(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6984878
(24)【登録日】2021年11月29日
    
      
        (45)【発行日】2021年12月22日
      
    (54)【発明の名称】保護カバー
(51)【国際特許分類】
   G01R   1/04        20060101AFI20211213BHJP        
   H01H  73/20        20060101ALI20211213BHJP        
   H01H  73/02        20060101ALI20211213BHJP        
   H01H   9/02        20060101ALI20211213BHJP        
   H01R   9/00        20060101ALI20211213BHJP        
   H05K   5/03        20060101ALI20211213BHJP        
【FI】
   G01R1/04 B
   H01H73/20 B
   H01H73/02 B
   H01H9/02 E
   H01R9/00 B
   H05K5/03 A
【請求項の数】7
【全頁数】10
      (21)【出願番号】特願2017-204306(P2017-204306)
(22)【出願日】2017年10月23日
    
      (65)【公開番号】特開2019-78583(P2019-78583A)
(43)【公開日】2019年5月23日
    【審査請求日】2020年7月31日
      
        
          (73)【特許権者】
【識別番号】502002407
【氏名又は名称】川本電産株式会社
          (74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田  昌俊
          (74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河  信久
          (74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野  直樹
          (74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上  正
          (74)【代理人】
【識別番号】100189913
【弁理士】
【氏名又は名称】鵜飼  健
        
      
      
        (72)【発明者】
          【氏名】深尾  陽平
              
            
        
        (72)【発明者】
          【氏名】玉川  充
              
            
        
        (72)【発明者】
          【氏名】柴田  恭幸
              
            
        
      
    
      【審査官】
        田口  孝明
      
    (56)【参考文献】
      
        【文献】
          実開昭54−052695(JP,U)      
        
        【文献】
          実公昭53−046526(JP,Y1)    
        
        【文献】
          実開平03−130156(JP,U)      
        
        【文献】
          実開昭63−177086(JP,U)      
        
        【文献】
          特開平06−210765(JP,A)      
        
      
    (58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC    G01R    1/00−1/04、
                      1/08−5/00、
                      5/10−9/08、
          H05K    5/00−5/06、
          H01R    9/00、
                      9/15−9/28、
          H01H  69/00−69/01、
                    71/00−83/22、
                      9/00−9/28、
                    89/00−89/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
  絶縁性を有するシート状のブランクを折り曲げて形成される保護カバーであって、
  背壁と、
  前記背壁と一体に設けられた天壁と、
  前記背壁と一体に設けられた一対の側壁と、
  電気機器に設けられた先端が中途部より大きい一対の突起が挿入される切欠部がそれぞれ設けられた、前記天壁及び前記一対の側壁の一方と一体に設けられ、前記天壁及び前記一対の側壁の他方と係合する一対の前壁と、
  を備える保護カバー。
【請求項2】
  前記天壁又は前記一対の側壁は第1突起部を有し、
  前記前壁は、前記第1突起部と係合する第2突起部を有する、請求項1に記載の保護カバー。
【請求項3】
  前記切欠部は、前記天壁に向かって延びるとともに、端部が前記側壁に向かって延び、
  前記一対の切欠部は、前記天壁に向かって延びる部位の幅が前記一対の突起の前記中途部の幅よりも小さく構成される、請求項1に記載の保護カバー。
【請求項4】
  前記ブランクは、トムソン型による打ち抜き加工で形成される、請求項1に記載の保護カバー。
【請求項5】
  前記ブランクは、前記背壁、前記天壁、前記一対の側壁及び前記一対の前壁の間に、折り曲げ加工のための圧痕を有する請求項1に記載の保護カバー。
【請求項6】
  前記一対の突起は、一対の端子である、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の保護カバー。
【請求項7】
  前記電気機器は、電圧計、電流計、周波数計、開閉器、遮断器、スイッチ、端子台、インバータ又はモータである、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の保護カバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
  本発明は、電気機器の端子を保護する保護カバーに関する。
 
【背景技術】
【0002】
  現在、制御盤等で用いられる回路遮断器等の電気機器において、外部に露出する端子等を保護する保護カバーを用いる構成が知られている(例えば、特許文献1乃至特許文献3参照)。
【0003】
  特許文献1には、樹脂製シートを熱成形させて保護カバーを形成する技術が開示されており、特許文献2には、保護カバーとして、円筒形コンデンサのケース開口部をゴムキャップで封止する技術が開示されている。また、特許文献3には、樹脂材料を成型することで保護カバーを形成する技術が開示されている。
 
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平09−306567号公報
【特許文献2】特開平10−335184号公報
【特許文献3】特開平11−096880号公報
 
