(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1に記載の方法であって、更に、前記ソースデバイス及び前記第1の無線イヤホンに関連付けられたケースのうちの少なくとも一方から、非調整役割交換を実行するコマンドを受信することを備える、
方法。
請求項1に記載の方法であって、前記非調整役割交換を実行する前に、前記第1の無線イヤホンは再接続タイマを開始させ、前記非調整役割交換は、前記再接続タイマの終了に応じて実行される、
方法。
請求項1に記載の方法であって、前記第1の無線イヤホンが前記ソースデバイスとの前記無線接続を確立したことに続いて前記第2の無線イヤホンが前記ソースデバイスとの第3の無線接続を確立することを試みた場合に、前記ソースデバイスは、前記第2の無線イヤホンへエラーメッセージを送信することにより、前記第2の無線イヤホンを拒否する、
方法。
請求項5に記載の方法であって、前記第2の無線イヤホンは、前記ソースデバイスから前記エラーメッセージを受信したことに応じて、前記2次的な役割で動作するように構成される、
方法。
請求項7に記載の方法であって、前記第2の無線イヤホンは、前記2次的な役割で動作するように構成されたことに続いて、前記第2の無線接続を確立することを試みるために前記第1の無線イヤホンをページングするように構成される、
方法。
請求項7に記載の方法であって、前記所定のタイムアウトは、前記第2の無線イヤホンの耳設定に少なくとも基づいており、右耳設定に関連付けられた第1のタイムアウト期間は、左耳設定に関連付けられた第2のタイムアウト期間と異なる、
方法。
請求項15に記載の無線イヤホンであって、前記ソースデバイスとの前記無線接続を確立するために前記無線イヤホンにより使用されるデバイスアドレスは、前記第2の無線イヤホンに関連付けられた媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む、
無線イヤホン。
請求項15に記載の無線イヤホンであって、前記ソースデバイスは、前記第2の無線イヤホンが前記ソースデバイスとの第3の無線接続を確立することを試みた場合に、前期第2の無線イヤホンへエラーメッセージを送信することにより、前記第2の無線イヤホンを拒否するように構成される、
無線イヤホン。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本開示の様々な実施形態が、以下で詳細に論じられる。特定の実装が論じられるが、このことは、例示目的のためにのみ行われることを理解されたい。関連技術における熟練者は、他の構成要素及び構成が、本開示の趣旨及び範囲から離れることなく使用されてよいことを認識するであろう。
【0024】
図1Aは、本技術のいくつかの実施態様による、コンパニオンデバイスと無線接続できる無線イヤホン165を例示する。無線イヤホン165は、(例えば、BLUETOOTH(R)リンクを生成するために)コンパニオンデバイスと無線接続するために使用される通信インターフェース175を含む。通信インターフェース175はまた、繋がれていない(すなわち、物理的に接続されていない)、無線イヤホンのペアを形成するために、別の無線イヤホンと無線接続するために使用されることができる。通信インターフェース175は、任意の無線プロトコル、又は、無線プロトコルの組み合わせを使用して通信するように構成されていることができる。
【0025】
無線イヤホン165は、受信したオーディオ信号を音へ変換するためのオーディオ出力デバイス170を含む。オーディオ信号は、通信インターフェース175を経由して、無線接続されたコンパニオンデバイス(図示せず)から受信されることができる。無線イヤホン165はまた、プロセッサ180、メモリ185、バッテリ190、マイクロフォン199、及び、1つ以上のセンサ195のうちのいずれか、又は、すべてを含むことができる。1つ以上のセンサ195は、環境的及び/又は動作的な特徴を決定するために使用されることができ、例えば、無線イヤホン165が耳の中に配置、及び/又は、耳から外されたときのみならず、無線イヤホン165が、耳に位置しているか、又は、耳の外側にあるかを検出する。センサ195は、無線イヤホンがユーザの耳の中にあるときを検出できる任意のタイプのセンサを含むことができる。例えば、センサは、光学近接センサ、圧力センサ、熱センサ、湿度センサ等のうちのいずれか、又は、すべてを含むことができる。センサ195はまた、動きセンサ(例えば、ジャイロスコープ、加速度計等)、バイオメトリックセンサ、及び/又は、環境データを獲得するように構成されているセンサを含むことができる。
【0026】
上記説明されたように、無線イヤホン165は、繋がれていない(物理的に接続されていない)、無線イヤホンのペアを形成するために、別の無線イヤホンと無線接続されることができる。いくつかの場合、無線接続された無線イヤホンのうちの1つは、主要な役割を演じ、無線接続された無線イヤホンのうちの1つは、2次的な役割を演じる。主要な役割にある無線イヤホンは、コンパニオンデバイスへ無線接続し、コンパニオンデバイスからオーデォオデータを受信し、(2次的な役割にある無線イヤホンが、主要な役割にある無線イヤホンと、コンパニオンデバイスとの間の接続においてリッスン(又は「スヌープ」)できるように)2次的な役割にある無線イヤホンへ接続情報を提供し、2次的な役割にある無線イヤホンから耳内ステータス情報を受信し、主要な役割にある無線イヤホンと、2次的な役割にある無線イヤホンとの耳内ステータスに関するデータを、コンパニオンデバイスへ送信することができる。無線イヤホン165はまた、より詳細に以下に説明されるように、繋がれていない無線イヤホンのペアの役割をいつ交換するのかを決定するための無線イヤホンマネジャ198を含む。無線イヤホンが説明されるが、当業者であれば、本技術は、他のヘッドホンデバイス、他のオーディオデバイス、他の着用可能な知覚デバイス、無線スピーカ等を含む種々様々な周辺デバイスにおいて使用されることができることを容易に認識するであろう。
【0027】
図1Bは、本技術のいくつかの実施形態による、1つ以上のコンパニオンデバイス115、120、125と無線接続された、2つの無線接続された着用可能な、繋がれていない無線イヤホン165、110を含むシステム100を例示する。図示されるように、無線イヤホン165は、主要な役割にある無線イヤホンとして役立ち、無線イヤホン110は、2次的な役割にある無線イヤホンとして役立つ。主要な役割にある無線イヤホン165は、コンパニオンデバイス115、120、125のいずれか/すべてと無線接続し得、無線イヤホン110が、主要な役割にある無線イヤホン165と、コンパニオンデバイス115、120、125との間の接続においてリッスン(又は「スヌープ」)できるように、2次的な役割にある無線イヤホン110へ接続情報を提供することができる。いくつかの実施態様では、主要な役割にある無線イヤホン165は、コンパニオンデバイス115、120、125のうちの1つ以上から受信したオーディオデータを、2次的な役割にある無線イヤホン110へ経路指定することができる。
【0028】
更に、無線イヤホン165、110は、いつ無線イヤホン165、110が、ユーザの耳に挿入されたか、及び/又は、ユーザの耳から外されたかのみならず、無線イヤホン165、110が耳の中に位置しているのか、及び/又は、耳の外側にあるのかを、センサ195によって検出することができる。主要な役割にある無線イヤホン165は、関連付けられた装着ステータスを説明するデータを、2次的な役割にある無線イヤホン110から受信することができる。いくつかの実装では、主要な役割にある無線イヤホン165はまた、その装着ステータスを説明するデータを、2次的な役割にある無線イヤホン110へ送信することができる。また、主要な役割にある無線イヤホン165は、自身の装着ステータス、及び/又は、2次的な役割にある無線イヤホン110の装着ステータスを、無線イヤホン165が無線接続されているコンパニオンデバイス115、120、125のうちのいずれか/すべてへ送信することができる。同様に、主要な役割にある無線イヤホン165は、コンパニオンデバイスにおいて生じるイベントに影響を与える、又は、コンパニオンデバイス115、120、125の挙動を変化させたデータを、無線接続されたコンパニオンデバイス115、120、125のいずれか/すべてから受信することができる。
