(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0023】
(第1の実施の形態)
(POS装置10の主な構成について)
図1は、本発明の販売情報管理装置である例えば、POS装置(Point of sale:販売時点情報管理)10を有する販売情報管理システムである例えば、POS装置システム1の主な構成を示す概略ブロック図である。
本システム1は、例えば、店舗等に設置され、店舗内の購入者である顧客等を監視するための撮像装置である例えば、監視カメラ20と、POS装置10を有している。
【0024】
監視カメラ20は、
図1に示すように、POS装置10と通信可能に配置され、POS装置10の主な構成は以下のとおりである。
POS装置10は、提供場所である例えば、店舗等に設置され、店舗で顧客に提供される商品や役務の販売等の情報を管理する装置である。
具体的には、POS装置10は、店舗の従業員又は顧客が、POS装置10を操作することで、各種情報がPOS装置10に入力される構成となっている。
【0025】
POS装置10は、
図1に示すように、制御部12を有し、制御部12は、POS装置10が監視カメラ20や管理サーバ等と通信するための「通信装置13」、タッチパネル14を制御する構成となっている。
ここで、タッチパネル14は、表示部である例えば、ディスプレイと、位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、ディスプレイ上の表示に使用者が触れることで各種情報を入力できる入力装置である。
【0026】
また、制御部12は、
図1に示すように、POS装置本体15や時刻情報生成部である例えば、時計16も制御する。
ここで、POS装置本体15は、当該店舗等の販売情報を管理する装置である。
さらに、制御部12は、
図1に示す、各種情報記憶部100も制御する。
図2は、
図1の「各種情報記憶部100」の主な構成を示す概略ブロック図であり、これらの内容は後述する。
【0027】
また、
図1のPOS装置10や監視カメラ20は、コンピュータを有し、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)やハードディスク等を有し、バスを介して接続されている。
【0028】
図3乃至
図6は、本システム1の動作例を示す概略フローチャートである。具体的には、
図3は、タッチパネル14の「一括取消キー」を操作することで、不正を疑われる行為を検知する例を示す概略フローチャート、
図4は、「誤打訂正キー」を操作することで、不正を疑われる行為を検知する例を示す概略フローチャート、
図5は、「誤打訂正キー」と「クーポンキー」を操作することで、不正を疑われる行為を検知する例を示す概略フローチャート、そして、
図6は、「値引きキー」等で過剰な値引きをする行為を検知する例を示す概略フローチャートである。以下、順に説明する。
【0029】
(タッチパネル14の「一括取消キー」を操作する例)
先ず、「タッチパネル14の「一括取消キー」を操作することで、不正を疑われる行為を検知する例」を、
図3のフローチャートに沿って説明する。
図3のステップ(以下「ST」と称す。)1では、
図1のPOS装置10を操作する操作者である例えば、店員Aは自己のID情報を入力して操作するため、POS装置10は、店員ごとのPOS装置の操作履歴情報を取得し、
図2の「店員操作履歴情報記憶部101」に記憶する。
【0030】
次いで、ST2へ進む。ST2では、店員Aが、購入者である顧客が購入する商品や役務のバーコードを読み取る「商品入力(スキャン)」(購入情報の入力の一例)を行い、その直後、タッチパネル14に表示される変更情報であり、取消情報である例えば、「一括取消」の操作キーを入力すると、店員Aの識別番号と関連付けて、
図2の「商品入力及び一括取消記憶部102」に記憶させる。
ここで、「商品や役務のバーコード」は、縞模様状の線の太さによって数値や文字を表す識別子であって、商品や役務を識別する識別情報」となっている。
【0031】
一方、POS装置10は、
図2に示すように、「商品入力及び一括取消」の閾値情報(例えば、1日に3回以上)を記憶する「回数閾値情報記憶部103」を有している。
これは、不正疑われる「一括取消キー」の操作回数であるか否かの閾値情報である。
【0032】
次いで、ST3へ進む。ST3では、POS装置10の
図2に示す「商品入力及び一括取消回数監視部(プログラム)104」が動作し、店員Aの「商品入力及び一括取消回数」が閾値情報を超えたか否かを判断し、超えたときは、不正疑われる「一括取消キー」の操作として、POS装置10のタッチパネル14に「一括取消を確認してください」と警告を表示する。
これにより、POS装置10は、店員Aの「一括取消キー」の操作が、不正を疑われる行為であるか否かを判断し、検知することができる。
【0033】
なお、本発明では、上述の警告の代わりに、又は警告とともに、店員AのPOS装置10の操作禁止(店員Aの識別番号をPOS装置10に入力しても、POS装置10は入力を拒否する)とする場合も含まれる。
