(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記照明器具は、前記枠状部材を有している照明器具本体と、前記照明器具本体に設けられている設備機器と、前記照明器具本体に着脱自在に設けられ、前記設備機器を収納する設備カバーとを有し、
前記設備カバーは、前記設備機器の下に設けられている意匠面部を有し、
前記カバーは、前記光源部の下に設けられている下面部を有し、
各前記受部の各前記スリット部は、水平方向に延びており、前記第1スリットの上端に繋がっている第3スリットを有し、
各前記軸部材が各前記第3スリットに位置しており且つ前記設備カバーが前記照明器具本体に取り付けられているときにおいて、前記カバーの前記下面部は、前記設備カバーの前記意匠面部の上に位置している
請求項1又は2に記載の照明装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
以下、図面を適宜参照しながら実施の形態について説明する。なお、
図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
【0010】
<実施の形態1の構成>
図1は、実施の形態1に係る照明装置1の斜視図である。
図2は、実施の形態1に係る照明装置1を分解した状態を下側から示す斜視図である。
図3は、実施の形態1に係る照明装置1を分解した状態を上側から示す斜視図である。
図4は、実施の形態1に係る照明装置1の照明器具10及びカバー30の断面図である。
図5は、実施の形態1に係る照明装置1の照明器具10の下面図である。
図6は、
図5に示す照明器具10にカバー30を取り付けた状態を示す下面図である。なお、
図4〜
図6において、光源ユニット20は本体部120から取り外されている。また、
図4は、
図6に示すA−A断面を示している。
図5において、カバー30は照明器具10から取り外されている。
【0011】
図1〜
図3に示すように、照明装置1は、矩形状の枠状部材110A等を有する照明器具10と、照明器具10に着脱自在に設けられている光源ユニット20と、光源ユニット20を収容し、光が透過するカバー30とを備えている。また、
図3及び
図4に示すように、照明装置1は、カバー30を照明器具10に取り付けているカバー取付部330と、カバー30に取り付けられた長尺状の補強部材340とを備えている。更に、図中のX方向は照明装置1の短手方向であり、Y方向は照明装置1の長手方向であり、Z1方向は上方向であり、Z2方向は下方向である。また、X方向及びY方向は水平面に平行である。
【0012】
図1〜
図3に示すように、照明器具10は、照明装置1の外郭を構成している照明器具本体110と、照明器具本体110に固定され、カバー30を支持する支持部113と、照明器具本体110に固定されている受部114と、光源ユニット20を収容する凹状部121が形成されている本体部120と、を備えている。
【0013】
照明器具本体110は、本体部120を囲み、照明装置1の側面外郭を構成している枠状部材110Aと、本体部120の上側に設けられている天面部材110Bとを備えている。枠状部材110Aは、互いに平行な一対の側面部111と、互いに平行な一対の側面部112とを有する矩形状の金属製の枠体である。枠状部材110Aの内側には光源ユニット20、カバー30及び本体部120等が配置されている。天面部材110Bは、矩形状の金属製の板状部材である。天面部材110Bの下側には、支持部113、受部114及び本体部120等が配置されている。側面部111は、Y方向に平行に設けられている板状部材である。
図4に示すように、側面部111の下部には、カバー30に沿って設けられ、照明器具10の内部構造を隠している意匠面部111Aが形成されている。側面部112はX方向に平行に設けられている板状部材である。側面部112には支持部113及び受部114がX方向に並んで設けられている。
図5に示すように、照明器具10にはカバー30等が挿入される隙間11が形成されている。隙間11は、X−Y面内において、枠状部材110Aよりも内側であって本体部120よりも外側に形成されている。隙間11は、側面部111と本体部120との間に形成され、Y方向に延びる隙間11Aと、支持部113と本体部120との間に形成され、X方向に延びる隙間11Bとを含んでいる。カバー30が光源ユニット20を収容している状態において、隙間11A及び隙間11Bにはカバー30の上端部が挿入される。また、カバー30が光源ユニット20を収容している状態において、隙間11Aには補強部材340も挿入される。側面部112は第1側面部に対応し、側面部111は第2側面部に対応する。
【0014】
支持部113は側面部112及び天面部材110Bに固定されている。支持部113には、後述の
図11及び
図14に示す固定部材332が締結される。これにより、支持部113はカバー取付部330及びカバー30を支持する。
図2及び
