【実施例】
【0257】
<I.化学合成>
別段の定めのない限り、試薬と溶媒を、商業供給者から受け取ったものとして使用した。無水の溶媒と炉乾燥させたガラス器具を、湿気及び/又は酸素に敏感な合成形質転換に使用した。収率は最適化されなかった。反応時間はおよそのものであり、最適化されなかった。別段の定めのない限り、カラムクロマトグラフィーと薄層クロマトグラフィー(TLC)をシリカゲル上で行なった。スペクトルをppm(δ)で与え、結合定数Jをヘルツで報告した。プロトンスペクトルについては、溶媒のピークを基準ピークとして用いた。
【0258】
調製物1A:1−(ベンゼンスルホニル)−6−ブロモピロロ[3,2−b]ピリジン
【0259】
【化38】
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【0260】
0℃でTHF(50mL)中のNaH(1.13g、28.05mmol、60%)の溶液に、6−ブロモ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン(5g、25.5mmol)を小分けにして加えた。反応混合物を15分間撹拌した。その後、塩化ベンゼンスルホニル(4.86g、25.5mmol)のTHF(40mL)の溶液を、0℃で滴下で加えた。結果として生じる溶液をRTで18時間撹拌した。50mLのH
2Oを加えることにより反応混合物をクエンチした。混合物を濃縮し、結果として生じる溶液をEtOAc(3x)で抽出した。有機質層を合わせて、乾燥し(Na
2SO
4)、真空内で濃縮して、ベージュ色の固形物として8.54g(99%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz, DMSO−d
6)δ7.01(d, J=3.79Hz, 1H), 7.60−7.69(m, 2H), 7.71−7.81(m, 1H), 8.09−8.16(m, 2H), 8.22(d, J=3.79Hz, 1H), 8.45−8.51(m, 1H), 8.64(d, J=2.02Hz, 1H)。[M+H] Calc’d for C
13H
9BrN
2O
2S, 337, 339;Found, 337, 339。
【0261】
調製物1B:6−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−4−オキシド
【0262】
【化39】
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【0263】
0℃でDCM(120mL)中の6−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン(8.54g、25.4mmol)の撹拌溶液に、3−クロロ過安息香酸(77wt%、6.83g、30.49mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。溶液を、飽和水性NaHCO
3(2x)で洗浄した。有機物を乾燥し(Na
2SO
4)、真空内で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−15%、MeOH:DCM)、白色固形物として6.34g(71%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400 MHz,DMSO−d
6)δ7.05−7.09(m,1H),7.64−7.71(m,2H),7.76−7.84(m,1H),8.08(s,1H),8.12−8.18(m,3H),8.57(d,J=1.26Hz,1H)。[M+H] Calc’d for C
13H
9BrN
2O
2S, 354, 356;Found, 354, 356。
【0264】
調製物1C:1−(ベンゼンスルホニル)−6−ブロモ−5−クロロピロロ[3,2−b]ピリジン
【0265】
【化40】
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【0266】
DCM(8mL)中のオキシ塩化リン(1.43mL、15.3mmol)の溶液を、0℃で、DCM(40mL)中の6−ブロモ−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−4−オキシド(4.50g、12.8mmol)及びトリエチルアミン(2.13mL、15.3mmol)の混合物に滴下で加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、そして室温で3時間撹拌した。混合物を水(100mL)でクエンチした。有機質層を分離し、NaHCO
3の飽和溶液とブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空内で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−15%、MeOH:DCM)、白色固形物として2.23g(47%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ7.00(d,J=3.79Hz,1H),7.61−7.69(m,2H),7.74−7.80(m,1H),8.14(d,J=7.33Hz,2H),8.31(d,J=3.79Hz,1H),8.65(s、1H)。[M+H] Calc’d for C
13H
8BrClN
2O
2S, 373, 375;Found, 373, 375。
【0267】
調製物1D:4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−クロロピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0268】
【化41】
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【0269】
ジオキサン(40mL)中の、1−(ベンゼンスルホニル)−6−ブロモ−5−クロロピロロ[3,2−b]ピリジン(2.23g、6.04mmol)、Pd(dppf)Cl
2(0.25g、0.30mmol)、水性の炭酸ナトリウム(2.0M、10mL)の混合物に、4−シアノフェニルボロン酸(0.98g、6.64mmol)を加えた。反応混合物を撹拌して、30分間加熱還流した。溶媒を蒸発させた。残留物を水中で得て、DCM(3x)で抽出した。有機質層を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−5%、MeOH:DCM)、白色固形物として1.79g(75%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ7.06(d,J=3.79Hz,1H),7.60−7.67(m,2H),7.73−7.79(m,3H),8.01(d,J=8.34Hz,2H),8.12(d,J=7.58Hz,1H),8.31(s,1H),8.35(d,J=3.79Hz,1H)。[M+H] Calc’d for C
20H
12BrClN
3O
2S, 394;Found, 394。
【0270】
調製物1E:4−(5−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリル
【0271】
【化42】
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【0272】
MeOH:THF(3:2、50mL)中の4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−クロロピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(1.18g、3.00mmol)の混合物に、NaOH(2.5N、12mL)を加えた。反応混合物を室温で15分間撹拌した。反応物を酸性化し(2N HCl)、DCM(3x)で抽出した。有機物を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。残留物をDCM(20mL)中で粉砕し(triturated)、濾過して、黄色固形物として580mg(76%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ6.60(br.s.,1H),7.72(d,J=8.34Hz,2H),7.81(t,J=2.91Hz,1H),7.85(s,1H),7.95(d,J=8.34Hz,2H),11.68(br.s.,1H)。[M+H] Calc’d for C
14H
8ClN
3, 254;Found, 254。
【0273】
調製物1F:tert−ブチル(3S)−3−[[5−クロロ−6−(4−シアノフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0274】
【化43】
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【0275】
(R)−N−boc−3−ブロモメチルピロリジン(96mg、0.37mmol)を、DMF(3mL)中の4−(5−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリル(100mg、0.33mmol)と炭酸セシウム(214mg、0.65mmol)の混合物に加えた。反応混合物を90℃で一晩撹拌した。(R)−N−Boc−3−ブロモメチルピロリジン(96mg、0.37mmol)を加えて、反応物を90℃で2時間撹拌した。DMFを真空下で濃縮した。残留物をDCM中で得て、不溶性固形物を濾過した。濾液をシリカカラム上に載せて、クロマトグラフィーで分離して(0−100%、EtOAc:ヘキサン)、無色の油として125mg(77%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ1.25−1.45(m,9H),1.59(br.s.,1H),1.76(br.s.,1H),2.67(br.s.,2H),4.18−4.39(m,2H),6.63(d,J=3.03Hz,1H),7.75(d,J=8.34Hz,2H),7.87(d,J=3.28Hz,1H),7.97(d,J=8.34Hz,2H),8.21(d,J=(2.78Hz,1H)。[M+H] Calc’d for C
24H
25ClN
3O
2, 437;Found, 437。
【0276】
調製物1G:tert−ブチル(3S)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0277】
【化44】
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【0278】
ジオキサン(2mL)中の、tert−ブチル(3S)−3−[[5−クロロ−6−(4−シアノフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート(100mg、0.23mmol)、Pd(dppf)Cl
2(10mg、0.012mmol)、水性の炭酸ナトリウム(2.0M、1.0mL、2.00mmol)の混合物に、4−メチルフェニルボロン酸(50mg、0.36mmol)を加えた。反応混合物を撹拌して、143℃で1時間、電子レンジの中で加熱した。溶媒を真空内で蒸発させた。残留物をDCMの中で得て、濾過した。濾液をクロマトグラフィーで分離して(0−90%、EtOAc:ヘキサン)、ベージュ色の固形物として90mg(79%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
31H
32N
4O
2, 493;Found, 493。
【0279】
実施例1:4−[5−(4−メチルフェニル)−1−[[(3R)−ピロリジン−3−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0280】
【化45】
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【0281】
DCM(2mL)中のtert−ブチル(3S)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート(90mg、0.18mmol)の混合物に、TFA(2mL)を加えた。反応物を30分間撹拌した。溶媒を真空内で蒸発させた。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−20%、MeOH:DCM)、ベージュ色の固形物として56mg(78%)の表題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ1.61−1.77(m,1H),1.84−2.01(m,1H),2.29(s,3H),2.76−3.01(m,3H),3.02−3.16(m,1H),3.24−3.37(m,2H),4.29−4.49(m,2H),6.72(d,J=3.03Hz,1H),7.05−7.14(m,2H),7.14−7.20(m,2H),7.42(d,J=8.34Hz,2H),7.80(d,J=8.34Hz,2H),7.91(br.s.,1H),8.23(br.s.,1H),8.60−8.85(m,2H)。[M+H] Calc’d for C
26H
24N
4, 393;Found, 393。
【0282】
実施例2:4−[5−クロロ−1−[[(3R)−ピロリジン−3−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0283】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0284】
DCM(3mL)中のtert−ブチル(3S)−3−[[5−クロロ−6−(4−シアノフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート(50mg、0.11mmol)の混合物に、TFA(1mL)を加えた。反応物を2時間撹拌した。溶媒を真空内で蒸発させた。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−20%、MeOH:DCM)、黄色のガラス状固形物として35mg(96%)の表題化合物のTFA塩を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ1.56−1.71(m,1H),1.90(td、J=12.69、7.20Hz,1H),2.72−2.93(m,3H),3.05−3.15(m,1H),3.21−3.30(m,1H),4.32(dd、J=7.20、4.42Hz,2H),6.66(d,J=3.28Hz,1H),7.74(d,J=8.34Hz,2H),7.90(d,J=3.03Hz,1H),7.99(d,J=8.34Hz,2H),8.24(s,1H),8.62(br.s.,2H)。[M+H] Calc’d for C
19H
17ClN
4, 337;Found, 337。
【0285】
調製物3A:4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0286】
【化47】
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【0287】
ジオキサン(7mL)中の、4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−クロロピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(300mg、0.76mmol)、Pd(dppf)Cl
2(31mg、0.038mmol)、水性の炭酸ナトリウム(2.0M、1.15mL、2.28mmol)の混合物に、4−メチルフェニルボロン酸(310mg、2.28mmol)を加えた。反応混合物を撹拌し、電子レンジの中135℃で3時間加熱した。溶媒を真空内で蒸発させた。残留物を水中で得て、DCMで抽出した。有機物を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−5%、MeOH:DCM)、ベージュ色の固形物として260mg(47%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
27H
19N
3O
2S, 450;Found, 450。
【0288】
調製物3B:4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0289】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0290】
MeOH:THF(2:1、15mL)中の4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(260mg、0.58mmol)の混合物に、NaOH(2.5N、3mL)を加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌した。水性HClを使用して反応物を中性化し、溶媒を蒸発させた。残留物を水中で得て、DCMで抽出した。有機物を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離した(0−5%、MeOH:DCM)。関連する画分を合わせて、濃縮して、ベージュ色の固形物として90mg(49%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
21H
15N
3, 310;Found, 310。
【0291】
調製物3C:tert−ブチル(3R)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0292】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0293】
(S)−N−boc−3−ブロモメチルピロリジン(137mg、0.52mmol)を、DMF(3mL)中で4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリル(80mg、0.26mmol)と炭酸セシウム(422mg、1.30mmol)の混合物に加えた。反応混合物を90℃で一晩撹拌した。DMFを真空内で除去した。残留物をDCMの中で得て、不溶性固形物を濾過した。濾液をシリカカラムの上に載せて、クロマトグラフィーで分離して(0−10%、MeOH:DCM)、無色の油として45mg(35%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
31H
32N
4O
2, 493;Found, 493。
【0294】
実施例3:4−[5−(4−メチルフェニル)−1−[[(3S)−ピロリジン−3−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0295】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0296】
エタノール(2mL)中のtert−ブチル(3R)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート(45mg、0.09mmol)に、ジオキサン(4N、1mL)中でHClを加えた。反応物を2時間撹拌し、溶媒を蒸発させた。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−20%、MeOH:DCM)、ベージュ色の固形物として30mg(84%)の表題化合物のHCl塩を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ1.60−1.77(m,1H),1.89−2.01(m,1H),2.32(s,3H),2.80−3.02(m,3H),3.24−3.37(m,2H),4.48(br.s.,2H),6.82(br.s.,1H),7.12−7.29(m,4H),7.45(d,J=8.34Hz,2H),7.84(d,J=8.08Hz,2H),8.18(s,1H),8.63(s,1H),9.02(br.s.,1H),9.28(br.s.,1H)。[M+H] Calc’d for C
26H
24N
4, 393;Found, 393。
【0297】
調製物4A:tert−ブチル(3R)−3−[[5−クロロ−6−(4−シアノフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0298】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0299】
表題化合物を、(S)−N−boc−3−ブロモメチルピロリジンから25%の収率で調製し、調製物3Cの手順に従い、4−(5−クロロ−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリルの混合物に加えた。[M+H] Calc’d for C
24H
25ClN
3O
2, 437;Found, 437。
【0300】
実施例4:4−[5−クロロ−1−[[(3S)−ピロリジン−3−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0301】
【化52】
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【0302】
実施例3の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチル(3R)−3−[[5−クロロ−6−(4−シアノフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラートから90%の収率でHCl塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ1.56−1.71(m,1H),1.84−1.95(m,1H),2.71−2.92(m,2H),3.04−3.23(m,3H),4.23−4.39(m,2H),6.66(d,J=3.28Hz,1H),7.74(d,J=8.59Hz,2H),7.90(d,J=3.28Hz,2H),7.99(d,J=8.59Hz,2H),8.24(s,1H),8.63(br.s.,1H),8.73(br.s.,1H)。[M+H] Calc’d for C
19H
17ClN
4, 337;Found, 337。
【0303】
調製物5A:4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0304】
【化53】
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【0305】
ジオキサン(10mL)中の、4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−クロロピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(1g、2.54mmol)、Pd(dppf)Cl
2(100mg、0.13mmol)、水性の炭酸ナトリウム(2.0M、3.31mL、7.62mmol)の混合物に、4−フルオロ−フェニルボロン酸(1.42g、10.16mmol)を加えた。反応混合物を撹拌し、電子レンジの中143℃で4時間加熱した。この粗製反応物を生成することなく次の工程に使用した。[M+H] Calc‘d for C
26H
16FN
3O
2S, 454;Found,454。
【0306】
調製物5B:4−[5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0307】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
粗製の4−[1−(ベンゼンスルホニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(2.54mmol)の混合物を、MeOH(10mL)及びNaOH(2.5N、3mL)の中に加えた。反応混合物を室温で5時間撹拌した。反応物をDCMで抽出した。有機物を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離した(0−5%、MeOH:DCM)。関連する画分を合わせて、濃縮して、ベージュ色の固形物として480mg(60%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
20H
12FN
3, 314;Found, 314。
【0309】
調製物5C:tert−ブチル(3R)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0310】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0311】
調製物3Cの手順に従い、表題化合物を、4−[5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル及び(R)−N−boc−3−ブロモメチルピロリジンから、100%の収率で調製した[M+H] Calc’d for C
30H
29FN
4O
2, 497;Found, 497。
【0312】
実施例5:4−[5−(4−フルオロフェニル)−1−[[(3S)−ピロリジン−3−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0313】
【化56】
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【0314】
実施例3の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチルN−[3−[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]プロピル]カルバミン酸塩から14%の収率で、HCl塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δppm 1.68−1.92(m,2H)1.96−2.23(m,2H)2.99−3.18(m,1H)3.25−3.34(m,1H)3.95(d,J=7.07Hz,1H)4.67(br.s.,2H)6.78(d,J=3.03Hz,1H)7.16(t,J=8.08Hz,2H)7.26−7.38(m,2H)7.44(d,J=8.34Hz,3H)7.83(d,J=8.34Hz,2H)8.04(br. s.,1H)8.38(br. s.,1H)8.95−9.34(m,2H)。[M+H] Calc’d for C
25H
21FN
4, 397;Found, 397。
【0315】
調製物6A:4−(3−ブロモ−6−メチル−5−ニトロピリジン−2−イル)モルホリン
【0316】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
DCM(20mL)中の3−ブロモ−2−クロロ−6−メチル−5−ニトロピリジン(2.00g、8.0mmol)とモルホリン(700μL、8.0mmol)の混合物に、DIEA(1.40mL、8.0mmol)を加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を蒸発させた。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−5%、MeOH:DCM)、黄色固形物として2.21g(92%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ2.66(s,3H),3.57−3.63(m,4H),3.70−3.75(m,4H),8.54(s、1H)。Calc’d for C
10H
12BrN
3O
3, 303, 305;Found, 303, 305。
【0318】
調製物6B:4−(6−メチル−2−モルホリン−4−イル−5−ニトロピリジン−3−イル)ベンゾニトリル
【0319】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0320】
ジオキサン(15mL)中の、3−ブロモ−6−メチル−2−モルフィリン(morphiline)−5−ニトロピリジン(2.21g、7.34mmol)、Pd(dppf)Cl
2(0.31g、0.37mmol)、及び水性の炭酸ナトリウム(2.0M、5mL)の混合物に、4−シアノフェニルボロン酸(1.30g、8.08mmol)を加えた。反応混合物を撹拌し、110℃で1時間加熱した。溶媒を蒸発させ、残留物を水中で得て、DCM(3x)で抽出した。有機質層を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−5%、MeOH:DCM)、黄色固形物として2.15g(90%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
