特許第6983971号(P6983971)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6983971
(24)【登録日】2021年11月26日
(45)【発行日】2021年12月17日
(54)【発明の名称】ガラス組成物、及びガラス繊維
(51)【国際特許分類】
   C03C 3/118 20060101AFI20211206BHJP
   C03C 13/02 20060101ALI20211206BHJP
   D01F 9/08 20060101ALI20211206BHJP
【FI】
   C03C3/118
   C03C13/02
   D01F9/08 A
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2020-176280(P2020-176280)
(22)【出願日】2020年10月20日
(65)【公開番号】特開2021-109821(P2021-109821A)
(43)【公開日】2021年8月2日
【審査請求日】2020年10月20日
(31)【優先権主張番号】108148665
(32)【優先日】2019年12月31日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】520409925
【氏名又は名称】富喬工業股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100120329
【弁理士】
【氏名又は名称】天野 一規
(72)【発明者】
【氏名】徐 文合
(72)【発明者】
【氏名】陳 壁程
(72)【発明者】
【氏名】張 致源
(72)【発明者】
【氏名】李 岳衡
(72)【発明者】
【氏名】羅 偉志
【審査官】 須藤 英輝
(56)【参考文献】
【文献】 特表2018−518440(JP,A)
【文献】 国際公開第98/16482(WO,A1)
【文献】 特開2012−051773(JP,A)
【文献】 特開2017−001950(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第1903767(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第102718406(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第101696089(CN,A)
【文献】 特表2014−530162(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/011701(WO,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C03C 1/00−14/00
D01F 9/08−9/32
INTERGLAD
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
SiOを52重量%以上58重量%以下の範囲で含み、
Alを12重量%以上16重量%以下の範囲で含み、
を16重量%以上26重量%以下の範囲で含み、
MgOを0重量%超2重量%以下の範囲で含み、
CaOを1重量%以上6重量%以下の範囲で含み、
TiOを1重量%超5重量%未満の範囲で含み、
NaOを0重量%超0.6重量%以下の範囲で含み、
Oを0重量%以上5重量%以下の範囲で含み、
を0重量%以上1重量%以下の範囲で含み、
ZnOを1重量%以上5重量%以下の範囲で含み、
Feを0重量%超1重量%以下の範囲で含み、かつ
SOを0.1重量%以上0.6重量%以下の範囲で含むガラス組成物。
【請求項2】
LiO、Cr、As、Sb、P、ZrO、Cl、BeO及びSrOから選択される少なくとも1種の成分をさらに含む請求項1に記載のガラス組成物。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のガラス組成物を有するガラス繊維。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はガラス組成物及びガラス繊維に関し、特には、泡数が少なく誘電率の低いガラス繊維を製造するために使用可能なガラス組成物、及びそのガラス組成物により製造されるガラス繊維に関する。
【背景技術】
【0002】
