(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
情報を表示する表示部と、外部から押圧操作がなされる複数の操作ボタンを備えた被操作部材と、前記表示部及び前記被操作部材が組み付けられる筐体部と、を備えた給湯器用のリモートコントローラであって、
前記表示部は、板状に構成されるとともに一方の板面が前記リモートコントローラの前面として構成される非透明の表示板と、前記表示板において文字、記号、図柄の少なくともいずれかを表すための1以上の光源と、を有し、
前記被操作部材は、複数の前記操作ボタンが所定の配列で配置されるとともに各々の前記操作ボタンの表面が前記リモートコントローラの前面として構成され、
前記表示板と前記被操作部材とが、近接して配置され、
前記表示板及び前記被操作部材のそれぞれの外縁が、前記リモートコントローラの前面部の外縁として構成され、
前記光源が発光した際に、該光源からの光が前記表示板から透けて前記文字、記号、図柄の少なくともいずれかを表すようになっており、
前記表示板の左右両端の側縁が、前記リモートコントローラの前面部における左右両端の各側縁の一部をそれぞれ構成し、
前記表示板の上縁が、前記リモートコントローラの前面部における上縁を構成し、
前記表示板と前記被操作部材とが上下に近接して配置され、
前記被操作部材の左右両端の側縁が、前記リモートコントローラの前面部における左右両端の各側縁の一部をそれぞれ構成する給湯器用のリモートコントローラ。
情報を表示する表示部と、外部から押圧操作がなされる複数の操作ボタンを備えた被操作部材と、前記表示部及び前記被操作部材が組み付けられる筐体部と、を備えた給湯器用のリモートコントローラであって、
前記表示部は、板状に構成されるとともに一方の板面が前記リモートコントローラの前面として構成される非透明の表示板と、前記表示板において文字、記号、図柄の少なくともいずれかを表すための1以上の光源と、を有し、
前記被操作部材は、複数の前記操作ボタンが所定の配列で配置されるとともに各々の前記操作ボタンの表面が前記リモートコントローラの前面として構成され、
前記表示板と前記被操作部材とが、近接して配置され、
前記表示板及び前記被操作部材のそれぞれの外縁が、前記リモートコントローラの前面部の外縁として構成され、
前記光源が発光した際に、該光源からの光が前記表示板から透けて前記文字、記号、図柄の少なくともいずれかを表すようになっており、
複数の前記光源が、前記表示板の裏面側から前面側に向けて前記表示板を透過する光を照射する構成をなし、
前記表示板には、裏面側から前面側に光が透過する光透過領域と、裏面側から前面側への光の透過度合いが前記光透過領域よりも抑えられる遮光性領域と、が構成され、
前記表示板は、半透明の板状部材の裏面側に遮光層が積層されてなり、
前記板状部材において、裏面側が前記遮光層によって覆われた領域が前記遮光性領域であり、裏面側が前記遮光層によって覆われていない領域が前記光透過領域であり、
前記被操作部材は、前記複数の操作ボタンに個別に又は一括して連結される1以上のヒンジ部を有し、
前記板状部材と前記遮光層とが積層された部分が、前記ヒンジ部の前方側を覆っている給湯器用のリモートコントローラ。
前記被操作部材の前記ヒンジ部は、軸状に構成され且つ複数の前記操作ボタンと一体的に連結された構造をなし、前記操作ボタンに対して後方側に押す操作がなされたときに、少なくとも前記ヒンジ部が変位又は弾性変形する請求項2、6、7のいずれか一項に記載の給湯器用のリモートコントローラ。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の好ましい形態を以下に例示する。
給湯器用のリモートコントローラにおいて、被操作部材は、複数の操作ボタンに個別に又は一括して連結される1以上のヒンジ部を有していてもよい。表示板は、ヒンジ部の前方側を覆い且つ複数の操作ボタンに近接して配置されていてもよい。このようにすれば、表示板と複数の操作ボタンとをより近接させて配置することができるため、これらの間のベゼル部を省略又は削減しても意匠性が高くなるような構成を実現しやすくなる。
【0010】
給湯器用のリモートコントローラにおいて、表示板の左右両端の側縁が、リモートコントローラの前面部における左右両端の各側縁の一部をそれぞれ構成してもよく、表示板の上縁が、リモートコントローラの前面部における上縁を構成してもよく、表示板と被操作部材とが上下に近接して配置されていてもよい。そして、被操作部材の左右両端の側縁が、リモートコントローラの前面部における左右両端の各側縁の一部をそれぞれ構成してもよい。このように、表示板と被操作部材とが上下に近接して配置され、且つ表示板の左右両端の側縁及び被操作部材の左右両端の側縁がいずれもリモートコントローラの前面部における左右両端の各側縁を構成するようになっていれば、表示板及び被操作部材がより関連付いたデザインとなり、表示板及び被操作部材の近傍が、より統一感のある形状となる。しかも、表示板の周囲及び被操作部材の左右両側のベゼル部を省略又は削減することができるため、ベゼル部の印象をより無くすことができ、特に、表示板の周囲がよりすっきりとしたデザイン性の高い形状となる。
