【文献】
Proceedings of the Nathional Academy of Sciences,110(36):14735-14740.,2013年09月03日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
必要とする被験体において、狼瘡または脳炎から選択される自己免疫性疾患を処置する方法における使用のための、5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物。
脳炎が自己免疫性脳炎、急性散在性脳炎、急性脱髄脳炎、NMDA受容体関連脳炎、電位依存性カリウムチャネル−複合体抗体由来脳炎、橋本脳炎あるいはラスムッセン脳炎である、請求項1に記載の使用のための組成物。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<参照による組み込み>
本明細書中において言及されたすべての出版物、特許、および特許出願は、本明細書で確認された特定の目的のために参照によって本明細書に組込まれる。
【0009】
<特定の用語>
別途定義しない限り、本明細書で使用されるすべての技術及び科学用語は、請求された主題が属する技術分野における当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
前述の一般的な記載と以下の詳細な記載は典型的で説明的なものに過ぎず、任意の主題に限定されるものではないことが理解されよう。本出願では、単数の使用は、特別に別記しない限り、複数を含む。明細書および添付の請求項内で用いられる通り、単数形「a」、「an」、および「the」は、その文脈が明確に他のことを定めていない限り、複数の指示対象を含む。本出願において、「または」の使用は特に明記しない限り、「および/または」を意味する。さらに、用語「含んでいる(including)」の使用は、「含む(include)」、「含む(includes)」、および「含まれる(included)」といった他の形態と同じく、限定的なものではない。
【0010】
本明細書で使用されるように、範囲及び量は、特定の値あるいは範囲の「約」として表現され得る。「約」は正確な量も含んでいる。従って、「約5μg」は「約5μg」および「5μg」をも意味する。一般に、用語「約」は、実験誤差内にあると予想される量を含んでいる。
【0011】
本明細書で使用されるように、用語「含む(comprising)」および「含んでいる(including)」は、限定しない意味でそれらは変更可能に使用される。本明細書で使用されるように、用語「C
1−C
8」あるいは「C
2−C
8」等は、夫々1−8個あるいは2−8個の炭素原子を有する部分を指す。
【0012】
用語「アルキル」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、直鎖または分枝鎖の部分を有する飽和している一価の炭化水素ラジカルを含む。典型的なアルキル部分は、1−8個の炭素原子、1−6個の炭素原子あるいは1−4個の炭素原子の範囲において炭素原子を有する。
【0013】
用語「アルケニル」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、少なくとも1つの炭素炭素二重結合を有するアルキル部分を含み、アルケニル部分のEおよびZ異性体を含み、ここでアルキルは上に定義された通りである。
【0014】
用語「アルキニル」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、少なくとも1つの炭素炭素三重結合を有するアルキル部分を含み、ここでアルキルは上に定義された通りである。
【0015】
用語「アルコキシル」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、O−アルキル基を含み、ここでアルキルは上に定義された通りである。
【0016】
用語「ヒドロキシル」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、−OHを含む。
【0017】
用語「アミノ」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、−NH
2ラジカルおよびN原子のいかなる置換も含むように意図される。
【0018】
用語「ハロゲン」および「ハロ」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、塩素、フッ素、臭素あるいはヨウ素を表す。
【0019】
用語「トリフルオロメチル」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、CF
3基を表すように意図される。
【0020】
用語「ペルフルオロアルキル」は、本明細書で使用されるように、CF
3、CF
2−CF
3、C(CF
2)(CF
2)等のような炭素に付けられた水素がすべてフッ素に交替されたアルキル基を表すように意図される。
【0021】
用語「トリフルオロメトキシ」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、OCF
3基を表すように意図される。
【0022】
用語「シアノ」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、−CN基を表すように意図される。
【0023】
用語「CH
2Cl
2」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、ジクロロメタンを表すように意図される。
【0024】
用語「C
3−C
12シクロアルキル」あるいは「C
5−C
8シクロアルキル」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、夫々合計3−12個の炭素原子、あるいは5−8環の炭素原子を含むことが本明細書で示された、非芳香族、飽和したまたは部分的に飽和した、単環式または縮合した、スピロまたは縮合していない二環式または三環式の炭化水素を指す。典型的なシクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびアダマンチル等の3−10個の炭素原子を有する環を含む。シクロアルキルの実例となる例は以下に由来するが、これに制限されない:
【0026】
用語「アリール」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、フェニルまたはナフチル等の1個の水素の除去による芳香族炭化水素に由来した有機ラジカルを含む。
【0027】
用語「3−15員環ヘテロシクリル」「3−7員環ヘテロシクリル」「6−10員環ヘテロシクリル」あるいは「4−10員環ヘテロシクリル」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、O、SおよびNから夫々選択される1−4個のヘテロ原子を含む芳香族および非芳香族ヘテロ環基を含み、ヘテロ環基は、その環に、夫々3−15個、3−7個、6−10個、あるいは4−10個の原子を有し、但し、前記基の環は2個の隣接したOあるいはS原子を含まない。非芳香族ヘテロ環基は、それらの環に3個の原子のみを有する基を含むが、芳香族ヘテロ環基はそれらの環に少なくとも5個の原子を有していなければならない。ヘテロ環式基は、ベンゾ縮合した環系を含む。3員環ヘテロ環基の一例はアジリジンであり、4員環ヘテロ環基の一例はアゼチジニル(アゼチジンに由来する)である。5員環ヘテロ環基の一例はチアゾリルであり、7員環の一例はアゼピニルであり、10員環ヘテロ環基の一例はキノリニルである。非芳香族ヘテロ環基の例は、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジノ、モルフォリノ、チオモルフォリノ、チオキサニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ホモピペリジニル、オキセパニル、チエパニル、オキサゼピニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、インドリニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、3H−インドリル、およびキノリジニルである。ヘテロ環は単環式および多環式の芳香族環構造を含み、その環に5−12個の原子を有するヘテロ環である「5−12員環ヘテロアリール」を指す。「5−12員環ヘテロアリール」の例は、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、シンノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プテリジニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、およびフロピリジニルである。上に挙げられた基に由来するような、上述の群は、可能なものとして、Cが付加されたあるいはNが付加されたものであり得る。例えば、ピロールに由来する基は、ピロール−1−イル(Nが付加された)あるいはピロール−3−イル(Cが付加された)であり得る。さらに、イミダゾールに由来する基は、イミダゾール−1−イル(Nが付加された)あるいはイミダゾール−3−イル(Cが付加された)であり得る。前述のヘテロ環基は、1つの環当たり、1−2個のオキソによって任意の環炭素、硫黄あるいは窒素原子上で随意に置換され得る。2つの環炭素原子がオキソの部分と置換されるヘテロ環基の一例は、1,1−ジオキソ−チオモルホリニルである。4−10員環ヘテロ環の他の実例となる例は、以下に由来するが、これに制限されない:
【0029】
用語「(12−15)−員環ヘテロシクリル」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、部分的に縮合しているあるいはスピロ環の配置にあり、少なくとも1個のNと随意にさらにO、SおよびNから選択される1−5個のヘテロ原子を含む芳香族および非芳香族ヘテロ環基を含み、ヘテロ環基は、その環に、夫々12−15個の原子を有し、但し、前記基の環は2個の隣接したOあるいはS原子を含まない。ヘテロ環基は三環式縮合環とスピロ環を含む。13−員環の三環式ヘテロ環基の一例は、3,4−ジヒドロピラジノ[1,2−a]ベンゾイミダゾールであり、15−員環のスピロ環式ヘテロ環基の一例は、3,4−ジヒドロ−1’H−スピロクロメンである。
【0030】
特記されていない限り、用語「オキソ」は=Oを指す。
【0031】
「溶媒和物」は、化合物の生物学的効果を保持する、特定の化合物の薬学的に許容可能な溶媒和物形態を意味するように意図される。溶媒和物の例は、水、イソプロパノール、エタノール、メタノール、DMSO(ジメチルスルホキシド)、酢酸エチル、酢酸あるいはエタノールアミンと組み合わせた発明の化合物を含む。
【0032】
語句「薬学的に許容可能な塩」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、式(A)あるいは式(B)の化合物中に存在し得る、酸性または塩基性基の塩類を含む。本質的に塩基性である式(A)または式(B)の化合物は、様々な無機および有機酸を備えた種々様々の塩類を形成することができる。式(A)または式(B)のそのような塩基性化合物の薬学的に許容可能な酸付加塩を調製するために使用され得る酸は、無毒な酸付加塩を形成する、つまり、酢酸塩、ベンゼンスルフォナート、安息香酸塩、重炭酸塩、重硫酸塩、酒石酸水素塩、ホウ酸塩、臭化物、カルシウムエデト酸塩、カンシラート、炭酸塩、塩化物、クラブラン酸、クエン酸塩、二塩化水素化物、エデト酸塩、エジシル酸塩、エストレート、エシレート、コハク酸エチル、フマル酸塩、グルセプテート、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリルアルサニル酸塩、ヘキシルレゾルシン酸塩、ヒドラバミン、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヨウ化物、イソチオネート、乳酸塩、ラクトビオン酸、ラウレート、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシレート、硫酸メチル、ムカート、ナプシラート、硝酸塩、オレアート、オキザラート、パモエート(エンボナート)、パルミチン酸塩、パントテン酸塩、リン酸塩/二リン酸塩、ポリガラクツロ酸、サリチラート、ステアラート、塩基性酢酸塩、琥珀酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクル酸塩、トシラート、トリエチオドードおよび吉草酸塩等の薬理学的に許容可能なアニオンを含む塩を形成する。
【0033】
用語「処置すること(treating)」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、そのような用語が適応される障害または疾患、あるいはそのような障害あるいは疾患の1つ以上の症状の進行を元に戻す、緩和する、阻害するあるいは予防することを意味する。
用語「処置(treatment)」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、「処置すること」が直接、上に定義されるような処置する行為を指す。
【0034】
語句「治療上有効な量」は、本明細書で使用されるように、研究者、獣医、医師あるいは他のものによって求められている組織、系、動物あるいはヒトの生物学的または医療用反応を引き出す薬あるいは医薬品の量を指す。
【0035】
用語「置換された」は、特定の基または部分が1つ以上の置換基を有することを意味する。用語「非置換型」は、特定の基が置換基を有していないことを意味する。用語「随意に置換された」は、特定の基が非置換型か1つ以上の置換基によって置換されることを意味する。
【0036】
慣例に従って、本明細書のいくつかの構造式において、炭素原子とそれらの結合水素原子は明示的に表されず、例えば、
【0042】
は、シクロペンチル基に相当する等である。さらに、環原子に直接付加されていない結合を備えた任意の環状基(アリール、ヘテロ環、あるいはシクロアルキル)の描写は、例えば、
【0044】
は、付加の位置が環状基の任意の利用可能な環原子上にあり得ることを示す。
【0045】
式(A)または式(B)のある化合物は不斉中心を有していることがあり、それゆえに、様々なエナンチオマ型で存在する。式(A)または式(B)の化合物の光学異性体と立体異性体およびその混合物はすべて、発明の範囲内であると考えられる。式(A)または式(B)の化合物に関して、発明は、ラセミ化合物、1つ以上のエナンチオマ型、1つ以上のジアステレオマ型あるいはその混合物の使用を含む。式(A)または式(B)の化合物は、さらに互変異性体として存在することがある。本発明はそのような互変異性体とその混合物のすべての使用に関する。
【0046】
本発明の化合物に含まれるある官能基は、生物学的等価性の基、すなわち、親基に対して同様の空間的あるいは電子必要条件を有しているが、異なるまたは改善された物理化学的あるいは他の特性を示す基、に置換され得る。好適な例は、当業者に既知であり、Patini et al., Chem. Rev, 1996, 96, 3147−3176およびそこに引用された文献に記載された部分を含むが、これに限定されない。
【0047】
発明の主題は、さらに、式(A)あるいは式(B)で列挙されたものと同一である同位体標識化合物を含むが、事実のために、1つ以上の原子は、自然界で通常発見される原子質量または質量数とは異なる数の原子質量または質量数を有する原子と取り替えられるという事実がある。発明の化合物に組み入れることができる同位元素の例は、夫々
2H、
3H、
13C、
14C、
15N、
18O、
17O、
31P、
32P、
35S、
18Fおよび
36Cl等の水素、炭素、窒素、酸素、亜リン酸、フッ素および塩素を含む。前述の同位元素および/または他の原子の他の同位元素を含む、本発明の化合物および薬学的に許容可能な塩、あるいは前記化合物の溶媒和物は、この発明の範囲内である。本発明のある同位体で標識された化合物は、例えば、
3Hおよび
14Cのような放射性同位体が組み入れられるものであり、薬剤および/または基質組織分配アッセイに役立つ。トリチウム、つまり
3H、および炭素−14、つまり
14Cの同位元素は、調製と検出感度のそれらの容易さのために特に好まれる。さらに、重水素、つまり
2Hのようなより重い同位元素の置換は、より大きな代謝安定性に起因するある治療上の利点を与え、これは例えば、インビボの半減期を増加させる、あるいは投与の必要量を減少させるため、いくつかの状況で好まれ得る。本発明の式(A)または式(B)の同位体で標識された化合物は、非同位体で標識された試薬の代わりに容易に利用可能な同位体で標識された試薬を用い、下記の実施例におけるおよび/または模式図で開示された手順を行なうことにより一般に調製することができる。
【0048】
用語「mmol」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、ミリモルを意味するように意図される。用語「equiv」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、等価を意味するように意図される。用語「mL」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、ミリリットルを意味するように意図される。用語「U」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、ユニットを意味するように意図される。用語「mm」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、ミリメートルを意味するように意図される。用語「g」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、グラムを意味するように意図される。用語「kg」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、キログラムを意味するように意図される。用語「h」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、時間を意味するように意図される。用語「min」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、分を意味するように意図される。用語「μL」特記されていない限り、本明細書で使用されるように、マイクロリットルを意味するように意図される。用語「μM」特記されていない限り、本明細書で使用されるように、マイクロモルを意味するように意図される。用語「μm」特記されていない限り、本明細書で使用されるように、マイクロメートルを意味するように意図される。用語「M」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、モル濃度を意味するように意図される。用語「N」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、標準を意味するように意図される。用語「nm」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、ナノメートルを意味するように意図される。用語「nM」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、ナノモル濃度を意味するように意図される。用語「amu」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、原子質量単位を意味するように意図される。用語「℃」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、摂氏を意味するように意図される。用語「m/z」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、質量電荷比を意味するように意図される。用語「wt/wt」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、重量/重量を意味するように意図される。用語「v/v」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、体積/体積を意味するように意図される。用語「mL/min」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、ミリリットル/分を意味するように意図される。用語「UV」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、紫外線を意味するように意図される。用語「APCI−MS」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、大気圧化学イオン化質量分析法を意味するように意図される。用語「HPLC」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、高性能液体クロマトグラフを意味するように意図される。特記されていない限り、クロマトグラフィーは約20℃の温度で実施された。用語「LC」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、液体クロマトグラフを意味するように意図される。用語「LCMS」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、液体クロマトグラフィー質量分析法を意味するように意図される。用語「TLC」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、薄層クロマトグラフィーを意味するように意図される。用語「SFC」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、超臨界流体クロマトグラフィーを意味するように意図される。用語「sat」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、飽和を意味するように意図される。用語「aq」は、本明細書で使用されるように、水性を意味するように意図される。用語「ELSD」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、蒸発光散乱検出を意味するように意図される。用語「MS」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、質量分析法を意味するように意図される。用語「HRMS(ESI)」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、高分解能質量分析法(エレクトロスプレイイオン化)を意味するように意図される。用語「Anal.」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、分析を意味するように意図される。用語「Calcd」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、計算を意味するように意図される。用語「N/A」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、試験されていないことを意味するように意図される。用語「RT」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、室温を意味するように意図される。用語「Mth」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、方法を意味するように意図される。用語「Celite(登録商標)」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、Los Angeles、California、USAにあるWorld MineRalsから市販されている白色固形物珪藻土フィルタ剤(white solid diatomite filteRagent)を意味するように意図される。用語「Eg.」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、例を意味するように意図される。
【0049】
(CR
3R
4)
tまたは(CR
10R
11)
vのような用語が使用され、例えば、R
3、R
4、R
10およびR
11は1以上のtあるいはvの各繰り返しに応じて変し得る。例えば、tまたはvが2である場合、用語−(CR
3R
4)
vあるいは−(CR
10R
11)
tは、−CH
2CH
2−、あるいはCH(CH
3)C(CH
2CH
3)(CH
2CH
2CH
3)−、あるいはR
3、R
4、R
10およびR
11の定義の範囲内にある同様の部分の任意の数と等しい。
【0050】
用語「Ki」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、酵素阻害定数の平値を意味するように意図される。用語「Ki app」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、見かけのKiを意味するように意図される。用語「IC
50」は、特記されていない限り、本明細書で使用されるように、少なくとも50%の酵素阻害に必要な濃度を意味するように意図される。
【0051】
発明の他の態様、利益および特徴は下記の詳細な記載から明らかになるだろう。
【0052】
<プロテインキナーゼC>
プロテインキナーゼC(PKC)として知られているキナーゼのスーパーファミリーは、活性があり、多くの細胞シグナル経路のレギュレーターとして働く重要なキナーゼである(Newton,2001, Chem. Rev. 101,2353−2364)。PKCの特定のアイソフォームは、高血糖症に対する反応(例えば、PKCβ(ベータ)Das Evcimen and King, 2007, Pharmacol Res,.55(6):p498−510)およびTとB細胞の生存と機能(例えば、PKCθ(シータ): Sun, Z. 2012, Front Immunol 3, 225;PKCβ:Leitges, M. et al., 1996, Science 273, 788−791; PKCα (アルファ): Gruber, T. et al., 2009, Mol Immunol 46, 2071−2079))に関係する。
【0053】
Tリンパ球とBリンパ球(T細胞とB細胞)の両方はしばしば同時に自己免疫性疾患の寄与することが示されている(Wahren−Herlenius and Doner T. 2013, Lancet. 382:819−31)。最近の科学報告書は、PKCの特定のアイソフォームがTとB細胞の正常機能、および自己免疫性疾患へのそれらの寄与において重要であることを明らかにした。
【0054】
3つのアイソフォーム、PKCθ、PKCαおよびPKCβは、リンパ球の機能にとってとても重要に見える。PKCθはT細胞機能に重要である(Sun,2012, Front Immunol 3, 225)。具体的には、PKCθは、T細胞レセプター複合体の下流にあり、T細胞の生存、機能および自己免疫性の刺激に重要な役割を果たす。自己免疫性疾患のマウスモデルは、T細胞依存の自己免疫におけるPKCθの機能を例証するために用いられた(Marsland, B.J. and Kopf, M., 2008, TRends Immunol, 29(4) 179−85)。PKCαは、T細胞の活性化において非重複の役割を果たす(Gruber, T., et al, 2009, Mol Immunol 46, 2071−2079; Pfeifhofer,C., et al, 2006, J Immunol 176, 6004−6011; von Essen, M., et al, 2006, J Immunol 176, 7502−75)。また、PKCβは、B細胞の生存、機能、および自己免疫で見られる機能不全において重要な役割を果たす(Leitges, M., et al, 1996, Science 273, 788−791; Saijo, K., et al, 2002, J Exp Med 195, 1647−1652; Su, T.T., et al., 2002, Nat Immunol 3, 780−786)。最後に、PKCδ(デルタ)の阻害が、B細胞の自己免疫性疾患を引き起こす可能性を有するように思われることがマウスにおいて示された。PKCδノックアウトマウス(PKCδ−/−)は、自己抗体を含む抗体産生を増加させ、実際に自己免疫性の表現型を示す(MecklenbRauker, I., et al, 2002, Nature 416, 860−865; Miyamoto, A., et al., 2002, Nature 416, 865−869)。
【0055】
<ピロロ−ピラゾールPKC阻害剤>
本明細書で使用されるピロロ−ピラゾールPKC阻害剤は、以前にWO2008/096260およびWO2008/125945に記載されており、例えば、米国特許第8,183,255号、米国特許第8,877,761号、米国特許出願14/506,470号、米国特許第8,114,871号、米国特許第8,999,981号の特許と特許出願に関連付けられ、その各々の全体は参照によって組込まれる。本明細書で使用されるように、用語化合物A(あるいはcmpd A)は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミンを指し、これはWO2008/096260に開示され、以下の化学構造を有する:
【0057】
(自己免疫性疾患)
<狼瘡>
狼瘡は、免疫系が宿主の組織と器官を攻撃する場合に生じる慢性の炎症性疾患である。狼瘡によって引き起こされた炎症は、関節、皮膚、腎臓、血球、脳、心臓および肺を含む様々な身体系に影響し得る。その兆候と症状が他の病気のものとしばしばよく似ているため、狼瘡は診断することが難しくなり得る。狼瘡の最も特有な兆候は、両方の頬を横切って広がる蝶の羽根に似ている顔面皮疹であり、多くに生じるが、狼瘡のすべての症例ではない。いくつかの個体は、狼瘡の発症への傾向を生まれつきもっており、それは感染、ある医薬品、あるいは日光などが引き金となって起こり得る。現在利用可能な処置は、症状を制御するのに役立つことができる。狼瘡であるほとんどの個体は、兆候と症状が増大し、その後、一時的に縮小するあるいはさらに完全に消失するフレアと呼ばれる症状の発現によって特徴づけられる軽度の疾患を有する。狼瘡の兆候と症状は、身体系がこの疾患によって影響を受けるか否かに依存する。最も一般的な兆候と症状は、疲労と熱、関節痛、こわばりと腫脹、頬と鼻の鼻梁に及ぶ顔の蝶形発疹、日光曝露で現われるあるいは悪化する皮膚病変、寒さやストレスの多い期間に曝された時に白あるいは青に変わる指と足指(レイノー現象)、息切れ、胸痛、眼乾燥、頭痛、錯乱および記憶喪失を含む。
【0058】
狼瘡の起点は、遺伝的特質と環境の原因の組み合わせに起因すると考えられている。狼瘡の遺伝性の素因を持った個体が、狼瘡を引き起こし得る環境要因と接触する場合に、この疾患に罹り得ることが見受けられる。いくつかの潜在的なトリガーは、太陽への曝露が狼瘡皮膚病変、あるいは影響され得る個体の内部応答をもたらし得るような日光と、感染を有することが狼瘡を発生させる、あるいは再発を引き起こし得るような感染の発症を含む。狼瘡は、あるタイプの抗卒中薬物、血圧薬物および抗生物質が引き金となって起こり得る。薬剤誘発性狼瘡の個体は、通常投薬を受けることをやめる場合に、症状が消えることがわかる。
【0059】
全身性エリテマトーデス(SLE)は、自己反応性のT細胞とB細胞がこの疾患の病態生理学に重要に寄与する重篤な疾患である (Wahren−Herlenius and Doner,2013, Lancet. 382:819−31; Murphy et al, 2013, Lancet. 31;382:809−) Knockout of the PKCβgene prevents the development of SLE in mice (Oleksyn D, et al., 2013, Arthritis Rheum 65:1022−31)。この研究は、自己免疫性疾患のためのPKCα、β、およびθの選択的阻害剤の開発を支援する。
【0060】
<ブドウ膜炎>
ブドウ膜炎とは、腫脹を生産し目の組織を破壊する炎症性疾患の群を記載する一般的用語である。この疾患がブドウ膜と呼ばれる目の一部にしばしば影響を与えるため、用語「ブドウ膜炎」が使用されている。しかしながら、ブドウ膜炎はブドウ膜に限定されない。これらの疾患はさらに水晶体、網膜、視神経、および硝子体に影響を与え、視力低下または失明を生じる。ブドウ膜炎の一般的な症状は、視力減退、疼痛、光感受性、および浮遊物の増加を含む。
【0061】
ブドウ膜は、目の血管の多くを含む目の中心層である。これは炎症細胞が目を入ることができる1つの方法である。強膜、目の白い外膜、および網膜と呼ばれる目の中間層の間に位置して、ブドウ膜は虹彩、毛様体および脈絡膜からなる。ブドウ膜炎は、水晶体、網膜、視神経および硝子体に関する問題を主として引き起こすことにより、視覚を破壊する。目のどこに生じるかによって分類された特定のタイプのブドウ膜炎は、前部ブドウ膜炎、中間部ブドウ膜炎、後部ブドウ膜炎および全ブドウ膜炎を含む。
【0062】
ブドウ膜炎は、目の内部の炎症反応によって主として引き起こされる。ブドウ膜炎をもたらす典型的な炎症反応は、身体自身の免疫系からの攻撃、目の中あるいは他の身体各部の中で生じる感染あるいは腫瘍、目の挫傷、および目に浸透し得る毒素を含む。
【0063】
ブドウ膜炎の診断は十分な診察および患者の全ての病歴の記録を含み得る。検体検査は感染または自己免疫障害を除外するために行われることがある。中枢神経系評価は、周辺部ぶどう膜炎と呼ばれる中間部ブドウ膜炎のサブグループの患者に、周辺部ぶどう膜炎にしばしば関係している多発性硬化症であるかどうかを判断するために、しばしば実施される。使用される典型的な目の診断は、患者の視覚が減少したかどうかを測定する試視力表または視力検査、瞳孔が目薬で拡大され、それから、光が、目の内部の奥を非侵襲的に検査するために検眼鏡と呼ばれる機器を通して確認される眼底検査、目の圧力の測定、および目の大部分を非侵襲的に検査するスリットランプ試験を含む。
