特許第6982728号(P6982728)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6982728
(24)【登録日】2021年11月25日
(45)【発行日】2021年12月17日
(54)【発明の名称】バッテリーセンサー装置
(51)【国際特許分類】
   H01M 10/48 20060101AFI20211206BHJP
   H01M 10/42 20060101ALI20211206BHJP
【FI】
   H01M10/48 P
   H01M10/48 301
   H01M10/42 P
【請求項の数】14
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-565458(P2017-565458)
(86)(22)【出願日】2017年1月17日
(86)【国際出願番号】JP2017001303
(87)【国際公開番号】WO2017135024
(87)【国際公開日】20170810
【審査請求日】2020年1月7日
(31)【優先権主張番号】特願2016-17423(P2016-17423)
(32)【優先日】2016年2月1日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100115554
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 幸一
(72)【発明者】
【氏名】木村 真也
【審査官】 坂東 博司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−215167(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3193376(JP,U)
【文献】 特表2013−539038(JP,A)
【文献】 国際公開第2016/009773(WO,A1)
【文献】 特開2014−202624(JP,A)
【文献】 特開2014−194346(JP,A)
【文献】 米国特許第10222397(US,B2)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0041697(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0091571(US,A1)
【文献】 特開2009−146574(JP,A)
【文献】 特開平1−207060(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 10/48
H01M 10/42
H01M 50/543
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
負荷に対して給電を行うバッテリーの状態を検知するバッテリーセンサー装置であって、
出力端と、抵抗を有し前記バッテリーからの給電経路に配置されたバスバーと、を含むセンサーユニットと、
前記抵抗に流れる電流を検出するセンサー基板と、
前記バスバーと前記バッテリーを電気的に接続するためのバッテリー側端子ユニットと、
を備え、
前記出力端は、前記センサー基板によって検出された電流に基づく信号を外部に出力し、
前記センサーユニットは、前記バッテリー側端子ユニットとは別部品で構成され、平面内で180度回転させた関係にある第1の取付態様及び第2の取付態様で、前記バッテリー側端子ユニットに固定可能な構造を有する、
バッテリーセンサー装置。
【請求項2】
前記バスバーは、対称点を中心として、前記平面内で点対称な第1の端部と第2の端部とを有する、
請求項1に記載のバッテリーセンサー装置。
【請求項3】
前記バッテリー側端子ユニットは、前記バッテリーの端子に接続されるクランプ部及び前記クランプ部と一体に設けられ、前記センサーユニットに取り付けられたセンサーユニット取付部を有し、
前記クランプ部は、前記センサーユニットに隣接して配置され、
前記出力端は、前記第1の取付態様、前記第2の取付態様のそれぞれにおいて前記クランプ部と干渉しない位置に配置される、
請求項1又は2に記載のバッテリーセンサー装置。
【請求項4】
前記センサーユニットは、平面視で矩形状の箱形状を有するケーシングを含み、前記ケーシングには、前記センサー基板を収容する凹室が設けられ、
前記バスバーの前記第1の端部及び前記出力端は、前記ケーシングの第1の側壁から突出し、前記バスバーの前記第1の端部は長手方向の端部であり、
前記バスバーの前記第2の端部は、前記ケーシングにおける前記第1の側壁の反対側の第2の側壁から突出し、前記バスバーの前記第2の端部は長手方向の他方の端部であり、
前記第1の端部と前記第2の端部は、前記ケーシングにおける前記第1の側壁及び前記第2の側壁以外の第3の側壁に平行で、前記ケーシングを二分割する中心線に関して異なる側に配置される、
請求項2に記載のバッテリーセンサー装置。
【請求項5】
前記出力端は、平面視で前記第1の端部と前記第2の端部を対角の頂点とする四角形内に配置される、
