【文献】
Jianqing Zhu et al.,Non-CE1:On Transform Unit Partition-Uniform Transform Unit Structure,Joint Video Experts Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11,JVET-K0145-v3,11th Meeting: Ljubljana, SI,2018年07月,pp.1-9
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0018】
添付した図面及び以下の説明を参照することにより、本発明の前述及び他の特徴が明らかになる。なお、明細書及び図面では、本発明の特定の実施形態を開示するが、それは、本発明の原理を採用し得る一部のみの実施形態を示し、理解すべきは、本発明は、記載されている実施形態に限定されず、即ち、本発明は、添付した特許請求の範囲内のすべての変更、変形及び代替によるものも含むということである。
【0019】
UTU構造では、1つのCUを1つ又は複数のTUに分割することができ、すべてのTUが同じサイズを有する。
図1は、UTU構造における正方形のCUが1つ又は複数のTUに分割されることを例示する図である。
図1に示すように、該CUのサイズが2N×2Nであり、1個の2N×2NのTUに直接分割されても良く(未分割とも言う)、又は、4個のN×NのTUに分割されても良く(一次分割とも言う)、又は、さらに16個の1/2N×1/2NのTUに分割されても良く(二次分割とも言う)、又は、さらに64個の1/4N×1/4NのTUに分割されても良く(三次分割とも言う)、これに基づいて類推し、許される最小のTUサイズ(例えば、HEVCにおける4サンプリングポイント×4サンプリングポイント)まで分割され得る。
【0020】
図2は、UTU構造における非正方形のCUが1つ又は複数のTUに分割されることを例示する図である。
図2に示すように、該CUのサイズが2
m×2
n(m>n)であり、1個の2
m×2
nのTUに直接分割されても良く(未分割とも言う)、又は、2
m-n個の2N×2NのTUに分割されても良く(一次分割とも言う)、又は、さらに4×2
m-n個のN×NのTUに分割されても良く(二次分割とも言う)、又は、さらに16×2
m-n個の1/2N×1/2NのTUに分割されても良く(三次分割とも言う)、これに基づいて類推し、許される最小のTUサイズ(例えば、HEVCにおける4×4)まで分割され得る。
【0021】
図3は、UTU構造における非正方形のCUが1つ又は複数のTUに分割されることを例示する他の図である。
図3に示すように、該CUのサイズが2
n×2
m(m>n)であり、1個の2
n×2
mのTUに直接分割されても良く(未分割とも言う)、又は、2
m-n個の2N×2NのTUに分割されても良く(一次分割とも言う)、又は、さらに4×2
m-n個のN×NのTUに分割されても良く(二次分割とも言う)、又は、さらに16×2
m-n個の1/2N×1/2NのTUに分割されても良く(三次分割とも言う)、これに基づいて類推し、許される最小のTUサイズ(例えば、HEVCにおける4×4)まで分割され得る。
【0022】
将来のビデオコーディングの技術では、ビデオコーディングのためのルートノードのサイズが最大で64×64と設定されても良く、最小で4×4と設定されても良く、即ち、1つのCUのサイズが64×64〜4×4の間にあり、最大で64×64であっても良く、最小で4×4であっても良い。
【0023】
本発明の実施例では、UTUモードの数が4であっても良く、UTUモードは、第一モードであって、CUを分割しないことを示すもの;第二モードであって、CUに対して一次分割を行うことを示すもの;第三モードであって、CUに対して二次分割を行うことを示すもの;及び、第四モードであって、CUに対して三次分割を行うことを示すものを含んでも良い。なお、本発明の実施例は、これに限られず、例えば、さらにニーズに応じてより多くの又はより少ないUTUモードを設定しても良い。
【0024】
以下の実施例では、utu_modeを採用してUTUモードを表し、例えば、utu_mode=0が前記第一モードを表し、utu_mod=1が前記第二モードを表し、utu_mode=2が前記第三モードを表し、utu_mode=3が前記第四モードを表す。
【0025】
例えば、サイズが64×64である或るCUについて、utu_mode=0は、該CUに対して分割を行わず、且つ64×64のブロック上で変換を行うことを表す。また、例えば、サイズが64×64であるCUについて、utu_mode=1は、該CUに対して一次分割を行い、即ち、該CUを4個の32×32のTUに分割することができ、且つこの4個の32×32のブロック上でそれぞれ変換を行うことを表す。
【0026】
また、例えば、サイズが64×64であるCUについて、utu_mode=2は、該CUに対して二次分割を行い、即ち、該CUを4個の32×32のブロックに分割し、各32×32ブロックをさらに4個の16×16のTUに分割することができ、且つこの16個の16×16のブロック上でそれぞれ変換を行うことを表す。
【0027】
また、例えば、サイズが32×64である或るCUについて、utu_mode=2は、該CUに対して二次分割を行い、即ち、該CUを2個の32×32のブロックに分割し、各32×32のブロックをさらに4個の16×16のTUに分割することができ、且つこの8個の16×16のブロック上でそれぞれ変換を行うことを表す。また、例えば、サイズが4×4であるCUについて、該CUを分割する必要がない。
【0028】
以上、UTU構造及びUTUモードについて例示的に説明した。以下、本発明について説明を行う。
【実施例1】
【0029】
本発明の実施例は、モード情報のコーディング方法を提供する。
図4は、本発明の実施例に係るモード情報のコーディング方法を示す図であり、コーディング側から1つのCUについて説明を行う。
