、パラメータ(i
11,i
12)に対応する第1のPMIおよびパラメータi
2に対応する1つまたは複数の第2のPMIからなる。
【0045】
基地局400は、UE403および404ならびに構造物40中のUE405および406にサービスする。2D CSI-RSポートは、プリコーディングされていないCSI-RS401およびPDSCH402をUE403〜406に送信する。CSIフィードバックを報告する際に、UE403〜406は、プリコーディングされていないCSI-RSを測定し、CQI、第1のPMI(i
11,i
12)および第2のPMI、i
2(2Dコードブック)、ならびにランクインジケータを基地局400に報告する。
【0046】
図4Bは、CSI-RSリソース408〜410を使用して、ビームフォーミングされたCSI-RSを送信する例示的な基地局407を示すブロック図である。CSI-RSリソース408〜410は、UE411および412を含むUEグループ415、ならびに構造物41中のUE413および414を含むUEグループ416など、異なるUEグループにサービスすることを対象とし得る。UEグループごとに異なるCSI-RSリソースが使用されるので、CSIフィードバックを提供するときに、UE411〜414は、CQI、PMI(1Dコードブック)、ランクインジケータのほか、CSI-RSリソースインジケータ(CRI)をK>1の場合に報告し、CRIは、UEがCSI-RSリソースのうちのどれを測定し、CSI-RSリソースのうちのどれに関するCSIフィードバックを提供しているかを基地局407に対して特定する。
【0047】
クラスBのビームフォーミングされたCSI報告では、各CSIプロセスはK個のNZP CSI-RSリソース/構成に関連付けられてよく、第kのCSI-RSリソースのためのN
k個のポートがあり(Kは≧1であり得る)、N
kは1、2、4、または8であってよく、CSI-RSリソースごとに異なり得る。各CSI-RSリソースはまた、たとえば、アンテナ要素の異なるセットから、またはアンテナ要素の同じセット(ただし、異なるビームフォーミング重みを有する)から仮想化された、異なるCSI-RSポート仮想化を有し得る。このカテゴリーは、少なくとも所与の時間/周波数において、CSI-RSポートが狭いビーム幅を有し、そのため一般に、セルの広さのカバレージにはさほど適切ではなくなる方式を含む。CSI-RSポートリソースの組合せの一部は、異なるビーム方向を有し得る。各NZP CSI-RSリソースに対する1対1のつながりを有する、CSIプロセスごとに複数のCSI-IMも可能である。
【0048】
K>1個のCSI-RSリソースを有するクラスBの強化型MIMO(eMIMO)タイプのビームフォーミングされたCSI-RSの場合、UEは、ワイドバンドCRI(CSI-RSリソースインジケータ)および報告されるCRIによって識別される被選択CSI-RSリソースに関するCQI/PMI/RIを報告する。被選択CSI-RSリソースのアンテナポートの数が4または8である場合、PMIフィードバックは、第1のPMI i
1および1つまたは複数の第2のPMI i
2を含み得る。CSIプロセスに関連するCSI-RSリソースの最大数K
maxは、UE能力に依存する。現在のUE能力は、1...8のK
maxをサポートする。
【0049】
K=1個のCSI-RSリソースを有するクラスBのeMIMOタイプのビームフォーミングされたCSI-RSの場合、CQI/PMI/RIは、クラスBのCSI-RSのために定義された代替コードブックがアクティブ化されるかどうかに基づいて報告される。代替コードブックがアクティブ化される場合、第1のPMI i
1はゼロに固定されてよく、第2のPMI、i
2のみが報告される。関連するW
2コードブックは、ポートペア選択および偏波コフェージングに使用され得る。それ以外は、報告されるPMIは、4個または8個のアンテナポートに対して第1のPMIおよび1つまたは複数の第2のPMIを含み得る。
【0050】
NP CSI-RSとBF CSI-RSとの間ならびに異なるタイプのビームフォーミングされたCSI-RSの間など、異なるCSI-RSタイプの共同利用を対象としたハイブリッドCSI-RS動作が定義されている。ハイブリッドCSI-RSに関するCSI報告は、2段階で実行される。CSI報告の第1の段階では、NP CSI-RSまたはセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSのいずれかに対して測定された長期CSIがeNBに報告される。CSI報告の第2の段階では、UEは、第1の段階のCSI報告に基づいてプリコーディングされた、ビームフォーミングされたCSI-RSを測定し、RI/PMI/CQIを含む短期CSIフィードバックを報告する。ハイブリッドCSI-RSベースのFD-MIMOは、FD-MIMO性能を改善するためにCSI-RSオーバーヘッドおよびUEの複雑さを低減する利益を有する。
【0051】
下のTable 1(表1)は、実装のために提案されているハイブリッドCSI-RSのための可能な組合せを特定するものである。
【0053】
ハイブリッドのクラスBのK>1およびクラスBのK=1の方式は、CRI報告を現行の5msごとではなく長期周期に緩和することによって、既存のクラスBのK>1個のCSI-RS動作を向上させるために使用される。第2の段階のCSI-RSの送信がUEからのCRIフィードバックに基づいて適応され得る、たとえば、すべて送信されるとは限らないので、全CSI-RSオーバーヘッドは、Rel-13のクラスBのK>1と比較して低減され得る。だが、UEは依然として、第1の段階のCSIフィードバックのために複数のCSI-RSリソースを測定するように構成されることになるので、UEの複雑さは低減されないことがあるが、測定の頻度は低くなる。
【0054】
図5は、Rel-13のクラスBのK>1個のCSI-RS動作を伴う送信ストリーム50を示すブロック図である。たとえば、K=3の場合、CSI-RSリソースの3つのセット(NZP CSI-RS 1、NZP CSI-RS 2、NZP CSI-RS 3)が周期Pで、たとえば、5msごとに送信される。UEは、3つのCSI-RSリソースをすべて測定し、5msごとに被選択リソースに関するCRIおよびCSIを測定する。
【0055】
図6は、ハイブリッドのクラスBのK>1個およびK=1個のCSI-RS動作を伴う送信ストリーム60を示すブロック図である。第1の段階のCSI-RS600は、20msごとに送信される3つのリソース(NZP CSI-RS 1、NZP CSI-RS 2、NZP CSI-RS 3)を含み、第2の段階のCSI-RS601は、CRIフィードバックに従って動的に割り当てられ得る。したがって、5msごとではなく20msごとにCRI報告を実行することによって、CSI報告オーバーヘッドが低減される。
【0056】
ハイブリッドのクラスBのCSI-RS動作の場合、CSI処理エンベロープは、第1の段階のCSIフィードバックにおけるCRI報告のためのK>1個のCSI-RSリソースの測定に起因して大きく異なる。CRI報告のために少数のCSI-RSリソースをサポートするUEの場合、eNBは、UEの位置の変化に基づいてリソースプールからCSI-RSリソースのサブセットを動的に構成する。だが、UEは現在、再構成を支援するための情報をサポートしていない。第2の段階のミュートされたCSI-RSリソースがデータ送信に再使用される場合、PDSCHレートマッチングパターンの動的な指示は、組合せをすべてサポートするように作用する。だが、現在の仕様は、最大4つのPDSCHレートマッチング状態に対するサポートを定義している。たとえば、K=4個のCSI-RSリソースの場合、第2の段階のCSI-RS送信のための可能な組合せは、C
40 +C
41+C
42+C
43+C
44=16であってよく、これは、関連するDCIによって、たとえば、2ビットフィールドではなく4ビットフィールドによって動的に示される合計16個の異なるレートマッチングパターンを暗示する。だが、最大4つだけのレートマッチング状態をサポートするレガシーUEの場合、第2の段階のCSI-RS送信と衝突するときにパンクチャリングが生じることになり、これは性能低下につながる。
【0057】
図7は、本開示の一態様を実施するように実行される例示的なブロックを示すブロック図である。例示的なブロックはまた、
図14に示すようなeNB105に関して説明される。
図14は、本開示の一態様に従って構成されたeNB105を示すブロック図である。eNB105は、
図2のeNB105に関して示すような構造、ハードウェア、および構成要素を含む。たとえば、eNB105は、コントローラ/プロセッサ240を含み、コントローラ/プロセッサ240は、eNB105の特徴および機能を提供するeNB105の構成要素を制御するとともに、メモリ242に記憶された論理またはコンピュータ命令を実行するように動作する。eNB105は、コントローラ/プロセッサ240の制御下で、ワイヤレス無線機1400a〜tおよびアンテナ234a〜tを介して信号を送信および受信する。ワイヤレス無線機1400a〜tは、変調器/復調器232a〜t、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、送信プロセッサ220、およびTX MIMOプロセッサ230を含む、eNB105に関して
