特許第6983546号(P6983546)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6983546
(24)【登録日】2021年11月26日
(45)【発行日】2021年12月17日
(54)【発明の名称】電源回路及び画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20211206BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20211206BHJP
【FI】
   H02J7/00 303A
   G03G21/00 398
【請求項の数】4
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2017-120608(P2017-120608)
(22)【出願日】2017年6月20日
(65)【公開番号】特開2019-9836(P2019-9836A)
(43)【公開日】2019年1月17日
【審査請求日】2020年4月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100189913
【弁理士】
【氏名又は名称】鵜飼 健
(72)【発明者】
【氏名】宇佐美 豊
【審査官】 田中 慎太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−005371(JP,A)
【文献】 特開2007−318914(JP,A)
【文献】 特開2015−031820(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 7/00− 7/12
7/34− 7/36
G03G 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱によって電力を生成する熱電変換素子と、
前記熱電変換素子から定電流を取り出す可変定電流回路と、
前記可変定電流回路により取り出された電流に基づいて定電圧を出力する電圧変換回路と、
前記可変定電流回路を制御することにより、前記熱電変換素子から前記可変定電流回路が取り出す定電流の目標値を変化させる制御回路と、
を具備し、
前記制御回路は、前記熱電変換素子から前記可変定電流回路が取り出す定電流の目標値を変化させた際の、前記熱電変換素子から前記可変定電流回路に流れる電流の値の変化に基づいて、前記可変定電流回路が取り出す定電流の目標値を制御し、
前記可変定電流回路は、
前記熱電変換素子に直列接続されたインダクタと、
前記熱電変換素子に直列接続された第1のスイッチング素子と、
前記熱電変換素子に直列接続され、前記熱電変換素子から前記可変定電流回路に流れる電流の電流値を検出する電流検出回路と、
前記インダクタと前記第1のスイッチング素子との接続点に接続された第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子の他方の端子と、前記第2のスイッチング素子の他方の端子と、の間に直列接続された平滑キャパシタと、
前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子をオンオフさせるパルス信号を前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子に入力するドライバ回路と、
を具備し、
前記制御回路は、
前記パルス信号のオンデューティの減少に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が減少し、且つ前記パルス信号のオンデューティの増加に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が変化しない場合、オンデューティを変えず、
前記パルス信号のオンデューティの減少に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が減少し、且つ前記パルス信号のオンデューティの増加に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が増加する場合、オンデューティを増加させ、
前記パルス信号のオンデューティの減少に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が変化せず、且つ前記パルス信号のオンデューティの増加に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が変化しない場合、オンデューティを減少させる、
電源回路。
【請求項2】
前記可変定電流回路により取り出された電流により充電される二次電池と、
交流電源からの電力を負荷回路に供給する第1のコンバータと、
前記二次電池の電力を負荷回路に供給する第2のコンバータと、
をさらに具備し、
前記制御回路は、
前記二次電池の残量が予め設定された閾値未満である場合、前記第1のコンバータを動作させ、前記第2のコンバータを停止させ、
前記二次電池の残量が予め設定された閾値以上である場合、前記第1のコンバータを停止させ、前記第2のコンバータを動作させる
請求項に記載の電源回路。
【請求項3】
交流電源からの電力により熱定着負荷を加熱する熱定着器をさらに具備し、
前記熱電変換素子は、前記熱定着器により生じた熱により電力を生成し、
前記制御回路は、前記熱定着器の動作に応じて前記可変定電流回路を動作させる
請求項1又は2に記載の電源回路。
【請求項4】
請求項3に記載の電源回路と、
前記熱定着負荷の熱によって印刷媒体にトナー像を定着させる画像形成部と、
を具備する画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電源回路及び画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
交流電源の電力を用いて、ヒータなどの発熱体を発熱させ、発熱体の熱を部品の加工、ワックスの溶融などを行う技術がある。例えば、印刷要求に応じて印刷を実行する画像形成装置は、高熱の発熱体により熱せられた定着ローラにより、色素材料(トナー)を溶融させ、印刷媒体に定着させる。これにより、画像形成装置は、印刷媒体に画像を形成する。
【0003】
発熱体を高熱にするためには、数千ワット級の大電力が必要である。しかし、処理が終わった後の発熱体の熱は、空気中に排出されるのが一般的である。そこで、熱により発電を行う熱電変換素子と、熱電変換素子で発電された電力を蓄電する蓄電池とを備える充電制御装置がある。
【0004】
このような充電制御装置では、発熱体から熱電対によって取り出す為に、DC/DCコンバータを駆動する必要がある。しかし、発熱体から熱電対によって取り出すことができる電流は、熱電対の特性及び温度によって限界がある。この為、DC/DCコンバータの出力を増加させる制御を行っても、熱電対から取り出す電力が増加しない状態になる場合がある。このような場合、熱電対からの電力の取り出しの効率が低下するという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2015−023603号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、高効率の電源回路及び画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態に係る電源回路は、熱によって電力を生成する熱電変換素子と、前記熱電変換素子から定電流を取り出す可変定電流回路と、前記可変定電流回路により取り出された電流に基づいて定電圧を出力する電圧変換回路と、前記可変定電流回路を制御することにより、前記熱電変換素子から前記可変定電流回路が取り出す定電流の目標値を変化させる制御回路と、を具備する。前記制御回路は、前記熱電変換素子から前記可変定電流回路が取り出す定電流の目標値を変化させた際の、前記熱電変換素子から前記可変定電流回路に流れる電流の値の変化に基づいて、前記可変定電流回路が取り出す定電流の目標値を制御する。前記可変定電流回路は、前記熱電変換素子に直列接続されたインダクタと、前記熱電変換素子に直列接続された第1のスイッチング素子と、前記熱電変換素子に直列接続され、前記熱電変換素子から前記可変定電流回路に流れる電流の電流値を検出する電流検出回路と、前記インダクタと前記第1のスイッチング素子との接続点に接続された第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の他方の端子と、前記第2のスイッチング素子の他方の端子と、の間に直列接続された平滑キャパシタと、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子をオンオフさせるパルス信号を前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子に入力するドライバ回路と、を具備する。前記制御回路は、前記パルス信号のオンデューティの減少に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が減少し、且つ前記パルス信号のオンデューティの増加に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が変化しない場合、オンデューティを変えず、前記パルス信号のオンデューティの減少に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が減少し、且つ前記パルス信号のオンデューティの増加に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が増加する場合、オンデューティを増加させ、前記パルス信号のオンデューティの減少に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が変化せず、且つ前記パルス信号のオンデューティの増加に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が変化しない場合、オンデューティを減少させる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、一実施形態に係る画像形成装置の構成の例について説明する為の図である。