【0029】
図1Cは、本技術のいくつかの実施態様による、イヤホンケース1000を例示する。イヤホンケース1000は、無線イヤホン1005、1010のペアを収容でき、例えば、イヤホンケース1000内に収納されている間、無線イヤホン1005、1010を接続することができる。無線イヤホンケース1000は、イヤホンケース1000内に無線イヤホンをカバーするために閉じるカバー1045を含むことができる。イヤホンケース1000はまた、カバー1045が開いた、及び/又は、閉じたときを検出するセンサ1055を含むことができる。いくつかの実施態様では、無線イヤホン1005、1010は、カバー1045が開いている場合、自動的に、コンパニオンデバイスへ無線接続することを試みるように構成されている。
【0030】
イヤホンケース1000は、無線イヤホン1005、1010を充電するためのバッテリ1030と、バッテリ1030を外部電源へ接続するための充電インターフェース1035とを含む。イヤホンケース1000はまた、無線イヤホン1005、1010、及び/又は、イヤホンケース1000の充電ステータスを示すためのインジケータ1040を含むことができる。イヤホンケース1000はまた、ボタンのように、無線イヤホン1005、1010のうちの1つ以上を、既知のコンパニオンデバイスと無線接続することを試みること、及び/又は、他のデバイスに発見可能にすることを含む1つ以上の機能を、イヤホンケース1000に対して実行させるためにアクチュエートされることができる入力1060を含むことができる。また、イヤホンケース1000は、プロセッサ1020、通信インターフェース1050、及びメモリ1025を含む。
【0031】
図2Aは、本技術のいくつかの実施態様による、繋がれていない無線イヤホンのペアを結合する例示的な方法200を例示する。方法200は、イヤホンケースが、(例えば、ボタンが、ケース上で押される、ケースが開かれる、ケースが初めて開かれる等のような)あらかじめ決定されたイベントを検出すること210を含む。あらかじめ決定されたイベントを検出することに応じて、方法200は、イヤホンケースが、ケース内に収容された両無線イヤホンのファームウェアを検査すること215と、最も直近のファームウェアバージョンを有する無線イヤホンを、主要な役割にある無線イヤホンとして割り当てること220とを含む。
【0032】
更に、方法200は、イヤホンケースが、主要な役割にある無線イヤホンを、他の無線イヤホンへの任意の既存の接続から切断させること225と、主要な役割にある無線イヤホンが、コンパニオンデバイスとの無線接続モードを有効化すること230とを含む。いくつかの実施態様では、主要な役割にある無線イヤホンを、別の無線イヤホンへ無線接続する方法200は、主要な役割にある無線イヤホンが、コンパニオンデバイスと成功裡に無線接続した場合にのみ継続するであろう。方法200は、イヤホンケースが、主要な役割にある無線イヤホンが、コンパニオンデバイスと成功裡に無線接続したことを判定すること235を含む。
【0033】
更に、方法200は、イヤホンケースが、主要な役割にある無線イヤホンに対して、より最近のファームウェアバージョンを、2次的な役割にある無線イヤホンへ送信させること240と、2次的な役割にある無線イヤホンを、無線接続モードへ入れさせること245とを含むことができる。より詳細に以下に説明されるように、本技術のいくつかの実施形態では、方法200は、イヤホンケースが、主要な役割にある無線イヤホンと、2次的な役割にある無線イヤホンとのいずれか又は両方に対して、以前に接続されていたデバイスと無線接続するための接続データを消去させること250を含むことができる。
【0034】
更に、方法200は、イヤホンケースが、主要な役割にある無線イヤホンに対して、2次的な役割にある無線イヤホンへ無線接続させ255、2次的な役割にある無線イヤホンのためのアドレス情報(例えば、メディアアクセス制御(MAC)アドレス)を、主要な役割にある無線イヤホンに記憶させ260、主要な役割にある無線イヤホンのためのアドレス情報(例えば、MACアドレス)を、2次的な役割にある無線イヤホンに記憶させる265ことを含む。
【0035】
上記説明されたように、繋がれていない無線イヤホンのペアにおける無線イヤホンは、役割を交換し、主要な役割と2次的な役割とを交換する。交換は、任意の様々なイベントによってトリガされることができ、交換は、各無線イヤホンにおける交換マネジャによって調整されることができるか、又は、単一の無線イヤホンにおける交換マネジャによって非調整及び実行されることができる。いくつかの実施態様では、無線イヤホンのペアのうちの1つのイヤホンはまた、第3のイヤホンによって交換され、したがって、異なるペアを形成する。この種の置換はまた、役割交換と連携して実行されることができる。
【0036】
調整されたイヤホン交換は、無線イヤホンのペアが無線リンクされた場合に生じることができ、いくつかのイベントによってトリガされることができる。2次的な役割にある無線イヤホンが、耳の中に配置されているが、主要な役割にある無線イヤホンが、耳の中にない場合、無線イヤホンにおける交換マネジャのうちの1つ以上は、役割が交換されるべきであると判定することができ、したがって、耳の中にある無線イヤホンが、主要な役割を引き受ける。更に、各無線イヤホンの交換マネジャは、主要な役割にある無線イヤホンのバッテリレベルが、しきいレベルを下回った場合、例えば、主要な役割にある無線イヤホンのバッテリレベルが、1パーセントを下回った場合、無線イヤホンのペアの役割を交換するために調整することができる。もちろん、バッテリしきいレベルは、他の任意の値へ設定されることができる。無線イヤホンはまた、無線イヤホンが役割を交換することをユーザが要求したことを示す命令を、コンパニオンデバイスから受信することができる。また、しばしば、調整された交換は、無線イヤホンがコンパニオンデバイスへアクティブに接続されている間、又は、ファームウェア更新中のようないくつかの状況では、生じないであろう。
【0037】
図2Bは、本技術のいくつかの実施形態による、繋がれていない無線イヤホンのペア間の役割を交換する方法299を例示する。方法299は、第1の無線イヤホンを、コンパニオンデバイスへ無線接続すること283を含む。第1の無線イヤホンは、第1の無線イヤホンとコンパニオンデバイスとの間の無線リンクに関する情報を、第2の無線イヤホンへ提供することができる。したがって、より詳細に以下に説明されるように、第2の無線イヤホンは、オーディオ信号へアクセス(「スヌープ」)することができ、したがって、調整されないイヤホン交換が生じるのであれば、第2の無線イヤホンは、接続を引き継ぐことができる。
【0038】
方法299はまた、第1の無線イヤホンと第2の無線イヤホンとの間の無線接続を確立すること285と、第1の無線イヤホンが、無線接続を介して、第2の無線イヤホンとオーディオ信号を共有するために、主要な役割を引き受けること287とを含むことができる。デバイスは、第1の無線イヤホンの主要な役割を通知することができ、無線接続は、後続する役割交換を容易にするために、デバイスアドレスを、第2の無線イヤホンと共有するために使用されることができる。いくつかの実施形態では、第1の無線イヤホンを、コンパニオンデバイスへ無線接続すること283と、第1の無線イヤホンと第2の無線イヤホンとの間の無線接続を確立すること285とは、並行して、又は、実質的に並行して生じることができる。いくつかの実施形態では、第1の無線イヤホンと第2の無線イヤホンとの間の無線接続を確立すること285は、第1の無線イヤホンを、コンパニオンデバイスへ無線接続すること283の前に確立されることができる。
【0039】
次に、方法299は、役割交換を開始できるトリガイベントを検出すること289を含む。トリガイベントの例は、主要な役割を有する無線イヤホンのバッテリレベルが、あらかじめ決定されたパーセンテージ(例えば、1パーセントよりも)を下回り、主要な役割にある無線イヤホンが、装着ステータス(例えば、耳の中)から非装着ステータス(例えば、耳の外)への変化等を検出したときを検出することを含むことができる。
【0040】
