特許第6981395号(P6981395)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6981395
(24)【登録日】2021年11月22日
(45)【発行日】2021年12月15日
(54)【発明の名称】押ボタンスイッチ
(51)【国際特許分類】
   H01H 13/20 20060101AFI20211202BHJP
【FI】
   H01H13/20 A
【請求項の数】9
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2018-231869(P2018-231869)
(22)【出願日】2018年12月11日
(65)【公開番号】特開2020-95826(P2020-95826A)
(43)【公開日】2020年6月18日
【審査請求日】2020年12月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100091524
【弁理士】
【氏名又は名称】和田 充夫
(74)【代理人】
【識別番号】100172236
【弁理士】
【氏名又は名称】岩木 宣憲
(72)【発明者】
【氏名】小川 翔
(72)【発明者】
【氏名】西田 正己
(72)【発明者】
【氏名】森田 和明
(72)【発明者】
【氏名】小川 伊彦
【審査官】 関 信之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2018−160343(JP,A)
【文献】 特開2013−157272(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 13/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作孔が設けられた第1面と、前記第1面に交差する第1方向に沿って前記第1面と並んで配置されている第2面とを有する箱状のハウジングと、
前記ハウジングの外部から前記操作孔を介して前記ハウジングの内部まで前記第1方向に沿って延びて前記ハウジングに接続されていると共に、前記第1方向に沿って移動可能な可動部を有する操作部と、
前記ハウジングの内部に前記第1方向に交差する第2方向に移動可能に設けられ、前記ハウジングの内部に配置されている前記操作部の前記第1方向の端部を前記第2方向から係止して、前記ハウジングと前記操作部とを接続する一対の接続部材と、
前記ハウジングの内部に設けられ、前記一対の接続部材の少なくとも一方を前記第2方向でかつ前記一対の接続部材が相互に接近する方向に付勢する付勢部と、
前記ハウジングの内部に設けられ、前記一対の接続部材の各々から前記第2面に向かってそれぞれ延びかつ前記一対の接続部材を介して前記付勢部により前記第2方向でかつ相互に接近する方向に付勢されていると共に、前記一対の接続部材で前記操作部を係止しているときに前記第2方向において相互に接触する接触面をそれぞれ有し、治具を前記接触面間に挿入して、前記一対の接続部材の各々を前記付勢部の付勢力に抗して前記第2方向でかつ相互に離れる方向に移動させることで、前記一対の接続部材による前記ハウジングと前記操作部との接続を解除可能な一対の解除部材と
を備え、
前記第2面には、前記治具を挿入可能な解除孔が設けられ、
前記解除孔は、前記一対の解除部材の各々のその延在方向における前記第2面に近い方の端部が前記ハウジングの外部に露出して、前記治具を前記接触面間に挿入可能に配置されている、押ボタンスイッチ。
【請求項2】
前記操作部が、
前記ハウジングの内部に配置された係止受部を有し、
前記一対の接続部材の各々が、
前記第2方向でかつ相互に接近する方向に延びると共に、前記係止受部を介して前記操作部を前記ハウジングに対して前記第1方向に係止可能な突出部をそれぞれ有し、
前記突出部が、
前記第1面に対向しかつ前記第2方向沿いを前記操作部に接近するに従って前記第1方向において前記第1面から離れるように傾斜する第1傾斜面を有する、請求項1の押ボタンスイッチ。
【請求項3】
前記ハウジングが、前記操作孔まわりに前記第1方向に沿って設けられて前記操作部を前記第1方向に案内する案内壁部を有している、請求項1または2の押ボタンスイッチ。
【請求項4】
前記付勢部が、前記一対の接続部材の各々を前記第2方向でかつ前記一対の接続部材が相互に接近する方向にそれぞれ付勢する一対の付勢部材で構成され、
前記一対の付勢部材が、前記第2方向において、前記一対の接続部材を挟むように配置されている、請求項1から3のいずれか1つの押ボタンスイッチ。
【請求項5】
前記解除孔が、前記第2面の中央部近傍に配置されている、請求項1から4のいずれか1つの押ボタンスイッチ。
【請求項6】
前記一対の解除部材の各々が、
一対の板面が前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向に沿って配置されていると共に、前記一対の板面の一方が前記接触面を構成する板状の第1板部材と、
前記第1板部材の前記第3方向の一端部に設けられ前記第2方向に延びる板状の第2板部材と
を有し、
前記一対の解除部材の各々の前記接触面が相互に接触したときに、前記一対の解除部材の一方の前記第2板部材の板面が、前記一対の解除部材の他方の前記第1板部材の前記第3方向の他端部に接触するように配置されて、前記第3方向でかつ前記第2板部材が相互に接近する方向における前記第1板部材の移動を規制する、請求項1から5のいずれか1つの押ボタンスイッチ。
