(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
垂直方向において、前記第1の帯状材料層より上方、又は下方に、平面視において、1つの方向に伸びた第8の帯状材料層を、その頂部上に有し、且つ前記第7の帯状材料層と平面視において同じ形状を有する第9の帯状材料層が形成されており、
前記第7の帯状材料層は、
全体を覆って、下から第6の材料層と、第7の材料層と、を形成する工程と、
前記第6の材料層と、前記第7の材料層の上面位置が、前記第8の帯状材料層の上面位置となるように平滑化する工程と、
前記第8の帯状材料層と、平滑化された前記第7の材料層と、をマスクにして、平滑化された前記第6の材料層の頂部をエッチングして、第3の凹部を形成する工程と、
前記第3の凹部を埋め、且つその上面位置が前記第8の帯状材料層の上面位置と同じくする第10の帯状材料層を形成する工程と、
前記第6の材料層を除去する工程と、
前記第8の帯状材料層と、前記第10の帯状材料層と、をマスクにして、前記第6の材料層をエッチングして、前記第9の帯状材料層の両側側面に接した、第11の帯状材料層を形成する工程と、
前記第8の帯状材料層と、前記第9の帯状材料層と、を除去するか、もしくは前記第10の帯状材料層と、前記第11の帯状材料層と、を除去して、残った帯状材料層の下層または、上下両層を前記第7の帯状材料層とする、ことにより形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の3次元半導体装置の製造方法。
前記半導体柱が、前記1つの方向、または前記1つの方向に直交する方向に、隣接して並んだ、少なくとも第1の半導体柱と、第2の半導体柱と、第3の半導体柱よりなり、
前記第1の半導体柱と、前記第2の半導体柱と、前記第3の半導体柱と、の側面を囲んで第1のゲート絶縁層を形成する工程と、
前記第1のゲート絶縁層を囲んで、第1のゲート導体層を形成する工程を有し、
前記第1のゲート導体層が、前記第1の半導体柱と、前記第2の半導体柱と、前記第3の半導体柱との少なくとも2つの前記半導体柱間を埋めて形成される、
ことを特徴とする請求項7に記載の3次元半導体装置の製造方法。
前記第1の材料層上に、前記第1の帯状材料層を、頂部上に有する前記第2の帯状材料層を形成する工程に並行して、頂部に同じ平面形状を有する第12の帯状材料層を、頂部上に有する第13の帯状材料層を、同じ前記1つの方向に伸延して、形成する工程と、
前記第1の材料層上に、前記第3の帯状材料層を、頂部上に有する前記第4の帯状材料層を形成する工程に並行して、頂部に同じ平面形状を有する第14の帯状材料層を、頂部上に有する第15の帯状材料層を、同じ前記1つの方向に伸延して、形成する工程と、
向い合った前記第4の帯状材料層と、前記第15の帯状材料層と、の間にあり、かつ両者の側面に接して、前記第6の帯状材料層と同じ形状の第16の帯状材料層を形成する工程と、
前記第3の帯状材料層と、前記第4の帯状材料層と、前記第14の帯状材料層と、前記第15の帯状材料層と、を除去する工程と、を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の3次元半導体装置の製造方法。
前記第2の基板を、平面視において、一方向の両端が保持材料層に接して、且つ垂直方向において、第1の半導体層と、第8の材料層を1組にして、上方に複数積み上げた構造で形成する工程と、
前記3次元形状半導体層の形成後に、前記第8の材料層を除去する工程と、
前記3次元形状半導体層の前記第1の半導体層を囲んで第2のゲート絶縁層を形成する工程と、
前記第2のゲート絶縁層を囲んで第2のゲート導体層を形成する工程と、
前記保持材料層を除去する工程と、
前記平面視において、前記一方向の前記第1の半導体層の両端に接して、ドナーまたはアクセプタ不純物を含んだ不純物層を形成する工程を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の3次元半導体装置の製造方法。
前記第1の帯状材料層と、前記第2の帯状材料層との形成と同時に、平面視において、前記第1の帯状材料層と、前記第2の帯状材料層とに、並行して、且つ第6の帯状材料層を頂部に有する第7の帯状材料層を形成する工程と、
前記第3の帯状材料層と、前記第4の帯状材料層との形成と同時に、前記第6の帯状材料層と、前記第7の帯状材料層の両側面に接して、第8の帯状材料層を頂部に有した第9の帯状材料層を形成する工程と、
前記第1の帯状材料層と、前記第2の帯状材料層とを除去する工程と並行して、前記第6の帯状材料層と、前記第7の帯状材料層と、を除去する工程と、を有する、
ことを特徴とする請求項15に記載の3次元半導体装置の製造方法。
前記第2の基板を、平面視において、一方向の両端が保持材料層に接して、且つ垂直方向において、前記半導体層と、第4の材料層を1組にして、上方に複数積み上げた構造で形成する工程と、
前記3次元形状半導体層の形成後に、前記第4の材料層を除去する工程と、
前記3次元形状半導体層の前記半導体層を囲んで第2のゲート絶縁層を形成する工程と、
前記第2のゲート絶縁層を囲んで第2のゲート導体層を形成する工程と、
前記保持材料層を除去する工程と、
前記平面視において、前記一方向の前記半導体層の両端に接して、ドナーまたはアクセプタ不純物を含んだ不純物層を形成する工程を有する、
ことを特徴とする請求項15に記載の3次元半導体装置の製造方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
柱状半導体装置の高密度化の実現が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の観点に係る、3次元半導体装置の製造方法は、
第1の基板上にある、少なくとも一部または全体が半導体層よりなる第2の基板の上に、第1の材料層を形成する工程と、
前記第1の材料層上に、平面視において、1つの方向に伸び、同じ平面視形状を有する第1の帯状材料層を、その頂部上に有する第2の帯状材料層を形成する工程と、
全体を覆って、下から第2の材料層と、第3の材料層と、を形成する工程と、
前記第2の材料層と、前記第3の材料層の上面位置が、前記第1の帯状材料層の上面位置となるように平滑化する工程と、
平滑化された前記第2の材料層の頂部に、平滑化された前記第3の材料層と、前記第1の帯状材料層と、の側面に挟まれた第3の帯状材料層を形成する工程と、
平滑化された前記第3の材料層を除去する工程と、
前記第1の帯状材料層と、前記第3の帯状材料層と、をマスクにして、前記第2の材料層をエッチングして、前記第2の帯状材料層の両側側面に接した、第4の帯状材料層を形成する工程と、
全体を覆って、下から第4の材料層と、第5の材料層と、を形成する工程と、
前記第4の材料層と、前記第5の材料層の上面位置が、前記第1の帯状材料層の上面位置となるように平滑化する工程と、
平滑化された前記第4の材料層の頂部に、平滑化された前記第5の材料層と、前記第3の帯状材料層と、の側面に挟まれた第5の帯状材料層を形成する工程と、
前記第5の材料層を除去する工程と、
前記第1の帯状材料層と、前記第3の帯状材料層と、前記第5の帯状材料層と、をマスクにして、前記第4の材料層をエッチングして、前記第4の帯状材料層の側面に接した、第6の帯状材料層を形成する工程と、
前記第3の帯状材料層と、前記第4の帯状材料層と、を除去する工程と、
前記第1の帯状材料層より上方、または下方に、平面視において、前記第1の帯状材料層と直交した、単層、または複数層よりなる第7の帯状材料層が形成された状態で、平面視において、前記第7の帯状材料層と、前記第2の帯状材料層と、前記第6の帯状材料層と、の第1の重なり領域にある、平面視において矩形状、または円形状の第1のマスク材料層を、少なくとも前記第1の材料層、または前記第2の帯状材料層、または前記第6の帯状材料層と、を母体にして形成する工程と、
前記第1のマスク材料層をマスクにして、前記第2の基板をエッチングして、前記第1の基板上に前記半導体層よりなる3次元形状半導体層を形成する工程と有し、
前記3次元形状半導体層をチャネルにする、
ことを特徴にする。
【0010】
前記製造方法は、
前記第3の帯状材料層を形成する工程において、
前記第1の帯状材料層と、平滑化された前記第3の材料層と、をマスクにして、前記第2の材料層の頂部をエッチングして、第1の凹部を形成する工程と、
前記第1の凹部を埋め、且つその上面位置が前記第1の帯状材料層の上面位置と同じくする前記第3の帯状材料層を形成する工程と、を有する、
ことが望ましい。
【0011】
前記製造方法は、
前記第5の帯状材料層を形成する工程において、
前記第1の帯状材料層と、前記第3の帯状材料層と、前記第5の材料層と、をマスクにして、前記第4の材料層の頂部をエッチングして、第2の凹部を形成する工程と、
前記第2の凹部を埋め、且つその上面位置が前記第1の帯状材料層の上面位置と同じくする前記第5の帯状材料層を形成する工程と、を有する、
ことが望ましい。
【0012】
前記製造方法は、
垂直方向において、前記第1の帯状材料層より上方、又は下方に、平面視において、1つの方向に伸びた第8の帯状材料層を、その頂部上に有し、且つ前記第7の帯状材料層と平面視において同じ形状を有する第9の帯状材料層が形成されており、
前記第7の帯状材料層は、
全体を覆って、下から第6の材料層と、第7の材料層と、を形成する工程と、
前記第6の材料層と、前記第7の材料層の上面位置が、前記第8の帯状材料層の上面位置となるように平滑化する工程と、
前記第8の帯状材料層と、平滑化された前記第7の材料層と、をマスクにして、平滑化された前記第6の材料層の頂部をエッチングして、第3の凹部を形成する工程と、
前記第3の凹部を埋め、且つその上面位置が前記第8の帯状材料層の上面位置と同じくする第10の帯状材料層を形成する工程と、
前記第6の材料層を除去する工程と、
前記第8の帯状材料層と、前記第10の帯状材料層と、をマスクにして、前記第6の材料層をエッチングして、前記第9の帯状材料層の両側側面に接した、第11の帯状材料層を形成する工程と、
前記第8の帯状材料層と、前記第9の帯状材料層と、を除去するか、もしくは前記第10の帯状材料層と、前記第11の帯状材料層と、を除去して、残った帯状材料層の下層または、上下両層を前記第7の帯状材料層とする、ことにより形成される
ことが望ましい。
【0013】
前記製造方法は、
平面視において、前記第2の帯状材料層と、前記第4の帯状材料層と、のいずれか一方の幅が、もう一方の幅より大きく形成する、
ことが望ましい。
【0014】
前記製造方法は、
平面視において、前記第2の帯状材料層と、前記第6の帯状材料層と、のいずれか一方の幅が、もう一方の幅より大きく形成する、
ことが望ましい。
【0015】
前記製造方法は、
前記3次元形状半導体層が、前記第1の基板上に、垂直方向に立った半導体柱である、
ことが望ましい。
【0016】
前記製造方法は、
前記半導体柱が、前記1つの方向、または前記1つの方向に直交する方向に、隣接して並んだ、少なくとも第1の半導体柱と、第2の半導体柱と、第3の半導体柱よりなり、
前記第1の半導体柱と、前記第2の半導体柱と、前記第3の半導体柱と、の側面を囲んで第1のゲート絶縁層を形成する工程と、
前記第1のゲート絶縁層を囲んで、第1のゲート導体層を形成する工程を有し、
前記第1のゲート導体層が、前記第1の半導体柱と、前記第2の半導体柱と、前記第3の半導体柱との少なくとも2つの前記半導体柱間を埋めて形成される、
ことが望ましい。
【0017】
前記製造方法は、
前記基板上に形成した複数の前記半導体柱のいずれかを除去する工程を有する、
ことが望ましい。
【0018】
前記製造方法は、
複数の前記半導体柱を形成する前に、平面視において、前記第7の帯状材料層の一部領域を形成しない工程を有し、
平面視において、前記第7の帯状材料層の前記一部領域の下に、複数の前記半導体柱のいずれかが形成されてない、
ことが望ましい。
【0019】
前記製造方法は、
前記第1の材料層上に、前記第1の帯状材料層を、頂部上に有する前記第2の帯状材料層を形成する工程に並行して、頂部に同じ平面形状を有する第12の帯状材料層を、頂部上に有する第13の帯状材料層を、同じ前記1つの方向に伸延して、形成する工程と、