請求項4に記載のバッテリーセンサー装置。
【請求項6】
前記バスバーは、直線形状を有する、
請求項4又は5に記載のバッテリーセンサー装置。
【請求項7】
前記バスバーは、クランク形状を有する、
請求項4又は5に記載のバッテリーセンサー装置。
【請求項8】
前記バッテリー側端子ユニットは、前記バッテリーの端子に接続されるクランプ部及び前記クランプ部と一体に設けられ、前記センサーユニットに取り付けられるセンサーユニット取付部を有し、
前記クランプ部は、前記第3の側壁に隣接して配置され、
前記センサーユニット取付部は、前記第1の側壁又は前記第2の側壁よりも外方に延出するL字形状を有し、前記第1の端部又は前記第2の端部と接合される、
請求項4から7のいずれか一項に記載のバッテリーセンサー装置。
【請求項9】
前記センサーユニット取付部には、前記センサーユニットを固定するための複数の固定穴が設けられ、
前記ケーシングは、前記複数の固定穴の各々において前記センサーユニット取付部に係合する複数の固定用ボスを有し、
前記複数の固定穴及び前記複数の固定用ボスはそれぞれ、前記対称点を中心として、前記平面内で点対称な位置に配置される、
請求項8に記載のバッテリーセンサー装置。
【請求項10】
前記センサーユニット取付部には、前記センサーユニットを固定するための前記対称点に位置する固定穴がさらに設けられ、
前記ケーシングは、前記対称点に位置し、前記対称点に位置する前記固定穴において前記センサーユニット取付部に係合する固定用ボスをさらに有する、
請求項9に記載のバッテリーセンサー装置。
【請求項11】
前記センサーユニット取付部には、前記センサーユニットを固定するための前記対称点に位置する固定穴が設けられ、
前記ケーシングは、前記固定穴において前記センサーユニット取付部に係合する固定用ボスを有する、
請求項8に記載のバッテリーセンサー装置。
【請求項12】
記バスバーは、第1の電流検出用ピン及び第2の電流検出用ピンを有し、
前記センサー基板は、前記第1の電流検出用ピン又は前記第2の電流検出用ピンと接続される第1の電流検出用入力部と、前記第2の電流検出用ピン又は前記第1の電流検出用ピンと接続される第2の電流検出用入力部と、前記出力端と接続される2つの外部出力部を有し、
前記2つの外部出力部は、前記第1の電流検出用入力部及び前記第2の電流検出用入力部を結ぶ線分の中点を中心として、前記平面内で点対称な、
請求項1から11のいずれか一項に記載のバッテリーセンサー装置。
【請求項13】
前記センサーユニットは、前記バスバーの周囲の温度を検出するサーミスタを有する、
請求項1から12のいずれか一項に記載のバッテリーセンサー装置。
【請求項14】
前記センサーユニット及び前記バッテリー側端子ユニットとは別部品で構成され、前記バスバーと前記負荷とを電気的に接続するための負荷側端子ユニットをさらに備える、
請求項1から13のいずれか一項に記載のバッテリーセンサー装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、バッテリーの状態を検知するバッテリーセンサー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されるバッテリー(例えば、鉛バッテリー)に取り付けられ、バッテリーの充電/放電電流、電圧、温度を元に、電池容量(SOC:State of Charge)や電池劣化状態(残容量、SOH:State of Health)を検知するバッテリーセンサー装置が知られている(例えば、特許文献1)。バッテリーセンサー装置から出力されるバッテリー情報(SOC、SOH等)は、車両において電源管理を行う上で、非常に有用である。
【0003】
特許文献1に記載のバッテリーセンサー装置は、バッテリーのマイナス端子に電気的、機械的に接続されるバッテリー側端子ユニット(以下「ターミナル」と称する)と、負荷のマイナス端子(車両のフレームグランド)に電気的に接続される負荷側端子ユニット(以下「スタッドボルトユニット」と称する)と、ターミナルとスタッドボルトユニットの間に流れる電流に基づいてバッテリーの状態を検知するセンサーユニットと、を備える。特許文献1では、ターミナルとスタッドボルトユニットを有する端子ユニットと、センサーユニットとは別部品で構成されている。また、ターミナル、スタッドボルトユニット及びセンサーユニットが、それぞれ別部品で構成されているバッテリーセンサー装置もある。
【0004】
このようなバッテリーセンサー装置において、例えば、バッテリーの車両搭載位置等の諸事情により出力端(バッテリー情報を出力する接続端子)の配置(向き)を柔軟に変更することが望まれる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2015−109236号公報
【発明の概要】
【0006】
本開示の一側面を反映したバッテリーセンサー装置は、負荷に対して給電を行うバッテリーの状態を検知するバッテリーセンサー装置であって、
抵抗を有し、バッテリーからの給電経路に配置される抵抗付きバスバーと、
抵抗に流れる電流を検出するセンサー基板と、