【請求項7】
前記一対の解除部材の一方が、前記接触面に、前記第2方向でかつ前記一対の解除部材の他方の前記接触面に向かって延びる第1突起部を有し、
前記一対の解除部材の他方が、前記接触面に、前記一対の解除部材の一方に接触したときに前記第1突起部を収容可能な第1凹部を有している、請求項1から6のいずれか1つの押ボタンスイッチ。
【請求項8】
前記一対の解除部材の他方が、前記接触面に設けられ、前記第2方向でかつ前記一対の解除部材の一方の前記接触面に向かって延びる第2突起部を有し、
前記一対の解除部材の一方が、前記接触面に設けられ、前記一対の解除部材の他方に接触したときに前記第2突起部を収容可能な第2凹部を有する、請求項7の押ボタンスイッチ。
【請求項9】
前記一対の解除部材の一方の前記接触面には、前記第1突起部および前記第2凹部が前記第1方向に沿って配置され、
前記一対の解除部材の他方の前記接触面には、前記第2突起部および前記第1凹部が前記第1方向に沿って配置され、
前記第1突起部および前記第2突起部の各々が、前記第2面に対向しかつ前記第2方向沿いを前記操作部に接近するに従って前記第1方向において前記第2面から離れるように傾斜する第2傾斜面をそれぞれ有している、請求項8の押ボタンスイッチ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、押ボタンスイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、上面が開放された絶縁材よりなる箱状のボックスと、ボックスの上面開放部に配置されて上下動可能にボックスに保持されたボタンとを備える押ボタンスイッチが開示されている。前記押ボタンスイッチでは、ボタンが、ボックスの内部に位置する端部に相互に反対方向に突出する一対の係止片を有し、ボックスが、その側壁に設けられ一対の係止片を係止可能な窓を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−247188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記押ボタンスイッチでは、ボタンの一対の係止片をボックスの窓に係止することによりボタンを抜け止めしているため、ボックスに保持された状態のボタンをボックスから容易に取り外すことができない場合がある。
【0005】
本開示は、操作部をハウジングから容易に取り外すことが可能な押ボタンスイッチを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一例の押ボタンスイッチは、
操作孔が設けられた第1面と、前記第1面に交差する第1方向に沿って前記第1面と並んで配置されている第2面とを有する箱状のハウジングと、
前記ハウジングの外部から前記操作孔を介して前記ハウジングの内部まで前記第1方向に沿って延びて前記ハウジングに接続されていると共に、前記第1方向に沿って移動可能な操作部と、
前記ハウジングの内部に前記第1方向に交差する第2方向に移動可能に設けられ、前記ハウジングの内部に配置されている前記操作部の前記第1方向の端部を前記第2方向から係止して、前記ハウジングと前記操作部とを接続する一対の接続部材と、
前記ハウジングの内部に設けられ、前記一対の接続部材の少なくとも一方を前記第2方向でかつ前記一対の接続部材が相互に接近する方向に付勢する付勢部と、
前記ハウジングの内部に設けられ、前記一対の接続部材の各々から前記第2面に向かってそれぞれ延びかつ前記一対の接続部材を介して前記一対の付勢部により前記第2方向でかつ相互に接近する方向に付勢されていると共に、前記一対の接続部材で前記操作部を係止しているときに前記第2方向において相互に接触する接触面をそれぞれ有し、治具を前記接触面間に挿入して、前記一対の接続部材の各々を前記付勢部の付勢力に抗して前記第2方向でかつ相互に離れる方向に移動させることで、前記一対の接続部材による前記ハウジングと前記操作部との接続を解除可能な一対の解除部材と
を備え、
前記第2面には、前記治具を挿入可能な解除孔が設けられ、
前記解除孔は、前記一対の解除部材の各々のその延在方向における前記第2面に近い方の端部が前記ハウジングの外部に露出して、前記治具を前記接触面間に挿入可能に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
前記押ボタンスイッチによれば、ハウジングの内部に配置されている操作部の第1方向の端部を第2方向から係止して、ハウジングと操作部とを接続する一対の接続部材と、一対の接続部材の一方を第2方向でかつ一対の接続部材が相互に接近する方向に付勢する付勢部と、一対の接続部材の各々から第2面に向かってそれぞれ延びかつ一対の接続部材を介して付勢部により第2方向でかつ相互に接近する方向に付勢されていると共に、一対の接続部材が操作部を係止しているときに第2方向において相互に接触する接触面をそれぞれ有し、治具を接触面間に挿入して、一対の接続部材の各々を付勢部の付勢力に抗して第2方向でかつ相互に離れる方向に移動させることで、一対の接続部材によるハウジングと操作部との接続を解除可能な一対の解除部材とを備えている。このような構成により、一対の解除部材の接触面間にマイナスドライバなどの治具を挿入するだけで、ハウジングと操作部との間の接続を解除することができるので、操作部をハウジングから容易に取り外すことが可能な押ボタンスイッチを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本開示の一実施形態の押ボタンスイッチを示す斜視図。
