(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
積層パッチアンテナの前記第1及び第2のセット内の各積層パッチアンテナは、57GHz〜61GHzの周波数帯域で放射するように構成されている、請求項1に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1の電子デバイス10などの電子デバイスは、無線回路を含むことができる。無線回路は、1つ以上のアンテナを含むことができる。アンテナは、ミリ波信号及びセンチ波信号を使用して無線通信及び/又は空間測距動作を実行するために使用されるフェーズドアンテナアレイを含むことができる。極高周波(extremely high frequency、EHF)信号と呼ばれることもあるミリ波信号は、約30GHzを上回る周波数で(例えば、60GHz、又は約30GHz〜300GHzの他の周波数で)伝搬する。センチ波信号は、約10GHz〜30GHzの周波数で伝搬する。所望であれば、デバイス10はまた、衛星航法システム信号、セルラー電話信号、無線ローカルエリアネットワーク信号、近距離通信、光に基づく無線通信、又は他の無線通信を処理するためのアンテナを含むこともできる。
【0020】
電子デバイス10は、ラップトップコンピュータ、組み込み型コンピュータを含むコンピュータモニタ、タブレットコンピュータ、セルラー電話機、メディアプレーヤ、又は他のハンドヘルド若しくはポータブル電子デバイスなどのコンピューティングデバイス、腕時計デバイス、ペンダントデバイス、ヘッドホン若しくはイヤホンデバイス、仮想若しくは拡張現実ヘッドセットデバイス、眼鏡に埋め込まれたデバイス若しくはユーザの頭部に装着する他の機器、又は他の着用可能な若しくはミニチュアデバイスなどの小型デバイス、テレビ、組み込み型コンピュータを含まないコンピュータディスプレイ、ゲーミングデバイス、ナビゲーションデバイス、ディスプレイを有する電子機器がキオスク若しくは自動車に搭載されるシステムなどの組み込み型システム、無線アクセスポイント若しくは基地局、デスクトップコンピュータ、ポータブルスピーカ、キーボード、ゲームコントローラ、ゲーミングシステム、コンピュータマウス、マウスパッド、トラックパッド若しくはタッチパッド、これらのデバイスのうちの2つ以上の機能を実装する機器、又は他の電子機器であってもよい。
図1の例示的な構成では、デバイス10は、セルラー電話機、メディアプレーヤ、タブレットコンピュータ、ポータブルスピーカ、又は他のポータブルコンピューティングデバイスなどのポータブルデバイスである。所望であれば、デバイス10に関して他の構成を使用することもできる。
図1の例は、単なる例示にすぎない。
【0021】
図1に示すように、デバイス10は、ディスプレイ8などのディスプレイを含むことができる。ディスプレイ8は、筐体12などの筐体内に取り付けられてもよい。筐体12は、エンクロージャ又はケースと称される場合もあり、プラスチック、ガラス、セラミック、繊維複合材、金属(例えば、ステンレス鋼、アルミニウムなど)、他の好適な材料、又はこれらの材料のうちの任意の2つ以上の組合せで形成することができる。筐体12は、筐体12の一部又は全部が単一の構造体として機械加工又は成形された単体構成を用いて形成されてもよく、又は複数の構造体(例えば、内部フレーム構造体、外部筐体表面を形成する1つ以上の構造体、など)を用いて形成されてもよい。
【0022】
ディスプレイ8は、導電性の静電容量式タッチセンサ電極又は他のタッチセンサ構成要素(例えば、抵抗式タッチセンサ構成要素、音響式タッチセンサ構成要素、力ベースのタッチセンサ構成要素、光ベースのタッチセンサ構成要素など)の層を組み込んだタッチスクリーンディスプレイであってもよく、又はタッチ感知式でないディスプレイであってもよい。静電容量式タッチセンサ電極は、インジウムスズ酸化物パッド又は他の透明導電性構造体のアレイから形成されてもよい。
【0023】
ディスプレイ8は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)構成要素から形成されたディスプレイ画素のアレイ、電気泳動ディスプレイ画素のアレイ、プラズマディスプレイ画素のアレイ、有機発光ダイオードディスプレイ画素のアレイ、エレクトロウェッティングディスプレイ画素のアレイ、又は他のディスプレイ技術に基づくディスプレイ画素を含んでもよい。
【0024】
ディスプレイ8は、透明なガラス、透明なプラスチック、サファイア、又は他の透明な誘電体の層などの、ディスプレイカバー層を使用して保護することができる。開口部を、ディスプレイカバー層内に形成することができる。例えば、開口部は、1つ以上のボタン、指紋センサ又は光センサなどのセンサ回路、スピーカポート又はマイクロフォンポートなどのポートなどを収容するために、ディスプレイカバー層内に形成することができる。開口部は、通信ポート(例えば、オーディオジャックポート、デジタルデータポート、充電ポートなど)を形成するために、筐体12内に形成することができる。筐体12内の開口部はまた、スピーカ及び/又はマイクロフォンなどのオーディオ構成要素用に形成することもできる。
【0025】
アンテナは、筐体12内に搭載することができる。所望であれば、アンテナ(例えば、ビームステアリングを実行するアンテナアレイなど)の一部は、ディスプレイ8の非アクティブ境界領域の下に搭載することができる(例えば、
図1の例示的なアンテナ位置6を参照)。ディスプレイ8は、画素のアレイを有するアクティブエリア(例えば、中央矩形部分)を含んでもよい。ディスプレイ8の非アクティブエリアは、画素を含まず、アクティブエリアのための境界を形成することができる。所望であれば、アンテナはまた、筐体12の背面内又はデバイス10内の他の所の誘電体で充填された開口部を介して動作することができる。
【0026】
人間の手又はユーザの他の体の一部分などの外部のオブジェクトが1つ以上のアンテナを遮断する場合に通信を阻害することを回避するために、アンテナは、筐体12内の複数の位置に搭載することができる。近接センサのデータなどのセンサデータ、リアルタイムのアンテナインピーダンス測定値、受信した信号強度情報などの信号品質の測定値、及び他のデータは、筐体12の向き、ユーザの手若しくは他の外部オブジェクトによる遮断、又は他の環境要因のために1つ以上のアンテナが悪影響を受けている場合を判定するのに使用することができる。デバイス10は、次に、悪影響を受けているアンテナの代わりに、1つ以上の交替アンテナを使用状態に切換えることができる。
【0027】
アンテナは、筐体12の角部に(例えば、
図1の角部の位置6に、及び/又は筐体12の背面上の角部の位置に)、筐体12の周囲縁部に沿って、筐体12の背面上に、デバイス10の前面上にディスプレイ8をカバーし保護するのに使用されるディスプレイカバーガラス若しくは他の誘電体ディスプレイカバー層の下に、筐体12の背面若しくは筐体12の縁部上の誘電体ウィンドウの下に、又はデバイス10内の他の所に搭載することができる。
【0028】
