特許第6982981号(P6982981)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6982981可撤性トロカールアセンブリを含むアダプタアセンブリ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6982981
(24)【登録日】2021年11月25日
(45)【発行日】2021年12月17日
(54)【発明の名称】可撤性トロカールアセンブリを含むアダプタアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/115 20060101AFI20211206BHJP
【FI】
   A61B17/115
【請求項の数】12
【外国語出願】
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2017-96980(P2017-96980)
(22)【出願日】2017年5月16日
(65)【公開番号】特開2017-205516(P2017-205516A)
(43)【公開日】2017年11月24日
【審査請求日】2020年4月3日
(31)【優先権主張番号】15/157,136
(32)【優先日】2016年5月17日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】512269650
【氏名又は名称】コヴィディエン リミテッド パートナーシップ
(74)【代理人】
【識別番号】100107489
【弁理士】
【氏名又は名称】大塩 竹志
(72)【発明者】
【氏名】ジャスティン ウィリアムズ
(72)【発明者】
【氏名】デイビッド バレンタイン
(72)【発明者】
【氏名】スティーブン ポール
【審査官】 菊地 康彦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2016−077905(JP,A)
【文献】 特表2013−531509(JP,A)
【文献】 特表2007−508869(JP,A)
【文献】 特表2000−515049(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/115
A61B 17/072
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外科用装填ユニットをハンドルアセンブリに接続するためのアダプタアセンブリであって、前記アダプタアセンブリは、
スリーブと、
前記スリーブ内で解放可能に固着可能なトロカールアセンブリであって、前記トロカールアセンブリは、第1および第2の係止スロットを画定するトロカール筐体を含む、トロカールアセンブリと、
前記スリーブ内で前記トロカールアセンブリを解放可能に固着するように構成される、係止機構であって、前記係止機構は、第1および第2の係合部分を有する保定部材を含み、前記第1および第2の係合部分は、それぞれ、前記トロカール筐体の前記第1および第2の係止スロット内の選択的受容のために構成される、係止機構と、
を備える、アダプタアセンブリ。
【請求項2】
前記保定部材は、形成ワイヤであり、前記第1および第2の係合部分は、前記トロカールアセンブリが前記スリーブ内でしっかりと受容されるように前記トロカールアセンブリと係合させられた第1の位置と、前記トロカールアセンブリが前記スリーブ内から除去可能であるように前記トロカールアセンブリから係脱させられた第2の位置との間で移動可能である1および第2の係止支柱を含む、請求項1に記載のアダプタアセンブリ。
【請求項3】
前記保定部材は、前記第1および第2の係止支柱を通って延在する軸周りに前記第1の位置と前記第2の位置との間で枢動させられるように構成される、請求項2に記載のアダプタアセンブリ。
【請求項4】
前記係止機構はさらに、ロック筐体と、前記ロック筐体から延在する第1および第2の斜面部材とを含み、前記第1および第2の斜面部材は、前記保定部材が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動させられると、前記トロカール筐体と係合している初期位置から、前記トロカール筐体から係脱させられた離間位置まで、前記第1および第2の係止支柱を押進させるように構成される、請求項3に記載のアダプタアセンブリ。
【請求項5】
前記保定部材は、基礎部分と、前記基礎部分から延在する第1および第2の脚部分とを含み、前記第1および第2の係合部分は、それぞれの第1および第2の脚部分から延在する、請求項1に記載のアダプタアセンブリ。
【請求項6】
前記スリーブを通って延在する駆動アセンブリと、前記スリーブ内に配置された上バンドガイドおよび下バンドガイドをさらに含み、前記駆動アセンブリは、前記上バンドガイドおよび下バンドガイドによって支持される内側可撓性バンドアセンブリおよび外側可撓性バンドアセンブリを含み、前記保定部材の前記第1および第2の係合部分は、前記保定部材の前記基礎部分と前記第1および第2の脚部分とが前記上バンドガイドを覆うように、前記第1および第2の係止スロットによって摺動可能に受容され、前記保定部材の前記第1および第2の係合部分は、前記第1のおよび第2の係止スロットによって受容されると、前記下バンドガイドに係合する、請求項5に記載のアダプタアセンブリ。
【請求項7】
前記下バンドガイドとの前記保定部材の係合は、前記下バンドガイドに対して外向きに前記保定部材を付勢する、請求項6に記載のアダプタアセンブリ。
【請求項8】
前記保定部材は、前記トロカール筐体と係合している第1の位置から、前記トロカール筐体から係脱させられた第2の位置まで、前記上バンドガイドおよび下バンドガイドに対して移動可能である、請求項6に記載のアダプタアセンブリ。
