特許第6981093号(P6981093)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 富士電機株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6981093-電力変換装置 図000002
  • 特許6981093-電力変換装置 図000003
  • 特許6981093-電力変換装置 図000004
  • 特許6981093-電力変換装置 図000005
  • 特許6981093-電力変換装置 図000006
  • 特許6981093-電力変換装置 図000007
  • 特許6981093-電力変換装置 図000008
  • 特許6981093-電力変換装置 図000009
  • 特許6981093-電力変換装置 図000010
  • 特許6981093-電力変換装置 図000011
  • 特許6981093-電力変換装置 図000012
  • 特許6981093-電力変換装置 図000013
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6981093
(24)【登録日】2021年11月22日
(45)【発行日】2021年12月15日
(54)【発明の名称】電力変換装置
(51)【国際特許分類】
   B61C 17/12 20060101AFI20211202BHJP
   H02M 7/48 20070101ALI20211202BHJP
【FI】
   B61C17/12 A
   H02M7/48 Z
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-156592(P2017-156592)
(22)【出願日】2017年8月14日
(65)【公開番号】特開2019-34634(P2019-34634A)
(43)【公開日】2019年3月7日
【審査請求日】2020年7月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005234
【氏名又は名称】富士電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105854
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 一
(74)【代理人】
【識別番号】100103850
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 秀▲てつ▼
(72)【発明者】
【氏名】高橋 潔
【審査官】 久慈 純平
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−015060(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0009298(US,A1)
【文献】 特開平10−167054(JP,A)
【文献】 特開2013−086642(JP,A)
【文献】 特開平04−284693(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B61C 17/12
H02M 7/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
取付部に吊り下げ保持する電力変換装置であって、
複数の部品収納筐体を前記取付部と平行に連結して構成される連結筐体を備え、
前記複数の部品収納筐体中の少なくとも1つの部品収納筐体で構成される基準部品収納筐体に取り付けられた隣接する部品収納筐体内に延長するように突出する支持フレームと、
前記基準部品収納筐体に隣接する部品収納筐体に形成した前記支持フレームを挿通する挿通孔とを備え、
前記支持フレームは、前記隣接する部品収納筐体の挿通孔内に挿通した状態で固定されている電力変換装置。
【請求項2】
前記支持フレームは、断面形状がリップ溝形鋼形状に構成されている請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記挿通孔は、リップ溝形鋼形状の溝部に係合する係合凸部を備えている請求項2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記支持フレームは、隣接する部品収納筐体の前記基準部品収納筐体とは反対側の内端面まで延長され、端面を閉塞する閉塞板部が形成されている請求項3に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記閉塞板部に前記隣接する部品収納筐体に固定する固定部が形成されている請求項4に記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記固定部はブラインドリベットを挿通する貫通孔で構成されている請求項5に記載の電力変換装置。
【請求項7】
前記部品収納筐体の前記取付部と対向する第1面及び該第1面に連接する第2面の双方に固定され、前記連結筐体を前記取付部に吊下げ保持する保持具が配置されている請求項1から6の何れか一項に記載の電力変換装置。