図4に示すように、該コーディング方法は、以下のステップを含む。
【0030】
ステップ401:画像のCUが採用するUTUモードを確定し;
ステップ402:前記CUのサイズ及び/又は予め確定されるUTUモードの数に基づいて、前記UTUモードに対応するバイナリビットを確定し;及び
ステップ403:前記UTUモードに対応するバイナリビットを前記画像のビットストリームにコーディングする。
【0031】
本実施例では、複数のUTUモードが予め定義されても良く、例えば、上述のようなutu_modeの場合、その値が0、1、2、3であっても良く、即ち、UTUモードの数も予め確定されても良い。コーディング待ちの或るCUについて、コストに基づいて、対応するUTUモードを確定することができ、例えば、utu_modeが0、1、2、又は3であるかを確定することができる。なお、如何に具体的なUTUモードを確定するかについては、関連技術を参照することができ、ここでは、その詳しい説明を省略する。
【0032】
また、コーディング待ち画像領域における調色板、コピー類型(run_type)、コピー値などの他のビットストリームコーディングについて、関連技術における任意の方法で実現しても良いが、本発明は、これに限定されない。以下、如何にUTUモード情報に対してコーディングを行うかについて例示的に説明する。
【0033】
図5は、本発明の実施例に係るエントロピー(entropy)コーディングプロセスを示す図である。
図5に示すように、UTUモード(例えば、utu_modeが0、1、2、又は3である)を確定した後に、該utu_modeの値に対して2値化(binarization)を行うことで、1つ又は複数のバイナリビットを形成し、それから、コーディングによりバイナリビットをビットストリームに組み込むことができる。
【0034】
これにより、UTUモード情報に対してコーディングを行うことができる。以下、ステップ402で如何にUTUモード情報を2値化するかについてさらに説明する。
【0035】
1つの実施方式では、前記UTUモードの値及び前記UTUモードの数に基づいて、前記UTUモードに対応するバイナリビットを長さの不変なバイナリシーケンスと確定することができる。
【0036】
例えば、前記UTUモードが第一モードの場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットを、2つのビットで表される第一値(例えば、00)と確定し;前記UTUモードが第二モードの場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットを、2つのビットで表される第二値(例えば、01)と確定し;前記UTUモードが第三モードの場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットを、2つのビットで表される第三値(例えば、10)と確定し;前記UTUモードが第四モードの場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットを、2つのビットで表される第四値(例えば、11)と確定することができる。
【0037】
例えば、表1は、utu_modeが長さの不変なバイナリビットを用いるケースを示す。
【表1】
【0038】
なお、表1は、長さの不変なバイナリビットを例示的に説明するためのものに過ぎず、本発明は、これに限られない。例えば、utu_mode=0のときに、バイナリビット11を使用しても良く、又は、バイナリビット01を使用しても良い。即ち、バイナリビットを用いて各UTUモードの区別をすることができれば良い。
【0039】
本実施方式では、例えば、2つのビットを使用すれば、UTUモード情報に対してコーディングを行うことができるので、UTUモード情報に対してコーディングを行うことができるのみならず、ビットストリームコーディングのコストを低減することもできる。
【0040】
もう1つの実施方式では、前記CUのサイズ、前記UTUモードの値及び前記UTUモードの数に基づいて、前記UTUモードに対応するバイナリビットを、長さの可変なバイナリシーケンスと確定することができる。
【0041】
例えば、utu_mode及びCUのサイズの統計情報に基づいて、utu_modeの各値とCUのサイズとを組み合わるときのutu_modeの使用率を、表2に示すように得ることができる。
【0042】
表2は、utu_modeの使用率を示す。
【表2】
【0043】
表2に示すように、幾つかの場合、或るutu_modeの使用率が0である可能性があり、即ち、これらの場合が現れることがない。また、幾つかの場合、或るutu_modeの使用率が他の幾つかの場合の使用率より遥かに大きい可能性がある。よって、上述の使用頻度(frequency)に従ってutu_modeに対して2値化を行うことで、ビットストリームコーディングのコストを軽減することができる。
【0044】
本実施方式では、UTUモードが第一モード(例えば、utu_mode=0)の場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットを0と確定し;前記UTUモードが第二モード(例えば、utu_mode=1)の場合、前記CUのサイズが8×8であり或いは前記CUの幅又は高さが4であれば、前記UTUモードに対応するバイナリビットを1と確定し、さもなければ、前記UTUモードに対応するバイナリビットを10と確定し;前記UTUモードが第三モード(例えば、utu_mode=2)の場合、前記CUのサイズが16×16であり或いは前記CUの幅又は高さが8であれば、前記UTUモードに対応するバイナリビットを11と確定し、さもなければ、前記UTUモードに対応するバイナリビットを110と確定し;前記UTUモードが第四モード(例えば、utu_mode=3)の場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットを111と確定することができる。
