(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
ここで、
図1及び
図2を参照して、本発明の実施の形態の2次元光走査型映像投影装置を説明する。
図1は本発明の実施の形態の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、
図2は本発明の実施の形態の2次元光走査型映像投影装置の要部斜視図である。この2次元光走査型映像投影装置は、複数の光導波路パターン14と光合波部を有する光導波路型合波器12を設けた第1の基板となる光源モジュール装置基板11と、可動ミラー22を有する2次元光走査ミラー装置20を設けた第2の基板となる2次元光走査ミラー装置基板21と、光導波路型合波器12から出射される光ビームを出射方向と異なった方向となるように可動ミラー22に導く光学部材25とを備えている。ここでは、光導波型合波器12と複数の光導波路パターン14の入射端の夫々に対して光源素子15を配置して光源モジュール装置10となる。この本発明の実施の形態においては、光源モジュール装置基板11と2次元光走査ミラー装置基板21とを互いに平行な位置関係になるように配置する。
【0014】
2次元光走査ミラー装置20は、非可動外枠部材24の内側にヒンジを介して可動外枠部材23を取り付け、この可動外枠部材23の内側にヒンジを介して可動ミラー22を取り付ける。この時、可動ミラー22の主面が、非動作時において2次元光走査ミラー装置基板21の主面と平行になるようにすることが望ましく、それによって、2次元光走査型映像投影装置の高さを小さくすることができる。なお、2次元光走査ミラー装置20の駆動原理としては、ここではピエゾ効果を用いたピエゾ駆動型としているが、静電駆動型や電磁駆動型の駆動装置でも良い。
【0015】
この2次元光走査型映像投影装置は、光源モジュール装置基板11及び2次元光走査ミラー装置基板21を実装する共通の実装基板30を備えることが通常の構成である。この実装基板30の実装面全体は平坦であり、光学部品25としては、実装基板30上に第1の反射鏡(25
2)と、第1の反射鏡(25
2)で反射された出力合波光ビーム40を可動ミラー22に導く第2の反射鏡(25
3)とを用いても良い。この場合、第2の反射鏡(25
3)は実装基板30の実装面と対向する位置(蓋部材の天井面)に配置しても良い。
【0016】
第1の反射鏡(25
2)及び第2の反射鏡(25
3)の一方を集光性の反射鏡としても良い。第1の反射鏡(25
2)を非集光性の反射鏡とした場合には、光導波路型合波器12と第1の反射鏡(25
2)との間に集光レンズ(25
1)を設けても良い。或いは、光学部品25として、出力合波光ビーム40に対して複数の反射面を有するプリズム状部材(25
6)を用いても良い。
【0017】
実装基板30としては、光源モジュール装置基板11の実装面と2次元光走査ミラー装置基板21の実装面との間に段差がある段差型基板を用いても良く、この場合は、2次元光走査ミラー装置基板21の実装面を下段側にすれば良い。この場合、光学部材25としては、集光レンズ25
1と非集光性の反射鏡(25
7)を用いても良いし、或いは、集光性の反射鏡(25
8)を用いても良い。
【0018】
2次元光走査ミラー装置20は、実装基板30の実装面と対向する位置(蓋部材の天井面)に配置しても良い。この場合には、光学手段25として集光レンズ25
1と非集光性反射鏡25
2を用いても良く、或いは、集光性反射鏡25
5を用いても良い。また、実装基板30に可動ミラー22からの反射光を反射する反射鏡26を設けても良いし、反射鏡26を設けない場合には、実装基板30に可動ミラー22からの反射光を透過する窓部(35)を設ければ良い。
【0019】
2次元光走査型映像投影装置には、光源モジュール装置10及び2次元光走査ミラー装置20を覆う蓋部材31を設ける。この蓋部材31は、光源モジュール装置10を覆う第1の蓋部材(31
1)と2次元光走査ミラー装置20を覆う第2の蓋部材(31
2)に分割しても良い。
【0020】
この場合の光源素子15としては、青色半導体レーザ15
1、緑色半導体レーザ15
2及び赤色半導体レーザ15
3が典型的なものであるが、発光ダイオード(LED)や光ファイバ或いは先球光ファイバを介した光源でも良く、先球光ファイバや光ファイバを用いる場合にはその光源として液体レーザや固体レーザを用いても良い。
【0021】
なお、光源モジュール装置基板11及び2次元光走査ミラー装置基板21としては、Si基板、ガラス基板、サファイア基板、プラスチック基板等を用いれば良い。また、光導波路パターン14
1〜14
3を形成する場合には、光源モジュール装置基板11上に下部クラッド層となる光導波路形成層13を設け、この上にコア層となる材料を設け、このコア層をエッチング加工すれば良く、この上に、上部コア層を設けても良い。光導波路形成層13、コア層及び上部クラッド層の材料としては、SiO
2ガラス系の材料を用いることができるが、これ以外の材料、例えばアクリル樹脂等の透明プラスチックやその他の透明材料を用いても良い。光源素子15としてRGB以外の波長の光源素子を用いる場合は、Si、GaN系等の半導体材料をクラッド層及びコア層として用いても良い。光合波部分の構造は任意であるが、ここでは、上記特許文献1において提案した光合波部を示している。
【0022】
上記構成によって、2次元光走査型映像投影装置の高さを小さくすることができ、それによって、眼鏡型ディスプレイの眼鏡フレームの「つる(テンプル)」の部分等に映像投影装置格納した時、「つる」の厚さを薄くでき、外見上目立たないように2次元光走査型映像投影装置を格納することができる。
【0023】
また、2次元光走査型映像投影装置をパッケージ化するときには、構成部品である光源モジュール装置10と2次元光走査ミラー装置20に対する配線をパッドと接続する場合、ワイヤボンディングを用いる必要がある。本発明の実施の形態においては、光導波路型合波器12を設けた光源モジュール装置基板11と、可動ミラー22を有する2次元光走査ミラー装置20を設けた2次元光走査ミラー装置基板21を平行に配置しているので、配線ボンディング装置を用いたとき、別々にワイヤボンディングする必要が無く、同時にボンディングすることが可能で、その結果、配線形成を容易にし、作製コストを削減することができる。
