(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6984032
(24)【登録日】2021年11月26日
(45)【発行日】2021年12月17日
(54)【発明の名称】基準領域を用いたローカルデバイスの制御サービスシステム
(51)【国際特許分類】
H04L 29/12 20060101AFI20211206BHJP
H04L 29/06 20060101ALI20211206BHJP
G06Q 30/02 20120101ALI20211206BHJP
【FI】
H04L67/52
H04L67/125
G06Q30/02 380
【請求項の数】5
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2020-545559(P2020-545559)
(86)(22)【出願日】2019年5月3日
(65)【公表番号】特表2021-515329(P2021-515329A)
(43)【公表日】2021年6月17日
(86)【国際出願番号】KR2019005373
(87)【国際公開番号】WO2019212311
(87)【国際公開日】20191107
【審査請求日】2020年8月31日
(31)【優先権主張番号】10-2018-0052109
(32)【優先日】2018年5月4日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】514120357
【氏名又は名称】アルトソフト, インク.
【氏名又は名称原語表記】Altsoft, Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100121382
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 託嗣
(72)【発明者】
【氏名】キム,チャン ホン
【審査官】
岩田 玲彦
(56)【参考文献】
【文献】
特開2015−194698(JP,A)
【文献】
韓国公開特許第10−2014−0116565(KR,A)
【文献】
国際公開第2005/088909(WO,A1)
【文献】
国際公開第2003/092265(WO,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2016/0323433(US,A1)
【文献】
特表2017−500625(JP,A)
【文献】
特開2014−089571(JP,A)
【文献】
韓国公開特許第10−2012−0091958(KR,A)
【文献】
韓国公開特許第10−2011−0049976(KR,A)
【文献】
韓国公開特許第10−2014−0094816(KR,A)
【文献】
韓国登録特許第10−1324106(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
H04L 67/00
G06Q 30/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローカルデバイス(300)に対する制御サービスをユーザーデバイス(200)に提供する制御サービスシステムにおいて、
前記ユーザーデバイス(200)から制御信号の入力を受け、前記ローカルデバイス(300)を制御するサービス提供サーバー(100)を含み、
前記サービス提供サーバー(100)は、
前記ローカルデバイス(300)に対して、前記ユーザーデバイス(200)に提供する制御権限、及び前記ローカルデバイス(300)の位置と独立した基準領域の入力を受けて格納するデータベースモジュール(110)と、
前記ユーザーデバイス(200)の位置情報によって特定される位置が前記基準領域に含まれると、前記ユーザーデバイス(200)に前記ローカルデバイス(300)の制御イベントを提供するイベント提供モジュール(120)と、
前記ユーザーデバイス(200)に提供された制御イベントが活性化されると、前記制御権限内で前記ユーザーデバイス(200)から入力された制御信号に基づいて前記ローカルデバイス(300)を制御する制御モジュール(130)と、を含み、
前記イベント提供モジュール(120)は、前記ユーザーデバイス(200)にインストールされたアプリケーションまたはポップアップウィンドウを用いて前記制御イベントを提供し、
前記制御モジュール(130)は、前記ユーザーデバイス(200)から前記制御イベントが選択されると、選択された制御イベントの活性化信号の入力を受けて前記制御イベントを活性化し、
前記制御モジュール(130)は、複数のユーザーデバイス(200)の位置情報によって特定される位置が前記基準領域に含まれると、前記提供された制御イベントの活性化信号の入力を受けた順に、前記制御イベントを活性化し、
前記ローカルデバイス(300)の基準領域は、
前記ローカルデバイス(300)の規模に応じて、前記ローカルデバイス(300)からの距離及び広さが異なることを特徴とする、基準領域を用いたローカルデバイス(300)の制御サービスシステム。
【請求項2】
前記データベースモジュール(110)は、
一つのローカルデバイス(300)に対して複数の基準領域の入力を受けて格納することを特徴とする、請求項1に記載の基準領域を用いたローカルデバイス(300)の制御サービスシステム。
【請求項3】
前記イベント提供モジュール(120)は、