図2に示すような様々な構成要素およびハードウェアを含む。
【0058】
ブロック700において、eNBは、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを送信し、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、既定のプリコーディング重みのセットを循環することによって重み付けされる。セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、セル内のすべてのUEに共通の送信インスタンスごとの既定のプリコーディング重みのセットのうちの1つを使用してビームフォーミングされ、より長い周期で送信され、セル中のすべてのUEによって共有され得る。たとえば、eNB105は、コントローラ/プロセッサ240の制御下で、メモリ242に記憶されたビームフォーミング重み1402も使用して、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを形成するために、メモリ242中のセル共通のビームフォーミングされたCSI-RS1401を実行する。セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのビームフォーミングは、ビームフォーミング重み1402における、UEには明白な既定の重みのセットで循環され得る。
【0059】
ブロック701において、eNBは、少なくとも1つのUEからCSIフィードバックを受信し、CSIフィードバックは、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに基づく。たとえば、eNB105は、コントローラ/プロセッサ240の制御下で、CSIフィードバックを、処理のためにアンテナ234a〜tおよびワイヤレス無線機1400a〜tを介して受信する。セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに応答して報告するUEの場合、UEは、完全CSIまたは部分CSIを報告し得る。たとえば、完全CSIはRI/PMI/CQIを含み得る一方、部分CSIは少なくともRI(N
k>1の場合)および第1のコードワードのワイドバンドCQI、ならびに随意に第1のPMIを含む。RI(ある場合)、およびワイドバンドCQIは、関連するセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関する品質指示を提供することができ、また、eNB 105がUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのためのビームフォーミング重みを決定するのを支援し得る。別の例として、部分CSIは、第1のコードワードのワイドバンドCQI、第2のコードワードの差分CQI、および随意に第1のPMIを含み得る。さらなる一例では、RIおよび第2のPMIは、部分CSIの場合には報告されない。UEがランク1を選択した場合、第2のコードワードのCQIは、範囲外の値に対応するインデックス0に設定され得る。
【0060】
CSI-RS基準信号受信電力(RSRP)など、新しいCSIが定義され、ビーム選択でeNBを支援するために使用されてよいことに留意されたい。
【0061】
ブロック702において、eNBは、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを少なくとも1つのUEに送信し、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、少なくとも1つのUEからのCSIフィードバックに基づいて構成される。eNB105は、コントローラ/プロセッサ240の制御下で、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに基づくUEから受信されたフィードバックに従って、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを生成するために、メモリ242に記憶されたUE固有のビームフォーミングされたCSI-RS1403を実行する。UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、短い周期で送信され、複数のUEの間でのリソース共有を可能にするために動的にオフおよびオンにされ得る。両方のリソースは、ポートの数、コードブックタイプ、リソース要素(RE)ロケーション、ならびに報告モード、周期およびサブフレームオフセットを含むCSI報告パラメータなど、異なるパラメータセットで構成され得る。UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに応答して、UEは、完全CSI(RI/PMI/CQI)を報告し、その中でPMIは、代替のクラスBのコードブックが構成される場合に第2のPMIのみを含む。
【0062】
図8は、本開示の一態様に従って構成されたeNB105ならびにUE115aおよび115bを示すブロック図である。送信ストリーム800および801は、セル共通およびUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのeNB105とUE115aおよび115bとの間の送信の例示的なセットを示す。NZP CSI-RS#1 802は、eNB105とUE115aおよび115bとの間の送信ストリーム800および801においてP
1で周期的に送信される、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースである。NZP CSI-RS#1 802のためのプリコーディング重みは、半静的プリコーディング重み(B
1、B
2、...B
K)のセットを循環することによって、送信インスタンスごとに変更され得る。NZP CSI-RS#2 803は、eNB105とUE115aおよび115bとの間の送信ストリーム800および801においてP
2で周期的に送信される、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースである。NZP CSI-RS#2 803のためのプリコーディング重み(A
1、A
2、...、A
K)および(C
1、C
2、...、C
K)は、フィードバックに従って適応されており、セル共通のプリコーディング重みB
kと、または以前の重みである、送信ストリーム800におけるNZP CSI-RS#2 803のためのA
k-1もしくは送信ストリーム801におけるNZP CSI-RS#2 803のためのC
k-1とも、同じであることまたは同じでないことがある。
【0063】
送信ストリーム800および801でのeNB105によるUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースの送信は、他の送信ストリームにおける送信に対する干渉を低減するためにミュートされ得る。たとえば、eNB105とUE115aとの間の送信ストリーム800でのプリコーディング重みA
1、A
2、およびA
3とともに示すNZP CSI-RS#2 803は、送信ストリーム801でのNZP CSI-RS#2 803送信がミュートされる間に発生する。
【0064】
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソース、NZP CSI-RS#1 802に関連するUE115aおよび115bによって報告されたCQIは、eNB105によって、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソース、NZP CSI-RS#2 803のためのプリコーディング重みを決定するために使用され得る。UE固有のビームフォーミング重みは、コントローラ/プロセッサ240の制御下で、eNB105による重み適応1404の実行を通じて実施されるような、様々な代替態様に従って選択され得る。重み適応1404の実行環境は、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSのための重み付けを適応させる方法を決定する。
【0065】
図9Aは、本開示の一態様を実施するように実行される例示的なブロックを示すブロック図である。ブロック900において、eNBは、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのための所定数のプリコーディング重みに関連する所定数の受信されたCSI報告を比較する。UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのビームフォーミング重みを適応させるための第1のオプションでは、eNB105は、コントローラ/プロセッサ240の制御下で、K個の異なるプリコーディング重みに関連する最後のK個のCSI報告(たとえば、RI/CQI)を比較する。
【0066】