【実施例1】
【0024】
ここで、
図3乃至
図5を参照して本発明の実施例1の2次元光走査型映像投影装置を説明する。
図3は本発明の実施例1の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、
図4は本発明の実施例1の2次元光走査型映像投影装置の要部斜視図であり、
図5は本発明の実施例1の2次元光走査型映像投影装置における光走査状況の説明図である。
図3に示すように、本発明の実施例1の2次元光走査型映像投影装置は、3本の光導波路パターン14と光合波部を有する光導波路型合波器12を設けた光源モジュール装置基板11と、可動ミラー22を有するピエゾ駆動型の2次元光走査ミラー装置20を設けた2次元光走査ミラー装置基板21を共通の実装基板30上に実装している。なお、光導波路型合波器12としては、特許文献3に示したタイプの光導波路型合波器を用いる。
【0025】
ここでは、光源モジュール装置10のチップサイズを6mm(奥行き(Length))×4mm幅(( Width))×1mm(高さ(Height))とする。具体的には、まず、厚さが1mmのSi基板からなる光源モジュール装置基板11上に火炎加水分解法を用いて、光導波路形成層13となる厚さが15μmのSiO
2膜を形成する。次いで、SiO
2膜上に同じく火炎加水分解法で、厚さ2μmのSiO
2-GeO
2層(屈折率差Δn=0.5%、Δn=(n
1-n
2)/n
1で定義。n
1:コアの屈折率、n
2:クラッドの屈折率)を成膜する。この上に、コンタクトマスクを用いた光露光法で導波路幅が2μmの光導波路パターン14
1〜14
3を形成して光合波器とする。
【0026】
次いで、光導波路パターン14
1〜14
3上に、全体を覆うカバー層として、厚さが20μmのSiO
2膜(図示は省略)を上部クラッド層として、同じく火炎加水分解法で成膜する。なお、青色用の光導波路パターン14
1及び赤色用の光導波路パターン14
3は光入射部を直角に曲げる必要があるので、曲げる部分にGaを用いた収束イオンビーム法を用いたエッチングにより、深さ30μmの深掘りトレンチを形成し、導波した光が、トレンチ側壁で全反射するようにする。次いで、光合波器の領域のみ残して、他の部分のSiO
2膜を全てエッチングにより取り除き、光源モジュール装置基板11をむき出しの状態にして光導波路型合波器12とする。
【0027】
この光導波路型合波器12の光導波路パターン14
1〜14
3の端部に青色半導体レーザ15
1、緑色半導体レーザ15
2及び赤色半導体レーザ15
3を配置して光源モジュール装置10とする。この時、青色半導体レーザ15
1、緑色半導体レーザ15
2及び赤色半導体レーザ15
3のレーザ出射端と光導波路パターン14
1〜14
3の位置が整合するようにSi基板からなる光源モジュール装置基板12を所定の深さまでエッチングする。
【0028】
一方、SiウエハをMEMS加工して、7mm(奥行き(Length))×5mm幅(( Width))×0.7mm(高さ(Height))の2次元光走査ミラー装置20を形成する。この2次元光走査ミラー装置20は、可動ミラー22、可動外枠部材23及び非可動外枠部材24からなる。可動ミラー22のサイズは1mmφとし、その表面にはAl膜を形成する。この可動ミラー22の反射率は赤色、緑色及び青色の全てに対して90%以上である。
【0029】
非可動外枠部材24の表面にはPZT等の圧電材料膜を形成し、ピエゾ駆動用のパッド(38
1〜38
4)を形成する。このピエゾ駆動用のパッド(38
1〜38
4)に、高速(水平)軸駆動周波数が35KHz、低速(垂直)軸駆動周波数が60Hz、最大駆動電圧が±15Vの駆動電圧を印加することによって、可動ミラー22を水平方向及び垂直方向に同時に回転させる。この時の高速(水平)軸振り角(ミラー振れ角)は例えば、±15degとし、低速(垂直)軸振り角(ミラー振れ角)は例えば±15degとする。
【0030】
この本発明の実施例1においては、光導波路型合波器12から出射される出射合波光ビーム40を集束する集光レンズ25
1、出射合波光ビーム40を少なくとも1回は上方に跳ね上げるために非集光性反射鏡25
2、非集光性反射鏡25
2によって跳ね上げられた出射合波光ビーム40を可動ミラー22に向けて反射する非集光性反射鏡25
3を設けている。
【0031】
ここでは、集光レンズ25
1としては、例えば、凸レンズと凹レンズの組み合わせレンズを用い、その厚さは、例えば、0.7mmとし、焦点距離は1.35mmとする。非集光性反射鏡25
2としては、石英ガラスの表面にAl膜を設けたものを用い、実装基板30の実装面に対する非集光性反射鏡25
2の反射面の角度は例えば8degとし、反射面のサイズを5mm(縦)×3mm(横)とする。また、非集光性反射鏡25
3としては、石英ガラスの表面にAl膜を設けたものを用い、実装基板30の実装面に対する非集光性反射鏡25
3の反射面の角度は例えば24degとし、反射面のサイズを1.2mm(縦)×1.2mm(横)とする。
【0032】
2次元光走査型映像投影装置には、光源モジュール装置10及び2次元光走査ミラー装置20を覆うように窓32を有する蓋部材31を設ける。この蓋部材31は、一般には厚さが0.5mmのAl等の遮光性の金属部材で構成するが、絶縁部材で構成しても良い。非集光性反射鏡25
3によって反射された出射合波光ビーム40は可動ミラー22によって、2次元走査されて窓32を介して出射されてスクリーンや網膜上に映像を投影する。
【0033】
図4に示すように、光源モジュール装置10および2次元光走査ミラー装置20は、共通の実装基板30上にダイボンディングされ、同時に、実装基板30の一方の端部側にはパッド16
1〜16
3及び基板上配線17
1〜17
4が設けられる。青色半導体レーザ15
1、緑色半導体レーザ15
2及び赤色半導体レーザ15
3はボンディングワイヤ18
1〜18
3によってパッド16
1〜16
3に接続されて通電可能となる。一方、実装基板30の他方の端部側にはパッド36