図2は、アンテナ(例えば、単一のアンテナ及び/又はフェーズドアンテナアレイ)をデバイス10内に搭載することができる筐体12の背面及び側面上の例示的な位置6を示す、電子デバイス10の背面斜視図である。アンテナは、デバイス10の角部に、側壁12Eによって形成された縁部などの筐体12の縁部に沿って、筐体後壁部12Rの上側及び下側部分上に、筐体後壁部12Rの中央に(例えば、筐体後壁部12Rの中央の誘電体ウィンドウ構造体又は他のアンテナ窓の下に)、筐体後壁部12Rの角部に(例えば、筐体12及びデバイス10の背面の左上の角部、右上の角部、左下の角部、及び右下の角部上に)などに搭載することができる。
【0029】
筐体12が誘電体(例えば、プラスチック、ガラス、サファイア、セラミック、布地など)から全体又はほぼ全体が形成される構成では、アンテナは、誘電体の任意の好適な部分を介してアンテナ信号を送受信することができる。筐体12が金属などの導電材料から形成される構成では、金属内のスロット又は他の開口部などの筐体の領域は、プラスチック又は他の誘電体で充填することができる。アンテナは、開口部内の誘電体と位置合わせして搭載することができる。誘電体アンテナ窓、誘電体隙間、誘電体で充填された開口部、誘電体で充填されたスロット、細長い誘電体開口部領域などと呼ばれることもあり得る、これらの開口部は、デバイス10の内部に搭載されたアンテナから外部無線機器にアンテナ信号を送信するのを可能にすることができ、内部のアンテナが外部無線機器からアンテナ信号を受信するのを可能にすることができる。別の好適な構成では、アンテナは、筐体12の導電部分の外部に搭載することができる。
【0030】
図1及び
図2は、単なる例示にすぎない。一般に、筐体12は、任意の所望の形状(例えば、矩形形状、円筒形状、球形状、これらの組合せなど)を有してもよい。
図1のディスプレイ8は、必要に応じて省略することができる。アンテナは、筐体12内に、筐体12上に、及び/又は筐体12の外部に配置することができる。
【0031】
デバイス10内に使用することができる例示的な構成要素の模式図を、
図3に示す。
図3に示すように、デバイス10は、制御回路14を含むことができる。制御回路14は、記憶回路20などの記憶装置を含むことができる。記憶回路20は、ハードディスクドライブ記憶装置、不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ、又はソリッドステートドライブを形成するように構成されている他の電気的にプログラムできる読み出し専用メモリ)、揮発性メモリ(例えば、静的又は動的ランダムアクセスメモリ)などを含むことができる。制御回路14は、処理回路22などの処理回路を含むことができる。処理回路22は、デバイス10の動作を制御するために使用することができる。処理回路22は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、ホストプロセッサ、ベースバンドプロセッサ集積回路、特定用途向け集積回路、中央処理装置(central processing units、CPU)などを含んでもよい。制御回路14は、ハードウェア(例えば、専用ハードウェア又は回路)、ファームウェア、及び/又はソフトウェアを使用して、デバイス10内で動作を実行するように構成することができる。デバイス10内で動作を実行するためのソフトウェアコードは、記憶回路20上に記憶されてもよい(例えば、記憶回路20は、ソフトウェアコードを記憶する非一時的(有形)コンピュータ可読記憶媒体を含んでもよい)。ソフトウェアコードは、時に、プログラム命令、ソフトウェア、データ、命令、又はコードと呼ばれることがある。記憶回路20上に記憶されたソフトウェアコードは、処理回路22によって実行されてもよい。
【0032】
制御回路14は、インターネットブラウジングアプリケーション、ボイスオーバー・インターネット・プロトコル(voice-over-internet-protocol、VOIP)通話アプリケーション、電子メールアプリケーション、メディア再生アプリケーション、オペレーティングシステム機能などのソフトウェアをデバイス10上で走らせるために使用される場合がある。外部機器との相互作用をサポートするために、通信プロトコルを実施する際に制御回路14が使用される場合がある。制御回路14を使用して実施することができる通信プロトコルとしては、インターネットプロトコル、無線ローカルエリアネットワークプロトコル(例えば、WiFi(登録商標)と呼ばれることもあるIEEE 802.11プロトコル)、Bluetooth(登録商標)プロトコル又は他のWPANプロトコルなどの他の近距離無線通信リンクのためのプロトコル、IEEE 802.11adプロトコル、セルラー電話プロトコル、MIMOプロトコル、アンテナダイバーシティプロトコル、衛星航法システムプロトコル、アンテナベースの空間測距プロトコル(例えば、無線検出及び測距(RADAR)プロトコル、又はミリ波周波数及びセンチ波周波数で伝達される信号のための他の所望の距離検出プロトコル)などが挙げられる。各通信プロトコルは、プロトコルを実施する際に使用される物理的接続手順を指定する、対応する無線アクセス技術(radio access technology、RAT)と関連付けることができる。
【0033】
デバイス10は、入出力回路16を含み得る。入出力回路16は、入出力デバイス18を含むことができる。入出力デバイス18を使用して、デバイス10にデータを供給することを可能にし、デバイス10から外部デバイスにデータを提供することを可能にすることができる。入出力デバイス18は、ユーザインターフェースデバイス、データポートデバイス、センサ、及び他の入出力構成要素を含むことができる。例えば、入出力デバイスとしては、タッチスクリーン、タッチセンサ機能を有さないディスプレイ、ボタン、ジョイスティック、スクロールホイール、タッチパッド、キーパッド、キーボード、マイクロフォン、カメラ、スピーカ、状態インジケータ、光源、オーディオジャック及び他のオーディオポート構成要素、デジタルデータポートデバイス、光センサ、ジャイロスコープ、加速度計若しくは動き及び地球に対するデバイスの方位を検出し得る他の構成要素、キャパシタンスセンサ、近接センサ(例えば、静電容量近接センサ及び/又は赤外線近接センサ)、磁気センサ、並びに他のセンサ及び入出力構成要素を挙げることができる。
【0034】
入出力回路16は、高周波信号を無線で伝達するための無線回路24などの無線回路を含むことができる。制御回路14は、明確にするために
図3の実施例では無線回路24とは別個に示されているが、無線回路24は、処理回路22の一部を形成する処理回路、及び/又は制御回路14の記憶回路20の一部を形成する記憶回路を含むことができる(例えば、制御回路14の一部分は、無線回路24上に実装されてもよい)。一例として、制御回路14は、ベースバンドプロセッサ回路、又は無線回路24の一部を形成する他の制御構成要素を含むことができる。
【0035】
無線回路24は、ミリ波/センチ波送受信機回路28などのミリ波及びセンチ波送受信機回路を含むことができる。ミリ波/センチ波送受信機回路28は、約10GHz〜300GHzの周波数での通信をサポートすることができる。例えば、ミリ波/センチ波送受信機回路28は、約30GHz〜300GHzの極高周波(EHF)若しくはミリ波通信帯域における、及び/又は約10GHz〜30GHzのセンチ波通信帯域(超高周波(Super High Frequency、SHF)帯域と呼ばれることもある)における通信をサポートすることができる。例として、ミリ波/センチ波送受信機回路28は、約18GHz〜27GHzのIEEE K通信帯域、約26.5GHz〜40GHzのK