 
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
  しかしながら、上述した保護カバーは、電気機器毎に設計される。このため、販売数量が少ない電気機器の場合、電気機器毎に設計し、そして製造すると、製造コストが高くなる。
【0006】
  そこで、安価に製造できる保護カバーを提供することを目的とする。
 
【課題を解決するための手段】
【0007】
  本発明の一態様によれば、絶縁性を有するシート状のブランクを折り曲げて形成される保護カバーであって、背壁と、前記背壁と一体に設けられた天壁と、前記背壁と一体に設けられた一対の側壁と、電気機器に設けられた先端が中途部より大きい一対の突起が挿入される切欠部がそれぞれ設けられた、前記天壁及び前記一対の側壁の一方と一体に設けられ、前記天壁及び前記一対の側壁の他方と係合する一対の前壁と、を備える。
 
【発明の効果】
【0008】
  本発明は、安価に製造できる保護カバーを提供することができる。
 
 
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施形態に係る保護カバーの構成を示す斜視図。
 
【
図7】同保護カバーが用いられる電気機器の一例を示す側面図。
 
【
図9】同保護カバーの製造及び使用の一例を示す説明図。
 
 
【発明を実施するための形態】
【0010】
  以下、本発明の一実施形態に係る保護カバー1を、
図1乃至
図9を用いて説明する。  
  
図1及び
図2は、本発明の一実施形態に係る保護カバー1の構成を斜視及び正面で示す図である。
図3は、保護カバー1を展開したブランク2の構成を示す平面図である。
図4乃至
図6は、保護カバー1の使用の一例として、電気機器100に取り付けた状態をそれぞれ側面、背面及び正面から示す図である。
図7及び
図8は、電気機器100の一例を側面及び背面で示す図である。
図9は、保護カバー1の製造及び使用の一例を示す説明図である。
 
【0011】
  図1及び4に示すように、保護カバー1は、電気機器100に取り付けられ、電気機器100に設けられた先端が中途部よりも軸方向に直交する方向に広がる突起に係合することで、電気機器100の端子部111を覆うカバーである。先ず、
図7及び
図8を用いて電気機器100を説明する。
 
【0012】
  電気機器100は、制御盤等に用いられる回路遮断器等の電気機器である。電気機器100は、例えば、電圧計、電流計、周波数計、開閉器、遮断器、スイッチ、端子台、インバータ及びモータ等の、充電部等の端子部111を備える機器である。
図7及び
図8に示すように、電気機器100は、例えば、正面に表示部等が設けられるケース110と、ケース110の外面の一部に設けられた端子部111を有する。また、電気機器100は、保護カバー1で端子部111が覆われるときに、端子部111に電気ケーブル130が接続される。
 
【0013】
  ケース110は、電気部品を収容可能に構成される。ケース110は、矩形状、円筒状等、電気部品を収容可能であれば種々の形状が適用できる。ケース110は、外面の一部、例えば背面に端子部111が設けられる。
 
【0014】
  端子部111は、ケース110の外面から突出する、所定の間隔を開けて離間する一対の端子120を有する。一対の端子120は、所定の間隔を開けてケース110に配置された突起である。一対の端子120は、例えば、電気機器100が制御盤等に装着されたときに、水平方向に並ぶ。一対の端子120は、例えば、雄螺子部120a及び二つのナット等の雌螺子部120b等により構成され、電気ケーブル130を固定可能に構成される。端子120は、雌螺子部120bによって先端が中途部である雄螺子部120aよりも大きく構成される。
 
【0015】
  次に、電気機器100の端子部111を覆う保護カバー1について
図1乃至
図7を用いて説明する。
 
【0016】
  保護カバー1は、絶縁性を有する樹脂材料又は紙材料で形成されたブランク2を折り曲げ加工によって形成され、下面側が開口する矩形箱状に構成される。具体例として、保護カバー1は、背壁11と、背壁11に一体に設けられた一対の側壁12と、背壁11に一体に設けられた天壁13と、一対の側壁12にそれぞれ一体に設けられた一対の前壁14と、を備える。
 
【0017】
  背壁11は、例えば、一方向が他方向よりも長い、
図1中の互いに直交するX、Y、Z方向で説明すると、X方向がZ方向よりも長い矩形状に形成される。背壁11の長手方向の幅は、一方の端子120から他方の端子120迄の距離よりも大きく形成される。
 