前記第1の材料層上に、前記第3の帯状材料層を、頂部上に有する前記第4の帯状材料層を形成する工程に並行して、頂部に同じ平面形状を有する第14の帯状材料層を、頂部上に有する第15の帯状材料層を、同じ前記1つの方向に伸延して、形成する工程と、
向い合った前記第4の帯状材料層と、前記第15の帯状材料層と、の間にあり、かつ両者の側面に接して、前記第6の帯状材料層と同じ形状の第16の帯状材料層を形成する工程と、
前記第3の帯状材料層と、前記第4の帯状材料層と、前記14の帯状材料層と、前記15の帯状材料層と、を除去する工程と、を有する、
ことが望ましい。
【0020】
前記製造方法は、
平滑化された前記第2の材料層の頂部を酸化して、前記第3の帯状材料層を形成する、
ことが望ましい。
【0021】
前記製造方法は、
平滑化された前記第2の材料層の頂部に原子イオンをイオン注入して、前記第3の帯状材料層を形成する、
ことが望ましい。
【0022】
前記製造方法は、
前記第2の基板を、平面視において、一方向の両端が保持材料層に接して、且つ垂直方向において、第1の半導体層と、第8の材料層を1組にして、上方に複数積み上げた構造で形成する工程と、
前記3次元形状半導体層の形成後に、前記第8の材料層を除去する工程と、
前記3次元形状半導体層の前記第1の半導体層を囲んで第2のゲート絶縁層を形成する工程と、
前記第2のゲート絶縁層を囲んで第2のゲート導体層を形成する工程と、
前記保持材料層を除去する工程と、
前記平面視において、前記一方向の前記第1の半導体層の両端に接して、ドナーまたはアクセプタ不純物を含んだ不純物層を形成する工程を有する、
ことが望ましい。
【0023】
本発明の第2の観点に係る、3次元半導体装置の製造方法は、
第1の基板上にある、少なくとも一部、または全体が半導体層よりなる、第2の基板上に、第1の材料層を形成する工程と、
前記第1の材料層上に、平面視において、1つの方向に伸び、同じ平面視形状を有する第1の帯状材料層を、その頂部上に有する第2の帯状材料層を形成する工程と、
全体を覆って、下から第2の材料層と、第3の材料層と、を形成する工程と、
前記第2の材料層と、前記第3の材料層の上面位置が、前記第1の帯状材料層の上面位置となるように平滑化する工程と、
平滑化された前記第3の材料層の頂部に、平滑化された前記第3の材料層と、前記第1の帯状材料層と、の側面に挟まれた第3の帯状材料層を形成する工程と、
平滑化された前記第2の材料層を除去する工程と、
前記第1の帯状材料層と、前記第3の帯状材料層をマスクにして、前記第2の材料層をエッチングして、前記第3の帯状材料層を、その頂部上に有する第4の帯状材料層を形成する工程と、
前記第1の帯状材料層と、前記第2の帯状材料層と、を除去する工程と、
前記第3の帯状材料層より上方、または下方に、平面視において、前記第4の帯状材料層と直交した、単層、または複数層よりなる第5の帯状材料層が形成された状態で、平面視において、前記第4の帯状材料層と、前記第5の帯状材料層と、の第1の重なり領域にある、平面視において矩形状、または円形状の第1のマスク材料層を、前記第1の材料層、または前記第4の帯状材料層、または前記第5の帯状材料層と、を母体にして形成する工程と、
前記第1のマスク材料層をマスクにして、前記第2の基板をエッチングして、前記基板上に、前記半導体層よりなる3次元形状半導体層を形成する工程と有し、
前記3次元形状半導体層をチャネルにする、
ことを特徴とする。
【0024】
前記製造方法は、
前記第3の帯状材料層を形成する工程において、
前記第1の帯状材料層と、前記第3の材料層と、をマスクにして、前記第2の材料層の頂部をエッチングして、第1の凹部を形成する工程と、
前記第1の凹部を埋め、且つその上面位置が前記第1の帯状材料層の上面位置と同じくする前記第3の帯状材料層を形成する工程と、を有する、
ことが望ましい。
【0025】
前記製造方法は、
平面視において、前記第2の帯状材料層と、前記第4の帯状材料層と、のいずれか一方の幅が、もう一方の幅より大きく形成する、
ことが望ましい。
【0026】
前記製造方法は、
前記3次元形状半導体層が、前記第1の基板上に、垂直方向に立った半導体柱である、
ことが望ましい。
【0027】
前記製造方法は、
前記半導体柱が、前記1つの方向、または前記1つの方向に直交する方向に、隣接して並んだ、少なくとも第1の半導体柱と、第2の半導体柱よりなり、
前記第1の半導体柱と、前記第2の半導体柱と、の側面を囲んで第1のゲート絶縁層を形成する工程と、
前記第1のゲート絶縁層を囲んで、第1のゲート導体層を形成する工程を有し、
前記第1のゲート導体層が、前記第1の半導体柱と、前記第2の半導体柱と間を埋めて形成される、
ことが望ましい。
【0028】
前記製造方法は、
前記基板上に形成した複数の前記半導体柱のいずれかを除去する工程を有する、
ことが望ましい。
【0029】
前記製造方法は、
複数の前記半導体柱を形成する前に、平面視において、前記第7の帯状材料層の一部領域を形成しない工程を有し、
平面視において、前記第7の帯状材料層の前記一部領域の下に、複数の前記半導体柱のいずれかが形成されてない、
ことが望ましい。
【0030】
前記製造方法は、
前記第1の帯状材料層と、前記第2の帯状材料層との形成と同時に、平面視において、前記第1の帯状材料層と、前記第2の帯状材料層とに、並行して、且つ第6の帯状材料層を頂部に有する第7の帯状材料層を形成する工程と、
前記第3の帯状材料層と、前記第4の帯状材料層との形成と同時に、前記第6の帯状材料層と、前記第7の帯状材料層の両側面に接して、第8の帯状材料層を頂部に有した第9の帯状材料層を形成する工程と、
前記第1の帯状材料層と、前記第2の帯状材料層とを除去する工程と並行して、前記第6の帯状材料層と、前記第7の帯状材料層と、を除去する工程と、を有する、
ことが望ましい。
【0031】
前記製造方法は、
前記9の帯状材料層と、前記第4の帯状材料層との、平面視における間隔が、前記第2の帯状材料層、または前記7の帯状材料層の一方、または両方と同じに形成されている、
ことが望ましい。
【0032】
前記製造方法は、
平滑化された前記第2の材料層の頂部を酸化して、前記第3の帯状材料層を形成する、
ことが望ましい。
【0033】
前記製造方法は、
平滑化された前記第2の材料層の頂部に原子イオンをイオン注入して、前記第3の帯状材料層を形成する、
ことが望ましい。
【0034】
前記製造方法は、
前記第2の基板を、平面視において、一方向の両端が保持材料層に接して、且つ垂直方向において、前記半導体層と、第4の材料層を1組にして、上方に複数積み上げた構造で形成する工程と、
前記3次元形状半導体層の形成後に、前記第4の材料層を除去する工程と、
前記3次元形状半導体層の前記半導体層を囲んで第2のゲート絶縁層を形成する工程と、
前記第2のゲート絶縁層を囲んで第2のゲート導体層を形成する工程と、
前記保持材料層を除去する工程と、
前記平面視において、前記一方向の前記半導体層の両端に接して、ドナーまたはアクセプタ不純物を含んだ不純物層を形成する工程を有する、
ことが望ましい。
【0035】
本発明によれば、高密度の柱状半導体装置が実現する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図1A】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1B】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1C】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1D】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1E】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1F】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1G】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1H】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1I】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1J】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1K】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1L】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1M】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1N】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1O】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1P】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1Q】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1R】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1S】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1T】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1U】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1V】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1W】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1X】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1Y】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1Z】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1XX】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図1YY】第1実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図2A】本発明の第2実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図2B】第2実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図2C】第2実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図2D】第2実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図3A】本発明の第3実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図3B】本発明の第3実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図3C】本発明の第3実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図3D】本発明の第3実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図3E】本発明の第3実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図3F】本発明の第3実