センサー基板によって検出された電流に基づく信号を外部に出力する出力端と、
抵抗付きバスバーとバッテリーを電気的に接続するためのバッテリー側端子ユニットと、を備え、
抵抗付きバスバー及び出力端を含むセンサーユニットは、バッテリー側端子ユニットとは別部品で構成され、平面内で反転させた関係にある2つの態様で、バッテリー側端子ユニットに固定可能な構造を有する。
【0007】
本開示によれば、バッテリーに対してセンサーユニットを取り付ける際、バッテリー側端子ユニットの位置を固定したまま、センサーユニットの向きだけを反転させることができる。すなわち、出力端の配置が異なる2つの仕様に対して、共通のセンサーユニットを使用することができる。したがって、部品の共通化率が高まり、さらなる低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1A図1Aは、車両に搭載されるバッテリーの外観斜視図であり、バッテリーセンサー装置を取り付ける前の状態を示す。
図1B図1Bは、車両に搭載されるバッテリーの外観斜視図であり、バッテリーセンサー装置を取り付けた後の状態を示す。
図2A図2Aは、バッテリーセンサー装置の取付態様を示す図であり、バッテリーセンサー装置の出力端がバッテリーの内側に向けて配置される第1の取付態様を示す。
図2B図2Bは、バッテリーセンサー装置の取付態様を示す図であり、出力端がバッテリーの外側に向けて配置される第2の取付態様を示す。
図3A図3Aは、第1の取付態様におけるバッテリーセンサー装置の構成を示す上方斜視図である。
図3B図3Bは、第1の取付態様におけるバッテリーセンサー装置の構成を示す下方斜視図である。
図4A図4Aは、第1の取付態様におけるバッテリーセンサー装置の構成を示す上方分解斜視図である。
図4B図4Bは、第1の取付態様におけるバッテリーセンサー装置の構成を示す下方分解斜視図である。
図5A図5Aは、第2の取付態様におけるバッテリーセンサー装置の構成を示す上方斜視図である。
図5B図5Bは、第2の取付態様におけるバッテリーセンサー装置の構成を示す下方斜視図である。
図6A図6Aは、第2の取付態様におけるバッテリーセンサー装置の構成を示す上方分解斜視図である。
図6B図6Bは、第2の取付態様におけるバッテリーセンサー装置の構成を示す下分解斜視図である。
図7図7は、第1の取付態様におけるセンサーユニットの構成を示す分解斜視図である。
図8A図8Aは、第1の取付態様におけるセンサーユニットの構成を示す平面図である。
図8B図8Bは、図8Aのケーシング及びコネクタ外装を透過した状態を示す平面図である。
図9図9は、第2の取付態様におけるセンサーユニットの構成を示す分解斜視図である。
図10A図10Aは、第2の取付態様におけるセンサーユニットの構成を示す平面図である。
図10B図10Bは、図10Aのケーシング及びコネクタ外装を透過した状態を示す平面図である。
図11図11は、センサー基板を示す平面図である。
図12図12は、クランプ部の軸方向にセンサーユニット取付部を形成した場合の第1の取付態様におけるバッテリーセンサー装置の構成を示す分解斜視図である。
図13図13は、クランプ部の軸方向にセンサーユニット取付部を形成した場合の第2の取付態様におけるバッテリーセンサー装置の構成を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施の形態の説明に先立ち、従来における問題点を簡単に説明する。出力端の配置変更に対応する場合、各配置に対応した部品(センサーユニット等)を準備することで対応することも可能である。しかしながら、配置毎に対応する部品を準備する場合、部品の共通化率が低く、コストが増大するという問題点がある。
【0010】
本開示の目的は、部品の共通化率を高め、さらなる低コスト化を図ることができるバッテリーセンサー装置を提供することである。
【0011】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1Aは、車両に搭載されるバッテリーBを示す外観斜視図であり、本開示の実施形態に係るバッテリーセンサー装置1を取り付ける前の状態を示し、図1Bは、バッテリーセンサー装置1を取り付けた後の状態を示す。なお、図1Bでは、バッテリーBに対してバッテリーセンサー装置1を第1の取付態様で取り付けた状態を示している。
【0013】
図1A図1Bに示すように、バッテリーBは、プラス端子B1とマイナス端子B2とを備える。マイナス端子B2の周囲の平坦部Pが、バッテリーセンサー装置1を取り付ける取付面となる(以下「取付面P」と称する)。
【0014】
バッテリーセンサー装置1は、ターミナル20(バッテリー側端子ユニット)のクランプ部21(図4A図4B参照)にマイナス端子B2が挿通された後、ナット23とボルト24(図4A図4B参照)によってマイナス端子B2に締結される。バッテリーセンサー装置1は、バッテリーBのプラス端子B1から負荷(図示略)を通ってマイナス端子B2に戻る電流を元に、電池容量(SOC:State of Charge)や電池劣化状態(残容量、SOH:State of Health)を検知し、バッテリー情報として車両に搭載されたCPU(Central Processing Unit、図示略)またはECU(Engine Control Unit、図示略)等に出力する。
