(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記メモリセルの第二の集合の前記メモリセルに関連付けられた前記それぞれのデジット線は、それぞれのスイッチングコンポーネントを介して前記プレート線に接続されており、
前記メモリセルの第二の集合の前記メモリセルに関連付けられた前記それぞれのデジット線を前記プレート線と短絡させることは、前記それぞれのスイッチングコンポーネントをアクティブ化することを含む、請求項1に記載の方法。
前記メモリセルの第一の集合の前記メモリセルに関連付けられた前記それぞれのデジット線は、それぞれのスイッチングコンポーネントを介して前記プレート線に接続されており、
前記メモリセルの第一の集合の前記メモリセルに関連付けられた前記それぞれのデジット線を分離することは、前記それぞれのスイッチングコンポーネントを非アクティブ化することを含む、請求項1に記載の方法。
センシングコンポーネントの第三の集合が、前記メモリセルの第三の集合に接続され、センシングコンポーネントの第四の集合が、前記メモリセルの第四の集合に接続されており、
前記方法は、前記読み出し動作のために前記センシングコンポーネントの第三の集合をアクティブ化することをさらに含む、請求項5に記載の方法。
前記メモリセルの第三の集合をアクティブ化することに基づいて、前記読み出し動作中に、前記センシングコンポーネントの第四の集合を非アクティブ化状態に維持することをさらに含む、請求項6に記載の方法。
前記センシングコンポーネントの第一の集合および前記センシングコンポーネントの第二の集合は、前記センシングコンポーネントの第二の集合のうちの第一のセンシングコンポーネントおよび第二のセンシングコンポーネントに隣接して、前記センシングコンポーネントの第一の集合のうちの第一のセンシングコンポーネントを含む交互のパターンで配列される、請求項1に記載の方法。
前記センシングコンポーネントの第一の集合の各センシングコンポーネントは、第一の制御線を介して前記コントローラに接続され、前記センシングコンポーネントの第二の集合の各センシングコンポーネントは、第二の制御線を介して前記コントローラに接続されている、請求項10に記載の電子メモリ装置。
前記センシングコンポーネントの第一の集合および前記センシングコンポーネントの第二の集合は、前記センシングコンポーネントの第二の集合のうちの第一のセンシングコンポーネントおよび第二のセンシングコンポーネントに隣接して、前記センシングコンポーネントの第一の集合のうちの第一のセンシングコンポーネントを含む交互のパターンで配列される、請求項10に記載の電子メモリ装置。
前記プレート線は、前記メモリセルの第一の集合および前記メモリセルの第二の集合に接続されており、前記メモリセルの第一の集合および前記メモリセルの第二の集合の各メモリセルは、前記プレート線に接続された強誘電性キャパシタを含む、請求項10に記載の電子メモリ装置。
前記スイッチングコンポーネントの第一の集合の各スイッチングコンポーネントは、第一の制御線を介して前記コントローラに接続され、前記スイッチングコンポーネントの第二の集合の各スイッチングコンポーネントは、第二の制御線を介して前記コントローラに接続されている、請求項10に記載の電子メモリ装置。
前記センシングコンポーネントの第一の集合の各センシングコンポーネントは、前記メモリセルの第一の集合のそれぞれのメモリセルに接続され、前記センシングコンポーネントの第二の集合の各センシングコンポーネントは、前記メモリセルの第二の集合のそれぞれのメモリセルに接続されている、請求項10に記載の電子メモリ装置。
ワード線およびプレート線に接続されたメモリセルの第一の集合であって、前記メモリセルの第一の集合の各メモリセルは、該各メモリセルに関連付けられたそれぞれのデジット線を有する、メモリセルの第一の集合と、
前記ワード線および前記プレート線に接続されたメモリセルの第二の集合であって、前記メモリセルの第二の集合の各メモリセルは、該各メモリセルに関連付けられたそれぞれのデジット線を有する、メモリセルの第二の集合と、
スイッチングコンポーネントの第一の集合であって、その各々が、前記メモリセルの第一の集合および前記メモリセルの第二の集合のメモリセルに関連付けられたそれぞれのデジット線に接続されており、各デジット線は、前記スイッチングコンポーネントの第一の集合のそれぞれのスイッチングコンポーネントを介して前記プレート線に選択的に接続可能である、スイッチングコンポーネントの第一の集合と、
スイッチングコンポーネントの第二の集合であって、その各々が、前記メモリセルの第一の集合および前記メモリセルの第二の集合の各メモリセルに関連付けられた前記それぞれのデジット線に接続されており、各デジット線は、前記スイッチングコンポーネントの第二の集合の前記それぞれのスイッチングコンポーネントを介して事実上のグラウンドに選択的に接続可能である、スイッチングコンポーネントの第二の集合と、
センシングコンポーネントの第一の集合であって、その各々が前記メモリセルの第一の集合のそれぞれのメモリセルと電子通信する、センシングコンポーネントの第一の集合と、
センシングコンポーネントの第二の集合であって、その各々が前記メモリセルの第二の集合のそれぞれのメモリセルと電子通信する、センシングコンポーネントの第二の集合と、
前記メモリセルの第一の集合と、前記メモリセルの第二の集合と、前記センシングコンポーネントの第一の集合と、前記センシングコンポーネントの第二の集合とに接続されたコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、
前記メモリセルの第一の集合および前記メモリセルの第二の集合の前記メモリセルに関連付けられた前記デジット線を、前記スイッチングコンポーネントの第一の集合の前記それぞれのスイッチングコンポーネントを介して、前記プレート線と短絡させ、
前記メモリセルの第一の集合の前記メモリセルに関連付けられた前記デジット線を、前記スイッチングコンポーネントの第一の集合の前記それぞれのスイッチングコンポーネントを介して、前記プレート線から分離し、
前記メモリセルの第一の集合の前記メモリセルに関連付けられた前記デジット線を、前記スイッチングコンポーネントの第二の集合の前記それぞれのスイッチングコンポーネントを介して、前記事実上のグラウンドと短絡させ、
前記メモリセルの第一の集合の前記メモリセルに関連付けられた前記デジット線を前記事実上のグラウンドと短絡させた後に、前記メモリセルの第一の集合の前記メモリセルに関連付けられた前記デジット線を、前記スイッチングコンポーネントの第二の集合の前記それぞれのスイッチングコンポーネントを介して、前記事実上のグラウンドから分離し、
前記メモリセルの第一の集合の前記メモリセルに関連付けられた前記デジット線を前記事実上のグラウンドから分離した後に、前記メモリセルの第一の集合および前記メモリセルの第二の集合に接続された前記ワード線を用いて、読み出し動作のために、前記メモリセルの第一の集合および前記メモリセルの第二の集合を選択し、
前記読み出し動作のために、前記メモリセルの第一の集合に対応する前記センシングコンポーネントの第一の集合をアクティブ化し、
前記読み出し動作中に、前記メモリセルの第二の集合に対応する前記センシングコンポーネントの第二の集合を非アクティブ化状態に維持する、
ように動作可能である、電子メモリ装置。
前記コントローラは、前記メモリセルの第一の集合の前記メモリセルに関連付けられた前記デジット線にそれぞれ関連付けられた前記スイッチングコンポーネントの第二の集合の前記スイッチングコンポーネントをアクティブ化して、前記それぞれのデジット線を前記事実上のグラウンドに接続するように動作可能である、請求項18に記載の電子メモリ装置。
前記センシングコンポーネントの第一の集合および前記センシングコンポーネントの第二の集合は、前記センシングコンポーネントの第二の集合のうちの第一のセンシングコンポーネントおよび第二のセンシングコンポーネントに隣接して、前記センシングコンポーネントの第一の集合のうちの第一のセンシングコンポーネントを含む、交互のパターンで配列される、請求項22に記載の電子メモリ装置。
【発明を実施するための形態】
【0007】
強誘電性メモリデバイスは、共通のアクセス線(例えば、ワード線)を使用する複数のメモリセルに対応するセンシングコンポーネントのサブセットをアクティブ化して電力を節約するために、強誘電性キャパシタの不揮発性メモリ特性―例えば、強誘電性キャパシタは、強誘電性キャパシタに印加される電圧なしで、二つの状態のうちの一方に分極されたままであってもよいなど―を利用してもよい。共通のワード線に関連付けられたメモリセルの集合は、読み出し動作のために選択されることがある。たとえ、その集合内の各メモリセルがワード線を共有していたとしても、読み出し動作は、集合のうちの他のメモリセルに格納された情報をディスターブすることなく、メモリセルの集合のうちのあるメモリセルによって格納された情報を抽出するために実施されてもよい。
【0008】
例示として、集合のメモリセルを読み出すために、読み出されるメモリセルに対応するデジット線は、読み出し動作の前に事実上グラウンドに接続されてもよい。電圧は、読み出されるメモリセルの上部セルプレートに印加されてもよい。これは、読み出されるセルの強誘電性キャパシタに電圧差を引き起こすことがあり、ゆえに、強誘電性キャパシタは、読み出し動作中に対応するデジット線上に電荷を放出することがある。他の―すなわち、読み出すことを意図されていない―メモリセルの誘電性キャパシタが電荷を放出することを防ぐために、それらの強誘電性キャパシタにおける電圧は、ゼロまたはほぼゼロに保持されてもよい。例えば、読み出されないメモリセルに対応するデジット線は、読み出されないメモリセルの強誘電性キャパシタの上部セルプレートに印加される電圧、またはその電圧の近傍の電圧に維持されてもよい。したがって、読み出されないメモリセルの強誘電性キャパシタは、同一のワード線上の他のセルの読み出し動作中に、それらの格納された論理状態を保持することができ、読み出されないメモリセルに関連付けられたセンシングコンポーネントは、非アクティブ化状態に維持されてもよく、電力消費の低減につながることがある。
【0009】
対照的に、DRAMメモリセルに対しては、読み出し動作のためにメモリセルを選択することは、ワード線を共有する各メモリセルをディスターブすることがある。以下にさらに記述されるように、センシングコンポーネントは、その後、ディスターブされたメモリセルの最初の論理状態をリストア(“ライトバック”)するために用いられてもよく、ライトバックを容易にするために電力を使用する。
【0010】
上記で紹介された開示の特徴は、メモリアレイの文脈で以下にさらに記述される。その後、具体例が電力低減センシングアーキテクチャをサポートする回路を参照して記述される。本開示のこれらの特徴および他の特徴は、電力低減センシングスキームに関連する装置図、システム図およびフローチャートによってさらに図示され、それらを参照して記述される。
【0011】
図1は、本開示の様々な実施形態による、電力低減センシングスキームをサポートするメモリアレイ100の一例を図示する。メモリアレイ100は、電子メモリ装置と呼ばれることもある。メモリアレイ100は、様々な状態を格納するためにプログラム可能なメモリセル105を含む。各メモリセル105は、論理“0”および論理“1”として示される二つの状態を格納するためにプログラムすることが可能であってもよい。ある場合には、メモリセル105は、三以上の論理状態を格納するように構成される。メモリセル105は、プログラム可能な状態を表す電荷を格納するためにキャパシタを含んでもよい。例えば、充電および放電されたキャパシタは、それぞれ二つの論理状態を表してもよい。DRAMアーキテクチャは、このような設計を通常利用してもよく、使用されるキャパシタは、線形の電
気分極特性を有する誘電性材料を含んでもよい。対照的に、強誘電性メモリセルは、誘電性材料として強誘電性を有するキャパシタを含んでもよい。強誘電性キャパシタの電荷の様々なレベルは、異なる論理状態を表してもよい。強誘電性材料は、非線形の分極特性を有し、強誘電性メモリセル105の幾つかの詳細および利点は、以下で論じられる。
【0012】
読み出しおよび書き込みなどの動作は、適切なアクセス線をアクティブ化するか、または選択することによってメモリセル105で実施されてもよく、アクセス線は、ワード線110、WL_1からWL_Nと、デジット線115、DL_1からDL_Nとしてもそれぞれ参照されてもよい。ワード線110またはデジット線115をアクティブ化するか、または選択することは、それぞれの線に電圧を印加することを含んでもよい。ある場合には、デジット線115は、ビット線と呼ばれることがある。ワード線110およびデジット線115は、導電性材料で製造される。例えば、ワード線110およびデジット線115は、銅、アルミニウム、金、またはタングステンなどの金属で製造されてもよい。
図1の例によれば、メモリセル105の各行は、単一のワード線110に接続され、メモリセル105の各列は、単一のデジット線115に接続される。ワード線110のうちの一つおよびデジット線115のうちの一つをアクティブ化する(例えば、電圧を印加する)ことによって、単一のメモリセル105は、その交点でアクセスされてもよい。ワード線110およびデジット線115の交点は、メモリセルのアドレスと呼ばれることがある。
【0013】
いくつかのアーキテクチャにおいては、セ
ルの論理格納デバイス
(例えば、キャパシタ)は、選択コンポーネントによってデジット線から電気的に絶縁
