(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記データ量制御部は、前記第2の単位期間における前記第2処理部による前記第2イベントの出力量が第2閾値の設定値に達した場合、前記第1閾値の第1設定値から該第1設定値よりも小さい第2設定値に減少させる、
請求項1記載のデータ処理装置。
前記データ量制御部は、前記第2の単位期間における前記第2処理部による前記第2イベントの出力量が前記第2閾値の設定値より小さく且つ前記第2の単位期間における前記第1閾値の設定値が前記第1閾値の初期値よりも小さい第3設定値である場合、前記第3設定値から前記第3設定値よりも大きく且つ前記初期値以下である第4設定値に増加させる、
請求項3記載のデータ処理装置。
前記データ量制御部は、前記第2の単位期間における前記第2処理部による前記第2イベントの出力量が第3閾値に達した場合、前記第2処理部に対して、前記第2の単位期間において前記第2イベントの出力量が第3閾値に達した第2タイミング以降に形成された前記第2イベントを廃棄させて前記第2イベントの出力を回避させる、
請求項2から6のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
入力されたデータに対して第1処理を行って第1処理後のデータを形成し、前記形成した第1処理後のデータを第1イベントとして出力する第1処理部と、前記第1処理部から出力された前記第1イベントとしての前記第1処理後のデータに対して第2処理を行って第2処理後のデータを形成し、前記形成した第2処理後のデータを第2イベントとして出力する第2処理部と、を具備するデータ処理装置によって実行されるデータ量調整方法であって、
第1の単位期間における前記第1処理部による前記第1イベントの出力量が第1閾値の設定値に達した場合、前記第1処理部に対して、前記第1の単位期間において前記第1イベントの出力量が前記第1閾値の設定値に達した第1タイミング以降に形成された前記第1イベントを破棄させて前記第1イベントの出力を回避させること、及び
第2の単位期間における前記第2処理部による前記第2イベントの出力量に基づいて、前記第1の単位期間における前記第1閾値の設定値を調整すること、
を含むデータ量調整方法。
入力されたデータに対して第1処理を行って第1処理後のデータを形成し、前記形成した第1処理後のデータを第1イベントとして出力する第1処理部と、前記第1処理部から出力された前記第1イベントとしての前記第1処理後のデータに対して第2処理を行って第2処理後のデータを形成し、前記形成した第2処理後のデータを第2イベントとして出力する第2処理部と、を具備するデータ処理装置に、
第1の単位期間における前記第1処理部による前記第1イベントの出力量が第1閾値の設定値に達した場合、前記第1処理部に対して、前記第1の単位期間において前記第1イベントの出力量が前記第1閾値の設定値に達した第1タイミング以降に形成された前記第1イベントを破棄させて前記第1イベントの出力を回避させること、及び
第2の単位期間における前記第2処理部による前記第2イベントの出力量に基づいて、前記第1の単位期間における前記第1閾値の設定値を調整すること、
を含む処理を実行させる、データ量調整プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一又は同等の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0012】
<第1実施形態>
<データ処理装置の構成例>
図1は、第1実施形態のデータ処理装置の一例を示すブロック図である。
図1においてデータ処理装置10は、処理部(第1処理部)11と、処理部(第2処理部)12と、データ量制御部(制御装置)13とを有している。
【0013】
処理部11は、入力されたデータに対して「第1処理」を行って第1処理後のデータを形成する。そして、処理部11は、形成した第1処理後のデータを「第1イベント」として出力する。例えば、処理部11は、形成した第1処理後のデータと「第1イベント」を示す情報(つまり、「第1イベント情報」)とを一緒に出力する。
【0014】
また、処理部11は、データ量制御部13から「破棄命令信号」を受け取った場合、「破棄命令信号」を受け取ったタイミングを含む単位期間において該タイミング以降に形成した第1イベントを破棄する。
【0015】
処理部12は、処理部11から出力された「第1イベント」としての第1処理後のデータに対して「第2処理」を行って第2処理後のデータを形成する。そして、処理部12は、形成した第2処理後のデータを「第2イベント」として出力する。例えば、処理部12は、形成した第2処理後のデータと「第2イベント」を示す情報(つまり、「第2イベント情報」)とを一緒に出力する。