【0064】
ブドウ膜炎の処置は、主として、炎症を除去し、疼痛を緩和し、さらなる組織損傷を防ぎ、いかなる視力喪失も回復しようとする。処置は、患者の示すブドウ膜炎のタイプに依存する。目のまわりの、あるいは目の内部へのコルチコステロイド目薬と注射剤を使用するようないくつかは、もっぱら目を標的とし得るが、疾患が両目、特に両目の後ろに生じている場合、口腔に投与される免疫抑制薬等の他の処置が使用されてもよい。
【0065】
また、ステロイドの抗炎症の薬剤は、目薬として投与される、錠剤として呑み込まれる、目のまわりあるいは目の中に注入される、血液の静脈内に注入される、あるいは目の内部で外科的に注入されるカプセルを介して目へ放出されるようにしばしば処方される。通常、ステロイドの長期使用から発生する望まれない副作用を回避するために、患者が3か月以上の経口ステロイドの中程度または高用量を必要とするように見受けられる場合に、他の薬剤が開始される。
【0066】
一般に使用される他の免疫抑制薬は、メトトレキサート、ミコフェノール酸、アザチオプリンおよびシクロスポリン等の薬剤を含む。いくつかの症例において、アダリムマブ、インフリキシマブ、ダクリズマブ、アバタセプトおよびリツキシマブ等の生物学的反応修飾物質(BRM)あるいは生物製剤が使用される。これらの医薬品は、免疫系の特定の要素を標的としている。これらの医薬品のうちのいくつかは、癌を有する危険を増加させることがある。
【0067】
処置は、さらに、患者が苦しんでいる特定のタイプのブドウ膜炎に依存し得る。前部ブドウ膜炎は、例えば、虹彩と毛様体の筋痙縮を防ぐために瞳孔を拡大する目薬を投与する、あるいは、炎症を弱めるためにプレドニゾン等のステロイドを含む目薬を投与することによって処置される。中間物、後部、および全ブドウ膜炎は、しばしば目のまわりの注射、口から与えられた薬剤、あるいはいくつかの例において、目の内部で外科的に注入される徐放性カプセルで処置される。
【0068】
<脳炎>
免疫系の主な役割は、感染を認識し戦うことである。しかし、機能不全により、免疫系のいくつかの構成要素は代わりに、天然タンパク質に反応することがあり、自己免疫性疾患を引き起こす。この反応が脳のタンパク質に対する場合、それは自己免疫性脳炎(AE)と呼ばれ、免疫系が脳を攻撃する深刻な状態であり、機能を低下させる。自己免疫性脳炎は、重要であり、脳炎症候群の潜在的に可逆的で無感染の原因であるとますます認識されている。様々な自己免疫性脳炎が、抗LGI1脳炎(以前は抗電位依存性カリウムチャネル「抗VGKC」抗体脳炎と称されていた)と抗N−メチル−D−アスパラギン酸受容体(抗NMDAR)脳炎を含めて記載されている。
【0069】
NMDA受容体抗体脳炎は、精神学的特徴、錯乱、記憶喪失および発作に後続する運動障害、意識消失および血圧、心拍数並びに温度の変動を引き起こす自己免疫性疾患である。この疾患は、免疫系を弱める様々な療法およびもし発見された場合の内在する腫瘍の摘出によく応答し得るが、改善は多くの場合遅い。NMDA受容体抗体に関連する脳炎の患者で見られた症状と徴候は特有で、この疾患を診断するためにNMDA受容体抗体検査を要求することを多くの臨床医に促すことができる。この疾患は主として、18歳未満の症例が約30%であり、若い人々に影響を与える。女性は、多くの場合男性よりも影響を受ける。一旦患者がNMDA受容体抗体脳炎と診断されると、内在する腫瘍が通常発見される。腫瘍が発見される男性はほとんどいないが、最近の報告は女性の20−57%が内在する腫瘍を有し得ることを示唆している。女性で見つかった最も一般的な腫瘍は卵巣性奇形腫と考えられる。これは非癌性の腫瘍であるが、それはNMDA受容体抗体の産生を刺激すると考えられている。存在する場合、処置は免疫療法と腫瘍の摘出からなる。免疫療法は、免疫系を弱めるために薬剤を使用する。これらはステロイド、免疫グロブリンおよび血漿交換療法を含む。加えて、何人かの患者は、シクロホスファミドとリツキシマブ等の免疫系を弱める他の医薬品で処置される。
【0070】
抗体が脳の電位依存性カリウムチャネル複合体を標的とする場合、それらは「電位依存性カリウムチャネル複合体抗体関連辺縁系脳炎」(VGKC−LE)を引き起こす。男性は、女性より2倍、抗LG1抗体脳炎にしばしば影響される。最初に、家族は、彼らの親類が忘れやすく、眠そうで、内向的になることに通常気づく。患者は、さらに気分障害、抑うつのような、あるいは奇妙な考えおよび行動を発症し得る。加えて、発作がしばしば生じる。これらは、患者が数秒以上生気を失う時、短い「欠神」の形態をとることがあり、これは「側頭葉てんかん」とも呼ばれ、あるいは観察者を非常に不安にさせる悪化した腕と脚の痙攣の形態をとることがあり、これはまた全身性けいれんとして知られている。最後に、患者は、てんかん(faciobRachial seizures)と呼ばれる顔と腕の短い痙攣を発症し得る。最後の症状は重要な特徴で、VGKC抗体を高く示唆する。
【0071】
VGKC抗体が実際にはカリウムチャネルを標的としないことが最近発見された。それらは、脳において密接にカリウムチャネルに関係しているLGI1と頻繁ではないがCASPR2と呼ばれるタンパク質を標的とする。したがって、現在、様々な報告書、診断検査および医者は、用語VGKC、VGKC複合体、LGI1および/またはCASPR2抗体を使用する。実際、これらの抗体間の違いは通常ほとんどないが、これは、今後我々がこの疾患を診断する方法を変更し得る活発な研究の下にある分野である。VGKC−LEは免疫抑制を使用して、炎症を引き起こしている免疫反応を弱めることにより処置することができるが、薬剤の単一のセットで、他のものより優れていると証明されているものはなく、新規のまたは最適な処置についての研究は進行中である。しかしながら、ほとんどの臨床医は、ステロイドの経口あるいは静脈内の投与を備えた免疫抑制、免疫グロブリン静注、および/または血漿交換療法の使用を選択する。
【0072】
自己免疫性の脳炎も感染が引き金となって引き起こされ得、その場合には、用語「感染後脳炎」が使用される。急性散在性脳脊髄膜炎(ADEM)は感染後脳炎である。この疾患は、通常、小児期、または免疫処置における発疹を引き起こすもの等、軽症のウイルス感染の後に続く。典型的に、脳炎の感染と発症の引き金となる間の2−3週に対して数日の遅れがある。ADEMは、脳炎のすべての既知の事例の約10%を占める。ADEMは通常、子どもに影響を与え、小児期発疹、発疹、他のウイルス感染あるいは免疫処置の後に始まる。症状が出現する前の2−3週に対して数日の潜伏期が通常存在する。この疾患はよく理解されておらず、以前はこの疾患を記載するために様々な用語が用いられ、これらの用語は、ウイルス感染後、感染後、あるいは傍感染性を含む。この疾患は通常、熱、頭痛、頚部硬直、嘔吐および食欲不振等のあまり特有でない症状から始まる。患者が混乱し、時々意識不明のようになることがある意識の抑うつは急速にこれらに続く。発見され得る神経学的な特徴は、視覚的な劣化、腕と脚のぎこちなさ、半身麻痺、および発作を含む。これらの症状の持続時間は変化する。いくつかの症状は、数週から1ヶ月続き、その一方で他の致命的な症状は、複数日をこえる急速な進行性の経過を有する。
【0073】
ADEMの患者の脳から、原因となる組織を分離することができないという一般的な意見の一致がある。以前の感染または免疫処置との疾患の関連は、免疫学的なプロセスを示唆する。抗脳抗体、および特定の脳抗原への細胞性免疫反応の測定に関する詳細な基礎研究は、これらの患者が自分の脳の構成要素に対するアレルギー応答を発症しており、これが「自己免疫性」応答であることを示唆する。
【0074】
処置の理想的な形態は、一旦診断が下され、初期に与えられた時より多くの利益があれば、行われるべき免疫調節である。しかしながら、その診断は速やかに得るのが難しいことがある。高用量のステロイドは、しばしば優れた予後を備えた症状の迅速な解消に結びつく場合がある。
【0075】
(処置の方法)
<狼瘡>
1つの実施形態は、以下からなる群から選択される化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与することを含む、それを必要とする被験体の狼瘡を処置する方法を提供する:
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロ−N
2,N
2−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン、
N
2−シクロプロピル−N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロ−N
2−メチルピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロ−N
2−イソプロピルピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチルピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2,N
2−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン、
5−{[(8S)−6,8−ジメチル−6,9−ジアザスピロ[4.5]デカ−9−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
N
2−エチル−5−フルオロ−N
4−(5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
4−[(6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−カルボニトリル、
N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
2−((5S)−4−{[3−[(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(5−フルオロ−2−プロピルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(5−フルオロ−2−イソプロピルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−[5−フルオロ−2−(メトキシメチル)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−N−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−N−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−N−(4−メチルピリミジン−2−イル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[4−エチル(2S,5R)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−{[(2S,5R)−4−(2−メトキシエチル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−[5−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]−5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−[5−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−[5−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
2−((5S)−4−{[3−[(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール、
2−((5S)−4−{[3−[(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール、
5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−N−[5−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−[5−フルオロ−2−(メトキシメチル)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、および
2−((5S)−4−{[3−{[5−フルオロ−2−(メトキシメチル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール。
【0076】
別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物はN
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物はN
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−N−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−[2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物はN
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物はN
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチルピリミジン−2,4−ジアミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、狼瘡はエリテマトーデスである。
【0077】
1つの実施形態は、式5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩および薬学的に許容可能な賦形剤を有する化合物を含む組成物を被験体に投与すること含む、それを必要とする被験体のエリテマトーデスを処置する方法を提供する。
【0078】
1つの実施形態は、以下からなる群から選択される化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与することを含む、それを必要とする被験体の狼瘡を処置する方法を提供する:
N
2−(シクロプロピルメチル)−N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロ−N
2−イソブチルピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{[(2S,5R)−4−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メトキシピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)−4−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)−4−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2,6−ジメチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
2(S),5(S)−{[ジメチル−4−メチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
[3−(5−フルオロ−2−メチル−ピリミジン−4−イルアミノ)−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピラゾル−5−イル]−[4−(3−ヒドロキシ−プロピル)−2,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル]−メタノン;
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(3S,8aS)−3−メチルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン;
N
2−エチル−5−フルオロ−N
4−(5−{[(2S,5R)−4−(2−メトキシエチル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン;
N−(5−フルオロ−2−モルホリン−4−イルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N
2−エチル−5−フルオロ−N
4−{5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エトキシピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(3S,8aS)−3−メチルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[((3S))−3−エチル−4−メチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[((3R))−3−エチル−4−メチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
4−[((2R,5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル]テトラヒドロ−2H−ピラン4−オル;
2−((5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール;
2−((5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール;
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)−5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
2(S),5(S)−{[ジメチル−4−メチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−エトキシピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−ピリミジン−4イル−アミノ)−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピラゾル−5−イル]−(R)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル−メタノン;
5−{[(3S,8aS)−3,8a−ジメチルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(3S)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(3R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−{[(3S,8aS)−3−イソプロピルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
4−[((2R,5S)−4−{[3−[(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル]テトラヒドロ−2H−ピラン4−オル;
2−((5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メトキシピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール;
2−((5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メトキシピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール;
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−4−イル]−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ピリミジン−4−イル]−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペリジン−4−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペリジン−4−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(4−エトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(4−エトキシピリミジン−2−イル)−5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;あるいは
2−((5S)−4−{[3−{[5−フルオロ−2−(メトキシメチル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール。
【0079】
別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物はN−(4−エトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物は5−{[(3S,8aS)−3,8a−ジメチルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物はN−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)−5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物はN−[5−フルオロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物はN−(2−エトキシピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物はN−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物はN
2−エチル−5−フルオロ−N
4−(5−{[(2S,5R)−4−(2−メトキシエチル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−4−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2,6−ジメチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物はN−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物は4−[((2R,5S)−4−{[3−[(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル]テトラヒドロ−2H−ピラン4−オル、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物はN−[5−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物はN−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、化合物はN
2−(シクロプロピルメチル)−N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。
【0080】
1つの実施形態は、以下からなる群から選択される化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与することを含む、それを必要とする被験体の狼瘡を処置する方法を提供する:
N−(5−{[(8S)−6,8−ジメチル−6,9−ジアザスピロ[4.5]デカ−9−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−((3S,8aS)−3−ベンジル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ベンズアミド;
N−(5−((3S,8aS)−3−ベンジル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)3−メトキシベンズアミド;
3,4−ジクロロ−N−(6,6−ジメチル−5−(3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ベンズアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−(3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−4,6−ジメチルピコリンアミド;
N−(5−((3S,8aS)−3−(シクロヘキシルメチル)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
3−シアノ−N−(6,6−ジメチル−5−(3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ベンズアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−カルボキサミド;
4,5−ジクロロ−N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)チアゾール−2−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−(3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)H−ピロロ[1,2−f]ピリミジン−3−カルボキサミド;
N−(5−((2R,5S)−2−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチル−1−プロピルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)5−ニトロピコリンアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−(3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)キノリン−2−カルボキサミド;
N−(5−((+/−)−トランス−1−アリル−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
5−ブロモ−N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピコリンアミド;
N−(5−((+/−)−トランス−1−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((+/−)−トランス−1−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−(1−(3−ヒドロキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((3S,8aS)−3−イソプロピル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
2−ブロモ−N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)チアゾール−4−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((2R,5S)−1,2,5−トリメチルピペラジン−4−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((2R,5S)−1−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((2R,5S)−2,5−ジメチル−1−プロピルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((2R,5S)−1−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((2R,5S)−1−ブチル−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(7S)−5,7−ジメチル−5,8−ジアザスピロ[3.5]ノナ−8−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−((2R,5S)−2,5−ジメチル−1−(2(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)エチル)ピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((2R,5S)−2,5−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)イソキノリン−3−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1,6−ナフチリジン−2−カルボキサミド;
3−シクロプロピル−N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)キノキサリン−2−カルボキサミド;
3−tert−ブチル−N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド;
3−シクロプロピル−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−メトキシピリジン−2−カルボキサミド;
5−クロロ−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−6−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−3−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド;
2−シクロプロピル−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1,3−オキサゾール−4−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−3−メチルベンズアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−4−フルオロベンズアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−3−フルオロベンズアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−エチルピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−メトキシピリジン−2−カルボキサミド;
5−クロロ−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
2−(3,5−ジメチルイソキサゾル−4−イル)−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)アセトアミド;
5−シアノ−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;および
5−シアノ−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド。
【0083】
を有する化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与することを含む、それを必要とする被験体の狼瘡を処置する方法を提供し、
式中:
XはCまたはNであり;
R
1は、アリールまたは
【0085】
であり、環Aは、Zを含む5−6員環のヘテロ環であり、Zは、付加箇所に隣接しているO、SあるいはNヘテロ原子であり、R
1は随意に0−3つのR
9基でさらに置換されており、R
9基の2つは付加されるアリールまたはヘテロ環に縮合されるNまたはSを含む5−6員環のヘテロ環lを形成するために随意に環化し得;
R
2はHまたは随意にさらに0−3つのR
9基で置換されたC
1−C
6アルキルであり;
XがNである場合、R
3は環の任意の炭素に付加され得、H、C
1−C
6アルキル、ハロゲン化物あるいはペルフルオロアルキルからされ;
XがCである場合、R
3はフルオロであり、Xに付加されており;
R
4とR
5は各々、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、−(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、−(R
d)
m−アリール、−(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、−(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、−(R
d)
m−ハロゲン化物、−(R
d)
m−CN、−(R
d)
m−C(O)R
a、−(R
d)
m−C(O)OR
a、−(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−OR
a、−(R
d)
m−OC(O)R
a、−(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−O−S(O)R
a、−(R
d)
m−OS(O)
2R