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図4A】本発明の第4実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図4B】本発明の第4実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図5A】本発明の第5実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図5B】本発明の第5実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図5C】本発明の第5実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図5D】本発明の第5実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図5E】本発明の第5実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図5F】本発明の第5実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図6】本発明の第6実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図7】本発明の第7実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図8A】本発明の第8実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図8B】本発明の第8実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図8C】本発明の第8実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図8D】本発明の第8実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図8E】本発明の第8実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図9A】本発明の第9実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図9B】本発明の第9実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【
図9C】本発明の第9実施形態に係るSGTを有する柱状半導体装置の製造方法を説明するための平面図と断面構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下、本発明の実施形態に係る、柱状半導体装置の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
【0038】
(第1実施形態)
以下、
図1A〜
図1XXを参照しながら、本発明の第1実施形態に係る、SGTを有する柱状半導体装置の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図を示す。
【0039】
図1Aに示すように、P層基板1上にN層2をエピタキシャル結晶成長法により形成する。そして、N層2の表層にN+層3とP+層4、5をイオン注入法により形成する。そして、i層(真性型Si層)6を形成する。そして、例えば、SiO
2層、酸化アルミニウム(Al
2O
3、以後AlOと称する)層、SiO
2層よりなるマスク材料層7を形成する。なお、i層6はドナーまたはアクセプタ不純物を少量に含むN型、またはP型のSiで形成されてもよい。そして、窒化シリコン(SiN)層8を堆積する。そして、SiO
2層からなるマスク材料層9を堆積する。そして、SiN層からなるマスク材料層10を堆積する。
【0040】
次に
図1Bに示すように、リソグラフィ法により形成した平面視においてY方向に伸延した帯状レジスト層(図示せず)をマスクにして、マスク材料層10をエッチングする。これにより、平面視においてY方向に伸延した帯状マスク材料層10aを形成する。なお、この帯状マスク材料層10aを等方性エッチングすることにより、帯状マスク材料層10aの幅を、レジスト層の幅より細くなるように形成してもよい。これにより、リソグラフィ法で形成できる最小のレジスト層の幅より小さい幅を持つ帯状マスク材料層10aを形成することができる。そして、帯状マスク材料層10aをエッチングマスクにして、マスク材料層9を、例えばRIE(Reactive Ion Etching)により、エッチングして帯状マスク材料層9aを形成する。等方エッチングにより形成した帯状マスク材料層10aの断面は底部の幅が、頂部の幅より大きい台形状になるのに対して、マスク材料層9aの断面はRIEによりエッチングされるので、矩形状となる。この矩形断面は、帯状マスク9aをマスクにした、エッチングパターンの精度向上に繋がる。
【0041】
次に、
図1Cに示すように、帯状マスク材料層9aをマスクにして、マスク材料層8を、例えばRIE法によりエッチングして、帯状マスク材料層8aを形成する。前述の帯状マスク材料層10aは、マスク材料層8のエッチングの前に除去してもよく、または残存させていてもよい。
【0042】
次に、
図1Dに示すように、全体に、ALD(Atomic Layered Deposition)法によりSiGe層12と、SiO
2層13と、をマスク材料層7(第1の材料層)、帯状マスク材料層8a(第2の帯状材料層)、9a(第1の帯状材料層)を覆って形成する。この場合、SiGe層12(第2の材料層)の断面は頂部で丸みR1を生じる。この丸みR1は帯状マスク材料層8aより上部になるように形成するのが望ましい。
【0043】
次に、
図1Eに示すように、全体を、例えばフローCVD(Flow Chemical Vapor Deposition)法によるSiO
2層(図示せず)で覆い、そして、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により、上表面位置が帯状マスク材料層9a上表面位置になるようにSiO
2層13(第3の材料層)と、SiGe層12と、を研磨して、SiO
2層13a、SiGe層12a、12bを形成する。この場合、SiGe層12a、12bの頂部側面は垂直であることが望ましい。このためには、SiO
2層13と、SiGe層12の研磨工程において、
図1DにおけるSiGe層12頂部の丸み部R1が除去されていることが望ましい。
【0044】
次に、
図1Fに示すように、SiO
2層13、帯状マスク材料層9aをマスクにして、SiGe層12a、12bの頂部をエッチングして凹部14a、14b(第1の凹部)を形成する。この凹部14a、14bの底部位置は、マスク材料層9aの下部位置にあるように、そして、SiGe層12a、12bの頂部の丸みR1がエッチングなされることが望ましい。SiO
2層と、SiGe層12の研磨工程において、
図1DにおけるSiGe層12頂部の丸み部R
1が除去されたことにより、外周側面が垂直な凹部14a、14bが形成される。
【0045】
次に、
図1Gに示すように、全体にSiN層(図示せず)を被覆し、全体をCMP法により、上表面位置がマスク材料層9a上表面位置になるようにSiN層を研磨する。これにより、帯状マスク材料層8a、9aの両側に、平面視においてSiGe層12a、12bの頂部形状と同じ形状を有するSiN層15a、15b(第3の帯状材料層)が形成される。
【0046】
そして、
図1Hに示すように、SiO
2層13を除去する。
【0047】
次に、
図1Iに示すように、帯状マスク材料層9a、15a、15bをマスクにして、SiGe層12a、12bをエッチングして、帯状SiGe層12aa、12ab(第4の帯状材料層)を形成する。この場合、平面視において、帯状SiGe層12aaと、帯状SiGe層12abとの幅は同じになる。
【0048】
次に、
図1Jに示すように、全体を覆って、ALD法によるSiN層16と、FCVD法によるSiO
2層13bと、を形成する。この場合、
図1Dと同様に、SiN層16(第4の材料層)の頂部に生じる丸みR2は、帯状マスク材料層9aより上部にあるのが望ましい。
【0049】
次に、このSiO
2層13b(第5の材料層)と、SiN層16と、の上表面位置が、マスク材料層9aの上面位置と同じくなるように研磨する。そして、
図1E、
図1Fと同様の工程を行い、
図1Kに示すように、帯状SiN層16A、16Bの上にあって、且つ帯状マスク材料層15a、15bと、SiO
2層13baに挟まれた凹部14A、14B(第2の凹部)を形成する。
【0050】
図1Lに示すように、帯状SiGe層12aa、12abの両側側面に接した、帯状SiN層16a、16bと、帯状マスク材料層15a、15bの両側側面に接した帯状マスク材料層17a、17b(第5の帯状材料層)と、を形成する。
【0051】
次に、ALD法により、全体を覆ってSiGe層(図示せず)を形成する。そして、全体を覆ってSiO
2層(図示せず)を形成する。そして、このSiO
2層と、SiGe層と、の上表面位置が、帯状マスク材料層9aの上面位置と同じくなるように研磨する。そして、
図1E〜
図1Iと同様の工程を行い、
図1Mに示すように、帯状マスク材料層16a、16b(第6の帯状材料層)の両側側面に接した、帯状SiGe層18a、18bと、帯状マスク材料層17a、17bの両側側面に接した帯状マスク材料層19a、19bと、を形成する。
【0052】
次に、ALD法により、全体を覆ってSiN層(図示せず)を形成する。そして、全体を覆ってSiO
2層(図示せず)を形成する。そして、このSiO
2層と、SiN層と、の上表面位置が、帯状マスク材料層9aの上面位置と同じくなるように研磨する。そして、
図1E〜
図1Iと同様の工程を行い、
図1Nに示すように、帯状マスク材料層18a、18bの両側側面に接した、帯状マスク材料層20a、20bと、帯状マスク材料層19a、19bの両側側面に接した帯状マスク材料層21a、21bと、を形成する。
【0053】
次に、帯状マスク材料層15a、15b、19a、19bと、帯状SiGe層12aa、12ab、18a、18bをエッチングにより除去する。これにより、
図1Oに示すように、マスク材料層7上に、帯状マスク材料層8a、16a、16b、20a、20bと、帯状マスク材料層8a、16a、16b、20a、20b上のマスク材料層9a、17a、17b、21a、21bが形成される。
【0054】
次に、全体にSiO
2層(図示せず)を被覆する。そして、
図1Pに示すように、CMP法により、SiO
2層の上表面位置が、帯状マスク材料層9aの上表面位置になるように研磨して、SiO
2層22を形成する。そして、全体にSiN層24とSiGe層(図示せず)を形成する。そして、X方向に伸延したSiN層による帯状マスク材料層26(第8の帯状材料層)を形成する。そして、リソグラフィ法とRIE法と、により形成した帯状マスク材料層26をマスクにしてSiGe層をエッチングして、X方向に伸延した帯状SiGe層25(第9の帯状材料層)を形成する。
【0055】
次に、
図1C〜
図1Iと同様な工程を行う(第6の材料層、第7の材料層、第3の凹部、第10の帯状材料層及び第11の帯状材料層を形成する工程として
図1C〜
図1Iと同様な工程を行う)ことにより、
図1Qに示すように、帯状SiGe層25の両側側面に接した、SiN層による帯状マスク材料層28a、28b(第7の帯状材料層)と、帯状マスク材料層26の両側側面に接したSiO
2層、AlO層、SiO
2層よりなる帯状マスク材料層27a、27b(第7の帯状材料層)と、を形成する。
【0056】
次に、
図1Rに示すように、帯状マスク材料層26と、帯状SiGe層25と、を除去して、SiN層24上に、平面視において、X方向に伸延した帯状マスク材料層28a、28bと、帯状マスク材料層28a、28b上の帯状マスク材料層27a、27bと、を形成する。
【0057】
次に、
図1Sに示すように、帯状マスク材料層27a、27b、28a、28bをマスクにしてSiN層24、帯状マスク材料層9a、17a、17b、21a、21b、8a、16a、16b、20a、20bと、SiO
