(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1のティルト側摺動面と第2のティルト側摺動面とは第1の摺動シートを介して摺動可能に当接し、前記第1のパン側摺動面と第2のパン側摺動面とは第2の摺動シートを介して摺動可能に当接する
ことを特徴とする請求項1または2記載の角度調節装置。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】本発明の一実施形態に係る角度調節装置付き固定具の使用状態を示す斜視図
【
図2】本発明の一実施形態に係る角度調節装置付き固定具を示す斜視図
【
図3】本発明の一実施形態に係る角度調節装置を示す斜視図
【
図4】本発明の一実施形態に係る角度調節装置を示す三面図
【
図5】本発明の一実施形態に係る角度調節装置を示す断面図
【
図6】本発明の一実施形態に係る角度調節装置を示す斜視分解図
【
図7】本発明の一実施形態に係る角度調節装置の要部を示す斜視図
【
図8】本発明の一実施形態に係る角度調節装置付き固定具を組み立てる状況を示す斜視図
【
図9】本発明の一実施形態に係る角度調節装置付き固定具を組み立てた状態を示す部分断面図
【
図10】本発明の一実施形態に係る角度調節装置付き固定具の使用状態を示す側面図
【
図11】本発明の一実施形態に係る角度調節装置付き固定具の使用状態を示す側面図
【
図12】本発明の一実施形態に係る角度調節装置付き固定具の使用状態を示す側面図
【
図13】本発明の一実施形態に係る角度調節装置付き固定具の使用状態を示す斜視図
【
図14】本発明の一実施形態に係る角度調節装置付き固定具の部分を示す斜視図
【
図15】本発明の他の実施形態に係る角度調節装置付き固定具を示す斜視図
【
図16】本発明の他の実施形態に係る角度調節装置付き固定具の使用状態を示す斜視図
【
図17】一般に知られている角度調節装置付き固定具の使用状態を示す斜視図
【0035】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
【0036】
(第1の実施形態)
図1乃至14を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、角度調節装置付き固定具(角度調節装置付き固定具)1を介して、自転車のハンドルのパイプのような小径パイプ210にカメラ110を取り付けた、角度調節装置付き固定具1の使用状態における斜視図を示す。なお、ここでカメラ110は、角度調節装置付き固定具1を介して固定される機器100の一例であり、小径パイプ210は、長尺物200の一例である。
【0037】
図1に示すように、カメラ110は、全体として前後に長い長尺形であって、所定の幅を有し略長矩形の形をしたカメラ本体111を有している。カメラ本体111の前面部にはレンズ部112が設けられ、背面部には液晶モニタ113、上面と背面には操作部114、下面には図示されない三脚ねじ穴を有している。カメラ110とスマートフォンとを互いにワイファイ(登録商標)等で通信させることにより、カメラ110の撮影画像をスマートフォンのモニタに表示させながら、スマートフォンを操作して、カメラ110で撮影させることもできる構成となっている。
【0038】
図1に示すように、角度調節装置付き固定具1は、角度調節装置(角度調節装置)2と、固定具(固定具)3とを有している。角度調節装置2は、カメラ110の角度を調節させるためのティルト操作体4とパン操作体5とを備えている。
ここで、
図1に示すように、カメラ110を角度調節装置付き固定具1に固定したとき、撮影者側から見た状態で前後方向、上下方向、左右方向を示し、被写体側を前方、撮影者側を後方として説明することにする。また、角度調節装置付き固定具1についても同様の方向とし、本実施形態ではティルト操作体4とパン操作体5が配置されている方向を、後方と呼ぶこととする。
【0039】
図2乃至
図14を用いて、本実施形態の角度調節装置付き固定具1について、説明する。
図2は、角度調節装置付き固定具1全体を後方から見た斜視図を示す。
図3乃至7は角度調節装置2の詳細を示し、
図8乃至13に角度調節装置付き固定具1の構成等を示している。
図14は、固定具3の一部の形状を変えた状態を示す斜視図である。
【0040】
図2に示すように、角度調節装置付き固定具1は、角度調節装置2の下部に固定具3が一体に取り付けられて構成される。角度調節装置2は、基台6とティルト回動体7とパン回動体8とを備えており、ティルト操作体4とパン操作体5はティルト回動体7に設けられている。また、固定具3は、圧接ゴム脚9と締め付けベルト10とを備えている。
【0041】
まず、本実施形態の角度調節装置2について、
図3乃至7を用いて詳しく説明する。
図3は角度調節装置2の外観を示しており、
図3Aは前方上部から見た斜視図、
図3Bは後方下部から見た斜視図を示す。