図5に示すように、支持部113は、本体部120との間に隙間11Bをあけて設けられている板状部113Aと、カバー取付部330が取り付けられる締結面部113Bと、天面部材110Bに固定されている第1固定面部113Cとを備えている。板状部113Aの上端部は第1固定面部113Cに繋がっており、板状部113Aの下端部は締結面部113Bに繋がっている。また、後述の
図13〜
図15に示すように、支持部113は、側面部112に固定されている第2固定面部113Dを備えている。第2固定面部113Dの下端部は、締結面部113Bの端部のうち、X方向に平行であって側面部112に近い方の端部に繋がっている。受部114の構成は、
図11で詳しく説明する。
【0015】
本体部120は、光源ユニット20を収容する凹状部121と、凹状部121に設けられ、光源ユニット20を着脱自在に保持するバネ部122と、図示省略の電源線が取り付けられる端子台123とを備えている。また、
図3及び
図5に示すように、天面部材110Bには、照明装置1を建物等に固定する吊りボルトが挿入される固定孔124と、電源線を通す電源線孔125とが形成されている。本体部120にも、固定孔124と電源線孔125とが形成されている。
【0016】
図2及び
図3に示すように、光源ユニット20は、長尺状の光源カバー21と、バネ部122に保持されるバネ受部22と、端子台123に電気的に接続される点灯装置23と、光源カバー21等が取り付けられている長尺状のフレーム24とを備えている。また、光源ユニット20は、図示を省略しているが、光源としてのLED(Light Emitting Diode)と、LEDが実装されている回路基板とを備えている。LED及び回路基板は、光源カバー21とフレーム24との間に収容されている。フレーム24の下面には回路基板が固定され、フレーム24の上面には点灯装置23が固定されている。バネ受部22はフレーム24の上面に設けられている。光源ユニット20は光源部に対応する。なお、実施の形態1において照明装置1が光源ユニット20を備えている形態を一例に説明したがそれに限定されるものではなく、照明装置1が光源ユニット20の代わりに蛍光灯を備えている形態であってもよい。
【0017】
カバー30は光が透過する樹脂製部材である。カバー30は、照明器具10に回動自在に保持されている。
図1〜
図4に示すように、カバー30は、光源ユニット20の下に位置している下面部310Aを有する主カバー部310と、主カバー部310のY方向における端部に設けられている一対の面部320とを備えている。一対の面部320は互いに平行に設けられている。主カバー部310と面部320とが溶着又は接着されることで、主カバー部310と面部320とは一体になっている。主カバー部310は下面部310Aに加えて一対の面部310Bを有している。一対の面部310Bは互いに平行に設けられている。面部310Bは、面部310Bの端部のうちY方向に平行な端部に繋がっている。面部320の上端部は隙間11Bに挿入され、面部310Bの上端部は隙間11Aに挿入される。カバー取付部330の構成及び補強部材340の構成は、
図7〜
図11で詳しく説明する。
【0018】
図7は、実施の形態1に係る照明装置1のカバー30等を示す斜視図である。
図8は、
図7に示すカバー30等を分解した状態を示す斜視図である。
図9は、
図8に示す破線部分の拡大図である。
図10は、被支持部カバー331a及び引掛部331bから固定板331dを外した状態を示す斜視図である。
図11は、受部114の斜視図である。
図7〜
図11及び上述した
図2、5を参照し、照明装置1の構成を説明する。
【0019】
図7に示すように、各面部320にはカバー取付部330が設けられている。つまり、照明装置1は一対のカバー取付部330を備えている。カバー取付部330は、枠状部材110Aの内側に配置されている。
図2、
図5及び
図9に示すように、カバー取付部330は、支持部113によって支持される金属製の被支持部331と、支持部113の締結面部113Bに締結され、被支持部331を支持部113に固定する固定部材332とを備えている。1つのカバー取付部330には2つの固定部材332が設けられている。また、カバー取付部330は、被支持部331を面部320に固定する固定部材333aと、被支持部331を面部320に固定する固定部材333bとを備えている。
図9に示すように、固定部材333aは、被支持部331の孔部331b0と、面部320の孔部320aとに挿入される。固定部材333bも孔部331b0と孔部320aとに挿入される。固定部材332、固定部材333a及び固定部材333bは、ネジ及びワッシャー等で構成される。
【0020】
図9及び
図10に示すように、被支持部331は、ドライバー等の工具を挿入する操作孔331a1が形成されている板状の被支持部カバー331aと、カバー30の面部320に固定されている板状の引掛部331bと、引掛部331bに設けられている軸部材331cと、固定部材332が挿入され、支持部113の締結面部113Bに固定される板状の固定板331dとを備えている。
【0021】
