(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1のロボット(100)が、それぞれのその本体(110)に動作可能に結合される第1の種類のエンドエフェクタ(120)を有し、前記第2のロボット(100)が、それぞれのその本体(110)に動作可能に結合される第2の種類のエンドエフェクタ(120)を有し、さらに、前記第1の種類のエンドエフェクタが、前記第2の種類のエンドエフェクタとは異なる、請求項1に記載のロボットシステム(300)。
前記第2のロボット(100)が、前記第1のロボット(100)とは異なるタスクを実行するように構成される、請求項1又は2に記載のロボットシステム(300)。
前記第2のロボット(100)が、前記第1のロボット(100)とは異なるサイズに形成される、請求項1から3のいずれか一項に記載のロボットシステム(300)。
前記第1のロボット(100)の前記エンドエフェクタ(120)が、それぞれのその少なくとも2つのレッグ(130)間でそれぞれのその本体(110)に動作可能に結合され、前記第2のロボット(100)の前記エンドエフェクタ(120)が、それぞれのその本体(110)にとってそれぞれのその少なくとも2つのレッグ(130)の反対側でそれぞれのその本体に動作可能に結合される、請求項1から4のいずれか一項に記載のロボットシステム(300)。
エンドエフェクタ(120)が、タスクを共同で実行するように構成され、前記第1のロボット(100)及び前記第2のロボット(100)が、前記タスクを共同で達成する目的でワークピース(330)を処理するために互いに配置される、請求項1から5のいずれか一項に記載のロボットシステム(300)。
前記エンドエフェクタ(120)が、切断工具を備え、前記第1のロボット(100)及び前記第2のロボット(100)が、前記ワークピース(330)を共同で切断するように構成される、請求項6に記載のロボットシステム(300)。
装置(330)を組み立てるための部品(322)の在庫をさらに備え、前記表面(180)が、部品の前記在庫の近傍に延伸し、前記2つ以上のロボット(100)が、選択的に部品の前記在庫から部品(322)を取得し、組み立て中の装置(330)の近傍に輸送するように構成される少なくとも1つの輸送ロボット(310)を備える、請求項1から7のいずれか一項に記載のロボットシステム(300)。
前記2つ以上のロボット(100)が、組み立て中の前記装置(330)に部品を動作可能に取り付けるために前記少なくとも1つの輸送ロボット(310)から部品(322)を選択的に受け取るように構成される少なくとも1つの取付ロボット(312)をさらに備える、請求項8に記載のロボットシステム(300)。
前記表面(180)が、ワークピース(330)を処理するために配置される前記2つ以上のロボットのロボット(100)のために構成される1つ以上の作業領域(360)を備え、
前記表面が、前記2つ以上のロボットのロボットが前記ワークピースを処理するために配置されることなく前記1つ以上の作業領域に/から移動するように構成される1つ以上の移動領域(350)を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のロボットシステム(300)。
前記少なくとも2つのフット(150)を選択的に、単独で、及び動力で平行移動させる前記ステップが、前記ロボット(100)の前記本体(110)が6つの自由度で移動されることをもたらす、請求項11に記載の方法。
前記ロボット(100)によって前記部品(322)を昇降させ、前記ワークピース(330)に対して前記部品を位置合わせするステップをさらに含み、前記部品が、航空機(332)の翼であり、前記ワークピースが、前記航空機の胴体である、請求項12に記載の方法。
前記ロボット(100)によって前記ワークピース(330)を処理するステップをさらに含み、処理する前記ステップが、前記ワークピースを切断することを含み、選択的に、単独で、及び動力で平行移動させる前記ステップが、前記ワークピースを切断するために前記ロボットを移動させることを含む、請求項12に記載の方法。
前記少なくとも2つのフット(150)を選択的に、単独で、及び動力で平行移動させる前記ステップが、前記部品(322)が前記ワークピース(330)に螺合されることをもたらし、前記少なくとも2つのフットのうちのフットのそれぞれが、平面モーターを備える、請求項11に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0010】
表面に対して移動する並列の運動学的ロボット、これを含むロボットシステム、及び関連する方法が開示される。一般に、各図においては、特定の例に含まれる可能性の高い要素が実線で示されており、特定の例にとって任意選択である要素が破線で示されている。しかしながら、実線で示されている要素は、本開示のすべての例にとって不可欠ではなく、実線で示されている要素を、本開示の範囲を逸脱することなく特定の例から省くこともできる。
【0011】
図1に概略的に示されているように、表面180に対して移動するロボット100は、本体110と、少なくとも2つのレッグ130と、少なくとも2つのフット150とを含む。レッグ130のそれぞれは、基端領域132及び先端領域134を有し、レッグの基端領域は、1つの回転自由度を有するそれぞれの本体継手136で本体110に動作可能に結合される。フット150のそれぞれは、2つの回転自由度を備えるそれぞれのフット継手138でそれぞれのレッグ130の先端領域134に動作可能に結合される。フット150のそれぞれは、2つの平行移動自由度で表面180に対して選択的に、単独で、及び動力で平行移動されるように構成される。このように、ロボット100は、フット150のそれぞれを他のフット150のそれぞれ及び表面180に対して選択的に配置することによって6つの自由度で所定の位置及び/又は回転向きに本体110を動かすように構成されてもよい。別の言い方をすれば、ロボット100は、本体110の位置及び/又は位置での向きが表面180上のフット150の相対位置に基づいて決定され得るように構成されてもよい。
【0012】
本明細書で使用される場合、用語「選択的な」及び「選択的に」は、装置の1つ以上の構成要素又は特性の動作、移動、構成、又は他の活動を修飾するとき、特定の動作、移動、構成、又は他の活動が、装置の態様(又は1つ以上の構成要素)を操作するために構成された入力の直接的又は間接的な結果であることを意味する。
【0013】
本体110は、エンドエフェクタ120に動作可能に結合されるように構成されてもよい。具体的には、本体110は、エンドエフェクタ120と本体110とを結合するように構成された1つ以上の結合構造112を含んでもよい。例えば、結合構造112は、1つ以上のボルトを受けるように構成されたボルトプラッタなどの機械的リンク機構を含んでもよいが、結合構造112の他の例は、本開示の範囲内にあり、任意の適切な結合構造112が利用されてもよい。
【0014】
本体110は、任意の適切な向きでエンドエフェクタ120に動作可能に結合されるように構成されてもよい。例えば、本体110は、概ねレッグ130の方を向く第1の面111及び概ねレッグ130から離れる方を向く第2の面113を含んでもよく、エンドエフェクタ120は、第1の面111において本体110に結合されてもよい。このような構成において、エンドエフェクタ120は、レッグ130間又は概ねレッグ130間に配置されるものとして説明され得る。さらに又はあるいは、本体110は、エンドエフェクタ120が第2の面113において本体110に結合される状態でエンドエフェクタ120に動作可能に結合されるように構成されてもよく、この場合、エンドエフェクタ120は、本体110に関してレッグ130の反対側又は概ね反対側に配置されるものとして説明され得る。
【0015】