図4は角度調節装置2の三面図であって、
図4Aは平面図、
図4Bは前面図、
図4Cは左側面図を示す。
図5は角度調節装置2の断面を示しており、
図5Aは
図4AにおけるA−A断面図、
図5Bは
図4AにおけるB−B断面図を示す。
図6は、角度調節装置2を分解した後方から見た分解斜視図を示す。
図7は、角度調節装置2の要部の構成を示した、前方から見た斜視図である。
【0042】
図3および
図4に示すように、角度調節装置2は上部に三脚ねじ穴に螺合可能な三脚ねじ軸11を有する機器固定部12、下部に固定具3を連結するための固定具固定部13が設けられ、全体として略箱形の形状をしている。
【0043】
図5および
図6に示すように、角度調節装置2を構成する基台6とティルト回動体7とパン回動体8とは、それぞれ上部基台部6aと下部基台部6b、上部ティルト回動体部7aと下部ティルト回動体部7b、天板8aと下部パン回動体部8bを有しており、それぞれ中空の箱状の構造で、合成樹脂等で成型してなる。
【0044】
図6および
図7に示すように、ティルト操作体4とパン操作体5は、それぞれウォーム歯車である第2のティルト側歯車14と第2のパン側歯車15と一体に連結されており、第2のティルト側歯車14と第2のパン側歯車15とはティルト回動体7の内部に回動自在に収納されている。基台6の上部には、第2のティルト側歯車14と噛合する略平歯車の一部を形成するような円弧状の第1のティルト側歯車16が形成されている。また、ティルト回動体7の内部には、第2のパン側歯車15と噛合する第1のパン側歯車17が収納されている。
【0045】
図5および
図6に示すように、基台6の上面部は、側面方向から見て中央部が上方向に膨出した弓形をなす円弧状に形成されており、左右方向の中央部には所定幅の円弧面である第1のティルト側摺動面18が形成され、超高分子量ポリエチレンフィルム等でできた第1の摺動シート19が貼付されている。第1のティルト側摺動面18の左右にはそれぞれ、第1のティルト側摺動面18と同心の円弧状の貫通溝20が形成されていて、貫通溝20の裏面側の縁部は所定幅が肉厚になっており、裏面ティルト側摺動面21を形成している。更に、円弧溝16の左右外側には、左側にティルト側摺動面18と同心で円弧状の、前述した第1のティルト側歯車16が形成され、右側に第1のティルト側摺動面18と同心で底面が円弧面の円弧溝22が形成されている。
【0046】
図5および
図6に示すように、ティルト回動体7の下面部は、側面側から見て中央部が上方向に凹んだ弓形をなす円弧状に形成されており、左右方向の中央部の第1のティルト側摺動面18に対抗する位置には、所定幅の円弧面である第2のティルト側摺動面23が形成されている。ティルト側摺動面19の左右で貫通溝20に対抗する位置には、下方向に突出する保持ガイドボス24が設けられ、第3の摺動シート25が上面に貼付された棒状のティルト側裏面保持ガイド(保持ガイド)26が一体に固定されている。更に、保持ガイドボス7cの左右外側には、所定幅の貫通穴である歯車穴27が形成されている。
【0047】
図5および
図6に示すように、上部基台部6aと下部ティルト回動体部7aとを重ね合わせると、第1のティルト側摺動面18と第2のティルト側摺動面23とが第1の摺動シート19を介して摺動可能に当接される。このとき、保持ガイドボス24は貫通溝20を貫通し上部基台部6aの裏面側に突き出るので、ティルト側裏面保持ガイド26を被せて固定すると、裏面ティルト側摺動面21とティルト側裏面保持ガイド26の上面26aが第3の摺動シート25を介して摺動可能に当接される。すなわち、第2のティルト側摺動面23とティルト側裏面保持ガイド26により、第1のティルト側摺動面18の表裏は隙間なく挟まれて摺動可能に保持される。このようにして、基台6とティルト回動体7は組み立てられる。なお、ティルト側裏面保持ガイド26の上面26aの曲率は、裏面ティルト側摺動面21の曲率に合わせて形成されている。
【0048】
図5および
図6に示すように、第2のティルト側歯車14と第2のパン側歯車15は、ティルト回動体7に収納された状態で、歯車穴27から歯車の一部が下方に露出する。基台6とティルト回動体7は組み立てられた状態で、歯車穴27から露出した第2のティルト側歯車14の部分は第1のティルト側歯車16と噛合される。そして、ティルト操作体4を回動操作すると、連結された第2のティルト側歯車14が回動し、噛合する第1のティルト側歯車16側は固定されているので、ティルト回動体7が基台6に対して、水平軸を中心として上下方向に回動されることになる。なお、歯車穴27から露出した第2のパン側歯車15の部分は、円弧溝22の中に移動可能に収納される。
【0049】
図5および
図6に示すように、ティルト回動体7の上面部の中央部には、大きな丸い貫通穴であるパン保持用穴28が設けられている。パン保持用穴28の縁部の表裏方向には、所定幅の厚肉部を有していて、表側の厚肉部が第1のパン側摺動面29、裏側の厚肉部が裏面パン側摺動面30を形成している。