ブロック901において、eNBは、所定数の受信されたCSI報告のうちで最大のCSI報告を選択する。たとえば、eNB105は、重み適応1404の実行環境を通じて報告された最大のCSI(たとえば、RIおよびCQI)を有するCSI報告を選択する。ブロック902において、eNBは、選択された最大のCSI報告に関連するプリコーディング重みを、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのための第2のプリコーディング重みとして使用する。たとえば、eNB105は、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースをプリコーディングするために、最大のCSIに関連する重みを使用する。そのような場合、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのためのプリコーディング重みは、K個の報告サイクルごとに更新され得る。
【0067】
図9Bは、本開示の一態様を実施するように実行される例示的なブロックを示すブロック図である。ブロック903において、eNBは、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連する最新の受信されたCSI報告を、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連する最新の受信されたCSI報告と比較する。UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのビームフォーミング重み1402を適応させるための第2のオプションでは、アンテナ234a〜tおよびワイヤレス無線機1400a〜tを介してセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関する最新のCSI報告を受信した後、eNB105はCSIを、重み適応1404の実行環境を介してUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースからの最新のCSI報告と比較する。
【0068】
ブロック904において、eNBは、セル共通およびUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSのCSI報告の間の差が所定の範囲内にあるときに、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関する最新の受信されたCSI報告に関連するプリコーディング重みを、第2のプリコーディング重みとして割り当てる。たとえば、セル共通およびUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関するCSI報告が同じレベルにあり、それらの間の差が所定の範囲内にある場合、eNB105は、セル共通のBF CSI-RSに関する最新のCSI報告に関連するビームフォーミング重み1402のプリコーディング重みを使用して、重み適応1404の実行環境を通じてUE固有のビームフォーミング重みを適応させ得る。
【0069】
ブロック905において、eNBは、差が所定の範囲外にあるときに、第2のプリコーディング重みを維持する。たとえば、セル共通およびUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関するCSI報告の間の差が所定の範囲外にあるときに、eNB105は、コントローラ/プロセッサ240の制御下で実行される、重み適応1404の動作を通じて、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに割り当てられた現在のプリコーディング重みを維持する。セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSに関して第1のPMIも報告される場合、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのためのプリコーディング重みは、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSに関連するプリコーディング重みB
kと報告される第1のPMIに関連するプリコーディング行列との積であり得る。
【0070】
図10Aは、本開示の一態様に従って構成されたeNB105を示すブロック図である。eNB105からの送信パターン1000において、セル中に複数のセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースが存在することがあり、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのうちの1つのみが、UEごとにCSI報告のために構成される。各リソースは、同じリソースを使用してTDM送信されるビームの異なるセットに関連付けられることになる。たとえば、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソース#1 1001は、B
1〜B
4でプリコーディングされたビームに関連付けられることがあり、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソース#2 1002は、B
5〜B
8でプリコーディングされたビームに関連付けられることがある。異なるリソースは、UEの異なるグループに得割り当てられることもある異なるカバレージに対応するビームの異なるセットに関連付けられ得る。セルにおけるUEの動きに基づいて、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースの再構成がトリガされ得る。レイヤ1またはRRCシグナリングのいずれかが、ビームセットの再構成をシグナリングするために使用され得る。たとえば、レイヤ1再構成が、複数のCSI-RS構成のうちの1つのトリガされた測定をシグナリングする。
【0071】
図10Bは、本開示の一態様に従って構成されたeNB105を示すブロック図である。eNB105はまた、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連する少数のビームを使用することによってビーム掃引往復時間を低減することもできる第1のCSIフィードバックのための多段階のセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを提供し得る。ルートCSI-RSリソース、eNB105からのセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソース#1は、広いセルカバレージを提供する4つの粗いビームA〜Dに関連付けられ得る。4つの粗いビームA〜Dは、ルートCSI-RSリソース、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソース#1に対してTDM掃引される。粗いビームA〜Dの各々は、関連する粗いビームA〜Dと同じカバレージを有する4つのより細かいビーム、ビーム#2、#3、#4、および#5にさらに分割され得る。したがって、
図10Bに示すより細かいビームが16個ある。4つのより細かいビーム、ビーム#2、#3、#4、および#5の各々は、TDM掃引され、経時的に1つのCSI-RSリソースに割り当てられ得る。したがって、第2のレベルのCSI-RSリソースが4つある。同様に、16個のより細かいビームの各々は、第3のレベルにおいて64個のより細かいビームを作るために(
図10Bに示されていない)4つのより細かいビームにさらに分割され得る。相応して、第3のレベルのCSI-RSリソースが16個あることになる。16個のより細かいビームの各々は、第4のレベル、第5のレベル、第6のレベルなどにおいてより細かいビームにさらに分割され得る。ネットワークは、最初に、粗いビーム追跡のためにUEのためのルートまたは第1のレベルのCSI-RSリソースを構成し、次いで、より細かいビーム追跡のために4つの第2のレベルのCSI-RSリソースのうちの1つを構成し、次いで、さらに細かいビーム追跡のために16個の第3のレベルのCSI-RSリソースのうちの1つを構成し、以下同様であり得る。その結果、最後のUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースが、CSI報告のために構成され得る。
【0072】
ビーム粒度を高めるために、より細かいビーム#2、#3、#4、および#5の各々に対するビームスプリッティングもあり得る。ネットワークは、最初に、UE測定のためにルートCSI-RSリソース、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソース#1を構成し、次いで、CSIフィードバックに基づいて、ビーム#2、#3、#4、および#5のより細かいビーム選択のために第2のレベルのCSI-RSリソースを再構成することができる。ネットワークは、受信されたCSIフィードバックに基づいて、UE固有のビーム選択のために粗いCSI-RSリソースとより細かいCSI-RSリソースとの間で動的に再構成することができる。
【0073】
図11は、本開示の一態様を実施するように実行される例示的なブロックを示すブロック図である。例示的なブロックはまた、
図15に示すようなUE115に関して説明される。
図15は、本開示の一態様に従って構成されたUE115を示すブロック図である。UE115は、