【請求項9】
前記保定部材の前記基礎部分は、前記スリーブに対して向きに移動させられるように構成される、請求項6に記載のアダプタアセンブリ。
【請求項10】
前記保定部材はさらに、前記上バンドガイドの周囲で前記保定部材を維持するための第1および第2の支柱を含む、請求項6に記載のアダプタアセンブリ。
【請求項11】
前記第1および第2の係合部分は、前記トロカールアセンブリの前記トロカール筐体に係合するための第1および第2のタブを含む、請求項6に記載のアダプタアセンブリ。
【請求項12】
前記第1および第2の係合部分は、相互に向かって曲線状であり、前記トロカールアセンブリの前記トロカール筐体に係合するように構成される、請求項6に記載のアダプタアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、円形ステープラとともに使用するための可撤性トロカールアセンブリを有する、再利用可能外科用ステープル留めデバイスに関する。より具体的には、本開示は、可撤性トロカールアセンブリを外科用ステープル留めデバイスのハンドルアセンブリに解放可能に固着するための係止機構を含む、再利用可能アダプタアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
ステープル、クリップ、または他の締結具を組織に適用するための外科用デバイスが、周知である。典型的には、内視鏡下ステープル留めデバイスは、作動ユニット、すなわち、内視鏡アクセスのためにデバイスおよびシャフトを作動させるためのハンドルアセンブリと、シャフトの遠位端に配置されるツールアセンブリとを含む。これらのデバイスのうちのあるものでは、シャフトは、ハンドルアセンブリに固着可能な近位端と、ツールアセンブリに固着可能な遠位端とを有する、アダプタアセンブリを含む。
【0003】
アダプタアセンブリは、再利用可能であり得、トロカールアセンブリを含んでもよい。アダプタアセンブリの滅菌および清掃を促進するために、アダプタアセンブリ内で可撤性トロカールアセンブリを解放可能に固着するための係止機構を有することが有益であろう。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
外科用装填ユニットをハンドルアセンブリに接続するためのアダプタアセンブリが提供される。アダプタアセンブリは、スリーブと、スリーブ内で解放可能に固着可能なトロカールアセンブリと、スリーブ内でトロカールアセンブリを解放可能に固着するように構成される係止機構とを含む。トロカールアセンブリは、第1および第2の係止スロットを画定する、トロカール筐体を含む。係止機構は、それぞれ、トロカール筐体の第1および第2の係止スロット内の選択的受容のために構成される第1および第2の係合部分を有する、保定部材を含む。
【0005】
実施形態では、保定装置部材は、形成ワイヤであり、第1および第2の係合部分は、トロカールアセンブリがスリーブ内でしっかりと受容されるようにトロカールアセンブリと係合させられた第1の位置と、トロカールアセンブリがスリーブ内から除去可能であるようにトロカールアセンブリから係脱させられた第2の位置との間で移動可能である、第1および第2の係止支柱を含む。保定装置部材は、第1の位置と第2の位置との間で枢動させられるように構成されてもよい。
【0006】
係止機構はさらに、ロック筐体と、ロック筐体から延在する第1および第2の斜面部材とを含んでもよい。第1および第2の斜面部材は、保定装置部材が第1の位置から第2の位置まで移動させられると、トロカール筐体と係合している初期位置から、トロカール筐体から係脱させられた離間位置まで、第1および第2の係止支柱を押進させるように構成されてもよい。保定装置部材は、基礎部分を含んでもよい。第1および第2の脚部分は、基礎部分から延在してもよい。第1および第2の係合部分は、それぞれの第1および第2の脚部分から延在してもよい。
【0007】
アダプタアセンブリはさらに、上バンドガイドおよび下バンドガイドを含んでもよい。保定装置部材は、上バンドガイドを覆って摺動可能に受容され、下バンドガイドに係合してもよい。下バンドガイドとの保定装置部材の係合は、半径方向外向きに保定装置部材を付勢してもよい。保定装置部材は、トロカール筐体と係合している第1の位置から、トロカール筐体から係脱させられた第2の位置まで、上バンドガイドおよび下バンドガイドに対して移動可能であり得る。保定装置部材の基礎部分は、スリーブに対して半径方向内向きに移動させられるように構成されてもよい。保定装置部材はさらに、上バンドガイドの周囲で保定装置部材を支持するための第1および第2の支柱を含んでもよい。
【0008】
第1および第2の係合部分は、トロカールアセンブリのトロカール筐体に係合するための第1および第2のタブを含んでもよい。第1および第2の係合部分は、相互に向かって曲線状であり得、トロカールアセンブリのトロカール筐体に係合するように構成されてもよい。
【0009】
また、装填ユニットをハンドルアセンブリに接続するためのアダプタアセンブリも提供される。アダプタアセンブリは、スリーブと、スリーブ内に配置される、上バンドガイドおよび下バンドガイドと、スリーブ内で解放可能に固着可能なトロカールアセンブリと、スリーブ内でトロカールアセンブリを解放可能に固着するように構成される係止機構とを含む。トロカールアセンブリは、少なくとも第1の保定スロットを画定する、トロカール筐体を含む。係止機構は、下バンドガイドに枢動可能に固着される保定部材を含む。保定装置部材は、トロカール筐体の少なくとも第1の保定スロット内の選択的受容のために構成される突出を含む。
