(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記割当部は、接続が解除された音響機器が担当していたチャンネルがセンタチャンネルであった場合に、左チャンネルおよび右チャンネルを担当する音響機器に前記センタチャンネルのコンテンツ信号を出力する、
請求項2に記載のコンテンツ出力装置。
前記割当部は、接続が解除された音響機器が担当していたチャンネルがサラウンドチャンネルであった場合に、仮想音像定位処理を行ない、フロントチャンネルを担当する音響機器に前記サラウンドチャンネルのコンテンツ信号を出力する、
請求項2に記載のコンテンツ出力装置。
前記割当部は、前記複数の音響機器の数が増加した場合に、より多チャンネルの再生が可能であるか否かを判断し、可能であると判断した場合に、該多チャンネルのコンテンツ信号を出力する、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコンテンツ出力装置。
接続が解除された音響機器が担当していたチャンネルがセンタチャンネルであった場合に、左チャンネルおよび右チャンネルを担当する音響機器に前記センタチャンネルのコンテンツ信号を出力する、
請求項11に記載のコンテンツ方法。
接続が解除された音響機器が担当していたチャンネルがサラウンドチャンネルであった場合に、仮想音像定位処理を行ない、フロントチャンネルを担当する音響機器に前記サラウンドチャンネルのコンテンツ信号を出力する、
請求項11に記載のコンテンツ出力方法。
前記複数の音響機器の数が増加した場合に、より多チャンネルの再生が可能であるか否かを判断し、可能であると判断した場合に、該多チャンネルのコンテンツ信号を出力する、
請求項10乃至請求項13のいずれかに記載のコンテンツ出力方法。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る音響システム10の構成を説明するための概念図である。
図2は、無線スピーカ11の構成を示したブロック図である。
図3は、AVレシーバ3の構成を示したブロック図である。
【0011】
図1に示すように、音響システム10は、BDプレーヤ1、AVレシーバ3、および複数の音響機器(無線スピーカ11、無線スピーカ12、無線スピーカ13、無線スピーカ14、および無線スピーカ15)を備えている。
【0012】
BDプレーヤ1は、コンテンツを再生する機器である。BDプレーヤ1は、再生したコンテンツをAVレシーバ3に送信する。なお、AVレシーバ3は、BDプレーヤ1からコンテンツを取得する例に限らず、例えばインターネットを介してコンテンツサーバからコンテンツをダウンロードしてもよい。なお、BDプレーヤ1とAVレシーバ3とは、有線で接続されてもよいし、無線で接続されていてもよい。また、AVレシーバ3は、BDプレーヤ1の機能を内蔵していてもよい。
【0013】
複数の音響機器(無線スピーカ11、無線スピーカ12、無線スピーカ13、無線スピーカ14、および無線スピーカ15)は、それぞれ異なる位置に配置されている。この例では、聴取位置の正面に無線スピーカ11が配置され、聴取位置の右前方に無線スピーカ12が配置され、聴取位置の右後方に無線スピーカ13が配置され、聴取位置の左後方に無線スピーカ14が配置され、聴取位置の左前方に無線スピーカ15が配置されている。
【0014】
AVレシーバ3は、無線アクセスポイント機能を有するルータ、または自装置が有するルータ機能等を用いて、無線LANを構築する。AVレシーバ3は、該無線LANを介して、無線スピーカ11、無線スピーカ12、無線スピーカ13、無線スピーカ14、および無線スピーカ15と接続する。なお、音響機器の数および配置は、ユーザの使用状況に応じて適宜変更可能である。
【0015】
AVレシーバ3は、本発明のコンテンツ出力装置に相当する。AVレシーバ3は、複数チャンネルのコンテンツを出力する。本実施形態において、コンテンツは、例えば、マルチチャンネルのオーディオデータである。本発明のコンテンツ出力装置は、AVレシーバ3以外にも、例えばCPUまたはDSPを備えるスピーカでもよい。あるいは、コンテンツ出力装置は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置により、実現可能である。
【0016】