【0011】
上記給湯器用のリモートコントローラにおいて、表示板の下縁が左右方向に延び且つ被操作部材の上縁が左右方向に延びた構成となっていてもよい。そして、表示板の下縁と被操作部材の上縁との間が、部品が存在しない領域となっていてもよい。このように表示板の下縁の方向と被操作部材の上縁の方向とを合わせれば、表示板と被操作部材をより近接させやすくなり、しかも、これらの間を、より関連性のある一体的なデザインとすることができる。更に、表示板と被操作部材の間を部品が存在しない領域とすれば、ベゼル部をより一層削減することができ、表示板及び被操作部材の近傍をよりすっきりした印象とすることができる。
【0012】
給湯器用のリモートコントローラにおいて、複数の光源が、表示板の裏面側から前面側に向けて表示板を透過する光を照射する構成をなしていてもよい。表示板には、裏面側から前面側に光が透過する光透過領域と、裏面側から前面側への光の透過度合いが光透過領域よりも抑えられる遮光性領域と、が構成されていてもよい。このようにすれば、光源からの光が表示板から透けて文字、記号、図柄の少なくともいずれかが表されるような表示を、より簡易に且つよりコンパクトに実現できる。
【0013】
上記給湯器用のリモートコントローラにおいて、表示板は、半透明の板状部材の裏面側に遮光層が積層された構成であってもよい。そして、板状部材において、裏面側が前記遮光層によって覆われた領域が遮光性領域として機能し、裏面側が遮光層によって覆われていない領域が光透過領域として機能してもよい。このようにすれば、光源からの光が表示板から透けて文字、記号、図柄の少なくともいずれかが表されるような表示を、より簡易に且つよりコンパクトに実現できる。しかも、半透明の板状部材の裏面側に遮光層が積層された構成であるため、表側から遮光層の形状が見えにくくなり、遮光層が明瞭に視認されることに起因するデザイン性の低下を抑えることができる。
【0014】
被操作部材は、複数の操作ボタンに個別に又は一括して連結される1以上のヒンジ部を有していてもよい。そして、板状部材と遮光層とが積層された部分が、ヒンジ部の前方側を覆っていてもよい。このようにすれば、光源からの光が表示板から透けて文字、記号、図柄の少なくともいずれかが表されるような表示を行い得る表示部を構成しつつ、ヒンジ部と表示板とを前後に配置してコンパクト化を図ることができ、しかも、ヒンジ部が表示板を介して透けて見えるような状態を生じにくくすることができる。
【0015】
被操作部材のヒンジ部は、軸状に構成され且つ複数の操作ボタンと一体的に連結された構造をなしていてもよい。このように構成されていれば、複数の操作ボタンを組み付ける工程の簡易化を図ることができ、複数の操作ボタンを組み付ける際に誤った順序で組み付けがなされることを防ぐことができる。しかも、複数の操作ボタンを繋ぐ部分(ヒンジ部)が軸状に構成され、操作ボタンに対して後方側に押す操作がなされたときに、少なくともヒンジ部が変位又は弾性変形する構成であるため、操作ボタンに対する押圧操作の際に連結部(ヒンジ部と操作ボタンとを連結する部分)に対して過度に力が集中することを抑えることができ、操作ボタンを良好に変位させ得る構成となる。
【0016】
<実施例1>
以下、実施例1について、図面を参照して説明する。
図1等で示す給湯器用のリモートコントローラ1(以下、リモートコントローラ1ともいう)は、図示しない給湯器を遠隔操作するためのリモートコントローラとして構成されており、台所等において所定の取付箇所(例えば壁面)に固定されるものである。このリモートコントローラ1は、
図1のような外観をなしており、主として、
図2のような部品などによって構成されている。
【0017】
本明細書では、リモートコントローラ1の厚さ方向を前後方向としており、具体的には後述する表示板12の板厚方向が前後方向となっている。複数の操作ボタン51,52,53が並ぶ方向を横方向とし、前後方向及び横方向と直交する方向を上下方向とする。
図1の例では、正面視したときの長手方向が上下方向となっており、短手方向が横方向となっている。横方向については、左右方向ともいう。以下の例では、横方向が第1方向の一例に相当し、上下方向が第2方向の一例に相当する。
【0018】
リモートコントローラ1は、ユーザに操作される部材である被操作部材8と、情報を表示する装置として構成される表示部10と、表示部10やボタン群50などが組み付けられる筐体部4とを備える。
