特許第6982930号(P6982930)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6982930
(24)【登録日】2021年11月25日
(45)【発行日】2021年12月17日
(54)【発明の名称】情報処理システム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   H04B 10/116 20130101AFI20211206BHJP
【FI】
   H04B10/116
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-15113(P2017-15113)
(22)【出願日】2017年1月31日
(65)【公開番号】特開2018-125637(P2018-125637A)
(43)【公開日】2018年8月9日
【審査請求日】2019年9月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000174943
【氏名又は名称】三井住友建設株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】504145342
【氏名又は名称】国立大学法人九州大学
(74)【代理人】
【識別番号】100083138
【弁理士】
【氏名又は名称】相田 伸二
(74)【代理人】
【識別番号】100189625
【弁理士】
【氏名又は名称】鄭 元基
(74)【代理人】
【識別番号】100196139
【弁理士】
【氏名又は名称】相田 京子
(72)【発明者】
【氏名】戸倉 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】永元 直樹
(72)【発明者】
【氏名】掛橋 孝夫
(72)【発明者】
【氏名】池原 基博
(72)【発明者】
【氏名】内山 英昭
【審査官】 鴨川 学
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−272511(JP,A)
【文献】 特開2016−063347(JP,A)
【文献】 特開2015−012537(JP,A)
【文献】 特開2012−054689(JP,A)
【文献】 特開2010−151448(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 10/116
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の点滅パターンでそれぞれ点滅して所定の情報を発信する複数の光源と、
該点滅する複数の光源を所定のフレームレートで撮影するカメラと、
該カメラによって撮影された撮影画像から特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、
該特徴点を抽出した撮影画像の後に撮影される後続撮影画像において前記特徴点を追跡する特徴点追跡手段と、
該特徴点追跡手段によって追跡された前記特徴点の位置に基づいて消灯している消灯光源の前記後続撮影画像上での位置を推定する光源位置推定手段と、
該後続撮影画像において点灯している点灯光源が前記複数の光源のどの光源であるかを特定すると共に、前記光源位置推定手段によって位置が推定された前記消灯光源が前記複数の光源のどの光源であるかを特定する光源特定手段と、
該光源特定手段が取得したデータに基づき各光源の点滅パターンを取得するパターン取得手段と、
該パターン取得手段による取得データに基づき前記各光源が発信する情報を取得する情報取得手段とを備え、
前記特徴点抽出手段は、前記カメラによって撮影された撮影画像に交差する線を追加すると共に該交差する線の交点を前記特徴点として抽出することを特徴とする、情報処理システム。
【請求項2】
前記特徴点追跡手段は、順次撮影される複数の後続撮影画像の間でオプティカルフロー法を用いて前記特徴点を追跡していく、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記各光源は、その点滅パターンにより自身の位置情報を発信し、
前記情報取得手段は、前記各光源の位置情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記各光源のIDと位置情報とを対応づけて記憶するデータベース、
を備え、
前記各光源は、その点滅パターンにより自身のID情報を発信し、
前記情報取得手段は、前記パターン取得手段が取得した各光源のID情報と前記データベースに記憶されているデータとに基づいて該各光源の位置を算出する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理システム。
【請求項5】
所定の点滅パターンでそれぞれ点滅して所定の情報を発信する複数の光源を、カメラを用いて所定のフレームレートで撮影する撮影工程と、
前記カメラによって撮影された撮影画像に交差する線を追加すると共に該交差する線の交点を特徴点として抽出する特徴点抽出工程と、
該特徴点を抽出した撮影画像の後に撮影される後続撮影画像において前記特徴点を追跡する特徴点追跡工程と、
