特許6984540IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

固体電解質膜を用いた金属皮膜の成膜方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1に記載された方法で、アルミニウム系の金属を含む被処理面を有した基板に金属皮膜を成膜した場合、金属皮膜が基板から剥離することがある。これは、アルミニウムの活性が、他の金属に比べて高く、大気中や水中での酸化速度が極めて速いので、被処理面に化学的に安定な酸化アルミニウム皮膜(不動態皮膜)が形成されてしまうからであると考えられる。 本発明は点に鑑みてなされたものであり、本発明では、アルミニウム系材料からなる被処理面に金属皮膜を成膜した場合に、金属皮膜が被処理面から剥離することを防止することができる金属皮膜の成膜方法を提供する。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するために、本発明の金属皮膜の成膜方法は、アルミニウム系材料からなる被処理面を有した基板に金属皮膜を成膜する金属皮膜の成膜方法であって、前記基板の前記被処理面に形成された不動態皮膜を除去するように前記基板をエッチング処理する工程と、pHが2.0未満であり、ニッケルイオンまたは亜鉛イオンを含有した置換処理液が浸透可能な第1固体電解質膜の一方側の表面に、エッチング処理した前記被処理・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、基板に形成されたアルミニウム系金属を含む被処理面を、不動態皮膜を除去するようにエッチング処理を行い、エッチング処理した被処理面に、置換処理液を用いて、ニッケルまたは亜鉛を置換析出させる。ここで、置換処理液のpHを2.0未満にすることにより、エッチング処理した被処理面の不動態皮膜の再生を抑えつつこれを溶解し、被処理面にニッケルまたは亜鉛を析出することができる。 この被処理面に析出したニッケルまたは亜鉛を介して、アルミニウム系金属の被処理面に金属皮膜を成膜するため、成膜された金属皮膜の密着性を高め、金属皮膜に対する被処理面からの剥離を防止することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本実施形態の金属皮膜の成膜方法の工程を説明するフロー図である。

【図2】図1に示すエッチング処理工程を説明するための模式的概念図である。

【図3】(a)は、図1に示す置換処理工程前の基板および成膜装置の模式的断面図であり、(b)は、図1に示す置換処理工程時の基板および成膜装置の模式的断面図であり、(c)は、図1に示す成膜工程時の基板および成膜装置の模式的断面図である。

【図4】実施例1に係るエッチング処理工程後かつ置換処理工程前の試験片の表面写真の画像である。

【図5】実施例1に係る置換処理工程後かつ成膜工程前の試験片の表面写真である。

【図6】実施例1に係る成膜工程後の試験片の断面写真である。

【図7】実施例1、2および比較例1、2の破断強度の結果を示したグラフである。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

11:陽極、13A:第1固体電解質膜、13B:第2固体電解質膜、F:金属皮膜、La:置換処理液、Lb:金属溶液、W:基板、S1:エッチング処理工程、S2:置換処理工程、S3:成膜工程

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります