(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記オーディオ信号再生端末により、ウォーターマークを有するオーディオ信号を取得するべく、前記識別情報に基づいて再生対象のオーディオ信号に対してウォーターマーキングを実行する前記ステップは、
前記オーディオ信号再生端末により、前記サーバが、前記ウォーターマークを有する前記オーディオ信号を取得するべく、前記識別情報に基づいて前記再生対象のオーディオ信号に前記ウォーターマーキングを実行するべく、前記再生対象のオーディオ信号を前記サーバに送信するステップ、
を具備する、請求項1に記載の方法。
前記オーディオ処理ユニットは、具体的には、前記サーバが、前記ウォーターマークを有する前記オーディオ信号を取得するべく、前記識別情報に基づいて前記再生対象のオーディオ信号に対して前記ウォーターマーキングを実行するべく、前記再生対象のオーディオ信号を前記サーバに送信するように構成されている、請求項7に記載のオーディオ信号再生端末。
【発明の概要】
【0007】
本出願の実施形態は、相対的に低い測位効率及び相対的に大きな測位費用などの、既存のユーザ測位方式の問題点を解決するべく、ユーザ測位方法、情報プッシュ方法、及び関係する装置を提供している。
【0008】
一態様によれば、本出願の一実施形態は、ユーザ測位方法を提供しており、方法は、
オーディオ信号再生端末により、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報を取得するステップと、
オーディオ信号再生端末により、ウォーターマークを有するオーディオ信号を取得するべく、識別情報に基づいて、再生対象のオーディオ信号に対してウォーターマーキングを実行するステップと、
オーディオ信号再生端末により、サーバが、ウォーターマークを有するオーディオ信号に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すことを可能にするために、クライアント端末が、ウォーターマークを有するオーディオ信号を収集し、且つ、ウォーターマークを有する収集されたオーディオ信号をサーバに送信することを可能にするべく、ウォーターマークを有するオーディオ信号を再生するステップ、或いは、
オーディオ信号再生端末により、サーバが、識別情報に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すことを可能にするために、クライアント端末が、ウォーターマークを有するオーディオ信号を収集し、識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析し、且つ、ウォーターマークに対応する取得された識別情報をサーバに送信することを可能にするべく、ウォーターマークを有するオーディオ信号を再生するステップ、と、
を含む。
【0009】
別の態様によれば、本出願の一実施形態は、別のユーザ測位方法を提供しており、方法は、
クライアント端末により、ウォーターマークを有するオーディオ信号を収集するステップであって、ウォーターマークは、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報を通知するべく使用される、ステップと、
クライアント端末により、サーバが識別情報に基づいてクライアント端末と関連するユーザの位置を見出すことを可能にするべく、ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析し、且つ、識別情報をサーバに送信する、或いは、クライアント端末により、サーバが、ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析し、且つ、識別情報に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すことを可能にするべく、ウォーターマークを有する収集されたオーディオ信号をサーバに送信する、ステップと、
を含み、この場合に、
サーバは、オブジェクトの識別情報とオブジェクトの位置との間の対応性を保存している。
【0010】
更に別の態様によれば、本出願の一実施形態は、更に別のユーザ測位方法を提供しており、方法は、
サーバにより、クライアント端末によって送信された識別情報を受け取るステップであって、識別情報は、ウォーターマークを有する、且つ、オーディオ信号再生端末によって再生された、オーディオ信号を解析することにより、クライアント端末によって取得され、且つ、識別情報は、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報である、ステップと、
サーバにより、受け取られた識別情報及びオブジェクトの識別情報とオブジェクトの位置との間の保存されている対応性に基づいて、クライアント端末と関連するユーザ位置を見出すステップと、
を含む。
【0011】
更に別の態様によれば、本出願の一実施形態は、別のユーザ測位方法を提供しており、方法は、
サーバにより、ウォーターマークを有する、且つ、クライアント端末によって送信された、オーディオ信号を受け取るステップであって、ウォーターマークは、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報を通知するべく使用される、ステップと、
サーバにより、ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析し、且つ、識別情報及びオブジェクトの識別情報とオブジェクトの位置との間の保存されている対応性に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すステップと、
を含む。
【0012】
別の態様によれば、本出願の一実施形態は、情報プッシュ方法を更に提供しており、方法は、
