(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
培養液を収容した培養容器の内部に細胞凝集塊を整列させ、当該培養容器内の複数の細胞凝集塊が培養されて相互に融合した細胞の集合構造体を作製する細胞の集合構造体の作製装置において、
上記培養容器の内部に立設させた複数の棒状部材を備え、当該複数の棒状部材の間に上記細胞凝集塊を保持することにより、上記複数の細胞凝集塊を個々に所定の整列位置に保持する保持手段と、複数の培養液流出口を備えて上記各整列位置の細胞凝集塊に向けて培養液を流出させる培養液供給手段を設け、
上記複数の棒状部材により細胞凝集塊を下方に隙間を形成して保持し、培養中に上記培養液流出口から上記各整列位置の細胞凝集塊における隣接する細胞凝集塊との接触部分に対して培養液を流出させるようにしたことを特徴とする細胞の集合構造体の作製装置。
培養液を収容した培養容器の内部に細胞凝集塊を整列させ、当該培養容器内の複数の細胞凝集塊が培養されて相互に融合した細胞の集合構造体を作製する細胞の集合構造体の作製装置において、
上記培養容器の内部に立設させた複数の棒状部材を備え、当該複数の棒状部材に上記細胞凝集塊を突き刺して保持することにより、上記複数の細胞凝集塊を個々に所定の整列位置に保持する保持手段と、複数の培養液流出口を備えて上記各整列位置の細胞凝集塊に向けて培養液を流出させる培養液供給手段を設け、
上記複数の棒状部材により細胞凝集塊を下方に隙間を形成して保持し、培養中に上記培養液流出口から上記各整列位置の細胞凝集塊における隣接する細胞凝集塊との接触部分に対して培養液を流出させるようにしたことを特徴とする細胞の集合構造体の作製装置。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図示実施例について説明すると、
図1〜
図6は第1実施例にかかる細胞の集合構造体の作製装置1を説明するものであって、複数の細胞凝集塊2(スフェロイド:
図3参照)を培養容器3の内部に整列させ、上記細胞凝集塊2が培養されて相互に融合した細胞の集合構造体としての癒合パッド4(
図4(b)参照)を作製するものとなっている。
上記細胞凝集塊2は、例えば特許第4517125号に開示される方法で作製することができる。すなわち、内面が非接着性の容器に細胞を播種して培養すると、細胞は足場を求めて互いに接着し合うことで凝集して細胞凝集塊2が形成され、これらがさらに融合することで外径寸法が100〜500μm程度の略球状の細胞凝集塊2が形成される。
より効率的には、ウエルプレートの非接着性のウエル(略半球状の収容部)で培養することにより容易に細胞凝集塊2を得ることができる。なお、細胞凝集塊2の作製方法はこれに限らず、旋回している培養液中に細胞懸濁液を入れる旋回培養法、試験管に細胞懸濁液を入れて遠心分離器で沈殿させる方法、あるいはアルギン酸ビーズを用いて培養する方法など公知の様々な方法で作製することができる。
このように、細胞凝集塊2とは略球状の細胞集合体を指し、これらの細胞凝集塊2を平面的または立体的に接触または接近させて配置すると、各細胞凝集塊2を構成する細胞が隣接する細胞凝集塊2と融合し、平面的または立体的な細胞の集合構造体が得られるようになっている。
本実施例で作製する癒合パッド4は、軟骨等に癒合させるために用いることができ、複数の細胞凝集塊2を平面的に配置して融合させたものとなっている。厚さは用いる細胞凝集塊2の寸法に応じて100μm〜1mm程度のものを作製することが可能で、平面的なサイズは整列させる細胞凝集塊2の個数によって調節可能となっている。
このように作製される上記癒合パッド4は、細胞懸濁液を平面的に培養することで細胞単体をシート状に培養して得られる細胞シートとは異なるものである。
【0009】
本実施例の細胞の集合構造体の作製装置1は、
図1に示す内部が無菌状態に維持されたアイソレータ5と、当該アイソレータ5に接続可能に設けられたインキュベータ6との内部に設けられている。また、アイソレータ5には、搬入物を除染するためのパスボックス5aが設けられている。
図2は上記アイソレータ5の内部の構成を示し、細胞凝集塊2を収容する収容容器7を支持する収容容器支持部8と、上記培養容器3を支持する培養容器支持部9と、上記細胞凝集塊2を収容容器7から培養容器3へと移送する細胞凝集塊移送手段10とが備えられている。
一方、
図4(a)は上記インキュベータ6の内部の構成を示し、培養容器3の細胞凝集塊2もしくは癒合パッド4に培養液を供給する培養液供給手段11が備えられている。
なお、以下の説明において、
図2における図示左右方向をX方向、前後方向をY方向、上下方向をZ方向とし、
図5では図示左右方向をX方向、上下方向をY方向とする。
【0010】