【請求項8】
前記基準部品収納筐体の支持フレームと当該基準部品収納筐体に連結する隣接する部品収納筐体との締結をブラインドリベットで行う請求項1から請求項7の何れか一項に記載の電力変換装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば鉄道車両に装着される電力変換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
鉄道車両の床下に装着される電力変換装置として例えば特許文献1に記載された鉄道車両用床下装置が提案されている。
この鉄道車両用床下装置は、底壁ユニット、側壁ユニット、天井壁ユニット及び仕切り壁ユニットをリベットによって組み立てた筐体を有する電力変換装置を備えている。ここで、底壁、側壁、仕切り壁、天井壁に予め電気部品及び配線を固定してそれぞれサブユニットを構成し、これらのサブユニットをプラットホームとなる底壁を有した底壁ユニットにリベットで連結されている。筐体は内部が2つの仕切り壁ユニットによって長手方向に3分割されている。筐体の左右端部側には、個別にフィルタコンデンサが配置され、中央部に2つの制御ユニットが配置されている。また、2つのフィルタコンデンサにそれぞれ対向してインバータユニットが配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−96460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載された先行技術では、電気部品及び配線を固定した底壁、側壁、仕切り壁、天井壁のサブユニットを構成し、各サブユニットをプラットホームとなる底壁を有した底壁ユニットにリベットで連結して筐体を構成している。この筐体の長手方向の長さが長くなると、機械的強度を確保するために、底壁、側壁、天井壁の機械的強度を上げる必要があり、板厚が厚くなって重量が嵩み、軽量化の要求に応えられないという課題がある。
特に、筐体を長手方向に分割して複数の部品収納筐体を連結して連結筐体を構成する場合には、連結する部品収納筐体間の機械的強度を確保することが困難であり、保持具としての吊り耳を数多く配置する必要が生じる。また、各部品収納筐体の連結作業を容易に行うことが困難である。
【0005】
そこで、本発明は、上述した先行技術の課題に着目してなされたものであり、複数の部品収納筐体を連結して連結筐体を構成する場合に、軽量化を図りながら連結作業を容易化することができる電力変換装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る電力変換装置の一態様は、取付部に吊り下げ保持する電力変換装置である。この電力変換装置は、複数の部品収納筐体を前記取付部と平行に連結して構成される連結筐体を備えている。複数の部品収納筐体中の少なくとも1つの部品収納筐体に取り付けられた隣接する部品収納筐体内に延長するように突出する支持フレームと、基準部品収納筐体に隣接する部品収納筐体に形成した支持フレームを挿通する挿通孔とを備えている。支持フレームは、隣接する部品収納筐体の挿通孔内に挿通した状態で固定されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、基準部品収納筐体に隣接する部品収納筐体と連結する支持フレームを突出形成したので、連結筐体の長手方向の機械的強度を確保して、軽量化と連結作業の容易化とを図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明に係る電力変換装置を装着する鉄道車両を示す側面図である。
図2】本発明に係る電力変換装置の連結筐体を示す斜視図である。
図3図2の分解斜視図である。
図4】支持フレームを示す斜視図であって、(a)は端部仕上げ前の状態を示す斜視図、(b)は端部仕上げ後の状態を示す斜視図である。
図5】第1部品収納筐体のフレーム挿通孔を示す斜視図である。
図6】左側面側の保持具を取り外した状態の連結筐体を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。
図7図2の連結筐体の天井パネルを取り外した状態の斜視図である。
図8図7の連結筐体を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図である。
図9】第3部品収納筐体の保持具を取り外した状態の拡大斜視図である。
図10】保持具の分解斜視図である。
図11】ブラインドリベットの一部を断面として示す拡大側面図である。
図12】保持具の装着状態を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る電力変換装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0010】
まず、本発明に係る電力変換装置の一実施形態について説明する。
本発明に係る電力変換装置10を装着する鉄道車両11は、図1に示すように、車体12の上部にパンタグラフ13が設置されている。車体12の床下には、車両の進行方向の両端側にそれぞれレール14に転接する車輪15を支持する台車16が配置されている。