2層22と、をエッチングする。これにより、帯状マスク材料層27a、28aの下に、帯状SiN層24aと、平面視において、正方形状のマスク材料層21aa、21ba、17aa、17ba、9aaと、正方形状マスク材料層21aa、21ba、17aa、17ba、9aaの下に位置する正方形状のマスク材料層20aa、20ba、16aa、16ba、8aaと、が形成される。同じく、帯状マスク材料層27b、28bの下に、帯状SiN層24bと、平面視において、正方形状のマスク材料層21ba、21bb、17ba、17bb、9abと、正方形状マスク材料層21ba、21bb、17ba、17bb、9abのしたに位置する正方形状のマスク材料層20ba(図示せず)、20bb(図示せず)、16ba(図示せず)、16bb(図示せず)、8abと、が形成される。また、同時に、帯状SiN層24aの下にあって帯状マスク材料層21aa、21ba、17aa、17ba、9aa、20aa、20ba、16aa、16ba、8aaの間に、SiO
2層22aが形成される。同様に、帯状SiN層24bの下にあって帯状マスク材料層21ba、21bb、17ba、17bb、9ab、20ba、20bb、16ba、16bb、8abの間に、SiO
2層22b(図示せず)が形成される。
【0058】
次に、
図1Tに示すように、帯状マスク材料層27a、27b、28a、28b、帯状SiN層24a、24b、SiO
2層22a、22bを除去する。これにより、マスク材料層7上に、平面視において正方形状のマスク材料層21aa、21ab、21ba、21bb、17aa、
17ab、17ba、17bb、9aa、
9abと、正方形状のマスク材料層20aa、20ab、20ba、20bb、16aa、16ab、16ba、16bb、8aa、8abと、が形成される。
【0059】
次に、マスク材料層21aa、21ab、21ba、21bb、17aa、17ab、17ba、17bb、9aa、9abと、マスク材料層20aa、20ab、20ba、20bb、16aa、16ab、16ba、16bb、8aa、8abと、をマスクにしてマスク材料層7をRIE法によりエッチングする。そして、マスク材料層21aa、21ab、21ba、21bb、17aa、17ab、17ba、17bb、9aa、9abと、マスク材料層20aa、20ab、20ba、20bb、16aa、16ba、16bb、
16ab、8aa、8abと、を除去する。これにより、
図1Uに示すように、i層6上にマスク材料層7a、7b、7c、7d、7e、7f、7g、7h、7i、7j(第1のマスク材料層)を形成する。例えば、マスク材料層7のRIEエッチングの前に、正方形状のマスク材料層21aa、21ab、21ba、21bb、17aa、17ab、17ba、17bb、9aa、9abと、正方形状のマスク材料層20aa、20ab、20ba、20bb、16aa、16ab、16ba、16bb、8aa、8abの片方、または両方を軽い等方性エッチングする。これにより、平面視における、マスク材料層7a〜7jの形状を円形にする。
【0060】
次に、
図1Vに示すように、マスク材料層7a〜7jをマスクにして、i層6をエッチングして、N+層3と、P+層4との上に、Si柱6a、6b、6c,6d,6e、6f、6h、6i、6j(3次元形状半導体層)を形成する。
【0061】
次に、FCVD法でSiO
2層(図示せず)を被覆し、その後にCMP法により、表面位置がマスク材料層7a〜7jの頂部位置になるように研磨する。そして、リソグラフィ法と、RIEエッチング法と、により、マスク材料層7b、7iと、Si柱6b、6iを除去する。そして、FCVD法で形成したSiO
2層を除去する。これにより、
図1Wに示すように、N+層3と、P+層4、5との上に、Si柱6a、6c,6d,6e、6f、6h、6jが形成される。
【0062】
次に、
図1Xに示すように、マスク材料層7a〜7j(マスク材料層7b、7iはない)側面を囲んだマスク材料層30a、30b、30c、30dと、Si柱6a〜6j(Si柱6b、6iはない)の側面を囲んだマスク材料層31a、31b、31c、31d(図示せず)を形成する。そして、全体にFCVD法でSiO
2層(図示せず)を被覆し、その後にCMP法により、表面位置がマスク材料層7a〜7j(マスク材料層7b、7iはない)の頂部位置になるように研磨する。そして、この平滑面上に、平面視においてSi柱6a、6c、6d、6eに繋がった、例えばSiO
2層による、帯状マスク材料層33aと、Si柱6f、6g、6h、6jに繋がった、例えばSiO
2層による、帯状マスク材料層33bと、を形成する。そして、マスク材料層30a、30b、30c、30d、7a〜7j、33a、33bをマスクにして、RIEにより、SiO
2層、N+層3、P+層4、5、N層2、P層1をエッチングする。これにより、Si柱6a、6c、6d、6eの下部にあって、且つP層1上に、N層2aと、N+層3a、3b、P+層4aが形成される。同様に、Si柱6f、6g、6h、6jの下部にあって、且つP層1上に、N層2bと、N+層3c(図示せず)、3d(図示せず)、P+層5aが形成される。そして、マスク材料層33aの下にあって、Si柱6a、6c間にSiO
2層32aが形成される。同様に、マスク材料層33bの下にあって、Si柱6h、6j間にSiO
2層32b(図示せず)が形成される。
【0063】
次に、
図1Yに示すように、マスク材料層33a、33b、SiO
2層32a、32b、マスク材料層30a、30b、30c、30d、31a、31b、31c、31dを除去する。
【0064】
次に、
図1Zに示すように、N+層3a、3b、3c、3d、P+層4a、5a、N層2a、2bの外周部と、P層基板1上にSiO
2層34を形成する。そして、ALD法により、全体を覆って、HfO2層(図示せず)、TiN層(図示せず)、SiO
2層(図示せず)を形成する。この場合、Si柱6c、6d、6e間のTiN層は、側面同士で接触していることが望ましい。同様に、Si柱6f、6g、6h間のTiN層は、側面同士で接触していることが望ましい。そして、CMP法により、HfO2層、TiN層、SiO
2層の上面位置が、マスク材料層7a〜7jの上面位置になるように研磨する。そして、RIE法により、SiO2層をエッチバックエッチングする。そして、このSiO2層をマスクにして、TiN層とHfO2層を、上面位置がSi柱6a〜6jの上部位置になるように
エッチングする。そして、CVD法により、全体を覆って、SiN層(図示せず)を形成する。そして、CMP法により、上表面位置がマスク材料層7a〜7jの上表面位置になるように、SiN層を研磨する。これにより、Si柱6a〜6jの頂部外周に、平面視において等幅の、SiN層37a、37b、37c、37d(図示せず)が形成される。
そして、マスク材料層7a〜7jの上面に、平面視において、Si柱6a、6d、6g、6jに接するマスク材料層38a、38b、38c、38dを形成する。そして、マスク材料層7a〜7j、37a、37b、37c、37d、38a、38b、38c、38dをマスクにして、平面視において、マスク材料層37a、37b、37c、37dの外周部にあるSiO
2層と、TiN層とをエッチングする。これにより、Si柱6aの外周部に繋がるTiN層40aと、Si柱6c、6d、6eの外周部に繋がるTiN層40bと、Si柱6f、6g、6hの外周部に繋がるTiN層40cと、Si柱6jの外周部に繋がるTiN層40d(図示せず)が形成される。そして、マスク材料層38a〜38d、37a〜37d、7a〜7jを除去する。
【0065】
次に、
図1XXに示すように、全体をSiO
2層(図示せず)で覆い、その後にCMP法により、SiO
2層を上表面位置がSi柱6a〜6jの頂部の上表面位置になるように研磨する。そして、SiO
2層の上部をRIE法により、その上表面位置がTiN層40a〜40d頂部位置まで、エッチングする。そして、Si柱6a〜6jの頂部外周部にSiN層42を形成する。
そして、Si柱6c、6hの頂部をSiO
2層(図示せず)で覆いた後、選択エピタキシャル結晶成長法によりドナー不純物を含んだN+層43aをSi柱6aの頂部を囲んで形成する。同時にSi柱6dの頂部を覆ったN+層43cと、Si柱6eの頂部を覆ったN+層43d(図示せず)と、Si柱6fの頂部を覆ったN+層43e(図示せず)と、Si柱6gの頂部を覆ったN+層43f(図示せず)と、Si柱6jの頂部を覆ったN+層43h(図示せず)を形成する。そして、Si柱6c、6hの頂部を覆ったSiO
2層を除去する。そして、Si柱6a、6d、6e、6f、6g、6jを覆って、SiO
2層(図示せず)を形成する。そして、選択エピタキシャル結晶成長法によりアクセプタ不純物を含んだP+層43b、43gをSi柱6c、6hの頂部を囲んで形成する。そして、熱処理により、N+層43a、43c、43d、43e、43f、43hのドナー不純物をSi柱6a、6d、6e、6f、6g、6jの頂部に拡散させて、N+層44a、44c、44d、44e(図示せず)、44f(図示せず)、44h(図示せず)を形成する。同時に、P+層43b、43gからアクセプタ不純物を拡散させて、P+層44b、44gを形成する。
【0066】
次に、
図1YYに示すように、全体を覆って上表面が平坦なSiO
2層46を形成する。そして、N+層3aとP+層4aと、の境界面上と、TiN層40b上と、に形成したコンタクトホール47aを介して接続配線金属層C1を形成する。同時に、N+層3dとP+層5aと、の境界面上と、TiN層40bと、の上に形成したコンタクトホール47bを介して接続配線金属層C2(図示せず)を形成する。全体を覆って上表面が平坦なSiO
2層48を形成する。そして、TiN層40a、40d上に形成したコンタクトホール49a、49bcを介して、ワード金属配線層WLを形成する。全体を覆って上表面が平坦なSiO
2層50を形成する。そして、N+層43c、43d上に形成したコンタクトホール51a、51bを介して、グランド配線層Vss1を形成する。同時に、N+層43e、43f上に形成したコンタクトホール51c、51dを介して、グランド配線層Vss2を形成する。そして、全体を覆って上表面が平坦なSiO
2層52を形成する。そして、P+層43b、43g上に形成したコンタクトホール53a、53bを介して電源金属配線層Vddを形成する。そして、全体を覆って上表面が平坦なSiO
2層54を形成する。そして、N+層43a、43h上に形成したコンタクトホール55a、55bを介してビット出力金属配線層BL,反転ビット出力配線層RBLを形成する。これにより、P層基板1上にSRAMセル回路が形成される。
【0067】
第1実施形態の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
【0068】
1. 本実施形態では、
図1Vに示されたように、1つのSRAMセル領域に10個のSi柱6a〜6jが形成された。この内、X方向において、1列のSi柱(6c、6h)を形成するための帯状SiN層8aの形成のみにリソグラフィ法を用いた。他の8個のSi柱(6c、6hを除く6a〜6j)は、ALD法により形成した帯状SiGe層12aa、12ab、18a、18b、帯状SiN層16a、16b、20a、20bにより形成されている。帯状SiGe層12a、12bをALD法で形成し、この帯状SiGe層12a、12b上に、帯状SiGe層12a、12bの頂部形状をそのまま残存させた形状を有する帯状マスク材料層15a、15bを形成した。ALD法では、材料層を1原子層、または1分子層ごと制御よく堆積できる。これにより、平面視において、帯状SiGe層12a、12bの厚さを、設計からの要求に応じて、高精度で、且つ狭くすることができる。これにより、Si柱7a〜7j間の距離をリソグラフィの制約なしに、高精度で且つ、狭くできる。これにより、SRAMセルの高集積化が図れる。なお、X方向において、Si柱6c、6hと、Si柱6b、6d、6g、6iとの間の距離だけを、高精度で、且つ最狭に形成する場合は、帯状SiGe層12aa、12ab、帯状マスク材料層15a、15bだけを、本発明の提供する製造方法により形成すればよい。