【0015】
図2Aは、本開示の実施形態に係るバッテリーセンサー装置1の取付態様を示す図であり、バッテリーセンサー装置1の出力端12がバッテリーBの内側に向けて配置される第1の取付態様を示し、図2Bは、出力端12がバッテリーBの外側に向けて配置される第2の取付態様を示す。なお、図2A図2B及び後述する図3A図10Bでは、センサーユニット10の向きを明示するため、出力端12と並設されるバスバー(第1のバスバー111、図4A図4B参照)の表面に黒点を記してある(図5A図5B参照)。また、図11では、センサー基板13の向きを明示するため、矢印を記してある。
【0016】
図2A図2Bに示すように、バッテリーセンサー装置1は、取付面P内でセンサーユニット10を180°回転させた、異なる2つの取付態様でバッテリーBに取り付けることができる。第1の取付態様及び第2の取付態様において、ターミナル20とスタッドボルトユニット30(負荷側端子ユニット)の配置は同じである。
【0017】
図3A図3Bは、第1の取付態様におけるバッテリーセンサー装置1の構成を示す上方、下方斜視図である。図4A図4Bは、第1の取付態様におけるバッテリーセンサー装置1の構成を示す上方、下方分解斜視図である。図5A図5Bは、第2の取付態様におけるバッテリーセンサー装置1の構成を示す上方、下方斜視図である。図6A図6Bは、第2の取付態様におけるバッテリーセンサー装置1の構成を示す上方、下方分解斜視図である。
【0018】
図3A図6Bに示すように、バッテリーセンサー装置1は、センサーユニット10、ターミナル20、スタッドボルトユニット30、及びセンサー基板13を備える。センサーユニット10、ターミナル20及びスタッドボルトユニット30は、それぞれ独立した部品で構成される。
【0019】
ターミナル20は、バッテリーBのマイナス端子B2とセンサーユニット10の抵抗付きバスバー11を電気的に接続する。ターミナル20は、例えば銅や真鍮などの金属材料で形成される。ターミナル20は、クランプ部21及びセンサーユニット取付部22を有する。クランプ部21には、バッテリーセンサー装置1をバッテリーBに取り付ける際、バッテリーBのマイナス端子B2が挿通される。ボルト24とナット23によりクランプ部21を締め付けることによって、ターミナル20はバッテリーBのマイナス端子B2に固定される。
【0020】
センサーユニット取付部22は、クランプ部21の下部周縁から平面状に突出して形成される。センサーユニット取付部22は、センサーユニット10を固定するための固定穴221、222を有する。センサーユニット取付部22は、バスバー接続部223において、センサーユニット10の抵抗付きバスバー11と接続される。
【0021】
スタッドボルトユニット30は、負荷のマイナス端子(図示略)とセンサーユニット10の抵抗付きバスバー11を電気的に接続する。スタッドボルトユニット30は、ターミナル20と同様に、例えば銅や真鍮などの金属材料で形成される。スタッドボルトユニット30は、バスバー接続部31及びスタッドボルト32を有する。スタッドボルト32は、バスバー接続部31に立設され、ワイヤーハーネス(図示略)を介して、車両のフレームグランド、すなわちバッテリーBに接続された負荷のマイナス端子に電気的に接続される。バスバー接続部31は、センサーユニット10の抵抗付きバスバー11と接続される。
【0022】
センサーユニット10は、抵抗付きバスバー11及び出力端12を有し、平面内で180°回転させた関係にある第1の取付態様及び第2の取付態様で、ターミナル20及びスタッドボルトユニット30に取り付け可能な構造を有する。
【0023】
図7は、第1の取付態様におけるセンサーユニット10の分解斜視図である。図8A図8Bは、第1の取付態様におけるセンサーユニット10の平面図である。図9は、第2の取付態様におけるセンサーユニット10の分解斜視図である。図10A図10Bは、第2の取付態様におけるセンサーユニット10の平面図である。図11は、センサー基板13の平面図である。
【0024】
なお、図8A図8B図10A図10Bでは、センサー基板13及びカバー16を取り外した状態を示している。また、図8B図10Bでは、ケーシング14及びコネクタ外装122を透過した状態を示している。
【0025】
図7図10Bに示すように、センサーユニット10は、抵抗付きバスバー11、出力端12、ケーシング14及びサーミスタ151、152等を有する。センサーユニット10内にセンサー基板13が配置される。
【0026】
ケーシング14は、側壁148a〜148d及び底壁149を有する平面視で矩形状の箱体であり、凹室内にセンサー基板13を収容する。以下において、側壁148aを「第1の側壁148a」、第1の側壁148aに対向する側壁148bを「第2の側壁148b」、第1の側壁148a及び第2の側壁148b以外の側壁148c、148dを「第3の側壁148c、148d」と称する。