a、−(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、−(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−NO
2、−(R
d)
m−NR
aR
b、−(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、−(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、−(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、−(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、−(R
d)
m−SR
a、−(R
d)
m−S(O)R
a、−(R
d)
m−S(O)
2R
a、−(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、−(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bから独立して選択され、またはR
4およびR
5は3−5員環のスピロ−シクロアルキルを形成するためにともに環化し得;C
3−C
12シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルあるいはヘテロアリールのいずれかは、独立して随意にさらに0−3つのR
9基によって置換され;
R
6は、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、−(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、−(R
d)
m−アリール、−(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、−(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、−(R
d)
m−ハロゲン化物、−(R
d)
m−CN、−(R
d)
m−C(O)R
a、−(R
d)
m−C(O)OR
a、−(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−OR
a、−(R
d)
m−OC(O)R
a、−(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−O−S(O)R
a、−(R
d)
m−OS(O)
2R
a、−(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、−(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−NO
2、−(R
d)
m−NR
aR
b、−(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、−(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、−(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、−(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、−(R
d)
m−SR
a、−(R
d)
m−S(O)R
a、−(R
d)
m−S(O)
2R
a、−(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、−(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bから選択され;あるいは、R
6は、それらが付加されたピペラジンまたはピペラジンに縮合した4−7員環ヘテロシクリル環を形成するために、R
4と共に環化し得;
および、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールのいずれかは、独立して0−3つのR
9基にさらに置換され得;
R
7とR
8はそれぞれ独立してC
1−C
2アルキルであり、あるいはR
7とR
8はシクロプロピルまたはシクロブチルを形成するためにともに環化し;
R
9はそれぞれ、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、−(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、−(R
d)
m−アリール、−(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、−(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、−(R
d)
m−ハロゲン化物、−(R
d)
m−CN、−(R
d)
m−C(O)R
a、−(R
d)
m−C(O)OR
a、−(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−OR
a、−(R
d)
m−OC(O)R
a、−(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−O−S(O)R
a、−(R
d)
m−OS(O)
2R
a、−(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、−(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−NO
2、−(R
d)
m−NR
aR
b、−(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、−(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、−(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、−(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、−(R
d)
m−SR
a、−(R
d)
m−S(O)R
a、−(R
d)
m−S(O)
2R
a、−(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、−(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは−(R
d)
m−NR
a(R
e)−OR
bから独立して選択され;アルキル、アルケニル、アルキニル、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリールあるいは3−15員環ヘテロシクリルのいずれかは、独立して随意にさらに−ハロゲン化物、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ペルフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシル、C
1−C
6アルキルアミノ、CNあるいはオキソから選択される1−3つの基によって置換され;
R
a、R
bおよびR
cはそれぞれ、H、C
1−C
6ペルフルオロアルキル、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、−(C
1−C
3アルキレン)
m−(C
3−C
8シクロアルキル)、−(C
1−C
3アルキレン)
m−(C
3−C
8シクロアルケニル)、C
2−C
8アルキニル、−(C
1−C
3アルキレン)
m−アリール、あるいは−(C
1−C
3アルキレン)
m−(3−8員環ヘテロシクリル)、および、R
a、R
bおよびR
cのそれぞれは、独立して随意にさらにハロゲン化物、ヒドロキシル、−CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ペルフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルおよびC
1−C
6アルキルアミノから選択される0−3つの基によって置換され;あるいは、同じ窒素に結合された時、R
aとR
bは随意にa−(3−8員環ヘテロシクリル)を形成し得、3−8員環ヘテロシクリルは、随意にさらにハロゲン化物、ヒドロキシル、−CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ペルフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルあるいはC
1−C
6アルキルアミノから選択される0−3つの基によって置換され;
R
dとR
eはそれぞれ独立して、−(C
1−C
3アルキレン)−、−(C
2−C
5アルケニレン)−、あるいは−(C
2−C
5アルキニレン)−であり;
それぞれのmは0または1であり、
およびX=Nの場合、R
2、R
3、R
4およびR
5がすべてHではない。
【0086】
別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、R
7とR
8は両方ともメチルである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、XはNである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、R
1はピリジンまたはピペラジンである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、R
1は5−員環ヘテロシクリルである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、R
1は、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾールあるいはイミダゾールからなる群から選択される。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、R
2またはR
4はメチルである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、R
6は−(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、R
6は−(R
d)
mテトラヒドロピランである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、R
6はテトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチルである。別の実施形態は、狼瘡1を処置する方法を提供し、R
2は(S)配置の−CH
3である。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、R
6は−(R
d)
m−OR
aである。
【0087】
1つの実施形態は、以下からなる群から選択される化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与することを含む、それを必要とする被験体の狼瘡を処置する方法を提供する:
N−(5−((2R,5S)−2,5−ジメチル−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)メチル)ピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)5−フルオロピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−エチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2,4−ジメチル−1,3−オキサゾール−5−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2−メチル−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2−エチル−4−メチル−1,3−オキサゾール−5−カルボキサミド;
1−シクロブチル−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2−エチル−1,3−オキサゾール−4−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−モルホリン−4−イルピリジン−2−カルボキサミド;および
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボキサミド。
【0090】
を有する化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与することを含む、それを必要とする被験体の狼瘡を処置する方法を提供し、
式中
XはC−R
11あるいはNであり、R
11は、H、ハロ、OH、C
1−C
3アルキル、CF
3、あるいはCNであり;
AとBは独立してCまたはNであり;
R
1、R
2およびR
3は各々、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−OR
a、(R
d)
m−OC(O)R
a、(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、(R
d)
m−O−S(O)R
a、(R
d)
m−OS(O)
2R
a、(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、(R
d)
m−NO
2、(R
d)
m−NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、(R
d)
m−SR
a、(R
d)
m−S(O)R
a、(R
d)
m−S(O)
2R
a、(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−O(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは−(R
d)
m−NR
a(R
e)−OR
bから独立して選択され;R
2とR
3は、それらが付加されている6−員環のN含有ヘテロアリールに縮合した飽和している又は不飽和の3−7員環ヘテロシクリルを形成するために、ともに随意に環化し得;アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニル、あるいは3−15員環ヘテロシクリルのいずれかは、独立してさらに随意に0−3つのR
12基によって置換され得;
R
4とR
5は各々、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−OR
a、(R
d)
m−OC(O)R
a、(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、(R
d)
m−O−S(O)R
a、(R
d)
m−OS(O)
2R
a、(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、(R
d)
m−NO
2、(R
d)
m−NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、(R
d)
m−SR
a、(R
d)
m−S(O)R
a、(R
d)
m−S(O)
2R
a、(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−O(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは−(R
d)
m−NR
a(R
e)−OR
bから独立して選択され;アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリール、あるいは3−15員環ヘテロシクリルのいずれかは、独立して随意にさらに、0−3つのR
12基によって置換され、R
6とR
7は、各々独立して、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−OR
a、(R
d)
m−OC(O)R
a、(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、(R
d)
m−O−S(O)R
a、(R
d)
m−OS(O)
2R
a、(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、(R
d)
m−NO
2、(R
d)
m−NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、(R
d)
m−SR
a、(R
d)
m−S(O)R
a、(R
d)
m−S(O)
2R
a、(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;
R
6とR
7はC
3−C
7シクロアルキルを形成するために随意に環化し得、アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリール、あるいは3−15員環ヘテロシクリルのいずれかは、独立して随意にさらに0−3つのR
12基によって置換され;
R
8は、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−OR
a、(R
d)
m−OC(O)R
a、(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、(R
d)
m−O−S(O)R
a、(R
d)
m−OS(O)
2R
a、(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、(R
d)
m−NO
2、(R
d)
m−NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、(R
d)
m−SR
a、(R
d)
m−S(O)R
a、(R
d)
m−S(O)
2R
a、(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニル、あるいは3−15員環ヘテロシクリルのいずれかは、独立して随意にさらに、−F、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3ペルフルオロアルキル、ヒドロキシル、C
1−C
6アルコキシル、あるいはオキソから選択される1−3つの基によって置換され;
R
9とR
10は各々独立して、C
1−C
2アルキルであり、あるいはシクロプロピルまたはシクロブチルを形成するためにともに環化され得;
R
12は各々独立して、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、
(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−OR
a、(R
d)
m−OC(O)R
a、(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、(R
d)
m−O−S(O)R
a、(R
d)
m−OS(O)
2R
a、(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、(R
d)
m−NO
2、(R
d)
m−NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、(R
d)
m−SR
a、(R
d)
m−S(O)R
a、(R
d)
m−S(O)
2R
a、(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニル、あるいは3−15員環ヘテロシクリルのいずれかは、独立して随意にさらに、、−F、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3ペルフルオロアルキル、ヒドロキシル、C
1−C
6アルコキシル、あるいはオキソから選択される1−3つの基によって置換され;
R
a、R
bおよびR
cの各々は、H、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、(R
d)
m−(C
3−C
8シクロアルキル)、(R
d)
m−(C
3−C
8シクロアルケニル)、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−フェニル、あるいは(R
d)
m−(3−7員環ヘテロシクリル)から選択され、R
a、R
bおよびR
cの各々は、独立して随意にさらに、ハロゲン化物、ヒドロキシル、CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ペルフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルおよびC
1−C
6アルキルアミノから選択される1−3の基によって置換され;あるいは、同じ窒素に結合された時、R
aとR
bはともに随意に3−7員環ヘテロシクリルを形成し得、それは、随意にハロゲン化物、ヒドロキシル、CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ペルフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルあるいはC
1−C
6アルキルアミノから選択される0−3の基によってさらに置換され得;
R
dとR
eの各々は、独立して(C
1−C
3アルキレン)−、(C
2−C
5アルケニレン)−、あるいは(C
2−C
5アルキニレン)−であり;および
mの各々は独立して0または1であり;
XがNである場合、R
6とR
7の両方がHではなく、XがC−R
11である場合、R
6とR
7は両方ともHであり;
あるいはその薬学的に許容可能な塩である。
【0091】
別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(A)の化合物において、R
9とR
10は両方ともメチルである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(A)の化合物において、XはNであり、R
6とR
7は各々独立して、HあるいはC
1−C
6アルキルであるが、両方共がHではない。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(A)の化合物において、AはNであり、BはCである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(A)の化合物において、AはCであり、BはNである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(A)の化合物において、R
6とR
7は両方ともメチルである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(A)の化合物において、R
6はHであり、R
7はメチルである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(A)の化合物において、R
4はR
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−OR
a、(R
d)
m−OC(O)R
a、(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、(R
d)
m−O−S(O)R
a、(R
d)
m−OS(O)
2R
a、(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、(R
d)
m−NO
2、(R
d)
m−NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、(R
d)
m−SR
a、(R
d)
m−S(O)R
a、(R
d)
m−S(O)
2R
a、(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリール、3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意にさらに、0−3つのR
12基によって置換される。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(A)の化合物において、R
4はメチルである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(A)の化合物において、R
1はR
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−OR
a、(R
d)
m−OC(O)R
a、(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、(R
d)
m−OS(O)R
a、(R
d)
m−OS(O)
2R
a、(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、(R
d)
m−NO
2、(R
d)
m−NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、(R
d)
m−SR
a、(R
d)
m−S(O)R
a、(R
d)
m−S(O)
2R
a、(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリール、3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意にさらに、0−3つのR
12基によって置換される。
【0092】
別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(A)の化合物において、R
1は(R
d)
m−OR
a、C
1−C
8アルキル、あるいは(R
d)
m−NR
aR
bである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(A)の化合物において、R
8はR
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−OR
a、あるいは(R
d)
m−NR
aR
bである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(A)の化合物において、R
dとR
eは各々独立して−(C
1−C
3アルキレン)である。
【0095】
を有する化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与することを含む、それを必要とする被験体の狼瘡を処置する方法を提供し、
式中
XはC−R
11あるいはNであり、R
11は、H、ハロ、OH、C
1−C
3アルキル、CF
3あるいはCNであり;
AとBは独立してCまたはNであり;
R
1は、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−OR
a、(R
d)
m−OC(O)R
a、(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、(R
d)
m−OS(O)R
a、(R
d)
m−OS(O)
2R
a、(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、(R
d)
m−NO
2、(R
d)
m−NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、(R
d)
m−SR
a、(R
d)
m−S(O)R
a、(R
d)
m−S(O)
2R
a、(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−O(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは−(R
d)
m−NR
a(R
e)−OR
bであり;アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニルあるいは3−15員環ヘテロシクリルのいずれかは、独立してさらに随意に0−3つのR
12基によって置換され得;
R
2とR
3の各々は、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−OR
a、(R
d)
m−OC(O)R
a、(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、(R
d)
m−O−S(O)R
a、(R
d)
m−OS(O)
2R
a、(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、(R
d)
m−NO
2、(R
d)
m−NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、(R
d)
m−SR
a、(R
d)
m−S(O)R
a、(R
d)
m−S(O)
2R
a、(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−O(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは−(R
d)
m−NR
a(R
e)−OR
bから独立して選択され;R
2とR
3は、それらが付加されている6員環のN含有ヘテロアリールに縮合した飽和しているまたは不飽和の3−7員環ヘテロシクリルを形成するためにともに随意に環化し得;アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニルあるいは3−15員環ヘテロシクリルのいずれかは、独立してさらに随意に0−3つのR
12基によって置換され得;
R
4とR
5の各々は、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、 (R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−OR
a、(R
d)
m−OC(O)R
a、(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、(R
d)
m−O−S(O)R
a、(R
d)
m−OS(O)
2R
a、(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、 (R
d)
m−NO
2、(R
d)
m−NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、(R
d)
m−SR
a、(R
d)
m−S(O)R
a、(R
d)
m−S(O)
2R
a、(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−O(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは−(R
d)
m−NR
a(R
e)−OR
bから独立して選択され;アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリール、あるいは3−15員環ヘテロシクリルのいずれかは、独立して随意にさらに、0−3つのR
12基によって置換され、
R
8は、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−OR
a、(R
d)
m−OC(O)R
a、(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、(R
d)
m−O−S(O)R
a、(R
d)
m−OS(O)
2R
a、(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、(R
d)
m−NO
2、 (R
d)
m−NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、(R
d)
m−SR
a、(R
d)
m−S(O)R
a、(R
d)
m−S(O)
2R
a、(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニル、あるいは3−15員環ヘテロシクリルのいずれかは、独立して随意にさらに、−F、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3ペルフルオロアルキル、ヒドロキシル、C
1−C
6アルコキシル、あるいはオキソから選択される1−3つの基によって置換され;
R
9とR
10は各々独立して、C
1−C
2アルキルであり、あるいはシクロプロピルまたはシクロブチルを形成するためにともに環化し得;
R
12は各々独立して、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6ペルフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−OR
a、(R
d)
m−OC(O)R
a、(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b、(R
d)
m−O−S(O)R
a、(R
d)
m−OS(O)
2R
a、(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b、(R
d)
m−NO
2、(R
d)
m−NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b、(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b、(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b、(R
d)
m−SR
a、(R
d)
m−S(O)R
a、(R
d)
m−S(O)
2R
a、(R
d)
m−S(O)NR
aR
