【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の一態様によれば、毛髪切断器具用の櫛が提供され、この櫛は、
ユーザの皮膚に対して保持される櫛表面を規定する第1の櫛部と、
上記第1の櫛部から第1の方向に突出する複数の櫛歯を含む第2の櫛部であって、上記第1の方向が、上記櫛表面に垂直な方向に成分を持ち、上記複数の櫛歯は、第2の方向に互いに間隔を空けて配置され、上記第2の方向が、上記櫛歯の表面と平行である、第2の櫛部と、
第3の方向に延びる1つ又は複数の更なる櫛歯を含む第3の櫛部であって、上記第3の方向が、上記櫛表面に垂直な方向の成分を持ち、上記更なる櫛歯は、上記櫛歯と同じ側の櫛表面に配置され、上記更なる櫛歯が、第1及び第2の方向に垂直な方向、例えば、毛髪切断方向において、櫛歯よりも前方に延びており、及び/又は、上記櫛歯は、第1及び第2の方向に垂直な方向において、上記更なる櫛歯より後方に延びている、第3の櫛部とを有する。
【0005】
更なる櫛歯の第2方向における幅は、例えば第2の方向における櫛歯間の空間の幅と等しく、例えばほぼ等しくてもよい。更なる櫛歯の幅は、櫛歯の幅と等しく、例えば、ほぼ等しくてもよい。代替的に、更なる櫛歯の幅は、櫛歯の幅及び/又は櫛歯間の空間とは異なる、例えばより狭い、又はより広いとすることができる。
【0006】
櫛歯及び更なる櫛歯の配置は、毛髪を保持する櫛の能力を向上させることができる。なぜなら、第2及び第3の櫛部を通って毛髪切断器具に到達する毛髪の通過を制限することなく、櫛歯及び更なる櫛歯が協働して毛髪切断器具から出るカットされた毛髪を捕捉することができるからである。
【0007】
更に、更なる櫛歯が櫛歯よりも前方に延び、及び/又は、櫛歯が更なる櫛歯よりも後方に延びることから、櫛の毛髪捕捉性能を低下させることなく、櫛の製造性が向上されることができる。特に、櫛歯及び更なる櫛歯を形成するための型の部分のアスペクト比が小さくされることができる。
【0008】
第2の櫛部は、毛髪切断器具が毛髪切断方向に移動されるときに、毛髪切断器具に向かって毛髪を誘導するためのものであってもよい。
【0009】
更なる櫛歯は、一対の櫛歯の間に少なくとも部分的に、又は実質的に完全に配置されていてもよい。言い換えれば、1つ又は複数の更なる櫛歯は、第2の方向において隣接する櫛歯の間に少なくとも部分的に配置されてもよいし、実質的に完全に配置されてもよい。
【0010】
櫛歯の間に更なる櫛歯を配置することは、切断された毛が櫛に接触することなく毛髪切断器具から出る領域を減らすことにより、櫛の毛髪捕捉性能を向上させることができる。
【0011】
更なる櫛歯のそれぞれは、異なる対の櫛歯の間に配置されてもよい。代替的に、2つ以上の更なる櫛歯が、同じ対の櫛歯の間に少なくとも部分的に配置されていてもよい。
【0012】
更なる櫛歯のそれぞれは、例えば第2の方向において、複数の櫛歯の間の空間の1つに整列されてよく、例えば少なくとも部分的に整列されていてもよい。更なる櫛歯の数は、複数の櫛歯の間の空間の数と等しくてもよい。
【0013】
更なる櫛歯は、第1及び第2の方向に直交する方向、例えば毛髪切断器具の毛髪切断方向において、櫛歯の前方に少なくとも部分的に、又は完全に配置されてもよい。例えば、櫛歯及び更なる櫛歯の断面は、例えば、第1方向又は第3方向に垂直な面では、第1方向及び第2方向に垂直な方向には重ならない場合がある。
【0014】
櫛歯の前方に更なる櫛歯を配置することは、櫛歯及び更なる櫛歯の間の隙間の幅が、毛髪切断器具に到達するために櫛を通る毛髪の通過に影響を与えることなく小さくされることを可能にする。更に、更なる櫛歯を櫛歯よりも前方に配置することは、櫛の製造性を更に高めることができる。特に、それは、櫛歯及び更なる櫛歯が、型(mould)の異なる要素により及び/又は異なる製造段階で形成されることを可能にする。更なる櫛歯が櫛歯よりも前方に位置するとき、第3の櫛部は、第1及び/又は第2の櫛部とは別の部材に設けられ、これは、第1及び/又は第2の櫛部に結合されることができる。
【0015】
第1方向及び第3方向は平行であってもよい。言い換えれば、櫛歯及び更なる櫛歯は、互いに平行な方向に延びていてもよい。例えば、櫛歯は、更なる櫛歯に対して5度、又は10度以下の角度を持つ方向に延びていてもよい。
【0016】