a通信帯域、約12GHz〜18GHzのK
u通信帯域、約40GHz〜75GHzのV通信帯域、約75GHz〜110GHzのW通信帯域、又は約10GHz〜300GHzの任意の他の所望の周波数帯域における通信をサポートすることができる。所望であれば、ミリ波/センチ波送受信機回路28は、60GHzでのIEEE 802.11ad通信、及び/又は27GHz〜90GHzでの第5世代モバイルネットワーク若しくは第5世代無線システム(5G)の通信帯域をサポートすることができる。ミリ波/センチ波送受信機回路28は、1つ以上の集積回路(例えば、システム・イン・パッケージデバイス内の共通のプリント回路上に搭載された複数の集積回路、異なる基板上に搭載された1つ以上の集積回路など)から形成することができる。
【0036】
ミリ波/センチ波送受信機回路28(本明細書では単に送受信機回路28又はミリ波/センチ波回路28と呼ばれることもある)は、ミリ波/センチ波送受信機回路28によって送受信されるミリ波信号及び/又はセンチ波信号での高周波信号を使用して空間測距動作を実行することができる。受信された信号は、外部オブジェクトから反射されてデバイス10に向かって戻る送信された信号のバージョンであってもよい。制御回路14は、送信及び受信された信号を処理して、デバイス10とデバイス10の周囲の1つ以上の外部オブジェクト(例えば、ユーザ若しくは他の人の身体、他のデバイス、動物、家具、壁、又はデバイス10の近傍の他の物体若しくは障害物などのデバイス10の外部の物体)との間の距離を検出又は推定することができる。所望であれば、制御回路14はまた、送信及び受信された信号を処理して、デバイス10に対する外部オブジェクトの2次元又は3次元の空間位置を特定することができる。
【0037】
ミリ波/センチ波送受信機回路28によって実行される空間測距動作は、一方向性である。所望であれば、ミリ波/センチ波送受信機回路28はまた、外部無線機器との双方向通信を実行することができる。双方向通信は、ミリ波/センチ波送受信機回路28による無線データの送信及び外部無線機器によって送信された無線データの受信の両方を伴う。無線データは、例えば、電話通話に関連付けられた無線データ、ストリーミングメディアコンテンツ、インターネットブラウジング、デバイス10上で稼働するソフトウェアアプリケーションに関連付けられた無線データ、電子メールメッセージなどの、対応するデータパケットに符号化されたデータを含むことができる。
【0038】
所望であれば、無線回路24は、非ミリ波/センチ波送受信機回路26などの、10GHz未満の周波数での通信を処理するための送受信機回路を含むことができる。非ミリ波/センチ波送受信機回路26は、WiFi(登録商標)(IEEE 802.11)通信のための2.4GHz及び5GHz帯域を処理する無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)送受信機回路、2.4GHzのBluetooth(登録商標)通信帯域を処理する無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)送受信機回路、700〜960MHz、1710〜2170MHz、2300〜2700MHz、及び/又は600MHz〜4000MHzの任意の他の所望のセルラー電話通信帯域のセルラー電話通信帯域を処理するセルラー電話送受信機回路、1575MHzでのGPS信号又は他の衛星測位データを処理するための信号(例えば、1609MHzでのGLONASS信号)を受信するGPS受信機回路、テレビ受信機回路、AM/FM無線受信機回路、ページングシステム送受信機回路、近距離通信(near field communications、NFC)回路などを含むことができる。非ミリ波/センチ波送受信機回路26及びミリ波/センチ波送受信機回路28はそれぞれ、1つ以上の集積回路、電力増幅器回路、低雑音入力増幅器、受動高周波構成要素、スイッチング回路、伝送線構造体、及び高周波信号を処理するための他の回路を含むことができる。
【0039】
無線回路24は、アンテナ30を含んでもよい。非ミリ波/センチ波送受信機回路26は、1つ以上のアンテナ30を使用して、10GHz未満の高周波信号を送受信することができる。ミリ波/センチ波送受信機回路28は、アンテナ30を使用して、10GHzを上回る(例えば、ミリ波周波数及び/又はセンチ波周波数での)高周波信号を送受信することができる。
【0040】
衛星航法システムリンク、セルラー電話リンク、及び他の遠距離リンクでは、数千フィート又は数マイルにわたってデータを伝達する目的で高周波信号が使用されるのが典型的である。2.4GHz及び5GHzでのWiFi(登録商標)リンク及びBluetooth(登録商標)リンク並びに他の近距離無線リンクでは、数十フィート又は数百フィートにわたってデータを伝達する目的で高周波信号が使用されるのが典型的である。ミリ波/センチ波送受信機回路28は、見通し線経路を介して移動する近距離にわたって高周波信号を伝達することができる。ミリ波通信及びセンチ波通信用の信号受信を強化するために、フェーズドアンテナアレイ及びビームステアリング技術(例えば、ビームステアリングを実行するためにアレイ内のそれぞれのアンテナに対するアンテナ信号の位相及び/又は大きさが調整される方式)を使用することができる。遮断されたか、又はデバイス10の動作環境が原因で他の点で劣化したアンテナを未使用状態に切換え、より高性能のアンテナをそれらの代わりに使用できるように、アンテナダイバーシティ方式も使用されてもよい。
【0041】
無線回路24内のアンテナ30は、任意の好適なアンテナタイプを使用して形成されてもよい。例えば、アンテナ30は、積層パッチアンテナ構造体、ループアンテナ構造体、パッチアンテナ構造体、逆Fアンテナ構造体、スロットアンテナ構造体、平板逆Fアンテナ構造体、モノポールアンテナ構造体、ダイポールアンテナ構造体、ヘリカルアンテナ構造体、八木(Yagi−Uda)アンテナ構造体、これらの設計の混成などから形成される共振素子を有するアンテナを含んでもよい。所望であれば、アンテナ30のうちの1つ以上は、空洞付きアンテナであってもよい。異なる帯域及び帯域の組合せに対して、異なる種類のアンテナが使用されてもよい。例えば、1つのタイプのアンテナは、非ミリ波/センチ波送受信機回路26のための非ミリ波/センチ波無線リンクを形成する際に使用することができ、別のタイプのアンテナは、ミリ波/センチ波送受信機回路28のためのミリ波周波数及び/又はセンチ波周波数で高周波信号を伝達する際に使用することができる。ミリ波周波数及びセンチ波周波数で高周波信号を伝達するために使用されるアンテナ30は、1つ以上のフェーズドアンテナアレイ内に配置することができる。
【0042】
ミリ波周波数及びセンチ波周波数で高周波信号を伝達するためのフェーズドアンテナアレイ内に形成することができるアンテナ30の概略図を、
図4に示す。
図4に示すように、アンテナ30は、ミリ/センチ(millimeter/centimeter、MM/CM)波送受信機回路28に結合することができる。ミリ波/センチ波送受信機回路28は、高周波伝送線32を含む伝送線経路を使用してアンテナ30のアンテナフィード34に結合することができる。アンテナフィード34は、正極アンテナフィード端子36などの正極アンテナフィード端子を含むことができ、かつ接地アンテナフィード端子38などの接地アンテナフィード端子を含むことができる。高周波伝送線32は、正極アンテナフィード端子36に結合された信号導体40などの正極信号導体を含むことができる。高周波伝送線32は、接地アンテナフィード端子38に結合された接地導体42などの接地導体を含むことができる。
