特許第6981384号(P6981384)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6981384
(24)【登録日】2021年11月22日
(45)【発行日】2021年12月15日
(54)【発明の名称】機器の操作装置
(51)【国際特許分類】
   H01H 3/20 20060101AFI20211202BHJP
   B60R 7/04 20060101ALI20211202BHJP
   B60R 16/02 20060101ALI20211202BHJP
   H01H 15/02 20060101ALI20211202BHJP
   H01H 3/02 20060101ALI20211202BHJP
   B60N 3/00 20060101ALI20211202BHJP
【FI】
   H01H3/20 Z
   B60R7/04 C
   B60R16/02 630Q
   H01H15/02 D
   H01H3/02 B
   B60N3/00 Z
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-166743(P2018-166743)
(22)【出願日】2018年9月6日
(65)【公開番号】特開2020-42900(P2020-42900A)
(43)【公開日】2020年3月19日
【審査請求日】2020年11月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000110321
【氏名又は名称】トヨタ車体株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】長越 崇
【審査官】 北岡 信恭
(56)【参考文献】
【文献】 実開平05−057732(JP,U)
【文献】 特開2018−130976(JP,A)
【文献】 特開2010−172983(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 3/00− 3/02
H01H 3/20
H01H 15/02
B60N 3/00
B60R 7/04、16/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器の動作モードの切り替えを行うモード切替部と、そのモード切替部の操作を通じて選択された動作モードでの前記機器の操作を行うための複数の操作部と、を備える機器の操作装置において、
前記モード切替部は、スライド移動を通じて前記機器の動作モードの切り替えを行うものであり、
前記モード切替部は、ベース部材に対しスライド移動するものであって、且つ、窓部を備えており、
前記ベース部材は、前記モード切替部に対応する部分に、前記機器の動作モードにそれぞれ対応した表示を行うモード表示部を備えており、
前記操作部のうち、前記モード切替部のスライド移動を通じて選択された動作モードでの機器の操作に用いられないものは、前記モード切替部によって隠蔽されるよう配置されている一方、前記選択された動作モードでの機器の操作に用いられるものは、前記モード切替部から外れた位置で外部に露出するよう配置されており、
前記窓部は、前記モード切替部のスライド移動を通じて動作モードが選択されたとき、前記モード表示部における前記選択された動作モードに対応した表示のみを露出させることを特徴とする機器の操作装置。
【請求項2】
記操作部は、前記ベース部材における前記モード切替部の周囲に設けられており、
前記操作部の少なくとも一部は、前記モード切替部がスライド移動する際の移動軌跡上に設けられている請求項に記載の機器の操作装置。
【請求項3】
前記モード切替部は、縦方向へのスライド移動と横方向へのスライド移動との組み合わせにより、3つ以上の動作モードの切り替えが可能とされている請求項に記載の機器の操作装置。
【請求項4】
前記モード切替部は、車両のセンタコンソールに設けられたパームレストであり、前記センタコンソールでのスライド移動を通じて車両に搭載された前記機器の動作モードの切り替えを行う請求項1〜のいずれか一項に記載の機器の操作装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機器の操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両に搭載される各種の機器を操作するための操作装置として、機器の動作モードの切り替えを行うモード切替部と、そのモード切替部の操作を通じて選択された動作モードでの機器の操作を行うための操作部と、を備えたものが知られている。また、こうした操作部については、特許文献1に示されるように、車両のセンタコンソールに設けることも行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−132263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、機器の多機能化に伴い操作部の数が多くなると、特定の動作モードでしか使用しない操作部が生じる場合があり、その場合には他の動作モードでは上記操作部を使用することはない。このように操作部の数が増えることによって機器の動作モードに応じて使用しない操作部が生じたりすると、そのことでユーザーが操作部を操作しようとする際に混乱を招きかねないため、操作部を操作する際の操作性を向上させる面で更なる改善の余地があった。なお、こうした問題は、車両に搭載された機器の操作装置に限らず、それ以外の機器の操作装置においても、概ね共通したものとなっている。
