(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。ここで、図面において、同一の構成要素は、できるだけ同一の符号で示していることに留意しなければならない。また、本発明の要旨を不明瞭にする可能性がある公知機能及び構成に対する詳細な説明は省略する。
【0012】
下記説明で、「タッチ」という用語は、携帯端末機においてタッチスクリーンに接触するか、又は接近する行為を示す。ここで、タッチは、携帯端末機のユーザの手又はスタイラス(stylus)によって発生する。このようなタッチは、タッチスクリーンでタッチ面積、移動の有無、移動距離、移動方向、又は保持時間(holding time)のうちの少なくともいずれか1つによって多様なタッチ入力を提供する。
【0013】
「パームタッチ(palm touch)」という用語は、タッチ面積が予め設定された臨界値以上の面積の場合に該当するタッチを示す。例えば、パームタッチは、タッチスクリーンに携帯端末機のユーザの手のひら又は手の側面(hand blade)が接触するか、又は接近することを示す。「フィンガータッチ(finger touch)」という用語は、タッチ面積が臨界値未満の面積の場合に該当するタッチを示す。例えば、フィンガータッチは、タッチスクリーンに携帯端末機のユーザの指が接触するか、又は接近することを示す。
【0014】
「既定の臨界値(preset threshold)」という用語は、事前に予め設定された臨界値に基づいて、制御部が、タッチ入力がこの既定の臨界値と同一であるか、それ以上であるかを確認し、それに相当する機能を実行する基準になる。既定の臨界値は、タッチ入力に関連してタッチされた面積(touched area)、スクリーン上にタッチ入力が行われる保持範囲(holding range)、タッチ入力の保持時間(holding time)などを含む。既定の臨界値は、ミリメートル、センチメートルなどの特定数値に設定することが可能である。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態による携帯端末機の内部構成を示すブロック図である。本実施形態において、携帯端末機が携帯電話機の場合を仮定して説明する。
【0016】
図1を参照すると、本実施形態の携帯端末機100は、無線通信部110、タッチスクリーン120、制御部130、メモリ140、オーディオ処理部150、及びキー入力部160を含む。
【0017】
無線通信部110は、携帯端末機100の無線通信機能を実行する。このような無線通信部110は、送信する信号の周波数を上昇変換して増幅するRF送信機と、受信した信号を増幅して周波数を下降変換するRF受信機などを含む。
【0018】
タッチスクリーン120は、表示部121とタッチパネル123を含む。表示部121は、携帯端末機100の状態を表示する。この際、表示部121は、LCDで具現され、LCD制御部、表示データを格納することができるメモリ、及びLCD表示素子などを備える。タッチパネル123は、表示部121に装着され、表示部121上でタッチ入力を感知する。このようなタッチパネル123は、タッチ感知部125と信号変換部127とからなる。タッチ感知部125は、物理量、例えば、抵抗、静電容量などの変化を検出してタッチ入力を感知する。信号変換部127は、物理量の変化をタッチ信号に変換する。
【0019】
制御部130は、携帯端末機100の全般的な動作を制御する機能を実行する。このような制御部130は、送信する信号を符号化及び変調する送信機と、受信した信号を復調及び復号化する受信機などを備えるデータ処理部を含む。データ処理部は、モデムMODEM及びコーデックCODECで構成される。コーデックは、パケットデータなどを処理するデータコーデックと音声などのオーディオ信号を処理するオーディオコーデックを備える。また、制御部130は、本発明の実施形態によって多様なタッチ入力に対応するユーザインターフェースを提供する。即ち、制御部130は、タッチ入力別に異なる機能を実行する。制御部130は、タッチに対応するタッチ面積、移動の有無、移動距離、移動方向、又は保持時間のうちの少なくともいずれか1つによってタッチ入力を識別し、それに対応する機能を実行する。このために、制御部130は、面積検出部131、移動追跡部133、及び時間検出部135を含む。面積検出部131は、タッチに対応するタッチ位置及びタッチ面積を検出する。移動追跡部133は、タッチの移動の有無を判断する。また、移動追跡部133は、タッチに対応する移動方向を追跡し、移動距離を検出する。時間検出部135は、タッチに対応してタッチ位置から予め設定された保持範囲内でタッチの保持時間を検出する。