図2図2は、一実施形態に係る電源回路の構成の例について説明する為の図である。
図3図3は、一実施形態に係る絶縁DCDC回路の構成の例について説明する為の図である。
図4図4は、一実施形態に係る熱定着器の構成の例について説明する為の図である。
図5図5は、一実施形態に係るA−CC回路の構成の例について説明する為の図である。
図6図6は、一実施形態に係るDCDC回路の構成の例について説明する為の図である。
図7図7は、排紙タイミング、温度、A−CC駆動パルス、及び発電電流の関係について説明する為の図である。
図8図8は、熱電変換素子の特性の例について説明する為の図である。
図9図9は、A−CC駆動パルスのオンデューティを切り替えた時の発電電流の変化の例について説明する為の図である。
図10図10は、発電電流とオンデューティとの関係について説明する為の説明図である。
図11図11は、発電電流とオンデューティとの関係について説明する為の説明図である。
図12図12は、熱電変換素子から電力を取り出す場合の制御回路の動作の例について説明する為の説明図である。
図13図13は、負荷回路に電力を供給する場合の制御回路の動作の例について説明する為の説明図である。
図14図14は、電源回路における各回路の動作について説明する為の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係る画像形成装置1の構成例を示す説明図である。
画像形成装置1は、例えば、印刷媒体などの記録媒体を搬送しながら画像形成等の各種処理を行うマルチファンクションプリンタ(MFP)である。画像形成装置1は、感光ドラムを帯電させ、感光ドラムに対して印刷用の画像データ(印刷データ)に応じた光を照射することにより、感光ドラムに潜像(静電潜像)を形成する。画像形成装置1は、感光ドラムに形成された潜像にトナー(現像剤)を付着させ、潜像に付着したトナーを印刷媒体に転写して印刷媒体上にトナー像を形成する。また、画像形成装置1は、トナー像が形成された印刷媒体を、ヒータによって高熱に熱された定着ローラによって挟み、印刷媒体上に形成されたトナー像を定着させる。
【0010】
また、画像形成装置1は、印刷媒体に照射された光の反射光をイメージセンサに結像させ、イメージセンサに蓄積された電荷を読み出しディジタル信号に変換することによって、印刷媒体の画像を取得する。
【0011】
画像形成装置1は、筐体11、原稿台12、スキャナ部13、自動原稿搬送部(ADF)14、給紙カセット15、排紙トレイ16、画像形成部17、搬送部18、主制御部19、及び電源回路20を備える。
【0012】
筐体11は、原稿台12、スキャナ部13、ADF14、給紙カセット15、排紙トレイ16、画像形成部17、搬送部18、主制御部19、及び電源回路20を保持する本体である。
【0013】
原稿台12は、原稿としての印刷媒体Pが載置される部分である。原稿台12は、原稿としての印刷媒体Pが載置されるガラス板31と、このガラス板31の原稿としての印刷媒体Pが載置される載置面32と逆側の面に位置する空間33とを有する。
【0014】
スキャナ部13は、主制御部19の制御に応じて、印刷媒体Pから画像を取得する。スキャナ部13は、原稿台12の載置面32と逆側の空間33に配置される。スキャナ部13は、イメージセンサ、光学素子、及び照明などを備える。
【0015】
イメージセンサは、光を電気信号(画像信号)に変換する画素がライン状に配列された撮像素子である。イメージセンサは、例えばCharge Coupled Device(CCD)、Complimentary Metal Oxide Semiconductor(CMOS)、または他の撮像素子により構成される。
【0016】
光学素子は、所定の読取範囲からの光をイメージセンサの画素に結像させるものである。光学素子の読取範囲は、原稿台12の載置面32上のライン状の領域である。光学素子は、原稿台12の載置面32に置かれた印刷媒体Pによって反射し、ガラス板31を透過した光をイメージセンサの画素に結像させる。
【0017】
照明は、印刷媒体Pに光を照射する。照明は、光源と、光源からの光を印刷媒体Pに照射させる導光体とを備える。照明は、光源から発せられた光を導光体によって光学素子の読取範囲を含む領域に照射する。
【0018】
原稿台12の載置面32に印刷媒体Pが載置されている場合、スキャナ部13は、イメージセンサの画素の配列方向(主走査方向)と直交し、且つ載置面32と平行な方向である副走査方向に図示されない駆動機構によって駆動される。スキャナ部13は、副走査方向に駆動されるとともに、イメージセンサにより連続的に1ラインずつ画像を取得することにより、原稿台12の載置面32に置かれた印刷媒体Pの全体の画像データ(原稿画像データ)を取得する。
【0019】
ADF14は、印刷媒体Pを搬送する機構である。ADF14は、原稿台12上に開閉自在に設けられている。ADF14は、主制御部19の制御に応じて、トレイに配置された印刷媒体Pを取り込み、取り込んだ印刷媒体Pを原稿台12のガラス板31に密着させつつ搬送する。
【0020】
ADF14により印刷媒体Pが搬送されている場合、スキャナ部13は、ADF14により印刷媒体Pが密着される位置と対向する位置に駆動される。スキャナ部13は、ADF14により搬送される印刷媒体Pからイメージセンサにより連続的に1ラインずつ画像を取得することにより、ADF14により搬送される印刷媒体Pの全体の画像データ(原稿画像データ)を取得する。
【0021】
給紙カセット15は、印刷媒体Pを収容するカセットである。給紙カセット15は、筐体11の外部から印刷媒体Pを供給可能に構成されている。例えば、給紙カセット15は、筐体11から引き出し可能に構成されている。
【0022】
排紙トレイ16は、画像形成装置1から排出された印刷媒体Pを支持するトレイである。
【0023】
画像形成部17は、主制御部19の制御に基づいて印刷媒体Pに画像を形成するプリンタである。例えば、画像形成部17は、ドラムを帯電させ、帯電したドラムに印刷用の画像データ(印刷データ)に応じた潜像を形成し、ドラムに形成された潜像にトナーを付着させ、潜像に付着したトナーを印刷媒体Pに転写して印刷媒体P上に画像を形成する。画像形成部17は、例えば図1に示されるようにドラム41、露光器42、現像器43、転写ベルト44、1対の転写ローラ45、1対の定着ローラ46、及び熱定着負荷47を備える。
【0024】
ドラム41は、円筒状に形成された感光ドラムである。ドラム41は、転写ベルト44と接するように設けられている。ドラム41は、図示されない帯電チャージャによって表面が一様に帯電される。また、ドラム41は、図示しない駆動機構によって一定の速度で回転する。
【0025】
露光器42は、帯電したドラム41に静電潜像を形成する。露光器42は、印刷データに応じて発光素子などによりドラム41の表面にレーザ光を照射することによって、ドラム41の表面に静電潜像を形成する。露光器42は、発光部、及び光学素子を備える。
【0026】
発光部は、電気信号(画像信号)に応じて光を出射する発光素子がライン状に配列された構成を備える。発光部の発光素子は、帯電したドラム41に潜像を形成することが可能な波長の光を出射する。発光部から出射された光は、光学素子によってドラム41の表面に結像される。
【0027】
現像器43は、ドラム41に形成された静電潜像にトナー(現像剤)を付着させる。これにより、現像器43は、ドラム41の表面にトナーの像(トナー像)を形成する。
【0028】
なお、画像形成部17のドラム41、露光器42、及び現像器43は、例えば、シアン、マゼンダ、イエロー、及びブラック等の異なる色毎に設けられる。この場合、複数の現像器43は、それぞれ異なる色のトナーを保持する。
【0029】
転写ベルト44は、ドラム41の表面に形成されたトナー像を受け取り、印刷媒体Pに転写する為の部材である。転写ベルト44は、ローラの回転によって移動される。転写ベルト44は、ドラム41と接する位置において、ドラム41に形成されたトナー像を受け取り、受け取ったトナー像を1対の転写ローラ45に運ぶ。
【0030】
1対の転写ローラ45は、転写ベルト44と印刷媒体Pとを挟むように構成される。1対の転写ローラ45は、転写ベルト44上のトナー像を印刷媒体Pに転写する。
【0031】
1対の定着ローラ46は、印刷媒体Pを挟むように構成される。1対の定着ローラ46は、熱定着負荷47により熱される。1対の定着ローラ46は、熱された状態で、挟み込んだ印刷媒体Pに対して圧力を加えることにより、印刷媒体P上に形成されたトナー像を定着させる。即ち、1対の定着ローラ46は、トナー像を定着させることにより印刷媒体P上に画像を形成する。
【0032】
熱定着負荷47は、定着ローラ46を熱するヒータ(発熱体)である。熱定着負荷47は、定着ローラ46の近傍に設置される。熱定着負荷47は、例えば、電磁波により発熱する金属により構成される。熱定着負荷47は、後述する電源回路20によって生成された電磁波によって、高熱に加熱される。
【0033】