図2のUE115に関して示すような構造、ハードウェア、および構成要素を含む。たとえば、UE115は、コントローラ/プロセッサ280を含み、コントローラ/プロセッサ280は、UE115の特徴および機能を提供するUE115の構成要素を制御するとともに、メモリ282に記憶された論理またはコンピュータ命令を実行するように動作する。UE115は、コントローラ/プロセッサ280の制御下で、ワイヤレス無線機1500a〜tおよびアンテナ252a〜rを介して信号を送信および受信する。ワイヤレス無線機1500a〜tは、変調器/復調器254a〜r、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、およびTX MIMOプロセッサ266を含む、eNB105に関して
図2に示すような様々な構成要素およびハードウェアを含む。
【0074】
ブロック1100において、UEは、サービング基地局からのセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを検出する。たとえば、UE115は、コントローラ/プロセッサ280の制御下で、アンテナ252a〜rおよびワイヤレス無線機1500a〜rを介してセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを検出する。
【0075】
ブロック1101において、UEは、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースの測定に基づく第1のCSI報告を送信する。UE115は、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのCSIを測定するために、メモリ282に記憶され、コントローラ/プロセッサ280によって実行される測定論理1501をトリガする。結果としてのCSI報告は、コントローラ/プロセッサ280の制御下で、CSI報告生成器1502の実行を通じて生成される。UE115は次いで、モバイル無線機1500a〜rおよびアンテナ252a〜rを介してCSI報告を送信する。
【0076】
ブロック1102において、UEは、サービング基地局からUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを受信し、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、第1のCSI報告に基づいて構成される。たとえば、UE115は、コントローラ/プロセッサ280の制御下で、アンテナ252a〜rおよびワイヤレス無線機1500a〜rを介してUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを検出する。UE115は、コントローラ/プロセッサ280の制御下で、メモリ282中の測定論理1501を再び実行する。ブロック1103において、UEは、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースの測定に基づく第2のCSI報告を送信する。コントローラ/プロセッサ280の制御下で、UE115は、モバイル無線機1500a〜rおよびアンテナ252a〜rを介して、CSI報告生成器1502の実行によって生成されたCSI報告を送信する。
【0077】
図12は、本開示の一態様に従って構成されたeNB105およびUE115を示すブロック図である。本開示の様々な態様は、UE115が所与の時間期間にセル共通またはUE固有ビームフォーミングされたCSI-RSリソースのいずれかに対応する1つのCSIを計算するように、CSI計算をさらに緩和するために提供される。たとえば、A-CSIトリガが、以下のルールに従って単一のCSI報告を要求することになる。UE固有とセル共通の両方のビームフォーミングされたCSI-RSリソースが同じサブフレームにおいて送信される場合、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースがA-CSI報告に使用され得る。直近のUE固有およびセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースがK個以下のサブフレームだけ分離されている場合、より前の段階で送信されたものがCSI報告に使用されてよく、そうでない場合は、より後のものが使用される。たとえば、AおよびBが、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースまたはセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのうちの1つであると仮定する。AがBの前に送信される場合で、abs(A-B)≦Kの場合、AがCSI報告に使用され、そうでない場合は、BがCSI報告に使用される。Kは、5msなど、ある時間に固定され得るか、またはKは、たとえば、CQI報告周期に等しく、上位レイヤシグナリングを介して構成され得る。
【0078】
eNB105は、サブフレーム0および5においてUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソース1200を送信する。サブフレーム7において、eNB105は、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソース1201を送信する。UE115は、サブフレームnにおいてCSI-RSリソースを受信した後、サブフレームn+4において、検出されたCSI-RSリソースに関するCSI報告を送り始める。したがって、サブフレーム0におけるUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソース1200の後、UE115は、サブフレーム4においてUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソース1200に基づくCSI報告を送信し始める。UE115は、サブフレーム5における次のUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソース1200に関連する次のCSI報告まで、CSI報告を送信し続ける。サブフレーム7においてセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソース1201を受信した後、UE115は、サブフレーム5における以前のUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソース1200の受信からサブフレーム7の間の時間がK未満であるので、サブフレーム1においてセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソース1201に基づくCSIを送信し始めない。同様に、サブフレーム0における次のUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソース1200の受信において、サブフレーム7と次のフレームのサブフレーム0の時間の間の差は、またしてもK未満である。UE115はその場合、サブフレーム4においてセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソース1201に関連するCSI報告を送信し始める。
【0079】
周期CSI報告の場合、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関して部分CSIが報告され得る。部分CSI報告を実施するための異なるオプションがあり得る。たとえば、第1のオプションでは、部分CSI報告は、RI(最大3ビット)、第1のコードワードのワイドバンドCQI(4ビット)、および第1のPMIのための随意の4ビットを含み得る。代替的に、第2のオプションでは、部分CSIは、第1のコードワードの4ビットのワイドバンドCQI、第2のコードワードの3ビットの差分CQI、および随意の4ビットの第1のPMIを含み得る。部分PMIは、いずれのオプションで実施されるかにかかわらず、11ビットの合計最大ペイロードにより1つのサブフレームにおいて報告されることになる。報告周期は、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関するCQIフィードバックと同じサブフレームオフセットを使用して独自に構成され得る。UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースがアクティブ化される場合、UEは、レガシー動作と同じように、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関するP-CSI報告を送信することができ、周期CSI報告は、報告モード、たとえば、ワイドバンドまたはサブバンド、および代替コードブックのための構成されたパラメータに基づく複数の報告からなることができる。代替コードブックが構成される場合、PUCCHモード1-1に基づいて、第1の報告はRIであり得る一方、第2の報告はワイドバンドCQI/PMIである。PUCCHモード2-1の場合、第1の報告はRIであり得る一方、第2の報告はワイドバンドCQI/PMIであり得、第3の報告はサブバンドCQI/PMIであり得る。代替コードブックが構成されない場合、PUCCHモード1-1は、N