【0045】
或いは、前記UTUモードが前記第一モード(例えば、utu_mode=0)の場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットを1と確定し;前記UTUモードが前記第二モード(例えば、utu_mode=1)の場合、前記CUのサイズが8×8であり或いは前記CUの幅又は高さが4であれば、前記UTUモードに対応するバイナリビットを0と確定し、さもなければ、前記UTUモードに対応するバイナリビットを01と確定し;前記UTUモードが前記第三モード(例えば、utu_mode=2)の場合、前記CUのサイズが16×16であり或いは前記CUの幅又は高さが8であれば、前記UTUモードに対応するバイナリビットを00と確定し、さもなければ、前記UTUモードに対応するバイナリビットを001と確定し;前記UTUモードが前記第四モード(例えば、utu_mode=3)の場合、前記UTUモードに対応するバイナリビット確定を000と確定することができる。
【0046】
例えば、表3は、utu_modeの各値とCUのサイズとを組み合わせるときに、utu_modeに対応するバイナリビットを示す。
【0047】
表3は、utu_modeが長さの可変なバイナリビットに対応するケースを示す。
【表3】
【0048】
表2及び表3に示すように、使用率が“61.31%”、“12.4%”などの場合、utu_modeは、1ビット(例えば、0)を採用して2値化を行うことができ、使用率が“22.90%”の場合、utu_modeは、1ビット(例えば、1)を採用して2値化を行うことができる。よって、大多数の場合、1ビットを用いれば、UTUモード情報に対してコーディングを行うことができるため、ビットストリームコーディングのコストを低減することができる。
【0049】
図6は、本発明の実施例に係る長さの可変なバイナリビットに対してのコーディングを例示する図である。
図6に示すように、encodeBin(0)は、ビットストリームにビット0を組み込むことを表し、encodeBin(1)は、ビットストリームにビット1を組み込むことを表し、CU_sizeは、CUのサイズを示し、widthは、CUの幅を示し、heightは、CUの高さを示す。
【0050】
なお、
図6は、本発明の実施例を例示的に説明するためのものに過ぎず、本発明は、これに限定されない。例えば、各ステップ間の実行順序を適切に調整しても良く、また、さらに幾つかのステップを増減しても良い。言い換えれば、当業者は、
図6の記載に限られず、上述の内容に対して適切に変形などを行っても良い。
【0051】
本実施方式では、例えば、1ビットを使用すれば、大多数の場合のUTUモード情報に対してコーディングを行うことができるから、長さの不変なバイナリビットの案に比べ、UTUモード情報に対してコーディングを行うことができるだけでなく、ビットストリームコーディングのコストを低減することもできる。
【0052】
なお、表1及び表3は、本発明のバイナリビットを例示しているが、本発明は、これに限定されない。当業者は、表1及び表3の内容をもとに、具体的なニーズに応じてバイナリビットの実際の値に対して適切に調整を行っても良い。
【0053】
以上、1つのみのCUを例として本発明を例示的に説明したが、複数のCUについても、それぞれ、上述のステップを用いてコーディングを行うことができる。また、以上、本発明に関連する各ステップ又はプロセスのみを説明したが、本発明は、これに限られない。即ち、画像コーディング方法は、さらに、他のステップ又はプロセスを含んでも良く、これについては、従来技術を参照することができる。
【0054】
上述の実施例から分かるように、CUのサイズ及び/又は予め確定されるUTUモードの数に基づいて、前記UTUモードに対応するバイナリビットを確定することができ、これにより、UTUモード情報に対してコーディングを行うことができるのみならず、コーディングのビットコストを軽減することもできる。
【実施例2】
【0055】
本発明の実施例は、モード情報のデコーディング方法を提供する。本実施例2は、実施例1のモード情報のコーディング方法に対応し、ここでは、実施例1と同じ内容の説明を省略する。
【0056】
図7は、本発明の実施例に係るモード情報のデコーディング方法を示す図であり、デコーディング側から1つのCUについて説明する。
図7に示すように、前記モード情報のデコーディング方法は、以下のステップを含む。
【0057】
ステップ701:画像のCUのサイズ及び/又は予め確定されるUTUモードの数に基づいて、前記画像のビットストリームから前記UTUモードに対応するバイナリビットを取得し;
ステップ702:前記UTUモードに対応するバイナリビットに基づいて、前記CUにより採用されるUTUモードを確定する。
【0058】
1つの実施方式では、前記UTUモードの数及び前記ビットストリームにおけるビット値に基づいて、前記UTUモードに対応するバイナリビットが長さの不変なバイナリシーケンスであると確定することができる。
【0059】
例えば、前記ビットストリームにおけるビット値が2つのビットで表される第一値(例えば、00)の場合、前記CUにより採用されるUTUモードが第一モード(例えば、utu_mode=0)であると確定し;前記ビットストリームにおけるビット値が2つのビットで表される第二値(例えば、01)の場合、前記CUにより採用されるUTUモードが第二モード(例えば、utu_mode=1)であると確定し;前記ビットストリームにおけるビット値が2つのビットで表される第三値(例えば、10)の場合、前記CUにより採用されるUTUモードが第三モード(例えば、utu_mode=2)であると確定し;前記ビットストリームにおけるビット値が2つのビットで表される第四値(例えば、11)の場合、前記CUにより採用されるUTUモードが第四モード(例えば、utu_mode=3)であると確定することができる。
【0060】