トリガイベントが検出された後、方法299は、役割交換が進むことができることを判定すること291を含むことができる。繋がれていない無線イヤホンのうちの1つ以上が、コンパニオンデバイスからのオーディオデータをストリームしている場合、主要な役割にある無線イヤホンは、ストリーミング音楽における切れ目が、しきい期間内に来ていることを判定するために、ストリーミングオーディオのメタデータを検証することをコンパニオンデバイスへ要求することができる。その後、無線イヤホンは、ストリーミング音楽における切れ目が生じるときに生じるように、役割交換をスケジュールすることができる。同様に、主要な役割にある無線イヤホンは、コンパニオンデバイスに対して、オーディオ信号を検証し、切れ目が、しきい期間内に来ていることを(例えば、オーディオバッファにおける信号の振幅に基づいて)判定するように要求することができ、1つ以上の無線イヤホンは、音楽における切れ目が発生した場合に生じるように役割交換をスケジュールすることができる。
【0041】
いくつかの実施形態では、役割交換が進むことができることを判定すること291は、第1の無線イヤホン又は第2の無線イヤホンがファームウェアを更新していることを判定することと、役割交換を実行する前に、ファームウェア更新が完了するまで待つこととを含むことができる。同様に、役割交換が進むことができることを判定すること291は、第1の無線イヤホン又は第2の無線イヤホンが、コンパニオンデバイスとの自動無線接続処理を実行していることを判定することと、役割交換を実行する前に、自動無線接続処理が完了するまで待つこととを含むことができる。
【0042】
本技術のいくつかの実施形態では、主要な役割にある無線イヤホンと、コンパニオンデバイスとの間の無線接続を介したあるタイプのデータ交換を一時的に中止することが望まれる。したがって、役割交換が進むことができることを判定すること291の後、方法299は、コンパニオンデバイスに対して、主要な役割にある無線イヤホンと、コンパニオンデバイスとの間の接続を介して、いくつか又はすべてのデータを送信することを停止することを要求すること293を含むことができる。
【0043】
本技術のいくつかの実施形態では、主要な役割にある無線イヤホンは、コンパニオンデバイスに対して、第2のプロトコルの下で確立された無線接続リンクを介したデータ交換を維持しながら、第1のプロトコルの下でコンパニオンデバイスと確立された無線接続リンクを介してデータを送信することを停止することを要求することができる。コンパニオンデバイスは、(例えば、音楽ストリーミング、音量コントロールコマンド等のための)非同期無接続(ACL)リンクのような第1のプロトコルと、(例えば、音声コールのための)同期接続指向(SCO)リンクのような第2のプロトコルとを介して無線イヤホンへ接続されることができる。第1のプロトコル及び第2のプロトコルを介した接続は、同時に生じ得るか、又は、一度に1つのみが確立され得る。ACLリンクを介したデータフローは、例えば、状態情報の交換によって、役割交換手順を複雑化できる一方、SCOリンクを介したデータフローは、役割交換処理中、継続することができる。いくつかの実施形態は、主要な役割にある無線イヤホンが、コンパニオンデバイスに対して、既存のACLリンクを介してデータを送信することを一時的に停止することを要求することを含む。
【0044】
主要な役割にある無線イヤホンと、コンパニオンデバイスとの間の接続を介していくつか又はすべてのデータを送信することを停止する要求後、方法299は、主要な役割にある無線イヤホン(例えば、右耳イヤホン)から、以前に2次的な役割にあった無線イヤホン(例えば、左耳イヤホン)へ状態情報を転送すること295と、以前に2次的な役割にあった無線イヤホン(例えば、左耳イヤホン)へ、主要な役割を再割り当てすること297とを含むことができる。主要な役割にあるイヤホンの特徴は、そのデバイスアドレス(例えば、MACアドレス)を通知することである。これは、コンパニオンデバイスとの接続を維持するためになされることができ、イヤホンが主要な役割において設定される信号であることができる。したがって、主要な役割を、以前に2次的な役割にあったイヤホンへ交換することは、以前に2次的な役割にあったイヤホンが、以前に主要な役割にあったイヤホンのデバイスアドレス(例えば、MACアドレス)をコンパニオンデバイスへ通知することを含むことができる。その後、コンパニオンデバイスと、以前に2次的な役割にあり今回は主要な役割にある無線イヤホンとの間のデータ転送が再開される298ことができる。
【0045】
図3は、本技術のいくつかの実施形態による、調整された無線イヤホン交換をいつ実行するのかを決定するために、繋がれていない無線イヤホンのペアにおいて、1つ以上の無線イヤホンにおける交換マネジャによって実行される方法300の例を例示する。調整された交換は、ペアにおける両方のイヤホンが、交換を認識している(すなわち、交換が調整されている)場合に達成される。
【0046】
一般に、この方法は、主要な役割にあるイヤホンが、主要な役割にあり、2次的な役割にある別のイヤホンとペアとされていることを認識することを含む。その後、主要な役割にあるイヤホンは、交換トリガイベントを検出し、交換を阻止する条件がまったく存在しないことを判定した後に、調整された交換を実行する。
【0047】
より詳細には、例示的な方法300は、交換マネジャがアイドルに留まること302と、それが主要な役割にあるイヤホンであるか否かを定期的に判定すること304とを含む。それが主要な役割にないのであれば、交換マネジャは、アイドルのまま302である。無線イヤホンが、主要な役割にあるのであれば、交換マネジャは、2次的な役割にある無線イヤホンが、主要な役割にある無線イヤホンへ接続されているか否かを判定306する。2次的な役割にあるイヤホンが、接続されていないのであれば、交換マネジャは、アイドルのまま302である。
【0048】
2次的な役割にある無線イヤホンが、主要な役割にある無線イヤホンへ無線接続されているのであれば、交換マネジャは、2次的な役割にある無線イヤホンが、耳の中にある間に、主要な役割にある無線イヤホンが耳の外にある(装着されていない)か否かを判定308する。その条件が満たされていないのであれば、交換マネジャは、主要な役割にある無線イヤホンのバッテリレベルが低い(例えば、低バッテリレベルを示すしきい値以下である)か否かを判定するために、主要な役割にあるイヤホンのバッテリレベルを判定310する。交換マネジャは、イヤホンのバッテリレベルが、例えば、1パーセント電力にあるか、又は、イヤホンのバッテリレベルが、2次的な役割にあるイヤホンのバッテリレベルよりも低く、例えば、2次的な役割にあるイヤホンのバッテリレベルよりも10パーセント又はそれ以上低いバッテリレベルのようなしきいレベルにあるといった1つ以上の条件のうちのいずれかを、主要な役割にある無線イヤホンのバッテリレベルが満たすのであれば、主要な役割にある無線イヤホンのバッテリレベルは低いと判定することができる。
【0049】
トリガイベント308、310のいずれかが生じたと交換マネジャが判定すると、交換マネジャは、無線イヤホンがコンパニオンデバイスと無線で接続することを試みているか否か312、又は、無線イヤホンのいずれか又は両方が、ファームウェアを更新しているか否か314を判定する。無線イヤホンが、コンパニオンデバイスへ無線で接続することを試みておらず、ファームウェアを更新する処理にないのであれば、交換マネジャは、主要な役割にある無線イヤホンと、2次的な役割にある無線イヤホンとの間の、調整された役割交換316を実行する。
【0050】
同様に、しばしば、各無線イヤホンにおける交換マネジャは、ペアとされた無線イヤホンの役割を、それらのバッテリレベル降下として交換することを調整することができる。2次的な役割にある無線イヤホンのマイクロフォンが無効化されている間、主要な役割にある無線イヤホンは、アクティブなマイクロフォンとペアをなす唯一の無線イヤホンであり得、アクティブなマイクロフォンを備えた無線イヤホンに対して、電力をより素早く消費させる。交換マネジャは、無線イヤホンのペアにわたるバッテリ寿命の消費量を平準化させるために、主要な役割を選択的に交換し得、これによって、アクティブなマイクロフォンを順次交換する。
【0051】