b、(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b、(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b、あるいは−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニル、あるいは3−15員環ヘテロシクリルのいずれかは、独立して随意にさらに、−F、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3ペルフルオロアルキル、ヒドロキシル、C
1−C
6アルコキシルあるいはオキソから選択される1−3つの基によって置換され;
R
a、R
bおよびR
cの各々は独立して、H、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、(R
d)
m−(C
3−C
8シクロアルキル)、(R
d)
m−(C
3−C
8シクロアルケニル)、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−フェニルあるいは(R
d)
m−(3−7員環ヘテロシクリル)から選択され、R
a、R
bおよびR
cの各々は独立して随意にさらに、ハロゲン化物、ヒドロキシル、CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ペルフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルおよびC
1−C
6アルキルアミノから選択される1−3つの基によって置換され;あるいは同じ窒素に結合された時、R
aとR
bはともに随意に3−7員環ヘテロシクリルを形成し得、それは、随意にハロゲン化物、ヒドロキシル、CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6ペルフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルあるいはC
1−C
6アルキルアミノから選択される0−3の基によってさらに置換され得;
R
dとR
eの各々は独立して、(C
1−C
3アルキレン)−、(C
2−C
5アルケニレン)−、あるいは(C
2−C
5アルキニレン)−であり;および
mは各々独立して0または1であり、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。
【0096】
別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(B)の化合物において、AはNであり、BはCである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(B)の化合物において、R
9とR
10は両方ともメチルである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(B)の化合物において、R
4は、(R
d)
m−OR
a、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニルあるいはC
2−C
8アルキニルである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(B)の化合物において、R
4はメチルである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(B)の化合物において、R
1は、−(R
d)
m−OR
a、C
1−C
8アルキルあるいは(R
d)
m−NR
aR
bである。別の実施形態は、狼瘡を処置する方法を提供し、式(B)の化合物において、R
dとR
eの各々は独立して、(C
1−C
3アルキレン)−である。
【0097】
<エリテマトーデス>
式5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミンを有する化合物を被験体に投与する工程を含む、それを必要とする被験体の狼瘡(エリテマトーデス、LE)を処置する方法が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、狼瘡は、身体の免疫系が心臓、関節、皮膚、肺、血管、肝臓、腎臓および神経系を含む自身の組織と器官を攻撃する多系自己免疫性疾患である。いくつかの実施形態では、狼瘡は、全身性エリテマトーデス、皮膚エリテマトーデスおよび薬剤誘発性エリテマトーデスに分類される。いくつかの実施形態では、皮膚LEは、肥厚性LE、腫脹性LE、円盤状LE、亜急性LE、深在性LE、新生児LEおよび急性皮膚LEにさらに分類される。
【0098】
いくつかの実施形態では、狼瘡は全身性エリテマトーデス(SLE)である。いくつかの実施形態では、SLEは、Bリンパ球活性化の減少した閾値のような異常なB細胞行動、アポトーシスの細胞と免疫複合体の異常な除去、および自己抗原への自己抗体の産生によって特徴づけられる。いくつかの実施形態では、PKCβは、B細胞活性化およびB細胞介在性の体液性応答に関与する。例えばPKC−β−/−マウスは、T細胞依存または、T細胞非依存性抗原の抗原投与の後に抗体産生の欠損を有している(Leitges, M., et al, “Immunodeficiency in protein kinase Cbeta−deficient mice”Science 273: 788−791 (1996)参照)。さらに、マウスモデルにおいて、PKCβの欠陥は、マウスの免疫性欠如のB細胞表現型を引き起こし、優先的に自己反応性の形質細胞と自己抗体を抑制した(Oleksyn D, et al, “PKCβ is RequiRed for lupus development in Sle mice,“ Arthritis Rheum. 65:1022−31(2013)参照)。いくつかの実施形態では、SLEは再発性または難治性のSLEである。
【0099】
いくつかの実施形態では、SLEは複数の臨床症状に関係している。いくつかの実施形態では、複数の臨床症状は、頬部発疹(蝶型紅斑);円盤状狼瘡;脱毛;口、鼻、尿路および膣の潰瘍;関節痛;骨関節結核;貧血;抗リン脂質抗体症候群;心膜炎;心筋炎;心内膜炎;アテローム性動脈硬化;胸膜炎;胸水;ループス肺臓炎、慢性びまん性間質性肺疾患;肺高血圧症、肺塞栓;肺出血;縮小肺症候群;タンパク尿;血尿;狼瘡腎炎;膜性糸球体腎炎;神経精神病学的症候群(頭痛、認知機能障害、気分障害、脳血管障害、発作、多発ニューロパチー、不安障害、精神病、頭蓋内圧亢進症候群);急性錯乱状態;ギラン・バレー症候群;無菌性髄膜炎;自律神経障害;脱髄症候群;単ニューロパチー;運動障害;重症筋無力症;脊髄症;脳ニューロパチー;神経叢障害;あるいはその任意の組み合わせを含むが、これに限定されない。
【0100】
いくつかの実施形態で、式5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミンを有する化合物を被験体に投与する工程を含む、それを必要とする被験体のSLEを処置する方法が本明細書に開示される。
【0101】
いくつかの実施形態で、式5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミンを有する化合物を被験体に投与する工程を含む、それを必要とする被験体の全身性エリテマトーデス(SLE)の進行を減少させる、あるいはSLEの再発率を減少させる方法が本明細書に開示される。
ブドウ膜炎
【0102】
1つの実施形態は、以下からなる群から選択される化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、それを必要とする被験体のブドウ膜炎を処置する方法を提供する:
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロ−N
2,N
2−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン、
N
2−シクロプロピル−N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロ−N
2−メチルピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロ−N
2−イソプロピルピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチルピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2,N
2−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン、
5−{[(8S)−6,8−ジメチル−6,9−ジアザスピロ[4.5]デカ−9−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
N
2−エチル−5−フルオロ−N
4−(5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
4−[(6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−カルボニトリル、
N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
2−((5S)−4−{[3−[(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(5−フルオロ−2−プロピルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(5−フルオロ−2−イソプロピルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−[5−フルオロ−2−(メトキシメチル)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−N−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−N−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−N−(4−メチルピリミジン−2−イル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[4−エチル(2S,5R)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−{[(2S,5R)−4−(2−メトキシエチル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−[5−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]−5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−[5−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−[5−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
2−((5S)−4−{[3−[(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール、
2−((5S)−4−{[3−[(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール、
5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−N−[5−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−[5−フルオロ−2−(メトキシメチル)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、および
2−((5S)−4−{[3−{[5−フルオロ−2−(メトキシメチル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール。
【0103】
別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物はN
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物はN
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−N−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−[2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物はN
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物はN
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチルピリミジン−2,4−ジアミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、ブドウ膜炎は、前部ブドウ膜炎、中間部ブドウ膜炎、後部ブドウ膜炎あるいは全ブドウ膜炎である。
【0104】
1つの実施形態は、式5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩および薬学的に許容可能な賦形剤を有する化合物を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、それを必要とする被験体のブドウ膜炎を処置する方法を提供する。
【0105】
1つの実施形態は、以下からなる群から選択される化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、それを必要とする被験体のブドウ膜炎を処置する方法を提供する:
N
2−(シクロプロピルメチル)−N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロ−N
2−イソブチルピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{[(2S,5R)−4−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メトキシピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)−4−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)−4−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2,6−ジメチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
2(S),5(S)−{[ジメチル−4−メチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
[3−(5−フルオロ−2−メチル−ピリミジン−4−イルアミノ)−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピラゾル−5−イル]−[4−(3−ヒドロキシ−プロピル)−2,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル]−メタノン;
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(3S,8aS)−3−メチルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン;
N
2−エチル−5−フルオロ−N
4−(5−{[(2S,5R)−4−(2−メトキシエチル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン;
N−(5−フルオロ−2−モルホリン−4−イルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N
2−エチル−5−フルオロ−N
4−{5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エトキシピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(3S,8aS)−3−メチルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[((3S))−3−エチル−4−メチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[((3R))−3−エチル−4−メチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
4−[((2R,5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル]テトラヒドロ−2H−ピラン4−オル;
2−((5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール;
2−((5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール;
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)−5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
2(S),5(S)−{[ジメチル−4−メチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−エトキシピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−ピリミジン−4イル−アミノ)−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロ−1H−ピロロ[3,4−c]ピラゾル−5−イル]−(R)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル−メタノン;
5−{[(3S,8aS)−3,8a−ジメチルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(3S)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(3R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−{[(3S,8aS)−3−イソプロピルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
4−[((2R,5S)−4−{[3−[(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル]テトラヒドロ−2H−ピラン4−オル;
2−((5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メトキシピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール;
2−((5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メトキシピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール;
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−4−イル]−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ピリミジン−4−イル]−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペリジン−4−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペリジン−4−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(4−エトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(4−エトキシピリミジン−2−イル)−5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;あるいは
2−((5S)−4−{[3−{[5−フルオロ−2−(メトキシメチル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール。
【0106】
別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物はN−(4−エトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(3S,8aS)−3,8a−ジメチルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物はN−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)−5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物はN−[5−フルオロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物はN−(2−エトキシピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物はN−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物はN
2−エチル−5−フルオロ−N
4−(5−{[(2S,5R)−4−(2−メトキシエチル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−4−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2,6−ジメチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物はN−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物は4−[((2R,5S)−4−{[3−[(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル]テトラヒドロ−2H−ピラン4−オル、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物はN−[5−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物はN−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、化合物はN
2−(シクロプロピルメチル)−N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。
【0107】
1つの実施形態は、以下からなる群から選択される化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、必要としている被験体におけるブドウ膜炎を治療する方法を提供する:
N−(5−{[(8S)−6,8−ジメチル−6,9−ジアザスピロ[4.5]デカ−9−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−((3S,8aS)−3−ベンジル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ベンズアミド;
N−(5−((3S,8aS)−3−ベンジル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−3−メトキシベンズアミド;
3,4−ジクロロ−N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ベンズアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−4,6−ジメチルピコリンアミド;
N−(5−((3S、8aS)−3−(シクロヘキシルメチル)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
3−シアノ−N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ベンズアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−カルボキサミド;
4,5−ジクロロ−N−(6,6−ジメチル−5−((3S、8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−チアゾール−2−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)H−ピロロ[1,2−f]ピリミジン−3−カルボキサミド;
N−(5−((2R,5S)−2−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチル−1−プロピルピペリジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−ニトロピコリンアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)キノリン−2−カルボキサミド;
N−(5−((+/−)−トランス−1−アリール−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
5−ブロモ−N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピコリンアミド;
N−(5−((+/−)−トランス−1−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((+/−)−トランス−1−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−(1−(3−ヒドロキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((3S,8aS)−3−イソプロピル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
2−ブロモ−N−(6,6−ジメチル−5−((3S、8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)チアゾール−4−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((2R,5S)−1,2,5−トリメチルピペラジン−4−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル) ピコリンアミド;
N−(5−((2R,5S)−1−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((2R,5S)−2,5−ジメチル−1−プロピルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((2R,5S)−1−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((2R,5S)−1−ブチル−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(7S)−5,7−ジメチル−5,8−ジアザスピロ[3.5]ノン−8−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−((2R,5S)−2,5−ジメチル−1−(2(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)エチル)ピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((2R,5S)−2,5−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)イソキノリン−3−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1,6−ナフチリジン−2−カルボキサミド;
3−シクロプロピル−N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1H−ピラゾル−5−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)キノキサリン−2−カルボキサミド;
3−tert−ブチル−N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1−メチル−1H−ピラゾル−5−カルボキサミド;
3−シクロプロピル−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1H−ピラゾル−5−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)5−メトキシピリジン−2−カルボキサミド;
5−クロロ−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−6−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−3−エチル−1−メチル−1H−ピラゾル−5−カルボキサミド;
2−シクロプロピル−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1,3−オキサゾール−4−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−3−メチルベンズアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−4−フルオロベンズアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−3−フルオロベンズアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−エチルピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−メトキシピリジン−2−カルボキサミド;
5−クロロ−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
2−(3,5−ジメチルイソキサゾル−4−イル)−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)アセトアミド;
5−シアノ−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
及び5−シアノN−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−ピリジン−2−カルボキサミド。
【0108】
1つの実施形態は、式(I)を有する化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、必要としている被験体におけるブドウ膜炎を治療する方法を提供し、
【0110】
式中:XはCまたはNであり;
R
1はアリール又は、
【0112】
から選択され、環AはZを含む5から6員環のヘテロシクリルであり、Zは結合点に隣接するO、S又はNのヘテロ原子であり、R
1は0から3のR
9基で随意にさらに置換され、R
9基の2つが、結合したアリール又はヘテロシクリル環と縮合したN又はSを含むアリール又はヘテロシクリル環を形成するために随意に環化され、
R
2は0〜3つのR
9基で随意にさらに置換されたH又はC
1−C
6アルキルであり、;
XがNである場合、R
3は環の任意の炭素に結合し得、H、C
1−C
6アルキル、ハロゲン化物あるいはパーフルオロアルキルから選択され;
XがCである場合、R
3はフルオロで、Xに結合し;
R
4とR
5は各々、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、−(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、−(R
d)
m−アリール、−(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、−(R
d)
m−(C
1−C
6パーフルオロアルキル)(R
d)
m−ハロゲン化物、−(R
d)
m−CN、−(R
d)
m−C(O)R
a、−(R
d)
m−C(O)OR
a、−(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−OR
a,−(R
d)
m−OC(O)R
a,−(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b,−(R
d)
m−O−S(O)R
a,−(R
d)
m−OS(O)
2R
a,−(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b,−(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,−(R
d)
m−NO
2,−(R
d)
m−NR
aR