被支持部カバー331a及び引掛部331bは金属製の板材を曲げ加工等することで形成される。被支持部カバー331aは固定板331dの下に設けられている。固定部材332は被支持部カバー331aによって隠されているが、固定部材332は操作孔331a1において露出している。引掛部331bは、一対の側面部111のうちの一方の側面部111側に設けられている端部331b1と、一対の側面部111のうちの他方の側面部111側に設けられている端部331b2と、上端部に設けられている軸固定部331b3とを備えている。ここで、引掛部331bは軽量化のために長方形になっていない。つまり、引掛部331bの端部331b1側よりも引掛部331bの端部331b2側の方が、Z1方向の幅が小さくなっている。軸固定部331b3は、端部331b1よりも上に位置しており、軸固定部331b3には軸部材331cが固定されている。軸部材331cはカバー30が回動するときの軸となる構成である。つまり、照明装置1が軸部材331cを備えることで、カバー30は照明器具10に回動自在に保持される。
図9及び
図10に示すように、固定板331dは、支持部113の締結面部113Bに固定される固定面部331d1と、被支持部カバー331aに固定される固定面部331d2と、引掛部331bに固定される固定面部331d3とを備えている。なお、固定面部331d2と被支持部カバー331aとを固定する固定部材、及び、固定面部331d3と引掛部331bとを固定する固定部材は、図示を省略しているが、ネジを採用することができる。
【0022】
図11に示すように、受部114は、軸部材331cが挿入されるスリット部114aを有するスリット形成面部114Aと、天面部材110Bに固定される固定面部114Bと、側面部111に固定される固定面部114Cとを備えている。スリット部114aは、上下に延びているスリットSr1と、スリットSr1の下端に繋がっているスリットSr2と、スリットSr2の端のうちスリットSr1に繋がっていない方の端に繋がっているスリットSr3と、スリットSr3の上端に繋がっているスリットSr4とを含んでいる。スリットSr1はZ2方向に平行に延びている。スリットSr2は、一方の側面部111側から他方の側面部111側へ延びている。スリットSr2は水平方向、すなわちX方向に平行に延びている。スリットSr3はZ1方向に平行に延びている。スリットSr4はX方向に平行に延びている。スリットSr1は第1スリットに対応し、スリットSr2は第2スリットに対応している。固定面部114Bには天面部材110Bに締結されるネジが挿入される孔部114B1が形成されている。固定面部114Cには側面部111に締結されるネジが挿入される孔部114C1が形成されている。
【0023】
図7〜
図9に示すように、主カバー部310の各面部310Bには補強部材340が設けられている。つまり、照明装置1は一対の補強部材340を備えている。補強部材340は樹脂製であってもよいし、金属製であってもよい。補強部材340はカバー30を構成する樹脂よりも熱膨張しにくい樹脂で構成するとよい。面部310Bには、補強部材340を面部310Bに固定する固定部材340aが挿入される孔部310B1が形成されている。
図9に示すように、補強部材340はカバー30の内面Srf1に設けられ、カバー取付部330はカバー30の外面Srf2に設けられている。補強部材340は、面部310Bに固定される固定面部340Aと、固定面部340Aの上端及び固定面部340Aの下端に形成されているリブ部340Bとを備えている。
図9に示すように、固定面部340Aには固定部材340aが締結される孔部340A1が形成されている。また、
図8及び
図9に示すように、補強部材340は、一対の面部320のうちの一方の面部320側に設けられている端部340Cと、一対の面部320のうちの他方の面部320側に設けられている端部340Dとを備えている。端部340Cには固定部材333aが締結されている。つまり、面部320は補強部材340の端部340Cと被支持部331との間に挟まれている。また、固定部材333aは、被支持部331の孔部331b0及び面部320の孔部320aに挿入されるとともに、補強部材340の端部340Cに締結されている。端部340Dも端部340Cと同様の構成である。つまり、端部340Dには固定部材333aが締結されている。面部320は補強部材340の端部340Dと被支持部331との間に挟まれている。また、固定部材333aは、被支持部331の孔部331b0及び面部320の孔部320aに挿入されるとともに、補強部材340の端部340Dに締結されている。このように、補強部材340は、固定部材333aによって被支持部331に連結されている。
【0024】
図12は、被支持部331によって固定部材332が隠れる様子を説明する図である。固定部材332の頭部は、被支持部カバー331aと固定板331dとの間に形成される空間SPに配置されている。なお、固定部材332の頭部にはドライバー等の工具を差し込む溝が形成されている。固定部材332の頭部が被支持部カバー331aによって保護されるため、固定部材332は破損しにくくなっている。また、照明装置1のメンテナンスの作業者以外の者によって、カバー30が意に反して取り外されてしまうことを回避することができる。