筐体部4は、前方側ケース体4Aと、この前方側ケース体4Aの後方側に配置されて前方側ケース体4Aに固定される後方側蓋体4Bとを備え、これらケース体は、例えば樹脂材料などによって構成されている。筐体部4は、前壁部5A、側壁部5B,5C、上壁部5D、底壁部5E、後壁部5Fを備えた箱状の形態をなしており、これらの壁部によって構成される内部空間に基板部40などを収容し、被操作部材8や表示板12などを前壁部5A側で保持する構成をなす。
【0019】
被操作部材8は、
図10のように構成され、ボタン群50と、軸部80と、連結部71A,71B,72A,72B,73A,73Bを有する。ボタン群50は、所定配列で配置される複数の操作ボタン51,52,53によって構成される部位であり、軸部80は、複数の操作ボタン51,52,53の操作の際にヒンジ部として機能する部分である。連結部71A,71B,72A,72B,73A,73Bは、複数の操作ボタン51,52,53と軸部80とを連結する部分である。
【0020】
ボタン群50を構成する3つの操作ボタン51,52,53は、横方向に並んで配置され、各々の操作ボタンが外部から押圧操作を受ける部位となっており個別の操作ボタンとして構成されている。操作ボタン51,52,53はいずれも、板状の形態をなすとともに一方側の板面が外部に露出する板状部として構成され、その一方の板面が押圧操作を受ける操作面として構成される。操作ボタン51は、板状の形態をなすとともに一方側(前側)の板面が外部に露出する板状部61として構成され、板状部61の前面が押圧操作を受ける操作面61Aとして構成される。連結部71A,71Bは、板状部61と軸部80とを連結する。同様に、操作ボタン52は、板状の形態をなすとともに一方側(前側)の板面が外部に露出する板状部62として構成され、板状部62の前面が押圧操作を受ける操作面62Aとして構成される。連結部72A,72Bは、この板状部62と軸部80とを連結する。同様に、操作ボタン53は、板状の形態をなすとともに一方側(前側)の板面が外部に露出する板状部63として構成され、板状部63の前面が押圧操作を受ける操作面63Aとして構成される。連結部73A,73Bは、この板状部63と軸部80とを連結する。
【0021】
軸部80は、ヒンジ部の一例に相当する部位であり、
図5のように、第2方向(上下方向)において複数の操作ボタン51,52,53の一方側(具体的には、上側)に配置され、第1方向(横方向)に沿って延びる軸状形態をなす。軸部80は、第2方向(上下方向)においてボタン群50の一端側に連結され、複数の操作ボタン51,52,53と一体的に構成される。軸部80は、複数の肉厚部81,82,83と複数の肉薄部85,86とボス部88,89とが設けられている。
【0022】
前後方向を厚さ方向とした場合において、肉厚部81,82,83の厚さは、肉薄部85,86の厚さよりも大きくなっている。また、上下方向を幅方向とした場合において、肉厚部81,82,83の幅は、肉薄部85,86の幅と同程度となっている。厚さよりも大きくなっている。このような構成であるため、肉厚部81,82,83よりも肉薄部85,86のほうが変形しやすくなっている。複数の肉厚部81,82,83は、各々の操作ボタン51,52,53に対応してそれぞれ設けられ且つ横方向において間隔をあけて配置されている。肉薄部85,86は、複数の肉厚部81,82,83の間に設けられており、肉薄部85は、肉厚部81,82を横方向に連結するように設けられ、肉薄部86は、肉厚部82,83を横方向に連結するように設けられている。
【0023】
軸部80において、肉厚部81,82,83の各々は、個別ヒンジ部の一例に相当し、各操作ボタンが押されたときに各操作ボタンの回動の中心となる。肉厚部81は、操作ボタン51に対応して設けられ、連結部71A,71Bに連結されており、操作ボタン51の操作面61Aが後方側に押されたときに操作ボタン51の回動の中心となる。同様に、肉厚部82は、操作ボタン52に対応して設けられ、連結部72A,72Bに連結されており、操作ボタン52の操作面62Aが後方側に押されたときに操作ボタン52の回動の中心となる。同様に、肉厚部83は、操作ボタン53に対応して設けられ、連結部73A,73Bに連結されており、操作ボタン53の操作面63Aが後方側に押されたときに操作ボタン53の回動の中心となる。
【0024】
軸部80は、肉厚部81とボス部88とが一体的に連結されている。そして、
図5、
図6のように、筐体部4の前面部に形成された孔部98の前側に隣接し、基板部40に形成された孔部48の前側に隣接する構成でボス部88が位置し、ねじ100によって共締めする構成により、ボス部88が筐体部4及び基板部40に固定される。つまり、この構成では、ボス部88,89の位置が、筐体部4の前面及び基板部40に固定された構成となっており、ボス部88,89の位置は、筐体部4及び基板部40に対して変位しない構成となっている。
【0025】