2. 同様に、ALD法で形成した帯状SiN層16A、16Bと、この帯状SiN層16A、16B上に、帯状SiN層16A、16Bの頂部形状をそのまま残存させた形状を有する帯状マスク材料層17a、17bを形成した。これにより、Si柱7a〜7jの平面視における直径をリソグラフィの制約なしに高精度で且つ、小さくできる。これにより、リソグラフィによるセル高集積化に対する制限をなくして、セル設計を行うことができる。これにより、SRAMセルの高精度で、且つ高集積化が図れる。
3. セル高集積化が進むと、Si柱6a〜6jの平面視における直径と、Si柱6a〜6j間距離との両方の高精度化と高密度化が求められる。これに対して、本実施形態では
、例えば
図1D〜
図1Oに示したように、X方向断面において、帯状SiN層8aの両側面に、形成される帯状SiGe層12aa、12ab、18a、18bと、帯状SiN層16a、16b、20a、20bとの両方を、高精度で且つ狭く形成できる。帯状SiN層16a、16b、20a、20bの厚さの高精度化は、Si柱6a〜6jの直径の高精度化に繋がる。そして、帯状SiGe層12aa、12ab、18a、18bの厚さの高精度化は、Si柱6a〜6j間距離の高精度化に繋がる。これにより、SRAMセルの高精度化と高集積化が図れる。
4. 帯状マスク材料層15a、15b、17a、17bは、SiGe層12a、12b、SiN層16A,16BのRIE法によりエッチング時に、エッチングイオンが当たっている部分が、低いエッチング速度であるがエッチングされる。帯状マスク材料層15a、15b、17a、17bが、例えば
底辺が上辺より長い台形状であると、エッチング中に帯状マスク材料層15a、15b、17a、17bの底辺部分が、エッチングされる。これにより、平面視における帯状マスク材料層15a、15b、17a、17bのマスク層端の位置がエッチング時間と共に変化する。これにより、帯状SiGe層12aa、12ab、帯状SiN層16a、16bを、断面視において、矩形状に形成することを困難にさせる。これに対して、本実施形態では、帯状SiN層8a、帯状マスク材料層9aの両側に、垂直方向に同じ厚さを有するSiGe層12a、12b、SiN層16A、16Bを形成した。そして、SiGe層12a、12b、SiN層16A、16Bの頂部形状をそのまま残存させた帯状マスク材料層15a、15b、17a、17bを、形成した。これにより、断面が矩形状の帯状マスク材料層15a、15b、17a、17bが形成される。更に、断面が矩形状の帯状マスク材料層15a、15b、17a、17bをマスクに、SiGe層12a、12b、SiN層16A,16Bをエッチングすることにより、断面が矩形状の帯状SiGe層12aa、12ab、帯状SiN層16a、16bが形成される。これにより、SRAMセルの高精度化と、高集積化とが図れる。
5. 例えば、
図1E〜
図1Iに示すように、帯状SiGe層12aa、12abのエッチングマスクである帯状マスク材料層15a、15bにおいて、帯状SiN層8a、帯状マスク材料層9aを覆って、ALD法によりSiGe層12を堆積させた。そして、SiO
2層(図示せす)を堆積させた。そして、CMP法により、SiO
2層と、SiGe層12を、その上表面位置が、帯状マスク材料層9aの上表面位置になるように研磨した。この研磨により、SiGe層12の上部丸みR1を除去した。この上部丸みR1の除去により、凹み14a、14bの形状は、SiGe層12a、12bの両側面の帯状マスク材料層9aと、SiO
2層13の側面形状に沿い、且つ垂直方向に等幅の帯状SiGe層12a、12bの形状に沿って形成される。このため、凹部14a、14bの断面形状は、ほぼ矩形状に形成される。これにより、帯状マスク材料層15a、15bの断面形状を、垂直方向において、等幅の形状が保持されて、全体を見ると、ほぼ矩形状にされる。これは、RIE法により帯状マスク材料層15a、15bをマスクにしてSiGe層12aをエッチングすることにより形成した帯状SiGe層12aa、12abを、平面視、断面視共に高精度に形成できることを示している。同様にして、帯状SiN層16a、16b、20a、20b、帯状SiGe層18a、18bを高精度に形成できる。
6. 本実施形態では、
図1Zに示すように、Si柱7c,7d,7eと、Si柱7f,7g,7hの外周に繋がったゲートTiN層40b、40cは、Si柱7c,7d,7e間と、Si柱7f,7g,7h間と、の側面で接触している。一方、Si柱6a、6jでは、ゲートTiN層40a、40dは独立に形成されている。Si柱7c,7d,7eと、Si柱7f,7g,7hの外周に繋がったゲートTiN層40b、40cは、Si柱7c,7d,7e間と、Si柱7f,7g,7h間と、の側面で接触していることは、Si柱7c,7d,7e間と、Si柱7f,7g,7h間と、の距離を、ゲートHfO
2層35と、ゲートTiN層40b、40cと、を加えた厚さの2倍まで短く出来ることを示している。そして、
図1Wで示したように、Si柱7b、7iを除去することにより、ゲートTiN
層40a、40cをゲートTiN層40b、40dから離して形成することができる。これは、
図1Wに示すように、平面視において、高密度にSi柱6a〜6jを形成した後に、Si柱7b、7iを除去して、平面視においてSi柱のない領域を形成したことによる。これにより、平面視において、除去したSi柱7b、7iの領域上に、コンタクトホール47a、47bを形成することができる。これにより、SRAMセルの高密度化が図れる。本実施形態は、SRAMセルだけでなく、ゲート導体層同士が接続された複数のSi柱と、これらに隣接し、且つ分離したゲート導体層を有する1つまたは複数のSi柱を有する回路にも適用することができる。
7. 本実施形態では、
図1P〜
図1Sにおいて述べたように、Y方向に伸延した帯状マスク材料層8a、16a、16b、20a、20bに直交して、X方向に伸延した帯状マスク材料層27a、27b、28a、28bを、帯状マスク材料層8a、16a、16b、20a、20bを形成したのと同様な方法により形成した。これにより、X方向、Y方向共に、高精度で、且つ高密度に、Si柱6a〜6jが形成される。また、本実施形態の説明では、帯状マスク材料層8a、16a、16b、20a、20bを形成した後に、帯状マスク材料層28a、28bを形成した。これに対して、帯状マスク材料層28a、28bを形成した後に、帯状マスク材料層8a、16a、16b、20a、20bを形成する工程でも、同じく高精度で、且つ高密度にSi柱6a〜6jを形成することができる。なお、設計において、Y方向に余裕がある場合は、本方法を用いないで、マスク材料層を全面に形成した後に、リソグラフィ法とRIEエッチング法により、直接に帯状マスク材料層27a、27b、28a、28bを形成してもよい。また、X方向に余裕がある場合は、本方法を用いないで、マスク材料層を全面に形成した後に、リソグラフィ法とRIEエッチング法により、直接に帯状マスク材料層8a、16a、16b、20a、20b、または、帯状マスク材料層9a、17a、17b、21a、21bを形成してもよい。
8. 本実施形態では、
図1Oに示すように、平面視において、Y方向に伸延した5本の帯状SiN層8a、16a、16b、20a、20bを形成した。これに対し、帯状SiN層8aの材料をSiNからSiGeに替え、帯状SiGe層12aa、12abの材料をSiNに替えることにより、平面視において、Y方向に並行して伸延する2本の帯状SiN層を形成することができる。これにより、平面視において、この2本の帯状SiN層の位置に、高密度にSi柱を形成することができる。このことは、平面視において、最初に形成する帯状SiN層8a、帯状マスク材料層9aよりなる帯状材料層の材料と、この帯状材料層の両側に、並行して形成する帯状SiN層、帯状マスク材料層の材料と、帯状SiN層、または帯状SiGe層の形成を何回繰り返すかにより、平面視において、Y方向に伸延した帯状SiN層を3本、4本、5本以上形成することができる。これにより、平面において、この帯状SiN層の位置に、高密度にSi柱を形成することができる。
【0069】
(第2実施形態)
以下、
図2A〜
図2Dを参照しながら、本発明の第2実施形態に係る、SGTを有する柱状半導体装置の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図である。
【0070】
図1A〜
図1Lと同じ工程を行う。この工程の中で、
図1AにおけるN+層3、P+層4の平面視における配置が異なり、
図2Aに示すように、帯状N+層3A、3Bが、帯状P+層4Aの両側に形成される。そして、頂部上に帯状マスク材料層9aを有した帯状SiN層8aの両側に、平面視において、帯状SiGe層12aa、12abより広い幅のSiGe層12Aa、12Abが形成する。そして。SiGe層12Aa、12Abの頂部上に、帯状マスク材料層15A,15Bが形成されている。そして、帯状SiGe層12Aa、12Abの両側に、帯状SiN層8aと同じ幅の、頂部上に帯状マスク材料層17A,17Bを有した、帯状SiN層16A、16Bを形成する。
【0071】
次に、
図1N〜
図1Tと同じ工程を行う。これにより、
図2Bに示すように、マスク材料層7上に、頂部に、平面視において、正方形状のマスク材料層9Aa,9Ab、17Aa、17Ab,17Ba、17Bbを有した、正方形状のSiN層8Aa,8Ab、16Aa,16Ab(図示せず),16Ba、16Bb(図示せず)を形成する。
【0072】
次に、
図1U、
図1Vと同じ工程を行う。これにより、
図2Cに示すように、N+層3A、3B上にSi柱61a、61c、61d、61fを形成する。同時にP+層4A上にSi柱61b、61eを形成する。
【0073】
次に、
図1X〜
図1YYと同じ工程を行う。これにより、
図2Dに示すように、Si柱61a、61b、61cの下に、N層2Aと、N+層3Aa、3Ba、P+層4Aaと、が形成される。同様に、Si柱61d、61e、61fの下に、N層2Bと、N+層3Ba(図示せず)、3Bb(図示せず)、P+層4Baと、が形成される。そして、Si柱61a〜61fの下部を囲んで、SiO
2層33を形成する。そして、Si柱61a〜61fを囲んで、ゲート絶縁層であるHfO2層63を形成する。そして、HfO2層63を囲んでゲートTiN層65a、65b、65c、65d(図示せず)と、SiO
2層41と、を形成する。そして、Si柱61a〜61fの頂部外周に
SiN層42を形成する。そして、Si柱61a〜61fの頂部上に選択エピタキシャル結晶成長法により、N+層67a、67c、67d、67fと、P+層67b、67eを形成する。そして、熱処理を行い、Si柱61a〜61fの頂部に、N+層66a、66c、67d(図示せず)、67f(図示せず)と、P+層66b、66eと、を形成する。
そして、全体にSiO
2層46を形成した後、N+層3Aaと、P+層4Aa境界上と、ゲートTiN層65c上と、に形成したコンタクトホール69aを介して、形成した金属層(図示せず)により、N+層3Aa、P+層4Aaと、ゲートTiN層65cとの接続を行う。同時に、N+層3Bb、P+層4Ba境界上と、ゲートTiN層65b上に形成したコンタクトホール69bを介して、形成した金属層(図示せず)により、N+層3Bb、P+層4Baと、ゲートTiN層65bとの接続を行う。そして、全体にSiO
2層48を形成した後、ゲートTiN層65a上に形成したコンタクトホール70aと、ゲートTiN層65d上に形成したコンタクトホール70bと、を介して、ゲートTiN層65a、65dと、ワード配線金属層WLと、が接続される。そして、全体にSiO
2層50を形成した後、P+層67b、67e上に形成したコンタクトホール71a、71bを介して、P+層67b、67eと電源配線金属層Vddが接続される。そして、全体にSiO
2層52を形成した後、コンタクトホール73aを介して、N+層67aとグランド配線金属層Vss1が接続される。同時に、コンタクトホール73bを介して、N+層67fとグランド配線金属層Vss2が接続される。そして、全体にSiO
2層54を形成した後、コンタクトホール74aを介して、N+層67cとビット配線金属層BLが接続される。同時に、コンタクトホール74bを介して、N+層67dと反転ビット配線金属層RBLが接続される。これにより、P層基板1上にSRAMセルが形成される。
