(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。また、以下の説明では、「前」「後」「左」「右」「上」「下」とは、特に断りのない限り、
図1に示すように遊技機10を正面側(遊技者側)から見た状態で指称するものとする。
なお、以降の説明における「有利」とは、遊技者に対して有利であることを指し、さらに、特に断りがない限り、いわゆるプレミア画像等の演出上の特典を除き、賞球又はメダルの獲得量(遊技球又はメダルの払い出し)に関して有利であることを指す。
【0010】
<概要>
本実施形態に係る遊技機10の詳細を説明する前に、本実施形態の特徴の概要を説明する。
本実施形態に係る遊技機10は、いわゆるパチンコ遊技機又は回胴式遊技機であり、少なくとも、遊技に係る所定の事象の発生を検知する所定の検知センサと、第一の報知手段と、第一の報知手段を制御する報知制御手段と、電源投入時に特定の条件が充足されたことに基づいてRAMクリア処理を実行するRAMクリア処理手段とを備えている。
【0011】
所定の検知センサによって検知される「遊技に係る所定の事象」とは、遊技に関わる或る特定の事象であり、例えば、所定の遊技領域を遊技球が通過すること、演出ボタンやストップボタン等のような所定の操作部に対して所定の操作が行われること等を含む。
所定の検知センサは、正常動作を確認(検査)する対象となる一構成であり、本実施形態では、第1始動口センサ70、第2始動口センサ71、一般入賞口センサ73a及び73b、ゲートセンサ74が所定の検知センサに該当し得る。
また、本実施形態では、パチンコ遊技機が例示されるが、所定数のメダルを使用することで複数のリールを回転させる図柄変動を実行し、当該図柄変動の結果(当該複数のリールの停止態様)に基づいてメダルを払い出す回胴式遊技機(いわゆるスロットマシン)に適用することも可能であり、この回胴式遊技機では、スタートレバーセンサ、ストップボタンセンサ、ベットボタンセンサ、精算ボタンセンサ、演出ボタンセンサ等が所定の検知センサに該当し得る。但し、本特徴は、所定の検知センサ自体を限定するものではない。
【0012】
第一の報知手段は、何らかの報知演出を実行可能であればよく、その具体的構成は限定されない。第一の報知手段としては、文字や画像、映像を表示する表示部、点灯するランプ、音を出力するスピーカ、動きによって報知を行う可動体(後述する特別電動役物や普通電動役物等も含む)等、様々な手段があり得る。
また、第一の報知手段により実行される報知演出の態様や具体的内容も限定されない。
【0013】
RAMクリア処理とは、遊技機が備えるRAMにおける電断時にバックアップされていた遊技に関わる情報をクリアして初期値を設定する処理である。
RAMクリア処理手段によりRAMクリア処理が実行される当該特定の条件は限定されないが、例えば、本実施形態のようにRAMクリアスイッチ43がONにされた状態で電源スイッチ40がONにされること等である。本実施形態では、復電処理実行手段180がこのRAMクリア処理手段の一具体例として例示されている。
【0014】
報知制御手段は、当該所定の検知センサによって所定の事象の発生が検知されたことに基づく所定の実行条件が充足された場合には、第一の報知演出を第一の報知手段に実行させることが可能である。
第一の報知演出は、第一の報知態様である場合と第二の報知態様である場合とがある。
具体的には、RAMクリア処理の実行を伴う電源投入に基づく所定の期間において、当該所定の検知センサによって所定の事象の発生が検知されて第一の報知演出が実行される場合には、実行される第一の報知演出が第一の報知態様である一方、上記所定の期間の経過後において、当該所定の検知センサによって所定の事象の発生が検知されて第一の報知演出が実行される場合には、実行される第一の報知演出が第二の報知態様である。
そして、第一の報知態様は、第二の報知態様よりも認識され難い報知態様となっており、上記所定の実行条件は、当該所定の検知センサによって所定の事象の発生が検知された回数が2以上の所定の回数となることで充足される条件である。
【0015】
ここで「認識され難い報知態様」とは、認識され易さが抑えられた報知態様或いは何等か制限された報知態様と表記することもでき、「認識され難い報知態様」は、例えば、実行期間が短いこと、音量や輝度、動きが小さいこと、表示領域若しくは点灯領域が小さいこと、同一デバイス種の複数の報知デバイスで報知態様が実現されている場合には当該報知態様を実現する報知デバイスの数が少ないこと等のいずれか一つ又は複数の組合せで実現され得る。
当該実行期間は、その報知態様となっている時間を指し、その報知態様の全部又は一部がループで実現されている場合にはそのループ部分も含めてその報知態様が一通り実行され尽くすまでの時間を指す。
また、視覚、聴覚、触覚等の人の感覚機能に感知させる感覚機能種の数が少ないことによっても「認識され難い報知態様」となり得る。例えば、報知デバイスの数は同一であるが、第一の報知態様は、ランプの点灯と表示部による表示とで形成され、第二の報知態様は、表示部による表示と音声で形成される場合には、第一の報知態様は視覚のみでの感知となるのに対して、第二の報知態様は視覚及び聴覚での感知となるため、第一の報知態様は、第二の報知態様よりも認識され難い報知態様ということができる。
【0016】
上記「所定の期間」は、本実施形態では検査可能状態の設定期間(15秒間)に相当するが、後述の検査可能状態が設けられているか否かによらず、RAMクリア処理の実行を伴う電源投入に基づいて設けられる所定の期間であればよい。当該「所定の期間」は、例えば、RAMクリア処理の実行を伴う電源投入直後或いはその近辺に設けられる。例えば、当該「所定の期間」は、本実施形態のようにRAMクリア処理の終了を条件に開始されてもよいし、RAMクリア処理の開始を条件に開始されてもよいし、RAMクリア処理の途中の何等かを条件に開始されてもよいし、RAMクリア処理の終了後の何等かを条件に開始されてもよい。
上記「所定の実行条件」における「所定の事象の発生が検知された回数」は、検知センサによって所定の事象の発生が最初に検知されてから一定時間内に検知される回数であってもよいし、所定の事象の発生の検知ごとにその検知から一定時間内に次の検知がある場合に加算される回数であってもよい。
【0017】
また、上記所定の期間において当該所定の検知センサによって所定の事象の発生が検知されて第一の報知態様となる第一の報知演出が実行される場合、及び上記所定の期間の経過後において当該所定の検知センサによって所定の事象の発生が検知されて第二の報知態様となる第一の報知演出が実行される場合には、第一の報知手段又は第一の報知手段とは別の報知手段によって別の報知演出が合わせて実行されてもよい。この場合においても、第一の報知演出内の比較により、第一の報知態様が第二の報知態様よりも認識され難い報知態様とされていればよい。
また、上記所定の期間において当該所定の検知センサによって所定の事象の発生が検知されて第一の報知演出が実行される場合には、当該第一の報知演出が第二の報知態様となることなく第一の報知態様となり、上記所定の期間の経過後において当該所定の検知センサによって所定の事象の発生が検知されて第一の報知演出が実行される場合には、当該第一の報知演出が第一の報知態様となることなく第二の報知態様となることが好ましい。
【0018】
また、上記所定の期間の終了タイミングを跨いで上記所定の期間中から上記所定の期間の経過後の或る時点まで第一の報知演出が継続的に実行されてもよい。この場合、第一の報知演出は、所定の期間の終了タイミングまでは第一の報知態様となり、それ以降は第二の報知態様となるように制御されてもよいし、通して第一の報知態様となるように制御されてもよいし、通して第二の報知態様となるように制御されてもよい。
【0019】
このようにすれば、遊技の興趣を維持しながら、所定の検知センサ及び第一の報知手段が正常に動作するか否かを確認可能とし、更に、RAMクリア処理の実行を伴う電源投入に基づく所定の期間で動作確認を行うことで、動作確認による人の感覚(視覚や聴覚等)の刺激に係る負担を軽減することができる。また、一回の所定事象の判定で第一の報知演出が実行されるのに比べて、所定の検知センサの動作検証の確実性を向上させることができる。
以下、本実施形態に係る遊技機10についてより具体的に説明する。
【0020】
<遊技機10の構造について>
まず、
図1から
図5を用いて、遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図であり、
図2は、
図1に示す領域IIに配設される図柄表示装置90を示す図であり、
図3は、
図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す鳥瞰図であり、
図4は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図であり、
図5は、遊技機10の背面図である。
なお、
図1から
図5に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
【0021】
本実施形態の遊技機10は、いわゆるパチンコ機であり、多数の遊技釘(図示省略)が立設された遊技盤50の前面領域(以下、「遊技領域50a」と表記)に遊技球を発射し、遊技球が入賞口(例えば、大入賞口55等)に入球すると賞球が得られる遊技を行うものである。なお、以下の説明では、入賞口に遊技球が入球することを、単に「(入賞口に)入賞する」と表現する場合がある。
【0022】
遊技機10は、前後に開口する矩形枠状の外枠15と、外枠15の開口前面側に遊技盤50を着脱可能に保持する中枠17と、遊技盤50の前面側を覆うよう構成された前枠20と、を備える。
【0023】
中枠17は、ヒンジ機構21と同一側にあるヒンジ機構(図示省略)により左端側を中心に回動自在に支持され、外枠15の前側に開閉可能となっている。なお、中枠17は、シリンダ錠23により、施錠及び解錠(シリンダ錠23に扉キーを差し込み、扉キーを前枠の解錠方向とは逆の方向(本実施形態では、右)に回す)が可能となっている。
本実施形態では、中枠17が開放状態であるか否かを検知するための中枠開扉センサ76を備えている。なお、中枠開扉センサ76は、中枠17が開放状態である場合にはONとなり、中枠17が閉鎖状態である場合にはOFFとなる。
【0024】
前枠20は、ヒンジ機構21により左端側を中心に回動自在に支持され、中枠17に対して開閉可能となっている。なお、前枠20は、シリンダ錠23により施錠及び解錠(シリンダ錠23に扉キーを差し込み、扉キーを中枠17の解錠方向とは逆の方向(本実施形態では、左)に回す)が可能となっている。
また、前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50a及び遊技盤50を透視保護している。
また、前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27及び下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
また、前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
【0025】
図3に示すように、上球受け皿27の上面には、遊技者に操作される操作ボタン群が配置されている。この操作ボタン群には、後述する主制御基板100に電気的に接続されているメイン操作部39として、玉貸ボタン39a、及びプリペイドカードの返却操作を受け付ける返却ボタン39bが設けられ、後述する第1副制御基板200に電気的に接続されている操作部として、遊技中に発生する演出を切り替える又は遊技機10に関わる種々の情報を得るために行う遊技者の操作を受け付けることができる演出ボタン37、及びそれぞれ上、下、左、右への操作を指示するためのカーソルボタン38(38a、38b、38c、38d)等が含まれる。なお、各操作部には、操作を検知するためのセンサが設けられており、接続対象の制御基板は、当該センサの検知状態の変化によって各操作部の操作を検知している。なお、これらの操作部は、遊技盤50の前面側に設けられている。
また、上カーソルボタン38a及び下カーソルボタン38bは、後述するスピーカ33から出力される音声の音量を調整するために、左カーソルボタン38c及び右カーソルボタン38dは、後述する演出ランプ35及び演出表示装置80の輝度を調整するために操作される。
また、上球受け皿27の側方には、図示しないモータ等のアクチュエータにより動作する可動装飾体22が設けられている。
【0026】
下球受け皿29の下部には、下球受け皿29に貯留された遊技球を下方へ排出する球抜き機構36が設けられている。この球抜き機構36を操作することにより、下球受け皿29の底面に形成された底面口(図示省略)が開口して、当該底面口から遊技球が自然落下して排出される。
なお、図示は省略するが、上球受け皿27には、球抜き機構36と同様に、操作することで貯留している球を下球受け皿29へ移動させる機構が設けられ、この機構と球抜き機構36の双方を操作することで、貯留している球を排出することが可能となる。
【0027】
図1に示すように、前枠20の上枠部32の左側と右側にそれぞれ一対のスピーカ33(33a、33b)が配設されている。また、前枠20の上枠部32と左右側枠部34a、34bは光透過性のカバーにより形成されており、その内部にはそれぞれ演出ランプ35(35a、35b、35c)が配設されている。スピーカ33や演出ランプ35は、遊技中に発生する演出やエラー演出等と連動して音声出力又は点灯若しくは消灯することができる。
【0028】
演出表示装置80は、遊技盤50の略中央に配設されているメイン表示部81と、メイン表示部81の周囲に配設されているサブ表示部82とで構成されている。サブ表示部82は、メイン表示部81の上方に配設されている上サブ表示部82aと、メイン表示部81の左側に配設されている左サブ表示部82bと、メイン表示部81の右側に配設されている右サブ表示部82cと、を含んでいる。
ここで、メイン表示部81は、固定式の液晶表示装置であり、上サブ表示部82a、左サブ表示部82b、右サブ表示部82cは、図示しないモータ等のアクチュエータにより動作する可動式の液晶表示装置である。
【0029】
メイン表示部81は、後述する第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92における変動表示に連動して行われる装飾図柄の変動表示を表示することができ、更に、他の各種の演出も表示することができる。
メイン表示部81に表示される装飾図柄の変動表示において、表示される装飾図柄は、3つの図柄列をなす。各図柄列の変動表示の方向は特に制限されず、例えば、上下方向、左右方向、奥行き方向、又はこれらの組合せ(斜め方向)のいずれであってもよい。
ここで、奥行き方向とは、実際にはメイン表示部81の表示画面上の平面的な変動表示であるにも関わらず、メイン表示部81の奧方から手前方向又はその逆方向に装飾図柄が変動表示しているかのように認識させる手法(例えば、遠近法)を用いた表示態様において、遊技者が認識する仮想的な方向をいう。
また、本実施形態における装飾図柄には、数字の「1」を模した「1図柄」、数字の「2」を模した「2図柄」、数字の「3」を模した「3図柄」、数字の「4」を模した「4図柄」、数字の「5」を模した「5図柄」、数字の「6」を模した「6図柄」、数字の「7」を模した「7図柄」、数字の「8」を模した「8図柄」、および数字の「9」を模した「9図柄」があり、これらの図柄は、各図柄列に設けられている。以降の説明では、「1図柄」、「3図柄」、「5図柄」、「7図柄」、および「9図柄」を総称して「奇数図柄」と称し、「2図柄」、「4図柄」、「6図柄」、「8図柄」を総称して「偶数図柄」と称する場合がある。
【0030】
サブ表示部82のそれぞれは、主として演出に関連する演出画像を表示するために設けられるだけでなく、移動可能に構成されている。
サブ表示部82の各々の初期位置は、上サブ表示部82aはメイン表示部81を基準として上側であり、左サブ表示部82bはメイン表示部81を基準として左側であり、右サブ表示部82cはメイン表示部81を基準として右側であり、サブ表示部82のそれぞれは、これらの初期位置からメイン表示部81における装飾図柄の表示領域に重なる位置まで移動可能に構成されている。
【0031】
なお、本実施形態における演出表示装置80(メイン表示部81、上サブ表示部82a、左サブ表示部82b、右サブ表示部82c)には、いずれも液晶表示装置が採用されているが、本発明の実施はこれに限るものではない。例えば、ドラム式やドットマトリックス式等、多様な方式の表示装置を演出表示装置80として採用することができる。
【0032】
メイン表示部81とサブ表示部82の間には、演出遮蔽体83が配設されている。更に、演出遮蔽体83は、左上演出遮蔽体83a、右上演出遮蔽体83b、左下演出遮蔽体83c、及び右下演出遮蔽体83dで構成されており、これらは、互いに連動してメイン表示部81を遮蔽する方向に移動可能に構成されている。
【0033】
メイン表示部81の右下側には、複数の発光ダイオード(light emitting diode、以下、「LED」と略称する)が配設されており、これらのLEDによって図柄表示装置90の表示領域が構成されており、図柄表示装置90には、特別図柄及び普通図柄が表示される。
また、図柄表示装置90は、メイン表示部81よりも遊技者が視認しにくい位置に配設され、図柄表示装置90の表示領域は、メイン表示部81の表示領域よりも小さい面積になっている。