b,−(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b,−(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b,−(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b,−(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b,−(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b,−(R
d)
m−SR
a,−(R
d)
m−S(O)R
a,−(R
d)
m−S(O)
2R
a,−(R
d)
m−S(O)NR
aR
b,−(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b,−(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bから独立して選択され、あるいはR
4及びR
5は3−から5−員環の巣ピロ−シクロアルキルを形成するためにともに環化され、ここで、任意の前記C
3−C
12シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルあるいはヘテロアリールは、独立してさらに0〜3つのR
9基によって随意に置換され;
R
6は、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、−(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、−(R
d)
m−アリール、−(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、−(R
d)
m−(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、−(R
d)
m−CN、−(R
d)
m−C(O)R
a、−(R
d)
m−C(O)OR
a,−(R
d)
m−C(O)NR
aR
b、−(R
d)
m−OR
a,−(R
d)
m−OC(O)R
a,−(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b,−(R
d)
m−O−S(O)R
a,−(R
d)
m−OS(O)
2R
a,−(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b,−(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,−(R
d)
m−NO
2,−(R
d)
m−NR
aR
b,−(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b,−(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b,−(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b,−(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b,−(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b,−(R
d)
m−SR
a,−(R
d)
m−S(O)R
a,−(R
d)
m−S(O)
2R
a,−(R
d)
m−S(O)NR
aR
b,−(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b,−(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
bあるいは−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bから選択され;あるいは、R
6は、それらが結合するピペラジンまたはピペラジンに縮合した4−から7−員環ヘテロシクリル環を形成するために、R
4とともに環化しても良く;及び、ここで任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールは、独立して0〜3つのR
9基でさらに置換されても良く;
R
7とR
8はそれぞれ独立してC
1−C
2アルキルであり、あるいは、R
7とR
8はシクロプロピルまたはシクロブチルを形成するためにともに環化し;
R
9はそれぞれ、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、−(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、−(R
d)
m−アリール、−(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、−(R
d)
m−(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、−(R
d)
m−CN、−(R
d)
m−C(O)R
a、−(R
d)
m−C(O)OR
a,−(R
d)
m−C(O)NR
aR
b,−(R
d)
m−OR
a,−(R
d)
m−OC(O)R
a,−(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b,−(R
d)
m−O−S(O)R
a,−(R
d)
m−OS(O)
2R
a,−(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b,−(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,−(R
d)
m−NO
2,−(R
d)
m−NR
aR
b,−(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b,−(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b,−(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b,−(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b,−(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b,−(R
d)
m−SR
a,−(R
d)
m−S(O)R
a,−(R
d)
m−S(O)
2R
a,−(R
d)
m−S(O)NR
aR
b,−(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b,−(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bから独立して選択され;及び、ここで任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリールあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立してさらに−ハロゲン化物、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6パーフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシル、C
1−C
6アルキルアミノ、CNあるいはオキソから選択される1−3の基によって随意に置換され;
R
a、R
bおよびR
cはそれぞれ、H、C
1−C
6パーフルオロアルキル、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、−(C
1−C
3アルキレン)
m−(C
3−C
8シクロアルキル)、−(C
1−C
3アルキレン)
m−(C
3−C
8シクロアルケニル)、C
2−C
8アルキニル、−(C
1−C
3アルキレン)
m−アリールあるいは−(C
1−C
3アルキレン)
m−(3−8員環ヘテロシクリル)から独立して選択され、各R
a、R
bとR
cは、独立してさらにハロゲン化物、ヒドロキシル、−CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6パーフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルおよびC
1−C
6アルキルアミノから選択される0〜3つの基によって随意に置換され;あるいは、同じ窒素に結合する場合、R
aとR
bは随意に−(3−8員環ヘテロシクリル)を形成しても良く、及び3−8員環ヘテロシクリルはハロゲン化物、ヒドロキシル、−CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6パーフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルあるいはC
1−C
6アルキルアミノから選択される0〜3つの基によって随意にさらに置換され;
R
dとR
eはそれぞれ独立して−(C
1−C
3アルキレン)−、−(C
2−C
5アルケニレン)−、あるいは−(C
2−C
5アルキニレン)−であり;
それぞれのmは0または1であり、
及びX=Nの場合、R
2、R
3、R
4およびR
5がすべてHではないということを条件とする。
【0113】
別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、ここでR
7とR
8は両方ともメチルである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、ここでXはNである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、ここでR
1はピリジンまたはピペラジンである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、ここでR
1は5−員環ヘテロシクリルである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、ここでR
1は、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾールあるいはイミダゾールからなる群から選択される。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し。ここでR
2またはR
4はメチルである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し。ここでR
6は−(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、ここでR
6は−(R
d)
mテトラヒドロピランである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、ここでR
6はテトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチルである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、ここでR
2は(S)配置中の−CH
3である。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、ここでR
6は−(R
d)
m−OR
aである。
【0114】
1つの実施形態は、以下からなる群から選択される化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、必要としている被験体におけるブドウ膜炎を治療する方法を提供し、
N−(5−((2R,5S)−2,5−ジメチル−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)メチル)ピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)5−フルオロピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−エチルイソキサゾル−3−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2,4−ジメチル−1,3−オキサゾール−5−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2−メチル−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2−エチル−4−メチル−1,3−オキサゾール−5−カルボキサミド;
1−シクロブチル−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド、
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル−1−イソプロピル−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2−エチル−1,3−オキサゾール−4−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−モルホリン−4−イルピリジン−2−カルボキサミド;
及びN−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボキサミド。
【0115】
1つの実施形態は、式(A)を有する化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、必要としている被験体におけるブドウ膜炎を治療する方法を提供し、
【0117】
式中、
XはC−R
11あるいはNであり、ここでR
11は、H、ハロ、OH、C
1−C
3アルキル、CF
3あるいはCNであり;
AとBは独立してCまたはNであり;
R
1、R
2およびR
3は各々、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a,(R
d)
m−C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−OR
a,(R
d)
m−OC(O)R
a,(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b,(R
d)
m−O−S(O)R
a,(R
d)
m−OS(O)
2R
a,(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,(R
d)
m−NO
2,(R
d)
m−NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b,(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b,(R
d)
m−SR
a,(R
d)
m−S(O)R
a,(R
d)
m−S(O)
2R
a,(R
d)
m−S(O)NR
aR
b,(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−O(R
e)
m−NR
aR
b又は−(R
d)
m−NR
a(R
e)−OR
bから独立して選択され;ここで、R
2とR
3はそれらが結合している6−員環N−含有ヘテロアリールに縮合した飽和又は不飽和の3−7員環ヘテロシクリルを形成するためにともに随意に環化しても良く;及び任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニルあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意に0−3のR
12基によって置換されても良く;
R
4とR
5は各々、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a,(R
d)
m−C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−OR
a,(R
d)
m−OC(O)R
a,(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b,(R
d)
m−O−S(O)R
a,(R
d)
m−OS(O)
2R
a,(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,(R
d)
m−NO
2,(R
d)
m−NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b,(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b,(R
d)
m−SR
a,(R
d)
m−S(O)R
a,(R
d)
m−S(O)
2R
a,(R
d)
m−S(O)NR
aR
b,(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−O(R
e)
m−NR
aR
b又は−(R
d)
m−NR
a(R
e)−OR
bから独立して選択され;ここで、任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリールあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意にさらに0−3のR
12基で置換され、
R
6およびR
7は、各々独立して、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN,(R
d)
m−C(O)R
a,(R
d)
m−C(O)OR
a,(R
d)
m−C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−OR
a,(R
d)
m−OC(O)R
a,(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b,(R
d)
m−O−S(O)R
a,(R
d)
m−OS(O)
2R
a,(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,(R
d)
m−NO
2,(R
d)
m−NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b,(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b,(R
d)
m−SR
a,(R
d)
m−S(O)R
a,(R
d)
m−S(O)
2R
a,(R
d)
m−S(O)NR
aR
b,(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b,(R
d)
mO−(R
e)
m−NR
aR
b又は−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;ここで、R
6とR
7はC
3−C
7シクロアルキルを形成するために随意に一体となって環化され、及びここで任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリールあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意にさらに0−3のR
12基によって置換され;
R
8は、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−OR
a,(R
d)
m−OC(O)R
a,(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b,(R
d)
m−O−S(O)R
a,(R
d)
m−OS(O)
2R
a,(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,(R
d)
m−NO
2,(R
d)
m−NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b,(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b,((R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b,(R
d)
m−SR
a,(R
d)
m−S(O)R
a,(R
d)
m−S(O)
2R
a,(R
d)
m−S(O)NR
aR
b,(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり、及び、ここで任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニルあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立してさらに−F、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3パーフルオロアルキル、ヒドロキシル、C
1−C
6アルコキシル、あるいはオキソから選択される1−3の基によって随意に置換され;
R
9とR
10は各々独立して、C
1−C
2アルキルであり、あるいはシクロプロピルまたはシクロブチルを形成するためにともに環化しても良く;
R
12はそれぞれ、独立してH、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a,(R
d)
m−C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−OR
a,(R
d)
m−OC(O)R
a,(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b,(R
d)
m−O−S(O)R
a,(R
d)
m−OS(O)
2R
a,(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,(R
d)
m−NO
2,(R
d)
m−NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b,(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b,(R
d)
m−SR
a,(R
d)
m−S(O)R
a,(R
d)
m−S(O)
2R
a,(R
d)
m−S(O)NR
aR
b,(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニル、あるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意に−F、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3パーフルオロアルキル、ヒドロキシル、C
1−C
6アルコキシルあるいはオキソから選択される1−3の基によってさらに置換され;
R
a、R
bおよびR
cはそれぞれ、H、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、(R
d)
m−(C
3−C
8シクロアルキル)、(R
d)
m−(C
3−C
8シクロアルケニル)、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−フェニルあるいは(R
d)
m−(3−7員環ヘテロシクリル)から独立して選択され、R
a、R
bおよびR
cはそれぞれ、独立してさらにハロゲン化物、ヒドロキシル、CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6パーフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルおよびC
1−C
6アルキルアミノから選択される1−3の基によって随意に置換され;あるいは、同じ窒素に結合する場合、R
aとR
bはともに随意に3−7員環ヘテロシクリルを形成しても良く、それは、随意にハロゲン化物、ヒドロキシル、CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6パーフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルあるいはC
1−C
6アルキルアミノから選択される0−3の基によってさらに置換されても良く;
R
dとR
eは、それぞれ独立して(C
1−C
3アルキレン)−(C
2−C
5アルケニレン)−、あるいは(C
2−C
5アルキニレン)−であり;及び、
mはそれぞれ独立して0または1であり;
XがNである場合、R
6とR
7がHとそれの両方ではなく、XがC−R
11である場合、R
6とR
7は両方ともHであるという条件を有する。
【0118】
別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、R
9とR
10は両方ともメチルである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、XはNであり、R
6及びR
7は各々独立して、HあるいはC
1−C
6アルキルであるが、両方ともHではない。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、AはNであり、BはCである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、ここでAはCであり、BはNである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、R
6とR
7は両方ともメチルである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、R
6はHであり、R
7はメチルである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、R
4はR
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a,(R
d)
m−C(O)OR
a,(R
d)
m−C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−OR
a,(R
d)
m−OC(O)R
a,(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b,(R
d)
m−O−S(O)R
a,(R
d)
m−OS(O)
2R
a,(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,(R
d)
m−NO
2,(R
d)
m−NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b,(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b,(R
d)
m−SR
a,(R
d)
m−S(O)R
a,(R
d)
m−S(O)
2R
a,(R
d)
m−S(O)NR
aR
b,(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;ここで、前記R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリール、3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意にさらに0−3のR
12基によって置換される。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、ここでR
4はメチルである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、R
1はR
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6パーフルオロアルキル))、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN,(R
d)
m−C(O)R
a,(R
d)
m−C(O)OR
a,(R
d)
m−C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−OR
a,(R
d)
m−OC(O)R
a,(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b,(R
d)
m−OS(O)R
a,(R
d)
m−OS(O)
2R
a,(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,(R
d)
m−NO
2,(R
d)
m−NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b,(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b,(R
d)
m−SR
a,(R
d)
m−S(O)R
a,(R
d)
m−S(O)
2R
a,(R
d)
m−S(O)NR
aR
b,(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;ここで、前記R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリール、3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意にさらに、0−3のR
12基によって置換される。別の実施形態は、ブドウ膜炎式(A)の化合物については、そこでR
1はm−OR
aとC
1−C
8アルキルである(R
d))あるいは(R
d)
m−NR
aR
bを治療する方法を提供する。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、R
8はR
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−OR
aあるいは(R
d)
m−NR
aR
bである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、R
dとR
eはそれぞれ独立して−(C
1−C
3アルキレン)である。
【0119】
1つの実施形態は、式(B)を有する化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、必要としている被験体におけるブドウ膜炎を治療する方法を提供し、:
【0121】
式中
XはC−R
11あるいはNであり、ここでR
11は、H、ハロ、OH、C
1−C
3アルキル、CF
3あるいはCNであり;
AとBは独立してCまたはNであり;
R
1は、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、)(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−OR
a,(R
d)
m−OC(O)R
a,(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b,(R
d)
m−O−S(O)R
a,(R
d)
m−OS(O)
2R
a,(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,(R
d)
m−NO
2,(R
d)
m−NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b,(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b,(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b,(R
d)
m−SR
a,(R
d)
m−S(O)R
a,(R
d)
m−S(O)
2R
a,(R
d)
m−S(O)NR
aR
b,(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−O(R
e)
m−NR
aR
b又は−(R
d)
m−NR
a(R
e)−OR
bであり;
任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニルあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意に0−3のR
12基によって置換されても良く;
R
2とR
3は各々、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a,(R
d)
m−C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−OR
a,(R
d)
m−OC(O)R
a,(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, (R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−O (R
e)
m−NR
aR
b 又は−( R
d)
m−NR
a (R
e)−OR
bから独立して選択され;ここで、R
2とR
3は、これらが結合する6−員環N−含有ヘテロアリールに縮合した飽和又は不飽和の3−7員環ヘテロシクリルを形成するために、随意に一緒に環化されても良く;及び任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニルあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意に0−3のR
12基によって置換されても良く;
R
4とR
5は各々、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a,(R
d)
m−C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a,(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b,(R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, (R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−O (R