【0074】
本実施形態の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
1.第1実施形態では、
図1Mに示されたように、マスク材料層7上に、5本の帯状SiN層8a、16a、16b、20a、20bを形成した。これに対し、本実施形態では、
図2Aに示されるように、3本の帯状SiN層8a、16A、16Bを形成して、SRAMセルを形成することができる。これにより、工程の簡略化が図れる。
2.第1の実施形態では、
図1Vに示されたように、SRAMセル領域内に形成されたSi柱6b、6iを除去する工程が必要であった。これに対し、本発明では、このようなSi柱除去工程を必要としない。これにより、工程の簡略化が図れる。
【0075】
(第3実施形態)
以下、
図3A〜
図3Fを参照しながら、本発明の第3実施形態に係る、SGTを有する柱状半導体装置の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図である。
【0076】
図3Aに示すように、
図1Cに示した帯状SiN層8a、マスク材料層9aに替えて、最初に帯状マスク材料層81(第1の帯状材料層)をエッチングマスクにして形成した帯状SiGe層80(第2の帯状材料層)を形成する。
【0077】
そして、
図1D〜
図1Mで示した、同様の工程を行う。これにより、
図3Bに示すように、頂部上に帯状マスク材料層81を有した帯状SiGe層80の両側に、等幅の、頂部上に帯状マスク材料層83a、83b(第3の帯状材料層)を有した帯状SiN層82a、82b(第4の帯状材料層)が形成される。そして、帯状SiN層82a、82bの両側に、等幅の、頂部に帯状マスク材料層85a、85bを有した帯状SiGe層84a、84bが形成される。そして、帯状SiGe層84a、84bの両側に、頂部に帯状マスク材料層87a、87bを有した帯状SiN層86a、86bを形成する。
【0078】
次に、
図1N〜
図1Tで示した、同様の工程を行う。これにより、
図3Cに示すように、マスク材料層7上に、平面視において、頂部上に正方形状マスク材料層91a、91b、91c、91d、91e、91f、91g、91h(第1のマスク材料層)を有した正方形状SiN層90a、90b、90c、90d、90e(図示せず)、90f(図示せず)、90g、90h(図示せず)が形成される。
【0079】
次に、
図1U、
図1Vと同じ工程を行う。これにより、
図3Dに示すように、N+層3c、P+層4c、4d上に頂部上にマスク材料層92a、92b、92c、92d、92e、92f、92g、92hを有した、Si柱93a、93b、93c、93d、93e、93f、93g、93h(3次元形状半導体層)を形成する。
【0080】
次に、
図3Eに示すように、マスク材料層92b、92g、Si柱93b、93gを除去する。
【0081】
次に、
図1Z〜
図1YYと同じ工程を行う。これにより、
図3Fに示すように、Si柱93a、93c、93dの下に、N層2ca、N+層3ca、3cb、P+層4caが形成される。同様に、Si柱93e、93f、93hの下に、N層2cb、N+層3da(図示せず)、3db(図示せず)、P+層4cbが形成される。そして、Si柱93a〜93hを囲んで、ゲート絶縁層であるHfO2層95が形成される。そして、HfO2層95を囲んでゲートTiN層96a、96b、96c、96d(図示せず)を形成する。そして、Si柱93a、93d、93e、93hの頂部上に、N+層98a、98c、98d(図示せず)、98f(図示せず)と、Si柱93a、93d、93e、93hの頂部にN+層97a、97c、97d(図示せず)、97e(図示せず)を形成する。同じく、Si柱93c、93fの頂部上にP+層98b、98eを、そして頂部にP+層97b、97eを形成する。そして、N+層3ca、P+層4ca境界上と、ゲートTiN層96c上に形成したコンタクトホール
99aを介して、形成した金属層(図示せず)により、N+層3ca、P+層4caと、ゲートTiN層95cとの接続を行う。同時に、N+層3db、P+層4cb境界上と、ゲートTiN層96b上に形成したコンタクトホール
99bを介して、形成した金属層(図示せず)により、N+層3db、P+層4cbと、ゲートTiN層96bとの接続を行う。そして、ゲートTiN層96a上に形成したコンタクトホール101aと、ゲートTiN層96d上に形成したコンタクトホール
101bと、を介して、ゲートTiN層96a、96dと、ワード配線金属層WLと、が接続される。そして、P+層98b、98e上に形成したコンタクトホール102a、102bを介して、P+層98b、98eと電源配線金属層Vddが接続される。そして、コンタクトホール103aを介して、N+層98cとグランド配線金属層Vss1が接続される。同時に、コンタクトホール103bを介して、N+層98dとグランド配線金属層Vss2が接続される。そして、コンタクトホール
104Aを介して、N+層98aと反転ビット配線金属層RBLが接続される。同時に、コンタクトホール
104Bを介して、N+層98fとビット配線金属層BLが接続される。これにより、P層基板1上にSRAMセルが形成される。
【0082】
本実施形態の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
3.第1実施形態では、
図1Mに示されたように、マスク材料層7上に、5本の帯状SiN層8a、16a、16b、20a、20bを形成した。これに対し、本実施形態では、
図3Bに示されるように、4本の帯状SiN層82a、82b、86a、86bを形成して、SRAMセルを形成することができる。これにより、工程の簡略化が図れる。
4.本実施形態では、第1実施形態と同様に、Si柱93c、93dと、Si柱93e、93fの外周に繋がったゲートTiN層96b、96cは、Si柱93c、93d間と、Si柱93e,93f間と、の側面で接触している。一方、Si柱93a、93hでは、ゲートTiN層96a、96dは独立に形成される。このように、ゲートTiN層96b、96cが、Si柱93c,93d間と、Si柱93e、93f間と、の側面で接触していることは、Si柱93c、93d間と、Si柱93e、93f間と、の距離を、ゲートHfO
2層95と、ゲートTiN層96b、96cと、を加えた厚さの2倍まで短く出来ることを示している。これにより、SRAMセルの高集積化が図れる。
【0083】
(第4実施形態)
以下、
図4A、
図4Bを参照しながら、本発明の第4実施形態に係る、SGTを有する柱状半導体装置の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図である。
【0084】
図1A〜
図1Pまでの工程を行う。そして、
図4Aに示すように、リソグラフィ法とRIEエッチングにより、平面視において、
図1PにおけるSiN層16a上の領域の帯状マスク材料層27a、28aを除去して、頂部上に帯状マスク材料層27A、27Bを有する帯状マスク材料層28A,28Bを形成する。同時に、平面視において、SiN層16b上の帯状マスク材料層27b、28bを除去して、頂部に帯状マスク材料層27C、27Dを有する帯状マスク材料層28C,28D(図示せず)形成する。
【0085】
次に、
図1S、
図1Tに示した工程を行うことにより、
図4Bに示すように、マスク材料層7上に、平面視において正方形状のマスク材料層21aa、21ba、21ab、21bb、17ba、17ab、9aa、9abと、正方形状のマスク材料層20aa、20ab、20ba(図示せず)、20bb、16ab(図示せず)、8aa、8abと、が形成される。この場合、
図1SにおけるSiN層16aa、16bb、マスク材料層17aa、17bbがない。そして、
図1X〜
図1YYまでの工程を行うことによって、第1実施形態と同じ構造を有するSRAMセルがP層基板1上に形成される。
【0086】
本実施形態の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
第1実施形態では、Si柱6b、6i、マスク材料層7b、7iを形成した後に、このSi柱6b、6i、マスク材料層7b、7iを除去した。この場合、垂直方向に高さのあるSi柱6b、6iを、エッチング終点が、他のSi柱6a、6c,6d,6e、6f、6h、6jの底部と同じになるように、制御よくエッチングして除去しなければいけない。これに対し、本実施形態では、第1実施形態における
図1Pに示した最上面にあるマスク材料層27a、27b、28a、28bをエッチングすればよい。この場合、エッチング終点は、エッチングストッパーであるマスク材料層7となり、第1実施形態のようなエッチング終点に関する制御性の問題がない。
【0087】
(第5実施形態)
以下、
図5A〜
図5Fを参照しながら、本発明の第5実施形態に係る、SGTを有する柱状半導体装置の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図である。
【0088】
図5Aに示すように、頂部上に帯状マスク材料層100a、帯状マスク材料層100b(第6の帯状材料層、第11の帯状材料層、第15の帯状材料層)がある帯状SiN層101a、帯状SiN層101b(第7の帯状材料層、第12の帯状材料層、第16の帯状材料層)をY方向に伸延して、マスク材料層7上に形成する。帯状SiN層101aは、平面視において、N+層3A上に形成される。そして、帯状SiN層101bは、平面視において、N+層3B上に形成される。このN+層3A、3Bは、平面視において、帯状P+層4Aの両側に、帯状に形成される。
【0089】
次に、
図1D〜
図1Iの工程を行う。これにより、
図5Bに示すように、帯状マスク材料層100aと、帯状SiN層101aとの両側に帯状マスク材料層102aa、102abと、帯状SiGe層103aa、103abと、が形成される。同じく、帯状マスク材料層100bと、帯状SiN層101bとの両側に帯状マスク材料層102ba、102bb(第8の帯状材料層、第13の帯状材料層、第17の帯状材料層)と、帯状SiGe層103ba、103bb(第9の帯状材料層、第14の帯状材料層、第18の帯状材料層)と、が形成される。
【0090】
次に、SiN層(図示せず)を全体に被覆する。そして、
図5Cに示すように、CMP法により、SiN層の上表面位置がマスク材料層100a、100bと同じになるように研磨して帯状SiN層104
a、104b、104cを形成する。
【0091】
次に、
図5Dに示すように、平面視において、SiN層104aの外側に開口端があるレジスト層105を形成する。そしてレジスト層105と、帯状マスク材料層102ab、102baをマスクにして、SiN層104aの上表面位置が、帯状マスク材料層102ab、102baの底部位置になるようにエッチングして、凹部106を形成する。
【0092】
次に、レジスト層105を除去する。そして、CVD法とCMP法を用いて、凹部106を埋め、その上表面位置が、帯状マスク材料層102ab、102baの上表面位置と同じ、帯状マスク材料層108(第20の帯状材料層)を形成する。そして、
図5Eに示すように、マスク材料層100a、100b、102aa、102ab、102ba、102bbをマスクにして、SiN層104をエッチングして、除去する。
【0093】
次に、
図5Fに示すように、帯状マスク材料層102aa、102ab、102ba、102bbを除去する。そして、SiGe層103aa、103ab、103ba、103bbを除去する。これにより、マスク材料層7上に、頂部上にマスク材料層100a、100b、108を有した、帯状SiN層101a、101b、104aが形成される。そして、
図2B〜
図2Dまでの工程を行うことにより、第2実施形態と同じ、1つのセル領域に6個のSi柱61a〜61fよりなるSRAMセル回路が形成される。
【0094】
本実施形態の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