【0025】
<実施の形態1の動作>
実施の形態1の動作を
図13〜
図15と上述した
図11とを参照して説明する。
図13は、軸部材331cが受部114のスリットSr1の上端に位置している状態の照明装置1を示している。
図13に示す状態において、軸部材331cはスリットSr1の上端に位置している。
図13に示す状態において、支持部113がカバー取付部330及びカバー30を保持しており、受部114はカバー取付部330及びカバー30を保持していない。また、
図13に示す状態において、カバー30は、一対の側面部111のうちの一方の側面部111と、一対の側面部111のうちの他方の側面部111との間に配置されている。
【0026】
図14は、軸部材331cが受部114のスリットSr1の下端に位置している状態の照明装置1を示している。
図14は、
図13に示す照明装置1の固定部材332の締結を解除した状態を示している。固定部材332の締結を解除することで、軸部材331cはスリットSr1を移動自在になる。
図14に示す状態において、受部114のスリット部114aはカバー取付部330及びカバー30を保持している。このため、照明装置1の固定部材332の締結を解除しても、カバー30が照明器具10から脱落することがない。また、
図14に示す状態において、カバー30は、一対の側面部111よりも下側に配置されている。したがって、
図14に示す状態において、カバー30をX方向に平行に移動させても、カバー30の面部310Bが側面部111の意匠面部111Aに干渉してしまうことを回避できる。ここで、
図14に示す状態においてカバー30を回動させようとすると、面部310Bと意匠面部111Aとが干渉することはないが、カバー取付部330の端部331b2と意匠面部111Aとが干渉してしまう。このため、
図14に示す状態においてカバー30を回動させることはできない。
【0027】
図15は、軸部材331cが受部114のスリットSr2の端のうちスリットSr3に繋がっている方の端に位置している状態の照明装置1を示している。
図15は、
図14に示す軸部材331cをX方向とは逆方向にスライド移動させた状態を示している。軸部材331cをX方向とは逆方向にスライド移動させることで、カバー取付部330の端部331b2と意匠面部111Aとの間のX方向の間隔が広がる。その結果、
図15に示す状態のように、カバー30を回動させることができるようになる。そして、カバー30を回動させることで光源ユニット20を露出させることができる。なお、カバー30で光源ユニット20を収容する場合には、
図13〜
図15で説明してきた動作を逆の順番で行えばよい。また、カバー30を照明器具10から取り外す場合には、軸部材331cをスリットSr3及びスリットSr4の順番で移動させる。これにより、軸部材331cがスリット部114aから外れ、カバー30を照明器具10から外すことができる。
【0028】
<実施の形態1の効果>
次に実施の形態1の効果について説明する。カバー30は、照明器具10に回動自在に保持されている。このため、照明装置1のメンテナンス作業を行うときにおいて、作業者がカバー30を回動させて光源ユニット20を露出させても、カバー30が照明器具10から脱落することがない。つまり、作業者はカバー30を照明器具10から取り外さなくても光源ユニット20の着脱等のメンテナンス作業をすることができる。したがって、照明装置1はカバー30の開放を要するメンテナンス作業の負担が抑制されている。また、照明装置1は建物の天井等といった高所に設置されるため、照明装置1のメンテナンス作業時には例えば脚立が用いられる。従来の照明装置において、作業者は脚立に登って照明器具からカバーを取り外すと、作業者は脚立から降りてカバーを仮置きし、再び脚立に登って作業をすることになる。つまり、従来の照明装置ではカバーを仮置きする分、メンテナンス作業の負担が増大してしまう。照明装置1は作業者がカバー30を回動させてもカバー30が照明器具10から脱落しない構成であるため、照明装置1は、カバー30を仮置きする作業を無くすことができる分、メンテナンス作業の負担が抑制されている。
【0029】
カバー30の面部320にはカバー30が回動するときの軸となる軸部材331cが設けられている。また、照明器具10は、側面部112に設けられ、カバー30が回動するときに軸部材331cを保持する受部114を有している。このように、照明装置1は軸部材331c及び受部114を備えているので、作業者はカバー30を回動させて光源ユニット20を容易に露出させることができる。
【0030】
受部114のスリット部114aはスリットSr1及びスリットSr2を有している。ここで、
図13に示すように、軸部材331cがスリットSr1の上端に位置しているときにおいて、カバー30は一対の側面部111のうちの一方の側面部111と一対の側面部111のうちの他方の側面部111との間に配置される。このため、
図13に示す状態において、カバー30は一方の側面部111と他方の側面部111との間の領域を覆うことができる。したがって、