エンドエフェクタ120は、ワークピースに接触する、ワークピースを配置する、ワークピースを操作する、及び/又はワークピースを改変するための任意の適切な工具であってもよい。例えば、エンドエフェクタ120は、溶接工具、ドリリング工具、切断工具、材料除去工具、繊維配置工具、把持工具、力トルクセンサ、工具交換装置、及び/又は昇降工具を含んでもよい。エンドエフェクタ120は、タスクを達成するためにエンドエフェクタ120を選択的に平行移動、操作、及び/又は制御するように構成されたエンドエフェクタコントローラー122を含んでもよい。
【0016】
本明細書で使用される場合、「コントローラー」は、本明細書に述べられているコントローラーの機能を実行するように構成された任意の適切な装置又は複数の装置であってもよい。例えば、コントローラーは、電子コントローラー、専用コントローラー、特殊用途コントローラー、パーソナルコンピュータ、特殊用途コンピュータ、表示装置、論理装置、記憶装置、及び/又は本開示に係るシステム及び/又は方法の態様を実施するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するのに適した非一時的なコンピュータ可読媒体を有する記憶装置のうちの1つ以上を含んでもよい。
【0017】
本体継手136のそれぞれは、本体110とレッグ130との間の単一の回転自由度を有し得る。例えば、本体継手136のそれぞれは、単軸ヒンジなどの回転継手からなっていてもよい。本体継手136は、本体110に対するレッグ130の任意の適切な範囲の回転運動を可能にし得る。例えば、本体継手136は、レッグ130が、本体110に対して少なくとも10度、少なくとも30度、少なくとも45度、少なくとも60度、少なくとも90度、少なくとも120度、少なくとも180度、少なくとも225度、少なくとも270度、270度未満、230度未満、180度未満、160度未満、100度未満、75度未満、50度未満、40度未満、及び/又は20度未満の角度範囲にわたって回転することを可能にするように構成されてもよい。一部の例において、本体継手136は、本体110の外面の周りで均等に離間されてもよい。他の例において、本体継手136は、本体110の外面の周りで不規則に離間されてもよい。
【0018】
レッグ130のそれぞれは、細長いレッグを含んでもよいし、細長いレッグであってもよい。例えば、レッグ130は、レッグ幅及びレッグ幅よりもかなり大きなレッグ長さによって特徴付けられてもよい。レッグ130のそれぞれは、同じ長さ又は少なくとも実質的に同じ長さを有してもよい。レッグ130のそれぞれは、一定長を有してもよいし、長さに関して選択的に増大及び/又は減少されるように構成されてもよい。例えば、レッグ130は、伸縮レッグ130であってもよく、及び/又はレッグ130の長さを選択的に変えるように構成された伸長構造140を含んでもよい。
【0019】
レッグ130のそれぞれは、硬質又は少なくとも実質的に硬質であってもよい。例えば、レッグ130は、一般的な動作条件下で少なくとも実質的に曲がっていない状態を保つように構成されてもよい。レッグ130のそれぞれは、少なくとも実質的に直線状であってもよい。あるいは、少なくとも1つのレッグ130は、非直線状であってもよい。例えば、
図1に概略的かつ付随的に示されているように、レッグ130は、弓形湾曲及び/又は予め形成された角度を含むレッグ形状を有してもよい。このような構成は、例えば、ロボット100が、レッグ130が、固定された対象に衝突することなく固定された対象に近接近して移動され得るように固定された対象(ワークピース及び/又はワークピースを支持する表面など)にまたがる又はこれの近傍で動作する例において有益であり得る。さらに又はあるいは、このような構成は、エンドエフェクタ120が本体110の第1の面111に結合され、これによりワークピース及びエンドエフェクタ120が概ねレッグ130間に配置される例において、エンドエフェクタ120によるワークピースの操作を容易にし得る。
【0020】
ロボット100は、少なくとも3つのレッグ130を含んでもよく、少なくとも3つのフット150を含んでもよい。例えば、
図1の点線で及び
図2〜
図4に概略的に示されているように、少なくとも2つのレッグ130は、3つのレッグ130からなっていてもよく、少なくとも2つのフット150は、3つのフット150からなっていてもよい。すなわち、ロボット100は、正確に3つのレッグ130及び正確に3つのフット150を含んでもよい。
【0021】
述べたように、フット継手138のそれぞれは、少なくとも2つの回転自由度を含み、対応する少なくとも2つの回転自由度でフット150に対するレッグ130の回転を可能にし得る。例えば、フット継手138は、表面180へのレッグ130の投影と実質的に平行なロール軸、ロール軸に対して略垂直であり、かつ表面180と略平行なピッチ軸、及び/又は表面180に対して略垂直なヨー軸を中心としたフット150に対するレッグ130の回転を可能にするように構成されてもよい。しかしながら、これは必須ではなく、少なくとも2つの回転自由度が任意の適切な非平行な回転軸に対応することが、本開示の範囲内にある。
【0022】
フット継手138は、球面継手、玉継手、ボールソケット継手、及び/又は自在継手を含んでもよい。例えば、フット継手138は、正確に3つの回転自由度を有する球面継手、玉継手、及び/又はボールソケット継手を含んでもよい。
【0023】
述べたように、フット150のそれぞれは、2つの平行移動自由度で表面180に対して選択的に、単独で、及び動力で平行移動されるように構成される。フット150は、表面180に接触又は係合するように構成された表面係合構造152を含んでもよい。例えば、フット150及び/又は表面係合構造152は、平面モーター(ソーヤモーターなど)を含んでもよく、フット150は、表面180に対してフット150を平行移動させるように構成されたフォーサを含んでもよい。さらに又はあるいは、フット150及び/又は表面係合構造152は、1つ以上のホイール(球形ホイール及び/又は電動ホイールなど)を含んでもよい。さらに又はあるいは、フット150は、自動案内ビークル(AGV)を含んでもよい。
【0024】
フット150及び/又は表面係合構造152は、フット150と表面180との間の摩擦力を最小にするためにフット150のそれぞれと表面180との間に空気のクッションを設けるように構成された空気軸受を含んでもよい。さらに又はあるいは、表面180は、フット150に接触又は係合するように構成されたフット係合構造182を含んでもよく、表面180は、フット150と表面180との間に空気のクッションを設けるように構成された空気軸受を含んでもよい。
【0025】
フット150のそれぞれは、それぞれの位置で表面180に選択的かつ取り外し可能に固定されるように構成されてもよい。例えば、フット150及び/又は表面180がフット150と表面180との間に空気のクッションを設けるように構成された空気軸受を含む例において、空気のクッションは、選択的に除去されてもよく、及び/又は、磁力などの結合力が、表面180の適所にフット150を固定するために選択的に印加されてもよい。このような機能性は、例えば、エンドエフェクタ120が動作を実行する又は荷重を受ける間に、固定された又は少なくとも実質的に固定された位置及び/又は回転向きに本体110を維持するために望ましい場合がある。
【0026】
さらに
図1に点線で概略的に示されているように、ロボット100は、本体110、レッグ130、及びフット150の1つ以上に動作可能に結合された1つ以上のセンサ160を含んでもよい。センサ160は、三次元空間の位置、三次元空間の向き、及び加速度の1つ以上を検出するように構成されてもよい。
【0027】
ロボット100は、表面180に対してフット150のそれぞれを選択的に、単独で、及び動力で平行移動させるように構成された1つ以上のロボットコントローラー170をさらに含んでもよい。