搬送部18は、印刷媒体Pを搬送する。搬送部18は、複数のガイドおよび複数のローラにより構成される搬送路と、搬送路による印刷媒体Pの搬送位置を検出するセンサとを備える。搬送路は、印刷媒体Pが搬送される経路である。搬送ローラは、主制御部19の制御に基づいて動作するモータによって回転されることで、印刷媒体Pを搬送路に沿って搬送する。また、複数のうちの一部のガイドは、主制御部19の制御に基づいて動作するモータによって回転されることによって、印刷媒体Pを搬送する搬送路を切り替える。
【0034】
搬送部18は、例えば図1に示されるように取込ローラ51、給紙搬送路52、排紙搬送路53、及び反転搬送路54を備える。
【0035】
取込ローラ51は、給紙カセット15に収容されている印刷媒体Pを給紙搬送路52に取り込む。
【0036】
給紙搬送路52は、取込ローラ51により給紙カセット15から取り込まれた印刷媒体Pを画像形成部17に搬送する為の搬送路である。
【0037】
排紙搬送路53は、画像形成部17により画像が形成された印刷媒体Pを筐体11から排出する為の搬送路である。排紙搬送路53によって排出された印刷媒体Pは、排紙トレイ16に排出される。
【0038】
反転搬送路54は、画像形成部17により画像が形成された印刷媒体Pの表裏及び前後などを反転させた状態で印刷媒体Pを再度画像形成部17に供給する為の搬送路である。
【0039】
主制御部19は、画像形成装置1の制御を行う。主制御部19は、例えば、CPU、ROM、RAM、及び不揮発性メモリを備える。
【0040】
CPUは、演算処理を実行する演算素子(たとえば、プロセッサ)である。CPUは、ROMに記憶されているプログラムなどのデータに基づいて種々の処理を行う。CPUは、ROMに格納されているプログラムを実行することにより、種々の動作を実行可能な制御部として機能する。CPUは、印刷媒体Pに画像を形成させる為の印刷データを画像形成部17に入力する。また、CPUは、印刷媒体Pの搬送を指示する搬送制御信号を搬送部18に入力する。
【0041】
ROMは、読み出し専用の不揮発性メモリである。ROMは、プログラム及びプログラムで用いられるデータなどを記憶する。
【0042】
RAMは、ワーキングメモリとして機能する揮発性のメモリである。RAMは、CPUの処理中のデータなどを一時的に格納する。また、RAMは、CPUが実行するプログラムを一時的に格納する。
【0043】
不揮発性メモリは、種々の情報を記憶可能な記憶媒体(記憶部)である。不揮発性メモリは、プログラム及びプログラムで用いられるデータなどを記憶する。不揮発性メモリは、例えば、ソリッドステイトドライブ(SSD)、ハードディスクドライブ(HDD)、または他の記憶装置である。なお、不揮発性メモリの代わりに、メモリカードなどの記憶媒体を挿入可能なカードスロットなどのメモリI/Fが設けられていてもよい。
【0044】
電源回路20は、画像形成装置1の種々の構成に電力を供給する電源回路である。図2は、電源回路20の構成について説明する為の回路図である。電源回路20は、外部の交流電源Eから交流電力の供給を受けて、負荷回路Xに応じた電圧の電力に変換し、負荷回路Xに変換後の電力を供給する。負荷回路Xは、例えば、画像形成装置1のスキャナ部13、ADF14、画像形成部17、搬送部18、及び主制御部19などである。
【0045】
電源回路20は、全波整流回路71、絶縁DCDC回路72、熱定着器73、熱電変換素子74、Adjustable Constant Current(A−CC)回路75、二次電池76、残量検知回路77、DCDC回路78、及び制御回路79を有する。
【0046】
全波整流回路71は、交流電源Eから入力される交流電力を全波整流し、脈動電圧を後段の回路に供給する回路である。例えば、全波整流回路71は、複数のダイオードにより構成され、交流電力が入力される整流ブリッジを備える。
【0047】
絶縁DCDC回路72は、全波整流回路71からの脈動電圧により、負荷回路Xに直流電力を供給するコンバータである。
【0048】
図3は、絶縁DCDC回路72の構成例について説明する為の説明図である。絶縁DCDC回路72は、例えばフライバックコンバータである。絶縁DCDC回路72は、電源から電力が供給される一次側とは絶縁された二次側に電力を供給する。絶縁DCDC回路72は、第1のキャパシタC1、一次巻線T1、二次巻線T2、第1のスイッチング素子SW1、整流ダイオードD、第2のキャパシタC2、第1のPulse Width Modulation(PWM)パルス生成器81、第1の電圧検出回路V1、及びフォトカプラ82を備える。
【0049】
第1のキャパシタC1は、入力の脈動電圧を平滑する。一次巻線T1は、トランスである。二次巻線T2は、一次巻線T1と電磁結合するトランスである。第1のスイッチング素子SW1は、第1のPWMパルス生成器81から入力されるパルス信号に従って導通状態(オン)と非導通状態(オフ)とを切り替えることにより、一次巻線T1に流れる電流をオンオフする。整流ダイオードDは、二次巻線T2に生じる電流を整流する。第2のキャパシタC2は、二次巻線T2に生じる電圧を平滑する。
【0050】
第1のPWMパルス生成器81は、制御回路79の制御に基づいて、パルス信号を第1のスイッチング素子SW1に入力する。これにより、第1のPWMパルス生成器81は、第1のスイッチング素子SW1のオンオフを切り替える。第1の電圧検出回路V1は、第2のキャパシタC2の電圧を検知する。フォトカプラ82は、第1の電圧検出回路V1の検知結果に応じて、第1のPWMパルス生成器81にフィードバックをかける。
【0051】
上記の構成において、第1のスイッチング素子SW1がオンされると、一次巻線T1に電流が流れ、電気エネルギーが磁気エネルギーに変換される。このとき、二次側の整流ダイオードDには逆電圧がかかっており、二次側に電力は伝達されない。次に、第1のスイッチング素子SW1がオフされると、蓄えられた磁気エネルギーにより、整流ダイオードDを経由して第2のキャパシタC2に電流が流れ、第2のキャパシタC2に蓄電される。第2のキャパシタC2に蓄電された電力は、直流電力として後段の負荷回路Xに供給される。
【0052】
二次側に伝達される電力は、一次巻線T1に流れる電流により定まる。即ち、二次側に伝達される電力は、第1のスイッチング素子SW1をオンする時間により定まる。第1のPWMパルス生成器81は、パルス幅を広く(オンデューティを大きく)することにより、一次巻線T1に流れる電流を増加させ、二次側に伝達する電力を増加させる。第1の電圧検出回路V1及びフォトカプラ82は、出力電圧を第1のPWMパルス生成器81にフィードバックする。第1のPWMパルス生成器81は、第1の電圧検出回路V1及びフォトカプラ82からのフィードバックに基づいて、第1のスイッチング素子SW1を駆動する為のパルス信号のパルス幅を制御することにより、出力電圧を一定に保つ。
【0053】
なお、絶縁DCDC回路72は、絶縁機能を有するDCDCコンバータであればよい。例えば、絶縁DCDC回路72は、LLC回路、絶縁フォワード回路、絶縁ダブルフォワード回路などにより構成されていてもよい。
【0054】
熱定着器73は、交流電源Eに接続される。熱定着器73は、交流電源Eからの交流電力をにより電磁波を発生させ、熱定着負荷47を加熱する回路である。
【0055】
図4は、熱定着器73の構成例について説明する為の説明図である。熱定着器73は、例えばハーフブリッジ回路である。熱定着器73は、全波整流回路83、第3のキャパシタC3、第4のキャパシタC4、第2のスイッチング素子SW2、第3のスイッチング素子SW3、第1のインダクタL1、及びハーフブリッジ交互パルス生成器84を備える。
【0056】
全波整流回路83は、交流電源Eから入力される交流電力を全波整流し、脈動電圧を後段の回路に供給する回路である。例えば、全波整流回路83は、複数のダイオードにより構成され、交流電力が入力される整流ブリッジを備える。
【0057】
第3のキャパシタC3及び第4のキャパシタC4は、全波整流回路83の直流端子に直列に接続される。第2のスイッチング素子SW2及び第3のスイッチング素子SW3は、全波整流回路83の直流端子に第3のキャパシタC3及び第4のキャパシタC4の直列接続と並列に接続される。第1のインダクタL1は、第2のスイッチング素子SW2と第3のスイッチング素子SW3との接続点と、第3のキャパシタC3と第4のキャパシタC4との接続点との間に接続される。
【0058】
ハーフブリッジ交互パルス生成器84は、制御回路79の制御に基づいて、パルス信号を第2のスイッチング素子SW2に入力し、第2のスイッチング素子SW2に入力したパルス信号と論理が反転したパルス信号を第3のスイッチング素子SW3に入力する。これにより、ハーフブリッジ交互パルス生成器84は、第2のスイッチング素子SW2及び第3のスイッチング素子SW3の導通状態(オン)と非導通状態(オフ)とを切り替える。
【0059】
上記の構成において、第2のスイッチング素子SW2と第3のスイッチング素子SW3とが交互にオンオフされることにより、全波整流回路83から供給された直流電圧の電力が、高周波交流電力に変換される。熱定着器73は、この高周波交流電力により、熱定着負荷47を構成する導体に渦電流を発生させ、導体内の抵抗成分により熱を発生させる誘導加熱を行う。これにより、熱定着器73は、熱定着負荷47を加熱する。
【0060】
ハーフブリッジ交互パルス生成器84は、タイマー及びCR時定数などを用いて、所定の周波数のデューティ50%の矩形波(パルス信号)を生成する。ハーフブリッジ交互パルス生成器84は、生成したパルス信号を一方のスイッチング素子のゲートに入力するとともに、論理を反転させたパルス信号を他方のスイッチング素子のゲートに入力する。さらに、ハーフブリッジ交互パルス生成器84は、2つのスイッチング素子が同時オンにならないように、2つのスイッチング素子にオフのパルス信号が入力されるデッドタイムを設ける。