【0020】
メモリ140は、プログラムメモリ及びデータメモリで構成される。プログラムメモリは、携帯端末機100の一般的な動作を制御するためのプログラムを格納する。また、プログラムメモリは、本発明の実施形態によって多様なタッチ入力に対応するユーザインターフェースを提供するためのプログラムを格納する。データメモリは、プログラムの実行中に発生するデータを格納する機能を遂行する。メモリ140は、本発明の実施形態によってそれぞれのタッチ入力に対応してそれぞれの機能を連関させて格納している。また、メモリ140は、タッチに対応するタッチ面積、移動の有無、移動距離、移動方向、又は保持時間と個別的に比較するための臨界値を格納している。
【0021】
オーディオ処理部150は、データ処理部のオーディオコーデックから出力される受信オーディオ信号を、スピーカーSPKを介して再生するか、又はマイクMICから発生する送信オーディオ信号をデータ処理部のオーディオコーデックに伝送する機能を実行する。
【0022】
キー入力部160は、各種機能などを設定して実行するための機能キーを備える。
【0023】
図2は、本発明の一実施形態による携帯端末機のユーザインターフェース提供方法を示す流れ図である。
【0024】
図2を参照すると、本実施形態のユーザインターフェース提供方法は、制御部130が、211段階で動作画面を表示することから始まる。即ち、制御部130は、タッチスクリーン120を活性化し、タッチスクリーン120を介して動作画面を表示する。この際、制御部130は、現在実行されているメニュー又はアプリケーションに対応して動作画面を表示する。
【0025】
タッチスクリーン120でタッチが発生すると、制御部130が、213段階でこれを感知し、215段階でタッチに対応するタッチ面積を検出する。この際、制御部130は、タッチ位置を更に検出する。例えば、制御部130は、タッチスクリーン120でタッチが感知される領域のサイズをタッチ面積として検出し、当該領域の多数個の座標のうちのいずれか1つをタッチ位置として検出する。次に、制御部130は、217段階でタッチ面積を予め設定された臨界値の面積と比較する。ここで、臨界値の面積は、単一数値であり、一定範囲に該当する数値よりなる。この際、制御部130は、タッチ面積において全体的なサイズを臨界値の面積と比較し、タッチ面積において特定方向に該当する長さの範囲を臨界値の面積と比較することもできる。即ち、制御部130は、タッチ面積が臨界値以上の面積であるか否かを判断する。
【0026】
217段階でタッチ面積が臨界値以上の面積と判断された場合、制御部130は、219段階でタッチをパームタッチとして把握し、パームタッチに対応する機能を実行するためのパームタッチモードを行う。この際、タッチ面積が臨界値の面積に該当する数値のうちの上限値以上の場合に、制御部130は、パームタッチモードを行う。ここで、制御部130は、パームタッチの移動の有無、移動距離、移動方向、又は保持時間のうちの少なくともいずれか1つによってタッチ入力を更に区分し、それに対応する機能を実行する。このような制御部130のパームタッチモード実行方法をより詳細に説明すると、次の通りである。
【0027】
図3は、
図2のパームタッチモード実行方法の一例を示す流れ図である。また、
図4〜
図7は、
図2のパームタッチモード実行方法の一例を説明するための例示図である。
【0028】
図3を参照すると、制御部130は、311段階でパームタッチに移動があるか否かを判断する。この際、制御部130は、パームタッチがタッチ位置から予め設定された保持範囲内の該当する領域から離脱するか否かを確認してパームタッチの移動の有無を判断する。
【0029】
311段階でパームタッチに移動があると判断された場合、制御部130は、313段階で、パームタッチの移動方向を追跡し、移動距離を検出する。パームタッチの移動は、パームタッチのドラッグ(drag)、スイープ(sweep)、及びツイスト(twist)などを含む。次に、制御部130は、315段階で移動距離を予め設定された臨界値の距離と比較する。ここで、臨界値の距離は、単一数値であり、一定間隔で区分される多数個の数値よりなる。また、臨界値の距離は、特定方向に対応して設定される。この際、制御部130は、移動距離を臨界値の距離と比較し、移動距離を移動方向と関連させて臨界値の距離と比較する。即ち、制御部130は、移動距離が臨界値以上の距離であるか否かを判断する。