【0016】
データ量制御部13は、「単位期間」毎に、処理部11から出力される「第1イベント」の出力量及び処理部12から出力される「第2イベント」の出力量を計測する。例えば、データ量制御部13は、処理部11から出力される「第1イベント」の出力数及び処理部12から出力される「第2イベント」の出力数を、「単位期間」毎に繰り返しカウントする。「単位期間」は、特に限定されるものではないが、例えば、1分の期間であってもよい。
【0017】
また、データ量制御部13は、「第1の単位期間」における処理部11による第1イベントの出力量(例えば、「出力カウント数」)が「第1閾値の設定値」に達したか否かを判定する。そして、第1イベントの出力量が「第1閾値の設定値」に達した場合、データ量制御部13は、処理部11に対して、「破棄命令信号」を出力することにより、「第1タイミング」以降に形成された第1イベントを破棄させて第1イベントの出力を回避させる。「第1タイミング」とは、第1の単位期間において第1イベントの出力量が第1閾値の設定値に達したタイミングである。これにより、処理部11による第1イベントの出力量を「第1閾値の設定値」以下に抑えることができる。
【0018】
また、データ量制御部13は、「第2の単位期間」における処理部12による第2イベントの出力量(例えば、出力カウント数)に基づいて、第1の単位期間における「第1閾値の設定値」を調整する。例えば、データ量制御部13は、第2の単位期間における処理部12による第2イベントの出力量が「第2閾値の第1設定値」に達した場合、第1閾値の第1設定値から、該第1設定値よりも小さい第2設定値に減少させる。これにより、処理部11による第1イベントの出力量をさらに低減させることができる。ここで、上記の第1閾値の「第2設定値」は、上記の第1閾値の「第1設定値」よりも「所定のダウンステップ幅」だけ小さくてもよい。また、データ量制御部13によって第1閾値の設定値を減少される処理が行われていない状況では、上記の第1閾値の「第1設定値」は、第1閾値の「初期値」である。
【0019】
また、データ量制御部13は、第2の単位期間における処理部12による第2イベントの出力量が第2閾値の設定値より小さく且つ第2の単位期間における第1閾値の設定値が第1閾値の初期値より小さい「第3設定値」である場合、第1閾値の設定値を大きくする。例えば、データ量制御部13は、第3設定値から、第3設定値よりも大きく且つ「初期値」以下である「第4設定値」に増加させる。これにより、処理部12に余裕ができ且つ第1閾値の設定値を増やす余裕がある場合には、第1閾値の設定値を大きくして処理部12へ入力される第1イベントを増やすことができる。ここで、上記の「第4設定値」は、上記の「第3設定値」よりも「所定のアップステップ幅」だけ大きくてもよい。また、上記の「所定のダウンステップ幅」は、上記の「所定のアップステップ幅」よりも大きくてもよい。これにより、第1閾値の設定値を徐々に増加させることができるので、処理部11からの第1イベントの出力量も徐々に増加することになり、破棄される第2イベントの数を抑制することができている。
【0020】
ここで、「第1の単位期間」は、「第2の単位期間」と同じ単位期間であってもよいし、又は、「第2の単位期間」よりも後の単位期間であってもよい。「第1の単位期間」が「第2の単位期間」と同じ単位期間である場合には、より早いタイミングで処理部11による第1イベントの出力量を低減させることができる。
【0021】
以上のように第1実施形態によれば、データ処理装置10にてデータ量制御部13は、「第1の単位期間」における処理部11による第1イベントの出力量が「第1閾値の設定値」に達したか否かを判定する。そして、第1イベントの出力量が「第1閾値の設定値」に達した場合、データ量制御部13は、処理部11に対して、「第1タイミング」以降に形成された第1イベントを破棄させて第1イベントの出力を回避させる。「第1タイミング」とは、第1の単位期間において第1イベントの出力量が第1閾値の設定値に達したタイミングである。また、データ量制御部13は、「第2の単位期間」における処理部12による第2イベントの出力量(例えば、出力カウント数)に基づいて、第1の単位期間における「第1閾値の設定値」を調整する。
【0022】
このデータ処理装置10の構成により、処理部12の第2イベントの出力量が多い場合、つまり、処理部12の処理量が多い場合、処理部12の入力段の処理部11に対して第1イベントを破棄させることができる。これにより、処理部11及び処理部12の両方での処理が無駄になってしまうことを防止することができる。この結果として、データ処理装置10におけるリソース利用効率を向上させることができる。
【0023】