トリガイベントが検出された後、交換マネジャは、以下の交換プロトコルによって、役割交換を実行することができる。
図4は、本技術のいくつかの実施形態による、調整された交換方法の例を例示する。この開示の利点を有する当業者は、イヤホンの役割を交換するために、代替シーケンスが実行されることができることを容易に認識するであろう。
【0052】
方法400は、主要な役割にある無線イヤホンと、2次的な役割にある無線イヤホンとが、交換マネジャを用いて様々なサービス及びソフトウェアを登録すること402を含む。無線イヤホンは、あらゆる顕著なトランザクションを完了する必要があり、役割を交換する前にオフされる必要のある様々な構成要素(例えば、アプリケーションソフトウェア、別のイヤホンを発見するためのソフトウェア、オーディオマネージャ、Bluetoothコントローラ、Bluetooth積層体ソフトウェア、ハードウェアプロファイル等)を含むことができる。次に、トリガイベントを検出すること404の後、方法400は、無線イヤホン役割交換を開始すること406を含む。しばしば、主要な役割にある無線イヤホンは、無線イヤホン交換要求を開始し、主要な役割にある無線イヤホンの交換マネジャは、無線イヤホン交換がトリガされたことを示すために、交換メッセージを、2次的な役割にある無線イヤホンへ送信する。2次的な役割にある無線イヤホンの交換マネジャは、無線イヤホン交換の準備のために、様々な構成要素へメッセージを送信することができる。2次的な役割にある無線イヤホンの交換マネジャは、構成要素に対して、あらゆる顕著なトランザクションを完了させ、恐らくは交換前にシャットダウンさせることができる。また、2次的な役割にある無線イヤホンの交換マネジャは、通信インターフェース(すなわち、BLUETOOTHコントローラ)に対して、コンパニオンデバイスとの無線接続のための追加の帯域幅を割り当てさせることができる。なぜなら、2次的な役割にある無線イヤホンは、主要な役割を引き継ぎ、コンパニオンデバイスとの接続を引き継ぐであろうからである。
【0053】
次に、方法400は、コンパニオンデバイスに対して、無線接続を介して、主要な役割にある無線イヤホンへ、いくつか又はすべてのデータを送信することを一時的に停止することを要求すること408を含む。いくつかの実施形態では、これは、コンパニオンデバイスに対して、SCOリンクを介したデータ交換を維持しながら、既存のACLリンクを介してデータを送信することを停止することを、主要な役割にある無線イヤホンが要求することを含むことができる。
【0054】
いくつか又はすべてのデータ交換が、主要な役割にある無線イヤホンと、コンパニオンデバイスとの間で停止された後、方法400は、無線イヤホン間の状態転送を調整すること410を含む。各無線イヤホンにおける交換マネジャは、その各々のペアとされたイヤホンの状態データを適用すること412ができる(いくつかの実施形態では、2次的な役割にある無線イヤホンは単に、主要な役割にあるイヤホンから、コンパニオンデバイスとの接続に適切な状態データを習得する必要がある)。交換マネジャは、状態情報が成功裡に交換され更新されたことを確認すること414ができる。
【0055】
次に、方法400は、以前に2次的な役割にあった無線イヤホンが、主要な役割と、コンパニオンデバイスとの無線接続とを引き継ぐこと416を含む。いくつかの実施形態では、以前に2次的な役割にある無線イヤホン(例えば、左イヤホン)は、早期の状態転送中に、以前に主要な役割にあった無線イヤホン(例えば、右イヤホン)のデバイスアドレス(例えば、MACアドレス)を採用し、以前に主要な役割にあった無線イヤホン(例えば、右イヤホン)からのデバイスアドレスを、そのデバイスアドレスとして使用することによって、コンパニオンデバイスとの無線接続を確立する。その後、コンパニオンデバイスと、以前に2次的な役割にあり今回は主要な役割にある無線イヤホンとの間のデータ転送が再開417される。
【0056】
本技術のいくつかの実施形態はまた、調整されていないイヤホン交換を含む。ここでは、無線イヤホンのうちの1つのみが、その役割を交換し、無線接続された、又は、以前に無線接続されていた対応する無線イヤホンとの調整なしで交換を行う。主要な役割にある無線イヤホン(例えば、右イヤホン)と、2次的な役割にある無線イヤホン(例えば、左イヤホン)との間の無線接続が切断された場合、2次的な役割にある無線イヤホン(例えば、左イヤホン)は、主要な役割にある無線イヤホン(例えば、右イヤホン)を発見することができない。したがって、2次的な役割にあるイヤホン(例えば、左イヤホン)は、主要な役割を引き受けるために、調整されていない交換を実行することができる。例えば、主要な役割にあるイヤホン(例えば、右イヤホン)が故障、又は喪失等した場合、これは生じることができる。いくつかの実施形態では、2次的な役割にある無線イヤホンは、いくつかの状況においてのみ、調整されていない交換を実行する(例えば、2次的な役割にある無線イヤホンが、耳内ステータスを検出する)。
【0057】
いくつかの実施形態では、2次的な役割にある無線イヤホンが、主要な役割にある無線イヤホンがもはや、2次的な役割にある無線イヤホンへ接続されていないことを検出した後、2次的な役割にある無線イヤホンの交換マネジャは、主要な役割にある無線イヤホンへ再接続することを試みることができる。2次的な役割にある無線イヤホンにおける交換マネジャは、主要な役割にある無線イヤホンへ再接続することを、あらかじめ決定された回数、又は、あらかじめ決定された期間、試みることができる。また、いくつかのイベント(例えば、耳外ステータスから耳内ステータスへの変化を検出すること)は、2次的な役割にある無線イヤホンの交換マネジャに対して、リトライ試行をバイパスさせるか、又は、リトライ試行の数/期間を低減させ、調整されていない交換を開始させることができる。以前に2次的な役割にあった無線イヤホンが、役割を交換し、主要な役割にある無線イヤホンになると、主要な役割にある無線イヤホンとして、コンパニオンデバイスとの無線接続を引き継ぐことができる。
【0058】
同様に、主要な役割にある無線イヤホンは、2次的な役割にある無線イヤホンになるために、調整されていない交換を実行することができる。しばしば、主要な役割にある無線イヤホンは、コンパニオンデバイスを検出し、コンパニオンデバイスとの無線接続の確立を試み、主要な役割にある別の無線イヤホンとの無線接続が既に存在するとのエラーメッセージを、コンパニオンデバイスから受信することができる。例えば、2つの無線イヤホンは、互いに無線接続され得、また、コンパニオンデバイスへ無線接続されることができる。その後、主要な役割にある無線イヤホン(例えば、右イヤホン)は、2次的な役割にある無線イヤホン(例えば、左イヤホン)の範囲から出て、主要な役割にある無線イヤホンと、2次的な役割にある無線イヤホンとの間の無線接続は、2次的な役割にある無線イヤホンが未だにコンパニオンデバイスの無線接続範囲内にあるにも関わらず、喪失されることができる。2次的な役割にある無線イヤホンは、調整されていない交換を実行し、主要な役割を引き受けることができる。上記説明されたように、主要な役割にある無線イヤホンは、2次的な役割にある無線イヤホンへ、主要な役割にある無線イヤホンと、コンパニオンデバイスとの間の無線接続に関する情報を提供し、これによって、2次的な役割にある無線イヤホンは、オーディオ信号へアクセスできるようになり、これによって、2次的な役割にある無線イヤホンは、調整されていないイヤホン交換中に、コンパニオンデバイスとの無線接続を引き継げるようになる。
【0059】
しかしながら、以前に主要な役割にあったものの、調整されていないイヤホン交換中に、別のイヤホンが、主要な役割を引き継いだことが認識されていないために、あたかも主要な役割にあるように未だに動作している無線イヤホン(例えば、右イヤホン)が、コンパニオンデバイスへ無線で再接続するために十分な近さへ戻った場合、以前に主要な役割にあった無線イヤホン(例えば、右イヤホン)は、主要な役割にある無線イヤホンとして、接続の再確立を試み、別の無線イヤホン(すなわち、左イヤホン、以前に2次的な役割にあった無線イヤホン)が既に、主要な役割にある無線イヤホンとして接続されているとのエラーメッセージを、コンパニオンデバイスから受信することができる。このシナリオでは、最初に主要な役割にあった無線イヤホン(例えば、右イヤホン)は、2次的な役割にある無線イヤホンになるために、調整されていない交換を実行することができる。