【0005】
本発明の目的は、操作部を操作する際の操作性を向上させることができる機器の操作装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する機器の操作装置は、機器の動作モードの切り替えを行うモード切替部と、そのモード切替部の操作を通じて選択された動作モードでの機器の操作を行うための複数の操作部と、を備える。上記モード切替部は、スライド移動を通じて機器の動作モードの切り替えを行うものである。また、上記操作部のうち、モード切替部のスライド移動を通じて選択された動作モードでの機器の操作に用いられないものは、モード切替部によって隠蔽されるよう配置されている一方、選択された動作モードでの機器の操作に用いられるものは、モード切替部から外れた位置で外部に露出するよう配置されている。
【0007】
上記構成によれば、機器を操作するための操作部は、モード切替部のスライド移動を通じて選択された動作モードにおいて機器の操作に用いられない場合にはモード切替部によって隠蔽され、機器の操作に用いられる動作モードが選択されたときには外部に露出する。従って、選択された動作モードにおいて機器の操作に用いられない操作部はモード切替部によって隠蔽されるため、その操作部を上記動作モードのときに誤って操作してしまうことを抑制できる。また、選択された動作モードのみで機器の操作に用いられる操作部は、同動作モードに切り替えられたときに隠蔽された状態から外部に露出した状態に変わるため、上記操作部を上記選択された動作モードで用いるものと認識しやすくなる。これらのことにより、操作部を操作する際の操作性を向上させることができる。
【0008】
上記機器の操作装置において、上記モード切替部は、ベース部材に対しスライド移動するものであって、且つ、窓部を備えるものとすることが考えられる。そして、上記ベース部材は、モード切替部に対応する部分に、機器の動作モードにそれぞれ対応した表示を行うモード表示部を備える。また、上記窓部は、モード切替部のスライド移動を通じて動作モードが選択されたとき、モード表示部における上記選択された動作モードに対応した表示のみを露出させる。
【0009】
上記構成によれば、モード切替部のスライド移動を通じて機器の動作モードが選択されたとき、その選択された動作モードに対応した表示がモード切替部の窓部を介して露出するため、その表示をユーザーが見ることによって現在の動作モードを容易に認識することができる。
【0010】
上記機器の操作装置において、上記モード切替部は、ベース部材に対しスライド移動するものであり、上記操作部は、ベース部材におけるモード切替部の周囲に設けられており、上記操作部の少なくとも一部は、モード切替部がスライド移動する際の移動軌跡上に設けられているものとすることが考えられる。
【0011】
上記構成によれば、モード切替部がスライド移動する際の移動軌跡上に設けられている操作部が、機器の動作モードに応じて、モード切替部によって隠蔽されたり露出したりする。
【0012】
また、上記モード切替部は、縦方向へのスライド移動と横方向とのスライド移動との組み合わせにより、3つ以上の動作モードの切り替えが可能とされるものとすることが考えられる。
【0013】
この構成によれば、モード切替部のスライド移動を通じて3つ以上の動作モードの切り替えが行われる際、その切り替えによって選択された動作モードで用いられる操作部を露出させたり、その選択された動作モードで用いられない操作部をモード切替部によって隠蔽したりすることができる。従って、動作モードの切り替えが3つ以上となって操作部の数が増えやすい状況であっても、それら操作部を操作する際の操作性を向上させることができる。
【0014】
なお、上記モード切替部は、車両のセンタコンソールに設けられたパームレストであり、センタコンソールでのスライド移動を通じて車両に搭載された機器の動作モードの切り替えを行うものとすることが考えられる。
【0015】
この構成によれば、車両のユーザーの手に近い位置にモード切替部が存在するようになることから、そのモード切替部をユーザーがスライド移動させやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】車両の室内を示す斜視図。
図2】同車両に適用される操作装置を上方から見た状態を示す平面図。
図3】同装置のパームレストを車両の後方にスライド移動させた状態を示す平面図。
図4】パームレストにおけるスライド移動の他の例を示す略図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、機器の操作装置の一実施形態について、図1図3を参照して説明する。
図1に示すように、車両の運転席1と助手席2との間のセンタコンソール3には、車両に搭載された各種の機器を操作するための操作装置4が設けられている。なお、同装置4が搭載された車両は、整地された道路だけでなく荒地等も走行することが可能なものであり、上記各種の機器としてサスペンション装置、ブレーキ装置、ステアリング装置、変速装置、及びパワートレーン等々が搭載されている。
【0018】