(分離)されてもよい。ワード線110は、選択コンポーネントに接続され、選択コンポーネントを制御してもよい。例えば、選択コンポーネントは、トランジスタであってもよく、ワード線110は、トランジスタのゲートに接続されてもよい。ワード線110をアクティブ化することによって、結果として、メモリセル105のキャパシタと、その対応するデジット線115との間の電気的接続または閉回路をもたらす。デジット線は、その後、メモリセル105の読み出しまたは書き込みのいずれかにアクセスされてもよい。メモリセル105にアクセスすることは、行デコーダ120と列デコーダ130とを通じて制御されてもよい。いくつかの例においては、行デコーダ120は、メモリコントローラ140から行アドレスを受信し、受信された行アドレスに基づいて、適切なワード線110をアクティブ化する。同様に、列デコーダ130は、メモリコントローラ140から列アドレスを受信し、適切なデジット線115をアクティブ化する。したがって、ワード線110およびデジット線115をアクティブ化することによって、メモリセル105がアクセスされてもよい。例えば、メモリアレイ100は、DL_1およびWL_3をアクティブ化することによってメモリセル105にアクセスしてもよい。
【0014】
アクセスすると、メモリセル105は、センシングコンポーネント125によって、読み出されるか、または検知されてもよく、メモリセル105の格納された状態を決定する。例えば、メモリセル105にアクセスした後、メモリセル105の強誘電性キャパシタは、対応するデジット線115上に放電してもよく、デジット線115上に電圧を誘発する。デジット線115の電圧は、センシングコンポーネント125に入力されてもよく、デジット線115の電圧は、基準電圧と比較されてもよい。強誘電性キャパシタを有するメモリセル105に対して、メモリセルを読み出すことは、 強誘電性キャパシタのプレートをバイアスする―例えば、電圧を印加する―ことを含んでもよい。これは、“移動プレート”スキームと呼ばれることがある。ある場合には、固定電圧が、強誘電性キャパシタのプレートに印加されてもよく、メモリセルを読み出すことは、読み出し動作を実施する前に強誘電性キャパシタと電子通信するデジット線115を事実上グラウンドに接続することを含んでもよい。これは、“固定プレート”スキームと呼ばれることがある。
【0015】
センシングコンポーネント125は、信号における差を検出して増幅するために、様々なトランジスタまたは増幅器を含んでもよく、これは、ラッチと呼ばれることがある。センシングコンポーネント125は、デジット線115の電圧と、基準電圧とを受信して比較するセンス増幅器を含んでもよい。センス増幅器の出力は、その比較に少なくとも部分的に基づいて、より高い(例えば、正の)または、より低い(例えば、負もしくはグラウンドの)供給電圧に駆動されてもよい。例えば、デジット線115が基準電圧よりも高い電圧を有する場合には、センス増幅器の出力は、正の供給電圧に駆動されてもよい。ある場合には、センス増幅器は、デジット線115の出力を供給電圧にさらに駆動してもよい。センシングコンポーネント125は、その後、センス増幅器の出力もしくはデジット線115の電圧、またはその双方をラッチしてもよく、これらは、メモリセル105に格納された状態が論理“1”であったことを決定するために用いられてもよい。あるいは、デジット線115が基準電圧よりも低い電圧を有する場合、センス増幅器の出力は、負またはグラウンド電圧に駆動されてもよい。センシングコンポーネント125は、同様に、センス増幅器の出力をラッチしてもよく、メモリセル105に格納された状態が論理“0”であったことを決定する。メモリセル105の検出された論理状態は、その後、列デコーダ130を通じて出力135として出力されてもよい。
【0016】
メモリセル105は、関連するワード線110とデジット線115とをアクティブ化することによって設定されるか、または、書き込まれてもよい。上記で論じられたように、ワード線110をアクティブ化することは、メモリセル105の対応する行を、それらのそれぞれのデジット線115に電気的に接続する。ワード線110がアクティブ化される間に関連するデジット線115を制御することによって、メモリセル105は、書き込まれてもよい―すなわち、論理値は、メモリセル105に格納されてもよい。列デコーダ130は、メモリセル105に書き込まれるデータ、例えば、入力135を受け取ってもよい。強誘電性メモリセル105は、強誘電性キャパシタに電圧を印加することによって書き込まれてもよい。このプロセスは、以下により詳細に論じられる。
【0017】
いくつかのメモリアーキテクチャにおいては、メモリセル105にアクセスすることは、格納された論理状態を劣化させるか、または破壊することがあり、
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込みまたはリフレッシュ動作―ライトバック動作とも呼ばれる―は、メモリセル105に元の論理状態を戻すために実施されることがある。DRAMにおいては、例えば、キャパシタは、二つの状態のうちの一方、論理“0”または論理“1”に初期化されてもよい。例えば、論理“0”は、キャパシタにおける負またはゼロの電圧に関連付けられることがあり、論理“1”は、キャパシタにおける正の電圧に関連付けられることがある。DRAM読み出し動作は、メモリセル105にアクセスする前に、キャパシタの第一のプレート(例えば、底部プレート)と電子通信するデジット線115に、センシング電圧の半分の電圧を提供することと、デジット線115を浮遊させることと、を含んでもよい。メモリセル105にアクセスすると、格納された状態に依存して、第一のプレートの電圧およびキャパシタにおける電圧によって、キャパシタは、デジット線115上に部分的もしくは完全に放電されるか、または、デジット線115から充電されてもよい。したがって、メモリセルにアクセスすることは、格納された論理状態を破壊、またはディスターブすることがあり、論理状態は、センス動作の後で
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込みされてもよい。
【0018】
論理状態を
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込みするために、第二のプレート(例えば、上部プレート)の電圧が固定電圧(例えば、センシング電圧の半分)に維持される間に、センシングコンポーネント125は、キャパシタの第一のプレートに対して、高電圧(例えば、完全なセンス電圧)または低電圧(例えば、事実上のグラウンド)を印加してもよい。この期間中、キャパシタに印加される電圧は、論理“0”または論理“1”のいずれかに対応してもよく、メモリセルは、論理状態を格納するために、デジット線115から絶縁されてもよい。ある場合には、単一のワード線110は、複数のメモリセル105と電子通信し、読み出し動作のために、単一のワード線110をアクティブ化することは、結果として、その行におけるメモリセル105の放電または充電をもたらすことがある。したがって、その行におけるいくつかまたはすべてのメモリセル105は、
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込みされる必要があるかもしれない。DRAMデバイスにおいては、アクセスされたメモリセル105に対応するセンシングコンポーネント125は、読み出し動作によってアクセスされるメモリセル105に、最初に格納された論理状態を
再書き
込みして元に戻すために用いられてもよい。
【0019】
DRAMを含むいくつかのメモリアーキテクチャは、外部電源によって周期的にリフレッシュされなければ、それらの格納された状態を時間の経過とともに失うこともある。例えば、充電されたキャパシタは、漏洩電流を通じて、時間の経過とともに放電されることがあり、その結果、格納された情報を失う。これらのいわゆる揮発性メモリデバイスのリフレッシュ速度は、比較的高いことがあり、―例えば、DRAMに対して、毎秒10回のリフレッシュ動作―その結果、顕著な電力消費につながることがある。ますます大きなメモリアレイになると、特に、バッテリなどの有限の電源に依存するモバイルデバイスに対しては、電力消費の増大は、メモリアレイの開発または動作を抑制するかもしれない(例えば、電源、熱生成、材料の制限など)。しかしながら、強誘電性メモリセル105は、他のメモリアーキテクチャと比較して、性能の改良をもたらし得る有益な特性を有することがある。例えば、強誘電性メモリセル105は、格納された電荷の劣化を受けにくい傾向にあるため、強誘電性メモリセル105を使用するメモリアレイ100は、必要なリフレッシュ動作がより少ないか、または全くリフレッシュ動作の必要がなくなり、それによって、動作するために必要な電力がより少なくなる可能性がある。
【0020】
いくつかの例においては、電圧が、強誘電性メモリセル105によって用いられるワード線110に印加される間は、強誘電性キャパシタの不揮発性特性は、強誘電性メモリセル105によって格納された状態を維持するために用いられてもよい。例えば、
図3に図示されるように、読み出し動作中に、強誘電性キャパシタにゼロ電圧が印加される間、メモリアレイ100は、分極電荷、したがって、格納された論理状態を保持するために強誘電性キャパシタの特性を利用してもよい。固定プレートスキームを使用する強誘電性メモリセル105に関しては、強誘電性メモリセル105に関連付けられた強誘電性キャパシタの第一のプレート(“上部”プレート)に固定電圧が印加されてもよく、対応するデジット線115は、その大きさが固定電圧であるか、または固定電圧の近傍である電圧に充電されてもよい。対応するデジット線115は、強誘電性キャパシタの第二のプレート(“底部”プレート)と電子通信してもよい
。その後、
上記強誘電性メモリセル105および他の強誘電性メモリセル105によって用いられ
且つそれらに共通するワード線110に
、電圧が印加されてもよい。
【0021】
ある場合には、読み出し動作は、強誘電性メモリセル105のサブセットを読み出すために開始されてもよい。しかし、上記で論じられたように、ワード線110に電圧を印加することは、ワード線110を利用する強誘電性メモリセル105の各々がアクセスされる結果をもたらすことがある。読み出すことを意図された強誘電性メモリセル105のサブセットに対して、対応するデジット線115は、ワード線110に電圧を印加する前に、事実上グラウンドに接続されてもよい。読み出すことを意図されない他の強誘電性メモリセル105に対しては、対応するデジット線は、強誘電性キャパシタの第一の(“上部の”)プレートに印加された固定電圧に維持されてもよい。したがって、読み出されない強誘電性メモリセル105が読み出し動作によってアクセスされるとき、ゼロ電圧差―すなわち、上部プレートの電圧マイナス底部プレートの電圧―が、関連付けられた強誘電性キャパシタに印加されてもよい。
【0022】
したがって、強誘電性メモリセル105の第二の集合に関連付けられた強誘電性キャパシタは、デジット線115と電荷を共有することを抑制することがある。強誘電性キャパシタにゼロ電圧が印加される間、少なくとも二つの異なる論理状態を維持する強誘電性キャパシタの性能によって、格納された論理状態は維持されてもよい。対照的に、DRAMメモリセル105によって使用されるキャパシタは、その格納された状態をゼロ電圧差で維持しないことがあり、それ故、ワード線における各読み出し動作の後、
再書き
込みされる必要
がある。各読み出し動作の後、論理状態を、強誘電性メモリセルにライトバックする必要がないため、関連付けられた強誘電性キャパシタに対応するセンシングコンポーネント125は、電力を節約するために、非アクティブ化状態に維持されてもよい。
【0023】
メモリコントローラ140は、行デコーダ120、列デコーダ130およびセンシングコンポーネント125などの様々なコンポーネントを通じて、メモリセル105の動作(例えば、読み出し、書き込み、
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込み、リフレッシュなど)を制御してもよい。メモリコントローラ140は、所望のワード線110およびデジット線115をアクティブ化するために、行アドレス信号と列アドレス信号とを生成してもよい。メモリコントローラ140は、また、メモリアレイ100の動作中に用いられる様々な電位を生成し、制御してもよい。一般的に、本明細書で論じられる印加される電圧の振幅、形状、または期間は、調整または変化してもよく、メモリアレイ100を動作させるために、様々な動作に対して異なってもよい。さらに、メモリアレイ100内の一つ、複数またはすべてのメモリセル105は、同時にアクセスされてもよい。例えば、メモリアレイ100の複数またはすべてのセルは、すべてのメモリセル105、またはメモリセル105のグループが単一の論理状態に設定されるリセット動作中に、同時にアクセスされてもよい。
【0024】
ある場合には、メモリコントローラ140は、センシングコンポーネントの第一の集合125、センシングコンポーネントの第二の集合125、またはそれらの双方をアクティブ化するために用いられてもよい。例えば、ある場合には、共通のワード線110を用いるメモリセル105の集合は、メモリセル105の第一の集合と、第二の集合とにグループ化されてもよい。メモリコントローラ140は、共通のワード線110を用いる読み出し動作のために、メモリセルの第一の集合105およびメモリセルの第二の集合105を選択するために用いられてもよい。しかし、対応するセンシングコンポーネントの第一の集合125とセンシングコンポーネントの第二の集合125とを個々にアクティブ化してもよい。すなわち、メモリコントローラ140は、読み出し動作中に、メモリセルの第二の集合に対応するセンシングコンポーネントの第二の集合を非アクティブ化状態に維持しながら、メモリセルの第一の集合105に対するセンシングコンポーネントの第一の集合125をアクティブ化してもよい。メモリセルの第一の集合および第二の集合105に対応するセンシングコンポーネント125の一部を動作させることは、電力を節約することができ、デジット線115間のパターンノイズおよびクロストークなど、メモリアレイ100におけるノイズを低減するために利用されてもよい。
【0025】
図2は、本開示の様々な実施形態による、電力低減センシングスキームをサポートするメモリセルの回路200の一例を図示する。回路200は、メモリセル105−a、ワード線110−a、デジット線115−aおよびセンシングコンポーネント125−aを含み、それらは、それぞれ、
図1を参照して記述されたメモリセル105、ワード線110(アクセス線とも呼ばれることがある)、デジット線115およびセンシングコンポーネント125の例であってもよい。