該追跡された前記特徴点の位置に基づいて消灯している消灯光源の前記後続撮影画像上での位置を推定する光源位置推定工程と、
該後続撮影画像において点灯している点灯光源が前記複数の光源のどの光源であるかを特定すると共に、前記位置が推定された前記消灯光源が前記複数の光源のどの光源であるかを特定する光源特定工程と、
該光源特定工程にて取得したデータに基づき各光源の点滅パターンを取得するパターン取得工程と、
該パターン取得工程にて取得した取得データに基づき前記各光源が発信する情報を取得
する情報取得工程と、
を備えたことを特徴とする情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の点滅パターンで点滅する光源を使った情報処理システム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光源を点滅させると共にその点滅のパターンで情報をやり取りする情報処理システムや情報処理方法については種々のタイプのものが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【0003】
図5は、情報処理システムの従来構成の一例を示す模式図であって、図中の符号10は、所定の点滅パターンでそれぞれ点滅して所定の情報を発信する光源を示し、符号103は、該光源102の点滅パターンを撮影するカメラを示し、符号105は、該カメラ103を搭載して移動する自動車を示している。このようなシステムにおいては、前記光源102の点滅パターンを撮影して解析することにより、各光源102が発信する情報を取得するように構成されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4478885号公報
【特許文献2】特許第5698764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述のように光源102の点滅パターンを解析するためには、前記カメラ103で撮影した撮影画像における各光源102の位置を把握する必要がある。しかしながら、図6(a)に示すようにカメラ103を移動させて光源102を撮影する場合には、同図(b)〜(d)に例示するように、撮影される画像中を該光源102が移動することとなる。かかる場合、点灯状態にある光源102onは画像中の位置を明確に認識できるが、消灯状態にある光源102offは(撮影する条件によっては)画像中の位置を認識できないこともあり、そのような場合には、その光源102の点滅パターンを解析できず、ひいては、該光源102が発信する情報も取得できないというおそれがあった。
【0006】
本発明は、上述の問題を解消することのできる情報処理システム及び情報処理方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の観点は、図1に符号1で例示するものであって、所定の点滅パターンでそれぞれ点滅して所定の情報を発信する複数の光源(2)と、
該点滅する複数の光源(2)を所定のフレームレートで撮影するカメラ(3)と、
該カメラ(3)によって撮影された撮影画像(図2(a)の符号Pi参照)から特徴点(同図の符号CP1,…参照)を抽出する特徴点抽出手段(4)と、
該特徴点(CP1,…)を抽出した撮影画像(Pi)の後に撮影される後続撮影画像(図2(b)(c)の符号Pi+1,Pi+2参照)において前記特徴点(CP1,…)を追跡する特徴点追跡手段(5)と、
該特徴点追跡手段(5)によって追跡された前記特徴点(CP1,…)の位置に基づいて消灯している消灯光源(2off)の前記後続撮影画像(Pi+1,Pi+2)上での位置を推定する光源位置推定手段(6)と、
該後続撮影画像(Pi+1,Pi+2)において点灯している点灯光源(2on)が前記複数の光源(2)のどの光源であるかを特定すると共に、前記光源位置推定手段(6)によって位置が推定された前記消灯光源(2off)が前記複数の光源(2)のどの光源であるかを特定する光源特定手段(7)と、
該光源特定手段(7)が取得したデータに基づき各光源(2)の点滅パターンを取得するパターン取得手段(8)と、
該パターン取得手段(8)による取得データに基づき前記各光源(2)が発信する情報を取得する情報取得手段(9)と、
を備えたことを特徴とする情報処理システムに関する。
【0008】
本発明の第2の観点は、前記特徴点追跡手段(5)が、順次撮影される複数の後続撮影画像(Pi+1,Pi+2)の間でオプティカルフロー法を用いて前記特徴点(CP1,…)を追跡していくことを特徴とする。
【0009】
本発明の第3の観点は、前記特徴点抽出手段(4)が、前記カメラ(3)によって撮影された撮影画像(Pi)に交差する線(図3の符号GL参照)を追加すると共に該交差する線(GL)の交点を前記特徴点(CP1,…)として抽出することを特徴とする。
【0010】
本発明の第4の観点は、前記各光源(2)が、その点滅パターンにより自身の位置情報を発信し、
前記情報取得手段(9)は、前記各光源(2)の位置情報を取得することを特徴とする。
【0011】
本発明の第5の観点は、前記各光源(2)のIDと位置情報とを対応づけて記憶するデータベース(10)、
を備え、
前記各光源(2)は、その点滅パターンにより自身のID情報を発信し、