【0050】
図5および
図6に示すように、パン回動体8の下面部は平らな平面となっていて第2のパン側摺動面31が形成され、第2の摺動シート32が貼付される。第2のパン側摺動面31には下方向に突出する2本のパン側歯車ダボ33が設けられ、第2の摺動シート32に設けられた左右に長い長円形貫通穴32aから下方向に突出している。
また、
図6および
図7に示すように、第1のパン側歯車17は略平歯車状に形成され、パン保持用穴28に対抗する位置に所定の高さの円筒ガイド部17aを有している。
【0051】
図5および
図6に示すように、上部ティルト回動体部7aの上方向からパン回動体8を重ね、パン保持用穴28に下方向から第1のパン側歯車17の円筒ガイド部17aを挿入して固定する。このように固定すると、第1のパン側摺動面29は第2のパン側摺動面31に、第2の摺動シート32を介して、摺動可能に当接される。また、裏面パン側摺動面30は第1のパン側歯車17の上面であって円筒ガイド部17aの外側の部分のパン側裏面ガイド34に直接、摺動可能に当接される。すなわち、第2のパン側摺動面31とパン側裏面ガイド34によって、ティルト回動体7の第1のパン側摺動面29の表裏は隙間なく挟まれて、摺動可能に保持される。次に下方から、下部ティルト回動体部7bを被せて組み立てると、下部ティルト回動体部7bの上面中央部に設けられた軸受け凹部7cに、第1のパン側歯車17の下面中央に設けられた塾受け凸部17cが回動自在に嵌まりこみ、パン回動体8の回動中心が形成される。またこのとき、第1のパン側歯車17と、ティルト回動体7の内部の第2のパン側歯車15が噛合される。このようにして、ティルト回動体7とパン回動体8は組み立てられる。
【0052】
図5および
図7に示すように、第2のパン側歯車15と第1のパン側歯車17は、ティルト回動体7の内部に収納された状態で、互いに噛合している。ここで、パン操作体5を回動操作すると、連結された第2のパン側歯車15が回動し、噛合する第1のパン側歯車17はパン回動体8と一体に固定されているので、パン回動体8がティルト回動体7に対して、垂直軸を中心として左右方向に回動されることになる。
【0053】
図5および
図6に示すように、三脚ねじ軸11は所定の厚さを持つ略円形の締め付けダイアル35の中央部に一体に固定されている。天板8aの中央部に設けられた貫通穴に三脚ねじ軸11を下方向から挿入し、E形止め輪で締め付けダイアル35を回動自在に固定し、中央部には貫通穴を有するゴム等の可撓性のあるシートである固定シート36を貼付し、天板8aの下方から下部パン回動体部8bを押し当てて固定して、パン回動体8を組み立てる。ここで、天板8aと固定シート35と三脚ねじ軸11付きの締め付けダイアル34により、機器固定部12が構成される。
【0054】
図3および
図6に示すように、下部パン回動体部8の前後の上部は切り欠き部が形成されており締め付けダイアル34の一部が前後に突出しているので、カメラ110等の機器100の三脚ねじ穴を三脚ねじ軸11に押し当て、締め付けダイアル35を回動させることにより、三脚ねじ穴と三脚ねじ軸11は螺合され、機器100は機器固定部12に固定される。
なお、以上の説明では、基台6の上にティルト回動体7を組み立て、その後、ティルト回動体7の上にパン回動体8を組み立てるというように、角度調節装置2を下方の部品から組み立てていく順番で説明したが、これは説明の都合であって、実際には角度調節装置2は、上方の部品から順番に組み立てていく構成となっている。
【0055】
以上のように構成したので、高さが低くコンパクトで、カメラの向きを所定の方向に容易に調節することができる角度調節装置2を得ることができた。
【0056】
すなわち、高さが低くコンパクトなものとするため、ティルト回動を実軸ではなくいわば仮想中心を中心として回動するように構成している。ここで、ティルト回動させるために軸と軸受けを有している場合を考えると、軸の周囲に軸受けを配置する必要があり、所定の高さが必要となる。本実施形態では、軸と軸受けの組み合わせの代わりに、弓形をなす2つの円弧面の組み合わせによる、実軸ではなくいわば仮想中心を中心としてティルト回動するようにしたことにより、角度調節装置2の高さをたいへん低くコンパクトな構成可能とすることができた。
【0057】
