(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
上記保持部は、上記回動軸としてのヒンジ軸を摩擦抵抗によって任意の回動位置で停止可能なトルクヒンジからなり、上記トルクヒンジにおける上記ヒンジ軸の停止によって上記テーブル本体が任意の回動位置で保持されるように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用テーブル。
【発明を実施するための形態】
【0013】
上述の態様の好ましい実施形態について以下に説明する。
【0014】
上記の車両用テーブルにおいて、上記複数の回動軸は、水平方向に沿って延びる第1回動軸と、垂直方向に沿って延びる第2回動軸と、を含むのが好ましい。
【0015】
この車両用テーブルによれば、テーブル本体を第1回動軸及び第2回動軸を組み合わせた回動パターンで回動させることができる。
【0016】
上記の車両用テーブルにおいて、上記テーブル本体と上記トリムの被取付部との間に介装された中間リンク部を備え、上記中間リンク部は、上記第1回動軸を介して上記テーブル本体に取付けられ、且つ上記第2回動軸を介して上記被取付部に取付けられているのが好ましい。
【0017】
この車両用テーブルによれば、テーブル本体が第1回動軸を介して中間リンク部に連結され、この中間リンク部が第2回動軸を介してトリムの被取付部に連結される。これにより、テーブル本体を第1回動軸及び第2回動軸を介してトリムに取付ける構造を簡素化できる。
【0018】
上記の車両用テーブルにおいて、上記トリムには、上記被取付部を車両前後方向にスライド可能に支持するスライドレールが設けられているのが好ましい。
【0019】
この車両用テーブルによれば、トリムの被取付部をスライドレールにしたがって車両前後方向にスライドさせることで、テーブル本体も被取付部と一体で車両前後方向にスライドさせることができる。この場合、テーブル本体の複数パターンでの回動動作に対してスライド動作を組み合わせることによって、テーブル本体の使用位置の自由度を更に高めることができる。また、車室空間の有効利用のために後席シートの車両前後方向のスライド量が長く設定されている車両に対して有効である。
【0020】
上記の車両用テーブルにおいて、上記トリムは、車両前後方向にスライドするスライドドアに設けられたドアトリムであり、上記テーブル本体は、上記第2回動軸よりも車両前方側に上記格納位置が設定されており、上記スライドドアの開動作の際に車体構成要素との干渉によって上記第2回動軸を中心に上記格納位置に向けて動くように構成されているのが好ましい。
【0021】
この車両用テーブルによれば、スライドドアの開動作を利用することによって、テーブル本体を車体構成要素と干渉させて格納位置に向けて動かすことができる。このため、テーブル本体が格納されずにスライドドアが開方向へスライドしたときでもテーブル本体が車体ボデーとスライドドアとの間に挟み込まれるのを防ぐことができる。
【0022】
上記の車両用テーブルにおいて、上記保持部は、上記回動軸としてのヒンジ軸を摩擦抵抗によって任意の回動位置で停止可能なトルクヒンジからなり、上記トルクヒンジにおける上記ヒンジ軸の停止によって上記テーブル本体が任意の回動位置で保持されるように構成されているのが好ましい。
【0023】
この車両用テーブルによれば、トルクヒンジによって保持部が構成されるため、テーブル本体は回転位置の調節時に乗員が手を離した位置にそのまま保持される。従って、テーブル本体の回転位置を調節する操作が簡単になる。また、テーブル本体の回転位置を無段階に設定できる。そのうえ、保持部として汎用性の高いトルクヒンジを使用することによって、車両用テーブルに要するコストを低減することが可能になる。
【0024】
以下、車両のトリムに取付けられる車両用テーブルの実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0025】
この車両用テーブルを説明するための図面において、特に断わらない限り、車両前方を矢印FRで示し、車両上方を矢印UPで示し、車両内方INで示すものとする。また、車両前後方向(車長方向)を矢印Xで示し、車両上下方向(車高方向)を矢印Yで示し、車両左右方向(車幅方向)を矢印Zで示すものとする。
【0026】
(実施形態1)
図1に示されるように、車両1は、後席シート5に対応して設けられたドアとして、車両前後方向Xにスライドするスライドドア2を備えている。このスライドドア2の内張りパネルであるドアトリム3には、車室空間4側が開口し且つ外方に向けて窪んだ凹状の凹部3aが形成されている。