上述のユーザ測位方法のうちのいずれか一つを使用することにより、ユーザを見出し、且つ、ユーザの位置が見出された後に、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトのプッシュ情報をユーザに送信するステップ、
を含む。
【0013】
別の態様によれば、本出願の一実施形態は、オーディオ信号再生端末を更に提供しており、端末は、
オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報を取得するように構成された識別取得ユニットと、
ウォーターマークを有するオーディオ信号を取得するべく、識別情報に基づいて、再生対象のオーディオ信号に対してウォーターマーキングを実行するように構成されたオーディオ処理ユニットと、
サーバが、ウォーターマークを有するオーディオ信号に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すことを可能にするために、クライアント端末が、ウォーターマークを有するオーディオ信号を収集し、且つ、ウォーターマークを有する収集されたオーディオ信号をサーバに送信することを可能にするべく、ウォーターマークを有するオーディオ信号を再生するように構成された、或いは、サーバが、識別情報に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すことを可能にするために、クライアント端末が、ウォーターマークを有するオーディオ信号を収集し、識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析し、且つ、ウォーターマークに対応する取得された識別情報をサーバに送信することを可能にするべく、ウォーターマークを有するオーディオ信号を再生するように構成された、オーディオ再生ユニットと、
を含む。
【0014】
更に別の態様によれば、本出願の一実施形態は、クライアント端末を更に提供しており、クライアント端末は、
ウォーターマークを有するオーディオ信号を収集するように構成された収集ユニットであって、ウォーターマークは、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報を通知するべく使用される、収集ユニットと、
サーバが、識別情報に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すことを可能にするべく、ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析し、且つ、識別情報をサーバに送信する、或いは、サーバが、ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析し、且つ、識別情報に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すことを可能にするべく、ウォーターマークを有する収集されたオーディオ信号をサーバに送信する、ように構成された送信ユニットと、
を含み、この場合に、
サーバは、オブジェクトの識別情報とオブジェクトの位置との間の対応性を保存している。
【0015】
別の態様によれば、本出願の一実施形態は、サーバを更に提供しており、サーバは、
クライアント端末によって送信された識別情報を受け取るように構成された受信ユニットであって、識別情報は、ウォーターマークを有する、且つ、オーディオ信号再生端末によって再生された、オーディオ信号を解析することにより、クライアント端末によって取得され、且つ、識別情報は、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報である、受信ユニットと、
受け取られた識別情報及びオブジェクトの識別情報とオブジェクトの位置との間の保存されている対応性に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すように構成された測位ユニットと、
を含む。
【0016】
更に別の態様によれば、本出願の一実施形態は、別のサーバを更に提供しており、サーバは、
ウォーターマークを有する、且つ、クライアント端末によって送信された、オーディオ信号を受け取るように構成された受信ユニットであって、ウォーターマークは、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報を通知するべく使用される、受信ユニットと、
ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析し、且つ、識別情報及びオブジェクトの識別情報とオブジェクトの位置との間の保存されている対応性に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すように構成された測位ユニットと、
を含む。
【0017】
別の態様によれば、本出願の一実施形態は、情報プッシュ装置を更に提供しており、装置は、
上述のユーザ測位方法のうちのいずれか一つを使用することにより、ユーザを見出すように構成された測位ユニットと、
ユーザの位置が見出された後に、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトのプッシュ情報をユーザに送信するように構成された送信ユニットと、
を含む。
【0018】
本出願の有益な効果は、以下のとおりである。
【0019】