【0061】
なお、ハーフブリッジ交互パルス生成器84は、制御回路79の制御に基づいて、タイマーにより生成する周波数を変更する。タイマーが生成する周波数(発信周波数)が増加すると、第1のインダクタL1に流れる高周波電流が減少し、熱定着負荷47に発生する熱量が減少する。また、タイマーが生成する周波数(発信周波数)が減少すると、第1のインダクタL1に流れる高周波電流が増加し、熱定着負荷47に発生する熱量が増加する。すなわち、ハーフブリッジ交互パルス生成器84は、制御回路79の制御に基づいて、熱定着負荷47の発熱をコントロールする。
【0062】
なお、熱定着器73は、熱定着負荷47を加熱することができる構成であればよい。例えば、熱定着器73は、フルブリッジインバータ、準E級インバータ、プッシュプルインバータなどにより構成されていてもよい。
【0063】
熱電変換素子74は、熱定着負荷47の近傍に配置され、熱に応じた電力を生成する素子である。熱電変換素子74は、例えば、2種類の異なる金属または半導体が接合された熱電対である。熱電変換素子74は、熱定着負荷47の熱によって加熱され、電力を生成する。即ち、熱電変換素子74は、熱から電力を発電する。
【0064】
A−CC回路75は、熱電変換素子74に発生する電力を取り出す。A−CC回路75は、熱電変換素子74から、制御回路79の制御に応じた値の定電流を取り出す可変定電流回路である。
【0065】
図5は、A−CC回路75の構成例について説明する為の説明図である。A−CC回路75は、第2のインダクタL2、第4のスイッチング素子SW4、第5のスイッチング素子SW5、第5のキャパシタC5、第2のPWMパルス生成器85、第1の同期整流パルス生成器86、及び電流検出回路Aを備える。
【0066】
第4のスイッチング素子SW4と第5のスイッチング素子SW5とは、一対の出力端子の間に直列に接続されている。第4のスイッチング素子SW4と第5のスイッチング素子SW5との接続点と、一対の入力端子の一方との間に第2のインダクタが接続されている。第5のキャパシタC5は、一対の出力端子から見て第4のスイッチング素子SW4と第5のスイッチング素子SW5との直列接続と並列に接続されている。
【0067】
第2のPWMパルス生成器85は、制御回路79の制御に基づいて、パルス信号を第4のスイッチング素子SW4に入力する。これにより、第2のPWMパルス生成器85は、第4のスイッチング素子SW4の導通状態(オン)と非導通状態(オフ)とを切り替える。
【0068】
第1の同期整流パルス生成器86は、第2のPWMパルス生成器85から供給される信号に従って、パルス信号を第5のスイッチング素子SW5に入力する。これにより、第1の同期整流パルス生成器86は、第5のスイッチング素子SW5の導通状態(オン)と、ボディダイオードを介した導通状態(オフ)とを切り替える。第5のスイッチング素子SW5は、常にソースからドレインに向かって逆方向に間欠的に電流を流している。この為、第5のスイッチング素子SW5は、オフ状態でもボディダイオードを経由して電流が流れる状態になっている。回路動作は、ボディダイオードに電流を流すことで成立するものの、ボディダイオードの順方向電圧0.7Vによる損失が発生する。このため、第5のスイッチング素子SW5をオン状態にして、ボディダイオードを介さずに導通させることにより、第5のスイッチング素子SW5における損失を減らすことができる。これを同期整流制御と一般的に呼んでいる。
【0069】
なお、第2のPWMパルス生成器85は、第4のスイッチング素子SW4に入力したパルス信号と論理が反転したパルス信号を第1の同期整流パルス生成器86が第5のスイッチング素子SW5に入力するように、第1の同期整流パルス生成器86に信号を供給する。これにより、第2のPWMパルス生成器85は、第4のスイッチング素子SW4と第5のスイッチング素子SW5とが交互にオンオフする。また、第2のPWMパルス生成器85は、第4のスイッチング素子SW4と第5のスイッチング素子SW5とが同時オンにならないように、第4のスイッチング素子SW4と第5のスイッチング素子SW5とがいずれもオフになるデッドタイムをパルス信号に設ける。
【0070】
電流検出回路Aは、一対の入力端子の間に、第2のインダクタL2及び第4のスイッチング素子SW4とともに直列に接続されている。電流検出回路Aは、熱電変換素子74により発電された電力による電流(発電電流)の電流値を検出する。
【0071】
上記のような構成において、第4のスイッチング素子SW4がオンである場合、一方の入力端子、第2のインダクタL2、第4のスイッチング素子SW4、電流検出回路A、他方の入力端子の経路に電流が流れる。この経路の電流によって、第2のインダクタに磁気エネルギーが蓄えられる。
【0072】
次に、第2のインダクタに磁気エネルギーが蓄えられた状態で、第4のスイッチング素子SW4がオフされ、且つ第5のスイッチング素子がオンされると、第2のインダクタL2、第5のキャパシタC5、電流検出回路Aの経路に電流が流れる。この経路の電流により第2のインダクタL2の磁気エネルギーは、第5のキャパシタC5の電荷エネルギーに変換される。第5のキャパシタC5に蓄えられた電荷エネルギーは、二次電池76に充電される。
【0073】
電流検出回路Aは、第4のスイッチング素子SW4がオンである場合に、一方の入力端子、第2のインダクタL2、第4のスイッチング素子SW4、他方の入力端子の順に流れる電流(発電電流)の値を検出し、検出結果を制御回路79に供給する。また、電流検出回路Aは、第4のスイッチング素子SW4がオフである場合に、一方の入力端子、第2のインダクタL2、第5のスイッチング素子SW5、第5のキャパシタC5、他方の入力端子の順に流れる電流(発電電流)の値を検出し、検出結果を制御回路79に供給する。制御回路79は、電流検出回路Aからの検出結果に応じて、第2のPWMパルス生成器85に制御信号を供給する。
【0074】
第2のPWMパルス生成器85は、制御回路79から供給された制御信号に基づいて、第4のスイッチング素子SW4に入力するパルス信号のパルス幅を調整することにより、制御回路79が目標とする電流(定電流)が流れるように定電流制御を行うことができる。即ち、第2のPWMパルス生成器85は、制御回路79から供給された制御信号に応じた目標値の定電流が流れるように、第4のスイッチング素子SW4に入力するパルス信号のパルス幅を調整する。
【0075】
二次電池76は、A−CC回路75から供給された電力を蓄えるとともに、蓄えた電力を他の回路に供給する蓄電池である。二次電池76は、例えば、後段のDCDC回路78に電力を供給する。
【0076】
残量検知回路77は、二次電池76に蓄えられた電力の残量を検知し、検知結果を制御回路79に供給する。
【0077】
DCDC回路78は、二次電池76から供給された電力の電圧を負荷回路Xに応じた電圧の直流電力に変換し、負荷回路Xに供給するコンバータである。
【0078】
図6は、DCDC回路78の構成例について説明する為の説明図である。DCDC回路78は、第3のインダクタL3、第6のスイッチング素子SW6、第7のスイッチング素子SW7、第6のキャパシタC6、第3のPWMパルス生成器87、第2の同期整流パルス生成器88、及び第2の電圧検出回路V2を備える。
【0079】
第6のスイッチング素子SW6と第7のスイッチング素子SW7とは、一対の出力端子の間に直列に接続されている。第6のスイッチング素子SW6と第7のスイッチング素子SW7との接続点と、一対の入力端子の一方との間に第3のインダクタが接続されている。第6のキャパシタC6は、一対の出力端子から見て第6のスイッチング素子SW6と第7のスイッチング素子SW7との直列接続と並列に接続されている。
【0080】
第3のPWMパルス生成器87は、制御回路79の制御に基づいて、パルス信号を第6のスイッチング素子SW6に入力する。これにより、第3のPWMパルス生成器87は、第6のスイッチング素子SW6の導通状態(オン)と非導通状態(オフ)とを切り替える。
【0081】
第2の同期整流パルス生成器88は、第3のPWMパルス生成器87から供給される信号に従って、パルス信号を第6のスイッチング素子SW6に入力する。これにより、第2の同期整流パルス生成器88は、第7のスイッチング素子SW7の導通状態(オン)と、ボディダイオードを介した導通状態(オフ)とを切り替える。
【0082】
なお、第3のPWMパルス生成器87は、第6のスイッチング素子SW6に入力したパルス信号と論理が反転したパルス信号を第2の同期整流パルス生成器88が第7のスイッチング素子SW7に入力するように、第2の同期整流パルス生成器88に信号を供給する。これにより、第3のPWMパルス生成器87は、第6のスイッチング素子SW6と第7のスイッチング素子SW7とが交互にオンオフする。また、第3のPWMパルス生成器87は、第6のスイッチング素子SW6と第7のスイッチング素子SW7とが同時オンにならないように、第6のスイッチング素子SW6と第7のスイッチング素子SW7とがいずれもオフになるデッドタイムをパルス信号に設ける。
【0083】
第2の電圧検出回路V2は、一対の出力端子の間に、第6のキャパシタと並列に接続されている。
【0084】
上記のような構成において、第6のスイッチング素子SW6がオンである場合、一方の入力端子、第3のインダクタL3、第6のスイッチング素子SW6、他方の入力端子の経路に電流が流れる。この経路の電流によって、第3のインダクタに磁気エネルギーが蓄えられる。
【0085】