ここで、データ処理装置10にてデータ量制御部13は、第2の単位期間における処理部12による第2イベントの出力量が「第3閾値」に達した場合、処理部12に対して、「第2タイミング」以降に形成された第2イベントを廃棄させて第2イベントの出力を回避させてもよい。「第2タイミング」は、第2の単位期間において第2イベントの出力量が第3閾値に達したタイミングである。
【0024】
上記の通り、データ処理装置10では、処理部12の第2イベントの出力量が多い場合、つまり、処理部12の処理量が多い場合、処理部12の入力段の処理部11に対して第1イベントを破棄させることができる。これにより、処理部12へ入力される第1イベントの量を少なくすることができる。入力される第1イベント量が減ると処理部12から出力される第2イベントの量も減るので、処理部12による第2イベントの出力量が「第3閾値」に達する可能性を低くすることができる。このため、データ量制御部13が第2イベントを廃棄させる制御を行っても、実際上、破棄される第2イベントの数を抑制することができている。すなわち、処理部12の処理が無駄になることを防止することができている。この結果として、データ処理装置10におけるリソース利用効率を向上させることができている。
【0025】
また、「第3閾値」は、「第2閾値」に等しくてもよいし、又は、「第2閾値」よりも小さくてもよい。特に、「第3閾値」を「第2閾値」よりも小さくすることにより、処理部12による第2イベントの廃棄処理が行われる前に、処理部12への第1イベントの入力量を減らすことができる。これにより、破棄される第2イベントの数をさらに抑制することができる。
【0026】
<第2実施形態>
第2実施形態は、より具体的な実施形態に関する。
【0027】
<システムの概要>
図2は、第2実施形態のシステムの一例を示すブロック図である。
図2においてシステム20は、センサ30と、データ処理装置40と、サーバ50とを有している。
図2では、センサ30を1つのみ示しているが、センサ30の数はこれに限定されるものではない。
【0028】
センサ30は、センシング対象パラメータを所定の周期で繰り返しセンシングする。そして、センサ30は、例えばセンシングしたパラメータ値が得られる度に、センシングしたパラメータ値を「センサデータ」としてデータ処理装置40へ出力する。なお、センシング対象パラメータの種類は、特に限定されるものではない。
【0029】
データ処理装置40は、センサ30から受け取ったセンサデータ(以下では、単に「データ」と呼ぶ)に対して複数の処理を段階的に行って、処理後のデータをイベントとしてサーバ50へ送信する。
【0030】
サーバ50は、データ処理装置40から送信されたデータに基づいて、例えば、センサ30が設置されている環境の状況解析を実行する。
【0031】
ここで、センサ30から出力されるセンサデータの量が増加すると、データ処理装置40における処理に遅延が発生する可能性がある。この処理遅延が発生すると、サーバ50による状況解析のリアルタイム性が損なわれる可能性がある。そこで、データ処理装置40は、処理部のイベントの出力量が所定の閾値に達した場合、該処理部に対してイベントを破棄させる。なお、システム20においては、一部のデータがロストした場合でもサーバ50による状況解析の精度に影響がない。
【0032】
<データ処理装置の構成例>
図2においてデータ処理装置40は、取得部41と、加工部42と、分析部43と、送信部44と、データ量制御部(制御装置)45とを有している。
【0033】
取得部41は、センサ30から出力されたデータを取得する。そして、取得部41は、取得処理が完了すると、取得したデータをイベントとして加工部42へ出力する。
【0034】
加工部42は、取得部41から出力されたデータを入力し、入力したデータに対して「加工処理」を実行する。「加工処理」は、分析部43において分析可能な形式にデータを加工する処理である。そして、加工部42は、加工処理後のデータをイベントとして分析部43へ出力する。
【0035】
分析部43は、加工部42から出力されたデータを入力し、入力したデータに対して「分析処理」を実行する。そして、分析部43は、分析結果データ(つまり、分析処理後のデータ)をイベントとして送信部44へ出力する。
【0036】
送信部44は、分析部43から出力されたデータを入力し、入力したデータに対して「送信処理」を実行する。「送信処理」は、例えば、変調処理、ディジタルアナログ変換処理等を含む。そして、送信部44は、送信処理後のデータをイベントとしてサーバ50へ送信する。
【0037】