実施形態では、保定装置部材は、トロカール筐体と係合させられた第1の位置とトロカール筐体から係脱させられた第2の位置との間で移動可能である。係止機構は、ユーザによるラッチ部材の移動を促進するための係合部分を有する、ラッチ部材を含んでもよい。係止機構はさらに、係止位置にラッチ部材を付勢するためのばねを含んでもよい。ラッチ部材は、保定装置部材が第1の位置にあるときに、上バンドガイドに係合するための係止部分を含んでもよい。
(項目1)
外科用装填ユニットをハンドルアセンブリに接続するためのアダプタアセンブリであって、上記アダプタアセンブリは、
スリーブと、
上記スリーブ内で解放可能に固着可能なトロカールアセンブリであって、上記トロカールアセンブリは、第1および第2の係止スロットを画定するトロカール筐体を含む、トロカールアセンブリと、
上記スリーブ内で上記トロカールアセンブリを解放可能に固着するように構成される、係止機構であって、上記係止機構は、第1および第2の係合部分を有する保定部材を含み、上記第1および第2の係合部分は、それぞれ、上記トロカール筐体の上記第1および第2の係止スロット内の選択的受容のために構成される、係止機構と、
を備える、アダプタアセンブリ。
(項目2)
上記保定装置部材は、形成ワイヤであり、上記第1および第2の係合部分は、上記トロカールアセンブリが上記スリーブ内でしっかりと受容されるように上記トロカールアセンブリと係合させられた第1の位置と、上記トロカールアセンブリが上記スリーブ内から除去可能であるように上記トロカールアセンブリから係脱させられた第2の位置との間で移動可能である、第1および第2の係止支柱を含む、上記項目に記載のアダプタアセンブリ。
(項目3)
上記保定装置部材は、上記第1の位置と上記第2の位置との間で枢動させられるように構成される、上記項目のいずれかに記載のアダプタアセンブリ。
(項目4)
上記係止機構はさらに、ロック筐体と、上記ロック筐体から延在する第1および第2の斜面部材とを含み、上記第1および第2の斜面部材は、上記保定装置部材が上記第1の位置から上記第2の位置まで移動させられると、上記トロカール筐体と係合している初期位置から、上記トロカール筐体から係脱させられた離間位置まで、上記第1および第2の係止支柱を押進させるように構成される、上記項目のいずれかに記載のアダプタアセンブリ。
(項目5)
上記保定装置部材は、基礎部分と、上記基礎部分から延在する第1および第2の脚部分とを含み、上記第1および第2の係合部分は、それぞれの第1および第2の脚部分から延在する、上記項目のいずれかに記載のアダプタアセンブリ。
(項目6)
上バンドガイドおよび下バンドガイドをさらに含み、上記保定装置部材は、上記上バンドガイドを覆って摺動可能に受容され、上記下バンドガイドに係合する、上記項目のいずれかに記載のアダプタアセンブリ。
(項目7)
上記下バンドガイドとの上記保定装置部材の係合は、半径方向外向きに上記保定装置部材を付勢する、上記項目のいずれかに記載のアダプタアセンブリ。
(項目8)
上記保定装置部材は、上記トロカール筐体と係合している第1の位置から、上記トロカール筐体から係脱させられた第2の位置まで、上記上バンドガイドおよび下バンドガイドに対して移動可能である、上記項目のいずれかに記載のアダプタアセンブリ。
(項目9)
上記保定装置部材の上記基礎部分は、上記スリーブに対して半径方向内向きに移動させられるように構成される、上記項目のいずれかに記載のアダプタアセンブリ。
(項目10)
上記保定装置部材はさらに、上記上バンドガイドの周囲で上記保定装置部材を支持するための第1および第2の支柱を含む、上記項目のいずれかに記載のアダプタアセンブリ。
(項目11)
上記第1および第2の係合部分は、上記トロカールアセンブリの上記トロカール筐体に係合するための第1および第2のタブを含む、上記項目のいずれかに記載のアダプタアセンブリ。
(項目12)
上記第1および第2の係合部分は、相互に向かって曲線状であり、上記トロカールアセンブリの上記トロカール筐体に係合するように構成される、上記項目のいずれかに記載のアダプタアセンブリ。
(項目13)
装填ユニットをハンドルアセンブリに接続するためのアダプタアセンブリであって、上記アダプタアセンブリは、
スリーブと、
上記スリーブ内に配置される、上バンドガイドおよび下バンドガイドと、
上記スリーブ内で解放可能に固着可能なトロカールアセンブリであって、上記トロカールアセンブリは、少なくとも第1の保定スロットを画定するトロカール筐体を含む、トロカールアセンブリと、
上記スリーブ内で上記トロカールアセンブリを解放可能に固着するように構成される、係止機構であって、上記係止機構は、上記下バンドガイドに枢動可能に固着される保定部材を含み、上記トロカール筐体の上記少なくとも第1の保定スロット内の選択的受容のために構成される突出を含む、係止機構と、
を備える、アダプタアセンブリ。
(項目14)
上記保定装置部材は、上記トロカール筐体と係合させられた第1の位置と上記トロカール筐体から係脱させられた第2の位置との間で移動可能である、上記項目に記載のアダプタアセンブリ。
(項目15)
上記係止機構は、ユーザによるラッチ部材の移動を促進するための係合部分を有する、ラッチ部材を含む、上記項目のいずれかに記載のアダプタアセンブリ。
(項目16)
上記係止機構はさらに、係止位置に上記ラッチ部材を付勢するためのばねを含む、上記項目のいずれかに記載のアダプタアセンブリ。
(項目17)
上記ラッチ部材は、上記保定装置部材が上記第1の位置にあるときに、上記上バンドガイドに係合するための係止部分を含む、上記項目のいずれかに記載のアダプタアセンブリ。
(摘要)