k=4または8に対してサブモード1-1または1-2としてさらに構成され得る。UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースがオフにされる場合、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関する周期CSI報告は報告されない。
【0080】
図13は、本開示の一態様に従って構成されたeNB105およびUE115を示すブロック図である。ハイブリッドのクラスBのK>1およびクラスBのK=1の場合、複数のコードブックサブセット制限(CSR)がeNB105によって構成され得、各々が1つのCSI-RSリソースに関連付けられる。
図15を参照すると、UE115は、CSR1503においてメモリ282にCSRを記憶する。そのようにして、CSI-RSリソースの選択は、セル間干渉を考慮してスペクトル効率に基づく。提案されたハイブリッドのクラスB方式の場合、特定の送信インスタンスにそれぞれ適用される、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのための、UE115のメモリ282中のCSR1503に記憶されたCSR1300などの複数のCSRを構成することも可能であり得る。たとえば、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関して、周期TおよびサブフレームオフセットΔを仮定すると、(10*n
f+floor(n
s/2)-Δ-k*T)mod(K*T)を満たす送信インスタンスに第kのCSRが使用され、ここで、n
fおよびn
sは、無線フレーム番号およびスロット番号であり、Kは構成されたCSRパラメータの数であり、kは0からK-1までの範囲である。UE115は、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関するCSI報告を決定するときに、対応するCSRを使用し得る。図示のように、サブフレーム0 1301では、CSR1300によれば、第1のセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソース送信に対してCSR-1が選択される。次の送信インスタンスにおいては、サブフレーム0 1302において、CSR-2が選択され、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースが送信される。CSR-3およびCSR-4を識別するためにサブフレーム0 1303および1304に対して同様の措置が講じられる。
【0081】
本開示は、プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体などの第1の態様を含み、プログラムコードは、
セル共通のビームフォーミングされたチャネル状態情報(CSI)基準信号(CSI-RS)リソースを送信することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードであって、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、既定のプリコーディング重みのセットを循環することによって重み付けされる、プログラムコードと、
少なくとも1つのユーザ機器(UE)からCSIフィードバックを受信することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードであって、CSIフィードバックは、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに基づく、プログラムコードと、
UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを少なくとも1つのUEに送信することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードであって、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、少なくとも1つのUEからのCSIフィードバックに基づいて構成される、プログラムコードとを含む。
【0082】
第1の態様に基づいて、第2の態様の非一時的コンピュータ可読媒体において、セル共通のCSI-RSリソースのためのプリコーディング重みが、各送信インスタンスにおいて変更され、選択されるプリコーディング重みは、既定のプリコーディング重みのセットを循環することによって選択される。
【0083】
第1の態様に基づいて、第3の態様の非一時的コンピュータ可読媒体において、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連するCSIフィードバックに従って適応された第2のプリコーディング重みを使用して構成される。
【0084】
第1の態様に基づいて、第4の態様の非一時的コンピュータ可読媒体において、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースの構成は、
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのための所定数のプリコーディング重みに関連する所定数の受信されたCSI報告を比較することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードと、
所定数の受信されたCSI報告のうちで最大のCSI報告を選択することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードと、
選択された最大のCSI報告に関連するプリコーディング重みを、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのための第2のプリコーディング重みとして使用することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードとを含む。
【0085】
第1の態様に基づいて、第5の態様の非一時的コンピュータ可読媒体は、
リソースの必要性を有する追加のUEを識別することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードと、
少なくとも1つのUEのためのUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを動的に非アクティブ化することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードと、
追加のUEとの通信のためにUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを再割り当てすることをコンピュータに行わせるためのプログラムコードとをさらに含む。
【0086】
第1の態様に基づいて、第6の態様の非一時的コンピュータ可読媒体において、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースの構成は、
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連する最新の受信されたCSI報告を、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連する最新の受信されたCSI報告と比較することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードと、
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連する最新の受信されたCSI報告とUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連する最新の受信されたCSI報告との間の差が所定の範囲内にあるときに、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関する最新の受信されたCSI報告に関連するプリコーディング重みを、第2のプリコーディング重みとして割り当てることをコンピュータに行わせるためのプログラムコードと、
差が所定の範囲外にあるときに、第2のプリコーディング重みを維持することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードとを含む。
【0087】
第1の態様に基づいて、第7の態様の非一時的コンピュータ可読媒体において、CSIフィードバックは、第1のプリコーディング行列インジケータ(PMI)を含み、第2のプリコーディング重みは、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連する所定のプリコーディング重みのセットからのプリコーディング重みと第1のPMIに関連するプリコーディング行列との積を含む。
【0088】
第1の態様に基づいて、第8の態様の非一時的コンピュータ可読媒体は、
