特許6983867IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

非水電解質二次電池

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、正極板と負極板とをセパレータを介して渦巻き状に巻回して構成される電極体を金属製の電池缶内に配置し、電池缶を負極端子とする場合がある。この場合、電極体の巻終わり端部に負極リードが接続されることが多い。負極リードを接続するために、負極板の巻終わり端部には、例えば銅箔等からなる負極集電体を露出させた負極集電体露出部が設けられる。電池缶が負極端子となる場合は、電極体の最外周にセパレータではなくその負極集電体露出部を配置することができる。負極集電体露出部を電池缶の内面に接触させて、負極リードが省略されることもある。 最外周に配置された負極集電体露出部にテープを貼着して、巻終わり端を固定した場合、充放電を繰り返すと、充電時の活物質層膨張に伴う電極体の径増加により、テープの端縁部に対応した位置で内周側に位置する負極板の負極活物質層に応力が集中的に作用する。その結果、負極活物質層に割れが生じ、この割れた部分で負極集電体が露出することで金属リチウムが析出する恐れがある。このよう課題は、二次電池の高容量化のため負極活物質に膨張収縮が大きいケイ素化合物を使用することで顕在化しやすい。 本開示の目的は、正極板と負極板とをセパレータを介して巻回した電極体において、負極集電体露出部に貼着したテープで巻終わり端を固定した場合に、テープ端縁部に対応する位置での負極活物質層割れを抑制することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本開示に係る非水電解質二次電池は、帯状の正極集電体の表面に正極活物質層が形成された正極板と、帯状の負極集電体の表面に負極活物質層が形成された負極板とが、絶縁性のセパレータを介して巻回された電極体を備える。前記電極体の最外周には前記負極集電体が露出した負極集電体露出部が設けられ、前記負極板の巻終わり端が前記負極集電体露出部に貼着されたテープで固定されている。前記テープは、前記負極板の軸方向両端・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本開示に係る非水電解質二次電池によれば、テープが電極体の軸方向両端部において負極板の軸方向両端から14%以内の領域に貼着されていることで、軸方向中央側のテープ端縁部に対応した位置での負極活物質層割れを抑制できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は一実施形態である非水電解質二次電池の断面図である。

【図2】図2は図1に示した非水電解質二次電池の巻回型の電極体の斜視図である。

【図3】図3は電極体を構成する正極板及び負極板をそれぞれ展開状態で示した正面図である。

【図4】図4は電極体がテープで固定された様子を示す径方向断面図である。

【図5】図5はテープの拡大断面図である。

【図6】図6(a)は電極体の斜視図であり、図6(b)は負極板の巻終わり端およびテープを展開状態で示す図である。

【図7】図7はケース本体内に収容された電極体におけるテープ固定部の拡大断面図である。

【図8】図8はテープの内側端縁部を図6の場合よりも電極体の軸方向端部寄りに配置した電極体を示す、図6と同様の図である。

【図9】図9はテープの内側端縁部を図6の場合よりも電極体の軸方向中央部寄りに配置した電極体を示す、図6と同様の図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10 非水電解質二次電池、11 正極板、12 負極板、13 セパレータ、14 電極体、15 ケース本体、16 封口体、17,18 絶縁板、19 正極リード、20 負極リード、21 張り出し部、22 フィルタ、23 下弁体、24 絶縁部材、25 上弁体、26 キャップ、27 ガスケット、28 空間、30 正極集電体、31 正極活物質層、32 正極集電体露出部、35 負極集電体、36 負極活物質層、37a,37b 負極集電体露出部、40 テープ、41a 内側端縁部、41b 外側端縁部、46 基材層、48 接着剤層。

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