もう1つの実施方式では、前記CUのサイズ、前記UTUモードの数及び前記ビットストリームにおけるビット値に基づいて、前記UTUモードに対応するバイナリビットが長さの可変なバイナリシーケンスであると確定することができる。
【0061】
例えば、前記ビットストリームにおける第一ビット値が0の場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットが0であり、且つ前記CUにより採用されるUTUモードが前記第一モード(例えば、utu_mode=0)であると確定し;前記ビットストリームにおける第一ビット値が1の場合、前記CUのサイズが8×8であり或いは前記CUの幅又は高さが4であれば、前記UTUモードに対応するバイナリビットが1であると確定し、さもなければ、前記ビットストリームにおける第二ビット値を継続して取得し、前記ビットストリームにおける第二ビット値が0の場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットが10であると確定し、且つ前記CUにより採用されるUTUモードが前記第二モード(例えば、utu_mode=1)であると確定し;前記ビットストリームにおける第二ビット値が1の場合、前記CUのサイズが16×16であり或いは前記CUの幅又は高さが8であれば、前記UTUモードに対応するバイナリビットが11であると確定し、さもなければ、前記ビットストリームにおける第三ビット値を継続して取得し、前記ビットストリームにおける第三ビット値が0の場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットが110であると確定し、且つ前記CUにより採用されるUTUモードが前記第三モード(例えば、utu_mode=2)であると確定し;前記ビットストリームにおける第三ビット値が1の場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットが111であると確定し、且つ前記CUにより採用されるUTUモードが前記第四モード(例えば、utu_mode=3)であると確定することができる。
【0062】
また、例えば、前記ビットストリームにおける第一ビット値が1の場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットが1であり、且つ前記CUにより採用されるUTUモードが前記第一モード(例えば、utu_mode=0)であると確定し;前記ビットストリームにおける第一ビット値が0の場合、前記CUのサイズが8×8であり或いは前記CUの幅又は高さが4であれば、前記UTUモードに対応するバイナリビットが0であると確定し、さもなければ、前記ビットストリームにおける第二ビット値を継続して取得し、前記ビットストリームにおける第二ビット値が1の場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットが01であると確定し、且つ前記CUにより採用されるUTUモードが前記第二モード(例えば、utu_mode=1)であると確定し;前記ビットストリームにおける第二ビット値が0の場合、前記CUのサイズが16×16であり或いは前記CUの幅又は高さが8であれば、前記UTUモードに対応するバイナリビットが00であると確定し、さもなければ、前記ビットストリームにおける第三ビット値を継続して取得し、前記ビットストリームにおける第三ビット値が1の場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットが001であると確定し、且つ前記CUにより採用されるUTUモードが前記第三モード(例えば、utu_mode=2)であると確定し;前記ビットストリームにおける第三ビット値が0の場合、前記UTUモードに対応するバイナリビットが000であると確定し、且つ前記CUにより採用されるUTUモードが前記第四モード(例えば、utu_mode=3)であると確定することができる。
【0063】
図8は、本発明の実施例における長さの可変なバイナリビットに対してのデコーディングを例示する図である。
図8に示すように、decodeBin()は、ビットストリームの現在のビットに対するデコーディングを表し、tmp0、tmp1、tmp2は、それぞれ、ビットストリームから読み取られて一時的に格納されるビット値(例えば、上述のような第一ビット値、第二ビット値、及び第三ビット値)を表し、CU_sizeは、CUのサイズを表し、widthは、CUの幅を表し、heightは、CUの高さを表す。
【0064】
なお、
図8は、本発明の実施例を例示的に説明するためのものに過ぎず、本発明は、これに限定されない。例えば、各ステップ間の実行順序を適切に調整したり、幾つかのステップを増減したりすることもできる。言い換えると、当業者は、
図8の記載に限られず、上述の内容に対して適切に変更などを行っても良い。
【0065】
以上、1つのみのCUを例として本発明を例示的に説明したが、複数のCUについても、それぞれ、上述のステップを用いてデコーディングを行うことができる。また、以上、本発明に関連する各ステップ又はプロセスのみを説明したが、本発明は、これに限定されない。即ち、画像デコーディング方法は、さらに、他のステップ又はプロセスを含んでも良く、これについては、従来技術を参照することができる。
【0066】
上述の実施例から分かるように、CUのサイズ及び/又は予め確定されるUTUモードの数に基づいて、前記UTUモードに対応するバイナリビットを確定することができ、これにより、UTUモード情報に対してデコーディングを行うことができるだけでなく、コーディングのビットコストを低減することもできる。
【実施例3】
【0067】
本発明の実施例は、モード情報のコーディング装置を提供する。該装置は、例えば、画像処理又はビデオ処理のための電子機器であっても良く、電子機器に配置される1つ又は複数の部品又はアセンブリであっても良い。なお、本実施例3では、実施例1と同じ内容の説明が省略される。