【0026】
メモリセル105−aは、キャパシタ205などの論理記憶コンポーネントを含んでもよく、これは、容量結合された第一のプレートと第二のプレートとを有する。第一のプレートは、セルプレート230と呼ばれることがあり、第二のプレートは、セル底部215と呼ばれることがある。いくつかの例においては、キャパシタの方向づけは、メモリセル105−aの動作を変化させることなく、反転されることができ、すなわち、第一のプレートがセル底部215に対応してもよく、第二のプレートがセルプレート230に対応してもよい。
図2の例においては、セルプレート230は、プレート線210を介してアクセスされてもよく、セル底部215は、デジット線115−aを介してアクセスされてもよい。また、
図2の例においては、キャパシタ205の端子は、強誘電性材料によって分離され、メモリセル105−aは、以下の論考において、強誘電性メモリセル105−aと呼ばれる。上述されたように、様々な状態は、キャパシタ205を充電または放電すること、すなわち、キャパシタ205の強誘電性材料を分極させることによって格納されてもよい。キャパシタ205を分極させるために必要な全電荷は、残留分極(PR)値と呼ばれることがあり、キャパシタ205の全電荷のうちの半分に到達するキャパシタ205の電圧は、強制電圧(VC)と呼ばれることがある。
【0027】
キャパシタ205の格納された状態は、回路200に表される様々な素子を動作させることによって読み出されるか、または検知されることができる。キャパシタ205は、デジット線115−aと電子通信してもよい。例えば、キャパシタ205は、選択コンポーネント220が非アクティブ化されたときに、デジット線115−aから絶縁されることができ、選択コンポーネント220が強誘電性メモリセル105−aを選択するためにアクティブ化されると、キャパシタ205はデジット線115−aに接続されることができる。換言すると、強誘電性メモリセル105−aが、選択コンポーネント220と強誘電性キャパシタ205とを含む場合、強誘電性メモリセル105−aは、強誘電性キャパシタ205と電子通信する選択コンポーネント220を用いて選択されてもよい。ある場合には、選択コンポーネント220はトランジスタであって、電圧の大きさがトランジスタの閾値電圧よりも大きい場合、その動作は、トランジスタゲートに電圧を印加することによって制御される。
【0028】
ワード線110−aは、選択コンポーネント220をアクティブ化してもよい。例えば、ワード線110−aに印加される電圧は、トランジスタのゲートに印加され、キャパシタ205をデジット線115−aに接続する。あるいは、選択コンポーネント220とキャパシタ205の位置が入れ替えられてもよく、選択コンポーネント220がプレート線210とセルプレート230との間にあり、キャパシタ205がデジット線115−aと選択コンポーネント220の他の端子との間にあるようにしてもよい。このような場合には、選択コンポーネント220は、キャパシタ205に対して、デジット線115−aと電子通信しているままであってもよい。この構成は、読み出しと書き込み動作のために、交互のタイミングとバイアスとに関連付けられることがある。
【0029】
キャパシタ205のプレート間の強誘電性材料によって
は、以下により詳細に論じられるように、キャパシタ205は、デジット線115−a
への接続
時に放電しないかもしれない。例えば、読み出し中に強誘電性キャパシタ205によって格納される状態を検知するために、プレート線210は、移動プレートスキームにおける電圧
まで上昇(ramp)してもよい。ある場合には、デジット線115−a
が、事実上
のグラウンドに接続され、その後
、プレート線210
への電圧を上昇し、
且つ、強誘電性メモリセル105−aを選択するためにワード線110−aに電圧を印加する前に、事実上
のグラウンドから絶縁
(分離)される。強誘電性メモリセル105−aを選択した結果、キャパシタ205にわたる電圧差―例えば、プレート線210の電圧マイナスデジット線115−aの電圧―をもたらすことがある。結果として生じる電圧差は、キャパシタ205の初期状態―例えば、初期状態が論理“1”か論理“0”のいずれを格納していたか―に依存して、キャパシタ205に格納される電荷における変化を生じさせることがある。格納された電荷におけるこの変化は、キャパシタ205に格納された結果として生じる電荷に基づいて、デジット線115−aに電圧を誘発することがある。デジット線115−aに誘発される電圧は、強誘電性メモリセル105−aに格納された論理状態を決定するために、センシングコンポーネント125−aによって基準(例えば、基準線225の電圧)とその後比較されてもよい。
【0030】
あるいは(例えば、固定プレートスキームにおいては)、非可変電圧がプレート線210に印加されてもよい。例えば、固定電圧は、センシングコンポーネント125−aに供給される電圧の半分であってもよい。すなわち、プレート線210に印加される電圧は、所定の電圧で維持されてもよい。このような場合には、デジット線115−aなどの非アクティブなデジット線は、プレート線210に印加される固定電圧に関連付けられた(例えば、同一か、または近傍の)電圧に充電されてもよい。キャパシタ205によって格納された論理状態を検知するために、デジット線115−aは、事実上グラウンドに接続され、その後、ワード線110−aに電圧を印加する前に、事実上のグラウンドから絶縁されてもよい。上記のように、ワード線110−aに電圧を印加することは、セル底部215とデジット線115−aとの間に導電性経路を確立することができ、その結果、キャパシタ205にわたる電圧差―例えば、セルプレート230の固定電圧マイナスデジット線115−aの電圧―を生じる。キャパシタ205は、その後、デジット線115−aと
電荷を共有してもよく、電圧が誘発されてもよい。ある場合には、誘発される電圧は、センシングコンポーネント125−aでの基準電圧と比較されてもよい。
【0031】
いくつかの例においては、ワード線110−aは、読み出し動作のために、強誘電性メモリセル105−aを含む複数の強誘電性メモリセルを選択するために用いられてもよい。読み出し動作は、選択された強誘電性メモリセルのサブセットを読み出す目的で開始されてもよい。また、いくつかの例においては、メモリセル105−aは、選択された強誘電性メモリセルのサブセットに含まれなくてもよい。したがって、キャパシタ205の分極状態を維持し、格納された論理状態を保持するために、デジット線115−aは、プレート線210に印加された電圧またはその近傍で維持されてもよい。さらに、以下により詳細に記述されるように、メモリセル105−aの論理状態は読み出し動作中にディスターブされな
いため、メモリデバイスは、選択された強誘電性メモリセルのサブセットに関連付けられたセンシングコンポーネントによってのみアクティブ化されることによって、電力を節約することができる。
【0032】
上記の技術は固定プレートスキームの文脈でほぼ論じられてきたが、これらの原則および本明細書の以下の論考は、移動プレートスキームにも同様に適用されてもよい。例えば、デジット線115−aの電圧は、読み出し動作のために、プレート線210に印加され
る電圧と
一緒に且つ同一の大きさ
で上昇してもよい。あるいは、デジット線115−aの電圧は、プレート線210に印加された上昇電圧のピークでバイアスされてもよい。
【0033】
メモリセル105−aを読み出すために使用される具体的なセンシングスキームまたはプロセスは、多くの形態をとることができる。一例においては、デジット線115−aは、固有容量を有し、プレート線210に印加される電圧に応じて、キャパシタ205が充電または放電するにつれて、非ゼロ電圧を生成してもよい。固有容量は、デジット線115−aの寸法を含む物理的特性に依存することがある。デジット線115−aは、多くの強誘電性メモリセル105
−aを接続することがあるため、デジット線115−aは、無視できない容量を(例えば、ピコファラド(pF)またはフェムトファラド(fF)のオーダで)結果として生じる長さを有してもよい。デジット線115−aのその後の電圧は、キャパシタ205の初期の論理状態に依存することがあり、センシングコンポーネント125−aは、基準コンポーネントによって提供される基準線225における電圧と、この電圧を比較してもよい。この電荷の変化を利用する他のセンシングプロセスもまた用いられてもよい。
【0034】
強誘電性メモリセル105−aを書き込むために、電圧は、キャパシタ205に印加されてもよい。様々な方法が用いられてもよい。一例においては、デジット線115−aにキャパシタ205を電気的に接続するために、選択コンポーネント220は、ワード線110−aを通じてアクティブ化されてもよい。電圧は、プレート線210を用いてセルプレート230の電圧を制御し、デジット線115−aを用いてセル底部215の電圧を制御することによって、キャパシタ205に印加されてもよい。論理“0”を書き込むために、セルプレート230は、高くなってもよく、すなわち、正の電圧がプレート210に印加されてもよく、セル底部215が低くなってもよく―例えば、デジット線115−aを介して事実上グラウンドに接続されてもよい。逆のプロセスが、論理“1”を書き込むために実施されてもよい―すなわち、セルプレート230が低くなり、セル底部215が高くなってもよい。
【0035】
固定電圧がプレート線210に印加されるスキームにおいては、選択コンポーネント220は、アクティブ化されてもよく、デジット線115−aに印加される電圧は、書き込み動作のために、セル底部215の電圧を制御するために用いられてもよい。ある場合には、固定されたプレート電圧は、センシングコンポーネント125−aの供給電圧の間であってもよく、センシングコンポーネント125−aは、デジット線115−aの電圧を高いまたは低い(例えば、ゼロまたは負)の供給電圧に駆動するために用いられてもよい。例えば、論理“0”を書き込むために、セル底部215は、低くなってもよく、すなわち、デジット線115−aの電圧が低い供給電圧に駆動されてもよい。また、論理“1”を書き込むために、セル底部215は、高くなってもよく、例えば、デジット線115−aの電圧が高い供給電圧に駆動されてもよい。キャパシタ205の読み出しおよび書き込み動作は、強誘電性デバイスと関連付けられた非線形特性を説明することができる。
【0036】
図3は、本開示の様々な実施形態による、電力低減センシングスキームをサポートする強誘電性メモリセルに対するヒステリシス曲線300−aおよび300−bを有する非線形特性の例を図示する。ヒステリシス曲線300−aおよび300−bは、それぞれ、強誘電性メモリセルの書き込みプロセスと読み出しプロセスの一例を図示するものである。ヒステリシス曲線300−aおよび300−bは、電圧Vの関数として、強誘電性キャパシタ(例えば、
図2のキャパシタ205)に格納された電荷Qを示す。
【0037】
強誘電性材料は、自発的な電
気分極によって特徴づけられ、すなわち、電界がなくても非ゼロ
の電
気分極を維持する。例示的な強誘電性材料は、チタン酸バリウム(BaTiO
3)、チタン酸鉛(PbTiO
3)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)およびタンタル酸ビスマスストロンチウム(SBT)を含む。本明細書に記述された強誘電性キャパシタは、これらの、または他の強誘電性材料を含んでもよい。強誘電性キャパシタ内の電
気分極は、強誘電性材料の表面に正味の電荷を生じさせ、キャパシタ端子を通じて逆の電荷を引き付ける。したがって、電荷は、強誘電性材料とキャパシタ端子との界面に格納される。電
気分極は、比較的長時間、無期限にも外部から適用される電界がなくても維持されることができるため、電荷の漏れは、例えば、DRAMアレイで使用されるキャパシタと比較すると、顕著に減少することがある。これは、上述されたように、いくつかのDRAMアーキテクチャに対して、リフレッシュ動作を実施する必要性を減少させることがある。
【0038】
ヒステリシス曲線300−aおよび300−bは、キャパシタの単一の端子を考えると理解されることがある。例示として、強誘電性材料が負の分極を有する場合、正の電荷がその端子に集まるだろう。同様に、強誘電性材料が正の分極を有する場合、負の電荷がその端子に集まるだろう。さらに、ヒステリシス曲線300−aおよび300−bにおける電圧は、キャパシタにおける電圧差を表し、方向性を有することを理解されたい。例えば、当該端子(例えば、セルプレート230)に正の電圧を印加して、第二の端子(例えば、セル底部215)をグラウンドに維持することによって、正の電圧が印加されてもよい。当該端子をグラウンドに維持して、第二の端子を正の電圧を印加することによって、負の電圧が印加されてもよい。すなわち、正の電圧は、当該端子を負に分極させるために印加されてもよい。同様に、二つの正の電圧、二つの負の電圧、または正の電圧と負の電圧との任意の組み合わせが、ヒステリシス曲線300−aおよび300−bに図示された電圧差を生成するために、適切なキャパシタ端子に印加されてもよい。
【0039】
ヒステリシス曲線300−aに図示されるように、強誘電性材料は、ゼロ電圧差を有する正または負の分極を維持することがあり、その結果、二つの可能性のある充電された状態を生じる。それは、電荷状態305と電荷状態310である。
図3の例によれば、電荷状態305は、論理“0”を表し、電荷状態310は、論理“1”を表す。いくつかの例においては、それぞれの電荷状態の論理値は、強誘電性メモリセルを動作させるための他のスキームに適応させるために、逆にされてもよい。
【0040】
論理“0”または“1”は、電圧を印加することによって、強誘電性材料の電
気分極、それ故、キャパシタ端子における電荷を制御することよって、強誘電性メモリセルに書き込まれることがある。例えば、キャパシタに正味の正の電圧315を印加すること―例えば、