e)
m−NR
aR
b 又は−( R
d)
m−NR
a (R
e)−OR
bから独立して選択され;ここで、任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリールあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意にさらに、0−3のR
12基によって置換され、
R
8は、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a, (R
d)
m−C(O)OR
a, (R
d)
m−C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a, (R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, (R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, ((R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は −(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;そして、ここで任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニルあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立してさらに−F、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3 パーフルオロアルキル、ヒドロキシル、C
1−C
6アルコキシル、あるいはオキソから選択される1−3の基によって随意に置換され;
R
9とR
10は各々独立して、C
1−C
2アルキルであり、あるいはシクロプロピル基またはシクロブチル基を形成するためにともに環化しても良く;
R
12はそれぞれ、独立してH、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6 パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a, (R
d)
m−C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a, (R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, (R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は (R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニル、あるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意に−F、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3パーフルオロアルキル、ヒドロキシル、C
1−C
6アルコキシルあるいはオキソから選択される1−3の基によってさらに置換され;
R
a、R
bおよびR
cはそれぞれ、H、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、(R
d)
m−(C
3−C
8シクロアルキル)、(R
d)
m−(C
3−C
8シクロアルケニル)、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−フェニルあるいは(R
d)
m−(3−7員環ヘテロシクリル)から独立して選択され、及びR
a、R
bおよびR
cはそれぞれ、独立してさらにハロゲン化物、ヒドロキシル、CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6パーフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルおよびC
1−C
6アルキルアミノから選択される1−3の基によって随意に置換され;あるいは、同じ窒素に結合する場合、R
aとR
bは随意に3−7員環ヘテロシクリルをともに形成しても良く、それは随意にハロゲン化物、ヒドロキシル、CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6 パーフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルあるいはC
1−C
6アルキルアミノから選択される0−3の基によってさらに置換されても良く;
R
dとR
eはそれぞれ、独立して(C
1−C
3アルキレン)−、(C
2−C
5アルケニレン)−、あるいは(C
2−C
5アルキニレン)−;及び、
mはそれぞれ独立して0または1である。
【0122】
別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(B)の化合物については、AはNであり、BはCである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(B)の化合物については、R
9とR
10は両方ともメチルである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(B)の化合物については、R
4は、(R
d)
m−OR
a、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニルあるいはC
2−C
8アルキニルである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(B)の化合物については、R
4はメチルである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(B)の化合物については、R
1は、−(R
d)
m−OR
a、C
1−C
8アルキルあるいは(R
d)
m−NR
aR
bである。別の実施形態は、ブドウ膜炎を治療する方法を提供し、式(B)の化合物については、R
dとR
eがそれぞれ独立して、1つの(C
1−C
3アルキレン)−である。
【0123】
<脳炎>
1つの実施形態は、以下からなる群から選択される化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、必要としている被験体における脳炎を治療する方法を提供する:
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル−5−フルオロ−N
2,N
2−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン、
N
2−シクロプロピル−N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル− 5−フルオロ−N
2−メチルピリミジン−2,4−ジアミン
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロ−N
2−イソプロピルピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル−N
2−エチルピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2,N
2−ジメチルピリミジン−2,4−ジアミン、
5−{[(8S)−6,8−ジメチル−6,9−ジアザスピロ[4.5]デク−9−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
N
2−エチル−5−フルオロ−N
4−(5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−ピリミジン−2,4−ジアミン、
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン、
4−[(6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)アミノ]ピリミジン−2−カルボニトリル、
N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
2−(5S)(−4−{[3−[(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4、6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1、5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(5−フルオロ−2−プロピルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(5−フルオロ−2−イソプロピルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−[5−フルオロ−2−(メトキシメチル)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1、4、5、6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−N
4−メチルピリミジン−2−イル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチルN−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−N−(4−メチルピリミジン−2−イル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[4−エチル(2S,5R)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−{[(2S,5R)−4−(2−メトキシエチル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−[5−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]−5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−[5−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
N−[5−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
2−(5S)(−4−{[3−[(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4、6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1、5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール、
2−((5S−4−{[3−[(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4、6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1、5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール、
5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−N−[5−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−1、4、5、6−テトラヒドロピロロ[3,4−c] ピラゾル−3−アミン、
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−[5−フルオロ−2−(メトキシメチル)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、
及び2−((5S)−4−{[3−{[5−フルオロ−2−(メトキシメチル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−6,6−ジメチル−4、6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1、5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール。
【0124】
別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、ここで化合物はN
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミンあるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、ここで化合物はN
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミンあるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミンあるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチルN−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]−1、4、5、6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、ここで化合物はN
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミンあるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、ここで化合物はN
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチルピリミジン−2,4−ジアミンあるいはその薬学的に許容可能な塩である。
【0125】
別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、脳炎は自己免疫性脳炎、急性散在性脳炎、急性脱髄脳炎、NMDA受容体関連脳炎、電位依存性カリウムチャネル−複合体抗体由来脳炎、橋本脳炎あるいはラスムッセン脳炎である。
【0126】
1つの実施形態は、必要としている被験体における脳炎を治療する方法を提供し、該方法は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミンを含む化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む組成物を投与する工程を含む。
【0127】
1つの実施形態は、以下からなる群から選択される化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、必要としている被験体における脳炎を治療する方法を提供する:
N
2−(シクロプロピルメチル)−N
4 −(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロ−N
2−イソブチルピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{[(2S,5R)4−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メトキシピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)4−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)4−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2,6−ジメチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
2(S),5(S)−{[ジメチル−4−メチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
[3−(5−フルオロ−2−メチル−ピリミジン−4−イルアミノ)−6,6−ジメチル−4、6−ジヒドロー1H−ピロロ[3,4−c]ピラゾル−5−イル]−[4−(3−ヒドロキシ−プロピル)−2,5−ジメチル−ピペラジン−1−イル]−メタノン;
N
4−(6,6−ジメチル−5−{[(3S、8aS)−3−メチルヘキサヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン−2(1H)−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン;
N
2−エチル−5−フルオロ−N
4−(5−{[(2S,5R)−4−(2−メトキシエチル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N
4−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(3、3、3つのトリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−N
2−エチル−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミン;
N−(5−フルオロ−2−モルホリン−4−イルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N
2−エチル−5−フルオロ−N
4−{5−[(4−フルオロ−1−メチルピぺリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エトキシピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−[(4−フルオロ−1−メチルピぺリジン−4−イル)カルボニル]−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1、4、5、6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(3S、8aS)−3−メチルヘキサヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン]−2(1H)−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[((3S))−3−エチル−4−メチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[((3R))−3−エチル−4−メチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
4−[((2R,5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4、6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル]テトラヒドロ−2H−ピラン4−オル;
2−((5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4、6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1、5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール;
2−((5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4、6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール;
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)−5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
2(S),5(S)−{[ジメチル−4−メチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−エトキシピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
[3−(2−エトキシ−5−フルオロ−ピリミジン−4イル−アミノ)−6,6−ジメチル−4、6−ジヒドロー1H−ピロロ[3,4−c]ピラゾル−5−イル]−(R)−ヘキサヒドロ−ピロロ[1、2−a]ピラジン−2−イル−メタノン;
5−{[(3S、8aS)−3,8a−ジメチルヘキサヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン−2(1H)−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(3S)−3、4−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(3R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−{[(3S、8aS)−3−イソプロピルヘキサヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン]−2(1H)−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
4−[((2R,5S)−4−{[3−[(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4、6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル]テトラヒドロ−2H−ピラン4−オル;
2−(5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メトキシピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4、6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール;
2−((5S)−4−{[3−[(5−フルオロ−2−メトキシピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4、6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール;
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−4−イル]−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−[5−フルオロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ピリミジン−4−イル]−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ピペリジン−4−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペリジン−4−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(4−エトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
N−(4−エトキシピリミジン−2−イル)−5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン;
又は2−((5S)−4−{[3−{[5−フルオロ−2−(メトキシメチル)ピリミジン−4−イル]アミノ}−6,6−ジメチル−4,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−1,5−ジメチルピペラジン−2−イル)エタノール。
【0128】
別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、化合物はN−(4−エトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(3S、8aS)−3,8a−ジメチルヘキサヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン]−2(1H)−イル]カルボニル}−N−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、ここで化合物はN−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)−5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、ここで化合物はN−[5−フルオロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、ここで化合物はN−(2−エトキシピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、ここで化合物はN−(2−エチル−5−フルオロピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、ここで化合物はN
2−エチル−5−フルオロ−N
4−(5−{[(2S,5R)−4−(2−メトキシエチル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリミジン−2,4−ジアミンあるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)4−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2,6−ジメチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、ここで化合物はN−(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−5−[(4−フルオロ−1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、化合物は4−[(2R,5S)(−4−{[3−[(2−エトキシ−5−フルオロピリミジン−4−イル)アミノ]−6,6−ジメチル−4、6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−5(1H)−イル]カルボニル}−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル]テトラヒドロ−2H−ピラン4−オルあるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、ここで化合物はN−[5−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−4−イル]−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、化合物は5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、ここで化合物はN−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−5−{[(2S,5R)−2,4、5−トリメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミン、あるいはその薬学的に許容可能な塩である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供する、ここで化合物はN
2−(シクロプロピルメチル)−N
4(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピリミジン−2,4−ジアミンあるいはその薬学的に許容可能な塩である。
【0129】
1つの実施形態は、以下からなる群から選択される化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、必要としている被験体における脳炎を治療する方法を提供する:
N−(5−{[(8S)−6,8−ジメチル−6,9−ジアザスピロ[4.5]デク−9−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−(3S、8aS)−3−ベンジル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ベンズアミド;
N−(5−(3S,8aS)−3−ベンジル−オクタヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン−2−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−3−メトキシベンズアミド;
3、4−ジクロロ−N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−ベンズアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S、8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−4、6−ジメチルピコリンアミド;
N−(5−(3S,8aS)−3−(シクロヘキシルメチル)−オクタヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン−2−カルボニル])−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
3−シアノ−N−(6,6−ジメチル−5−(3S、8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ベンズアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S、8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−カルボキサミド;
4,5−ジクロロ−N−(6,6−ジメチル−5−(3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−チアゾール−2−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−(3S,8aS)−H−(−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピロロ[1、2f]ピリミジン−3−カルボキサミド;
N−(5−((2R,5S)−2−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチル−1−プロピルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S、8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−ニトロピコリンアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)キノリン−2−カルボキサミド;
N−(5−((+/−)−トランス−1−アリール−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
5−ブロモ−N−(6,6−ジメチル−5−((3S、8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1、2−a]ピラジン−2−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−(3S、8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピコリンアミド;
N−(5−((+/−)−トランス−1−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((+/−)−トランス−1−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−(1−(3−ヒドロキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((3S、8aS)−3−イソプロピル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
2−ブロモ−N−(6,6−ジメチル−5−((3S、8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)チアゾール−4−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((2R,5S)−1,2,5−トリメチルピペラジンe−4−カルボニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((2R,5S)−1−エチル−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((2R,5S)−2,5−ジメチル−1−プロピルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((2R,5S)−1−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−((2R,5S)−1−ブチル−2,5−ジメチルピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(6,6−ジメチル−5−{[(2S)−2,4,5,5−テトラメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(7S)−5,7−ジメチル−5,8−ジアザスピロ[3.5]ノン−8−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−4−(3−メトキシプロピル)−2,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−(2R,5S)−2,5−ジメチル−1−(2−テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)エチル)ピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−(2R,5S)−2,5−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−(3S、8aS)(−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)イソキノリン−3−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S、8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1,6−ナフチリジン−2−カルボキサミド;