図1に概略的に示されているように、ロボットコントローラー170は、ロボット100の任意の適切な位置(本体110及び/又はフット150など)に配置されてもよい。ロボットコントローラー170は、
図1の稲妻によって概略的に示されているように無線プロトコルなどを介して及び/又は有線通信プロトコルを介してセンサ160に通信可能に結合されてもよい。このような例において、ロボットコントローラー170は、センサ160から受信したデータに少なくとも部分的に基づいて表面180に対してフット150のそれぞれを選択的に、単独で、及び動力で平行移動させるように構成されてもよい。
【0028】
さらに又はあるいは、本体110は、本体テザー114を含んでもよく、本体テザー114は、電力及び/又はコマンドを本体110に供給するように構成されてもよく、したがって、ロボットコントローラー170の代わりに及び/又はこれと協働して機能してもよい。同様に、フット150は、フットテザー154を含んでもよく、フットテザー154は、電力及び/又はコマンドをフット150に供給するように構成されてもよく、したがって、ロボットコントローラー170の代わりに及び/又はこれと協働して機能してもよい。
【0029】
さらに又はあるいは、本体110は、本体バッテリ116を含んでもよく、及び/又は、フット150は、フットバッテリ156を含んでもよく、この場合、本体バッテリ116及び/又はフットバッテリ156は、ロボット100の任意の適切な構成要素(本体110、エンドエフェクタ120、フット150、センサ160、及び/又はロボットコントローラー170など)に電力を供給するように構成されてもよい。
【0030】
例として、動作中、ロボット100は、所定の位置及び/又は回転向きにエンドエフェクタ120を動かすように構成されてもよく、エンドエフェクタ120の位置及び/又は回転向きは、表面180に対する及び互いに対するフット150のそれぞれの各位置によって一意的に決定され得る。このような例において、センサ160は、ターゲット位置及び/又はターゲット回転向きと比較されてもよい、本体110及び/又はエンドエフェクタ120の位置及び/又は回転向きを測定してもよく、その後、ロボットコントローラー170は、ターゲット位置及び/又はターゲット回転向きに本体110及びエンドエフェクタ120を動かすために1つ以上のフット150を平行移動させてもよい。
【0031】
次に
図2〜
図4を参照すると、ロボット100の例示的な非排他的な例が、示されており、200で指し示されている。適切な場合、
図1の概略図からの参照符号は、
図2〜
図4の例の対応部分を示すために使用されるが、
図2〜
図4の例は、非排他的であり、ロボット100を
図2〜
図4の図示の例に限定しない。すなわち、ロボット100は、
図2〜
図4の特定の例に限定されず、ロボット200は、
図1の概略図を参照して示され、述べられたロボット100及びその変形例の任意の数の態様、構成、特性、性質などの包含を必要とすることなく、すべてのこのような態様、構成、特性、性質などを含んでもよい。簡潔にするために、前述の各構成要素、部品、部分、態様、領域など、又はこれらの変形を、
図2〜
図4に関連して再度述べ、示し、及び/又は明示しない場合もあるが、前述の特徴、変形などを
図2〜
図4の例と共に利用し得ることは、本開示の範囲内にある。
【0032】
図2〜
図4に見られるように、ロボット200は、表面180に対して移動する本体110、3つのレッグ130、及び3つのフット150を含むロボット100の例示的な非排他的な例である。図示のように、本体110は、ボルトプラッタであって、複数のボルトがエンドエフェクタ120と本体110とを選択的に結合するために挿入され得るボルトプラッタを含む結合構造112を含む。レッグ130のそれぞれは、実質的に直線状であり、共通の一定長を有する。レッグ130のそれぞれは、単軸ヒンジの形態の本体継手136を含み、3つの回転自由度を有するボールソケット継手の形態のフット継手138を含む。フット150は、2つの平行移動自由度で表面180に対してフット150を平行移動させるように構成された平面モーターを含む。
【0033】
図2〜
図4は、フット150の相対位置に基づいて本体110によってとられ得る複数の位置及び回転向きをさらに示している。例えば、
図2〜
図3を参照すると、
図3は、本体110が、表面180への本体110の中心点の投影に関して半径方向外側にフット150のそれぞれを移動させることによって
図2に示されている構成に比べて表面180のより近くに動かされた構成を示している。さらに、
図2及び
図4を参照すると、
図4は、本体110が、
図2に示されている構成に対して表面180の上方に概ね一定の距離に維持されるが、本体110の回転向きが、フット150の相対位置を変えることによって変えられた構成を示している。
【0034】
次に
図5〜
図10を参照すると、ロボットシステム300の例示的な非排他的な例が示されている。ロボットシステム300は、ロボット100が表面180に沿って移動するために配置されるように1つ以上のロボット100及び表面180を含む。
図5及び
図6は、航空機製造との関連で利用されるロボットシステム300を示しているが、これは、非限定的な例として提供されており、ロボットシステム300が任意の適切な用途に利用され得ることは、本開示の範囲内にある。
図5において、ロボット100は、概略的に三角形として示されているが、この表現は、例示目的のためのものに過ぎず、ロボット100の特定の形態、サイズ、又は外観を表すためのものではない。
【0035】
ロボットシステム300は、複数のロボット100を含んでもよい。複数のロボット100のうちの特定のロボット100は、複数のロボット100のうちの異なるロボット100とは異なるタスクを実行するように構成されてもよく、及び/又は複数のロボット100のうちの異なるロボット100とは異なるサイズに形成されてもよい。例えば、特定のロボット100は、それぞれのその本体110に動作可能に結合される対応する種類のエンドエフェクタ120を有してもよく、異なるロボット100は、それぞれのその本体110に動作可能に結合される異なる種類のエンドエフェクタ120を有してもよい。さらに又はあるいは、特定のロボット100は、それぞれのそのレッグ130間でそれぞれのその本体110に動作可能に結合されるエンドエフェクタ120のそれぞれを有してもよく、一方、異なるロボット100は、それぞれのその本体110に関してそれぞれのそのレッグ130の反対側でその本体110に動作可能に結合されるそれぞれのエンドエフェクタ120を有してもよい。
【0036】
さらなる例として、
図5を参照すると、ロボットシステム300のロボット100は、選択的に部品322を取得し、組み立て中の装置330の近傍に輸送するように構成された少なくとも1つの輸送ロボット310を含んでもよい。本明細書で使用される場合、装置330は、さらに又はあるいは、ワークピース330と呼ばれる場合があり、ワークピース330は、1つ以上の部品322を含んでもよく、及び/又は1つ以上の部品322であってもよい。ロボットシステム300は、装置330を組み立てるための部品322の在庫320をさらに含んでもよく、この場合、表面180は、少なくとも1つの輸送ロボット310が選択的に在庫320から部品を取得し、装置330の近傍に輸送するように構成されるよう在庫320の近傍に延伸する。
【0037】
さらに又はあるいは、ロボットシステム300のロボット100は、装置330に部品322を動作可能に取り付けるために少なくとも1つの輸送ロボット310から部品322を選択的に受け取るように構成された少なくとも1つの取付ロボット312を含んでもよい。例えば、引き続き