【0027】
ケーシング14は、底壁149ととともに抵抗付きバスバー11を挟持する中間床141を有する。中間床141には、2つの位置決めピン147a、147bが配置される。位置決めピン147a、147bは、ケーシング14の中心Ocを対称点として、平面内で点対称な位置に配置される。位置決めピン147a、147bは、センサー基板13の位置決め穴135、136に挿入される。
【0028】
また、中間床141において、コネクタピン121の突出部位の近傍及びこれと対角をなす部位には、段部142、143が配置される。段部142、143には、センサー基板13が載置される。センサー基板13と中間床141との間には空間が形成されることとなる。ケーシング14の凹室は、カバー16によって密閉される。
【0029】
ケーシング14は、底面に、ターミナル20に固定するための固定用ボス145a、145b、146を有する(図4B図6B参照)。固定用ボス146は、ケーシング14の中心Oc(平面視におけるケーシング14の対角線の交点)に配置される。固定用ボス145a、145bは、固定用ボス146を対称点として、点対称な位置に配置される。これにより、ターミナル20の固定穴221、222に対して、第1の取付態様では固定用ボス145a、146を係合させることができ、第2の取付態様では固定用ボス145b、146を係合させることができる。
【0030】
なお、ケーシング14は、固定用ボス146だけを有するようにしてもよいし、固定用ボス145a、145bだけを有するようにしてもよい。また、ターミナル20は、固定用ボス145a、145b、146が係合する3つの固定穴を有するようにしてもよい。すなわち、ターミナル20の固定穴に係合する固定用ボスが、ケーシング14の中心Ocを対称点として、平面内で点対称な位置に配置されていればよい。
【0031】
抵抗付きバスバー11は、第1のバスバー111、シャント抵抗113及び第2のバスバー112を有する。第1のバスバー111及び第2のバスバー112は、例えば銅などの金属材料で形成される板状の部材である。抵抗付きバスバー11は、バッテリーBの給電経路に配置される。シャント抵抗113は、通電方向において、第1のバスバー111と第2のバスバー112の間に配置される。
【0032】
抵抗付きバスバー11は、全体として、平面内で点対称な形状を有する。なお、抵抗付きバスバー11は、ケーシング14から露出する部分が点対称となっていればよく、シャント抵抗113の配置など詳細な構造は非対称であってもよい。
【0033】
第1のバスバー111において、シャント抵抗113の近傍には、第1の電流検出用ピン114(114a、114b)が立設される。第2のバスバー112において、シャント抵抗113の近傍には、第2の電流検出用ピン115(115a、115b)が立設される。第1の電流検出用ピン114と第2の電流検出用ピン115は、抵抗付きバスバー11がケーシング14に組み込まれた状態において、ケーシング14の中心Ocを対称点として、平面内で点対称な位置となるように配置される。
【0034】
抵抗付きバスバー11は、例えばインサート成形により、ケーシング14と一体的に形成される。抵抗付きバスバー11は、ケーシング14の底壁149と中間床141の間に挟装され、中間床141の開口144から第1の電流検出用ピン114及び第2の電流検出用ピン115がセンサー基板13側に突出する。また、第1のバスバー111は、ケーシング14の第1の側壁148aから突出し、第2のバスバー112は、ケーシング14の第2の側壁148bから突出する。
【0035】
抵抗付きバスバー11は、第1のバスバー111のケーシング14から突出する部分(以下「第1の端部」と称する)と、第2のバスバー112のケーシング14から突出する部分(以下「第2の端部」と称する)が、ケーシング14の中心Ocを対称点として平面内で点対称となるように配置される。すなわち、抵抗付きバスバー11の第1の端部と第2の端部は、ケーシング14の中心Ocを対称点として、平面内で点対称な位置関係にある。
【0036】
出力端12は、センサー基板13で生成されたバッテリー情報を、車両に搭載されたCPU又はECU(図示略)に出力するための接続端子である。出力端12は、第1の取付態様及び第2の取付態様のそれぞれにおいて、ターミナル20のクランプ部21と干渉しない位置に配置される。ここでは、出力端12は、ケーシング14の第1の側壁148aに、抵抗付きバスバー11の第1の端部とともに配置されている。
【0037】
出力端12は、コネクタピン121とコネクタ外装122を有する。コネクタピン121は、例えばインサート成形により、ケーシング14及びコネクタ外装122と一体的に形成される。コネクタ外装122は、ケーシング14の第1の側壁148aに連設される。ケーシング14とコネクタ外装122は、例えば樹脂成形により一体的に形成される。
【0038】
センサーユニット10を平面内で180°回転させたとき、センサーユニット10の出力端12を除く部分は、第1の取付態様と第2の取付態様とで同じとなる。したがって、バッテリーセンサー装置1を第1の取付態様でバッテリーBに取り付ける場合と、第2の取付態様でバッテリーBに取り付ける場合とで、共通のセンサーユニット10を用いることができる。