【0018】
  側壁12は、例えば、一方向が他方向よりも短い、
図1中においてY方向がZ方向よりも短い矩形状に形成される。側壁12の短手方向の幅は、一対の端子120が設けられたケース110外面から一対の端子120の先端までの高さよりも大きく構成される。側壁12は、長手方向に沿った一方の辺部が背壁11の短手方向に沿った一方の辺部と一体に形成される。
 
【0019】
  天壁13は、例えば、一方向が他方向よりも長い、
図1中においてX方向がY方向よりも長い矩形状に形成される。天壁13の長手方向の幅は、背壁11の長手方向の幅と同じ幅に形成される。天壁13は、長手方向に沿った二つの辺部の一方、即ち、短手方向の二つの辺部のうち一方が、背壁11の長手方向に沿った一方の辺部と一体に形成される。
 
【0020】
  天壁13は、短手方向の長さ方向が側壁12の短手方向の長さよりも長く形成され、長手方向に沿った他方の辺部の中央側に、天壁13の辺部から漸次幅が広がる、台形状の切欠部13aを有する。換言すると、天壁13は、短手方向の長さ方向が側壁12の短手方向の長さと同じ長さに形成され、長手方向に沿った他方の辺部の両端に一対形成され、先端が当該辺部の中央側に突出する台形状の第1突起部13bを有する。
 
【0021】
  前壁14は、例えば、一方が他方向よりも短い、
図1中においてX方向がX方向よりも短い、一部が切欠された略矩形状に形成される。前壁14は、短手方向の上部の辺部の先端に、上方に延び、第1突起部13bと係合する第2突起部14aを有する。また、前壁14は、前壁14の長手方向に沿って下端から中途部まで延びるとともに、当該中途部から側壁12側へと延びる略L字状の切欠部14bを有する。
 
【0022】
  第2突起部14aは、前壁14の上部の辺部から漸次幅が広がる台形状に形成される。第2突起部14aは、天壁13の第1突起部13bと係合することで、前壁14を天壁13に固定する。即ち、保護カバー1は、二面又は三面を係合させて箱状に一体に組み立てる構成であり、本実施形態においては、保護カバー1は、二つの前壁14を天壁13に固定させることで構成される。
 
【0023】
  切欠部14bは、その延設方向の幅が、端子120の中途部である雄螺子部120aが通過可能な幅に構成される。なお、切欠部14bの幅は、端子120の先端である雌螺子部120bと同じであっても、雌螺子部120bよりも小さくてもどちらでもよい。
 
【0024】
  また、一対の前壁14に設けられた一対の切欠部14b間の幅は、保護カバー1を組み立てたときに、天壁13に向かって延びる部位において、一対の端子120の間の幅よりも若干小さい幅に構成される。より好ましくは、一対の切欠部14b間の幅は、保護カバー1を組み立てたときに、天壁13に向かって延びる部位において、一対の端子120の中途部である雄螺子部120a間の幅よりも若干小さい幅に構成される。
 
【0025】
  また、一対の切欠部14b間の幅は、保護カバー1を組み立てたときに、側壁12側へと延びる部位が、一対の端子120の幅以上の幅に構成される。即ち、一対の切欠部14bは、組み立てられた保護カバー1において、天壁13に向かう部位において、一対の端子120と干渉し、側壁12に向かう部位において一対の端子120が配置可能に構成される。
 
【0026】
  次に、このような構成の保護カバー1のブランク2の説明を行う。ブランク2は、トムソン型を用いて、絶縁性を有する樹脂材料で構成されたシートを所定の形状で打ち抜くことで形成される。
 
【0027】
  ブランク2は、背壁11に一対の側壁12及び天壁13が一体に形成されるとともに、一対の側壁12にそれぞれ前壁14が一体に形成される。また、ブランク2は、背壁11と側壁12との間、背壁11と天壁13との間、及び、側壁12と前壁14との間に、曲げ加工時の折り線を形成する圧痕2aを有する。
 
【0028】
  次に、このように構成された保護カバー1の製造方法及び使用方法の一例について、
図9を用いて説明する。
 
【0029】
  図9に示すように、先ず、樹脂材料で構成されたーシートを、トムソン型を用いて打ち抜き加工を行い、
図3に示すような所定の形状のブランク2を形成する(ステップST1)。このとき、ブランク2に圧痕2aを併せて形成する。圧痕2aは、例えば、トムソン型に圧痕2aの形状の突起を設ける等によって、打ち抜き加工時に形成する。
 
【0030】
  次に、ブランク2を、圧痕2aに沿って折り曲げ加工を行う(ステップST2)。次に、折り曲げたブランク2を保護カバー1の形状に組み立てる(ステップST3)。具体的には、一対の側壁12の第2突起部14aを、天壁13の第1突起部13bにそれぞれ係合させる。これにより、保護カバー1が形成される。
 