ここで、第1実施形態で説明した処理部11及び処理部12の関係は、取得部41及び加工部42に当てはまる。また、第1実施形態で説明した処理部11及び処理部12の関係は、加工部42及び分析部43にも当てはまる。また、第1実施形態で説明した処理部11及び処理部12の関係は、分析部43及び送信部44にも当てはまる。なお、以下では、取得部41、加工部42、分析部43、及び送信部44に対して設定されている閾値を、それぞれ、閾値TH41、閾値TH42、閾値TH43、及び閾値TH44と呼ぶ。
【0038】
データ量制御部45は、
図2に示すように、タイマ部45Aと、カウント部45Bと、データ量調整部45Cと、閾値調整部45Dとを有している。
【0039】
タイマ部45Aは、「単位期間」を繰り返し計測する。例えば、タイマ部45Aは、タイマ値の初期値を「単位期間の期間長」に設定して、タイマ値をデクリメントする。そして、タイマ部45Aは、タイマ値がゼロになると、「単位期間の満了」を通知する「通知信号」を、カウント部45B、データ量調整部45C、及び閾値調整部45Dへ出力する。また、タイマ部45Aは、タイマ値がゼロになると、再度、タイマ値の初期値を「単位期間の期間長」に設定して、タイマ値をデクリメントする。これにより、次の単位期間が計測されることになる。
【0040】
カウント部45Bは、「単位期間」毎に、各処理部から、つまり、取得部41、加工部42、分析部43、及び送信部44のそれぞれから出力されるイベントの出力数をカウントする。そして、カウント部45Bは、各処理部についてのカウント数をデータ量調整部45C及び閾値調整部45Dへ通知する。
【0041】
データ量調整部45Cは、第1実施形態と同様に、取得部41から出力されるイベントについてのカウント数が閾値TH41の設定値に達した場合、取得部41に対して、「破棄命令信号」を出力する。同様に、データ量調整部45Cは、加工部42から出力されるイベントについてのカウント数が閾値TH42の設定値に達した場合、加工部42に対して、「破棄命令信号」を出力する。同様に、データ量調整部45Cは、分析部43から出力されるイベントについてのカウント数が閾値TH43の設定値に達した場合、分析部43に対して、「破棄命令信号」を出力する。同様に、データ量調整部45Cは、送信部44から出力されるイベントについてのカウント数が閾値TH44の設定値に達した場合、送信部44に対して、「破棄命令信号」を出力する。
【0042】
閾値調整部45Dは、第1実施形態と同様に、加工部42によるイベントの出力量(例えば、出力カウント数)に基づいて、閾値TH41を調整する。すなわち、閾値調整部45Dは、加工部42によるイベントの出力量が閾値TH41の第1設定値に達した場合、閾値TH41の第1設定値から、該第1設定値よりも小さい第2設定値に減少させる。また、閾値調整部45Dは、第1実施形態と同様に、加工部42に余裕ができ且つ閾値TH41の設定値を増やす余裕がある場合には、閾値TH41の設定値を大きくする。
【0043】
同様に、閾値調整部45Dは、分析部43によるイベントの出力量(例えば、出力カウント数)に基づいて、閾値TH42を調整する。同様に、閾値調整部45Dは、送信部44によるイベントの出力量(例えば、出力カウント数)に基づいて、閾値TH43を調整する。
【0044】
<データ処理装置の動作例>
以上の構成を有するデータ処理装置40の処理動作の一例について説明する。上記の通り、第1実施形態の処理部11と処理部12との関係は、取得部41及び加工部42、加工部42及び分析部43、並びに、分析部43及び送信部44に対して、同様に当てはまる。このため、ここでは、説明を簡潔にするために、取得部41及び加工部42に着目して説明する。
【0045】
〈イベント破棄の制御処理〉
図3は、第2実施形態のデータ処理装置によるイベント破棄制御処理の一例を示すフローチャートである。
【0046】
データ処理装置40にてデータ量調整部45Cは、単位期間の番号NをN=1に設定する(ステップS101)。このとき、データ量調整部45Cは、タイマ部45Aによる単位期間の計測をスタートさせる。
【0047】
次いで、データ量調整部45Cは、カウント部45Bから受け取った、単位期間Nにおける制御対象処理部の出力カウント数が閾値の設定値に達したか否かを判定する(ステップS102)。ここでは、取得部41及び加工部42のそれぞれが、制御対象処理部である。このため、データ量調整部45Cは、単位期間Nにおける取得部41の出力カウント数が閾値TH41の設定値に達したか否か、及び、単位期間Nにおける加工部42の出力カウント数が閾値TH42の設定値に達したか否かについて判定する。
【0048】
単位期間Nにおける制御対象処理部の出力カウント数が閾値の設定値に達している場合(ステップS102YES)、データ量調整部45Cは、制御対象処理部に対して「破棄命令信号」を出力する(ステップS103)。単位期間Nにおける制御対象処理部の出力カウント数が閾値の設定値に達していない場合(ステップS102NO)、処理ステップは、ステップS103を経ずに、ステップS104へ進む。