本出願の実施形態は、ウォーターマークを有する、且つ、クライアント端末によって収集された、オーディオ信号を識別することにより、ユーザの正確な測位を実装するためのユーザ測位方法及び装置を提供しており、且つ、ユーザは、ユーザと関連する端末装置の Bluetooth 機能の起動及びユーザが存在している位置の近傍における Bluetooth 装置のスキャニングなどの、動作を実行する必要がなく、これにより、ユーザ測位費用を低減しつつ、ユーザ測位効率が改善されている。これに加えて、本出願の実施形態は、情報プッシュ方法及び装置を更に提供している。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本出願の目的、技術的解決策、及び利点を更に明瞭にするべく、以下、添付図面を参照し、本出願について更に詳細に説明する。記述されている実施形態は、本出願の実施形態のすべてではなく、いくつかであるに過ぎないことが明らかである。創造的努力を伴うことなしに、本出願の実施形態に基づいて当業者によって取得されるすべてのその他の実施形態は、本出願の保護範囲に含まれるものとする。
【0023】
実施形態1
相対的に低い測位効率及び相対的に大きな測位費用などの、既存のユーザ測位方式の問題点を解決するべく、本出願の実施形態1は、ユーザ測位方法を提供している。
図1に示されているように、
図1は、ユーザ測位方法の可能な適用シナリオの概略図である。このシナリオは、例えば、オーディオ信号再生端末10と、(携帯電話機、タブレットコンピュータ、又はノートブックコンピュータなどの)ユーザ端末内においてインストールされたクライアント端末20と、サーバ30と、を含むことができる。
【0024】
マーケット(例えば、複数の独立店舗を有するもの)内のユーザ40の測位を一例として使用する。マーケット内の販売者50には、それぞれ、識別情報を割り当てることができる。販売者50の割り当てられた識別情報は、オーディオ信号再生端末10に対応し得る(即ち、オーディオ信号再生端末10と関連するオブジェクトの識別情報である)。オーディオ信号再生端末10は、ウォーターマークを有するオーディオ信号を取得するべく、識別情報に基づいて再生対象のオーディオ信号に対してウォーターマーキングを実行することができると共に、ウォーターマークを有するオーディオ信号を再生することができる。例えば、オーディオ信号再生端末10と関連するオブジェクトの位置(例えば、販売者50の店舗)においてウォーターマークを有するオーディオ信号を再生することができる。
【0025】
対応する方式により、ユーザ40のクライアント端末は、ウォーターマークを有するオーディオ信号を収集することができると共に、ウォーターマークを有する収集されたオーディオ信号をサーバ30に送信することができる。サーバ30は、ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析し、且つ、識別情報及びオブジェクトの識別情報とオブジェクトの位置との間の保存されている対応性に基づいて、クライアント端末と関連するユーザ40の位置を見出している。例えば、サーバ30は、クライアント端末に対応するユーザが位置している販売者50の店舗の位置を見出している(ここで、本明細書における店舗の位置は、店舗内の位置及び店舗の近傍の位置を含む)。
【0026】
或いは、この代わりに、クライアント端末20がウォーターマークを有するオーディオ信号を収集した後に、ユーザのクライアント端末20は、ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析することができると共に、次いで、識別情報をサーバ30に送信することができる。サーバ30は、識別情報及びオブジェクトの識別情報とオブジェクトの位置との間の保存されている対応性に基づいて、クライアント端末と関連するユーザ40の位置を見出している。
【0027】
オブジェクト(販売者)の位置は、通常、緯度及び経度を使用することにより、表され得ることに留意されたい。
【0028】
これに加えて、クライアント端末によって送信された識別情報に基づいて、或いは、ウォーターマークに対応する、且つ、解析を通じて取得された、識別情報に基づいて、クライアント端末と関連するユーザ40の位置を見出した後に、サーバ30は、例えば、販売者50のクーポン情報及びディスカウント情報などの、オーディオ信号再生端末10と関連するオブジェクトのプッシュ情報をユーザ40に更に送信することができる。
【0029】
換言すれば、本出願のこの実施形態においては、ウォーターマークを有する、且つ、クライアント端末によって収集された、オーディオ信号を識別することにより、ユーザの正確な測位を実装することができると共に、ユーザは、ユーザと関連する端末装置の Bluetooth 機能の起動及びユーザが存在している位置の近傍における Bluetooth 装置のスキャニングなどの動作を実行する必要がなく、これにより、ユーザ測位費用を低減しつつ、ユーザ測位効率が改善されている。これに加えて、クライアント端末と関連するユーザの位置が見出された後に、情報プッシュ精度が更に改善され得るように、狙いを絞った情報プッシュを実装するべく、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトのプッシュ情報をユーザに更に送信することができる。
【0030】
これに加えて、オーディオ信号再生端末10は、例えば、オーディオ再生ソフトウェアがインストールされた、或いは、対応する外部オーディオ再生装置が接続された、携帯電話機又はタブレットコンピュータなどの端末などの、オーディオ信号再生端末10と関連するオブジェクトの位置において(ブロードキャストや音楽などの)オーディオ信号を再生し得る端末であることに留意されたい。クライアント端末は、周辺のオーディオ信号を収集する能力を有する様々なクライアント端末である。サーバ30は、ユーザを見出すと共に/又は情報をプッシュする能力を有する様々なプラットフォームである。これは、制限されていない。
【0031】
以下、例示を目的として、
図2を参照し、且つ、
図1に示されている適用シナリオとの組合せにおいて、本出願の実施形態1におけるユーザ測位方法について説明する。上述の適用シナリオは、本出願の精神及び原理の理解を容易にすることを目的として示したものに過ぎず、且つ、本出願の実装形態は、この態様に限定されるものではないことに留意されたい。逆に、本出願の実装形態は、任意の適用可能なシナリオに適用可能である。