図2は、無線スピーカ11の構成を示すブロック図である。無線スピーカ11、無線スピーカ12、無線スピーカ13、無線スピーカ14、および無線スピーカ15は、同じ構成および機能を有する。そのため、
図2においては、無線スピーカ11を例として説明する。
【0017】
無線スピーカ11は、CPU21、通信部24、RAM25、DSP26、ROM27、およびスピーカ28を備えている。
【0018】
通信部24は、例えばWi−Fi規格に準じた無線通信部である。通信部24は、不図示の無線アクセスポイント機能付のルータを介してAVレシーバ3と通信する。または、通信部24は、AVレシーバ3と直接通信する。
【0019】
ROM27は、記憶媒体であり、CPU21の動作用プログラムを記憶する。CPU21は、ROM27に記憶されているプログラムをRAM25に読み出して実行することにより、各種の処理を行なう。例えば、CPU21は、通信部を介してAVレシーバ3から受信したコンテンツの信号をDSP26に入力する。DSP26は、入力された信号に各種の信号処理を施す。また、DSP26は、コンテンツの信号として、エンコードされたデータを受信した場合には、該エンコードされたデータをデコードして、オーディオ信号を取り出す。
【0020】
CPU21は、DSP26で処理された後の信号をスピーカ28に入力する。なお、図示は省略するが、スピーカ28は、デジタルのオーディオ信号をアナログのオーディオ信号に変換するD/Aコンバータおよびオーディオ信号を増幅するアンプを含む。スピーカ28は、入力された信号に基づく音を出力する。
【0021】
図3は、AVレシーバ3の構成を示すブロック図である。AVレシーバ3は、CPU31、コンテンツ入力部32、RAM33、通信部34、ROM35、およびDSP36を備えている。
【0022】
通信部34は、例えばWi−Fi規格に準じた無線通信部である。通信部34は、不図示の無線アクセスポイント付ルータを介して無線スピーカ11、無線スピーカ12、無線スピーカ13、無線スピーカ14、および無線スピーカ15と通信する。または、通信部24は、無線スピーカ11、無線スピーカ12、無線スピーカ13、無線スピーカ14、および無線スピーカ15と直接通信する。
【0023】
ROM35は、記憶媒体であり、CPU31の動作用プログラムを記憶する。CPU31は、ROM35に記憶されているプログラムをRAM33に読み出して実行することにより、各種の処理を行なう。
【0024】
例えば、CPU31は、コンテンツ入力部32から入力したコンテンツの信号をDSP36に入力する。DSP36は、入力された信号に各種の信号処理を施す。また、DSP36は、コンテンツの信号として、エンコードされたデータを受信した場合には、該エンコードされたデータをデコードして、オーディオ信号を取り出す。
【0025】
CPU31は、上記プログラムにより、本発明の割当部311を実現する。また、CPU31は、接続されているスピーカの数に変更があった旨を検出する検出部を実現する。
【0026】
図4は、AVレシーバ3のメモリ(RAM33またはROM35)に記憶される無線スピーカ11、無線スピーカ12、無線スピーカ13、無線スピーカ14、および無線スピーカ15に割り当てるコンテンツのチャンネルの一例を示す表である。
【0027】
CPU31は、無線スピーカ11、無線スピーカ12、無線スピーカ13、無線スピーカ14、および無線スピーカ15のそれぞれについてチャンネルを割り当てる。CPU31のうち割当部311がチャンネルを割り当てる機能を担っている。
【0028】
図4に示すように、無線スピーカ11、無線スピーカ12、無線スピーカ13、無線スピーカ14、および無線スピーカ15には、それぞれIPアドレス(ローカルIPアドレス)が割り当てられる。IPアドレスは、ルータが割り当てるが、AVレシーバ3が割り当ててもよい。ルータが割り当てる場合には、AVレシーバ3は、該ルータからIPアドレスの情報を取得する。
【0029】