図2を参照して記述されたように、セル底部215よりもセルプレート230により大きい電圧を印加すること―は、結果として、電荷状態305−aに到達するまで、電荷の蓄積を生じる。電圧315を除去すると、電荷状態305−aは、ゼロ電位において電荷状態305に到達するまで、経路320に従う。同様に、電荷状態310は、正味の負の電圧325を印加することによって書き込まれ、結果として電荷状態310−aを生じる。負の電圧325を除去した後、電荷状態310−aは、ゼロ電圧において電荷状態310に到達するまで、経路330に従う。
【0041】
強誘電性キャパシタの格納された状態を読み出すか、または検知するために、電圧がキャパシタに印加されてもよい。それに応じて、格納された電荷が変化し、変化の程度は、初期の電荷状態―すなわち、キャパシタの格納された電荷が、電荷状態305−bまたは310−bが最初に格納されていたか否かに依存する程度―に依存する。例えば、ヒステリシス曲線300−bは、二つの可能性のある格納された電荷状態305−bおよび310−bを図示する。電圧335は、キャパシタのセルプレート(例えば、
図2を参照するとセルプレート230)に印加されてもよい。正の電圧として図示されているが、電圧335は、負であってもよい。電圧335に応じて、電荷状態305−bは、経路340に従うことがある。同様に、電荷状態310−bが最初に格納されていた場合には、それは経路345に従う。電荷状態305−cおよび電荷状態310−cの最終的な位置は、具体的なセンシング動作および回路を含む多数の要因に依存することがある。
【0042】
ある場合には、最終的な電荷は、強誘電性メモリセルのデジット線の固有容量に依存することがある。例えば、キャパシタがデジット線に電気的に接続され、電圧335が印加される場合、デジット線の電圧は、その固有容量によって上昇してもよく、センシングコンポーネントで測定される電圧は、デジット線に結果として生じる電圧に依存してもよい。ヒステリシス曲線300−bにおける最終的な電荷状態305−cおよび310−cの位置は、したがって、デジット線の容量に依存することがあり、ロードライン解析を通じて決定されてもよい―すなわち、電荷状態305−cおよび310−cは、デジット線容量に応じて定義されてもよい。結果として、キャパシタにおける電圧、電圧350または電圧355は、異なっていてもよく、キャパシタの初期状態に依存してもよい。移動プレートスキームに関しては、電圧335は、ゼロ電圧から読み出し電圧まで上昇してもよく、、その電荷を対応するデジット線と共有するようにキャパシタを始動させる。
【0043】
固定プレートスキームは、一定電圧335を印加してもよく、対応するデジット線は、キャパシタにアクセスする前に事実上グラウンドに接続されてもよく、対応するデジット線とその電荷を共有するようにキャパシタを始動させる。上記で論じられたように、ゼロ電圧がキャパシタに印加される間、キャパシタは、電荷状態305−bまたは310−bに関連付けられた二つの論理状態のうちの一つを保持してもよい。したがって、キャパシタにおける電圧が読み出し動作中にゼロ電圧に維持される場合、格納された状態は、読み出し動作中には破壊され得ない。いくつかの例においては、強誘電性メモリデバイスは、共通のワード線を利用して選択される強誘電性メモリセルの第一のサブセットを読み出すために、この特性を利用することがある。例えば、強誘電性メモリデバイスは、選択された強誘電性メモリセルの第二のサブセットに対応するデジット線を事実上グラウンドに接続するのを抑制してもよく、ゼロ電圧差がキャパシタにおいて維持されるようにする。ゆえに、キャパシタは、その初期電荷状態(例えば、電荷状態305−bまたは310−b)を維持してもよく、それによって、メモリデバイスは、選択された強誘電性メモリセルの第二のサブセットに対応するセンシングコンポーネントの集合をアクティブ化することを抑制することができ、電力を節約する。
【0044】
セルプレートに印加される電圧(例えば、電圧335)とキャパシタにおける電圧(例えば、電圧350または電圧355)との差を、基準電圧と比較することによって、キャパシタの初期状態が決定されてもよい。
図2を参照して理解できるように、デジット線の電圧は、プレート線210に印加される電圧と、結果として生じるキャパシタ205における電圧との差として表されてもよい。上記で論じられたように、デジット線の電圧は、キャパシタに格納された電荷の変化に部分的に基づき、電荷の変化は、キャパシタに印加される電圧の大きさと関連付けられる。いくつかの例においては、基準電圧は、電圧350と電圧355の結果として生じるデジット線電圧の平均であってもよく、比較によって、検知されるデジット線の電圧は、基準電圧よりも高いか、または低いと決定されてもよい。強誘電性セルの値(すなわち、論理“0”または“1”)は、その後、その比較に基づいて決定されてもよい。
【0045】
しかしながら、上記で論じられたように、強誘電性メモリセルは、読み出し動作後に初期論理状態を維持してもよい。例えば、電荷状態305−bが格納され、読み出し動作が実施された場合、電荷状態は、電荷状態305−cまで経路340に従ってもよく、電圧335を除去した後、電荷状態は、例えば、反対方向に経路340に従うことによって、初期電荷状態305−bに戻ってもよい。
【0046】
図4は、本開示の様々な実施形態による、電力低減センシングスキームをサポートする回路400の一例を図示する。回路400は、強誘電性メモリセル105−bから105−eと、ワード線110−b(アクセス線110−bとも呼ばれることがある)と、デジット線115−bから115−eと、センシングコンポーネント125−bから125−eと、メモリコントローラ140−aと、を含み、これらは、それぞれ、
図1および
図2を参照して記述されたように、強誘電性メモリセル105、ワード線110、デジット線115、センシングコンポーネント125およびメモリコントローラ140−aの例であってもよい。回路400は、また、プレート線210−aも含むことがあり、これは、
図2を参照して記述されたように、プレート線210の例であってもよい。回路400は、また、スイッチングコンポーネント405−aから405−dと、プレートスイッチングコンポーネント410−aから410−dと、制御線415−aから415−dと、事実上のグラウンド420とを含む。
【0047】
強誘電性メモリセル105−bから105−eは、
図2を参照して記述されたように、強誘電性キャパシタなどの論理記憶コンポーネントと、選択コンポーネントとを各々含んでもよい。強誘電性メモリセル105−bから105−eは、また、プレート線210−aと電子通信してもよく、プレート線210−aは、強誘電性メモリセル105−bから105−eの各々に対する強誘電性キャパシタのセルプレート(例えば、
図2を参照して記述されたようなセルプレート230)をバイアスするために用いられてもよい。ある場合、例えば、固定プレートスキームを用いるメモリデバイスの場合には、所定の電圧がプレート線210−aに絶えず印加されてもよい。強誘電性メモリセル105−bから105−eの各々は、ワード線110−bと電子通信してもよく、ワード線110−bは、(例えば、読み出し動作のために)強誘電性メモリセル105−bから105−eにアクセスするために用いられてもよい。例えば、ワード線110−bに電圧を印加することによって。ある場合には、ワード線110−bに印加される電圧は、強誘電性メモリセル105−bから105−eの各々に対する強誘電性キャパシタのセル底部(例えば、
図2を参照して記述されたようなセル底部215)と対応するデジット線115−bから115−eとの間の導電性経路を確立することがある。
【0048】
デジット線115−bから115−eは、固有容量を各々有してもよく、これは、電
気デバイスでなくてもよい―すなわち、二端子キャパシタでなくてもよい―が、その代わりに、デジット線115−bから115−eの物理的特性(例えば、トレース幅、トレース長など)に依存することがある。デジット線115−bから115−eは、それぞれ、スイッチングコンポーネント405−aから405−dを介して、事実上のグラウンド420に各々接続されてもよい。事実上のグラウンド420は、回路400に対する共通の基準として機能してもよく、また、グラウンドとして参照されるか、またはゼロ電圧に関連付けられてもよく、事実上のグラウンドは、アースに対して参照されるときゼロボルトとは異なる(例えば、それより大きいか、もしくは小さい)電圧に浮遊することがある。ある場合には、デジット線115−bから115−eは、センシング動作を実施する前に事実上グラウンドに接続される。デジット線115−bから115−eは、また、それぞれ、プレートスイッチングコンポーネント410−aから410−dを介してプレート線210−aに接続されてもよい。デジット線115−bから115−eをプレート線210−aに接続することは、プレート線210−aの電圧でデジット線115−bから115−eをバイアスすることがある。追加的または代替的に、第一のデジット線と第二のデジット線との間のスイッチングコンポーネントは、プレート線210−aの電圧またはその近傍の電圧を生成するために用いられてもよい。例えば、デジット線115−bから115−eなどのデジット線は、低い電圧(例えば、事実上のグラウンド)に駆動されてもよく、基準デジット線は、高い電圧(例えば、センシング電圧)に駆動されてもよい。デジット線は、その後、プレート線210−aの電圧、またはその近傍の電圧を生成するために、スイッチングコンポーネントを介してともに短絡されてもよい。
【0049】
デジット線115−bから115−eは、また、それぞれ、センシングコンポーネント125−bから125−eと電子通信してもよい。センシングコンポーネント125−bから125−eは、対応する強誘電性メモリセル105−bから105−eの格納された状態を決定するために用いられてもよい。ある場合には、センシングコンポーネント125−bから125−eの各々は、センス増幅器であってもよいし、センス増幅器を含んでもよい。センシングコンポーネント125−bから125−eは、低電圧に関連付けられた電圧源(例えば、事実上のグラウンド、負の電圧など)および、より高い電圧に関連付けられた電圧源(例えば、正の電圧、センシング電圧など)によって操作されてもよい。センシングコンポーネント125−bから125−eは、対応するデジット線115−bから115−eの電圧および基準線(例えば、
図2を参照して論じられたような基準線225)の電圧に少なくとも部分的に基づいて、対応する強誘電性メモリセル105−bから105−eの論理値を決定するために用いられてもよい。いくつかの例においては、センシングコンポーネント125−bから125−eは、アクティブ化され、これは、“発動(ファイアリング)される(fired)”と呼ばれることがあり、デジット線115−bの電圧と、基準線の電圧との間との比較の契機になる。センシングコンポーネント125−bから125−eは、高電圧か低電圧のいずれかによって提供される電圧にセンス増幅器の出力をラッチしてもよい。例えば、デジット線115−bの電圧が基準電圧よりも大きい場合、センシングコンポーネント125−bは、より高い電圧源から供給される正の電圧で、センス増幅器の出力をラッチしてもよい。
【0050】
いくつかの例においては、センシングコンポーネント125−bから125−eは、センシングコンポーネントの集合に関連付けられてもよい。例えば、センシングコンポーネント125−bは、第一の集合に関連付けられ、センシングコンポーネント125−cは、第二の集合に、センシングコンポーネント125−dは、第三の集合に、センシングコンポーネント125−eは、第四の集合に関連付けられてもよい。集合からのセンシングコンポーネント125は、その後、パターンノイズを低減するために、交互のパターンに配列されてもよい。例えば、第一の集合からのセンシングコンポーネント(例えば、センシングコンポーネント125−b)は、第二の集合からのセンシングコンポーネント(例えば、センシングコンポーネント125−c)および第四の集合からのセンシングコンポーネント(例えば、センシングコンポーネント125−e)と隣接してもよく、第二の集合からのセンシングコンポーネント(例えば、センシングコンポーネント125−
c)は、第一の集合からのセンシングコンポーネント(例えば、センシングコンポーネント125−b)および第三の集合からのセンシングコンポーネント(例えば、センシングコンポーネント125−d)に隣接してもよい、などである。他の例においては、センシングコンポーネント125−bおよび125−dは、第一の集合に関連付けられてもよく、センシングコンポーネント125−cおよび125−eは、第二の集合に関連付けられてもよい。同様に、第一の集合からのセンシングコンポーネントが、第二の集合からのセンシングコンポーネントと交互に配置されてもよい。
【0051】
メモリコントローラ140−aは、スイッチングコンポーネント405−aから405−d、プレートスイッチングコンポーネント410−aから410−dおよびセンシングコンポーネント125−bから125−eをアクティブ化する/非アクティブ化するための信号を伝送するために、制御線415−aから415−dを使用してもよい。いくつかの例においては、プレートスイッチングコンポーネント410−aから410−dは、例示的な回路400においてオプションで実装されてもよい。各制御線415−aから415−dは、複数の制御線に関連付けられてもよい。例えば、制御線415−aは、センシングコンポーネント125−bをアクティブ化/非アクティブ化するために用いられる第一の制御線と、スイッチングコンポーネント405−aをアクティブ化/非アクティブ化するための第二の制御線と、
プレートスイッチングコンポーネント410−aをアクティブ化/非アクティブ化するための第三の制御線とを含んでもよい。ある場合には、制御線415−aから415−cは、共通のノードを共有してもよく、制御線415−bから415−dも、共通のノードを共有してもよい。すなわち、電圧が制御線415−aに印加される場合、それと同一の電圧が、また制御線415−cに印加されてもよく、電圧が制御線415−bに印加される場合、それと同一の電圧が、制御線415−dにも印加されてもよい。このように、メモリコントローラ140−aは、交互にセンシングコンポーネント125−bから125−eを独立してアクティブ化してもよい。たとえば、センシングコンポーネント125−cおよび125−eが非アクティブ化される間、センシングコンポーネント125−bおよび125−d