なお、本実施形態における図柄表示装置90に係るLEDの配置や数は
図2に示すとおりであるが、これは一例であって、図柄表示装置90に係るLEDの配置や数はこの例に制限されるものではない。
【0034】
特別図柄は、特別電動役物(例えば、特別電動役物65)を作動させるか否かを決定する図柄変動の結果として停止表示される図柄である。本実施形態における特別図柄には、第1特別図柄表示装置91に表示される第1特別図柄と第2特別図柄表示装置92に表示される第2特別図柄とが含まれる。
なお、特別図柄は「特図」、第1特別図柄は「特
図1」、第2特別図柄は「特
図2」と略称される場合がある。
【0035】
普通図柄は、普通電動役物(例えば、普通電動役物61)を作動させるか否かを決定する図柄変動の結果として停止表示される図柄である。本実施形態における普通図柄は、普通図柄表示装置93に表示される。
なお、普通図柄は、「普図」と略称される場合があり、普通電動役物は「電チュー」と称される場合がある。
【0036】
また、図柄表示装置90には、上述の表示装置以外に、第1特別図柄保留ランプ94、第2特別図柄保留ランプ95、普通図柄保留ランプ96が設けられている。
第1特別図柄保留ランプ94は、保留されている特
図1の図柄変動の数を特定可能とし、第2特別図柄保留ランプ95は、保留されている特
図2の図柄変動の数を特定可能とし、普通図柄保留ランプ96は、保留されている普図の図柄変動の数を特定可能とし、いずれも、2つのLEDの点灯態様(本実施形態では、右常時点灯のみ=1、左右常時点灯=2、右側点滅+左側常時点灯=3、左右点滅=4)によって対応する図柄変動の数を特定可能とするものである。
【0037】
以下の説明では、第1特別図柄表示装置91又は第2特別図柄表示装置92で特図を変動表示させた後に特図を停止表示させる図柄変動を「特図の図柄変動」と称し、以下の説明では、普通図柄表示装置93を変動表示させた後に普図を停止表示させる図柄変動を「普図の図柄変動」と称する場合がある。
また、以下の説明では、上述のメイン表示部81に表示される装飾図柄の変動表示は、「特図の図柄変動」や「普図の図柄変動」と区別して「装飾図柄の図柄変動」と称する場合がある。
なお、以下の説明では、単に「図柄変動」と称した場合には、特に断りがない限り特図の図柄変動を意味する。
【0038】
遊技盤50の前面には、
図4に示すように、多数の遊技釘(図示省略)や風車52、装飾部材といった障害物が配置されていることにより、打ち出された遊技球が転動するように遊技領域50aが画成されている。
また、遊技領域50aの左側及び上側には、操作ハンドル31の回転操作により発射された遊技球を遊技領域50aの上部に案内するために設けられた湾曲形状の外レール51及び内レール53が配置されている。なお、外レール51は、遊技領域50a中央を基準として内レール53より外側に位置している。ここで、風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構であって、くぎ状のものをいう。
【0039】
遊技機10は操作ハンドル31の回転操作量(例えば回転角度)の大小によって遊技球の打ち出しの強弱をつけることが可能になっており、より弱く打ち出された遊技球が転動する第1流路X(いわゆる左打ち)、より強く打ち出された遊技球が転動する第2流路Y(いわゆる右打ち)、のいずれか一方を遊技球が転動するように各種障害物が遊技領域50aに配置されている。
【0040】
図4には、主要な入賞口として、大入賞口55、第1始動口57、第2始動口59、ゲート63、一般入賞口67を図示しているが、図示されている入賞口の数や配置は一例であり、以降で説明される役割を満たす限りにおいて、その数や配置は適宜変更しても構わない。
【0041】
大入賞口55は遊技領域50aの右下部に2つ配置されている。大入賞口55には大入賞口センサ72が付設されており、大入賞口センサ72の検知結果によって大入賞口55への入賞が判定されて、大入賞口55に対応付けられた数の賞球が付与される。
より具体的には、大入賞口55には、第1大入賞口55aと第2大入賞口55bとがあり、大入賞口センサ72には、第1大入賞口センサ72a(図示せず)と第2大入賞口センサ72b(図示せず)とがあり、第1大入賞口55aには第1大入賞口センサ72aが付設され、第2大入賞口55bには第2大入賞口センサ72bが付設されている。そして、第1大入賞口55a又は第2大入賞口55bへの入賞が判定された場合には、15球の賞球がそれぞれ付与される。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が第1大入賞口55a及び第2大入賞口55bに向けて転動するように各障害物が配置されている。
【0042】
大入賞口55の上方には特別電動役物65が配設されている。特別電動役物65は、大入賞口55への入賞が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、特別電動役物ソレノイド66により開放状態または閉鎖状態のいずれかに遷移する。
より具体的には、特別電動役物65には、第1特別電動役物65aと第2特別電動役物65bとがあり、第1大入賞口55aの上方には第1特別電動役物65aが配設され、第2大入賞口55bの上方には第2特別電動役物65bが配設されている。さらに、特別電動役物ソレノイド66には、第1特別電動役物ソレノイド66a(図示せず)と第2特別電動役物ソレノイド66b(図示せず)とがあり、第1特別電動役物65aは、第1特別電動役物ソレノイド66aにより開放状態または閉鎖状態のいずれかに遷移し、第2特別電動役物65bは、第2特別電動役物ソレノイド66bにより開放状態又は閉鎖状態のいずれかに遷移する。
【0043】
特別電動役物65は、後述する特図当否判定によって大当りが導出されたことに起因して設定される大当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って大入賞口55への入賞が許容される。このように、特別電動役物65が開放状態である場合には、大入賞口55への入賞が容易となり賞球を獲得できる機会が大幅に増大する大当り遊技は、有利な遊技状態であると言える。
更に、大当り遊技では、特別電動役物65の開放状態と閉鎖状態が交互に設定され、1回の開放状態(「ラウンド」と表記する場合があり、1回の大当りで発生するラウンドの総数を「ラウンド数」と表記する場合がある)は、予め定められた数(本実施形態では、10)の遊技球が大入賞口55に入賞したことに基づいて終了し、特別電動役物65が閉鎖状態となる。なお、1回の開放状態は、予め定められた数の遊技球が大入賞口55に入賞するのに十分な時間(本実施形態では、30s(秒))が経過したことに基づいても終了する。ここで、1回のラウンドにおいて、10球の遊技球が入賞したことに基づいて特別電動役物65が開放状態から閉鎖状態に設定される場合に、すぐに閉鎖状態となることはできない。そのため、1回のラウンドにおいて、10球を超える遊技球が大入賞口55に入賞する場合が発生し、当該入賞をオーバー入賞と称する場合がある。
【0044】
本実施形態では、第1大入賞口55a内に特定領域(図示せず)が設けられており、その特定領域には検知センサ(図示せず)が設けられている。この検知センサにより、遊技球が特定領域を通過したことが検知される。以降、その特定領域をV入賞領域と表記し、遊技球のV入賞領域の通過をV入賞と表記する場合がある。一方で、第2大入賞口55b内にはV入賞領域は設けられていない。
詳細は後述するが、本実施形態では、大当り遊技中に遊技球がV入賞領域を通過したこと(V入賞)が当該検知センサにより検知された場合に、その大当り遊技終了後に特図高確とする機能が設けられており、大当り遊技中にV入賞し易いラウンド(以降、V入賞ラウンドと表記する場合もある)を設けるか否かが特図の停止図柄によって切り替えられる(本実施形態では9ラウンド目)。
V入賞ラウンドでは、第1特別電動役物65aが開放状態とされ、それ以外のラウンドでは、第1特別電動役物65aは閉鎖状態とされ第2特別電動役物65bが開放状態とされる。
このように本実施形態では、大当り遊技中のV入賞ラウンドとそれ以外のラウンドとで、開放状態とされる特別電動役物65(第1特別電動役物65a又は第2特別電動役物65b)が切り替えられたが、このような例に制限されず、特図当否判定によって小当りが導出されるか大当りが導出されるかで開放状態とされる特別電動役物65が切り替えられてもよい。また、第1特別電動役物65a及び第2特別電動役物65bは、開放状態となる時間が異なる時間とされてもよい。
【0045】
また、特図当否判定によって小当りが導出されたことに起因する小当り遊技の少なくとも一部においても特別電動役物65が開放状態となる。本実施形態では、小当り遊技中には第2特別電動役物65bが開放状態とされるが、上記の大当り遊技と比較して当該開放状態となる時間は短く設定されている。このため、小当り遊技は、大当り遊技よりも不利な遊技状態と言える。
【0046】
第1始動口57は、遊技領域50aの中央下部に配置されている。第1始動口57には第1始動口センサ70が付設されており、第1始動口センサ70の検知結果によって第1始動口57への入賞が判定されて、第1始動口57に対応付けられた数(本実施形態では、4)の賞球が付与される。第1始動口57への入賞が判定された場合の少なくとも一部において、特
図1の図柄変動が行われることとなる。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第2流路Yから転動した場合に比べて、第1流路Xから転動した場合に多くの遊技球が第1始動口57に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
【0047】
第2始動口59は、遊技領域50aの右下部に配置されている。第2始動口59には第2始動口センサ71が付設されており、第2始動口センサ71の検知結果によって第2始動口59への入賞が判定されて、第2始動口59に対応付けられた数(本実施形態では、1)の賞球が付与される。
第2始動口59への入賞が判定された場合の少なくとも一部において、特
図2の図柄変動が行われることとなる。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第1流路Xから転動した場合に比べて、第2流路Yから転動した場合に多くの遊技球が第2始動口59に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
【0048】
第2始動口59に繋がる流路には普通電動役物61が配設されている。普通電動役物61は、第2始動口59に遊技球への入球が容易である開放状態又は入球が困難である閉鎖状態に可換に遷移する部材であり、普通電動役物ソレノイド62により開放状態又は閉鎖状態のいずれかに遷移する。
より具体的には、普通電動役物61は、普図の図柄変動で当選して行われる普図当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って第2始動口59への入賞が許容される。このように、普通電動役物61が開放状態である場合には、第2始動口59への入賞が容易となるため、賞球により遊技球の減少を抑えつつ、特
図2の図柄変動が実行される機会を大幅に増大しうる。
ここで、
図4に示す通り、第2特別電動役物65bは、第2流路Yにおいて、普通電動役物61よりも下流側にあり、第1特別電動役物65aは、第2流路Yにおいて、普通電動役物61よりも上流側にある。
【0049】
ゲート63は、遊技領域50aの右中央部に配置されている。ゲート63には、ゲートセンサ74が付設されており、ゲートセンサ74の検知結果によってゲート63への遊技球の通過(この場合も入賞と表記される場合がある)が判定される。ゲート63への入賞が判定された場合の少なくとも一部において、普図の図柄変動が行われることとなる。本実施形態では、ゲート63への入賞が判定されても賞球は付与されない。
また、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球がゲート63に向けて転動するように各障害物が配置されている。
【0050】
一般入賞口67(67a、67b)は、遊技領域50aの左下部に配置されている。一般入賞口67には、一般入賞口センサ73が付設されており、一般入賞口センサ73の検知結果によって一般入賞口67への入賞が判定されて、一般入賞口67への入賞に対して決められた数(本実施形態では、4)の賞球が付与される。より具体的には、一般入賞口67aには一般入賞口センサ73a(図示せず)が付設されており、一般入賞口67bには一般入賞口センサ73b(図示せず)が付設されている。
また、本実施形態において、第2流路Yから転動する場合と比較して、第1流路Xから転動する場合に多くの遊技球が一般入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されているが、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が一般入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されるようにしてもよい。
【0051】
アウト口69は、遊技領域50aの最下部に配置されている。遊技領域50aに打ち込まれ、上述した各入賞口に入球しなかった遊技球はアウト口69に落入し、アウト球として処理される。
【0052】
本実施形態では、上述した各入賞口又はアウト口69に入球した遊技球(以下、「アウト球」と表記する)を検出するためのアウト球センサ75が設けられており、アウト球センサ75の検出結果を用いて計数されたアウト球数は、ベース値を導出するために用いられ得る。ここで、ベース値とは、最も不利な状態(後述する、特図低確かつ普図低確)におけるセーフ球数(賞球数)÷アウト球数×100で導出される値である。
【0053】
遊技盤50の背面には、
図5に示すように、主制御基板100が格納された主制御基板ケース109、第1副制御基板200が格納された第1副制御基板ケース209、第2副制御基板300が格納された第2副制御基板ケース309、電源制御基板500が格納された電源制御基板ケース509、及び払出制御基板400が格納された払出制御基板ケース409が装着され、第1副制御基板ケース209及び第2副制御基板ケース309の背面に加え、主制御基板ケース109の背面の一部を覆う開閉カバー45が着脱自在に装着されている。
なお、各基板を覆う基板ケース及びカバーは、透明性を有する部材によって構成されており、各ケース及びカバーを通して対応する基板が視認可能となっている。
【0054】
第1副制御基板200上には、音量調整のために操作される音量調整部84及び輝度調整のために操作される輝度調整部85が設けられている。第1副制御基板ケース209は、音量調整部84及び輝度調整部85が外部に露出するように第1副制御基板200を格納し、開閉カバー45は、音量調整部84及び輝度調整部85を避けるように取り付けられている。このため、
図5に示す状態、即ち第1副制御基板ケース209に第1副制御基板200が格納され、かつ開閉カバー45が取り付けられている状態で、音量調整部84及び輝度調整部85の操作が可能となっている。
本実施形態では、音量調整部84及び輝度調整部85はいわゆるロータリースイッチで実現されており、音量調整部84は、音量大、音量中、音量小の3段階のうちのいずれかの段階に設定することが可能とされており、輝度調整部85は、輝度高、輝度中、輝度低の3段階のうちのいずれかの段階に設定することが可能とされている。音量調整部84及び輝度調整部85の具体的な実現手法は、ロータリースイッチに限らず、スライド式のスイッチ等、他の手法を採用してもよい。また、音量調整部84及び輝度調整部85は、第1副制御基板200と電気的に接続されていれば、第1副制御基板200とは異なる基板に設けられたスイッチであってもよい。
【0055】
本実施形態において、音量は、音量レベル0から音量レベル9の10段階のうちのいずれかの段階に設定することが可能とされており、音量レベル0から音量レベル9の順にスピーカ33から出力される音量が大きくなる。本実施形態では、音量レベル0は消音に対応付けられ、音量調整部84で設定される音量大は音量レベル8に対応付けられ、音量中は音量レベル5に対応付けられ、音量小は音量レベル2に対応付けられることとする。但し、遊技機10でサポートされる音量レベルの段階数や音量調整部84で設定可能な音量レベルの段階数等は、このような例に限定されない。
また、本実施形態において、輝度は、輝度レベル1から輝度レベル9の9段階のうちのいずれかの段階に設定することが可能とされており、輝度レベル1から輝度レベル9の順に演出ランプ35、メイン表示部81及びサブ表示部82の輝度が高くなる。本実施形態では、輝度調整部85で設定される輝度高は輝度レベル8に対応付けられ、輝度中は輝度レベル5に対応付けられ、輝度小は輝度レベル2に対応付けられることとする。但し、遊技機10でサポートされる輝度レベルの段階数や輝度調整部85で設定可能な輝度レベルの段階数等は、このような例に限定されない。また、本実施形態では、設定された輝度レベルに応じて、演出ランプ35、メイン表示部81及びサブ表示部82の輝度が制御されるが、演出ランプ35、メイン表示部81及びサブ表示部82の中のいずれか一つのみが制御対象とされてもよいし、いずれか二つのみが制御対象とされてもよい。