1〜36
4及び基板上配線37
1〜37
4が設けられる。非可動外枠部材24の表面に設けたパッド38
1〜38
4はボンディングワイヤ39
1〜39
4によってパッド36
1〜36
3に接続されて通電可能となる。
【0034】
この時、ワイヤボンディングは、光源モジュール装置10および2次元光走査ミラー装置20がすでに共通の実装基板30上に平行に設置されているため、ボンディングの方向等を変えることなく、ほぼ同一のボンディング条件でワイヤボンディングを行うことができ、その結果、配線形成を容易にし、作製コスト削減ができる。
【0035】
図5に示すように、光導波路型合波器12から出射された出射合波光ビーム40は集光レンズ25
1で集束したのち、非集光性反射鏡25
2で上方に跳ね上げ、非集光性反射鏡25
3によって可動ミラー22に向けて反射される。反射された出射合波光ビーム40は可動ミラー22によって、2次元走査されて窓32から出射し、スクリーンや網膜上に映像を投影する。
【0036】
図5において、反射光ビーム41は可動ミラーの角度が0degの場合を示し、反射光ビーム42は可動ミラー22の角度が12deg傾いた場合を示し、反射光ビーム43は可動ミラー22の角度が反対方向に12deg傾いた場合を示している。
【0037】
以上のように、本発明の実施例1においては、光源モジュール装置10の第1の基板12と2次元光走査ミラー装置20の2次元光走査ミラー装置基板21を共通の実装基板30上に平行に配置しているので、ワイヤボンディングが容易になる。また、蓋部材31を設けてパッケージ化した時の実装基板30の表面と蓋部材31の天井面との間の内部空間の厚さが、約3mmと極めて薄く高さの低いパッケージ化が可能となる。
【実施例2】
【0038】
ここで、
図6及び
図7を参照して本発明の実施例2の2次元光走査型映像投影装置を説明する。
図6は本発明の実施例2の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、
図7は本発明の実施例2の2次元光走査型映像投影装置における光走査状況の説明図である。
図6に示すように、本発明の実施例2の2次元光走査型映像投影装置は、実施例1の2次元光走査型映像投影装置における3本の光導波路パターン14と光合波部を有する光導波路型合波器12を設けた光源モジュール装置基板11と、可動ミラー22を有するピエゾ駆動型の2次元光走査ミラー装置20を設けた2次元光走査ミラー装置基板21を共通の実装基板30上に実装している。なお、光導波路型合波器12としては、特許文献3に示したタイプの光導波路型合波器を用いる。
【0039】
図7に示すように、本発明の実施例2においては、実施例1における非集光性反射鏡25
3を分割して非集光性反射鏡25
3−1,25
3−2としている。光導波路型合波器12から出射された出射合波光ビーム40は集光レンズ25
1で集束したのち、非集光性反射鏡25
2で上方に跳ね上げ、非集光性反射鏡25
3−1,25
3−2によって可動ミラー22に向けて反射される。反射された出射合波光ビーム40は可動ミラー22によって、2次元走査されて窓32から出射し、スクリーンや網膜上に映像を投影する。
【0040】
図7において、反射光ビーム41は可動ミラーの角度が0degの場合を示し、反射光ビーム42は可動ミラー22の角度が12deg傾いた場合を示し、反射光ビーム43は可動ミラー22の角度が反対方向に12deg傾いた場合を示している。
【0041】
以上のように、本発明の実施例2においては、蓋部材31の天井に設ける非集光性反射鏡を非集光性反射鏡25
3−1,25
3−2に分割しているので、実装基板30の表面と蓋部材31の天井面との間の内部空間の厚さが、約2mmとさらに薄く高さの低いパッケージ化が可能となる。
【実施例3】
【0042】
次に、
図8を参照して本発明の実施例3の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、実施例1における非集光性反射鏡25
3を集光性反射鏡に置き換えて、集光レンズ(25
1)を不要にしたものである。なお、
図8は本発明の実施例3の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、ここでも、各反射鏡の形状及び配置は模式的に図示しているが、実際の形状は上記の実施例1に準ずる。
【0043】
図8に示すように、本発明の実施例3の2次元光走査型映像投影装置は、3本の光導波路パターン14と光合波部を有する光導波路型合波器12を設けた光源モジュール装置基板11と、可動ミラー22を有するピエゾ駆動型の2次元光走査ミラー装置20を設けた2次元光走査ミラー装置基板21を共通の実装基板30上に実装している。なお、光導波路型合波器12としては、特許文献3に示したタイプの光導波路型合波器を用いる。
【0044】
この本発明の実施例3においては、光導波路型合波器12から出射された出射合波光ビーム40を上方に跳ね上げるために非集光性反射鏡25
2を設け、非集光性反射鏡25
2によって跳ね上げられた出射合波光ビーム40を可動ミラー22に向けて集束した状態で反射する集光性反射鏡25
4を設けている。反射された出射合波光ビーム40は可動ミラー22によって、2次元走査されて窓32から出射し、スクリーンや網膜上に映像を投影する。
【0045】
本発明の実施例3においては、集光性反射鏡25
4を用いているので、集光レンズ(25
1)が不要になり、2次元光走査型映像投影装置の奥行きを短くすることができる。その他の作用効果は上記の実施例1と同様である。
【実施例4】
【0046】
次に、
図9を参照して本発明の実施例4の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、実施例1における非集光性反射鏡25
2を集光性反射鏡に置き換えて、集光レンズ(25
1)を不要にしたものである。なお、
図9は本発明の実施例4の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、ここでも、各反射鏡の形状及び配置は模式的に図示しているが、実際の形状は上記の実施例1に準ずる。