3−シクロプロピル−N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1H−ピラゾル−5−カルボキサミド;
N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)キノキサリン−2−カルボキサミド;
3−tert−ブチル−N−(6,6−ジメチル−5−((3S,8aS)−3−メチル−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−カルボニル])−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1−メチル−1Hピラゾル−5−カルボキサミド;
3−シクロプロピル−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1H−ピラゾル−5−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−メトキシピリジン−2−カルボキサミド;
5−クロロ−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−6−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−3−エチル−1−メチル−1H−ピラゾル−5−カルボキサミド;
2−シクロプロピル−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1,3−オキサゾール−4−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−3−メチルベンズアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−4−フルオロベンズアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−3−フルオロベンズアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−エチルピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−メチルピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−メトキシピリジン−2−カルボキサミド;
5−クロロ−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
2−(3,5−ジメチルイソキサゾル−4−イル)−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)アセトアミド;
5−シアノ−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピリジン−2−カルボキサミド;
及び5−シアノ−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−ピリジン−2−カルボキサミド。
【0130】
1つの実施形態は式(I)を有する化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、必要としている被験体における脳炎を治療する方法を提供し:
【0132】
式中:
XはCまたはNであり;
R
1はアリール又は
【0134】
から選択され、環AはZを含む5から6員環のヘテロシクリルであり、Zは結合点に隣接するO、S又はNのヘテロ原子であり、R
1は0から3のR
9基で随意にさらに置換され、R
9基の2つが、結合したアリール又はヘテロシクリル環と縮合したN又はSを含むアリール又はヘテロシクリル環を形成するために随意に環化され、
R
2は0〜3つのR
9基で随意にさらに置換されたH又はC
1−C
6アルキルであり;
XがNである場合、R
3は環の任意の炭素に結合し得、H、C
1−C
6アルキル、ハロゲン化物あるいはパーフルオロアルキルから選択され;
XがCである場合、R
3はフルオロで、Xに結合し;
R
4とR
5は各々、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、−(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、−(R
d)
m−アリール、−(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、−(R
d)
m−(C
1−C
6 パーフルオロアルキル)、−(R
d)
m−ハロゲン化物、−(R
d)
m−CN、−(R
d)
m−C(O)R
a, −(R
d)
m−C(O)OR
a, −(R
d)
m−C(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−OR
a, −(R
d)
m−OC(O)R
a, −(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−O−S(O)R
a, −(R
d)
m−OS(O)
2R
a, −(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, −(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−NO
2, −(R
d)
m−NR
aR
b, −(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, −(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, −(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, −(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, −(R
d)
m−SR
a, −(R
d)
m−S(O)R
a, −(R
d)
m−S(O)
2R
a, −(R
d)
m−S(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, −(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は −(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bから独立して選択され、あるいはR
4及びR
5は3−から5−員環の巣ピロ−シクロアルキルを形成するためにともに環化され、ここで、任意の前記C
3−C
12シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルあるいはヘテロアリールは、独立してさらに0〜3つのR
9基によって随意に置換され;
R
6は、R
aOR
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、−(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、−(R
d)
m−アリール、−(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、−(R
d)
m−(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、−(R
d)
m−ハロゲン化物、−(R
d)
m−CN、−(R
d)
m−C(O)R
a、−(R
d)
m−C(O)OR
a, −(R
d)
m−C(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−OR
a, −(R
d)
m−OC(O)R
a, −(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−O−S(O)R
a, −(R
d)
m−OS(O)
2R
a, −(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, −(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−NO
2, −(R
d)
m−NR
aR
b, −(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, −(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, −(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, −(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, −(R
d)
m−SR
a, −(R
d)
m−S(O)R
a, −(R
d)
m−S(O)
2R
a, −(R
d)
m−S(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, −(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
bあるいは −(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bから選択され;あるいは、R
6は、それらが結合するピペラジンまたはピペラジンに縮合した4−から7−員環ヘテロシクリル環を形成するために、R
4とともに環化しても良く;及び、ここで任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールは、独立して0〜3つのR
9基でさらに置換されても良く;
R
7とR
8はそれぞれ独立してC
1−C
2アルキルであり、あるいは、R
7とR
8はシクロプロピルまたはシクロブチルを形成するためにともに環化し;
R
9はそれぞれ、H、R
aOR
bとC
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、−(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、−(R
d)
m−アリール、−(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、−(R
d)
m−(C
1−C
6 パーフルオロアルキル)、−(R
d)
m−ハロゲン化物、−(R
d)
m−CN、−(R
d)
m−C(O)R
a、−(R
d)
m−C(O)OR
a, −(R
d)
m−C(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−OR
a, −(R
d)
m−OC(O)R
a, −(R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−O−S(O)R
a, −(R
d)
m−OS(O)
2R
a, −(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, −(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−NO
2, −(R
d)
m−NR
aR
b, −(R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, −(R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, −(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, −(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, −(R
d)
m−SR
a, −(R
d)
m−S(O)R
a, −(R
d)
m−S(O)
2R
a, −(R
d)
m−S(O)NR
aR
b, −(R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, −(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は −(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bから独立して選択され;及び、ここで任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリールあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立してさらに−ハロゲン化物、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6 パーフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシル、C
1−C
6アルキルアミノ、CNあるいはオキソから選択される1−3の基によって随意に置換され;
R
a、R
bおよびR
cはそれぞれ、H、C
1−C
6パーフルオロアルキル、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、−(C
1−C
3アルキレン)
m−(C
3−C
8シクロアルキル)、−(C
1−C
3アルキレン)
m−(C
3−C
8シクロアルケニル)、C
2−C
8アルキニル、−(C
1−C
3アルキレン)
m−アリールあるいは−(C
1−C
3アルキレン)
m−(3−8員環ヘテロシクリル)から独立して選択され、各R
a、R
bとR
cは、独立してさらにハロゲン化物、ヒドロキシル、−CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6パーフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルおよびC
1−C
6アルキルアミノから選択される0〜3つの基によって随意に置換され;あるいは、同じ窒素に結合する場合、R
aとR
bは随意に−(3−8員環ヘテロシクリル)を形成しても良く、及び3−8員環ヘテロシクリルはハロゲン化物、ヒドロキシル、−CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6 パーフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルあるいはC
1−C
6アルキルアミノから選択される0〜3つの基によって随意にさらに置換され;
R
dとR
eはそれぞれ独立して−(C
1−C
3アルキレン)−、−(C
2−C
5アルケニレン)−、あるいは−(C
2−C
5アルキニレン)−であり;
それぞれのmは0または1であり、
及びX=Nの場合、R
2、R
3、R
4およびR
5がすべてHではないということを条件とする。
【0135】
別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、R
7とR
8は両方ともメチルである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、XはNである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、R
1はピリジンまたはピペラジンである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、R
1は5−員環ヘテロシクリルである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、R
1は、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾールあるいはイミダゾールからなる群から選択される。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、R
2またはR
4はメチルである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、R
6は−(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、R
6は−(R
d)
mテトラヒドロピランである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、R
6はテトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチルである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、R
2は(S)配置中の−CH
3である。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、R
6は−(R
d)
m−OR
aである。
【0136】
1つの実施形態は、以下からなる群から選択される化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、必要としている被験体における脳炎を治療する方法を提供する:
N−(5−((2R,5S)−2,5−ジメチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)メチル)ピペラジン−4−カルボニル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)ピコリンアミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−フルオロピリジン−2−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−エチルイソキサゾル−3−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2,4−ジメチル−1,3−オキサゾール−5−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2−メチル−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2−エチル−4−メチル−1,3−オキサゾール−5−カルボキサミド;
1−シクロブチル−N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−1H−イミダゾール−4−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル−1−イソプロピル1Hイミダゾール−4−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−2−エチル−1,3−オキサゾール−4−カルボキサミド;
N−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−モルホリン−4−イルピリジン−2−カルボキサミド;
及びN−(5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボキサミド。
【0137】
1つの実施形態は式(A)を有する化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、必要としている被験体における脳炎を治療する方法を提供し:
【0139】
式中、
XはC−R
11あるいはNであり、ここでR
11は、H、ハロ、OH、C
1−C
3アルキル、CF
3あるいはCNであり;
AとBは独立してCまたはNであり;
R
1、R
2およびR
3は各々、H、R
aOR
bとC
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6 パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a, (R
d)
m−C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a, (R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, (R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−O (R
e)
m−NR
aR
b or −( R
d)
m−NR
a (R
e)−OR
bから独立して選択され;ここで、R
2とR
3はそれらが結合している6−員環N−含有ヘテロアリールに縮合した飽和又は不飽和の3−7員環ヘテロシクリルを形成するためにともに随意に環化しても良く;及び任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニルあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意に0−3のR
12基によって置換されても良く;
R
4とR
5は各々、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a, (R
d)
m−C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a, (R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, (R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−O (R
e)
m−NR
aR
b又は−( R
d)
m−NR
a (R
e)−OR
bから独立して選択され;ここで、任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリールあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意にさらに0−3のR
12基で置換され、
R
6およびR
7は、各々独立して、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN, (R
d)
m−C(O)R
a, (R
d)
m−C(O)OR
a, (R
d)
m−C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a, (R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, (R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m O−(R
e)
m−NR
aR
b又は−( R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;ここで、R
6とR
7はC
3−C
7シクロアルキルを形成するために随意に一体となって環化され、及びここで任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリールあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意にさらに0−3のR
12基によって置換され;
R
8は、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m(C
1−C
6 パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a, (R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, (R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, ((R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は −(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり、及び、ここで任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニルあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立してさらに−F、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3 パーフルオロアルキル、ヒドロキシル、C
1−C
6アルコキシル、あるいはオキソから選択される1−3の基によって随意に置換され;
R
9とR
10は各々独立して、C
1−C
2アルキルであり、あるいはシクロプロピルまたはシクロブチルを形成するためにともに環化しても良く;
R
12はそれぞれ、独立してH、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a, (R
d)
m−C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a, (R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, (R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は (R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニル、あるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意に−F、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3パーフルオロアルキル、ヒドロキシル、C
1−C
6アルコキシルあるいはオキソから選択される1−3の基によってさらに置換され;
R
a、R
bおよびR
cはそれぞれ、H、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、(R
d)
m−(C
3−C
8シクロアルキル)、(R
d)
m−(C
3−C
8シクロアルケニル)、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−フェニルあるいは(R
d)
m−(3−7員環ヘテロシクリル)から独立して選択され、R
a、R
bおよびR
cはそれぞれ、独立してさらにハロゲン化物、ヒドロキシル、CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6 パーフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルおよびC
1−C
6アルキルアミノから選択される1−3の基によって随意に置換され;あるいは、同じ窒素に結合する場合、R
aとR
bはともに随意に3−7員環ヘテロシクリルを形成しても良く、それは、随意にハロゲン化物、ヒドロキシル、CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6パーフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルあるいはC
1−C
6アルキルアミノから選択される0−3の基によってさらに置換されても良く;
R
dとR
eは、それぞれ独立して(C
1−C
3アルキレン)−(C
2−C
5アルケニレン)−、あるいは(C
2−C
5アルキニレン)−であり;及び、
mはそれぞれ独立して0または1であり;
XがNである場合、R
6とR
7がHとそれの両方ではなく、XがC−R
11である場合、R
6とR
7は両方ともHであるという条件を有する。
【0140】
別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、R
9とR
10は両方ともメチルである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、XはNであり、R
6及びR
7は各々独立して、HあるいはC
1−C
6アルキルであるが、両方ともHではない。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、AはNであり、BはCである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、ここでAはCであり、BはNである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、R
6とR
7は両方ともメチルである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、R
6はHであり、R
7はメチルである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、R
4はR
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a, (R
d)
m−C(O)OR
a, (R
d)
m−C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a, (R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, (R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b,(R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b,(R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は (R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;
ここで、前記R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリール、3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意にさらに0−3のR
12基によって置換される。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、ここでR
4はメチルである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、R
1はR
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6 パーフルオロアルキル))、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN, (R
d)
m−C(O)R
a, (R
d)
m−C(O)OR
a, (R
d)
m−C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a, (R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a,(R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, (R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は−(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;ここで、前記R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリール、3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意にさらに、0−3のR
12基によって置換される。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、そこでR
1は(R
d)
m−OR
a、C
1−C
8アルキルあるいは(R
d)
m−NR
aR
bである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、R
8はR
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−OR
aあるいは(R
d)
m−NR
aR
bである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(A)の化合物については、R
dとR
eはそれぞれ独立して−(C
1−C
3アルキレン)である。
【0141】
1つの実施形態は、式(B)を有する化合物あるいはその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を被験体に投与する工程を含む、必要としている被験体における脳炎を治療する方法を提供し:
【0143】
式中、
XはC−R
11あるいはNであり、ここでR
11は、H、ハロ、OH、C
1−C
3アルキル、CF
3あるいはCNであり;
AとBは独立してCまたはNであり;
R