前記ローカルデバイス(300)に対して活性化された制御イベントが存在しなければ、前記ユーザーデバイス(200)に前記ローカルデバイス(300)の制御イベントを提供することを特徴とする、請求項1に記載の基準領域を用いたローカルデバイス(300)の制御サービスシステム。
【請求項4】
前記制御モジュール(130)は、
複数のユーザーデバイス(200)の位置情報によって特定される位置が前記基準領域から外れると、前記ユーザーデバイス(200)に対して活性化された制御イベントを不活性化することを特徴とする、請求項1に記載の基準領域を用いたローカルデバイス(300)の制御サービスシステム。
【請求項5】
前記制御モジュール(130)は、
前記ユーザーデバイス(200)にインストールされたアプリケーションを介して前記制御信号の入力を受け、前記ユーザーデバイス(200)に前記アプリケーションがインストールされていなければ、前記アプリケーションのインストールリンクを提供することを特徴とする、請求項1に記載の基準領域を用いたローカルデバイス(300)の制御サービスシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザーデバイスを用いてローカルデバイスを制御する制御サービスシステムに関し、より具体的には、基準領域を用いたローカルデバイスの制御サービスシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルサイネージ(Digital Signage)とは、ポスター、案内表示、看板などの従来のアナログ看板のところを、デジタルディスプレイを活用して、各種の情報と広告を提供するデジタル掲示板を示すものであって、ネットワークに接続され、リモートでコンテンツを一度に制御することができ、注目性に優れて情報の伝達に優れるため、広告とコンテンツの提供に効果的であるという特徴がある。しかし、このようなデジタルサイネージは、単純にユーザーまたは不特定多数の人に見せようとするコンテンツを、単純に伝達するだけであり、コンテンツを見るユーザーの個人的な好みを考慮しておらず、提供するコンテンツの効果を大きく期待するのは難しいという問題点が生じた。
【0003】
かかる問題点を克服するために、韓国特許第10−1830127号(発明の名称:デジタルサイネージのインタラクション制御方法およびシステム、これを用いた記録媒体、登録日:2018年2月12日)が提案されている。しかし、このような技術を利用しても、ユーザーは、広告に晒される受動的な役割を果たすこととなる。
【0004】
一方、デジタル機器とカスタマイズ広告に馴染んだユーザーが増えるに伴い、ユーザーは、受動的広告の露出に無感覚になる傾向にあり、新しいデジタル機器を操作しようとする欲求が強くなり、イベントなどに前向きに参加する傾向がある。このような傾向に伴い、最近は、流動人口の多い地域に大型スクリーンやセンサーなどを一緒に設置し、ユーザーの姿を撮影してスクリーンに表示するか、或いはユーザーの動作に応じてディスプレイに変化が生じるように制御するという、様々な方式を用いて、ユーザーの関心を誘導することもある。しかし、このような技術は、高い設置費が要求されるだけでなく、ユーザーによる装置の直接制御は不可能であるという限界がある。
【0005】
一方、ユーザーの位置情報を用いてデバイスを制御する技術に関連しては、韓国特許第10−1638582号(発明の名称:位置情報基盤のデバイス制御装置、登録日:2016年7月5日)などが提案されている。しかし、このような従来の技術は、個人の周辺装置を制御するための技術であって、開放された公共のスペースに設置された装置に対して、多数のユーザーに制御サービスを提供するということはできない。
【0006】
公共の場所に設置された、デジタルサイネージをはじめとする装置を、ユーザーが制御することができるようにすると、ユーザーの興味を誘発し、広告効果も極大化しうるが、前述した従来の技術では、このような効果を達成することができないという限界があるので、そのための技術の開発が求められる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、従来提案された方法の上述した問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ローカルデバイスの基準領域内に位置したユーザーデバイスから、制御信号の入力を受けてローカルデバイスを制御することにより、別途のセンサーの設置または装置の登録を行うことなしにも、ユーザーデバイスを用いてローカルデバイスを制御することができる、基準領域を用いたローカルデバイスの制御サービスシステムを提供することにある。
【0008】
また、本発明の別の目的は、ローカルデバイスの位置と独立した基準領域を用いて、ユーザーデバイスに制御イベントを提供することにより、ローカルデバイスの特性に応じて設定された基準領域内にて、ユーザーデバイスにローカルデバイスに対する制御権限を提供することができるとともに、ユーザーデバイスが基準領域から外れると、制御イベントを不活性化して、諸々のユーザーデバイスにローカルデバイスの制御機会を提供することができる、基準領域を用いたローカルデバイスの制御サービスシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するための本発明の態様に係る基準領域を用いたローカルデバイスの制御サービスシステムは、