図5を参照すると、装置330は、航空機332又はその部分を含んでもよいし、航空機332又はその部分であってもよく、部品322は、航空機332の任意の適切な構成要素(翼、エンジン、又は胴体の構成要素など)であってもよく、ロボット100は、任意の適切な部品322を支持する、輸送する、位置合わせする、機械加工する、転向させる、及び/又は取り付けるように構成されてもよい。本明細書で使用される場合、部品322は、一般に、ワークピース330の組み立てに利用される及び/又は組み立てられるワークピース330に含まれる任意の適切な構成要素を意味し得る。したがって、特定の構成要素が部品322及びワークピース330の両方として呼ばれる場合があることは、本開示の範囲内にある。例えば、
図5に示されているように、部品322は、翼の形態のワークピース330に取り付けられるエンジンの形態をとってもよく、及び/又は、部品322は、胴体の形態のワークピース330に取り付けられる翼の形態をとってもよい。
【0038】
ロボットシステム300の表面180は、ロボット100(輸送ロボット310など)が装置330を処理するために配置されることなく移動するように構成された1つ以上の移動領域350を含んでもよい。さらに又はあるいは、ロボットシステム300の表面180は、ロボット100(取付ロボット312など)が装置330を処理するために配置されるように構成された1つ以上の作業領域360を含んでもよい。移動領域350は、ロボット100(輸送ロボット310など)が作業領域360に/から移動するように構成されてもよい。
図5に示されているように、移動領域350は細長くてもよい。例えば、移動領域350は、移動領域350に沿って移動するロボット100の幅に比べて実質的に大きくない及び/又は実質的に作業領域360の寸法未満の幅を有してもよい。
【0039】
図5にさらに示されているように、ロボットシステム300は、表面180に対してロボット100のフット150を選択的に平行移動させるように構成されたシステムコントローラー356をさらに含んでもよい。システムコントローラー356は、タスクを達成するために少なくとも2つのロボット100の移動を連動させるように構成されてもよい。例えば、システムコントローラー356は、輸送ロボット310から取付ロボット312へのワークピースの移送を調整するように構成されてもよい。さらに又はあるいは、システムコントローラー356は、ロボット100が互いに又はその周囲に衝突することなく単独のタスクを達成し得るように1つ以上のロボット100の運動を監視する及び連動させるように構成されてもよい。システムコントローラー356は、任意の適切な方法で(
図5の稲妻によって概略的に示されているような無線プロトコル及び/又は有線通信プロトコルなどを介して)1つ以上のロボット100と接続されるように構成されてもよい。
【0040】
次に
図6を参照すると、ロボットシステム300のさらなる例示的で非排他的な例が示されている。
図6に示されているように、表面180は、任意の適切な構成をとってもよい。例えば、表面180は、1つ以上の水平領域342及び/又は1つ以上の垂直領域344を含んでもよい。さらに又はあるいは、表面180は、1つ以上の平面状領域346及び/又は1つ以上の湾曲領域348を含んでもよい。
図6に示されているように、表面180の平面状領域346は、水平領域342及び/若しくは垂直領域344を含んでもよいし、水平領域342及び/若しくは垂直領域344であってもよく、並びに/又は、実質的に水平若しくは垂直でない領域(水平面若しくは垂直面に対して傾けられた領域など)を含んでもよい。
【0041】
図6に示されているように、一部の例において、ロボット100は、地面に向かって吊り下げられる位置で表面180に配置されてもよい。別の言い方をすれば、ロボット100は、引力が、表面180からのロボット100の落下を防止する必要があり得るように表面180に配置されてもよい。このような引力は、任意の適切な機構(フット150と表面180との間の磁力、フット150と表面180との間の機械的リンク機構、及び/又はフット150と表面180との間の真空シールなど)によってもたらされてもよい。
【0042】
フット150及び/若しくは表面係合構造152が平面モーター(ソーヤモーターなど)を含む並びに/又はフット150が表面180に対してフット150を平行移動させるように構成されたフォーサを含む例において、ロボットシステム300の表面180は、平面モーターと共に使用するために構成されたプラテンを含んでもよいし、これであってもよい。このような例において、フット150と表面180との間の磁気引力は、高い位置でのロボット100の転向及び/又は維持を容易にし得る。さらに又はあるいは、
図5を参照すると、表面180の移動領域350又は作業領域360は、平面モーターと共に使用するために構成されたプラテンを含んでもよいし、これであってもよい。
【0043】
さらに又はあるいは、述べたように、ロボットシステム300の表面180は、ロボット100のフット150と表面180との間に空気のクッションを設けるように構成された1つ以上の空気軸受を含んでもよい。このような例において、フット150と表面180との間の空気のクッションの選択的除去は、高い位置でのロボット100の転向及び/又は維持を容易にし得る真空シールをもたらし得る。
【0044】
図6にさらに示されているように、ロボットシステム300のロボット100のエンドエフェクタ120は、本体110、レッグ130、表面180、及び/又は装置330に関して任意の適切な向きをとってもよい。例えば、述べたように、エンドエフェクタ120は、本体110に関してレッグ130の反対側に配置されてもよく、この場合、ロボット100は、ロボット100が装置330を操作するときに実質的に完全に表面180と装置330との間にあってもよい。あるいは、述べたように、エンドエフェクタ120は、レッグ130間に配置されてもよく、この場合、装置330は、ロボット100が装置330を操作するときに実質的にロボット100の本体110と表面180との間に配置されてもよい。このような構成において、装置330は、自立装置330(航空機332の翼など)であってもよい。さらに又はあるいは、
図6にさらに示されているように、装置330は、装置支持構造334(テーブル、スキャフォード、及び/又はベルトコンベヤなど)によって支持されてもよい。
【0045】
図7及び
図8の例を参照すると、ロボットシステム300は、部品322を輸送するための1つ以上のコンベヤ336を含んでもよい。このようなシステム300において、ロボット100は、部品がコンベヤに沿って移動するときに部品を処理する、操作する、又はこれに係合するなどのためにコンベヤ336の上方に動作可能に配置されるように構成されるエンドエフェクタ120を有してもよい。
図7の例において、ロボット100は、表面180の真下に垂直に配置され、そのエンドエフェクタ120は、そのレッグ130の反対側にある。このような構成において、ロボット100は、2つ以上のコンベヤ336のそれぞれに対して6つ自由度でそのエンドエフェクタ120を容易に移動させ得る。
図8の例において、ロボット100は、表面180の上方に垂直に配置されており、そのエンドエフェクタ120は、そのレッグ130の反対側でその本体110に動作可能に結合されている。このような構成において、ロボット100は、2つ以上のコンベヤ336のそれぞれに対して6つ自由度でそのエンドエフェクタ120を容易に移動させ得る。
【0046】
さらに又はあるいは、システム300の複数のロボット100の2つのロボット100は、同じ(又は同様の)タスクを実行し、これにより共同でタスクを達成するように構成されてもよい。例として、
図9は、2つのロボット100であって、それぞれが、ワークピース330を切断するように構成されたエンドエフェクタ120を有する2つのロボット100を概略的に示している。図示の例において、ロボット100は、表面180がロボット100の上方に水平に配置され、ワークピース330がロボットの真下に水平に配置された状態において表面180に動作可能に結合されている。タスクを達成するために共同で一緒に作業する2つ以上のロボット100を有するロボットシステム300の他の構成も、本開示の範囲内にある。
【0047】