複数のセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを構成することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードであって、複数のセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースの各々は、ビームの異なるセットに関連付けられる、プログラムコードと、
カバレージエリア内の少なくとも1つのUEのロケーションを決定することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードであって、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、選択されるセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連するビームのセットにとって好ましい少なくとも1つのUEのロケーションに従って、複数のセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースから選択される、プログラムコードとをさらに含む。
【0089】
第1の態様に基づいて、第9の態様の非一時的コンピュータ可読媒体は、
少なくとも1つのUEの新しいロケーションを検出することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードと、
新しいロケーションに基づいて、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSのために複数のセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースから新しいリソースを選択することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードと、
CSI報告のためにセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのための新しいリソースを少なくとも1つのUEにシグナリングすることをコンピュータに行わせるためのプログラムコードとをさらに含む。
【0090】
第1から第9の態様の任意の組合せの非一時的コンピュータ可読媒体の第10の態様。
【0091】
本開示は、プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体などの第11の態様を含み、プログラムコードは、
サービング基地局からのセル共通のビームフォーミングされたチャネル状態情報(CSI)基準信号(CSI-RS)リソースを検出することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードと、
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースの測定に基づく第1のCSI報告を送信することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードと、
サービング基地局からユーザ機器(UE)固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを受信することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードであって、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、第1のCSI報告に基づいて構成される、プログラムコードと、
UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースの測定に基づく第2のCSI報告を送信することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードとを含む。
【0092】
第11の態様に基づいて、第12の態様の非一時的コンピュータ可読媒体は、
非周期CSI報告を実行するためのサービング基地局からのトリガ信号を受信することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードと、
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのみに関する非周期CSI報告を送信することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードであって、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースおよびUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSは、同じサブフレームにおいて送信される、プログラムコードと、
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースまたはUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのうちの直近のCSI-RSリソースの第1の受信されたものおよびセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースまたはUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのうちの直近のCSI-RSリソースの第2の受信されたものの受信の間の時間が所定のしきい値以下であるときに、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースまたはUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのうちの直近のCSI-RSリソースの第1の受信されたものに関する非周期CSI報告を送信することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードと、
時間が所定のしきい値を上回るときに、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースまたはUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのうちの直近のCSI-RSリソースの第2の受信されたものに関する非周期CSI報告を送信することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードと
をさらに含む。
【0093】
第11の態様に基づいて、第13の態様の非一時的コンピュータ可読媒体において、第1のCSI報告および第2のCSI報告は周期CSI報告であり、第1のCSI報告は、
ランクインジケータ、第1のコードワードのワイドバンドチャネル品質インジケータ(CQI)、および第1のプリコーディング行列インジケータ(PMI)、ならびに
第1のコードワードのワイドバンド4ビットチャネル品質インジケータ(CQI)、第2のコードワードの差分3ビットCQI、および第1のプリコーディング行列インジケータ(PMI)のうちの1つを含む。
【0094】
第11の態様に基づいて、第14の態様の非一時的コンピュータ可読媒体において、第1のCSI報告は、同じサブフレームにおいて一緒に報告され、第2のCSI報告は、レガシー報告モードに従って報告される。
【0095】
第11の態様に基づいて、第15の態様の非一時的コンピュータ可読媒体は、
サービング基地局から複数のコードブックサブセット制限(CSR)を受信することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードと、
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソース送信インスタンスに関連する複数のCSRのマッピングに基づいて、第1のCSI報告のために複数のCSRからCSRを決定することをコンピュータに行わせるためのプログラムコードとをさらに含む。
【0096】
第11の態様に基づいて、第16の態様の非一時的コンピュータ可読媒体において、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースおよびUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、パラメータの異なるセットを有する単一のCSIプロセスに関連付けられ、パラメータの異なるセットのためのパラメータは、
ポートの数、
コードブックタイプ、
周期、
サブフレームオフセット、
リソース要素ロケーション、および
CSI報告モードのうちの1つまたは複数を含む。
【0097】
第11から第16の態様の任意の組合せの非一時的コンピュータ可読媒体の第17の態様。
【0098】
本開示は、ワイヤレス通信のために構成された装置などの第18の態様を含み、装置は、
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備え、
少なくとも1つのプロセッサは、
セル共通のビームフォーミングされたチャネル状態情報(CSI)基準信号(CSI-RS)リソースを送信することであって、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、既定のプリコーディング重みのセットを循環することによって重み付けされる、送信することと、