【0068】
図9は、本発明の実施例に係るモード情報のコーディング装置を示す図である。
図9に示すように、モード情報のコーディング装置900は、以下のものを含む。
【0069】
モード確定部901:画像のコーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードを確定し;
ビット確定部902:前記コーディングユニットのサイズ及び/又は予め確定される均一変換ユニットモードの数に基づいて、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを確定し;及び
ビットストリームコーディング部903:前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを前記画像のビットストリームにコーディングする。
【0070】
1つの実施方式では、前記ビット確定部902は、具体的に、前記コーディングユニットのサイズ、前記均一変換ユニットモードの値、及び前記均一変換ユニットモードの数に基づいて、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットが長さの可変なバイナリシーケンスであると確定するために用いられる。
【0071】
例えば、前記均一変換ユニットモードが前記第一モード(例えば、utu_mode=0)の場合、前記ビット確定部902は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを0と確定し;前記均一変換ユニットモードが前記第二モード(例えば、utu_mode=1)の場合、前記コーディングユニットのサイズが8×8であり或いは前記コーディングユニットの幅又は高さが4であれば、前記ビット確定部902は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを1と確定し、さもなければ、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを10と確定し;前記均一変換ユニットモードが前記第三モード(例えば、utu_mode=2)の場合、前記コーディングユニットのサイズが16×16であり或いは前記コーディングユニットの幅又は高さが8であれば、前記ビット確定部902は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを11と確定し、さもなければ、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを110と確定し;前記均一変換ユニットモードが前記第四モード(例えば、utu_mode=3)の場合、前記ビット確定部902は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを111と確定することができる。
【0072】
また、例えば、前記均一変換ユニットモードが前記第一モード(例えば、utu_mode=0)の場合、前記ビット確定部902は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを1と確定し;前記均一変換ユニットモードが前記第二モード(例えば、utu_mode=1)の場合、前記コーディングユニットのサイズが8×8であり或いは前記コーディングユニットの幅又は高さが4であれば、前記ビット確定部902は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを0と確定し、さもなければ、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを01と確定し;前記均一変換ユニットモードが前記第三モード(例えば、utu_mode=2)の場合、前記コーディングユニットのサイズが16×16であり或いは前記コーディングユニットの幅又は高さが8であれば、前記ビット確定部902は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを00と確定し、さもなければ、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを001と確定し;前記均一変換ユニットモードが前記第四モード(例えば、utu_mode=3)の場合、前記ビット確定部902は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを000と確定する。
【0073】
もう1つの実施方式では、前記ビット確定部902は、具体的に、前記均一変換ユニットモードの値及び前記均一変換ユニットモードの数に基づいて、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットが長さの不変なバイナリシーケンスであると確定するために用いられる。
【0074】
例えば、前記均一変換ユニットモードが前記第一モード(例えば、utu_mode=0)の場合、前記ビット確定部902は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを、2つのビットで表される第一値(例えば、00)と確定し;前記均一変換ユニットモードが前記第二モード(例えば、utu_mode=1)の場合、前記ビット確定部902は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを、2つのビットで表される第二値(例えば、01)と確定し;前記均一変換ユニットモードが前記第三モード(例えば、utu_mode=2)の場合、前記ビット確定部902は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを、2つのビットで表される第三値(例えば、10)と確定し;前記均一変換ユニットモードが前記第四モード(例えば、utu_mode=3)の場合、前記ビット確定部902は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを、2つのビットで表される第四値(例えば、11)と確定することができる。