【0049】
次いで、データ量調整部45Cは、タイマ部45Aから「単位期間の満了」を通知する「通知信号」を受け取ったか否かを判定する(ステップS104)。
【0050】
タイマ部45Aから「単位期間の満了」を通知する「通知信号」を受け取った場合(ステップS104YES)、データ量調整部45Cは、単位期間の番号Nをインクリメントする(ステップS105)。そして、処理ステップは、ステップS102へ戻る。なお、タイマ部45Aから「単位期間の満了」を通知する「通知信号」を受け取っていない場合(ステップS104NO)、処理ステップは、ステップS105を経ずに、ステップS102へ戻る。
【0051】
〈閾値調整の制御処理〉
図4は、第2実施形態のデータ処理装置による閾値調整制御処理の一例を示すフローチャートである。
【0052】
データ処理装置40にて閾値調整部45Dは、単位期間の番号NをN=1に設定する(ステップS201)。この設定タイミングは、ステップS101におけるデータ量調整部45Cによる設定タイミングと同じである。
【0053】
閾値調整部45Dは、カウント部45Bから単位期間Nの「通知信号」を受け取るまで待つ(ステップS202NO)。
【0054】
カウント部45Bから単位期間Nの「通知信号」を受け取ると(ステップS202YES)、閾値調整部45Dは、単位期間の番号Nをインクリメントする(ステップS203)。このインクリメントのタイミングは、ステップS105におけるインクリメントのタイミングと同じである。
【0055】
閾値調整部45Dは、カウント部45Bから受け取った、単位期間N−1における、「閾値調整対象処理部」の「出力段の処理部」の出力カウント数が閾値の設定値に達したか否かを判定する(ステップS204)。ここでは、「閾値調整対象処理部」は、取得部41であり、「出力段の処理部」は、加工部42である。従って、閾値調整部45Dは、カウント部45Bから受け取った、単位期間N−1における、加工部42の出力カウント数が閾値TH42の設定値に達したか否かを判定する。
【0056】
単位期間N−1における、「閾値調整対象処理部」の「出力段の処理部」の出力カウント数が閾値の設定値に達している場合(ステップS204YES)、閾値調整部45Dは、単位期間Nにおける閾値調整対象処理部の閾値の設定値を調整する(ステップS205)。この調整では、単位期間Nにおける閾値調整対象処理部の閾値の設定値を減らす。そして、処理ステップは、ステップS202へ戻る。
【0057】
単位期間N−1における、「出力段の処理部」の出力カウント数が閾値の設定値に達していない場合(ステップS204NO)、閾値調整部45Dは、単位期間N−1における閾値調整対象処理部の閾値の設定値が初期値より小さいか否かを判定する(ステップS206)。
【0058】
単位期間N−1における閾値調整対象処理部の閾値の設定値が初期値より小さい場合(ステップS206YES)、閾値調整部45Dは、単位期間Nにおける閾値調整対象処理部の閾値の設定値を調整する(ステップS207)。この調整では、単位期間Nにおける閾値調整対象処理部の閾値の設定値を増やす。そして、処理ステップは、ステップS202へ戻る。
【0059】
なお、単位期間N−1における閾値調整対象処理部の閾値の設定値が初期値に等しい場合(ステップS206NO)、処理ステップは、ステップS207を経ずに、ステップS202へ戻る。
【0060】
次に、閾値調整制御処理の具体例について説明する。
図5から
図9は、第2実施形態の閾値調整制御処理の具体例の説明に供する図である。
【0061】
取得部41の閾値TH41の初期値及び加工部42の閾値TH42の初期値が、
図5に示すような値であるとする。そして、
図6に示すように、単位期間N=1における、取得部41の出力カウント数が「11」であり、加工部42の出力カウント数が「30」であるとする。
【0062】
このとき、単位期間N=1における加工部42の出力カウント数が閾値TH42の設定値に達しているため、閾値調整部45Dは、単位期間N=2における閾値調整対象処理部(取得部41)の閾値の設定値を調整する(ステップS205)。この調整では、単位期間N=1における閾値TH41の設定値を「所定のダウンステップ幅」だけ減らして、単位期間N=2における閾値TH41の設定値を算出している。
図7には、ダウン調整後の閾値TH41の設定値が示されている。ここでは、「所定のダウンステップ幅」を、閾値TH41の初期値の10%の値(つまり、6)としている。
【0063】
そして、
図8に示すように、単位期間N=2における、取得部41の出力カウント数が「10」であり、加工部42の出力カウント数が「24」であるとする。