【0039】
ここで、抵抗付きバスバー11の第1の端部と第2の端部は、第3の側壁148c、148dに平行でケーシング14を二分割する中心線に関して異なる側に配置されるのが好ましい。また、出力端12は、平面視で、抵抗付きバスバー11の第1の端部と第2の端部を対角の頂点とする四角形内に配置されるのが好ましい。なお、出力端12の全てが四角形内に配置される必要はなく、出力端12の一部が四角形内に配置されればよい。
【0040】
本実施の形態では、抵抗付きバスバー11は、平面内で緩やかなクランク状に屈曲した構造を有しており、抵抗付きバスバー11の第1の端部と第2の端部は前述の配置となっている。また、出力端12は、抵抗付きバスバー11の第1の端部とともに、ケーシング14の第1の側壁14aに配置されており、前述の配置となっている。
【0041】
これにより、ケーシング14の中心線に沿って直線状の抵抗付きバスバー11を配置する場合に比較して、ケーシング14の第1の側壁148a及び第2の側壁148bの長さを短くすることができる。したがって、センサーユニット10の小型化、ひいてはバッテリーセンサー装置1の小型化を図ることができる。
【0042】
サーミスタ151、152は、抵抗付きバスバー11の周囲の温度を検出する。サーミスタ151、152は、例えばインサート成形により、ケーシング14と一体的に形成される。サーミスタ151、152は、ケーシング14の中心Ocを対称点として、平面内で点対称な位置に配置される。
【0043】
センサー基板13は、例えばシャント抵抗113に流れる電流、すなわちターミナル20とスタッドボルトユニット30の間に流れる電流を検出し、検出した電流とサーミスタ151、152からの温度情報に基づいて、バッテリー情報(SOC、SOH等)を生成する。なお、センサー基板13は、電流値及び温度情報を、そのまま出力端12を介して外部に出力するようにしてもよい。
【0044】
センサー基板13は、ケーシング14よりも一回り小さい矩形状の基板であり、バッテリーの状態を検出するための回路を有する。センサー基板13は、図11に示すように、電流検出用接続穴131、132、コネクタ用接続穴133、134、位置決め穴135、136及びサーミスタ用接続穴137、138を有する。電流検出用接続穴131と132は、センサー基板13の中心Os(センサー基板13をケーシング14に収容したときケーシング14の中心Ocと一致する)を対称点として、平面内で点対称な位置に配置される。同様に、コネクタ用接続穴133と134も点対称、位置決め穴135と136も点対称、サーミスタ用接続穴137と138も点対称である。
【0045】
センサー基板13には、電流検出用接続穴131(131a、131b)にて、シャント抵抗113に流れる電流を検出するために、負荷側の電流検出用ピン114(114a、114b)又は115(115a、115b)、すなわちスタッドボルトユニット30に電気的に接続された電流検出用ピン114又は115が接続される。同様に、電流検出用接続穴132(132a、132b)にて、シャント抵抗113に流れる電流を検出するために、バッテリー側の電流検出用ピン114(114a、114b)又は115(115a、115b)、すなわちターミナル20に電気的に接続された電流検出用ピン114又は115が接続される。
【0046】
センサー基板13においては、電流検出用接続穴131a、132a間の電位差に基づいて、シャント抵抗113に流れる電流が検出される。電流検出用接続穴131bは、配線パターンには接続されていないダミーの穴である。また、電流検出用接続穴132bの導体は、回路の基準電位点に接続される。コネクタ用接続穴133、134の導体は導通しており、コネクタ用接続穴133、134のいずれかの導体にコネクタピン121が接続される。
【0047】
位置決め穴135、136には、位置決めピン147a、147bが挿入される。具体的には、第1の取付態様では、位置決め穴135、136にそれぞれ位置決めピン147a、147bが挿入され、第2の取付態様では、位置決め穴135、136にそれぞれ位置決めピン147b、147aが挿入される。
【0048】
図3A図3B図4A図4Bに示すように、バッテリーBに対して、バッテリーセンサー装置1を第1の取付態様で取り付ける場合、ケーシング14の固定用ボス146がターミナル20に固定穴221で係合し、固定用ボス145aが固定穴222で係合する。固定用ボス146と固定穴221の部分及び固定用ボス145aと固定穴222の部分は、それぞれ、例えば熱かしめにより固定される。また、第1の取付態様では、ターミナル20のバスバー接続部223と抵抗付きバスバー11の第1のバスバー111が例えば溶接により接合され、スタッドボルトユニット30のバスバー接続部31と抵抗付きバスバー11の第2のバスバー112が例えば溶接により接合される。ターミナル20のクランプ部21は、センサーユニット10のケーシング14の第3の側壁148cに隣接する。