【0075】
また、便宜のため、
図9では、各部品又はモジュール間の接続関係だけが示されているが、当業者が理解すべきは、例えば、バスを用いてこれらの部品などを接続するなどの各種の関連技術を採用しても良いということである。また、上述の各部品又はモジュールは、例えば、処理器、記憶器などのハードウェアにより実現されても良いが、本発明の実施は、これに限定されない。
【0076】
なお、以上、本発明に関連する各部品又はモジュールのみについて説明したが、本発明は、これに限られない。モード情報のコーディング装置900は、さらに、他の部品又はモジュールを含んでも良く、これらの部品又はモジュールの具体的な内容については、関連技術を参照することができる。
【0077】
上述の実施例から分かるように、CUのサイズ及び/又は予め確定されるUTUモードの数に基づいて、前記UTUモードに対応するバイナリビットを確定することができ、これにより、UTUモード情報に対してコーディングを行うことができるだけでなく、コーディングのビットコストを低減することもできる。
【実施例4】
【0078】
本発明の実施例は、モード情報のデコーディング装置を提供する。該装置は、例えば、画像処理又はビデオ処理のための電子機器であっても良く、電子機器に配置される1つ又は複数の部品又はアセンブリであっても良い。なお、本実施例4では、実施例2と同じ内容の説明について省略する。
【0079】
図10は、本発明の実施例に係るモード情報のデコーディング装置を示す図である。
図10に示すように、モード情報のデコーディング装置1000は、以下のものを含む。
【0080】
ビット取得部1001:画像のコーディングユニットのサイズ及び/又は予め確定される均一変換ユニットモードの数に基づいて、前記画像のビットストリームから前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを取得し;
モード確定部1002:前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットに基づいて、前記コーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードを確定する。
【0081】
1つの実施方式では、前記ビット取得部1001は、具体的に、前記コーディングユニットのサイズ、前記均一変換ユニットモードの数、及び前記ビットストリームにおけるビット値に基づいて、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを、長さの可変なバイナリシーケンスと確定するために用いられる。
【0082】
例えば、前記ビットストリームにおける第一ビット値が0の場合、前記ビット取得部1001は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットが0であると確定し、且つ前記モード確定部1002は、前記コーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードが前記第一モード(例えば、utu_mode=0)であると確定し;前記ビットストリームにおける第一ビット値が1の場合、前記コーディングユニットのサイズが8×8であり或いは前記コーディングユニットの幅又は高さが4であれば、前記ビット取得部1001は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットが1であると確定し、さもなければ、前記ビット取得部1001は、前記ビットストリームにおける第二ビット値を継続して取得し、前記ビットストリームにおける第二ビット値が0の場合、前記ビット取得部1001は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットが10であると確定し、且つ前記モード確定部1002は、前記コーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードが前記第二モード(例えば、utu_mode=1)であると確定し;前記ビットストリームにおける第二ビット値が1の場合、前記コーディングユニットのサイズが16×16であり或いは前記コーディングユニットの幅又は高さが8であれば、前記ビット取得部1001は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットが11であると確定し、さもなければ、前記ビット取得部1001は、前記ビットストリームにおける第三ビット値を継続して取得し、前記ビットストリームにおける第三ビット値が0の場合、前記ビット取得部1001は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットが110であると確定し、且つ前記モード確定部1002は、前記コーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードが前記第三モード(例えば、utu_mode=2)であると確定し;前記ビットストリームにおける第三ビット値が1の場合、前記ビット取得部1001は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを111と確定し、且つ前記モード確定部1002は、前記コーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードが前記第四モード(例えば、utu_mode=3)であると確定することができる。
【0083】