軸部80は、操作ボタン51(板状部61)の操作面61Aに対して後方側に押す押圧操作がなされたときに、肉薄部85における連結部71Bの近くの部位がねじれるように弾性変形し、操作ボタン52(板状部62)の操作面62Aに対して後方側に押す押圧操作がなされたときには、肉薄部85,86における連結部72A,72Bの近くの部位がねじれるように弾性変形し、操作ボタン53(板状部63)の操作面63Aに対して後方側に押す押圧操作がなされたときには、肉薄部86における連結部73Aの近くの部位がねじれるように弾性変形する構成をなす。例えば、
図9の例では、操作ボタン53の操作面63Aが押されたときに、板状部63の裏面側において後方側に突出するように設けられた突起部63Bが後方側に変位し、基板部40に実装されたスイッチ47の前面に接触して押すように作用する。スイッチ47は、前面が押されたときに所定のオン信号を発生させ、押されていないときに所定のオフ信号を発生させ得る。スイッチ47は、公知の様々なスイッチを用いることができ、例えば、前面が押される毎にオンとオフが切り替わるような構成であってもよい。なお、操作ボタン51,52及びこれらの後方側においても、
図9と同様の構成が採用されている。本構成では、肉厚部81と肉厚部82の間に肉薄部84が設けられており、操作ボタン51が押されたとき、肉薄部84が弾性変形しやすく、肉厚部82が弾性変形しにくくなっている。このため、操作ボタン51と操作ボタン52が一体的に構成されていたとしても、操作ボタン51の押圧操作時に操作ボタン52が連動して変位するようなことを抑えることができる。しかも、肉厚部81の直近に連結されたボス部88が基板部40に固定された構成であるため、操作ボタン51の押圧操作時に肉厚部81や肉薄部84において大きすぎる回動や大きすぎるねじれが生じにくく、この点でも、操作ボタン52の連動を抑える効果が得られる。同様に、肉厚部82と肉厚部83の間に肉薄部85が設けられており、操作ボタン53が押されたとき、肉薄部85が弾性変形しやすく、肉厚部82が弾性変形しにくくなっている。このため、操作ボタン52と操作ボタン53が一体的に構成されていたとしても、操作ボタン53の押圧操作時に操作ボタン52が連動して変位するようなことを抑えることができる。そして、肉厚部83の直近に連結されたボス部89が基板部40に固定された構成であるため、操作ボタン53の押圧操作時に肉厚部83や肉薄部85において大きすぎる回動や大きすぎるねじれが生じにくく、この点でも、操作ボタン52の連動を抑える効果が得られる。また、肉厚部81,83のそれぞれが厚くなっている構成に加え、肉厚部81の直近に連結されたボス部88が基板部40に固定され、肉厚部83の直近に連結されたボス部89が基板部40に固定された構成が採用されるため、操作ボタン52の押圧操作に応じて肉薄部84,85が捻じれるように弾性変形したとしても、肉厚部81,83は極めて変位しにくい。よって、操作ボタン52が押されたときに操作ボタン51,53が連動して変位してしまうようなことをより確実に防ぐことができる。
【0026】
このように構成された被操作部材8は、前後方向において複数の操作ボタン51,52,53を構成する各々の操作面61A,62A,63Aの位置が揃っている。具体的には、前後方向と直交する所定平面上に操作面61A,62A,63Aが位置しており、これら操作面が所定平面上に位置するような面一の構成となっている。この所定平面とは、上下方向と平行であり且つ横方向と平行である仮想的な1つの平面であり、操作面61A,62A,63Aの各々における一部の面又は全部の面が、上記所定平面上に位置している。
【0027】
表示部10は、リモートコントローラ1によって操作される機器である給湯器(図示略)に関する情報を表示する機能を有する。表示部10に表示する「給湯器に関する情報」は、給湯器に設けられた出湯口から放出される湯の温度(給湯温度)であってもよく、対象となる給湯器がふろに給湯する機能を有するふろ給湯器であれば浴槽温度(ふろ温度)であってもよい。或いは、当該給湯器が給湯動作を行っている最中であるか否かを特定する情報であってもよく、給湯器の操作に関して当該リモートコントローラ1が優先される設定となっているか否かを特定する情報などであってもよい。これらの情報以外でも、公知の給湯器で採用される様々な種類の情報を表示し得る構成とすることができる
【0028】
図1、
図2、
図3等で示すように、表示部10は、表示板12と、接着層14と、支持フレーム20と、基板部40と、複数の光源42とを備える。
表示板12は、非透明の板材(具体的には、光を透過させ得る半透明の板材)によって板状に構成されており、
図11のような構成をなす。
図11(A)は、表示板12を表面側(前側)から見た図であり、
図11(B)は表示板12を裏面側(後ろ側)から見た図である。なお、ここでいう「非透明の板材」とは、少なくとも一部において厚さ方向に光を通す構成であるが、その光を通す領域が透明ではなく、光を通す領域を厚さ方向に見たときに透き通ってみえない構成である板材のことをいう。