ローカルデバイスに対する制御サービスをユーザーデバイスに提供する制御サービスシステムにおいて、
前記ユーザーデバイスから制御信号の入力を受け、前記ローカルデバイスを制御するサービス提供サーバーを含み、
前記サービス提供サーバーは、
前記ローカルデバイスに対して、前記ユーザーデバイスに提供する制御権限、及び前記ローカルデバイスの位置と独立した基準領域の入力を受けて格納するデータベースモジュールと、
前記ユーザーデバイスの位置情報によって特定される位置が前記基準領域に含まれると、前記ユーザーデバイスに前記ローカルデバイスの制御イベントを提供するイベント提供モジュールと、
前記ユーザーデバイスに提供された制御イベントが活性化されると、前記制御権限内で前記ユーザーデバイスから入力された制御信号に基づいて前記ローカルデバイスを制御する制御モジュールとを含むことを、その構成上の特徴とする。
【0010】
好ましくは、前記データベースモジュールは、
一つのローカルデバイスに対して複数の基準領域の入力を受けて格納することができる。
【0011】
好ましくは、前記ローカルデバイスの基準領域は、
前記ローカルデバイスの規模に応じて、前記ローカルデバイスからの距離及び広さが異なり得る。
【0012】
好ましくは、前記イベント提供モジュールは、
前記ローカルデバイスに対して活性化された制御イベントが存在しなければ、前記ユーザーデバイスに前記ローカルデバイスの制御イベントを提供することができる。
【0013】
好ましくは、前記イベント提供モジュールは、前記ユーザーデバイスにインストールされたアプリケーションまたはポップアップウィンドウを用いて前記制御イベントを提供し、
前記制御モジュールは、前記ユーザーデバイスから前記制御イベントが選択されると、選択された制御イベントの活性化信号の入力を受けて前記制御イベントを活性化することができる。
【0014】
さらに好ましくは、前記制御モジュールは、
複数のユーザーデバイスの位置情報によって特定される位置が前記基準領域に含まれると、前記提供された制御イベントの活性化信号の入力を受けた順に、前記制御イベントを活性化することができる。
【0015】
好ましくは、前記制御モジュールは、
前記ユーザーデバイスの位置情報によって特定される位置が前記基準領域から外れると、前記ユーザーデバイスに対して活性化された制御イベントを不活性化することができる。
【0016】
好ましくは、前記制御モジュールは、
前記ユーザーデバイスにインストールされたアプリケーションを介して前記制御信号の入力を受け、前記ユーザーデバイスに前記アプリケーションがインストールされていなければ、前記アプリケーションのインストールリンクを提供することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明で提案している基準領域を用いたローカルデバイスの制御サービスシステムによれば、ローカルデバイスの基準領域内に位置したユーザーデバイスから制御信号の入力を受けてローカルデバイスを制御することにより、別途のセンサーの設置または装置の登録を行うことなしにもユーザーデバイスを用いてローカルデバイスを制御することができる。
【0018】
また、本発明によれば、ローカルデバイスの位置と独立した基準領域を用いて、ユーザーデバイスに制御イベントを提供することにより、ローカルデバイスの特性に応じて設定された基準領域内でユーザーデバイスにローカルデバイスに対する制御権限を提供することができ、ユーザーデバイスが基準領域から外れると、制御イベントを不活性化して複数のユーザーデバイスにローカルデバイスの制御機会を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の一実施形態に係る、基準領域を用いたローカルデバイスの制御サービスシステムの構成を示す図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る、基準領域を用いたローカルデバイスの制御サービスシステムにおける、サービス提供サーバーの詳細構成を示す図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る、基準領域を用いたローカルデバイスの制御サービスシステムにおける、ローカルデバイスの基準領域の選択についての入力を受ける画面を例示する図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係る、基準領域を用いたローカルデバイスの制御サービスシステムにおける、複数の基準領域の選択についての入力を受ける画面を例示する図である。
【
図5】本発明の一実施形態に係る基準領域を用いたローカルデバイスの制御サービスシステムにおける、ユーザーデバイスの位置移動による変化を例示する図である。
【
図6】本発明の一実施形態に係る基準領域を用いたローカルデバイスの制御サービスシステムにおける、制御イベントの提供を受けたユーザーデバイスを例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付図面を参照して、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を容易に実施し得るように好適な実施形態を詳細に説明する。ただし、本発明の好適な実施形態を詳細に説明するにあたり、関連した公知の機能または構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不明確にするおそれがあると判断された場合には、その詳細な説明を省略する。また、同様の機能及び作用をする部分については、図面全体にわたって同一または類似の符号を使用する。