【0027】
実施形態1の車両用テーブル(以下、単に「テーブル」ともいう。)10は、凹部3aを利用してドアトリム3に取付けられている。このテーブル10は、テーブル本体20と、保持部30,40と、後述の中間リンク部21及び複数の回動軸A1,A2と、を備えている。
【0028】
図2に示されるように、テーブル本体20は、物品が置かれる載置面20aを有する平板状の部材である。このテーブル本体20がドアトリム3の凹部3aに格納された格納位置P1では、載置面20aが車室空間4に対向配置される。このテーブル本体20は、樹脂材料からなる成形体として構成されている。
【0029】
中間リンク部21は、テーブル本体20とドアトリム3の被取付部6との間に介装されている。この中間リンク部21は、水平方向を長手方向として延在する第1リンク部材22と、垂直方向を長手方向として延在する第2リンク部材23と、を有し、これら2つのリンク部材22,23が一体的に固定されることによって構成されている。
【0030】
中間リンク部21の第1リンク部材22は、互いに離間して配置された2つの保持部30を介してテーブル本体20の裏面(載置面20aとは反対側の面)に取付けられている。各保持部30のヒンジ軸(後述のヒンジ軸32)によって第1回動軸A1が構成されている。
【0031】
また、この中間リンク部21の第2リンク部材23は、互いに離間して配置された2つの保持部40を介してドアトリム3の被取付部6に取付けられている。各保持部40のヒンジ軸(後述のヒンジ軸42)によって第2回動軸A2が構成されている。
【0032】
ドアトリム3には、被取付部6を車両前後方向Xにスライド可能に支持するスライドレール7が設けられており、被取付部6の係合部6aがスライドレール7に係合するように構成されている。本構成によれば、被取付部6は、ドアトリム3の凹部3aにおいて、最後端位置である初期位置R1とこの初期位置R1から車両前方側へスライドしたスライド位置(後述のスライド位置R2)との間をスライドレール7に沿ってスライドすることができる。この場合、被取付部6がスライド部材となる。
【0033】
テーブル本体20は、保持部30,40を介して、ドアトリム3の凹部3aに格納された格納位置P1(
図2参照)と、ドアトリム3の凹部3aから車室空間4に突き出た使用位置Q1(
図3参照)と、の間で動かすことができるように構成されている。また、テーブル本体20の格納位置P1は、保持部40の第2回動軸A2よりも車両前方側に設定されている。
【0034】
図4に示されるように、保持部30は、第1回動軸A1としてのヒンジ軸32を有する第1ヒンジ片31と、ヒンジ軸32を受ける軸受部34を有する第2ヒンジ片33と、を備えている。第1ヒンジ片31がテーブル本体20の裏面20bに固定され、第2ヒンジ片33が第1リンク部材22に固定されている。
【0035】
この保持部30において、第1回動軸A1は、水平方向に沿って車両左右方向Zに延びている。この第1回動軸A1が延びる方向は、実質的に水平方向であれば、水平方向に対して僅かに傾斜した方向であってもよい。
【0036】
図5に示されるように、保持部40は、第2回動軸A2としてのヒンジ軸42を有する第1ヒンジ片41と、ヒンジ軸42を受ける軸受部44を有する第2ヒンジ片43と、を備えている。第1ヒンジ片41が第2リンク部材23に固定され、第2ヒンジ片43がドアトリム3の被取付部6に固定されている。
【0037】
この保持部40において、第2回動軸A2は、第1回動軸A1とは異なり、垂直平方向に沿って車両上下方向Yに延びている。この第2回動軸A2が延びる方向は、実質的に垂直方向であれば、垂直方向に対して僅かに傾斜した方向であってもよい。
【0038】
ヒンジ軸32である第1回動軸A1は、ヒンジ軸42である第2回動軸A2と直交するように延びている。このため、第1回動軸A1と第2回動軸A2は、テーブル本体20を互いに異なる方向に回動可能に支持するように構成されている。
【0039】
ここで、上記の保持部30,40は、ヒンジ軸32,42を摩擦抵抗によって任意の回動位置で停止可能に構成された既知の構造のトルクヒンジからなる。このようなトルクヒンジとしての機能を有する保持部30,40は、「フリーストップヒンジ」とも称呼される。
【0040】