図11(C)は、表示板12を底面側から見た図である。
図1、
図7〜
図9で示すように、表示板12は、一方の板面(前面)がリモートコントローラ1の前面として構成されるように、複数の操作ボタン51,52,53の上方側に配置される。表示板12には、裏面側から前面側に光が透過する光透過領域と、裏面側から前面側への光の透過度合いが光透過領域よりも抑えられる遮光性領域とが構成されている。表示板12は、
図11(A)(C)のように前側から見て白色且つ半透明である板状部材12Aが前側に配置され、
図23(B)(C)のように、板状部材12Aの裏面側に光を遮る層(例えば遮光性の樹脂層或いは金属層)として構成された遮光層12Bが積層されてなるものである。
図11(A)において、グレー色で表される部分は、実際は、前側から見て白色を呈する部分である。
図12(B)において、グレー色で表される部分は、遮光層12Bが配置された領域であり、白色で表される部分は、遮光層12Bが配置されていない部分(板状部材12Aの裏面において遮光層12Bによって覆われていない部分)である。表示板12において、遮光層12Bが形成された領域(板状部材12Aにおいて遮光層12Bによって覆われた領域)が遮光性領域であり、遮光層12Bが形成されていない領域(板状部材12Aにおいて遮光層12Bによって覆われていない領域)が光透過領域である。
図11(B)では、グレー色で表される部分(模様が付された領域)が遮光性領域であり、白色で表される部分(模様が付されていない白抜きの領域)が光透過領域である。
【0029】
基板部40は、回路基板を構成する板状部材であり、
図7〜
図9で示すように、前方側ケース体4A及び後方側蓋体4Bに固定される構成で筐体部4内に収容される。複数の光源42は、表示板12において文字、記号、図柄の少なくともいずれかを表すための光源であり、
図2、
図5、
図6のように、基板部40の一方面(前面)側に実装されている。複数の光源42は、表示板12の後方側に配置され、表示板12の裏面(後面)側から表面(前面)側に向けて表示板12を透過する光を照射するように機能する。
【0030】
支持フレーム20は、前後方向において基板部40と表示板12との間に配置される板状のフレーム部材である。
図2〜
図4で示すように、支持フレーム20には、光源42から照射される光を前方側に導くための複数の孔部24が形成されている。
図4のように、支持フレーム20に形成された複数の孔部24の各々の後端側に収まるように各光源42が配置され、各光源42からの光は、対応する孔部24を通って表示板12の光透過領域(具体的には、各光源42に対応した個別領域)に入射するようになっている。
【0031】
接着層14は、
図3のような構成をなし、表示板12及び支持フレーム20のそれぞれに接着し、表示板12を支持フレーム20の前面に固定する層となっている。接着層14は、例えば、シート材とシート材の両面に塗布又は配置された接着媒体とによって構成され、両面テープとしての機能又は両面テープと同様の機能を有する。接着層14は、一方面側(後面側)が支持フレーム20の前面や筐体部4の前面の一部などに接着し、他方面側(前面側)が表示板12の裏面に接着することで、表示板12を支持フレーム20の前面及び筐体部4の前面の一部に固定する。
【0032】
図1のように、リモートコントローラ1では、表示板12とボタン群50(複数の操作ボタン51,52,53)とが、上下に近接して配置されている。表示板12は、上下方向における一端側の縁(具体的には、下縁12C)が横方向(左右方向)に延びている。ボタン群50における各操作ボタン51,52,53(各板状部61,62,63)の上縁61D,62D,63Dも左右方向に延びており、操作ボタン51,52,53の各上縁61D,62D,63Dと表示板12の下縁12Cとが上下に近接した構成をなす。表示板12の下縁12Cと操作ボタン51,52,53の各上縁61D,62D,63Dとの間は、部品が存在しない領域となっている。
【0033】
図1、
図7〜
図9で示すように、リモートコントローラ1では、表示板12及び被操作部材8のそれぞれの外縁が、リモートコントローラ1の前面部の外縁として構成されている。具体的には、表示板12の上縁12Dが、リモートコントローラ1の前面部における上縁を構成し、表示板12の左右両端の側縁12E,12Fが、リモートコントローラ1の前面部における左右両端の各側縁の一部をそれぞれ構成する。被操作部材8の左右両端の側縁(具体的には、操作ボタン51の側縁61E及び操作ボタン53の側縁63F)が、リモートコントローラ1の前面部における左右両端の各側縁の一部をそれぞれ構成する。
【0034】
図7〜
図9で示すように、操作ボタン51,52,53の操作面61A,62A,63Aは、リモートコントローラ1の前面として構成される。更に、このリモートコントローラ1は、前後方向において、複数の操作ボタン51,52,53における各前面(各々の操作面61A,62A,63A)の各位置及び表示板12の前面(一方の板面)の位置が揃っており、操作面61A,62A,63Aと表示板12の前面とが面一の構成となっている。