またすなわち、カメラの向きを所定の方向に容易に調節することができるようにするため、ティルト操作体4とパン操作体5をティルト回動体7に設けている。ここで、カメラを基台に対してティルト方向に回動させるために、操作体が基台に設けられている場合を考えると、カメラが前後に長い長尺形のものである場合、カメラを上向きに(仰角側に)回動させると、カメラ後部の後ろに出っ張った部分が下に下がり、基台に設置された操作体との間隔が狭くなっていく。そして、全体の高さを低くした構成の場合では、カメラ後部と操作体との間隔が狭まって干渉して隙間がなくなり、指先等、手動で操作体を操作することが難しくなってしまうことになる。そこで、本実施形態の角度調節装置2では、ティルト操作体4等をティルト回動体7に設置して、カメラ110とティルト操作体4等とが一体に回動する構成とすることにより、カメラ110後部とティルト操作体4等との干渉を防いで、カメラの向きを所定の方向に容易に調節することを可能とした。
【0058】
ここで、ティルト回動において、弓形をなす2つの円弧面を組み合わせて、摺動可能に当接しながら回動する構成としている。すなわち、摺動可能に当接させたことにより、指先等、手動で回動操作するときに、適度な摩擦力を得ながらスムーズに行えるように、角度調節装置2を構成することができた。また、適度な摩擦力があるので、振動や衝撃を受けた際にも、カメラ110が揺れにくい。特に、2つの歯車の噛み合わせによるバックラッシ等による影響による揺れも、押さえることができた。なお、パン回動についても、同様である。
【0059】
またここで、第1のティルト側摺動面18と第2のティルト側摺動面23とは第1の摺動シート19を介して摺動可能に当接するように構成することにより、更に強力に、がたつきを吸収するとともに、適度な摩擦力により振動や衝撃に強くなり、しかも操作をスムーズにすることを可能とした。すなわち、第1の摺動シート19には、所定の厚さを有しており、この厚さにより弾力が生じ、弾性による反発力により、がたつきを吸収している。なお、他の摺動シートについても、同様である。
なお、摺動シートとして超高分子量ポリエチレンフィルムを例示したがこれに限定されず、例えばフッ素樹脂シート等を用いてもよい。また、摺動シートを用いず、摺動面にフッ素樹脂コーティング等して平滑層を設けたりしてもよいし、摺動面が直接摺動するように構成してもよい。
【0060】
またここで、ティルト回動とパン回動をさせるのに、ウォーム歯車と略平歯車との組み合わせとしたが、略平歯車を略ウォームホイール歯車状に形成してもよいし、斜歯歯車同士の組み合わせとしてもよい。このように歯車を組み合わせることにより、振動や衝撃に強い角度調節装置2を得ることができた。なお、所定の角度に調節した状態を不用意に変更してしまうこと等を防止するため、角度調節した状態を維持するロック機構を、別途設置してもよい。
【0061】
またここで、角度調節装置2の材質を合成樹脂等で成型したものと説明したが、アルミニューム等のダイカストで作成してもよい。
【0062】
次に、本実施形態の固定具3について、
図1、
図2および
図8乃至14を用いて詳しく説明する。
図8は、角度調節装置付き固定具1が備える部品を、どのように組み立てるかを示す後方から見た斜視図を示す。
図9は、角度調節装置付き固定具1を組み立てた状態において、角度調節装置付き固定具1を構成する部品がどのような位置関係になるかを示した部分断面図を示す。
【0063】
図10は、角度調節装置付き固定具1を、自転車のハンドルのパイプのような小径パイプ210に取り付けた状態における左側面図の一部を示す。
図11は、角度調節装置付き固定具1を小径パイプ210より径の大きい、例えば公園の柵や遊具のパイプのような大径パイプ220に取り付けた状態における左側面図の一部を示す。
図12は、長尺物200として、断面が四角い角材状の部材230の略平面の部分に、角度調節装置付き固定具1を取り付けた状態における左側面図を示す。
図13は、角度調節装置付き固定具1の別の使用状態を示す、前方から見た斜視図である。
【0064】
前述したように、固定具3は、圧接ゴム脚9と締め付けベルト10とを備えており、角度調節装置2の下部の固定具固定部13に、固定具3は固定される。
図8に示すように、固定具固定部13は、角度調節装置2の下面中央から下方向に突出した所定の厚さを有する矩形の枠状に形成され、圧接ゴム脚連結部37と締め付けベルト取り付け部38とから構成される。固定具固定部13の下面13aの略中央部には四角い穴部37bが設けられ、圧接ゴム脚連結部37が構成される。ここで、下面37aは、側面から見たときに浅い略V字形に見える、下向きに中央部が少し出っ張った2面37c、37dから構成される。
図4に示すように、穴部37bは、下部基台部6bの略中央部に形成された四角い貫通穴として形成される。また
図3Bおよび
図8に示すように、固定具固定部13の前面と後面の下部を貫通する幅広の貫通穴38a、38bが設けられていて、締め付けベルト取り付け部38を構成している。
【0065】
図8および
図9に示すように、圧接ゴム脚9は、所定の幅を有し、側面方向から見ると開脚角度が約80度から90度の略逆Y字状で対称形の形状をなし、ゴム等の可撓性のある材料、例えばウレタンゴム、で一体に成型してなる。圧接ゴム脚9の上部の上面39a中央からは四角い幅広の凸部39bが突出し、凸部39bには前後方向に幅広の貫通穴39cが設けられ、機器固定台連結部39を構成している。ここで、上面39aは側面から見たときに浅い略V字形に見える、下向きに中央部が少し凹んでいる2面39d、39eから構成されている。