17H
16N
4O
3, 325;Found, 325。
【0321】
調製物6C:4−[6−[(E)−2−(ジメチルアミノ)エテニル]−2−モルホリン−4−イル−5−ニトロピリジン−3−イル]ベンゾニトリル
【0322】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0323】
DMF(12mL)中の3−(4−シアノフェニル)−6−メチル−2−モルフィリン−5−ニトロピリジン(2.15g、7.14mmol)に、N,N−ジメチルホルムアミド・ジメチルアセタール(5.6mL、42.8mmol)を加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌し、100℃で3時間加熱した。溶媒を真空下で除去して、ワインレッドの固形物として2.7g(99%)の表題化合物を得た。この残留物を生成することなく次の工程に使用した。[M+H] Calc’d for C
20H
21N
5O
3, 380;Found, 380。
【0324】
調製物6D:4−(5−モルホリン−4−イル−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリル
【0325】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0326】
4−[6−[(E)−2−(ジメチルアミノ)エテニル]−2−モルホリン−4−イル−5−ニトロピリジン−3−イル]ベンゾニトリル(2.7g、7.14mmol)を、MeOH:DCM(200mL、1:10)に溶解した。Pd/C(10% w、330mg、0.72mmol)を窒素下で加えた。窒素大気を水素により置き換え、反応物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をセライトに通して濾過し、真空下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−10%、MeOH:DCM)、ベージュ色の固形物として1.41g(65%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ2.83−2.99(m,4H),3.47−3.62(m,4H),6.46(t,J=2.15Hz,1H),7.58(t,J=2.91Hz,1H),7.65(s,1H),7.85−7.98(m,4H),11.25(br.s.,1H)。[M+H] Calc’d for C
18H
16N
4O, 305;Found, 305。
【0327】
調製物6E:tert−ブチル(3S)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−モルホリン−4−イルピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0328】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0329】
DMF(3mL)中の4−(5−モルホリン−4−イル−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリル(100mg、0.33mmol)の溶液に、(R)−N−boc−3−ブロモメチルピロリジン(96mg、0.37mmol)、その後に炭酸セシウム(214mg、0.65mmol)を加え、混合物を90℃で一晩撹拌した。(R)−N−Boc−3−ブロモメチルピロリジン(96mg、0.37mmol)を加えて、反応物を90℃で2時間撹拌した。DMFを真空内で除去した。残留物をDCM中で得て、不溶性固形物を濾過した。濾液をシリカカラムの上に載せて、クロマトグラフィーで分離して(0−100%、EtOAc:ヘキサン)、淡黄色の油として125mg(77%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
28H
33N
5O
3, 488;Found, 488。
【0330】
実施例6:4−[5−モルホリン−4−イル−1−[[(3R)−ピロリジン−3−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0331】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0332】
エタノール(4mL)中のtert−ブチル(3S)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−モルホリン−4−イルピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート(125mg、0.26mmol)に、ジオキサン(4N、3mL)中でHClを加えた。反応物を2時間撹拌した。溶媒を真空内で蒸発させた。残留物をクロマトグラフィーで分離して(0−20%、MeOH:DCM)、淡黄色の固形物として71mg(70%)の表題化合物のHCl塩を得た(HCl塩)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ2.73−2.87(m,2H),2.86−2.97(m,4H),3.05−3.15(m,3H),3.22−3.30(m,2H),3.54(d,J=4.55Hz、4H)、4.23−4.32(m,2H),6.49(d,J=3.03Hz,1H),7.70(d,J=3.03Hz,1H),7.91−7.99(m,4H),8.01(s,1H),9.07(br.s.,1H)。[M+H] Calc’d for C
23H
25N
5O, 388;Found, 388。
【0333】
調製物7A:tert−ブチル(3R)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−モルホリン−4−イルピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボキシラート
【0334】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0335】
調製物6Eの手順に従い、表題化合物を、(S)−N−boc−3−ブロモメチルピロリジンと4−(5−モルホリン−4−イル−1H−ピロロ[3,2b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリルから、58%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ1.33(s、9H)、1.50−1.67(m,1H),1.67−1.88(m,1H),2.61−2.77(m,2H),2.90(br.s.,4H)、2.95−3.23(m,3H),3.54(br.s.,4H)、4.23(d,J=7.58Hz,2H),6.46(d,J=2.80Hz,1H),7.63(d,J=2.78Hz,1H),7.83−8.05(m、5H)。[M+H] Calc’d for C
28H
33N
5O
3, 488;Found, 488。
【0336】
実施例7:4−[5−モルホリン−4−イル−1−[[(3S)−ピロリジン−3−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0337】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0338】
エタノール(4mL)中のtert−ブチル(3R)−3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−モルホリン−4−イルピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボン酸塩(116mg、0.19mmol)に、ジオキサン(4N、3mL)中でHClを加えた。反応物を2時間撹拌した。溶媒を真空下で蒸発させて、淡黄色の固形物として81mg(99%)の表題化合物のHCl塩を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ1.53−1.73(m,1H),1.83−1.97(m,1H),2.72−2.91(m,2H),2.92−3.03(m,4H),3.06−3.20(m,2H),3.21−3.38(m,1H),3.48−3.59(m,4H),4.25−4.39(m,2H),6.58(br.s.,1H),7.82(br.s.,1H),7.89−8.02(m,4H),8.22(br.s.,1H),8.98(br.s.,1H),9.25(br.s.,1H)。[M+H] Calc’d for C
23H
25N
5O, 388;Found, 388。
【0339】
調製物8A:tert−ブチル3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−モルホリン−4−イルピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]−3−フルオロピロリジン−1−カルボキシラート
【0340】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0341】
調製物6Eの手順に従い、表題化合物を、1−N−boc−3−ブロモメチル−3−フルオロ−ピロリジンと4−(5−モルホリン−4−イル−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリルから、79%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C
28H
32FN
5O
3, 506;Found, 506。
【0342】
実施例8:4−[1−[(3−フルオロピロリジン−3−イル)メチル]−5−モルホリン−4−イルピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0343】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0344】
実施例6の調製手順に従い、表題化合物のHCL塩を、tert−ブチル3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−モルホリン−4−イルピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]−3−フルオロピロリジン−1−カルボキシラートから、88%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ1.93−2.39(m,2H),2.89−3.03(m,4H),3.21−3.34(m,2H),3.35−3.48(m,2H),3.50−3.60(m,4H),4.73−4.87(m,2H),6.60(d,J=2.78Hz,1H),7.68(br.s.,1H),7.87−8.02(m,4H),8.09(br.s.,1H),9.44(br.s.,1H),9.66(br.s.,1H)。[M+H] Calc’d for C
23H
24FN
5O, 406;Found, 406。
【0345】
調製物9A:tert−ブチル3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]−3−フルオロピロリジン−1−カルボン酸塩
【0346】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0347】
調製物3Cの手順に従い、表題化合物を、1−N−boc−3−ブロモメチル−3−フルオロ−ピロリジンと4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ベンゾニトリルから、41%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C
31H
31FN
4O
2, 511;Found, 511。
【0348】
実施例9:4−[1−[(3−フルオロピロリジン−3−イル)メチル]−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0349】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0350】
実施例3の調製手順に従い、表題化合物のHCL塩を、tert−ブチル3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]−3−フルオロピロリジン−1−カルボン酸塩から、66%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 2.08(br.s.,1H),2.23−2.31(m,1H),2.32(s,3H),3.33(d,J=5.05Hz、4H)、4.77−5.15(m,2H),6.90(br.s.,1H),7.17−7.29(m,4H),7.43(d,J=8.34Hz,2H),7.84(d,J=8.34Hz,2H),8.13(s,1H),8.65(br.s.,1H),9.67(br.s.,1H),9.98(br.s.,1H)。[M+H] Calc’d for C
26H
23FN
4, 411;Found, 411。
【0351】
調製物10A:tert−ブチル(2S)−2−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]モルホリン−4−カルボン酸塩
【0352】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0353】
Tert−ブチル(2R)−2−(ブロモメチル)モルホリン−4−カルボン酸塩(145mg、0.52mmol)を、DMF(3mL)中で4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(80mg、0.26mmol)と炭酸セシウム(422mg、1.30mmol)の混合物に加えた。反応混合物を90℃で一晩撹拌した。不溶性の固形物を濾過し、DMFを真空内で濃縮して、茶色の半固形物として282mg(100%)の表題化合物を得た。この残留物を生成することなく次の工程に使用した。[M+H] Calc’d for C
31H
32N
4O
3, 509;Found, 509。
【0354】
実施例10:4−[5−(4−メチルフェニル)−1−[[(2R)−モルホリン−2−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0355】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
実施例3の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチル(2S)−2−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]モルホリン−4−カルボン酸塩から36%の収率で、HCl塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 2.20−2.40(m、3H)2.76(d,J=11.37Hz,1H)2.91(d,J=12.13Hz,1H)3.06−3.24(m,2H)3.37(d,J=11.87Hz,2H)3.94(d,J=9.60Hz,2H)4.13(br.s.,1H)4.43−4.74(m,2H)6.84(br.s.,1H)7.14−7.34(m、4H)7.39−7.54(m,2H)7.85(d,J=8.34Hz,2H)8.06(br.s.,1H)8.49−8.75(m,1H)9.25−9.67(m,2H)。[M+H] Calc’d for C
26H
24N
4O, 409;Found, 409。
【0357】
調製物11A:tert−ブチル(2S)−2−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]モルホリン−4−カルボン酸塩
【0358】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0359】
調製物10Aの手順に従い、表題化合物を、4−[5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリルとtert−ブチル(2R)−2−(ブロモメチル)モルホリン−4−カルボン酸塩から、100%の収率で調製した。[M+H] Calc’d for C
30H
29FN
4O
3, 513;Found, 513。
【0360】
実施例11:4−[5−(4−フルオロフェニル)−1−[[(2R)−モルホリン−2−イル]メチル]ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0361】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
実施例3の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチル(2S)−2−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]メチル]モルホリン−4−カルボン酸塩から27%の収率で、HCl塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.71−2.81(m,1H)2.92(d,J=11.62Hz,1H)3.15(d,J=13.14Hz,1H)3.35(d,J=12.88Hz,1H)3.94(d,J=9.09Hz,2H)4.11(br.s.,1H)4.39−4.72(m,2H)6.80(br.s.,1H)7.12−7.29(m,2H)7.29−7.53(m、4H)7.71−7.92(m,2H)7.92−8.10(m,1H)8.45(br.s.,1H)9.13−9.55(m,2H)。[M+H] Calc’d for C
25H
21FN
4O, 413;Found, 413。
【0363】
調製物12A:tert−ブチルN−[3−[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]プロピル]カルバミン酸塩
【0364】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0365】
調製物10Aの手順に従い、表題化合物を、4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリルとtert−ブチルN−(3−ブロモプロピル)カルバミン酸塩から、100%の収率で調製した[M+H] Calc’d for C
29H
30N
4O
2, 466;Found, 466。
【0366】
実施例12:4−[1−(3−アミノプロピル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0367】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0368】
実施例3の調製手順に従い、表題化合物を、tert−ブチルN−[3−[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピロロ[3,2−b]ピリジン−1−イル]プロピル]カルバミン酸塩から20%の収率で、HCl塩として調製した。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ ppm 2.05−2.21(m,2H)2.32(s,3H)2.78(d,J=5.81Hz,2H)4.51(br.s.,2H)6.82(br.s.,2H)7.09−7.31(m、4H)7.46(d,J=8.34Hz,2H)7.84(d,J=8.34Hz,2H),7.98(br.s.,2H)8.16(br.s.,1H)8.62(s、1H)。[M+H] Calc’d for C
24H
22N
4, 366;Found, 366。
【0369】
調製物13A:3,5−ジブロモ−6−メチルピリジン−2−オール
【0370】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0371】
アルミニウム箔を詰めた1−Lの3首の反応フラスコに、乾燥したアセトニトリル(300mL)中で2−ヒドロキシ−6−メチル−ピリジン(27.4g、0.25mol)の溶液を加えた。NBS(89g、0.5mol)を0℃で20分にわたり、混合物に一部ずつ加えた。懸濁液を撹拌するのが困難であったため、追加の乾燥したアセトニトリル(200ml)を加えて、撹拌を30℃で1.5時間継続した。懸濁液を濾過した。濾過ケーキをメタノール(50mL×3)で徹底的に洗浄し、乾燥して、白色固形物として58.6g(88%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ7.90(s,1H),2.46(s,3H)。[M+H] Calc’d for C
6H
5Br
2NO, 268, 270;Found, 268, 270。
【0372】
調製物13B:3−ブロモ−6−メチルピリジン−2−オール
【0373】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0374】
2−Lの3首の反応フラスコ(炎で乾燥した(flame−dried))の中で、乾燥THF(500mL)中の3,5−ジブロモ−6−メチルピリジン−2−オール(51.6g、193mmol)を室温で、N
2の下で撹拌した。混合物を−67℃に冷却した。n−BuLi(178mL、445mmol)を、−60℃より下に維持した温度で1時間にわたり、滴下で加えた。混合物を−60℃で1.5時間撹拌した。飽和水性NH
4Cl(100mL)を、−65℃と−40℃の間の温度で1時間にわたり、滴下で加えた。反応混合物を−40℃で15分間撹拌し、25℃に到達させ、そして一晩撹拌した。混合物を濃縮することでTHFを除去し、水層をEtOAc(300mL×3)で抽出した。合わせた有機質層をブライン(200mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(10−50%、EtOAc:PE)により精製して、オフホワイト固形物として6.07g(17%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ12.94(s,1H),7.72(d,J=7.2Hz,1H),5.99(d,J=7.2Hz,1H),2.37(t,J=8.4Hz,3H)。[M+H] Calc’d for C
6H
6BrNO, 189, 191;Found, 189, 191。
【0375】
調製物13C:3−ブロモ−6−メチル−5−ニトロピリジン−2−オール
【0376】
【化77】
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【0377】
500−mLの丸底フラスコの中で、65%の水性HNO
3を0℃で撹拌し、3−ブロモ−6−メチルピリジン−2−オール(5.7g、30.3mmol)を滴下で導入した。反応混合物を室温で3.5時間撹拌した。氷水(200mL)に混合物を注いだ後、水層をEtOAc(300mL×2)で抽出した。合わせた有機質層を水とブライン(200mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し、シリカゲル上でカラムクロマトグラフィー(25%、EtOAc:PE)により精製して、オフホワイト固形物として4.7g(67%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ12.85(s,3H),8.66(s,1H),2.86(s、1H)。[M+H] Calc’d for C
6H
5BrN
2O
3, 235, 237;Found, 235, 237。
【0378】
調製物13D:3−ブロモ−2−クロロ−6−メチル−5−ニトロピリジン
【0379】
【化78】
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【0380】
500−mLの単一の丸底フラスコの中で、POCl
3(12g、78.1mmol)を3−ブロモ−6−メチル−5−ニトロピリジン−2−オール(4g、15.87mmol)に滴下で加えた。その後、この混合物を還流で7時間撹拌した。反応混合物を30℃に冷却し、氷水に注ぎ、10分間撹拌した。その後、飽和NaHCO
3溶液(30mL)を加えた。水相をEtOAc(200mL×3)で抽出した。合わせた有機質層を水とブライン(200mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色固形物として2.8g(65%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ8.55(s,1H),2.83(s,3H)。
【0381】
調製物13E:5−ブロモ−6−クロロ−2−メチルピリジン−3−アミン
【0382】
【化79】
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【0383】
EtOH(100mL)中の3−ブロモ−2−クロロ−6−メチル−5−ニトロピリジン(2.2g、8.7mmol)の溶液に、Fe(4.8g、85.7mmol)とHOAc(300mL)を加えた。混合物を30℃で13時間撹拌した。固形物を濾過し、濾液を真空内で濃縮して、EtOHとHOAcの大半を除去した。残りの水相(aqueous)をDCM(100mL×3)で抽出した。合わせた有機質層を水とブライン(100mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、茶色の固形物として1.66g(86%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
6H
6BrClN
2, 221, 223;Found, 221, 223。
【0384】
調製物13F:4−(5−アミノ−2−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)ベンゾニトリル
【0385】
【化80】
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【0386】
ジオキサン(50mL)中の5−ブロモ−6−クロロ−2−メチルピリジン−3−アミン(1.66g、7.48mmol)の溶液に、4−シアノフェニルボロン酸(1.2g、8.97mmol)、Na
2CO
3(2.5g、23.6mmol)、Pd(dppf)Cl
2(306mg、0.37mmol)、及び数滴の水を加えた。混合物をN
2で5分間脱気し、70℃で13時間加熱した。固形物を濾過し、濾液を真空内で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで分離して(15−25%、EtOAc:PE)、茶色の固形物として1.42g(79%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
13H
10ClN
3, 244;Found, 244。
【0387】
調製物13G:4−[5−アミノ−6−メチル−2−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル
【0388】
【化81】
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【0389】
ジオキサン(50mL)中の4−(5−アミノ−2−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)ベンゾニトリル(1.4g、5.76mmol)の溶液に、4−(5−アミノ−2−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)ベンゾニトリル(1.1g、8.15mmol)、Na
2CO
3(2.2g、20.7mmol)、Pd(dppf)Cl
2(0.8g、1.09mmol)、及び数滴の水を加えた。混合物をN
2で5分間脱気し、110℃で14時間加熱した。固形物を濾過し、濾液を真空内で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(15−25% EtOAc:PE)によって精製して、淡黄色固形物として1.3g(76%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ7.54(d,J=8.0Hz,2H),7.26(d,J=6.0Hz,2H),7.12(d,J=8.0Hz,2H),7.02(d,J=8.0Hz,2H),6.96(s,1H),3.77(s,2H),2.56(s,3H),2.30(s,3H),[M+H] Calc’d for C