こうした車両においては、上述した各種の機器の動作モードが、一般の道路を走行するための動作モードであるアーバンモードと、荒地を走行するための動作モードであるアクティブモードとの間で切り替えられる。そして、上記機器の動作モードがアーバンモードとされたときには、車両が一般の道路を走行するうえで適した動作をするよう上記機器が制御される。また、上記機器の動作モードがアクティブモードとされたときには、車両が荒地を走行するうえで適した動作をするよう上記機器が制御される。
【0019】
図2及び図3は、上記操作装置4を上方から見た状態を示している。同装置4は、センタコンソール3の上面に取り付けられているベース部材5と、そのベース部材5の上面に設けられて車両のユーザーが掌を置くためのパームレスト6と、を備えている。このパームレスト6は、ベース部材5に対し車両の前後方向(図2及び図3の上下方向)にスライド移動することが可能となっており、そのスライド移動を通じて上記機器の動作モードの切り替えを行うモード切替部として機能する。
【0020】
詳しくは、図2に示すように、パームレスト6を前方(図2の上方)にスライド移動させると、上記機器の動作モードがアーバンモードとなる。一方、図3に示すように、パームレスト6を後方(図3の下方)にスライド移動させると、上記機器の動作モードがアクティブモードとなる。このようにパームレスト6の前後方向についてのスライド移動を通じて、アーバンモードとアクティブモードとのいずれかが上記機器の動作モードとして選択される。
【0021】
ベース部材5の上面におけるパームレスト6に対応する部分には、上記機器の動作モード、すなわちアーバンモード及びアクティブモードにそれぞれ対応した表示7a,7bを行うモード表示部7が設けられている。一方、パームレスト6には、同パームレスト6のスライド移動を通じて動作モードが選択されたとき、モード表示部7における上記選択された動作モードに対応した表示7a,7bのみを露出させる窓部8が形成されている。
【0022】
詳しくは、パームレスト6の前方へのスライド移動を通じて上記機器の動作モードとしてアーバンモードが選択されると、図2に示すようにモード表示部7においてアーバンモードに対応した表示7aが窓部8を介して露出される一方、アクティブモードに対応した表示7b(図3)がパームレスト6によって隠される。
【0023】
また、パームレスト6の後方へのスライド移動を通じて上記機器の動作モードとしてアクティブモードが選択されると、図3に示すようにモード表示部7においてアクティブモードに対応する表示7bが窓部8を介して露出される一方、アーバンモードに対応した表示7a(図2)がパームレスト6によって隠される。
【0024】
ベース部材5におけるパームレスト6の周囲には、そのパームレスト6の操作(スライド移動)を通じて選択された動作モードでの上記機器の操作を行うための操作部として操作スイッチ9〜13が設けられている。以下、操作スイッチ9〜13による上記機器の操作の詳細について列記する。
【0025】
操作スイッチ9は、荒地を走行する際の車速を一定の低速に維持するよう、上記機器(パワートレーン、ブレーキ装置等)を制御するクロールコントロールを実行もしくは停止するためのものである。操作スイッチ10は、荒地での車両の進行方向の変更を補助するよう、上記機器(パワートレーン、ブレーキ装置等)を制御するターンアシストを実行もしくは停止するためのものである。操作スイッチ11は、パワートレーンのうちの車両における前輪と後輪との間のデファレンシャルギヤ(センターデフ)を作動停止したり、同ギヤの作動停止を解除したりするためのものである。操作スイッチ12は、上記機器(サスペンション装置)を制御して車高を調整するためのものである。操作スイッチ13は、車高を調整するための上記機器(サスペンション装置)の制御を停止したり、同制御の停止を解除したりするためのものである。
【0026】
操作スイッチ9〜13のうち、操作スイッチ11〜13は、アーバンモードとアクティブモードとの両方で操作されるものである。これら操作スイッチ11〜13は、ベース部材5におけるパームレスト6の車幅(図2及び図3の左右方向)の側方で、同パームレスト6の移動方向(前後方向)に一列となるように設けられている。
【0027】
また、操作スイッチ9〜13のうち、操作スイッチ9,10はアクティブモードのときのみ操作されるものである。操作スイッチ9,10は、パームレスト6が前後方向にスライド移動する際の移動軌跡上に位置するように、より詳しくはパームレスト6がアクティブモードを選択する位置(図3)にスライド移動したときに同パームレスト6の前方(図3の上方)に位置するように設けられている。
【0028】
これにより、操作スイッチ9,10は、パームレスト6の前方へのスライド移動を通じてアーバンモードが選択されたときには同パームレスト6によって隠蔽される一方、パームレスト6の後方へのスライド移動を通じてアクティブモードが選択されたときにはパームレスト6から外れた位置で外部に露出するようになる。
【0029】
次に、本実施形態における機器の操作装置4の作用について説明する。
車両に搭載された上記機器を操作するための操作スイッチ9〜13は、パームレスト6のスライド移動を通じて選択された動作モードにおいて、上記機器の操作に用いられない場合にはパームレスト6によって隠蔽され、上記機器の操作に用いられる動作モードが選択されたときには外部に露出する。
【0030】
詳しくは、操作スイッチ9〜13のうち、操作スイッチ11〜13は、アーバンモードとアクティブモードとの両方で用いられることから、パームレスト6がアーバンモードを選択する位置にスライド移動した場合(図2)とアクティブモードを選択する位置にスライド移動した場合(図3)との両方で外部に露出する。