【0066】
図8に示すように、圧接ゴム脚9の二股に分岐した下部は、圧接部40を形成している。各分岐した圧接部40は、外面側からの略V字形の溝によって区切られていて、二股に分岐する根元近傍の部分であって第1の所定の厚さを有する基部圧接部40aと、基部圧接部40aのそれぞれの端部から薄肉の部分40bにより連結され第2の所定の厚さを有する2つの補助圧接部40cとから構成される。2つの補助圧接部40cは薄肉の部分40bで連結される。ここで、圧接部40の内面側は、連続した略平面状に形成されている。
【0067】
図8および
図9に示すように、側面から見たときに基部圧接部40aの前後の幅は、角度調節装置2の下部の前後の幅よりも大きく形成されている。また、各補助圧接部40cは、側面から見たときの断面形状が外面方向に向かって細くなっている略三角形または略台形形状に形成されている。
また、基部圧接部40aの第1の所定の厚さは、ここでは約5mmから10mmであり、各補助圧接部40cの第2の所定の厚さは約4mmから10mmである。
【0068】
図2および
図8に示すように、締め付けベルト10は、前述したように、ベルト部10aとバックル部10bとを有している。
図8に示すように、ベルト部10aは所定の幅と長さとを備え、フック状の係合素子とループ状の係合素子が同一面に並存している面を外面側に備える面ファスナーで構成される。バックル部10bは四角い枠状の形状をなし、ベルト部10aの一端部に固定されている。ベルト部10aの他端部をバックル部10bに挿入し、折り返して面ファスナー同士を重ね合わせて係合される。ここで、ベルト部10aを折り返して引っ張るので、動滑車の原理により、締め付けベルト10を強い力で締め付けることができる。
なお、
図2に示すように、ベルト部10aのどちらの面に係合素子があるかを明らかにするために、係合素子のある面にドットを配置した。
図2以降の図面についても同様である。
【0069】
角度調節装置2と圧接ゴム脚9と締め付けベルト10とを、どのように組み立てるかを、
図8を用いて説明する。
図8に示すように、まず、角度調節装置2にある圧接ゴム脚連結部37の凹部7bに、機器固定台連結部39の凸部39bを、貫通穴38aと貫通穴39cの方向を合わせて、挿入するようにして連結する。この状態では、締め付けベルト取り付け部38の貫通穴38aと機器固定台連結部39の貫通穴39cとは、互いに貫通する連通貫通穴41が構成される。そして、
図8に示すように、ベルト部10aの他端部を連通貫通穴15に通すことにより、組み立てが完了する。このため、角度調節装置付き固定具1の組み立てが容易で、部品点数も少ないものとなる。
【0070】
ここで、
図9に示すように、連通貫通穴41の穴の大きさは、係合素子を一面に有し起毛されている状態のベルト部10aが、移動可能ではあるが簡単に抜け落ちない大きさに形成されている。
【0071】
またここで、
図8に示すように、圧接ゴム脚連結部37の下面37aは、下向きに中央部が少し出っ張った2面37c、37dから構成され、圧接ゴム脚9の上面39aも同様に、下向きに中央部が凹んだ2面39d、39eから構成されているので、組み立てられたときには、2面がそれぞれ重なって互いに前後方向の中心が合致するように位置出しされる。そして、角度調節装置2が締め付けベルト10により圧接ゴム脚9に押しつけられたときには、お互いの前後方向の位置がずれることなく、圧接ゴム脚9は角度調節装置2によって押圧される。
【0072】
角度調節装置付き固定具1を長尺物200に巻き付けるようにして固定するときに、角度調節装置付き固定具1を構成する部品がどのように作用するかについて、
図1および
図10乃至
図12を用いて、以下説明する。
【0073】
図10に示すように、長尺物200が圧接ゴム脚9の開脚角度とくらべて径が小さな小径パイプ210である場合には、圧接ゴム脚9の開脚を狭めて、小径パイプ210の外周に沿って巻き付くようにして圧接される。すなわち、締め付けベルト10を締め付けると、角度調節装置2が下方向に押しつけられて基部圧接部40aが小径パイプ210に圧接されるとともに、基部圧接部40aが角度調節装置2の下部からはみ出た部分の外面が締め付けベルト10で押圧されて変形し、小径パイプ210に圧接される。
【0074】
図1および
図10に示すように、補助圧接部40cは、外面が締め付けベルト10で押圧されて薄肉の部分40bで折れ曲がるとともに、小径パイプ210の外面に沿って変形し圧接される。このとき、補助圧接部40cは第2の所定の厚さを有していて、その断面形状が略三角形または略台形形状に形成されているので締め付けベルト10により、補助圧接部40cの先端部から押し潰されて圧着される。