少なくとも1つのユーザ機器(UE)からCSIフィードバックを受信することであって、CSIフィードバックは、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに基づく、受信することと、
UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを少なくとも1つのUEに送信することであって、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、少なくとも1つのUEからのCSIフィードバックに基づいて構成される、送信することと
を行うように構成される。
【0099】
第18の態様に基づいて、第19の態様の装置において、セル共通のCSI-RSリソースのためのプリコーディング重みが、各送信インスタンスにおいて変更され、選択されるプリコーディング重みは、既定のプリコーディング重みのセットを循環することによって選択される。
【0100】
第18の態様に基づいて、第20の態様の装置において、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連するCSIフィードバックに従って適応された第2のプリコーディング重みを使用して構成される。
【0101】
第18の態様に基づいて、第21の態様の装置において、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースの構成は、
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのための所定数のプリコーディング重みに関連する所定数の受信されたCSI報告を比較するための構成と、
所定数の受信されたCSI報告のうちで最大のCSI報告を選択するための構成と、
選択された最大のCSI報告に関連するプリコーディング重みを、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのための第2のプリコーディング重みとして使用するための構成とを含む。
【0102】
第18の態様に基づいて、第22の態様の装置は、
リソースの必要性を有する追加のUEを識別することと、
少なくとも1つのUEのためのUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを動的に非アクティブ化することと、
追加のUEとの通信のためにUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを再割り当てするための少なくとも1つのプロセッサの構成をさらに含む。
【0103】
第18の態様に基づいて、第23の態様の装置において、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースの構成は、
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連する最新の受信されたCSI報告を、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連する最新の受信されたCSI報告と比較するための構成と、
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連する最新の受信されたCSI報告とUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連する最新の受信されたCSI報告との間の差が所定の範囲内にあるときに、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関する最新の受信されたCSI報告に関連するプリコーディング重みを、第2のプリコーディング重みとして割り当てるための構成と、
差が所定の範囲外にあるときに、第2のプリコーディング重みを維持するための構成とを含む。
【0104】
第18の態様に基づいて、第24の態様の装置において、CSIフィードバックは、第1のプリコーディング行列インジケータ(PMI)を含み、第2のプリコーディング重みは、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連する所定のプリコーディング重みのセットからのプリコーディング重みと第1のPMIに関連するプリコーディング行列との積を含む。
【0105】
第18の態様に基づいて、第25の態様の装置は、
複数のセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを構成することであって、複数のセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースの各々は、ビームの異なるセットに関連付けられる、構成することと、
カバレージエリア内の少なくとも1つのUEのロケーションを決定することであって、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、選択されるセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースに関連するビームのセットにとって好ましい少なくとも1つのUEのロケーションに従って、複数のセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースから選択される、決定するための少なくとも1つのプロセッサの構成をさらに含む。
【0106】
第18の態様に基づいて、第26の態様の装置は、
少なくとも1つのUEの新しいロケーションを検出することと、
新しいロケーションに基づいて、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSのために複数のセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースから新しいリソースを選択すること、
CSI報告のためにセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのための新しいリソースを少なくとも1つのUEにシグナリングするための少なくとも1つのプロセッサの構成をさらに含む。
【0107】
第18から第26の態様の任意の組合せの装置の第27の態様。
【0108】
本開示は、ワイヤレス通信のために構成された装置などの第28の態様を含み、装置は、
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備え、
少なくとも1つのプロセッサは、
サービング基地局からのセル共通のビームフォーミングされたチャネル状態情報(CSI)基準信号(CSI-RS)リソースを検出することと、
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースの測定に基づく第1のCSI報告を送信することと、
サービング基地局からユーザ機器(UE)固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースを受信することであって、UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、第1のCSI報告に基づいて構成される、受信することと、
UE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースの測定に基づく第2のCSI報告を送信するように構成される。
【0109】
第28の態様に基づいて、第29の態様の装置は、
非周期CSI報告を実行するためのサービング基地局からのトリガ信号を受信することと、
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのみに関する非周期CSI報告を送信することであって、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースおよびUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSは、同じサブフレームにおいて送信される、送信することと、
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースまたはUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのうちの直近のCSI-RSリソースの第1の受信されたものおよびセル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースまたはUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのうちの直近のCSI-RSリソースの第2の受信されたものの受信の間の時間が所定のしきい値以下であるときに、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースまたはUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのうちの直近のCSI-RSリソースの第1の受信されたものに関する非周期CSI報告を送信することと、