【0056】
電源制御基板500には、遊技島の電源設備から供給される一次電源を遊技機10に供給するために操作される電源スイッチ40及びRAMクリアスイッチ43が設けられている。
RAMクリアスイッチ43は、後述するRAMクリア処理を指示する場合に操作されるスイッチであり、RAMクリアスイッチ回路504に電気的に接続されている。
遊技島に設置された状態では、中枠17を開放状態としなければ、遊技盤50の背面側に設けられた各操作部(電源スイッチ40、RAMクリアスイッチ43、音量調整部84、輝度調整部85等)の操作が困難となっている。
【0057】
また、遊技盤50の背面には、開閉カバー45の上部に、遊技島の球供給設備から供給される遊技球が貯留される遊技球タンク46が配置されている。遊技球タンク46は、更に、タンクレール47及び払出ユニット48を介して、上球受け皿27に繋がる払出通路49と接続されており、払出ユニット48によって払い出された球は、払出通路49を通って上球受け皿27に払い出される。
【0058】
ここまで、本実施形態における遊技機10の構造について説明してきたが、これらは一具体例であって、別の構成によって本発明を実施することもできる。
【0059】
<遊技機10の制御構成について>
次に、
図6を用いて、本実施形態に係る遊技機10が備える制御構成を説明する。
図6は、遊技機10が備える制御構成を示すブロック図である。なお、
図6に示す制御構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要となるものであり、遊技機10は、
図6で図示しない制御構成を備えていてもよい。
【0060】
主制御基板100は、遊技に関する各種の演算処理を行うCPU101と、制御プログラムや各種抽選テーブル等のデータ等を記憶したROM102と、一時記憶領域となるワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM103と、周辺基板や各デバイスとの間の信号を入出力するI/Oポート104と、CPU101によるプログラム処理とは別系統で動作して乱数(ハード乱数)を生成する乱数回路105と、を備えており、これらが内部バスを介して相互に接続されている。
【0061】
CPU101は、ROM102に格納された各種の制御プログラムを読み出して演算処理を行うことで、遊技の主制御に係る各種処理を実行する。
RAM103は、後述するバックアップ電源回路502において生成されるバックアップ電源によってバックアップがなされる。具体的には、RAM103に格納される情報のうち、電断が生じた後の復電時にそのデータを用いて電断直前の状態で遊技機10が復帰できるような各種情報がバックアップされるように構成されている。例えば、電断が生じた際に保持されていたスタックポインタや各レジスタ等のデータに加え、そのときの遊技機10の状態(遊技停止状態又は遊技可能状態)、現在の特図抽選状態、現在の普図抽選状態、大当り遊技中であるか否か、特
図1及び特
図2の停止図柄、図柄変動の保留情報、大当り遊技におけるラウンド遊技の回数などといった遊技に係る情報がバックアップ対象とされる。
【0062】
本実施形態では、少なくとも、そのような遊技に係る情報が格納される領域(RAM103の遊技に係る領域と表記される場合がある)と、RAM103の遊技に係る領域に関するチェックサムの補数及びバックアップフラグが格納される領域(RAM103の遊技に係るバックアップ情報領域と表記される場合がある)とがバックアップされる。
そして、遊技機10は、復電時に、そのバックアップされた、RAM103の遊技に係る領域とRAM103の遊技に係るバックアップ情報領域とに格納される各種情報を用いて復帰する。
【0063】
本実施形態におけるバックアップの具体的手法については何ら制限されない。例えば、RAM103のうちバックアップ対象とされる領域は、電断状態においても不揮発的にデータを保持可能な構成で実現されてもよい。他の例としては、RAM103の中でも、電断状態においても不揮発的にデータを保持可能に構成される第一メモリと、遊技機10が動作時に参照される第二メモリとで異なるハードウェアが設けられていてもよく、その場合には、遊技機10は、電断時に第二メモリから第一メモリにバックアップ対象となる情報を退避し、その退避された情報を復電時に第一メモリから第二メモリへリカバリすればよい。
【0064】
また、主制御基板100は、第1始動口センサ70、第2始動口センサ71、大入賞口センサ72、一般入賞口センサ73、ゲートセンサ74、アウト球センサ75、中枠開扉センサ76等と電気的に接続されており、I/Oポート104を介して、これらのセンサからの検出信号をCPU101に入力可能に構成されている。
【0065】
また、主制御基板100は、第1特別図柄表示装置91、第2特別図柄表示装置92、普通図柄表示装置93、第1特別図柄保留ランプ94、第2特別図柄保留ランプ95、普通図柄保留ランプ96、普通電動役物ソレノイド62及び特別電動役物ソレノイド66に電気的に接続されており、I/Oポート104を介してこれらを制御可能に構成されている。
同様に、主制御基板100は、メイン操作部39に電気的に接続されており、メイン操作部39の操作を検知可能に構成されている。
【0066】
主制御基板100と第1副制御基板200との間は、8本のパラレル信号線及び1本のストローブ線で接続されており、主制御基板100から第1副制御基板200へと向かう単一方向のみで通信可能に接続され、主制御基板100から第1副制御基板200へ各種の制御コマンドが送信される。
なお、第1副制御基板200から主制御基板100へデータを送信することはできず、また、第1副制御基板200は、主制御基板100に対してデータの送信を要求することはできないように構成されている。
また、本実施形態では、主制御基板100から第1副制御基板200へのデータ送信にパラレル伝送方式を採用しているが、シリアル伝送方式を採用してもよい。
【0067】
第1副制御基板200は、主制御基板100からの演出制御コマンドに基づき遊技演出に関する各種の演算処理を行うCPU201、演出制御プログラムや各種抽選テーブル等のデータ等を記憶したROM202、一時記憶領域となるワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM203と、周辺基板や各デバイスとの間の信号を入出力するI/Oポート204と、を備え、これらが内部バスを介して相互に接続され、CPU201がROM202に記憶された制御プログラムに従って遊技演出に係る主要な制御を実行するように構成されている。
なお、第1副制御基板200は、演出ボタン37、カーソルボタン38、音量調整部84及び輝度調整部85と電気的に接続されており、これらに対する操作を検知可能に構成されている。
【0068】
また、第1副制御基板200は、主制御基板100からの演出制御コマンド又は復電復帰コマンドに基づく制御処理にて、第2副制御基板300へ画像や音声を指示する画像制御コマンド及び音声制御コマンド、演出ランプ35等の各種ランプの点灯を制御するためのランプ制御データ、演出遮蔽体83、可動装飾体22、サブ表示部82等の可動を制御するための可動制御データ等を生成する。
ここで、第1副制御基板200は、第2副制御基板300と双方向通信が可能に接続されており、各種コマンドが第1副制御基板200から第2副制御基板300へ送信される一方、その応答として、当該コマンドを正常に受信できた旨を示す応答コマンド(ACKコマンド)が第2副制御基板300から第1副制御基板200へ送信される。
【0069】
また、第1副制御基板200は、演出ランプ35と電気接続されており、I/Oポート204を介して、ランプ制御データを送信する。そして、演出ランプ35は、第1副制御基板200から送信されるランプ制御データによって点灯が制御されるように構成されている。
【0070】
また、第1副制御基板200は、演出遮蔽体83、可動装飾体22及びサブ表示部82に動力を与える各アクチュエータを制御するコントローラと電気接続されており、I/Oポート204を介して、可動制御データ含むコマンドを送信する。
そして、当該コントローラは、第1副制御基板200から送信されるコマンドを受信し、そのコマンドに含まれる可動制御データに従って、各アクチュエータを制御することで、演出遮蔽体83、可動装飾体22又はサブ表示部82を動作させ得るように構成されている。
【0071】
第2副制御基板300は、第1副制御基板200からの制御コマンドに基づき画像演出及び音声演出に関する各種の演算処理を行うCPU301と、画像及び音声を制御する制御プログラムや各種データ等を記憶したROM302と、一時記憶領域となるワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM303と、周辺基板や各デバイスとの間の信号を入出力するI/Oポート304とを備えており、CPU301がROM302に記憶された制御プログラムに従って各種演出に係る主要な制御を実行するように構成されている。
その他、第2副制御基板300には、図示省略するが、CPU301から受信した制御信号に基づき後述する演出内容決定手段225によって決定された演出の内容に沿った画像データを生成するVDPと、CPU301から受信した制御信号に基づき音声データを生成する音源ICとを搭載している。VDPは、いわゆる画像プロセッサであり、CPU301からの指示に応じて画像ROMに記憶された画像データを読み込み、これを画像処理して生成した画像データを演出表示装置80へ送信する。このVDPには、画像ROMから読み出された画像データの展開・加工に使用される高速のVRAMが接続されている。音源ICは、CPU301からの指示に応じて音声ROMに記憶された音声データを読み込み、読み込んだ音声データを合成処理して生成した最終的な音声データを増幅器を介してスピーカ33に出力する。
【0072】
より具体的には、第2副制御基板300は、複数の音声チャネル(例えば32個のチャネル)に対応する音声制御を実行可能である。第2副制御基板300は、第1副制御基板200から音声制御コマンドを受信すると、その音声制御コマンドに基づいて、指示された音声が指示された音量でスピーカ33から出力されるように制御する。
ここで、音声制御コマンドは、複数の音声チャネル(例えば32個の音声チャネル)の各々についての音声制御データを含む。各音声制御データは、対応する音声チャネルに関して、音声データの有無を特定するデータ、再生させる音声データを指示するデータ、音量を指示する音量指示データ等をそれぞれ含んでいる。
音声制御コマンドを受信した第2副制御基板300では、その音声制御コマンドに基づいて、指示された音声が指示された音量でスピーカ33から出力されるように制御される。音声制御コマンドで複数の音声チャネルの音声データが指定されている場合には、音声チャネルごとに、指示された音声データを、指示された音量にしたがって合成され得る。
本実施形態は、音声と音声チャネルとの対応関係を何ら限定するものではないため、以降の説明では、音声チャネルに関する記載を割愛する場合がある。
【0073】
払出制御基板400は、CPU401、ROM402及びRAM403(いずれも図示省略)を主体として構成されている。
また、払出制御基板400は、主制御基板100と双方向通信可能に接続されており、主制御基板100からの払出制御コマンドに基づいて払出ユニット48を駆動させて遊技球を払い出すための制御を実行するとともに、操作ハンドル31の操作量に基づき球送り機構と発射機構とを同期的に駆動させて遊技球の発射を制御する。
【0074】
電源制御基板500は、遊技島の電源設備から供給される一次電源を基に、上述の制御基板等の電子部品や電気部品に供給する通常電源を生成する通常電源回路501、バックアップ電源を生成するバックアップ電源回路502、電断(通常電源による供給電圧が所定の電圧低下となること)を検出する電断検出回路503、及びRAMクリアスイッチ回路504等で構成されている。
電源制御基板500には、電源スイッチ40が接続されており、遊技島の電源設備から1次電源が供給されていることを前提として、電源スイッチ40がONになると、電源制御基板500の通常電源回路501で通常電源が生成され、上述の制御基板(主制御基板100、第1副制御基板200、第2副制御基板300、及び払出制御基板400)を含む電子部品や電気部品に電源が供給される。
また、電源制御基板500には、RAMクリアスイッチ43が接続されており、本実施形態では、RAMクリアスイッチ43がONにされた状態で電源スイッチ40がONにされた場合に、RAMクリアスイッチ回路504が初期化信号を主制御基板100及び払出制御基板400へそれぞれ送信する。この初期化信号の受信により、主制御基板100では後述するRAMクリア処理が実行される。なお、RAMクリアスイッチ回路504が初期化信号を送信する契機は、本実施形態のような例のみに制限されない。
以降、RAMクリアスイッチ43がONにされた状態で電源スイッチ40がONにされることを「RAMクリア電源投入」と表記する場合がある。
【0075】
また、電源制御基板500は、電断検出回路503によって電断が検出された場合には、電断信号(NMI信号)を主制御基板100、第1副制御基板200、払出制御基板400のそれぞれに送信する。
バックアップ電源回路502は、遊技島の電源設備から遊技機10に電源が供給されているときに充電される仕組みとなっている。
なお、バックアップ電源回路502を払出制御基板400上に設けるようにしてもよく、電断検出回路503を電源制御基板500に設けず、主制御基板100、第1副制御基板200、及び払出制御基板400のそれぞれに設けるようにしてもよい。また、RAMクリアスイッチ回路504は主制御基板100に設けるようにし、RAMクリアスイッチ43も主制御基板100に接続されていてもよい。
【0076】
<遊技機10の機能構成について>
次に、
図7を用いて、本実施形態に係る遊技機10が備える機能構成を説明する。
図7は、遊技機10が備える機能構成を示すブロック図である。なお、
図7に示す機能構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要となるものであり、遊技機10は、
図7で図示しない機能構成を備えていてもよい。また、機能構成を説明する際に、
図8も参照する場合がある。
【0077】
主制御基板100は、
図7に示すように、入球判定手段110、メイン乱数発生手段115、メイン保留制御手段120、事前判定手段125、特図抽選手段130、普図抽選手段135、大当り遊技制御手段140、図柄表示制御手段145、電動役物制御手段150、遊技状態制御手段155、メイン情報記憶手段160、メインエラー制御手段165、メインコマンド管理手段170、電断処理実行手段175、及び復電処理実行手段180を備えており、これらの手段は、
図6を用いて説明した主制御基板100上の各制御構成によって実現されるものを機能的に表したものである。
【0078】
なお、メイン情報記憶手段160は、主制御基板100が備える手段によって読み出されたデータや、当該手段における演算によって導出されたデータ等を各々に対応する格納領域に一時的に記憶する手段である。特に、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶されたデータ(演出制御コマンド等)は、記憶された後にコマンド送信手段によって後述する第1副制御基板200のサブコマンド管理手段275に向けて送信される。
【0079】
入球判定手段110は、各入賞口に設けられたセンサの検知結果に基づいて各入賞口への入賞を判定する。
【0080】
メイン乱数発生手段115は、乱数回路105によって更新範囲が異なる複数種類の乱数を生成可能であり、入賞口への入賞が判定されたタイミングで乱数回路105から当該入賞口に対応する一又は複数の乱数を取得(ラッチ)する。
より具体的には、メイン乱数発生手段115は、第1始動口57又は第2始動口59への入賞が判定された場合には、後述する、特図当否判定用の乱数、特図停止図柄抽選用の乱数、及び特図変動パターン抽選用の乱数を取得する。ゲート63への入賞が判定された場合には、後述する普図当否判定用の乱数、普図図柄抽選用の乱数、及び普図変動パターン抽選用の乱数をメイン情報記憶手段160の対応する格納領域に格納する。
【0081】
メイン保留制御手段120は、特図の図柄変動の保留、及び普図の図柄変動の保留に関する制御を行う。特
図1に関しては、第1始動口57への入賞を契機として取得された、特図当否判定用の乱数、特図停止図柄抽選用の乱数、及び特図変動パターン抽選用の乱数を、特
図1の作動保留情報として保留する(記憶させる)。
より具体的には、メイン保留制御手段120は、特
図1の作動保留情報が保留されるごとに1加算され、特
図1の作動保留情報が使用される(特図抽選手段130の抽選で用いられる)ごとに1減算される保留カウンタ(以下、「特
図1保留カウンタ」と称する)を備え、特
図1保留カウンタの値が上限値(本実施形態では、4)となるまで、当該作動保留情報をメイン情報記憶手段160の現在の特
図1保留カウンタに対応する格納領域に記憶させ、作動保留情報が使用されるごとに、使用された作動保留情報をクリアし、残りの作動保留情報を、特
図1保留カウンタの小さいものから順に、現在の格納領域から現在の特
図1保留カウンタよりも1少ない特
図1保留カウンタに対応する格納領域に移動(シフト)させる制御を行う。
また、メイン保留制御手段120は、特
図2及び普図に関しても、特
図1とは別に上述の制御と同様の制御を行い、特
図2の保留カウンタを特
図2保留カウンタと称する。
以降の説明では、「特
図1の作動保留情報の保留」及び「特
図2の作動保留情報の保留」の双方を「図柄変動の保留」と表記する場合がある。
【0082】
また、メイン保留制御手段120は、特
図1又は特
図2の作動保留情報(保留カウンタ)を更新(加算又は減算)した際に、特
図1保留カウンタ及び特
図2保留カウンタを含む演出制御コマンド(保留コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、本実施形態では、特
図1に対応する作動保留情報及び特
図2に対応する作動保留情報の双方が保留されている場合には、特
図2に対応する作動保留情報が優先的に使用される優先変動が行われる。
また、大当り遊技中に保留されている特図の作動保留情報であって、当該大当り遊技の終了後に使用される特図の作動保留情報(本実施形態のように優先変動を採用している場合には、特
図2の保留に限る)を使用した場合の特図当否判定の結果が大当り(後述する確変大当りであることが好ましい)となることを、「保留連」と称する場合がある。
【0083】
事前判定手段125は、所定の事前判定のタイミングにおいて特図の作動保留情報が保留された場合の少なくとも一部で、当該作動保留情報を対象とした先読み演出のための事前判定を実行する。
より具体的には、事前判定手段125は、今回保留した作動保留情報の各乱数を読み出し、後述する、特図当否判定、特図停止図柄抽選、及び特図変動パターン抽選のそれぞれに対する事前判定を実行する。各事前判定では、各事前判定に対応する抽選に用いられる抽選テーブルと同一又は同等の抽選テーブル(図示省略)が用いられる。そのため、これらの事前判定の結果は、後に実行される抽選の結果と同一の結果となる。
また、事前判定手段125は、導出された事前判定の結果を含む演出制御コマンド(事前判定コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、上述の通り、事前判定コマンドは、所定の事前判定のタイミングにおいて特図の作動保留情報が保留された場合の少なくとも一部で送信される(生成され、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶される)ものであるため、上述の保留コマンドに続いて送信されることとなる。ここで、所定の事前判定のタイミングとは、大当り遊技中ではないことを指し、更に、本実施形態では、普図高確中の特
図1の作動保留情報が保留された場合には、事前判定コマンドの送信を規制している。
【0084】
特図抽選手段130は、特図当否判定手段131、特図停止図柄抽選手段132、及び特図変動パターン導出手段133を備え、特図当否判定手段131、特図停止図柄抽選手段132、特図変動パターン導出手段133の順に各手段による処理を実行する。特図抽選手段130は、特図の変動開始条件が充足された際に、メイン情報記憶手段160に保留されている作動保留情報のうちの最先の作動保留情報を読み出す。
なお、「特図の変動開始条件が充足される」とは、その一例として、大当り中ではないこと、特
図1及び特
図2のいずれも図柄変動中でないこと、特
図1及び特
図2のうちの少なくともいずれか一方に作動保留情報が存在することのすべての条件が充足されたことである。
【0085】
ここで、
図8は、主制御基板100における抽選で用いられる抽選テーブルを模式的に示す図である。
図8で示す抽選テーブル以外の抽選テーブルを含め、抽選テーブルを用いた抽選では、読み出した乱数に対して抽選テーブルに記憶された抽選値をあらかじめ定められた順序に従って順次加算(対象となる抽選値が一つである場合には、一回加算)され、キャリー(桁あふれ)が発生した抽選値に対応する結果が当該抽選の結果として導出される。同様に、抽選テーブルに関する説明では、説明の便宜上、抽選テーブルに名前を付しているが、名前に対応する抽選テーブルに含まれる抽選値等のデータが各ROMに識別可能に記憶されていればよく、これらの名前は、当該データが記憶される領域を特定するものではない。同様に、以降で図示される抽選テーブルには、説明の便宜上記載された項目や、抽選値として「−」や「0」が記載されている場合があるが、これらは必ずしも各ROMに記憶されたデータを示すものではない。抽選に使用される乱数範囲(当該範囲で取得され得る乱数の数)と同一の抽選値が抽選テーブルに記載されている場合には、当該結果が100%導出されるため、必ずしも抽選を行う必要はない。また、一回の抽選に用いられる抽選値の合計値が、抽選に使用される乱数範囲と一致した場合には、最後の抽選値の加算で必ずキャリーが発生するため、当該加算を行わなくてよく、その場合には、当該加算に用いられる抽選値自体も不要となる。
【0086】
特図当否判定手段131は、特図当否判定用の乱数を読み出し、読み出した乱数と現在の設定値に対応する特図当否判定用の抽選テーブルを用いて大当り、小当り、はずれのいずれに該当するかを抽選によって決定する。
図8(a)は、特
図1当否判定用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0〜65535である。そのため、特
図1において特図抽選状態が低確率の場合(以下、「特図低確」と略称する場合がある)には、200/65536の確率で大当り、300/65536の確率で小当り、残りの65036/65536の確率ではずれとなり、特
図1において特図抽選状態が高確率の場合(以下、「特図高確」と略称する場合がある)には、500/65536の確率で大当り、300/65536の確率で小当り、残りの64736/65536の確率ではずれとなる。
【0087】
図8(b)は、特
図2当否判定用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、特
図1当否判定の場合と同様に、0〜65535である。そのため、特
図2の特図低確では、200/65536の確率で大当り、残りの65336/65536の確率ではずれとなり、特
図2の特図高確では、500/65536の確率で大当り、残りの65036/65536の確率ではずれとなる。特
図2の当否判定では、特
図1の当否判定とは異なり、小当りは導出されない。
【0088】
このように、特図高確は、特図低確よりも大当りが導出される確率が高く、特図低確よりも有利度が高い状態であると言える。また、本実施形態における特
図2当否判定では、小当りが導出されないようになっている。
【0089】
特図停止図柄抽選手段132は、特図当否判定手段131によって大当りが導出された場合に、特図停止図柄抽選用の乱数を読み出し、読み出した乱数と特図停止図柄抽選用の抽選テーブルを用いて特図の停止図柄を抽選によって決定する。
図8(c)は、特
図1停止図柄抽選用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0〜99である。そのため、特
図1では、大当りが導出された際に、50/100の確率で図柄A、50/100の確率で図柄Bが停止図柄として決定される。
ここで、図柄Aは、ラウンド数(R数)が9であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る図柄(以下、「確変図柄」と称する場合があり、当該図柄に係る大当りを「確変大当り」と称する場合がある)である。上述したとおり、本実施形態では、V入賞(遊技球のV入賞領域の通過)が検知センサにより検知されることを条件として大当り遊技終了後に特図高確とされるため、確変大当りに係る大当り遊技には、V入賞ラウンド(本実施形態では9ラウンド目)が設けられている。
一方、図柄Bは、ラウンド数(R数)が8であり、大当り遊技終了後に特図低確且つ普図高確となる図柄(以下、「通常図柄」と称する場合があり、当該図柄に係る大当りを「通常大当り」と称する場合がある)である。通常大当りに係る大当り遊技にはV入賞ラウンドは設けられていない。
このように、図柄Aは、ラウンド数及びその後の特図抽選状態の双方において、図柄Bよりも有利な図柄である。
【0090】
図8(d)は、特
図2停止図柄抽選用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、特
図1停止図柄抽選と同様に、0〜99である。そのため、特
図2では、大当りが導出された際に、65/100の確率で図柄a、35/100の確率で図柄bとなる。
ここで、図柄aは、ラウンド数(R数)が16であり、大当り遊技終了後に特図高確且つ普図高確となり得る確変図柄である。図柄aが決定された場合の確変大当りに係る大当り遊技においても9ラウンド目がV入賞ラウンドとされる。
一方で、図柄bは、ラウンド数(R数)が8であり、大当り遊技終了後に特図低確且つ普図高確となる通常図柄である。図柄bが決定された場合の通常大当りに係る大当り遊技にはV入賞ラウンドは設けられていない。
このように、図柄bよりも図柄aの方が有利度が高いと言える。
【0091】
また、特図停止図柄抽選手段132は、特図当否判定手段によって大当りが導出されなかった場合には、特
図1の小当り時は図柄C、特
図1のはずれ時は図柄D、特
図2のはずれ時は図柄cを停止図柄として一律に決定する。
【0092】
特図変動パターン導出手段133は、特図変動パターン(変動時間)を決定する際に参照する特図変動パターン抽選テーブルを複数種類備え、現在の特図変動パターン導出状態(詳細は後述)と今回の特図当否判定手段131の抽選結果とに基づいて、今回の特図変動パターンを決定するための一つの特図変動パターン抽選テーブルを選択し、選択した特図変動パターン抽選テーブルと特図変動パターン抽選用の乱数とを用いて一つの特図変動パターンを決定する。
特図変動パターン導出手段133は、決定された特図変動パターンを含む演出制御コマンド(変動開始コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
【0093】
普図抽選手段135は、特図抽選手段130と同様に、普図の図柄変動中でない場合に、メイン情報記憶手段160に保留されている作動保留情報のうちの最先の作動保留情報を読み出し、読み出した乱数を用いて、普図の当否を判定する普図当否判定を実行し、普図当否判定の結果及び現在の普図抽選状態に基づいて普図の停止図柄を決定し、かつ現在の普図抽選状態に基づいて普図の変動パターン(変動時間)を決定する。
より具体的には、普図当否判定では、普図抽選状態が高確率の状態(「普図高確」と略称する場合がある)と、普図抽選状態が低確率の状態(「普図低確」と略称する場合がある)とがある。抽選テーブルの図示は省略するが、本実施形態では、普図高確では、65535/65536の確率で普図当りとなり、残りの1/65536の確率ではずれとなる一方、普図低確では、1/65536の確率で普図当りとなり、残りの65535/65536の確率ではずれとなる。なお、普図低確では、普図当りとならない(65536/65536ではずれとなる)ようにしてもよい。
【0094】
普図停止図柄抽選では、特図停止図柄抽選と同様に、普通電動役物61の開放状態となるパターンが異なる複数種類の停止図柄から、普図停止図柄抽選用の抽選テーブル(図示省略)を用いた抽選によって一つの停止図柄が決定される。なお、普図当否判定ではずれとなった場合には、特
図1及び2と同様に、停止図柄が一律に決定される。
また、普図変動パターン抽選では、特図変動パターン抽選と同様に、複数種類の普図変動パターンから、普図変動パターン抽選用の抽選テーブル(図示省略)を用いた抽選によって一つの普図変動パターンが決定される。
このように、普図高確は、普図低確よりも普図当りが導出される確率が高く、普図低確よりも有利度が高い状態であると言える。
【0095】
大当り遊技制御手段140は、大当りに当選した図柄変動の終了後に大当り遊技を開始させると共に、当該大当りに係る特図の停止図柄に応じて、大当り開始デモに係るデモ時間、及び大当り終了デモに係るデモ時間を決定する。
また、大当り遊技制御手段140は、大当り遊技開始時には、大当り開始デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(大当り開始コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させ、大当り終了時には、大当り終了デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(大当り終了コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
また、大当り遊技制御手段140は、特図当否抽選の結果が小当りの場合も同様に、小当り開始デモに係る時間、及び小当り終了デモに係るデモ時間を決定し、小当り開始時には、小当り開始デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(小当り開始コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させ、小当り終了時には、小当り終了デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(小当り終了コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
【0096】
図柄表示制御手段145は、特
図1の特図変動パターンに基づく変動時間に従って、特
図1を第1特別図柄表示装置91に変動表示させるとともに、変動時間の経過後に特図停止図柄抽選によって決定された停止図柄で特
図1を停止表示させる。同様に、第2特別図柄の特図変動パターンに基づく変動時間に従って、特
図2を第2特別図柄表示装置92に変動表示させるとともに、変動時間の経過後に特図停止図柄抽選によって決定された停止図柄で特
図2を停止表示させる。
なお、図柄表示制御手段145は、特
図1及び特
図2の表示に係る時間(変動時間、停止表示時間)を管理するための特図遊技タイマを有し、特図を停止表示させる際に(特図遊技タイマの値が「0」となるタイミングで)、装飾図柄の確定停止(確定表示)を要求するための演出制御コマンド(変動停止コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に格納する。
【0097】
また、図柄表示制御手段145は、普図の普図変動パターンに基づく変動時間に従って、普図を普通図柄表示装置93に変動表示させるとともに、変動時間の経過後に普図の停止図柄で普図を停止表示させる。
なお、図柄表示制御手段145は、普図の表示に係る時間(変動時間、停止表示時間)を管理するための普図遊技タイマを有する。
【0098】
電動役物制御手段150は、大当り遊技が開始された後に、特別電動役物ソレノイド66に制御信号を出力し、特別電動役物65を特図の停止図柄に対応する開放パターンに従って開放させる。大当り遊技は、特別電動役物65の1回の開閉動作を1回のラウンド遊技とし、当該ラウンド遊技を規定ラウンド数(本例では、16R、9R、8R)だけ連続して実行する遊技状態である。本実施形態では、電動役物制御手段150は、確変大当りに係る大当り遊技が開始された場合には、V入賞ラウンド(本実施形態では9ラウンド目)以外の各ラウンドでは、第2特別電動役物ソレノイド66bに制御信号を出力して第2特別電動役物65bを開放させ、V入賞ラウンド(本実施形態では9ラウンド目)では、第1特別電動役物ソレノイド66aに制御信号を出力して第1特別電動役物65aを開放させる。V入賞ラウンドにおいて第1特別電動役物65aが開放状態とされて第1大入賞口55a内のV入賞領域を遊技球が通過したことが検知されると、その大当り遊技終了後に特図高確とされる。
また、電動役物制御手段150は、小当り遊技が開始された後に、特別電動役物ソレノイド66に制御信号を出力し、特別電動役物65を短期間(0.05秒)だけ開放させる。
【0099】
更に、電動役物制御手段150は、普図当否抽選において普図当りに当選した場合の普図当り遊技において、普通電動役物ソレノイド62に制御信号を出力して、普通電動役物61を停止された普図の停止図柄に対応する開放パターンに従って開放させる。
【0100】
遊技状態制御手段155は、特図抽選状態を制御する。具体的には、遊技状態制御手段155は、上述の通り、大当り遊技の開始時に、大当りに係る図柄に関わらず、特図低確とし、通常大当りに係る大当り遊技の終了時には特図低確を維持し、確変大当りに係る大当り遊技におけるV入賞を条件にその大当り遊技の終了時に規定回数(本実施形態では100回)の図柄変動が行われるまで特図高確とし、その規定回数の図柄変動(本実施形態では100回目の図柄変動)の終了時に特図低確とする。
但し、特図高確から特図低確に遷移する条件は、本実施形態のような図柄変動の回数に制限されることはなく、転落当否抽選の結果など他の条件とされてもよい。
また、確変大当りに係る大当り遊技終了時に特図高確とする条件は、V入賞に制限されることはなく、特図の停止図柄の種別のみとされてもよい。
【0101】
加えて、遊技状態制御手段155は、普図抽選状態を制御する。具体的には、遊技状態制御手段155は、大当り遊技の開始時に大当りに係る図柄に関わらず普図低確とし、通常大当りに係る大当り遊技の終了時に規定回数(本実施形態では100回)の図柄変動が行われるまで普図高確とし、その規定回数の図柄変動(本実施形態では100回目の図柄変動)の終了時に普図低確とし、確変大当りに係る大当り遊技におけるV入賞を条件にその大当りの終了時に規定回数(本実施形態では100回)の図柄変動が行われるまで普図高確とし、その規定回数の図柄変動(本実施形態では100回目の図柄変動)の終了時に普図低確とする。