【0075】
図1および
図10に示すように、角度調節装置付き固定具1を小径パイプ210に当てて、締め付けベルト10を締め付けるだけで、圧接ゴム脚9はその外面が押されて、小径パイプ210の外周の略4分の3の広い角度の範囲に巻き付く。すなわち、圧接部40は小径パイプ210の外周の半周を超えて巻き付いているので、角度調節装置付き固定具1は強いグリップ力を得ている。
【0076】
図1および
図10に示すように、圧接ゴム脚9は基部圧接部40aと補助圧接部40cとを有しており、基部圧接部40aによる圧接に加えて、補助圧接部40cも小径パイプ210の外周に圧接される。すなわち、小径パイプ210の外周の広い角度にわたって、圧接ゴム脚9の基部圧接部40aと補助圧接部40cのそれぞれが分担して、圧接部40内面が連続して強く圧接するため、軽い力でも、強固なグリップ力を得ることができる。
【0077】
図1および
図10に示すように、圧接ゴム脚9の内面は、薄肉の部分40bも含めて、連続した略平面状に形成されており、広い面積で平滑な外面を有する小径パイプ210に連続して密着されるので、グリップ力は更に強固なものとなる。
【0078】
また、
図1乃至
図10に示すように、角度調節装置付き固定具1を小径パイプ210に当てるとき、圧接ゴム脚9の圧接部40は略逆Y字状の形状であるので、二股の部分がガイドになり、長尺物に固定装置を乗せただけでセンター出しができる。また、締め付けベルト10を締め付けるときに、スムーズに小径パイプ210の外周に沿って折れ曲がり、そのまま締め付けベルト10を締めることができる。すなわち、角度調節装置付き固定具1の小径パイプ210長尺物への取り付けを、簡単に素早く行うことができる。
【0079】
ここで、
図1においては、締め付けベルト10のバックル部10bの位置を後方に配置していたが、ベルト部10aは連通貫通穴15の中を移動可能に構成されているため、前方や下方等、任意のところにバックル部10bを配置することができる。また、連通貫通穴41の逆方向から、ベルト部10aを挿入させることもできる。すなわち、長尺物200に対して、締めやすい方向と向きに、バックル部10bを配置して、締め付けることができる。
【0080】
次に、
図11に示すように、長尺物200が圧接ゴム脚9の開脚角度とくらべて径が大きな大径パイプ220である場合には、圧接ゴム脚9の開脚を広げて、大径パイプ220の外周に沿って巻き付くようにして圧接される。すなわち、締め付けベルト10を締め付けると、角度調節装置2が下方向に押しつけられて基部圧接部40aが開脚を広げて大径パイプ220に圧接される。
【0081】
図11に示すように、補助圧接部40cは、外面が締め付けベルト10で押圧されて薄肉の部分40bでわずかに折れ曲がるとともに、大径パイプ220の外面に沿って変形し圧接される。このとき、補助圧接部40cの断面形状が略三角形または略台形形状に形成されており、締め付けベルト10により、補助圧接部40cの先端部から押し潰されて圧着される。
【0082】
図11に示すように、圧接ゴム脚9の内面の広い面積で、平滑な外面を有する大径パイプ220に圧接するので、大径パイプ220に対応し角度調節装置付き固定具1は安定して固定される。なお、補助圧接部40cの数を増やす等して、大径パイプ2の外周の広い角度にわたって、例えば外周の半周を超えて、巻き付くようにすれば、更に強いグリップ力を得ることができる。この場合、圧接ゴム脚9の補助圧接部40cを最初から多数設けておいて、使用者が長尺物200の外周の大きさに合わせて適宜、余った助圧接部40cの部分を切り取る構成としてもよい。
【0083】
なおここで、大径パイプ220の外周が大きいので、1本の締め付けベルト10では不足する。そこで、
図8に示すように、2本の締め付けベルト10を連結して締め付けて固定するようにした。締め付けベルト10の連結は、一方のベルト部10aの他端部を他方のバックル部10bに挿入し、折り返して係合させるだけなので、極めて容易である。このように、締め付けベルト10を複数本用意することにより、長尺物の外周が大きくなっても、対応することが可能となる。
【0084】
図12に示すように、断面が四角い角材状部材230の略平面の部分に角度調節装置付き固定具1を取り付ける場合には、圧接ゴム脚9を大きく開脚されて、角材状部材230の平面部に圧接される。また、1本の締め付けベルト10では不足するので、ここでは3本の締め付けベルト10を連結して使用している。
【0085】
図12に示すように、この3本の締め付けベルト10で締め付けると、角度調節装置2が下方向に押しつけられて基部圧接部40aが更に大きく開脚して角材状部材230に圧接される。そして、基部圧接部40aと補助圧接部40cとの間の薄肉の部分40bで、補助圧接部40cが外側に折り曲げられる。端部の補助圧接部40cは、外面が締め付けベルト10で押圧されて角材状部材230の平面部に圧接される。圧接ゴム脚9が広い面積で、角材状部材230に圧接するので、角度調節装置付き固定具1が安定して固定される。