【0043】
高周波伝送線32は、同軸ケーブル、金属化ビアによって実現される同軸プローブ、マイクロストリップ伝送線、ストリップライン伝送線、エッジ結合マイクロストリップ伝送線、エッジ結合ストリップライン伝送線、導波路構造体、これらの組合せなどを含んでもよい。複数の種類の伝送線を使用して、ミリ波/センチ波送受信機回路28をアンテナフィード34に結合する伝送線経路を形成することができる。所望であれば、フィルタ回路、スイッチング回路、インピーダンス整合回路、位相シフタ回路、増幅器回路、及び/又は他の回路を、高周波伝送線32上に介在させることができる。
【0044】
デバイス10内の高周波伝送線は、セラミック基板、リジッドプリント回路基板、及び/又はフレキシブルプリント回路に統合することができる。1つの好適な構成では、デバイス10内の高周波伝送線は、複数の次元(例えば、2次元又は3次元)で折ることができ、又は曲げることができ、曲げた後に曲げた形状又は折った形状を維持する(例えば、多層積層構造体は、他のデバイス構成要素の周りで経路選択するように特定の3次元形状に折られてもよく、補強材又は他の構造体によって適切に保持されることなく折った後にその形状を保持するように十分に剛体であってもよい)、多層積層構造体(例えば、間に入る接着剤なしで共に積層された銅などの導電材料及び樹脂などの誘電材料の層)内に統合されてもよい。積層構造体の複数の層の全ては、接着剤なしで(例えば、接着剤で共に複数の層を積層する複数のプレス工程を実行することとは反対に)共に1回で積層されてもよい(例えば、単一のプレス工程で)。
【0045】
図5は、どのようにミリ波周波数及びセンチ波周波数で高周波信号を処理するためのアンテナ30をフェーズドアンテナアレイ内に形成することができるかを示す。
図5に示すように、フェーズドアンテナアレイ48(本明細書では、アレイ48、アンテナアレイ48、又はアンテナ30のアレイ48と呼ばれることもある)は、高周波伝送線32に結合することができる。例えば、フェーズドアンテナアレイ48内の第1のアンテナ30−1は、第1の高周波伝送線32−1に結合することができ、フェーズドアンテナアレイ48内の第2のアンテナ30−2は、第2の高周波伝送線32−2に結合することができ、フェーズドアンテナアレイ48内のN番目のアンテナ30−Nは、N番目の高周波伝送線32−Nに結合することなどができる。アンテナ30は、フェーズドアンテナアレイを形成するものとして本明細書で説明されているが、フェーズドアンテナアレイ48内のアンテナ30はまた、時に、単一のフェーズドアレイアンテナを集合的に形成するものを指してもよい。
【0046】
フェーズドアンテナアレイ48内のアンテナ30は、任意の所望の数の行と列で、又は任意の他の所望のパターンで配置することができる(例えば、アンテナは、行と列を有するグリッドパターンで配置される必要はない)。信号送信動作中に、高周波伝送線32を使用して、無線送信のために、ミリ波/センチ波送受信機回路28(
図4)からフェーズドアンテナアレイ48に信号(例えば、ミリ波信号及び/又はセンチ波信号などの高周波信号)を供給することができる。信号受信動作中に、高周波伝送線32を使用して、フェーズドアンテナアレイ48で受信された信号(例えば、外部無線機器からの、又は外部オブジェクトから反射された送信された信号)をミリ波/センチ波送受信機回路28(
図4)に伝達することができる。
【0047】
フェーズドアンテナアレイ48内の複数のアンテナ30を使用することにより、アンテナによって伝達される高周波信号の相対的な位相及び大きさ(振幅)を制御することによって、ビームステアリング構成を実装することが可能になる。
図5の実施例では、アンテナ30はそれぞれ、対応する高周波位相/大きさコントローラ46を有する(例えば、高周波伝送線32−1上に介在する第1の位相/大きさコントローラ46−1は、アンテナ30−1によって処理される高周波信号の位相及び大きさを制御することができ、高周波伝送線32−2上に介在する第2の位相/大きさコントローラ46−2は、アンテナ30−2によって処理される高周波信号の位相及び大きさを制御することができ、高周波伝送線32−N上に介在するN番目の位相/大きさコントローラ46−Nは、アンテナ30−Nによって処理される高周波信号の位相及び大きさを制御することができる、など)。
【0048】
位相/大きさコントローラ46はそれぞれ、伝送線32上の高周波信号の位相を調整するための回路(例えば、位相シフタ回路)、及び/又は伝送線32上の高周波信号の大きさを調整するための回路(例えば、電力増幅器及び/又は低雑音増幅器回路)を含んでもよい。位相/大きさコントローラ46は、本明細書では時に、ビームステアリング回路(例えば、フェーズドアンテナアレイ48によって送信及び/又は受信される高周波信号のビームをステアリングするビームステアリング回路)と集合的に呼ばれることがある。
【0049】
位相/大きさコントローラ46は、フェーズドアンテナアレイ48内のアンテナのそれぞれに提供される送信信号の相対的な位相及び/又は大きさを調整することができ、フェーズドアンテナアレイ48が受信した受信信号の相対的な位相及び/又は大きさを調整することができる。位相/大きさコントローラ46は、所望であれば、フェーズドアンテナアレイ48が受信した受信信号の位相を検出するための位相検出回路を含むことができる。本明細書では、「ビーム」又は「信号ビーム」という用語は、特定の方向においてフェーズドアンテナアレイ48によって送信及び受信される無線信号を総称するために使用されることがある。信号ビームは、対応する指示角度で特定の指示方向に(例えば、フェーズドアンテナアレイ内の各アンテナからの信号の組合せからの強め合う干渉及び弱め合う干渉に基づいて)向けられるピークゲインを呈することができる。特定の方向で送信される高周波信号を指すために、本明細書では時に「送信ビーム」という用語を使用することもあり、特定の方向から受信される高周波信号を指すために、本明細書では時に「受信ビーム」という用語を使用することもある。
【0050】
例えば、位相/大きさコントローラ46を調整して、送信される高周波信号の位相及び/又は大きさの第1のセットを生成する場合、送信された信号は、点Aの方向に向けられた
図5のビームB1によって示すような送信ビームを形成することになる。しかしながら、位相/大きさコントローラ46を調整して、送信される信号の位相及び/又は大きさの第2のセットを生成する場合、送信された信号は、点Bの方向に向けられたビームB2によって示すような送信ビームを形成することになる。同様に、位相/大きさコントローラ46を調整して、位相及び/又は大きさの第1のセットを生成する場合、高周波数信号(例えば、受信ビーム内の高周波信号)は、ビームB1によって示すように、点Aの方向から受信することができる。位相/大きさコントローラ46を調整して、位相及び/又は大きさの第2のセットを生成する場合、高周波信号は、ビームB2によって示すように、点Bの方向から受信することができる。
【0051】