無線スピーカ11、無線スピーカ12、無線スピーカ13、無線スピーカ14、および無線スピーカ15は、それぞれ固有の個体識別情報であるMACアドレスを有する。なお、個体識別情報は、他にもシリアル番号またはID番号等、無線スピーカの固有の識別情報であれば、どの様なものであってもよい。IPアドレスとMACアドレスとは、予め対応付けられ、AVレシーバ3のメモリに記憶されている。AVレシーバ3にMACアドレスが記憶されている場合、無線スピーカ(例えば無線スピーカ11)が一旦ネットワーク内から削除された後に、再びネットワークに接続された場合に、該接続された無線スピーカからMACアドレスを受信することで、接続された無線スピーカを識別して、該無線スピーカに割り当てていたチャンネルを知ることができる。ただし、MACアドレスは、本発明において必須の要素ではない。
【0030】
この例では、割当部311は、無線スピーカ11にCチャンネル、無線スピーカ12にFRチャンネル、無線スピーカ13にSRチャンネル、無線スピーカ14にSLチャンネル、および無線スピーカ15にFLチャンネルを割り当てている。
【0031】
これらの割り当ての指示は、例えばユーザがAVレシーバ3を操作して設定する。あるいは、AVレシーバ3にネットワークを介して接続されるスマートフォン等の情報処理装置を用いてユーザが設定する。
【0032】
CPU31は、無線スピーカ11、無線スピーカ12、無線スピーカ13、無線スピーカ14、および無線スピーカ15のそれぞれに対して、割り当てたチャンネルの信号を送信する。
【0033】
これにより、各無線スピーカに割り当てられたチャンネルのコンテンツが配信される。各無線スピーカは、配信されたチャンネルに対応するコンテンツに係る音を再生する。
【0034】
そして、AVレシーバ3は無線スピーカの数に変更があった場合に、現在接続されている音響機器の数と、出力すべきチャンネルと、変更があった音響機器に対応するチャンネルと、に基づいて、各チャンネルと音響機器との割り当てを行なう。
【0035】
図5および
図6は、無線スピーカおよびAVレシーバ3レシーバの動作を示すフローチャートであり、
図7は、AVレシーバ3の割り当て動作を示すフローチャートである。
図8(A)、
図8(B)および
図8(C)は、無線スピーカの数が変更された場合のチャンネル割り当ての一態様を示す図である。
【0036】
まず、無線スピーカ11およびAVレシーバ3は、無線LANを介して互いに接続する(S11,S21)。AVレシーバ3は、
図4に示したように、接続されている無線スピーカ毎にチャンネルを割り当てる(S22)。そして、AVレシーバ3は、無線スピーカにコンテンツを配信する(S23)。
【0037】
無線スピーカは、コンテンツを受信し(S12)、該コンテンツを再生する(S13)。例えば、
図8(A)に示すように、無線スピーカ11はCチャンネル、無線スピーカ12はFRチャンネル、無線スピーカ13はSRチャンネル、無線スピーカ14はSLチャンネル、および無線スピーカ15はFLチャンネルのコンテンツを受信し、再生する。なお、
図6に示すように、AVレシーバ3は、S22においてチャンネル設定した後に、無線スピーカ11に対してチャンネル情報を送信してもよい(S103)。この場合、無線スピーカ11は、該チャンネル情報を受信する(S102)。そして、AVレシーバ3は、S23において、全チャンネルのコンテンツをブロードキャストで配信する。無線スピーカ11は、S102で受信したコンテンツ情報に基づいて、S13において、対応するチャンネルを取り出し再生する。
【0038】
AVレシーバ3は、検出部の機能として、接続されているスピーカの数に変更があったか否かを判定する(S24)。AVレシーバ3は、例えば無線スピーカと定期的に接続確認を行なうことで、接続されているスピーカの数に変更があったか否かを判定することができる。あるいは、AVレシーバ3は、ルータを介して無線スピーカと接続している場合には、ルータから現在の接続機器の情報(例えばIPアドレスの一覧等)を受信することでも、接続されているスピーカの数に変更があったか否かを判定することができる。また、ユーザが手動でスピーカの数に変更があった旨を入力してもよい。
【0039】
AVレシーバ3は、スピーカの数に変更があった場合、現在接続されている音響機器の数と、出力すべきチャンネルと、変更があった音響機器に対応するチャンネルと、に基づいて、各チャンネルと音響機器との割り当てを行なう(S25)。
【0040】