外科用装填ユニットをハンドルアセンブリに接続するためのアダプタアセンブリが、提供される。アダプタアセンブリは、スリーブと、スリーブ内で解放可能に固着可能なトロカールアセンブリと、スリーブ内でトロカールアセンブリを解放可能に固着するように構成される係止機構とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本明細書に組み込まれ、その一部を構成する、添付図面は、上記で挙げられる本開示の一般的説明とともに本開示の実施形態を図示し、以下に挙げられる発明を実施するための形態は、本開示の原理を説明する役割を果たす。
【0011】
図1図1は、本開示の一実施形態による、アダプタアセンブリを伴うハンドルアセンブリを含む、外科用ステープル留めデバイスの斜視図である。
図2図2は、外側スリーブがそこから除去された、図1に示されるアダプタアセンブリの遠位端の斜視図である。
図3図3は、アダプタアセンブリに固着された装填ユニットと、アダプタアセンブリと別個であるトロカールアセンブリとを含む、図1に示されるアダプタアセンブリの遠位端の正面斜視図である。
図4図4は、部品が分離された、図4に示される可撤性トロカールアセンブリの斜視図である。
図5図5は、外側スリーブがそこから除去され、係止位置に係止機構を伴う、図1−3に示されるアダプタアセンブリの遠位端の後面斜視図である。
図6図6は、図6の詳細な指示領域の拡大図である。
図7図7は、外側スリーブがそこから除去され、係止位置に係止機構を伴う、図1−3に示されるアダプタアセンブリの遠位端の側面図である。
図8図8は、図7に示される断面線8−8に沿って得られた断面端面図である。
図9図9は、図5に示される係止機構の保定装置部材の斜視側面図である。
図10図10は、外側スリーブが除去され、解除位置に係止機構を伴う、図1−3に示されるアダプタアセンブリの遠位端の側面図である。
図11図11は、図10に示される断面線11−11に沿って得られた断面端面図である。
図12図12は、外側スリーブが除去された、本開示の別の実施形態によるアダプタアセンブリの遠位端の後面斜視図である。
図13図13は、分離された、図12に示されるアダプタアセンブリの可撤性トロカールアセンブリおよび係止機構の保定装置部材の正面斜視図である。
図14図14は、相互と係合させられた、図14に示される可撤性トロカールアセンブリおよび係止機構の保定装置部材の正面斜視図である。
図15図15は、図12に示される断面線15−15に沿って得られた断面斜視図である。
図16図16は、解除位置にその係止機構を伴う、図12に示される断面線15−15に沿って得られた断面端面図である。
図17図17は、本開示の実施形態による、保定装置部材の斜視図である。
図18図18は、本開示の別の実施形態による、保定装置部材の斜視図である。
図19図19は、想像線で示され、係止機構と、上バンドガイドおよび下バンドガイドとを含む、本開示のさらなる実施形態による、アダプタアセンブリの遠位端の後面斜視側面図である。
図20図20は、部品が分離された、図19に示される係止機構および下バンドガイドの斜視側面図である。
図21図21は、図19に示される係止機構および下バンドガイドの斜視側面図である。
図22図22は、図19に示される係止機構および下バンドガイドの別の斜視側面図である。
図23図23は、係止位置に係止機構を伴う、図19に示される断面線23−23に沿って得られた断面端面図である。
図24図24は、解除位置に係止機構を伴う、図19に示される断面線23−23に沿って得られた断面端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
ここで、類似参照数字がいくつかの図のそれぞれの中の同一または対応する要素を指定する図面を参照して、可撤性トロカールアセンブリを含む、本開示されるアダプタアセンブリの実施形態が、詳細に説明される。当技術分野で一般的であるように、「近位」という用語が、ユーザまたはオペレータ、すなわち、外科医または臨床医により近い、その部分もしくは構成要素を指す一方で、「遠位」という用語は、ユーザからより遠く離れた、その部分もしくは構成要素を指す。
【0013】
最初に図1を参照すると、概して、アダプタアセンブリ100として示される、本開示の実施形態によるアダプタアセンブリは、電気機械外科用ステープル留めデバイス10の構成要素である。外科用ステープル留めデバイス10はさらに、電動ハンドルアセンブリ20と、装填ユニット30と、アンビルアセンブリ40とを含む。電気機械外科用ステープル留めデバイス10を参照して示され、説明されるが、本開示の側面は、種々の構成を有する手動外科用ステープル留めデバイスとともに、および代替的構成を有する電動外科用ステープル留めデバイスとともに使用するために、修正され得る。例示的電動ハンドルアセンブリの詳細な説明に関して、それぞれの内容が参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、共同所有された米国特許第9,023,014号(「第‘014号特許」)および第9,055,943号(「第‘943号特許」)を参照されたい。
【0014】
図1を続けて参照すると、アダプタアセンブリ100は、ハンドルアセンブリ20への動作可能な接続のために構成される近位部分102と、装填ユニット30への動作可能な接続のため、およびアンビルアセンブリ40が固着されるトロカールアセンブリ120の解放可能な取付のために構成される遠位部分104とを含む。一体ユニットを形成するものとして示され、説明されるが、近位および遠位部分102、104は、解放可能に、または固定して、相互に固着可能である、別個のユニットとして形成され得ることが想定される。
【0015】
アダプタアセンブリ100は、本開示の側面を完全に開示するために必要な程度のみに説明されるであろう。例示的アダプタアセンブリの詳細な説明に関して、その内容が参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、2015年10月6日に出願された、共同所有された米国特許出願第14/875,766号(「第’766号出願」)を参照されたい。