が、アクティブ化されてもよい。各制御線415−aから415−dが互いに独立している例においては、メモリコントローラ140−aは、
一方のセンシングコンポーネントの集合からのセンシングコンポーネント(例えば、センシングコンポーネント125−cから125−e)が非アクティブ化される間、
他方のセンシングコンポーネントの集合からのセンシングコンポーネント(例えば、センシングコンポーネント125−b)をアクティブ化してもよい。
【0052】
ある例においては、強誘電性メモリセル105−bから105−eによって格納される情報のサブセットは、読み出し動作を開始するプログラム(例えば、ソフトウェアアプリケーション、ハードウェアドライバなど)によって用いられてもよい。しかし、強誘電性メモリセル105−bから105−eのうちの何れかを選択するために、上で論じられたように、電圧は、ワード線110−bに印加されてもよく、ワード線110−bに電圧を印加する結果、強誘電性メモリセル105−bから105−eの各々の強誘電性キャパシタと、対応するデジット線115−bから115−eとの間に導電性経路を確立することがある。強誘電性キャパシタの特性により、プレート線210−aに印加される電圧またはその近傍の電圧がデジット線115−bから115−eにも存在する場合には、強誘電性メモリセル105−bから105−eの強誘電性キャパシタは、デジット線115−bから115−e上に放電しないことがある。したがって、メモリコントローラ140−aは、第一のデジット線のサブセットが、読み出し動作によって要求された強誘電性メモリセル105−bから105−eの第一のサブセットに対応する場合には、デジット線115−bから115−eの第一のサブセットを事実上グラウンドに接続してもよく、対応するセンシングコンポーネント125−bから125−eの第一のサブセットをアクティブ化してもよい。メモリコントローラは、読み出し動作中に、プレート電圧、またはその近傍の電圧で、他のデジット線サブセットを維持してもよく、他のセンシングコンポーネントを非アクティブ状態で維持してもよく、電力を節約する。
【0053】
ある場合には、強誘電性メモリセル105−bおよび105−dは、強誘電性メモリセルの第一の集合に対応してもよく、強誘電性メモリセル105−cおよび105−eは、強誘電性メモリセルの第二の集合に対応してもよい。他の場合には、強誘電性メモリセル105−bは、強誘電性メモリセルの第一の集合に対応してもよく、強誘電性メモリセル105−cは、強誘電性メモリセルの第二の集合に対応してもよい、などである。いくつかの例においては、スイッチングコンポーネント405−aから405−dは、線形均等化デバイスと呼ばれる。スイッチングコンポーネント405−aから405−dと、プレートスイッチングコンポーネント410−aから410−dは、トランジスタ(例えば、n型またはp型FET)として実装されてもよく、トランジスタのゲートに制御信号、または制御信号の増幅された信号を増加または減少させて適用することによって、アクティブ化/非アクティブ化されてもよい。いくつかの例においては、スイッチングコンポーネント405−aから405−dと410−aから410−dは、単一のデバイス(例えば、単極双投スイッチ)として実装されてもよい。回路400は、また、外部/内部電圧源、増幅器、またはラインドライバも含んでもよく、これらは、プレート線210−a、ワード線110−a、スイッチングコンポーネント405および/またはスイッチングコンポーネント410に電圧を印加するために用いられてもよい。
【0054】
図5は、本開示の様々な実施形態による、電力低減センシングスキームのためのタイミング
図500を図示する。タイミング
図500は、軸505上に電圧を、軸510上に時間を示す。時間の関数としての様々なコンポーネントの電圧がタイミング
図500上に表されてもよい。例えば、タイミング
図500は、ワード線電圧515、プレート線電圧520、均等化電圧525−aおよび525−bならびにデジット線電圧530−aおよび530−bを含む。タイミング
図500は、また、固定電圧535、センシング電圧540および発動時間545も含む。タイミング
図500は、
図4を参照して記述された回路400の動作の一例を図示する。
図5は、前述の図面のコンポーネントを参照して以下に記述される。ゼロに近づいていく電圧は、表現を容易にするために軸510からずらされることがあり、ある場合には、これらの電圧は、ゼロに等しいか、またはゼロにほぼ等しいことがある。
【0055】
図4を参照して論じられたように、固定電圧535が
、プレート線210−aに印加される一定電圧に関連付けられ得る場合、各デジット線115−bから115−eに対するデジット線電圧530−aおよび530−bは、固定電圧535、またはその近傍の電圧であってもよい。ある場合には、強誘電性メモリセル105−bおよび105−dは、強誘電性メモリセルの第一の集合に対応してもよく、強誘電性メモリセル105−cおよび105−eは、強誘電性メモリセルの第二の集合に対応してもよい。
図5の例においては、強誘電性メモリセル105−bおよび105−dの第一の集合と、強誘電性メモリセル105−cおよび105−eの第二の集合は、読み出し動作のために選択されてもよい。デバイスは、
読み出し動作を開始させるプログラムが強誘電性メモリセル105−bおよび105−dの第一の集合によって格納された情報のみを
要求したことを決定してもよい。したがって、読み出し動作の準備中に、メモリコントローラ140−aは、スイッチングコンポーネント405−aおよび405−cの第一の集合に対して、均等化電圧525−aを印加し
て、デジット線電圧530−aを事実上のグラウンドに向けて駆動する。デジット線電圧530−aは、デジット線115−bおよび115−dの第一の集合に関連付けられてもよい。メモリコントローラ140−aは、プレートスイッチングコンポーネント410−aおよび410−cに印加される電圧を同時に除去し
て、プレート線210−aからデジット線115−bおよび115−dの第一の集合を絶縁
(分離)する。
【0056】
メモリコントローラ140−aは、スイッチングコンポーネント405−bおよび405−dの第二の集合に印加される均等化電圧525−bを同時に維持してもよく、また、プレートスイッチングコンポーネント410−bおよび410−dに印加される電圧を維持してもよく、プレート線210−aとデジット線115−cおよび115−eとの間の接続を維持する。結果として、デジット線電圧530−dは、固定電圧535、またはその近傍の電圧のままであってもよい。デジット線電圧530−dは、デジット線115−cおよび115−eの第二の集合に関連付けられてもよい。デジット線電圧530−aが事実上のグラウンドか、またはその近傍に到達すると、均等化電圧525−aは除去されてもよく、回路400における他の変動に基づいて、デジット線115−bおよび115−dの第二の集合の電圧を変化させ、ワード線電圧515がワード線110−bに印加されてもよい。デジット線、または、特定の電圧源から切断された他のコンポーネントは、このように、回路内の他の変動によって引き起こされる電圧の変化を受けやすく、“浮遊(float)”または“浮遊している(floating)”と呼ばれることがある。他の素子から絶縁された回路素子は、浮遊していると呼ばれることがある。
【0057】
ワード線電圧515を印加することは、各強誘電性メモリセル105−bから105−eの強誘電性キャパシタに関連付けられたセル底部(例えば、
図2を参照して記述されたようなセル底部215)と、各デジット線115−bから115−eとの間に導電性経路をそれぞれ確立してもよい。デジット線電圧530−dとプレート電圧520が、固定電圧535またはその近傍の電圧で維持されると、ゼロ電圧は、強誘電性メモリセル105−cおよび105−eの第二の集合の強誘電性キャパシタに印加されてもよい。したがって、強誘電性メモリセル105−cおよび105−eの第二の集合の強誘電性キャパシタは、デジット線115−cおよび115−eの第二の集合と電荷を共有することを抑制してもよく、それらの初期の格納状態を維持してもよい。逆に、デジット線115−bおよび115−dの第一の集合に関連付けられたデジット線電圧530−aがグラウンドに駆動され、その後浮遊されると、固定電圧535は、強誘電性メモリセル105−bおよび105−dの第一の集合に関連付けられた強誘電性キャパシタに印加されてもよい。したがって、強誘電性メモリセル105−bおよび105−dの第一の集合の強誘電性キャパシタがデジット線115−bおよび115−dの第一の集合上に放電すると、デジット線電圧530−aは、上昇してもよい。
【0058】
図5に図示された例においては、デジット線電圧530−aは、格納された状態に基づいて、二つの電圧のうちの一方に上昇してもよい。例えば、論理“1”が強誘電性メモリセル105−bの強誘電性キャパシタによって格納される場合、デジット線電圧530−bが結果として生じることがあり、論理“0”が格納される場合、デジット線電圧530−cが結果として生じることがある。
図3を参照してわかるように、デジット線電圧530−bは、強誘電性セル上へのより小さい電圧降下、したがって、デジット線電圧530−cと比較すると、より高いデジット線電圧に関連付けられてもよい。デジット線電圧530−bまたは530−cが落ち着いた後、センシングコンポーネント125−bおよび125−dの第一の集合は、発動時間545でアクティブ化されてもよい。センシングコンポーネント125−bおよび125−dの第一の集合は、基準電圧とデジット線電圧530−bまたは530−cを比較してもよく、センシングコンポーネントの出力は、このようにしてラッチされてもよい。例えば、強誘電性メモリセル105−bに関連付けられた強誘電性キャパシタによって論理値“1”が格納される場合、センシングコンポーネント125−bは、基準電圧とデジット線電圧530−bを比較してもよく、デジット線電圧530−bが基準電圧よりも高いことを決定してもよい。したがって、センシングコンポーネント125−bの出力は、正の供給電圧に駆動され、ラッチされてもよい。
図5に図示された例においては、デジット線115−bは、また、センシングコンポーネント125−bの出力に駆動されてもよい。
【0059】
上記で論じられたように、いくつかの例においては、強誘電性メモリセル105−bおよび105−dの第一の集合によって格納された情報のみが用いられ、強誘電性メモリセル105−cおよび105−eの第二の集合に対応するセンシングコンポーネント125−cおよび125−eの第二の集合は、読み出し動作中に、非アクティブ化状態に維持されてもよい。センシングコンポーネント125の一部をアクティブ化(または、発動)することは、読み出し動作中に電力を節約することができる。センシングコンポーネント125―bおよび125−dの第一の集合を発動した後、ライトバック手順は、読み出し動作の前に、強誘電性メモリセル105−bおよび105−dの第一の集合によって格納された論理状態を元の状態に戻すために実施されてもよい。
【0060】
ある場合には、ライトバック手順は、逆のライトバック手順を含んでもよい。それは、以前格納された状態に対する逆の状態が、検知された強誘電性メモリセル105にライトバックされる手順である。ライトバックの後、デジット線115−bおよび115−dの第一の集合は、次の読み出し動作の準備中に、固定電圧535、またはその近傍の電圧に戻されてもよい。デジット線115−bおよび115−dの第一の集合の電圧を固定電圧535に戻すことは、デジット線115−bおよび115−dの第一の集合をプレート線210−aに短絡することを含んでもよい。ある場合には、プレートスイッチングコンポーネント410−aおよび410−cの第一の集合は、デジット線115−bおよび115−dの第一の集合をプレート線210−aに短絡するためにアクティブ化されてもよい。あるいは、デジット線115−bおよび115−dの第一の集合は、センシング動作に基づいて、高いまたは低い電圧に駆動されてもよく、その後、対応する基準線と短絡され、逆の電圧に駆動され、高電圧と低電圧との間の電圧(すなわち、固定電圧535またはその近傍の電圧)を生成する。
【0061】
いくつかの例においては、強誘電性メモリセル105−bが強誘電性メモリセルの第一の集合に対応し、強誘電性メモリセル105−cが強誘電性メモリセルの第二の集合に対応するようにするなどのように、強誘電性メモリセル105−bから105−eは、さらに分解されてもよい。このように、センシングコンポーネント125−bから125−eの制御は、読み出し中に、粒度を増加しながら、アクティブ化/非アクティブ化されてもよい。ある場合には、ある電圧の上昇および降下は、相互に重なることがあり、読み出し/書き込み動作に関連付けられる時間を減少させる。例えば、ある場合には、ワード線電圧515の上昇は、均等化電圧525−aの降下と重なることがある。スイッチングコンポーネント405および410などのスイッチングコンポーネントに均等化電圧525−aなどの電圧を印加することは、スイッチングコンポーネントをアクティブ化してもよく、電圧を除去すること(例えば、ゼロ電圧を印加すること)は、スイッチングコンポーネントを非アクティブ化してもよい。しかし、いくつかのスイッチングコンポーネントは、逆に動作するように実装されてもよい―すなわち、電圧を印加することがスイッチングコンポーネントを非アクティブ化してもよい。
【0062】
図6は、本開示の様々な実施形態による、電力低減センシングスキームのためのメモリコントローラ140−bの一例のブロック
図600を図示する。メモリコントローラ140−bは、ドライバ605−aから605−dと、センシング出力610−aから610−dと、均等化出力615−aから615−dとを含む。センシング出力は、左のセンシング出力610−aおよび610−cと、右のセンシング出力610−bおよび610−dとを含んでもよい。均等化出力は、左の均等化出力615−aおよび615−cと、右の均等化出力615−bおよび615−dとを含んでもよい。ドライバ605−aは、左のセンシング出力610−aおよび左の均等化出力615−aを制御するために用いられてもよい。ドライバ605−bは、右のセンシング出力610−bおよび右の均等化出力615−bを制御するために用いられてもよい。ドライバ605−cは、左のセンシング出力610−cおよび左の均等化出力615−cを制御するために用いられてもよい。ドライバ605−dは、右のセンシング出力610−dおよび右の均等化出力615−dを制御するために用いられてもよい。