【0102】
ここで、本実施形態では、上述したとおり、第2流路Yから遊技球が転動した場合に、第2始動口59及び大入賞口55(第1大入賞口55a及び第2大入賞口55b)に入賞し易いため、普図高確の状態及び大当り遊技中では、左打ちよりも右打ちのほうが有利な操作といえる。
以降、左打ちよりも右打ちのほうが有利な当該所定の状態を右打ち推奨状態と表記する。なお、右打ち推奨状態は、大当り遊技中及び普図高確状態に限定されず、普図低確状態で小当りによる特別電動役物の開放時における大入賞口への入賞により出球が増えるいわゆる小当りラッシュ状態等、他の状態を含んでもよい。
【0103】
更に、遊技状態制御手段155は、上述の特図変動パターン導出状態を制御する。具体的には、特図変動パターン導出状態を大別すると、特図低確且つ普図低確に対応する特図変動パターン導出状態A、特図低確且つ普図高確に対応する特図変動パターン導出状態B、及び特図高確且つ普図高確に対応する特図変動パターン導出状態Cがあり、大当り遊技中を除いて特図抽選状態及び普図抽選状態に応じた特図変動パターン導出状態が設定される。
【0104】
また、遊技状態制御手段155は、特図抽選状態、普図抽選状態、及び特図変動パターン導出状態の更新が発生した場合に、更新後の各状態を含む演出制御コマンド(遊技状態指定コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
【0105】
メイン情報記憶手段160は、上述の通り、各手段によって読み出されたデータや、各手段による演算等によって導出されたデータ等を各々に対応する格納領域に一時的に記憶する手段である。
【0106】
メインエラー制御手段165は、I/Oポート104の入力情報を監視し、遊技機10がエラー状態であるか否かを判定する。エラー状態であると判定された場合には、当該エラー情報を含む演出制御コマンド(エラーコマンド)をメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に格納する。
本実施形態において、メインエラー制御手段165によって判定されるエラー状態には、例えば、磁気検知センサ(図示せず)による磁気検知に基づく磁気エラー、電波検知センサ(図示せず)による電波検知に基づく電波エラー、ゲートセンサ74による遊技球の検知に基づく右打ちエラー、満タン検知センサ(図示せず)による遊技球の検知に基づく満タンエラーなどがある。
例えば、磁気エラーは、磁気検知センサによる磁気検知が500ms連続で発生した場合に発生するエラー状態であり、電波エラーは、電波検知センサによる電波検知回数(直前の電源投入からの累計回数)が計5回発生した場合に発生するエラー状態である。右打ちエラーは、特図低確且つ普図低確の状態でゲートセンサ74が遊技球を所定回数(例えば3回)検知した場合(当該検知回数は、最後の検知から1000ms経過でリセットされる)に発生するエラー状態であり、満タンエラーは、満タン検知センサによって遊技球が検知されている場合に発生するエラー状態である。
【0107】
メインエラー制御手段165は、判定されるエラー状態のうち、磁気エラーや電波エラー等のような重要度が高いエラー状態が発生した場合には、セキュリティ信号をONにする処理に加え、払出制御基板400に遊技球の発射を規制させる等、エラーコマンド(演出制御コマンド)をメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に格納する以外の処理も実行可能である。
ここで、セキュリティ信号とは、遊技機10外の機器(データ表示機やホールコンピュータ)に向けて遊技機10に設けられた外部端子盤(図示省略)から出力される信号の一種である。
一方、メインエラー制御手段165は、判定されるエラー状態のうち、右打ちエラーや満タンエラー等のような相対的に重要度が低いエラー状態が発生した場合には、遊技球の発射を規制せず、遊技の進行が可能な状態を維持することが可能である。
詳細は後述するが、エラーコマンドを受信した第1副制御基板200又は第2副制御基板300では、エラー状態の発生を報知するエラー報知演出が実行される。
メインエラー制御手段165によって判定されるエラー状態は、上述の例に限定されず、中枠17が開放状態となったこと(中枠開扉センサ76がON)や前枠20が開放状態となったことで発生するいわゆる扉開放エラーや、大当り遊技中の大入賞口55が閉鎖状態となってから所定の時間が経過した以降に大入賞口センサ72によって遊技球が検知された場合に発生する異常入賞エラー等、他のエラー状態も判定可能である。
【0108】
メインコマンド管理手段170は、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に演出制御コマンド又は復電復帰コマンドが記憶されている場合に、当該演出制御コマンド又は復電復帰コマンドを第1副制御基板200に向けて送信する。
なお、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に格納される、演出制御コマンド、復電復帰コマンド等の各制御コマンドは、原則として、その送信コマンド格納領域に記憶された順番に従って送信される。
本明細書では、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域にコマンドを格納させることを含めて、当該コマンドを第1副制御基板200へ送信すると表記する場合がある。
【0109】
電断処理実行手段175は、電源制御基板500からの電断信号を受信したことに基づいて電断処理を実行する。
具体的には、RAM103のうちの遊技に係る領域に対しては、当該領域のチェックサムを導出し、当該チェックサムの補数をRAM103の遊技に係るバックアップ情報領域に記憶させる処理、及び当該領域に対する電断処理が実行されたことを示すバックアップフラグをONにする(RAM103の遊技に係るバックアップ情報領域にバックアップフラグを記憶させる)処理を実行する。
【0110】
復電処理実行手段180は、電源投入(復電)に伴って、復電復帰処理を実行する。復電復帰処理には、RAMクリア電源投入時に実行される処理(以降、RAMクリア時復電復帰処理と表記する)と、それ以外の時に実行される処理(以降、通常復電復帰処理と表記する)とが含まれる。このため、復電処理実行手段180は、電源が投入されると、まず、電源制御基板500からの初期化信号が入力されているか否かを判定し、初期化信号が入力されている場合には、RAMクリア時復電復帰処理を実行し、初期化信号が入力されていない場合には、通常復電復帰処理を実行する
【0111】
通常復電復帰処理では、復電処理実行手段180は、まず、RAM103の遊技に係る領域に対してRAM異常チェックを実行する。RAM異常チェックでは、RAM103の遊技に係るバックアップ情報領域にバックアップフラグが記憶されているか否か(バックアップフラグがONであるか否か)が判定され、当該バックアップフラグが記憶されている場合(当該バックアップフラグがONである場合)には、当該遊技に係る領域のチェックサムが導出され、そのチェックサムの補数とその領域に係るバックアップ情報領域に記憶されているチェックサムの補数とが一致しているか否かが判定され、一致していれば、当該チェック結果が正常とされ、一致しない場合には異常とされる。
【0112】
RAM異常チェックで正常と判断されると、復電処理実行手段180は、バックアップされていたRAM103の遊技に係る領域の各種情報を用いて主制御基板100を遊技可能状態へ移行させる。このとき、復電処理実行手段180は、復電復帰コマンドを生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。この復電復帰コマンドには、RAM103の遊技に係る領域に格納される情報(電断時における、特図抽選状態、普図抽選状態、大当り遊技中であるか否か、特
図1及び特
図2の停止図柄、図柄変動の保留情報、大当り遊技におけるラウンド遊技の回数等)が含まれる。
ここで、遊技可能状態とは、各入賞口に設けられたセンサの検知結果に応じた処理を実行することで、遊技の進行が可能となる状態であり、通常遊技状態と呼ぶこともできる。
【0113】
RAM異常チェックで異常と判断された場合、復電処理実行手段180は、RAMクリア処理を実行する。
RAMクリア処理では、復電処理実行手段180は、RAM103の遊技に係る領域及びバックアップ情報領域の情報を初期化する。この初期化により、電断時にバックアップされていたRAM103の遊技に係る領域及びバックアップ情報領域の情報がクリアされ、初期値が設定されることになる。これにより、電断直前における遊技機10の状態(遊技停止状態又は遊技可能状態)、特図抽選状態、普図抽選状態、大当り遊技中であるか否か、特
図1及び特
図2の停止図柄、図柄変動の保留情報、大当り遊技におけるラウンド遊技の回数などが初期化される。例えば、特図抽選状態が特図低確とされ、普図抽選状態が普図低確とされ、特図変動パターン導出状態が特図低確且つ普図低確に対応する特図変動パターン導出状態Aとされる。
RAMクリア処理が終了すると、復電処理実行手段180は、初期化された当該遊技に係る領域の各種情報を用いて遊技機10を遊技可能状態へ移行させる。このとき、復電処理実行手段180は、初期化された当該遊技に係る領域の各種情報を含む復電復帰コマンドを生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
【0114】
RAMクリア時復電復帰処理では、復電処理実行手段180は、まず、上述のRAMクリア処理を実行する。RAMクリア処理が終了すると、復電処理実行手段180は、遊技可能状態へ移行させる前に、所定の期間、検査可能状態を設定すると共に、RAMクリアフラグが設定された復電復帰コマンドを生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。これにより、RAMクリアフラグが設定された復電復帰コマンドを受信した第1副制御基板200においても、遊技可能状態へ移行する前に、所定の期間、検査可能状態が設定されることになる。なお、復電復帰コマンドへのRAMクリアフラグの設定とは、復電復帰コマンドに含まれるRAMクリアフラグをON状態とする(ビットを立てる等)ことを意味し、そのRAMクリアフラグをOFF状態とすることは、RAMクリアフラグが設定されていない等と表記される。
【0115】
検査可能状態では、各入賞口に設けられたセンサの検知結果に応じて遊技の進行を実現する各種処理(遊技制御処理)が実行されず、遊技機10が備える各種センサやソレノイド、ランプ等の検査を可能とする検査可能処理が実行される。
検査可能処理では、各入賞口に設けられたセンサがON状態であると判定された場合に、復電処理実行手段180は、検査報知コマンド(演出制御コマンドを)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。検査可能処理の詳細については後述することとする。
【0116】
検査可能状態は、予め定められた期間、継続して設定される。本実施形態では、検査可能状態が設定される所定期間の長さは15秒とされる。但し、当該所定期間の長さはこのような例に限定されない。また、本実施形態では、RAMクリア処理が終了した直後に検査可能状態が設定されるが、検査可能状態の設定期間は、遊技可能状態へ移行される前に終了すれば、RAMクリア処理の実行期間と少なくとも一部が重複するように設定されてもよい。
【0117】
復電処理実行手段180は、所定の期間が終了すると検査可能状態を解除して、初期化された当該遊技に係る各種情報を用いて主制御基板100を遊技可能状態へ移行させる。このとき、復電処理実行手段180は、検査期間解除フラグが設定されており、且つ初期化された当該遊技に係る各種情報を含む復電復帰コマンドを生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。これにより、検査期間解除フラグが設定された復電復帰コマンドを受信した第1副制御基板200においても、検査可能状態が解除されて、その復電復帰コマンドに含まれる初期化された当該遊技に係る各種情報を用いて遊技可能状態へ移行することになる。
なお、復電復帰コマンドへの検査期間解除フラグの設定とは、復電復帰コマンドに含まれる検査期間解除フラグをON状態とする(ビットを立てる等)ことを意味し、その検査期間解除フラグをOFF状態とすることは、検査期間解除フラグが設定されていない等と表記される。
【0118】
第1副制御基板200は、
図7に示すように、サブ乱数発生手段210、通常演出制御手段220、サブエラー制御手段230、音声制御手段235、ランプ制御手段240、可動役物制御手段245、音量調整手段250、輝度調整手段255、復電処理実行手段260、サブ情報記憶手段270、及びサブコマンド管理手段275を備えており、これらの手段は、
図5を用いて説明した第1副制御基板200上の各制御構成によって実現されるものを機能的に表したものである。
【0119】
サブ情報記憶手段270は、第1副制御基板200が備える手段によって読み出されたデータや、当該手段における演算によって導出されたデータ等を各々に対応する格納領域に一時的に記憶する手段である。
【0120】
サブコマンド管理手段275は、主制御基板100から送信された各種コマンド(演出制御コマンドや復電復帰コマンド等)を受信し、受信したコマンドをサブ情報記憶手段270の受信コマンド格納領域に記憶させ、サブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に各種コマンド(画像制御コマンドや音声制御コマンド等)が記憶されている場合には、それらコマンドを第2副制御基板300に向けて送信する。なお、各コマンドは、原則として、サブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に記憶された順番に従って送信される。
本明細書において、主制御基板100から送信された各種コマンドが、サブコマンド管理手段275によって受信され、サブ情報記憶手段270の受信コマンド格納領域に記憶されることまで含めて、コマンドの受信と表記する場合がある。また、第1副制御基板200の各種手段がサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に各種コマンドを格納させて、サブコマンド管理手段275によってそれらコマンドが第2副制御基板300に向けて送信されることまで含めて、コマンドを第2副制御基板300へ送信すると表記する場合がある。
【0121】
サブ乱数発生手段210は、CPU201によってプログラム処理で更新される乱数(ソフトウェア乱数)を生成可能であり、通常演出制御手段220による各抽選(詳細は後述)が実行されるタイミングで乱数を取得する。
【0122】
通常演出制御手段220は、演出モード制御手段221、演出ルート決定手段222、サブ保留制御手段223、先読み演出制御手段224、演出内容決定手段225、装飾図柄制御手段226、及び大当り演出制御手段227を備える。
【0123】
演出モード制御手段221は、遊技状態指定コマンド(演出制御コマンド)が送信された場合に、主制御基板100側で管理された特図変動パターン導出状態との整合性をとるかたちで、演出モードの遷移を制御する。
本実施形態における演出モードには、通常モード、低確時短モード及び確変モードが含まれ、特図変動パターン導出状態Aには通常モード、特図変動パターン導出状態Bには低確時短モード、特図変動パターン導出状態Cには確変モードが対応付けられる。
【0124】
演出ルート決定手段222は、事前判定コマンド(演出制御コマンド)が送信された場合に、当該コマンドに含まれる事前判定の結果(例えば特図変動パターン)や上述の演出モード等に基づいて、今回保留された図柄変動に対応する演出ルートを決定(設定)する。なお、演出ルート決定手段222は、事前判定コマンドが送信された場合であっても、その事前判定コマンドに含まれる特図変動パターン等によっては演出ルートを決定しない場合があってもよい。この場合には、図柄変動の開始時に、変動開始コマンドに含まれる特図変動パターンに基づいて演出ルートが決定されればよい。
ここで、演出ルートとは、図柄変動の開始から終了までの演出であって、当該図柄変動における特図当否判定の結果を報知する演出の過程を規定するものであり、当該図柄変動で実行される演出の内容は、後述する演出内容決定手段225によって当該図柄変動に対応する演出ルートに従って決定されることとなる。
【0125】
サブ保留制御手段223は、保留コマンド(演出制御コマンド)の受信があった場合に、当該コマンドに含まれる特
図1保留カウンタと特
図2保留カウンタの情報に基づいて、メイン表示部81の保留表示領域(図示省略)に、特
図1保留カウンタに対応する数の保留画像と、特
図2保留カウンタに対応する数の保留画像とを表示させるための演出データを設定する。
なお、保留画像とは、大当り遊技の期待度等の有利度を示唆する種々の態様に変化する保留先読み演出の対象となる画像である。
【0126】
先読み演出制御手段224は、事前判定コマンドが送信された場合に、当該コマンドに含まれる事前判定の結果に基づいて先読み演出の内容を決定する。