【0016】
加えて図2を参照すると、アダプタアセンブリ100は、外側スリーブ106(図1)と、外側スリーブ106の遠位端内で固着されるコネクタ筐体108とを含む。コネクタ筐体108は、エンドエフェクタ、例えば、装填ユニット30(図1)をアダプタアセンブリ100に解放可能に固着するように構成される。
【0017】
図2を続けて参照すると、アダプタアセンブリ100は、外側スリーブ106(図1)を通って延在し、内側可撓性バンドアセンブリ112と、外側可撓性バンドアセンブリ114とを含む、駆動アセンブリ110を含む。内側可撓性バンドアセンブリ112は、第1および第2の内側可撓性バンド112a、112bと、第1および第2の内側可撓性バンド112a、112bの遠位端に接続される内側押動部材112cとを含む。同様に、外側可撓性バンドアセンブリ114は、第1および第2の外側可撓性バンド114a、114bと、第1および第2の外側可撓性バンド114a、114bの遠位端に接続される外側押動部材114cとを含む。それぞれの内側および外側可撓性バンドアセンブリ112、114の第1の内側および外側可撓性バンド112a、114aは、上バンドガイド116によって支持され、それぞれの内側および外側可撓性バンドアセンブリ112、114の第2の内側および外側可撓性バンド112b、114bは、下バンドガイド118によって支持される。例示的駆動アセンブリの構造および機能の詳細な説明に関して、その内容が参照することによってその全体として本明細書に以前に組み込まれた、第‘766号出願を参照されたい。
【0018】
加えて図3を参照すると、アダプタアセンブリ100は、そのコネクタ筐体108(図2)内でトロカールアセンブリ120を受容するように構成され、アダプタアセンブリ100のコネクタ筐体108に対して、かつコネクタ筐体108内でトロカールアセンブリ120を解放可能に固着するための係止機構130(図2)を含む。
【0019】
ここで図4を参照すると、アダプタアセンブリ100(図2)のトロカールアセンブリ120は、その中に管腔122aを画定する外側筐体122と、外側筐体122の管腔122a内に摺動可能に配置されるトロカール部材124と、外側筐体122に対してトロカール部材124を軸方向に移動させるためにトロカール部材124内で動作可能に受容される駆動ねじ126とを含む。より具体的には、トロカール部材124の近位端124aは、駆動ねじ126を受容するように定寸されるねじ穴125を画定する。駆動ねじ126の外面は、駆動ねじ126の回転がトロカールアセンブリ120の外側筐体122内でトロカール部材124の縦方向移動を引き起こすように、ねじ山が付けられている。トロカール部材124は、駆動ねじ126が回転させられるときに、トロカール部材124が外側筐体122に対して回転しないように、外側筐体122内で固定される。例えば、図4に示されるように、トロカール部材124は、外側筐体122に対してトロカール部材124を回転可能に固定するように外側筐体122の表面(図示せず)に係合するための平坦な表面124cを含む。トロカール部材124の遠位端124bは、アンビルアセンブリ、例えば、アンビルアセンブリ40(図1)に解放可能に係合するように構成される。
【0020】
近位および遠位ベアリングアセンブリ128a、128bが、外側筐体122ならびにトロカール部材124内で駆動ねじ126を回転可能に支持するために、トロカールアセンブリ120の外側筐体122の近位端内に搭載される。以下でさらに詳細に説明されるであろうように、外側筐体122は、アダプタアセンブリ100の係止機構130の保定部材140のそれぞれの第1および第2の係止端148、150(図7)を受容するための第1および第2の開口123a、123b(図8)を画定する。
【0021】
ここで図5−11を参照すると、アダプタアセンブリ100の係止機構130は、それを通してトロカールアセンブリ120が受容される筐体132(図8)と、筐体132に対してトロカールアセンブリ120を固着するための保定装置部材140とを含む。図8で見られるように、係止機構130の筐体132は、第1および第2のバンドガイド116、118の間で受容される。以下でさらに詳細に説明されるであろうように、保定装置部材140は、保定装置部材140が筐体132に対してトロカールアセンブリ120を固着するようにトロカールアセンブリ120に係合する、係止位置(図7および8)と、トロカールアセンブリ120が係止機構130の筐体132内から除去され得るように、保定装置部材140がトロカールアセンブリ120から係脱させられる、解除位置(図10および11)との間で移動可能である。
【0022】
特に図8を参照すると、係止機構130の筐体132は、アダプタアセンブリ100の外側スリーブ106内で支持され、それを通してトロカールアセンブリ120が受容される、貫通穴131を画定する。筐体132はさらに、貫通穴131から外向きに延在する、第1および第2の開口部133a、133bを画定する。以下でさらに詳細に説明されるであろうように、筐体132の第1および第2の開口部133a、133bは、トロカールアセンブリ120が筐体132の貫通穴131内で受容されるときに、トロカールアセンブリ120の外側筐体122内で第1および第2の開口123a、123bと整合するように構成される。
【0023】