【0047】
図9に示すように、本発明の実施例4の2次元光走査型映像投影装置は、3本の光導波路パターン14と光合波部を有する光導波路型合波器12を設けた光源モジュール装置基板11と、可動ミラー22を有するピエゾ駆動型の2次元光走査ミラー装置20を設けた2次元光走査ミラー装置基板21を共通の実装基板30上に実装している。なお、光導波路型合波器12としては、特許文献3に示したタイプの光導波路型合波器を用いる。
【0048】
この本発明の実施例4においては、光導波路型合波器12から出射された出射合波光ビーム40を上方に跳ね上げるために集光性反射鏡25
5を設け、集光性反射鏡25
5によって集光した状態で出射合波光ビーム40を非集光性反射鏡25
3に向かって跳ね上げ、非集光性反射鏡25
3によって可動ミラー22に向けて反射する。反射された出射合波光ビーム40は可動ミラー22によって、2次元走査されて窓32から出射し、スクリーンや網膜上に映像を投影する。
【0049】
本発明の実施例4においては、集光性反射鏡25
5を用いているので、集光レンズ(25
1)が不要になり、2次元光走査型映像投影装置の奥行きを短くすることができる。その他の作用効果は上記の実施例1と同様である。
【実施例5】
【0050】
次に、
図10及び
図11を参照して本発明の実施例5の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、実施例1における非集光性反射鏡25
2、25
3等の光路を変更する2枚の光学部材の代わりに、2か所の反射面を有するプリズムを用いたものである。
図10は本発明の実施例5の2次元光走査型映像投影装置の要部斜視図であり、
図11は本発明の実施例5の2次元光走査型映像投影装置における光走査状況の説明図である。
【0051】
図10に示すように、本発明の実施例5の2次元光走査型映像投影装置は、3本の光導波路パターン14と光合波部を有する光導波路型合波器12を設けた光源モジュール装置基板11と、可動ミラー22を有するピエゾ駆動型の2次元光走査ミラー装置20を設けた2次元光走査ミラー装置基板21を共通の実装基板30上に実装している。なお、光導波路型合波器12としては、特許文献3に示したタイプの光導波路型合波器を用いる。
【0052】
この本発明の実施例5においては、光導波路型合波器12から出射された出射合波光ビーム40を上方に跳ね上げるために集光レンズ25
1を介して2か所の反射面を有するプリズム25
6を設ける。
【0053】
図11に示すように、光導波路型合波器12から出射された出射合波光ビーム40は集光レンズ25
1で集束したのち、プリズム25
6により上方に跳ね上げるとともに可動ミラー22に向けて反射される。反射された出射合波光ビーム40は可動ミラー22によって、2次元走査されて窓32から出射し、スクリーンや網膜上に映像を投影する。
【0054】
図11において、反射光ビーム41は可動ミラーの角度が0degの場合を示し、反射光ビーム42は可動ミラー22の角度が12deg傾いた場合を示し、反射光ビーム43は可動ミラー22の角度が反対方向に12deg傾いた場合を示している。なお、プリズム25
6は蓋部材31に固定した場合を示しているが、当然、実装基板30に固定しても良い。
【実施例6】
【0055】
次に、
図12を参照して本発明の実施例6の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、実施例1における実装基板として段差を有する基板を用いたものであるが、段差を有しない構成でも良い。
図12に示すように、本発明の実施例6の2次元光走査型映像投影装置は、3本の光導波路パターン14と光合波部を有する光導波路型合波器12を設けた光源モジュール装置基板11を実装基板30の上段実装部30
1上に実装し、実装基板30の下段実装部30
2上に可動ミラー22を有するピエゾ駆動型の2次元光走査ミラー装置20を実装している。なお、光導波路型合波器12としては、特許文献3に示したタイプの光導波路型合波器を用いる。
【0056】
この本発明の実施例6においては、光導波路型合波器12から出射された出射合波光ビーム40を集光レンズ25
1によって集光した状態で非集光性反射鏡25
7に入射し、非集光性反射鏡25
7で反射された出射合波光ビーム40を可動ミラー22に入射する。入射された出射合波光ビーム40は可動ミラー22によって、2次元走査されて窓33から出射し、スクリーンや網膜上に映像を投影する。
【0057】
本発明の実施例6においては、段差を設けた実装基板30を用いているので、非集光性反射鏡25
2、52
3や、集光性反射鏡25
4,25
5等が不要になり、それらの配置を考慮する必要がないので、2次元光走査型映像投影装置の組み立てが容易になる。
【実施例7】
【0058】
次に、
図13を参照して本発明の実施例7の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、実施例6における蓋部材を2つに分割したものである。
図13に示すように、本発明の実施例7の2次元光走査型映像投影装置は、3本の光導波路パターン14と光合波部を有する光導波路型合波器12を設けた光源モジュール装置基板11を実装基板30の上段実装部30
1上に実装し、実装基板30の下段実装部30
2上に可動ミラー22を有するピエゾ駆動型の2次元光走査ミラー装置20を実装している。なお、光導波路型合波器12としては、特許文献3に示したタイプの光導波路型合波器を用いる。
【0059】
この本発明の実施例7においては、光源モジュール装置10及び集光レンズ25
1を覆う窓34
1を設けた光源モジュール装置部蓋部材31
1を設け、2次元光走査ミラー装置20及び非集光性反射鏡25
7を覆う窓34
2を設けた2次元光走査ミラー装置部蓋部材31
2を設ける。
【0060】
本発明の実施例7においては、段差を設けた実装基板30を用いているので、蓋部材31を光源モジュール装置部蓋部材31
1と2次元光走査ミラー装置部蓋部材31
2とに分割することによって、蓋部材31の製造が容易になる。その他の作用効果は実施例6と同様である。
【実施例8】
【0061】