また、POS装置10のドロワーを閉めないと、その後の操作が不可となる構成としても構わない。
【0034】
上記の構成で、具体的には、以下のような「不正が疑われる行為」を検知することができる。
例えば、顧客が購入される商品等のバーコード等をスキャン(入力)し、合計額を顧客に伝え、代金を現金で受領、そして、顧客がレシート(領収書)を受け取らずに帰った場合、その後、タッチパネル14の「一括取消」キーを操作し、取引がなかったこととし、顧客から受領した代金を取得するという行為である。
したがって、本実施の形態では、このような店員の不正が疑われる行為を検知し、迅速に対応することができる。
【0035】
(タッチパネル14の「誤打訂正キー」を操作する例)
「タッチパネル14の「誤打訂正キー」を操作することで、不正を疑われる行為を検知する例」を、
図4のフローチャートに沿って説明する。
先ず、ST11で、
図1のPOS装置10を操作する店員Aは自己のID情報を入力して操作するため、POS装置10は、店員ごとのPOS装置の操作履歴情報を取得し、
図2の「店員操作履歴情報記憶部101」に記憶する。
【0036】
次いで、ST12へ進む。ST12では、店員Aが、バーコードをスキャンし、「商品入力」し、現金会計を済ませた後、同じ店員Aが、タッチパネル14の訂正情報の入力操作キーである例えば、「誤打訂正キー」の操作を行うと、店員Aの識別番号と関連付けて、その回数を
図2の「第1の疑義誤打訂正回数記憶部105」に記憶させる。
この同じ店員Aが「誤打訂正キー」の操作を行うのは、例えば、店員A以外の他の店員がPOS装置10の近くに居ない場合等が想定される。
【0037】
一方、POS装置10は、店員Aが「誤打訂正キー」の入力を行うことに関する「疑義誤打訂正」の閾値情報(例えば、1日に3回以上)を記憶する「第1の疑義誤打訂正回数閾値情報記憶部106」を有している。
これは、不正が疑われる「誤打訂正キー」の操作回数であるか否かの閾値情報である。
【0038】
次いで、ST13へ進む。ST13では、POS装置10の
図2に示す「第1の疑義誤打訂正回数監視部(プログラム)107」が動作し、「第1の疑義誤打訂正回数記憶部105」と「第1の疑義誤打訂正回数閾値情報記憶部106」を参照し、店員Aの「疑義誤打訂正回数」が閾値情報を超えたか否かを判断する。
同閾値情報を超えたときは、不正が疑われる「誤打訂正キー」の操作回数であるとして、POS装置10のタッチパネル14に「誤打訂正を確認してください」などの警告を表示し、又はPOS装置10の操作禁止に移行する。
【0039】
これにより、POS装置10は、店員Aの「誤打訂正キー」の操作が、不正を疑われる行為であるか否かを判断し、検知することができる。
【0040】
上記の構成で、具体的には、以下のような「不正が疑われる行為」を検知することができる。
例えば、顧客が10,000円を支払い、店員が顧客のレシートを取得する。その後、POS装置10の「誤打訂正キー」を操作し、入金を「0円」に訂正する。店員は顧客の10,000円を取得するという行為である。
したがって、本実施の形態では、このような店員の不正が疑われる行為を検知し、迅速に対応することができる。
【0041】
(タッチパネル14の「誤打訂正キー」と「クーポンキー」を操作する例)
タッチパネル14の「誤打訂正キー」と「クーポンキー」を操作することで、不正を疑われる行為を検知する例を、
図5のフローチャートに沿って説明する。
先ず、ST21で、
図1のPOS装置10を操作する店員Aは自己のID情報を入力して操作するため、POS装置10は、店員ごとのPOS装置の操作履歴情報を取得し、
図2の「店員操作履歴情報記憶部101」に記憶する。
【0042】
次いで、ST22へ進む。ST22では、店員Aが、バーコードをスキャンし、「商品入力」し、現金会計を済ませた後、同じ店員Aが、タッチパネル14の訂正情報の入力操作キーである例えば、「誤打訂正キー」の入力し、更に、クーポン情報であるクーポンを「クーポンキー」で入力し、「同一商品等の販売」を行うという一連の操作を行うと、店員Aの識別番号と関連付けて、その回数を
図2の「第2の疑義誤打訂正回数記憶部108」に記憶させる。
この同じ店員Aが「誤打訂正キー」と「クーポンキー」の操作を行うのは、例えば、店員A以外の他の店員がPOS装置10の近くに居ない場合等が想定される。
【0043】
一方、POS装置10は、「第2の疑義誤打訂正」の閾値情報(例えば、1日に3回以上)を記憶する
図2に示す「第2の疑義誤打訂正回数閾値情報記憶部109」を有している。
この「第2の疑義誤打訂正」は、「誤打訂正キー」と「クーポン」の入力が、不正を疑われる操作回数であるか否かの閾値情報である。
【0044】
次いで、ST23へ進む。ST23では、POS装置10の「第2の疑義誤打訂正回数監視部(プログラム)110」が動作し、
図2の「第2の疑義誤打訂正回数記憶部108」と「第2の疑義誤打訂正回数閾値情報記憶部109」を参照し、店員Aの「疑義誤打訂正回数」が閾値情報を超えたか否かを判断する。