図11は、本開示に係る方法の例示的な非排他的な例を示すフローチャートを概略的に提供している。
図11において、いくつかのステップは、このようなステップが任意選択であり得る又は本開示に係る方法の任意選択の種類に対応し得ることを示す点線の枠で示されている。とはいえ、本開示に係る方法のすべてが、実線の枠で示されているステップを含むことが必要なわけではない。
図11に示されている方法及びステップは、限定的なものではなく、本明細書の解説から理解されるように、他の方法(図示のステップの数を上回る又は下回るステップを有する方法を含む)及びステップは、本開示の範囲内にある。
【0048】
図11に見られるように、ロボット100を動作させる方法400は、6つの自由度で本体110を動作可能に移動させるために少なくとも1つのフット150を選択的に、単独で、及び動力で平行移動させるステップ410を含み、さらには、ロボットによってワークピース330を処理するステップ420を含んでもよい。
【0049】
平行移動させるステップ410は、表面180において2つの平行移動自由度でロボット100の少なくとも1つのフット150及び/又はすべてのフット150を平行移動させることを含んでもよく、また、少なくとも1つのフット150を同時に平行移動させること、少なくとも1つのフット150を連続して平行移動させること、及び/又はこれらの組み合わせを含んでもよい。平行移動させるステップ410は、少なくとも1つの他のフット150及び/若しくは表面180に対してフット150のそれぞれを所定のそれぞれの位置に平行移動させることを含んでもよく、並びに/又は、センサ160によって収集された情報に応答してフット150のそれぞれを平行移動させることを含んでもよい。さらに又はあるいは、平行移動させるステップ410は、所定の位置及び/又は回転向きに本体110を動かすために少なくとも1つのフット150を平行移動させることを含んでもよい。
【0050】
処理するステップ420は、ワークピース330への及び/又はよる作業を実行するためにエンドエフェクタ120を利用することを含んでもよい。例えば、処理するステップ420は、ワークピース330を組み立てる、溶接する、ドリリングする、切断する、ワークピース330から材料を除去する、ワークピース330に繊維を配置する、ワークピース330を把持する、検知する、及び/又は昇降させることを含んでもよい。処理するステップ420は、組み立て及び/又は製造(航空宇宙産業の製造)に関する作業を実行することを含んでもよい。
【0051】
平行移動させるステップ410は、ワークピース330に対して部品322を回転させるために及びワークピースに部品を平行移動させるために少なくとも1つのフットを平行移動させることを含んでもよい。例えば、
図10の例示的なシステム300を参照すると、平行移動させるステップは410、部品322がワークピース330(ねじ締め具338を有するワークピース330など)に螺合されることをもたらしてもよい。
図10に概略的に示されているように、このようなタスクは、表面180上の一点を中心にフット150を回転させながらもフット150を互いに動かすためにフット150の同時移動を連動させることによって達成されてもよい。結果として、エンドエフェクタ120及び部品322は、表面180から離れて回転され、ワークピース330に平行移動される。
【0052】
方法400は、単一のロボット100を動作させることを含んでもよく、及び/又は、1つ以上のロボット100を含んでもよいロボットシステム300を動作させることを含んでもよい。例えば、平行移動させるステップ410は、6つの自由度でそれぞれの本体110を動作可能に移動させるためにロボットシステム300の1つ以上のロボット100の少なくとも1つのフット150を選択的に、単独で、及び動力で平行移動させることを含んでもよい。同様に、処理するステップ420は、1つ以上のロボット100によって部品322及び/又はワークピース330を処理することを含んでもよく、1つ以上のロボット100によって部品322及び/若しくはワークピース330を組み立てる、溶接する、ドリリングする、切断する、部品322及び/若しくはワークピース330から材料を除去する、部品322及び/若しくはワークピース330に繊維を配置する、部品322及び/若しくはワークピース330を把持する、検知する、並びに/又は昇降させることを含んでもよい。
【0053】
例示的な非排他的な例として、処理するステップ420は、2つ以上のロボット100によって部品を昇降させること及びワークピースに対して部品を位置合わせすることを含んでもよい。一部のこのような例において、方法400は、ワークピースに部品を組み付けるステップをさらに含んでもよい。
図5は、翼の形態の部品322の例及び胴体の形態のワークピース330を示しているが、他の例も、本開示の範囲内にある。
【0054】
別の例示的な非排他的な例として、処理するステップ420は、ワークピースを切断することを含んでもよく、平行移動させるステップ410は、
図9を参照して本明細書に述べられているようにワークピースを共同で切断するために2つ以上のロボットの移動を連動させることを含んでもよい。
【0055】
本開示に係る発明の主題の例示的な非排他的な例が、以下に挙げられる付記項において説明される。
【0056】
A.表面に対して移動するロボットであって、
本体と、
少なくとも2つのレッグであって、各レッグが、基端領域及び先端領域を有し、各レッグの基端領域が、1つの回転自由度を有するそれぞれの本体継手で本体に動作可能に結合される少なくとも2つのレッグと、
少なくとも2つのフットであって、各フットが、2つの回転自由度を備えるそれぞれのフット継手で少なくとも2つのレッグのそれぞれのレッグの先端領域に動作可能に結合され、各フットが、2つの平行移動自由度で表面に対して選択的に、単独で、及び動力で平行移動されるように構成される少なくとも2つのフットと
を備えるロボット。
【0057】
A1.本体が、エンドエフェクタに動作可能に結合されるように構成される、付記項Aに記載のロボット。
【0058】
A1.1.本体が、エンドエフェクタが少なくとも2つのレッグ間に配置されるようにエンドエフェクタに動作可能に結合されるよう構成される、付記項A1に記載のロボット。
【0059】
A1.2.本体が、エンドエフェクタが本体に関して少なくとも2つのレッグの反対側に配置されるようにエンドエフェクタに動作可能に結合されるよう構成される、付記項A1からA1.1のいずれか一項に記載のロボット。
【0060】
A1.3.本体に動作可能に結合されるエンドエフェクタをさらに備える、付記項A1からA1.2のいずれか一項に記載のロボット。
【0061】
A1.3.1.エンドエフェクタが、溶接工具、ドリリング工具、切断工具、材料除去工具、繊維配置工具、把持工具、力トルクセンサ、工具交換装置、及び昇降工具の1つ以上を備える、付記項A1.3に記載のロボット。
【0062】
A2.本体継手のそれぞれが、単一の回転自由度を有する、付記項AからA1.3.1のいずれか一項に記載のロボット。
【0063】
A3.本体継手のそれぞれが、回転継手からなる、付記項AからA2のいずれか一項に記載のロボット。
【0064】
A4.本体継手が、本体の外面の周りで均等に離間される、付記項AからA3のいずれか一項に記載のロボット。
【0065】
A5.少なくとも2つのレッグの各レッグが、細長いレッグを備える、付記項AからA4のいずれか一項に記載のロボット。
【0066】
A5.1.少なくとも2つのレッグの各レッグが、同じ長さを有する、付記項A5に記載のロボット。
【0067】
A6.少なくとも2つのレッグの各レッグが、一定長を有する、付記項AからA5.1のいずれか一項に記載のロボット。
【0068】
A7.少なくとも2つのレッグの各レッグが、長さに関して選択的に増大及び減少されるように構成される、付記項AからA5のいずれか一項に記載のロボット。
【0069】