次に、
図14を参照して本発明の実施例8の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、実施例6における非集光性反射鏡を集光性反射鏡に置き換えて、集光レンズ25
1を不要にしたものである。
図14に示すように、本発明の実施例8の2次元光走査型映像投影装置は、3本の光導波路パターン14と光合波部を有する光導波路型合波器12を設けた光源モジュール装置基板11を実装基板30の上段実装部30
1上に実装し、実装基板30の下段実装部30
2上に可動ミラー22を有するピエゾ駆動型の2次元光走査ミラー装置20を実装している。なお、光導波路型合波器12としては、特許文献3に示したタイプの光導波路型合波器を用いる。
【0062】
この本発明の実施例8においては、光導波路型合波器12から出射された出射合波光ビーム40を集光性反射鏡25
8に入射し、非集光性反射鏡25
8で集光された状態の反射された出射合波光ビーム40を可動ミラー22に入射する。入射された出射合波光ビーム40は可動ミラー22によって、2次元走査されて窓33から出射し、スクリーンや網膜上に映像を投影する。
【0063】
本発明の実施例8においては、非集光性反射鏡25
8を用いているので、集光性レンズが不要になり、2次元光走査型映像投影装置の奥行きを短くすることができる。その他の作用効果は実施例5と同様である。
【実施例9】
【0064】
次に、
図15を参照して本発明の実施例9の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、実施例1における二次元光走査ミラー装置20と非集光性反射鏡25
3の配置関係を逆にしたものである。
図15は本発明の実施例9の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、ここでも、各反射鏡の形状及び配置は模式的に図示しているが、実際の形状は上記の実施例1に準ずる。
【0065】
図15に示すように、本発明の実施例9の2次元光走査型映像投影装置は、3本の光導波路パターン14と光合波部を有する光導波路型合波器12を設けた光源モジュール装置基板11を実装基板30上に実装する。一方、可動ミラー22を有するピエゾ駆動型の2次元光走査ミラー装置20を設けた2次元光走査ミラー装置基板21は蓋部材31の天井部に実装する。この場合も、光源モジュール装置基板11と2次元光走査ミラー装置基板21は互いに平行な配置関係になる。なお、光導波路型合波器12としては、特許文献3に示したタイプの光導波路型合波器を用いる。
【0066】
この本発明の実施例9においては、光導波路型合波器12から出射され集光レンズ25
1で集束された出射合波光ビーム40を上方に跳ね上げるために非集光性反射鏡25
2を設け、非集光性反射鏡25
2によって跳ね上げられた出射合波光ビーム40を可動ミラー22に向けて照射する。出射合波光ビーム40は可動ミラー22によって、2次元走査されて実装基板30に設けた反射鏡26によって反射されたのち窓32から出射し、スクリーンや網膜上に映像を投影する。
【0067】
本発明の実施例9においては、2次元光走査ミラー装置基板21は、光導波路型合波器12と重なることなく、その位置を光導波路型合波器12側に寄せることができ、2次元光走査型映像投影装置全体の長さ(「奥行き」)を小さくすることができる。その他の作用効果は上記の実施例1と同様である。
【実施例10】
【0068】
次に、
図16を参照して本発明の実施例10の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、実施例9における反射鏡26を設けずに、実装基板30に窓35を設けたものである。
図16は本発明の実施例10の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、ここでも、各反射鏡の形状及び配置は模式的に図示しているが、実際の形状は上記の実施例1に準ずる。
【0069】
図16に示すように、本発明の実施例10の2次元光走査型映像投影装置は、3本の光導波路パターン14と光合波部を有する光導波路型合波器12を設けた光源モジュール装置基板11を実装基板30上に実装する。一方、可動ミラー22を有するピエゾ駆動型の2次元光走査ミラー装置20を設けた2次元光走査ミラー装置基板21は蓋部材31の天井部に実装する。なお、光導波路型合波器12としては、特許文献3に示したタイプの光導波路型合波器を用いる。
【0070】
この本発明の実施例10においては、光導波路型合波器12から出射され集光レンズ25
1で集束された出射合波光ビーム40を上方に跳ね上げるために非集光性反射鏡25
2を設け、非集光性反射鏡25
2によって跳ね上げられた出射合波光ビーム40を可動ミラー22に向けて照射する。出射合波光ビーム40は可動ミラー22によって、2次元走査されて実装基板30に設けた窓35から出射し、スクリーンや網膜上に映像を投影する。
【0071】
本発明の実施例10においては、実装基板30に実施例8において反射鏡26を設ける位置に窓35を設けているので、2次元光走査型映像投影装置の奥行きをさらに短くすることができる。その他の作用効果は上記の実施例1と同様である。
【実施例11】
【0072】
次に、
図17を参照して本発明の実施例11の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、実施例9における非集光性反射鏡25
2を集光性反射鏡25
4に置き換えて集光レンズ25
1を不要にしたものである。ここでも、各反射鏡の形状及び配置は模式的に図示しているが、実際の形状は上記の実施例1に準ずる。
【0073】
図17に示すように、本発明の実施例11の2次元光走査型映像投影装置は、3本の光導波路パターン14と光合波部を有する光導波路型合波器12を設けた光源モジュール装置基板11を実装基板30上に実装する。一方、可動ミラー22を有するピエゾ駆動型の2次元光走査ミラー装置20を設けた2次元光走査ミラー装置基板21は蓋部材31の天井部に実装する。なお、光導波路型合波器12としては、特許文献3に示したタイプの光導波路型合波器を用いる。