20H
17N
3, 300;Found, 300。
【0390】
調製物13H:N−[5−(4−シアノフェニル)−2−メチル−6−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]アセトアミド
【0391】
【化82】
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【0392】
DCM(50mL)中の4−[5−アミノ−6−メチル−2−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル(1.3g、4.35mmol)の溶液に、ピリジン(1.4mL、15mmol)とAc
2O(1.3mL、13mmol)を加えた。混合物を30℃で16時間撹拌した。反応混合物に、飽和水性重炭酸ナトリウム溶液を数回に分けて(in portions)加えた。反応混合物を10分間撹拌した。水層をDCM(100mL×3)で抽出した。合わせた有機質層を水とブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮して、黄色の油として1.3g(86%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
22H
19N
3O, 342;Found, 342。
【0393】
調製物13I:4−[1−アセチル−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0394】
【化83】
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【0395】
トルエン(20mL)中のN−[5−(4−シアノフェニル)−2−メチル−6−(4−メチルフェニル)ピリジン−3−イル]アセトアミド(1.3g、3.81mmol)の溶液に、tert−亜硝酸ブチル(630mg、6.1mmol)、Ac
2O(1.1mL、11.5mmol)、及びKOAc(452mg、4.6mmol)を加えた。混合物を80℃で2時間加熱し、その後室温に冷却した。10%のNaHCO
3(150ml)を加え、混合物をEtOAc(100mLx3)で抽出した。合わせた有機質層を、水、NaHCO
3、そしてブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、真空内で濃縮して、茶色の固形物として0.8g(60%)の表題化合物を得た。[M+H] Calc’d for C
22H
16N
4O, 353;Found, 353。
【0396】
調製物13J:4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0397】
【化84】
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【0398】
THF/MeOH(30mL、2:1)中の4−[1−アセチル−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(0.8g、2.27mmol)に、NaOH(2.3M、3mL)を加えた。結果として生じる混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を真空内で除去した。残留物を水(30mL)の中で得て、水層をEtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた有機質層を水とブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。粗製生成物をカラムクロマトグラフィー(33% EtOAc:PE)により更に精製して、黄色固形物として0.41g(58%)の表題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ8.29(s,1H),8.07(s,1H),7.65(d,J=8.0Hz,2H),7.42(d,J=8.0Hz,2H),7.19(d,J=8.0Hz,2H),7.12(d,J=8.0Hz,2H),2.33(s,3H)。[M+H] Calc’d for C
20H
14N
4, 311;Found, 311。
【0399】
調製物13K:tert−ブチル3−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピロリジン−1−カルボン酸塩
【0400】
【化85】
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【0401】
DMF(5mL)中の、4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(100mg、0.32mmol)とtert−ブチル3−[(4−エチルフェニル)スルホニルオキシメチル]ピロリジン−1−カルボン酸塩(185mg、0.52mmol)の溶液に、炭酸カリウム(209mg、0.96mmol)を加えた。その後、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をEtOAc(20mL)と水(20mL)で希釈した。水層をEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機質層を水(20mL×2)とブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製して、白色固形物として66mg(43%)の表題化合物を得た。
1H NMR(CDCl
3,400MHz):δ8.32(s,1H),7.71(s,1H),7.57(d,J=8.4Hz,2H),7.35(d,J=5.6Hz,2H),7.18(d,J=8.0Hz,2H),7.07(d,J=8.0Hz,2H),4.41(d,J=7.2Hz,2H),3.48−3.43(m,2H),3.34−3.32(m,1H),3.18(t,J=4.8Hz,1H),2.90−2.91(m,1H),2.33(s,3H),2.00−1.98(m,1H),1.75−1.73(m,1H),1.42(s、9H)。[M+H] Calc’d for C
30H
31N
5O
2, 494;Found, 494。
【0402】
実施例13:4−[5−(4−メチルフェニル)−1−(ピロリジン−3−イルメチル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0403】
【化86】
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【0404】
ジオキサン(4M、3mL)中の塩酸溶液を、4−[5−(4−メチルフェニル)−1−(ピロリジン−3−イルメチル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(66mg、0.13mmol)に加えた。その後、混合物を室温で30分間撹拌した。結果として生じる混合物を濃縮して、白色固形物として49mg(94%)の表題化合物を得た。
1H NMR(CD
3OD,400MHz):δ9.10(s,1H),8.54(s,1H),7.73(d,J=8.0Hz,2H),7.56(d,J=8.0Hz,2H),7.35(d,J=8.0Hz,2H),7.28(d,J=8.0Hz,2H),4.87−4.85(m,2H),3.62−3.49(m,3H),3.29−3.17(m,2H),2.39(s,3H),2.28−2.24(m,1H),1.99−1.93(m,1H)。[M+H] Calc’d for C
25H
23N
5, 394;Found, 394。
【0405】
調製物14A:tert−ブチル4−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピペリジン−1−カルボン酸塩
【0406】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0407】
DMF(3mL)中の4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(80mg、0.26mmol)およびtert−ブチル4−(ブロモメチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(138mg、0.49mmol)の溶液に、炭酸カリウム(120mg、0.55mmol)を加えた。混合物を一晩室温で撹拌した。混合物を、EtOAc(20mL)と水(20mL)で希釈した。水層を、EtOAc(30mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、水(20mL×2)、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、黄色油として表題化合物を得た。この油を次の工程で精製なしで使用した。[M+H] Calc’d for C
31H
33N
5O
2、508;Found、508。
【0408】
実施例14:4−[5−(4−メチルフェニル)−1−(ピペリジン−4−イルメチル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0409】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0410】
tert−ブチル4−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]メチル]ピペリジン−1−カルボン酸塩(76mg、0.15mmol)に、0℃でジオキサン(4M、4mL)中の塩酸を加えた。混合物を、室温に暖め、30分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物を分取HPLCによって精製し、白色固形物として25mgの表題化合物(41%)を得た。
1H NMR(D
2O、400MHz):δ8.18 (s, 1 H), 8.06 (s, 1 H), 7.45 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.16 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 6.94 (s, 4 H), 4.33 (d, J = 6.8 Hz, 2 H), 3.31 (d, J = 13.2 Hz, 2 H), 2.83 (t, J = 10.4 Hz, 2 H), 2.24−2.23 (m, 1 H), 2.14 (s, 3 H), 1.69 (d, J = 11.6 Hz, 2 H), 1.47−1.29 (m, 2 H)。Calc’d for C
26H
25N
5、408;Found、408。
【0411】
調製物15A:tert−ブチル(1S,5R)−6−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]メチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸塩
【0412】
【化89】
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【0413】
DMF(8mL)中の4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(100mg、0.32mmol)、tert−ブチル(1S,5R)−6−(クロロメチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸塩、およびK
2CO
3(150mg、0.69mmol)の混合物を、一晩60℃で撹拌した。混合物を、室温に冷却し、水(50mL)および酢酸エチル(50mL)で希釈した。溶液を酢酸エチル(30mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、水(50mL×3)、ブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製し、白色固形物として62mg(38%)の表題化合物を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ8.35 (s, 1 H), 7.76 (s, 1 H), 7.61 (d, J = 7.8 Hz, 2 H), 7.36 (d, J = 8.2 Hz, 2 H), 7.21 (d, J = 7.4 Hz, 2 H), 7.09 (d, J = 7.8 Hz, 2 H), 4.41 − 4.35 (m, 2 H), 3.63 − 3.61 (m, 1 H), 3.50 − 3.48 (m, 1 H), 3.37 − 3.36 (m, 2 H), 2.35 (s, 3 H), 1.62 − 1.67 (m, 2 H), 1.40 (s, 9 H), 1.26 − 1.14 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
31H
31N
5O
2、506;Found、506。
【0414】
実施例15:4−[1−[[(1S,5R)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサノ−6−イル]メチル]−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0415】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0416】
DCM(5mL)中のtert−ブチル(1S,5R)−6−[[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]メチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸塩(62mg、0.12mmol)の溶液に、ジオキサン(4M、2mL)中の塩酸を加えた。その後、混合物を30分間室温で撹拌した。結果として生じる混合物を濃縮し、黄色油としてのHCl塩として35mgの表題化合物(72%)を得た。
1H NMR(CD
3OD、400MHz):δ8.85 (s, 1 H), 8.45 (s, 1 H), 7.72 (d, J = 6.9 Hz, 2 H), 7.54 (d, J = 7.4 Hz, 2 H), 7.24 − 7.31 (m, 4 H), 4.64 (d, J = 6.4 Hz, 2 H), 3.61 − 3.59 (m, 4 H), 2.38 (s, 3 H), 2.08 − 2.10 (m, 2 H), 1.72 − 1.74 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
26H
23N
5、406;Found、406。
【0417】
調製物16A:4−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル
【0418】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0419】
ジオキサン(20mL)中の2,4,5−トリクロロピリミジン(1.83g、10mmol)を充填した100mLの圧力容器に、(4−シアノフェニル)ボロン酸(1.47g、10mmol)、PdCl
2(dppf)(146mg、0.2mmol)、およびNa
2CO
3(10mL、2M)を加えた。混合物を、5分間N
2でパージし、密封した。反応物を、活発に撹拌しながら、1時間70℃で維持した。水を加え、不均一混合物を濾過した。濾過ケーキを、エタノール中に取り込み、10分間撹拌し、濾過し、真空内で乾燥し、オフホワイト結晶として表題化合物(2.2g、89%)を得た。[M+H] Calc’d for C
11H
5N
3Cl
2、250;found 250。
【0420】
調製物16B:tert−ブチル(3R)−3− ({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボン酸塩
【0421】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0422】
エタノール(5mL)中の4−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル(496mg、2mmol)を含有しているバイアルに、tert−ブチル(3S)−3−(アミノメチル)ピロリジン−1−カルボン酸塩(400mg、2mmol)およびDIEA(694μL、4mmol)を加えた。反応物を16時間100℃で撹拌した。反応物を真空内で濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中のEtOAcの0−50%の勾配)によって精製し、黄色の非晶質固体として表題化合物(743mg、90%)を得た。[M+H] Calc’d for C
21H
24N
5O
2Cl、414;found 414。
【0423】
実施例16:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−{[(3S)−ピロリジン−3−イルメチル]アミノ}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0424】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0425】
ジオキサン(3mL)中のtert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボン酸塩(206mg、0.5mmol)を充填したマイクロ波バイアルに、(4−メチルフェニル)ボロン酸(136mg、1mmol)、PdCl
2(dppf)(36mg、0.05mmol)、およびNa
2CO
3(1mL、2M)を加えた。混合物を、2分間N
2でパージし、密封した。反応物を、2時間120℃で電子レンジ中で照射したか、あるいは16時間加熱ブロック上で120℃に維持した。水を加え、混合物をEtOAc(3×)で抽出した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン中のEtOAcの0−50%の勾配)によって精製して、黄色の非晶性の発泡体を得、これを分取HPLC(0.1%のHCO
2Hを有する水中のACNの75%−95%勾配)によってさらに精製し、黄色の非晶性の発泡体としてtert−ブチル(3R)−3−({[4−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボン酸塩を得た。発泡体を、DCM(2mL)中に溶解し、その後、TFA(2mL)を滴下で加えた。反応物を、30分間周囲温度で撹拌し、真空内で濃縮し、オフホワイトの非晶性の発泡体として表題化合物(109mg、47%)のTFA塩を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ1.79 − 1.95 (m, 1 H), 2.12 − 2.29 (m, 1 H), 2.35 (s, 3 H), 2.78 − 2.93 (m, 1 H), 3.12 − 3.26 (m, 1 H), 3.26 − 3.49 (m, 3 H), 3.49 − 3.61 (m, 1 H), 3.61 − 3.70 (m, 1 H), 5.76 − 6.01 (m, 1 H), 6.88 − 7.02 (m, 2 H), 7.08 − 7.18 (m, 2 H), 7.47 − 7.62 (m, 4 H), 8.09 − 8.29 (m, 1 H), 8.29 − 8.39 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
24H
31FN
2O
3、415;found 370。
【0426】
実施例17:4−(5−クロロ−2−{[(3S)−ピロリジン−3−イルメチル]アミノ}ピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル
【0427】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0428】
DCM(2mL)中に溶解したtert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボン酸塩に、滴下でTFA(2mL)を加えた。反応物を30分間周囲温度で撹拌し、真空内で濃縮し、オフホワイトの非晶性の発泡体として表題化合物(59mg、47%)のTFA塩を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δppm 1.68 − 2.08 (m, 1 H), 2.12 − 2.49 (m, 1 H), 2.66 − 3.11 (m, 1 H), 3.37−3.90 (m, 6 H), 7.67 − 8.13 (m, 4 H), 8.44 − 8.83 (s, 1 H), 9.45 − 10.14 (br. s., 2 H) 。[M+H] Calc’d for C
16H
16N
5Cl、314;
found 314。
【0429】
実施例18:4−[5−(4−フルオロフェニル)−2−{[(3S)−ピロリジン−3−イルメチル]アミノ}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0430】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0431】
表題化合物のTFA塩を、実施例16の調製のための手順に従って、tert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボン酸塩および(4−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、34%の収率で調製した。)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 1.59 − 1.85 (m, 1 H), 1.97 − 2.17 (m, 1 H), 2.59 − 2.72 (m, 1 H), 2.82 − 3.01 (m, 1 H), 3.06 − 3.36 (m, 2 H), 3.37 − 3.50 (m, 2 H), 7.15 (d, J=7.07 Hz, 4 H), 7.40 − 7.56 (m, 2 H), 7.67 − 7.79 (m, 1 H), 7.79 − 7.88 (m, 2 H), 8.38 (s, 1 H), 8.54 − 8.78 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
22H
20N
5F、374;found 374。
【0432】
実施例19:4−[5−(4−クロロフェニル)−2−{[(3S)−ピロリジン−3−イルメチル]アミノ}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0433】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0434】
表題化合物のTFA塩を、実施例16の調製のための手順に従って、tert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボン酸塩および(4−クロロフェニル)ボロン酸、ピナコールエステルを使用して、31%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 1.62 − 1.83 (m, 1 H), 1.94 − 2.17 (m, 1 H), 2.62 − 2.74 (m, 1 H), 2.86 − 3.02 (m, 1 H), 3.13 (m, 1 H), 3.27 (m, 2 H), 3.43 (m, 2 H), 7.07 − 7.19 (m, 2 H), 7.29 − 7.43 (m, 2 H), 7.44 − 7.56 (m, 2 H), 7.62 − 7.75 (m, 1 H), 7.77 − 7.89 (m, 2 H), 8.40 (s, 1 H), 8.60 (br. s., 1 H)。[M+H] Calc’d for C
22H
20N
5Cl、390;found 390。
【0435】
調製物20A:tert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]オキシ}メチル)ピロリジン−1−カルボン酸塩
【0436】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0437】
0℃でのDMF(10mL)中のtert−ブチル(3R)−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボン酸塩(664mg、3.3mmol)を充填した丸底フラスコに、NaH(144mg、3.6mmol、60%)を加えた。反応物を、0℃で4−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル(744mg、3mmol)を加える前に周囲温度で30分間撹拌した。反応物を、周囲温度に暖め、16時間撹拌した。反応物を、飽和したNH
4Clでクエンチし、EtOAc中に取り込んだ。有機質層を、水(3×)およびブラインで連続して洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中のEtOAcの0−40%の勾配)によって精製し、黄色の非晶質固体として表題化合物(655mg、53%)を得た。[M+H] Calc’d for C
21H
23N
4O
3Cl、415;found 415。
【0438】
実施例20:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−[(3R)−ピロリジン−3−イルメトキシ]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0439】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0440】
ジオキサン(3mL)中のtert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]オキシ}メチル)ピロリジン−1−カルボン酸塩(103mg、0.25mmol)を充填したマイクロ波バイアルに、(4−メチルフェニル)ボロン酸(68mg、0.5mmol)、PdCl
2(dppf)(36mg、0.05mmol)、およびNa
2CO
3(1mL、2M)を加えた。混合物を、2分間N
2でパージし、密封した。反応物を、2時間120℃で電子レンジ中で照射した。水を加え、混合物をEtOAc(3×)で抽出した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン中のEtOAcの0−40%の勾配)によって精製して、黄色の非晶性の発泡体を得、これを分取HPLC(0.1%のHCO
2Hを有する水中のACNの75%−95%勾配)によってさらに精製し、黄色の非晶性の発泡体としてtert−ブチル(3R)−3−({[4−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−2−イル]オキシ}メチル)ピロリジン−1−カルボン酸塩を得た。発泡体を、DCM(2mL)中に溶解し、その後、TFA(2mL)を滴下で加えた。反応物を、30分間周囲温度で撹拌し、真空内で濃縮し、オフホワイトの非晶性の発泡体として表題化合物(35mg、30%)のTFA塩を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 1.70 − 1.96 (m, 1 H), 2.05 − 2.23 (m, 1 H), 2.31 (s, 3 H), 2.76 − 2.91 (m, 1 H), 3.00 − 3.13 (m, 1 H), 3.13 − 3.24 (m, 1 H), 3.25 − 3.35 (m, 1 H), 3.35 − 3.48 (m, 1 H), 4.34 − 4.52 (m, 2 H), 7.01 − 7.13 (m, 2 H), 7.18 (d, J=8.08 Hz, 2 H), 7.55 (d, J=8.34 Hz, 2 H), 7.83 (d, J=8.34 Hz, 2 H), 8.67 (s, 1 H), 8.69 − 8.87 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