次に、第3のインダクタに磁気エネルギーが蓄えられた状態で、第6のスイッチング素子SW6がオフされ、且つ第7のスイッチング素子がオンされると、第3のインダクタL3、第6のキャパシタC6の経路に電流が流れる。この経路の電流により第3のインダクタL3の磁気エネルギーは、第6のキャパシタC6の電荷エネルギーに変換される。第6のキャパシタC6に蓄えられた電荷エネルギーは、負荷回路Xに供給される。
【0086】
第2の電圧検出回路V2は、第6のキャパシタの電圧を検出し、検出結果を第3のPWMパルス生成器87に供給する。第3のPWMパルス生成器87は、第2の電圧検出回路V2における電圧の検出結果に基づいて、第6のキャパシタの電圧が、制御回路79の制御に応じた電圧になるように制御する。これにより、DCDC回路78は、二次電池76から供給される電力を用いて、制御回路79の制御に応じた電圧の直流電力を負荷回路Xに供給する。
【0087】
なお、第7のスイッチング素子SW7は、例えばN型MOSFETである。N型MOSFETは、オンである場合にドレインからソースに向かって電流を流す。また、N型MOSFETは、オフである場合にソースからドレインに向かって電流を流すボディダイオードになる。この状態でN型MOSFETをオンすると、N型MOSFETは、ダイオードとして動作するより低い電圧でスイッチとして動作する。
【0088】
例えば、第7のスイッチング素子SW7のボディダイオードに印加される電圧が1.5Vであり、第7のスイッチング素子SW7をオンした際の導通抵抗が0.01Ωであり、流す電流が1Aであるとした場合、発生する電位差は、V=1A×0.01Ω=0.01Vとなる。即ち、ボディダイオードで発生する電圧より低くなる。この結果、導通損を減らすことができる。このように、導通損を減らす為に、MOSFETを逆方向に接続し、ダイオードの代用にすることを、一般に同期整流と呼ぶ。
【0089】
制御回路79は、絶縁DCDC回路72の動作、熱定着器73の動作、A−CC回路75の動作、及びDCDC回路78の動作を制御する。具体的には、制御回路79は、第1のPWMパルス生成器81に制御信号を入力することにより、絶縁DCDC回路72の出力電圧を制御する。また、制御回路79は、熱定着器73のハーフブリッジ交互パルス生成器84に制御信号を入力することにより、熱定着器73による熱定着負荷47の発熱量を制御する。また、制御回路79は、A−CC回路75の第2のPWMパルス生成器85に制御信号を入力することにより、A−CC回路75の第2のインダクタL2に流れる電流を制御する。また、制御回路79は、DCDC回路78の第3のPWMパルス生成器87に制御信号を入力することにより、DCDC回路78の出力電圧を制御する。
【0090】
次に、制御回路79によるA−CC回路75の動作の制御について詳細に説明する。
【0091】
図7は、排紙タイミング、温度、A−CC駆動パルス、及び発電電流の関係について説明する為の説明図である。横軸は時間を示す。縦軸は、上から順に排紙タイミング、温度、A−CC駆動パルス、発電電流をそれぞれ示す。ここでは、電子写真方式の画像形成装置1が印刷済みの3枚の印刷媒体を排出する例について説明する。
【0092】
排紙タイミングは、画像形成装置1における定着ローラ46から印刷媒体が排出されるタイミングを示す。印刷媒体が排出されるスピードは、例えば1秒あたりに1枚である。温度は、定着ローラ46または定着ローラ46を加熱する熱定着負荷47の温度を検出する図示されない温度センサにより検出された温度を示す。A−CC駆動パルスは、A−CC回路75の第2のPWMパルス生成器85が第4のスイッチング素子SW4を制御する為の信号である。発電電流は、A−CC回路75の電流検出回路Aにより検出された電流の値を示す。
【0093】
例えば、熱電変換素子74の熱容量が極めて小さいとすると、印刷媒体ととも排出される空気によって、熱電変換素子74の両端に温度差が生じる。熱電変換素子74の両端に生じる温度差は、印刷媒体の通過中に増加し、印刷媒体の通過が完了すると徐々に減少する。熱電変換素子74の両端に生じる温度差は、排出された印刷媒体が増える度に増加していく。
【0094】
制御回路79は、熱電変換素子74の両端に生じる温度差にほぼ比例した電流を熱電変換素子74から発電電流として得ることを目標とし、A−CC駆動パルスを制御する。制御回路79は、A−CC駆動パルスのパルス幅を調整することによって、A−CC回路75の第4のスイッチング素子SW4のオンオフのタイミングを制御する。即ち、制御回路79は、A−CC駆動パルスのパルス幅を調整することにより、A−CC回路75が熱電変換素子74から発電電流の電流値を制御する。さらに、制御回路79は、発電電流の電流値をA−CC回路から受け取り、受け取った電流値に応じてA−CC駆動パルスのパルス幅を調整する。これにより、制御回路79は、目標とする電流値の電流を熱電変換素子74からA−CC回路75が受け取るように制御する。
【0095】
なお、熱電変換素子74の両端に生じる温度差が小さい場合、得られる発電電流が少なくなる。この為、A−CC回路75を駆動する為の電力が熱電変換素子74により得られる電力を上回る可能性がある。そこで、制御回路79は、熱電変換素子74により一定以上の電力の発電が期待できない場合、A−CC駆動パルスをオフするようにA−CC回路75を制御する。なお、A−CC駆動パルスがオフである場合、A−CC回路75において、第4のスイッチング素子SW4のボディダイオードを経由して流れる電流もゼロになる。この結果、発電電流はゼロになる。
【0096】
例えば、制御回路79は、温度センサにより所定以上の温度が検出されていない場合、A−CC駆動パルスを停止するようにA−CC回路75を制御する。なお、制御回路79は、熱定着器73の動作を認識している為、熱定着器73の動作が停止していることを認識した場合にA−CC駆動パルスを停止させる構成であってもよい。即ち、制御回路79は、熱定着器73を動作させ、印刷媒体の排出が始まると、A−CC駆動パルスを生成させることによって、A−CC回路75を動作させる。例えば、制御回路79は、周波数100kHz、パルス周期10μsec程度のパルスによりA−CC回路75を動作させる。即ち、制御回路79は、印刷媒体を1枚排出する間に、10の6乗程度の数のパルスをA−CC回路75に供給する。これにより、極めて細かい分解能でA−CC回路75を制御することができる。
【0097】
次に、熱電変換素子74の特性について説明する。
図8は、熱電変換素子74の特性の例について説明する為の説明図である。図8のグラフは、A−CC駆動パルスのパルス幅、即ちオンデューティに対する、熱電変換素子74から取り出すことができる電流の値を示す。図8のグラフの横軸は、A−CC駆動パルスのオンデューティの長さを示し、縦軸は、熱電変換素子74から取り出すことができる電流の値を示す。
【0098】
A−CC回路75の第2のPWMパルス生成器85は、制御回路79から指定されたオンデューティに基づいてA−CC駆動パルスを生成する。A−CC駆動パルスのオンデューティが小さいと、熱電変換素子74から取り出せる電流が少なく、A−CC駆動パルスのオンデューティが大きいと、熱電変換素子74から取り出せる電流が多くなる。しかしながら、熱電変換素子74から取り出せる電流は、熱電変換素子74の両端の温度差に応じて取り出せる電流の最大値が決まる。この為、熱電変換素子74から取り出している電流が最大値に達していると、A−CC駆動パルスのオンデューティを大きくしたとしても、熱電変換素子74から取り出せる電流が増えなくなる。
【0099】
図8の例では、熱電変換素子74の両端の温度差が80度である場合、熱電変換素子74から取り出せる電流の最大値が0.1Aとなっている。また、熱電変換素子74の両端の温度差が100度である場合、熱電変換素子74から取り出せる電流の最大値が0.18Aとなっている。また、熱電変換素子74の両端の温度差が120度である場合、熱電変換素子74から取り出せる電流の最大値が0.26Aとなっている。即ち、熱電変換素子74から取り出せる電流の最大値は、熱電変換素子74の両端の温度差が大きくなる程大きくなる。
【0100】
このように、取り出せる電流の最大値が熱電変換素子74の両端の温度差に依存し、且つ熱電変換素子74の両端の温度差の変動の頻度が高い場合、一定の電流を取り出す回路(Constant Current Circuit)を熱電変換素子74に接続したとしても、取り出す電流が減少する、または動作が不安定になるなどの懸念がある。そこで、図2及び図5に示されるように、熱電変換素子74には、熱電変換素子74から取り出す電流値を調整可能なA−CC回路75が接続されている。
【0101】
次に、制御回路79によるA−CC回路75の制御方法について説明する。
制御回路79は、A−CC回路75を駆動する為のA−CC駆動パルスのオンデューティを変動させた場合の、A−CC回路75の電流検出回路Aにより検出される電流値(発電電流)の変化に基づいて、A−CC駆動パルスのオンデューティを制御する。より具体的には、制御回路79は、A−CC駆動パルスのオンデューティを小さい順に3段階で切り替え、発電電流が、増加しているか、変わらないか、または減少するかに基づいて、A−CC駆動パルスのオンデューティを大きくするか、小さくするか、または変更しないかを判断する。
【0102】
図9は、A−CC駆動パルスのオンデューティを切り替えた時の発電電流の変化の例を示す。A−CC駆動パルスのオンデューティが一番小さい時の発電電流を発電電流I1、A−CC駆動パルスのオンデューティが次に小さい時の発電電流を発電電流I2、A−CC駆動パルスのオンデューティが一番大きい時の発電電流を発電電流I3として説明する。
【0103】