図13に示す状態において、カバー30は、光源ユニット20及び本体部120の露出を回避することができ、光源ユニット20及び本体部120をより確実に保護することができる。また、軸部材331cがスリットSr1の上端に位置しているときにおいて、カバー30は枠状部材110Aの内側に入り込んでいる。このため、
図13に示す状態において、光源ユニット20及び本体部120がカバー30と意匠面部111Aとの間から露出してしまうことを回避することができる。つまり、照明装置1の意匠性が向上する。
【0031】
軸部材331cがスリットSr1の下端にスライド移動すると、カバー30が、スライド移動の分だけ照明器具10から離間する。つまり、軸部材331cがスリットSr1の下端に位置しているときにおいて、カバー30は、側面部111よりも下側に配置される。このため、
図14に示すように軸部材331cがスリットSr1の下端にスライド移動することで、カバー30を動かしたときにおいてカバー30と意匠面部111Aとが干渉しにくくなる。更に、
図15に示すように軸部材331cが受部114のスリットSr2の端のうちスリットSr3に繋がっている方の端にスライド移動することで、カバー30を動かしたときにおいてカバー取付部330の端部331b2と意匠面部111Aとが干渉しにくくなる。このように、照明装置1は軸部材331cをスライド移動させる構成を有しているので、照明装置1は光源ユニット20及び本体部120をより確実に保護する効果と意匠性が向上する効果とを有するだけでなく、カバー30を動かしたときにおいてカバー30と照明器具10との干渉及びカバー取付部330と照明器具10との干渉を抑制できる効果を有する。
【0032】
なお、スリット部114aはスリットSr2を有していなくても、カバー取付部330の形状を変更することでカバー30を回動させることができる。具体的には、
図14に示す状態において、端部331b2が意匠面部111Aと干渉しないように端部331b2が例えば凹形状を有しているとよい。これにより、
図14に示す状態においてカバー30を回動させても、端部331b2が意匠面部111Aと干渉することを回避することができる。
【0033】
照明装置1のカバー取付部330は支持部113に支持されている。このため、
図13に示す状態において、カバー30が下に移動してしまうことを防止することができる。
【0034】
照明器具10には、枠状部材110Aよりも内側であって本体部120よりも外側に隙間11が形成されている。また、カバー30が光源ユニット20を収容している状態において、カバー30の上端部は隙間11に挿入されている。カバー30の上端部が隙間11に挿入される分、カバー30は照明器具10に深く入り込む。このため、カバー30はより確実に光源ユニット20及び本体部120を収容することができ、照明装置1は光源ユニット20及び本体部120をより確実に保護することができる。また、カバー30の上端部が隙間11に挿入されるので隙間11がカバー30によって埋められる。このため、隙間11を介して照明装置1の内部構造が露出してしまうことを回避することができる。つまり、照明装置1の意匠性が向上する。
【0035】
カバー30とは別部材の金属製の被支持部331が照明器具10に保持されている。このため、カバー30等が振動したときには、金属製の被支持部331が照明器具10と摺動することになる。被支持部331は樹脂製ではなく金属製であるため破壊しにくく、被支持部331は照明器具10と摺動しても破損しにくい。
【0036】
補強部材340はカバー30の内面Srf1に設けられているので、カバー30が照明器具10に取り付けられている状態において、補強部材340はカバー30によって見えにくくなっている。このため、照明装置1の意匠性が向上する。
【0037】
補強部材340は被支持部331に連結されている。その結果、補強部材340と被支持部331とが支え合うことになり、カバー30に振動等が加わっても、カバー30の破損が抑制される。例えば面部320に投射物が当たって面部320が変位しようとする場合において、面部320の被支持部331は補強部材340と連結しているので、面部320の変位が補強部材340により妨げられ、カバー30の破損が抑制される。また、例えば面部310Bに投射物が当たって面部320が変位等しようとする場合において、面部310Bの補強部材340は被支持部331と連結しているので、面部310Bの変位等が被支持部331により妨げられ、カバー30の破損が抑制される。また、カバー30が熱収縮しようとしても面部320の変位及び面部310Bの変位が妨げられ、その結果、カバー30の熱収縮が抑制される。
【0038】
