特許6984266IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は、複数の商品を横倒し姿勢で前後方向に一列に整列して収納する商品収納通路を左右方向に複数画成してなる商品収納棚が上下方向に多段に配設された商品収納ラックを備え、商品収納棚の後端側に配設された商品搬出装置により商品収納通路に収納された商品を一個ずつ切り出して搬出するようにした自動販売機

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

かかる特許文献1に開示されたスラントラックの商品搬出装置は、サーペンタイン式商品収納ラックに搭載される商品搬出装置を改良したものであり、第1ストッパ部材,第2ストッパ部材,リンク機構,駆動装置などの商品搬出機構部品が組付けられる基板を備えている。前記基板は、矩形平板の上下左右の辺にフランジを形成した薄い箱形をなし、開放した一面側から第1ストッパ部材,第2ストッパ部材,リンク機構,駆動装置などが組付けられ、矩形平板面には第1ストッパ部材および第2ストッパ部材が通過可能な窓が形成されている。このような商品搬出装置は前記基板の開放した一面側が商品収納棚の背面側に位置し、前記基板の窓から第1ストッパ部材および第2ストッパ部材が商品収納通路に出没する態様で商品収納棚の下面側に配設されている。 ところで、スラントラックは、上下方向に複数段配設された各段の商品収納棚に左右方向に複数の商品収納通路(商品コラム)を画成することにより、商品の多様化に伴う多種の商品を販売可能(多セレクション化)とする要求に適うものである一方、自動販売機の軽量化の要求のために商品収納棚を薄板鋼板により作製している。このため、商品収納棚上に画成された商品収納通路に商品を収納した際、商品収納棚が商品重量により下方側に撓んでしまうことがある。特に、商品収納棚に左右方向に複数の商品収納通路(商品コラム)が区画設定された場合には商品収納棚が商品重量により下方側への撓みが大きくなる。このため、商品収納棚の下面側に配設された商品搬出装置を商品収納棚に近接して配置されている場合、商品重量により下方側に撓んだ商品収納棚が商品搬出装置を構成する基板の内部空間に進入し、第1ストッパ部材,第2ストッパ部材,リンク機構,駆動装置などの動作を妨げるおそれがある。 この問題を解決するため、商品収納棚の下面側に配設される商品搬出装置を商品収納棚から離隔して配置すること、若しくは、商品搬出装置の基板の左右上下のフランジを高くして深い箱形に形成することが考えられる。しかしながら、これらの解決策にあっては、商品収納通路の高さを制限することとなるので、大径から小径の多種の商品を販売可能とする場合には上下方向に配設される商品収納棚の段数を減らさねばならず、商品収納棚の段数を確保する場合には大径の商品を販売(収納)することが出来なくなる結果となり、商品の多様化に伴う多種の商品を販売可能(多セレクション化)とする要求に応えることができなくなるという課題を有する。 本発明はの点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、多種の商品を安定して販売可能なスラントラックを備えた自動販売機を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するために請求項1にかかる発明は、商品投入口に対して商品搬出口が低くなるように傾斜して配設された商品収納棚を上下方向に多段に有し、この商品収納棚に横倒し姿勢の商品を前後方向に一列に整列して収納する商品収納通路を画成してなり、商品収納棚おける商品搬出口の近傍であって、商品収納通路の上方に配設した商品搬出装置により商品収納通路に収納された商品を一個ずつ切り出して搬出する商品収納ラッ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る自動販売機によれば、商品投入口に対して商品搬出口が低くなるように傾斜して配設された商品収納棚を上下方向に多段に有し、この商品収納棚に横倒し姿勢の商品を前後方向に一列に整列して収納する商品収納通路を画成してなり、商品収納棚おける商品搬出口の近傍であって、商品収納通路の上方に配設した商品搬出装置により商品収納通路に収納された商品を一個ずつ切り出して搬出する商品収納ラックを備えた自動販売機において、前記商品搬出装置は、商品収納通路の上方から当該商品収納通路に出没自在であって販売順位一番の商品を保持する態様で商品収納通路に突出する突出位置と前記販売順位一番の商品の保持を解放する態様で商品収納通路から退避する退避位置との間を移動可能に設けた第1ストッパ部材および商品収納通路の上方から当該商品収納通路に出没自在であって商品収納通路から退避する退避位置と販売順位一番の商品に続く販売順位二番の商品を保持する態様で商品収納通路に突出する突出位置との間を移動可能に設けた第2ストッパ部材を回動自在に保持し、前記第1ストッパ部材および第2ストッパ部材を突出位置と退避位置とに移動させるリンク機構より制御される前部リンクピンおよび後部リンクピンを組付けてなる機構部保持部材、および前記リンク機構を駆動する駆動装置を保持する駆動部保持部材を備え、この機構部保持部材および駆動部保持部材を一体化する態様で商品収納棚に直付けして取付けたことにより、商品収納棚が商品重量により下方側に撓んだ場合にも商品搬出装置も商品収納棚の撓みに応じて移動するので商品搬出動作に悪影響を受けることなく商品を安定して搬出することができるので、上下方向に配設される商品収納棚の段数を確保しつつ多種の商品を安定して販売可能なスラントラックを備えた自動販売機を提供することができるという効果を奏する。 また、本発明の請求項2に係る自動販売機によれば、機構部保持部材は、第1ストッパ部材および第2ストッパ部材を回動軸を介して回動自在に軸支し、第1ストッパ部材および第2ストッパ部材を回動軸を支点として突出位置と退避位置とに移動させるリンク機構より制御される前部リンクピンおよび後部リンクピンをそれぞれ個別に保持する前後方向に延在する長穴を有し、後部リンクピンを保持する長穴は前後方向の後端部に回動軸から離隔する方向に湾曲する態様で形成された荷重低減部を有することにより、回動軸を支点として回動する第1ストッパ部材を商品収納通路に突出した突出位置に保持(ロック)する後部リンクピンが受ける商品荷重を、回動軸から離隔する方向に移動させることにより軽減することが可能となるので、前記ロック状態を解除する力を低減することができるという利点を有する。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明が対象とする自動販売機の概略部側面図である。