例えば図9(A)に示されるように、A−CC駆動パルスのオンデューティの増加に伴って発電電流が徐々に増加する場合、熱電変換素子74から取り出せる発電電流がまだ存在すると推定される。そこで、制御回路79は、I1<I2<I3(Case1)である場合、A−CC駆動パルスのオンデューティを増加させる。
【0104】
また、例えば図9(B)に示されるように、A−CC駆動パルスのオンデューティの増加に伴う発電電流の増加が途中で止まる場合、熱電変換素子74から取り出している発電電流が最大値に達していると推定される。そこで、制御回路79は、I1<I2=I3(Case2)である場合、A−CC駆動パルスのオンデューティが適正であると判断し、A−CC駆動パルスのオンデューティを維持する。
【0105】
また、例えば図9(C)に示されるように、A−CC駆動パルスのオンデューティの増加に伴って発電電流が変化しない場合、熱電変換素子74から取り出している発電電流が最大値に達し、且つオンデューティが大きすぎると推定される。そこで、制御回路79は、I1=I2=I3(Case3)である場合、A−CC駆動パルスのオンデューティを減少させる。
【0106】
制御回路79は、現在のオンデューティをD1とした場合、例えば以下のようなプログラムによって、A−CC駆動パルスのオンデューティを制御する。
If (I1 < I2 and I2 < I3){ A = 1;}
Else if(I1 < I2 and I2 == I3){ A = 2:}
Else if(I1 == I2 and I2 == I3){ A = 3;}
Else {A = 999;} // error
Case A:
A=1{D2=D2+d;}
A=2{D2=D2;}
A=3{D2=D2-d;}
End case;
図10及び図11は、図9で示したA−CC回路75の制御方法によってA−CC回路75を制御した場合の、発電電流とオンデューティとの関係について説明する為の説明図である。なお、図10は、熱電変換素子74の両端の温度差が徐々に増加している例を示す。図11は、熱電変換素子74の両端の温度差が徐々に減少している例を示す。図10及び図11の横軸は、時間を示す。図10及び図11の縦軸は、熱電変換素子74の温度差―発電電流の特性を示す理想電流曲線、発電電流、及びA−CC駆動パルスをそれぞれ示す。なお、横軸をmsオーダーとした場合、周波数が100kHzである周期が10μSであるA−CC駆動パルスのオンオフを図面上に示すことができない為、図10及び図11の例では、便宜上粗いパルスとしてA−CC駆動パルスを示す。
【0107】
制御回路79は、±ΔdだけA−CC駆動パルスのオンデューティを変えつつ、発電電流の電流値を取得する。制御回路79は、A−CC駆動パルスのオンデューティを変えつつ、取得した電流値の変化に応じて、A−CC駆動パルスのオンデューティを増加させるか、維持するか、減少させるかを判断する。なお、制御回路79が発電電流の電流値を取得するモードを「電流検出モード」と称する。また、制御回路79がA−CC駆動パルスのオンデューティを増加させるか、維持するか、減少させるかの判断を行い、判断結果に基づいてオンデューティを変更するモードを「マイコン処理判定、設定変更モード」と称する。制御回路79は、「電流検出モード」と「マイコン処理判定、設定変更モード」とを交互に実行することにより、オンデューティを逐次変更していく。
【0108】
例えば、制御回路79は、タイミングt0からタイミングt1の間に、オンデューティをD1−Δd乃至D1+Δdの間で切り替えつつ、A−CC回路75の電流検出回路Aから発電電流の電流値を取得する。制御回路79は、取得した電流値に基づいて、タイミングt1からタイミングt2の間でオンデューティを増加させるか、維持するか、減少させるかを判断する。制御回路79は、タイミングt2において、判断の結果に基づくオンデューティに変更する。なお、図10の例では、制御回路79は、タイミングt1からタイミングt2の間でオンデューティを増加させると判断し、タイミングt2において、オンデューティD1からオンデューティD1よりも大きいオンデューティD2に切り替える。
【0109】
次に、制御回路79は、タイミングt2からタイミングt3の間に、オンデューティをD2−Δd乃至D2+Δdの間で切り替えつつ、A−CC回路75の電流検出回路Aから発電電流の電流値を取得する。制御回路79は、取得した電流値に基づいて、タイミングt3からタイミングt4の間でオンデューティを増加させるか、維持するか、減少させるかを判断する。制御回路79は、タイミングt4において、判断の結果に基づくオンデューティに変更する。なお、図10の例では、制御回路79は、タイミングt3からタイミングt4の間でオンデューティを維持すると判断する。この場合、制御回路79は、タイミングt4の後もオンデューティD2を維持する。
【0110】
次に、制御回路79は、タイミングt4からタイミングt5の間に、オンデューティをD2−Δd乃至D2+Δdの間で切り替えつつ、A−CC回路75の電流検出回路Aから発電電流の電流値を取得する。制御回路79は、取得した電流値に基づいて、タイミングt5からタイミングt6の間でオンデューティを増加させるか、維持するか、減少させるかを判断する。制御回路79は、タイミングt6において、判断の結果に基づくオンデューティに変更する。なお、図10の例では、制御回路79は、タイミングt5からタイミングt6の間でオンデューティを増加させると判断し、タイミングt6において、オンデューティD2からオンデューティD2よりも大きいオンデューティD3に切り替える。
【0111】
次に、制御回路79は、タイミングt6からタイミングt7の間に、オンデューティをD3−Δd乃至D3+Δdの間で切り替えつつ、A−CC回路75の電流検出回路Aから発電電流の電流値を取得する。制御回路79は、取得した電流値に基づいて、タイミングt7からタイミングt8の間でオンデューティを増加させるか、維持するか、減少させるかを判断する。制御回路79は、タイミングt8において、判断の結果に基づくオンデューティに変更する。なお、図10の例では、制御回路79は、タイミングt7からタイミングt8の間でオンデューティを増加させると判断し、タイミングt8において、オンデューティD3からオンデューティD3よりも大きいオンデューティD4に切り替える。
【0112】
次に、図11に示されるように、熱電変換素子74の両端の温度差が徐々に減少する例について説明する。
制御回路79は、タイミングt9からタイミングt10の間に、オンデューティをD4−Δd乃至D3+Δdの間で切り替えつつ、A−CC回路75の電流検出回路Aから発電電流の電流値を取得する。制御回路79は、取得した電流値に基づいて、タイミングt10からタイミングt11の間でオンデューティを増加させるか、維持するか、減少させるかを判断する。制御回路79は、タイミングt11において、判断の結果に基づくオンデューティに変更する。なお、図11の例では、制御回路79は、タイミングt9からタイミングt11の間でオンデューティを維持すると判断する。この場合、制御回路79は、タイミングt11の後もオンデューティD4を維持する。
【0113】
次に、制御回路79は、タイミングt11からタイミングt12の間に、オンデューティをD4−Δd乃至D3+Δdの間で切り替えつつ、A−CC回路75の電流検出回路Aから発電電流の電流値を取得する。制御回路79は、取得した電流値に基づいて、タイミングt12からタイミングt13の間でオンデューティを増加させるか、維持するか、減少させるかを判断する。制御回路79は、タイミングt13において、判断の結果に基づくオンデューティに変更する。なお、図11の例では、制御回路79は、タイミングt12からタイミングt13の間でオンデューティを減少させると判断し、タイミングt13において、オンデューティD4からオンデューティD4よりも小さいオンデューティD5に切り替える。
【0114】
次に、制御回路79は、タイミングt13からタイミングt14の間に、オンデューティをD5−Δd乃至D5+Δdの間で切り替えつつ、A−CC回路75の電流検出回路Aから発電電流の電流値を取得する。制御回路79は、取得した電流値に基づいて、タイミングt14からタイミングt15の間でオンデューティを増加させるか、維持するか、減少させるかを判断する。制御回路79は、タイミングt15において、判断の結果に基づくオンデューティに変更する。なお、図11の例では、制御回路79は、タイミングt14からタイミングt15の間でオンデューティを維持すると判断する。この場合、制御回路79は、タイミングt15の後もオンデューティD5を維持する。
【0115】
次に、制御回路79は、タイミングt15からタイミングt16の間に、オンデューティをD5−Δd乃至D5+Δdの間で切り替えつつ、A−CC回路75の電流検出回路Aから発電電流の電流値を取得する。制御回路79は、取得した電流値に基づいて、タイミングt16からタイミングt17の間でオンデューティを増加させるか、維持するか、減少させるかを判断する。制御回路79は、タイミングt17において、判断の結果に基づくオンデューティに変更する。なお、図11の例では、制御回路79は、タイミングt16からタイミングt17の間でオンデューティを減少させると判断し、タイミングt17において、オンデューティD5からオンデューティD5よりも小さいオンデューティD6に切り替える。
【0116】
上記の処理により、制御回路79は、発電電流の電流値を理想電流曲線に沿うように制御することができる。
【0117】
次に、制御回路79による電源回路20の制御について説明する。図12は、熱電変換素子74から電力を取り出す動作の例について説明する為の説明図である。
【0118】
制御回路79は、印刷媒体への画像形成を行う場合、各種レジスタの初期設定を行う(ACT11)。