面部320は補強部材340と被支持部331との間に挟まれている。つまり、補強部材340の一部と被支持部331の一部とは面部320を介して向かい合うことになる。その結果、補強部材340と被支持部331とが支え合う効果が更に高まる。つまり、カバー30に振動等が加わっても、カバー30の破損が更に抑制される。例えば面部320に投射物が当たって面部320がY方向に変位しようとする場合において、面部320とともに被支持部331もY方向に変位しようとする。このとき、補強部材340の一部と被支持部331の一部とは面部320を介して向かい合っているので、被支持部331がY方向に変位しようとすると、被支持部331は面部320を介して補強部材340に押し返され、Y方向の変位がより妨げられる。その結果、カバー30の破損がより抑制される。また、例えば面部310Bに投射物が当たって面部310BがY方向に変位しようとする場合において、面部310Bとともに補強部材340もY方向に変位しようとする。このとき、補強部材340の一部と被支持部331の一部とは面部320を介して向かい合っているので、補強部材340がY方向に変位しようとすると、補強部材340は面部320を介して被支持部331に押し返され、Y方向の変位がより妨げられる。その結果、カバー30の破損がより抑制される。また、カバー30が熱収縮しようとしても面部320の変位及び面部310Bの変位がより妨げられ、その結果、カバー30の熱収縮がより抑制される。
【0039】
各補強部材340の端部340Cは一対の面部320のうちの一方の面部320の被支持部331に連結されている。また、各補強部材340の端部340Dは一対の面部320のうちの他方の面部320の被支持部331に連結されている。このため、
図3に示すように、一対の補強部材340及び一対の被支持部331を合わせた形状は環状をなしている。このため、カバー30の破損が抑制される効果及びカバー30の熱収縮が抑制される効果が、カバー30の周方向でばらついてしまうことを抑制することができる。
【0040】
被支持部331は枠状部材110Aの内側に配置されている。このため、被支持部331が露出しにくくなり、照明装置1の意匠性が向上する。
【0041】
カバー30は一体成型された樹脂製部材ではなく、面部320及び主カバー部310は別々に成型された樹脂製部材である。そして、面部320と主カバー部310とは溶着又は接着されて固定される。このため、カバー30が補強部材340を備えていなければ、その分、面部320と主カバー部310との溶着部分又は接着部分は剥がれてしまいやすくなる。しかし、照明装置1は補強部材340を備えている。それに加えて、面部320は補強部材340と被支持部331との間に挟まれており、且つ、補強部材340は被支持部331に連結されている。このため、照明装置1に振動等が加わった場合及びカバー30が熱収縮する場合において、上述のように面部320等の変位が抑制される。したがって、面部320と主カバー部310との溶着部分又は接着部分の剥がれが抑制される。
【0042】
実施の形態2.
実施の形態2では、実施の形態1と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
【0043】
<実施の形態2の構成>
図16は、実施の形態2に係る照明装置1000の斜視図である。
図17は、実施の形態2に係る照明装置1000を分解した状態を下側から示す斜視図である。
図18は、実施の形態2に係る照明装置1000を分解した状態を上側から示す斜視図である。なお、
図18において、光源ユニット1020は図示を省略している。実施の形態2に係る照明装置1000は、複数の光源ユニット1020と、スピーカを有している設備機器1130と、設備機器1130を収納する設備カバー1400とを備えた形態である。なお、設備機器1130は、スピーカの他に、カメラ及び無線装置等を有していてもよい。
【0044】
照明装置1000は、2つの枠状部材1110Aを有する照明器具1010と、照明器具1010に着脱自在に設けられている2つの光源ユニット1020と、各光源ユニット1020を収容し、各枠状部材1110Aの内側に設けられているカバー1030とを備えている。また、照明装置1000は、各カバー1030を照明器具1010に取り付けているカバー取付部1330と、各カバー1030に取り付けられた長尺状の補強部材1340とを備えている。
【0045】
照明器具1010は、2つの枠状部材1110Aを有する照明器具本体1110と、照明器具本体1110に固定されている受部1114と、各枠状部材1110Aの内側に設けられている本体部1120と、上述の設備機器1130と、上述の設備カバー1400とを備えている。枠状部材1110Aは、互いに平行な一対の側面部1111と、側面部1112と、側面部1112に平行な側面部1410とを有する矩形状の金属製の枠体である。側面部1111及び側面部1112は照明装置1000の側面外郭を構成している。側面部1410は、設備機器1130と本体部1120との間に設けられている。側面部1111には受部1114が設けられている。側面部1111と本体部1120との間には隙間1111Aが形成されている。側面部1112と本体部1120との間には隙間1111Bが形成されている。受部1114は各枠状部材1110Aに2つずつ設けられている。つまり、照明装置1000は4つの受部1114を備えている。本体部1120は光源ユニット1020を収容する凹状部1121と、光源ユニット1020を着脱自在に保持するバネ部1122とを備えている。また、2つの本体部1120のうちの一方は端子台1123を備えている。設備機器1130は照明器具本体1110に設けられている。設備機器1130は一方の側面部1410と他方の側面部1410との間に設けられている。設備カバー1400は設備機器1130の下に設けられている平板状の意匠面部1400Aを備えている。意匠面部1400Aには設備機器1130のスピーカの音波を通す孔部1400aが形成されている。意匠面部1400Aはネジによって側面部1410に固定される。