【0074】
この本発明の実施例11においては、光導波路型合波器12から出射され出射合波光ビーム40を上方に跳ね上げるために集光性反射鏡25
4を設け、集光性反射鏡25
4によって出射合波光ビーム40を可動ミラー22に向けて照射する。出射合波光ビーム40は可動ミラー22によって2次元走査されて実装基板30に設けた反射鏡26によって反射されたのち窓32から出射し、スクリーンや網膜上に映像を投影する。
【0075】
本発明の実施例11においては、実施例9における非集光性反射鏡25
2を集光性反射鏡25
4に置き換えて集光レンズ25
1を不要にしているので、2次元光走査型映像投影装置の奥行きを短くすることができる。その他の作用効果は上記の実施例1及び実施例9と同様である。
【実施例12】
【0076】
次に、
図18を参照して本発明の実施例12の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、実施例11における反射鏡26を設けずに、実装基板30に窓35を設けたものである。
図18は本発明の実施例11の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、ここでも、各反射鏡の形状及び配置は模式的に図示しているが、実際の形状は上記の実施例1に準ずる。
【0077】
図18に示すように、本発明の実施例12の2次元光走査型映像投影装置は、3本の光導波路パターン14と光合波部を有する光導波路型合波器12を設けた光源モジュール装置基板11を実装基板30上に実装する。一方、可動ミラー22を有するピエゾ駆動型の2次元光走査ミラー装置20を設けた2次元光走査ミラー装置基板21は蓋部材31の天井部に実装する。なお、光導波路型合波器12としては、特許文献3に示したタイプの光導波路型合波器を用いる。
【0078】
この本発明の実施例12においては、光導波路型合波器12から出射された出射合波光ビーム40を上方に跳ね上げるために集光性反射鏡25
4を設け、集光性反射鏡25
4によって跳ね上げられた出射合波光ビーム40を可動ミラー22に向けて照射する。出射合波光ビーム40は可動ミラー22によって、2次元走査されて実装基板30に設けた窓35から出射し、スクリーンや網膜上に映像を投影する。
【0079】
本発明の実施例12においては、実装基板30に実施例10において反射鏡26を設ける位置に窓35を設けているので、2次元光走査型映像投影装置の奥行きをさらに短くすることができる。その他の作用効果は上記の実施例1及び実施例9と同様である。
【実施例13】
【0080】
次に、
図19及び
図20を参照して本発明の実施例13の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、実施例5における集光レンズを除いたものである。
図19は本発明の実施例13の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、
図20は本発明の実施例13の2次元光走査型映像投影装置における反射状態の説明図である。
図20に示すように、入射面25
9−1から集光性反射面25
9−3を上方に設けたプリズム25
9に入射した光ビームは非集光性反射面25
9−2で跳ね上げられる。跳ね上げられた光ビームは集光性反射面25
9−3で反射されて出射面25
9−4から可動ミラー22に向けて出射される。出射された出射合波光ビームは可動ミラー22によって2次元走査されて窓32から出射し、スクリーンや網膜上に映像を投影する。
【0081】
図11と同様に、反射光ビーム41は可動ミラーの角度が0degの場合を示し、反射光ビーム42は可動ミラー22の角度が12deg傾いた場合を示し、反射光ビーム43は可動ミラー22の角度が反対方向に12deg傾いた場合を示している。なお、プリズム25
9は蓋部材31に固定した場合を示しているが、当然、実装基板30に固定しても良い。
【0082】
ここで入射面25
9−1は出射光がプリズム25
9に入射するための平面、若しくは、光ビームを構成する各入射光線に対してその光線の光入射位置で垂直な面となる凹面状曲面である。この各入射光線に対して光入射位置で垂直な面となる凹面状曲面であれば、入射光の波長の違いによる屈折角の違いがなくなり、集光特性の波長依存性が無くなるというメリットがある。
【0083】
非集光性反射面25
9−2は放射光を上面にはね上げるための平面反射面。光ビームを構成する入射光線がすべて全反射するように反射面の角度を構成することが望ましいが、必ずしも全反射することには必須ではなく、プリズム25
9の表面に反射金属膜等を形成することで入射光を反射させても良い。
【0084】
集光性反射面25
9−3は光が拡がって光導波路型合波器12から出射した出射光を集光するための反射集光曲面であり、望ましい曲面は、楕円曲面であるが、多項式で近似した曲面など光が集光されれば良い。また、この反射集光曲面も、全反射するように反射面の角度を構成することが望ましいが、必ずしも全反射することには必須ではなく、プリズム25
9の表面に反射金属膜等を形成することで入射光を反射させても良い。
【0085】
出射面25
9−4は、光ビームがプリズムから出射する平面、若しくは、各出射光線に対してその光線の光出射位置で垂直な面となる凹面状あるいは凸面状曲面である。プリズム25
9のその他の面は、どのような面でも良いが、通常は平面を用いる。プリズム25
9の材質は、SiO
2系ガラスを用いるが、透明な樹脂等光が透過する材料であればどれでも良い。この実施例13においては、集光性反射面を一つとしているが、集光性反射面を2つ以上にしても良く、非集光性反射面を含めて反射面をさらに増やしても勿論良い。
【実施例14】
【0086】
次に、
図21を参照して本発明の実施例14の2次元光走査型映像投影装置を説明する。ここでは要部のみ図示しているが、プリズム25
10の構成以外は実施例13と同じである。
図21は本発明の実施例14の2次元光走査型映像投影装置の要部説明図であり、入射面25
10−1からプリズム25
10に入射した光ビームは非集光性反射面25
10−2で跳ね上げられる。跳ね上げられた光ビームは集光性反射面25