【0035】
図7〜
図9で示すように、軸部80の前方側は、表示板12の一部によって覆われている。具体的には、
図4、
図8で示すように、支持フレーム20の下端部と軸部80とが隣接して配置され、
図3のように、接着層14が、支持フレーム20と軸部80の一部とに跨って配置され、表示板12を支持フレーム20及び軸部80に接着させるように機能する。より具体的には、
図4、
図5で示すように、支持フレーム20の一部が肉薄部85,86の前方側に配置され、
図3、
図4で示すように、接着層14の一部が、支持フレーム20において肉薄部85,86の前方側に配置された部分である肉薄部被覆部分22A,22Bと肉厚部81,82,83とに跨って配置され、表示板12を、肉薄部被覆部分22A,22B及び肉厚部81,82,83に接着させる構成となっている。
【0036】
このように構成される表示部10では、いずれかの光源42が発光した際に、その光源42からの光が対応する孔部24(支持フレーム20に形成された複数の孔部24のいずれかであり、その光源42からの光を表示板12へと導く対応導出孔として構成された孔部)を通って表示板12の裏面側に照射され、表示板12内において裏面側から表面側に光が透過する。このような光の照射によって表示板12から透けて文字、記号、図柄の少なくともいずれかを表すようになっている。
【0037】
表示板12では、遮光層12Bが形成されていない光透過領域が、文字、記号、図柄の少なくともいずれかを表すように機能する。具体的には、遮光層12Bが形成されていない領域(光透過領域であり、
図11(B)における白色の領域)が複数の個別領域に分割されており、各個別領域に対応して孔部24と光源42とが設けられている。
図11(B)の例では、「第1図形12X(炎の図形)」を表す領域、「高温」の文字を表す領域、「優先」の文字を表す領域、「ふろ」の文字を表す領域、「℃」の文字を表す領域、「第2図形12Y」を表す領域、2つの7セグメント図形の各々のセグメントを表す各領域、がそれぞれ個別領域として構成され、これら個別領域を個別に光らせ得るように各々に対応して孔部24及び光源42が設けられている。分割された各光透過領域(各個別領域)は、対応する光源42が発光したときに前側から見て所定色(例えば白色)に光って見えるように機能する。この構成では、全ての光源42が発光したときには
図12(A)のように表示されることになり、複数の光源42の発光のパターンを様々に変化させることで、例えば、
図12(B)のように、光透過領域において文字、記号、図柄などを様々に表示することができる。なお、
図12の例では、「炎の図形」や「高温の文字」については暖色系の色(例えば、赤色や橙色など)で表示し得るようになっており、それ以外の文字、図形、記号などについては寒色系の色(例えば白色、青色など)で表示し得るようになっている。
【0038】
なお、表示板12は、前面側から見たときに遮光性領域が白色系(例えば白色)で表され、光透過領域での表示が白色系(例えば遮光性領域の白色とは輝度又は濃度が若干異なる白色)で表される。更に、被操作部材8の前面部(具体的には、操作ボタン51,52,53の前面部における表示図形以外の領域)も白色系(例えば、白色)で表され、筐体部4の前面部において、表示板12及び操作ボタン51,52,53以外の領域も白色系(例えば白色)で表される。表示板12の裏面側の空間を仕切る仕切り部材である支持フレーム20、筐体部4において支持フレーム20の周囲を囲むように配置された枠部4Z、基板部40における各光源42の周辺部、のいずれもが白色系(例えば白色)で構成されている。支持フレーム20における各孔部24の内周部が白色系(例えば白色)で表されるため、光源が発光したときに白色をより強調することができる。
【0039】
ここで、本構成の効果を例示する。
リモートコントローラ1は、複数の操作ボタン51,52,53が第1方向(横方向)に沿って並んだ構成をなし、軸部80が第1方向に沿って延びる構成をなす。そして、複数の操作ボタン51,52,53と軸部80とが複数の連結部71A,71B,72A,72B,73A,73Bによって一体的に連結されている。よって、複数の操作ボタン51,52,53を組み付ける工程の簡易化を図ることができ、複数の操作ボタン51,52,53を組み付ける際に誤った順序で組み付けがなされることを防ぐことができる。しかも、複数の操作ボタン51,52,53を繋ぐ部分が軸部80として構成され、操作ボタンに対して後方側に押す操作がなされたときに、少なくとも軸部80が変位又は弾性変形する構成であるため、操作ボタンに対する押圧操作の際に連結部71A,71B,72A,72B,73A,73Bに対して過度に力が集中することを抑えることができ、操作ボタンを良好に変位させ得る構成となる。