【0064】
このとき、単位期間N=2における加工部42の出力カウント数が閾値TH42の設定値に達していないため、閾値調整部45Dは、単位期間N=3における閾値調整対象処理部(取得部41)の閾値の設定値を調整する(ステップS207)。この調整では、単位期間N=2における閾値TH41の設定値を「所定のアップテップ幅」だけ増やして、単位期間N=3における閾値TH41の設定値を算出している。
図9には、アップ調整後の閾値TH41の設定値が示されている。ここでは、「所定のアップステップ幅」を、閾値TH41の初期値の10%の値(つまり、6)としている。
【0065】
以上のように第2実施形態によれば、第1実施形態と同様にデータ処理装置40におけるリソース利用効率を向上させつつ、データ処理装置40の各処理部においてイベントが想定量以上に発生することに起因する処理遅延を防止することができる。これにより、サーバ50による状況解析のリアルタイム性が損なわれることを防止することができる。
【0066】
<他の実施形態>
図10は、データ処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
図10においてデータ処理装置100は、プロセッサ101と、メモリ102とを有している。第1実施形態及び第2実施形態で説明したデータ処理装置10,40の処理部11,12、データ量制御部13,45、取得部41、加工部42、分析部43、及び送信部44は、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより実現されてもよい。プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、データ処理装置10,40に供給することができる。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってデータ処理装置10,40に供給されてもよい。また、データ量制御部(制御装置)13,45がプロセッサ及びメモリを有して、単独でプロセッサがメモリに記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより実現されてもよい。
【0067】
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0068】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0069】
(付記1)
入力されたデータに対して第1処理を行って第1処理後のデータを形成し、前記形成した第1処理後のデータを第1イベントとして出力する第1処理部と、
前記第1処理部から出力された前記第1イベントとしての前記第1処理後のデータに対して第2処理を行って第2処理後のデータを形成し、前記形成した第2処理後のデータを第2イベントとして出力する第2処理部と、
第1の単位期間における前記第1処理部による前記第1イベントの出力量が第1閾値の設定値に達した場合、前記第1処理部に対して、前記第1の単位期間において前記第1イベントの出力量が前記第1閾値の設定値に達した第1タイミング以降に形成された前記第1イベントを破棄させて前記第1イベントの出力を回避させると共に、第2の単位期間における前記第2処理部による前記第2イベントの出力量に基づいて、前記第1の単位期間における前記第1閾値の設定値を調整するデータ量制御部と、
を具備するデータ処理装置。
【0070】
(付記2)
前記データ量制御部は、前記第2の単位期間における前記第2処理部による前記第2イベントの出力量が第2閾値の設定値に達した場合、前記第1閾値の第1設定値から該第1設定値よりも小さい第2設定値に減少させる、
付記1記載のデータ処理装置。
【0071】
(付記3)
前記第2設定値は、前記第1設定値よりも所定のダウンステップ幅だけ小さい、
付記2記載のデータ処理装置。
【0072】
(付記4)
前記データ量制御部は、前記第2の単位期間における前記第2処理部による前記第2イベントの出力量が前記第2閾値の設定値より小さく且つ前記第2の単位期間における前記第1閾値の設定値が前記第1閾値の初期値よりも小さい第3設定値である場合、前記第3設定値から前記第3設定値よりも大きく且つ前記初期値以下である第4設定値に増加させる、
付記3記載のデータ処理装置。
【0073】
(付記5)
前記第4設定値は、前記第3設定値よりも所定のアップステップ幅だけ大きい、
付記4記載のデータ処理装置。
【0074】
(付記6)
前記所定のダウンステップ幅は、前記アップステップ幅よりも大きい、
付記5記載のデータ処理装置。
【0075】
(付記7)