10−3で反射されたのち、非集光反射面25
10−4で反射されて出射面25
10−5から可動ミラー22に向けて出射される。出射された出射合波光ビームは可動ミラー22によって2次元走査されてスクリーンや網膜上に映像を投影する。
【0087】
本発明の実施例14においては、非集光性反射面を1か所増やして3か所で反射させる構成としているので、映像装置全体のサイズを小さくすることができる。プリズム25
10の各面の構成や材質は上記の実施例13と同じである。プリズム25
10は、適当な固定用部材を用いて、実装基板に固定しても良く、蓋部材に固定しても良い。この実施例14においても、集光性反射面を2つ以上にしても良く、非集光性反射面を含めて反射面をさらに増やしても勿論良い。
【実施例15】
【0088】
次に、
図22を参照して本発明の実施例15の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、プリズム25
11の構成以外は実施例14と同じである。
図22は本発明の実施例15の2次元光走査型映像投影装置の要部説明図であり、分割面25
11−6でプリズム25
11を2分割したものであり、形状等は実施例14のプリズム25
10と同じである。
【0089】
本発明の実施例15においてはプリズム25
11を分割しているので、プリズム25
11の製作が容易になるメリットがある。プリズム25
11は、適当な固定用部材を用いて、実装基板に固定しても良く、蓋部材に固定しても良い。この実施例15においても、集光性反射面を2つ以上にしても良く、非集光性反射面を含めて反射面をさらに増やしても勿論良い。
【実施例16】
【0090】
次に、
図23を参照して本発明の実施例16の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、プリズム25
12の構成以外は実施例14と同じである。
図23は本発明の実施例16の2次元光走査型映像投影装置の要部説明図であり、プリズム25
12の下側に集光性反射面25
12−2を設け、他の面を非集光性反射面25
12−3,25
12−4で構成したものである。
【0091】
本発明の実施例16においても、実施例15と同様にプリズム25
12を分割して形成しても良い。プリズム25
12は、適当な固定用部材を用いて、実装基板に固定しても良く、蓋部材に固定しても良い。この実施例16においても、集光性反射面を2つ以上にしても良く、非集光性反射面を含めて反射面をさらに増やしても勿論良い。
【実施例17】
【0092】
次に、
図24を参照して本発明の実施例17の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、プリズム25
13の構成以外は実施例14と同じである。
図24は本発明の実施例17の2次元光走査型映像投影装置の要部説明図であり、プリズム25
13に集光性反射面25
13−3を設け、他の面を非集光性反射面25
13−2,25
13−4で構成したものである。
【0093】
本発明の実施例17においては、上述の実施例15に比べて集光性反射面25
13−3に入射する光ビームを垂直入射に近づけているので、集光性反射面25
13−3の位置がずれたとしても、光ビームの位置ずれが少なくなるメリットがある。更には、プリズム設置時の位置ずれに対しても、光ビームの位置ずれ、およびビーム形状の変化が少なくなる。この場合の集光性反射面25
13−3の望ましい曲面は、やはり、楕円曲面であるが、多項式で近似した曲面など光が集光されれば良い。
【0094】
プリズム25
13は、適当な固定用部材を用いて、実装基板に固定しても良く、蓋部材に固定しても良い。この実施例17においても、集光性反射面を2つ以上にしても良く、非集光性反射面を含めて反射面をさらに増やしても勿論良い。また、本発明の実施例17においても、実施例15と同様にプリズム25
13を分割して形成しても良い。
【実施例18】
【0095】
次に、
図25を参照して本発明の実施例18の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、プリズム25
14を用いて可動ミラー22で反射した後の光ビームを、実装基板に対して水平方向に出射する構成以外は実施例6と同じである。
図25は本発明の実施例18の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、非集光性反射鏡25
7の代わりに2つの表面を非集光性反射鏡面にした三角形のプリズム25
14を用いたものである。なお、三角形のプリズム25
14の代わりに、2枚の平板型非集光性反射鏡を反射面に配置しても良い。
【0096】
2次元走査された光ビームは窓32から出射され、図示のように可動ミラー22が振れていない状態、即ち、可動ミラー22の角度が0degの場合の光ビームは、上段実装部30
1及び下段実装部30
2と並行になる。ここでの平行出力ビームは、厳密な平行でない場合でも、三角形のプリズム25
14を用いる本構成が使える。平行度は、±10degであれば、最も効率よく反射光ビームが得られるが、概略±45deg以内であれば良い。なお、三角形のプリズム25
14の1つ乃至2つの反射面を集光面にすれば、集光レンズ25
1は不要になる。
【0097】
図25では、プリズム25
14の支持固定治具は図示を省略している。ここでは、基板に段差がある場合で説明しているが、光ビームが、可動ミラーによって蹴られなければ段差は必ずしも必要ない。また、蓋部材31は、一つにまとめているが、実施例7の
図13に示すように、2つに分割しても良い。
【0098】
可動ミラー22における反射後の基板と平行方向に出射する光ビームの掃引方向は、紙面に平行方向が高速掃引方向でも良く、低速掃引方向でも良い。また、ここでは、2次元走査ミラーで説明したが、1次元走査ミラーでも同じである。
【実施例19】
【0099】
次に、
図26を参照して本発明の実施例19の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、プリズム25
15の形状が異なる以外は実施例18と同じである。