【0032】
具体的には、
図2に示されているように、
図2は、本出願の実施形態1によるユーザ測位方法の可能な概略フローチャートである。ユーザ測位方法は、以下のステップを含むことができる。
【0033】
ステップ201:オーディオ信号再生端末が、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報を取得している。
【0034】
任意選択により、オーディオ信号再生端末は、
識別情報取得要求をサーバに送信し、且つ、
識別情報取得要求に基づいてサーバによってオーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトに割り当てられた一意の識別情報を受け取る、
という方式により、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報を取得することができる。
【0035】
オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報は、オーディオ信号再生端末のインターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)アドレス、メディアアクセスコントロール(MAC:Medea Access Control)アドレス、国際携帯機器識別(IMEI:International Mobile Equipment Identity)番号、又はこれらに類似したものであってもよく、或いは、更に、別のオブジェクトに割り当てられた、識別情報とは異なる、数字や文字などの任意の情報であってもよい。これは、制限されていない。
【0036】
例えば、オーディオ信号再生端末によって送信された識別情報取得要求を受け取った後に、例えば、識別情報取得要求を受け取ったシーケンスなどの、実際の状態に基づいて、サーバは、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報として、互いに異なる1、2、...、又はNなどの数字をオーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトに割り当てることができる。
【0037】
これに加えて、サーバは、クライアント端末の周辺オーディオ信号内の識別情報が続いて識別された後に、対応性に基づいてクライアント端末と関連するユーザの位置が直接的に見出され得るように、オブジェクトの識別情報とオブジェクトの位置との間の対応性を保存している。これに関する再度の説明は、省略する。
【0038】
これに加えて、任意選択により、識別情報取得要求は、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトによって供給された情報取得トリガ命令に従ってオーディオ信号再生端末によってサーバに送信されてもよく、或いは、識別情報取得要求は、例えば、一つのエリアから別のエリアへの移動などの、オーディオ信号再生端末の位置の変化が判定された際に、オーディオ信号再生端末によってサーバに自発的に送信されてもよい。これは、制限されていない。
【0039】
更には、サーバによるオーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトへの識別情報の割り当てを容易にするべく、識別情報取得要求は、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトのアイデンティティ情報を有することができる。一例として、相対的に大きなエリアをカバーするマーケット内のユーザの測位を使用する。識別情報取得要求は、販売者のアイデンティティ情報を有することができる。この結果、識別情報取得要求を受け取った後に、サーバは、情報取得要求内に含まれている販売者のアイデンティティ情報に基づいて、識別情報をオーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトに割り当てることができる。
【0040】
その一方で、識別情報取得要求は、通常、イニシエータ(即ち、オーディオ信号再生端末)に関係する情報を有していてもよく、且つ、従って、サーバがオーディオ信号再生端末に関係する情報とオブジェクトとの間の対応性を保存している場合には、識別情報取得要求は、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトのアイデンティティ情報を有していなくてもよい。このケースにおいては、情報取得要求を受け取った後に、サーバは、情報取得要求のイニシエータに関係する情報に基づいて、識別情報を情報取得要求のイニシエータと関連するオブジェクトに割り当てることができる。これに関する再度の説明は、省略する。
【0041】
これに加えて、販売促進などの活動運営期間においては、販売者は、ユーザの位置を見出した後に(この場合の位置は、ユーザが位置している店舗として理解することができる)、サーバが、対応性に基づいて、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトのプッシュ情報をユーザに送信し得るように、サーバがオブジェクトのプッシュ情報とオブジェクトとの間の対応性を確立するべく、(クーポン情報及びディスカウント情報などの)プッシュ情報をサーバに送信することができる。
【0042】
ステップ202:オーディオ信号再生端末が、ウォーターマークを有するオーディオ信号を取得するべく、識別情報に基づいて、再生対象のオーディオ信号に対してウォーターマーキングを実行している。
【0043】
任意選択により、オーディオ信号再生端末は、ウォーターマークを有するオーディオ信号を取得するべく、