図2図1のII-II線に沿った断面図。
図3図1の押ボタンスイッチの第2面を示す平面図。
図4図3のIV-IV線に沿った断面図。
図5図1の押ボタンスイッチの一対の接続部材および一対の解除部材を示す斜視図。
図6図1の押ボタンスイッチの一対の接続部材の一方の接続部材および一対の解除部材の一方の解除部材を示す斜視図。
図7図1の押ボタンスイッチの一対の接続部材の他方の接続部材および一対の解除部材の他方の解除部材を示す斜視図。
図8図1の押ボタンスイッチの一対の接続部材および一対の解除部材を示す平面図。
図9図1の押ボタンスイッチの操作部をハウジングから取り外す動作を説明するための第1の図。
図10図1の押ボタンスイッチの操作部をハウジングから取り外す動作を説明するための第2の図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の一例を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向あるいは位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した本開示の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本開示の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致していない。
【0010】
本開示の一実施形態の押ボタンスイッチ1は、図1に示すように、箱状のハウジング10と、このハウジング10に接続された操作部20とを備えている。
【0011】
図2に示すように、ハウジング10は、操作孔11が設けられた第1面101と、第1面101に交差(例えば、直交)する第1方向Zに沿って第1面101と並んで配置されている第2面102とを有している。また、操作部20は、ハウジング10の外部から操作孔11を介してハウジング10の内部まで第1方向Zに沿って延びてハウジング10に接続されている。
【0012】
なお、以下の記載において、第1方向Zに直交する方向でかつ第1面101の長手方向に平行な方向を第2方向Yとし、第1方向Zに直交する方向でかつ第1面101の短手方向に平行な方向を第3方向Xとする。
【0013】
また、図2に示すように、ハウジング10の内部には、ハウジング10と操作部20とを接続するための一対の接続部材31、32と、一対の接続部材31、32を付勢する付勢部40と、ハウジング10と操作部20との接続を解除するための一対の解除部材51、52と、図示しない接点機構部とが設けられている。なお、接点機構部は、後述する操作部20の可動部22の第1方向Z沿いの移動により、オンオフするように構成されている。
【0014】
ハウジング10は、図1に示すように、一例として、略直方体を有している。すなわち、第1面101および第2面102は、略矩形状を有している。操作孔11は、第1面101の略中央部に設けられている。
【0015】
また、図3に示すように、第2面102には、ハウジング10の内部にそれぞれ接続された複数対の第1貫通孔12および第2貫通孔13と、第2面102の中央部近傍に配置された解除孔14とが設けられている。各第1貫通孔12は、図示しない電線の導体部が挿抜可能に構成され、各第2貫通孔13は、第1貫通孔12に隣接しかつ一例としてマイナスドライバなどの長尺の治具100(図9および図10参照)が挿抜可能に構成されている。各第1貫通孔12から電線の導体部を挿入することで、ハウジング10の内部に設けられた複数の端子電極部61(図4に示す)の各々に電線の導体部を接続することができる。また、第2貫通孔13から治具100をハウジング10の内部に挿入することで、各端子電極部61と電線の導体部との接続を解除することができる。
【0016】
また、解除孔14は、第2貫通孔13と同様に一例としてマイナスドライバなどの長尺の治具を挿入可能に構成されている。図4に示すように、この解除孔14を介して一対の解除部材51、52の一部(すなわち、各解除部材51、52のその延在方向における第2面102に近い方の端部)がハウジング10の外部に露出して、後述する各解除部材51、52の接触面53、54間に治具(例えば、長尺の治具100)を挿入可能に構成されている。
【0017】
また、ハウジング10の第1面101の操作孔11まわりには、第1方向Zに沿って設けられて操作部20を第1方向Zに案内する案内壁部15が設けられている。この実施形態では、案内壁部15は、一例として、操作孔11まわりの全周に亘って設けられている。
【0018】
操作部20は、図1に示すように、略T字状の軸部21と、軸部21の内部に第1方向Zに移動可能に配置された可動部22とで構成されている。軸部21のその延在方向(すなわち、第1方向Z)の一端部は略直方体状で、ハウジング10の外部に位置している。また、可動部22は、その一部が軸部の延在方向の一端部からハウジング10の外部に露出している。一例として、操作部20の内部には、接点機構部のオンオフに連動して点灯/消灯する図示しないLEDが配置され、このLEDにより、可動部22の軸部21から露出している部分が照光する。
【0019】