5G製品の高伝送速度及び信号歪みを低減する要件を充足するため、プリント回線基板の絶縁及び機械強度向上を担うガラス繊維布は、低誘電率及び低誘電正接といった低誘電体特性を有することが求められている。しかしながら、Eガラス組成物(約6.5から7.0の誘電率を有する)及びEガラス組成物によるガラス繊維は、現在プリント回線基板に適用されているが、上述の低誘電体特性の需要を満たせていない。このため、低誘電率のガラス組成物及びガラス繊維を開発することは、当分野において重要な研究テーマである。それにも関わらず、低誘電体特性の需要を満たすためには、低誘電率のガラス組成物の溶解物は粘性が高く、清澄特性が不良であり、それゆえに残存泡数が多い。このため、ガラス繊維の内部に形成されたこれらの泡を要因としてガラス繊維が中空構造を有する可能性が高まる。中空構造を有するガラス繊維を電圧源により回路が駆動されるプリント回線基板に適用すると、金属イオンがガラス繊維の中空構造に沿って移動し、絶縁ガラス繊維の内部に伝導経路が形成される。これは結果として、導電性アノードフィラメント(CAF)現象としても知られる、装置のプリント回線基板の短絡をもたらす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】台湾特許出願公開第1406831B号公報
【特許文献2】台湾特許出願公開第201831421A号公報
【特許文献3】台湾特許出願公開第1363744B号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の欠点を克服するため、本発明では、ガラス繊維内部の泡数を低減可能かつプリント回線基板の短絡発生を回避可能な誘電率の低いガラス繊維を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第一の目的は、先行技術の欠点を少なくとも1つ改善しうるガラス組成物を提供することにある。
【0006】
このため、本発明のガラス組成物は、SiOを52重量パーセント(重量%)以上58重量%以下の範囲で含み、Alを12重量%以上16重量%以下の範囲で含み、Bを16重量%以上26重量%以下の範囲で含み、MgOを0重量%超2重量%以下の範囲で含み、CaOを1重量%以上6重量%以下の範囲で含み、TiOを1重量%超5重量%未満の範囲で含み、NaOを0重量%超0.6重量%以下の範囲で含み、KOを0重量%以上5重量%以下の範囲で含み、Fを0重量%以上1重量%以下の範囲で含み、ZnOを1重量%以上5重量%以下の範囲で含み、Feを0重量%超1重量%以下の範囲で含み、かつSOを0.1重量%以上0.6重量%以下の範囲で含む。
【0007】
本発明の第二の目的は、先行技術の欠点を少なくとも1つ改善しうるガラス繊維を提供することにある。
【0008】
このため、本発明のガラス繊維は上述したガラス組成物を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の効果として、当該ガラス組成物は、ガラス組成物内の成分及びその成分の含有量の範囲によって、特にはTiO、ZnO及びSO及びその含有量の範囲によって良好な成形ウィンドウを有すること、当該ガラス組成物を有する当該ガラス繊維は誘電率(Dk)が低く、誘電正接(Df)が低く、かつプリント回線基板の短絡発生を低減するために有利となる少ない泡数であること、当該ガラス組成物を有する当該ガラス繊維は結晶を含まないこと等が挙げられる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明のガラス組成物は、SiOを52重量パーセント以上58重量%以下の範囲で含み、Alを12重量%以上16重量%以下の範囲で含み、Bを16重量%以上26重量%以下の範囲で含み、MgOを0重量%超2重量%以下の範囲で含み、CaOを1重量%以上6重量%以下の範囲で含み、TiOを1重量%超5重量%未満の範囲で含み、NaOを0重量%超0.6重量%以下の範囲で含み、KOを0重量%以上5重量%以下の範囲で含み、Fを0重量%以上1重量%以下の範囲で含み、ZnOを1重量%以上5重量%以下の範囲で含み、Feを0重量%超1重量%以下の範囲で含み、かつSOを0.1重量%以上0.6重量%以下の範囲で含む。
【0011】
本発明は以下のように記載される。
【0012】
SiOは当該ガラス繊維の主要成分である。SiOの含有量が52重量%以上である場合、当該ガラス組成物を有する当該ガラス繊維は誘電率が5未満となる。また、当該ガラス繊維は良好な機械強度を備えるため、当該ガラス繊維を有するプリント回線基板は、穴あけ工程の際に破損しにくい。さらに、当該ガラス繊維は良好な耐水性及び耐酸性を備えるため、プリント回線基板の安定性が向上しうる。SiOの含有量が58重量%以下の場合、当該ガラス組成物の溶解物は適切な粘性を有するため、当該ガラス繊維の製造における絞り成形ブロセスに有利である。
【0013】
Alの含有量が12重量%以上である場合、当該ガラス組成物の融解物の内部で相分離及びそれに続く結晶化が発生しにくくなるため、当該ガラス組成物は化学的安定性が高められる。Alの含有量が16重量%以下である場合、当該ガラス組成物は液相温度が低く、粘性が低いため、当該ガラス繊維の製造における絞り成形ブロセスに有利である。