【0063】
図4を参照して論じられたように、ドライバ605−aは、左のセンス出力610−aを通じて、センシングコンポーネント125−bに電圧を印加するために用いられてもよく、ドライバ605−bは、右のセンス出力610−bを通じてセンシングコンポーネント125−cに電圧を印加してもよく、ドライバ605−cは、左のセンス出力610−cを通じてセンシングコンポーネント125−dに電圧を印加してもよく、ドライバ605−dは、右のセンス出力610−dを通じてセンシングコンポーネント125−eに電圧を印加してもよい。同様に、ドライバ605−aは、左の均等化出力615−aを通じてスイッチングコンポーネント405−aおよびプレートスイッチングコンポーネント410−aに電圧を印加するために用いられてもよく、ドライバ605−bは、右の均等化出力
615−bを通じて、スイッチングコンポーネント405−bおよびプレートスイッチングコンポーネント410−bに電圧を印加してもよく、ドライバ605−cは、左の均等化出力615−cを通じて、スイッチングコンポーネント405−cおよびプレートスイッチングコンポーネント410−cに電圧を印加してもよく、ドライバ605−dは、右の均等化出力615−dを通じて、スイッチングコンポーネント405−dおよびプレートスイッチングコンポーネント410−dに電圧を印加してもよい。
【0064】
ある場合には、ドライバ605は、例えば、マイクロコントローラからメモリコントローラ140−bにおいて生じる低電圧制御信号を増幅するために用いられてもよい。ある場合には、制御信号は、スイッチングコンポーネントを実装するために用いられるトランジスタのゲートに駆動することができる電圧を生成するために増幅されてもよい。いくつかの例においては、ドライバ605−aから605−dは、同様に動作してもよいが、コントローラ140−bに対して外部で実装される。
【0065】
ある場合には、ドライバ605−cおよび605−d、左および右のセンス出力610−cおよび610−d、ならびに、左および右の均等化出力615−cおよび615−dは、実装されなくてもよい。例えば、
図4を参照して論じられたように、強誘電性メモリセル105−bから105−eは、メモリデバイスの第一の集合および第二の集合に対応してもよい。ゆえに、メモリコントローラ140−bは、左のセンス出力610−aを通じて、センシングコンポーネント125−bおよび125−dの第一の集合をアクティブ化し、左の均等化出力
615−aを通じて、スイッチングコンポーネント405−aおよび405−cならびにプレートスイッチングコンポーネント410−aおよび410−cをアクティブ化するためにドライバ605−aを用いてもよい。ドライバ605−bは、右のセンス出力610−bを通じて、センシングコンポーネント125−cおよび125−eの第二の集合をアクティブ化し、右の均等化出力
615−bを通じてスイッチングコンポーネント405−bおよび405−d、ならびにプレートスイッチングコンポーネント410−bおよび410−dをアクティブ化するために用いられてもよい。さらに、制御線415−aおよび415−cは、共通のノード(例えば、左のセンス出力610−aと左の均等化出力615−a)において接続されてもよく、制御線415−bおよび415−dは、また、共通のノード(例えば、右のセンス出力610−bおよび右の均等化出力615−b)において接続されてもよい。
【0066】
図7は、本開示の様々な実施形態による、電力低減センシングスキームをサポートするメモリアレイ100−aのブロック
図700を図示する。メモリアレイ100−aは、電子メモリ装置とも呼ばれることがあり、メモリコントローラ140−cおよびメモリセル105−fを含み、これらは、
図1、
図2、
図4および
図6を参照して記述されたメモリコントローラ140とメモリセル105の例であってもよい。メモリセル105−fは、
図4から
図6を参照して論じられたような、センシングコンポーネント125−fの第一、第二、第三および第四の集合に対応することがある、メモリセルの第一、第二、第三および第四の集合を含んでもよい。センシングコンポーネントの第一の集合の各センシングコンポーネント125−fは、メモリセルの第一の集合のそれぞれのメモリセル105−fと電子通信してもよく、センシングコンポーネントの第二の集合の各センシングコンポーネント125−fは、メモリセルの第二の集合のそれぞれのメモリセル105−fと電子通信してもよい。デジット線115−fは、
図4から
図6を参照して論じられたような、メモリセルおよびセンシングコンポーネントの第一、第二、第三および第四の集合のメモリセル105−fおよびセンシングコンポーネント125−fに対応するデジット線の第一、第二、第三および第四の集合を含んでもよい。
【0067】
メモリコントローラ140−cは、センシングコンポーネント125−fの第一の集合、センシングコンポーネント125−fの第二の集合、センシングコンポーネント125−fの第三の集合、センシングコンポーネント125−fの第四の集合、またはそれらの任意の組み合わせをアクティブ化するように動作可能であってもよい。メモリコントローラ140−cは、バイアシングコンポーネント710を含んでもよく、タイミングコンポーネント715は、
図1−
図6に記述されたようなメモリアレイ100−aを動作させてもよい。メモリコントローラ140−cは、ワード線110−f、デジット線115−f、センスコンポーネント125−fおよびプレート線210と電子通信してもよく、これらは、
図1、
図2および
図4を参照して記述されたワード線110、デジット線115、センスコンポーネント125およびプレート線210の例であってもよい。バイアシングコンポーネント710は、メモリアレイ100−a内の他のコンポーネントに電圧を印加するためのドライバ(例えば、増幅器、ゲートドライバなど)を含むか、または電子通信してもよい。ある場合には、メモリコントローラ140−cは、センシングコンポーネントの第一の集合と電子通信する第一のドライバと、センシングコンポーネントの第二の集合と電子通信する第二のドライバと、を含む。センシングコンポーネントの第一の集合の各センシングコンポーネント125−fは、第一の制御線415−eを介して、メモリコントローラ140−cと電子通信してもよく、センシングコンポーネントの第二の集合の各センシングコンポーネント125−fは、第二の制御線415−eを介して、メモリコントローラ140−cと電子通信してもよい。
【0068】
メモリアレイ100−aは、基準コンポーネント720、ラッチ725、スイッチングコンポーネント730および固定電圧735も含んでもよい。メモリアレイ100−aのコンポーネントは、相互に電子通信してもよく、
図1から
図6を参照して記述された機能を実施してもよい。ある場合には、基準コンポーネント720、センスコンポーネント125−fおよびラッチ725は、メモリコントローラ140−cのコンポーネントである。スイッチングコンポーネント730、基準コンポーネント720、およびラッチは、
図4から
図6を参照して記述されたように、それぞれ、均等化コンポーネント、基準コンポーネントおよびラッチの第一、第二、第三および第四の集合を含んでもよい。ある場合には、センシングコンポーネントの第一の集合とセンシングコンポーネントの第二の集合は、センシングコンポーネント125−fの第二の集合のうちの第一のセンシングコンポーネントおよび第二のセンシングコンポーネントに隣接して、センシングコンポーネント125−fの第一の集合のうちの第一のセンシングコンポーネントを含む交互のパターンで配列される。これは、センシングコンポーネント125−fの第三の集合および第四の集合にさらに適用されてもよい―すなわち、第一の集合のセンシングコンポーネントは、第四および第二の集合のセンシングコンポーネントに隣接してもよく、第二の集合のセンシングコンポーネントは、第一および第三の集合のセンシングコンポーネントに隣接してもよい、などである。センシングコンポーネント125−fを交互に配置することは、デジット線115−fの間のパターンノイズを低減することができる。
【0069】
いくつかの例においては、デジット線115ーfは、事実上のグラウンド420−a、センスコンポーネント125−f、およびメモリセル105−fの強誘電性キャパシタと電子通信している。ワード線110−fは、メモリコントローラ140−cおよびメモリセル105−fの選択コンポーネントと電子通信してもよい。プレート線210−bは、メモリコントローラ140−c、ならびにメモリセル105−fの第一、第二、第三および/または第四の集合の各々に対する強誘電性キャパシタのプレートと電子通信してもよい。センスコンポーネント125−fは、メモリコントローラ140−c、基準線225−a、デジット線115−f、およびラッチ725と電子通信してもよい。基準コンポーネント720は、メモリコントローラ140−cおよび基準線225−aと電子通信してもよい。スイッチングコンポーネント730は、メモリコントローラ140−cおよびデジット線115−fと電子通信してもよい。事実上のグラウンド420−aは、メモリコントローラ140−c、デジット線115−f、事実上のグラウンド420−aと電子通信してもよい。これらのコンポーネントは、また、他のコンポーネント、接続もしくはバスを介して、上記に記載されないメモリアレイ100−aの内部と外部との双方で、他のコンポーネントと電子通信してもよい。
【0070】
メモリコントローラ140−cは、ワード線110−f、プレート線210−b、またはデジット線115−fを、それらの様々なノードに電圧を印加することによってアクティブ化するように構成されてもよい。例えば、バイアシングコンポーネント710は、上述されたように、メモリセル105−fを読み出すか、または書き込むために、メモリセル105−fを動作させる電圧を印加するように構成されてもよい。ある場合には、メモリコントローラ140−cは、
図1を参照して記述されたように、行デコーダ、列デコーダ、またはそれらの双方を含んでもよい。これは、メモリコントローラ140−cが一つ以上のメモリセル105にアクセスすることを可能にすることができる。バイアシングコンポーネント710は、また、センスコンポーネント125−fに対する基準信号を生成するために、基準コンポーネント720に電位を提供してもよい。さらに、バイアシングコンポーネント710は、センスコンポーネント125−fの動作のための電位を提供してもよい。ある場合には、メモリコントローラ140−cは、タイミングコンポーネント715を用いてその動作を実施してもよい。例えば、タイミングコンポーネント715は、本明細書で論じられたように、読み出しおよび書き込みなどのメモリ機能を実施するためのスイッチングや電圧印加のためのタイミングを含む、様々なワード線選択、またはプレートバイアシングのタイミングを制御してもよい。ある場合には、タイミングコンポーネント715は、バイアシングコンポーネント710の動作を制御してもよい。
【0071】
スイッチングコンポーネント730は、デジット線115−fと、固定電圧735または事実上のグラウンド420−aとの間に導電性経路を絶縁/確立するために、スイッチングコンポーネント(例えば、
図4を参照して記述されたような、スイッチングコンポーネント405およびプレートスイッチングコンポーネント410)を含んでもよい。ある場合には、プレート線210−bの電圧は、固定電圧535またはその近傍の電圧であってもよい。他の場合には、固定電圧735およびプレート線210−bは、共通のノードにおいて接続されてもよい。スイッチングコンポーネント730は、メモリセルの第一の集合の各メモリセル105−fに関連付けられたデジット線115−fおよびプレート線210−bと電子通信するスイッチングコンポーネント730の第一の集合と、メモリセルの第二の集合の各メモリセル105−fとに関連付けられたデジット線115−fおよびプレート線210−bと電子通信するスイッチングコンポーネント730の第二の集合と、を含んでもよい。スイッチングコンポーネントの第一の集合の各スイッチングコンポーネントは、第一の制御線を介してコントローラと電子通信し、スイッチングコンポーネントの第二の集合の各スイッチングコンポーネントは、第二の制御線を介してコントローラと電子通信する。センスコンポーネント125−fは、基準コンポーネント720からの基準信号と、(デジット線115−fを通じた)メモリセル105−fからの信号を比較してもよい。論理状態を決定すると、センスコンポーネントは、その後、ラッチ725に出力を格納してもよく、それは、メモリアレイ100−aが一部である電子デバイスの動作に従って用いられてもよい。
【0072】
ある場合には、メモリコントローラ140−cは、メモリセル105−fの第一の集合およびメモリセル105−fの第二の集合と電子通信するワード線110−fを用いて、読み出し動作のために、メモリセル105−fの第一の集合およびメモリセル105−fの第二の集合を選択するために、バイアシングコンポーネント710を用いてもよい。メモリコントローラ140−cは、読み出し動作のために、メモリセル105−fの第一の集合に対応するセンシングコンポーネント125−fの第一の集合をアクティブ化するためにバイアシングコンポーネント710を用いてもよく、読み出し動作中にメモリセル105−fの第二の集合に対応するセンシングコンポーネント125−fの第二の集合を非アクティブ化状態に維持するために、バイアシングコンポーネント710を用いることを抑制してもよい。
【0073】