23H
22N
4O、371;found 371。
【0441】
調製物21A:tert−ブチル(3aR,6aS)−5−[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]−オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸塩
【0442】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0443】
エタノール(2mL)中の4−(2,5−ジクロロピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル(144mg、0.58mmol)を含有しているバイアルに、tert−ブチル(3aR,6aS)−オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸塩(123mg、0.58mmol)およびDIEA(144μL、1.2mmol)を加えた。反応物を1時間100℃で撹拌した。反応物を真空内で濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中のEtOAcの0−50%の勾配)によって精製し、黄色の非晶質固体として表題化合物(242mg、98%)を得た。[M+H] Calc’d for C
22H
24N
5O
2Cl、426;found 426。
【0444】
実施例21:4−{2−[(3aR,6aS)−オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル]−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゾニトリル
【0445】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0446】
表題化合物のTFA塩を、実施例16の調製のための手順に従って、tert−ブチル(3aR,6aS)−5−[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]−オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸塩および(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、33%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 2.29 (s, 3 H), 2.98 − 3.27 (m, 4 H), 3.46 (m, 2 H), 3.60 − 3.70 (m, 2 H), 3.72 − 3.83 (m, 2 H), 7.01 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 7.13 (d, J = 7.83 Hz, 2 H), 7.52 (d, J = 8.34 Hz, 2 H), 7.81 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 8.44(s, 1 H), 8.78 − 8.98 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
24H
23N
5、382;found 382。
【0447】
実施例22:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−{オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5−イル}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0448】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0449】
表題化合物のTFA塩を、実施例21の調製のための手順に従って、tert−ブチルオクタヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2−カルボン酸塩から始めて、37%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、メタノール(METHANOL)−d
4):δppm 1.53 − 1.70 (m, 1 H), 1.84 − 1.99 (m, 1 H), 2.32 (s, 3 H), 2.59 − 2.75 (m, 2 H), 2.99 − 3.11 (m, 1 H), 3.18 − 3.28 (m, 1 H), 3.37 − 3.48 (m, 3 H), 3.68 − 3.82 (m, 1 H), 4.41 − 4.61 (m, 2 H), 6.94 − 7.06 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 7.13 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 7.54 − 7.59 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 7.63 (d, J = 8.08 Hz, 3 H), 8.38 (s, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
25H
25N
5、396;found 396。
【0450】
実施例23:4−{2−[(3aR,8aS)−デカヒドロピロロ[3,4−d]アゼピン−6−イル]−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゾニトリル
【0451】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0452】
表題化合物のTFA塩を、実施例21の調製のための手順に従って、tert−ブチル(3aR,8aS)−デカヒドロピロロ[3,4−d]アゼピン−2−カルボン酸塩から始めて、28%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 1.62 − 1.79 (m, 2 H), 1.82 − 1.99 (m, 2 H), 2.29 (s, 3 H), 2.55 − 2.65 (m, 2 H), 2.76 − 2.95 (m, 2 H), 3.28 − 3.40 (m, 2 H), 3.40 − 3.54 (m, 2 H), 4.25 − 4.43 (m, 2 H), 7.00 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 7.13 (d, J = 7.83 Hz, 2 H), 7.51 (d, J = 8.59 Hz, 2 H), 7.80 (d, J = 8.59 Hz, 2 H), 8.43 (s, 1 H), 8.53 − 8.64 (m, 1 H), 8.64 − 8.79 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
26H
27N
5、410;found 410。
【0453】
実施例24:4−{2−[(3aR,8aS)−デカヒドロピロロ[3,4−d]アゼピン−6−イル]−5−(4−フルオロフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゾニトリル
【0454】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0455】
表題化合物のTFA塩を、実施例21の調製のための手順に従って、tert−ブチル(3aR,8aS)−6−[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]−デカヒドロピロロ[3,4−d]アゼピン−2−カルボン酸塩および(4−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、32%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 1.62 − 1.79 (m, 2 H), 1.82 − 1.99 (m, 2 H), 2.50 − 2.62(m, 2 H), 2.77 − 2.93 (m, 2 H), 3.30 − 3.42 (m, 2 H), 3.42 − 3.55 (m, 2 H), 4.26 − 4.42 (m, 2 H), 7.14 − 7.20 (m, 4 H), 7.50 (d, J = 8.34 Hz, 2 H), 7.81 (d, J = 8.34 Hz, 2 H), 8.40 − 8.52 (m, 1 H), 8.52 − 8.64 (m, 1 H), 8.67 − 8.79 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
25H
24N
5F、414;found 414。
【0456】
実施例25:4−(2−{[(3S)−ピロリジン−3−イルメチル]アミノ}−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル
【0457】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0458】
表題化合物のTFA塩を、実施例16の調製のための手順に従って、tert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボン酸塩および(4−トリフルオロメチルフェニル)ボロン酸を使用して、46%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 1.65 − 1.81 (m, 1 H), 2.00 − 2.14 (m, 1 H), 2.59 − 2.73 (m, 1 H), 2.89 − 2.99 (m, 1 H), 3.09 − 3.20 (m, 1 H), 3.21 − 3.37 (m, 2 H), 3.38 − 3.50 (m, 2 H), 7.35 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 7.44 − 7.57 (m, 2 H), 7.67 (d, J =8.08 Hz, 2 H), 7.80 (d, J = 8.34 Hz, 2 H), 8.46 (s, 1 H), 8.65 (br. s., 2 H)。[M+H] Calc’d for C
23H
20N
5F
3、424;found 424。
【0459】
実施例26:4−[5−(2−シクロプロピルエチニル)−2−{[(3S)−ピロリジン−3−イルメチル]アミノ}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0460】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0461】
ACN(3mL)中のtert−ブチル(3R)−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピロリジン−1−カルボン酸塩(103mg、0.25mmol)を充填したバイアルに、シクロプロパンアセチレン(33mg、0.5mmol)、PdCl
2(ACN)
2(2.6mg、0.01mmol)、XPhos(4mg、0.02)、およびK
2CO
3(103mg、0.75mmol)を加えた。混合物を、2分間N
2でパージし、密封した。反応物を16時間100℃で維持した。水を加え、混合物をEtOAc(3×)で抽出した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4上で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中のEtOAcの0−50%の勾配)によって精製し、黄色の非晶質の残留物を得た。残留物を、DCM(2mL)中に溶解し、その後、TFA(2mL)を滴下で加えた。反応物を、30分間周囲温度で撹拌し、真空内で濃縮した。残留物を、分取HPLC(0.1%のHCO
2Hを有する水中のACNの5%−95%勾配)によってさらに精製し、黄色の非晶性の発泡体(3mg、3%)として表題化合物のギ酸塩を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δppm 0.58 − 0.75 (m, 2 H), 0.80 − 0.96 (m, 2 H), 1.36 − 1.53 (m, 1 H), 1.72 − 1.93 (m, 1 H), 2.10 − 2.31 (m, 1 H), 2.66 − 2.82 (m, 1 H), 2.95 − 3.09 (m, 1 H), 3.51 − 3.62 (m, 5 H), 7.76 − 7.90 (m, 2 H), 8.14 − 8.27 (m, 2 H), 8.34 − 8.45 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
21H
21N
5、344;found 344。
【0462】
実施例27:4−(2−{[(3aR,5S,6aS)−オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]アミノ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル
【0463】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0464】
ジオキサン(3mL)中の、調製物16Bのための手順に従って調製した、tert−ブチル(3aR、5S、6aS)−5−{[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}−オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−2−カルボン酸塩(250.0mg、0.57mmol)を含有しているバイアルに、(4−メチルフェニル)ボロン酸(155.0mg、1.14mmol)、Pd(dppf)Cl
2(80.0mg、0.11mmol)、およびNa
2CO
3(1mL、2M)を加えた。混合物を、2分間N
2でパージし、密封した。反応混合物を、4時間130℃で電子レンジ中で照射した。水を加え、混合物をEtOAc(3×)で抽出した。組み合わせた有機質層を、Na
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)によって精製して、粗製残留物を得た。HCl(5mL、ジオキサン中に4M)を混合物に加え、1時間30℃で撹拌した。混合物を、真空内で濃縮し、分取HPLCによって精製し、淡黄色の発泡体として表題化合物(40.0mg、収率33.7%)を得た。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ1.87 − 1.84 (m, 4 H), 2.32 (s, 3 H), 2.63 − 2.59 (m, 2 H), 2.80 − 2.70 (m, 2 H), 3.12 − 3.07 (m, 2 H), 4.47 − 4.40 (m, 1 H), 6.98 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.12 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.54 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.62 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 8.29 (s, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
25H
25N
5、396;found 396。
【0465】
実施例28:(±)−4−(2−{[(3−フルオロピロリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル
【0466】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0467】
表題化合物を、実施例27の調製のための手順に従って、(±)−tert−ブチル−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)−3−フルオロピロリジン−1−カルボン酸塩および(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、29%の収率で調製した。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ2.00 − 2.15 (m, 2 H), 2.34 (s, 3 H), 3.17 − 2.96 (m, 4 H), 3.95 (d, J = 19.2 Hz, 2 H), 7.02(d, J = 8.8 Hz, 2 H), 7.14 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 7.57 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 7.65 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 8.35 (s, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
23H
22N
5F、388;found 388。
【0468】
実施例29:(±)−4−[5−(4−メチルフェニル)−2−[(ピペリジン−3−イル)アミノ]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0469】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0470】
表題化合物を、実施例27の調製のための手順に従って、tert−ブチル3−{[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}ピペリジン−1−カルボン酸塩および(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、29%の収率で調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ8.34 (s, 1 H), 7.56 − 7.50 (m, 4 H), 7.11 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 6.97 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 5.53 − 5.51 (m, 1 H), 4.11 − 4.07 (m, 1 H), 3.31 − 3.27 (m, 1 H), 2.95 − 2.85 (m, 1 H), 2.79 − 2.67 (m, 2 H), 2.36 (s, 3 H), 2.05 − 1.95 (m, 1 H), 1.83 − 1.79 (m, 2 H), 1.70 − 1.60 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
23H
23N
5、370;found 370。
【0471】
実施例30:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−[(ピペリジン−4−イル)アミノ]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0472】
【化109】
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【0473】
表題化合物を、実施例27の調製のための手順に従って、tert−ブチル−4−{[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}ピペリジン−1−カルボン酸塩および(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、17%の収率で調製した。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ8.31 (s, 1 H), 7.64 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.55 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.13 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.05 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 4.03 − 4.01 (m, 1 H), 3.14 − 3.10 (m, 2 H), 2.77 − 2.71 (m, 2 H), 2.34 (s, 3 H), 2.10 − 2.07 (m, 2 H), 1.58 − 1.52 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
23H
23N
5、370;found 370。
【0474】
実施例31:(±)−4−[5−(4−メチルフェニル)−2−[(ピペリジン−3−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0475】
【化110】
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【0476】
表題化合物を、実施例27の調製のための手順に従って、(±)−tert−ブチル−3−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩および(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、18%の収率で調製した。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ8.29 (s, 1 H), 7.63 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.55 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.12 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 6.99 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 3.35 − 3.31 (m, 2 H), 3.14 − 3.11 (m, 1 H), 3.00 − 2.97 (m, 1 H), 2.57 − 2.56 (m, 1 H), 2.40 − 2.32 (m, 4 H), 1.93 − 1.91 (m, 2 H), 1.75 − 1.72 (m, 1 H), 1.54 − 1.47 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
24H
25N
5、384;found 384。
【0477】
実施例32:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−[(ピペリジン−4−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0478】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0479】
表題化合物を、実施例27の調製のための手順に従って、tert−ブチル−4−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩および(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、35%の収率で調製した。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ8.29 (s, 1 H), 7.64 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.56 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.13 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.00 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 3.39 − 3.36 (m, 2 H), 3.09 − 3.05 (m, 2 H), 2.63 − 2.59 (m, 2 H), 2.34 (s, 3 H), 1.83 − 1.79 (m, 3 H), 1.31 − 1.23 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
24H
25N
5、384;found 384。
【0480】
実施例33:(±)−4−[5−(4−メチルフェニル)−2−[(モルフォリン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0481】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0482】
表題化合物のTFA塩を、実施例21の調製のための手順に従って、(±)−tert−ブチル2−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)モルフォリン−4−カルボン酸塩および(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、19%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 2.28 (s, 3 H), 2.75 − 2.91 (m, 1 H), 2.92 − 3.09 (m, 1 H), 3.10−3.17 (m, 1 H), 3.24 − 3.34 (m, 1 H), 3.36 − 3.59 (m, 2 H), 3.62 − 3.77 (m, 1 H), 3.86 − 3.94 (m, 1 H), 3.94 − 4.02 (m, 1 H), 7.00 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 7.12 (d, J = 7.83 Hz, 2 H), 7.42 − 7.53 (m, 2 H), 7.55 − 7.65 (m, 1 H), 7.80 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 8.37 (s, 1 H), 8.64 − 8.94 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
22H
22N
5O、386;found 386。
【0483】
実施例34:(±)−4−[5−(4−フルオロフェニル)−2−[(モルフォリン−2−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0484】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0485】
表題化合物のTFA塩を、実施例21の調製のための手順に従って、(±)−tert−ブチル2−({[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}メチル)モルフォリン−4−カルボン酸塩および(4−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、44%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 2.74 − 2.93 (m, 1 H), 2.93 − 3.10 (m, 1 H), 3.17 − 3.22 (m, 1 H), 3.24 − 3.34 (m, 1 H), 3.36 − 3.59 (m, 2 H), 3.61 − 3.77 (m, 1 H), 3.84 − 3.95 (m, 1 H), 3.96−4.00 (m, 1 H), 7.16 (d, J = 7.07 Hz, 4 H), 7.40 − 7.59 (m, 2 H), 7.60 − 7.74 (m, 1 H), 7.81 (d, J = 8.34 Hz, 2 H), 8.40 (s, 1 H), 8.65 − 8.98 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