A8.少なくとも2つのレッグの各レッグが、硬質である、付記項AからA7のいずれか一項に記載のロボット。
【0070】
A9.少なくとも2つのレッグの各レッグが、少なくとも実質的に直線状である、付記項AからA8のいずれか一項に記載のロボット。
【0071】
A10.少なくとも2つのレッグの少なくとも1つのレッグが、非直線状である、付記項AからA8のいずれか一項に記載のロボット。
【0072】
A11.少なくとも2つのレッグが、3つのレッグを備え、少なくとも2つのフットが、3つのフットを備える、付記項AからA10のいずれか一項に記載のロボット。
【0073】
A12.少なくとも2つのレッグが、3つのレッグからなり、少なくとも2つのフットが、3つのフットからなる、付記項AからA10のいずれか一項に記載のロボット。
【0074】
A13.各フット継手が、正確に3つの回転自由度を有する、付記項AからA12のいずれか一項に記載のロボット。
【0075】
A14.各フット継手が、球面継手、玉継手、ボールソケット継手、又は自在継手の1つを備える、付記項AからA13のいずれか一項に記載のロボット。
【0076】
A15.少なくとも2つのフットの各フットが、平面モーターを備える、付記項AからA14のいずれか一項に記載のロボット。
【0077】
A16.少なくとも2つのフットの各フットが、1つ以上のホイールを、任意選択で球形ホイールを、任意選択で電動ホイールを備える、付記項AからA15のいずれか一項に記載のロボット。
【0078】
A17.少なくとも2つのフットの各フットが、各フットと表面との間に空気のクッションを設けるように構成される1つ以上の空気軸受を備える、付記項AからA16のいずれか一項に記載のロボット。
【0079】
A18.少なくとも2つのフットの各フットが、それぞれの位置で表面に選択的かつ取り外し可能に固定されるように構成される、付記項AからA17のいずれか一項に記載のロボット。
【0080】
A19.少なくとも2つのフットの各フットが、自動案内ビークル(AGV)を備える、付記項AからA18のいずれか一項に記載のロボット。
【0081】
A20.本体、少なくとも2つのレッグ、及び少なくとも2つのフットの1種類以上に動作可能に結合される1つ以上のセンサをさらに備え、1つ以上のセンサが、三次元空間の位置、三次元空間の向き、及び加速度の1つ以上を検出するように構成される、付記項AからA19のいずれか一項に記載のロボット。
【0082】
A21.表面に対して少なくとも2つのフットの各フットを選択的に、単独で、及び動力で平行移動させるように構成されるロボットコントローラーをさらに備える、付記項AからA20のいずれか一項に記載のロボット。
【0083】
A21.1.ロボットコントローラーが、1つ以上のセンサに通信可能に結合され、ロボットコントローラーが、1つ以上のセンサから受信したデータに少なくとも部分的に基づいて表面に対して少なくとも2つのフットの各フットを選択的に、単独で、及び動力で平行移動させるように構成される、付記項A20に従属する場合の、付記項A21に記載のロボット。
【0084】
A22.任意選択では製造環境における、付記項AからA21.1のいずれか一項に記載のロボットの使用。
【0085】
B.付記項AからA21.1のいずれか一項に記載の1つ以上のロボット、及び
表面であって、1つ以上のロボットが、表面に沿って移動するために配置される表面
を備えるロボットシステム。
【0086】
B1.1つ以上のロボットが、少なくとも第1のロボット及び第2のロボットを備える2つ以上のロボットを備える、付記項Bに記載のロボットシステム。
【0087】
B1.1.第1のロボットが、それぞれのその本体に動作可能に結合される第1の種類のエンドエフェクタを有し、第2のロボットが、それぞれのその本体に動作可能に結合される第2の種類のエンドエフェクタを有し、さらに、第1の種類のエンドエフェクタが、第2の種類のエンドエフェクタとは異なる、付記項B1に記載のロボットシステム。
【0088】
B1.2.第2のロボットが、第1のロボットとは異なるタスクを実行するように構成される、付記項B1からB1.1のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0089】
B1.3.第2のロボットが、第1のロボットとは異なるサイズに形成される、付記項B1からB1.2のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0090】
B1.4.第1のロボットが、それぞれのその少なくとも2つのレッグ間でそれぞれのその本体に動作可能に結合されるそれぞれのエンドエフェクタを有し、第2のロボットが、それぞれのその本体にとってそれぞれのその少なくとも2つのレッグの反対側でそれぞれのその本体に動作可能に結合されるそれぞれのエンドエフェクタを有する、付記項B1からB1.3のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0091】
B1.5.第1のロボット及び第2のロボットがそれぞれ、それぞれのその本体に動作可能に結合されるエンドエフェクタを有し、エンドエフェクタが、タスクを共同で実行するように構成され、第1のロボット及び第2のロボットが、タスクを共同で達成する目的でワークピースを処理するために互いに配置される、付記項B1のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0092】
B1.5.1.エンドエフェクタが、切断工具を備え、第1のロボット及び第2のロボットが、ワークピースを共同で切断するように構成される、付記項B1.5に記載のロボットシステム。
【0093】
B2.1つ以上のロボットが、選択的に部品を取得し、組み立て中の装置の近傍に輸送するように構成される少なくとも1つの輸送ロボットを備える、付記項BからB1.5.1のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0094】
B2.1.装置を組み立てるための部品の在庫をさらに備え、表面が、部品の在庫の近傍に延伸し、少なくとも1つの輸送ロボットが、選択的に部品の在庫から部品を取得し、組み立て中の装置の近傍に輸送するように構成される、付記項B2に記載のロボットシステム。
【0095】
B2.2.1つ以上のロボットが、組み立て中の装置に部品を動作可能に取り付けるために少なくとも1つの輸送ロボットから部品を選択的に受け取るように構成される少なくとも1つの取付ロボットをさらに備える、付記項B2からB2.1のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0096】
B3.表面が、1つ以上の水平領域を備える、付記項BからB2.2のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0097】
B4.表面が、1つ以上の垂直領域を備える、付記項BからB3のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0098】
B5.表面が、1つ以上の平面状領域を備える、付記項BからB4のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0099】
B6.表面が、1つ以上の湾曲領域を備える、付記項BからB5のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0100】
B7.表面が、1つ以上のロボットのうちの一のロボットがワークピースを処理するために配置されるように構成される1つ以上の作業領域を備える、付記項BからB6のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0101】
B8.表面が、1つ以上のロボットのうちの一のロボットがワークピースを処理するために配置されることなく移動するように構成される1つ以上の移動領域を備える、付記項BからB7のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0102】
B8.1.1つ以上の移動領域が、1つ以上のロボットのうちの一のロボットが1つ以上の作業領域に/から移動するように構成される、付記項B7に従属する場合の、付記項B8に記載のロボットシステム。
【0103】
B8.2.1つ以上の移動領域が細長い、付記項B8からB8.1のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0104】
B9.部品を輸送する1つ以上のコンベヤをさらに備え、1つ以上のロボットが、第1のロボットの本体に動作可能に結合されるエンドエフェクタを有する第1のロボットを備え、エンドエフェクタが、1つ以上のコンベヤの上方に動作可能に配置されるように構成される、付記項BからB8.2のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0105】
B9.1.エンドエフェクタが、第1のロボットの少なくとも2つのレッグ間で第1のロボットの本体に動作可能に結合され、1つ以上のコンベヤの少なくとも1つが、第1のロボットの少なくとも2つのレッグ間かつ第1のロボットの本体の真下に延伸する、付記項B9に記載のロボットシステム。
【0106】
B9.1.1.1つ以上のコンベヤが、2つ以上のコンベヤを備え、エンドエフェクタが、2つ以上のコンベヤのそれぞれの上方に動作可能に配置されるように構成される、付記項B9.1に記載のロボットシステム。
【0107】
B9.2.エンドエフェクタが、第1のロボットの本体に関して少なくとも2つのレッグの反対側で第1のロボットの本体に動作可能に結合され、第1のロボットが、表面の真下に垂直に配置され、1つ以上のコンベヤが、第1のロボットの真下に水平に配置される、付記項B9に記載のロボットシステム。
【0108】
B9.2.1.1つ以上のコンベヤが、2つ以上のコンベヤを備え、エンドエフェクタが、2つ以上のコンベヤのそれぞれの上方に動作可能に配置されるように構成される、付記項B9.2に記載のロボットシステム。
【0109】
B10.表面が、平面モーターと共に使用するために構成されるプラテンである、付記項BからB9.2.1のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0110】
B11.表面が、1つ以上のロボットのフットと表面との間に空気のクッションを設けるように構成される1つ以上の空気軸受を備える、付記項BからB10のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0111】
B12.表面に対して1つ以上のロボットのフットを選択的に平行移動させるように構成されたシステムコントローラーをさらに備える、付記項BからB11のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0112】
B12.1.1つ以上のロボットが、少なくとも2つのロボットを備え、システムコントローラーが、タスクを達成するために少なくとも2つのロボットの移動を連動させるように構成される、付記項B12に記載のロボットシステム。
【0113】
B13.任意選択では製造環境における、付記項BからB13.1のいずれか一項に記載のロボットシステム。
【0114】
C.付記項AからA21.1のいずれか一項に記載のロボットを動作させる方法であって、6つの自由度で本体を動作可能に移動させるために少なくとも2つのフットの少なくとも1つのフットを選択的に、単独で、及び動力で平行移動させるステップを含む方法。
【0115】
C1.ロボットによってワークピースを処理するステップをさらに含む、付記項Cに記載の方法。
【0116】
C1.1.処理するステップが、ワークピースを組み立てる、溶接する、ドリリングする、切断する、ワークピースから材料を除去する、ワークピースに繊維を配置する、ワークピースを把持する、検知する、及び昇降させることの1つ以上を含む、付記項C1に記載の方法。
【0117】
C1.2.選択的に、単独で、及び動力で平行移動させるステップが、対象に対してワークピースを回転させるために及び対象にワークピースを平行移動させるために少なくとも1つのフットを平行移動させることを含む、付記項C1からC1.1のいずれか一項に記載の方法。
【0118】
C1.2.1.少なくとも1つのフットを選択的に、単独で、及び動力で平行移動させることが、ワークピースが対象に螺合されることをもたらす、付記項C1.2に記載の方法。
【0119】
C1.3.ロボットが、本体に結合されるエンドエフェクタを備え、処理するステップが、2つ以上のコンベヤに対してエンドエフェクタを動作可能に配置することを含む、付記項C1からC1.1のいずれか一項に記載の方法。
【0120】
D.付記項BからB12.1のいずれか一項に記載のロボットシステムを動作させる方法であって、1つ以上のロボットが、2つ以上のロボットを備え、方法が、6つの自由度で2つ以上のロボットのそれぞれの本体を動作可能に移動させるために2つ以上のロボットのそれぞれの少なくとも1つのフットを選択的に、単独で、及び動力で平行移動させるステップを含む方法。
【0121】
D1.2つ以上のロボットによってワークピースを処理するステップをさらに含む、付記項Dに記載の方法。
【0122】
D1.1.処理するステップが、ワークピースを組み立てる、溶接する、ドリリングする、切断する、ワークピースから材料を除去する、ワークピースに繊維を配置する、ワークピースを把持する、検知する、及び昇降させることの1つ以上を含む、付記項D1に記載の方法。
【0123】
D1.2.ワークピースが、第2のワークピースの組み立てに利用される部品であり、処理するステップが、2つ以上のロボットによって部品を昇降し、第2のワークピースに対して部品を位置合わせすることを含む、付記項D1からD1.1のいずれか一項に記載の方法。
【0124】
D1.2.1.処理するステップが、第2のワークピースに部品を組み付けることをさらに含む、付記項D1.2に記載の方法。
【0125】
D1.2.2.部品が、航空機の翼であり、第2のワークピースが、航空機の胴体である、付記項D1.2からD1.2.1のいずれか一項に記載の方法。
【0126】
D1.3.処理するステップが、ワークピースを切断することを含み、選択的に、単独で、及び動力で平行移動させるステップが、ワークピースを共同で切断するために2つ以上のロボットの移動を連動させることを含む、付記項D1からD1.1のいずれか一項に記載の方法。
【0127】
さらに、本開示は、以下の付記項に係る実施形態を含む。
【0128】
1.ロボットシステムであって、
表面と、
少なくとも第1のロボット及び第2のロボットを備える2つ以上のロボットであって、第1のロボット及び第2のロボットのそれぞれが、
本体、
本体に動作可能に結合されるエンドエフェクタ、
少なくとも2つのレッグであって、各レッグが、基端領域及び先端領域を有し、各レッグの基端領域が、1つの回転自由度を有するそれぞれの本体継手で本体に動作可能に結合される少なくとも2つのレッグ、並びに
少なくとも2つのフットであって、各フットが、2つの回転自由度を備えるそれぞれのフット継手でそれぞれのレッグの先端領域に動作可能に結合され、各フットが、2つの平行移動自由度で表面に対して選択的に、単独で、及び動力で平行移動されるように構成される少なくとも2つのフット
を備える2つ以上のロボットと、
表面に対して2つ以上のロボットのフットを選択的に平行移動させるシステムコントローラーであって、タスクを達成するために2つ以上のロボットの移動を連動させるように構成されるシステムコントローラーと
を備えるロボットシステム。
【0129】
2.第1のロボットが、それぞれのその本体に動作可能に結合される第1の種類のエンドエフェクタを有し、第2のロボットが、それぞれのその本体に動作可能に結合される第2の種類のエンドエフェクタを有し、さらに、第1の種類のエンドエフェクタが、第2の種類のエンドエフェクタとは異なる、項1に記載のロボットシステム。