【0049】
その後、ケーシング14にセンサー基板13が挿入され、電流検出用接続穴131a、131bでセンサー基板13に第2の電流検出用ピン115a、115bが接続され、電流検出用接続穴132a、132bでセンサー基板13に第1の電流検出用ピン114a、114bが接続される。センサー基板13においては、電流検出用接続穴131a、132a間の電位差、すなわち、第2の電流検出用ピン115a、第1の電流検出用ピン114a間の電位差に基づいて、シャント抵抗113に流れる電流が検出される。この場合、電流検出用接続穴132b(第1の電流検出用ピン114b)は、回路の基準電位点に接続され、電流検出用接続穴131b(第2の電流検出用ピン115b)は、使用されない。センサー基板13における検出結果は、コネクタ用接続穴134でセンサー基板13に接続されたコネクタピン121を介して出力される。
【0050】
図5A図5B図6A図6Bに示すように、バッテリーBに対して、バッテリーセンサー装置1を第2の取付態様で取り付ける場合、固定用ボス146がターミナル20に固定穴221で係合し、固定用ボス145bが固定穴222で係合する固定用ボス146がターミナル20に固定穴221で係合し、固定用ボス145bが固定穴222で係合する固定用ボス146と固定穴221の部分及び固定用ボス145bと固定穴222の部分は、それぞれ、例えば熱かしめにより固定される。また、第2の取付態様では、ターミナル20のバスバー接続部223と抵抗付きバスバー11の第2のバスバー112が例えば溶接により接合され、スタッドボルトユニット30のバスバー接続部31と抵抗付きバスバー11の第1のバスバー111が例えば溶接により接合される。ターミナル20のクランプ部21は、センサーユニット10のケーシング14の第3の側壁148dに隣接する。
【0051】
その後、ケーシング14にセンサー基板13が挿入され、電流検出用接続穴131a、131bに第1の電流検出用ピン114a、114bが接続され、電流検出用接続穴132a、132bに第2の電流検出用ピン115a、115bが接続される。センサー基板13においては、電流検出用接続穴131a、132a間の電位差、すなわち、第2の電流検出用ピン114a、第1の電流検出用ピン115a間の電位差に基づいて、シャント抵抗113に流れる電流が検出される。この場合、電流検出用接続穴132b(第1の電流検出用ピン115b)は、回路の基準電位点に接続され、電流検出用接続穴131b(第2の電流検出用ピン114b)は、使用されない。センサー基板13における検出結果は、センサー基板13のコネクタ用接続穴133に接続されたコネクタピン121を介して出力される。
【0052】
このように、バッテリーセンサー装置1は、シャント抵抗113を有し、バッテリーBからの給電経路に配置される抵抗付きバスバー11と、シャント抵抗113に流れる電流を検出するセンサー基板13と、センサー基板13によって検出された電流に基づく信号を外部に出力する出力端12と、抵抗付きバスバー11とバッテリーBを電気的に接続するためのターミナル20(バッテリー側端子ユニット)と、を備える。抵抗付きバスバー11及び出力端12を含むセンサーユニット10は、ターミナル20とは別部品で構成され、平面内で反転させた関係にある第1の取付態様及び第2の取付態様で、ターミナル20に固定可能な構造を有する。
【0053】
具体的には、抵抗付きバスバー11の第1の端部と第2の端部は、対称点Ocを中心として、平面内で点対称な位置関係にある。より具体的には、ターミナル20は、バッテリーBのマイナス端子B2に接続されるクランプ部21及びクランプ部21に連設されセンサーユニット10に取り付けられるセンサーユニット取付部22を有する。クランプ部21は、センサーユニット10に隣接して配置され、出力端12は、第1の取付態様及び第2の取付態様のそれぞれにおいてクランプ部21と干渉しない位置に配置される。
【0054】
バッテリーセンサー装置1によれば、センサーユニット10、ターミナル20、及びスタッドボルトユニット30の3部品がそれぞれ独立に構成され、センサーユニット10を構成する抵抗付きバスバー11が、ターミナル20及びスタッドボルトユニット30の双方に接続可能な構成を有しているので、センサーユニット10の向きだけを反転させることができる。すなわち、出力端12の配置が異なる2つの仕様に対して、共通のセンサーユニット10を使用することができる。したがって、部品の共通化率が高まり、さらなる低コスト化を図ることができる。
【0055】
また、抵抗付きバスバー11の第1の端部及び第2の端部は、ケーシング14の中心線に関して異なる側に配置されている、すなわち抵抗付きバスバー11がケーシング14の中心線に対して斜めに配置されているので、バッテリーセンサー装置1の小型化を図ることができる。
【0056】