先読み演出とは、先読み対象の図柄変動が開始される前の一又は複数回の図柄変動に亘って、先読み対象の図柄変動における特図当否判定の結果に対する期待度や、先読み対象の図柄変動において実行される演出の内容を示唆する演出である。
【0127】
演出内容決定手段225は、変動開始コマンド(演出制御コマンド)が送信された場合に、演出ルート決定手段222によって既に決定された演出ルートに従って今回の図柄変動において実行する演出の内容を決定する。
より具体的には、演出内容決定手段225は、図柄変動における演出タイミングごとの演出の内容(演出パターン)を演出ルート決定手段222によって決定された演出ルートに対応する演出パターン抽選テーブルを用いた抽選等によって決定する。このようにすることで、決定された演出ルートに係る(に従って実行される)演出の内容を変えることができるとともに、一つの図柄変動における演出に繋がりを持たせることができる。また、同一の演出ルートが決定された場合であっても、実行される演出を多彩にすることもできる。
【0128】
装飾図柄制御手段226は、変動開始コマンド(演出制御コマンド)が送信された場合に、決定された特図の停止図柄に基づいて、装飾図柄の最終的な停止図柄の組合せ(左図柄・中図柄・右図柄)を決定する。具体的には、図柄Aと図柄aには、奇数図柄揃い(例えば、「1図柄」−「1図柄」−「1図柄」)を対応させ、図柄Bと図柄aには、偶数図柄揃い(例えば、「2図柄」−「2図柄」−「2図柄」)を対応させ、図柄Cと図柄Dと図柄cにはバラケ目(いずれの図柄揃いもない図柄の組合せ)を対応させている。
なお、本実施形態における装飾図柄については上述したとおりである。また、停止させる装飾図柄の組合せを特図の停止図柄に対応させるにあたっては、必ずしも上述の対応関係とする必要はなく、例えば、図柄Aに偶数図柄揃いを対応させる等、上述の対応関係に対して停止させる装飾図柄の組合せの期待度が高くならない組合せであれば、一部の場合(上述の対応関係となる割合よりも低い割合)で上述の対応関係とは異なる装飾図柄の組合せを採用してもよく、このような場合であっても、停止させる装飾図柄の組合せが特図の停止図柄と対応していると言える。
【0129】
大当り演出制御手段227は、大当り開始コマンド(演出制御コマンド)が送信された場合に、当該コマンドに含まれる情報等に基づいて、大当り遊技中であることを報知する大当り演出の内容を決定する。なお、大当り演出には、大当り遊技の開始を報知する開始デモ演出、ラウンド遊技中であることを報知するラウンド演出、及び大当り遊技の終了を報知する終了デモ演出が存在する。
【0130】
通常演出制御手段220は、第1副制御基板200が備える上述の手段によって決定された演出内容に従って、各演出の実行タイミングで当該演出に対応する各デバイスの演出データを読み出す。
読み出された演出データに画像に係る演出データが含まれる場合には、その演出データに基づいて画像制御コマンドが生成され、その画像制御コマンドがサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に格納される。また、読み出された演出データに音声に係る演出データが含まれる場合には、後述する音声制御手段235により、その演出データに基づいて音声制御コマンドが生成され、その音声制御コマンドがサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に格納される。
【0131】
サブエラー制御手段230は、エラーコマンド(演出制御コマンド)を受信した場合に、エラー報知演出を実行するためのエラー報知用演出データを読み出す。例えば、右打ちエラーに係るエラーコマンドを受信した場合に読み出されるエラー報知用演出データには、「左打ちに戻してください」との文字画像に係る演出データ及び「左打ちに戻してください」との音声に係る演出データが含まれ、それら演出データに基づいて画像制御コマンド及び音声制御コマンドが生成され、当該コマンドがサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に格納される。
本実施形態では、メインエラー制御手段165によってすべてのエラー状態の判定が行われるが、セキュリティ信号の出力を伴う重要度が高いエラー状態以外のエラー状態(例えば、右打ちエラー等)については、サブエラー制御手段230が判定するようにしてもよい。この場合、サブエラー制御手段230は、当該エラー状態の判定に係るセンサの状態を含むコマンドを主制御基板100から受信するようにすればよい。
【0132】
復電処理実行手段260は、復電後、主制御基板100から送信された復電復帰コマンドに伴い、次のような復電復帰処理を行う。
復電処理実行手段260は、まず、復電復帰コマンドにRAMクリアフラグが設定されているか否かを判定し、RAMクリアフラグが設定されている場合(RAMクリアフラグがON状態とされている場合)、第1副制御基板200を遊技可能状態へ移行する前に、検査可能状態を設定する。
検査可能状態では、遊技の進行を実現する各種処理(通常演出制御手段220の処理等)が実行されない。これは、主制御基板100から遊技の進行に係る演出制御コマンドが送信されないことで実現されてもよいし、それら演出制御コマンドが送信される場合であっても第1副制御基板200でその演出制御コマンドの受信に伴い各種処理をしないようにすることで実現されてもよい。
【0133】
当該検査可能状態において主制御基板100から検査報知コマンド(演出制御コマンド)を受信すると、復電処理実行手段260は、検査報知演出を実行するための検査用演出データを読み出す。本実施形態における検査用演出データには、「センサオン」との音声に関する演出データと、演出ランプ35を指定の輝度で点灯させるための演出データとが含まれる。但し、検査報知演出の具体的内容及び態様は何ら制限されない。
【0134】
復電処理実行手段260は、主制御基板100から検査期間解除フラグが設定された復電復帰コマンドを受信すると、復電復帰コマンドに含まれる初期化された当該遊技に係る各種情報を用いて第1副制御基板200を検査可能状態から遊技可能状態へ移行させる。遊技可能状態へ移行すると、主制御基板100から送信される演出制御コマンドに応じて遊技の進行を実現する各種処理(通常演出制御手段220の処理等)が実行されるようになる。
本実施形態では、第1副制御基板200における検査可能状態の解除は、検査期間解除フラグが設定された復電復帰コマンドの受信を契機に行われたが、他の手法で解除されてもよい。例えば、復電処理実行手段260は、検査可能状態を設定してからの経過時間を計測し、その経過時間が所定期間(本実施形態では15秒)となることで、検査可能状態から遊技可能状態へ移行させるようにしてもよい。
【0135】
復電復帰コマンドにRAMクリアフラグが設定されていない場合、復電処理実行手段260は、その復電復帰コマンドに含まれる当該遊技に係る各種情報を用いて第1副制御基板200を遊技可能状態とする。
なお、復電処理実行手段260は、遊技可能状態とするにあたり、イニシャル処理を実行することもできる。イニシャル処理では、復電処理実行手段260は、復電後の復帰状態であることを報知する表示(「電源復旧中」表示)をメイン表示部81に表示させ、可動装飾体22や演出遮蔽体83をイニシャル動作(特定の動作パターンで動作)させるようにしてもよい。このイニシャル動作によれば、可動装飾体22や演出遮蔽体83が正常動作するかを確認することができる。
【0136】
本実施形態では、復電処理実行手段260は、主制御基板100からの復電復帰コマンドに応じて復電復帰処理を行ったが、第1副制御基板200のRAM203や第2副制御基板300のRAM303を電断時にバックアップするようにしてもよい。
第1副制御基板200のRAM203がバックアップされる場合、例えば、上述の復電復帰コマンドに含まれる当該遊技に係る各種情報が電断時にバックアップされ、復電時に利用されればよい。この場合においても、RAMクリアフラグが設定された復電復帰コマンドが受信された場合には、バックアップされていた当該遊技に係る各種情報が初期化され、復電時にその初期化された情報が用いられればよい。
【0137】
音声制御手段235は、読み出された演出データに音声に係る演出データがある場合には、当該演出データに基づいて音声制御コマンドを生成し、その音声制御コマンドをサブ情報記憶手段270の送信コマンド格納領域に格納させる。
【0138】
音声制御手段235は、読み出された演出データが上述の検査用演出データである場合には、「センサオン」との音声データを指示するデータ及び音量の現在設定レベルよりも小さい音量レベルを指示する音量指示データを含む音声制御コマンドを生成する。
ここで、音量の現在設定レベルは、後述する音量調整手段250により保持されており、電源投入時(復電時)には音量調整部84で設定されている段階に対応する音量レベルに設定される。
【0139】
検査用演出データに関して指示する音量レベルの決定手法は、音量の現在設定レベル以下の音量レベルに決定される場合があれば、どのような決定手法が用いられてもよい。例えば、所定の音量レベル(例えば音量レベル3)以下の予め決められた音量レベル(消音(音量レベル0)以外)に固定的に決定されてもよい。この場合、検査用演出データに関して指示する音量レベルは、固定的に音量レベル1に決定されてもよい。このようにすれば、検査用演出データに関して指示する音量レベルが音量の現在設定レベルよりも低く設定することができる。但し、固定的に決定される音量レベルは音量レベル2とされてもよい。この場合、音量調整部84が音量小に設定されている場合には、現在設定レベルと同じ音量レベルになる。
また、検査用演出データに関して指示する音量レベルは、現在設定レベルよりも所定段階(例えば3段階)低い音量レベル(消音(音量レベル0)以外)に決定されてもよい。例えば、現在設定レベルが音量レベル8である場合には音量レベル5に決定され、現在設定レベルが音量レベル5である場合には音量レベル2に決定され、現在設定レベルが音量レベル2である場合には音量レベル2又は音量レベル1に決定されてもよい。
検査用演出データに関して指示する音量レベルは、現在設定レベルよりも低くなるように決定されることが好ましいが、上述のように、現在設定レベル以下となるように決定されてもよい。
結果、検査用演出データに対応する音声制御コマンドが第1副制御基板200から第2副制御基板300へ向けて送信されることで、検査報知演出に係る「センサオン」との音声が音量の現在設定レベル以下又は現在設定レベルよりも小さい音量でスピーカ33から出力されることになる。
【0140】
音声制御手段235は、音声に係る演出データを含む、検査用演出データ以外の演出データが読み出された場合には、対応する音声データを指示するデータ及び音量の現在設定レベルを指示する音量指示データを含む音声制御コマンドを生成する。これにより、検査報知演出以外の演出に対応する音声が現在設定レベルの音量でスピーカ33から出力されることになる。つまり、検査報知演出以外の演出の音声については、現在設定レベルの音量でスピーカ33から出力される。
但し、検査報知演出以外の演出の中のエラー報知演出の音声については、現在設定レベルの音量ではなく予め決められた音量でスピーカ33から出力されるようにしてもよい。この場合、音声制御手段235は、読み出された演出データがエラー報知用演出データである場合には、そのエラー報知用演出データに対応する音声データを指示するデータ及び予め定められた音量レベルを指示する音量指示データを含む音声制御コマンドを生成する。エラー報知演出に対応する音量レベルは、エラー状態の発生を確実に知らしめるために、音量調整部84で設定される音量大に対応する音量レベル8以上とされることが好ましい。また、エラー報知演出に対応する音量レベルは、発生しているエラー状態の重要度が高い場合と相対的に低い場合とで異なる音量レベルに決定されてもよい。例えば、磁気エラーや電波エラー等のような重要度が高いエラー状態の発生に伴うエラー報知演出には、最大の音量レベル9が決定され、右打ちエラーのような相対的に重要度が低いエラー状態の発生に伴うエラー報知演出には、音量調整部84で設定される音量大又は音量中に対応する音量レベル8又は音量レベル5が決定されてもよい。
【0141】
ランプ制御手段240は、演出ランプ35の点灯を制御するためのランプ制御データを保持しており、通常演出制御手段220によって読み出された演出データに演出ランプ35に対応する演出データ(以降、ランプ演出データと表記され得る)がある場合には、当該ランプ演出データに基づいてランプ制御データを読み出し、読み出したランプ制御データを演出ランプ35へ送信する。
ランプ制御手段240は、読み出された演出データが上述の検査用演出データであり且つランプ演出データが含まれる場合には、ランプ制御データに輝度の現在設定レベルよりも小さい輝度レベルを指示する輝度指示データを設定して、そのランプ制御データを演出ランプ35へ送信する。
ここで、輝度の現在設定レベルは、後述する輝度調整手段255により保持されており、電源投入時(復電時)には輝度調整部85で設定されている段階に対応する輝度レベルに設定される。
【0142】
検査用演出データに関して指示する輝度レベルの決定手法は、輝度の現在設定レベル以下の輝度レベルに決定される場合があれば、どのような決定手法が用いられてもよい。例えば、所定の輝度レベル(例えば輝度レベル3)以下の予め決められた輝度レベルに固定的に決定されてもよい。この場合、検査用演出データに関して指示する輝度レベルは、固定的に輝度レベル1に決定されてもよい。このようにすれば、検査用演出データに関して指示する輝度レベルを輝度の現在設定レベルよりも低く設定することができる。但し、固定的に決定される輝度レベルは輝度レベル2とされてもよい。この場合、輝度調整部85が輝度小(輝度レベル2)に設定されている場合には、現在設定レベルと同じ輝度レベルになる。
また、検査用演出データに関して指示する輝度レベルは、現在設定レベルよりも所定段階(例えば3段階)低い輝度レベルに決定されてもよい。例えば、現在設定レベルが輝度レベル8である場合には輝度レベル5に決定され、現在設定レベルが輝度レベル5である場合には輝度レベル2に決定され、現在設定レベルが輝度レベル2である場合には輝度レベル2又は輝度レベル1に決定されてもよい。
検査用演出データに関して指示する輝度レベルは、現在設定レベルよりも低くなるように決定されることが好ましいが、上述のように、現在設定レベル以下となるように決定されてもよい。
結果、検査用演出データに対応するランプ制御データが演出ランプ35へ送信されることで、検査報知演出として、演出ランプ35が輝度の現在設定レベル以下又は現在設定レベルよりも低い輝度で点灯することになる。
【0143】
ランプ制御手段240は、ランプ演出データを含む、検査用演出データ以外の演出データが読み出された場合には、輝度の現在設定レベルを指示する輝度指示データを含むランプ制御データを演出ランプ35へ送信する。これにより、検査報知演出以外の演出では、現在設定レベルの輝度で演出ランプ35が点灯することになる。
但し、検査報知演出以外の演出の中のエラー報知演出においては、現在設定レベルの輝度ではなく予め決められた輝度で演出ランプ35を点灯させてもよい。この場合、ランプ制御手段240は、読み出された演出データがエラー報知用演出データである場合には、予め定められた輝度レベルを指示する輝度指示データをランプ制御データに設定する。エラー報知演出に対応する輝度レベルは、エラー状態の発生を確実に知らしめるために、輝度調整部85で設定される輝度大に対応する輝度レベル8以上とされることが好ましい。また、エラー報知演出に対応する輝度レベルは、発生しているエラー状態の重要度が高い場合と相対的に低い場合とで異なる輝度レベルに決定されてもよい。例えば、磁気エラーや電波エラー等のような重要度が高いエラー状態の発生に伴うエラー報知演出には、最大の輝度レベル9が決定され、右打ちエラーのような相対的に重要度が低いエラー状態の発生に伴うエラー報知演出には、輝度調整部85で設定される輝度大又は輝度中に対応する輝度レベル8又は輝度レベル5が決定されてもよい。
【0144】
可動役物制御手段245は、演出遮蔽体83、可動装飾体22及びサブ表示部82の可動を制御するための可動制御データを保持しており、通常演出制御手段220によって読み出された演出データに可動役物に対応する演出データがある場合には、当該演出データに基づいて可動制御データを読み出し、読み出した可動制御データを演出遮蔽体83、可動装飾体22及びサブ表示部82の各コントローラへ送信する。
【0145】
音量調整手段250は、音声制御手段235等の他の手段から参照可能となるように音量の現在設定レベルを保持すると共に、その現在設定レベルの更新処理を行う。
現在設定レベルの更新処理は、電源投入時と、音量調整部84又はカーソルボタン38(上カーソルボタン38a又は下カーソルボタン38b)の操作時とに実行される。
音量調整手段250は、電源投入時(復電時)には、現在設定レベルをそのとき音量調整部84で設定されている段階に対応する音量レベルに設定する。
その他、音量調整手段250は、音量調整部84又はカーソルボタン38(上カーソルボタン38a又は下カーソルボタン38b)が操作された場合に、音量の現在設定レベルを更新する。音量調整部84は、上述した通り、ハードウェア構成(例えばロータリースイッチ)により音量大、音量中、音量小の3段階のいずれかの段階に設定可能とされているため、音量調整部84が操作された場合には、音量調整部84で設定された段階に対応する音量レベルが強制的に現在設定レベルに設定される。一方で、上カーソルボタン38a又は下カーソルボタン38b)が操作された場合には、音量の現在設定レベルを起点に上カーソルボタン38a又は下カーソルボタン38bの操作回数に応じて1段階ずつ現在設定レベルが増減される。