【0021】
また、明細書全体において、ある部分が他の部分に「連結」されているとするとき、これは「直接的に連結」されている場合だけでなく、それらの間に別の素子を挟んで「間接的に連結」されている場合も含む。また、ある構成要素を「含む」というのは、特別に反する記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態に係る基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムの構成を示す図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムは、ローカルデバイス300に対する制御サービスをユーザーデバイス200に提供する制御サービスシステムであって、サービス提供サーバー100を含んで構成でき、ユーザーデバイス200及びローカルデバイス300をさらに含んで構成できる。
【0023】
すなわち、本発明は、サービス提供サーバー100が、ローカルデバイス300の位置と独立した基準領域を用いて、ローカルデバイス300の基準領域内に位置したユーザーデバイス200から制御信号の入力を受けてローカルデバイス300を制御することにより、別のセンサーの設置または装置の登録なしにユーザーデバイス200を用いて簡便にローカルデバイス300を制御することができる。以下では、本発明の一実施形態に係る基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムの各構成要素について詳細に説明する。
【0024】
サービス提供サーバー100は、ユーザーデバイス200から制御信号の入力を受けてローカルデバイス300を制御することができる。ここで、サービス提供サーバー100がローカルデバイス300を制御するというのは、ユーザーデバイス200から入力された制御信号を、ネットワークを介してローカルデバイス300に送信し、ローカルデバイス300が制御信号に基づいて作動するようにすることを意味することができる。
【0025】
ユーザーデバイス200は、ネットワークを介してサービス提供サーバー100とデータを送受信することが可能なデバイスであり得る。ここで、ユーザーデバイス200は、スマートフォン(Smartphone)、タブレットPC(Tablet PC)及びウェアラブル(Wearable)デバイスなどのモバイル機器を含むことができる。しかし、本発明のユーザーデバイス200は、前述したデバイスの種類に限定されず、ネットワークを介してサービス提供サーバー100とデータを送受信し、GPSや移動通信網、LANなどによる位置情報を使用することが可能なデバイスであれば、その具体的な種類に関係なく、ユーザーデバイス200に含まれ得る。
【0026】
ローカルデバイス300は、ネットワークを介してサービス提供サーバー100とデータを送受信することが可能なデバイスであって、公共の場所に位置したデバイスであり得る。たとえば、ローカルデバイス300は、公共の場所に設置されたデジタルサイネージまたはディスプレイ装置などのディスプレイを含む装置であってもよく、ロボットのように、ディスプレイを含むか否かに関係なく制御が可能な装置であってもよい。
【0027】
本発明では、公共の場所に設置された或いは公共の場所に位置したローカルデバイス300を、ユーザーが制御することができるようにすることにより、ユーザーの興味を誘発して積極的な参加を誘導することができ、これにより効果的なイベントまたは広告を行うことができる。特に、本発明では、設定された制御権限内で、ユーザーデバイス200がローカルデバイス300を制御することができるようにすることにより、制御権限を超えた制御は不可能となるようにして、安全な範囲でユーザーに操作の機会を提供することができる。たとえば、公共の場所に設置されたデジタルサイネージのディスプレイを、ユーザーが制御することができるようにするが、予め定められた広告が一緒に表示されるようにすることができる。また、新たにリリースされたゲームを公共の場所で大型ディスプレイを介してプレイすることができるようして、ゲームの広告を効果的に行うことができ、ユーザーデバイス200を用いたロボット制御の体験イベントを行うこともできる。
【0028】
一方、本発明において、ネットワークは、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network;LAN)、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network;WAN)、または付加価値通信網(Value Added Network;VAN)などの有線ネットワーク、及び移動通信網(Mobile Radio Communication Network)、衛星通信網、WIBRO(Wireless Broadband Internet)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)などの全ての種類の無線ネットワークを含むことができる。