【0060】
図5は、本技術のいくつかの実施形態による、主要な役割から2次的な役割への調整されていない無線イヤホン交換をいつ実行するのかと、2次的な役割から主要な役割への調整されていないイヤホン交換をいつ実行するのかとを判定する方法500を例示する。
【0061】
方法500は、無線イヤホンが、主要な役割にあるか否かを判定すること502を含む。例えば、イヤホンは、そのステータスを、主要な役割又は2次的な役割にあるとして記録することができる。別の例では、無線イヤホンは、その状態情報に基づいて、その役割を決定することができるだろう。そして、この無線イヤホンが最後に、割り当てられたデバイスアドレスを使用して、コンパニオンデバイスとの接続を維持していたのであれば、この無線イヤホンは、この無線イヤホンが主要な役割にあることを判定することができるが、この無線イヤホンが、別の無線イヤホンとコンパニオンデバイスとの間の接続を最後にリッスンしていたと判定すると、この無線イヤホンは、この無線イヤホンが2次的な役割にあると判定することができる。無線イヤホンが、主要な役割にある場合、方法500は、2次的な役割にある無線イヤホンが、主要な役割にある無線イヤホンへ接続されているか否かを判定すること504を含む。このイヤホンが、主要な役割にあり、2次的なイヤホンが接続されていると判定した504場合、交換マネジャは、アイドル状態へ戻る。
【0062】
無線イヤホンが、主要な役割にあり、2次的な役割にある無線イヤホンが接続されていない場合、方法500は、主要な役割にある無線イヤホンが、交換するためのコマンドを受信したか否を判定すること506を含む。例えば、無線イヤホンが、イヤホンケースから取り出された場合、交換マネジャは、無線イヤホンに対して、その役割を再設定することを要求し、無線イヤホンが、調整された交換を実行するように指示することができる。
【0063】
次に、方法500は、交換マネジャが、主要な役割にある無線イヤホンがコンパニオンデバイスへ無線接続されているか否かを判定すること508を含む。主要な役割にある無線イヤホンは、無線接続(例えば、BLUETOOTH)を介してコンパニオンデバイスからデータパケットを受信した場合、コンパニオンデバイスへ無線接続されていると判定することができる。主要な役割にある無線イヤホンが、コンパニオンデバイスへ無線接続されていないのであれば、主要な役割にある無線イヤホンは、コンパニオンデバイスを求めてページングすること510ができる。次に、方法500は、主要な役割にある無線イヤホンが、コンパニオンデバイスが無線接続されているか否かを判定すること512と、コンパニオンデバイスと無線接続するように試みることとを含む。更に、主要な役割にあるイヤホンは、コンパニオンデバイスと、主要な役割にある別の無線イヤホンとの間に、無線接続が既に存在することを示すエラーメッセージが、コンパニオンデバイスから受信されたか否かを判定すること514ができる。エラーメッセージが受信された場合、主要な役割にある無線イヤホンは、2次的な役割を引き受けるために、調整されていない交換を実行516する。
【0064】
方法500の間、無線イヤホンが、2次的な役割にあることが判定された502場合、更に、このイヤホンが、主要な役割にある無線イヤホンへ無線接続されているか否かが判定518される。2次的な役割にある無線イヤホンが、主要な役割にある無線イヤホンへ接続されているのであれば、交換マネジャは、アイドル状態へ戻る。2次的な役割にある無線イヤホンが、主要な役割にある無線イヤホンへ接続されていないのであれば、方法500は、2次的な役割にある無線イヤホンが、その役割を交換するためのコマンドを(例えば、イヤホンケース、コンパニオンデバイス等から)受信しているか否かを判定すること520を含む。その役割を交換するためのコマンドが受信されていないのであれば、2次的な役割にある無線イヤホンは、それが、主要な役割にある無線イヤホンへ接続されているか否かを判定522する。主要な役割にある無線イヤホンが接続されていないのであれば、2次的な役割にある無線イヤホンは、例えば、あらかじめ決定された回数、主要な役割にある無線イヤホンを求めてページング524する。2次的な役割にある無線イヤホンが、あらかじめ決定された回数リトライした後、主要な役割にある無線イヤホンを発見することができない場合、2次的な役割にある無線イヤホンが、主要な役割を引き受けるために、調整されていない交換を実行526する。
【0065】
いくつかの実施形態では、2次的な役割にある無線イヤホンは、調整されていない交換を実行する前に、主要な役割にある無線イヤホンとの無線接続を再確立するために、再接続タイマを開始させることができる。タイマが終了すると、2次的な役割にある無線イヤホンは、主要な役割を引き受けるために交換し、コンパニオンデバイスとの無線接続を確立するために、以前に主要な役割にあった無線イヤホンのデバイスアドレスを使用することができる。以前にペアをなしていた無線イヤホン間の無線接続が、無線イヤホンのうちの1つがコンパニオンデバイスと無線で再接続する前に再確立された場合、無線イヤホンは、それらの役割を解消することができる。しかしながら、コンパニオンデバイスとの無線接続が、最初に確立されたのであれば、コンパニオンデバイスは、最初に接続された無線イヤホンを、主要な役割にある無線イヤホンとして考慮することができ、コンパニオンデバイスは、例えば、エラーメッセージを発行することによって、他の無線イヤホンからの無線接続要求を拒否することができる。無線イヤホンが、エラーメッセージを受信した場合、無線イヤホンは、2次的な役割へ戻り、他の無線イヤホンとの無線接続を再確立するためにページングすることができる。
【0066】
以前に2次的な役割にあった無線イヤホン(例えば、左イヤホン、今回は主要な役割にある無線イヤホン)が、最初に、コンパニオンデバイスへ無線接続した場合、この無線イヤホンは、そのステータスを、主要な役割にある無線イヤホンとして維持でき、以前に主要な役割にあった無線イヤホン(例えば、右イヤホン)が、コンパニオンデバイスによって拒否されることと、以前に主要な役割にあった無線イヤホン(例えば、右イヤホン)が、イヤホン間の無線接続を再確立する前に、2次的な役割へ切り換わることとを待つことができる。
【0067】
本技術のいくつかの実施形態では、ユーザは、自動無線イヤホン交換を無効化することができ、特定の無線イヤホンを、主要な役割にある指定された無線イヤホンとして動作するように設定することができ、これによって、指定された無線イヤホンは常に、アクティブなマイクロフォンを有するようになる。指定されていない無線イヤホンは、2次的な役割において動作し、ユーザが、このオプションを明示的に選択しないのであれば、マイクロフォンを有効化しないであろう。
【0068】
コンパニオンデバイスが既に、主要な役割にある別の無線イヤホンへ接続されている間に、主要な役割にある無線イヤホンが、コンパニオンデバイスとの無線接続を試みる場合、いくつかのコンパニオンデバイスは、主要な役割にある無線イヤホンへエラーメッセージを返さないであろう。このシナリオは、主要な役割にある2つ以上の無線イヤホンに対して、コンパニオンデバイスと無線接続するために競合させることができる。本技術のいくつかの実施形態は、主要な役割にある多数の無線イヤホンが、コンパニオンデバイスと無線接続するために競合するシナリオを回避するための技術を含む。
【0069】
図6は、本技術のいくつかの実施形態による、無線イヤホンが、入るべきモードを決定する方法600を例示する。方法600は、主要な役割にある無線イヤホンが、主要な役割にある別の無線イヤホンへ既に無線接続されているコンパニオンデバイスへ、無線接続を試みる場合、コンパニオンデバイスが、無線イヤホンへエラーメッセージを提供しないときを判定602する。例えば、無線イヤホンが、コンパニオンデバイスプロファイル(例えば、コンパニオンデバイスのモバイル情報デバイスプロファイル)と、エラーメッセージを送信しないとして知られているコンパニオンデバイスに関するデータを含むデータベースとを検査することができ、コンパニオンデバイスが、記憶されたデータにリストされているのであれば、無線イヤホンは、コンパニオンデバイスがエラーメッセージを送信しないと判定する。