加えて図9を参照すると、係止機構130の保定装置部材140は、ワイヤ形態の曲線状本体部分142と、曲線状本体部分142から外向きに延在する曲線状の第1および第2の脚部分144、146と、それぞれの第1および第2の脚部分144、146から内向きに延在する第1および第2の係止支柱148、150とを含む。保定装置部材140が筐体132に固着されるとき、保定装置部材140の曲線状本体部分142は、アダプタアセンブリ100の外側スリーブ106内の一対のスロット107(図3、1つだけが可視である)を通して受容され、係止機構130の筐体132に対してトロカールアセンブリ120を固着するために、駆動アセンブリ110およびトロカールアセンブリ120の周囲で選択的に受容されるように構成される。
【0024】
動作時に、保定装置部材140の曲線状本体部分142の端部142a、142b(図9)ならびに/または保定装置部材140の第1および第2の脚部分144、146は、保定装置部材140が解除位置(図10)から係止位置(図7)まで移動させられると、外向きに曲がる。加えて、保定装置部材140が係止位置にあるとき、曲線状本体部分142の端部142a、142bならびに/または第1および第2の脚部分144、146は、係止位置で保定装置部材140を固着するように、係止機構130の筐体132の周囲で非曲げ状態に戻る。
【0025】
図9を続けて参照すると、保定装置部材140が第1または初期状態にあるとき、その第1および第2の係止支柱148、150は、第1の距離「d」だけ分離される。保定装置部材140が、矢印「A」によって示されるように、第2または曲げ状態に移行させられるとき、第1および第2の係止支柱148、150は、第2の距離「d」ずつ分離される。以下でさらに詳細に説明されるであろうように、保定装置部材140は、係止機構130が係止位置(図7)にあるときに第1の状態にあり、保定装置部材140は、係止機構130が解除位置(図10)にあるときに第2の状態にある。
【0026】
保定装置部材140の第1および第2の係止支柱148、150はそれぞれ、それぞれ、先細表面148a、150aを含んでもよい。先細表面148a、150aは、係止機構130の筐体132の貫通穴131内でのトロカールアセンブリ120の受容中に、その第2の状態への保定装置部材140の移行を促進する。このようにして、トロカールアセンブリ120は、係止機構130が係止位置にあるときでさえも、筐体132の貫通穴131内で受容されてもよい。
【0027】
第1の状態から第2の状態への係止機構130の保定装置部材140の移行を達成するために、係止機構130の筐体132は、一対の斜面(図6、想像線で示され、1つだけが可視である)を含む。一対の斜面134は、筐体132から外向きに延在し、筐体132内の第1および第2の開口部133a、133bに隣接して配置される。一対の斜面134は、保定装置部材140が係止位置(図7)から解除位置(図10)まで移動または枢動させられると、保定装置部材140の曲線状の第1および第2の脚部分144、146が外向きに曲げられるように、構成される。
【0028】
一対の斜面134はまた、係止位置で保定装置部材140を維持することにも役立ち得る。具体的には、保定装置部材140が係止位置にあるとき、一対の斜面134との保定装置部材140の第1および第2の脚部分144、146の係合は、臨床医からの付加的支援を伴わずに、保定装置部材140が開放位置まで枢動することを摩擦で防止する。
【0029】
ここで、図1−11、具体的には、図7−11を参照して、係止機構130の動作を説明する。アダプタアセンブリ100は、その中に固着されたトロカールアセンブリ120を伴って臨床医に提供されてもよい、またはトロカールアセンブリ120は、アダプタアセンブリ100と別個に提供されてもよい。トロカールアセンブリ130が、使用に先立って、別個に臨床医に提供される場合、トロカールアセンブリ120は、アダプタアセンブリ100に固着されなければならず、トロカールアセンブリ120の近位端は、係止機構130の筐体132の貫通穴131に挿入され、それを通して受容される。上記のように、それぞれ、第1および第2の係止支柱148、150の先細表面148a、150aは、係止機構130の保定装置部材140が係止位置にあるときに、筐体132を通したトロカールアセンブリ120の受容を可能にする。より具体的には、保定装置部材140が係止位置にあるとき、トロカールアセンブリ120による、それぞれの第1および第2の係止支柱148、150の先細表面148a、150aの係合は、トロカールアセンブリ120が筐体132を通過させられることを可能にするように、第1および第2の係止支柱148、150を外向きに曲げられる。トロカールアセンブリ120がアダプタアセンブリ100内で完全に据え付けられるとき、保定装置部材140は、アダプタアセンブリ100内でトロカールアセンブリ120を固着するように、その初期状態(図8)に跳ね返る。トロカールアセンブリ120がアダプタアセンブリ100内で完全に据え付けられるとき、第1および第2の係止支柱148、150は、トロカールアセンブリ120の筐体122内のそれぞれの第1および第2の開口123a、123bに係合し、それに進入する(図8参照)。
【0030】
代替として、係止機構130の筐体132の貫通穴131を通したトロカールアセンブリ120の挿入に先立って、保定装置部材140は、筐体132を通したトロカールアセンブリ120の遮られていない受容を可能にするように、解除位置まで移動させられてもよい。いったんトロカールアセンブリ120がアダプタアセンブリ100を用いて完全に据え付けられると、第1および第2の係止支柱148、150がトロカールアセンブリ120の筐体122内の第1および第2の開口123a、123bに係合し、それに進入するように、臨床医は、保定装置部材140が初期状態に戻ることを可能にするように、保定装置部材140を係止位置まで移動させてもよい。
【0031】