22H
20N
5OF、390;found 390。
【0486】
実施例35:4−(2−{2,7−ジアザスピロ[4.4]ノナノ−2−イル}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル
【0487】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0488】
表題化合物のTFA塩を、実施例21の調製のための手順に従って、tert−ブチル2,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2−カルボン酸塩から始めて24%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 1.88 − 2.17 (m, 4 H), 2.28 (s, 3 H), 3.08 − 3.41 (m, 4 H), 3.55 − 3.63 (m, 1 H), 3.63 − 3.73 (m, 3 H), 7.00 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 7.12 (d, J = 7.83 Hz, 2 H), 7.51 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 7.80 (d, J = 8.34 Hz, 2 H), 8.45 (s, 1 H), 8.74 − 9.01 (br. s., 2 H)。[M+H] Calc’d for C
25H
25N
5、396;found 396。
【0489】
実施例36:4−(2−{2,8−ジアザスピロ[4.5]デカノ−2−イル}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル
【0490】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0491】
表題化合物のTFA塩を、実施例21の調製のための手順に従って、tert−ブチル2−[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸塩および(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、42%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 1.65 − 1.82 (m, 4 H), 1.90 − 1.99 (m, 2 H), 2.28 (m, 3 H), 3.13 (br. s., 4 H), 3.52 (s, 2 H), 3.66 (t, J = 6.95 Hz, 2 H), 7.00 (s, 2 H), 7.12 (d, J = 7.83 Hz, 2 H), 7.52 (d, J = 8.34 Hz, 2 H), 7.80 (d, J = 8.59 Hz, 2 H), 8.29 − 8.54 (m, 3 H)。[M+H] Calc’d for C
26H
27N
5、410;found 410。
【0492】
実施例37:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−{オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2−イル}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0493】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0494】
表題化合物のTFA塩を、実施例21の調製のための手順に従って,tert−ブチル−2−[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]−オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5−カルボン酸塩および(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、42%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 1.60 − 1.79 (m, 1 H), 1.84 − 2.01 (m, 1 H), 2.28 (s, 3 H), 2.50−2.62 (m, 2 H), 2.96 − 3.20 (m, 3 H), 3.20 − 3.35 (m, 1 H), 3.53 − 3.76 (m, 4 H), 7.01 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 7.13 (d, J = 7.83 Hz, 2 H), 7.52 (d, J = 8.34 Hz, 2 H), 7.80 (d, J = 8.34 Hz, 2 H), 8.42 (s, 1 H), 8.47 − 8.69 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
25H
25N
5、396;found 396。
【0495】
実施例38:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−{オクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−5−イル}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0496】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0497】
表題化合物のTFA塩を、実施例21の調製のための手順に従って,tert−ブチルオクタヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボン酸塩から始めて、48%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4):δppm 1.77 − 2.00 (m, 2 H), 2.05 − 2.23 (m, 2 H), 2.32 (s, 3 H), 2.56 − 2.69 (m, 1 H), 3.42 − 3.55 (m, 3 H), 3.79 − 3.88 (m, 1 H), 3.90 − 4.02 (m, 1 H), 4.30 − 4.40 (m, 1 H), 4.40 − 4.52 (m, 1 H), 6.99 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 7.13 (d, J = 7.83 Hz, 2 H), 7.52 − 7.59 (d, J = 8.14 Hz, 2 H), 7.63 (d, J = 8.34 Hz, 2 H), 8.34 − 8.44 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
25H
25N
5、396;found 396。
【0498】
実施例39:4−(2−{2,8−ジアザスピロ[4.5]デカノ−8−イル}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル
【0499】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0500】
表題化合物のTFA塩を、実施例21の調製のための手順に従って、tert−ブチル2,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−2−カルボン酸塩から始めて、62%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 1.50 − 1.71 (m, 4 H), 1.84 − 1.94 (m, 2 H), 2.28 (s, 3 H), 3.02 − 3.11 (m, 2 H), 3.23 − 3.38 (m, 2 H), 3.73 − 3.95 (m, 4 H), 7.01 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 7.13 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 7.51 (d, J = 8.34 Hz, 2 H), 7.80 (d, J = 8.34 Hz, 2 H), 8.43 (s, 1 H), 8.84 (br. s., 2 H)。[M+H] Calc’d for C
26H
27N
5、410;found 410。
【0501】
実施例40:4−(2−{1,8−ジアザスピロ[4.5]デカノ−8−イル}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル)ベンゾニトリル
【0502】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0503】
表題化合物のTFA塩を、実施例21の調製のための手順に従って、tert−ブチルに1,8−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−カルボン酸塩から始めて、64%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 1.77 − 1.92 (m, 4 H), 1.93 − 2.08 (m, 4 H), 2.29 (s, 3 H), 3.20 − 3.35 (m, 2 H), 3.45 − 3.58 (m, 2 H), 4.27 − 4.41 (m, 2 H), 7.02 (d, J = 7.83 Hz, 2 H), 7.13 (d, J = 7.83 Hz, 2 H), 7.52 (d, J = 8.34 Hz, 2 H), 7.81 (d, J = 8.34 Hz, 2 H), 8.46 (s, 1 H) 8.64 − 8.79 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
26H
27N
5、410;found 410。
【0504】
実施例41:4−[5−(4−メチルフェニル)−2−{9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナノ−3−イル}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0505】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0506】
表題化合物のHCl塩を、実施例21の調製のための手順に従って、tert−ブチル−7−[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸塩および(4−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、26%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 2.30 (s, 3 H), 3.27 − 3.44 (m, 4 H), 3.44 − 3.55 (m, 1 H), 3.62 − 3.75 (m, 1 H), 4.27 (m, 2 H), 4.25 − 4.33 (m, 4 H), 4.57 (d, J = 13.39 Hz, 2 H), 7.04 (d, J = 8.08 Hz, 2 H), 7.17 (d, J = 7.83 Hz, 2 H), 7.56 (d, J = 8.59 Hz, 2 H), 7.83 (d, J = 8.59 Hz, 2 H), 8.13 − 8.38 (m, 1 H), 8.52 − 8.64 (m, 1 H), 9.43 (br. s., 1 H)。[M+H] Calc’d for C
24H
31FN
2O
3、415;found 398。
【0507】
実施例42:4−[5−(4−フルオロフェニル)−2−{9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナノ−3−イル}ピリミジン−4−イル]ベンゾニトリル
【0508】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
【0509】
表題化合物のHCl塩を、実施例21の調製のための手順に従って、tert−ブチル−7−[5−クロロ−4−(4−シアノフェニル)ピリミジン−2−イル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸塩および(4−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、20%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm 3.25 − 3.44 (m, 4 H), 3.44 − 3.53 (m, 2 H), 3.66−3.69 (m, 2 H), 4.28 (br. s., 2 H), 4.57 (d, J = 13.39 Hz, 2 H), 7.17 − 7.25 (m, 4 H), 7.54 (d, J = 8.59 Hz, 2 H), 7.85 (d, J = 8.59 Hz, 2 H), 8.13 − 8.31 (m, 1 H), 8.60 (s, 1 H), 9.20 − 9.41 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
23H
20N
5OF、402;found 402。
【0510】
調製物43A:メチル1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−カルボン酸塩
【0511】
【化122】
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【0512】
AcOH(20mL)中のメチル4−(4−メチルフェニル)−2,4−ジオキソブタノアート(1.0g、4.55mmol)および4−ヒドラジニルベンゾニトリル(0.85g、5.0mmol)の混合物を、16時間118℃で撹拌した。溶媒を真空内で除去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(0−80%、EtOAc:PE)によって精製し、黄色固形物として1.3g(90%)の表題化合物を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ7.65 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.48 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.18 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.10 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.02 (s, 1 H), 3.99 (s, 3 H), 2.39 (s, 3 H)。[M+H] Calc’d for C
19H
15N
3O
2、318;Found、318。
【0513】
調製物43B:1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−カルボン酸
【0514】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0515】
MeOH/H
2O(20mL/20mL)中のメチル1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−カルボン酸塩(1.3g、4.1 mmol)およびLiOH(0.3g、12.3mmol)の混合物を、3時間室温で撹拌した。MeOHを真空内で除去し、H
2O(20mL)を加えた。溶液のpHを、HCl(0.6M)溶液を使用して、4に調整した。混合物を、DCM(80mL×3)で抽出し、ブライン(50mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥した。溶媒を真空内で蒸発させて、黄色固形物として1.1gの表題化合物(88%)を得た。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ7.78 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.52 (d, J = 8.8 Hz, 2 H), 7.21 (d, J= 8.0 Hz, 2 H), 7.15 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.02 (s, 1 H), 2.35 (s, 3 H)。[M+H] Calc’d for C
18H
13N
3O
2、304;Found、304。
【0516】
調製物43C:tert−ブチルN−[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]カルバミン酸塩
【0517】
【化124】
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【0518】
ジオキサン/t−BuOH(20mL/20mL)中の1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−カルボン酸(1.1g、3.63mmol)、DPPA(1.2g、4.36mmol)およびTEA(0.44g、4.36mmol)の混合物を、16時間110℃で撹拌した。溶媒を真空内で除去し、粗製残留物をカラムクロマトグラフィー(0−50%、EtOAc:PE)によって精製し、黄色固形物として0.3gの表題化合物(22%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ7.58−7.56 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.36−7.34 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.18−7.13 (m, 5 H), 6.81 (br. S., 1 H), 2.38 (s, 3 H), 1.54 (s, 9 H)。[M+H] Calc’d for C
22H
22N
4O
2、375;Found、375。
【0519】
調製物43D:tert−ブチル3−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イルオキシカルボニル]アミノ]メチル]ピロリジン−1−カルボン酸塩
【0520】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0521】
DMF(6mL)中のtert−ブチルN−[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]カルバミン酸塩(80mg、0.21mmol)、tert−ブチル3−[(4−メチルフェニル)スルホニルオキシメチル]ピロリジン−1−カルボン酸塩(92mg、0.25mmol)およびCs
2CO
3(210mg、0.64mmol)の混合物を、16時間90℃で還流させた。混合物をEtOAc(20mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブライン(20mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥した。溶媒を真空内で除去し、粗製残留物を分取HPLCによって精製し、黄色油として76mgの表題化合物(63%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ7.57 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.37 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.19−7.12 (m, 4 H), 6.80 (brs, 1 H), 4.05−3.95 (m, 2 H), 3.51 (m, 2 H), 3.38−3.26 (m, 1 H), 3.17 (dd, J
1= 8.0 Hz, J
2= 12.0 Hz, 1 H), 2.75 (m, 1 H), 2.39 (s, 3 H), 2.03−1.93 (m, 1 H), 1.78−1.68 (m, 1 H), 1.57 (s, 9 H), 1.45 (s, 9 H)。[M+H] Calc’d f
or C
32H
39N
5O
4、558;Found、558。
【0522】
実施例43:4−[5−(4−メチルフェニル)−3−(ピロリジン−3−イルメチルアミノ)ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
【0523】
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【0524】
DCM(2mL)中のtert−ブチル3−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピロリジン−1−カルボン酸塩(76mg、0.09mmol)の溶液に、0℃〜−10℃でHCl/ジオキサン(4M、5mL)を滴下で加えた。反応混合物を、真空内で濃縮し、16時間室温で撹拌した。粗製残留物を、分取HPLCによって精製し、黄色油として24mg(39%)の表題化合物を得た。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ8.53 (brs, 1 H), 7.63 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.35 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.20 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.13 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 5.94 (s, 1 H), 3.46−3.38 (m, 2 H), 3.38−3.32 (m, 2 H), 3.30−3.25 (m, 1 H), 3.12 (dd, J
1= 8.0 Hz, J
2= 12.0 Hz, 1 H), 2.78 (m, 1 H), 2.36 (s, 3 H), 2.27−2.17 (m, 1 H), 1.86 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
22H
23N
5、358;Found、358。
【0525】
調製物44A:tert−ブチル(3S)−3−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピロリジン−1−カルボン酸塩
【0526】
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
【0527】
表題化合物を、調製物43Dのための手順に従って、tert−ブチルN−[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]カルバミン酸塩およびtert−ブチル(3S)−3−[(4−メチルフェニル)スルホニルオキシメチル]ピロリジン−1−カルボン酸塩から34%で調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ7.57 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.37 (d,J = 8.4 Hz, 2 H), 7.21 − 7.09 (m, 4 H), 6.82 (br. s., 1 H), 4.07 − 3.91 (m, 2 H), 3.58 − 3.41 (m, 2 H), 3.32 (m, 1 H), 3.16 (br. s., 1 H), 2.75 (m, 1 H), 2.38 (s, 3 H), 1.98 (m, 1 H), 1.73 (m, 1 H), 1.60 − 1.53 (s, 9 H), 1.45 (s, 9 H)。[M+H] Calc’d for C
32H
39N
5O
4、558;Found、558。
【0528】
実施例44:4−[5−(4−メチルフェニル)−3−[[(3S)−ピロリジン−3−イル]メチルアミノ]ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
【0529】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0530】
表題化合物を、実施例43の調製のための手順に従って、tert−ブチル(3S)−3−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピロリジン−1−カルボン酸塩から59%で調製した。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ7.80 − 7.74 (m, 2 H), 7.51 − 7.45 (m, 2 H), 7.26 − 7.17 (m, 4 H), 3.52 (dd, J
1= 8.0 Hz, J
2= 12.0 Hz, 1 H), 3.48 − 3.40 (m, 3 H), 3.35−3.27 (m, 1 H), 3.12 (dd, J
1= 8.0 Hz, J
2= 12.0 Hz, 1 H), 2.84 − 2.76 (m, 1 H), 2.36 (s, 3 H), 2.33 − 2.23 (m, 1 H), 1.87 − 1.84 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
22H
23N
5、358;Found、358。
【0531】
調製物45A:tert−ブチル(3R)−3−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピロリジン−1−カルボン酸塩
【0532】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0533】
表題化合物を、調製物43Dのための手順に従って、tert−ブチルN−[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]カルバミン酸塩およびtert−ブチル(3R)−3−[(4−メチルフェニル)スルホニルオキシメチル]ピロリジン−1−カルボン酸塩から40%で調製した。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ7.57 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.37 (J = 8.0 Hz, 2 H), 7.21 − 7.09 (m, 4 H), 6.82 (br. s, 1 H), 4.08 − 3.90 (m, 2 H), 3.58 − 3.41 (m, 2 H), 3.34 − 3.30 (m, 1 H), 3.17 (br. s, 1 H), 2.75 (m, 1 H), 2.39 (s, 3 H), 2.04 − 1.93 (m, 1 H), 1.73 (m, 1 H), 1.53 − 1.61 (s, 9 H), 1.45 (s, 9 H)。[M+H] Calc’d for C
32H
39N
5O
4、558;Found、558。
【0534】
実施例45:4−[5−(4−メチルフェニル)−3−[[(3R)−ピロリジン−3−イル]メチルアミノ]ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
【0535】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0536】
