【課題を解決するための手段】
【0008】
コンタクトセンターシステムにおける実績をベンチマーキングするための技法が、開示される。一特定の実施形態では、本技法は、コンタクトセンター動作を実施するように構成される少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、コンタクトセンターシステムにおいてコンタクトをエージェントとペアリングするために、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略と第2のコンタクト−エージェントペアリング方略との間を繰り返すステップと、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略の第1のエージェント利用と均衡したエージェント利用との間の差分を備える、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスを判定するステップと、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスに基づいて、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略と比較した第2のコンタクト−エージェントペアリング方略の相対的実績を判定するステップとを含む、コンタクトセンターシステム実績をベンチマーキングするための方法として実現され得る。
【0009】
本特定の実施形態の他の側面によると、本方法はさらに、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスを低減させるために、第2のコンタクト−エージェントペアリング方略の標的エージェント利用を調節するステップを含み得る。
【0010】
本特定の実施形態の他の側面によると、本方法はさらに、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略から第2のコンタクト−エージェントペアリング方略への少なくとも1回の遷移中、複数のエージェントの平均利用可能エージェント実績を判定するステップを含み得る。
【0011】
本特定の実施形態の他の側面によると、本方法はさらに、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略から第2のコンタクト−エージェントペアリング方略への少なくとも1回の遷移中、複数のエージェントのうちの少なくとも1人の平均可用性を判定するステップを含み得る。
【0012】
本特定の実施形態の他の側面によると、本方法はさらに、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略のエージェント利用バイアスを備える遷移管理報告を出力するステップを含み得る。
【0013】
本特定の実施形態の他の側面によると、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略は、実績ベースルーティング方略であり得る。
【0014】
本特定の実施形態の他の側面によると、第2のコンタクト−エージェントペアリング方略は、挙動ペアリング方略であり得る。
【0015】
本特定の実施形態の他の側面によると、第2のコンタクト−エージェントペアリング方略は、ハイブリッド挙動ペアリング方略であり得、ハイブリッド挙動ペアリング方略は、実績ベースルーティング方略に向かってバイアスされ得る。
【0016】
本特定の実施形態の他の側面によると、本方法はさらに、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、第2のコンタクト−エージェントペアリング方略の少なくとも1つのパラメータを調節するステップを含み得る。
【0017】
本特定の実施形態の他の側面によると、少なくとも1つのパラメータは、ハイブリッド挙動ペアリング方略に関するKappaパラメータを含む。
【0018】
本特定の実施形態の他の側面によると、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略は、不均衡なエージェント利用を標的とし得、第2のコンタクト−エージェントペアリング方略は、均衡したエージェント利用を標的とし得る。
【0019】
本特定の実施形態の他の側面によると、第2のコンタクト−エージェントペアリング方略の標的利用は、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略から第2のコンタクト−エージェントペアリング方略への遷移と第2のコンタクト−エージェントペアリング方略から第1のコンタクト−エージェントペアリング方略への後続遷移との間の1つまたはそれを上回る時点において、少なくとも1回調節され得る。
【0020】
別の特定の実施形態では、本技法は、少なくとも1つのプロセッサを備える、コンタクトセンターシステムにおける実績をベンチマーキングするためのシステムとして実現され得、少なくとも1つのプロセッサは、上記に説明される方法を実施するように構成される。
【0021】
別の特定の実施形態では、本技法は、非一過性プロセッサ可読媒体と、媒体上に記憶される命令とを備える、コンタクトセンターシステムにおける実績をベンチマーキングするための製造品として実現され得、命令は、少なくとも1つのプロセッサによって媒体から可読であるように構成され、それによって、少なくとも1つのプロセッサを上記に説明される方法を実施するように動作させる。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
コンタクトセンターシステム実績をベンチマーキングするための方法であって、
コンタクトセンター動作を実施するように構成される少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、前記コンタクトセンターシステムにおいてコンタクトをエージェントとペアリングするために、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略と第2のコンタクト−エージェントペアリング方略との間を繰り返すステップと、
前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略の第1のエージェント利用と均衡したエージェント利用との間の差分を備える、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスを判定するステップと、
前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスに基づいて、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略と比較した前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略の相対的実績を判定するステップと
を含む、方法。
(項目2)
前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスを低減させるために、前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略の標的エージェント利用を調節するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスを判定するステップはさらに、前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略から前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略への少なくとも1回の遷移中、複数のエージェントの平均利用可能エージェント実績を判定するステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスを判定するステップはさらに、前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略から前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略への少なくとも1回の遷移中、複数のエージェントのうちの少なくとも1人の平均可用性を判定するステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略のエージェント利用バイアスを備える遷移管理報告を出力するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略は、実績ベースルーティング方略である、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略は、挙動ペアリング方略である、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略は、ハイブリッド挙動ペアリング方略であり、前記ハイブリッド挙動ペアリングは、実績ベースルーティング方略に向かってバイアスされる、項目2に記載の方法。