保持部30,40は、2つの回動軸A1,A2のそれぞれについてテーブル本体20を任意の回動位置で保持可能であり、これら保持部30,40におけるヒンジ軸32,42の停止によって、テーブル本体20が任意の回動位置で保持されるように構成されている。
【0041】
なお、保持部30,40の更なる詳細な構造については、例えば特開2008−133680号公報に開示の「フリーストップヒンジ」や、特開2005−23951号公報に開示の「フリーストップヒンジ装置」を参照することができる。
【0042】
また、保持部30,40として、トルクヒンジに代えて、フリクション機能付のラチェットヒンジを使用することもできる。このラチェットヒンジによれば、テーブル本体20を複数の回動位置で段階的に保持可能になる。
【0043】
次に、
図6〜
図13を参照しながら、テーブル本体20を使用するときのテーブル10の動作について説明する。
【0044】
図6に示されるように、テーブル本体20は、その格納位置P1においてはドアトリム3の凹部3aに格納され、車室空間4に突き出ることなく、ドアトリム3のトリム表面と概ね面一な平坦面を形成する。これによりテーブル本体20が邪魔にならず、且つ見栄えが良い。
【0045】
テーブル本体20が格納位置P1にあるとき、保持部30の第1回動軸A1は車両前後方向Xに延びており、保持部40の第2回動軸A2は車両上下方向Yに延びている。また、被取付部6は、テーブル本体20が格納位置P1にあるときには初期位置R1に配置されている。
【0046】
乗員はテーブル本体20を使用したいとき、先ず格納位置P1にあるこのテーブル本体20を把持して車室空間4へ引き出す。これにより、
図7に示されるように、テーブル本体20を
図6に示される格納位置P1から保持部40の第2回動軸A2を中心に車両内方に向けて概ね90度回動させることができる。
【0047】
テーブル本体20がドアトリム3の凹部3aから車室空間4に突き出た準備位置P2まで回動したときに乗員がこのテーブル本体20から手を離すと、このテーブル本体20は、第2回動軸A2に作用する摩擦抵抗によって準備位置P2で停止する。
【0048】
この準備位置P2において、保持部30の第1回動軸A1は車両左右方向Zに延びており、保持部40の第2回動軸A2は車両上下方向Yに延びている。また、このときのテーブル本体20の回動時に被取付部6を前方へスライドさせる荷重は発生せず、この被取付部6は初期位置R1に配置された状態が維持される。
【0049】
次に、準備位置P2にあるテーブル本体20を乗員が把持して上方へ引き上げる。これにより、
図8に示されるように、テーブル本体20を準備位置P2から保持部30の第1回動軸A1を中心に車両後方に向けて概ね90度回動させることができる。
【0050】
テーブル本体20がその載置面20aが上方を向いた水平面となる使用位置Q1まで回動したときに乗員がこのテーブル本体20から手を離すと、このテーブル本体20は、第1回動軸A1に作用する摩擦抵抗によって使用位置Q1で停止する。
【0051】
この使用位置Q1において、保持部30の第1回動軸A1は車両左右方向Zに延びており、保持部40の第2回動軸A2は車両上下方向Yに延びている。また、このときのテーブル本体20の回動時に被取付部6を前方へスライドさせる荷重は発生せず、この被取付部6は初期位置R1に配置された状態が維持される。
【0052】
上記の使用位置Q1を第1使用位置Q1としたとき、乗員はこの第1使用位置Q1から使用位置を変更したいときにテーブル本体20を把持して前方へ押し出す。これにより、
図9に示されるように、テーブル本体20を被取付部6と一体で第1使用位置Q1から前方へスライドさせることができる。このとき、被取付部6は、スライドレール7に沿って初期位置R1から車両前方側のスライド位置R2までスライドする。
【0053】
テーブル本体20が第2使用位置Q2までスライドしたときに乗員がこのテーブル本体20から手を離すと、このテーブル本体20は、被取付部6とスライドレール7との間に作用する摩擦抵抗によって第2使用位置Q2で停止する。
【0054】
この第2使用位置Q2において、保持部30の第1回動軸A1は車両左右方向Zに延びており、保持部40の第2回動軸A2は車両上下方向Yに延びている。
【0055】
乗員はテーブル本体20を自分の方に傾けて使用したいときに、第2使用位置Q2にあるテーブル本体20を把持して上方へ引き上げる。これにより、
図10に示されるように、テーブル本体20を第2使用位置Q2から保持部30の第1回動軸A1を中心に車両後方に向けて90度を下回る鋭角の範囲で傾けることができる。