上記アイソレータ5は内部が無菌環境に維持され、また無菌エア供給手段によって上方から下方へと向かう無菌エアによる一方向流が形成されるようになっている。
またアイソレータ5の正面には作業者が装着可能なグローブ5bが設けられており、各種の作業を行うことが可能となっている。なお、アイソレータ5の内部にロボットや所要の構成を有した移送手段を設けて、これらの作業を自動的に行うようにすることもできる。
次に、上記インキュベータ6は、内部が無菌環境に維持されるとともに、癒合パッド4の培養に適した所定の温度、湿度ならびにガス濃度に維持され、細胞凝集塊2が融合して癒合パッド4へと形成される間、上記インキュベータ6を上記アイソレータ5より分離して、当該アイソレータ5より離れた場所に載置することが可能となっている。
そのため、上記アイソレータ5とインキュベータ6とは接続手段12によって接続されており、例えば特許第4656485号公報に記載されるような、インキュベータ6とアイソレータ5とを無菌状態を維持したまま接離させる接続手段12を使用することができる。
【0011】
図3は上記収容容器7の断面図を示し、上述したウエルプレートを使用することができる。収容容器7は平面視において縦横に複数の収容凹部7aを備え、各収容凹部7aの内部には培養液とともに略球状の細胞凝集塊2が一個ずつ収容されている。
上記収容容器7の収容凹部7aは、平面視におけるX方向およびY方向にそれぞれ所定個数ずつ整列しており、本実施例では培養容器3において作製する癒合パッド4を構成する細胞凝集塊2のX方向およびY方向の個数と同数、すなわちX方向に5個、Y方向に5個それぞれ設けられている。
【0012】
図4に示すように、培養容器3は有底箱状を有しており、内部には所定の深さで培養液Fが収容され、当該培養容器3の内部には複数の細胞凝集塊2を個々に所定の整列位置に保持する保持手段20が設けられている。
上記保持手段20は、培養容器3の底面に設置された台座21と、当該台座21に立設された複数の棒状部材22と、上記棒状部材22に沿って上下に移動する支持プレート23とから構成され、これらは全て培養容器に収容された培養液F中に水没させて設けられている。
上記棒状部材22は上記台座21の上面にそれぞれZ方向を向くように規則的に立設され、
図5に示すようにX方向およびY方向にそれぞれ5個の細胞凝集塊2を平面的に整列させるようになっている。
具体的には、上記棒状部材22は各細胞凝集塊2の周囲に位置するように設けられており、4本の棒状部材22が四隅に位置する略正方形の保持部Hを構成するようになっている。これにより、複数の細胞凝集塊2を個々に所定の整列位置に保持することができるようになっている。
当該保持部Hを構成する4本の棒状部材22のうち、各対角位置の2本の棒状部材22の間隔は、保持する細胞凝集塊2の直径よりも短くなるように配置され、換言すると、使用する細胞凝集塊2の直径が各対角位置の2本の棒状部材22の間隔よりも大きくなるよう、当該細胞凝集塊2の培養が行われるようになっている。
このような構成により、4本の棒状部材22の間に細胞凝集塊2を挿入すると、当該4本の棒状部材22の間で細胞凝集塊2を挟み込んで保持することができ、
図4に示すように上記保持部Hを上記棒状部材22の先端と根元との間の上下中間部分に設定することが可能となっている。
【0013】
上記支持プレート23は上記台座21上に載置されるとともに、上記台座21を挟んで対向した位置に設けられた2本の棒状のガイド部材24に沿って上下に移動可能に設けられ、かつ支持プレート23には上記棒状部材22が貫通する貫通孔23aが穿設されている。
上述した様に、上記棒状部材22における上記細胞凝集塊2を保持する保持部Hは上記棒状部材22の上下中間部分に設定されているため、
図4(a)に示す支持プレート23を下降位置に位置させた場合には、上記保持部Hに保持された細胞凝集塊2と支持プレート23の表面との間には隙間gが形成されるようになっている。
一方、
図4(b)に示すように、支持プレート23を上昇させて位置を固定することで、支持プレート23は支持部材として上記保持部Hに保持された細胞凝集塊2を下方から支持することができ、さらに上記支持プレート23を上昇させることで、培養された癒合パッド4を上記棒状部材22から離脱させることができる。
【0014】
次に、
図2を用いて上記細胞凝集塊移送手段10について説明すると、上記細胞凝集塊2を吸着保持する吸引ノズル31と、当該吸引ノズル31を移動させるノズル移動手段32と、上記収容容器支持部8を構成するY方向テーブル8aと、上記培養容器3を支持する培養容器支持部9を構成するY方向テーブル9aとから構成されている。
【0015】
上記吸引ノズル31は、
図3に示すように図示しない負圧発生手段に接続された本体部31aと、当該本体部31aの下端部に設けられた管状の吸着部31bとを備えている。