表題化合物を、実施例43の調製のための手順に従って、tert−ブチル(3R)−3−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピロリジン−1−カルボン酸塩から33%で調製した。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ7.79 − 7.70 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.46 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.26 − 7.15 (m, 4 H), 3.51 (m, 1 H), 3.47 − 3.39 (m, 3 H), 3.34 − 3.30 (m, 1 H), 3.12 (m, 1 H), 2.86 − 2.75 (m, 1 H), 2.36 (s, 3 H), 2.32 − 2.22 (m, 1 H), 1.87 (m, 1H)。[M+H] Calc’d for C
22H
23N
5、358;Found、358。
【0537】
調製物46A:tert−ブチル4−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピペリジン−1−カルボン酸塩
【0538】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0539】
DMF(6mL)中のtert−ブチルN−[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]カルバミン酸塩(80mg、0.21mmol)、tert−ブチル4−[(4−メチルフェニル)スルホニルオキシメチル]ピペリジン−1−カルボン酸塩(72mg、0.26mmol)およびCs
2CO
3(210mg、0.64mmol)の混合物を、16時間90℃で還流させた。混合物をEtOAc(20mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブライン(20mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥した。溶媒を真空内で除去し、粗製残留物をカラムクロマトグラフィー(0−33%、EtOAc:PE)によって精製し、黄色固形物として82mgの表題化合物(67%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ7.57 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.37 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.20 − 7.12 (m, 4 H), 6.80 (br. S., 1 H), 4.17 − 4.04 (m, 2 H), 3.87 (d, J = 7.2 Hz, 2 H), 2.70 (t, J = 12.4 Hz, 2 H), 2.41 (s, 3 H), 2.09 − 1.98 (m, 1 H), 1.70 (d, J = 12.4 Hz, 2 H), 1.56 (s, 9 H), 1.47 (s, 9 H), 1.32−1.19 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
33H
41N
5O
4、572;Found、572。
【0540】
実施例46:4−[5−(4−メチルフェニル)−3−(ピペリジン−4−イルメチルアミノ)ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
【0541】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0542】
表題化合物のHCl塩を、実施例43の調製のための手順に従って、tert−ブチル4−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]ピペリジン−1−カルボン酸塩から57%の収率で調製した。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ8.51 (brs, 2 H), 7.65 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.36 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.22 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.15 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 5.95 (s, 1 H), 3.44 (d, J = 12.0 Hz, 2 H), 3.22 (d, J = 6.4 Hz, 2 H), 3.05−2.98 (m, 2 H), 2.38 (s, 3 H), 2.16−1.98 (m, 3 H), 1.56−1.41 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
23H
25N
5、372;Found、372。
【0543】
調製物47A:tert−ブチル(1S,5R)−6−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸塩
【0544】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0545】
DMF(6mL)中のtert−ブチルN−[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]カルバミン酸塩(50.0mg、0.133mmol)、tert−ブチル(1S,5R)−6−(クロロメチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸塩(41.0mg、0.14mmol)、Cs
2CO
3(130.0mg、0.4mmol)の混合物を、16時間90℃で還流させた。混合物をEA(20mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、ブライン(20mL×2)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥した。溶媒を真空下で蒸発させ、粗製生成物を得て、これを分取HPLCによって精製し、黄色油として表題化合物(38.0mg、50.0%)を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz):δ7.58 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.37 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.19 − 7.13 (m, 4 H), 6.80 (br. s, 1 H), 3.88 (d, J = 6.8 Hz, 2 H), 3.62 − 3.47 (m, 2 H), 3.39 − 3.28 (m, 2 H), 2.39 (s, 3 H), 1.62 (s, 2 H), 1.57 (s, 9 H), 1.44 − 1.40 (s, 9 H), 1.17 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
33H
39N
5O
4、570;Found、570。
【0546】
実施例47:4−[3−[[(1S,5R)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサノ−6−イル]メチルアミノ]−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−1−イル]ベンゾニトリル
【0547】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0548】
DCM(5mL)中のtert−ブチル(1S,5R)−6−[[[1−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾール−3−イル]−[(2−メチルプロパン−2−イル)オキシカルボニル]アミノ]メチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸塩(38.0mg、0.067mmol)の溶液に、0℃〜−10℃でHCl/ジオキサン(4M、10mL)を滴下で加えた。混合物を2時間室温で撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、粗製生成物を得て、これを分取HPLCによって精製し、黄色油として表題化合物(24.0mg、38.7%)を得た。
1H NMR(メタノール−d
4、400MHz):δ7.72 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.43 (d, J = 7.6 Hz, 2 H), 7.24 − 7.14 (m, 4 H), 3.47 − 3.39 (m, 4 H), 3.34 − 3.31 (m, 2 H), 2.35 (s, 3 H), 1.91 (br. s., 2 H), 1.36 (m,
1 H)。[M+H] Calc’d for C
23H
23N
5、370;Found、370。
【0549】
調製物48:tert−ブチル4−[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]ピペリジン−1−カルボン酸塩
【0550】
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0551】
DMF(10mL)中の4−[5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル(80mg、0.258mmol)およびtert−ブチル4−ブロモピペリジン−1−カルボン酸塩(341mg、1.29mmol)の混合物に、Cs
2CO
3(252mg、0.77mmol)を加えた。混合物を一晩60℃で撹拌した。混合物を、EtOAc(30mL)および水(30mL)で希釈した。水層を、EtOAc(50mL×3)で抽出した。組み合わせた有機質層を、水(30mL×2)、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濾過し、濃縮し、分取HPLCによって精製し、白色固形物として48mg(38%)の表題化合物を得た。
1H NMR(CDCl
3、400MHz)δ8.32 (s, 1 H), 7.78 (s, 1 H), 7.59 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.35 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.19 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 7.07 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 4.64 − 4.58 (m, 1 H), 4.36−4.32 (m, 2 H), 3.00−2.95 (m, 2 H), 2.34 (s, 3 H), 2.30−2.23 (m, 2 H) 2.07 (d, J = 10.8 Hz, 2 H), 1.50 (s, 9 H)。[M+H] Calc’d for C30H
31N
5O
2、494;Found、494。
【0552】
実施例48:4−[5−(4−メチルフェニル)−1−ピペリジン−4−ylピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−イル]ベンゾニトリル
【0553】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0554】
表題化合物を、実施例3の調製のための手順に従って、tert−ブチル4−[6−(4−シアノフェニル)−5−(4−メチルフェニル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]ピペリジン−1−カルボン酸塩から、75%の収率でHCl塩として調製した。
1H NMR(DMSO−d
6、400MHz)δ9.67−9.64 (brs, 1 H), 9.50−9.48 (brs, 1 H), 8.45 (s, 1 H), 8.43 (s, 1 H), 7.81 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.25 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.16 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.09 (d, J = 8.0 Hz, 2 H), 5.18−5.13 (m, 1 H), 3.45−3.41 (m, 2 H), 3.12−3.08 (m, 2 H), 2.50 − 2.45 (m, 2 H), 2.27 (s, 3 H), 2.15−2.13 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
25H
23N、394;Found、394。
【0555】
調製物49A:tert−ブチル−N−[1−(6−クロロピラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸塩
【0556】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0557】
NMP(50mL)中の2,6−ジクロロピラジン(5.0g、33.6mmol)、4−(N−Boc−アミノ)ピペリジン(6.7g、33.6mmol)、およびEt
3N(4.7mL、33.6mmol)を含有している丸底フラスコを、2時間120℃に加熱した。結果として生じる混合物を、氷水へと注ぎ、酢酸エチル(3
*100mL)で抽出した。有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物を、PE/MTBE(5:1)で粉砕し、オフホワイト固形物として粗製物tert−ブチル−N−[1−(6−クロロピラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸塩(7.9g、75%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ1.38−1.45 (2H, m), 1.45 (9H, s) 2.04−2.09 (2H, m), 3.01−3.10 (2H, m), 3.69−3.74 (1H, m), 4.20−4.27 (2H, m), 4.46−4.49 (1H, m), 7.78 (1H, s), 7.98 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
14H
21ClN
4O
2、313;Found、313。
【0558】
調製物49B:tert−ブチルN−{1−[6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩
【0559】
【化138】
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【0560】
ACN/H
2O(3:1、24mL)中のtert−ブチル−N−[1−(6−クロロピラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]カルバミン酸塩(1.0g、3.21mmol)を充填した丸底フラスコに、(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ボロン酸(0.64g、3.85mmol)、Pd(OAc)
2(36mg、0.16mmol)、PPh
3(85mg、0.32mmol)、およびK
3PO
4(1.0g、4.82mmol)を加えた。反応混合物を、16時間窒素雰囲気下において還流で維持した。完了後、混合物を氷水へと注ぎ、濾過した。濾過ケーキを、酢酸エチル中に溶解し、引き続きブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物をPEで粉砕し、オフホワイト固形物としてtert−ブチルN1−[6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩(1.2g、94%)を得た。[M+H] Calc’d for C
21H
24FN
5O
2、398;Found、398。
【0561】
調製物49C:tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩
【0562】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0563】
ACN(25mL)中のtert−ブチルN−{1−[6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩(1.2g、3.1mmol)を充填した丸底フラスコに、滴下でACN(5mL)中のNBS(0.61g、3.4mmol)を加えた。混合物を、周囲温度で2時間撹拌した。完了後、反応混合物を、水でクエンチし、酢酸エチル(3
*50mL)で抽出した。有機質層を、水、ブラインで連続して洗浄し、Na
2SO
4によって乾燥し、真空内で濃縮した。残留物を、PE/MTBE(5:1)で粉砕し、黄色固形物として粗製物tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩(0.63g、43%)を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ1.37−1.45 (2H, m), 1.45 (9H, s) 2.07−2.10 (2H, m), 3.04−3.11 (2H, m), 3.70−3.75 (1H, m), 4.23−4.26 (2H, m), 4.47−4.49 (1H, m), 7.63 (1H, d, J = 9.6 Hz), 7.68−7.72 (2H, m), 7.93 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
21H
23BrFN
5O
2、476;Found、476。
【0564】
実施例49:4−[6−(4−アミノピペリジン−1−イル)−3−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)ピラジン−2−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0565】
【化140】
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【0566】
ACN/H
2O(3:1、48mL)中のtert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩(0.6g、1.26mmol)を充填した丸底フラスコに、(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)ボロン酸(0.45g、2.56mmol)、Pd(OAc)
2(14mg、0.063mmol)、S−PHOS(54mg、0.13mmol)およびK
3PO
4(0.67g、3.15mmol)を加えた。混合物を、16時間窒素雰囲気下において還流するまで加熱した。完了後、反応混合物を、氷水へと注ぎ、濾過した。濾過ケーキを、酢酸エチル中に溶解し、引き続きブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(PE中の50−100%の酢酸エチルの勾配)および分取HPLCによって精製し、黄色固形物を得た。固形物を、酢酸エチル中に懸濁し、その後、HCl(酢酸エチル中に6mL 10M)を加え、周囲温度で2時間撹拌した。完了後、反応混合物を真空内で濃縮し、黄色固形物として表題化合物(0.22g、37%)を得た。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.73−1.81 (2H, m), 2.20−2.22 (2H, m), 3.22−3.28 (2H, m), 3.51−3.57 (1H, m), 4.37 (3H, s), 4.70−4.73 (2H, m), 7.37 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.51 (1H, d, J = 9.6 Hz), 7.56 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.66 (1H, dd, J = 7.2 Hz, 7.6 Hz), 7.71 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.01 (1H, s), 8.52 (1H, s), 8.73 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
24H
22FN
7、428;Found、428。
【0567】
調製物50A:tert−ブチル−N−[1−(6−クロロピラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]N−カルバミン酸メチル
【0568】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0569】
DMF(20mL)中の2,6−ジクロロピラジン(1.0g、6.7mmol)、4−(N−Boc−メチルアミノ)ピペリジン(1.43g、6.7)、およびDIEA(1.7g、13mmol)を充填した丸底フラスコを、2時間100℃で維持した。結果として生じる混合物を、氷水へと注ぎ、酢酸エチル(3
*100mL)で抽出した。有機質層を、引き続きブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物をPEで粉砕し、オフホワイト固形物として、粗製物tert−ブチル−N−[1−(6−クロロピラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]N−カルバミン酸メチルtert−ブチル−N−[1−(6−クロロピラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]N−カルバミン酸メチル(2.1g、96%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ1.48 (9H, s) 1.65−1.80 (4H, m), 2.72 (3H, s), 2.92−3.00 (2H, m), 4.12−4.37 (1H, m), 4.40−4.46 (2H, m), 7.78 (1H, s), 7.99 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
15H
23ClN
4O
2、327;Found、327。
【0570】
調製物50B:tert−ブチル−N−{1−[6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−N−カルバミン酸メチル
【0571】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0572】
ACN/H
2O(3:1、40mL)中のtert−ブチル−N−[1−(6−クロロピラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]N−カルバミン酸メチル(2.1g、6.4 mmol、1.0当量)を充填した丸底フラスコに、(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ボロン酸(1.27g、7.7mmol)、Pd(OAc)
2(72mg、0.32mmol)、PPh
3(170mg、0.64mmol)、およびK
3PO
4(2.0g、9.64mmol)を加えた。反応混合物を、16時間窒素雰囲気下において還流で維持した。完了後、混合物を、氷水へと注ぎ、濾過した。濾過ケーキを、酢酸エチル中に溶解し、引き続きブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物をPEで粉砕し、黄色固形物としてtert−ブチルN−{1−[6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−N−カルバミン酸メチル(2.3g、87%)を得た。
1H NMR(300MHz、CDCl
3):δ1.48 (9H, s), 1.68−1.84 (4H, m), 2.72 (3H, s), 2.96−3.05 (2H, m), 4.25−4.32 (1H, m), 4.53−4.60 (2H, m), 7.69 (1H, dd, J = 6.6 Hz, 8.1 Hz), 7.84−7.90 (2H, m), 8.19 (1H, s), 8.29 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
22H
26FN
5O
2、412;Found、412。
【0573】
調製物50C:tert−ブチル−N−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル−N−メチル}カルバミン酸塩
【0574】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0575】
ACN(25mL)中のtert−ブチルN−{1−[6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−N−カルバミン酸メチル(2.3g、5.6mmol)を充填した丸底フラスコに、ACN(5mL)中のNBS(1.0g、5.6mmol)を滴下で加えた。混合物を、周囲温度で2時間撹拌した。完了後、反応混合物を酢酸エチル(3
*100mL)で抽出し、引き続き、有機質層を、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物をPE/MTBE(5:1)で粉砕し、黄色固形物として、粗製物tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル−N−メチル}カルバミン酸塩(2.0g、収率73%)を得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δ1.47 (9H, s), 1.63−1.81 (4H, m), 2.72 (3H, s), 2.94−3.01 (2H, m), 4.23−4.28 (1H, m), 4.41−4.45 (2H, m), 7.64 (1H, d,J = 10.0 Hz), 7.69−7.71 (2H, m), 7.94 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
22H
25BrFN
7O
2、490;Found、490。
【0576】
実施例50:2−フルオロ−4−[3−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)−6−[4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]ベンゾニトリル
【0577】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0578】
ACN/H
2O(3:1、80mL)中のtert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−N−カルバミン酸メチル(1g、2.04mmol)を充填した丸底フラスコに、(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)ボロン酸(0.54g、3.06mmol)、Pd(OAc)
2(23mg、0.10mmol)、S−PHOS(84mg、0.20mmol)およびK
3PO
4(0.86g、4.0mmol)を加えた。混合物を、16時間還流且つ窒素雰囲気下で維持した。完了後、反応混合物を、氷水へと注ぎ、濾過した。濾過ケーキを、酢酸エチル中に溶解し、引き続きブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空内で濃縮した。残留物を、カラムクロマトグラフィー(PE中の50−100%の酢酸エチルの勾配)および分取HPLCによって精製し、黄色固形物を得た。固形物を、酢酸エチル中で懸濁し、その後、HCl(6mL、10MのHCl−酢酸エチル)を加え、周囲温度で2時間撹拌した。完了後、反応物を、真空内で濃縮し、HCl塩(0.25g、27%)として表題化合物を得た。