【0031】
  次に、保護カバー1を開口が電気機器100の端子部111と対向側に向けるとともに、一対の前壁14の切欠部14bを一対の端子120と対向させる(ステップST4)。次に、一対の端子120を切欠部14bの端部に当接するまで、保護カバー1を移動させて、一対の端子120を覆う(ステップST5)。
 
【0032】
  このとき、一対の前壁14の切欠部14bの幅は、一対の端子120の幅よりも小さく構成されていることから、端子120が通過するときに、一対の切欠部14bが離間する方向に一対の前壁14が端子120によって押圧されて一対の切欠部14bが広がるように若干前壁14が移動する。
 
【0033】
  これにより一対の端子120が一対の切欠部14bを移動し、端子120が切欠部14bを通過する。端子120が切欠部14bの端部に移動すると、前壁14が元の位置に移動し、一対の端子120が切欠部14bの端部に位置する。このため、一対の端子120から保護カバー1が抜ける方向に移動した場合には、一対の端子120に切欠部14bの曲折する部位が当接し、保護カバー1の移動が規制される。即ち、保護カバー1は、一対の端子120から離間する方向に移動するときに、切欠部14bが一対の端子120に引っ掛かる。
 
【0034】
  このように構成された保護カバー1は、安価なトムソン型によってブランク2を形成し、そして、折り曲げ加工し、複数の面を係合させて箱状に形成する構成であることから、容易、且つ、安価に製造することができる。
 
【0035】
  また、保護カバー1は、端子120が配置される切欠部14bをL字状とし、一対の端子120が一対の切欠部14bに挿入するときに、保護カバー1を移動させる方向に延びる部位を端子120と切欠部14bが設けられた前壁14が干渉する構成とした。また、保護カバー1は、切欠部14bの端部においては、当該端部の一対の切欠部14bの幅を一対の端子120の幅以上とする構成とした。これにより、保護カバー1は、一対の端子120に取り付けたときに当該端子120から、L字状の切欠部14bの曲折部が保護カバー1及び一対の端子120の相対的な移動を規制する。このように、保護カバー1は、簡単に電気機器100から脱落することを防止できる構造とすることができる。
 
【0036】
  さらに、保護カバー1は、トムソン型で型抜き加工し、折り曲げ加工で折り曲げて、複数の面を係合させて箱状とする構成であることから、このような工程が可能であれば、保護カバー1を形成する材料は適宜設定できる。即ち、型抜き加工及び折り曲げ加工が可能、且つ、端子部111を保護できる材料は多種に渉ることから、保護カバー1に用いる材料は高い自由度を有し、設計が容易となる。
 
【0037】
  上述したように本発明の一実施形態に係る保護カバー1によれば、電気機器100の端子部111を保護可能であって、容易、且つ、安価に製造することが可能となる。
 
【0038】
  なお、本発明は上記実施形態に限定されない。上述した例では、保護カバー1は、前壁14の切欠部14bに一対の端子120を配置する構成を説明したがこれに限定されない。即ち、保護カバー1は、端子部111を覆うことが可能であればよく、例えば、上述した一対の端子120と同様の一対の突起を有する電気機器100の当該一対の突起を一対の切欠部14bに配置する構成であってもよい。このような構成とするときは、保護カバー1は、端子部111を一対の前壁14間に配置する構成であってもよく、また、端子部111を覆うためにさらに開口や切欠を前壁14に有する構成であってもよい。
 
【0039】
  また、上述した例では、保護カバー1のブランク2は、トムソン型で型抜きする構成を説明したが、トムソン型と同程度の安価でブランク2を構成できればよく、例えば、レーザー加工によってブランク2を製造してもよい。
 
【0040】
  また、上述した例では、保護カバー1及びブランク2は、前壁14を側壁12と一体に構成し、そして、前壁14の第2突起部14aを天壁13の第1突起部13bと係合させる構成を説明したがこれに限定されない。例えば、保護カバー1及びブランク2は、前壁14を天壁13と一体に構成し、そして、側壁12に第1突起部を設け、前壁14及び側壁12の突起部同士を係合させる構成であってもよい。
 
【0041】
  即ち、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
 
 
【符号の説明】
【0042】
  1…保護カバー、2…ブランク、2a…圧痕、11…背壁、12…側壁、13…天壁、13a…切欠部、13b…第1突起部、14…前壁、14a…第2突起部、14b…切欠部、100…電気機器、110…ケース、111…端子部、120…端子(突起)、120a…雄螺子部、120b…雌螺子部、130…電気ケーブル。