図2に示すように、軸部21のその延在方向の他端部には、ハウジング10の内部に配置された一対の湾曲板状の脚部211、212が設けられている。各脚部211、212は、軸部21のその延在方向の他端部から第1方向Zに延びて、第2方向Yに対向している。また、各脚部211、212の先端部(すなわち、第1方向Zでかつ軸部21から遠い方の端部)には、係止受部の一例としての貫通孔23が設けられている。この貫通孔23は、各脚部211、212を第2方向Yに貫通している。
【0020】
なお、操作部20は、ハウジング10の内部に配置された付勢部材201(例えば、コイルばね)によって、第1方向Zでかつ可動部22が第1面101から離れる方向(すなわち、図2の上向き)に付勢されている。
【0021】
また、一対の脚部211、212の一方の脚部211には、この脚部211の外面から第2方向Yに突出する突出部213が設けられている。この突出部213は、後述する一対の接続部材31、32の一方の接続部材31に設けられた溝部316に収容可能に構成されている。
【0022】
一対の接続部材31、32は、図2に示すように、ハウジング10の内部に配置されている操作部20の第1方向Zの端部を第2方向Yから係止して、ハウジング10と操作部20とを接続可能に構成されている。
【0023】
詳しくは、図5に示すように、各接続部材31、32は、第2方向Yに延びる板状の第1部材311、321と、第1部材311、321のその延在方向の一端に設けられた略直方体状の第2部材312、322とを有し、ハウジング10の内部に第1方向Zに交差する第2方向Yに移動可能に配置されている。各第1部材311、321は、第2方向Yに沿って直列的に配置され、その延在方向の他端部同士が対向して接触するように配置されている。すなわち、各第2部材312、322は、第2方向Yにおいて、間隔を空けて配置されている。また、各第1部材311、321のその延在方向の他端には、それぞれ解除部材51、52が相互に接触した状態で設けられている。
【0024】
各接続部材31、32の第2部材312、322には、収容凹部313(図5では、一方のみ示す)と、突出部314、324とがそれぞれ設けられている。各収容凹部313は、第2方向Yにおいて相互に反対方向に開口して後述する付勢部40の一対の付勢部材41、42をそれぞれ収容する。また、各突出部314、324は、第2方向Yでかつ相互に接近する方向に延びると共に、操作部20の貫通孔23を介して操作部20をハウジング10に対して第1方向Zに係止する。
【0025】
各突出部314、324は、第1面101に対向しかつ第2方向Y沿いを操作部20に接近するに従って第1方向Zにおいて第1面101から離れるように傾斜する第1傾斜面315、325を有している。
【0026】
また、図6に示すように、一対の接続部材31、32の一方の接続部材31には、突出部314から第1面101に向かって(すなわち、図6の上向きに)第1方向Zに沿って延びる溝部316が設けられている。この溝部316は、操作部20の突出部213が収容可能に構成され、例えば、操作部20をハウジング10に接続するときの位置および第1方向Zまわりの向きを決めることができる。
【0027】
なお、各接続部材31、32の第1部材311、321は、第1面101における操作孔11の位置、および、第2面102における解除孔14の位置などに応じて、第2方向Yの長さが決定される。この実施形態では、一方の接続部材31の第1部材311の方が、他方の接続部材32の第1部材321よりも第2方向Yにおいて長くなるように構成されている。また、各接続部材31、32の第2部材312、322は、溝部316の有無を除いて、略同一の形状および大きさを有している。
【0028】
付勢部40は、図2に示すように、一対の付勢部材41、42で構成されている。この実施形態では、一例として、各付勢部材41、42をコイルばねで構成している。各付勢部材41、42は、第2方向Yにおいて各接続部材31、32とハウジング10の壁部103、104との間に一対の接続部材31、32を挟むように配置されて、一対の接続部材31、32の各々を第2方向Yでかつ一対の接続部材31、32が相互に接近する方向にそれぞれ付勢している。
【0029】
各解除部材51、52の各々は、図5に示すように、一対の接続部材31、32の各々から第2面102に向かって(すなわち、図5の第1方向Z下向きに)それぞれ延びかつ一対の接続部材31、32の各々を介して付勢部40により第2方向Yでかつ相互に接近する方向に付勢されている。また、各解除部材51、52の各々は、図4に示すように、一対の接続部材31、32で操作部20を係止しているときに第2方向Yにおいて相互に接触する接触面53、54をそれぞれ有している。
【0030】
また、図6図8に示すように、各解除部材51、52は、第1方向Zから見て、略L字形状で、板状の第1板部材511、521と、板状の第2板部材512、522とを有している。
【0031】
各第1板部材511、521は、一対の板面が第3方向Xに沿って配置されていると共に、一対の板面の一方が接触面53を構成している。各第1板部材511、521の第3方向Xの一端部には、各接続部材31、32の第1部材311、321が接続され、各第1板部材511、521の第3方向Xの他端部には、第2板部材512、522が接続されている。各第2板部材512、522は、一対の板面が第2方向Yに沿って配置されている。すなわち、各解除部材51、52は、各解除部材51、52の接触面53、54が相互に接触したときに、各解除部材51、52の一方の第2板部材512、522の板面が各解除部材51、52の他方の第1板部材511、521の第3方向Xの他端部に接触して、図8に示すように、第1方向Zから見て略矩形状となるように配置されている。これにより、第3方向Xでかつ各第2板部材512、522が相互に接近する方向における各第1板部材511、521の移動を規制しつつ、各解除部材51、52の強度を高めている。