図17及び
図18に示すように、設備カバー1400が側面部1410に取り付けられている状態において、カバー1030の下面部1310Aは、設備カバー1400の意匠面部1400Aの上面1400Bの上に位置している。側面部1111は第1側面部に対応し、側面部1112及び側面部1410は第2側面部に対応する。
【0046】
光源ユニット1020は、長尺状の光源カバー1021を備えている。光源ユニット1020の構成は光源ユニット20と同様である。つまり、光源ユニット1020は、図示は省略しているが、点灯装置、フレーム、光源及び回路基板を備えている。
【0047】
カバー1030は照明器具1010に回動自在に保持されている。カバー1030は、下面部1310A及び互いに向かい合う一対の面部1310Bを有する主カバー部1310と、主カバー部1310に溶着又は接着されている面部1320とを備えている。一対の面部1310Bは互いに平行である。なお、カバー1030の面部1320は対をなしていない。つまり、カバー1030は側面部1112側に設けられている面部1320を備えているが、カバー1030は設備機器1130側が解放されている。面部1310Bにはネジが挿入される孔部1310B1が形成されている。面部1320には、補強部材1340をカバー1030に固定する固定部材が挿入される孔部1320Aが形成されている。カバー1030が照明器具1010に取り付けられている状態において、面部1310B及び補強部材1340は隙間1111Aに挿入され、面部1320は隙間1111Bに挿入されている。
【0048】
図19は、受部1114の斜視図である。
図20は、被支持部1331等を示す斜視図である。
図19及び
図20と、上述した
図16〜
図18とを参照し、引き続き照明装置1000の構成を説明する。
図20に示すように、各面部1310Bにはカバー取付部1330が設けられている。カバー取付部1330は面部1310Bに固定されている。カバー取付部1330は棒状部の被支持部1331と、被支持部1331の上端部に設けられている軸部材1331cとを備えている。
【0049】
図19に示すように、受部1114は、軸部材1331cが挿入されるスリット部1114aを有するスリット形成面部1114Aと、天面部材1110Bに固定される固定面部1114Bとを備えている。また、受部1114は、スリット形成面部1114Aの下端部に繋がっている下面部1114Cと、下面部1114Cに繋がっており、側面部1111に固定される固定面部1114Dとを備えている。スリット部1114aは、側面部1112側から側面部1410側へ延びるスリットSr10と、スリットSr10に繋がっており、上下に延びているスリットSr11と、スリットSr11の下端に繋がっているスリットSr12とを含んでいる。また、スリット部1114aは、スリットSr12の端のうちスリットSr11に繋がっていない方の端に繋がっているスリットSr13と、スリットSr13の上端に繋がっているスリットSr14とを含んでいる。スリットSr10は水平方向、すなわちY方向に平行に延びている。スリットSr11はZ2方向に平行に延びている。スリットSr12は、側面部1410側から側面部1112側へ延びている。具体的には、スリットSr12はY方向に平行に延びている。スリットSr13はZ1方向に平行に延びている。スリットSr4はY方向に平行に延びている。スリットSr10は第3スリットに対応し、スリットSr11は第1スリットに対応し、スリットSr12は第2スリットに対応している。
【0050】
図20に示すように、主カバー部1310の各面部1310Bには補強部材1340が設けられている。補強部材1340はカバー1030の内面Srf1に設けられている。また、カバー取付部330についてもカバー1030の内面Srf1に設けられている。補強部材1340は、面部1310Bに固定される固定面部1340Aと、固定面部1340Aの上端及び固定面部1340Aの下端に形成されているリブ部1340Bとを備えている。補強部材1340は、設備機器1130側に設けられている端部1340Cと、面部1320側に設けられている端部1340Dとを備えている。カバー取付部1330及び端部1340Cは、面部1310Bに固定されている。孔部1310B1を通る図示省略の固定部材は端部1340C及びカバー取付部1330に挿入しており、端部1340C及びカバー取付部1330は面部1310Bに固定されている。
【0051】
<実施の形態2の動作>
実施の形態2の動作を
図21〜