ウォーターマーキング装置が、ウォーターマーキングを有するオーディオ信号を取得するために、識別情報に基づいて再生対象のオーディオ信号に対してウォーターマーキングを実行するべく、再生対象のオーディオ信号をウォーターマーキング装置に送信する、
という方式により、再生対象のオーディオ信号に対してウォーターマーキングを実行することができる。
【0044】
ウォーターマーキング装置は、ウォーターマークを有するオーディオ信号を取得するために、オーディオ信号再生端末の再生対象の信号に対してウォーターマーキングを実行するべく、離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)ドメインオーディオウォーターマーキング技法及びコード分割多重デジタルオーディオウォーターマーキング技法などの、従来技術におけるオーディオウォーターマーキング技法を使用することができる。
【0045】
これに加えて、ウォーターマーキング装置は、識別情報をオーディオ信号再生端末のオブジェクトに予め割り当てる上述のサーバであってもよい。この結果、オーディオ信号再生端末の再生対象のオーディオ信号に対してウォーターマーキングを実行する際に、ウォーターマーキング装置は、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報を再度取得する必要がなく、これにより、情報のやり取りの回数が低減され、且つ、情報処理効率が改善される。
【0046】
更には、ウォーターマーキング装置は、更に、ウォーターマーキングを実行するように構成された特別に配設された装置であってもよく、例えば、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報に基づいて初期化される専用のウォーターマーキング装置であってもよい。この結果、ウォーターマーキング装置がオーディオ信号再生端末の再生対象のオーディオ信号に対してウォーターマーキングを実行する際に、ウォーターマーキング装置のウォーターマーキング効率は、サーバなどの装置のものを上回ることになる。
【0047】
ステップ203:オーディオ信号再生端末が、ウォーターマークを有するオーディオ信号を再生している。
【0048】
任意選択により、オーディオ信号再生端末は、オーディオ信号再生端末内に配設されているオーディオ再生ソフトウェア又はオーディオ信号再生端末に接続された外部オーディオ再生装置を使用することにより、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの位置においてウォーターマークを有するオーディオ信号を再生することができる。
【0049】
好ましくは、クライアント端末が、可能な限り、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの近傍においてウォーターマークを有するオーディオ信号を受け取ることを可能にするべく、オーディオ信号再生端末は、音量を多少増大させることができる。
【0050】
ステップ204:クライアント端末が、ウォーターマークを有するオーディオ信号を収集している。
【0051】
ウォーターマークを有するオーディオ信号内のウォーターマークは、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報を通知するべく使用され得ることが上述のステップからわかる。
【0052】
これに加えて、ウォーターマークを有する、且つ、クライアント端末によって収集された、オーディオ信号は、通常、クライアント端末が配置されている位置の周りの信号である。
【0053】
ステップ205:クライアント端末が、ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析し、且つ、識別情報をサーバに送信するか、或いは、ウォーターマークを有する収集されたオーディオ信号をサーバに送信している。
【0054】
即ち、ウォーターマークを有するオーディオ信号を収集した後に、クライアント端末が、ウォーターマークを有するオーディオ信号をサーバに直接的に送信してもよく、且つ、サーバが、ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析するか、或いは、ウォーターマークを有するオーディオ信号を解析した後に、クライアント端末が、ウォーターマークに対応する、且つ、解析を通じて取得された、識別情報をサーバに送信している。
【0055】
ウォーターマークを有するオーディオ信号がクライアント端末によって解析される場合に、ウォーターマークを有するオーディオ信号を同時にサーバに送信する大量のクライアント端末が存在している際に、サーバがウォーターマークを有する大量のオーディオ信号を同時に解析することを要するケースを回避することが可能であり、これにより、サーバの処理リソースが低減され、且つ、サーバの作業圧力が軽減されることに留意されたい。これに加えて、ウォーターマークを有するオーディオ信号が、クライアント端末の代わりに、サーバによって解析される場合には、本出願の本実施形態において記述されている方法が相対的に広範に適用され得るように、クライアント端末の性能に対する要件を引き下げることができる。これに加えて、クライアント端末については、クライアント端末の処理リソースを低減することが可能であり、且つ、クライアント端末の作業圧力を軽減することができる。従って、実際の適用の際に、クライアント端末は、実際のニーズに基づいて、上述の解析方式のうちのいずれかを選択することができる。これは、制限されていない。
【0056】
任意選択により、一例として、ウォーターマークを有するオーディオ信号がクライアント端末によって解析される場合を使用する。クライアント端末は、ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべく、システム特性パラメータ抽出及び識別技法及び動的時間伸縮法(DTW:Dynamic Time Warping)オンラインパラレルアルゴリズム識別技法などの、従来技術におけるオーディオウォーターマーク識別技法に基づいてオーディオ信号を解析することができる。