1H NMR(300MHz、CD
3OD):δ1.77−1.81 (2H, m), 2.30−2.34 (2H, m), 2.78 (3H, s), 3.20−3.28 (2H, m), 3.31−3.33 (1H, m), 4.37 (3H, s), 4.72−4.77 (2H, m), 7.37 (1H, d, J = 6.9 Hz), 7.49−7.54 (2H, m), 7.63−7.72 (2H, m), 8.01 (1H, s), 8.52 (1H, s), 8.70 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
25H
24FN
7、442;Found、442。
【0579】
実施例51:4−[6−(4−アミノピペリジン−1−イル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ピラジン−2−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0580】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0581】
表題化合物のHCl塩を、実施例49の調製のための手順に従って、tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩および(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)ボロン酸で始めて48%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.64−1.67 (2H, m), 2.09−2.11 (2H, m), 3.11−3.17 (2H, m), 3.41−3.44 (1H, m), 3.99 (3H, s), 4.58−4.62 (2H, m), 7.20−7.26 (2H, m), 7.39 (1H, d, J = 6.8 Hz), 7.48−7.54 (2H, m), 7.77 (1H, s), 7.97 (1H, s), 8.38 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
24H
22FN
7、428;Found、428。
【0582】
実施例52:4−[6−(4−アミノピペリジン−1−イル)−3−(2−メチル−2H−インダゾール−6−イル)ピラジン−2−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0583】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0584】
表題化合物のHCl塩を、実施例49の調製のための手順に従って、tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩および(2−メチル−2H−インダゾール−6−イル)ボロン酸を使用して、33%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.69−1.79 (2H, m), 2.19−2.23 (2H, m), 3.18−3.26 (2H, m), 3.50−3.53 (1H, m), 4.34 (3H, s), 4.71−4.74 (2H, m), 7.25−7.30 (1H, m), 7.38−7.40 (1H, m), 7.50−7.53 (1H, m), 7.64−7.75 (2H, m), 7.84−7.90 (1H, m), 8.49 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.66 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
24H
22FN
7、428;Found、428。
【0585】
実施例53:4−[6−(4−アミノピペリジン−1−イル)−3−(1−メチル−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−5−イル)ピラジン−2−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0586】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0587】
表題化合物のHCl塩を、実施例49の調製のための手順に従って、tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩および(1−メチルベンゾトリアゾール−5−イル)ボロン酸を使用して、39%の収率で調製した。
1H NMR(300MHz、CD
3OD):δ1.63−1.76 (2H, m), 2.14−2.19 (2H, m), 3.12−3.20 (2H, m), 3.45−3.50 (1H, m), 4.34 (3H, s), 4.66−4.71 (2H, m), 7.30 (1H, dd, J = 1.5 Hz, 8.1 Hz), 7.48 (1H, dd, J = 1.5 Hz, 10.2 Hz), 7.53 (1H, dd, J = 1.5 Hz, 8.7 Hz), 7.60 (1H, dd, J = 6.6 Hz, 8.1 Hz), 7.73 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.96 (1H, s), 8.44 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
23H
21FN
8、429;Found、429。
【0588】
実施例54:4−[6−(4−アミノピペリジン−1−イル)−3−{3−メチル−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−6−イル}ピラジン−2−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0589】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0590】
表題化合物のHCl塩を、実施例49の調製のための手順に従って、tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩および4,4,5,5−テトラメチル−2−(3−メチル(1,2,3−トリアゾリノ[5,4−b]ピリジン−6−イル))−1,3,2−ジオキサボロランを使用して、8%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δ1.56−1.65 (2H, m), 2.05−2.08 (2H, m), 3.07−3.14 (2H, m), 3.37−3.39 (1H, m), 4.30 (3H, s), 4.54−4.57 (2H, m), 7.31−7.33 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.67 (1H, d, J = 10.0 Hz), 7.80−7.84 (1H, m), 8.30 (3H, br), 8.40 (1H, s), 8.61 (1H, s), 8.66 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
22H
20FN
9、430;Found、430。
【0591】
実施例55:4−[6−(4−アミノピペリジン−1−イル)−3−{1−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル}ピラジン−2−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0592】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0593】
表題化合物のHCl塩を、実施例49の調製のための手順に従って、tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩および4,4,5,5−テトラメチル−2−(1−メチルピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)−1,3,2−ジオキサボロランを使用して、53%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.71−1.74 (2H, m), 2.19−2.22 (2H, m), 3.16−3.22 (2H, m), 3.50−3.54 (1H, m), 4.03 (3H, s), 4.71−4.74 (2H, m), 6.81 (1H, s), 7.39 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.61 (1H, d, J = 10.0 Hz), 7.67−7.71 (2H, m), 8.41 (1H, s), 8.50−8.52 (2H, m)。[M+H] Calc’d for C
24H
22FN
7、428;Found、428。
【0594】
実施例56:2−フルオロ−4−{6−[4−(メチルアミノ)ピペリジル]−3−(1−メチルベンゾトリアゾール−5−イル)ピラジン−2−イル}ベンゼンカルボニトリル
【0595】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0596】
表題化合物のHCl塩を、実施例50の調製のための手順に従って、(tert−ブトキシ)−N−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル](4−ピペリジル)}−N−メチルカルボキサミドおよび(1−メチルベンゾトリアゾール−5−イル)ボロン酸を使用して、80%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.68−1.78 (2H, m), 2.25−2.30 (2H, m), 2.77 (3H, s), 3.16−3.23 (2H, m), 3.42−3.49 (1H, m), 4.37 (3H, s), 4.72−4.86 (2H, m), 7.31 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.50 (1H, d, J = 10.4 Hz), 7.53 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.62 (1H, dd, J = 6.8 Hz, 8.0 Hz), 7.79 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.05 (1H, s), 8.50 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
24H
23FN
8、443;Found、443。
【0597】
実施例57:4−{3−[6−(ジメチルアミノ)(3−ピリジル)]−6−[4−(メチルアミノ)ピペリジル]ピラジン−2−イル}−2−フルオロベンゼンカルボニトリル
【0598】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0599】
表題化合物のHCl塩を、実施例50の調製のための手順に従って、(tert−ブトキシ)−N−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル](4−ピペリジル)}−N−メチルカルボキサミドおよび(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)ボロン酸を使用して、77%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.61−1.72 (2H, m), 2.22−2.27 (2H, m), 2.76 (3H, s), 3.08−3.15 (2H, m), 3.30 (6H, s), 3.36−3.45 (1H, m), 4.68−4.73 (2H, m), 7.17 (1H, dd, J = 9.2 Hz, 1.6 Hz), 7.47 (1H, dd, J = 1.2 Hz, 8.0 Hz), 7.61 (1H, dd, J = 1.2 Hz, 10.4 Hz), 7.78 (1H, dd, J = 6.8 Hz, 8.0 Hz), 7.84−7.87 (1H, m), 7.87 (1H, s), 8.45 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
24H
26FN
7、432;Found、432。
【0600】
実施例58:4−{3−[2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル]−6−[4−(メチルアミノ)ピペリジル]ピラジン−2−イル}−2−フルオロベンゼンカルボニトリル
【0601】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0602】
表題化合物のHCl塩を、実施例102の調製のための手順に従って、(tert−ブトキシ)−N−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル](4−ピペリジル)}−N−メチルカルボキサミドおよびジメチル−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリミジン−2−イル]−アミンを使用して、59%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.61−1.71 (2H, m), 2.22−2.27 (2H, m), 2.76 (3H, s), 3.30 (6H, s), 3.08−3.14 (2H, m), 3.36−3.44 (1H, m), 4.67−4.73 (2H, m), 7.50 (1H, dd, J = 1.2 Hz, 8.0 Hz), 7.64 (1H, dd, J = 1.2 Hz, 10.4 Hz), 7.78 (1H, dd, J = 6.8 Hz, 8.0 Hz), 8.42 (2H, s), 8.46 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
23H
25FN
8、433;Found、433。
【0603】
実施例59:2−フルオロ−4−{6−[4−(メチルアミノ)ピペリジル]−3−(1−メチルピラゾロ[5,4−b]ピリジン−5−イル)ピラジン−2−イル}ベンゼンカルボニトリル
【0604】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0605】
表題化合物のHCl塩を、実施例50の調製のための手順に従って、(tert−ブトキシ)−N−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル](4−ピペリジル)}−N−メチルカルボキサミドおよび4,4,5,5−テトラメチル−2−(1−メチルピラゾロ[5,4−b]ピリジン−5−イル)−1,3,2−ジオキサボロランを使用して、91%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.67−1.71 (2H, m), 2.25−2.28 (2H, m), 2.79 (3H, s), 3.10−3.14 (2H, m), 3.42−3.44 (1H, m), 4.12 (3H, s), 4.71−4.75 (2H, m), 7.30 (1H, dd, J = 1.6 Hz, 8.0 Hz), 7.54 (1H, dd, J = 1.2 Hz, 10.4 Hz), 7.63 (1H, dd, J = 0.8 Hz, 6.8 Hz), 8.08 (1H, s), 8.21 (1H, s), 8.47 (1H, s), 8.48 (s, 1H)。[M+H] Calc’d for C
24H
23FN
8、443;Found、443。
【0606】
実施例60:4−{6−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジル]−3−(2−メチル(2H−インダゾール−5−イル))ピラジン−2−イル}−2−フルオロベンゼンカルボニトリル
【0607】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0608】
表題化合物のHCl塩を、実施例49の調製のための手順に従って、4−{6−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジル]−3−ブロモピラジン−2−イル}−2−フルオロベンゼンカルボニトリルおよび(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)ボロン酸を使用して、13%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD):δ1.79−1.83 (2H, m), 2.22−2.25 (2H, m), 2.94 (6H, s), 3.08−3.14 (2H, m), 3.57−3.58 (1H, m), 4.23 (3H, s), 4.77−4.81 (2H, m), 7.28 (1H, dd, J = 1.6 Hz, 9.2 Hz), 7.34 (1H, dd, J = 1.2 Hz, 8.0 Hz), 7.52 (1H, dd, J = 1.2 Hz, 10.4 Hz), 7.57−7.63 (2H, m)7.69 (1H, s), 8.21 (1H, s), 8.42 (1H, s)。[M+H] Calc’d for C
26H
26FN
7、456;Found、456。
【0609】
実施例61:2−フルオロ−4−[3−(6−フルオロ−1−メチルベンズイミダゾール−5−イル)−6−[4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]ベンゾニトリル
【0610】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0611】
表題化合物のHCl塩を、実施例50の調製のための手順に従って、(tert−ブトキシ)−N−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル](4−ピペリジル)}−N−メチルカルボキサミドおよび6−フルオロ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−1,3−ベンゾジアゾールを使用して、53%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.51 − 1.66 (m, 2 H), 2.07 − 2.24 (m, 2 H), 2.59 (s, 3 H), 2.99 − 3.15 (m, 2 H), 3.95 (s, 3 H), 4.57 − 4.69 (m, 2 H), 7.26 − 7.36 (m, 1 H), 7.53 − 7.61 (m, 1 H), 7.63 − 7.76 (m, 1 H), 7.77 − 7.87 (m, 1 H), 7.92 − 8.02 (m, 1 H), 8.49 − 8.64 (m, 1 H), 8.80 − 8.95 (m, 2 H), 9.02 − 9.17 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
25H
23F
2N
7、460;Found、460。
【0612】
実施例62:4−[3−(6,7−ジフルオロ−1−メチルベンズイミダゾール−5−イル)−6−[4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0613】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0614】
表題化合物のHCl塩を、実施例50の調製のための手順に従って、(tert−ブトキシ)−N−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル](4−ピペリジル)}−N−メチルカルボキサミドおよび6,7−ジフルオロ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−1,3−ベンゾジアゾールを使用して、37%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.46 − 1.70 (m, 2 H), 1.99 − 2.25 (m, 2 H), 2.59 (s, 3 H), 2.95 − 3.16 (m, 2 H), 3.26 − 3.54 (m, 2 H), 4.00 (s, 3 H), 4.51 − 4.69 (m, 2 H), 7.21 − 7.38 (m, 1 H), 7.42 − 7.66 (m, 2 H), 7.77 − 7.86 (m, 1 H), 8.22 − 8.44 (s, 1 H), 8.54 − 8.64 (s, 1 H), 8.72 − 8.88 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
25H
22F
3N
7、478;Found、478。
【0615】
実施例63:2−フルオロ−4−[6−[4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−3−(1−プロパノ−2−イルベンズイミダゾール−5−イル)ピラジン−2−イル]ベンゾニトリル
【0616】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0617】
表題化合物のHCl塩を、実施例50の調製のための手順に従って、(tert−ブトキシ)−N−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル](4−ピペリジル)}−N−メチルカルボキサミドおよび(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)ボロン酸を使用して、94%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.46 − 1.70 (m, 2 H), 1.99 − 2.25 (m, 2 H), 2.55 − 2.64 (m, 3 H), 2.95 − 3.16 (m, 2 H), 3.26 − 3.54 (m, 2 H), 4.00 (s, 3 H), 4.51 − 4.69 (m, 2 H), 7.21 − 7.38 (m, 1 H), 7.42 − 7.66 (m, 2 H), 7.77 − 7.86 (m, 1 H), 8.22 − 8.44 (m, 1 H), 8.54 − 8.64 (m, 1 H), 8.72 − 8.88 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
24H
23F
2N
5O、436;Found、436。
【0618】
実施例64:2−フルオロ−4−[3−[2−(1−ヒドロキシシクロペンチル)エチニル]−6−[4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]ベンゾニトリル
【0619】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0620】
表題化合物を、実施例27の調製のための手順に従って、4−{3−ブロモ−6−[4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]ピラジン−2−イル}−2−フルオロベンゾニトリルおよび1−エチニルシクロペンタン−1−オールを使用して、25%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ:ppm 1.36 − 1.56 (m, 2 H), 1.69 − 1.82 (m, 2 H), 1.82 − 1.92 (m, 2 H), 2.03 − 2.12 (m, 2 H), 2.43 − 2.57 (m, 6 H), 2.66 − 2.80 (m, 1 H), 2.85 − 3.00 (m, 2 H), 3.05 − 3.24 (m, 2 H), 4.29 − 4.45 (m, 2 H), 7.18 − 7.34 (m, 1 H), 7.57 − 7.78 (m, 1 H), 7.90 − 8.05 (m, 2 H), 8.09 − 8.20 (m, 1 H)。[M+H]Calc’d for C
24H
26FN
5O、420;Found、420。
【0621】
実施例65:2−フルオロ−4−[6−[4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−3−(1−メチルベンズイミダゾール−5−イル)ピラジン−2−イル]ベンゾニトリル
【0622】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0623】
表題化合物のHCl塩を、実施例50の調製のための手順に従って、(tert−ブトキシ)−N−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル](4−ピペリジル)}−N−メチルカルボキサミドおよび6,7−ジフルオロ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−1,3−ベンゾジアゾールを使用して、48%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.50 − 1.77 (m, 2 H), 2.11 − 2.21 (m, 2 H), 2.56 (br. s. , 3 H), 2.95 − 3.12 (m, 2 H), 3.24 − 3.39 (m, 1 H), 3.43 − 3.82 (m, 1 H), 4.05 (s, 3 H), 4.56 − 4.65 (m, 2 H), 7.17 − 7.38 (m, 1 H), 7.41 − 7.54 (m, 1 H), 7.56 − 7.71 (m, 1 H), 7.78 − 7.90 (m, 3 H), 8.52 − 8.64 (m, 1 H), 9.06 − 9.25 (br, 2 H), 9.49 − 9.59 (s, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
25H
24FN
7、442;Found、442。
【0624】
実施例66:2−フルオロ−4−[3−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イニル)−6−[4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]ベンゾニトリル
【0625】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0626】
表題化合物を、実施例27の調製のための手順に従って、4−{3−ブロモ−6−[4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]ピラジン−2−イル}−2−フルオロベンゾニトリルおよび2−メチルブタ−3−イン−2−オールを使用して、34%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ:ppm 1.39 − 1.50 (m, 2 H), 1.98 − 2.13 (m, 2 H), 2.17 − 2.39 (m, 3 H), 2.50 (s, 3 H), 2.71 − 2.80 (m, 1 H), 2.88 (s, 3 H), 2.96 (s, 3 H), 3.07 − 3.19 (m, 2 H), 4.26 − 4.46 (m, 2 H), 7.16 − 7.38 (m, 1 H), 7.57 − 7.76 (m, 1 H), 7.89 − 8.08 (m, 3 H), 8.10 − 8.22 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
22H
24FN
5O、394;Found、394。
【0627】
実施例67:2−フルオロ−4−[3−(6−フルオロ−1−プロパノ−2−イルベンズイミダゾール−5−イル)−6−[4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]ベンゾニトリル
【0628】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0629】