メモリコントローラ140−cは、読み出し動作中に、メモリセルの第二の集合の各メモリセルに対するデジット線をプレート線と短絡するために、バイアシングコンポーネント710と組み合わせて、第一のドライバを利用してもよく、プレート線は、メモリセルの第一の集合およびメモリセルの第二の集合と関連付けられる。メモリコントローラ140−cは、読み出し動作中に、プレート線からメモリセルの第一の集合の各メモリセルに対するデジット線を絶縁するために、バイアシングコンポーネント710と組み合わせて第二のドライバを利用してもよい。ある場合には、読み出し動作中に、
メモリコントローラ140−cは、スイッチングコンポーネント730をアクティブ化するためにバイアシングコンポーネント710を用いてもよく、メモリセル105−fの第一の集合に関連付けられたデジット線115−fの第一の集合は、スイッチングコンポーネント730を介してプレート線と電子通信する。メモリコントローラ140−cは、また、読み出し動作中に、スイッチングコンポーネント730を非アクティブ化するためにバイアシングコンポーネント710を用いてもよく、メモリセル105−fの第二の集合の各強誘電性メモリセル105−fと関連付けられたデジット線115―fの第二の集合は、スイッチングコンポーネント730を介してプレート線210−bと電子通信する。
【0074】
メモリコントローラ140−cは、ワード線110−fを用いて、強誘電性メモリセル105−fの第三の集合と強誘電性メモリセル105−fの第四の集合とを選択するために、バイアシングコンポーネント710を用いてもよい。メモリコントローラ140−cは、また、読み出し動作のために、センシングコンポーネント125−fの第三の集合をアクティブ化するために、バイアシングコンポーネント710を用いてもよい。
【0075】
メモリアレイ100−aは、メモリセル105−fの第一の集合およびメモリセル105−fの第二の集合と電子通信するワード線110−fを用いて、読み出し動作のために、メモリセル105−fの第一の集合およびメモリセル105−fの第二の集合を選択するための手段を含んでもよい。メモリアレイ100−aは、読み出し動作のために、メモリセル105−fの第一の集合に対応するセンシングコンポーネント125−fの第一の集合をアクティブ化するための手段を含んでもよい。いくつかの例においては、メモリアレイ100−aは、読み出し動作中に、メモリセル105−fの第二の集合に対応するセンシングコンポーネント125−fの第二の集合を非アクティブ化状態に維持するための手段を含んでもよい。メモリアレイ100−aは、読み出し動作中に、メモリセル105−fの第二の集合の各メモリセルに対するデジット線115−fを、プレート線210−bと短絡するための手段を含んでもよく、プレート線210−bは、メモリセル105−fの第一の集合およびメモリセル105−fの第二の集合に関連付けられる。追加的または代替的に、例えば、メモリアレイ100−aは、読み出し動作中に、メモリセル105−fの第一の集合の各メモリセルに対するデジット線115−fを、プレート線210−bから絶縁するための手段を含んでもよい。いくつかの例においては、メモリアレイ100−aは、読み出し動作中に、スイッチングコンポーネント730をアクティブ化するための手段を含んでもよい。メモリアレイ100−aは、読み出し動作中に、スイッチングコンポーネント730を非アクティブ化するための手段を含んでもよい。いくつかの例においては、メモリアレイ100−aは、ワード線110−fを用いて、メモリセル105−fの第三の集合およびメモリセル105−fの第四の集合を選択するための手段を含んでもよい。メモリアレイ100−aは、読み出し動作のために、センシングコンポーネント125−fの第三の集合をアクティブ化するための手段を含んでもよい。
【0076】
メモリセル105−fの第一の集合およびメモリセル105−fの第二の集合と電子通信するワード線110−fを用いて、読み出し動作のために、メモリセル105−fの第一の集合およびメモリセル105−fの第二の集合を選択すること、当該読み出し動作のためにメモリセル105−fの第一の集合に対応するセンシングコンポーネント125−fの第一の集合をアクティブ化すること、または、当該読み出し動作中に、メモリセル105−fの第二の集合に対応するセンシングコンポーネント125−fの第二の集合を非アクティブ化状態に維持すること、またはそれらの組み合わせのための手段は、いくつかの例においては、メモリコントローラ140−cであってもよいか、またはメモリコントローラ140−cを含んでもよい。読み出し動作中にスイッチングコンポーネント730をアクティブ化し、読み出し動作中にスイッチングコンポーネント730を非アクティブ化し、ワード線110−fを用いて、メモリセル105−fの第三の集合およびメモリセル105−fの第四の集合を選択し、または読み出し動作のためにセンシングコンポーネント125−fの第三の集合をアクティブ化する、またはその組み合わせの手段は、いくつかの例においては、メモリコントローラ140−cであってもよいし、メモリコントローラ140−cを含んでもよい。いくつかの例においては、読み出し動作中にプレート線210−bと、メモリセル105−fの第二の集合の各メモリセルに対するデジット線115−fを短絡するための手段であって、プレート線210−bは、メモリセル105−fの第一の集合およびメモリセル105−fの第二の集合と関連付けられ、または、読み出し動作中に、プレート線210−bからメモリセル105−fの第一の集合の各メモリセルに対するデジット線115−fを絶縁するための手段は、第一のドライバもしくは第二のドライバであってもよいし、または、第一のドライバもしくは第二のドライバを含んでもよい。いくつかの例においては、読み出し動作中に、プレート線210−bと、メモリセル105−fの第二の集合の各メモリセルに対するデジット線115−fを短絡するための手段であって、プレート線210−bはメモリセル105−fの第一の集合およびメモリセル105−fの第二の集合と関連付けられ、または、読み出し動作中にプレート線210−bからメモリセル105−fの第一の集合の各メモリセルに対しするデジット線115−fを絶縁するための手段は、いくつかの例においては、メモリコントローラ140−cであってもよいし、メモリコントローラ140−cを含んでもよい。
【0077】
図8は、本開示の様々な実施形態による、電力低減センシングスキームをサポートするメモリシステム800を図示する。システム800は、デバイス805を含み、これは、様々なコンポーネントを接続または物理的に支持するプリント回路基板であってもよいし、プリント回路基板を含んでもよい。デバイス805は、メモリアレイ100−bを含み、これは
図1および
図7を参照して記述されたメモリアレイ100の例であってもよい。メモリアレイ100−bは、メモリコントローラ140−dおよびメモリセル105−gを含んでもよく、これは、
図1および
図7を参照して記述されたメモリコントローラ140と、
図1、
図2、
図4および
図7を参照して記述されたメモリセル105の例であってもよい。デバイス805は、また、プロセッサ810、BIOSコンポーネント815、周辺コンポーネント820および入力/出力制御コンポーネント825を含んでもよい。デバイス805のコンポーネントは、バス830を介して相互に電子通信してもよい。
【0078】
プロセッサ810は、メモリコントローラ140−dを通じて、メモリアレイ100−bを動作させるために構成されてもよい。ある場合には、プロセッサ810は、
図1、
図4、
図6および
図7を参照して記述されたメモリコントローラ140の機能を実施してもよい。他の場合には、メモリコントローラ140−dは、プロセッサ810に統合されてもよい。プロセッサ810は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理回路、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよく、または、これらの種類のコンポーネントの組み合わせであってもよく、プロセッサ810は、電力低減センシングスキームを含む、本明細書に記述された様々な機能を実施することができる。プロセッサ810は、例えば、様々な機能またはタスクをデバイス805に実施させるために、メモリアレイ100−bに格納されたコンピュータ可読命令を実行するように構成されてもよい。
【0079】
BIOSコンポーネント815は、ファームウェアとして動作するベーシック入力/出力システム(BIOS)を含むソフトウェアコンポーネントであってもよく、これは、システム800の様々なハードウェアコンポーネントを初期化し実行することができる。BIOSコンポーネント815は、また、プロセッサ810と、様々なコンポーネント、例えば、周辺コンポーネント820、入力/出力制御コンポーネント825などとの間でのデータの流れを管理してもよい。BIOSコンポーネント815は、リードオンリーメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、または任意の他の不揮発性メモリに格納されたプログラムまたはソフトウェアを含んでもよい。
【0080】
周辺コンポーネント820は、任意の入力もしくは出力デバイス、またはこのようなデバイスに対するインタフェースであってもよく、これはデバイス805に統合される。例は、ディスクコントローラ、サウンドコントローラ、グラフィクスコントローラ、イーサネットコントローラ、モデム、ユニバーサルシリアルバス(USB)コントローラ、シリアルもしくはパラレルポート、または周辺コンポーネント相互接続(PCI)もしくはアクセラレーテッドグラフィクスポート(AGP)スロットなどの周辺カードスロットを含んでもよい。
【0081】
入力/出力制御コンポーネント825は、プロセッサ810と、周辺コンポーネント820、入力デバイス835、または出力デバイス840との間のデータ通信を管理してもよい。入力/出力制御コンポーネント825は、また、デバイス805に統合されていない周辺機器を管理してもよい。ある場合には、入力/出力制御コンポーネント825は、外部周辺機器に対する物理的接続またはポートを表してもよい。
【0082】
入力835は、デバイス805またはそのコンポーネントに対する入力を提供する、デバイス805に対して外部のデバイスまたは信号を表してもよい。これは、ユーザインタフェースまたは他のデバイスとのインタフェース、もしくは他のデバイス間のインタフェースを含んでもよい。ある場合には、入力835は、周辺コンポーネント820を介してデバイス805とインタフェース接続する周辺機器であってもよく、または入力/出力制御コンポーネント825によって管理されてもよい。
【0083】
出力840は、デバイス805またはそのコンポーネントのうちの任意のものから出力を受信するように構成された、デバイス805に対して外部にあるデバイスまたは信号を表してもよい。出力840の例は、ディスプレイ、オーディオスピーカー、プリントデバイス、別のプロセッサまたはプリント回路基板などを含んでもよい。ある場合には、出力840は、周辺コンポーネント820を介してデバイス805とインタフェース接続する周辺機器であってもよく、または入力/出力制御コンポーネント825によって管理されてもよい。
【0084】
メモリコントローラ140−d、デバイス805、およびメモリアレイ100−bのコンポーネントは、それらの機能を実行するように設計された回路で構成されてもよい。これは、本明細書に記述された機能を実行するように構成された様々な回路素子、例えば、導線、トランジスタ、キャパシタ、インダクタ、抵抗器、増幅器、または他のアクティブもしくは非アクティブな素子を含んでもよい。
【0085】
図9は、本開示の様々な実施形態による、電力低減センシングスキームのための方法900を図示するフローチャートを図示する。方法900の動作は、
図1から
図8を参照して記述されたように、メモリアレイ100によって実装されてもよい。例えば、方法900の動作は、
図1、
図4および
図6−
図8を参照して記述されたように、メモリコントローラ140によって実施されてもよい。いくつかの例においては、メモリコントローラ140は、以下に記述される機能を実施するために、メモリアレイ100の機能的素子を制御するためのコードの集合を実行してもよい。追加的または代替的に、メモリコントローラ140は、専用ハードウェアを用いて、以下に記述される機能の特徴を実施してもよい。
【0086】
ブロック905において、方法は、メモリセルの第一の集合およびメモリセルの第二の集合と電子通信するワード線を用いて、読み出し動作のために、メモリセルの第一の集合およびメモリセルの第二の集合を選択することを含んでもよい。ある例において、ブロック905の動作は、
図7を参照して記述されたように、バイアシングコンポーネント710によって実施されるか、または容易にされてもよい。いくつかの例においては、ワード線は、メモリセルの第三の集合およびメモリセルの第四の集合と電子通信し、方法は、ワード線を用いて、メモリセルの第三の集合およびメモリセルの第四の集合を選択することをさらに含んでもよい。
【0087】
ブロック910において、方法は、読み出し動作のために、メモリセルの第一の集合に対応するセンシングコンポーネントの第一の集合をアクティブ化することを含んでもよい。ある例においては、ブロック910の動作は、
図7を参照して記述されたように、バイアシングコンポーネント710によって実施されるか、または容易にされてもよい。ある場合には、方法は、読み出し動作中に、プレート線から、メモリセルの第一の集合の各メモリセルに対するデジット線を絶縁することを含んでもよい。各メモリセルに対するデジット線を絶縁することは、読み出し動作中に、メモリセルの第一の集合の各メモリセルに対するプレート線およびデジット線と電子通信するスイッチングコンポーネントを非アクティブ化することを含んでもよい。いくつかの例においては、センシングコンポーネントの第三の集合は、メモリセルの第三の集合と電子通信し、センシングコンポーネントの第四の集合は、メモリセルの第四の集合と電子通信する。
【0088】