【0057】
これに加えて、クライアント端末は、ウォーターマークを有する複数のオーディオ信号を収集してもよく、且つ、従って、ウォーターマークを有する、且つ、クライアント端末によって収集された、オーディオ信号を解析する前に、クライアント端末又はサーバは、まず、ウォーターマークを有する、且つ、クライアント端末によって収集された、オーディオ信号のすべてのうちから、その信号強度が予め設定された強度閾値(予め設定された強度閾値は、実際の状態に基づいて柔軟に設定され得る)を上回っていないオーディオ信号をフィルタリングによって除去してもよい。或いは、この代わりに、最大信号強度を有する一つ又は複数のオーディオ信号を除く、すべてのオーディオ信号が、ウォーターマークを有するすべてのオーディオ信号から、フィルタリングによって除去される。最大信号強度を有する一つ又は複数のオーディオ信号は、フィルタリングの後に、後で解析されるように、クライアント端末によって収集される。これに関する再度の説明は、省略する。
【0058】
ステップ206:識別情報を受け取った場合に、サーバが、受け取られた識別情報に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すか、或いは、ウォーターマークを有するオーディオ信号を受け取った場合に、サーバが、ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析し、且つ、識別情報に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出している。
【0059】
サーバは、オブジェクトの識別情報とオブジェクトの位置との間の対応性を保存していてもよく、且つ、従って、クライアント端末によって送信された識別情報を受け取った後に、或いは、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報を取得するべく、ウォーターマークを有する、且つ、クライアント端末によって送信された、オーディオ信号を解析した後に、サーバは、識別情報及びオブジェクトの識別情報とオブジェクトの位置との間の保存されている対応性に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出し得ることが上述のステップからわかる。
【0060】
例えば、サーバによって受け取られた識別情報又は解析を通じて取得された識別情報がAであり、且つ、オブジェクトの識別情報及びオブジェクトの位置との間の保存されている対応性に基づいて、識別情報Aが位置1に対応していることがわかった場合には、測位を通じて、クライアント端末と関連するユーザが位置1において存在していることを取得することができる。サーバは、ステッ205において記述されているオーディオ信号解析方式を使用することにより、ウォーターマークを有するオーディオ信号を解析し得ることに留意されたい。これに関する再度の説明は、省略する。
【0061】
これに加えて、一例として、クライアント端末と関連するユーザの位置が、受け取られた識別情報に基づいて見出される場合を取り上げれば、複数の受け取られた識別情報が存在している場合には、クライアント端末と関連するユーザの位置が見出された際に、ウォーターマークを有する、且つ、最強の信号強度を有する、オーディオ信号に対応する識別情報が、まず、複数の識別情報内において判定されてもよく、且つ、識別情報に対応する位置が、クライアント端末と関連するユーザの位置として使用され、或いは、複数の識別情報に対応する位置のオーバーラップしたエリアが、クライアント端末と関連するユーザの位置として更に使用され得ることに留意されたい。これに関する再度の説明は、省略する。
【0062】
最後に、ステップ201〜ステップ203は、オーディオ信号再生端末側において実行される手順を独立的に形成し、ステップ204〜ステップ205は、クライアント端末側において実行される手順を独立的に形成し、且つ、ステップ206は、サーバ側において実行される手順を独立的に形成していることに留意されたい。これに関する再度の説明も、省略する。
【0063】
上述の内容から、本出願の実施形態1においては、ウォーターマークを有する、且つ、クライアント端末によって収集された、オーディオ信号を識別することにより、ユーザの正確な測位を実装することができると共に、ユーザは、ユーザと関連する端末装置の Bluetooth 機能の起動及びユーザが存在している位置の近傍における Bluetooth 装置のスキャニングなどの動作を実行する必要がなく、これにより、ユーザ測位費用を低減しつつ、ユーザ測位効率及びユーザ経験が改善されることがわかる。例えば、オーディオ信号を再生し得るマーケット内の店舗においては、アクセス費用が小さく、且つ、操作性が良好であり、測位対象のユーザにおいては、ユーザは、なんらの動作をも実行する必要がなく、これにより、ユーザの動作チェーンが短縮され、且つ、ユーザのアプリケーションの認識が改善される。
【0064】
更には、
図3に示されているように、本出願の実施形態1は、情報プッシュ方法を更に提供している。情報プッシュ方法の可能な適用シナリオは、
図1において、依然として示されている。これに加えて、
図3に示されているように、情報プッシュ方法は、本出願の実施形態1におけるステップ201〜ステップ206を含むことができる。これに加えて、情報プッシュ方法は、以下のステップ207を更に含むことができる。
【0065】
ステップ207:ユーザの位置を見出した後に、サーバが、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトのプッシュ情報をユーザに送信している。