1は、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m(C
1−C
6 パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、)(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a、(R
d)
m−C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a, (R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b, (R
d)
m−NO
2,(R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−O (R
e)
m−NR
aR
b or −( R
d)
m−NR
a (R
e)−OR
bであり;任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニルあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意に0−3のR
12基によって置換されても良く;
R
2とR
3は各々、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m(C
1−C
6 パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a, (R
d)
m−C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a, (R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,(R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b、(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−O (R
e)
m−NR
aR
b 又は−( R
d)
m−NR
a (R
e)−OR
bから独立して選択され;ここで、R
2とR
3は、これらが結合する6−員環N−含有ヘテロアリールに縮合した飽和又は不飽和の3−7員環ヘテロシクリルを形成するために、随意に一緒に環化されても良く;及び任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニルあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意に0−3のR
12基によって置換されても良く;
R
4とR
5は各々、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m(C
1−C
6 パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a, (R
d)
m−C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a, (R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,(R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−O (R
e)
m−NR
aR
b又は−( R
d)
m−NR
a (R
e)−OR
bから独立して選択され;ここで、任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、アリールあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意にさらに、0−3のR
12基によって置換され、
R
8は、H、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6 パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a, (R
d)
m−C(O)OR
a, (R
d)
m−C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a, (R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,(R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, ((R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a,(R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は −(R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;ここで任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニルあるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立してさらに−F、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3 パーフルオロアルキル、ヒドロキシル、C
1−C
6アルコキシル、あるいはオキソから選択される1−3の基によって随意に置換され;
R
9とR
10は各々独立して、C
1−C
2アルキルであり、あるいはシクロプロピル基またはシクロブチル基を形成するためにともに環化しても良く;
R
12はそれぞれ、独立してH、R
a−O−R
b、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−(C
3−C
12シクロアルキル)、(R
d)
m−フェニル、(R
d)
m−(3−15員環ヘテロシクリル)、(R
d)
m−(C
1−C
6 パーフルオロアルキル)、(R
d)
m−ハロゲン化物、(R
d)
m−CN、(R
d)
m−C(O)R
a、(R
d)
m−C(O)OR
a, (R
d)
m−C(O)NR
aR
b, (R
d)
m−OR
a, (R
d)
m−OC(O)R
a, (R
d)
m−OC(O)NR
aR
b, (R
d)
m−O−S(O)R
a, (R
d)
m−OS(O)
2R
a, (R
d)
m−OS(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−OS(O)NR
aR
b,(R
d)
m−NO
2, (R
d)
m−NR
aR
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)R
b, (R
d)
m−N(R
a)C(O)OR
b, (R
d)
m−N(R
c)C(O)NR
aR
b,(R
d)
m−N(R
a)S(O)
2R
b, (R
d)
m−N(R
a)S(O)R
b, (R
d)
m−SR
a, (R
d)
m−S(O)R
a, (R
d)
m−S(O)
2R
a, (R
d)
m−S(O)NR
aR
b, (R
d)
m−S(O)
2NR
aR
b, (R
d)
m−O−(R
e)
m−NR
aR
b又は (R
d)
m−NR
a−(R
e)−OR
bであり;任意の前記アルキル、アルケニル、アルキニル、R
a、R
b、R
c、R
d、R
e、C
3−C
12シクロアルキル、フェニル、あるいは3−15員環ヘテロシクリルは、独立して随意に−F、C
1−C
3アルキル、C
1−C
3パーフルオロアルキル、ヒドロキシル、C
1−C
6アルコキシルあるいはオキソから選択される1−3の基によってさらに置換され;
R
a、R
bおよびR
cはそれぞれ、H、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニル、(R
d)
m−(C
3−C
8シクロアルキル)、(R
d)
m−(C
3−C
8シクロアルケニル)、C
2−C
8アルキニル、(R
d)
m−フェニルあるいは(R
d)
m−(3−7員環ヘテロシクリル)から独立して選択され、及びR
a、R
bおよびR
cはそれぞれ、独立してさらにハロゲン化物、ヒドロキシル、CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6 パーフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルおよびC
1−C
6アルキルアミノから選択される1−3の基によって随意に置換され;あるいは、同じ窒素に結合する場合、R
aとR
bは随意に3−7員環ヘテロシクリルをともに形成しても良く、それは随意にハロゲン化物、ヒドロキシル、CN、C
1−C
6アルキル、C
1−C
6パーフルオロアルキル、C
1−C
6アルコキシルあるいはC
1−C
6アルキルアミノから選択される0−3の基によってさらに置換されても良く;
R
dとR
eはそれぞれ、独立して(C
1−C
3アルキレン)−、(C
2−C
5アルケニレン)−、あるいは(C
2−C
5アルキニレン)−;及び、
mはそれぞれ独立して0または1である。
【0144】
別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(B)の化合物については、AはNであり、BはCである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(B)の化合物については、R
9とR
10は両方ともメチルである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(B)の化合物については、R
4は、(R
d)
m−OR
a、C
1−C
8アルキル、C
2−C
8アルケニルあるいはC
2−C
8アルキニルである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(B)の化合物については、R
4はメチルである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(B)の化合物については、R
1は、−(R
d)
m−OR
a、C
1−C
8アルキルあるいは(R
d)
m−NR
aR
bである。別の実施形態は、脳炎を治療する方法を提供し、式(B)の化合物については、R
dとR
eがそれぞれ独立して、1つの(C
1−C
3アルキレン)−である。
【0145】
本明細書中に記載されている方法において使用されるピロロ−ピラゾール化合物は、いくつかの例において、錠剤またはカプセル剤、油性又は水性懸濁液、ロゼンジ、トローチ、粉末、顆粒、エマルジョン、シロップ剤あるいはエリキシル剤として経口で投与される。経口使用のための組成物は、薬学的に簡潔(elegant)且つ口に良い製剤を生成するために、調味料、甘味料、着色料、及び保存料の内1つ以上の薬剤を含み得る。錠剤はそのような錠剤の製造を補助するために薬学的に許容可能な賦形剤を含み得る。当該技術分野において従来のように、より長い期間にわたる保持された作用を提供するため、胃腸管中の崩壊と吸収を遅らせるために、これらの錠剤は、モノステアリン酸グリセリンまたはグリセリルジステアラートのような薬学的に許容可能な腸溶コーティングでコーティングされ得る。
【0146】
経口使用のための製剤は、例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、カオリンのような不活性で固体の希釈剤と活性成分が混合した硬カプセルの形態であり得る。さらに、それらは、活性成分が水又はピーナッツ油、流動パラフィンあるいはオリーブオイルのような油媒体と混合した柔軟なゼラチンカプセル剤の形態であり得る。
【0147】
水性懸濁液は、通常水性懸濁液の製造に適している賦形剤を備えた混合剤に活性成分を含んでいる。そのような賦形剤は、カルボキシルメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴムおよびアラビアゴムのような懸濁化剤;レシチンのような自然に発生するリン脂質、例えばステアリン酸ポリオキシエチレのようなエチレンオキシドと長鎖脂肪酸の縮合物、ヘプタデカエチルエノキシセタノールのようなエチレンオキシドと長連鎖脂肪族アルコールの縮合物、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレアートのような脂肪酸とヘキシトールに由来するエチレンオキシドと部分的なエステルの縮合物、あるいは、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレアートのような脂肪酸ヘキシトール無水物類であり得る分散あるいは湿潤剤、であり得る。
【0148】
本明細書に記載された方法において使用されるピロロ−ピラゾール化合物は、いくつかの例において、水性又は油性の無菌で注射可能な懸濁液の形態をしている。この懸濁液は、上記の適切な分散剤又は湿潤剤及び懸濁化剤を使用して既知の方法に基づいて調剤され得る。無菌の注射可能な製剤も、例えば1,3−ブタンジオール中の溶液として非毒性の非経口で許容可能な希釈剤あるいは溶媒中の懸濁液として処方され得る。使用され得る許容可能な媒体と溶媒において、水、リンガー溶液および生理食塩液が使用され得る。この目的のために、任意の口当たりの良い(bland)不揮発油は合成モノ−あるいはジグリセリドを含めて使用され得る。加えて、オレイン酸のような脂肪酸は注射可能な製剤に使用できる。
【0149】
本明細書で開示された治療法に使用される、ピロロ−ピラゾール化合物の投与量レベルは、約0.5mg/kg(体重)から約100mg/kg(体重)までの範囲である。好ましい投与量範囲は、約30mg/kg(体重)から約100mg/kg(体重)までの間である。
【実施例】
【0150】
これらの実施例は説明の目的のみで提供され、本明細書において提供される請求項の範囲を制限するものではない。
【0151】
化合物Aは、国際公開第2008/096260号において開示された5−{[(2S,5R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン4−イルメチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−N−(5−フルオロ−2−メチルピリミジン−4−イル)−6,6−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾル−3−アミンを指し、以下の構造を有する:
【0152】
【化1】
【0153】
化合物AによるPKC阻害の要約は表1に提供される。これらの測定のための方法は、GRant, et al. 2010, Eur J Pharmacol.627:16−2,5に記載されている。化合物Aは、組み換えPKCベータではKi=5.3nM、組み換えPKCアルファではKi=10.4nMである従来からのPKC酵素のATP競合及び可逆的な阻害剤である。さらに、IC
50=2,5.6nMを備えた新規のアイソフォームPKCシータの有力な阻害剤である。さらに、IC
50=57.5nMを備えた従来のアイソフォームPKCガンマに対しても一定の効力を示す。さもなければ、PKCの従来の、新規の及び不定型のアイソフォームの他のメンバーに対する低い潜在性が以下に示されるように、これらのアイソフォームへの高度な選択性を示す(表1)。化合物Aは著しくPKCデルタを阻害しない。
【0154】
【表1】
【0155】
<実施例1:狼瘡のMRL/lprマウスモデルにおける試験>
化合物Aは、狼瘡のMRL/lprマウスモデル中の有効性に関して試験された(Shlomchik MJ, et al, 1994, J Exp Med 180:1295−1306; Cohen PL and Eisenberg R.A. 1991, Annu Rev Immunol, 9:243−69; Honigberg, L.A., et al., 2010, Proc Natl Acad Sci U S A. 107:13075−80)。8−9週齢の雌のMRL/MpJ−Tnfrsf6lpr/Jマウスが、研究において使用された。マウスが12週齢に達した時、治療群あるいは治療していない対照群のうちの1つへ体重によって無作為化された。治療は無作為化の後に開始され、12週間継続された。研究の1週目の初めに、そしてその後毎週、各動物からの尿はClinitech Multistick試験片(Bayer)を使用して、タンパク尿に関して試験された。動物は、有意な臨床的症状、瀕死および死亡率について毎日観察された。一旦病変が媒体で処置された群における動物の50%で現れれば、すべての動物のリンパ節症(頚部、上腕、及び鼠蹊部)の得点が毎週記録された。
【0156】
化合物Aは経口懸濁液として調製された。最初の投薬は2つの投与量レベル(60および90mg/kg)でBIDの総投与量(120および180mg/kg/日)で完了した。別々の独立した薬物動態学実験が行われ、60mg/kg投与量において、予想に反して化合物Aの低く不十分な曝露を示した。したがって、より低用量は、最初の4週間後を2倍にした。最後の8週間の投薬は180および240mg/kg/日であった。
【0157】
化合物Aは、有効性測定の複数の回数においてモデルにおける高い有効性を実証した。尿におけるタンパク質の有意な減少(
図1)、リンパ節症スコアの減少(
図2)、脾臓の重さの絶対値の減少(
図3)、及びリンパ節の重さの平均の減少(
図4)を両方の投与量が実証している。
【0158】
動物からの臨床化学値は、血液尿素窒素(BUN)値の用量依存的な減少を示し、これは腎臓障害が治療によって減少したことを示唆している。表2中のデータは、BUNの減少がより高用量で統計的に有意であることを例証する。2つの治療群においては、動物のうちの21/23(91%)はBUN≦33mg/dL(マウスのBUN値として標準的な範囲)を有することが見出された。これに対し、対照の未処置群では2/11(18%)だった。
【0159】
【表2】
【0160】
結論として、SLEのMRL/lprマウスモデルにおける化合物Aは、尿におけるタンパク質、リンパ節症スコア、脾臓の重さおよびリンパ節重さを含む有効性の複数の尺度の中で有意な減少を示した。
【0161】
<実施例2:実験的自己免疫性脳炎における試験>
化合物Aはルイスラットにおける実験的自己免疫性脳炎(EAE)モデルにおいて試験された。EAEは、ルイスラットにおいてMBP69−88/CFA免疫処置と百日咳毒素注射によって引き起こされた (Hashim, et al., 1986, J Neurosci Res. ;16(3):467−78)。化合物Aは、経口懸濁液として調剤され、1日の総投与量が15、30及び60mg/kgである7.5、15及び30mg/kgの3つの投与量で1日2回(BID)で経口で投与された。有効性は、1日1回用量0.5mg/kgで陽性対照FTY720(さらにフィンゴリモドとして知られている;化合物はヒトで使用することが承認されている)を受けた動物と比較された。ラットの48%がEAEの兆候を持っていた場合、治療を8日目に開始した。化合物Aは優れた有効性と明瞭な用量応答性を示した。15および30mg/kgのBIDでは、担体対照群と比較して、エンド重症度(end severity)と同様に最大EAE重症度も著しく低下させた(
図5参照)。最高用量(30mg/kgのBID)では、EAE発生率を著しく低下させた(表3)。これらの結果は、化合物Aが用量依存的な様式で本研究でのEAE重症度を低下させることに効果的だったことを実証する。
【0162】
【表3】
【0163】
結論として、実験での自己免疫性脳炎モデル中の化合物Aは、臨床スコアにおいて、及び使用された最高用量で、用量依存的な低下を示し、これはヒトで使用することが承認されている化合物であるフィンゴリモドよりも優れていた。
【0164】
<実施例3:ブドウ膜炎のモデルにおける試験>
この試験の中で使用される動物モデルは、実験での自己免疫性ブドウ膜炎のルイスラットモデル、既知のブドウ膜炎モデルである(Nussenblatt RB, et al, 1981, J Clin Invest. 67(4): 1228−1231; Mochizuki M, et al, 1985, Invest Ophthalmol Vis Sci. 26(2): 226−232)。化合物Aは経口懸濁液として調製され、1日2回分で10および20mg/kg経口投与された。有効性は、2.5mg/kgで投薬された陽性対照シクロスポリンを受けた動物と比較された。シクロスポリンのこの投与量は、モデルを95−100%阻害し、ヒトにおいて許容できない曝露に等しいように設計された。モデル中の有効性は、臨床の格付、および実験の完成時に組織学的検査のために調製された目の切片の評価によって評価された。化合物Aは、臨床のスコア(
図6)と組織病理学のスコア(
図7)の両方によって評価されるような重症度の用量依存的な減少を示し、このモデルに効果的だった。
【0165】
結論として、実験での自己免疫性ブドウ膜炎のモデルにおける化合物Aは、最適な投与量50%以上での臨床スコアの減少と、75%以上での組織病理学スコアの減少を誘発した。
【0166】
<実施例4a:慢性の、中程度から重症の活発な全身性エリテマトーデス(SLE)の被験体におけるプラセボと比較した、化合物Aの有効性と安全性の評価>
研究設計:分配:無作為化されたエンドポイント分類:
安全性/有効性研究介在モデル:平行割当
マスク化:二重盲検(被験体、介護者、調査者、結果評価人)
主目的:治療
【0167】
主要評価項目:
全身性エリテマトーデス(SLE)応答者インデックスにおける応答の達成[時間枠:169日(あるいは6か月)][安全性問題として指定された:ない]
169日(あるいは6か月)でSLE応答者インデックスの中で応答を達成する参加者の数とパーセント
【0168】
第2評価項目:全身性エリテマトーデス(SLE)応答者インデックスにおける応答の達成[時間枠:365日(あるいは1年)][安全性問題として指定された:ない]
【0169】
365日(あるいは1年)でSLE応答者インデックスの中で応答を達成する参加者の数とパーセント
【0170】
【表4】
【0171】
適格性:
研究に資格を有する年齢:18から75歳
研究に的確な性別:両方
健康な志願者を許容する:なし
包含基準:
* スクリーニングにおいて1:80に等しい又はそれ以上の陽性の抗核抗体(ANA)あるいは高い抗二本鎖DNA又は抗スミス抗体を含む、全身性エリテマトーデス(SLE)の米国リウマチ学会(ACR)の基準である11つの内少なくとも4つを満たす。
* 24週間以上の慢性疾患活性を有する小児又は成人のSLE
* 40kg以上の体重
* SLE疾患活性スコア(SLEDAI)、British Isles Lupus Assessment Group Index(BILAG)及び医師総合評価に基づいた活発な中程度から重度のSLE疾患
* 2年間の無作為化におけるパプ塗抹試験上において頚部悪性腫瘍の証拠がない。
* 女性被験体は進んで妊娠を回避しなければならない。
* 結核(TB)検査で陰性、又は無作為化の時又はその前に治療を開始しなければならない潜在的なTBによってTB検査で新たに陽性
除外基準:
* スクリーニングに先立った、活発で重篤なSLEによる腎疾患あるいは不安定な腎疾患
* 活発な重症又は不安定な神経精神病学的なSLE
* 進行中と慢性感染症を含む臨床的に重要で活発な感染
* ヒト免疫不全ウィルス(HIV)の病歴
*B型肝炎の検査又はC型肝炎の検査において陽性が確認された
* ヘルペス脳炎、眼ヘルペス、播種性ヘルペスのような重度のヘルペス感染の病歴
* 検査に先立った4週以内の生ワクチンまたは弱毒ワクチン
* 有意な血液の異常を備えた被験体
【0172】
<実施例4b:ブドウ膜炎の被験体における化合物Aの有効性と安全性の評価>
研究設計:分配:無作為化されたエンドポイント分類:
安全性/有効性研究介在モデル:平行割当
マスク化:二重盲検(被験体、介護者、調査者、結果評価人)
主目的:治療
主要評価項目:
* 眼内炎症の対照[時間枠:6か月の来院][安全性問題として指定された:ない]眼内炎症の欠如(例えば少量のAC細胞未満;ガラス体のかすみがない;不活発な脈絡網膜の病変)]。
* 有害事象の評価[時間枠:基準値から最終訪問(最終訪問は282週までのどの時点でも生じ得る)][安全性問題として指定された:はい]
* 有意な臨床検査値変化[時間枠:基準値から最終訪問(最終訪問は282週までのどの時点でも生じ得る)][安全性問題として指定された:はい]
* 有意な生命徴候の変化[時間枠:基準値から最終訪問(最終訪問が282週までのどの時点でも生じることがある)への基準線][安全性問題として指定された:はい]
二次的評価項目:
* 眼内炎症の対照[時間枠:12か月の臨床の訪問][安全性問題として指定された:ない]
* 研究を開始した際不活性なブドウ膜炎を有していた被験体において、ベースラインと比較して、両目において新規の活発な炎症性の脈絡網膜又は炎症性の網膜血管病変がない被験体の各研究時点での割合。
[時間枠:最終訪問(最終訪問は282週までのどの時点でも生じ得る][安全性問題として指定された:ない]
* 研究を開始した際不活性なブドウ膜炎を有していた被験体において、8週目と比較して、両目において新規の活発な炎症性の脈絡網膜又は炎症性の網膜血管病変がない被験体の各研究時点での割合。
[時間枠:最終訪問(最終訪問は282週までのどの時点でも生じ得る)][安全性問題として指定された:ない]
* SUN基準に基づく細隙灯顕微鏡検査で両目のAC細胞において≦0.5+のグレードを有する被験体の各研究時点での割合
[時間枠:最終訪問(最終訪問は282週までのどの時点でも生じ得る)][安全性問題として指定された:ない]
* NEI/SUN基準に基づく間接的な検眼鏡検査での両目のガラス体のかすみが≦0.5+のグレードを有する被験体の各研究時点での割合
[時間枠:最終訪問(最終訪問は282週までのどの時点でも生じ得る)][安全性問題として指定された:ない]
* 研究を開始した際不活性なブドウ膜炎を有していた被験体において、ベースラインと比較して、両目のETDRSにおいて≧15文字である、BCVAが悪化していない被験体の各研究時点での割合
[時間枠:最終訪問(最終訪問は282週までのどの時点でも生じ得る)[安全性問題として指定された:ない]
* 研究を開始した際不活性なブドウ膜炎を有していた被験体において、8週目と比較して、両目のETDRSにおいて≧15文字である、BCVAが悪化していない被験体の各研究時点での割合
[時間枠:最終訪問(最終訪問は282週までのどの時点でも生じ得る)][安全性問題として指定された:ない]
* 研究を開始した際不活性なブドウ膜炎を有していた被験体において、ベースラインと比較して、それぞれの目の網膜の中央の厚さ(1mm亜領域)についての各研究時点でのパーセント変化[時間枠:ベースラインから最終訪問(最終訪問は282週までのどの時点でも生じ得る)][安全性問題として指定された:ない]
* 研究を開始した際不活性なブドウ膜炎を有していた被験体において、8週目と比較して、それぞれの目の網膜の中央の厚さ(1mm亜領域)についての各研究時点でのパーセント変化[時間枠:8週目から最終訪問(最終訪問は282週までのどの時点でも生じ得る)][安全性問題として指定された:ない]
* 研究を開始した際不活性なブドウ膜炎を有していた被験体において、ベースラインと比較して、NEIVisual Functioning Questionnaire (VFQ−2,5) スコアの各研究時点での変化[時間枠:ベースラインから最終訪問(最終訪問は282週までのどの時点でも生じ得る)][安全性問題として指定された:ない]
* 研究を開始した際不活性なブドウ膜炎を有していた被験体において、8週目と比較して、NEIVisual Functioning Questionnaire (VFQ−2,5) スコアの各研究時点での変化[時間枠:8週目から最終訪問(最終訪問は282週までのどの時点でも生じ得る)][安全性問題として指定された:ない]
* 研究を開始した際不活性なブドウ膜炎を有していた被験体において、ベースラインと比較して、免疫抑制ロードにおいて≧50%の減少を達成した被験体の各研究時点での割合。[時間枠:最終訪問(最終訪問は282週までのどの時点でも生じ得る)[安全性問題として指定された:ない]
* 研究を開始した際不活性なブドウ膜炎を有していた被験体において、8週目と比較して、免疫抑制ロードにおいて≧50%の減少を達成した被験体の各研究時点での割合。[時間枠:最終訪問(最終訪問が282週までのどの時点でも生じ得る)][安全性問題として指定された:ない]
他の評価項目:
* IOPの上昇[時間枠:3か月、6か月、12か月の来院で][安全性問題として指定された:はい]
高眼圧症、IOP>30およびIOPにおいて10mmHg以上の増大が評価される。
* 白内障の進行あるいは白内障手術の必要[時間枠:3か月、6か月および12か月の来院で][安全性問題として指定された:はい]
【0173】
【表5】
【0174】
<詳細な記載>
背景:
中央部及び後部ブドウ膜炎は、永続的な視力喪失に結びつくことがある重篤な眼内炎症であると考えられている。ブドウ膜炎のこれらの形態が失明の5番目または6番目の主要原因を含み労働者階級の老齢患者に影響する傾向がある、と推測され、それにより、就業時間の損失、生産性及び生活の質の低下を引き起こす。後眼部がコルチコステロイド滴剤によって十分にしばしば処置されないので、経口コルチコステロイドあるいはプレドニゾンを含む全身性の薬物療法が利用される。プレドニゾンは、我々のもののような三次医療センターの中で処置された症例のおよそ4分の1から三分の一に無数の副作用をもたらし、疾患を制御するためにおよび/または長期間送達した際に低い副作用のプロファイルを有する経口プレドニゾンの後続的なレベル(subsequent level)への適切な漸減を可能にするために、免疫抑制薬のような追加の薬物が必要とされる。典型的に、1日7.5mg以下の投与量での慢性のプレドニゾン療法は、より長期療法に耐えられるよう十分に低い副作用プロファイルを有する。しかしながら、頻繁に、免疫抑制薬はこのレベルに投薬する際に必要である。患者が経口コルチコステロイドの任意の用量に耐えられない場合、又は経口コルチコステロイドのより高用量(1日30−60mg)に耐えられない場合があるため、この治療法はプレドニゾンに付随する副作用により回避される場合がある。これらの治療法において眼周囲及びガラス体内へのコルチコステロイドの注入が行われ得るが、このケアの標準は、このような治療を始める前に疾患が再活性化するまで待つということであり、したがって慢性の鎮静効力のある投与量は得られない。フルオシノロンアセトニドインプラント(Retisert(登録商標)、Bausch and Lomb、Tampa、FL)は、中央部と後部のブドウ膜炎の処置においてFDAから承認されており、高用量の経口コルチコステロイドとしてブドウ膜炎を制御するのに等しく効果的であるが、経口コルチコステロイドの高用量の使用に関連した全身性副作用を回避する。しかしながら、局所治療のこの形態には、高眼圧症を引き起こす緑内障及び/又は手術を必要とする緑内障、及び白内障を含む高い割合での眼への副作用がある。さらに、2年半から3年おきにインプラントはコルチコステロイドを使い果たすため、別のインプラントを繰り返し手術で挿入する必要がある。
適格性:
研究に資格を有する年齢:18歳以上
研究に資格を有する性別:両方
健康な志願者の許容:なし
包含基準:
* 活発な、視力を奪いうる中央部あるいは後部のブドウ膜炎。
* 患者は18歳以上で、インフォームドコンセントに署名しなければならない。
* 透光体はOCT及び眼底の写真を得るように十分に透明でなければならない。
* 選択的な眼内の外科手術は登録の後に最初の3か月の間計画されるべきでない。
除外基準:
* 感染性のブドウ膜炎
* 強膜炎の病歴
* 角膜または結膜のウイルス感染がの活発又は疑われた
* ミコバクテリウムまたは菌類病の病歴
* HIV陽性
* 18歳未満
* 制御されていないIOP
* 進行した緑内障
* 後部の水晶体嚢の破裂を有する無水晶体眼
* 後部の水晶体嚢の破裂を有するACIOL
* 眼底撮影またはOCT評価による後極の評価を妨げる媒体不透明度
* 登録後3か月以内の計画された選択的な眼の外科手術:
【0175】
<実施例4c:自己免疫性の脳炎の被験体における化合物Aの有効性と安全性の評価>
研究設計:分配:無作為化されたエンドポイント分類:
安全性/有効性研究介在モデル:平行割当
マスク化:二重盲検(被験体、介護者、調査者、結果評価人)
主目的:治療
主要評価項目:
* 自己免疫性の脳炎の処置での化合物Aの安全性と耐用性を評価するため。
[時間枠:12か月][安全性問題として指定された:はい]
* 自己免疫性の脳炎の自然歴は皮質の機能における進行性の劣化である;したがって、運動機能、認知および/または発作の頻度の尺度の安定化あるいは改良の任意の証拠は、有効性の証拠になり、[時間枠:12か月][安全性問題として指定された:ない]で評価される。
副次的評価項目:
* 処置の6か月後の発作頻度(応答者割合)の50%の減少(ベースラインでの患者の発作頻度に対する)を有する患者のパーセントが測定される。[時間枠:12か月][安全性問題として指定された:ない]
【0176】
【表6】
【0177】
適格性:
研究に資格を有する年齢:18歳以上
研究に資格を有する性別:両方
健康な志願者の許容:なし
包含基準:
* 脳障害の症状(精神状態と意識レベルの変化)が24時間以上続く;
* 下記の少なくとも1つ以上の臨床徴候:
熱、癲癇、焦点の神経学的な欠乏症状、CSF(脳脊髄液炎症性)、EEG(脳波)の変化、X線写真の異常の変化;
* 臨床上疑わしい脳炎であるが、従来の検知された方法では病因を明瞭にできないもの
除外基準:
* 代謝性脳症;
* 次のものを含む特定の病原性微生物に基づく臨床的に明瞭な病原体による流行性脳炎:細菌、ウイルス、真菌、寄生虫、スピロヘータ等;
* 次のものを含む臨床的に明瞭な診断をされた非感染性の脳炎:多発性硬化症、視神経脊髄炎、急性散在性脳脊髄膜炎等。
【0178】
本明細書中で記載された実施例及び実施形態は、説明のみを目的とする者であり、当業者が示唆する様々な修飾あるいは変化は、本明細書と添付の特許請求の範囲の精神と領域の範囲内である。