車体12の床下における台車16間の取付部17には、電力変換装置10の連結筐体21が吊り下げ保持されている。この電力変換装置10は、鉄道車両11の車内電源を供給するものである。
【0011】
連結筐体21は、図2に示すように、車両の走行方向に第1部品収納筐体21A、第2部品収納筐体21B及び第3部品収納筐体21Cが一体に連結された構成を有する。ここで、鉄道車両11が交流型電車であるものとすると、第1部品収納筐体21Aには、例えばパンタグラフ13から変圧器を介して供給される単相交流を直流に変換するコンバータが収納されている。第2部品収納筐体21Bには、変圧器、リアクトル等の部品や冷却媒体として外気を導入する吸気ファン等が収納されている。第3部品収納筐体21Cには、コンバータから出力される直流を三相交流に変換するインバータが収納されている。
【0012】
第1部品収納筐体21A及び第3部品収納筐体21Cは、図3に示すように、前面板22a、背面板22b、左側面板22c、右側面板22d、底面板22e及び天井板22fを有する直方体に形成されている。ここで、前面板22aは、上端側が蝶番23で固定された開閉扉とされている。背面板22bには、図示しないが通気口が形成され、この通気口の外側に通気ダクト24が配置されている。第1部品収納筐体21Aについては、図6(c)に示すように、通気ダクト24の左端に多数のスリットを形成した排気口25が形成されている。第3部品収納筐体21Cについては、図6(d)に示すように、通気ダクト24の右端に多数のスリットを形成した排気口26が形成されている。
【0013】
第2部品収納筐体21Bは、図3に示すように、左側面板及び右側面板が省略されて、前面板27a、背面板27b、底面板27c及び天井板27dで左側面及び右側面を開放した直方体状に構成されている。前面板27aには多数のスリットを形成した吸気口28が形成されている。この吸気口28に対向する内部に吸気ファン29が配置されている。また、背面板27bには大きな通気口30が形成され、この通気口30を覆うように通気ダクト31が配置されている。通気ダクト31の左右端部は第1部品収納筐体21A及び第3部品収納筐体21Cの通気ダクト24に連通されている。
第2部品収納筐体21Bは基準部品収納筐体として設定されている。この第2部品収納筐体21Bには、天井板27dの裏面における前面板27a及び背面板27bに接する隅部にそれぞれ支持フレーム32L及び32Rが取り付けられている。
【0014】
これら支持フレーム32L及び32Rは、図4に拡大して示すように、断面形状がリップ溝形鋼(C−チャンネル)の形状に形成されている。すなわち、支持フレーム32L及び32Rは、長尺の中央板部32aと、前面板部32b及び背面板部32cと、前面板部32b及び背面板部32cから中央板部32aと平行に内方に折り曲げられたリップ部32d及び32eとを備えている。
また、支持フレーム32L及び32Rの長手方向の両端部は、図4(a)に示すように、前面板部32b及び背面板部32cが前面板部32b及び背面板部32cの高さに相当する長さ分切り取られて突出板部32fが形成されている。この突出板部32fが、図4(b)に示すように、リップ部32d及び32e側に直角に折り曲げられて支持フレーム32L及び32Rの左右端部を閉塞する閉塞板部32gとされている。
【0015】
中央板部32aには、第1部品収納筐体21A及び第3部品収納筐体21Cの天井板22fと、第2部品収納筐体21Bの天井板27dに固定するためのリベット用貫通孔32hが形成されている。同様に支持フレーム32Lの前面板部32b及び支持フレーム32Rの背面板部32cにも、第1部品収納筐体21Aの前面板22a及び第3部品収納筐体21Cの背面面板22bと、第2部品収納筐体21Bの前面板27a,背面板27bに固定するためのリベット用貫通孔32iが形成されている。さらに、中央板部32aの左右両端側には、後述する保持具40を固定する固定部となるリベット用貫通孔32jが形成され、閉塞板部32gには、後述する天井板22fの折り曲げ部35を固定する固定部となるリベット用貫通孔32kが形成されている。
【0016】
そして、支持フレーム32L及び32Rが第2部品収納筐体21Bの天井板27d及び前面板27a,背面板27bの接合位置にリベット止めされている。支持フレーム32L及び32Rをリベット止めするリベットとしては、ブラインドリベット60が適用される。このブラインドリベット60は、図11に示すように、ともに金属製の中空のリベット本体61と、このリベット本体61内に挿通されるマンドレル62とを備えている。リベット本体61は、円筒部61aと、円筒部61aの一端に形成されたフランジ61bとで構成されている。
【0017】
マンドレル62は、リベット本体61を貫通しフランジ61b側から外方に延長する軸部62aと、この軸部62aのリベット本体61における円筒部61aのフランジ61bとは反対側に形成された頭部62bとで構成されている。頭部62bは、円筒部61aの内径より大径に形成されている。マンドレル62の軸部62aには、リベット本体61の円筒部61aにおける軸方向の中間位置に破断用小径部62cが形成されている。