【0030】
315段階で移動距離が臨界値以上の距離と判断された場合、制御部130は、321段階でパームタッチのタッチ入力を決定してそれに対応する機能を実行する。この際、移動距離が臨界値の距離に該当する数値のうちの下限値以上の場合に、制御部130は、移動距離を臨界値の距離に該当するそれぞれの数値と比較する。また、制御部130は、移動距離に対応する数値を検出してパームタッチのタッチ入力を決定し、それに対応する機能を実行する。この際、制御部130は、タッチスクリーン120でパームタッチの解除に対応してタッチ入力を決定し、それに対応する機能を実行する。その後、制御部130は、
図2にリターンする。一方、315段階で移動距離が臨界値未満の距離と判断された場合、制御部130は、そのまま
図2にリターンする。
【0031】
例えば、
図4(a)に示したように、動作画面表示中にタッチスクリーン120の左から右に携帯端末機100のユーザの手の側面が通過すると、制御部130は、パームタッチの移動を感知する。この際、制御部130は、パームタッチの移動方向を追跡し、移動距離を検出する。また、移動距離が臨界値以上の距離の場合に、制御部130は、
図4(b)に示したように、動作画面をイメージとして獲得(capture)する。
【0032】
また、
図5(a)に示したように、動作画面表示中にタッチスクリーン120の上部から下部に携帯端末機100のユーザの手の側面が通過すると、制御部130は、パームタッチの移動を感知する。この際、制御部130は、パームタッチの移動方向を追跡し、移動距離を検出する。また、移動距離が臨界値以上の距離の場合に、制御部130は、
図5(b)に示したように、動作画面から他の画面に切り替えて表示する。この際、他の画面は、制御部130で予め設定され、例えば、ホーム画面である。ここで、制御部130は、現在実行されているメニュー又はアプリケーションを終了する。或いは、制御部130は、現在実行されているメニュー又はアプリケーションを終了せずに、ホーム画面を表示することもできる。
【0033】
また、
図6(a)に示したように、動作画面表示中にタッチスクリーン120で携帯端末機100のユーザの手のひらがツイストされると、制御部130は、パームタッチの移動を感知する。この際、制御部130は、パームタッチのタッチ位置の変化を感知してパームタッチの移動を感知する。ここで、制御部130は、パームタッチの該当する領域の境界部に配置される座標の変化を感知してパームタッチの移動を感知する。或いは、制御部130は、パームタッチの該当する領域の境界部に配置される座標を、連結する軸のうちの長軸の方向変化により感知してパームタッチの移動を感知することができる。また、制御部130は、パームタッチの移動方向を追跡し、移動距離を検出する。また、移動距離が臨界値以上の距離の場合に、制御部130は、
図6(b)に示したように、タッチスクリーン120にロックを設定する。この際、制御部130は、オーディオ処理部150を介してタッチスクリーン120のロックを通知するためのオーディオ信号を出力する。
【0034】
一方、311段階でパームタッチに移動がないと判断された場合、制御部130は、317段階でパームタッチの保持時間を検出する。即ち、パームタッチが保持範囲内の該当する領域から離脱しない場合、制御部130は、パームタッチが移動なしに保持されていると判断する。また、制御部130は、319段階で保持時間を予め設定された臨界値の時間と比較する。ここで、臨界値の時間は、単一数値であり、一定間隔で区分される多数個の数値よりなる。即ち、制御部130は、保持時間が臨界値以上の時間であるか否かを判断する。
【0035】
次に、319段階で保持時間が臨界値以上の時間と判断された場合、制御部130は、321段階でパームタッチのタッチ入力を決定してそれに対応する機能を実行する。この際、保持時間が臨界値の時間に該当する数値のうちの下限値以上の場合に、制御部130は、保持時間を臨界値の時間に該当するそれぞれの数値と比較する。また、制御部130は、保持時間に対応する数値を検出してパームタッチのタッチ入力を決定し、それに対応する機能を実行する。この際、制御部130は、タッチスクリーン120でパームタッチの解除に対応してタッチ入力を決定し、それに対応する機能を実行する。その後、制御部130は、