各位相/大きさコントローラ46は、
図3の制御回路14から受信した対応する制御信号44に基づいて、所望の位相及び/又は大きさを生成するように制御することができる(例えば、位相/大きさコントローラ46−1によって提供される位相及び/又は大きさは、制御信号44−1を使用して制御することができ、位相/大きさコントローラ46−2によって提供される位相及び/又は大きさは、制御信号44−2を使用して制御することができる、など)。所望であれば、制御回路14は、送信ビーム又は受信ビームを経時的に異なる所望の方向にステアリングするために、制御信号44をリアルタイムでアクティブに調整することができる。位相/大きさコントロ46は、所望であれば、受信信号の位相を特定する情報を制御回路14に提供することができる。
【0052】
ミリ波周波数及びセンチ波周波数で高周波信号を使用して空間測距動作を実行するとき、高周波信号は、フェーズドアンテナアレイ48と外部オブジェクトとの間の見通し線経路を介して伝達される。外部オブジェクトが
図5の点Aに位置する場合、位相/大きさコントローラ46を調整して、信号ビームを点Aに向けてステアリングする(例えば、信号ビームの指示方向を点Aに向けてステアリングする)ことができる。フェーズドアンテナアレイ48は、高周波信号を点Aに向けて送信することができ、点Aで外部オブジェクトから反射された送信信号の反射されたバージョンを受信することができる。次いで、制御回路14(
図3)は、送信及び受信された信号を処理して、フェーズドアンテナアレイ48と点Aの外部オブジェクトとの間の距離(範囲)を特定することができる。制御回路14は、高周波信号を送受信している間に、どのようにフェーズドアンテナアレイ48がステアリングされたかに関する情報を使用して、外部オブジェクトの空間位置を特定する(例えば、フェーズドアンテナアレイ48と外部オブジェクトとの間の距離、及び外部オブジェクトとフェーズドアンテナアレイ48との間の見通し線経路の指示角度の両方を特定する)ことができる。
【0053】
同様に、外部オブジェクトが点Bに位置する場合、位相/大きさコントローラ46を調整して、信号ビームを点Bに向けてステアリングする(例えば、信号ビームの指示方向を点Bに向けてステアリングする)ことができる。フェーズドアンテナアレイ48は、高周波信号を点Bに向けて送信することができ、点Bで外部オブジェクトから反射された送信信号の反射されたバージョンを受信することができる。これらの信号を両方とも処理して、点Bの外部オブジェクトの位置を特定することができる。所望であれば、制御回路14(
図3)は、位相/大きさコントローラ46を制御して、空間測距動作を実行するために高周波信号を送受信しながら、異なるビーム方向にわたって掃引することができる。これにより、外部オブジェクトがフェーズドアンテナアレイ48に対して移動する場合でも、制御回路14が経時的に1つ以上の外部オブジェクトの位置を特定し、追跡することを可能にすることができる。
図5の実施例では、ビームステアリングは、単純にするために、単一の自由度で(例えば、
図5のページの左及び右に向かって)実行されるものとして示されている。しかしながら、実際には、ビームは、2つ以上の自由度で(例えば、
図5のページの中及び外に、並びにページの左及び右に、3次元で)ステアリングすることができる。
【0054】
図6は、どのようにデバイス10がミリ波周波数及び/又はセンチ波周波数で高周波信号を使用して空間測距動作を実行することができるかを示す図である。
図6に示すように、デバイス10上の回路(例えば、
図3のミリ波/センチ波送受信機回路28)は、1つ以上のフェーズドアンテナアレイ48を使用して、高周波測距信号54を送信することができる。高周波測距信号54は、ミリ波周波数又はセンチ波周波数でフェーズドアンテナアレイ48によって送信されてもよい。高周波測距信号54は、ミリ波周波数又はセンチ波周波数での一連(例えば、列)のパルス又は他の所定の信号(例えば、RADARプロトコル又は他の範囲若しくは物体検出プロトコルに基づいて生成されるパルス)を含んでもよい。
【0055】
次に、デバイス10は、デバイス10の近傍の(例えば、デバイス10の見通し線内の)外部オブジェクトから反射された送信された高周波測距信号54の反射されたバージョンの受信を待つことができる。
図6の実施例では、送信された高周波測距信号54は、反射信号56として外部オブジェクト50から反射される。フェーズドアンテナアレイ48を使用して反射信号56を受信すると、デバイス10上の回路(例えば、
図3の制御回路14)は、送信された高周波測距信号54(例えば、送信された信号内の一連のパルス)を受信された反射信号56(例えば、受信信号内の一連のパルス)と比較して、デバイス10と外部オブジェクト50との間の距離R1を特定することができる。制御回路は、送信された高周波測距信号54と受信した反射信号56との間の時間遅延、並びに空気を介した信号の既知の伝搬速度に基づいて、距離R1を特定することができる。一連のパルスにより、例えば、ミリ波/センチ波送受信機回路28が、任意の所与の受信信号がデバイス10で受信されたなんらかの他の信号ではなく送信された高周波測距信号54の反射されたバージョンであることを識別することを可能にすることができる(例えば、一連のパルスが、反射信号に関して、送信された高周波測距信号内の既知の一連のパルスと同じであるため)。
【0056】
所望であれば、デバイス10は、特定された距離(例えば、距離R1)と組合せて高周波測距信号54及び反射信号56の既知の指示角度を使用して、外部オブジェクト50の2次元又は3次元の空間位置(例えば、デバイス10の近傍の外部オブジェクト50のX、Y、及び/又はZ座標)を判定することができる。これらの動作を繰り返して、デバイス10に対する外部オブジェクト50の位置を経時的に追跡することができる。
【0057】
所望であれば、デバイス10は、このようにしてデバイス10に対する複数の外部オブジェクトの位置を追跡することができる。
図6に示すように、例えば、高周波測距信号54’及び反射信号56’を使用して、デバイス10と追加の外部オブジェクト52との間の距離R2を特定することができる。デバイス10は、高周波測距信号54’及び反射信号56’の既知の指示角度を距離R2と組合せて使用して、外部オブジェクト52の空間位置を判定することができる。これらの動作を繰り返して、外部オブジェクト52の位置を経時的に追跡することができる。
【0058】
1つの好適な構成では、フェーズドアンテナアレイ48内のアンテナの第1のセットを使用して、高周波測距信号54及び54’を送信することができ、フェーズドアンテナアレイ48内のアンテナの第2のセットを使用して、反射信号56及び56’を受信することができる。別の好適な構成では、同じアンテナを使用して、高周波測距信号を送信し、かつ反射信号を受信することができる。いくつかのシナリオでは、フェーズドアンテナアレイ48は、比較的狭い帯域幅(例えば、1GHz未満の帯域幅)でのみ動作する必要がある。しかしながら、空間測距動作を最適化するために、フェーズドアンテナアレイ48を使用してより広い帯域幅をサポートすることができることが望ましい場合がある。
【0059】