【0070】
コンパニオンデバイスがそのようなアラートを提供した場合、方法600は、上記説明された調整された及び調整されていないイヤホン交換方法のように、いつ役割を交換すべきかを判定するために、デフォルトのプロトコルへ出る。無線イヤホンが、主要な役割において無線接続することを試みる場合、別の無線イヤホンが既に、主要な役割において無線接続されていることを無線イヤホンへアラートするためのエラーメッセージをコンパニオンデバイスが送信しない場合、方法600は、無線イヤホンが現在、主要モードにあるか、又は、2次的モードにあるかを判定すること604を含む。
【0071】
無線イヤホンが主要な役割にある場合、無線イヤホンは、コンパニオンデバイスへページング606する。無線イヤホンが、コンパニオンデバイスから応答を受信しないのであれば、無線イヤホンは、アイドルな、接続可能モード608へ入る。アイドルな、接続可能モードは、無線イヤホンが、コンパニオンデバイスによって発見可能であり、自動接続とは逆に、コンパニオンデバイスにおいて接続シーケンスを開始することによって、コンパニオンデバイスへ接続可能であることを含むことができる。接続を開始することは、主要な役割及び2次的な役割を定義することを含む。
【0072】
コンパニオンデバイスから応答が受信されると、無線イヤホンは、主要な役割に入り610、コンパニオンデバイスとの無線接続を有しているか否かを判定612する。コンパニオンデバイスが無線接続されているのであれば、無線イヤホンは、コンパニオンデバイスがもはや無線接続されなくなるまで、主要な役割に留まるであろう。コンパニオンデバイスが無線接続されていないのであれば、イヤホンは、アイドル及び接続可能608となる。
【0073】
イヤホンがアイドルな接続可能モードにある場合608、及び、コンパニオンデバイスが無線接続されている場合614、無線イヤホンは、主要な役割に入る610ことができる。コンパニオンデバイスが無線接続されていない場合、無線イヤホンは、2次的な役割にある無線イヤホンが、コンパイオンデバイスと接続されているか否かを判定すること616ができる。接続されていると判定すると、無線イヤホンは、主要な役割に入る610ことができる。無線イヤホンが、2次的な役割で接続されていないのであれば、無線イヤホンは、方法600が、あらかじめ決定されたタイムアウト618に達していないのであれば、アイドルな、接続可能モード608に留まることができる。方法600がタイムアウトになった場合、主要な役割にある無線イヤホンは、調整されていないイヤホン交換を実行すること620ができる。
【0074】
方法600が、無線イヤホンが2次的な役割にあると判定した場合604、又は、主要な役割にある無線イヤホンが、調整されていない交換を実行620し、役割を、2次的な役割にある無線イヤホンへ変えた後、2次的な役割にある無線イヤホンは、主要な役割にある無線イヤホンを求めてページング622し、応答を受信したか否かを判定624する。2次的な役割にある無線イヤホンが、応答を受信すると、無線イヤホンは、2次的な役割において無線接続626し、無線接続が、2次的な役割にある無線イヤホンと、主要な役割にある無線イヤホンとの間においてアクティブであるか否かを判定すること628ができる。アクティブであると判定されると、2次的な役割にある無線イヤホンは、2次的な役割626のままである。
【0075】
2次的な役割にあるイヤホンが、主要な役割にある無線イヤホンへ無線接続されていない場合、方法600は、カウンタを(しきい数まで)インクリメントすることと、主要な役割にある無線イヤホンを求めるページングのループを再度実行することとを含む。主要な役割にある無線イヤホンが発見されず、しきいカウンタ数に達した場合、2次的な役割にある無線イヤホンは、調整されていない交換630を実行し、アイドルな、接続可能モード608へ入る。主要な役割にある無線イヤホンが発見されず、カウンタがインクリメントされない場合、2次的な役割にある無線イヤホンは、タイムアウト634が生じるまで、アイドル632のままであり、その後、カウンタをインクリメントし、主要な役割にある無線イヤホンを求めるページングのループを再度実行する。
【0076】
本技術のいくつかの実施形態では、無線イヤホンは、右耳設定と左耳設定とを有する。右耳設定がなされた無線イヤホンと、左耳設定がなされた無線イヤホンとは、異なるタイムアウト期間を用いてプログラムされ得、これによって、これらイヤホンが、
図6に説明されたような処理を行う場合、無線イヤホンのタイムアウト期間は、オーバラップをしない(すなわち、しきい数の連続インスタンスのためにオーバラップしない)ようになり、ループを生成し得る。
【0077】
いくつかの実施形態では、無線イヤホンは、単純なペアで無線接続することに限定されない。1つ以上の無線イヤホンがかつて非アクティブであったが、アクティブになり、主要又は2次的な役割にあるアクティブな無線イヤホンが交換する役割交換プロトコルに、3つ以上の無線イヤホンが含まれることができる。上記したように、2つ以上の無線イヤホンが、主要な役割にあるアクティブなイヤホンとして動作するように試みる状況が生じたならば、主要な役割にある1つの無線イヤホンのみが一度に存在できるので、2つ以上の無線イヤホンは、コンフリクトを解決するであろう。
【0078】
図7A及び
図7Bは、例示的なシステム実施形態を例示する。当業者はまた、他のシステム実施形態が可能であることを容易に認識するであろう。
【0079】
図7Aは、システムの構成要素がバス705を使用して互いに電気的に通信する、従来のシステムバスコンピューティングシステムアーキテクチャ700を例示する。例示的なシステム700は、処理ユニット(CPU又はプロセッサ)710と、読み取り専用メモリ(ROM)720及びランダムアクセスメモリ(RAM)725のようなシステムメモリ715を含む様々なシステム構成要素をプロセッサ710へ結合するシステムバス705とを含む。システム700は、直接結合された、近接した、又はプロセッサ710の一部として統合された、高速メモリのキャッシュを含むことができる。システム700は、プロセッサ710による迅速なアクセスのために、データをメモリ715及び/又は記憶デバイス730からキャッシュ712へ複製することができる。この方法により、キャッシュはパフォーマンスブーストを提供し、データを待っている間にプロセッサ710が遅延することを回避することができる。これら及び他のモジュールは、様々なアクションを実行するためにプロセッサ710を制御することができる、又は制御するように構成され得る。他のシステムメモリ715も同様に、使用するために利用され得る。メモリ715は、異なるパフォーマンス特徴を備える多数の異なるタイプのメモリを含むことができる。プロセッサ710は、任意の汎用プロセッサ、並びに、記憶デバイス730に記憶されたモジュール1 732、モジュール2 734、及びモジュール3 736等のハードウェアモジュール又はソフトウェアモジュールを含むことができ、プロセッサ710、及びソフトウェア命令が実際のプロセッサ設計に組み込まれている専用プロセッサを制御するように構成されている。プロセッサ710は、本質的に、多数のコア又はプロセッサ、バス、メモリコントローラ、キャッシュ等を含む、完全自立型コンピューティングシステムであり得る。マルチコアプロセッサは、対称又は非対称であり得る。
【0080】
コンピューティングデバイス700とのユーザインタラクションを有効化するために、入力デバイス745は、会話用のマイクロフォン、ジェスチャ又は図形入力用のタッチ感知スクリーン、キーボード、マウス、モーション入力、会話等の、任意の数の入力機構を表すことができる。出力デバイス735もまた、当業者には公知の多くの出力機構のうちの、1つ以上とすることができる。いくつかの事例では、多モードシステムにより、ユーザは、コンピューティングデバイス700と通信するために、多数のタイプの入力を提供することを有効化することができる。通信インターフェース740は、一般に、ユーザ入力及びシステム出力を、統制及び管理することができる。いずれかの特定のハードウェア構成上で動作することに対する制限は存在せず、したがって、本明細書における基本的特徴は、開発される改善されたハードウェア又はファームウェアの構成に容易に置換され得る。