トロカールアセンブリ120がアダプタアセンブリ100内で固着された後に、アダプタアセンブリ100は、従来の様式で操作されてもよい。
【0032】
ここで特に図10および11を参照すると、上記で議論されるように、アダプタアセンブリ100からのトロカールアセンブリ120の除去は、図10の矢印「B」によって示されるように、係止位置(図8)から解除位置までの係止機構130の保定装置部材140の移動を必要とする。保定装置部材140が係止位置から解除位置まで移動させられると、曲線状の第1および第2の脚部分144、146は、それぞれの第1および第2の係止支柱148、150を曲げ状態に外向きに移行させるように、係止機構130の筐体132上の斜面134によって外向きに付勢される。保定装置部材140が曲げ位置にあるとき、保定装置部材140の第1および第2の係止支柱148、150は、それぞれ、トロカールアセンブリ120の筐体122の第1および第2の開口123a、123b内から完全に引き出される。このようにして、トロカールアセンブリ120は、もはやアダプタアセンブリ100内で固着されなくなり、そこから除去されてもよい。
【0033】
ここで図12−16を参照すると、本開示の別の実施形態による、アダプタアセンブリは、概して、アダプタアセンブリ200として示されている。アダプタアセンブリ200は、上記で本明細書に説明されるアダプタアセンブリ100と実質的に類似し、それらの間の差異に関してのみ以下でさらに説明されるであろう。
【0034】
アダプタアセンブリ200は、コネクタ筐体208と、コネクタ筐体208を通って延在する駆動アセンブリ210と、コネクタ筐体208内でトロカールアセンブリ220を解放可能に固着するための係止機構230とを含む。駆動アセンブリ210は、内側可撓性バンドアセンブリ212と、外側可撓性バンドアセンブリ214とを含む。内側および外側可撓性バンドアセンブリ212、214は、上バンドガイドおよび下バンドガイド216、218によって支持される。
【0035】
図12−16を続けて参照すると、アダプタアセンブリ200の係止機構230は、トロカールアセンブリ220の筐体222との選択的係合のための保定装置部材240を含む。保定部材240は、基礎部分242と、基礎部分242の端部から延在する第1および第2の脚部分244、246と、それぞれの第1および第2の脚部分244、246から延在する第1および第2の曲線状係合部分248、250とを有する、可撓性クリップの形態である。第1および第2の脚部分244、246は、相互と平行に延在し、アダプタアセンブリ200の駆動アセンブリ210の上バンドガイド216(図15)の周囲で受容されるように構成される。保定装置部材240の係合部分248、250は、相互に向かって半径方向内向きに湾曲し、トロカールアセンブリ220の筐体222内の第1および第2の保定スロット223a、223b内で選択的に受容されるように構成される。保定装置部材240の第1および第2の脚部分244、246は、外向きに曲げられ、それぞれの係合部分248、250を相互から離れさせるように構成される。
【0036】
保定装置部材240はさらに、それぞれ、第1および第2の脚部分244、246から内向きに延在するタブ244a、246aを含む。タブ244a、246aは、上バンドガイド216の周囲で保定装置部材240を維持するように、保定装置部材240が上バンドガイド216を覆って受容されるときに、駆動アセンブリ210の上バンドガイド216に係合する。
【0037】
ここで特に図15を参照すると、係止機構230は、係止位置に保定部材240を伴って示される。係止位置では、保定装置部材240の基礎部分242ならびに第1および第2の脚部分244、246は、駆動アセンブリ210の上バンドガイド216の周囲で受容され、保定装置部材240の第1および第2の係合部分248、250は、駆動アセンブリ210の下バンドガイド218に係合する。下バンドガイド218との第1および第2の係合部分248、250の係合は、保定装置部材240を半径方向外向きに付勢する。このようにして、保定装置部材240の基礎部分242は、上バンドガイド216から半径方向に離間される。上記のように、保定装置部材240のタブ244a、246aは、上バンドガイド216の周囲で保定装置部材240を維持するように、上バンドガイド216に係合する。
【0038】
トロカールアセンブリ220がアダプタアセンブリ200内で完全に受容され、保定装置部材240が係止位置にあるとき、保定装置部材240の係合部分248、250は、トロカールアセンブリ220の第1および第2の保定スロット223a、223b内で受容される。保定装置部材240の係合部分248、250は、アダプタアセンブリ200内でトロカール部材240を固着する。
【0039】
ここで特に図16を参照すると、係止機構230は、第2の位置に保定装置部材240を伴って示される。係止機構230が第2の位置にあるとき、保定装置部材240は、第2または曲げ状態にある。保定装置部材240を曲げ状態に移行させるために、臨床医(図示せず)は、上バンドガイド216に対して保定装置部材240の基礎部分242の半径方向内向きの移動を引き起こすように、矢印「C」によって示されるように、保定装置部材240の基礎部分242を押下する。
【0040】
保定装置部材240が半径方向内向きに移動させられると、保定装置部材240の第1および第2の係合部分248、250は、下バンドガイド218に係合し、図16の矢印「D」によって示されるように、第1および第2の脚部分244、246ならびに第1および第2の係合部分248、250を外向きに曲げる。曲げ状態への第1および第2の係合部分248、250の移行は、第1および第2の係合部分248、250をトロカールアセンブリ220の筐体220のそれぞれの第1および第2の保定スロット223a、223b内から後退させ、それによって、トロカールアセンブリ220から保定装置部材240を係脱させる。いったん保定装置部材240が解除位置になる、すなわち、トロカールアセンブリ220から係脱させられると、トロカールアセンブリ220は、アダプタアセンブリ200から除去されてもよい。