【0086】
以上の様な構成としたことから、角材状部材230に対応して安定して固定される角度調節装置付き固定具1が得られた。また、同じ長さの締め付けベルト10を複数本用意することにより、長尺物の断面形状が矩形であって、外周が大きくなっても、対応することが可能となり、また、締め付けベルト10の種類が増えず、製造や管理が簡単となる。
【0087】
ここで、角度調節装置付き固定具1が全体としてたいへんコンパクトであり、取り付け、取り外しも容易なことから、例えば自転車から離れるときには、カメラ110を角度調節装置付き固定具1に取り付けたまま取り外してポケット等に入れて持ち運べるようになった。これにより、自転車で行った先の公園等において、公園の柵や遊具の大径パイプ220に角度調節装置付き固定具1を使ってカメラ110を固定し、所定の方向にカメラを向け、自分や、一緒に行った仲間等と、記念写真等を撮影するというようなことが簡単に可能となる。
【0088】
またここで、自転車から離れるときは、一般には盗難防止のためにカメラ110だけを取り外して持ち運ぶことになるが、その場合には、自転車に付けてある角度調節装置付き固定具1を外されて持ち去られてしまうといういたずらをされることがある。カメラ110を角度調節装置付き固定具1に取り付けたまま、簡単に取り外して持ち運べるようになったので、このいたずらを防止することも可能となった。
【0089】
またここで、角度調節装置付き固定具1は、自転車だけでなく、他の用途にも便利に使用できる一例を示す。
図13に示す複数の小型カメラ120、120はそれぞれ、略立方体形の、いわゆるサイコロ形をしたカメラ本体121を有している。カメラ本体121の前面部に保護ガラス122が張られ、その内側にレンズ部123が設けられ、背面部には図示されない液晶モニタ、下面には図示されない三脚ねじ穴、上面と背面には図示されない操作部を有している。小型カメラ120とスマートフォンとを互いにWi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等で通信させることにより、小型カメラ120の撮影画像をスマートフォンのモニタに表示させながら、スマートフォンを操作して、複数の小型カメラ120、120を同期撮影させることもできる構成となっている。
【0090】
そして、この小型カメラ120を多数用いて、それぞれ角度調節装置付き固定具1と組み合わせることにより、多視点からの撮影で自由な映像表現を実現する、いわゆるマルチカメラ撮影も、容易に行うことができる。すなわち、
図13に示すように、直線状や円弧状に形成された長尺の小径パイプ210等の長尺物200等に、小型カメラ120を多数設置し、スマートフォンやパソコン、専用リモコン等を用いて、コントロールすれば、シンクロさせたマルチカメラによる写真や動画の撮影をすることができる。このような時に、角度調節装置付き固定具1を使用することにより、多数の小型カメラ120のそれぞれを、被写体等の所定の向きに個々に角度調整することが、容易に可能となる。しかも、角度調節装置付き固定具1の固定具3は、長尺物200への取り付け、取り外しが容易なので、撮影のための準備や撤収をたいへんスムーズに行うことができる。
【0091】
なお、本実施形態では、小型カメラ120を角度調節装置付き固定具1に三脚ねじ軸11で直接固定したが、小型カメラ120の保持具(マウント・アダプター)を角度調節装置付き固定具1に取り付けて、保持具を介して小型カメラ120を固定してもよい。また、小型カメラ120の保持具と角度調節装置付き固定具1を兼用する形にして一体に構成し固定装置付き保持具としてもよいし、小型カメラ120と角度調節装置付き固定具1を兼用する形にして一体に構成し角度調節装置付き固定具付きカメラとしてもよい。
【0092】
また、締め付けベルト10としてベルト部10a全体が面ファスナーでできているものを示したが、ベルト部10aの一部に面ファスナーを有するものでもよいし、バックル部10bとベルト部10a全体が面ファスナーでできているものでもよい。
【0093】
また、以上に述べた説明では、圧接ゴム脚9の圧接部40の内面部は平面であるとして説明してきた。しかしながら、長尺物200の表面状態に合わせて、圧接ゴム脚9の内面の状態を変えることができる。例えば、
図14Aに示すように溝を入れてみたり、
図14Bに示すように突起を入れてみたり、
図14Cに示すように吸盤を配置してみたりしてもよい。
【0094】
また、圧接ゴム脚9の幅は、第1の実施形態で説明したものよりも、広く厚い幅となっていて、よりしっかりと固定がされる構成としてもよい。すなわち、固定する機器100の大きさや重さに対応して、圧接ゴム脚9と締め付けベルト10の幅を広くしたり厚くしたり形を変えることができる。