【0056】
テーブル本体20が所望の傾きとなる第3使用位置Q3まで回動したときに乗員がこのテーブル本体20から手を離すと、このテーブル本体20は、第1回動軸A1に作用する摩擦抵抗によって第3使用位置Q3で停止する。これにより、テーブル本体20を第2使用位置Q2にあるときよりも載置面20aが乗員に見え易いようにテーブル前端部がテーブル後端部よりも高くなるように傾斜した傾斜状態に設定できる。
【0057】
この第3使用位置Q3において、保持部30の第1回動軸A1は車両左右方向Zに延びており、保持部40の第2回動軸A2は車両上下方向Yに延びている。
【0058】
なお、テーブル本体20を
図8に示される第1使用位置Q1からそのまま
図10に示されるように傾斜した傾斜状態に設定することもできる。
【0059】
乗員はテーブル本体20を左隣の車両シートの乗員にも見えるように傾けて使用したいときに、第3使用位置Q3にあるテーブル本体20を把持して左方向に回動させる。これにより、
図11に示されるように、テーブル本体20を第3使用位置Q3から保持部40の第2回動軸A2を中心に車両左方に向けて90度を下回る鋭角の範囲で傾けることができる。
【0060】
テーブル本体20が所望の傾きとなる第4使用位置Q4まで回動したときに乗員がこのテーブル本体20から手を離すと、このテーブル本体20は、第2回動軸A2に作用する摩擦抵抗によって第4使用位置Q4で停止する。これにより、テーブル本体20を載置面20aが左隣の車両シートの乗員に見え易くなるようにテーブル前端部がテーブル後端部よりも高く且つテーブル左端部がテーブル右端部よりも前に位置するように傾斜した傾斜状態に設定できる。
【0061】
この第4使用位置Q4において、保持部30の第1回動軸A1は車両左右方向Zに対して傾斜して延びており、保持部40の第2回動軸A2は車両上下方向Yに延びている。
【0062】
図12に示されるように、テーブル本体20は、スライドドア2の閉位置Sで使用される。その後、テーブル本体20が例えば第3使用位置Q3にあり且つ被取付部6が初期位置R1にあるときにスライドドア2が開動作すると、
図13に示されるように、このテーブル本体20は、車体構成要素1aとの干渉によって保持部40の第2回動軸A2を中心に格納位置P1に向けて動くように構成されている。
【0063】
上述の実施形態1によれば、以下のような作用効果が得られる。
【0064】
上記のテーブル10によれば、乗員はテーブル本体20が複数の回動軸A1,A2のそれぞれについて回動できる構造を利用して、テーブル本体20を把持してその角度を複数のパターンで変更できる。そして、このテーブル本体20を、保持部30,40によって角度変更後の位置に保持できる。
【0065】
これにより、テーブル本体20の使用位置の自由度が高まり、乗員は、テーブル本体20を単に物品を置くための位置だけでなく、例えば本や雑誌などの印刷物、タブレットやパソコンなどのビジュアル機器等を乗員が見やすい位置に変更することが可能になる。また、乗員は、テーブル本体20を前席シートの影響を受けることなく使用できる。
【0066】
その結果、テーブル本体20の角度を複数のパターンで変更することによって、少なくとも上述の4つの使用位置Q1,Q2,Q3,Q4でテーブル本体20を使用することが可能になり、使い勝手の良いテーブル10を提供することが可能になる。
【0067】
上記のテーブル10によれば、テーブル本体20を第1回動軸A1及び第2回動軸A2を組み合わせた回動パターンで回動させることができる。
【0068】
上記のテーブル10によれば、テーブル本体20が第1回動軸A1を介して中間リンク部21に連結され、この中間リンク部21が第2回動軸A2を介してトリム3の被取付部6に連結される。これにより、テーブル本体20を第1回動軸A1及び第2回動軸A2を介してトリム3に取付ける構造を簡素化できる。
【0069】
上記のテーブル10によれば、トリム3の被取付部6をスライドレール7にしたがって車両前後方向Xにスライドさせることで、テーブル本体20も被取付部6と一体で車両前後方向Xにスライドさせることができる。この場合、テーブル本体20の複数パターンでの回動動作に対してスライド動作を組み合わせることによって、テーブル本体20の使用位置の自由度を更に高めることができる。また、車室空間4の有効利用のために後席シート5の車両前後方向Xのスライド量が長く設定されている車両1に対して有効である。
【0070】