【0066】
情報プッシュアプリケーションにおいては、ステップ207において見出されるユーザの位置は、店舗情報であってもよく、その理由は、ユーザが位置している店舗又はユーザの近傍の店舗が判明した場合には、店舗情報(例えば、ディスカウント活動に関する情報)をユーザにプッシュすることができるからである。
【0067】
換言すれば、本出願の実施形態1の解決策においては、クライアント端末と関連するユーザの位置が見出された後に、情報プッシュ精度が更に改善され得るように、且つ、ユーザ経験が改善され得るように、狙いを絞った情報プッシュを実装するべく、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトのプッシュ情報をユーザに更に送信することができる。
【0068】
実施形態2
実施形態1におけるユーザ測位方法の同一の発明概念に基づいて、本出願の実施形態2は、オーディオ信号再生端末を提供している。オーディオ信号再生端末の具体的な実装形態については、方法実施形態1における関係する説明を参照されたい。同一の内容についての再度の説明は、省略する。具体的には、
図4に示されているように、オーディオ信号再生端末は、
オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報を取得するように構成される能力を有する識別取得ユニット41と、
ウォーターマークを有するオーディオ信号を取得するべく、識別情報に基づいて再生対象のオーディオ信号に対してウォーターマーキングを実行するように構成される能力を有するオーディオ処理ユニット42と、
サーバが、ウォーターマークを有するオーディオ信号に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すことを可能にするために、クライアント端末が、ウォーターマークを有するオーディオ信号を収集し、且つ、ウォーターマークを有する収集されたオーディオ信号をサーバに送信することを可能にするべく、ウォーターマークを有するオーディオ信号を再生するように構成される能力を有する、或いは、サーバが、識別情報に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すことを可能にするために、クライアント端末が、ウォーターマークを有するオーディオ信号を収集し、且つ、ウォーターマークに対応する取得された識別情報をサーバに送信するべくオーディオ信号を解析することを可能にするべく、ウォーターマークを有するオーディオ信号を再生するように構成される能力を有する、オーディオ再生ユニット43と、
を含むことができる。
【0069】
任意選択により、識別取得ユニット41は、具体的には、識別情報取得要求をサーバに送信し、且つ、識別情報取得要求に基づいてサーバによってオーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトに割り当てられた一意の識別情報を受け取るように、構成することができる。
【0070】
任意選択により、オーディオ処理ユニット42は、具体的には、ウォーターマーキング装置が、ウォーターマークを有するオーディオ信号を取得するために、識別情報に基づいて、再生対象のオーディオ信号に対してウォーターマーキングを実行するべく、再生対象のオーディオ信号をウォーターマーキング装置に送付するように、構成することができる。
【0071】
これに加えて、実施形態1におけるユーザ測位方法の同一の発明概念に基づいて、本出願の実施形態2は、クライアント端末を更に提供している。クライアント端末の具体的な実装形態については、方法実施形態1における関係する説明を参照されたい。同一の内容に関する再度の説明は、省略する。具体的には、
図5に示されているように、クライアント端末は、
ウォーターマークを有するオーディオ信号を収集するように構成される能力を有する収集ユニット51であって、ウォーターマークは、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報を通知するべく使用される、収集ユニットと、
サーバが、識別情報に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すことを可能にするために、ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析し、且つ、識別情報をサーバに送信する、或いは、サーバが、ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析し、且つ、識別情報に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すことを可能にするべく、ウォーターマークを有する収集されたオーディオ信号をサーバに送信する、ように構成される能力を有する送信ユニット52と、
を含んでいてもよく、この場合に、
サーバは、オブジェクトの識別情報とオブジェクトの位置との間の対応性を保存している。
【0072】
更には、実施形態1におけるユーザ測位方法の同一の発明概念に基づいて、本出願の実施形態2は、サーバを更に提供している。サーバの具体的な実装形態については、方法実施形態1における関係する説明を参照されたい。同一の内容に関する再度の説明は、省略する。具体的には、
図6に示されているように、サーバは、
クライアント端末によって送信された識別情報を受け取るように構成される能力を有する受信ユニット61であって、識別情報は、ウォーターマークを有する、且つ、オーディオ信号再生端末によって再生された、オーディオ信号を解析することにより、クライアント端末によって取得され、且つ、識別情報は、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報である、受信ユニットと、