表題化合物のHCl塩を、実施例50の調製のための手順に従って、(tert−ブトキシ)−N−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル](4−ピペリジル)}−N−メチルカルボキサミドおよび6−フルオロ−1−(プロパノ−2−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−1,3−ベンゾジアゾールを使用して、46%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.58 (d, J=6.57 Hz, 8 H), 2.09 − 2.24 (m, 2 H), 2.56 (br. s. , 3 H), 2.98 − 3.14 (m, 2 H), 3.25 − 3.37 (m, 1 H), 3.41 − 3.80 (m, 1 H), 4.51 − 4.71 (m, 3 H), 4.79 − 5.06 (m, 2 H), 7.28 − 7.44 (m, 1 H), 7.53 − 7.64 (m, 1 H), 7.77 − 7.95 (m, 2 H), 7.95 − 8.07 (m, 1 H), 8.54 − 8.67 (m, 1 H), 8.99 − 9.27 (m, 2 H), 9.46 − 9.65 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
27H
27F
2N
7、488;Found、488。
【0630】
実施例68:2−フルオロ−4−[6−[4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−3−(1−プロパノ−2−イルベンズイミダゾール−5−イル)ピラジン−2−イル]ベンゾニトリル
【0631】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0632】
表題化合物のHCl塩を、実施例50の調製のための手順に従って、(tert−ブトキシ)−N−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル](4−ピペリジル)}−N−メチルカルボキサミド)および1−(プロパノ−2−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−1,3−ベンゾジアゾールを使用して、49%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4):ppm 2.07 − 2.26 (m, 2 H), 2.56 − 2.63 (m, 3 H), 2.98 − 3.10 (m, 2 H), 3.64 − 3.78 (m, 9 H), 4.53 − 4.69 (m, 2 H), 4.92 − 5.11 (m, 1 H), 7.29 − 7.36 (m, 1 H), 7.42 − 7.49 (m, 1 H), 7.60 − 7.69 (m, 2 H), 7.83 − 7.97 (m, 2 H), 8.52 − 8.66 (m, 1 H), 9.36 − 9.56 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
27H
28FN
7、470;Found、470。
【0633】
実施例69:4−[3−(1−エチル−6−フルオロベンズイミダゾール−5−イル)−6−[4−(メチルアミノ)ピペリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0634】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0635】
表題化合物のHCl塩を、実施例50の調製のための手順に従って、(tert−ブトキシ)−N−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル](4−ピペリジル)}−N−メチルカルボキサミド)および1−エチル−6−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−1,3−ベンゾジアゾールを使用して、45%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.49 (m, 3 H), 1.55 − 1.71 (m, 2 H), 2.10 − 2.23 (m, 2 H), 2.58 (s, 3 H), 2.95 − 3.13 (m, 2 H), 3.27 − 3.40 (m, 1 H), 3.44 − 3.54 (m, 2 H), 3.65 − 3.76 (m, 2 H), 4.36 − 4.47 (m, 2 H), 4.55 − 4.68 (m, 2 H), 7.22 − 7.40 (m, 1 H), 7.56 − 7.69 (m, 1 H), 7.84 − 7.95 (m, 2 H), 8.03 (br. s., 1 H), 8.61 (s., 1 H), 9.11 (br. s., 2 H), 9.46 (br. s., 1 H)。[M+H] Calc’d for C
26H
25F
2N
7、474;Found、474。
【0636】
実施例70:4−[6−(4−アミノピペリジン−1−イル)−3−(6−フルオロ−1−プロパノ−2−イルベンズイミダゾール−5−イル)ピラジン−2−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0637】
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0638】
表題化合物のHCl塩を、実施例49の調製のための手順に従って、tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩および6−フルオロ−1−(プロパノ−2−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−1,3−ベンゾジアゾールを使用して、45%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.601.46−1.74 (m, 10 H), 1.97 − 2.16 (m, 2 H), 3.00 − 3.17 (m, 2 H), 3.57 (s, 3 H), 3.60−3.75 (m, 2 H), 4.48 − 4.67 (m, 2 H), 4.85 − 5.03 (m, 1 H), 7.25 − 7.42 (m, 1 H), 7.54 − 7.67 (m, 1 H), 7.76 − 7.97 (m, 2 H), 7.97 − 8.06 (m, 1 H), 8.56 − 8.64 (s, 1 H), 9.46 − 9.61 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
26H
25F
2N
7、474;Found、474。
【0639】
実施例71:4−[6−(4−アミノピペリジン−1−イル)−3−(1−エチル−6−フルオロベンズイミダゾール−5−イル)ピラジン−2−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0640】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0641】
表題化合物のHCl塩を、実施例49の調製のための手順に従って、tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩および1−エチル−6−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−1,3−ベンゾジアゾールを使用して、60%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.40 − 1.55 (m, 3 H), 1.55 − 1.70 (m, 2 H), 1.97 − 2.15 (m, 2 H), 3.01 − 3.23 (m, 3 H), 3.66 − 3.76 (m, 2 H), 4.35 − 4.50 (m, 2 H), 4.51 − 4.65 (m, 2 H), 7.30 − 7.41 (m, 1 H), 7.52 − 7.67 (m, 1 H), 7.78 − 7.94 (m, 2 H), 8.00 − 8.09 (m, 1 H), 8.16 − 8.33 (m, 1 H), 8.59 (br. s., 1 H), 9.52 (br. s., 1 H)。[M+H] Calc’d for C
25H
23F
2N
7、460;Found、460。
【0642】
実施例72:4−[6−(4−アミノピペリジン−1−イル)−3−(1−プロパノ−2−イルベンズイミダゾール−5−イル)ピラジン−2−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0643】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0644】
表題化合物のHCl塩を、実施例49の調製のための手順に従って、tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩および1−(プロパノ−2−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−1,3−ベンゾジアゾールを使用して、42%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.45−1.68 (m, 2 H), 1.60 (d, J=6.82 Hz, 6 H), 1.97 − 2.09 (m, 2 H), 3.02 − 3.17 (m, 2 H), 3.44 − 3.52 (m, 2 H), 3.65 − 3.81 (m, 1 H), 4.47 − 4.71 (m, 2 H), 4.87 − 5.07 (m, 1 H), 7.22 − 7.35 (m, 1 H), 7.42 − 7.53 (m, 1 H), 7.56 − 7.68 (m, 1 H), 7.69 − 7.80 (m, 1 H), 7.80 − 7.89 (m, 1 H), 7.89 − 7.97 (m,1 H), 8.50 − 8.64 (m, 1 H), 9.40 − 9.54 (m, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
26H
26FN
7、456;Found、456。
【0645】
実施例73:4−[6−(4−アミノピペリジン−1−イル)−3−(6,7−ジフルオロ−1−プロパノ−2−イルベンズイミダゾール−5−イル)ピラジン−2−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0646】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0647】
表題化合物のHCl塩を、実施例49の調製のための手順に従って、tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩および6,7−ジフルオロ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−1,3−ベンゾジアゾールを使用して、40%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.47−1.62 (m, 2 H), 1.56 (d, J=6.57 Hz, 6H), 1.97 − 2.10 (m, 2 H), 2.99 − 3.17 (m, 2 H), 3.45 − 3.53 (m, 2 H), 3.61 − 3.76 (m, 2 H), 4.47 − 4.66 (m, 2 H), 4.75 − 5.01 (m, 1 H), 7.18 − 7.38 (m, 1 H), 7.52 − 7.68 (m, 2 H), 7.77 − 7.89 (m, 1 H), 7.89 − 8.03 (m, 1 H), 8.42 − 8.69 (m, 2 H)。[M+H] Calc’d for C
26H
24F
3N
7、492;Found、492。
【0648】
実施例74:4−[6−(4−アミノピペリジン−1−イル)−3−(1−エチル−6,7−ジフルオロベンズイミダゾール−5−イル)ピラジン−2−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0649】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
【0650】
表題化合物のHCl塩を、実施例49の調製のための手順に従って、tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩および1−エチル−6,7−ジフルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−1,3−ベンゾジアゾールを使用して、64%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.49 − 1.58 (m, 3 H), 1.58 − 1.73 (m, 2 H), 1.98 − 2.18 (m, 2 H), 2.97 − 3.19 (m, 2 H), 3.54 − 3.66 (m, 1 H), 3.66 − 3.76 (m, 2 H), 4.43 − 4.68 (m, 4 H), 7.22 − 7.38 (m, 1 H), 7.58 − 7.71 (m, 1 H), 7.74 − 7.91 (m, 2 H), 8.57 − 8.65 (m, 1 H), 9.57 (br. s., 1 H)。[M+H] Calc’d for C
25H
22F
3N
7、478;Found、478。
【0651】
実施例75:4−[6−(4−アミノピペリジン−1−イル)−3−(6,7−ジフルオロ−1−メチルベンズイミダゾール−5−イル)ピラジン−2−イル]−2−フルオロベンゾニトリル
【0652】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0653】
表題化合物のHCl塩を、実施例49の調製のための手順に従って、tert−ブチルN−{1−[5−ブロモ−6−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}カルバミン酸塩および6,7−ジフルオロ−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−1,3−ベンゾジアゾールを使用して、51%の収率で調製した。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δppm 1.51 − 1.68 (m, 2 H), 1.93 − 2.10 (m, 2 H), 2.96 − 3.18 (m, 2 H), 3.62 − 3.75 (m, 4 H), 4.00 (s(, 3 H), 4.47 − 4.62 (m, 2 H), 7.22 − 7.35 (m, 1 H), 7.43 − 7.65 (m, 2 H), 7.75− 7.78 (m, 1 H), 8.01−8.21 (m, 2 H), 8.40 (s, 1 H), 8.61 (s, 1 H)。[M+H] Calc’d for C
24H
20F
3N
7、464;Found、464。
【0654】
II.生物学的評価
実施例1a:インビトロでの酵素阻害アッセイ − LSD−1
このアッセイは、LSD1デメチラーゼ活性を阻害する試験化合物の能力を判定する。大腸菌(E.coli)発現した全長ヒトLSD1(受入番号O60341)を、Active Motif(Cat#31334)から購入した。
【0655】
LSD1活性の酵素アッセイは、時間分解−蛍光共鳴エネルギー転移(TR−FRET)の検出に基づく。LSD1に対する化合物の阻害特性を、以下の反応条件下で384ウェルのプレートフォーマットにおいて判定した:0.1nMのLSD1、50nMのH3K4me1−ビオチン標識化したペプチド(Anaspec cat#64355)、50mMのHEPESのアッセイ緩衝液中の2μMのFAD、pH7.3、10mMのNaCl、0.005%のBrij35、0.5mMのTCEP、0.2mg/mlのBSA。LANCE検出緩衝液(PerkinElmer)中の1.8mMのトラニルシプロミン塩酸塩(2−PCPA)などのLSD1阻害剤の存在下で検出試薬Phycolinkのストレプトアビジン−アロフィコシアニン(Prozyme)およびユーロビウム−抗−未修飾ヒストンH3リジン4(H3K4)抗体(PerkinElmer)を、12.5nMおよび0.25nMの終末濃度まで加えた後に、反応生成物をTR−FRETによって定量的に判定した。
【0656】
アッセイ反応を、以下の手順に従って実行した:3%のDMSO中の150nMのH3K4me1ビオチン標識化したペプチドと2μLの11点連続希釈した試験化合物との混合物2μLを、プレートの各ウェルに加え、その後、0.3nMのLSD1および6μMのFADを2μL加えて、反応を開始させた。その後、反応混合物を、1時間室温でインキュベートし、25nMのPhycolinkのストレプトアビジン−アロフィコシアニンおよび0.5nMのユウロピウム−抗−未修飾H3K4抗体を含有しているLANCE検出緩衝液中に1.8mMの2−PCPAを6μl加えることによって終了した。プレートを、室温での1時間のインキュベーション後に、TR−FRETモード(320nmでの励起、615nmおよび665nmでの発光)でEnVisionMultilabel Readerによって読み取った。比率を、各ウェルに対して計算し(665/615)、阻害定数(IC
50)を決定するように適合させた。
【0657】
LSD1活性を阻害する本明細書に開示される化合物の能力を、定量化し、それぞれのIC
50値を決定した。表3は、本明細書に開示される様々な置換された複素環化合物のIC
50値を提供する。
【0658】
【表3-1】
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【0659】
【表3-2】
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【0660】
【表3-3】
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【0661】
【表3-4】
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【0662】
【表3-5】
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【0663】
【表3-6】
[この文献は図面を表示できません]
【0664】
実施例2:インビトロでの酵素阻害アッセイ − MAO選択性
ヒトの組換えモノアミンオキシダーゼタンパク質のMAO−AおよびMAO−Bを得る。MAOは、第一級、第二級および第三級のアミンの酸化的脱アミノ化を触媒する。MAO酵素活性及び/又は対象の阻害剤によるその阻害率をモニタリングするために、蛍光ベースの(阻害剤)−スクリーニングアッセイを実行する。非蛍光化合物である、3−(2−アミノフェニル)−3−オキソプロパンアミン(キヌラミンジヒドロブロミド、Sigma Aldrich)を、基質として選択する。キヌラミンは、両方のMAO活性のための非特異的基質である。キヌラミンは、MAO活性による酸化的脱アミノ化を受けながら、結果として結果として生じる蛍光生成物である、4−ヒドロキシキノリン(4−HQ)に変換される。
【0665】
モノアミンオキシダーゼ活性は、4−ヒドロキシキノリンへのキヌラミンの変換を測定することによって推測される。アッセイを、100μlの最終容量の透明の底を備える96ウェルの黒色プレート(Corning)において行う。アッセイ緩衝液は、100mMのHEPES、pH7.5である。各実験を、同じ実験内で3回繰り返して実行する。
簡潔には、固定量のMAO(MAO−Aに対して0.25μgおよびAO−Bに対して0.5μg)を、本明細書に開示されるような化合物の様々な濃度(例えば、阻害剤の強度によって0〜50μΜ)の不存在下及び/又は存在下で、反応緩衝液において15分間氷上でインキュベートする。トラニルシプロミン(Biomol International)を、阻害に対する対照として使用する。
【0666】
試験化合物と相互作用する酵素を放置した後に、60〜90μΜのキヌラミンを、それぞれ、MAO−BおよびMAO−Aのアッセイに対する各反応物に加え、反応物を、暗所に37℃で1時間放置する。基質の酸化的脱アミノ化を、2NのNaOHを50μl加えることによって止める。4−ヒドロキシキノリンへのキヌラミンの変換を、マイクロプレートリーダー(Infinite 200,Tecan)を使用して、蛍光(320nmでの励起および360nmでの発光)によってモニタリングする。試験化合物の不存在下及び/又は存在下で生成された蛍光のレベルを測定するために、任意単位を使用する。
【0667】
酸化的脱アミノ化活性の最大値を、試験化合物の不存在下でキヌラミン脱アミノ化から形成された4−ヒドロキシキノリンの量を測定することによって得て、背景蛍光のために校正する。各阻害剤のKi(IC
50)を、Vmax/2で決定する。
【0668】
実施例3:LSD1 CD11bの細胞アッセイ
細胞中のLSD1阻害剤の有効性を分析するために、CD11bフローサイトメトリーアッセイを実行した。LSD1阻害は、フローサイトメトリーによって測定され得るTHP−1(AML)細胞中でCD11b発現を引き起こす。THP−1細胞を、1ウェル当たり500μLの最終容量を有する24ウェルのプレートにおいてRPMI 1640培地を含有している10%のウシ胎児血清中の100,000細胞/ウェルで播種した。LSD1試験化合物を、DMSO中で連続希釈した。希釈したものを、0.2%のDMSOの終末濃度まで各ウェルに適宜加えた。細胞を、4日間5%のCO
2において摂氏37度でインキュベートした。250μLの各ウェルを、96ウェルの丸底プレート中のウェルに移した。プレートを、5分間Beckman Coulter Alegra 6KRの遠心分離機において摂氏4度での1200rpmで遠心分離にかけた。培地を除去し、ウェルの底に細胞を残した。細胞を、100μLの冷たいHBSS(ハンクス液)+2%のBSA(ウシ血清アルブミン)溶液中で洗浄し、5分間摂氏4度での1200rpmで遠心分離にかけた。洗剤を除去した。細胞を、100μLのHBSS+1:15希釈のAPC共役マウスの抗CD11b抗体(BD Pharmingen Cat#555751)を含有している2%のBSA中で再懸濁し、25分間氷上でインキュベートした。細胞を、遠心分離にかけ、100μlのHBSS+2%のBSA中で2回洗浄した。最終的な遠心沈殿後、細胞を、100μLのHBSS+1μg/mLのDAPI(4’,6−ジアミジノ−2−フェニルインドール)を含有している2%のBSA中で再懸濁した。その後、細胞を、BD FACSAriaのマシンにおいてフローサイトメトリーによって分析した。細胞を、CD11b発現のために分析した。各阻害剤濃度に対するCD11b発現する細胞のパーセントを、分析される各化合物に対するIC
50曲線を判定するために使用した。
【0669】
表4は、本明細書に開示される様々な置換された複素環化合物の細胞IC
50値を提供する。
【0670】
【表4-1】
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【0671】
【表4-2】
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【0672】
【表4-3】
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【0673】
【表4-4】
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【0674】
【表4-5】
[この文献は図面を表示できません]
【0675】
実施例4:インビボでの異種移植試験 − MCF−7異種移植
0.72mgの17−βエストラジオールを含有している徐放性ペレットを、nu/nuマウスへと皮下に埋め込む。MCF−7細胞を、5%のCO
2、37℃で、10%のFBSを含有しているRPMIにおいて成長させる。細胞を、1×10
7細胞/mLで50%のRPMI(無血清)および50%のマトリゲルにおいて、遠心沈殿させ、再懸濁する。MCF−7細胞を、ペレットの埋め込みの2−3日後に右脇腹上に皮下注射し(100μL/動物)、腫瘍容積(長さ×幅
2/2)を、隔週でモニタリングする。腫瘍が〜200mm
3の平均容積に達すると、動物を無作為化し、処置を開始する。動物を、4週間毎日、ビヒクルまたは化合物で処置する。腫瘍容積および体重を、研究の全体にわたって隔週でモニタリングする。処置期間の終わりに、血漿および腫瘍のサンプルを、それぞれ、薬物動態学的および薬理学的な分析のために採取する。
【0676】
実施例5:インビボでの異種移植試験 − LNCaP異種移植
LSDl(shLSDl細胞)または対照細胞(shNTC細胞など)の安定したノックダウンを有するLNCaP細胞を、皮下注入によってヌードマウスの背側脇腹に接種させる(50%のRPMI 1640/BD Matrigelの100μl中の3×10
6細胞など)。マウスの重量および腫瘍のサイズを、1週間に1回測定し、腫瘍容積を、式(7i/6)(L×W)を使用して推測し、式中、L=腫瘍の長さ、およびW=腫瘍の幅である。2つの群間の平均の腫瘍容積の統計的差を判定するために、2サンプルのt検定を行う。
【0677】
未修飾のLNCaP細胞を、ヌードマウスの背側脇腹へと皮下注入によって接種させる(50%のRPMI 1640/BD Matrigelの100μl中の3×10
6細胞など)。3週間後に、マウスに、水(対照)、パルギリン(0.53mgまたは1.59mg;70%のバイオアベイラビリティを仮定して、1mMまたは3mMの終末濃度)、またはXB154(4μgまたは20μg;70%のバイオアベイラビリティを仮定して、1μΜまたは5μΜの終末濃度)を、1日1回腹腔内に注入するか、あるいはマウスを試験化合物(毎週5mg/kgまたは10mg/kg)で処置する。処置を3週間継続し、その間、マウスの重量および腫瘍容積を上記のように測定する。
【0678】
shLSDl LNCaP細胞または対照細胞を、上記のようにヌードマウスに注入する。3週間後に、マウスを、3週間1日1回腹腔内に、2.6μgのマイトマイシンC(40%のバイオアベイラビリティを仮定して、1μΜの予測される終末濃度)、オラパリブ(例えば、約0.5mg/kg〜25mg/kg)、またはビヒクルで処置する。他の例では、未修飾のLNCaP細胞を、上記のようにヌードマウスに注射する。
【0679】
3週間後に、マウスを、試験化合物、または上記のようなビヒクルに加えて、MMCまたはオラパリブで処置する。処置を3週間継続し、その間、マウスの重量および腫瘍容積を上記のように測定する。
【0680】
shLSDl細胞を注入したマウスにおける対照と比較した腫瘍容積の減少は、LSDl阻害がインビボで腫瘍成長を減少させることを示す。
【0681】
同様に、LNCaP細胞を注入し、本明細書に開示される化合物で処置したマウスにおける対照と比較した腫瘍容積の減少は、LSDl阻害がインビボで腫瘍成長を減少させることを示す。最終的に、本明細書に開示される化合物単独で処置したマウスと比較して、LNCaP細胞を注入し、本明細書に開示される化合物に加えて、オラパリブで処置したマウスにおける腫瘍容積の減少は、LSDlの阻害+PARPの阻害が、インビボで腫瘍成長を減少させることを示す。
【0682】
採取した異種移植片組織を、LSDl阻害の証拠のために検査する。これを、shRNA細胞の場合における、2MK4および2MK9のヒストンマークの全体的なレベル、FA/BRCA遺伝子の発現、FANCD2ユビキチン化、およびLSDlタンパク質レベルを検査するために、ウェスタンブロットで評価する。これらのパラメーターの1つ以上の減少は、LSD1の有効な阻害を示す。さらに、DNA損傷修復に対する効果を、H2AX焦点(foci)に対する染色を用いて評価する。
【0683】
III.医薬剤形の調製
実施例1:経口錠剤
48重量%の式(I)、(II)または(III)の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩、45重量%の微結晶性セルロース、5重量%の低置換されたヒドロキシプロピルセルロース、および2重量%のステアリン酸マグネシウムを混合することによって、錠剤を調製する。錠剤を直接圧縮によって調製する。圧縮錠剤の総重量を250−500mgに維持する。