上記のテーブル10によれば、スライドドア2の開動作を利用することによって、テーブル本体を車体構成要素1aと干渉させて格納位置P1に向けて動かすことができる。このため、テーブル本体20が格納されずにスライドドア2が開方向へスライドしたときでも、テーブル本体20が車体ボデーとスライドドア2との間に挟み込まれるのを防ぐことができる。
【0071】
上記のテーブル10によれば、トルクヒンジによって保持部30,40が構成されるため、テーブル本体20は回転位置の調節時に乗員が手を離した位置にそのまま保持される。従って、テーブル本体20の回転位置を調節する操作が簡単になる。また、テーブル本体20の回転位置を無段階に設定できる。そのうえ、保持部30,40として汎用性の高いトルクヒンジを使用することによって、テーブル10に要するコストを低減することが可能になる。
【0072】
以下、上記の実施形態1に関連する他の実施形態について図面を参照しつつ説明する。他の実施形態において、実施形態1の要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明は省略する。
【0073】
(実施形態2)
図14に示されるように、実施形態2の車両用テーブル110は、被取付部6がトリム3に固定されており、前記のスライドレール7を備えていない点で、実施形態1のテーブル10と相違している。この車両用テーブル110おいて、テーブル本体20は、トリム3に固定された被取付部6に取付けられているため、車両前後方向Xにスライドできない構造になっている。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
【0074】
実施形態2のテーブル110よれば、実施形態1のテーブル10に比べて部品点数を少なくでき且つ構造を簡素化できる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
【0075】
なお、上記の実施形態2に特に関連する変更例として、トリム3の被取付部6を省略して、中間リンク部21をトリム3に直に取付ける構造を採用することもできる。
【0076】
本発明は、上述の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変更が考えられる。例えば、上述の実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
【0077】
上述の実施形態では、テーブル10,110に対して、テーブル本体20を互いに異なる方向に回動可能に支持する2つの回動軸A1,A2が設けられる場合について例示したが、これに代えて、テーブル本体20を互いに異なる方向に回動可能に支持する3つ以上の回動軸を使用することもできる。
【0078】
上述の実施形態では、第1回動軸A1が水平方向に沿って延び、且つ第2回動軸A2が垂直方向に沿って延びる場合について例示したが、
参考形態では、テーブル本体20を互いに異なる方向に回動可能に支持することができれば、これら2つの回動軸A1,A2のそれぞれの延びる方向は適宜に変更可能である。
【0079】
上記の実施形態では、トルクヒンジによって保持部30,40が構成される場合について例示したが、これに代えて、トルクヒンジ以外の別手段によって保持部30,40が構成されてもよい。
【0080】
例えば、回動軸A1,A2のそれぞれを操作部材(図示省略)による締め付け操作によって停止させる構造を採用することができる。この場合、乗員がテーブル本体20を手で支えた状態で操作部材の締め付け操作を行うことによってこのテーブル本体20の使用位置を確定することができる。その後、乗員は、この操作部材の解放操作を行うことによって、テーブル本体20の使用位置の変更が可能になる。
【0081】
上記の実施形態では、テーブル本体20とトリム3の被取付部6との間に介装される中間リンク部21を2つのリンク部材22,23によって構成する場合について例示したが、これに代えて、1つの部材或いは3つ以上のリンク部材によって中間リンク部21を構成するようにしてもよい。
また、複数のリンク部材によって中間リンク部21を構成する場合には、1つのリンク部材と別のリンク部材との間に、必要に応じて回動軸A1,A2と同様の回動軸を介装するようにしてもよい。
【0082】
上記の実施形態では、スライドドア2のドアトリム3に取付けられるテーブル10,110について例示したが、これに代えて、テーブル10,110をスライドドア2とは別のドアのドアトリムや、ドア以外のトリムに取付ける構造を採用することもできる。