第2実施形態では、最初に帯状SiN層8aを形成した後に、この帯状SiN層8aの外側に2つの帯状SiN層16A,16Bを形成した。この場合、帯状SiN層16A,16Bの、帯状SiN層8aに対する、X方向における位置精度は、帯状SiGe層12Aa、12Abと、帯状SiN層16A,16Bを形成するための、2回のALD膜堆積と、RIEエッチング精度が影響する。これに対して、本実施形態では、最初に両側の帯状SiN層101a、101bを形成し、次に帯状SiGe層103aa、103ab、103ba、103bbを形成した後に、中央の帯状SiN層104aを形成した。この場合、帯状SiN層101a、101bの、帯状SiN層104aに対する、X方向における位置精度は、帯状SiGe層103aa、103ab、103ba、103bbを形成するための、1回のALD膜堆積と、RIEエッチング精度だけが影響する。これにより、SRAMセルの高精度化が測れる。
本実施形態の説明では、帯状マスク材料層102aa、102ab、102ba、102bb、帯状SiGe層103aa、103ab、103ba、103bbを除去して、帯状マスク材料層100a、100b、108、SiN層101a、101b、104aを残存させた。これに対し、帯状マスク材料層102aa、102ab、102ba、102bb、帯状SiGe層103aa、103ab、103ba、103bbを残存して、帯状マスク材料層100a、100b、108、SiN層101a、101b、104aを除去させてもよい。この場合、帯状マスク材料層102aa、102ab、102ba、102bb、帯状SiGe層103aa、103ab、103ba、103bbが、Si柱を形成する場合のマスク材料層となる。これによっても、SRAMセルの高精度化が測れる。
本実施形態は、
図5B〜
図5Eに示したように、帯状SiGe層103ab、103ba間に帯状SiN層104a、帯状マスク材料層108を形成する例を持って説明した。これに対して、帯状SiGe層103aa、103ab、103ba、103bbを形成した後に、
図1J〜
図1Lで示した工程と同じく帯状マスク材料層(図示せず)と、帯状SiN層(図示せず)を形成すれば、平面視において、
図1Nと同じY方向に伸延した5本の帯状マスク材料層(図示せず)と、帯状SiN層(図示せず)を形成することができる。これによって、第1実施形態と同じ8個のSGTよりなるSRAMセルが形成できる。本方法は第1実施形態より、帯状マスク材料層と、帯状SiN層との形成工程を、それぞれ1回減らすことができる。これにより工程の簡易化が図れる。
【0095】
(第6実施形態)
以下、
図6を参照しながら、本発明の第6実施形態に係る、SGTを有する柱状半導体装置の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図である。
【0096】
図1A〜
図1Eまでの工程を行う。本工程では、SiGe層12a、12bに替えて、Si層110a、110bを形成する。そして、SiO
2層13に替えて、アモルファスSiOC層111を形成する。そして、酸素を含んだ雰囲気で熱処理を行い、Si層110a、110bの頂部を酸化して、マスク材料層である帯状SiO
2層112a、112bを形成する。このように、酸化処理により帯状マスク材料層を形成することができる。
【0097】
本実施形態の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
第1実施形態では、凹部14a、14bを形成した後に、全体に堆積したSiN層をCMP法により研磨する工程が必要であった。これに対して、本実施形態では、酸化処理のみにより、マスク材料層である帯状SiO
2層112a、112bを形成できる。これにより、工程の簡略化が図れる。
【0098】
(第7実施形態)
以下、
図7を参照しながら、本発明の第7実施形態に係る、SGTを有する柱状半導体装置の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図である
【0099】
図1A〜
図1Eまでの工程を行う。そして、窒素イオン注入により、SiGe層12aの頂部に帯状窒化SiGe層114a、114bを形成する。この帯状窒化SiGe層114a、114bをマスク材料層として用いる。
【0100】
本実施形態の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
第1実施形態では、凹部14a、14bを形成した後に、全体に堆積したSiN層をCMP法により研磨する工程が必要であった。これに対して、本実施形態では、窒素イオンのイオン注入のみにより、マスク材料層である帯状窒化SiGe層114a、114bを形成できる。これにより、工程の簡略化が図れる。
【0101】
(第8実施形態)
以下、
図8A〜
図8Eを参照しながら、本発明の第8実施形態に係る、3次元半導体装置の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図である。
【0102】
図8Aに示すように、例えばSiO2基板1a上に、ALD法によりSiGe層120a(第4の材料層)を形成する。そして、エピタキシャル結晶成長法により、下から順番にSi層121a(第1の半導体層)、SiGe層120b(第4の材料層)、Si層121b(第1の半導体層)、SiGe層120cを形成する。SiGe層120a(第8の材料層)、120b(第8の材料層)、120c、Si層121a、121b、120cの、Y方向の両端には保持材料層(図示せず)が形成されている。そして、SiGe層120c上に、マスク材料層122を形成する。そして、
図1A〜
図1Lと同じ工程を行って、マスク材料層122上に、頂部に帯状マスク材料層125を有する帯状SiN層124と、帯状マスク材料層125、帯状SiN層124の両側に形成された、頂部に帯状マスク材料層127a、127bを有する帯状SiGe層126a、126bと、帯状SiGe層126a、126b、帯状マスク材料層127a、127bの両側に、頂部にマスク材料層129a、129bを有する帯状SiN層128a、128bを形成する。
【0103】
次に、
図8Bに示すように、全体にSiO2層(図示せず)を被覆し、CMP法により上表面位置が帯状マスク材料層125の上表面位置になるように研磨して、SiO2層130を形成する。そして、平面視におけるY方向における両端が、保持材料層の端部と一致したマスク材料層131を形成する。
【0104】
次に、マスク材料層131をマスクにして、SiO2層130、帯状マスク材料層125、127a、127b、129a、129b、SiN層124、128a、128b、帯状SiGe層126a、126bをエッチングする。そして、マスク材料層131を除去する。そして、残存しているSiO
2層130、マスク材料層127a、127b、SiGe層126a、
126bを除去する。そして、
図8Cに示すようにマスク材料層125、129a、129b、SiN層124、128a、128bをマスクにして、マスク材料層122、SiGe層120a、120b、120c、Si層121a、121bをエッチングして、SiN層128aの下に、SiGe層120aa、120ba、120ca、Si層121aa、121ba、マスク材料層122aを形成する。同時に、SiN層124の下に、SiGe層120ab、120bb、120ba、Si層121ab、121bb、マスク材料層122bが形成される。同時に、SiN層128bの下に、SiGe層120ac、120bc、120cc、Si層121ac、121bc、マスク材料層122cが形成される。
【0105】
次に、
図8Dに示すように、マスク材料層125、129a、129b、SiN層124、128a、128b、SiGe層120aa、120ab、120ac、120ba、120bb、129bc、120ca、120cb、120ccをエッチングする。これによって、Y方向の両端にある保持材料層で支えられた帯状Si層121aa、121ab、121ac、121ba、121bb、121bcが形成される。
【0106】
次に
図8Eに示すように、帯状Si層121aa、121ab、121ac、121ba、121bb、121bcを囲んでゲートHfO
2層130aa、130ab、130ac、130ba、130bb、130bcを形成する。そして、ゲートHfO
2層130aa、130ab、130ac、130ba、130bb、130bcを囲んでゲート
TiN層
132を形成する。そして、帯状Si層121aa、121ab、121ac、121ba、121bb、121bcの両端の保持材料層を除去する。そして、帯状Si層121aa、121ab、121ac、121ba、121bb、121bcの両端に、ソースまたはドレインとなるN+層(図示せず)、またはP+層(図示せす)を形成する。これにより、帯状Si層121aa、121ab、121ac、121ba、121bb、121bcをチャネルにしたGAA(Gate All Around)トランジスタ(非特許参考文献3を参照)を用いた回路が形成される。
【0107】
本実施形態の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
本実施形態によれば、帯状Si層121ab、121bbと、帯状Si層121aa、121ba、帯状Si層121ac、121bcとの、平面視における間隔を狭くすることができる。例えば、帯状Si層121aa、121baをNチャネルGAAトランジスタのチャネルとし、帯状Si層121ab、121bb、帯状Si層121ac、121bcをPチャネルGAAトランジスタのチャネルとすると、高密度のインバータ回路を形成することができる。
同様に下段の帯状Si層121aa、121ab、121acをNチャネルGAAトランジスタのチャネルとし、上段の帯状Si層121ba、121bb、121bcをPチャネルGAAトランジスタのチャネルにしても、高密度のインバータ回路を形成することができる。また、本実施形態のように、GAAトランジスタを、上方に2段、水平方向に3列に形成した回路の他に、上方に1段、及び3段以上、そして水平方向に2列、及び4列形成した回路においても、回路の高密度化が図れる。
【0108】
(第9実施形態)
以下、
図9A〜
図9Cを参照しながら、本発明の第9実施形態に係る、3次元半導体装置の製造方法について説明する。(a)は平面図、(b)は(a)のX−X’線に沿う断面構造図、(c)は(a)のY−Y’線に沿う断面構造図である。
【0109】
図1Aで示した工程を行った後、マスク材料層7上に、全体にSiGe層(図示せず)とマスク材料層(図示せず)とを形成する。そして、リソグラフィ法とRIEエッチング法により、図
9Aに示すように、平面視において、Y方向に伸延した2つの帯状マスク材料層133a、133bを形成する。そして、帯状マスク材料層133a、133bをマスクにして、SiGe層をRIEエッチングして、Y方向に伸延した帯状SiGe層134a、134bを形成する。
【0110】
次に、全体にSiN層(図示せず)をALD法により形成する。そして、
図1D〜
図1Iまでの工程を行い、
図9Bに示すように、帯状マスク材料層133a、133bの両側に形成された帯状マスク材料層135aa、135ab、135ba、135bbと、この帯状マスク材料層135aa、135ab、135ba、135bbの下にあって、且つSiGe層134a、134bの両側側面に接した帯状SiN層136aa、136ab、136ba、136bbを形成する。帯状マスク材料層135abと帯状マスク材料層135baは、離れて形成する。同様に
、帯状SiN層136abと帯状SiN層136baは、離れて形成する。
【0111】
次に、
図9Cに示すように、帯状マスク材料層133a、133bと、帯状SiGe層134a、134bを除去する。これにより、マスク材料層7上に、平面視においてY方向に伸延した帯状マスク材料層135aa、135ab、135ba、135bbと、帯状SiN層136aa、136ab、136ba、136bbとが形成される。そして、
図3C〜
図3Fの工程を行うことにより、
図3Fと同じSRAMセルが形成される。
【0112】
本実施形態の製造方法によれば、次のような特徴が得られる。