支持フレーム32L及び32Rと第2部品収納筐体21Bとのリベット止めは、以下のようにして行う。先ず、支持フレーム32L及び32Rのリベット用貫通孔32h及び32iと天井板27d及び前面板27a又は背面板27bのリベット用貫通孔27e及び27fを互いに重ねえ合わさるように位置決めする。この状態で、重なり合ったリベット用貫通孔32h及び27e(又は32i及び27f)の外側からマンドレル62をその頭部62b側から挿入する。
【0018】
そして、リベット本体61のフランジ61bを挿入側の板部材(天井板27d又は前面板27a,背面板27b)に当接させることにより、マンドレル62の頭部62bがリベット用貫通孔の他端側から突出される。この状態で、マンドレル62のリベット本体61のフランジ61bから突出する軸部62aの先端を締結工具(図示せず)によって引き出す。これにより、マンドレル62の頭部62bがリベット本体61のフランジ61bとは反対側で円筒部61aを座屈変形させて外方に突出する膨出部を形成する。この膨出部の形成が終了すると、マンドレル62が軸部62aに形成した破断用小径部62cで破断されて、リベット止めを終了する。
【0019】
このように、第2部品収納筐体21Bに支持フレーム32L及び32Rを取り付けることにより、図3に示すように、支持フレーム32L及び32Rが左側面及び右側面から突出した状態となる。このときの、支持フレーム32L及び32Rの左側面側の突出長さは、第1部品収納筐体21Aの右側面板22dの外表面から左側面板22cの裏面までの長さに設定されている。また、支持フレーム32L及び32Rの右側面側の突出長さは、第3部品収納筐体21Cの左側面板22cの外表面から右側面板22dの裏面までの長さに設定されている。
【0020】
また、支持フレーム32L及び32Rは、高さが後述する天井板22fの折り曲げ部35の高さと略等しく設定され、幅が後述する保持具40における第1部材41の幅の半分程度に設定されている。
また、第2部品収納筐体21Bの底面板27cには、図3に示すように、左右方向の両端面に連結用フランジ部34が突出形成されている。この連結用フランジ部34には、リベット用貫通孔34aが幅方向に所定間隔を保って形成されている。
【0021】
第1部品収納筐体21Aの右側面板22dにおける天井板22f側の前後端部には、支持フレーム32L及び32Rを挿通するフレーム挿通孔33が形成されている。このフレーム挿通孔33は、図5に示すように、支持フレーム32L及び32Rを挿通可能な開口部33aと、この開口部33aの下辺側の中央部に上方に突出して形成された凸部33bとを備えている。凸部33bは、支持フレーム32L及び32Rのリップ部32d及び32e間の閉塞板部32gで覆われない開口部に係合するように配置されている。
【0022】
同様に、第3部品収納筐体21Cの左側面板22cにおける天井板22fの側の前後端部にも支持フレーム32L及び32Rを挿通するフレーム挿通孔33と同様のフレーム挿通孔が形成されている。
ここで、第1部品収納筐体21Aの天井板22fには、図12に示すように、左端側が下方に折り曲げられて折り曲げ部35が形成されている。一方、左側面板22cには、図12で点線図示のように、支持フレーム32L及び32Rの先端と対向しない内側位置に、幅方向(前後方向)に延長する補強フレーム部36が一体に形成されている。
【0023】
この補強フレーム部36は、第1板部36a、第1折り曲げ板部36b及び第2折り曲げ板部36cで断面逆U字状に形成されている。第1板部36aは、左側面板22cの天井板22f側に折り曲げ部35を収納する段部を形成している。第1折り曲げ板部36bは、第1板部36aの上端から天井板22fの裏面に沿って右方に折り曲げられている。第2折り曲げ板部36cは、第1折り曲げ板部36bの右端から下方に折り曲げられている。第1部品収納筐体21Aの右側面板22dにも図示しないが同様の補強フレーム部が形成されている。
【0024】
第3部品収納筐体21Cにも、天井板22fに折り曲げ部35が形成され、左側面板22c及び右側面板22dに図示しない第1部品収納筐体21Aの補強フレーム部36と同様の断面逆U字状の補強フレーム部が形成されている。
また、図示しないが、第1部品収納筐体21A及び第3部品収納筐体21Cの底面板22eにおける第2部品収納筐体21Bの連結用フランジ部34のリベット用貫通孔34aに対向する位置にリベット用貫通孔が形成されている。
【0025】
そして、図3に示すように、第1部品収納筐体21Aのフレーム挿通孔33に第2部品収納筐体21Bから突出する支持フレーム32L及び32Rを対向させた状態で、フレーム挿通孔33内に支持フレーム32L及び32Rを挿入する。第2部品収納筐体21Bの左端端面が第1部品収納筐体21Aの右側面板22dに当接する状態となると、支持フレーム32L及び32Rの閉塞板部32gが、図12に示すように、左側面板22c側に折り曲げられた天井板22fの折り曲げ部35の裏面側に当接する。この状態で、支持フレーム32Lと天井板22f及び前面板22aとがブラインドリベット60を使用して固定されている共に、支持フレーム32Rと天井板22f及び背面板22bとがブラインドリベット60を使用して固定されている。