フェーズドアンテナアレイ48内にアンテナを実装するために、任意の所望のアンテナ構造体を使用してもよい。注意が払われない場合、フェーズドアンテナアレイ48内のアンテナは、十分な空間測距動作を実行するためには不十分な帯域幅を呈することがある。例として本明細書で説明されることもある1つの好適な構成では、フェーズドアンテナアレイ48内にアンテナを実装するために、積層パッチアンテナ構造体を使用することができる。積層パッチアンテナ構造体は、フェーズドアンテナアレイ48が空間測距動作を最適化するために十分に広い帯域幅を呈することを可能にすることができる。フェーズドアンテナアレイ48内に使用することができる例示的な積層パッチアンテナ構造体を、
図7に示す。
【0060】
図7の積層パッチアンテナ構造体58を使用して、フェーズドアンテナアレイ48(
図5及び
図6)の各アンテナ30(
図3〜
図5)を形成することができる。
図7に示すように、積層パッチアンテナ構造体58は、接地板64などのアンテナ接地板から分離され、かつ接地板と平行なパッチアンテナ共振素子60を含んでもよい。パッチアンテナ共振素子60は、本明細書では時に、パッチ60、パッチ素子60、パッチ共振素子60、アンテナ共振素子60、又は共振素子60と呼ばれることがある。接地板64は、パッチ素子60の平面に対して平行な平面内に配置されてもよい。したがって、パッチ素子60及び接地板64は、距離66だけ離れた別個の平行平面内に位置してもよい。パッチ素子60及び接地板64は、セラミック基板、リジッドプリント回路基板、又はフレキシブルプリント回路基板などの誘電体基板(明確にするために
図7の実施例には示されていない)上にパターニングされた導電トレースから形成することができる。
【0061】
パッチ素子60の側部の長さは、積層パッチアンテナ構造体58が所望の動作周波数で共振するように選択することができる。例えば、パッチ素子60の側部はそれぞれ、積層パッチアンテナ構造体58によって伝達される信号の波長(例えば、パッチ素子60を取り囲む材料の誘電特性を所与とした有効波長)の半分にほぼ等しい長さ72を有してもよい。
【0062】
図7の例は、単なる例示にすぎない。パッチ素子60は、パッチ素子60の全ての辺が同じ長さである正方形形状を有してもよく、あるいは異なる矩形形状を有してもよい。パッチ素子60は、任意の所望の数の直線状縁部及び/又は湾曲縁部を有する他の形状で形成されてもよい。所望であれば、パッチ素子60及び接地板64は、異なる形状及び相対的な向きを有してもよい。
【0063】
積層パッチアンテナ構造体58は、パッチ素子60に結合された正極アンテナフィード端子36、及び接地板64に結合された接地アンテナフィード端子38を使用して、給電することができる。高周波伝送線(例えば、
図4の高周波伝送線32)は、正極アンテナフィード端子36及び接地アンテナフィード端子38に結合することができる。パッチ素子60は、(例えば、パッチ素子60のインピーダンスを高周波伝送線のインピーダンスに一致させるために)正極アンテナフィード端子36に結合されたパッチ素子60の側部にインピーダンス整合ノッチ70を含んでもよい。
【0064】
図7の実施例では、積層パッチアンテナ構造体58は、単一の偏波を使用した高周波信号のみを伝達する。所望であれば、積層パッチアンテナ構造体58は、複数の偏波(例えば、直交する水平偏波及び垂直偏波、円偏波、楕円偏波など)をカバーするための複数のフィードを備えてもよい。
【0065】
注意が払われない場合、パッチ素子60は、対象とする周波数帯域(例えば、10GHzより高い周波数の周波数帯域)の全体をカバーするためには不十分な帯域幅をそれ自体に有することがある。例えば、フェーズドアンテナアレイ48(
図5及び
図6)が57GHz〜61GHzのミリ波周波数帯域をカバーするように構成されているシナリオでは、パッチ素子60は、57GHz〜61GHzの周波数範囲全体をカバーするのに不十分な帯域幅をそれ自体に有することがある。アンテナ30(
図3〜
図5)、したがってフェーズドアンテナアレイ48(
図5及び
図6)の帯域幅を最大化するために、積層パッチアンテナ構造体58は、アンテナの帯域幅を広げるように機能する1つ以上の寄生アンテナ共振素子を含むことができる。
【0066】
図7に示すように、寄生アンテナ共振素子62などの帯域幅拡張寄生アンテナ共振素子は、パッチ素子60上の距離68に位置する導電性構造体から形成することができる。寄生アンテナ共振素子62は、本明細書では、寄生共振素子62、寄生アンテナ素子62、寄生素子62、寄生パッチ62、寄生導体62、寄生構造体62、寄生62、又はパッチ62と呼ばれることがあり得る。寄生素子62は、直接的には給電されないが、パッチ素子60は、正極アンテナフィード端子36及び接地アンテナフィード端子38を介して直接的に給電される。寄生素子62は、パッチ素子60によって生成された電磁場の建設的な摂動を生成して、積層パッチアンテナ構造体58の新たな共振を生成することができる(例えば、寄生素子62は、パッチ素子60の長さ72よりも長い又は短い長さを有することができる)。これは、(例えば、57GHz〜61GHzのミリ波周波数帯域全体をカバーするために)積層パッチアンテナ構造体58の全体的な帯域幅を広げるように機能することができる。
【0067】
寄生素子62の少なくとも一部又は全体は、パッチ素子60と重なり合うことがある。所望であれば、寄生素子62は、十字形状又は「X」形状を有してもよい。十字形状を形成するために、寄生素子62は、正方形又は矩形の金属パッチの角部から導電性材料を除去することによって形成されるノッチ又はスロットを含んでもよい。十字形状を形成するために寄生素子62から導電性材料を除去することは、パッチ素子60のインピーダンスが対応する高周波伝送線に整合するようにパッチ素子60のインピーダンスを調節するように機能することができる。所望であれば、寄生素子106は、他の形状又は向き(例えば、矩形形状、正方形形状、又は直線状縁部及び/若しくは湾曲縁部を有する他の形状)を有してもよい。
【0068】
所望であれば、
図7の積層パッチアンテナ構造体58は、誘電体基板(明確にするために
図7には示されていない)上に形成することができる。誘電体基板は、例えば、リジッドプリント回路基板、フレキシブルプリント回路、セラミック基板、又は他の誘電体基板であってもよい。誘電体基板は、複数のスタックされた誘電体層(例えば、ガラス繊維充填エポキシの複数の層、セラミック基板の複数の層などのプリント回路基板の複数の層)を含んでもよい。誘電体基板の異なる層上に、接地板64、パッチ素子60、及び寄生素子62を形成してもよい。
【0069】
このように構成されていると、積層パッチアンテナ構造体58は、57GHz〜61GHzの周波数帯域などの、対象とする比較的広いミリ波通信帯域をカバーすることができる。
図8は、積層パッチアンテナ構造体58(
図7)を使用して実装されるフェーズドアンテナアレイ48(
図5及び
図6)内のアンテナ30(
図3〜
図5)に関する周波数の関数としてのアンテナ性能(アンテナ効率)のグラフである。
図8に示すように、アンテナは、第1の周波数(例えば、57GHz)から第2の周波数(例えば、61GHz)までの比較的高い帯域幅(例えば、閾値効率THよりも大きいアンテナ効率)を呈することができる。
図7の寄生素子62がない場合、アンテナは、はるかに低い帯域幅(例えば、1GHz以下)を呈することになる。