前記データ量制御部は、前記第2の単位期間における前記第2処理部による前記第2イベントの出力量が第3閾値に達した場合、前記第2処理部に対して、前記第2の単位期間において前記第2イベントの出力量が第3閾値に達した第2タイミング以降に形成された前記第2イベントを廃棄させて前記第2イベントの出力を回避させる、
付記2から6のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
【0076】
(付記8)
前記第2閾値は、前記第3閾値に等しいか、又は、前記第3閾値よりも大きい、
付記7記載のデータ処理装置。
【0077】
(付記9)
前記第1の単位期間は、前記第2の単位期間と同じ単位期間であるか、又は、前記第2の単位期間よりも後の単位期間である、
付記1から8のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
【0078】
(付記10)
入力されたデータに対して第1処理を行って第1処理後のデータを形成し、前記形成した第1処理後のデータを第1イベントとして出力する第1処理部と、前記第1処理部から出力された前記第1イベントとしての前記第1処理後のデータに対して第2処理を行って第2処理後のデータを形成し、前記形成した第2処理後のデータを第2イベントとして出力する第2処理部と、を具備するデータ処理装置によって実行されるデータ量調整方法であって、
第1の単位期間における前記第1処理部による前記第1イベントの出力量が第1閾値の設定値に達した場合、前記第1処理部に対して、前記第1の単位期間において前記第1イベントの出力量が前記第1閾値の設定値に達した第1タイミング以降に形成された前記第1イベントを破棄させて前記第1イベントの出力を回避させること、及び
第2の単位期間における前記第2処理部による前記第2イベントの出力量に基づいて、前記第1の単位期間における前記第1閾値の設定値を調整すること、
を含むデータ量調整方法。
【0079】
(付記11)
前記第1閾値の設定値の調整では、前記第2の単位期間における前記第2処理部による前記第2イベントの出力量が第2閾値の設定値に達した場合、前記第1閾値の第1設定値から該第1設定値よりも小さい第2設定値に減少させる、
付記10記載のデータ量調整方法。
【0080】
(付記12)
前記第2設定値は、前記第1設定値よりも所定のダウンステップ幅だけ小さい、
付記11記載のデータ量調整方法。
【0081】
(付記13)
前記第2の単位期間における前記第2処理部による前記第2イベントの出力量が前記第2閾値の設定値より小さく且つ前記第2の単位期間における前記第1閾値の設定値が前記第1閾値の初期値よりも小さい第3設定値である場合、前記第3設定値から前記第3設定値よりも大きく且つ前記初期値以下である第4設定値に増加させる、
付記12記載のデータ量調整方法。
【0082】
(付記14)
前記第4設定値は、前記第3設定値よりも所定のアップステップ幅だけ大きい、
付記13記載のデータ量調整方法。
【0083】
(付記15)
前記所定のダウンステップ幅は、前記アップステップ幅よりも大きい、
付記14記載のデータ量調整方法。
【0084】
(付記16)
前記第1の単位期間は、前記第2の単位期間と同じ単位期間であるか、又は、前記第2の単位期間よりも後の単位期間である、
付記10から15のいずれか1項に記載のデータ量調整方法。
【0085】
(付記17)
前記第2の単位期間における前記第2処理部による前記第2イベントの出力量が第3閾値に達した場合、前記第2処理部に対して、前記第2の単位期間において前記第2イベントの出力量が第3閾値に達した第2タイミング以降に形成された前記第2イベントを廃棄させて前記第2イベントの出力を回避させることをさらに含む、
付記10から16のいずれか1項に記載のデータ量調整方法。
【0086】
(付記18)
入力されたデータに対して第1処理を行って第1処理後のデータを形成し、前記形成した第1処理後のデータを第1イベントとして出力する第1処理部と、前記第1処理部から出力された前記第1イベントとしての前記第1処理後のデータに対して第2処理を行って第2処理後のデータを形成し、前記形成した第2処理後のデータを第2イベントとして出力する第2処理部と、を具備するデータ処理装置に、
第1の単位期間における前記第1処理部による前記第1イベントの出力量が第1閾値の設定値に達した場合、前記第1処理部に対して、前記第1の単位期間において前記第1イベントの出力量が前記第1閾値の設定値に達した第1タイミング以降に形成された前記第1イベントを破棄させて前記第1イベントの出力を回避させること、及び
第2の単位期間における前記第2処理部による前記第2イベントの出力量に基づいて、前記第1の単位期間における前記第1閾値の設定値を調整すること、
を含む処理を実行させる、データ量調整プログラム。