【0026】
また、第2部品収納筐体21Bの左端と第1部品収納筐体21Aの右端とが当接したときに、第2部品収納筐体21Bの連結用フランジ部34が第1部品収納筐体21Aの底面板22eの下面側に接触し、連結用フランジ部34に形成されたリベット用貫通孔34aが底面板22eに形成されたリベット用貫通孔に重ね合わされる。この状態で、連結用フランジ部34と第1部品収納筐体21Aの底面板22eとがブラインドリベット60を使用して締結されている。
同様に、第3部品収納筐体21Cのフレーム挿通孔に第2部品収納筐体21Bの支持フレーム32L及び32Rを対向させた状態で、支持フレーム32L及び32Rをフレーム挿通孔内に挿通する。第2部品収納筐体21Bの右端が第3部品収納筐体21Cの左端に当接した状態で、支持フレーム32L及び32Rの閉塞板部32gが第3部品収納筐体21Cの天井板22fの折り曲げ部35の裏面側に当接する。
【0027】
この状態で、支持フレーム32L及び32Rと第3部品収納筐体21Cの天井板22f、前面板22a,背面板22b及び天井板22fの折り曲げ部35とを上述したようにブラインドリベット60を使用してリベット止めを行う。さらに、第2部品収納筐体21Bの底面板22eから突出する連結用フランジ部34のリベット用貫通孔34aと第3部品収納筐体21Cの底面板22eに形成されたリベット用貫通孔とをブラインドリベット60を使用してリベット止めする。
これによって、第1部品収納筐体21A、第2部品収納筐体21B及び第3部品収納筐体21Cが一体に連結されて連結筐体21が構成されている。この連結筐体21は、上述したように、第2部品収納筐体21Bに取り付けられた支持フレーム32L及び32Rを第1部品収納筐体21A及び第3部品収納筐体21Cに挿入した状態で、リベット止めされる。したがって、例えば連結筐体21の長手方向の両端すなわち第1部品収納筐体21Aの左端及び第3部品収納筐体21Cの右端を支点として自重によって作用する曲げ荷重に対して十分な機械的強度を得ることができる。
【0028】
さらに、上述したように、第2部品収納筐体21Bと第1部品収納筐体21A及び第3部品収納筐体21Cとを底面側で連結用フランジ部34をリベット止めすることにより、より機械的強度を向上させることができる。すなわち、第2部品収納筐体21Bに上方からの曲げ荷重が作用したときに、第2部品収納筐体21Bと第1部品収納筐体21A及び第3部品収納筐体21Cとの底部が開くことを防止できる。
また、第1部品収納筐体21Aの天井板22fにおける左端側の幅方向(前後方向)端部位置と第3部品収納筐体21Cの天井板22fにおける右端側の幅方向(前後方向)端部位置とにそれぞれ鉄道車両11の車体12における床下に吊り下げ保持する吊り耳となる保持具40が固定されている。
【0029】
この保持具40は、図9図10及び図12に示すように、側面視で逆U字状の第1部材41と平面視でU字状の第2部材42とを備えている。第1部材41は、第1部品収納筐体21A又は第3部品収納筐体21Cの第1面としての天井板22fに取り付けられる。第2部材42は、第1部材41と第1部品収納筐体21A又は第3部品収納筐体21Cの天井板22fに連接する第2面としての左側面板22c又は右側面板22dとに取り付けられる。
第1部材41は、図10に拡大して示すように、平板状の第1取り付け部41aと、背面視で逆U字状の第2取り付け部41bとが一体に形成されている。第1取り付け部41aは、第1部品収納筐体21A及び第3部品収納筐体21Cの第1面となる天井板22fに固定される。この第1取り付け部41aには、例えば9個のリベット用貫通孔43が形成されている。
【0030】
第2取り付け部41bは、第1取り付け部41aの第2面となる左側面板22c又は右側面板22b側の端部から突出して形成されている。この第2取り付け部41bは、第1中間板部44a、第1折り曲げ板部44b及び第2折り曲げ板部44cで側面視逆U字状に形成されている。第1中間板部44aは、第1取り付け部41aに連接して平板状に形成されている。第1折り曲げ板部44b及び第2折り曲げ板部44cは、第1中間板部44aの幅方向における一対の対向辺からそれぞれ直角に下方に折り曲げられて互いに対向するように形成されている。
【0031】
そして、第1中間板部44aには、中央位置に車体12に取り付けるボルトを挿通するボルト挿通孔45が形成され、このボルト挿通孔45の周囲の例えば4個所にリベット用貫通孔46が形成されている。第1折り曲げ板部44b及び第2折り曲げ板部44cには、例えば4個所に互いに対向するリベット用貫通孔47が形成されている。
第2部材42は、図10に拡大して示すように、垂直面を有する平板状の第2中間板部50aと、この第2中間板部50aの左右端部からそれぞれ後方に直角に折り曲げられて互いに対向する第3折り曲げ板部50b及び第4折り曲げ板部50cとを備えている。
【0032】