上記吸着部31bの内径は上記細胞凝集塊2より小径となっており、当該吸着部31bの先端に細胞凝集塊2を吸着保持した際に、細胞凝集塊2が当該吸着部31bの内部に吸い込まれないようになっている。
そして上記ノズル移動手段32は、上記収容容器支持部8および培養容器支持部9にかけてX方向に設けられたX方向レール33と、当該X方向レール33に沿って吸引ノズル31をX方向に移動させるX方向移動手段34と、当該X方向移動手段34に設けられてZ方向に吸引ノズル31を昇降させるZ方向移動手段35とによって構成されている。
【0016】
また本実施例の吸引ノズル31はX方向に5個整列して設けられ、これら吸引ノズル31は間隔変更手段36によってX方向にその間隔が変更されるようになっている。
具体的には、
図2(a)に示すように、上記吸引ノズル31が収容容器支持部8の上方に位置した際には、間隔変更手段36は上記収容容器7におけるX方向に整列した収容凹部7aと同じ間隔に上記吸引ノズル31の間隔を変更する。
一方、
図2(b)に示すように、吸引ノズル31が培養容器支持部9の上方に位置した際には、間隔変更手段36は上記培養容器3の内部でX方向に整列した棒状部材22と棒状部材22とによって形成された保持部Hと同じ間隔に吸引ノズル31の間隔を変更する。
【0017】
上記収容容器7を支持する収容容器支持部8と、上記培養容器3を支持する上記培養容器支持部9とは、それぞれ上記細胞凝集塊移送手段10を構成するY方向テーブル8aおよびY方向テーブル9aによって構成され、それぞれ収容容器7および上記培養容器3をY方向に移動させるようになっている。
上記吸引ノズル31はX方向に5個設けられており、またノズル移動手段32によってX方向およびZ方向にのみ移動可能となっていることから、上記Y方向テーブル8a、9aが収容容器7および培養容器3をY方向に移動させることで、吸引ノズル31を収容容器7および培養容器3に対してXYZの各方向で相対的に移動させることができる。
具体的に吸引ノズル31と収容容器7との移動を説明すると、最初に上記Y方向テーブル8aが収容容器7の1列目の収容凹部7aを吸引ノズル31の下方に位置させて、当該一列目の収容凹部7aから吸引ノズル31が細胞凝集塊2を吸着保持すると、Y方向テーブル8aが1列分だけY方向に収容容器7を移動させて、2列目の収容凹部7aを吸引ノズル31の下方に位置させるようになっている。
なお、吸引ノズル31と培養容器3との移動については、吸引ノズル31と収容容器7との移動と同様となるため説明を省略する。
【0018】
そして、上記X方向レール33にはX方向に移動するカメラ37が設けられており、上記カメラ37は上記吸引ノズル31によって細胞凝集塊2が保持部Hに保持されると、培養容器支持部9の上方まで移動して培養容器3内の保持部Hを撮影するようになっている。
撮影された画像により、上記全ての保持部Hに細胞凝集塊2が保持されているか否かが確認され、必要に応じて細胞凝集塊2の保持されていない保持部Hに対して細胞凝集塊2を供給するよう、指示することができる。
またカメラ37は、上記ノズル移動手段32が吸引ノズル31を培養容器支持部9の上方に位置させる際には、吸引ノズル31との接触を避けるために培養容器支持部9の上方から退避するようになっている。
【0019】
次に、
図4に示すインキュベータ6の内部に設けられた上記培養液供給手段11について説明すると、インキュベータ6の内部には送液ポンプ41および当該送液ポンプ41に接続された配管42が設けられている。
そして、本実施例の培養容器3に設けられた上記台座21および棒状部材22は上記培養液供給手段11を構成しており、上記培養容器3が上記アイソレータ5からインキュベータ6内に移送されると、上記配管42の一端が上記台座21に接続されるようになっている。
上記台座21には培養液Fが流通可能な中空部21aが形成され、また当該台座21に立設された上記棒状部材22は、
図6に示すように中空の管状部材となっており、内部には培養液Fを流通させる培養液通路43が形成され、側面には上記培養液通路43に連通する複数の培養液流出口43aが形成されている。
上記培養液流出口43aは、上記保持部Hに保持された細胞凝集塊2の高さに合わせて、当該細胞凝集塊2が保持される高さと、細胞凝集塊2の上方および下方に隣接した位置にそれぞれ開口するように設けられている。
また上記培養液流出口43aは、上記棒状部材22から
図5のX方向およびY方向の四方に向けて培養液Fを流出させるように設けられており、これにより、各培養液流出口43aの前方側に位置する隣接した各整列位置の細胞凝集塊2、具体的には細胞凝集塊2と細胞凝集塊2との接触部分に向けて培養液Fが流出されるようになっている。