前記情報取得手段(9)は、前記パターン取得手段(8)が取得した各光源(2)のID情報と前記データベース(10)に記憶されているデータとに基づいて該各光源(2)の位置を算出することを特徴とする。
【0012】
本発明の第6の観点は、図1及び図4に例示するものであって、所定の点滅パターンでそれぞれ点滅して所定の情報を発信する複数の光源(2)を所定のフレームレートで撮影する撮影工程(S1)と、
該撮影された撮影画像(Pi)から特徴点(CP1,…)を抽出する特徴点抽出工程(S2)と、
該特徴点(CP1,…)を抽出した撮影画像(Pi)の後に撮影される後続撮影画像(Pi+1,Pi+2)において前記特徴点(CP1,…)を追跡する特徴点追跡工程(S3)と、
該追跡された前記特徴点(CP1,…)の位置に基づいて消灯している消灯光源(2off)の前記後続撮影画像(Pi+1,Pi+2)上での位置を推定する光源位置推定工程(S4)と、
該後続撮影画像(Pi+1,Pi+2)において点灯している点灯光源(2on)が前記複数の光源(2)のどの光源であるかを特定すると共に、前記位置が推定された前記消灯光源(2off)が前記複数の光源(2)のどの光源であるかを特定する光源特定工程(S5)と、
該光源特定工程(S5)にて取得したデータに基づき各光源(2)の点滅パターンを取得するパターン取得工程(S6)と、
該パターン取得工程(S6)にて取得した取得データに基づき前記各光源(2)が発信する情報を取得する情報取得工程(S7)と、
を備えたことを特徴とする情報処理方法に関する。
【0013】
なお、括弧内の番号などは、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【発明の効果】
【0014】
上記した第1、2及び6の観点によれば、前記カメラを移動させながら撮影する場合においても各光源が発信する情報を適確に取得することができる。
【0015】
上記した第3の観点によれば、前記撮影画像の全体に亘ってほぼ均一に特徴点を抽出(設定)することができ(つまり、該特徴点が画像の一部に偏在するような事態を防止でき)、前記光源位置推定手段による前記消灯光源の位置の推定を正確に行うことができる。
【0016】
上記した第4及び5の観点によれば、カメラを移動させながら撮影する場合であっても、各光源の位置情報を適確に取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は、本発明に係る情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2図2(a)〜(c)は、所定のフレームレートで光源や景色等を撮影した一連の撮影画像の一例を示す模式図である。
図3図3は、撮影画像において特徴点を抽出する様子の一例を示す模式図である。
図4図4は、本発明に係る情報処理方法の一例を示すフローチャート図である。
図5図5は、情報処理システムの従来構成の一例を示す模式図である。
図6図6は、従来の問題点を説明するための模式図であり、同図(a)は、カメラを移動させて撮影する様子を示す模式図、同図(b)〜(d)は、点滅する光源を所定のフレームレートで撮影した一連の撮影画像の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図1乃至図4に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
本発明に係る情報処理システムは、図1に符号1で例示するものであって、
・ 所定の点滅パターンでそれぞれ点滅して所定の情報を発信する複数の光源2と、
・ 該点滅する複数の光源2を所定のフレームレートで撮影するカメラ3と、
を備えている。ここで、本発明に用いる光源2は、可視光を発するもの(例えば、LED光源や白熱球など)に限るものではなく、赤外光を発するものも含む概念である。そして、前記カメラ3には、該光源2が発する光を撮影できるものを用いると良い。また、該カメラ3の撮影タイミングは、該光源2の点滅に同期するように設定しておくと良い。つまり、各光源2は一定の周波数(点滅周波数)で点灯状態又は消灯状態を切り換えるが、前記カメラ3のフレームレートをその点滅周波数に一致させておくと良い。さらに、該光源2がその点滅パターンによって発信する所定の情報としては、
・ 各光源自身の位置情報や、
・ 各光源自身のID情報
などを挙げることができる。
【0020】
一方、本発明に係る情報処理システム1は、前記カメラ3によって撮影された撮影画像(図2(a)の符号Pi参照。以下、“抽出用撮影画像”とする)から特徴点(実空間では3次元点)CP1,…を抽出する特徴点抽出手段4を備えている。この特徴点CP1,…は複数抽出することが好ましく、該抽出用撮影画像Piに映っている背景(つまり、前記光源2以外のものであって、しかも、移動しないもの)に抽出するようにすると良い。
【0021】
また、本発明に係る情報処理システム1は、前記特徴点CP1,…を抽出した抽出用撮影画像Piの後に撮影される後続撮影画像(図2(b)(c)の符号Pi+1,Pi+2参照)において前記特徴点CP1,…を追跡する特徴点追跡手段5を備えている。この場合の特徴点CP1,…の追跡は、順次撮影される複数の後続撮影画像Pi+1,Pi+2の間でオプティカルフロー法を用いて行うようにすると良い。