【0031】
また、操作スイッチ9〜13のうち、操作スイッチ9,10は、アクティブモードのみで用いられることから、パームレスト6がアーバンモードを選択する位置にスライド移動した場合(図2)にはパームレスト6によって隠蔽される。そして、パームレスト6がアクティブモードを選択する位置にスライド移動したとき(図3)には、上記操作スイッチ9,10が外部に露出するようになる。
【0032】
パームレスト6のスライド移動を通じて選択された動作モードにおいて機器の操作に用いられない操作スイッチ、この例ではアーバンモードでの操作スイッチ9,10は、パームレスト6によって隠蔽されるため、その操作スイッチ9,10をアーバンモードのときに誤って操作してしまうことを抑制できる。
【0033】
また、パームレスト6のスライド移動を通じて選択された動作モードのみで機器の操作に用いられる操作スイッチ、この例ではアクティブモードでの操作スイッチ9,10は、アーバンモードからアクティブモードに切り替えられたとき、パームレスト6によって隠蔽された状態から外部に露出した状態に変わる。このため、操作スイッチ9,10をアクティブモードで用いるものと認識しやすくなる。
【0034】
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)アクティブモードのみで使用する操作スイッチ9,10が、アーバンモードでは隠蔽される一方、アーバンモードからアクティブモードに切り換えられたときに外部に露出するようになる。これにより、車両のユーザーは、操作スイッチ9〜13のうち、操作スイッチ9,10をアクティブモードのみで用いるものと認識しやすくなる。従って、機器の操作装置4において、操作スイッチ9〜13を操作する際の操作性を向上させることができる。
【0035】
(2)パームレスト6のスライド移動を通じて上記機器の動作モードが選択されたとき、その選択された動作モード(アーバンモードもしくはアクティブモード)に対応した表示7aもしくは表示7bがパームレスト6の窓部8を介して露出する。このため、車両のユーザーは、モード表示部7において露出している表示(表示7aもしくは表示7b)を見ることにより、現在の動作モードを容易に認識することができる。
【0036】
(3)車両のユーザーが掌を置くパームレスト6を上記機器の動作モードを切り替えるために用いているため、その動作モードの切り替えをユーザーの手の近くで行うことができる。従って、ユーザーが上記機器の動作モードを切り替えるための動作(スライド移動)を行いやすくなる。
【0037】
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・パームレスト6は、車両の前後方向(縦方向)へのスライド移動と、車両の幅方向(横方向)へのスライド移動との組み合わせにより、3つ以上の動作モードの切り替えが可能とされていてもよい。
【0038】
この構成によれば、パームレスト6のスライド移動を通じて3つ以上の動作モードの切り替えが行われる際、その切り替えによって選択された動作モードで用いられる操作スイッチを露出させたり、その選択された動作モードで用いられない操作スイッチをパームレスト6によって隠蔽したりすることができる。従って、動作モードの切り替えが3つ以上となって操作スイッチの数が増えやすい状況であっても、それら操作スイッチを操作する際の操作性を向上させることができる。
【0039】
ちなみに、図4の例では、パームレスト6を前後方向(図4の上下方向)にスライド移動させることが可能であり、且つ、パームレスト6を最後方にスライド移動させた状態のもとでは同パームレスト6を車両の幅方向(図4の左右方向)にスライド移動させることが可能となっている。この場合、パームレスト6を図4に二点鎖線で示す3つの位置P1〜P3の間でスライド移動させることができるため、その3つの位置P1〜P3に対応した3つの動作モードの間での切り替えが可能となる。そして、操作スイッチ14〜19を図4に示すようにパームレスト6の移動軌跡上に配置することで、パームレスト6の位置P1〜P3間でのスライド移動による動作モードの切り替えの際、そのスライド移動を通じて操作スイッチ14〜19を、パームレスト6で隠蔽したり同パームレスト6の外に露出させたりすることができる。なお、上記操作スイッチ14〜19も、パームレスト6の上記スライド移動を通じて選択された動作モードでの機器の操作を行うための操作部として機能する。
【0040】
・窓部8については、必ずしも設ける必要はない。
・必ずしもパームレスト6をモード切替部として用いる必要はなく、専用のモード切替部を設けるようにしてもよい。
【0041】
・モード切替部は4つ以上の動作モードを切り替えるものであってもよい。
・操作装置4によって操作される機器としては、上記実施形態にあげたもの以外のもの、例えば自動運転に関わるものであったり、ナビゲーション装置やオーディオ機器であったりしてもよい。
【0042】
・操作装置4を車両に搭載される機器以外の機器の操作に用いるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0043】
1…運転席、2…助手席、3…センタコンソール、4…操作装置、5…ベース部材、6…パームレスト(モード切替部)、7…モード表示部、7a,7b…表示、8…窓部、9〜19…操作スイッチ(操作部)。
図1
図2
図3
図4