【0095】
また、長尺物100としてパイプや角材状部材について説明したが、これに限定されず、締め付けベルト10を巻き付けて締め付けられるものならば、長尺物と呼ぶこととする。すなわち、長尺物100としては、ハードカバーの書物のような板状のもの、人間の腕や脚や頭部、ヘルメット等も含むものとする。スキーやスキューバ・ダイビング等のスポーツの場面では、人間の腕や脚や頭部に着衣の上から、またはヘルメット等に装着できるので、たいへん便利に使用できる。
【0096】
また、角度調節装置2、18、23と圧接ゴム脚9、24と締め付けベルト10、25とは、組み合わせただけで組み立てが完了する構成を示したが、圧接ゴム脚9と締め付けベルト10をビスやリベット等で取り付けて組み立ててもよい。
【0097】
また、締め付けベルト10の係合方式については、面ファスナーを使用せず、いわゆるピン式バックルやリング式バックル等のものを用いてもよい。
【0098】
(第2の実施形態)
図15を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。
図15は、角度調節装置2と小型の三脚(固定具)42とを一体に組み合わせて、角度調節装置付き三脚(角度調節装置付き固定具)43としたものである。このように構成することにより、角度調節装置2は高さが低くコンパクトなため、持ち運びし易いもとなるし、また取り付けたカメラの向きを所定の方向に容易に調節することができるものとなる。
【0099】
なお、本実施形態では、角度調節装置2と三脚42を直接固定しているが、角度調節装置2の底部に三脚ねじ穴を設け、これを三脚ねじ軸を上部に有する三脚42を用いて、固定するように構成してもよいことは勿論である。
【0100】
(第3の実施形態)
図16を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。
図16に示すように、取り付ける機器100として、ギャラリーや博物館、販売店等で、所定の展示物やその一部、所定の商品に光を当てて注目させるようにするために使う、小型の照明ライト130に応用することができる。すなわち、天井等に設置されたカーテンレール状のガイドレール44にスライド移動可能に取り付けられたガイド基台(固定具)45と第1の実施形態で示した角度調節装置2とを一体に組み合わせたものである。そして、角度調節装置付きガイド基台(角度調節装置付き固定具)46として、照明ライト130を三脚ねじ軸11で固定するように構成している。
【0101】
図16に示すように、角度調節装置付きガイド基台46の角度調節装置2は高さが低くコンパクトなため、ガイド基台45と組み合わせても違和感のないものとなり、展示物等の鑑賞等の邪魔になることはない。しかも、照明ライト130の向きを調節して、展示物等の注目されるべき部分に向かって、正確に容易に光を当てることができるものとなる。
【0102】
なお、本実施形態では、照明ライト130を角度調節装置付き固定具1に三脚ねじ軸11で固定したが、照明ライト130と角度調節装置2に直接取り付けて、照明ライト付きの角度調節装置付きガイド基台としてもよい。また角度調節装置2とガイド基台45との間に連結部を設けて、着脱自在に固定されるように構成しても良い。
【0103】
以上のように、本発明は、カメラ等の機器の向きを左右方向および上下方向に回動させて角度調節させる角度調節装置および角度調節装置付き固定具であって、角度調節装置は、基台と、基台に対し摺動しながらティルト回動するティルト回動体と、ティルト回動体に対し摺動しながらパン回動するパン回動体と、ティルト回動体に設置されたティルト操作体およびパン操作体とを備えていて、ティルト回動は2つの弓形をなす円弧面で構成すされることにより、低くコンパクトでな形状でありながら、適度な摩擦力を得ながらのスムーズなに角度調節の操作をすることを可能としたものである。また、角度調節装置を固定具に一体に装着して、容易に長尺物等に固定ができるものとしたものである。
【0104】
なお、本発明の角度調節装置付き固定具は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。すなわち、機器の保持具と角度調節装置付き固定具を兼用する形にして一体に構成してもよいし、機器と角度調節装置付き固定具を兼用する形にして一体に構成してもよい。また例えば、上述した実施の形態においては、機器としてカメラと照明ライトに適用した例について説明しているが、これに限定されず、自転車用であれば、ヘッドランプ、テイルランプ等に適用できるし、また、携帯端末(スマートフォン等)の保持具や、ナビゲーション機器、携帯電話、警報音発生機器、レーザー発信器等の機器に適用できるものである。また、スポーツ用とか工事現場用等、いろいろな状況に適用できるものである。