図7は、S25における割り当て動作の詳細フローチャートである。まず、AVレシーバ3は、スピーカの数が増加したか、減少したか、を判断する(S50)。スピーカの数が減少した場合、減少したスピーカが担当していたチャンネルを他のスピーカで代替可能であるか否かを判断する(S51)。AVレシーバ3は、代替可能と判断した場合には、チェンネル割り当てを変更する(S52)。
【0041】
例えば、
図8(A)の例では、出力すべきチャンネルは、Cチャンネル、FLチャンネル、FRチャンネル、SLチャンネルおよびSRチャンネルの5チャンネルである。ここで、
図8(B)に示すように、無線スピーカ11の接続が解除されると、現在接続されている無線スピーカの数は4つとなり、Cチャンネルに対応付けられていた無線スピーカ11との接続が途切れた状態となる。そこで、AVレシーバ3は、
図8(C)に示すように、Cチャンネルのコンテンツを無線スピーカ12および無線スピーカ15に配信するように、無線スピーカ12および無線スピーカ15に、それぞれFRチャンネルおよびFLチャンネルに加えて、Cチャンネルも割り当てる。
【0042】
これにより、ユーザは、AVレシーバ3に接続される無線スピーカの構成が変わった場合でも、手動で設定し直す必要がない。例えば、無線スピーカに不具合が生じた場合、またはネットワーク障害により一部の無線スピーカが再生を継続できなくなった場合でも、AVレシーバ3は、残りの無線スピーカを用いて、接続が途切れた音響機器の担当チャンネルを再生させることができ、特定のチャンネルを欠落させることがない。
【0043】
また、無線スピーカの様に携帯性が高いスピーカの場合、ユーザが無線スピーカを別の部屋等に持ち運んで単独で使う場合(ネットワークに接続されない状態で使う場合、または別のコンテンツを再生させて使う場合)があり、音響機器の無線スピーカの構成が頻繁に変更される場合がある。例えば、あるユーザがリビングで映画のコンテンツ(5チャンネルのオーディオ信号を含むコンテンツ)を視聴していた場合に、Cチャンネルを担当していた無線スピーカを該ユーザの家族が持ち出す場合がある。しかし、AVレシーバ3は、残りの無線スピーカを用いて、Cチャンネルを再生させることができ、Cチャンネルを欠落させることがない。
【0044】
ただし、本発明の音響機器は、無線スピーカに限定されるものではない。有線スピーカも本発明の音響機器の一例である。さらには、AVレシーバ3以外のレシーバまたはスマートフォン等の情報処理装置も、本発明の音響機器の一例である。
【0045】
また、AVレシーバ3は、
図7のS50の判断において、スピーカの数が増加したと判断した場合、より多チャンネルの再生が可能であるか否かを判断する(S53)。AVレシーバ3は、より多チャンネルの再生が可能であると判断した場合、チャンネル割り当てを変更する(S52)。例えば、増加したスピーカに対して、過去にいずれかのチャンネルを割り当てていた場合には、該スピーカにチャンネルを割り当て直すことで、現在よりも多チャンネルの再生を実現することができる。
【0046】
例えば、家族が他の部屋から無線スピーカ11を再びリビングに持ち帰り、AVレシーバ3に接続する場合がある。AVレシーバ3は、無線スピーカ11が接続されたとき、メモリに記憶されている対応テーブル(
図4を参照)を読み出して、該対応テーブルにしたがって、該無線スピーカ11にCチャンネルを割り当て、無線スピーカ12にFRチャンネル、無線スピーカ15にFLチャンネルを割り当てる。
【0047】
この様にして、AVレシーバ3は、過去に割り当てていたCチャンネルのコンテンツを無線スピーカ11に送信することで、より多チャンネルの再生を行なうことができる。なお、AVレシーバ3は、接続された無線スピーカのMACアドレスを受信することで、接続された無線スピーカを識別することができ、
図4に示した様な対応テーブルをメモリから読み出すことで、過去に割り当てていたチャンネルを判定することができる。
【0048】
AVレシーバ3は、より多チャンネルの再生ができないと判断した場合(例えば、接続された無線スピーカの固有識別情報を取得することができない場合、あるいは、過去に割り当てたチャンネルが存在しない場合)、接続案内を行ない、現在の状態を継続する(S54)。AVレシーバ3は、接続案内として、例えば、表示部(不図示)に、「新しいスピーカが接続されたため、チャンネル設定を行なってください。」等の表示を行なう。あるいは、AVレシーバ3は、スマートフォン等の情報処理装置において実行されるプログラムを用いて、該案内表示を行なう。