(項目9)
前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略の標的エージェント利用を調節するステップはさらに、前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって、前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略の少なくとも1つのパラメータを調節するステップを含む、項目2に記載の方法。
(項目10)
前記少なくとも1つのパラメータは、ハイブリッド挙動ペアリング方略に関するKappaパラメータを含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略は、不均衡なエージェント利用を標的とし、前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略は、前記均衡したエージェント利用を標的とする、項目1に記載の方法。
(項目12)
前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略の標的利用は、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略から前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略への遷移と前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略から前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略への後続遷移との間の1つまたはそれを上回る時点において、少なくとも1回調節される、項目2に記載の方法。
(項目13)
コンタクトセンターシステムにおける実績をベンチマーキングするためのシステムであって、
少なくとも1つのプロセッサであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記コンタクトセンターシステムにおいてコンタクトをエージェントとペアリングするために、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略と第2のコンタクト−エージェントペアリング方略との間を繰り返すことと、
前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略の第1のエージェント利用と均衡したエージェント利用との間の差分を備える、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスを判定することと、
前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスに基づいて、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略と比較した前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略の相対的実績を判定することと
を行うように構成される、少なくとも1つのプロセッサ
を備える、システム。
(項目14)
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスを低減させるために、前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略の標的エージェント利用を調節するように構成される、項目13に記載のシステム。
(項目15)
前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスを判定するように構成される、前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略から前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略への少なくとも1回の遷移中、複数のエージェントの平均利用可能エージェント実績を判定するように構成される、項目13に記載のシステム。
(項目16)
前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスを判定するように構成される、前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略から前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略への少なくとも1回の遷移中、複数のエージェントのうちの少なくとも1人の平均可用性を判定するように構成される、項目13に記載のシステム。
(項目17)
コンタクトセンターシステムにおける実績をベンチマーキングするための製造品であって、
非一過性プロセッサ可読媒体と、
前記媒体上に記憶される命令と
を備え、
前記命令は、コンタクトセンター動作を実施するように構成される少なくとも1つのプロセッサによって前記媒体から可読であるように構成され、それによって、前記少なくとも1つのプロセッサに、
前記コンタクトセンターシステムにおいてコンタクトをエージェントとペアリングするために、第1のコンタクト−エージェントペアリング方略と第2のコンタクト−エージェントペアリング方略との間を繰り返すことと、
前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略の第1のエージェント利用と均衡したエージェント利用との間の差分を備える、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスを判定することと、
前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスに基づいて、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略と比較した前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略の相対的実績を判定することと
を行わせるように動作させる、製造品。
(項目18)
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスを低減させるために、前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略の標的エージェント利用を調節するように動作させられる、項目17に記載の製造品。
(項目19)
前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスを判定するように動作させられる、前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略から前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略への少なくとも1回の遷移中、複数のエージェントの平均利用可能エージェント実績を判定するように動作させられる、項目17に記載の製造品。
(項目20)
前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略におけるエージェント利用バイアスを判定するように動作させられる、前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記第1のコンタクト−エージェントペアリング方略から前記第2のコンタクト−エージェントペアリング方略への少なくとも1回の遷移中、複数のエージェントのうちの少なくとも1人の平均可用性を判定するように動作させられる、項目17に記載の製造品。
【0022】
本開示は、ここで、付随の図面に示されるようなその特定の実施形態を参照してより詳細に説明されるであろう。本開示は、特定の実施形態を参照して以下に説明されるが、本開示は、それに限定されないことを理解されたい。本明細書の教示を利用できる当業者は、付加的実装、修正、および実施形態、ならびに他の使用分野を認識し、これらは、本明細書に説明されるように本開示の範囲内であり、それらに関して、本開示は、有意に有用であり得る。