【0022】
さらに、本発明に係る情報処理システム1は、前記特徴点追跡手段5によって追跡された前記特徴点CP1,…の位置に基づいて消灯している光源(つまり、消灯状態にある光源を言い、本明細書においては“消灯光源“とする)2offの前記後続撮影画像Pi+1,Pi+2上での位置を推定する光源位置推定手段6を備えている。この光源位置推定手段6は、前記特徴点CP1,…の追跡結果から平面射影行列を算出することで、図2(a)に示す撮影画像Piの画素が図2(b)や(c)に示す後続撮影画像Pi+1,Pi+2のどの画素に対応するかを算出し、それによって、前記消灯光源2offの位置を推定するように構成されている。
【0023】
またさらに、本発明に係る情報処理システム1は光源特定手段7を備えており、該光源特定手段7は、
・ 前記後続撮影画像Pi+1,Pi+2において点灯している光源(つまり、点灯状態にある光源を言い、本明細書においては“点灯光源”とする)2onが前記複数の光源2のどの光源であるかを特定すると共に、
・ 前記光源位置推定手段6によって位置が推定された前記消灯光源2offが前記複数の光源2のどの光源であるかを特定する、
ように構成されている。
【0024】
また、本発明に係る情報処理システム1は、前記光源特定手段7が取得したデータに基づき各光源2の点滅パターンを取得するパターン取得手段8を備えている。
【0025】
さらに、本発明に係る情報処理システム1は、前記パターン取得手段8による取得データに基づき前記各光源2が発信する情報を取得する情報取得手段9を備えている。なお、前記各光源2がその点滅パターンにより発信する情報が自身の位置情報である場合には、該情報取得手段9は、該点滅パターンから該各光源2の位置情報を取得することとなる。また、前記各光源2がその点滅パターンにより発信する情報が自身のID情報である場合には、該各光源2のIDと位置情報とを対応づけて記憶するデータベース10を設けておき、前記情報取得手段9は、前記パターン取得手段8が取得した各光源2のID情報と前記データベース10に記憶されているデータとに基づいて該各光源2の位置を算出するようにすると良い。さらに、該算出した各光源2の位置に基づいてカメラ3の位置や姿勢を算出するようにしても良い。
【0026】
本発明によれば、各光源2の画像上での位置は該画像に写っている光源自身のみによって求められるのではなく前記特徴点CP1,…を使って推定されるので、前記カメラ3を固定している場合だけでなく該カメラ3を移動させながら撮影する場合においても各光源2が発信する情報を適確に取得することができる。
【0027】
ところで、上述した特徴点抽出手段4は、図3に例示するように、前記カメラ3によって撮影された抽出用撮影画像Piに交差する線(いわゆるグリッド線)GLを追加すると共に該交差する線GLの交点を前記特徴点CP1,…として抽出するようにすると良い。そのようにした場合には、前記抽出用撮影画像Piの全体に亘ってほぼ均一に特徴点CP1,…を抽出(設定)することができ(つまり、該特徴点が画像の一部に偏在するような事態を防止でき)、前記光源位置推定手段6による前記消灯光源2offの位置の推定を正確に行うことができる。
【0028】
一方、本発明に係る情報処理方法は、図4等に例示するものであって、
・ 所定の点滅パターンでそれぞれ点滅して所定の情報を発信する複数の光源2を所定のフレームレートで撮影する撮影工程S1と、
・ 該撮影された抽出用撮影画像Piから特徴点CP1,…を抽出する特徴点抽出工程S2と、
・ 該特徴点CP1,…を抽出した抽出用撮影画像Piの後に撮影される後続撮影画像Pi+1,Pi+2において前記特徴点CP1,…を追跡する特徴点追跡工程S3と、
・ 該追跡された前記特徴点CP1,…の位置に基づいて消灯している消灯光源2offの前記後続撮影画像Pi+1,Pi+2上での位置を推定する光源位置推定工程S4と、
・ 該後続撮影画像Pi+1,Pi+2において点灯している点灯光源2onが前記複数の光源2のどの光源であるかを特定すると共に、前記位置が推定された前記消灯光源2offが前記複数の光源2のどの光源であるかを特定する光源特定工程S5と、
・ 該光源特定工程S5にて取得したデータに基づき各光源2の点滅パターンを取得するパターン取得工程S6と、
・ 該パターン取得工程S6にて取得した取得データに基づき前記各光源2が発信する情報を取得する情報取得工程S7と、
を備えたことを特徴とする。
【0029】
本発明によれば、各光源2の画像上での位置は該画像に写っている光源自身のみによって求められるのではなく前記特徴点CP1,…を使って推定されるので、前記カメラ3を固定している場合だけでなく該カメラ3を移動させながら撮影する場合においても各光源2が発信する情報を適確に取得することができる。
【符号の説明】
【0030】
1 情報処理システム
2 光源
off 消灯光源
on 点灯光源
3 カメラ
4 特徴点抽出手段
5 特徴点追跡手段
6 光源位置推定手段
7 光源特定手段
8 パターン取得手段
9 情報取得手段
10 データベース
CP1,… 特徴点
GL 交差する線
Pi 撮影画像
Pi+1,Pi+2 後続撮影画像
図1
図2
図3
図4
図5
図6