【0041】
保定装置部材240の解放は、第1および第2の係合部分248、250を半径方向内向きに押進させ、トロカールアセンブリ220の第1および第2の保定スロット223a、223bの中へ戻す傾向がある、第1および第2の係合部分248、250のばね付勢に起因して、保定装置部材240が係止位置(図15)に戻り、したがって、基礎部分242を半径方向外向きに移動させることを可能にする。アダプタアセンブリ200内のトロカールアセンブリ220の装填は、トロカールアセンブリ220が係止機構230を通して受容されることを可能にするように、保定装置部材240が解除位置まで移動させられることを要求し得る。
【0042】
図17および18を参照すると、保定装置部材の代替実施形態が、概して、保定装置部材240a(図17)、240b(図18)として示されている。保定装置部材240aは、それぞれの第1および第2の脚部分244a、246aから内向きに延在する、一対のフランジ248a(1つだけが示されている)を含む。フランジ248a、250aは、アダプタアセンブリ200内でトロカールアセンブリを解放可能に固着する(例えば、図16参照)ために、トロカールアセンブリ220の第1および第2の保定スロット223a、223b(例えば、図16参照)内で選択的に受容可能である。同様に、保定装置部材240bは、それぞれの第1および第2の脚部分244b、246bから延在する、一対の曲線状係合部分248b、250bを含む。曲線状係合部分248b、250bは、トロカールアセンブリ220の第1および第2の保定スロット223a、223b内で選択的に受容可能である。
【0043】
ここで図19−24を参照すると、本開示の別の実施形態による、アダプタアセンブリは、概して、(想像線で示される)アダプタアセンブリ300として示されている。アダプタアセンブリ300は、本明細書の上記で説明されたアダプタアセンブリ100、200に実質的に類似し、それらの間の差異に関してのみ以下でさらに説明されるであろう。
【0044】
アダプタアセンブリ300は、アダプタアセンブリ300(図19)内でトロカールアセンブリ320を維持するように動作する、係止機構330を含む。係止機構330は、アダプタアセンブリ300(図19)の駆動アセンブリ(図示せず)の下バンドガイド318(図23および24)に枢動可能に固着される保定装置部材340と、保定装置部材340の切り欠き341内で動作可能に受容されるラッチ部材346とを含む。保定装置部材340は、係止機構330が係止位置(図23)にあるときに、トロカールアセンブリ320の筐体322の第1の保定スロット323a内で受容されるように構成される、突出342を含む。ラッチ部材346は、ユーザによる動作可能な係合のために構成される係合部分346aと、アダプタアセンブリ300の駆動アセンブリ(図示せず)の上バンドガイド316に係合するように構成されるラッチ部分346bとを含む。付勢部材、例えば、圧縮ばね338は、ラッチ部材336を第1の位置(図23)に付勢する。
【0045】
特に図24を参照すると、係止機構330が、係止位置で示されている。係止機構330が係止位置にあるとき、保定装置部材340の突出342は、トロカールアセンブリ320の筐体322の第1の保定スロット323a内で受容され、ラッチ部材336のロック部分336bは、上バンドガイド316と係合させられる(図23および24)。単一の保定装置部材340のみを含んで示されるが、係止機構340は、下バンドガイド318と枢動可能に固着され、トロカールアセンブリ320の筐体322の第2の保定スロット323a内で受容可能な突出(図示せず)を含む、第2の保定装置部材(図示せず)を含み得ることが想定される。
【0046】
ここで図25を参照すると、係止機構330が、解除位置で示されている。係止機構330を解除位置まで移動させるために、臨床医は、ラッチ部材346のロック部分346bを上バンドガイド316との係合から外すように、矢印「D」によって示されるように、ラッチ部材346の係合部分346aに対して下向きに押される。いったんラッチ部材346のロック部分346bが上バンドガイド316から係脱させられると、保定装置部材340は、トロカールアセンブリ320の第1の保定スロット323a内から保定装置部材340の突出342を除去するように、矢印「E」によって示されるように、解除位置まで枢動させられてもよい。次いで、トロカールアセンブリ320は、アダプタアセンブリ300から除去されてもよい。
【0047】
本開示の例証的実施形態が、添付図面を参照して本明細書に説明されているが、本開示は、これらのそのままの実施形態に限定されず、種々の他の変更および修正が、本開示の範囲または精神から逸脱することなく、当業者によってその中で達成され得ることを理解されたい。例えば、本明細書で議論される実施形態のうちのいずれかでは、トロカールアセンブリは、完全または部分的に使い捨てである、円形外科用ステープラの一部を形成してもよく、そのような器具は、別個のアダプタを有してもよい、またはアダプタは、ハンドルアセンブリの一部として形成されてもよい。ステープル留め器具は、手動で操作される、一体または別個のモータを通して給電される、もしくはロボットシステムの一部を形成することができる。
図1
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