【0119】
制御回路79は、絶縁DCDC回路72に制御信号を入力することにより、絶縁DCDC回路72を動作させる(ACT12)。制御回路79は、第1のPWMパルス生成器81が第1のスイッチング素子SW1に入力するパルス信号のパルス幅を制御し、絶縁DCDC回路72の出力電圧を一定にする。
【0120】
また、制御回路79は、DCDC回路78に制御信号を入力することにより、DCDC回路78の動作を停止させる(ACT13)。これにより、制御回路79は、負荷回路Xに対して電力がDCDC回路78からではなく絶縁DCDC回路72から供給される用に制御する。
【0121】
制御回路79は、熱定着器73に制御信号を入力することにより、熱定着器73を動作させる(ACT14)。また、制御回路79は、熱定着負荷47の発熱をコントロールする。これにより、制御回路79は、印刷媒体の排出を行わせる。
【0122】
制御回路79は、A−CC回路75に制御信号を入力することにより、A−CC回路75を動作させる(ACT15)。制御回路79は、A−CC回路75に初期のA−CC駆動パルスのオンデューティを指定する。
【0123】
制御回路79は、A−CC回路75におけるA−CC駆動パルスのオンデューティを変更しつつ、A−CC回路75の電流検出回路Aにより検出された発電電流の電流値を取得する(ACT16)。さらに、制御回路79は、取得した発電電流の電流値の変化に応じて、上記のCase1に該当するか、上記のCase2に該当するか、上記のCase3に該当するかを判断する(ACT17)。即ち、制御回路79は、A−CC駆動パルスのオンデューティを増加させるか、維持するか、減少させるかを判断する。
【0124】
制御回路79は、Case1に該当すると判断した場合、A−CC駆動パルスのオンデューティを増加させる(ACT18)。具体的には、制御回路79は、現在のオンデューティDに基づいて、更新後のオンデューティDr=D+Δdを算出する。
【0125】
制御回路79は、Case2に該当すると判断した場合、A−CC駆動パルスのオンデューティを維持する(ACT19)。具体的には、制御回路79は、更新後のオンデューティDr=Dとして設定する。
【0126】
制御回路79は、Case3に該当すると判断した場合、A−CC駆動パルスのオンデューティを減少させる(ACT20)。具体的には、制御回路79は、現在のオンデューティDに基づいて、更新後のオンデューティDr=D−Δdを算出する。
【0127】
制御回路79は、更新後のオンデューティDrを算出すると、熱定着器73を停止させるか否か判断する(ACT21)。例えば、制御回路79は、印刷媒体への印刷を終了する場合、熱定着器73を停止させると判断する。
【0128】
制御回路79は、熱定着器73を停止させないと判断した場合(ACT21、NO)、更新後のオンデューティDrをA−CC回路75に送信し(ACT22)、ACT16の処理に移行する。制御回路79は、熱定着器73の動作を停止するまでの間、ACT16乃至ACT22の処理を繰り返す。これにより、制御回路79は、図10及び図11で説明した処理を実行する。この結果、制御回路79は、発電電流の電流値を理想電流曲線に沿うように制御することができる。
【0129】
また、制御回路79は、熱定着器73を停止させると判断した場合(ACT21、YES)、A−CC回路75の動作を停止させ(ACT23)、処理を終了する。
【0130】
図13は、負荷回路Xに電力を供給する場合の制御回路79の動作の例について説明する為の説明図である。負荷回路Xへは例えば5Vの直流電圧を供給するものとする。画像形成装置1が動作している時は、交流電源Eから全波整流回路71、絶縁DCDC回路72、負荷回路Xの経路で電力が供給される。同時に熱電変換素子74により発電された発電電流がA−CC回路75により取り出され、二次電池76に蓄積される。また、画像形成装置1は、印刷媒体への画像形成が完了してから一定時間が経過すると、省エネのために熱定着器73及び搬送系への電力の供給を停止するスリープモードに入る。
【0131】
画像形成装置1がスリープモードである場合、制御回路79は、熱定着器73の動作を停止させる(ACT31)。
【0132】
制御回路79は、残量検知回路77から供給された検知結果に基づいて、二次電池76の電力の残量が予め設定された閾値以上であるか否か判断する(ACT32)。
【0133】
制御回路79は、二次電池76の電力の残量が予め設定された閾値以上であると判断した場合(ACT32、YES)、絶縁DCDC回路72の動作を停止させる(ACT33)。また、制御回路79は、A−CC回路75の動作を停止させる(ACT34)。また、制御回路79は、二次電池76に蓄えられた電力が負荷回路Xに供給されるように、DCDC回路78を動作させ(ACT35)、ACT39の処理に移行する。このように、電源回路20は、二次電池76の残量が閾値以上である場合、二次電池76から負荷回路Xに電力が供給されるように各回路を制御する。
【0134】
また、制御回路79は、二次電池76の電力の残量が予め設定された閾値未満であると判断した場合(ACT32、NO)、絶縁DCDC回路を交流電源Eからの電力が負荷回路Xに供給されるように、絶縁DCDC回路72を動作させる(ACT36)。また、制御回路79は、A−CC回路75の動作を停止させる(ACT37)。また、制御回路79は、DCDC回路78の動作を停止させ(ACT38)、ACT39の処理に移行する。このように、電源回路20は、二次電池76の残量が閾値未満である場合、交流電源Eから負荷回路Xに電力が供給されるように各回路を制御する。
【0135】
制御回路79は、スリープモードが継続されるか否か判断する(ACT39)。制御回路79は、スリープモードが継続されると判断した場合(ACT36、YES)、ACT32に移行する。これにより、制御回路79は、二次電池76の残量を逐次モニタリングしながら、負荷回路Xに電力を供給する電源を二次電池76と交流電源とで切り替える。制御回路79は、スリープモードが終了されると判断した場合(ACT36、NO)、図13の処理を終了する。
【0136】
図14は、電源回路における各回路の制御について説明する為の説明図である。横軸は時間を示す。縦軸は、画像形成部17による印刷タイミング、熱定着器73の制御タイミング、絶縁DCDC回路72の制御タイミング、A−CC回路75の制御タイミング、DCDC回路78の制御タイミング、二次電池76の残量の変化、及び負荷回路Xに電力を供給する供給源をそれぞれ示す。
【0137】
なお、本例では、タイミングt20からタイミングt21の間では印刷が行われず、タイミングt21からタイミングt22の間で6枚の印刷が行われるものと仮定する。また、タイミングt22乃至タイミングt24の間では印刷が行われず、タイミングt24からタイミングt25の間で3枚の印刷が行われるものと仮定する。
【0138】
電源回路20は、タイミングt20からタイミングt21の間では、スリープモードで動作する。
【0139】
印刷指示が入力されると、制御回路79は、タイミングt21で熱定着器73の動作を開始し、印刷の準備を開始する。タイミングt21からタイミングt22の間に、熱定着負荷47の温度が所定以上になると、印刷が行われる。また、制御回路79は、タイミングt21からタイミングt22の間に、熱電変換素子74における温度差が所定以上になると、熱電変換素子74により発電された発電電流をA−CC回路75により取り出す。即ち、制御回路79は、熱定着器73の動作に応じてA−CC回路75を動作させる。この状態が継続されると、二次電池76に電力が充電され、二次電池76に充電された電力が閾値以上になる。また、印刷が完了し、熱電変換素子74から発電電流が十分に取り出せなくなると、制御回路79は、A−CC回路75の動作を停止させる。
【0140】
電源回路20は、印刷が完了して一定時間経過したタイミングt22から動作モードをスリープモードに切り替える。これにより、制御回路79は、熱定着器73の動作を停止させ、絶縁DCDC回路72の動作を停止させる。また、図14の例では、二次電池76の電力の残量が閾値以上である為、制御回路79は、DCDC回路78を動作させる。これにより、タイミングt22において、負荷回路Xへの電力を供給する供給源が交流電源Eから二次電池76に切り替わる。
【0141】
制御回路79は、二次電池76の残量が閾値以上であるか否かを逐次確認する。図14の例では、タイミングt23において、制御回路79は、二次電池76の残量が閾値未満になったと判断する。この場合、制御回路79は、絶縁DCDC回路72の動作を開始させ、DCDC回路78の動作を停止させる。これにより、タイミングt23において、負荷回路Xへの電力を供給する供給源が二次電池76から交流電源Eに切り替わる。
【0142】
また、再び印刷指示が入力されると、制御回路79は、タイミングt24で熱定着器73の動作を開始し、印刷の準備を開始する。タイミングt24からタイミングt25の間に、熱定着負荷47の温度が所定以上になると、印刷が行われる。また、制御回路79は、タイミングt24からタイミングt25の間に、熱電変換素子74における温度差が所定以上になると、熱電変換素子74により発電された発電電流をA−CC回路75により取り出す。これにより、二次電池76に電力が充電され、二次電池76に充電された電力が閾値以上になる。また、印刷が完了し、熱電変換素子74から発電電流が十分に取り出せなくなると、制御回路79は、A−CC回路75の動作を停止させる。
【0143】