【0049】
なお、新たに接続するスピーカに予めスピーカにチャンネルが設定されている場合、あるいは、ユーザが、スピーカに設けられた物理的なボタンでチャンネルを設定したり、スマートフォン等の情報処理装置のアプリケーションプログラムを用いて外部からチャンネルを設定したりする等して、新たに接続するスピーカに対して、接続前にチャンネル情報を設定しておくことも可能である。この場合、AVレシーバ3は、上記S53の処理において、より多チャンネルの再生が可能であると判断して、チャンネル割り当てを変更してもよい。
【0050】
一方、AVレシーバ3は、
図7のS50の判断において、スピーカの数が減少したと判断し、かつS51において代替可能チャンネルがないと判断した場合に、さらに仮想音像定位により、減少したチャンネルの音を再生可能であるか否かを判断する(S55)。AVレシーバ3は、仮想音像定位が可能であると判断した場合、該仮想音像定位を行なう(S56)。
【0051】
例えば、
図9(A)の例では、出力すべきチャンネルは、Cチャンネル、FLチャンネル、FRチャンネル、SLチャンネルおよびSRチャンネルの5チャンネルである。ここで、
図9(B)に示すように、無線スピーカ13および無線スピーカ14の接続が解除されると、現在接続されている無線スピーカの数は3つとなる。AVレシーバ3は、現在接続されている3つの無線スピーカは、全てフロント側に設置されるスピーカでえあるため、代替再生が不可能であると判断する。そして、AVレシーバ3は、FLチャンネルの無線スピーカ15およびFRチャンネルの無線スピーカ12を用いて、SLチャンネルおよびSRチャンネルの仮想音像定位が可能であると判断し、仮想音像定位処理を行なう。
【0052】
仮想音像定位は、音源位置と聴者の耳との間の伝達関数を示す頭部伝達関数(以下、HRTFと称す。)を用いる。HRTFは、ある位置に設置した仮想スピーカからそれぞれ左右の耳に至る音の大きさ、到達時間、および周波数特性等を表現したインパルス応答である。AVレシーバ3は、FRチャンネルおよびFLチャンネルのオーディオ信号に、SRチャンネルおよびSLチャンネルのオーディオ信号を加算するとともに、該SRチャンネルおよびSLチャンネルのオーディオ信号に、各音源位置から左右の耳に至るHRTFを付与する。これにより、
図9(C)に示すように、SLチャンネルおよびSRチャンネルのコンテンツを仮想音像定位させることができる。
【0053】
一方で、AVレシーバ3は、
図7のS55の判断において、付与すべきHRTFが用意されていない場合等により、仮想音像定位も不可能であると判断した場合、警告を行ない、現在の状態を継続する(S57)。例えば、AVレシーバ3は、表示部(不図示)に、「特定のチャンネルが再生できません。」等の表示を行なう。あるいは、AVレシーバ3は、スマートフォン等の情報処理装置において実行されるプログラムを用いて、該警告を行ってもよい。
【0054】
なお、AVレシーバ3は、スピーカの数が増える場合には、
図10(A)および
図10(B)に示すようにスピーカの数が増加した場合に、それまでの音響機器に割り当てていたチャンネルを別のチャンネルに割り当て直す場合もある。
【0055】
例えば、
図10(A)に示す様に、AVレシーバ3は、フロントトップR(FTR)チャンネルの無線スピーカ16およびフロントトップL(FTL)チャンネルの無線スピーカ17に接続されている場合において、
図10(B)に示すように、新たに2つの無線スピーカ18および無線スピーカ19を接続した場合に、それまでの音響機器に割り当てていたチャンネルを別のチャンネルに割り当て直す場合もある。例えば、AVレシーバ3は、ユーザから、新たに2つの無線スピーカ18および無線スピーカ19に対して、リアハイトL(RHL)チャンネルおよびリアハイトR(RHR)チャンネルを割り当てる設定を受け付ける。また、AVレシーバ3は、無線スピーカ16および無線スピーカ17に割り当てていたチャンネルを、FTRチャンネルからフロントハイトR(FHR)チャンネルに、FTLチャンネルからフロントハイトL(FHL)チャンネルに変更する。
【0056】
最後に、本実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲は、特許請求の範囲と均等の範囲を含む。