(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されない。図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示している。
【0015】
図1及び
図2を参照して、本発明の実施形態に係る電力システム100について説明する。
図1は、電力システム100を示す図である。
図2は、照明システム200を示す図である。
図1に示すように、電力システム100は、所定の施設内の電力に関するシステムである。施設は、例えば、住宅のような建造物、ビル、工場、又は駅である。本実施形態において、電力システム100は、住宅内の電力に関するシステムである。また、本実施形態において、電力システム100は、照明システム200と、分電盤7と、複数の家電8と、通信端末9とを備える。
【0016】
照明システム200は、システム制御装置1と、ルーター2と、照明制御装置3と、複数の照明器具6とを備える。ルーター2は、例えばホームネットワークに含まれる。ホームネットワークは、例えば、家庭内に構築された通信システムのLAN(Local Area Network)環境のことを示す。本実施形態において、ルーター2は、無線通信を介して、照明制御装置3、分電盤7、及び通信端末9の各々と接続する。なお、ルーター2は、有線通信を介して、照明制御装置3、分電盤7、及び通信端末9の各々と接続してもよい。
【0017】
システム制御装置1は、例えば、所定のネットワークに接続することが可能な端末である。本実施形態において、システム制御装置1は、ルーター2を含むホームネットワークに接続されている。システム制御装置1は、照明器具6の制御情報を示す第1制御信号及び/又は家電8の制御情報を示す家電用制御信号を生成する。具体的には、システム制御装置1は、第1通信プロトコルに準拠した通信を実行する。従って、システム制御装置1は、第1通信プロトコルに準拠した信号形式を有する第1制御信号及び/又は家電用制御信号を生成する。
【0018】
システム制御装置1は、例えば、HEMS(Home Energy Management System)コントローラーとして機能する。本実施形態において、システム制御装置1は、ルーター2を介して照明制御装置3、分電盤7、及び/又は通信端末9と接続する。
【0019】
照明制御装置3は、単数又は複数の照明器具6を制御可能である。従って、照明制御装置3は、単数又は複数の照明器具6を制御する。照明制御装置3は、信号変換ユニット4と、複数の照明制御ユニット5とを含む。信号変換ユニット4は、照明制御ユニット5の各々に接続可能である。従って、信号変換ユニット4は、照明制御ユニット5の各々に接続する。本実施形態では、信号変換ユニット4と照明制御ユニット5とは有線接続される。なお、照明制御装置3は単数の照明制御ユニット5を含んでいてもよい。
【0020】
図2に示すように、信号変換ユニット4は、第1通信部41と、制御ユニットCUと、報知部43と、センサー44と、入力部45と、時計部46と、第1記憶部47とを備える。制御ユニットCUは、変換部42aと、第1制御部42bとを含む。第1通信部41は「通信部」の一例に相当する。第1記憶部47は「記憶部」の一例に相当する。第1制御部42bは「制御部」の一例に相当する。
【0021】
第1通信部41は、システム制御装置1から、ルーター2を介して第1制御信号を受信する。すなわち、第1通信部41は、無線通信を介して第1制御信号を受信する。変換部42aは、第1制御信号を照明制御ユニット5が認識可能な第2制御信号に変換する。具体的には、照明制御ユニット5は、第1通信プロトコルと異なる第2通信プロトコルに準拠した通信を実行する。従って、変換部42aは、第1制御信号を、第2通信プロトコルに準拠した信号形式を有する第2制御信号に変換する。そして、第1通信部41は、第2制御信号を照明制御ユニット5に送信する。
【0022】
照明制御ユニット5は、単数又は複数の照明器具6を制御可能である。従って、照明制御ユニット5は、単数又は複数の照明器具6を制御する。具体的には、照明制御ユニット5は、例えば、単数又は複数の照明器具6調色及び/又は調光を制御する。照明制御ユニット5は、例えば、照明器具6の状態を点灯状態と消灯状態との間で切り替える。照明制御ユニット5は、第2通信部51と、第2制御部52と、操作部53と、第2記憶部54とを含む。第2通信部51は、信号変換ユニット4から、有線通信を介して第2制御信号を受信する。第2制御部52は、第2制御信号に従って、複数の照明器具6を制御する。
【0023】
照明器具6は、例えば、ダウンライト又は間接照明である。照明器具6は、第2制御部52に従って点灯する。
【0024】
分電盤7は、例えば、分岐回路、通信機器、及び制御部を備える。分電盤7の分岐回路は、システム制御装置1、ルーター2、信号変換ユニット4、照明制御ユニット5、及び複数の家電8の各々に外部電力を供給する。照明器具6には、照明制御ユニット5を介して外部電力が供給される。分電盤7の通信機器は、システム制御装置1から、ルーター2を介して家電8の制御情報を示す家電用制御信号を受信する。そして、分電盤7の制御部は、家電用制御信号に従って、家電8を制御する。
【0025】
家電8は、例えば、空調機器(エアコン)、テレビ、又は冷蔵庫である。家電8は、分電盤7の制御部に従って動作する。
【0026】
通信端末9は、例えば、ユーザーが操作可能なコンピューターである。具体的には、通信端末9は、例えば、スマートフォン、タブレットコンピューター、又はパーソナルコンピューターのような移動型のコンピューターである。通信端末9は、例えばルーター2に接続する。従って、通信端末9は、ルーター2を介して、システム制御装置1、照明制御装置3及び/又は分電盤7と接続できる。
【0027】
通信端末9は、例えば、ルーター2を介して、第1制御信号及び/又は家電用制御信号を生成するようにシステム制御装置1を制御してもよい。この場合、システム制御装置1は、通信端末9に従って第1制御信号及び/又は家電用制御信号を生成する。また、通信端末9は、例えば、照明器具6の制御情報を示す第1制御信号又は家電8の制御情報を示す家電用制御信号を生成してもよい。そして、通信端末9は、システム制御装置1を介することなく、ルーター2を介して第1制御信号を信号変換ユニット4の第1通信部41に送信してもよい。また、通信端末9は、システム制御装置1を介することなく、ルーター2を介して家電用制御信号を分電盤7に送信してもよい。さらに、通信端末9は、例えば、照明器具6の制御情報を示す第2制御信号を生成してもよい。この場合、通信端末9は、ルーター2を介して信号変換ユニット4の第1通信部41に第2制御信号を送信する。そして、信号変換ユニット4の第1通信部41は、第2制御信号を照明制御ユニット5に転送する。
【0028】
電力システム100の外部の通信端末10は、外部ネットワーク11を介してルーター2と接続する。通信端末10は、例えば、ユーザーが操作可能なコンピューターである。具体的には、外部の通信端末10は、例えば、スマートフォン、タブレットコンピューター、又はパーソナルコンピューターのような移動型のコンピューターである。また、外部ネットワーク11は、例えばインターネット及びLANを含む。
【0029】
通信端末10は、例えば、外部ネットワーク11及びルーター2を介して、第1制御信号及び/又は家電用制御信号を生成するように、システム制御装置1を制御する。また、通信端末10は、例えば、第1制御信号及び/又は家電用制御信号を生成してもよい。そして、通信端末10は、システム制御装置1を介することなく、外部ネットワーク11及びルーター2を介して信号変換ユニット4に第1制御信号を送信してもよい。また、通信端末10は、システム制御装置1を介することなく、外部ネットワーク11及びルーター2を介して分電盤7に家電用制御信号を送信してもよい。
【0030】
以上、
図1及び
図2を参照して説明したように、本実施形態によれば、信号変換ユニット4は、照明器具6の制御情報を示す第1制御信号を、複数の照明器具6を制御可能な照明制御ユニット5が認識可能な第2制御信号に変換する。従って、複数の照明器具ごとに信号変換ユニットを設けることなく、複数の照明器具6を制御できる。その結果、コストを減少できる。
【0031】
また、本実施形態によれば、通信端末9は、第1制御信号を生成し、第1制御信号を信号変換ユニット4に送信する。従って、システム制御装置1を介さず、ユーザーが直接的に照明器具6を制御できる。
【0032】
さらに、本実施形態によれば、通信端末9は、第1制御信号を生成するようにシステム制御装置1を制御する。従って、ユーザーは、通信端末9を操作することによって照明器具6を制御できる。例えば、通信端末9が日常的にユーザーに使用されるスマートフォンである場合、ユーザーは、日常的な操作と同様に通信端末9を操作することによって、第1制御信号を生成するようにシステム制御装置1を制御することができる。その結果、ユーザーにとっての利便性が高くなる。
【0033】
さらに、本実施形態によれば、通信端末9は、システム制御装置1を介することなく、第1制御信号を信号変換ユニット4に送信することができる。従って、ユーザーは、システム制御装置1を操作することなく、通信端末9を操作することで、照明器具6を制御できる。その結果、ルーター2の電波が通信端末9に届く限り、ユーザーは、通信端末9を操作することによってシステム制御装置1が設置された場所以外でも照明器具6を制御できる。
【0034】
さらに、本実施形態によれば、第1通信部41は、無線通信を介して第1制御信号を受信する。従って、第1通信部41は、配線を介することなくシステム制御装置1に接続することができる。その結果、信号変換ユニット4とシステム制御装置1とを接続するための配線施工が不要であり、コストをさらに減少できる。
【0035】
さらに、本実施形態によれば、信号変換ユニット4は、第1制御信号を照明制御ユニット5が認識可能な第2制御信号に変換する。従って、照明器具6が第1制御信号を認識できない場合であっても、システム制御装置1は、信号変換ユニット4を介して照明器具6を制御することができる。その結果、既に施設に設置された照明器具6が第1制御信号を認識できない場合であっても、システム制御装置1に照明器具6を制御させることができる。
【0036】
さらに、本実施形態によれば、電力システム100の外部の通信端末10は、外部ネットワーク11及びルーター2を介して、第1制御信号及び/又は家電用制御信号を生成するように、システム制御装置1を制御する。従って、信号変換ユニット4は、施設から離れた場所にいるユーザーからの指示に従って、第1制御信号を第2制御信号に変換することができる。
【0037】
さらに、本実施形態によれば、電力システム100の外部の通信端末10は、第1制御信号を生成し、信号変換ユニット4に第1制御信号を送信することができる。従って、信号変換ユニット4は、施設から離れた場所にいるユーザーからの指示に従って、第1制御信号を第2制御信号に変換することができる。
【0038】
なお、信号変換ユニット4の第1通信部41は、例えば通信インターフェースである。制御ユニットCUは、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。第1記憶部47は、記憶装置を含み、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。具体的には、第1記憶部47は、半導体メモリーのような主記憶装置と、半導体メモリー及び/又はハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。制御ユニットCUのプロセッサーは、第1記憶部47の記憶装置が記憶しているコンピュータープログラムを実行して、変換部42a及び第1制御部42bとして機能する。なお、第1制御部42bについては後述する。また、制御ユニットCUのプロセッサーは、第1記憶部47の記憶装置が記憶しているコンピュータープログラムを実行して、信号変換ユニット4の各構成を制御する。
【0039】
また、照明制御ユニット5の第2制御部52は、CPUのようなプロセッサーを含む。第2記憶部54は、記憶装置を含み、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。具体的には、第2記憶部54は、半導体メモリーのような主記憶装置と、半導体メモリー及び/又はハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。第2制御部52のプロセッサーは、第2記憶部54の記憶装置が記憶しているコンピュータープログラムを実行して、照明制御ユニット5の各構成を制御する。
【0040】
次に、
図2を参照して、照明システム200について詳細に説明する。システム制御装置1は、例えば、固定端末である。例えば、システム制御装置1は、ユーザーの指示に従って第1制御信号を生成する。また、例えば、システム制御装置1は、時刻に合わせて第1制御信号を生成する。さらに、例えば、システム制御装置1は、検知部を含み、検知部が施設内にいる人間を検知することに応じて第1制御信号を生成する。システム制御装置1が生成する第1制御信号は、たとえば、ECHONET Lite(登録商標)などの通信プロトコルに従った信号である。ECHONET Liteは、施設内の有線又は無線等を利用したネットワークの規格である。
【0041】
第1制御信号は、照明器具6の制御情報を示す。照明器具6の制御情報は、例えば、照明器具6の点灯、消灯、光量、及び/又は光色(例えば、相関色温度)を示す。また、システム制御装置1は、照明器具6の制御情報として、「シーン」を指示してもよい。システム制御装置1は、複数の「シーン」を記憶する。各「シーン」には、複数の照明器具6の点灯状態が記憶されている。システム制御装置1は、複数の「シーン」のうちから時刻に合わせた「シーン」を選択する。そして、選択された「シーン」の点灯状態を複数の照明器具6が再現するように、システム制御装置1は光量及び/又は光色を示す第1制御信号を生成する。
【0042】
信号変換ユニット4の変換部42aは、例えば、ECHONET Liteなどの通信プロトコルに従った第1制御信号を、照明制御ユニット5が認識可能なプロトコルに従った第2制御信号に変換する。従って、第1制御信号と同様に、第2制御信号は、照明器具6の制御情報を示す。すなわち、第2制御信号が示す照明器具6の制御情報は、例えば、照明器具6の点灯、消灯、光量、及び/又は光色(例えば、相関色温度)を示す。
【0043】
報知部43は、信号変換ユニット4の通電状態及び/又は通信状態を報知する。報知部43は、例えば、LEDのような照明素子である。例えば、信号変換ユニット4が通電しているとき、報知部43は点灯する。また、例えば、信号変換ユニット4がルーター2又は照明制御ユニット5と通信可能な状態であるとき、報知部43は点灯する。ここで、報知部43は、点滅することによって信号変換ユニット4の通電状態及び/又は通信状態を報知してもよい。また、報知部43は、信号変換ユニット4の通電状態及び非通電状態、並びに信号変換ユニット4の通信状態に応じて異なる色で点灯することによって信号変換ユニット4の通電状態及び/又は通信状態を報知してもよい。
【0044】
センサー44は、信号変換ユニット4の周囲環境の変化又は赤外線を検知する。センサー44は、例えば、人感センサー、照度センサー、又は生体認証センサーである。人感センサーは、人又は動物などが放射する赤外線を検知する。照度センサーは、周囲環境の明るさを検知する。生体認証センサーは、指紋又は虹彩のような身体的特徴を検知する。例えば、センサー44は、照明制御装置3が設置された室内に入室したユーザーを検知する。
【0045】
変換部42aは、センサー44の検知信号に基づいて、照明器具6の制御情報を示す第4制御信号を生成する。具体的には、第4制御信号は、第2通信プロトコルに準拠した信号形式を有する。そして、第1通信部41は、照明制御ユニット5に第4制御信号を送信する。照明制御ユニット5の第2通信部51は、第4制御信号を受信する。第2制御部52は、第2通信部51が受信した第4制御信号に従って、複数の照明器具6を制御する。
【0046】
入力部45は、ユーザーインターフェースであり、例えば、押しボタンである。信号変換ユニット4の施工時に、ユーザーは、入力部45を押下することによって、入力部45を介してルーター2及び/又は照明制御ユニット5と信号変換ユニット4との接続を指示する。ユーザーによる接続指示は、入力部45を介して第1通信部41に入力される。第1通信部41は、ユーザーによる接続指示に従って、ルーター2及び/又は照明制御ユニット5と接続する。
【0047】
照明制御ユニット5は、例えば4線式(2つの信号線と2つの電源線とを接続する形式)のコントローラーである。照明制御ユニット5は、例えば、DALI(Degital Addressable Lighting Interface)規格に準拠している。照明制御ユニット5は、電力線を介して複数の照明器具6と接続する。照明制御ユニット5の第2通信部51は、例えば通信インターフェースである。
【0048】
照明制御ユニット5の第2制御部52は、例えば、マイクロコンピューターであり、メモリーを含む。第2制御部52は、メモリーに記憶されたプログラムを実行することによって、数値計算、情報処理、及び機器制御のような様々な処理を行う。メモリーは、例えば、ROM、RAM、及び/又はEEPROMによって構成される。第2制御部52は、第2制御信号及び/又は第4制御信号に従って、分電盤7(
図1参照)から供給された外部電力(具体的には外部電源電圧の波形)を制御して照明器具6に供給する。
【0049】
照明制御ユニット5は、操作部53をさらに備える。操作部53は、ユーザーインターフェースであり、例えば、押しボタンである。なお、操作部53はタッチパネルで形成されてもよい。ユーザーは、操作部53を操作することによって、照明器具6から発生する光の光量及び光色の少なくとも一方の変更を指示することができる。また、ユーザーは、操作部53を操作することによって、複数の「シーン」のうちから1つの「シーン」を指示することができる。ユーザーによる指示は、操作部53を介して第2制御部52に入力される。第2制御部52は、ユーザーからの指示に従って複数の照明器具6を制御する。また、第2制御部52は、複数の照明器具6の各々を個別に制御することができる。
【0050】
照明器具6は、照明素子として、互いに光色の異なる光を出射する複数色のLEDを含んでもよい。例えば照明素子として、5000ケルビン(寒色)のLEDと2700ケルビン(暖色)のLEDとを使用することができる。従って、互いに光色の異なるLEDを使用することで、調光調色制御を実現することができる。
【0051】
以上、
図2を参照して説明したように、本実施形態によれば、報知部43は、照明素子であり、点灯することによって、信号変換ユニット4の通電状態及び/又は通信状態を報知する。従って、ユーザーは、信号変換ユニット4の通電状態及び/又は通信状態を目視で判別できる。
【0052】
また、本実施形態によれば、信号変換ユニット4の施工時に、ユーザーは、入力部45を押下することによって、ルーター2及び/又は照明制御ユニット5と信号変換ユニット4との接続を指示する。そして、第1通信部41は、接続指示に従って、ルーター2及び/又は照明制御ユニット5と接続する。従って、信号変換ユニット4の施工時に、ユーザーは、入力部45を押下するだけで、ルーター2及び/又は照明制御ユニット5と信号変換ユニット4とを接続することができる。すなわち、ユーザーは、容易な操作でルーター2及び/又は照明制御ユニット5と信号変換ユニット4とを接続することができる。
【0053】
次に、
図2及び
図3を参照して、信号変換ユニット4及び照明制御ユニット5の処理を説明する。
図3は、信号変換ユニット4及び照明制御ユニット5の処理を示すフローチャートである。
図2及び
図3に示すように、信号変換ユニット4の処理はステップS1〜ステップS3を含む。照明制御ユニット5の処理はステップS11及びステップS12を含む。
【0054】
ステップS1において、信号変換ユニット4の第1通信部41は、システム制御装置1、通信端末9、又は、通信端末10から、第1制御信号を受信する。
ステップS2において、変換部42aは、第1制御信号を照明制御ユニット5が認識可能な第2制御信号に変換する。
ステップS3において、第1制御部42bは、第2制御信号を照明制御ユニット5に送信するように、第1通信部41を制御する。その結果、第1通信部41は、第2制御信号を照明制御ユニット5に送信する。
【0055】
そして、ステップS11において、照明制御ユニット5の第2通信部51は、第2制御信号を受信する。
ステップS12において、第2制御部52は、第2制御信号に従って、照明器具6を制御する。
【0056】
次に、
図2を参照して、第1記憶部47、時計部46、及び第1制御部42bを説明する。
図2に示すように、第1記憶部47は複数のスケジュール情報SCを予め記憶する。例えば、第1記憶部47の補助記憶装置がスケジュール情報SCを記憶する。「予め記憶すること」は、「照明器具6を制御する前に記憶すること」を示す。なお、第1記憶部47は1つのスケジュール情報SCを予め記憶してもよい。
【0057】
スケジュール情報SCは、照明器具6の制御のスケジュールを示す。具体的には、スケジュール情報SCは、照明器具6の制御の予定と制御内容とを含む。制御内容は、照明器具6の状態を制御する情報を含む。照明器具6の状態を制御する情報は、例えば、照明器具6の状態を点灯状態から消灯状態に切り替えることを指示する情報、照明器具6の状態を消灯状態から点灯状態に切り替えることを指示する情報、照明器具6の調光の設定値、及び照明器具6の調色の設定値のうちの少なくとも1つを含む。なお、例えば、複数のスケジュール情報SCの示すスケジュールは互いに異なる。
【0058】
変換部42aは、第1記憶部47の記憶しているスケジュール情報SCに基づいて、照明制御ユニット5が認識可能な第3制御信号を生成する。第3制御信号は、第2通信プロトコルに準拠した信号形式を有する。時計部46は、時間を測って時刻を示す。そして、第1制御部42bは、時計部46の示す時刻及びスケジュール情報SCに基づいて、第3制御信号を照明制御ユニット5に送信するように、第1通信部41を制御する。従って、第1通信部41は第3制御信号を照明制御ユニット5に送信する。その結果、照明制御ユニット5は、第3制御信号に従って照明器具6を制御する。第3制御信号は、スケジュール情報SCに基づくため、スケジュール情報SCの示すスケジュールに従って照明器具6が制御される。つまり、第3制御信号は、スケジュール情報SCに応じた照明器具6の制御情報を含む。
【0059】
本実施形態によれば、スケジュール情報SCに基づいて第3制御信号を生成するため、スケジュール情報SCの示すスケジュールに応じて照明器具6を制御できる。その結果、ユーザーの利便性を向上できる。つまり、本実施形態では、第1記憶部47の記憶したスケジュール情報SCによってユーザーの利便性を向上しつつ、第1制御信号を第2制御信号に変換する変換部42aを設けることでコストを減少できる。
【0060】
また、本実施形態では、信号変換ユニット4は時計部46を含むため、時計部46の示す時刻に基づいて、スケジュール情報SCの示すスケジュールに沿った照明器具6の正確な制御が可能である。また、照明制御ユニット5の各々が時計を備える必要もないし、照明器具6の各々が時計を備える必要もない。その結果、照明制御ユニット5及び照明器具6のコストを低減できる。
【0061】
さらに、本実施形態によれば、第1記憶部47がスケジュール情報SCを記憶している限り、通信端末9及び通信端末10は、スケジュール情報SCと同様の内容を有する第1制御信号を送信することを省略できる。従って、ユーザーによる通信端末9又は通信端末10の操作負荷を軽減できる。その結果、ユーザーの利便性を更に向上できる。また、第1記憶部47がスケジュール情報SCを記憶している限り、通信端末9及び通信端末10にとって、スケジュール情報SCと同様の内容を有する第1制御信号を生成するための処理負荷を低減できる。
【0062】
さらに、本実施形態では、通信端末9又は通信端末10(
図1)は、スケジュール情報SCを第1記憶部47に記憶させる記憶指示信号を、信号変換ユニット4に送信する。そして、第1通信部41は記憶指示信号を受信する。さらに、第1制御部42bは、記憶指示信号に従って、スケジュール情報SCを記憶するように第1記憶部47を制御する。従って、ユーザーは、通信端末9又は通信端末10を操作して、所望のスケジュール情報SCを第1記憶部47に記憶させることができる。その結果、ユーザーの利便性を更に向上できる。
【0063】
具体的には、記憶指示信号は、第1通信プロトコルに準拠した信号形式を有する。また、記憶指示信号は、スケジュール情報SCを記憶することを指示する情報と、スケジュール情報SCとを含む。
【0064】
さらに、本実施形態では、第1制御信号及び記憶指示信号は、ECHONET Liteの通信規格に準拠した信号形式を有することが好ましい。本実施形態では、変換部42aを設けているため、ECHONET Liteの通信規格に対応していない照明器具6を、比較的広く普及した通信規格であるECHONET Liteを利用して簡易に制御できるからである。また、第2制御信号及び第3制御信号は、シリアル信号の通信規格に準拠した信号形式を有することが好ましい。照明制御ユニット5が認識可能な信号形式の一例だからである。シリアル信号の通信規格は、例えば、「RS485」である。
【0065】
次に、
図4を参照して、スケジュール情報SCを具体例を挙げて説明する。
図4は、スケジュール情報SCの一例を示す図である。
図4に示すように、複数のスケジュール情報SCの各々は、開始時刻情報SC1と、シーン情報SC2とを含む。スケジュール情報SCはフェード期間情報SC3を含んでいてもよい。フェード期間情報SC3は、フェード制御を実行するフェード期間を示す。フェード制御は、照明器具6の状態(具体的には調光及び/又は調色の設定値)を連続的又は段階的に変化させる制御を示す。従って、フェード制御中の照明器具6は一定の点灯状態ではない。
【0066】
開始時刻情報SC1は、照明器具6が一定の点灯状態で点灯を開始する時刻を示す。シーン情報SC2は、シーンに対応して照明器具6の状態を定める。照明器具6の状態は、例えば、照明器具6の調光及び/又は調色の設定値によって表される。シーンとは場面のことである。シーンは、例えば、「起床」、「読書」、又は「就寝」を示す。
【0067】
スケジュール情報SCがフェード期間情報SC3を含まないか、又は、フェード期間情報SC3の示すフェード期間がゼロの場合は、第1制御部42bは、開始時刻情報SC1の示す開始時刻において照明器具6の状態がシーン情報SC2の定める状態になるように、時計部46の示す時刻を参照して、第1通信部41を介して第3制御信号を照明制御ユニット5に送信する。その結果、照明制御ユニット5は、開始時刻情報SC1の示す開始時刻にシーン情報SC2の定める状態になるように、照明器具6の状態を制御する。従って、本実施形態によれば、開始時刻情報SC1の示す開始時刻に、シーンに対応して照明器具6の状態を設定できる。そして、開始時刻情報SC1の示す開始時刻以降では、照明器具6がシーンに対応して一定の点灯状態で点灯する。
【0068】
また、フェード期間情報SC3の示すフェード期間がゼロ以外の値(例えば、5分)の場合は、フェード制御が実行される。本実施形態では、フェード期間の終点は、開始時刻情報SC1の示す開始時刻を示す。従って、フェード制御の開始時刻は、開始時刻情報SC1の示す開始時刻からフェード期間だけ前の時刻(以下、「時刻tf」と記載する。)である。従って、第1制御部42bは、時刻tfにおいて照明器具6に対してフェード制御を実行するように、時計部46の示す時刻を参照して、第1通信部41を介して第3制御信号を照明制御ユニット5に送信する。その結果、照明制御ユニット5は、時刻tfに、照明器具6に対するフェード制御を開始する。換言すれば、スケジュール情報SCの示すスケジュールに従ってフェード制御が開始される。その結果、照明器具6による演出効果を向上できる。
【0069】
そして、照明制御ユニット5は、時刻tfからフェード期間情報SC3の示すフェード期間の経過時に、照明器具6に対するフェード制御を終了するように、照明器具6を制御する。そして、照明制御ユニット5は、フェード制御の終了時、つまり、開始時刻情報SC1の示す開始時刻に、シーン情報SC2の定める状態になるように、照明器具6の状態を制御する。換言すれば、スケジュール情報SCの示すスケジュールに従って、フェード制御に続いて照明器具6の状態をシーン情報SC2の定める状態に設定できる。その結果、照明器具6による演出効果を更に向上できる。
【0070】
ここで、本実施形態では、通信端末9又は通信端末10(
図1)は、第1記憶部47の記憶している複数のスケジュール情報SCから1つのスケジュール情報SCを選択する。そして、信号変換ユニット4は、選択されたスケジュール情報SCに基づいて、第3制御信号を生成する。従って、ユーザーは、通信端末9又は通信端末10を操作して、所望のスケジュール情報SCを選択できる。その結果、ユーザーは、所望のスケジュール情報SCの示す所望のシーンに対応して照明器具6の状態を設定できる。
【0071】
なお、開始時刻情報SC1は、照明器具6の制御の開始時刻を示していてもよい。この場合、照明器具6の制御の開始時刻は、フェード制御の開始時刻であってもよいし、シーン情報SC2に基づく制御の開始時刻であってもよい。また、開始時刻情報SC1は、照明器具6の点灯開始時刻を示していてもよい。
【0072】
次に、
図2及び
図5を参照して、信号変換ユニット4及び照明制御ユニット5の処理を説明する。
図5は、信号変換ユニット4及び照明制御ユニット5の処理を示すフローチャートである。
図2及び
図5に示すように、信号変換ユニット4の処理はステップS21〜ステップS23を含む。照明制御ユニット5の処理はステップS31及びステップS32を含む。なお、
図5では、スケジュール情報SCに含まれるフェード期間情報SC3の示すフェード期間がゼロを示している場合の制御を示している。
【0073】
ステップS21において、信号変換ユニット4の第1制御部42bは、時計部46の示す時刻を参照して、開始時刻情報SC1の示す開始時刻が到来したか否かを判定する。なお、第1制御部42bは、時計部46の示す時刻を参照して、開始時刻情報SC1の示す開始時刻よりも所定時間(例えば、0.5秒)だけ前の時刻が到来したか否かを判定してもよい。
ステップS21で否定判定(No)された場合は、処理はステップS21を繰り返す。
ステップS21で肯定判定(Yes)された場合は、処理はステップS22に進む。