【0014】
はフラックスとして使用され、当該ガラス組成物の融解物の粘性を下げうる。さらに、Bは低誘電酸化物であり、当該ガラス繊維における非架橋酸素結合を低減する。これにより、当該ガラス繊維の誘電率及び誘電正接が低下する。Bの含有量が16重量%以上である場合、当該ガラス繊維は誘電率及び誘電正接が低い。Bの含有量が26重量%以下である場合、当該ガラス繊維は耐水性が高められる。したがって、当該ガラス繊維がプリント回線基板に適用されると、ガラス繊維布はウェットプロセスにおいて腐食により孔を形成しにくく、かつ含浸樹脂に対する高接着性を有する。本発明の実施態様の中には、Bの含有量が16重量%以上24重量%以下のものがある。
【0015】
MgOの含有量が0重量%超である場合、当該ガラス組成物の融解物の内部で相分離及びそれに続く結晶化が抑制されうる。上述の条件は、当該ガラス組成物の融解物の粘性を下げやすく、当該ガラス繊維の製造における絞り成形ブロセスに有利である。さらに、上述の条件は当該ガラス繊維の耐水性及び化学的安定性を向上させやすい。MgOの含有量が2重量%以下である場合、当該ガラス繊維の誘電率を低減するために有利である。また、上述の条件は当該ガラス繊維においてコーディエライト等の結晶の析出を抑制するために有利である。
【0016】
CaOの含有量が1重量%以上である場合、当該ガラス組成物の融解物の粘性を下げやすく、当該ガラス繊維の製造における絞り成形ブロセスに有利である。また、上述の条件は、当該ガラス繊維の耐水性及び化学的安定性を向上させやすい。CaOの含有量が6重量%以下である場合、当該ガラス繊維の誘電率を低減するために有利である。
【0017】
ZnOの含有量が1重量%以上5重量%以下である場合、当該ガラス組成物の融解物の粘性を下げやすく、かつ泡数を低減しやすい。また、当該ガラス組成物の融解物における、1000ポイズ粘度の温度と失透温度の差異は大きく、当該ガラス繊維の製造における絞り成形ブロセスに有利である。本発明の実施態様の中には、ZnOの含有量が2重量%以上4重量%以下のものがある。
【0018】
NaOはフラックスである。NaOの含有量が0重量%超である場合、当該ガラス組成物の融解に有利である。NaOの含有量が0.6重量%以下である場合、当該ガラス組成物の誘電率を低減し、かつ当該ガラス繊維の耐水性の劣化を抑制するために有利である。
【0019】
Oはフラックスである。KOの含有量が0重量%超である場合、当該ガラス組成物の融解に有利である。KOの含有量が0.5重量%以下である場合、当該ガラス組成物の誘電率を低減し、かつ当該ガラス繊維の耐水性の劣化を抑制するために有利である。
【0020】
TiOの含有量が1重量%超である場合、当該ガラス組成物の融解に有利である。また、当該ガラス組成物の融解物の粘性を下げやすく、かつ当該ガラス繊維の泡数を低減しやすい。TiOの含有量が5重量%未満である場合、当該ガラス組成物の誘電率を低減するために有利である。本発明の実施態様の中には、TiOの含有量が1重量%超3重量%以下のものがある。
【0021】
当該ガラス組成物の融解物の粘性を下げ、さらに当該ガラス繊維の製造における絞り成形ブロセスを効率化するため、Fの含有量が0重量%超であることが好ましい。Fは当該ガラス組成物の融解物の粘性を下げることができ、かつフラックスとして使用されうるため、当該ガラス組成物の融解効率を効果的に向上させることができる。Fの含有量が1重量%以下である場合、ガラス炉における耐火煉瓦のフッ素腐食を低減でき、かつ当該ガラス組成物の融解物の内部で相分離及びそれに続く結晶化を抑制しうる。本発明の実施態様の中には、Fの含有量が0重量%超1重量%以下のものがある。
【0022】
Feの含有量が0重量%超である場合、つまり当該ガラス組成物がFeを有する場合、鉄の酸化還元状態から当該ガラス組成物の酸化還元レベルを推測で、それにより当該ガラス組成物の融解時に酸化還元雰囲気を調整しうることを意味する。Feの含有量が1重量%以下である場合、当該ガラス繊維の誘電率を低減するために有利である。
【0023】
SOの含有量が0.1重量%以上0.6重量%以下である場合、当該ガラス組成物の融解時に生成される泡層の厚さが小さいため、ガラス炉の熱伝導効率が高められる。また、上述の条件は、当該ガラス繊維の泡数を低減しやすい。本発明の実施態様の中には、SOの含有量が0.1重量%以上0.3重量%以下のものがある。
【0024】
本発明のガラス組成物及びガラス繊維の生産における費用対効果を高めるため、当該ガラス組成物は希土類元素を含まない。
【0025】
さらに、当該ガラス繊維の特性が損なわれない限りにおいて、当該ガラス組成物はさらに他の成分を含む。ここで上記他の成分とは、LiO、Cr、As、Sb、P、ZrO、Cl、BeO及びSrOから選択される少なくとも1つの成分である。上記他の成分は、当該ガラス組成物の総重量を100重量%とした場合に、合計3重量%以下である。