そして、第2中間板部50aには、下6個所の計12個所にリベット用貫通孔51が形成されている。第3折り曲げ板部50b及び第4折り曲げ板部50cには、第1部材の第1折り曲げ板部44b及び第2折り曲げ板部44cのリベット用貫通孔46に対応する位置にリベット用貫通孔52が形成されている。
そして、第1部材41と第2部材42とが組み合わされて一体化されて保持具40が構成されている。すなわち、第1部材41の第2取り付け部41b内に、第2部材42を挿入する。このとき、第2中間板部50aを第1取り付け部41a側とし、第3折り曲げ板部50b及び第4折り曲げ板部50cの外面を第1折り曲げ板部44b及び第2折り曲げ板部44cの内面に接触させる。この状態で、リベット用貫通孔47がリベット用貫通孔52と一致するように位置決めする。したがって、第1部材41の第1取り付け部41aと第2部材42の第2中間板部50aとが前面視でL字状となる。そして、第1部材41の第2取り付け部41bの第1折り曲げ板部44b及び第2折り曲げ板部44cの外側からブラインドリベット60を挿通して固定する。
【0033】
また、第1部材41の第2取り付け部41bにおける第1中間板部44aの上面に隙間調整板65を同様にブラインドリベット60によって固定する。この隙間調整板65には、図10に示すように、第2取り付け部41bの第1中間板部44aに形成されたボルト挿通孔45及びリベット用貫通孔46に対向するボルト挿通孔66とリベット用貫通孔67とが形成されている。ここで、リベット用貫通孔67は、上面側に座繰り68が形成されている。このため、ブラインドリベット60によって隙間調整板65を第2取り付け部41bの第1中間板部44aに取り付けた際に、ブラインドリベット60のフランジ61bが隙間調整板65の上面に突出しないようにしている。
【0034】
このようにして、第1部材41及び第2部材42を一体化することにより、保持具40が構成される。この保持具40を図2に示すように第1部品収納筐体21Aの第1面となる天井板22fと第2面となる左側面板22cとにブラインドリベット60を使用してリベット止めする。同様に、保持具40を第3部品収納筐体21Cの第1面となる天井板22fと第2面となる右側面板22dとにブラインドリベット60を使用してリベット止めする。
このため、第1部品収納筐体21Aの保持具取り付け位置には、図6(a)に示すように、第1面となる天井板22fに第1部材41の第1取り付け部41aに形成したリベット用貫通孔43に対応するリベット用貫通孔71が形成されている。また、図6(c)に示すように、第2面となる左側面板22cに第2部材42の第2中間板部50aに形成されたリベット用貫通孔51に対応するリベット用貫通孔72が形成されている。また、天井板22f側のリベット用貫通孔71における左右端側の一列は前述した支持フレーム32L及び32Rに形成されたリベット用貫通孔32jに重なり合うように形成されている。
【0035】
同様に、第3部品収納筐体21Cの保持具取り付け位置には、図6(a)に示すように、第1面となる天井板22fに第1部材41の第1取り付け部41aに形成したリベット用貫通孔43に対応するリベット用貫通孔73が形成されている。また、図6(d)に示すように、第2面となる右側面板22dに第2部材42の第2中間板部50aに形成されたリベット用貫通孔51に対応するリベット用貫通孔74が形成されている。さらに、天井板22f側のリベット用貫通孔73における左右端側の一列は前述した支持フレーム32L及び32Rに形成されたリベット用貫通孔32jに重なり合うように形成されている。
【0036】
次に、電力変換装置10の組み立て方法について説明する。
先ず、図3に示すように、内部にコンバータを組み込んだ第1部品収納筐体21A、内部に吸気ファン29、変圧器、リアクトル等を組み込んだ第2部品収納筐体21B及び内部にインバータを組み込んだ第3部品収納筐体21Cを用意する。
ここで、第2部品収納筐体21Bには、基準部品収納筐体とすべく、図3に示すように、予め支持フレーム32L及び32Rを前後端面から突出させた状態で天井板27d、前面板27a及び背面板27bにリベット止めしておく。
【0037】
そして、支持フレーム32L及び32Rの左端端側を第1部品収納筐体21Aのフレーム挿通孔33内に挿入して、先端の閉塞板部32gを図12に示すように天井板22fの折り曲げ部35の裏面側に当接させる。
この状態で、支持フレーム32L及び32Rに形成されたリベット用貫通孔32h、32i及び32kが天井板22fのリベット用貫通孔22g及び前面板22a,背面板22bのリベット用貫通孔22hに重ね合わされる。これと同時に支持フレーム32L及び32Rの先端の閉塞板部32gに形成されたリベット用貫通孔32jが天井板22fの折り曲げ部35に形成されたリベット用貫通孔35aに重ね合わされる。
【0038】
重ね合わされた第1部品収納筐体21A側のリベット用貫通孔22g、22h及び35aと支持フレーム32L及び32R側のリベット用貫通孔32h、32i及び32kに対して、外側からブラインドリベット60におけるマンドレル62の頭部62bを挿入する。
そして、リベット本体61のフランジ61bを天井板22f、前面板22a,背面板22b及び天井板22fの折り曲げ部35に当接させてから図示しない締結具を使用してマンドレル62の軸部62aを引き出す。
【0039】
これにより、支持フレーム32L及び32Rの内側でマンドレル62の頭部62bがリベット本体61のフランジ61bとは反対側の円筒部61aを座屈変形させて外方に突出する膨出部を形成する。この膨出部の形成が終了すると、マンドレル62が軸部62aに形成した破断用小径部62cで破断される。
したがって、リベット本体61によって支持フレーム32L及び32Rと天井板22f、前面板22a,背面板22b及び天井板22fの折り曲げ部35とが締結される。
これと同時に、第2部品収納筐体21Bの連結用フランジ部34と第1部品収納筐体21Aの底面板22eとを上記と同様にブラインドリベット60を使用してリベット止めする。
【0040】
次いで、第2部品収納筐体21Bの右端から突出する支持フレーム32L及び32Rを第3部品収納筐体21Cのフレーム挿通孔に挿通して第1部品収納筐体21Aと同様に、支持フレーム32L及び32Rと第3部品収納筐体21Cとをブラインドリベット60を使用してリベット止めする。これと同時に、第2部品収納筐体21Bの連結用フランジ部34と第3部品収納筐体21Cの底面板22eとを上記と同様にブラインドリベット60を使用してリベット止めする。
これによって、第1部品収納筐体21A、第2部品収納筐体21B及び第3部品収納筐体21Cが一体化されて連結筐体21が形成される。
【0041】
次いでに、第1部品収納筐体21Aの左端側における前後端部位置の天井板22f及び左側面板22cに保持具40を取り付ける。
これら保持具40の取り付けは、先ず、第1部品収納筐体21Aについては、先ず、左端側の天井板22fに形成されたリベット用貫通孔71と、保持具40の第1部材41の第1取り付け部41aに形成したリベット用貫通孔43とを重ね合わせる。これと同時に、左側面板22cに形成されたリベット用貫通孔72と保持具40の第2部材42の第2中間板部50aに形成されたリベット用貫通孔51とを重ね合わせる。このとき、リベット用貫通孔71の前後端部側の一列には支持フレーム32L及び32Rのリベット用貫通孔32jが重なり合っている。
【0042】
この状態で、各リベット用貫通孔71及び43に天井板22fの外側からブラインドリベット60のマンドレル62の頭部62bを挿入し、フランジ61bを保持具40の第1部材41における第1取り付け部41aの表面に当接させる。この状態では、図12に示すように、ブラインドリベット60のマンドレル62の頭部62b及びリベット本体61の円筒部61aの先端側が天井板22fの裏面より突出した状態となる。なお、図12では、リベット用貫通孔71と支持フレーム32Lのリベット用貫通孔32jとが重なり合った状態を示しており、マンドレル62の頭部62b及びリベット本体61の円筒部61aの先端側が支持フレーム32Lの中央板部32aから突出している。
【0043】
この状態で、図示しない締結具で、マンドレル62の軸部62aを引き出すことにより、リベット本体61の円筒部61aに外方に膨出する膨出部が形成され、リベット本体61で保持具40の第1部材41と天井板22f及び支持フレーム32Lとが締結される。
同様に、保持具40の第2部材42と第1部品収納筐体21Aの左側面板22cとをブラインドリベット60を使用してリベット止めする。
また、第1部品収納筐体21Aの右端側にブラインドリベット60を使用して同様に保持具40を固定する。この場合も、保持具40の第1部材41におけるリベット用貫通孔71の後端側の一例が支持フレーム32Rのリベット用貫通孔32jと重なり合うことから、保持具40と支持フレーム32Rとを天井板22fを介してリベット止めする。
【0044】
さらに、第3部品収納筐体21Cについても上記と同様に、天井板22fと右側面板22dとにブラインドリベット60を使用して保持具40をリベット止めする。この第3部品収納筐体21Cでも保持具40の第1部材41における外側の1列のリベット用貫通孔43と天井板22fのリベット用貫通孔22g及び支持フレーム32L又は32Rのリベット用貫通孔32jに重なり合う。このため、保持具40が天井板22fを介して支持フレーム32L又は32Rにリベット止めされる。
その後、保持具40を固定した連結筐体21を鉄道車両11の車体12の床下に形成した例えばL字状のブラケット(図示せず)に隙間調整板65の上面を当接させた状態でボルト締めすることにより、連結筐体21を車体12の床下に吊り下げる固定することができる。
【0045】
このように、上記実施形態によると、基準部品収納筐体となる第2部品収納筐体21Bに支持フレーム32L及び32Rを両端が左側面側及び右側面側に突出するように固定している。この支持フレーム32L及び32Rを第1部品収納筐体21A及び第3部品収納筐体21Cにフレーム挿通孔33から挿入することにより、第2部品収納筐体21Bを中心として第1部品収納筐体21A及び第3部品収納筐体21Cを容易に位置決めすることができる。