そして、閾値情報を超えた場合、不正が疑われる「誤打訂正キー」と「クーポン」の操作回数であるとして、POS装置10は、責任者の端末に、その旨を通報するなどの警告を表示、又はPOS操作禁止に移行する。
【0045】
一方、ST22の「商品入力」し、「一定時間後」例えば、1分以上経過後に「誤打訂正キー」の入力、「店員Aが所持するクーポンを「クーポンキー」で入力、「同一商品等の販売」という「一連の操作」が行われないとき、または、「一定時間経過」することなく「誤打訂正キー」の操作があったときは、店員Aが、単に「クーポン」の出し忘れと推測し、責任者の端末への通報等は実行されない。
【0046】
このように、POS装置10は、店員Aの「誤打訂正キー」及び「クーポンキー」の操作が、不正を疑われる行為であるか否かを判断し、検知することができる。
また、不正のおそれがない、単なる「クーポン」の出し忘れ等であるか否かも判断することができるため、本態様では、その判断及び検知の信頼性を高めることができる。
【0047】
上記の構成で、具体的には、以下のような「不正が疑われる行為」を検知することができる。
例えば、顧客が10,000円を支払い、店員が顧客のレシートを取得する。その後、POS装置10の「誤打訂正キー」を操作し、入金を「0円」に訂正する。その後、店員は「1,000円」のクーポンを入力し、9,000円を入金する。
これにより、店員は、クーポンの金額(1,000円)を取得するという行為である。
したがって、本実施の形態では、このような店員の不正が疑われる行為を検知し、迅速に対応することができる。
【0048】
(タッチパネル14の「値引きキー」等で過剰な値引き操作をする例)
タッチパネル14の「値引きキー」又は「売価変更キー」を操作することで、不正を疑われる行為を検知する例を、
図6のフローチャートに沿って説明する。
先ず、ST31で、
図1のPOS装置10を操作する店員Aは自己のID情報を入力して操作するため、POS装置10は、店員ごとのPOS装置の操作履歴情報を取得し、
図2の「店員操作履歴情報記憶部101」に記憶する。
【0049】
次いで、ST32へ進む。ST32では、店員Aが、バーコードをスキャンし、「商品入力」し、タッチパネル14の「値引きキー」を操作すると、その操作回数(値引き回数情報の一例)、値引き金額の情報(値引き金額情報の一例)を
図2の「値引き等回数金額情報記憶部111」に記憶する。
【0050】
また、「売価変更キー」を操作した場合も、その操作回数と金額を集計し、「値引き等回数金額情報記憶部111」に記憶する。
【0051】
一方、POS装置10は、不正が疑われる「値引き等回数」と「値引き等金額」の閾値情報(例えば、1日に5回以上、1,000円以上)を記憶する
図2に示す「値引き等回数金額閾値情報記憶部112」を有している。
【0052】
次いで、ST33へ進む。ST33では、POS装置10の
図2に示す「値引き等回数金額監視部(プログラム)113」が動作し、「値引き等回数金額情報記憶部111」と「値引き等回数金額閾値情報記憶部112」を参照し、店員Aの「値引き等回数」「値引き等金額」の双方が閾値情報を超えるか否かを判断する。
そして、超えたときは、不正が疑われる「値引き等回数」及び「値引き等金額」が行われたと判断し、POS装置10のタッチパネル14に「値引きを確認してください」などの警告が表示され、又は、値引きキーの操作が禁止となる。
【0053】
また、これは、店員Aが「売価変更キー」を操作した場合も、「値引き等回数金額情報記憶部111」と「値引き等回数金額閾値情報記憶部112」を参照し、店員Aの操作回数と金額の双方が閾値情報を超えるか否かを判断する。
そして、閾値情報を超えた場合は、POS装置のタッチパネルに「値引きを確認してください」などの警告が表示され、又は、値引きキーの操作が禁止となる。
【0054】
このように、POS装置10は、店員Aの「値引きキー」「売価変更キー」の操作が、不正を疑われる行為であるか否かを判断し、検知することができる。
【0055】
以上から、本実施の形態では、店員Aが知り合いに対して、過度な値引き等を行う等の「不正が疑われる行為」があった場合、迅速にその行為を検知することができる。
【0056】
(第2の実施の形態)
図7は、第2の実施の形態にかかるPOS装置システム1の主な動作を示す概略フローチャートである。
本実施の形態の構成等は、多くの部分が、上述の第1の実施の形態と共通するため、重複部分は、同一符号等して説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
【0057】
図7のST41では、
図1の示す、店舗に設置されている「監視カメラ20」が店内を監視し、来所有無情報である例えば、顧客有無を判断する。そして、その結果を
図1の「時計16」の時刻情報と関連付けて、
図2の「顧客有無情報記憶部114」に記憶する。
【0058】
次いで、ST42へ進む。ST42では、
図2のPOS装置10の
図2の「顧客有無不正疑義監視部(プログラム)115」が動作し、「顧客有無情報記憶部114」を参照し、顧客が存在するか否かを判断し、ST43で顧客が存在すると判断されたときは、ST44へ進む。
【0059】