さらに、センサー基板13は、センサー基板13の中心Osを対称点として、平面内で点対称な構造を有する。一方、センサーユニット10の構成要素のうち、センサー基板13と接続される構成要素(コネクタピン121を除く)は、ケーシング14の中心Ocを対称点として、平面内で点対称な位置に配置される。すなわち電流検出用ピン114と115、位置決めピン147aと147b、サーミスタ151と152は、それぞれ点対称に配置される。これにより、第1の取付態様と第2の取付態様とで、共通のセンサー基板13を用いることができるので、さらなる低コスト化を図ることができる。
【0057】
以上、本開示を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本開示は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0058】
実施の形態では、ターミナル20及びスタッドボルトユニット30の位置が固定されているので、第1の取付態様と第2の取付態様は平面内で180°回転させた位置関係となっている。スタッドボルトユニット30の位置が可変である場合、第1の取付態様と第2の取付態様は、厳密に180°回転させた位置関係でなくてもよく、反転とみなせる範囲(例えば180°±15°)で回転させた位置関係であってもよい。すなわち、センサーユニット10は、平面内で反転させた関係にある第1の取付態様及び第2の取付態様で、ターミナル20及びスタッドボルトユニット30に取り付け可能な構造を有していればよい。
【0059】
実施の形態では、センサー基板13は、4つの電流検出用接続穴131a、131b、132a、132bを有しているが、電流検出用接続穴131a、132aの2つのみを有する構成であってもよい。
【0060】
実施の形態では、第1の取付態様と第2の取付態様とで、共通のセンサー基板13を用いることができるが、第1の取付態様と第2の取付態様とで、それぞれに対応するセンサー基板13を適用してもよい。この場合、センサーユニット10の内部構造(電流検出用ピンの位置など)は、ケーシング14の中心Ocを対称点として、平面内で点対称でなくてもよい。
【0061】
また例えば、抵抗付きバスバー11は、直線状の部材でもよい。この場合、抵抗付きバスバー11は、ケーシング14の中心Ocを通るように配置される。しかし、クランク状の抵抗付きバスバー11を適用する場合に比較して、センサーユニット10が大きくなる虞がある。また、電流検出用ピン114、115は、それぞれ1本で形成するようにしてもよい。
【0062】
また、上記実施の形態では、センサーユニット取付部22は、クランプ部21の下部周縁から平面状に突出して形成されている、言い換えると、クランプ部21の軸方向に対して垂直方向にセンサーユニット取付部22が形成されているが、クランプ部21の軸方向に対して水平にセンサーユニット取付部22が形成されても良い。
【0063】
図12は、クランプ部の軸方向にセンサーユニット取付部を形成した場合のバッテリーセンサー装置の構成を示す分解斜視図である。
【0064】
図12では、ターミナル200の構成が上記実施の形態と異なり、クランプ部201の軸方向に対して水平にセンサーユニット取付部202(センサーユニット10の取付け面)が形成されている。センサーユニット取付部202は、センサーユニット10を固定するための固定穴2021、2022を有する。
【0065】
センサーユニット10は、上記実施の形態と同様にセンサーユニット取付部202に取り付けられる。すなわち、センサーユニット10は、上記実施の形態と同様にセンサーユニット取付部202(センサーユニット10の取付け面)内でセンサーユニット10を180°回転させた、異なる2つの取付態様で取り付けることができる。
【0066】
図13は、図12の第1の取付態様に対して、平面内で180°回転させた関係にある第2の取付態様のバッテリーセンサー装置の構成を示す分解斜視図である。
【0067】
このように、センサーユニット取付部202(センサーユニット10の取付け面)をクランプ部201の軸方向に対して水平に形成した場合でも、センサーユニット10の向きだけを反転させることができ、上述の効果を奏することが可能である。
【0068】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【産業上の利用可能性】
【0069】
本開示に係るバッテリーセンサー装置は、例えば、車両に搭載されるバッテリー等に適用できる。
【符号の説明】
【0070】
B バッテリー
B1 プラス端子
B2 マイナス端子
1 バッテリーセンサー装置
10 センサーユニット
11 抵抗付きバスバー
111 第1のバスバー
112 第2のバスバー
113 シャント抵抗
114,115 電流検出用ピン
12 出力端
121 コネクタピン
122 コネクタ外装
13 センサー基板
14 ケーシング
151,152 サーミスタ
20 ターミナル
21 クランプ部
22 センサーユニット取付部
23 ナット
24 ボルト
30 スタッドボルトユニット
31 バスバー接続部
32 スタッドボルト
図1A
図1B
図2A
図2B
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
図6A
図6B
図7
図8A
図8B
図9
図10A
図10B
図11
図12
図13