【0040】
また、リモートコントローラ1は、複数の操作ボタン51,52,53における各々の前面の位置(各操作面の位置)が揃えられたデザインとなるため、意匠面で優れている印象をユーザに与え得る。また、このように複数の操作ボタン51,52,53の前面位置が揃っている構成は、複数の操作ボタン51,52,53の前面に対して印刷等の加工を一度に施すような製造方法を適用する上で有利な構成となる。上記構成に対してこのような製造方法を適用すれば、操作ボタン51,52,53に記号や絵柄等を付す場合にその工程を少ない回数で且つ短い時間で終えることができ、製造面でも有利になる。
【0041】
図5、
図6、
図9のように、軸部80は、筐体部に組み付けられる部品(基板部40)における当該軸部80の後方側に配置された部位(具体的には、前方側ケース体4Aにおける軸部80の後方側の部位及び基板部40における軸部80の後方側の部位)に対して、連結部材の一例に相当するねじ100によって固定される構成となっている。そして、軸部80及び連結部材(ねじ100)の前側に表示部10の一部(具体的には表示板12)が接着構造で固定される構成となっている。軸部80の前側に表示部10の一部を接着する構成とすれば、表示部10と複数の操作ボタン51,52,53を近接させやすい構成となり、表示部10と複数の操作ボタン51,52,53の間のベゼル部を省略又は削減しやすくなる。しかも、軸部80の後方側に配置された部位に対して連結部材(ねじ100)を用いて軸部80を固定する構成を採用しており、表示部10を接着する前に軸部80を強固に固定しておくことができるようになっている。よって、表示部10を接着する際に軸部80の状態が不安定となったり、軸部80が外れてしまうようなことがなく、スムーズに組み付けができるようになるため、作業性が向上する。例えば、特許文献1のような構成では、操作部材を予め前側のケース(化粧枠)に固定しておかなければならず、本体部に対して前側のケースを組み付ける際に操作部材が離脱してしまう懸念があるが、本明細書の構成では、予め軸部80を連結部材(ねじ100)によって前側から強固に固定しておくことができるため、前側のケースの裏側に操作部材を固定しておくという概念を排除することができ、このような問題が生じなくなる。しかも、連結部材(ねじ100)によって軸部80が固定された後には、その前側に表示部の一部(表示板12)を接着構造で固定すればよいため、作業性が一層良好となる。なお、連結部材は、ねじに限定されず、ボルト、リベットなどの公知の締結部材であってもよい。
【0042】
上記リモートコントローラ1は、表示部10を構成する表示板12と複数の操作ボタン51,52,53を備えてなる被操作部材8とが近接して配置され、表示板12及び被操作部材8のそれぞれの外縁が、リモートコントローラ1の前面部の外縁として構成される。つまり、表示板12と被操作部材8との間でも、表示板12及び被操作部材8のそれぞれの周囲においても、ベゼル構造を削減することができる。よって、ベゼル構造を削減した構成を望むユーザにとってデザイン面で極めて望ましいものとなり、しかも、ベゼル構造の削減が図られる表示部として、光源からの光が表示板から透けて文字、記号、図柄の少なくともいずれかを表すようなデザイン性の高い表示部10が用いられるため、意匠性が相乗的に高まる。
【0043】
被操作部材8は、複数の操作ボタン51,52,53に一括して連結されるヒンジ部(軸部80)を有しており、表示板12は、ヒンジ部(軸部80)の前方側を覆い且つ複数の操作ボタン51,52,53に近接して配置されている。よって、表示板12と複数の操作ボタン51,52,53とをより近接させて配置することができ、これらの間のベゼル部を省略しても意匠性が高くなるような構成を実現しやすくなる。
【0044】
表示板12の左右両端の側縁が、リモートコントローラ1の前面部における左右両端の各側縁の一部をそれぞれ構成し、表示板12の上縁が、リモートコントローラ1の前面部における上縁を構成し、表示板12と被操作部材8とが上下に近接して配置されている。そして、被操作部材8の左右両端の側縁が、リモートコントローラ1の前面部における左右両端の各側縁の一部をそれぞれ構成している。このように、表示板12と被操作部材8とが上下に近接して配置され、且つ表示板12の左右両端の側縁及び被操作部材8の左右両端の側縁がいずれもリモートコントローラ1の前面部における左右両端の各側縁を構成するようになっていれば、表示板12及び被操作部材8がより関連付いたデザインとなり、表示板12及び被操作部材8の近傍が、より統一感のある形状となる。しかも、表示板12の周囲及び被操作部材8の左右両側のベゼル部を省略することができるため、ベゼル部の印象をより無くすことができ、特に、表示板12の周囲がよりすっきりとしたデザイン性の高い形状となる。