なお、音量調整に係る操作や音量の現在設定レベルの更新処理の具体的内容についてはこのような例に限定されない。
【0146】
輝度調整手段255は、ランプ制御手段240等の他の手段から参照可能となるように輝度の現在設定レベルを保持すると共に、その現在設定レベルの更新処理を行う。
現在設定レベルの更新処理は、電源投入時と、輝度調整部85又はカーソルボタン38(左カーソルボタン38c又は右カーソルボタン38d)の操作時とに実行される。
輝度調整手段255は、電源投入時(復電時)には、現在設定レベルをそのとき輝度調整部85で設定されている段階に対応する輝度レベルに設定する。
その他、輝度調整手段255は、輝度調整部85又はカーソルボタン38(左カーソルボタン38c又は右カーソルボタン38d)が操作された場合に、音量の現在設定レベルを更新する。輝度調整部85は、上述した通り、ハードウェア構成(例えばロータリースイッチ)により輝度大、輝度中、輝度小の3段階のいずれかの段階に設定可能とされているため、輝度調整部85が操作された場合には、輝度調整部85で設定された段階に対応する輝度レベルが強制的に現在設定レベルに設定される。一方で、左カーソルボタン38c又は右カーソルボタン38dが操作された場合には、輝度の現在設定レベルを起点に左カーソルボタン38c又は右カーソルボタン38dの操作回数に応じて1段階ずつ現在設定レベルが増減される。
なお、輝度調整に係る操作や輝度の現在設定レベルの更新処理の具体的内容についてはこのような例に限定されない。
また、本実施形態では、輝度調整手段255で保持される輝度の現在設定レベルにより、演出ランプ35のみならず、メイン表示部81及びサブ表示部82の輝度が調整される。メイン表示部81及びサブ表示部82の輝度は、第1副制御基板200から第2副制御基板300へ送られる画像制御コマンドに輝度指定データを含めることで第2副制御基板300により制御されてもよいし、現在設定レベルを示す輝度調整コマンドを第1副制御基板200から第2副制御基板300へ送信することで第2副制御基板300により制御されてもよい。
【0147】
<検査可能処理(復電処理実行手段180)>
以下、復電処理実行手段180の検査可能処理で実現される遊技機10におけるRAMクリア電源投入時の動作について、
図9を用いて説明する。
図9は、RAMクリア電源投入時における遊技機10の動作例を示すタイミングチャートである。
本実施形態における検査可能処理では、各種センサの検知動作、特別電動役物65及び普通電動役物61の開閉動作、図柄表示装置90の点灯、スピーカ33からの音声出力、及び演出ランプ35の点灯動作が検査可能とされている。但し、
図9に示される検査可能処理は一例であり、検査対象とされる構成やそれらの対応関係等は
図9の例に限定されない。また、
図9では、各構成において下方がOFF状態(非検知状態又は非動作状態)を示し、上方がON状態(検知状態又は動作状態)を示している。
ここで、検査可能処理で実現される、特別電動役物65及び普通電動役物61の開閉動作、図柄表示装置90の点灯動作、スピーカ33からの音声出力、及び演出ランプ35の点灯は、検査報知演出と表記され得る。
【0148】
復電処理実行手段180は、
図9に示されるとおり、検査可能状態の設定期間中は、センサの検知結果によらず、図柄表示装置90を全点灯させる。図柄表示装置90には、
図2に示されるとおり、第1特別図柄表示装置91、第2特別図柄表示装置92、普通図柄表示装置93、第1特別図柄保留ランプ94、第2特別図柄保留ランプ95、及び普通図柄保留ランプ96が含まれている。
これにより、検査者は図柄表示装置90の点灯状態を視認することで、図柄表示装置90に故障がないかどうかを確認することができる。具体的には、RAMクリア電源投入後の検査可能状態時において、図柄表示装置90を構成する全てのLEDが正常に点灯していれば、図柄表示装置90が正常と判断することができ、点灯していないLEDが含まれている場合には、図柄表示装置90が異常と判断することができる。
また、図柄表示装置90が点灯している間は、検査可能状態が設定されている期間であることが容易に把握可能である。
【0149】
加えて、復電処理実行手段180は、検査可能状態の設定期間中、第1始動口センサ70、第2始動口センサ71、ゲートセンサ74、一般入賞口センサ73a、及び一般入賞口センサ73bのいずれかがON状態と判定される度に、検査報知コマンド(演出制御コマンドを)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。これにより、第1副制御基板200では、検査報知コマンドを受信する度に、スピーカ33及び演出ランプ35を用いた上述の検査報知演出を実行する。
【0150】
一回の検査報知演出において演出ランプ35は、一定時間(本実施形態では2秒間)点灯して消灯される。この一定時間は、検査対象となるセンサの数分の当該一定時間の総和が、検査可能状態の設定期間よりも短くなるように設定されることが好ましい。本実施形態では、検査対象となるセンサの数は5個(第1始動口センサ70、第2始動口センサ71、ゲートセンサ74、一般入賞口センサ73a及び一般入賞口センサ73b)であり、センサの数分の当該一定時間の総和は10秒間(=2秒×センサ5個分)となり、この総和の時間は検査可能状態の設定期間(15秒間)よりも短くなっている。
また、一回の検査報知演出においてスピーカ33からは「センサオン」という音声が1回出力される。また、この「センサオン」という音声の再生時間は約2秒とされているため、演出ランプ35を用いた検査報知演出と同様に、センサの数分の当該音声再生時間の総和が検査可能状態の設定期間(15秒間)よりも短くなっている。
即ち、所定の期間(検査可能状態の設定期間)において、第一の検知センサ(第1始動口センサ70)による第一の事象の発生の検知に伴い実行される第一の報知演出(演出ランプ35の点灯)が一通り実行されるのに要する時間(2秒)と、所定の期間(検査可能状態の設定期間)において、第二の検知センサ(第2始動口センサ71)による第二の事象の発生の検知に伴い実行される第二の報知演出(演出ランプ35の点灯)が一通り実行されるのに要する時間(2秒)との和は、当該所定の期間が開始されてから終了するまでの時間(15秒間)よりも短いと特定することができる。
これによれば、検査可能状態の設定期間において、検査対象となるセンサごとに順次ON状態とし各センサのON状態に伴う演出ランプ35の点灯を順次確認することができるため、検査可能状態の設定期間内で各センサの動作を個々に確認することができる。
但し、本実施形態では上述の一定時間は全て共通時間(2秒)とされたが、センサごとに異なる時間の報知演出が行われてもよい。
【0151】
更に、復電処理実行手段180は、検査可能状態の設定期間中、第1始動口センサ70、第2始動口センサ71、ゲートセンサ74、一般入賞口センサ73a、又は一般入賞口センサ73bの検知結果に応じて、各センサに固有に対応付けられた、普通電動役物ソレノイド62、第1特別電動役物ソレノイド66a、及び第2特別電動役物ソレノイド66bのいずれか一つ又はいずれか複数の組合せを検査動作させる。なお、各センサのON状態は、検査用器具の模擬球を検知させることで実現されてもよいし、遊技球を各入賞口に手動で入球させることで実現されてもよい。
【0152】
具体的には、第1始動口センサ70のON状態が判定されると、復電処理実行手段180は、上述したとおり検査報知コマンド(演出制御コマンド)を生成すると共に、第1特別電動役物ソレノイド66aに制御信号を送る。これにより、第1始動口センサ70がON状態となることに伴い、第1特別電動役物65aが開閉動作し、スピーカ33から「センサオン」との音声が指定された音量で出力され、演出ランプ35が指定された輝度で点灯することになる。ここでの第1特別電動役物65aの開閉動作は、一定時間(例えば2秒間)開放状態となり、その後、封鎖状態となる動作である。また、ここで指定される音量は現在設定レベル以下の音量レベルとなっており、指定される輝度は現在設定レベル以下の輝度レベルとなっている。
これにより、第1始動口センサ70の検知動作に加えて、主制御基板100に接続される第1特別電動役物ソレノイド66a及び第1特別電動役物65aの動作、第1副制御基板200に接続される演出ランプ35の動作、第2副制御基板300に接続されるスピーカ33の動作、並びにそれら構成への接続状態を一括で検査することができる。例えば、第1始動口センサ70をON状態とさせたにも関わらず、第1特別電動役物65a、演出ランプ35及びスピーカ33のいずれか二つ又は一つが動作しなかった場合には、その動作しなかった構成又はそれへの接続が異常と判断することができ、全てが動作しなかった場合には、それら全ての構成若しくはそれらへの接続、又は第1始動口センサ70若しくはそれへの接続が異常と判断することができる。
なお、第1始動口センサ70のON状態の判定に伴い実行される、スピーカ33及び演出ランプ35を用いた検査報知演出、即ちスピーカ33からの「センサオン」との音声の出力及び演出ランプ35の点灯は、第2始動口センサ71、ゲートセンサ74、一般入賞口センサ73a、又は一般入賞口センサ73bのON状態の判定時でも同様に実行されるため、以下の説明では、スピーカ33及び演出ランプ35を用いた検査報知演出の説明は適宜省略する。
【0153】
第2始動口センサ71のON状態が判定されると、復電処理実行手段180は、検査報知コマンド(演出制御コマンド)を生成すると共に、第2特別電動役物ソレノイド66bに制御信号を送る。これにより、第2始動口センサ71がON状態となることに伴い、第2特別電動役物65bが開閉動作し、且つスピーカ33及び演出ランプ35を用いた検査報知演出が実行される。ここでの第2特別電動役物65bの開閉動作は、一定時間(例えば2秒間)開放状態となり、その後、封鎖状態となる動作である。
これにより、第2始動口センサ71の検知動作に加えて、主制御基板100に接続される第2特別電動役物ソレノイド66b及び第2特別電動役物65bの動作、第1副制御基板200に接続される演出ランプ35の動作、及び第2副制御基板300に接続されるスピーカ33の動作、並びにそれら構成への接続状況を一括で検査することができる。例えば、第2始動口センサ71をON状態とさせたにも関わらず、第2特別電動役物65b、演出ランプ35及びスピーカ33のいずれか二つ又は一つが動作しなかった場合には、その動作しなかった構成又はそれへの接続が異常と判断することができ、全てが動作しなかった場合には、それら全ての構成若しくはそれらへの接続、又は第2始動口センサ71若しくはそれへの接続が異常と判断することができる。
【0154】
ゲートセンサ74のON状態が判定されると、復電処理実行手段180は、検査報知コマンド(演出制御コマンド)を生成すると共に、普通電動役物ソレノイド62に制御信号を送る。これにより、ゲートセンサ74がON状態となることに伴い、普通電動役物61が開閉動作し、且つスピーカ33及び演出ランプ35を用いた検査報知演出が実行される。ここでの普通電動役物61の開閉動作は、一定時間(例えば2秒間)開放状態となり、その後、封鎖状態となる動作である。
これにより、ゲートセンサ74の検知動作に加えて、主制御基板100に接続される普通電動役物ソレノイド62及び普通電動役物61の動作、第1副制御基板200に接続される演出ランプ35の動作、及び第2副制御基板300に接続されるスピーカ33の動作、並びにそれら構成への接続状況を一括で検査することができる。例えば、ゲートセンサ74をON状態とさせたにも関わらず、普通電動役物61、演出ランプ35及びスピーカ33のいずれか二つ又は一つが動作しなかった場合には、その動作しなかった構成又はそれへの接続が異常と判断することができ、全てが動作しなかった場合には、それら全ての構成若しくはそれらへの接続、又はゲートセンサ74若しくはそれへの接続が異常と判断することができる。
【0155】
一般入賞口センサ73aのON状態が判定されると、復電処理実行手段180は、検査報知コマンド(演出制御コマンド)を生成すると共に、第1特別電動役物ソレノイド66a及び普通電動役物ソレノイド62にそれぞれ制御信号を送る。これにより、一般入賞口センサ73aがON状態となることに伴い、第1特別電動役物65a及び普通電動役物61が開閉動作し、且つスピーカ33及び演出ランプ35を用いた検査報知演出が実行される。ここでの第1特別電動役物65a及び普通電動役物61の開閉動作は、一定時間(例えば2秒間)開放状態となり、その後、封鎖状態となる動作である。
これにより、一般入賞口センサ73aの検知動作に加えて、主制御基板100に接続される第1特別電動役物ソレノイド66a及び第1特別電動役物65a並びに普通電動役物ソレノイド62及び普通電動役物61の動作、第1副制御基板200に接続される演出ランプ35の動作、及び第2副制御基板300に接続されるスピーカ33の動作、それら構成への接続状況を一括で検査することができる。例えば、一般入賞口センサ73aをON状態とさせたにも関わらず、第1特別電動役物65a、普通電動役物61、演出ランプ35及びスピーカ33のいずれか三つ若しくは二つ又は一つが動作しなかった場合には、その動作しなかった構成又はそれへの接続が異常と判断することができ、全てが動作しなかった場合には、それら全ての構成若しくはそれらへの接続、又は一般入賞口センサ73a若しくはそれへの接続が異常と判断することができる。
【0156】
一般入賞口センサ73bのON状態が判定されると、復電処理実行手段180は、検査報知コマンド(演出制御コマンド)を生成すると共に、第2特別電動役物ソレノイド66b及び普通電動役物ソレノイド62にそれぞれ制御信号を送る。このように、一般入賞口センサ73bについては、制御対象として第2特別電動役物65bと普通電動役物61との組合せが対応付けられている点で、一般入賞口センサ73aとは異なるが、その検査動作やその作用効果については、一般入賞口センサ73aと同様であるため、詳細説明を割愛する。
【0157】
ここで、本実施形態では、上述した通り、一回の検査報知演出における第1特別電動役物65a、第2特別電動役物65b及び普通電動役物61の開閉動作はいずれも同一の一定時間(2秒間)開放状態となり、その後封鎖状態となる動作とされた。これにより、各構成の動作を確認し易くすることができる。
但し、このような例に制限されず、開放状態の時間は第1特別電動役物65a、第2特別電動役物65b及び普通電動役物61のそれぞれにおいて異なる時間とされてもよいし、動作契機となるセンサごとに異なる時間とされてもよい。
【0158】
上述のように、本実施形態では、検査可能状態の設定期間中に第1始動口センサ70等の検知結果に伴いスピーカ33及び演出ランプ35を用いて実行される演出(検査報知演出)では、音量及び輝度が現在設定レベルよりも低い音量レベル又は輝度レベルに抑えて出力される一方で、この期間の経過後の遊技可能状態で第1始動口センサ70等の検知結果に伴いスピーカ33及び演出ランプ35を用いて実行される演出では、現在設定レベルの音量及び輝度で出力される。即ち、RAMクリア処理の実行を伴う電源投入に基づく所定の期間(検査可能状態の設定期間(本実施形態では15秒間))において、所定の検知センサ(第1始動口センサ70)によって所定の事象の発生が検知されて第一の報知手段(スピーカ33又は演出ランプ35)による第一の報知演出が実行される場合には、実行される第一の報知演出が第一の報知態様である一方、当該所定の期間の経過後(遊技可能状態)において、当該所定の検知センサ(第1始動口センサ70)によって当該所定の事象の発生が検知されて第一の報知手段(スピーカ33又は演出ランプ35)による第一の報知演出が実行される場合には、実行される第一の報知演出が第二の報知態様であり、第一の報知態様は、第二の報知態様よりも認識され難い(認識し易さが低下した、即ち輝度及び音量が抑制された)報知態様であると特定することができる。
これにより、遊技の進行に伴う演出では遊技の興趣を低下させないように所望の音量又は輝度で演出が実行される一方で、RAMクリア電源投入時の検査タイミングでは検査者に把握可能な程度に抑えた音量又は輝度で演出(検査動作)が行われるため、遊技の興趣を維持しつつ、センサ等が正常動作するか否かを確認することができ、更に、その確認にあたっての検査者の聴覚又は視覚による刺激の負担を軽減することができる。
【0159】
また、本実施形態では、検査可能状態の設定期間中において、第1始動口センサ70等のON状態の判定に伴い、スピーカ33から「センサオン」との音声が指定された音量で出力され、且つ演出ランプ35が指定された輝度で点灯する。即ち、報知制御手段(主制御基板100、第1副制御基板200、第2副制御基板300等)は、所定の期間(検査可能状態の設定期間)に所定の検知センサ(第1始動口センサ70等)によって所定の事象の発生が検知された場合には、第一の報知手段(スピーカ33)による第一の報知演出(「センサオン」との音声)に加えて、第二の報知手段(演出ランプ35)による第二の報知演出(点灯)を実行させることが可能であると特定することができる。
これにより、所定の検知センサ自体又はそれの接続に異常があるのか、第一の報知手段自体若しくは第二の報知手段自体、又はそれの接続に異常があるのかを適切に切り分けることができる。