図27を参照して説明する。
図21は、軸部材1331cがスリットSr10の終端に位置している状態の照明装置1000を示している。
図22は、軸部材1331cがスリットSr10の終端に位置している状態を示す図である。
図21に示す状態において、照明器具1010には設備カバー1400が取り付けられているため、カバー1030は回動しない。また、
図21に示す状態において、面部1320の上端は側面部1112に突き当たるため、カバー1030は回動しない。
図21に示す状態において、カバー1030は、側面部1112と側面部1410との間に配置されている。
【0052】
図23は、軸部材1331cがスリットSr11の上端に位置している状態の照明装置1000を示している。
図23は、
図21に示す照明器具1010から設備カバー1400を取り外した状態を示している。軸部材1331cは移動させていないので、軸部材1331cの位置は
図22に示す位置と同じである。
【0053】
図24は、軸部材1331cがスリットSr11の下端に位置している状態の照明装置1000を示している。
図25は、軸部材1331cがスリットSr11の下端に位置している状態を示す図である。
図24は軸部材1331cをスリットSr10の終端からスリットSr11の下端までスライド移動させた状態を示している。
図24に示す状態において、受部1114のスリット部1114aは軸部材1331cを保持している。このため、設備カバー1400を照明器具1010から取り外しても、カバー1030が照明器具1010から脱落することがない。また、
図24に示す状態において、カバー1030は、側面部1112よりも下側に配置されている。したがって、
図24に示す状態において、カバー1030をY方向に平行に移動させても、カバー1030の面部1320が側面部1112に干渉してしまうことを回避できる。ここで、
図24に示す状態において、カバー1030を回動させると、面部1310Bと側面部1410とが干渉し、光源ユニット1020が露出しない。そこで、次に説明するように、軸部材1331cをスリットSr11の下端からスリットSr12の下端までスライド移動させる。
【0054】
図26は、軸部材1331cがスリットSr12の端のうちスリットSr13に繋がっている方の端に位置している状態の照明装置1000を示している。
図27は、軸部材1331cがスリットSr12の端のうちスリットSr13に繋がっている方の端に位置している状態を示す図である。
図26は軸部材1331cをスリットSr11の下端からスリットSr12の下端までスライド移動させた状態を示している。軸部材1331cを
図25に示す位置から
図26に示す位置までスライド移動させたことで、面部1310Bと側面部1410との間のY方向の間隔が広がる。その結果、
図26に示す状態のように、カバー1030を回動させることができるようになる。そして、カバー1030を回動させることで光源ユニット1020を露出させることができる。なお、カバー1030を照明器具1010から取り外す場合には、軸部材1331cをスリットSr13及びスリットSr14の順番で移動させる。これにより、軸部材1331cがスリット部1114aから外れ、カバー1030を照明器具1010から外すことができる。
【0055】
<実施の形態2の効果>
次に、実施の形態2の効果について説明する。実施の形態2は実施の形態1と同様の効果を有することに加えて次の効果を有する。受部1114のスリット部1114aはスリットSr10を有している。また、軸部材1331cがスリットSr10に位置しており且つ設備カバー1400が照明器具本体1110に取り付けられているときにおいて、カバー1030の下面部1310Aは、設備カバー1400の意匠面部1400Aの上に位置している。このため、照明装置1000を使用する状態、すなわち
図21に示す状態において、カバー1030を回動させようとしても、カバー1030が設備カバー1400の意匠面部1400Aに干渉する。したがって、照明装置1000を使用する状態において、カバー1030が回動して光源ユニット1020が露出してしまうことを回避することができる。
【0056】
<実施の形態2の変形例>
図28は、カバー取付部1330等の変形例を示す斜視図である。実施の形態2において、カバー取付部1330がカバー1030の内側に配置されていたがそれに限定されるものではない。カバー取付部1330はカバー1030の外側に配置されていてもよい。面部1310Bは、補強部材1340の端部1340Cとカバー取付部1330の被支持部1331との間に挟まれている。図示省略の固定部材が被支持部1331、面部1310B及び端部1340Cに挿入されることで、被支持部1331はカバー1030の外面Srf2に固定され、端部1340Cはカバー1030の内面Srf1に固定される。なお、本変形例のようにカバー取付部1330がカバー1030の外側に配置されている場合には、隙間1111AのX方向の寸法を大きくすることで、異なる部材同士の干渉、例えばカバー1030と本体部1120との干渉を回避することができる。