第3実施形態では、帯状SiGe層80の両側に、3回の繰り返し帯状材料層形成工程を行って、帯状SiN層82a、82b、86a、86b、帯状SiGe層84a、84bを形成した。これに対して、本実施形態では、同時に形成した帯状SiGe層134a、134bの両側に、1回の帯状材料層形成工程のみで、帯状SiN層136aa、136ab、136ba、136bbを形成した。これにより工程の簡易化が図れる。
平面視において、2本の帯状SiN層136a、136b間の距離を、
図9Aより離し、帯状SiN層136aa、136abと、帯状SiN層136ba、136bbとの、それぞれの両側に、
図1I〜
図1Lと同様な方法により帯状SiGe層と、この帯状SiGe層の上に帯状マスク材料層を形成する(図
1I〜
図1Lとは材料はことなる)。そして、帯状SiGe層間に、
図5B〜
図5Eで示した同様な方法を用いて、帯状SiN層と、この帯状SiN層上に帯状マスク材料層を形成する。これにより、第1実施形態と同様に、平面視において、Y方向に伸延した5本の帯状SiN層と、この帯状SiN層上に帯状マスク材料層を形成できる。これにより、第1実施形態と同じSRAMセルが形成される。第1実施形態では、帯状SiN層8aの両側に、4回の繰り返し帯状材料層形成工程を行うのに対して、本方法では、2回の繰り返し工程によりSRAMセルが形成される。これにより工程の簡易化が図れる。
【0113】
なお、本発明に係る第1実施形態から第7実施形態では、1つの半導体柱に1個のSGTを形成したが、2個以上を形成する回路形成においても、本発明を適用できる。
【0114】
また、第1実施形態において、マスク材料層7はSiO
2層、酸化アルミニウム(Al
2O
3、以後AlOと称する)層、SiO
2層より形成した。そして、窒化シリコン(SiN)層8を堆積した。そして、SiO
2層からなるマスク材料層9を堆積した。そして、SiN層からなるマスク材料層10を堆積した。これらマスク材料層7、9、10、SiN層8は、本発明の目的に合う材料であれば、単層または複数層よりなる有機材料または無機材料を含む他の材料層を用いてもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0115】
また、第1実施形態において、
図1Dに示したように、全体に、ALD法によりSiGe層12を帯状マスク材料層7、8a、9aを覆って形成した。このSiGe層12は、本発明の目的に合う材料であれば、単層または複数層よりなる有機材料または無機材料を含む他の材料層をもちいてもよい。このことは、帯状SiGe層18a、18bにおいても、同様である。また、帯状SiGe層12aa、12abと、帯状SiGe層18a、18bの材料母体は同じでなくても良い。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0116】
また、第1実施形態における、帯状マスク材料層15a、15b、17a、17b、19a、19b、21a、21bと、帯状マスク材料層16a、16b、20a、20bは、本発明の目的に合う材料であれば、単層または複数層よりなる有機材料または無機材料を含む他の材料層を用いることができる。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0117】
また、第1実施形態において、帯状マスク材料層9a、15a、15b、17a、17b、19a、19b、21a、21bのそれぞれの上表面と、底部の位置が、同じのように形成したが、本発明の目的に合うならば、それぞれの上表面と、底部の位置が垂直方向で異なっていてもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0118】
また、第1実施形態において、帯状マスク材料層9a、15a、15b、17a、17b、19a、19b、21a、21bの厚さ、及び形状は、CMPによる研磨、及びRIEエッチング、洗浄により変化する。この変化は、本発明の目的に合う程度の内であれば、問題ない。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0119】
また、第1実施形態において、
図1Q〜
図1Sに示す、SiO
2層22、SiN層24、帯状SiGe層25、SiN層による帯状マスク材料層26、帯状マスク材料層27a、27b、28a、28bは、本発明の目的に合う材料であれば、単層または複数層よりなる有機材料または無機材料を含む材料層を用いることができる。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0120】
また、第1実施形態では、Si柱7b、6iを除去した。このように、回路設計に合わせて、形成したSi柱6a〜6jのいずれかを、リソグラフィ法と、エッチングにより除去してもよい。SRAMセル回路以外の回路においても、一度形成したSi柱を、回路設計に合わせて、除去できる。また、第4実施形態のように、帯状マスク材料層27a、27b、28a、28bの、平面視における、任意の領域をエッチングして、Si柱6a〜6jのいずれかを形成しないことができる。本実施形態が提供する方法は、SRAMセル回路以外の回路形成に適用できる。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0121】
また、第1実施形態では、
図1Zに示したように、ゲート金属層として、T
iN層40a、40b、40c、40dを用いた。このTiN層40a、40b、40c、40dは、本発明の目的に合う材料であれば、単層または複数層よりなる材料層を用いることができる。TiN層40a、40b、40c、40dは、少なくとも所望の仕事関数を持つ、
単層または複数層の金属層より形成できる。この外側に、たとえばW層を形成してもよい。この場合、W層はゲート金属層を繋げる金属配線層の役割を行う。W層以外に単層、または複数層の金属層を用いても良い。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0122】
また、本発明の実施形態の説明では、SRAMセルを形成する例を用いた。例えば、マイクロプロセッサ回路では、SRAM回路とロジック回路が、同じチップ上に形成されている。このロジック回路形成において、
図1W、
図4Aで説明した方法により、不要なSi柱を形成しない方法を用いることができる。また、SRAM回路とロジック回路と、を別々の実施形態の方法により形成してもよい。このことは、他の回路形成においても、同様である。
【0123】
また、第6実施形態では、第1実施形態におけるSiO
2層13に替えて、アモルファスSiOC層111を形成した。そして、酸素を含んだ雰囲気で熱処理を行い、Si層110a、110bの頂部を酸化して、マスク材料層である帯状SiO
2層112a、112bを形成した。このアモルファスSiOC層111、Si層110a、110bは、本発明の目的に沿うものであれば、他の材料層であってもよい。
【0124】
また、第7実施形態では、窒素イオン注入により、SiGe層12aの頂部に帯状窒化SiGe層114a、114bを形成した。この窒素イオン注入、SiGe層12aは、マスク材料層を形成するものであれば、他の原子のイオン注入、またはSiGe層に代わる材料層であってもよい。
【0125】
また、第1実施形態において、平面視において、円形状のマスク材料層7a〜7jを形成した。マスク材料層7a〜7jの形状は楕円状であってもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0126】
第1実施形態では、ゲート絶縁層として、HfO2層35を用い、ゲート材料層としてTiN層40a、40b、40c、40dを用いたが、それぞれを単層または複数層よりなる他の材料層を用いてもよい
。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0127】
また、第1実施形態では、
図1XXに示したように、選択エピタキシャル結晶成長法を用いて、N+層43a、43c、43d、43e、43f、43h、P
+層43b、43gを形成した。そして、熱拡散によりSi柱6a〜6jの頂部にN+層44a、44c、44d、44e、44f、44h、P+層44b、44gを形成した。選択エピタキシャル結晶成長法により形成した、N+層43a、43c、43d、43e、43f、43h、P
+層43b、43gは、単結晶層であるので、熱拡散によるSi柱6a〜6jの頂部に形成されたN+層44a、44c、44d、44e、44f、44h、P+層44b、44gがなくても、SGTのソース、またはドレインとなる。同様に、ソース、またはドレインである、Si柱6a〜6jの底部にあるN+層3a、3b、3c、3d、P+層4a、5aに替えて、Si柱6a〜6jの外周を囲んでエピタキシャル結晶成長法により形成したN+層、またはP+層をソースまたはドレインとしてもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0128】
また、第1実施形態では、
図1XXに示した、N+層43a、43c、43d、43e、43f、43h、P
+層43b、43gの形成を選択エピタキシャル結晶成長法により行った。これらN+層43a、43c、43d、43e、43f、43h、P
+層43b、43gの形成を、通常のエピタキシャル結晶成長法を行い、その後にリソグラフィ法とエッチングにより形成してもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0129】
また、第1実施形態では、P層基板1上にSGTを形成したが、P層基板1の代わりにSOI(Silicon On Insulator)基板を用いても良い。または、基板としての役割を行うものであれば他の材料基板を用いてもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0130】
また、第1実施形態では、Si柱6aから6jの上下に、同じ極性の導電性を有するN+層44a、44c、44d、44f、44h、P
+層44b、44gとN+層3a、3b、3c、3d、P
+層4a、5aを用いて、ソース、ドレインを構成するSGTについて説明したが、極性が異なるソース、ドレインを有するトンネル型SGTに対しても、本発明が適用できる。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0131】
また、上記各実施形態では、チャネル、ソース、ドレインなどの半導体領域としてSi(シリコン)を用いた例について説明した。しかしこれに限られず、本発明の技術思想は、SiGeのようにSiを含んだ半導体材料、またはSi以外の半導体材料を用いた、3次元半導体装置にも適用可能である。
【0132】
また、第1実施形態では、Si柱6a〜6jは単体のSi層より形成したが、垂直方向において異なる半導体母体からなる半導体層を積層してSGTのチャネルを形成してもよい。このことは、本発明に係るその他の実施形態においても同様である。
【0133】
また、縦型NAND型フラッシュメモリ回路では、半導体柱をチャネルにして、この半導体柱を囲んだトンネル酸化層、電荷蓄積層、層間絶縁層、制御導体層から構成されるメモリセルが複数段、垂直方向に形成される。これらメモリセルの両端の半導体柱には、ソースに対応するソース線不純物層と、ドレインに対応するビット線不純物層がある。また、1つのメモリセルに対して、その両側のメモリセルの一方がソースならば、他方がドレインの役割を行う。このように、縦型NAND型フラッシュメモリ回路はSGT回路の1つである。従って、本発明はNAND型フラッシュメモリ回路に対しても適用することができる。
【0134】
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明の一実施例を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。上記実施例及び変形例は任意に組み合わせることができる。さらに、必要に応じて上記実施形態の構成要件の一部を除いても本発明の技術思想の範囲内となる。