また、例えば、前記ビットストリームにおける第一ビット値が1の場合、前記ビット取得部1001は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを1と確定し、且つ前記モード確定部1002は、前記コーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードを前記第一モード(例えば、utu_mode=0)と確定し;前記ビットストリームにおける第一ビット値が0の場合、前記コーディングユニットのサイズが8×8であり或いは前記コーディングユニットの幅又は高さが4であれば、前記ビット取得部1001は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを0と確定し、さもなければ、前記ビット取得部1001は、前記ビットストリームにおける第二ビット値を継続して取得し、前記ビットストリームにおける第二ビット値が1の場合、前記ビット取得部1001は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを01と確定し、且つ前記モード確定部1002は、前記コーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードが前記第二モード(例えば、utu_mode=1)であると確定し;前記ビットストリームにおける第二ビット値が0の場合、前記コーディングユニットのサイズが16×16であり或いは前記コーディングユニットの幅又は高さが8であれば、前記ビット取得部1001は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを00と確定し、さもなければ、前記ビット取得部1001は、前記ビットストリームにおける第三ビット値を継続して取得し、前記ビットストリームにおける第三ビット値が1の場合、前記ビット取得部1001は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットが001であると確定し、且つ前記モード確定部1002は、前記コーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードが前記第三モード(例えば、utu_mode=2)であると確定し;前記ビットストリームにおける第三ビット値が0の場合、前記ビット取得部1001は、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを000と確定し、且つ前記モード確定部1002は、前記コーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードが前記第四モード(例えば、utu_mode=3)であると確定することができる。
【0084】
もう1つの実施方式では、前記ビット取得部1001は、具体的に、前記均一変換ユニットモードの数及び前記ビットストリームにおけるビット値に基づいて、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットが長さの不変なバイナリシーケンスであると確定することができる。
【0085】
例えば、前記ビットストリームにおけるビット値が2つのビットで表される第一値(例えば、00)の場合、前記モード確定部1002は、前記コーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードが前記第一モードであると確定し、前記ビットストリームにおけるビット値が2つのビットで表される第二値(例えば、01)の場合、前記モード確定部1002は、前記コーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードが前記第二モードであると確定し;前記ビットストリームにおけるビット値が2つのビットで表される第三値(例えば、10)の場合、前記モード確定部1002は、前記コーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードが前記第三モードであると確定し;前記ビットストリームにおけるビット値が2つのビットで表される第四値(例えば、11)の場合、前記モード確定部1002は、前記コーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードが前記第四モードであると確定することができる。
【0086】
また、便宜のため、
図10では、各部品又はモジュール間の接続関係だけが示されているが、当業者が理解すべきは、例えば、バスを用いてこれらの部品などを接続するなどの各種の関連技術を採用しても良いということである。また、上述の各部品又はモジュールは、例えば、処理器、記憶器などのハードウェアにより実現されても良いが、本発明の実施は、これに限定されない。
【0087】
なお、以上、本発明に関連する各部品又はモジュールのみについて説明したが、本発明は、これに限られない。モード情報のデコーディング装置1000は、さらに、他の部品又はモジュールを含んでも良く、これらの部品又はモジュールの具体的な内容については、関連技術を参照することができる。
【0088】
上述の実施例から分かるように、CUのサイズ及び/又は予め確定されるUTUモードの数に基づいて、前記UTUモードに対応するバイナリビットを確定することができ、これにより、UTUモード情報に対してコーディングを行うことができるだけでなく、コーディングのビットコストを低減することもできる。
【実施例5】
【0089】
本発明の実施例は、さらに、電子機器を提供し、該電子機器は、画像処理又はビデオ処理を行い、また、コーダー及び/又はデコーダーを含む。そのうち、コーダーは、実施例3に記載のモード情報のコーディング装置を含み、デコーダーは、実施例4に記載のモード情報のデコーディング装置を含む。
【0090】
図11は、本発明の実施例に係る電子機器を例示する図である。
図11に示すように、電子機器1100は、処理器1101及び記憶器1102を含んでも良く、記憶器1102は、処理器1101に接続される。該記憶器1102は、各種のデータを記憶することができ、また、記憶情報処理用のプログラム1103をさらに記憶することができ、且つ処理器1101の制御下で該プログラム1103を実行することができる。