【0029】
図2は本発明の一実施形態に係る基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムにおいて、サービス提供サーバー100の詳細構成を示す図である。
図2に示すように、本発明の一実施形態に係る基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムのサービス提供サーバー100は、データベースモジュール110、イベント提供モジュール120および制御モジュール130をさらに含んで構成されうる。
【0030】
データベースモジュール110は、ローカルデバイス300に対しての、ユーザーデバイス200に提供する制御権限、およびローカルデバイス300の位置と独立した基準領域の入力を受けて格納することができる。より具体的には、データベースモジュール110は、ローカルデバイス300の管理者から入力された、ローカルデバイス300に対する制御権限および基準領域を格納する役割を果たすことができる。ここで、制御権限は、ユーザーがローカルデバイス300を制御することができるレベルを示すのでありうる。例えば、デジタルサイネージのディスプレイに表示される画像及び音に対する制御は含むが、表示されるテキストに対する制御は不可能にするなどというふうに制御権限を設定することができる。
【0031】
また、ローカルデバイス300の基準領域は、ローカルデバイス300の管理者デバイス(図示せず)を介して設定でき、実際のローカルデバイス300の物理的な位置と独立したものであってもよい。ローカルデバイス300の基準領域は、ローカルデバイス300を含むことができるが、含まなくてもよく、ローカルデバイス300から遠く離れた地域に設定されてもよい。つまり、ローカルデバイス300が「A」領域にあるとしても、ローカルデバイス300の基準領域を「B」領域に設定することができる。
【0032】
図3は、本発明の一実施形態に係る、基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムにおいて、ローカルデバイス300の基準領域の選択についての入力を受ける画面を例示する図である。
図3に示すように、本発明の一実施形態に係る、基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムでは、サービス提供サーバー100が、ローカルデバイス300の管理者デバイスから、地図上にてローカルデバイス300の基準領域の入力を受けることができる。この際、ローカルデバイス300の位置を表示して、基準となるようにすることができる。例えば、ローカルデバイス300の基準領域は、
図3の水色円(斜線部)のようにローカルデバイス300を含むことができ、桃色円(微細ドット部)のようにローカルデバイス300を含まなくてもよい。実施形態によっては、基準領域の境界線にローカルデバイス300が位置するように設定されてもよい。
【0033】
また、データベースモジュール110は、一つのローカルデバイス300に対して複数の基準領域の入力を受けて格納することができる。ローカルデバイス300の基準領域は、ローカルデバイス300の物理的な位置に従属せず、複数の領域に独立して設定できるので、ローカルデバイス300の規模や位置などに応じて効果的な基準領域が設定されうる。特に、ローカルデバイス300の基準領域は、ローカルデバイス300の規模に応じて、ローカルデバイス300からの距離及び広さが異なり得る。
【0034】
図4は、本発明の一実施形態に係る、基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムにおいて、複数の基準領域の選択について入力を受ける画面を例示する図である。
図4に示すように、本発明の一実施形態に係る、基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムでは、サービス提供サーバー100が、一つのローカルデバイス300に対して、複数の基準領域の入力を受けることができる。
図4に示されている例のように、城山日出峰(Seongsan Ilchulbong;ソンサンイルチュルボン)に設置されたローカルデバイス300が大型ディスプレイ装置であれば、城山日出峰の付近に桃色円(各斜線部)のような複数の基準領域を設定して、城山日出峰を登る過程中にローカルデバイス300を制御することができるようにするか、或いは、城山日出峰に設置されたローカルデバイス300を眺める角度に応じてローカルデバイス300を制御可能にすることができる。
【0035】
ただし、ローカルデバイス300の基準領域は、ローカルデバイス300の物理的な位置と独立しているので、ローカルデバイス300の基準領域が、必ずしもローカルデバイス300が視覚的に見える領域である必要はない。
図4に示すような例において、城山日出峰に設置されたローカルデバイス300についての基準領域が、ソウルの都心などに設定されることもありうる。
【0036】