受け取られた識別情報及びオブジェクトの識別情報とオブジェクトの位置との間の保存されている対応性に基づいて、クライアント端末と関連するユーザの位置を見出すように構成される能力を有する測位ユニット62と、
を含むことができる。
【0073】
更には、実施形態1におけるユーザ測位方法の同一の発明概念に基づいて、本出願の実施形態2は、別のサーバを更に提供している。別のサーバの特定の実装形態については、方法実施形態1における関係する説明を参照されたい。同一の内容に関する再度の説明は、省略する。具体的には、
図7に示されているように、別のサーバは、
ウォーターマークを有する、且つ、クライアント端末によって送信された、オーディオ信号を受け取るように構成される能力を有する受信ユニット71であって、ウォーターマークは、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトの識別情報を通知するべく使用される、受信ユニットと、
ウォーターマークに対応する識別情報を取得するべくオーディオ信号を解析し、且つ、識別情報及びオブジェクトの識別情報とオブジェクトの位置との間の保存されている対応性に基づいてクライアント端末と関連するユーザの位置を見出すように構成される能力を有する測位ユニット72と、
を含むことができる。
【0074】
更には、実施形態1における情報プッシュ方法の同一の発明概念に基づいて、本出願の第二実施形態は、情報プッシュ装置を更に提供している。情報プッシュ装置の特定の実装形態については、方法実施形態における関係する説明を参照されたい。同一の内容に関する再度の説明は、省略する。具体的には、
図8に示されているように、情報プッシュ装置は、
実施形態1におけるユーザ測位方法を使用することにより、ユーザを見出すように構成される能力を有する測位ユニット81と、
ユーザの位置が見出された後に、オーディオ信号再生端末と関連するオブジェクトのプッシュ情報をユーザに送信するように構成される能力を有する送信ユニット82と、
を含むことができる。
【0075】
情報プッシュ装置は、通常、実施形態1において記述されているサーバであってもよい。これに関する再度の説明は、省略する。
【0076】
当業者は、本出願の実施形態は、方法、装置(機器)、又はコンピュータプログラムプロダクトとして提供され得ることを理解するであろう。従って、本出願は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組合せを有する実施形態の形態を使用することができる。更には、本出願は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む(限定を伴うことなしに、ディスクメモリ、CD−ROM、光メモリ、及びこれらに類似したものを含む)一つ又は複数のコンピュータ使用可能ストレージ媒体上において実装されたコンピュータプログラムプロダクトの形態を有することもできる。
【0077】
実施形態は、本出願においては、方法、装置(機器)、及びコンピュータプログラムプロダクトのフローチャート及び/又はブロック図を参照して記述されている。コンピュータプログラム命令は、フローチャート及び/又はブロック図のそれぞれのプロセス及び/又はそれぞれのブロック並びにフローチャート及び/又はブロック図のプロセス及び/又はブロックの組合せを実装するべく使用され得ることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は別のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサによって実行された命令が、フローチャートの一つ又は複数のプロセス及び/又はブロック図の一つ又は複数のブロックにおける特定の機能を実装する装置を生成するように、機械を生成するべく、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み型のプロセッサ、又は別のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供されてもよい。
【0078】
又、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ可読メモリ内において保存されている命令が、命令装置を含む人工物を生成するように、特定の方式によって機能するようにコンピュータ又は別のプログラム可能なデータ処理装置に命令し得るコンピュータ可読メモリ内において保存されてもよい。命令装置は、フローチャートの一つ又は複数のプロセス及び/又はブロック図の一つ又は複数のブロックにおける特定の機能を実装する。
【0079】
又、これらのコンピュータプログラム命令は、一連の動作及びステップが、コンピュータ又は別のプログラム可能な装置上において実行され、これにより、コンピュータ実装された処理が生成されるように、コンピュータ又は別のプログラム可能なデータ処理装置に読み込まれてもよい。従って、コンピュータ又は別のプログラム可能な装置上において実行された命令は、フローチャートの一つ又は複数のプロセス及び/又はブロック図の一つ又は複数のブロックにおける特定の機能を実装するステップを提供する。
【0080】
以上、本出願の好適な実施形態について説明したが、当業者は、基本的な創造的概念について知ることにより、これらの実施形態に対してその他の変更及び変形を実施することができる。従って、添付の請求項は、本出願の範囲に含まれる好適な実施形態並びにすべての変更及び変形を含むべく解釈されることを意図している。
【0081】
当業者は、本出願の精神及び範囲を逸脱することなしに、本出願に対して様々な変更及び変形を実施し得ることが明らかである。本出願は、本出願のこれらの変更及び変形が、本出願の請求項及びその等価な技術の範囲に含まれている場合には、これらの変更及び変形を含むことを意図している。