櫛歯及び更なる櫛歯の断面形状は例えば、第1方向又は第3方向に垂直な平面、又は第1方向及び第3方向に垂直な平面において、実質的に同じであってもよい。例えば、櫛歯及び更なる櫛歯の断面形状は、第1方向及び第2方向に垂直な方向に、櫛歯の前部から櫛歯の後部に向かって厚みが増す三角形又は楔形であってもよく、鋭角又は丸みを帯びた角を有していてもよい。
【0017】
更なる櫛歯が三角形又は楔形の断面であるとき、櫛から毛髪切断器具への毛髪の通過が改善されることができる。なぜなら、更なる櫛歯が櫛歯及び更なる櫛歯の間の隙間に毛髪を誘導するように作用するからである。
【0018】
櫛歯及び/又は更なる櫛歯は、櫛表面に平行な方向に前方に延びる髪持ち上げ部を含んでいてもよい。髪持ち上げ部は、櫛が櫛表面に平行な方向、例えば毛髪切断方向に移動されるときに髪の毛を持ち上げるためのものであってもよい。髪持ち上げ部は、櫛歯から櫛の表面に平行な方向に前方に延びるランプ状の要素を有することができる。例えば、櫛歯及び更なる櫛歯の一方が毛髪持ち上げ部を有し、櫛歯及び更なる櫛歯の他方が毛髪持ち上げ部を有しないようにしてもよい。代替的に、櫛歯及び更なる櫛歯の両方が髪持ち上げ部を有してもよい。
【0019】
第2の櫛部は、第1の櫛部と一体的に形成されていてもよい。第3の櫛部は、第1及び/又は第2の櫛部に結合可能、例えば、着脱可能に結合可能とすることができる。代替的に、第3の櫛部は、第1及び/又は第2の櫛部と一体的に形成されていてもよい。
【0020】
更なる櫛歯は、櫛歯の歯ピッチと同じ、例えばほぼ同じ歯ピッチを有していてもよい。代替的に、更なる櫛歯の歯ピッチは、櫛歯の歯ピッチとは異なっていてもよく、例えば櫛歯の歯ピッチよりも小さい又は大きいとすることができる。
【0021】
第2の櫛部は、櫛歯の遠位端を横切って延びる接続バーを更に含んでいてもよい。櫛歯は、接続バーにより、間隔を空けて配置された状態で一緒に結合されることができる。櫛歯は、接続バーにより第1の櫛部に結合されていてもよい。
【0022】
櫛歯及び更なる櫛歯の間の最小ギャップサイズ、例えば、第1又は第3の方向に垂直な平面における櫛歯及び更なる櫛歯の断面形状の間の最小ギャップサイズは、例えば、第3の櫛部が第2の櫛部に結合されるとき、櫛歯間の空間の幅と等しいか、又はそれよりも大きくてもよい。例えば、最小ギャップサイズは0.1mm以上であってもよい。最小ギャップ(gas)サイズは2.5mm以下であってもよい。
【0023】
第2の方向において、更なる櫛歯と隣接する櫛歯との間のギャップサイズは、0.1mm以上であってもよく、2.5mm以下であってもよい。
【0024】
毛髪切断システムは、毛髪を切断するための複数の刃を備えた毛髪切断器具と、前述の櫛とを有し、櫛は、毛髪切断器具に結合可能、例えば、着脱可能に結合可能である。
【0025】
毛髪切断器具は、切断刃及びガード刃を有することができる。切断刃は、ガード刃の歯と協働して、ガード刃の歯の間で受けた毛をカットする切断要素の櫛を有することができる。櫛歯のピッチは、ガード刃の歯のピッチと等しく、例えば、ほぼ等しくてもよく、これは、櫛が切断要素へと毛を導く能力を向上させ、これにより、毛髪切断システムの毛髪切断性能が向上されることができる。
【0026】
毛髪切断器具は、本体を有してもよい。刃は例えば、切断刃及びガード刃であり、本体の遠位端から突出していてもよい。毛髪切断器具の本体は、毛髪切断器具によりカット(but)された毛髪を受け入れるためのチャンバを含んでいてもよい。本体は、櫛歯に対向する壁を有してもよい。壁は、第1の方向と平行な成分を持つ方向に延びていてもよい。
【0027】
毛髪切断器具により切断された毛髪を受けるために、例えば毛髪収集室への開口部が壁に形成されていてもよい。開口部は、毛髪切断器具の刃に隣接して形成されていてもよい。開口部は、刃から、第1の方向に成分を持つ方向に延びていてもよい。第1方向における開口部の高さ、例えば、第1方向に垂直な平面に投影された開口部の高さは、第1方向における第2櫛部の長さとほぼ等しいか、それ以下であってもよい。
【0028】
本書では、不必要な労力の重複及び文章の繰り返しを避けるため、特定の特徴は、本発明の1つ又は複数の側面又は実施形態のみに関連して説明されている。しかしながら、技術的に可能であれば、本発明の任意の側面又は実施形態に関連して説明される特徴は、本発明の他の任意の側面又は実施形態にも使用されることができることを理解されたい。