ある場合には、方法は、読み出し動作の前に、メモリセルの第一の集合の各メモリセルに対するデジット線に電圧を提供することを含んでもよい。電圧は、プレート線の電圧(例えば、その電圧と等価(例えば、またはその近傍)であってもよい。ある場合には、メモリセルの第一の集合の各メモリセルに対するデジット線に電圧を提供することは、基準デジット線の対応する第一の集合と、メモリセルの第一の集合の各メモリセルに対するデジット線を短絡することを含んでもよい。ある場合には、方法は、読み出し動作の前、および/またはメモリセルの第一の集合の各メモリセルに対するデジット線に電圧を提供した後に、メモリセルの第一の集合の各メモリセルに対するデジット線を事実上グラウンドに接続することを含んでもよい。
【0089】
ブロック915において、方法は、読み出し動作中に、第二のメモリセルに対応するセンシングコンポーネントの第二の集合を非アクティブ化状態に維持することを含んでもよい。ある例においては、ブロック915の動作は、
図7を参照して記述されたように、バイアシングコンポーネント710によって実施されるか、または容易にされてもよい。メモリセルの第一の集合の各メモリセルおよびメモリセルの第二の集合の各メモリセルは、強誘電性キャパシタを含む。ある場合には、方法は、読み出し動作中に、メモリセルの第二の集合の各メモリセルに対するデジット線をプレート線と短絡することを含んでもよく、プレート線は、メモリセルの第一の集合およびメモリセルの第二の集合と電子通信する。デジット線を短絡することは、読み出し動作中に、メモリセルの第二の集合の各メモリセルに対するプレート線およびデジット線と電子通信するスイッチングコンポーネントをアクティブ化することを含んでもよい。ある場合には、プレート線の電圧は固定電圧である。ある場合には、センシングコンポーネントの第四の集合は、メモリセルの第三の集合をアクティブ化することに少なくとも部分的に基づいて、読み出し動作中に非アクティブ化状態に維持される。
【0090】
ある場合には、方法は、読み出し動作の前に、メモリセルの第二の集合の各メモリセルに対するデジット線に電圧を提供することを含んでもよい。ある場合には、メモリセルの第二の集合の各メモリセルに対するデジット線に電圧を提供することは、基準デジット線の対応する第二の集合と、メモリセルの第二の集合の各メモリセルに対するデジット線を短絡することを含んでもよい。センシングコンポーネントの第一の集合およびセンシングコンポーネントの第二の集合は、交互のパターンで配列されてもよく、交互のパターンは、センシングコンポーネントの第二の集合のうちの第一のセンシングコンポーネントおよび第二のセンシングコンポーネントに隣接して、センシングコンポーネントの第一の集合のうちの第一のセンシングコンポーネントを含む。
【0091】
したがって、方法900は、電力低減センシングスキームのために強誘電性メモリアレイを動作させる方法を提供してもよい。方法900は、可能性のある実装を記述し、動作およびステップは、他の実装が可能であるように、再配列または改変されてもよいことに留意されたい。
【0092】
本明細書の記述は、実施例を提供するものであり、請求項において説明される範囲、適用範囲または実施例を限定するものではない。変更は、本開示の範囲から逸脱することなく、論じられた要素の機能および配置において行われてもよい。様々な実施例は、適宜、様々な手順またはコンポーネントを省略、置換、または追加してもよい。また、いくつかの実施例に関して記述された特徴は、他の実施例で組み合わせられてもよい。
【0093】
添付の図面と組み合わせて、本明細書で説明された記述は、例示的構成を記述し、実装され得る、または請求項の範囲内にあるすべての実施例を表すものではない。本明細書で用いられるように“実施例”、“例示的”、および“実施形態”という用語は、“一実施例、例または例示として機能すること”を意味し、 “望ましい”または“他の例に対して有利”であることは意味しない。詳細な記述は、記述された技術の理解を提供する目的で、具体的詳細を含む。しかしながら、これらの技術は、これらの具体的詳細がなくても実施されてもよい。ある例においては、既知の構造およびデバイスは、記述された実施例の概念を不明瞭にすることを回避するために、ブロック図の形態で図示される。
【0094】
添付の図面においては、類似のコンポーネントまたは特徴は、同一の参照ラベルを有してもよい。さらに、同一の種類の様々なコンポーネントは、参照ラベルにダッシュを付加することと、類似のコンポーネント間で区別する第二のラベルとによって区別されてもよい。第一の参照ラベルが本明細書で用いられるとき、記述は、第二の参照ラベルに関係なく、同一の第一の参照ラベルを有する類似のコンポーネントのうちの任意の一つに適用可能である。
【0095】
本明細書に記述される情報および信号は、様々な異なる科学技術および技術のうちの任意の技術を用いて表されてもよい。例えば、上記の記述を通して参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁粉、光場もしくは光学粒子、またはその任意の組み合わせによって表されてもよい。いくつかの図面は、単一信号として信号を図示してもよい。しかしながら、信号は信号のバスを表してもよく、バスは様々なビット幅を有してもよいことを当業者には理解されるだろう。
【0096】
本明細書で用いられるように、“事実上のグラウンド”という用語は、ほぼゼロボルト(0V)の電圧で保持されるが、グラウンドと直接接続されてはいない電気回路のノードのことを称する。したがって、事実上のグラウンドの電圧は、時間的に変動し、定常状態で約0Vに戻ることがある。事実上のグラウンドは、OPアンプおよび抵抗器で構成される分圧器などの様々な電子回路素子を用いて実装されてもよい。他の実装もまた可能である。“事実上グラウンドに接続する”または“事実上グラウンドに接続される”とは、約0Vに接続されていることを意味する。
【0097】
“電子通信”という用語は、コンポーネント間の電子の流れを支持するコンポーネント間の関係を称する。これは、コンポーネント間の直接的な接続を含んでもよく、または中間コンポーネントを含んでもよい。電子通信しているコンポーネントは、(例えば、通電された回路において)電子もしくは信号をアクティブに交換することであってもよく、または(例えば、通電されていない回路において)電子もしくは信号をアクティブに交換しないかもしれないが、回路が通電されると電子もしくは信号を交換するように構成され、動作可能であってもよい。例示として、スイッチ(例えば、トランジスタ)を介して、物理的に接続された二つのコンポーネントは、スイッチの状態(すなわち、開か閉か)とは関係なく電子通信している。
【0098】
“絶縁される”という用語は、それらの間を流れることが現在可能な電子が存在していないというコンポーネント間の関係を称し、コンポーネントは、それらの間に開回路が存在する場合、相互に絶縁される。例えば、スイッチによって物理的に接続された二つのコンポーネントは、スイッチが開かれると、相互から絶縁されてもよい。
【0099】
メモリアレイ100を含む本明細書で論じられたデバイスは、シリコン、ゲルマニウム、シリコン・ゲルマニウム合金、ヒ化ガリウム、窒化ガリウムなどの半導体基板上に形成されてもよい。ある場合には、基板は、半導体ウェーハである。他の場合には、基板は、シリコン・オン・グラスもしくはシリコン・オン・サファイア(SOP)などのシリコン・オン・インシュレータ(SOI)基板、または別の基板上の半導体材料のエピタキシャル層であってもよい。基板、または基板のサブ領域の導電性は、リン、ホウ素、またはヒ素を含むがそれらに限定はされない、様々な化学種を用いたドーピングを通じて制御されてもよい。ドーピングは、最初の形成中、または基板の成長中に、イオン注入または任意の他のドーピング手段によって実施されてもよい。
【0100】
本明細書で論じられる一つ以上のトランジスタは、電界効果トランジスタ(FET)を表すことがあり、ソース、ドレインおよびゲートを含む三端子デバイスを含む。端子は、導電性材料、例えば金属を通じて、他の電子素子に接続されてもよい。ソースおよびドレインは、導電性を有してもよく、高濃度にドープされた例えば、縮退した半導体領域を含んでもよい。ソースおよびドレインは、低濃度にドープされた半導体領域、またはチャネルによって分離されてもよい。チャネルがn型である(すなわち、主たるキャリアが電子である)場合、FETは、n型FETと呼ばれることがある。チャネルがp型である(すなわち、主たるキャリアが正孔である)場合、FETは、p型FETと呼ばれることがある。チャネルは、絶縁ゲート酸化物によってキャップされることがある。チャネルの導電性は、ゲートに電圧を印加することによって制御されてもよい。例えば、n型FETに正の電圧を、またはp型FETに負の電圧を印加することは、それぞれ、結果として、チャネルを導電性にすることがある。トランジスタは、トランジスタの閾値電圧以上の電圧がトランジスタゲートに印加されると、“オン”または“アクティブ化”されてもよい。トランジスタは、トランジスタの閾値電圧未満の電圧がトランジスタゲートに印加されると、“オフ”または“非アクティブ化”されてもよい。
【0101】
本明細書の開示と関連して記述された様々な例示的ブロック、コンポーネントおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理回路、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または、本明細書で記述された機能を実施するように設計されたその任意の組み合わせで実装されるか、または実施されてもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。プロセッサは、また、コンピューティングデバイスの組み合わせ(例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併用された一つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のこのような構成)として実装されてもよい。
【0102】
本明細書で記述された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはその任意の組み合わせで実装されてもよい。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、その機能は、コンピュータ可読媒体における一つ以上の命令またはコードとして格納されるか、または伝送されてもよい。他の実施例および実装は、本開示および添付の請求項の範囲内である。例えば、ソフトウェアの性質によっては、上述された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらの任意の組み合わせを用いて実装されることができる。機能を実装する特徴は、また、様々な位置で物理的に配置されてもよく、異なる物理的位置で機能の一部が実装されるように分散されることを含む。また、請求項を含む本明細書で用いられるように、項目の記載(例えば、“少なくとも一つ”または“一つ以上”などの句によって前置きされた項目の記載)において用いられるような“または(or)”は、包括的な記載を示し、例えば、A,BまたはCのうちの少なくとも一つの記載は、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味する。
【0103】
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの伝送を容易にする任意の媒体を含む非一時的コンピュータ記憶媒体と、通信媒体との双方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされることができる利用可能な任意の媒体であってもよい。例示として、限定するわけではなく、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電子消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光学ディスク記憶媒体、磁気ディスク記憶媒体もしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を伝送もしくは格納するために用いられることができ、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされることができる任意の他の非一時的媒体を含むことができる。
【0104】
また、任意の接続は、コンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバ、もしくは他のリモートソースから同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアケーブル、デジタルサブスクライバライン(DSL)、もしくは赤外線、ラジオ波、マイクロ波などの無線技術を用いて伝送される場合には、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアケーブル、デジタルサブスクライバライン(DSL)または赤外線、ラジオ波およびマイクロ波などの無線技術が媒体の定義に含まれる。本明細書で用いられるように、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザディスク、光ディスク、デジタルバーサライトディスク(DVD)、フロッピーディスク、ブルーレイディスクを含み、ディスク(disc)がレーザで光学的にデータを再生するが、通常、ディスク(disk)はデータを磁気的に再生する。上記の組み合わせは、また、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0105】
本明細書の記述は、当業者が本開示を製造または使用することが可能となるために提供される。本開示に対する様々な改変は、当業者に容易に明らかであろうし、本明細書に定義される一般的な原則は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の変形に適用されてもよい。したがって、本開示は、本明細書に記述された実施例および設計に限定されるものではなく、本明細書に開示された原則および新規の特徴と矛盾しない最も広い範囲と一致するべきである。