ここで、上記棒状部材22としてはステンレス等の金属を採用することができ、中空の管状部材としてはステンレス製丸パイプなどの細管の一端を閉鎖し、外周面に培養液流出口43aを開口させることで形成することができる。
【0020】
上記構成を有する培養液供給手段11によれば、培養容器3がインキュベータ6内に移動されると、上記配管42の一端が上記台座21に接続され、他端が培養容器3における培養液Fの液中に挿入されるようになっている。
そして上記送液ポンプ41を作動させると、上記配管42の他端より培養容器3内の培養液Fが吸引され、その後当該培養液Fは配管42の一端より上記台座21の中空部21aに供給されることとなる。
そして、培養液Fは上記台座21の中空部21aから、当該台座21に立設された上記棒状部材22の培養液通路43を流通した後、上記培養液流出口43aより培養容器3に収容された培養液F中に流出されるようになっている。
【0021】
ここで、上記培養容器3内で複数の細胞凝集塊2を接触して集合させた状態では、細胞凝集塊2を構成する細胞への培養液Fの供給が不十分となり、細胞の培養が進まずに細胞凝集塊2同士の融合が行われず、結果として所要の癒合パッド4が得られない場合がある。
これは、特に集合した細胞凝集塊2のうち、中央部分に位置した細胞凝集塊2おいて多くみられ、培養完了後に当該中央部分の細胞凝集塊2だけが脱落してしまう現象が発生する。
すなわち、上記中央部分に位置する細胞凝集塊2の近傍においては培養液Fの流通が滞っているためであり、本発明では各整列位置の細胞凝集塊2に向けて培養液流出口43aを配置し、当該培養液流出口43aから培養液Fを流出させるようになっている。
その結果、各細胞凝集塊2の近傍で培養液Fを流動させることが可能となり、全ての細胞凝集塊2が十分な量の培養液Fに接触できるようにすることで、上記中央部分の細胞凝集塊2も確実に培養するものである。
上記第1実施例では、上記棒状部材22の内部に培養液通路43を形成するとともに、当該棒状部材22の側面に培養液流出口43aを設けることで、上記保持部Hに収容された細胞凝集塊2のそれぞれに対して培養液Fが流出されるようにし、全ての細胞凝集塊2の近傍で培養液Fを流動させて、細胞凝集塊2を構成する細胞の培養を促進するようになっている。
【0022】
以下、上記構成を有する細胞の集合構造体の作製装置1を用いた癒合パッド4の作製方法を説明する。
最初に、
図2(a)示すように、上記パスボックス5aを介して上記細胞凝集塊2が収容された収容容器7や培養容器3を上記アイソレータ5内に搬入する準備工程を行う。このとき培養容器3には所定量の培養液Fを収容し、支持プレート23は下降位置に位置させておく。
上記準備工程が完了したら、続いて上記細胞凝集塊移送手段10により上記収容容器7から培養容器3へと細胞凝集塊2を移動させる供給工程を行う。
具体的には、上記ノズル移動手段32が吸引ノズル31を移動させ、また間隔変更手段36が吸引ノズル31の間隔を変更して、上記収容容器支持部8に載置された収容容器7の収容凹部7aから細胞凝集塊2を吸着保持する。
続いて、ノズル移動手段32が吸引ノズル31を培養容器支持部9へと移動させ、また間隔変更手段36が上記保持部Hの間隔に合わせて吸引ノズル31の間隔を変更し、吸引ノズル31を下降させる(
図2(b))。
これにより、吸引ノズル31に保持された各細胞凝集塊2は上記保持部Hを構成する4本の棒状部材22の間に挿入され、上記棒状部材22の上下中間位置に設定された保持部Hの高さで保持されることとなる。
上記供給工程により、培養容器3の内部で複数の細胞凝集塊2が縦横に規則正しい整列位置で整列することとなり、また隣接する細胞凝集塊2同士が接触した状態で保持されることとなる。
そして全ての保持部Hに細胞凝集塊2が保持されると、その後上記カメラ37が培養容器支持部9の上方に移動して培養容器3内の細胞凝集塊2を撮影し、細胞凝集塊2が全ての保持部Hに保持されていることを確認する。
【0023】
このようにして供給工程が終了すると、ロボットもしくは作業者の手作業により、上記培養容器3はインキュベータ6に移送され、当該培養容器3内の細胞凝集塊2を培養する培養工程が行われる。
まず上記培養容器3をインキュベータ6に移送したら、作業者は上記培養液供給手段11を構成する配管42の一端を台座21に接続するとともに、他端を培養液Fの液中に位置させる。
その後、インキュベータ6を閉鎖して上記アイソレータ5より分離し、さらにインキュベータ6をアイソレータ5より離隔した位置へと移動させ、内部を所定の温度、湿度に維持するとともに、所定の炭酸ガスや酸素の濃度を維持する。
インキュベータ6の内部では上記培養液供給手段11の送液ポンプ41が作動し、上記配管42の他端より培養容器3内の培養液Fを吸い上げ、吸い上げた培養液Fを台座21の中空部21aへと送液する(