図7の寄生素子62の存在下では、アンテナは、比較的高い帯域幅(例えば、1GHzより大きい、2GHzより大きい、5GHzより大きい、1GHz〜5GHz、1GHz〜7GHzなど)を呈することができる。このようにして、フェーズドアンテナアレイの帯域幅を最大化して、デバイス10に対して1つ以上の外部オブジェクト(例えば、
図6の外部オブジェクト50及び52)を追跡するために使用される空間測距動作を最適化することができる。
図8の実施例は単なる例示にすぎず、一般に、アンテナは、任意の所望のミリ波周波数及び/又はセンチ波周波数にわたって延びる任意の所望の形状のアンテナ効率曲線を呈することができる。
【0070】
図9は、どのように無線回路24が高周波測距信号を送受信するためにフェーズドアンテナアレイ48内のアンテナの異なるセットを使用することができるか(例えば、多入力多出力(MIMO)RADAR方式を使用して)を示す図である。
図9に示すように、無線回路24は、高周波集積回路チップ(radio-frequency integrated circuit chip、RFIC)74を含むことができる。RFIC 74は、フェーズドアンテナアレイ48用のミリ波/センチ波送受信機回路28(
図3)及び位相/大きさコントローラ46(
図5)などの高周波構成要素を含むことができる。
【0071】
フェーズドアンテナアレイ48は、MIMO RADAR方式を使用して動作するように構成することができる。このように構成されると、フェーズドアンテナアレイ48は、高周波信号を送信するためにのみ使用されるアンテナ30(
図3〜
図5)のセット76(本明細書では送信アンテナ30TXと呼ばれることもある)及び高周波信号を受信するためにのみ使用されるアンテナ30のセット78(本明細書では受信アンテナ30RXと呼ばれることもある)を含むことができる。送信アンテナ30TX及び受信アンテナ30RXはそれぞれ、十分に広い帯域幅(例えば、57GHz〜61GHz)をカバーするために、
図7の積層パッチアンテナ構造体58を使用して実装することができる。
図7の積層パッチアンテナ構造体58を使用して形成された送信アンテナ30TX及び受信アンテナ30RXは、本明細書では時に、積層パッチアンテナと呼ばれることがある。
【0072】
各送信アンテナ30TXは、対応する高周波伝送線32を介してRFIC 74の対応する送信ポート80TXに結合することができる。RFIC 74は、各送信ポート80TXに結合された対応する位相/大きさコントローラ46(
図5)を含んでもよい。各受信アンテナ30RXは、対応する高周波伝送線32を介してRFIC 74の対応する受信ポート80RXに結合することができる。RFIC 74は、各受信ポート80RXに結合された対応する位相/大きさコントローラ46(
図5)を含んでもよい。例として本明細書で説明される1つの好適な構成では、セット76は、3つの送信アンテナ30TXを含み、セット78は、4つの受信アンテナ30RXを含む。これは単なる例示にすぎず、所望であれば、他の数の送信及び受信アンテナが用いられてもよい。
【0073】
セット76内の各送信アンテナ30TXは、セット76内の隣接する(近隣の)1つ以上の送信アンテナ30TXから距離2λだけ分離することができる。距離2λは、フェーズドアンテナアレイ48の動作波長λの2倍であってもよい(例えば、動作波長λが、フェーズドアンテナアレイ48を形成する際に使用される基板の誘電率によって対応する自由空間波長から変更された有効動作波長である場合)。動作波長λは、フェーズドアンテナアレイ48によってカバーされる周波数帯域の中心、又はフェーズドアンテナアレイ48によってカバーされる周波数帯域内の任意の他の所望の周波数に位置するように選択することができる(例えば、動作波長λは、57GHz〜61GHzの任意の所望の周波数に対応するように選択することができる)。
【0074】
セット78内の各受信アンテナ30RXは、距離λ/2(例えば、フェーズドアンテナアレイ48の動作波長の半分、又は送信アンテナ30TXを分離する距離の1/4)だけ、セット78内の隣接する1つ以上の受信アンテナ30RXから分離することができる。このようにフェーズドアンテナアレイ48を構成することにより、例えば、RFIC 74が受信アンテナ30RXによって受信された信号を畳み込み、フェーズドアンテナアレイ48内に物理的に存在するよりも多くの受信アンテナを有する受信アンテナの仮想アレイを生成することを可能にすることができる。これは、例えば、フェーズドアンテナアレイ48の固定された物理的サイズを所与として、フェーズドアンテナアレイ48によって得られる空間分解能を最適化することができる。
【0075】
無線回路24は、空間測距動作を実行することができる。例えば、RFIC 74は、送信ポート80TX及び送信アンテナ30TXを介して高周波測距信号(例えば、
図6の高周波測距信号54又は54’)を送信してもよい。対応する反射信号(例えば、
図6の反射信号56又は56’)は、受信アンテナ30RX及び受信ポート80RXを介してRFIC 74によって受信されてもよい。制御回路14(
図3)は、送信及び受信された信号を処理して、デバイス10に対する1つ以上の外部オブジェクト(例えば、
図6の外部オブジェクト50及び52)の位置を特定し追跡することができる。
図7の積層パッチアンテナ構造体58を使用して送信アンテナ30TX及び受信アンテナ30RXを形成する(例えば、1GHzより大きい帯域幅で動作するようにフェーズドアンテナアレイ48を構成する)ことにより、例えば、フェーズドアンテナアレイ48が1GHz未満の帯域幅を有するシナリオに対して、周波数が変更される際にフェーズドアンテナアレイ48のボアサイトビームの望ましくない傾斜を制限することができる。
【0076】
図9の送信アンテナ30TX及び受信アンテナ30RXは全て、フェーズドアンテナアレイ48の単一の行内に形成されるため、フェーズドアンテナアレイ48によって処理される信号のビームは、比較的広い場合がある。信号のビームを更に集束(狭める)ために、フェーズドアンテナアレイ48は、複数の同相送信アンテナ30TXの列、及び複数の同相受信アンテナ30RXの列を含むことができる。
図10は、どのようにフェーズドアンテナアレイ48が複数の同相送信アンテナ30TXの列及び複数の同相受信アンテナ30RXの列を含むことができるかを示す図である。
【0077】
図10に示すように、各送信アンテナ30TXは、同相送信アンテナ30TXの対応する列84内に配置することができる。同様に、各受信アンテナ30RXは、同相受信アンテナ30RXの対応する列86内に配置することができる。
図10の実施例では、送信アンテナ30TXの各列84は、4つの送信アンテナ30TXを含み、受信アンテナ30RXの各列86は、4つの受信アンテナ30RXを含む。これは単なる例示にすぎず、一般に、列86及び84は、任意の所望の数のアンテナを含むことができる。
【0078】
送信アンテナ30TXの各列84は、同じ(共有)高周波伝送線32を介して、RFIC 74の同じ送信ポート80TXに結合することができる。同様に、受信アンテナ30RXの各列86は、同じ(共有)高周波伝送線32を介して、RFIC 74の同じ受信ポート80RXに結合することができる。所与の送信ポート80TXを介して送信される高周波測距信号は、同じ位相及び大きさでその送信ポート80TXに結合された対応する列84内の各送信アンテナ30TXに提供することができる(例えば、各列84内の送信アンテナ30TXは、同じ受信ポート80RX及び