ステップS22において、変換部42aは、スケジュール情報SCに基づいて第3制御信号を生成する。従って、第3制御信号は、スケジュール情報SCに含まれるシーン情報SC2に応じた照明器具6の制御情報を含む。
ステップS23において、第1制御部42bは、第3制御信号を照明制御ユニット5に送信するように、第1通信部41を制御する。その結果、第1通信部41は、第3制御信号を照明制御ユニット5に送信する。
【0074】
そして、ステップS31において、照明制御ユニット5の第2通信部51は、第3制御信号を受信する。
ステップS32において、第2制御部52は、第3制御信号に従って、照明器具6を制御する。
【0075】
以上、
図5を参照して説明したように、本実施形態によれば、時計部46の示す時刻に従って、開始時刻情報SC1の示す開始時刻に、第3制御信号を照明制御ユニット5に送信する。従って、照明制御ユニット5は、第3制御信号に従って、シーンに対応して照明器具6の状態を設定できる。
【0076】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態(変形例を含む。)について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(8))。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0077】
(1)
図2を参照して説明したように、本実施形態では、照明制御ユニット5は4線式であったが、4線式には限定されず、照明制御ユニット5が複数の照明器具6を制御可能である限り、照明制御ユニット5は、例えば、2線式(2つの信号線のみを接続する形式)であってもよい。
【0078】
(2)
図1を参照して説明したように、本実施形態では、分電盤7は、信号変換ユニット4、照明制御ユニット5、及び複数の家電8に、外部電力を供給した。ただし、分電盤7には太陽光発電システムが接続されていてもよく、分電盤7は、太陽光発電システムで生成された電力を信号変換ユニット4、照明制御ユニット5、及び複数の家電8に供給してもよい。
【0079】
(3)
図2を参照して説明したように、本実施形態では、照明器具6が、照明素子として、互いに光色の異なる光を出射する2色のLEDを有したが、照明器具6が点灯する限り、照明器具6は1色のLEDのみを有してもよい。この場合、調光制御のみが実施される。
【0080】
(4)
図2を参照して説明したように、本実施形態では、報知部43がLEDであったが、報知部43が点灯する限り、報知部43は、例えば有機EL素子、白熱電球であってもよい。
【0081】
(5)
図1及び
図2を参照して説明した複数の照明器具6は、各照明器具6にそれぞれ固有のアドレス(宛先)が設定されていてもよい。この場合、システム制御装置1は、アドレスを含めて第1制御信号を生成する。従って第2制御部52は、各照明器具6を個別に制御することができる。
【0082】
(6)
図2を参照して説明したように、本実施形態では、報知部43は、例えば、LEDのような照明素子であった。ただし、報知部43が信号変換ユニット4の通電状態及び/又は通信状態を報知するかぎり、報知部43は、ブザーのような音声出力素子であってもよい。信号変換ユニット4の通電状態及び/又は通信状態が変化したときに、信号変換ユニット4は、音声を出力することによって、信号変換ユニット4の通電状態及び/又は通信状態の変化を報知してもよい。
【0083】
(7)
図1を参照して説明したように、本実施形態では、信号変換ユニット4と照明制御ユニット5とは有線接続された。ただし、信号変換ユニット4と照明制御ユニット5とが通信可能である限り、信号変換ユニット4と照明制御ユニット5とは無線接続されてもよい。この場合、信号変換ユニット4の第1通信部41は、ルーター2を介して照明制御ユニット5の第2通信部51に第2制御信号を送信してもよいし、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))のような無線通信を介して照明制御ユニット5の第2通信部51に第2制御信号を送信してもよい。
【0084】
(8)
図1を参照して説明したように、本実施形態では、照明システム200は、複数の照明器具6を備えた。ただし、照明システム200は、単数の照明器具6を備えてもよい。従って、照明制御装置3は、単数又は複数の照明器具6を制御する。