図4(a))。
これにより、上記全ての棒状部材22の培養液通路43に連通した上記培養液流出口43aからは、上記各保持部Hに保持されて所定の整列位置に整列した細胞凝集塊2に向けて培養液Fが流出され、上記各整列位置の細胞凝集塊2に対して培養液Fを流出させることが可能となる。
特に、整列した細胞凝集塊2の中央部分に位置する細胞凝集塊2の近傍で培養液Fを流動させることができるため、当該部分における細胞凝集塊2の培養を促進することができる。
【0024】
このようにして培養工程を行うことにより、培養容器3内において隣接する細胞凝集塊2が相互に融合し、これにより細胞凝集塊2が平面的に配置された形状を維持した細胞の集合構造体としての癒合パッド4を得ることができる。
つまり、細胞凝集塊2を配置した通りに任意の形状の癒合パッド4を作製することが可能であり、また細胞凝集塊2は上記保持部Hによって隙間なく配置されているため、形成された癒合パッド4の厚さは略均一となる。
また各細胞凝集塊2は上記保持部Hに保持されて移動が規制されているため、形成される癒合パッド4の寸法を、はじめに細胞凝集塊2を配置した際の大きさと略同一にすることができる。
また培養工程では、培養液Fの交換のため数日毎にインキュベータ6をアイソレータ5に接続して、培養容器3をアイソレータ5に移動させて、培養液Fの交換を行う。
【0025】
上記培養工程により細胞凝集塊2が培養されて癒合パッド4が作製されると、インキュベータ6をアイソレータ5に接続して培養容器3をアイソレータ5に移動し、当該癒合パッド4を培養容器3から回収する回収工程を行う。
回収工程では、
図4(b)に示すように上記培養容器3の内部で上記支持プレート23をガイド部材24に沿って上昇させ、これにより支持プレート23は癒合パッド4を下方から支持しながら、癒合パッド4を棒状部材22の間から離脱させることができる。
このように支持プレート23を上昇させて癒合パッド4が棒状部材22の間から離脱したら、当該癒合パッド4を所要の容器に移し替えて回収することができる。
【0026】
図7は第2実施例における細胞凝集塊2の保持手段20を説明する図であり、(a)はアイソレータ5の内部で供給工程を行う際の状態を示しており、(b)はインキュベータ6の内部で培養工程を行う際の状態を示している。
本実施例の培養容器3には、上記保持手段20として、内部に中空部21aが形成された台座21と、当該台座21に立設されて内部に培養液通路43の形成された複数の棒状部材22と、上記棒状部材22およびガイド部材24に沿って上下に移動する支持プレート23と、整列した細胞凝集塊2の上部に載置される押さえプレート25とが設けられる。
【0027】
本実施例において、上記細胞凝集塊2は上記第1実施例と同様の配列で保持部Hに収容されて培養されるが、本実施例では上記支持プレート23が所要の高さに固定されており、細胞凝集塊2は当該支持プレート23の上面に載置されるようになっている。
図7(b)に示すように、本実施例の棒状部材22の先端部は上記所要の高さに固定された支持プレート23の上面に突出するようになっており、その際当該棒状部材22の先端部は整列した細胞凝集塊2の最大径部よりも下方に位置するようになっている。
これにより、本実施例の保持部Hは、第1実施例のように4本の棒状部材22によって細胞凝集塊2を挟持するようにはなっておらず、上記支持プレート23によって下方から支持しながら4本の棒状部材22によって細胞凝集塊2の移動を阻止するようになっている。
ここで、本実施例の支持プレート23の上面に細胞非接着性のコーティングを形成したり、支持プレート23を低接着性素材によって製造することで、上記細胞凝集塊2がある程度培養されて密着していても、当該細胞凝集塊2を容易に離脱させることが可能となっている。
【0028】
そして本実施例の棒状部材22は、ステンレス製丸パイプ等の細管で構成され、内部に培養液通路43を備えるとともに、上端部に培養液流出口43aを備えており、上記台座21の中空部21aから培養液通路43へと流通した培養液Fは、上記培養液流出口43aから上方に向けて流出されるようになっている。
上述した様に、
図7(b)のように支持プレート23を上昇位置に位置させた状態では、上記棒状部材22の先端は細胞凝集塊2の最大径部の下方に位置するようになっている。
これにより、各培養液流出口43aは各整列位置の4個の細胞凝集塊2の中央に形成された隙間の下方に位置するようになっている。従って各培養液流出口43aからは周囲に位置した4個の細胞凝集塊2に対して培養液Fを流出させるとともに、培養液Fの流通が滞りやすい上記隙間にも培養液Fを流通させることが可能となっている。
【0029】