そして、第1部品収納筐体21A及び第3部品収納筐体21Cと支持フレーム32L及び32Rとをリベット止めすることにより、第1部品収納筐体21A、第2部品収納筐体21B及び第3部品収納筐体21Cが一体化されて連結筐体21を構成することができる。このとき、リベットとしてブラインドリベット60を使用することにより、各筐体の連結作業を外側から容易に行うことができる。
【0046】
そして、連結筐体21を構成したときに、第1部品収納筐体21A、第2部品収納筐体21B及び第3部品収納筐体21Cが長尺の支持フレーム32L及び32Rを介して一体化されている。このため、例えば連結筐体21の前後端部を支点として中央部に自重による曲げ荷重が作用したときに、十分な機械的強度を確保することができる。
したがって、軽量化を図りながら連結作業を容易化することができる電力変換装置を提供することができる。
このとき、支持フレーム32L及び32Rを断面逆U字形状とすることにより、十分な曲げ強度を確保することができ、さらに、開放端側に内側に延長するリップ部32d及び32eを形成してリップ溝形鋼(C−チャンネル)形状とすることでより機械的強度を向上させることができる。
【0047】
さらに、支持フレーム32L及び32Rに吊り耳となる保持具40をリベット止めすることにより、長尺の連結筐体21を例えば上面の両端側四隅に保持具40を固定するだけで、鉄道車両11の加減速による車体長手方向の揺動や車両幅方向の揺動による揺動荷重が保持具40に伝達された場合でも十分な機械的強度を確保することができる。
なお、上記実施形態では、支持フレームとして2本の支持フレーム32L及び32Rを連結筐体21の上面左右位置に配置した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、上面の左右中央位置にも支持フレームを設けて3本の支持フレームとしたり、四隅に一本ずつ計4本の支持フレームを設けたりすることができ、支持フレーム数は2本以上の任意の本数とすることができる。
【0048】
また、支持フレーム32L及び32Rの形状としては、U字形状又はリップ溝形鋼形状とする場合に限らず、L字形状、四角筒形状、三角筒形状等の任意の形状とすることができる。さらに、支持フレーム32L及び32Rの突出長さは第1部品収納筐体21A及び第3部品収納筐体21Cの端部に達する長さとする場合に限らず、第1部品収納筐体21A及び第3部品収納筐体21Cの中間部に達する長さとすることができ、突出長さは任意に設定することができる。
また、上記実施形態では、保持具40をともにU字形状を有する第1部材41及び第2部材42で構成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、平板状の第1部材とL字状の第2部材とを組み合わせて側面視でT字状に形成するようにしてもよい。要は、保持具40は、第1部品収納筐体21A及び第3部品収納筐体21Cの第1面とこれに連接する第2面とに固定できるように構成されていれば任意の構成とすることができる。
【0049】
また、上記実施形態では、第2部品収納筐体21Bを基準部品収納筐体として、この第2部品収納筐体21Bに前後両側に突出する支持フレーム32L及び32Rを固定した場合について説明した。しかしながら、本発明は、上記構成に限定されるものではなく、第1部品収納筐体21A(又は第3部品収納筐体21C)を基準部品収納筐体とし、第2部品収納筐体21B内を通過して第3部品収納筐体21C(又は第1部品収納筐体21A)まで延長する支持フレームを後端(又は前端)から突出させて固定するようにしてもよい。
【0050】
また、上記実施形態では、3つの部品収納筐体21A〜21Cを連結して連結筐体21を構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、2つ又は4つ以上の部品収納筐体を連結して連結筐体を構成する場合にも本発明を適用することができる。
【符号の説明】
【0051】
10…電力変換装置、11…鉄道車両、12…車体、13…パンタグラフ、14…レール、15…車輪、16…台車、17…取付部、21…連結筐体、21A…第1部品収納筐体、21B…第2部品収納筐体、21C…第3部品収納筐体、22a…前面板、22b…背面板、22c…左側面板、22d…右側面板、22e…底面板、22f…天井板、22g,22h…リベット用貫通孔、27a…前面板、27b…背面板、27c…底面板、27d…天井板、27e,27f…リベット用貫通孔、32L,32R…支持フレーム、32a…中央板部、32b…左側板部、32c…右側板部、32d,32e…リップ部、32g…閉塞板部、32h〜32k…リベット用貫通孔、33…フレーム挿通孔、40…保持具、41…第1部材、41a…第1取り付け部、41b…第2取り付け部、42…第2部材、43,46,47…リベット用貫通孔、44a…第1中間板部、44b…第1折り曲げ板部、44c…第2折り曲げ板部、50a…第2中間板部、50b…第3折り曲げ板部、50c…第4折り曲げ板部、51,52…リベット用貫通孔、60…ブラインドリベット、61…リベット本体、61a…円筒部、61b…フランジ、62…マンドレル、62a…軸部、62b…頭部、71〜74…リベット用貫通孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12