図5の同じ位相/大きさコントローラ46を共有するため)。各送信アンテナ30TXは、高周波伝送線32の対応するセグメント82によって、同じ列84内の隣接する1つ又は2つの送信アンテナ30TXから分離することができる。セグメント82は、所与の列84に提供される高周波測距信号がその列84内の各送信アンテナ30TXの位置において同相であるように選択される、長さを有することができる。例えば、セグメント82はそれぞれ、λ/2にほぼ等しい長さを有してもよい。
【0079】
同様に、各受信アンテナ30RXは、高周波伝送線32の対応するセグメント82によって、同じ列86内の隣接する1つ又は2つの受信アンテナ30RXから分離することができる。セグメント82は、反射信号(例えば、
図6の反射信号56又は56’)が、所与の列86から、その列86内の各受信アンテナ30RXから同相で対応する受信ポート80RXに提供されるように選択される、長さを有することができる。例えば、フェーズドアンテナアレイ48のセット78内のセグメント82はそれぞれ、λ/2にほぼ等しい長さを有してもよい。このようにフェーズドアンテナアレイ48の複数の行にわたって送信アンテナ30TX及び受信アンテナ30RXを分散することにより、フェーズドアンテナアレイ48によって処理される信号ビームを、フェーズドアンテナアレイ48がアンテナの単一の行のみを含むシナリオよりも集束させる(狭める)ことができる。
【0080】
一実施形態によれば、送信ポート及び受信ポートを有する高周波集積回路と、
送信ポートに結合された積層パッチアンテナの第1のセット及び受信ポートに結合された積層パッチアンテナの第2のセット含むフェーズドアンテナアレイであって、
高周波集積回路は、送信ポート及び積層パッチアンテナの第1のセットを使用してミリ波信号を送信するように構成されており、かつ、高周波集積回路は、受信ポート及び積層パッチアンテナの第2のセットを使用してミリ波信号を受信するように構成されている、フェーズドアンテナアレイと、
送信及び受信されたミリ波信号に基づいて空間測距動作を実行するように構成された制御回路と、
を含む装置が提供される。
【0081】
別の実施形態によれば、積層パッチアンテナの第1及び第2のセット内の各積層パッチアンテナは、接地板と、接地板に重なり合うパッチ素子と、パッチ素子に結合された第1のアンテナフィード端子と、接地板に結合された第2のアンテナフィード端子と、パッチ素子に重なり合う寄生素子と、を含む。
【0082】
別の実施形態によれば、パッチ素子は、インピーダンス整合ノッチを含む。
【0083】
別の実施形態によれば、寄生素子は、矩形金属パッチを含む。
【0084】
別の実施形態によれば、積層パッチアンテナの第1及び第2のセットは、誘電体基板内に埋め込まれている。
【0085】
別の実施形態によれば、積層パッチアンテナの第1及び第2のセット内の各積層パッチアンテナは、1GHzより大きい帯域幅をカバーするように構成されている。
【0086】
別の実施形態によれば、積層パッチアンテナの第1及び第2のセット内の各積層パッチアンテナは、57GHz〜61GHzの周波数帯域で放射するように構成されている。
【0087】
別の実施形態によれば、積層パッチアンテナの第1及び第2のセット内の各積層パッチアンテナは、フェーズドアンテナアレイの単一の行内に配置されている。
【0088】
別の実施形態によれば、積層パッチアンテナの第1のセットは、複数の同相積層パッチアンテナの列の第1のセットを含み、積層パッチアンテナの第2のセットは、複数の同相積層パッチアンテナの列の第2のセットを含む。
【0089】
別の実施形態によれば、高周波集積回路は、列の第1及び第2のセット内の各列に結合されたそれぞれの位相/大きさコントローラを含む。
【0090】
別の実施形態によれば、受信されたミリ波信号は、外部オブジェクトから反射された送信されたミリ波信号の反射されたバージョンを含み、制御回路は、送信及び受信されたミリ波信号に基づいて外部オブジェクトの位置を追跡するように構成されている。
【0091】
別の実施形態によれば、第1のセット内の各積層パッチアンテナは、フェーズドアンテナアレイの有効動作波長の2倍だけ、第1のセット内の少なくとも1つの他の積層パッチアンテナから分離されており、第2のセット内の各積層パッチアンテナは、フェーズドアンテナアレイの有効動作波長の半分だけ、第2のセット内の少なくとも1つの他の積層パッチアンテナから分離されている。
【0092】
別の実施形態によれば、積層パッチアンテナの第1のセットは、3つの積層パッチアンテナを含み、積層パッチアンテナの第2のセットは、4つの積層パッチアンテナを含む。
【0093】
一実施形態によれば、送信ポート及び受信ポートを有する集積回路チップと、
送信ポートに結合された送信アンテナ及び受信ポートに結合された受信アンテナ含むフェーズドアンテナアレイであって、
送信アンテナ及び送信ポートは、1GHzより大きい帯域幅を使用してミリ波測距信号を送信するように構成されており、受信アンテナ及び受信ポートは、1GHzより大きい帯域幅を使用して反射されたミリ波測距信号を受信するように構成されている、
フェーズドアンテナアレイと、送信されたミリ波測距信号及び受信した反射されたミリ波測距信号に基づいて空間測距動作を実行するように構成された制御回路と、
を含む電子デバイスが提供される。
【0094】
別の実施形態によれば、帯域幅は、2GHzより大きい。
【0095】
別の実施形態によれば、送信アンテナ及び送信ポートは、57GHz〜61GHzの周波数を含む周波数帯域でミリ波測距信号を送信するように構成されている。
【0096】
別の実施形態によれば、送信アンテナはそれぞれ、積層パッチアンテナ構造体を含む。
【0097】
別の実施形態によれば、受信アンテナはそれぞれ、追加の積層パッチアンテナ構造体を含む。
【0098】
一実施形態によれば、10GHzより大きい周波数で高周波測距信号を送信するように構成されたアンテナの第1のセット及び送信された高周波測距信号の反射されたバージョンを受信するように構成されたアンテナの第2のセットを有するフェーズドアンテナアレイであって、アンテナの第1及び第2のセット内の各アンテナは、接地板と、接地板に重なり合うパッチアンテナ共振素子と、パッチアンテナ共振素子に重なり合う寄生パッチと、を含む、フェーズドアンテナアレイと、
フェーズドアンテナアレイに結合された制御回路であって、アンテナの第1のセットによって送信された高周波測距信号及びアンテナの第2のセットによって受信した送信された高周波測距信号の反射されたバージョンに基づいて、装置と外部オブジェクトとの間の距離を特定するように構成された制御回路と、を含む電子デバイスが提供される。
【0099】
別の実施形態によれば、アンテナの第1及び第2のセット内の各アンテナは、1GHzより大きい帯域幅をカバーするように構成されており、第1のセット内の各アンテナは、周波数に対応する有効動作波長の2倍だけ、第1のセット内の少なくとも1つの他のアンテナから分離されており、第2のセット内の各アンテナは、有効動作波長の半分だけ、第2のセット内の少なくとも1つの他のアンテナから分離されている。
【0100】
前述は単なる例示であり、当業者は、記載された実施形態の範囲及び精神から逸脱することなく、様々な修正を行うことができる。前述の実施形態は、個別に又は任意の組合せで実施することができる。