ST44では、同監視部115が動作し、店内に顧客が存在し、かつ、一定時間(例えば、1分以上)経過しても、POS装置10が操作されない(タッチパネル14から入力がない等)か否かを判断し、操作されない場合は、ST45へ進む。
このPOS装置10の操作されない情報が、操作情報の一例となる。
【0060】
ST45では、顧客が存在しているにもかかわらずPOS装置10の入力がないので、店員Aが、知り合い等に代金を受領せずに商品等を渡す行為等が行われた疑義があると判断し、POS装置10のタッチパネル14に「お客様の商品等を確認し、操作を行ってください」と警告メッセージが表示される。
【0061】
このように、POS装置10は、監視カメラ20の撮像情報と店員Aの操作キーの操作情報から、店員Aの行為が、不正を疑われる行為であるか否かを判断し、検知することができる。
【0062】
以上から、本実施の形態では、店員Aが知り合い等に、代金を受領せずの商品等を渡す等の「不正が疑われる行為」があった場合、迅速にその行為を検知することができる。
【0063】
一方、
図7のST43で、顧客が存在しないと判断された場合、ST46へ進む。
ST46では、同監視部115が動作し、POS装置10の前に顧客が存在せず、かつ、一定時間(例えば、1分以上)経過した後、POS装置10の「返品キー」が操作されたか否かを判断し、操作されたときは、ST47へ進む。
このPOS装置10の「返品キー」の操作が、操作情報の一例となる。
【0064】
ST47では、同監視部115が動作し、顧客が存在しないにもかかわらずPOS装置10に「返品」入力があったので、店員Aが、返品金額を取得する等の行為が行われた疑義があると判断し、POS装置10のタッチパネル14に「お客様の商品を確認し操作を行ってください」と警告メッセージを表示する。
【0065】
次いで、ST48へ進む。ST48では、同監視部115が動作し、警告メッセージが表示されるにもかかわらず、さらに、店員Aが「返品キー」を操作するか否かを判断し、操作しているときは、ST49へ進む。
【0066】
ST49では、POS装置10は、不正の疑われる行為を検知した旨を店員Aの上司等の責任者の端末等に通知する。
【0067】
このように、POS装置10は、監視カメラ20の撮像情報と店員Aの操作キーの操作情報から、店員Aの行為が、不正を疑われる行為であるか否かを判断し、検知することができる。
【0068】
以上から、本実施の形態では、店員Aが「返品キー」を操作し、返品代金を取得する等の「不正が疑われる行為」があった場合、迅速にその行為を検知することができる。
【0069】
以上説明した実施形態においては、装置として実現される場合を例に挙げて説明したが、本発明は、これに限定されず、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納され頒布されてもよい。
【0070】
また、記憶媒体は、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であればよい。記憶媒体の記憶形式は、特には限定されない。
【0071】
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
【0072】
さらに、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体には限定されず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0073】
また、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づいて本実施形態における各処理を実行すればよく、1つのパソコン等からなる装置であってもよいし、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等であってもよい。
【0074】
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンには限定されず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【0075】
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。上記実施形態の構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせたりすることができる。
また、本実施の形態では、操作者として、店舗等の店員等を例に説明したが、本発明の操作者には、顧客等も含まれる。
【課題】操作者の販売情報管理装置の操作が不正と疑われる行為であることを検知し、操作者に警告等をすることで、当該操作者の不正が疑われる行為を抑制することができる販売情報管理装置等を提供する。
【解決手段】操作者が、少なくとも、商品又は役務のいずれか一方の購入情報を入力した後、同一の前記操作者が、これら入力された情報を変更する変更情報を入力したとき、当該操作者の操作履歴情報に基づいて、入力された前記変更情報が不正を疑われる行為に該当するか否かを検知する販売情報管理装置10。