図2にリターンする。一方、319段階で保持時間が臨界値未満の時間と判断された場合、制御部130は、そのまま
図2にリターンする。
【0036】
例えば、制御部130は、
図7(a)に示したような動作画面を表示する。この際、制御部130は、画像通話又はデジタル放送受信などを実行し、映像又は音声のうちの少なくともいずれか1つを再生する。また、
図7(b)に示したように、動作画面表示中にタッチスクリーン120で携帯端末機100のユーザの手のひらが接触すると、制御部130は、パームタッチの保持を感知する。この際、制御部130は、パームタッチの保持時間を検出する。また、保持時間が臨界値以上の時間の場合に、制御部130は、動作画面に対応して映像又は音声の再生を停止させる。また、
図7(b)に示したように、映像又は音声の再生が停止された状態でタッチスクリーン120から携帯端末機100のユーザの手のひらの接触が解除されると、制御部130は、
図7(a)に示したような映像又は音声の再生を継続する。
【0037】
また、制御部130は、
図7(a)に示したような動作画面を表示する。この際、制御部130は、映像又は音声のうちの少なくともいずれか1つの再生を停止させる。ここで、動作画面は、映像の停止画面である。また、
図7(b)に示したように、動作画面表示中にタッチスクリーン120で携帯端末機100のユーザの手のひらが接触すると、制御部130は、パームタッチの保持を感知する。この際、制御部130は、パームタッチの保持時間を検出する。そして、保持時間が臨界値以上の時間の場合に、制御部130は、動作画面に対応して映像又は音声の再生を継続する。
【0038】
一方、217段階でタッチ面積が臨界値未満の面積と判断された場合、制御部130は、221段階で、タッチをフィンガータッチとして把握し、フィンガータッチに対応する機能を実行するためのフィンガータッチモードを行う。この際、タッチ面積が臨界値の面積に該当する数値のうちの下限値未満の場合に、制御部130は、フィンガータッチモードを行う。ここで、制御部130は、フィンガータッチの移動の有無、移動距離、移動方向、又は保持時間のうちの少なくともいずれか1つによってタッチ入力を更に区分し、それに対応する機能を実行する。このようなフィンガータッチモード実行方法をより詳細に説明すると、次の通りである。
【0039】
図8は、
図2のフィンガータッチモード実行方法の一例を示す流れ図である。また、
図9及び
図10は、
図2のフィンガータッチモード実行方法の一例を説明するための例示図である。
【0040】
図8を参照すると、制御部130は、811段階でフィンガータッチに移動があるか否かを判断する。この際、制御部130は、フィンガータッチがタッチ位置から予め設定された保持範囲内の該当する領域から離脱するか否かを確認してフィンガータッチの移動の有無を判断する。
【0041】
811段階でフィンガータッチに移動があると判断された場合、制御部130は、813段階で、フィンガータッチの移動方向を追跡し、移動距離を検出する。フィンガータッチの移動は、フィンガータッチのドラッグ、スイープ、及びツイストなどを含む。次に、制御部130は、815段階で移動距離を予め設定された臨界値の距離と比較する。ここで、臨界値の距離は、単一数値であり、一定間隔で区分される多数個の数値よりなる。また、臨界値の距離は、特定の方向に対応して設定される。この際、制御部130は、移動距離を臨界値の距離と比較し、移動距離を移動方向と関連させて臨界値の距離と比較する。即ち、制御部130は、移動距離が臨界値以上の距離であるか否かを判断する。
【0042】
815段階で移動距離が臨界値以上の距離と判断された場合、制御部130は、817段階でフィンガータッチのタッチ面積が変更されたか否かを判断する。次に、制御部130は、823段階で、フィンガータッチのタッチ面積が変更されたか否かによってタッチ入力を決定し、それに対応する機能を実行する。この際、移動距離が臨界値の距離に該当する数値のうちの下限値以上の場合に、制御部130は、移動距離を臨界値の距離に該当するそれぞれの数値と比較する。また、制御部130は、移動距離に対応する数値を検出してフィンガータッチのタッチ入力を決定し、それに対応する機能を実行する。この際、制御部130は、タッチスクリーン120でフィンガータッチの解除に対応してタッチ入力を決定し、それに対応する機能を実行する。その後、制御部130は、