【0160】
更に言えば、本実施形態では、検査可能状態の設定期間中において、主制御基板100に接続されている第1始動口センサ70のON状態が判定されると、第1特別電動役物65aが開閉動作し、スピーカ33から「センサオン」との音声が指定された音量で出力され、演出ランプ35が指定された輝度で点灯する。即ち、所定の期間に主制御部(主制御基板100)に接続されており副制御部(第1副制御基板200又は第2副制御基板300)に接続されていない所定の検知センサ(第1始動口センサ70等)によって所定の事象の発生が検知された場合に、副制御部(第1副制御基板200)によって実現される第一の報知制御手段(復電処理実行手段260、音声制御手段235及びランプ制御手段240)は、第一の報知演出(「センサオン」との音声及びランプ点灯)を第一の報知手段(スピーカ33及び演出ランプ35)に実行させ、主制御部(主制御基板100)によって実現される第二の報知制御手段(復電処理実行手段180)は、第二の報知演出(開閉動作)を第二の報知手段(第1特別電動役物65a)に実行させると特定することができる。
これにより、所定の検知センサや報知手段の動作を確認することができるだけでなく、主制御部(主制御基板100)から副制御部(第1副制御基板200又は第2副制御基板300)への通信が正常に行われているか否かについても確認することができる。
ここで、「所定の検知センサが主制御部に接続されている」とは、両者が電気的に直接接続されていることを意味し、「所定の検知センサが副制御部に接続されていない」とは、両者が電気的に直接接続されていないことを意味する。「直接接続される」とは、例えば、センサからの検知信号が他の制御部を経由することなく主制御部又は副制御部に入力されるような接続形態を示す。
【0161】
また、本実施形態では、上述した通り、検査可能状態が所定の期間(15秒間)継続して設定され、その検査可能状態では遊技の進行に関わる各種処理が実行されず、検査可能状態が解除されて設定される遊技可能状態では遊技の進行に関わる各種処理が実行されるようになる。具体的には、所定の期間(15秒間)が終了すると検査可能状態が解除されて、RAMクリア処理にて初期化された当該遊技に係る各種情報を用いて主制御基板100が遊技可能状態へ移行する。このとき、検査期間解除フラグが設定されており且つ初期化された当該遊技に係る各種情報を含む復電復帰コマンドが主制御基板100から第1副制御基板200へ向けて送信され、第1副制御基板200においても、検査可能状態が解除されて、その復電復帰コマンドに含まれる初期化された当該遊技に係る各種情報を用いて遊技可能状態へ移行する。
即ち、遊技制御処理手段(主制御基板100)は、所定の期間(検査可能状態の設定期間)の経過後において所定の検知センサ(第1始動口センサ70等)によって所定の事象の発生(入賞)が検知された場合には、所定の事象の発生に対応する遊技制御処理を実行することが可能である一方、所定の期間(検査可能状態の設定期間)において所定の検知センサ(第1始動口センサ70等)によって所定の事象の発生が検知された場合には、所定の事象の発生に対応する当該遊技制御処理を実行しないと特定することができる。ここでの遊技制御処理とは、本実施形態における遊技可能状態で実行される、遊技の進行に関わる処理である。
これにより、所定の検知センサや報知手段が正常に動作するか否かを確認するにあたって所定の事象に対応する遊技制御処理が実行されないため、当該遊技制御処理に対応する人為的な処理(大当り発生等による新たなRAMクリア処理の実行等)を必要とせず、当該確認に係る人為的な負担を軽減することができる。
【0162】
更に、報知制御手段は、RAMクリア処理の実行を伴う電源投入に基づく所定の期間(検査可能状態の設定期間)において、第一の検知センサ(第1始動口センサ70)によって第一の事象の発生が検知されて第一の報知手段(演出ランプ35)により第一の報知演出(点灯)が実行される場合には、実行される第一の報知演出(演出ランプ35の点灯)が第二の報知態様(現在設定レベルの輝度)よりも認識され難い第一の報知態様(認識し易さが低下した、即ち輝度が抑制された態様)である一方、所定の期間(検査可能状態の設定期間)の経過後において、第一の検知センサ(第1始動口センサ70)によって第一の事象の発生が検知されて第一の報知手段(演出ランプ35)により第一の報知演出(点灯)が実行される場合には、実行される第一の報知演出(演出ランプ35の点灯)が当該第二の報知態様(現在設定レベルの輝度)であり、所定の期間(検査可能状態の設定期間)において、第二の検知センサ(第2始動口センサ71)によって第二の事象の発生が検知されて第二の報知手段(演出ランプ35)により第二の報知演出(点灯)が実行される場合には、実行される第二の報知演出(演出ランプ35の点灯)が第四の報知態様(現在設定レベルの輝度)よりも認識され難い第三の報知態様(認識し易さが低下した、即ち輝度が抑制された態様)である一方、所定の期間(検査可能状態の設定期間)の経過後において、第二の検知センサ(第2始動口センサ71)によって第二の事象の発生が検知されて第二の報知手段(演出ランプ35)により第二の報知演出(点灯)が実行される場合には、実行される第二の報知演出(演出ランプ35の点灯)が第四の報知態様(現在設定レベルの輝度)であり、第二の報知手段は、第一の報知手段と同一、又は第一の報知手段の一部と重複する報知手段であると特定することができる。
このように本実施形態では、検査可能状態の設定期間において、第1始動口センサ70のON状態が判定された場合及び第2始動口センサ71のON状態が判定された場合の双方において、検査報知演出の一部が共通の報知手段(演出ランプ35及びスピーカ33)で実行されたが、一部重複する報知手段(例えば、一方が演出ランプ35のみ又はスピーカ33のみ)で実行されてもよい。
このように第二の報知手段の少なくとも一部を第一の報知手段と共通化することで、第一の報知演出のみならず、第二の報知演出も認識させ易くすることができる。
【0163】
また、本実施形態では、上述したとおり、RAMクリア電源投入以外の電源投入時には、復電処理実行手段180により通常復電復帰処理が実行される。この通常復電復帰処理では、検査可能状態は設定されることなく、遊技可能状態が設定される。これにより、RAMクリア電源投入以外で電源投入され、第1始動口センサ70等のセンサのON状態の判定に伴い演出ランプ35が点灯される場合には、その電源投入からの経過時間によらず、演出ランプ35は現在設定レベルの輝度で点灯することになる。即ち、RAMクリア処理の実行を伴わない電源投入がなされた場合の少なくとも一部では、その電源投入からの経過時間に関わらず、所定の検知センサ(第1始動口センサ70)によって所定の事象の発生が検知されて第一の報知演出(演出ランプ35の点灯)が実行される場合には、実行されるその第一の報知演出が第二の報知態様である(第一の報知態様よりも認識され易い、即ち現在設定レベルの輝度とされる)。
これにより、所定の検知センサや報知手段の動作を確認するにあたり、RAMクリア処理も合わせて実行させることができる。
【0164】
次に、検査可能状態の設定期間中に電断が生じその後復電する場合の遊技機10の動作について説明する。
まず、検査可能状態の設定期間中に第1始動口センサ70等の所定の検知センサによって所定の事象の発生が検知された場合にはその検査可能状態の設定期間が終了するわけではなく、その設定期間は継続する。一方で、検査可能状態の設定期間中に電断が生じた場合にはその検査可能状態の設定期間は終了し、その電断後にRAMクリア電源投入が行われた場合には、そのRAMクリア電源投入に基づいて検査可能状態が新たに所定の期間(15秒間)設定される。
一方で、検査可能状態の設定期間中の電断後にRAMクリア電源投入以外の電源投入が行われた場合の少なくとも一部では、その電源投入後には検査可能状態は設定されないため、当該検査可能状態の設定期間は終了することになる。
これにより、検査可能状態の設定期間中に電断させRAMクリア電源投入以外の電源投入を行うことで、検査可能状態をすぐに終了させることができる。
但し、検査可能状態の設定期間の経過時間が電断時のバックアップ対象とされ、RAMクリア電源投入以外の電源投入時にその経過時間が残っている場合には、RAMクリア電源投入以外でも検査可能状態がその残りの期間だけ設定されてもよい。
【0165】
<他の変形例>
以上の説明で記載されていない変形例について、以下に列挙する。
まず、上述の実施形態における検査報知演出の態様はあくまで例示であり、検査報知演出に関わる構成は上述の実施形態の内容に限定されない。
例えば、条件装置の作動に係るスイッチ、役物連続作動装置の作動に係るゲートスイッチ、遊技球の落下の方向に変化を与える可動体又は入賞口内部の可動体の原位置スイッチ等を検査対象のセンサに加えてもよい。上述の実施形態によれば、V入賞領域の遊技球の通過を検知するための検知センサも検査対象のセンサに加えられてもよい。
【0166】
また、本実施形態における図柄表示装置90を用いた検査報知演出のように、検査可能状態の設定期間中継続して検査報知演出を実行する構成は設けなくてもよい。図柄表示装置90を構成する第1特別図柄表示装置91、第2特別図柄表示装置92、普通図柄表示装置93、第1特別図柄保留ランプ94、第2特別図柄保留ランプ95、普通図柄保留ランプ96等を別々に検査報知演出に用いるようにしてもよいし、それらの全て又は複数の組合せを検査報知演出に用いるようにしてもよい。
例えば、検査可能状態の設定期間における第1始動口センサ70又は第2始動口センサ71のON状態の判定に伴い、第1特別電動役物65a又は第2特別電動役物65bの開閉動作に替えて又は加えて、図柄表示装置90全体又は一部の点灯を一定時間実行するようにしてもよい。
この例によれば、所定の期間(検査可能状態の設定期間)において所定の検知センサ(第1始動口センサ70)によって所定の事象の発生が検知された場合における第二の報知手段(図柄表示装置90)により実行される第二の報知演出(点灯)の報知態様と、所定の期間の経過後(遊技可能状態)において所定の検知センサ(第1始動口センサ70)によって所定の事象の発生が検知された場合における第二の報知手段(図柄表示装置90)により実行される第二の報知演出(点灯)の報知態様とが、同一態様となる場合があると特定することができる。
ここでの「同一態様」とは、所定の期間内であるか所定の期間の経過後であるかによって報知態様が変化しないことを指し、実行される第二の報知演出の一時期でも同一態様となっていれば異なる態様となる期間があることを許容し、更に、或る条件下によってのみ同一態様となり他の条件下では異なる態様となることも許容する。
このようにすれば、検査可能状態と遊技可能状態とで、同一検知センサによる検知による報知演出が共通する場合があるため、検査可能状態において検知センサ及び第二報知手段の動作確認を把握し易くすることができる。
また、本実施形態における検査報知演出では、メイン表示部81及びサブ表示部82は利用されなかったが、それらの表示領域の一部を用いるようにしてもよい。
【0167】
また、上述の実施形態では、検査可能状態の設定期間において第1始動口センサ70等の各種センサのON状態が判定されたことを条件に、第1特別電動役物65a、演出ランプ35及びスピーカ33を用いた検査報知演出が実行されたが、検査報知演出の実行条件は上述の実施形態のものに限定されない。
例えば、各種センサのON状態が2以上の所定回数判定された、即ち、センサにおけるOFF状態からON状態への遷移が所定回数検知されたことを条件に、検査報知演出が実行されるようにしてもよい。この場合、当該所定回数の判定(検知)は、最初のON状態判定からの経過時間が所定期間内に当該所定回数判定されることとしてもよいし、ON状態判定から次のON状態判定までの間が所定期間内であればカウントするようにしてもよい。
【0168】
即ち、RAMクリア処理の実行を伴う電源投入に基づく所定の期間(15秒)において、所定の検知センサ(第1始動口センサ70)による事象検知に基づく所定の実行条件が充足されて第一の報知手段により第一の報知演出(演出ランプ35の点灯)が実行される場合には、実行される該第一の報知演出が第二の報知態様よりも認識され難い(認識し易さが低下した、即ち輝度が抑制された)第一の報知態様である一方、所定の期間の経過後(遊技可能状態)において、所定の検知センサ(第1始動口センサ70)による事象検知に基づく所定の実行条件が充足されて第一の報知手段により第一の報知演出(演出ランプ35の点灯)が実行される場合には、実行される該第一の報知演出が第二の報知態様(現在設定レベルの輝度)であり、上述の所定の実行条件は、所定の検知センサ(第1始動口センサ70)によって所定の事象の発生が検知された回数が2以上の所定の回数となることで充足される条件であると特定できる。
上記「所定の実行条件」における「所定の事象の発生が検知された回数」は、上述したとおり、検知センサによって所定の事象の発生が最初に検知されてから一定時間内に検知される回数であってもよいし、所定の事象の発生の検知ごとにその検知から一定時間内に次の検知がある場合に加算される回数であってもよい。
このようにすれば、一回の所定事象の判定で第一の報知演出が実行されるのに比べて、所定の検知センサの動作検証の確実性を向上させることができる。
【0169】
この変形例において、上述の所定の期間に所定の検知センサによって所定の事象の発生が検知されて上述の第一の報知演出が実行される場合には、第二の報知手段に第二の報知演出も実行させるようにすることもできる。この場合、第二の報知演出は、所定の検知センサによって所定の事象の発生が検知されたことを条件に実行されてもよいし、第一の報知演出と同様に、所定の検知センサによって所定の事象の発生が検知されたことに基づく所定の実行条件(2回以上の所定回数の検知)が充足された場合に実行されてもよい。
【0170】
上述の実施形態は、上述の説明に限定されるものではなく、種々の変形、改良等が可能である。
【0171】
<付記>
本実施形態は、次のような技術思想を包含する。
(1)
遊技に係る所定の事象の発生を検知する所定の検知センサと、
第一の報知手段と、
前記第一の報知手段を制御する報知制御手段と、
電源投入時に特定の条件が充足されたことに基づいてRAMクリア処理を実行するRAMクリア処理手段と、
を備え、
前記報知制御手段は、前記所定の検知センサによって前記所定の事象の発生が検知されたことに基づく所定の実行条件が充足された場合には、第一の報知演出を前記第一の報知手段に実行させることが可能であり、
前記第一の報知演出は、第一の報知態様である場合と、第二の報知態様である場合と、があり、
前記第一の報知態様は、前記第二の報知態様よりも認識され難い報知態様であり、
前記RAMクリア処理の実行を伴う電源投入に基づく所定の期間において、前記所定の検知センサによって前記所定の事象の発生が検知されて前記第一の報知演出が実行される場合には、実行される該第一の報知演出が前記第一の報知態様である一方、
前記所定の期間の経過後において、前記所定の検知センサによって前記所定の事象の発生が検知されて前記第一の報知演出が実行される場合には、実行される該第一の報知演出が前記第二の報知態様であり、
前記所定の実行条件は、前記所定の検知センサによって前記所定の事象の発生が検知された回数が2以上の所定の回数となることで充足される条件である、
ことを特徴とする遊技機。
(2)
第二の報知手段を更に備え、
前記報知制御手段は、
前記第二の報知手段を制御し、
前記所定の検知センサによって前記所定の事象の発生が検知された場合には、第二の報知演出を前記第二の報知手段に実行させることが可能であり、
前記所定の期間に前記所定の検知センサによって前記所定の事象の発生が検知されて前記第一の報知演出が実行される場合には、前記第二の報知演出も実行させることが可能である、
(1)に記載の遊技機。
(3)
遊技の進行を制御する主制御部と、
前記主制御部から送信される制御情報に基づいて遊技の演出を制御する副制御部と、
を更に備え、
前記所定の検知センサは、前記主制御部に接続されている一方、前記副制御部に接続されておらず、
前記報知制御手段は、第一の報知制御手段と、第二の報知制御手段とで構成され、
前記第一の報知制御手段は、
前記副制御部によって実現され、
前記第一の報知演出を前記第一の報知手段に実行させ、
前記第二の報知制御手段は、
前記主制御部によって実現され、
前記第二の報知演出を前記第二の報知手段に実行させる、
(2)に記載の遊技機。
(4)
前記所定の期間において前記所定の検知センサによって前記所定の事象の発生が検知された場合における前記第二の報知演出の報知態様と、前記所定の期間の経過後において前記所定の検知センサによって前記所定の事象の発生が検知された場合における前記第二の報知演出の報知態様とが、同一態様となる場合がある、
(3)に記載の遊技機。
(5)
遊技の進行に係る遊技制御処理を実行する遊技制御処理手段を更に備え、
前記所定の検知センサは、前記遊技制御処理の実行の契機となる検知センサであり、
前記遊技制御処理手段は、
前記所定の期間の経過後において前記所定の検知センサによって前記所定の事象の発生が検知された場合には、前記所定の事象の発生に対応する前記遊技制御処理を実行することが可能である一方、
前記所定の期間において前記所定の検知センサによって前記所定の事象の発生が検知された場合には、前記所定の事象の発生に対応する前記遊技制御処理を実行しない、
(1)から(4)のいずれか一つに記載の遊技機。