上記押さえプレート25は、上記支持プレート23と同様、上記ガイド部材24に沿ってZ方向に昇降可能に設けられており、必要に応じて上記保持部Hに整列された細胞凝集塊2の上方に載置されるようになっている。
このように支持プレート23と押さえプレート25とによって細胞凝集塊2を挟むことで、培養容器3をアイソレータ5からインキュベータ6へと移動させる際や、細胞凝集塊2同士が融合していない状態における細胞凝集塊2の移動を阻止するものとなっている。
また押さえプレート25には、上下に貫通する貫通孔25aが棒状部材22の位置に対応させて設けられており、当該貫通孔25aを介して培養液Fを押さえプレート25の上下に流通させることが可能となっている。
さらに、押さえプレート25は、上記支持プレート23と同様、細胞凝集塊2と接触する裏面側に細胞非接着性のコーティングが形成されるか、または低接着性素材により製造されており、上記細胞凝集塊2がある程度培養されて密着していても、当該押さえプレート25を容易に離脱させることが可能となっている。
また、これら支持プレート23および押さえプレート25を、多孔質素材やメッシュ部材から構成して、培養液Fが通過できるように構成してもよい。
【0030】
上記第2実施例における、細胞凝集塊2の保持手段20を用いた癒合パッド4の作製方法を説明する。なお、第1実施例と共通する工程については説明を省略する。
まずアイソレータ5内における準備工程では、第1実施例の場合と同様、
図2(a)に示すように、培養容器3内において上記支持プレート23は下降位置に位置させておく。
続いて供給工程において、吸引ノズル31に保持された各細胞凝集塊2を、培養容器3の内部の保持部Hを構成する4本の棒状部材22の間に挿入するが、本実施例においては、供給時の各細胞凝集塊2の大きさは4本の棒状部材22の対角位置の2本の棒状部材22の間隔より小さく、細胞凝集塊2は棒状部材22の間で保持されることなく支持プレート23の表面に載置される(
図7(a))。
続いて、吸引ノズル31を上方に退避させたら、押さえプレート25の各貫通孔25aにそれぞれ棒状部材22を貫通させながら、当該押さえプレート25をガイド部材24に沿って下降させ、支持プレート23に載置された細胞凝集塊2の上に載置する。
そして、上記細胞凝集塊2を支持プレート23と押さえプレート25で挟んだ状態で棒状部材22に沿って上昇させて、
図7(b)に示すように、支持プレート23から突出する棒状部材22の先端部が、各細胞凝集塊2の最大径部であり隣接する細胞培養塊2との接触部分よりも下方に位置する状態とし、その状態で支持プレート23を下降しないように固定する。
これにより、支持プレート23と4本の棒状部材22の先端部により保持部Hが形成され、細胞凝集塊2が保持部Hに保持された状態となる。なお、これらの操作は、人手によりもしくは図示しない自動化装置により行うことができる。
【0031】
このようにして培養容器3内に細胞凝集塊2が整列されると、ロボットもしくは作業者の手作業により、上記培養容器3はインキュベータ6に移送され、
図7(b)の状態を維持したまま培養工程が行われる。
本実施例においても、作業者が上記培養液供給手段11を構成する配管42の一端を台座21に接続するとともに、他端を培養液Fの液面近くに位置させ、その後上記送液ポンプ41を作動させる。
これにより上記送液ポンプ41によって培養容器3内の培養液Fが吸い上げられるとともに、吸い上げられた培養液Fは台座21の中空部21aおよび上記棒状部材22の培養液通路43を介して上記培養液流出口43aから上方に流出される。
上記棒状部材22の培養液流出口43aは細胞凝集塊2の最大径部の下方、かつ4個の細胞凝集塊2による隙間の下方に位置することから、上記培養液流出口43aから流出された培養液Fは上記隙間を流通することとなり、培養液Fの滞りやすい中央部分に培養液Fを流通させて、当該部分における細胞の培養を促進することができる。
【0032】
このようにして培養容器3内において細胞凝集塊2が培養され、隣接する細胞凝集塊2が相互に融合すると、回収工程に移行し、押さえプレート25を取り除いて、形成された癒合パッド4を回収することができる。
また、ある程度隣接する細胞凝集塊2が融合し、棒状部材22の先端部によって下方から支持されるようになったら、支持プレート23を下降位置に移動させるようにしてもよい。これにより、第1実施例と同様支持プレート23との間に隙間gが形成され、当該部分への培養液Fの供給が行われることとなる。
なお本実施例では、保持部Hに保持された細胞凝集塊2の最大径部の下方に棒状部材22の先端が位置しているため、作製途中の癒合パッド4には棒状部材22による貫通孔が形成されないこととなる。