【実施例】
【0026】
本発明は以下の実施例によりさらに例示される。これらの実施例は、発明の範囲を限定するよう解釈されるべきものではなく、本発明の特定の態様であると解釈されるべきものである。
【0027】
<実施例1から3及び比較例1から6>
実施例1から3及び比較例1から6では、ガラス組成物及びガラス試験片をそれぞれ以下のステップを有する方法により製造した。
【0028】
表1に示す成分及び含有量をもとに成分を準備し、これらの成分を混合することによりガラス組成物を得た。このガラス組成物を高温の高温炉に配し、1500℃から1550℃の恒温下で4時間から6時間加熱し、完全に溶解した液状ガラスを得た。その後、この液状ガラスを直径40ミリメートル(mm)の黒鉛坩堝に注入し、この黒鉛坩堝を800℃まで予熱した焼鈍炉に配置した。さらに液状ガラスを徐々に室温にまで冷却することでガラスブロックを形成した。このガラスブロックを研磨し、1mmから1.5mmの厚さのガラス試験片を作成した。
【0029】
<物性評価>
実施例1から3及び比較例1から6では、ガラス組成物及びガラス試験片の物性評価のために以下の試験方法を採用した。物性評価の結果を表1に示す。
【0030】
(1.泡数)
5グラム(g)のガラス組成物を高温の溶鉱炉に配置し、1500℃の恒温下で1.5時間加熱することで、完全に溶解した液状ガラスを得た。その後、液状ガラスは800℃まで余熱した焼鈍炉に配置し、徐々に室温にまで冷却することでガラスを形成した。このガラスの中心に64平方ミリメートル(mm)の正方形領域をマークし、この正方形領域内に存在する泡数を算出した。
【0031】
(2.誘電率と誘電正接)
ガラス試験片の誘電率(Dk)及び誘電正接(Df)を、プレシジョンインピーダンスアナライザー(型番:Agilent 4294A)を用いたASTM D150規格試験法により周波数1MHzで計測した。
【0032】
(3.失透温度)
2.25gのガラス組成物を高温の溶鉱炉に配置し、特定温度まで加熱し、16時間その特定温度を維持した。その後、ガラス組成物を高温の溶鉱炉から取り出し、据え置き、室温まで冷却した。その上で結晶の析出有無を観察した。析出を確認した場合、上記特定温度を失透温度として定義した。
【0033】
【表1】
【0034】
表1の実施例1から3に示した泡数から、ガラス組成物においてTiOの含有量が1重量%超5重量%未満、ZnOの含有量が1重量%以上5重量%以下、かつSOの含有量が0.1重量%以上0.6重量%以下である場合、このガラス組成物を有するガラスは泡数が少ないことが明らかとなった。一方、比較例1、3、5及び6では、ガラス組成物においてTiOの含有量が1重量%未満又は5重量%超、ZnOの含有量が1重量%未満又は5重量%超、又はSOの含有量が0.1重量%未満又は0.6重量%超であり、このガラス組成物を有するガラスは泡数が多かった。本発明のガラス組成物を有するガラス繊維は泡数が少なく、それゆえにこのガラス繊維をプリント回線基板に適用した場合、プリント回線基板の短絡発生が低減されることを意味する。
【0035】
さらに、ガラス繊維の製造効率を高め、かつガラス繊維の製造に使用する絞り装置の損耗を低減するためには、ガラス組成物が1000ポイズ粘度となる温度が低いと有利であった。しかしながら、失透温度が1000ポイズ粘度となる温度よりも高温である場合、ガラス繊維に不透明な外観をもたらす結晶が形成され、ガラス繊維製造において絞り成形プロセスで形成されたガラス繊維が破断しやすい。したがって、ガラス組成物が良好な成形ウィンドウを備えるためには、1000ポイズ粘度となる温度が失透温度よりも高温であり、かつ1000ポイズ粘度となる温度と失透温度との差異(つまりΔT)の大きいガラス組成物が必要とされた。さらに、表1に示す実施例1から3及び比較例2、4のΔT値から、実施例1から3のガラス組成物は、組成物内の成分及びその成分の含有量の範囲によって、ΔT値が大きく良好な成形ウィンドウを備えることが明らかとなった。一方、比較例2、4のΔT値は負の値であり、成形ウィンドウが不良となる結果となった。
【0036】
要約すると、本発明のガラス組成物は、ガラス組成物内の成分及びその成分の含有量の範囲、特にはTiO、ZnO、SO及びその含有量の範囲によって、成形ウィンドウが良好である。また、当該ガラス組成物を有する当該ガラス繊維は誘電率(Dk)及び誘電正接(Df)が低く、かつ当該ガラス繊維内の泡数が少なく、結晶の析出がない。したがって、本発明の目的が達成されている。
【0037】
なお、ここに提示された記載は単に説明目的の例示であり、本発明の範囲を限定することを意図したものではないと理解されるべきである。本発明の請求項及び明細書に則した修正及び変形もまた本発明の範囲に属する。