【0045】
表示板12の下縁が左右方向に延び且つ被操作部材8の上縁が左右方向に延びた構成となっている。そして、表示板12の下縁と被操作部材8の上縁との間が、部品が存在しない領域となっている。このように表示板12の下縁の方向と被操作部材8の上縁の方向とを合わせれば、表示板12と被操作部材8をより一層近接させやすくなり、しかも、これらの間を、より関連性のある一体的なデザインとすることができる。更に、表示板12と被操作部材8の間を部品が存在しない領域とすれば、ベゼル部をより一層削減することができ、表示板12及び被操作部材8の近傍をよりすっきりした印象とすることができる。
複数の光源42は、表示板12の裏面側から前面側に向けて表示板12を透過する光を照射する構成をなしている。表示板12には、裏面側から前面側に光が透過する光透過領域と、裏面側から前面側への光の透過度合いが光透過領域よりも抑えられる遮光性領域と、が構成されている。このようにすれば、光源42からの光が表示板12から透けて文字、記号、図柄の少なくともいずれかが表されるような表示を、より簡易に且つよりコンパクトに実現できる。
【0046】
表示板12は、半透明の板状部材12Aの裏面側に遮光層12Bが積層された構成となっている。そして、板状部材12Aにおいて、裏面側が遮光層12Bによって覆われた領域が遮光性領域として機能し、裏面側が遮光層12Bによって覆われていない領域が光透過領域として機能する。このようにすれば、光源42からの光が表示板12から透けて文字、記号、図柄の少なくともいずれかが表されるような表示を、より簡易に且つよりコンパクトに実現できる。しかも、半透明の板状部材12Aの裏面側に遮光層12Bが積層された構成であるため、表側から遮光層12Bの形状が見えにくくなり、遮光層12Bが明瞭に視認されることに起因するデザイン性の低下を抑えることができる。
【0047】
被操作部材8は、複数の操作ボタン51,52,53に一括して連結されるヒンジ部(軸部80)を有し、板状部材12Aと遮光層12Bとが積層された部分が、ヒンジ部(軸部80)の前方側を覆っている。このようにすれば、光源42からの光が表示板12から透けて文字、記号、図柄の少なくともいずれかが表されるような表示を行い得る表示部10を構成しつつ、ヒンジ部(軸部80)と表示板12とを前後に配置してコンパクト化を図ることができ、しかも、ヒンジ部(軸部80)が表示板12を介して透けて見えるような状態を生じにくくすることができる。
【0048】
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0049】
上述した実施例では、複数の操作ボタンの例として、3つの操作ボタンを並べた構成を例示したが、2つの操作ボタンを並べた構成であってもよく、4以上の操作ボタンを並べた構成であってもよい。
【0050】
上述した実施例では、第1方向を横方向とし、横方向に操作ボタンが並んだ構成を例示したが、第1方向を上下方向とし、上下方向に操作ボタンが並んでいてもよい。この場合、軸部は、上下方向に沿って延びる軸状形態とすればよい。
【0051】
上述した実施例では、軸部80は、筐体部4に組み付けられる部品(基板部40)における当該軸部80の後方側に配置された部位に対して連結部材(ねじ100)によって固定される構成であったが、筐体部4を構成する前方側ケース体4Aにおいて軸部80の後方側に配置された部位を設け、この部位に対し連結部材(ねじ等)によって軸部80を固定してもよい。
【0052】
上述した実施例では、複数の操作ボタン51,52,53に一括して連結されるヒンジ部(軸部80)が設けられていたが、複数のヒンジ部が操作ボタン51,52,53のそれぞれに対応して個別に設けられていてもよい。例えば、肉薄部85,86の部分が分断したような構成の3つの部材によって被操作部材が構成されていてもよい。
【0053】
上述した実施例では、複数の操作ボタン51,52,53の上側に軸部80が配置された例を示したが、複数の操作ボタンの下側に軸部が配置され、複数の操作ボタンと一体的に連結されていてもよい。
【0054】
連結部71A,71B,72A,72B,73A,73Bは、弾性的な撓み変形が生じやすい構成であってもよく、生じにくい構成であってもよい。
【0055】
上述した実施例では、肉厚部81に設けられたボス部88肉厚部83に設けられたボス部89とが連結部材(ねじ100)によって前方側ケース体4A及び基板部40に連結された構成を例示したが、肉厚部82に同様のボス部を設け、このボス部をねじ等の連結部材によって前方側ケース体4A及び基板部40に連結してもよい。
【0056】
上述した実施例では「表示板に文字、記号、図柄の少なくともいずれかを表すことができる表示部」を例示したが、板状又はシート状に構成された部材に文字、記号、図柄の少なくともいずれかを表すことができる表示装置であれば、公知の様々な表示装置を採用することができる。