【0032】
図6および図7に示すように、一対の解除部材51、52の一方の解除部材51が、その接触面53に、第2方向Yでかつ一対の解除部材51、52の他方の解除部材52の接触面54に向かって延びる第1突起部531を有し、一対の解除部材51、52の他方の解除部材52が、その接触面54に、第2方向Yでかつ一対の解除部材51、52の一方の解除部材51の接触面53に向かって延びる第2突起部541を有している。さらに、一対の解除部材51、52の他方の解除部材52が、その接触面54に、一対の解除部材51、52の一方の解除部材51に接触したときに第1突起部531を収容可能な第1凹部542を有し、一対の解除部材51、52の一方の解除部材51が、その接触面53に、一対の解除部材51、52の他方の解除部材52に接触したときに第2突起部541を収容可能な第2凹部532を有している。
【0033】
各突起部531、541および各凹部532、542の各々は、各解除部材51、52の第2板部材512、522の板面に直交する方向(すなわち、第2方向Y)から見て、略矩形状を有している。また、各解除部材51、52の各突起部531、541および各凹部532、542は、各接触面53、54の第1方向Zでかつ各接続部材31、32の第1部材311、321から遠い方向の端部に設けられ、第1方向Zに隣接して並んで配置されている。
【0034】
すなわち、各解除部材51、52の接触面53、54が接触した状態では、図4に示すように、一方の解除部材51の第1突起部531が他方の解除部材52の第1凹部542に収容され、他方の解除部材52の第2突起部541が一対の解除部材51の第2凹部532に収容される。これにより、第1方向Zにおける各解除部材51、52の移動を規制している。
【0035】
なお、図4に示すように、各解除部材51、52の第1板部材511、521における各接続部材31、32の第1部材311、321から遠い方向の端部が、第2面102の解除孔14からハウジング10の外部に露出している。
【0036】
また、各突起部531、541は、図4に示すように、第2面102に対向しかつ第2方向Y沿いを操作部20に接近するに従って第1方向Zにおいて第2面102から離れるように傾斜する第2傾斜面533、543をそれぞれ有している。この第2傾斜面533、543により、解除孔14を介してマイナスドライバなどの長尺の治具100(図9および図10参照)を各解除部材51、52の接触面53、54間に挿入し易くして、治具100の移動ストロークを拡大している。
【0037】
図9および図10に示すように、マイナスドライバなどの長尺の治具100を接触面33、34間に挿入することで、一対の接続部材31、32の各々を付勢部40の付勢力に抗して第2方向Yでかつ相互に離れる方向に移動させることができる。これにより、各突出部314、324が各係止受部23に配置されることによる操作部20のハウジング10に対する第1方向Zの係止を解除して、一対の接続部材31、32によるハウジング10と操作部20との接続を解除することができる。なお、図9および図10では、操作部20、一対の接続部材31、32および一対の解除部材51、52のみを示し、その他の押ボタンスイッチ1の構成は省略している。
【0038】
前記押ボタンスイッチ1では、ハウジング10の内部に配置されている操作部20の第1方向Zの端部を第2方向Yから係止して、ハウジング10と操作部20とを接続する一対の接続部材31、32と、一対の接続部材31、32の一方を第2方向Yでかつ一対の接続部材31、32が相互に接近する方向に付勢する付勢部40と、一対の接続部材31、32の各々から第2面102に向かってそれぞれ延びかつ一対の接続部材31、32を介して付勢部40により第2方向Yでかつ相互に接近する方向に付勢されていると共に、一対の接続部材31、32が操作部20を係止しているときに第2方向Yにおいて相互に接触する接触面53、54をそれぞれ有し、治具100を接触面53、54間に挿入して、一対の接続部材31、32の各々を付勢部40の付勢力に抗して第2方向Yでかつ相互に離れる方向に移動させることで、一対の接続部材31、32によるハウジング10と操作部20との接続を解除可能な一対の解除部材51、52とを備えている。このような構成により、一対の解除部材51、52の接触面53、54間にマイナスドライバなどの治具100を挿入するだけで、ハウジング10と操作部20との間の接続を解除することができるので、操作部20をハウジング10から容易に取り外すことが可能な押ボタンスイッチ1を実現できる。
【0039】
また、操作部20が、ハウジング10の内部に配置された貫通孔23を有し、一対の接続部材31、32の各々が、第2方向Yでかつ相互に接近する方向に延びると共に、貫通孔23を介して操作部20をハウジング10に対して第1方向Zに係止可能な突出部314、324をそれぞれ有し、突出部314、324が、第1面101に対向しかつ第2方向Y沿いを操作部20に接近するに従って第1方向Zにおいて第1面101から離れるように傾斜する第1傾斜面315、325を有する。このような構成により、ハウジング10と操作部20とを接続するときに、各突出部314、324を対応する貫通孔23に配置し易くなるので、操作部20をハウジング10に容易に取り付けることが可能な押ボタンスイッチ1を実現できる。