一方、基準領域の広さは、ローカルデバイス300の規模に応じて異なり得るが、ローカルデバイス300の規模が大きいほど、基準領域の広さが広いのでありうる。または、基準領域の広さは、手数料や広告費などによって決定されうるのであり、ローカルデバイス300の人気度、またはローカルデバイス300を介して行われるイベントの人気度を用いて、サービス提供サーバー100によってそれ自体で決定されることもありうる。例えば、ローカルデバイス300Aの人気度が、ローカルデバイス300Bの人気度よりも高い場合には、ローカルデバイス300Aの基準領域の広さが、ローカルデバイス300Bの基準領域の広さに比べて、より広く決定されうる。この際、ローカルデバイス300の人気度、またはローカルデバイス300を介して行われるイベントの人気度は、当該ローカルデバイス300またはイベントを、利用または体験したユーザーの数などによって決定されうる。しかし、基準領域の広さは、前述した実施形態によってのみ決定されるものではなく、さまざまな方法で決定されうる。
【0037】
また、ローカルデバイス300の基準領域は、多角形または円形であり得る。つまり、ローカルデバイス300の基準領域は、様々な形状を持つことができるのであり、それぞれの基準領域は、互いに異なる形状の領域を持つことができる。本発明の一実施形態に係る基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムでは、基準領域内に位置したユーザーデバイス200に、ローカルデバイス300の制御権限を付与するので、基準領域の形状によってもユーザーデバイス200の制御の有無が変わり得る。つまり、特定の位置を含む形状に基準領域を設定する場合には、基準領域の広さが広くなくても、当該特定の位置にて、ユーザーデバイス200にローカルデバイス300の制御権限を付与することができる。よって、単純に位置を考慮せずに基準領域の広さを広く設定することよりも、基準領域の形状を多角形または円形に、必要に応じて設定することにより、ローカルデバイス300の管理者は、特定の位置にて、ユーザーに、より効率よくローカルデバイス300の制御権限を提供することができる。
【0038】
イベント提供モジュール120は、ユーザーデバイス200の位置情報によって特定される位置が、基準領域に含まれると、ユーザーデバイス200にローカルデバイス300の制御イベントを提供することができる。ここで、制御イベントは、ユーザーデバイス200とローカルデバイス300とを連動するためのものであって、制御イベントが活性化されると、ユーザーデバイス200でもってローカルデバイス300を制御することができ、制御イベントが不活性化されると、当該ユーザーデバイス200でもってローカルデバイス300を制御することができない。
【0039】
図5は、本発明の一実施形態に係る基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムにおいて、ユーザーデバイス200の位置移動による変化を例示する図である。
図5に示すように、本発明の一実施形態に係る基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムにおいて、ユーザーデバイス200の位置情報によって特定される位置が、XからX1に変化するのに伴い、ユーザーは、ローカルデバイス300Aの基準領域Aに進入するのであり、イベント提供モジュール120は、基準領域A内にて、ローカルデバイス300Aに対する制御イベントをユーザーデバイス200に提供することができる。ユーザーデバイス200の位置情報によって特定される位置が、X1からX2に変化すると、基準領域Aから外れるので、ローカルデバイス300Aに対する制御イベントは不活性化されるのであり、基準領域Bに進入すると、ローカルデバイス300Bに対する制御イベントを、イベント提供モジュール120がユーザーデバイス200に提供することができる。
【0040】
一方、イベント提供モジュール120は、ローカルデバイス300に対して活性化された制御イベントが存在しなければ、ユーザーデバイス200に、ローカルデバイス300の制御イベントを提供することができる。つまり、ローカルデバイス300に対して活性化された制御イベントが存在しなければ、当該ローカルデバイス300が既に他のユーザーデバイス200によって制御されている状態なので、イベント提供モジュール120は、基準領域に新たに進入したユーザーデバイス200に制御イベントを提供しなくてもよい。
図5に示すような例において、基準領域A内に他のユーザーデバイス200が位置して制御イベントを活性化し、ローカルデバイス300Aを制御している場合には、X1に位置したユーザーデバイス200には、ローカルデバイス300Aに対する制御イベントが提供されなくてもよい。
【0041】
また、イベント提供モジュール120は、ユーザーデバイス200にインストールされたアプリケーションまたはポップアップウィンドウを用いて制御イベントを提供することができる。ここで、ユーザーデバイス200にインストールされたアプリケーションは、位置情報を活用して広告やイベント情報の提供を受けるためのアプリケーションであり得るが、本発明の制御イベントの提供を受けることができれば、具体的な機能や形態に関係なく、本発明のアプリケーションの役割を果たすことができる。
【0042】
図6は、本発明の一実施形態に係る基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムにおいて、制御イベントの提供を受けたユーザーデバイス200を例示する図である。本発明の一実施形態に係る基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムでは、イベント提供モジュール120が、