また本実施例の供給工程において、上記細胞凝集塊2ごと支持プレート23を上昇させる際に、各細胞凝集塊2の最大径部が棒状部材22の先端部を超えないような高さで支持プレート23を固定するようにしてもよい。この場合には、培養に伴って細胞凝集塊2が第1実施例と同様に複数の棒状部材22の間に保持されることとなる。
【0033】
図8は第3実施例における細胞凝集塊2の保持手段20を説明する図であり、インキュベータ6の内部で培養工程を行う際の状態を示している。
本実施例の培養容器3には、内部に中空部21aが形成された台座21と、当該台座21に立設された複数の棒状部材22と、上記棒状部材22およびガイド部材24に沿って上下に移動する支持プレート23が設けられている。
台座21に立設された複数の棒状部材22は、第1実施例の場合と同様に配置されて細胞凝集塊2を保持する保持部Hを形成しており、細胞凝集塊2と支持プレート23との間には隙間gが形成されている。
本実施例の棒状部材22には、第1実施例や第2実施例の場合のように内部に培養液通路43は形成されておらず、その代わりに台座21の上面に形成した開口に流出ノズル61が設けられている。
上記流出ノズル61は台座21の上面に立設された複数の棒状部材22の間に設けられており、上端に形成された培養液流出口61aが上方の各棒状部材22の間に向けて設けられている。これにより、上記棒状部材22の間の保持部Hに保持された細胞凝集塊2に向けて、下方から培養液Fを流出させることができるようになっている。
ここで、上記流出ノズル61を2本の棒状部材22の間に設けた場合、培養液流出口61aの上方で隣接した各整列位置に整列した2個の細胞凝集塊2に対して、これらの隣接箇所に向けて培養液Fを流出させ、他方流出ノズル61を4本の棒状部材22の中央部に設けた場合、培養液流出口61aの上方に位置する1個の細胞凝集塊2に対して培養液Fを流出させるようになっている。
さらに、上記支持プレート23には、上記棒状部材22が貫通する貫通孔23aと、上記流出ノズル61が挿入される流出孔23bとが形成されており、上記流出ノズル61から流出された培養液Fは、上記流出孔23bを通過して上方に吹き出されるようになっている。
なお、流出ノズル61は流出孔23bを貫通して、支持プレート23の上方に突出させるようにしてもよく、また流出ノズル61を設けずに、上記台座21の上面に各棒状部材22の間に向けて開口を形成し、これを培養液流出口61aとしてもよく、この培養液流出口61aから流出された培養液Fが上記支持プレート23の流出口23bを通過するようにしてもよい。
【0034】
上記第3実施例における、細胞の集合構造体の作製装置1を用いた癒合パッド4の作製方法を説明する。なお、第1実施例と共通する工程については説明を省略する。
まずアイソレータ5内における準備工程では、第1実施例の場合と同様に、
図2(a)に示すように培養容器3内において上記支持プレート23は下降位置に位置させておく。
続く供給工程についても第1実施例と同様であり、保持部Hを構成する4本の棒状部材22の間に細胞凝集塊2を挿入させ、棒状部材22の上下中間位置に設定した保持部Hに保持させる。
また培養工程についても第1実施例と同様であり、インキュベータ6内で上記培養液供給手段11により培養容器3内で培養液Fを流動させて培養を行うが、本実施例の場合は、下方の流出ノズル61の培養液流出口61aから上方の複数の棒状部材22の間に向けて培養液Fを流出させるようになっており、これにより各培養液流出口61aに対応する上方の保持部Hに保持された細胞凝集塊2に向けて、培養液Fを流出させるようになっている。
そして、所定期間の培養が終わると、第1実施例の場合と同様の回収工程により、形成された癒合パッド4を回収することができる。
【0035】
図9は第4実施例における細胞凝集塊2の保持手段20を説明する図であり、インキュベータ6の内部で培養工程を行う際の状態を示している。
本実施例の培養容器3の台座21には、上記第1〜3実施例のような中空部21aは形成されておらず、また本実施例の棒状部材22は、上記第3実施例の場合と同様に内部に培養液通路43は形成されておらず、先端が鋭く尖っており細胞凝集塊2を突き刺して保持するようになっている。
具体的には、複数本の棒状部材22が所定の配置で台座21の上面に立設され、各棒状部材22に細胞凝集塊2を突き刺すことで、当該棒状部材22の上下中央部分を上記保持部Hとして、細胞凝集塊2を整列させることが可能となっており、この状態で細胞凝集塊2培養を行うようになっている。
なお、このように複数本の棒状部材22に細胞凝集塊2を突き刺した状態で保持し培養する手法は、特許第5896104号において公知であり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0036】
そして本実施例における培養液供給手段11は、上記第1〜第3実施例と異なり、各整列位置の細胞凝集塊2に対して上方から培養液Fを流出させる培養液流出管51を備えている。