【0040】
また、ハウジング10が、操作孔11まわりに第1方向Zに沿って設けられて操作部20を第1方向Zに案内する案内壁部15を有している。この案内壁部15により、操作部20を第1方向Zに容易に移動させることができる。
【0041】
また、付勢部40が、一対の接続部材31、32の各々を第2方向Yでかつ一対の接続部材31、32が相互に接近する方向にそれぞれ付勢する一対の付勢部材41、42で構成され、一対の付勢部材41、42が、第2方向Yにおいて、一対の接続部材31、32を挟むように配置されている。このような構成により、操作部20をハウジング10に対してより確実に接続することができる。
【0042】
また、解除孔14が、第2面102の中央部近傍に配置されている。このような構成により、各接続部材31、32によって、操作部20を第2方向から略均等に係止することができるので、操作部20をハウジング10に対してより確実に接続することができる。
【0043】
また、一対の解除部材51、52の各々が、一対の板面が第1方向Zおよび第2方向Yに交差する第3方向Xに沿って配置されていると共に、一対の板面の一方が接触面53、54を構成する板状の第1板部材511、521と、第1板部材511、521の第3方向Xの一端部に設けられ第2方向Yに延びる板状の第2板部材512、522と
を有している。そして、一対の解除部材51、52の各々の接触面53、54が相互に接触したときに、一対の解除部材51、52の一方の第2板部材512、522の板面が、一対の解除部材51、52の他方の第1板部材511、521の第3方向Xの他端部に接触するように配置されて、第3方向Xでかつ第2板部材512、522が相互に接近する方向における第1板部材511、521の移動を規制する。このような構成により、各解除部材51、52ひいては各接続部材31、32をハウジング10に対してより確実に位置決めしつつ、各解除部材51、52の強度を高めることができる。
【0044】
また、一対の解除部材51、52の一方の解除部材51が、その接触面53に、第2方向Yでかつ一対の解除部材51、52の他方の解除部材52の接触面54に向かって延びる第1突起部531を有し、一対の解除部材51、52の他方の解除部材52が、その接触面54に、第2方向Yでかつ一対の解除部材51、52の一方の解除部材51の接触面53に向かって延びる第2突起部541を有している。また、一対の解除部材51、52の他方の解除部材52が、その接触面54に、一対の解除部材51、52の一方の解除部材51の接触面53に接触したときに第1突起部531を収容可能な第1凹部542を有し、一対の解除部材51、52の一方の解除部材51が、その接触面53に、一対の解除部材51、52の他方の解除部材52の接触面54に接触したときに第2突起部541を収容可能な第2凹部532を有している。このような構成により、各解除部材51、52ひいては各接続部材31、32をハウジング10に対してより確実に位置決めすることができる。
【0045】
また、一対の解除部材51、52の一方の接触面53には、第1突起部531および第2凹部532が第1方向Zに沿って配置され、一対の解除部材51、52の他方の接触面54には、第2突起部541および第1凹部542が第1方向Zに沿って配置され、第1突起部531および第2突起部541の各々が、第2面102に対向しかつ第2方向Y沿いを操作部20に接近するに従って第1方向Zにおいて第2面102から離れるように傾斜する第2傾斜面533、543をそれぞれ有している。この第2傾斜面533、543により、解除孔14を介してマイナスドライバなどの長尺の治具100を各解除部材51、52の接触面53、54間に容易に挿入することができるので、各接続部材31、32によって操作部20をハウジング10に対して第1方向Zに容易に係止することができ、また、各接続部材31、32による操作部20のハウジング10に対する第1方向Zの係止を容易に解除することができる。
【0046】
なお、付勢部40は、一対の付勢部材41、42で構成されている場合に限らず、各接続部材31、32の少なくとも一方を第2方向Yでかつ各接続部材31、32が相互に接近する方向に付勢する1つの付勢部材で構成してもよい。
【0047】
係止受部は、貫通孔23に限らず、例えば、突出部314、324を収容可能な凹部で構成してもよい。
【0048】
各突出部314、324の第1傾斜面315、325は、いずれか一方のみ設けてもよいし、両方とも省略してもよい。
【0049】
ハウジング10の案内壁部15は、操作孔11まわり全周に亘って設けられている場合に限らず、例えば、操作孔11まわりの一部に設けられていてもよいし、省略してもよい。
【0050】
解除孔14は、ハウジング10の第2面102の中央部近傍に限らず、第2面102の任意の位置に配置することができる。
【0051】
各接続部材31、32および各解除部材51、52は、治具100を各解除部材51、52の接触面53、54間に挿入して、各接続部材31、32を付勢部材41、42の付勢力に抗して第2方向Yでかつ相互に離れる方向に移動させることで、各接続部材31、32によるハウジング10と操作部20との接続を解除可能であればよく、前記実施形態の構成に限らない。