【0130】
3.第2のロボットが、第1のロボットとは異なるタスクを実行するように構成される、項1に記載のロボットシステム。
【0131】
4.第2のロボットが、第1のロボットとは異なるサイズに形成される、項1に記載のロボットシステム。
【0132】
5.第1のロボットのエンドエフェクタが、それぞれのその少なくとも2つのレッグ間でそれぞれのその本体に動作可能に結合され、第2のロボットのエンドエフェクタが、それぞれのその本体にとってそれぞれのその少なくとも2つのレッグの反対側でそれぞれのその本体に動作可能に結合される、項1に記載のロボットシステム。
【0133】
6.エンドエフェクタが、タスクを共同で実行するように構成され、第1のロボット及び第2のロボットが、タスクを共同で達成する目的でワークピースを処理するために互いに配置される、項1に記載のロボットシステム。
【0134】
7.エンドエフェクタが、切断工具を備え、第1のロボット及び第2のロボットが、ワークピースを共同で切断するように構成される、項6に記載のロボットシステム。
【0135】
8.装置を組み立てるための部品の在庫をさらに備え、表面が、部品の在庫の近傍に延伸し、2つ以上のロボットが、選択的に部品の在庫から部品を取得し、組み立て中の装置の近傍に輸送するように構成される少なくとも1つの輸送ロボットを備える、項1に記載のロボットシステム。
【0136】
9.2つ以上のロボットが、組み立て中の装置に部品を動作可能に取り付けるために少なくとも1つの輸送ロボットから部品を選択的に受け取るように構成される少なくとも1つの取付ロボットをさらに備える、項8に記載のロボットシステム。
【0137】
10.表面が、2つ以上のロボットのうちの一のロボットがワークピースを処理するために配置されるように構成される1つ以上の作業領域を備え、表面が、2つ以上のロボットのうちの一のロボットがワークピースを処理するために配置されることなく1つ以上の作業領域に/から移動するように構成される1つ以上の移動領域を備える、項1に記載のロボットシステム。
【0138】
11.項1に記載のロボットシステムを動作させる方法であって、
6つの自由度で2つ以上のロボットのそれぞれの本体を動作可能に移動させるために2つ以上のロボットのそれぞれの少なくとも1つのフットを選択的に、単独で、及び動力で平行移動させるステップ、並びに
2つ以上のロボットによってワークピースを処理するステップ
を含む方法。
【0139】
12.ワークピースが、第2のワークピースの組み立てに利用される部品であり、処理するステップが、2つ以上のロボットによって部品を昇降し、第2のワークピースに対して部品を位置合わせすることを含み、部品が、航空機の翼であり、第2のワークピースが、航空機の胴体である、項11に記載の方法。
【0140】
13.処理するステップが、ワークピースを切断することを含み、選択的に、単独で、及び動力で平行移動させるステップが、ワークピースを共同で切断するために2つ以上のロボットの移動を連動させることを含む、項11に記載の方法。
【0141】
14.ロボットシステムであって、
表面と、
表面に対して部品を輸送する1つ以上のコンベヤと、
ロボットであって、
本体、
本体に動作可能に結合されるエンドエフェクタであって、1つ以上のコンベヤの上方に動作可能に配置されるように構成されるエンドエフェクタ、
少なくとも2つのレッグであって、各レッグが、基端領域及び先端領域を有し、各レッグの基端領域が、1つの回転自由度を有するそれぞれの本体継手で本体に動作可能に結合される少なくとも2つのレッグ、並びに
少なくとも2つのフットであって、各フットが、2つの回転自由度を備えるそれぞれのフット継手でそれぞれのレッグの先端領域に動作可能に結合され、各フットが、2つの平行移動自由度で表面に対して選択的に、単独で、及び動力で平行移動されるように構成される少なくとも2つのフット
を備えるロボットと、
を備えるロボットシステム。
【0142】
15.エンドエフェクタが、ロボットの少なくとも2つのレッグ間でロボットの本体に動作可能に結合され、1つ以上のコンベヤの少なくとも1つが、ロボットの少なくとも2つのレッグ間かつロボットの本体の真下に延伸する、項14に記載のロボットシステム。
【0143】
16.1つ以上のコンベヤが、2つ以上のコンベヤを備え、エンドエフェクタが、2つ以上のコンベヤの上方に動作可能に配置されるように構成される、項15に記載のロボットシステム。
【0144】
17.エンドエフェクタが、本体に関して少なくとも2つのレッグの反対側でロボットの本体に動作可能に結合され、ロボットが、表面の真下に垂直に配置され、1つ以上のコンベヤが、ロボットの真下に水平に配置される、項14に記載のロボットシステム。
【0145】
18.ロボットを動作させる方法であって、該ロボットが、
本体と、
少なくとも2つのレッグであって、各レッグが、基端領域及び先端領域を有し、各レッグの基端領域が、1つの回転自由度を有するそれぞれの本体継手で本体に動作可能に結合される少なくとも2つのレッグと、
少なくとも2つのフットであって、各フットが、2つの回転自由度を備えるそれぞれのフット継手で少なくとも2つのレッグのそれぞれのレッグの先端領域に動作可能に結合され、各フットが、2つの平行移動自由度で表面に対して選択的に、単独で、及び動力で平行移動されるように構成される少なくとも2つのフットと
を備え、
方法が、ロボットによって部品を把持すること、及び、
ワークピースに対して部品を回転させるために及びワークピースに部品を平行移動させるために少なくとも2つのフットを選択的に、単独で、及び動力で平行移動させること
を含む方法。
【0146】
19.少なくとも2つのフットを選択的に、単独で、及び動力で平行移動させることが、部品がワークピースに螺合されることをもたらす、項18に記載の方法。
【0147】
20.少なくとも2つのフットの各フットが、平面モーターを備える、項19に記載の方法。
【0148】
本明細書で使用される場合、用語「適合された(adapted)」及び「構成された(configured)」は、要素、構成要素、又は他の主題が、特定の機能を果たすように設計され、かつ/又は意図されていることを意味する。したがって、用語「適合された」及び「構成された」の使用は、特定の要素、構成要素、又は他の主題が、単に、特定の機能を果たす「能力を有する」ことを意味するものと解釈すべきではなく、当該要素、構成要素、及び/又は他の主題が、当該機能を果たす目的のために特に選択され、形成され、実施され、利用され、プログラムされ、かつ/又は設計されることを意味するものと解釈すべきである。また、特定の機能を果たすように適合されているものとして記載されている要素、構成要素、及び/又は他の記載の主題は、さらに又はあるいは、当該機能を果たすように構成されているものとして記載することもでき、逆もまた同様であることも本開示の範囲内にある。同様に、特定の機能を果たすように構成されているものとして記載されている主題は、さらに又はあるいは、当該機能を果たすように動作するものとして記載することもできる。
【0149】
装置及びシステムの様々な開示の要素、並びに本明細書に開示されている方法のステップは、本開示に係るすべての装置、システム、及び方法に必要とされるわけではなく、本開示は、本明細書に開示されている様々な要素及びステップのすべての新規の非自明な組み合わせ及び部分的組み合わせを含む。さらに、本明細書に開示されている様々な要素及びステップのうちの1つ以上が、開示の装置、システム、又は方法の全体から分離された、別個の独立した発明の主題を規定し得る。したがって、このような発明の主題は、本明細書に明示的に開示されている特定の装置、システム、及び方法に関連付けられる必要はなく、このような発明の主題は、本明細書に明示的に開示されていない装置、システム、及び/又は方法において有用性を見出し得る。