上記培養液流出管51は、上記配管42の一端に接続されたマニホールド50に所定の間隔で下方に向けて設けられており、先端部には複数の棒状部材22の間に向けて設けられた培養液流出口51aが形成され、当該培養液流出口51aは培養容器3の培養液F中に位置させるようになっている。
ここで、培養液流出管51を2本の棒状部材22の中間部の上方に配置し、培養液流出口51aを2本の棒状部材の間に向けて設けた場合、培養液流出口51aの下方に位置する隣接する各整列位置の細胞凝集塊2を対象に、2個の細胞凝集塊2の隣接箇所に向けて培養液Fを流出させることとなる。
他方、培養液流出管51を4本の棒状部材22の中央部の上方に配置し、培養液流出口51aを4本の棒状部材22で取り囲まれる範囲に向けて設けた場合、培養液流出口51aの下方に位置する4個の細胞凝集塊2を対象に、それら4個の細胞凝集塊2の隣接箇所に向けて培養液Fを流出させるようになっている。
つまり、培養液流出口51aは上記第1実施例と同様、2個の細胞凝集塊2の隣接箇所に向けて培養液Fを流出させることが可能であり、また上記第2実施例と同様、保持部Hによって保持された4個の細胞凝集塊2によって形成された隙間に対して培養液Fを流出させることが可能となっており、培養液Fの滞りやすい当該箇所に培養液Fを良好に流通させることができる。
【0037】
上記第4実施例における、細胞凝集塊2の保持手段20を用いた癒合パッド4の作製方法を説明する。なお、第1実施例と共通する工程については説明を省略する。
まずアイソレータ5内における準備工程では、第1実施例の場合と同様に、
図2(a)に示すように培養容器3内において上記支持プレート23は下降位置に位置させておく。
続く供給工程は第1〜3実施例とは異なるものであり、細胞凝集塊2を吸着した吸引ノズル31の間隔を、間隔変更手段36により棒状部材22と同じ間隔に変更し、この状態で吸引ノズル31を下降させて細胞凝集塊2に棒状部材22を突き刺す。
その後、吸引ノズル31の下降を継続させると、棒状部材22が細胞凝集塊2を貫通して吸引ノズル31の内部に挿入されるようになる。そして吸引ノズル31を所定量だけ下降させることにより、棒状部材22の上下中間位置に設定された保持部Hで細胞凝集塊2が保持された状態となる。
【0038】
そして培養工程では、上記棒状部材22の中間位置を保持部Hとして複数の細胞凝集塊2を整列させた状態で培養を行い、第1〜3実施例と同様、インキュベータ6内で上記培養液供給手段11により培養容器3内で培養液Fを流動させて培養を行うようになっている。
本実施例では、上記培養液供給手段11に設けた上記培養液流出管51から培養液Fを流出させて、各培養液流出管51の培養液流出口51aに対応する細胞凝集塊2に向けて、上方から培養液Fが流動するようになっている。
所定期間の培養が終わると、第1実施例の場合と同様の回収工程により、形成された癒合パッド4を回収することができる。
【0039】
本発明にかかる培養液供給手段11の構成としては、上記第1〜第4実施例に記載した構成に限定されるものではなく、例えば第1〜第3実施例の培養液供給手段11の構成に、さらに第4実施例で示した培養液流出管51を備えた構成を付加することも可能である。
これと同様、第1、第2、第4実施例の培養液供給手段11の構成に、第3実施例で示した流出ノズル61備えた培養液供給手段11の構成を付加することも可能であり、さらには第2実施例における保持手段20に、第3実施例や第4実施例の培養液供給手段11の構成を採用することも可能である。
また上記第2実施例で使用する押さえプレート25については、第1、第3、第4実施例の各培養工程において、上記第2実施例で使用する押さえプレート25を必要に応じて常時または一時的に使用することも可能である。
ここで、押さえプレート25と第4実施例の上記培養液流出管51とを組み合わせる場合には、第3実施例の支持プレート23と同様に、培養液流出管51が挿入される流出孔を形成して、この流出孔を介して押さえプレート25の下方の細胞凝集塊2に培養液Fを流出するようにし、また培養液流出管51の先端を当該流出孔に嵌合させて、押さえプレート25と一体化した構成とすることも可能である。
さらに上記細胞凝集塊2を保持する棒状部材22について、第4実施例の棒状部材22を、第1、第2実施例の場合と同様に中空の管状部材から構成し、周囲面に培養液流出口43aを設けたり、上端部に培養液流出口43aを設けるようにしてもよい。
なお、上記何れの実施例においても、上記インキュベータ6の内部に設けられた培養液供給手段11は、送液ポンプ41により培養容器3に収容された培養液Fを循環させるようにしているが、上記送液ポンプ41により新鮮な培養液Fを供給する構成としてもよい。