図2にリターンする。一方、815段階で移動距離が臨界値未満の距離と判断された場合、制御部130は、そのまま
図2にリターンする。
【0043】
例えば、
図9(a)に示したように、動作画面表示中にタッチスクリーン120で携帯端末機100のユーザの指がツイストされると、制御部130は、フィンガータッチの移動を感知する。この際、制御部130は、フィンガータッチのタッチ位置の変化を感知してパームタッチの移動を感知する。ここで、制御部130は、フィンガータッチに該当する領域の境界部に配置される座標の変化を感知してフィンガータッチの移動を感知する。或いは、制御部130は、フィンガータッチの該当する領域の境界部に配置される座標を、連結する軸のうちの長軸の方向変化により感知してフィンガータッチの移動を感知することができる。また、制御部130は、フィンガータッチの移動方向を追跡し、移動距離を検出する。また、移動距離が臨界値以上の距離の場合に、制御部130は、
図9(b)に示したように、動作画面を回転させる。
【0044】
また、
図10(a)に示したように、動作画面表示中にタッチスクリーン120の1つの角部(corner)の縁から内部に携帯端末機100のユーザの指が移動(drag)すると、制御部130は、フィンガータッチの移動を感知する。この際、制御部130は、フィンガータッチの移動方向を追跡し、移動距離を検出する。また、移動距離が臨界値以上の距離の場合に、制御部130は、
図10(b)に示したように、動作画面で対応する角部を畳む効果を表現する。その後、
図10(c)に示したように、タッチスクリーン120で携帯端末機100のユーザの指が保持されると、制御部130は、フィンガータッチに対応するタッチ面積が変更されたか否かを判断する。タッチ面積が変更されたと判断された場合、制御部130は、
図10(d)に示したように、動作画面でブックマーク(bookmark)処理する。即ち、制御部130は、動作画面の位置をお気に入りリストに追加して記録する。
【0045】
一方、811段階でフィンガータッチに移動がないと判断された場合、制御部130は、819段階でフィンガータッチの保持時間を検出する。即ち、フィンガータッチが保持範囲内の該当する領域から離脱しない場合、制御部130は、フィンガータッチが移動なしに保持されていると判断する。次に、制御部130は、821段階で保持時間を予め設定された臨界値の時間と比較する。ここで、臨界値の時間は、単一数値であり、一定間隔で区分される多数個の数値よりなる。即ち、制御部130は、保持時間が臨界値以上の時間であるか否かを判断する。
【0046】
821段階で保持時間が臨界値以上の時間と判断された場合、制御部130は、823段階でフィンガータッチのタッチ入力を決定してそれに対応する機能を実行する。この際、保持時間が臨界値の時間に該当する数値のうちの下限値以上の場合に、制御部130は、保持時間を臨界値の時間に該当するそれぞれの数値と比較する。また、制御部130は、保持時間に対応する数値を検出してフィンガータッチのタッチ入力を決定し、それに対応する機能を実行する。この際、制御部130は、タッチスクリーン120でフィンガータッチの解除に対応してタッチ入力を決定し、それに対応する機能を実行する。その後、制御部130は、
図2にリターンする。一方、821段階で保持時間が臨界値未満の時間と判断された場合、制御部130は、そのまま
図2にリターンする。
【0047】
上述した実施形態で、携帯端末機においてタッチ面積によってパームタッチとフィンガータッチに区分されるものとして記載したが、これに限定されるものではない。即ち、携帯端末機に多数個の臨界値の面積が設定されることによって、携帯端末機は、臨界値の面積を利用してタッチ面積を多様な基準範囲によって区分することができる。また、携帯端末機は、タッチ面積をタッチの移動の有無、移動距離、移動方向、又は保持時間のうちの少なくともいずれか1つと組み合わせてタッチ入力を決定し、それに対応する機能を実行することができる。
【0048】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。