【0081】
記憶デバイス730は不揮発性メモリであり、磁気カセット、フラッシュメモリカード、ソリッドステートメモリデバイス、デジタル多用途ディスク、カートリッジ、ランダムアクセスメモリ(RAM)725、読み取り専用メモリ(ROM)720、及びそれらの混成等の、コンピュータによってアクセス可能なデータを記憶することができるハードディスク又は他のタイプのコンピュータ可読媒体であることができる。
【0082】
記憶デバイス730は、プロセッサ710を制御するための、ハードウェア及び/又はソフトウェアモジュール732、734、736を含むことができる。他のハードウェア又はソフトウェアモジュールも想到される。記憶デバイス730は、システムバス705へ接続されることができる。一態様では、特定の機能を実行するハードウェアモジュールは、その機能を実行するために、プロセッサ710、バス705、ディスプレイ735等の必要なハードウェア構成要素と関連付けられたコンピュータ可読媒体に記憶されたソフトウェア構成要素を含むことができる。
【0083】
図7Bは、記載された方法を実行し、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)を生成して表示するのに使用できるチップセットアーキテクチャを有するコンピュータシステム750を例示する。コンピュータシステム750は、開示された技術を実施するために使用することができるコンピュータハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアの例である。システム750は、識別された計算を実行するように構成されているソフトウェア、ファームウェア、及びハードウェアを実行することができる任意の数の物理的及び/又は論理的に異なるリソースを表すプロセッサ755を含むことができる。プロセッサ755は、プロセッサ755への入力及びプロセッサ755からの出力を制御できるチップセット760と通信することができる。この例では、チップセット760は情報をディスプレイのような出力765へ出力し、磁気媒体及びソリッドステート媒体を含みことができる記憶デバイス770に情報を読み書きすることができる。チップセット760は、RAM775からデータを読み取り、RAM775にデータを書き込むこともできる。チップセット760とインターフェースするために、様々なユーザインターフェース構成要素785とインターフェースするためのブリッジ780が提供されることができる。そのようなユーザインターフェース構成要素785は、キーボード、マイクロフォン、タッチ検出及び処理回路、マウスのようなポインティングデバイス等を含むことができる。一般に、システム750への入力は、マシンが生成した、及び/又は、人間が生成した任意の様々なソースからもたらされることができる。
【0084】
チップセット760は、異なる物理的インターフェースを有することができる1つ以上の通信インターフェース790とインターフェースすることもできる。そのような通信インターフェースは、有線及び無線のローカルエリアネットワーク、ブロードバンド無線ネットワーク、及びパーソナルエリアネットワークのためのインターフェースを含むことができる。本明細書で開示されたGUIを生成、表示、及び使用する方法のいくつかのアプリケーションは、物理的インターフェースを介して順序付けられたデータセットを受信することを含み得る、又はプロセッサ755が記憶デバイス770又は775に記憶されたデータを解析することによって、マシン自体によって生成され得る。更に、マシンは、ユーザインターフェース構成要素785を介してユーザからの入力を受信し、プロセッサ755を使用してこれら入力を解釈することによって機能をブラウズするような適切な機能を実行することができる。
【0085】
例示的なシステム700及び750は、2つ以上のプロセッサ710を有することができ、又は、より大きな処理能力を提供するために共にネットワーク化されたコンピューティングデバイスのグループ若しくはクラスタの一部であることができることが理解されよう。
代表的な実施形態
【0086】
いくつかの実施形態では、無線イヤホンのペアにおける役割を交換するための方法は、(i)第1の無線イヤホンと、コンパニオンデバイスとの間に、コンパニオンデバイスと、第1の無線イヤホンとの間でオーディオデータを通信するための無線接続を確立することと、(ii)第1の無線イヤホンと、第2の無線イヤホンとの間に追加の無線接続を生成することと、(iii)第1の無線イヤホンを主要な役割へ割り当てることと、(iv)検出されたトリガイベントに応答して、役割交換を開始することとを含む。いくつかの実施形態では、役割交換は、(v)コンパニオンデバイスに対して、オーディオデータの少なくとも一部の送信を一時的に停止するように要求することと、(vi)第1の無線イヤホンから第2の無線イヤホンへ状態情報を送信することと、(vii)確立された無線接続において、第1の無線イヤホンを第2の無線イヤホンと交換することと、(viii)第2の無線イヤホンを主要な役割へ割り当てることと、(ix)コンパニオンデバイスに対して、オーディオデータの少なくとも一部を第2の無線イヤホンへ送信するように要求することとを含む。
【0087】
いくつかの実施形態では、コンパニオンデバイスと第1の無線イヤホンとの間の無線接続は、第1の通信プロトコルと第2の通信プロトコルとを含み、コンパニオンデバイスに対して、確立された無線接続を介して、オーディオデータの少なくとも一部の送信を一時的に停止するように要求することは、コンパニオンデバイスに対して、第2の通信プロトコルを使用してデータを送信し続けながら、第1の通信プロトコルを使用して、データを送信することを一時的に停止するように要求することを含む。いくつかの実施形態では、第1の無線イヤホンと第2の無線イヤホンとの間の追加の無線接続を生成することは、デバイスアドレスを交換することを含む。いくつかの実施形態では、第2の無線イヤホンへ主要な役割を割り当てることは、第2の無線イヤホンに対して、第1の無線イヤホンに関連付けられたデバイスアドレスを使用させることを含む。いくつかの実施形態では、方法は、第1の無線イヤホンのバッテリレベルが、あらかじめ決定された値を下回ることを少なくとも検出することによって、トリガイベントを検出することを更に含む。いくつかの実施形態では、方法は、装着ステータスから、非装着ステータスへの第1のイヤホンのステータス変化を少なくとも判定することによって、トリガイベントを検出することを更に含む。いくつかの実施形態では、装着ステータスから、非装着ステータスへの第1のイヤホンのステータス変化を判定することは、第1の無線イヤホンが、耳から外されたことを検出することを含む。いくつかの実施形態では、方法は、トリガイベントを検出した後、第1の無線イヤホンが、コンパニオンデバイスから音楽をストリーミングしていることを判定することと、ストリーミングしている音楽において、切れ目が来るとの信号を、コンパニオンデバイスから受信することと、コンパニオンデバイスに対して、確立された無線接続を介して、少なくともいくつかのデータを送信することを一時的に停止するように要求する前に、切れ目を待つこととを更に含む。いくつかの実施形態では、方法は、コンパニオンデバイスに対して、音楽をストリーミングしている際に切れ目が来ていることを判定するために、オーディオ信号を検証するように要求することを更に含む。いくつかの実施形態では、方法は、トリガイベントを検出した後、第1の無線イヤホン又は第2の無線イヤホンが、ファームウェア更新を実行していることを判定することと、役割交換を開始する前に、ファームウェア更新が完了するまで待つこととを更に含む。いくつかの実施形態では、方法は、トリガイベントを検出した後、第1の無線イヤホン又は第2の無線イヤホンが、コンパニオンデバイスとの自動無線接続処理を実行していることを判定することと、役割交換を開始する前に、自動無線接続処理が完了するまで待つこととを更に含む。
【0088】