電源回路20は、印刷が完了して一定時間経過したタイミングt25から動作モードをスリープモードに切り替える。これにより、制御回路79は、熱定着器73の動作を停止させ、絶縁DCDC回路72の動作を停止させる。また、図14の例では、二次電池76の電力の残量が閾値以上である為、制御回路79は、DCDC回路78を動作させる。これにより、タイミングt25において、負荷回路Xへの電力を供給する供給源が交流電源Eから二次電池76に再び切り替わる。
【0144】
上記のように構成された電源回路20によると、印刷時に熱定着器73により発生した熱に基づいて熱電変換素子74が発電を行い、熱電変換素子74により発電された発電電流をA−CC回路75により取り出す。これにより、電源回路20は、熱から発電した電力を負荷回路Xに供給することができる。さらに、電源回路20の制御回路79は、熱電変換素子74から取り出せる電流の変化に基づいて、熱電変換素子74から電流を取り出すA−CC回路75を制御する。即ち、制御回路79は、熱電変換素子74から取り出す定電流の目標値を変化させるようにA−CC回路75を制御した時の、熱電変換素子74からA−CC回路75に流れる電流の値の変化に基づいて、A−CC回路75が取り出す定電流の目標値を制御する。これにより、電源回路20は、熱電変換素子74から効率良く電力を取り出すことができる。
【0145】
また、A−CC回路75は、熱電変換素子74に直列接続された第2のインダクタL2と、熱電変換素子74に直列接続された第4のスイッチング素子SW4と、熱電変換素子74に直列接続され、熱電変換素子74からA−CC回路75に流れる電流の電流値を検出する電流検出回路Aと、を備える。また、A−CC回路75は、第2のインダクタL2と第4のスイッチング素子SW4との接続点と、第4のスイッチング素子SW4の他方の端子との間に直列接続された第5のスイッチング素子SW5及び第5のキャパシタC5を備える。またさらに、A−CC回路75は、第4のスイッチング素子SW4及び第5のスイッチング素子SW5をオンオフさせるパルス信号を、第4のスイッチング素子SW4及び第5のスイッチング素子に入力するドライバ回路である第2のPWMパルス生成器85及び第1の同期整流パルス生成器86を備える。この構成において、制御回路79は、パルス信号のオンデューティの減少に伴って電流検出回路Aにより検出された電流値が減少し、且つパルス信号のオンデューティの増加に伴って電流検出回路Aにより検出された電流値が変化しない場合、現在のオンデューティを維持する。また、制御回路79は、パルス信号のオンデューティの減少に伴って電流検出回路Aにより検出された電流値が減少し、且つパルス信号のオンデューティの増加に伴って電流検出回路Aにより検出された電流値が増加する場合、オンデューティを増加させる。また、制御回路79は、パルス信号のオンデューティの減少に伴って電流検出回路Aにより検出された電流値が変化せず、且つパルス信号のオンデューティの増加に伴って電流検出回路Aにより検出された電流値が変化しない場合、オンデューティを減少させる。これにより、電源回路20は、熱電変換素子74の特性と温度によって定まる理想電流曲線に沿って熱電変換素子74から電力を取り出すことができる。
【0146】
また、電源回路20は、熱から発電した電力が負荷回路Xによって消費されると、交流電源Eから負荷回路Xに電力が供給されるように電力の供給源を切り替える。これにより、電源回路20は、二次電池76に電力が残っている場合に二次電池76の電力を利用し、二次電池76に電力が残っていない場合に交流電源Eの電力を利用することができる。これにより、電源回路20は、電力消費の効率を向上させることができる。
【0147】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
熱によって電力を生成する熱電変換素子と、
前記熱電変換素子から定電流を取り出す可変定電流回路と、
前記可変定電流回路により取り出された電流に基づいて定電圧を出力する電圧変換回路と、
前記可変定電流回路を制御することにより、前記熱電変換素子から前記可変定電流回路が取り出す定電流の目標値を変化させる制御回路と、
を具備する電源回路。
[C2]
前記制御回路は、前記熱電変換素子から前記可変定電流回路が取り出す定電流の目標値を変化させた際の、前記熱電変換素子から前記可変定電流回路に流れる電流の値の変化に基づいて、前記可変定電流回路が取り出す定電流の目標値を制御するC1に記載の電源回路。
[C3]
前記可変定電流回路は、
前記熱電変換素子に直列接続されたインダクタと、
前記熱電変換素子に直列接続された第1のスイッチング素子と、
前記熱電変換素子に直列接続され、前記熱電変換素子から前記可変定電流回路に流れる電流の電流値を検出する電流検出回路と、
前記インダクタと前記第1のスイッチング素子との接続点と、前記第1のスイッチング素子の他方の端子との間に直列接続された第2のスイッチング素子と、
前記インダクタと前記第1のスイッチング素子との接続点と、前記第1のスイッチング素子の他方の端子との間に直列接続された平滑キャパシタと、
前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子をオンオフさせるパルス信号を前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子に入力するドライバ回路と、
を具備し、
前記制御回路は、
前記パルス信号のオンデューティの減少に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が減少し、且つ前記パルス信号のオンデューティの増加に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が変化しない場合、オンデューティを変えず、
前記パルス信号のオンデューティの減少に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が減少し、且つ前記パルス信号のオンデューティの増加に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が増加する場合、オンデューティを増加させ、
前記パルス信号のオンデューティの減少に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が変化せず、且つ前記パルス信号のオンデューティの増加に伴って前記電流検出回路により検出された電流値が変化しない場合、オンデューティを減少させる、
C2に記載の電源回路。
[C4]
前記可変定電流回路により取り出された電流により充電される二次電池と、
交流電源からの電力を負荷回路に供給する第1のコンバータと、
前記二次電池の電力を負荷回路に供給する第2のコンバータと、
をさらに具備し、
前記制御回路は、
前記二次電池の残量が予め設定された閾値未満である場合、前記第1のコンバータを動作させ、前記第2のコンバータを停止させ、
前記二次電池の残量が予め設定された閾値以上である場合、前記第1のコンバータを停止させ、前記第2のコンバータを動作させるC1乃至3のいずれか1項に記載の電源回路。
[C5]
交流電源からの電力により熱定着負荷を加熱する熱定着器をさらに具備し、
前記熱電変換素子は、前記熱定着器により生じた熱により電力を生成し、
前記制御回路は、前記熱定着器の動作に応じて前記可変定電流回路を動作させるC1乃至4のいずれか1項に記載の電源回路。
[C6]
熱定着負荷の熱によって印刷媒体にトナー像を定着させる画像形成部と、
前記熱定着負荷を加熱するとともに、負荷に電力を供給する電源回路と、を備える画像形成装置であって、
前記電源回路は、
交流電源からの電力により熱定着負荷を加熱する熱定着器と、
前記熱定着器により生じた熱により電力を生成する熱電変換素子と、
前記熱電変換素子から定電流を取り出す可変定電流回路と、
前記可変定電流回路により取り出された電流に基づいて定電圧を出力する電圧変換回路と、
前記熱定着器の動作に応じて前記可変定電流回路を動作させ、前記可変定電流回路を制御することにより、前記熱電変換素子から前記可変定電流回路が取り出す定電流の目標値を変化させる制御回路と、
を具備する画像形成装置。
【符号の説明】
【0148】
1…画像形成装置、11…筐体、12…原稿台、13…スキャナ部、14…自動原稿搬送部、15…給紙カセット、16…排紙トレイ、17…画像形成部、18…搬送部、19…主制御部、20…電源回路、31…ガラス板、32…載置面、33…空間、41…ドラム、42…露光器、43…現像器、44…転写ベルト、45…転写ローラ、46…定着ローラ、47…熱定着負荷、51…取込ローラ、52…給紙搬送路、53…排紙搬送路、54…反転搬送路、71…全波整流回路、72…絶縁DCDC回路、73…熱定着器、74…熱電変換素子、75…A−CC回路、76…二次電池、77…残量検知回路、78…DCDC回路、79…制御回路、81…第1のPWMパルス生成器、82…フォトカプラ、83…全波整流回路、84…ハーフブリッジ交互パルス生成器、85…第2のPWMパルス生成器、86…第1の同期整流パルス生成器、87…第3のPWMパルス生成器、88…第2の同期整流パルス生成器、C1…第1のキャパシタ、C2…第2のキャパシタ、C3…第3のキャパシタ、C4…第4のキャパシタ、C5…第5のキャパシタ、C6…第6のキャパシタ、L1…第1のインダクタ、L2…第2のインダクタ、L3…第3のインダクタ、SW1…第1のスイッチング素子、SW2…第2のスイッチング素子、SW3…第3のスイッチング素子、SW4…第4のスイッチング素子、SW5…第5のスイッチング素子、SW6…第6のスイッチング素子、SW7…第7のスイッチング素子、T1…一次巻線、T2…二次巻線、V1…第1の電圧検出回路、V2…第2の電圧検出回路。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14