【図2】図1の自動販売機から外扉を外した状態の右斜め上方から見た斜視図である。

【図3】図1の商品収納ラックおよびガイド部材を右斜め上方から見た斜視図である。

【図4】図3のガイド部材および商品収納ラックの上部部分を拡大して示し、(a)は商品収納ラックをガイド部材から外した状態の斜視図、(b)は商品収納ラックをガイド部材に吊下げた状態の斜視図である。

【図5】商品収納ラックの分解図である。

【図6】ラック側板を示し、(a)はその分解図、(b)は(a)の組立図、(c)は(a)のA部の拡大図、(d)は(a)のB部の拡大図である。

【図7】商品搬出装置が直付けされた商品収納棚を示し、(a)は右斜め上方から見た斜視図、(b)は(a)の背面斜視図である。

【図8】図7の商品収納棚の分解図である。

【図9】図7の商品収納棚を背面側右斜め下方から見た状態を示し、(a)はその分解図、(b)は(a)の組立図である。

【図10】仕切部材を示し、(a)は上面斜視図、(b)は(a)の背面斜視図である。

【図11】姿勢制御板を示し、(a)は後方側右斜め上方から見た斜視図、(b)は(a)の分解斜視図である。

【図12】庫内上部ファンと取付部材の分解図である。

【図13】庫内上部ファンとダクト部材(上部ダクト部材)を示す分解図である。

【図14】図1の商品搬出シュータと下部ダクト部材を右斜め上方から見た斜視図である。

【図15】図14の商品搬出シュータと下部ダクト部材を背面側から見た斜視図である。

【図16】図14の商品搬出シュータと下部ダクト部材の構成を示す分解図である。

【図17】図14の商品搬出シュータと下部ダクト部材の側面図である。

【図18】下部ダクト部材と上部ダクト部材の連結および商品搬出シュータの組付けを示す要部斜視図である。

【図19】図8の商品搬出装置の平面図である。

【図20】図19の商品搬出装置を右斜め上方から見た斜視図である。

【図21】図19の商品搬出装置を背面から見た斜視図である。

【図22】図19の商品搬出装置の分解斜視図である。

【図23】商品搬出装置の機構部保持部材を示し、(a)は右斜め上方から見た斜視図、(b)は(a)を背面から見た斜視図である。

【図24】機構部保持部材を示し、(a)は機構部保持部材から軸受部材を分解した分解図、(b)は軸受部材の側面図である。

【図25】第1ストッパ部材を示す斜視図である。

【図26】第2ストッパ部材を示し,(a)はその上方から見た斜視図、(b)は(a)を背面から見た斜視図である。

【図27】リンク機構を示し、(a)はリンク部材とガイド部材との連携状態を示す斜視図、(b)は(a)の連繋を解除した状態の斜視図である。

【図28】配線ガイド部材を示し、(a)はその上方から見た斜視図、(b)は(a)を背面から見た斜視図、(c)は(a)の側面断面図である。

【図29】売切検出スイッチと第1ストッパ部材との関係を示す斜視図である。

【図30】モータ駆動ユニットの要部構成と動作を示し、(a)は販売待機時の要部平面図、(b)は販売時の要部平面図である。

【図31】商品搬出装置における払出機構の要部の商品ローディング前の動作説明図である。

【図32】商品搬出装置における払出機構の販売待機状態の動作を示し、(a)はこの実施の形態の動作説明図、(b)は比較例の動作説明図である。

【図33】商品搬出装置における払出機構の販売時の動作説明図である。

【図34】カバー部材と配線引出部材との連結状態を示す斜視図である。

【図35】カバー部材と配線引出部材との連結解除状態を示す斜視図である。

【図36】配線引出部材を上方から見た一部分解斜視図である。

【図37】図36の配線引出部材を背面から見た一部分解斜視図である。

【図38】配線引出部材のラック側面への架設状態を示す要部斜視図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

4…商品収納ラック、5(5A,5B)…商品搬出装置、10…商品収納棚、10F…前方側棚部材、10R…後方側棚部材、41…ラック側板、42…仕切部材、43…商品収納通路、44…商品投入口、45…商品搬出口、51…機構部保持部材、52…第1ストッパ部材、53…第2ストッパ部材、54…リンク機構、55…後部リンクピン、56…前部リンクピン、57…回動軸、70(70A,70B)…モータ駆動ユニット(駆動装置)、80…駆動部保持部材、90…配線ガイド部材、91…売切検出スイッチ、516,517…長穴、541…リンク部材。

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