いくつかの実施形態では、無線オーディオデバイスは、命令を記憶した非一時的なコンピュータ可読媒体を含み、命令はプロセッサによって実行された場合、無線オーディオデバイスに、(i)主要な役割を引き受ける無線オーディオデバイスとコンパニオンデバイスとの間の無線接続を確立させ、(ii)無線オーディオデバイスと第2の無線オーディオデバイスとの間の追加の無線接続を生成させ、(iii)トリガイベントを検出することに応答して、役割交換を開始させ、(iv)コンパニオンデバイスに対して、無線オーディオデバイスとコンパニオンデバイスとの間の無線接続を介して、少なくともいくつかのオーディオデータを送信することを一時的に停止するように要求させ、(v)第2の無線オーディオデバイスへ状態情報であって、状態情報は、確立された無線接続における無線オーディオデバイスをコンパニオンデバイスと交換するために、第2の無線オーディオデバイスによって使用されることができるデバイスアドレスを含む、状態情報を転送させる、ように有効である。いくつかの実施形態では、コンパニオンデバイスと無線オーディオデバイスとの間の無線接続は、第1の通信プロトコル及び第2の通信プロトコルを利用し、これら命令の実行は、無線オーディオデバイスに対して、コンパニオンデバイスが、第2の通信プロトコルを利用して送信し続けることを可能にしながら、コンパニオンデバイスに対して、第1の通信プロトコルを利用して、少なくともいくつかのオーディオデータを送信することを一時的に停止するように要求させるために更に有効である。いくつかの実施形態では、トリガイベントは、無線オーディオデバイスのバッテリレベルが、あらかじめ決定されたパーセンテージを下回る場合に生じる低バッテリイベントを含む。いくつかの実施形態では、無線オーディオデバイスは、耳内検出センサを有するイヤホンを更に含み、トリガイベントは、耳外ステータスを検出することを含む。
【0089】
いくつかの実施形態では、無線イヤホンは、(i)コンパニオンデバイスとの無線接続を確立するように構成されている通信インターフェースと、(ii)コンパニオンデバイスと通信するために、通信インターフェースによって、使用されている無線イヤホンに関連付けられたデバイスアドレスを記憶するメモリであって、ここで、通信インターフェースは、コンパニオンデバイスが、主要な役割に設定された他の無線イヤホンへ接続されていることを示す信号を、コンパニオンデバイスから受信するように更に構成されている、メモリと、(iii)通信インターフェースに対して、コンパニオンデバイスとの通信を停止させ、無線イヤホンに対して、他の無線イヤホンと通信することを含む2次的な役割を引き受けさせるように構成されているプロセッサと、を含む。
【0090】
いくつかの実施形態では、通信インターフェースは、他の無線イヤホンがコンパニオンデバイスともはや接続されていないことを示す信号を、コンパニオンデバイスから受信するように更に構成されており、プロセッサは、通信インターフェースに対して、コンパニオンデバイスと通信するための主要な役割を引き受けた無線イヤホンを示す追加のデバイスアドレスを、コンパニオンデバイスへ通信させるように更に構成されている。いくつかの実施形態では、通信インターフェースは、無線イヤホンが主要な役割を引き受けた場合、コンパニオンデバイスからオーディオデータを受信し、追加の無線イヤホンを検出し、オーディオデータを、追加の無線イヤホンと共有するように更に構成されており、プロセッサは、トリガイベントを検出し、トリガイベントの検出に応答して、通信インターフェースに、コンパニオンデバイスに対して、オーディオデータの少なくとも一部を送信することを一時的に停止することを要求させ、状態情報であって、状態情報は、追加の無線イヤホンに、コンパニオンデバイスへ無線接続させ、主要な役割を引き受けさせる、状態情報を無線イヤホンから追加の無線イヤホンへ送信させ、コンパニオンデバイスに対して、オーディオデータの少なくとも一部を追加の無線イヤホンへ送信するように要求させる、ように更に構成されている。いくつかの実施形態では、コンパニオンデバイスと無線イヤホンとの間の通信は、第1の通信プロトコル及び第2の通信プロトコルを含み、通信インターフェースは、通信デバイスに対して、第2の通信プロトコルを使用してデータを送信し続けながら、第1の通信プロトコルを介してデータを送信することを一時的に停止するように要求するように更に構成されている。いくつかの実施形態では、トリガイベントは、無線イヤホンのバッテリレベルが、あらかじめ決定された値を下回る場合を検出すること、又は、無線イヤホンが、装着しているとのステータスから、装着していないとのステータスへの変化を検出した場合を検出すること、のうちの1つ以上を含む。
【0091】
説明を明確にするために、いくつかの事例では、本技術は、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせで具現化された方法におけるデバイス、デバイス構成要素、ステップ若しくはルーチンを含むことができる機能ブロックを含む個々の機能ブロックを含むものとして提示され得る。
【0092】
いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶デバイス、媒体、及びメモリは、ビットストリーム等を含むケーブル又は無線信号を含むことができる。しかしながら、言及される場合、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、エネルギー、搬送波信号、電磁波、及び信号そのもの等の媒体を明示的に排除する。
【0093】
上記の例による方法は、コンピュータ可読媒体から記憶された、又は別の方法で利用可能なコンピュータ実行可能命令を使用して実施されることができる。そのような命令は、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は特殊用途処理デバイスに特定の機能又は機能のグループを実行させるか、さもなければ実行するように構成する命令及びデータを含むことができる。使用されることができるコンピュータリソースの一部は、ネットワークを介してアクセス可能であることができる。コンピュータ実行可能命令は、例えば、バイナリや、アセンブリ言語、ファームウェア、又はソースコード等の中間フォーマット命令であり得る。記述された例による方法の間に命令、使用された情報、及び/又は生成された情報を記憶するために使用され得るコンピュータ可読媒体の例は、磁気又は光学ディスク、フラッシュメモリ、不揮発性メモリを備えたユニバーサルシリアルバス(USB)、ネットワーク記憶デバイス等を含む。
【0094】
これらの開示による方法を実施するデバイスは、ハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアを備えることができ、任意の様々なフォームファクタを採ることができる。そのようなフォームファクタの典型的な例は、ラップトップ、スマートホン、小型フォームファクタのパーソナルコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント等を含む。本明細書で説明される機能は、周辺機器又はアドインカードにも組み込まれることができる。そのような機能はまた、さらなる例として、異なるチップ間の回路基板上又は単一のデバイス内で実行される異なるプロセス上でも実行されることができる。
【0095】
命令、そのような命令を伝達するための媒体、それらを実行するためのコンピューティングリソース、及びそのようなコンピューティングリソースをサポートするための他の構造は、これら開示で説明された機能を提供するための手段である。
【0096】
添付の特許請求の範囲の内の態様を説明するために様々な例及び他の情報が使用されたが、当業者はこれらの例を広範な実行を導くのに使用することができるので、そのような例における特定の特徴又は配置に基づいて、特許請求の範囲のいかなる限定も示唆されるべきでない。更に、いくつかの主題事項は、構造的特徴及び/又は方法ステップの例に特有の言語で説明され得るが、添付の特許請求の範囲に定義された主題事項は、これら説明された特徴又は動作に必ずしも限定されないことを理解されたい。例えば、そのような機能は、異なって分散され得るか、又は本明細書で特定されたもの以外の構成要素において実行されることができる。むしろ、説明された特徴及びステップは、添付の特許請求の範囲内のシステム及び方法の構成要素の例として開示される。