【0052】
例えば、第1突起部531および第2凹部532と、第2突起部541および第1凹部542は、いずれか一方のみ設けてもよいし、両方とも省略してもよい。
【0053】
また、第1突起部531および第2突起部541の第2傾斜面533、543は、いずれか一方のみ設けてもよいし、両方とも省略してもよい。
【0054】
また、各接続部材31、32は、第1部材311、321および第2部材312、322で構成されている場合に限らず、押ボタンスイッチ1の設計などに応じて、任意の構成を採用することができる。同様に、各解除部材51、52は、第1板部材511、521および第2板部材512、522で構成されている場合に限らず、押ボタンスイッチ1の設計などに応じて、任意の構成を採用することができる。
【0055】
以上、図面を参照して本開示における種々の実施形態を詳細に説明したが、最後に、本開示の種々の態様について説明する。なお、以下の説明では、一例として、参照符号も添えて記載する。
【0056】
本開示の第1態様の押ボタンスイッチ1は、
操作孔11が設けられた第1面101と、前記第1面101に交差する第1方向Zに沿って前記第1面101と並んで配置されている第2面102とを有する箱状のハウジング10と、
前記ハウジング10の外部から前記操作孔11を介して前記ハウジング10の内部まで前記第1方向Zに沿って延びて前記ハウジング10に接続されていると共に、前記第1方向Zに沿って移動可能な操作部20と、
前記ハウジング10の内部に前記第1方向Zに交差する第2方向Yに移動可能に設けられ、前記ハウジング10の内部に配置されている前記操作部20の前記第1方向Zの端部を前記第2方向Yから係止して、前記ハウジング10と前記操作部20とを接続する一対の接続部材31、32と、
前記ハウジング10の内部に設けられ、前記一対の接続部材31、32の少なくとも一方を前記第2方向Yでかつ前記一対の接続部材31、32が相互に接近する方向に付勢する付勢部40と、
前記ハウジングの内部に設けられ、前記一対の接続部材31、32の各々から前記第2面102に向かってそれぞれ延びかつ前記一対の接続部材31、32を介して前記付勢部40により前記第2方向Yでかつ相互に接近する方向に付勢されていると共に、前記一対の接続部材31、32で前記操作部20を係止しているときに前記第2方向Yにおいて相互に接触する接触面53、54をそれぞれ有し、治具100を前記接触面53、54間に挿入して、前記一対の接続部材31、32の各々を前記付勢部40の付勢力に抗して前記第2方向Yでかつ相互に離れる方向に移動させることで、前記一対の接続部材31、32による前記ハウジング10と前記操作部20との接続を解除可能な一対の解除部材51、52と
を備え、
前記第2面102には、前記治具100を挿入可能な解除孔14が設けられ、
前記解除孔14は、前記一対の解除部材51、52の各々のその延在方向における前記第2面102に近い方の端部が前記ハウジング10の外部に露出して、前記治具100を前記接触面53、54間に挿入可能に配置されている。
【0057】
第1態様の押ボタンスイッチ1によれば、一対の解除部材51、52の接触面53、54間にマイナスドライバなどの治具100を挿入するだけで、ハウジング10と操作部20との間の接続を解除することができるので、操作部20をハウジング10から容易に取り外すことが可能な押ボタンスイッチ1を実現できる。
【0058】
本開示の第2態様の押ボタンスイッチ1は、
前記操作部20が、
前記ハウジング10の内部に配置された係止受部23を有し、
前記一対の接続部材31、32の各々が、
前記第2方向Yでかつ相互に接近する方向に延びると共に、前記係止受部23を介して前記操作部20を前記ハウジング10に対して前記第1方向Zに係止可能な突出部314、324をそれぞれ有し、
前記突出部314、324が、
前記第1面101に対向しかつ前記第2方向Y沿いを前記操作部20に接近するに従って前記第1方向Zにおいて前記第1面101から離れるように傾斜する第1傾斜面315、325を有する。
【0059】
第2態様の押ボタンスイッチ1によれば、ハウジング10と操作部20とを接続するときに、各突出部314、324を対応する係止受部23に配置し易くなるので、操作部20をハウジング10に容易に取り付けることが可能な押ボタンスイッチ1を実現できる。
【0060】
本開示の第3態様の押ボタンスイッチ1は、
前記ハウジング10が、前記操作孔11まわりに前記第1方向Zに沿って設けられて前記操作部20を前記第1方向Zに案内する案内壁部15を有している。
【0061】
第3態様の押ボタンスイッチ1によれば、案内壁部15により、操作部20を第1方向Zに容易に移動させることができる。
【0062】
本開示の第4態様の押ボタンスイッチ1は、
前記付勢部40が、前記一対の接続部材31、32の各々を前記第2方向Yでかつ前記一対の接続部材31、32が相互に接近する方向にそれぞれ付勢する一対の付勢部材41、42で構成され、
前記一対の付勢部材41、42が、前記第2方向Yにおいて、前記一対の接続部材31、32を挟むように配置されている。
【0063】
第4態様の押ボタンスイッチ1によれば、操作部20をハウジング10に対してより確実に接続することができる。
【0064】
本開示の第5態様の押ボタンスイッチ1は、
前記解除孔14が、前記第2面102の中央部近傍に配置されている。
【0065】