【0091】
1つの実施方式では、電子機器1100は、コーダーとして使用されても良く、モード情報のコーディング装置900の機能は、処理器1101に統合されても良い。処理器1101は、実施例1に記載のモード情報のコーディング方法を実現するように構成されても良い。
【0092】
例えば、処理器1101は、次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、画像のコーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードを確定し;前記コーディングユニットのサイズ及び/又は予め確定される均一変換ユニットモードの数に基づいて、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを確定し;及び、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを前記画像のビットストリームにコーディングする。
【0093】
もう1つの実施方式では、電子機器1100は、デコーダーとして使用されても良く、モード情報のデコーディング装置1000の機能は、処理器1101に統合されても良い。処理器1101は、実施例2に記載のモード情報のデコーディング方法を実現するように構成されても良い。
【0094】
例えば、処理器1101は、次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、画像のコーディングユニットのサイズ及び/又は予め確定される均一変換ユニットモードの数に基づいて、前記画像のビットストリームから前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットを取得し;及び、前記均一変換ユニットモードに対応するバイナリビットに基づいて、前記コーディングユニットにより採用される均一変換ユニットモードを確定する。
【0095】
また、
図11に示すように、電子機器1100は、さらに、入出力(I/O)装置1104、表示器1105などを含んでも良く、これらの部品の機能は、従来技術と同様であるため、ここでは、その詳しい説明を省略する。なお、電子機器1100は、
図11におけるすべての部品を含む必要がない。また、電子機器1100は、さらに、
図11に無い部品を含んでも良く、これについては、従来技術を参照することができる。
【0096】
本発明の実施例は、コンピュータ可読プログラムを提供し、コーダー又は電子機器中で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムは、前記コーダー又は電子機器に、実施例1に記載のモード情報のコーディング方法を実行させる。
【0097】
本発明の実施例は、コンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読プログラムは、コーダー又は電子機器に、実施例1に記載のモード情報のコーディング方法を実行させる。
【0098】
本発明の実施例は、コンピュータ可読プログラムを提供し、デコーダー又は電子機器中で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムは、前記デコーダー又は電子機器に、実施例2に記載のモード情報のデコーディング方法を実行させる。
【0099】
本発明の実施例は、コンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読プログラムは、デコーダー又は電子機器に、実施例2に記載のモード情報のデコーディング方法を実行させる。
【0100】
また、上述の装置及び方法は、ソフトウェア又はハードウェアにより実現されても良く、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されても良い。本発明は、さらに、下記のようなコンピュータ読み取り可能なプログラムに関し、即ち、該プログラムは、ロジック部品により実行されるときに、該ロジック部品に、上述の装置又は構成部品を実現させ、又は、該ロジック部品に、上述の各種の方法又はステップを実現させる。ロジック部品は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)、マイクロプロセッサー、コンピュータに用いる処理器などであっても良い。本発明は、さらに、上述のプログラムを記憶した記憶媒体、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光ハードディスク、DVD、フラッシュメモリなどにも関する。
【0101】
さらに、図面に記載の機能ブロックのうちの1つ又は複数の組み合わせ及び/又は機能ブロックの1つ又は複数の組み合わせは、本明細書に記載の機能を実行するための汎用処理器、デジタル信号処理器(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラム可能な論理部品、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理部品、ディスクリートハードウェアアセンブリ又は他の任意の適切な組む合わせとして実現されても良い。また、図面に記載の機能ブロックのうちの1つ又は複数の組み合わせ及び/又は機能ブロックの1つ又は複数の組み合わせは、さらに、計算装置の組み合わせ、例えば、DSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPと通信により接続される1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は他の任意の構成の組み合わせとして構成されても良い。
【0102】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。