時間が所定のしきい値を上回るときに、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースまたはUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースのうちの直近のCSI-RSリソースの第2の受信されたものに関する非周期CSI報告を送信するための少なくとも1つのプロセッサの構成をさらに含む。
【0110】
第28の態様に基づいて、第30の態様の装置において、第1のCSI報告および第2のCSI報告は周期CSI報告であり、第1のCSI報告は、
ランクインジケータ、第1のコードワードのワイドバンドチャネル品質インジケータ(CQI)、および第1のプリコーディング行列インジケータ(PMI)、ならびに
第1のコードワードのワイドバンド4ビットチャネル品質インジケータ(CQI)、第2のコードワードの差分3ビットCQI、および第1のプリコーディング行列インジケータ(PMI)のうちの1つを含む。
【0111】
第28の態様に基づいて、第31の態様の装置において、第1のCSI報告は、同じサブフレームにおいて一緒に報告され、第2のCSI報告は、レガシー報告モードに従って報告される。
【0112】
第28の態様に基づいて、第32の態様の装置は、
サービング基地局から複数のコードブックサブセット制限(CSR)を受信することと、
セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソース送信インスタンスに関連する複数のCSRのマッピングに基づいて、第1のCSI報告のために複数のCSRからCSRを決定するための少なくとも1つのプロセッサの構成をさらに含む。
【0113】
第28の態様に基づいて、第33の態様の装置において、セル共通のビームフォーミングされたCSI-RSリソースおよびUE固有のビームフォーミングされたCSI-RSリソースは、パラメータの異なるセットを有する単一のCSIプロセスに関連付けられ、パラメータの異なるセットのためのパラメータは、
ポートの数、
コードブックタイプ、
周期、
サブフレームオフセット、
リソース要素ロケーション、および
CSI報告モードのうちの1つまたは複数を含む。
【0114】
第28から第33の態様の任意の組合せの装置の第34の態様。
【0115】
情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表されてもよいことを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されてもよい。
【0116】
本明細書で説明する機能ブロックおよびモジュールは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子構成要素、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコードなど、またはそれらの任意の組合せを備え得る。
【0117】
本明細書の開示に関して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者はさらに諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性について明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記で概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約によって決まる。当業者は説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装してもよいが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきでない。当業者はまた、本明細書で説明する構成要素、方法、または相互作用の順序または組合せは例にすぎないこと、および、本開示の様々な態様の構成要素、方法、または相互作用は、本明細書で図示および説明する方法とは異なる方法において組み合わされるか、または実行される場合があることを容易に認識されよう。
【0118】
本明細書の開示に関して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、本明細書で説明する機能を実行するように設計された、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せを用いて、実装または実行される場合がある。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装されてもよい。
【0119】
本明細書の開示に関して説明する方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、またはその2つの組合せにおいて具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野において知られている任意の他の形態の記憶媒体に存在する場合がある。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ること、および記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体は、プロセッサと一体化してよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに存在する場合がある。ASICはユーザ端末に存在する場合がある。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、個別の構成要素としてユーザ端末に存在する場合がある。
【0120】
1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいてコンピュータ実行可能命令を通じて実装されてもよい。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つもしくは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されてもよく、またはコンピュータ可読媒体を介して送信されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの伝達を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。コンピュータ可読記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、接続は、コンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる場合がある。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、またはデジタル加入者回線(DSL)を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、またはDSLは、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびblu-rayディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0121】
特許請求の範囲内を含む本明細書で使用する「および/または」という用語は、2つ以上の項目の列挙において使用されるとき、列挙される項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または列挙される項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。たとえば、組成物が構成要素A、B、および/またはCを含むものとして説明される場合、組成物は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBとの組合せ、AとCとの組合せ、BとCとの組合せ、またはAとBとCとの組合せを含み得る。また、特許請求の範囲内を含む本明細書で使用する「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙において使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」という列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)、あるいはそれらの任意の組合せにおけるこれらのいずれかを意味するような、選言的な列挙を示す。
【0122】
本開示のこれまでの説明は、任意の当業者が本開示を作製または使用できるようにするために提供される。本開示の様々な変更が当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義する一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用されてもよい。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるものでなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。