図6の(a)に示すようにアプリケーションを利用して制御イベントを提供するか、或いは
図6の(b)に示すようにポップアップウィンドウを用いて制御イベントを提供することができる。
【0043】
制御モジュール130は、ユーザーデバイス200に提供された制御イベントが活性化されると、制御権限内でユーザーデバイス200から入力された制御信号に基づいてローカルデバイス300を制御することができる。より具体的には、制御モジュール130は、ユーザーデバイス200から制御イベントが選択されると、選択された制御イベントの活性化信号の入力を受けて制御イベントを活性化することができる。すなわち、
図6の(a)における「ローカルデバイスの制御イベント!」をクリックまたはタッチするか、或いは
図6の(b)における「制御イベントショートカット」メニューをクリックまたはタッチすることにより、ユーザーが制御イベントを選択して活性化されると、ユーザーデバイス200でローカルデバイス300を制御することができる。
【0044】
また、制御モジュール130は、複数のユーザーデバイス200の位置情報によって特定される位置が基準領域に含まれると、提供された制御イベントの活性化信号の入力を受けた順に、制御イベントを活性化することができる。つまり、複数のユーザーがローカルデバイス300の基準領域に進入した場合には、先に活性化信号を入力したユーザーに、当該ローカルデバイス300の制御権限を付与することができる。
【0045】
ローカルデバイス300に対する制御イベントが活性化されると、ユーザーデバイス200は、データベースモジュール110に格納された制御権限内でローカルデバイス300を制御することができる。ここで、制御信号は、ローカルデバイス300のディスプレイ、および、ローカルデバイス300でプレイされるゲームを含む群から選択されたいずれか一つを制御する信号であり得る。たとえば、ユーザーデバイス200は、ローカルデバイス300のディスプレイ画面に出力される、映像、写真、テキストなどを選択するか或いは直接入力することができ、ユーザーデバイス200に備えられたカメラを利用して撮影された映像を入力することもできる。また、ユーザーデバイス200をコントローラとして用いて、ローカルデバイス300でプレイされるゲームを、プレイすることができる。実施形態によっては、ユーザーデバイス200でもって、ロボットなどのローカルデバイス300に制御信号を入力して作動させることもできる。ただし、ローカルデバイス300の管理者が予め設定した制御権限から外れた範囲では、ユーザーデバイス200による制御が不可能である。
【0046】
また、制御モジュール130は、ユーザーデバイス200にインストールされたアプリケーションを介して制御信号の入力を受けるのであり、ユーザーデバイス200にアプリケーションがインストールされていなければ、アプリケーションのインストールリンクを提供することができる。つまり、ユーザーデバイス200にアプリケーションのインストールを誘導することにより、制御信号の入力及びローカルデバイス300に対する制御がスムーズに行われるようにすることができる。
【0047】
一方、制御モジュール130は、ユーザーデバイス200の位置情報によって特定される位置が基準領域から外れると、ユーザーデバイス200に対して活性化された制御イベントを不活性化することができる。つまり、ユーザーが基準領域内に位置しているときに限り、ローカルデバイス300を制御することができるようにし、基準領域から外れると、ローカルデバイス300に対する制御を行うことができないようにすることができる。ユーザーデバイス200で活性化された制御イベントが不活性化されると、イベント提供モジュール120は、基準領域内にある他のユーザーデバイス200に制御イベントを提供することにより、様々なユーザーにローカルデバイス300を制御する機会を提供することができる。
【0048】
本発明で提案している、基準領域を用いたローカルデバイス300の制御サービスシステムによれば、ローカルデバイス300の基準領域内に位置したユーザーデバイス200から制御信号の入力を受けてローカルデバイス300を制御することにより、別のセンサーの設置または装置の登録なしにユーザーデバイス200を用いてローカルデバイス300を制御することができる。また、本発明によれば、ローカルデバイス300の位置と独立した基準領域を用いてユーザーデバイス200に制御イベントを提供することにより、ローカルデバイス300の特性に応じて設定された基準領域内にて、ユーザーデバイス200にローカルデバイス300に対する制御権限を提供することができ、ユーザーデバイス200が基準領域から外れると、制御イベントを不活性化して一時的にローカルデバイス300を制御するようにすることができる。
【0049】
以上説明した本発明は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって様々な変形や応用が可能であり、本発明に係る技術的思想の範囲は、以下の特許請求の範囲によって定められるべきである。
【符号の説明】
【0050】
X、X1、X2 ユーザーデバイスの位置情報によって特定される位置
100 サービス提供サーバー
110 データベースモジュール
120 イベント提供モジュール
130 制御モジュール
200 ユーザーデバイス
300 ローカルデバイス