第5態様の押ボタンスイッチ1によれば、各接続部材31、32によって、操作部20を第2方向から略均等に係止することができるので、操作部20をハウジング10に対してより確実に接続することができる。
【0066】
本開示の第6態様の押ボタンスイッチ1は、
前記一対の解除部材51、52の各々が、
一対の板面が前記第1方向Zおよび前記第2方向Yに交差する第3方向Xに沿って配置されていると共に、前記一対の板面の一方が前記接触面53、54を構成する板状の第1板部材511、521と、
前記第1板部材511、521の前記第3方向Xの一端部に設けられ前記第2方向Yに延びる板状の第2板部材512、522と
を有し、
前記一対の解除部材51、52の各々の前記接触面53、54が相互に接触したときに、前記一対の解除部材51、52の一方の前記第2板部材512、522の板面が、前記一対の解除部材51、52の他方の前記第1板部材511、521の前記第3方向Xの他端部に接触するように配置されて、前記第3方向Xでかつ前記第2板部材512、522が相互に接近する方向における前記第1板部材511、521の移動を規制する。
【0067】
第6態様の押ボタンスイッチ1によれば、各解除部材51、52ひいては各接続部材31、32をハウジング10に対してより確実に位置決めしつつ、各解除部材51、52の強度を高めることができる。
【0068】
本開示の第7態様の押ボタンスイッチ1は、
前記一対の解除部材51、52の一方が、前記接触面53に、前記第2方向Yでかつ前記一対の解除部材51、52の他方の前記接触面54に向かって延びる第1突起部531を有し、
前記一対の解除部材51、52の他方が、前記接触面54に、前記一対の解除部材51、52の一方に接触したときに前記第1突起部531を収容可能な第1凹部542を有している。
【0069】
第7態様の押ボタンスイッチ1によれば、各解除部材51、52ひいては各接続部材31、32をハウジング10に対してより確実に位置決めすることができる。
【0070】
本開示の第8態様の押ボタンスイッチ1は、
前記一対の解除部材51、52の他方が、前記接触面54に設けられ、前記第2方向Yでかつ前記一対の解除部材51、52の一方の前記接触面53に向かって延びる第2突起部541を有し、
前記一対の解除部材51、52の一方が、前記接触面53に設けられ、前記一対の解除部材51、52の他方に接触したときに前記第2突起部541を収容可能な第2凹部532を有する。
【0071】
第8態様の押ボタンスイッチ1によれば、各解除部材51、52ひいては各接続部材31、32をハウジング10に対してより確実に位置決めすることができる。
【0072】
本開示の第9態様の押ボタンスイッチ1は、
前記一対の解除部材51、52の一方の前記接触面53には、前記第1突起部531および前記第2凹部532が前記第1方向Zに沿って配置され、
前記一対の解除部材51、52の他方の前記接触面54には、前記第2突起部541および前記第1凹部542が前記第1方向Zに沿って配置され、
前記第1突起部531および前記第2突起部541の各々が、前記第2面102に対向しかつ前記第2方向Y沿いを前記操作部20に接近するに従って前記第1方向Zにおいて前記第2面102から離れるように傾斜する第2傾斜面533、543をそれぞれ有している。
【0073】
第9態様の押ボタンスイッチ1によれば、第2傾斜面533、543により、解除孔14を介してマイナスドライバなどの長尺の治具100を各解除部材51、52の接触面53、54間に容易に挿入することができるので、各接続部材31、32によって操作部20をハウジング10に対して第1方向Zに容易に係止することができ、また、各接続部材31、32による操作部20のハウジング10に対する第1方向Zの係止を容易に解除することができる。
【0074】
なお、前記様々な実施形態または変形例のうちの任意の実施形態または変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせまたは実施例同士の組み合わせまたは実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態または実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本開示の押ボタンスイッチは、例えば、キーボード、あるいは、産業用操作パネルなどに組み込まれる照光式押ボタンスイッチに適用できる。
【符号の説明】
【0076】
1 押ボタンスイッチ
10 ハウジング
101 第1面
102 第2面
103、104 壁部
11 操作孔
12 第1貫通孔
13 第2貫通孔
14 解除孔
15 案内壁部
20 操作部
201 付勢部材
21 軸部
211、212 脚部
213 突出部
22 可動部
23 貫通孔
31、32 接続部材
311、321 第1部材
312、322 第2部材
313 収容凹部
314、324 突出部
315、325 第1傾斜面
316 溝部
40 付勢部
41、42 付勢部材
51、52 解除部材
511、521 第1板部材
512、522 第2板部材
53、54 接触面
531 第1突起部
532 第2凹部
541 第2突起部
542 第1凹部
533、543 第2傾斜面
61 端子電極部
100 治具
Z 第1方向
Y 第2方向
X 第3方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10