図26は本発明の実施例19の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、2つの表面を反射鏡面にした三角形のプリズム25
15の光入射側の大きさと出射側の大きさが異なっており、より大きな角度で、可動ミラー22を掃引できる構造になっている。
【0100】
図26では、プリズム25
15の支持固定治具は図示を省略している。ここでは、基板に段差がある場合で説明しているが、光ビームが、可動ミラー22によって蹴られなければ段差は必ずしも必要ない。また、蓋部材31は、一つにまとめているが、実施例7の
図13に示すように、2つに分割しても良い。
【実施例20】
【0101】
次に、
図27を参照して本発明の実施例20の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、プリズム25
16の形状が異なる以外は実施例18と同じである。
図27は本発明の実施例20の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、2つの表面を反射鏡面にした三角形のプリズム25
16として2つの表面反射型プロズムを組み合わせた反射体
を用いたものであり、出力合波光ビーム40の高さと反射光ビーム41の高さを異なるようにしている。
【0102】
図27では、プリズム25
16の支持固定治具は図示を省略している。ここでは、基板に段差がある場合で説明しているが、光ビームが、可動ミラー22によって蹴られなければ段差は必ずしも必要ない。また、蓋部材31は、一つにまとめているが、実施例7の
図13に示すように、2つに分割しても良い。
【実施例21】
【0103】
次に、
図28を参照して本発明の実施例21の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、非集光性反射鏡25
17を別途設けた以外は実施例6と同じである。
図28は本発明の実施例21の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、非集光性反射鏡25
17を別途設け、可動ミラー22が振れていない状態、即ち、可動ミラー22の角度が0degの場合の光ビーム41を、上段実装部30
1及び下段実装部30
2と並行になるようにしている。
【0104】
図28では、非集光性反射鏡25
17の支持固定治具は図示を省略している。ここでは、基板に段差がある場合で説明しているが、光ビームが、可動ミラー22によって蹴られなければ段差は必ずしも必要ない。また、蓋部材31は、一つにまとめているが、実施例7の
図13に示すように、2つに分割しても良い。
【実施例22】
【0105】
次に、
図29を参照して本発明の実施例22の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、非集光性多面内部反射プリズム25
18を用いた以外は実施例6と同じである。
図29は本発明の実施例22の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、実施例21の2枚の非集光性反射鏡25
7、25
17と同じ反射作用を有する非集光性多面内部反射プリズム25
18を用いたものである。
【0106】
図29では、非集光性多面内部反射プリズム25
18の支持固定治具は図示を省略している。ここでは、基板に段差がある場合で説明しているが、光ビームが、可動ミラー22によって蹴られなければ段差は必ずしも必要ない。また、蓋部材31は、一つにまとめているが、実施例7の
図13に示すように、2つに分割しても良い。
【実施例23】
【0107】
次に、
図30を参照して本発明の実施例23の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、半透明鏡25
19を用いた以外は実施例6とほぼ同じである。
図30は本発明の実施例23の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、半透明鏡25
19を用いて可動ミラー22が振れていない状態、即ち、可動ミラー22の角度が0degの場合の光ビーム41を、上段実装部30
1及び下段実装部30
2に対して垂直方向に取り出している。
【0108】
この場合、光導波路型合波器12からの出力合波ビーム40は、半透明鏡25
19により、下方に反射し、次に、可動ミラー22によって上方に反射され、半透明鏡25
19を通過後、反射光ビーム41として、下段実装部30
2に対して垂直方向に出射する。なお、この場合、用いる鏡が、半透明鏡25
19であるため、一部の光ビームは反射光ビーム41として垂直方向に進行せず、光導波路型合波器12へ戻る光ビームや上段実装部30
1及び下段実装部30
2に対して平行方向に進行する光ビームとして、利用できない光ビームとなり、反射光ビーム41の強度が減少するが、とくに強い光が求められる応用でなければ問題ない。また、ここでの垂直出力ビームは、厳密な垂直でない場合でも、半透明鏡25
19を用いる本構成が使える。垂直度は、±10degであれば、最も効率良く反射光ビーム41が得られるが、概略±45deg以内であれば良い。
【0109】
図30では、半透明鏡25
19の支持固定治具は図示を省略している。ここでは、基板に段差がある場合で説明しているが、光ビームが、可動ミラー22によって蹴られなければ段差は必ずしも必要ない。また、蓋部材31は、一つにまとめているが、実施例7の
図13に示すように、2つに分割しても良い。
【実施例24】
【0110】
次に、
図31を参照して本発明の実施例24の2次元光走査型映像投影装置を説明するが、半透明鏡25
19の代わりにプリズム型ビームスプリッター25
20を用いた以外は実施例23とほぼ同じである。
図31は本発明の実施例24の2次元光走査型映像投影装置の概念的構成図であり、プリズム型ビームスプリッター25
20を用いて可動ミラー22が振れていない状態、即ち、可動ミラー22の角度が0degの場合の光ビーム41を、上段実装部30
1及び下段実装部30
2に対して垂直方向に取り出している。
【0111】
この場合も一部の光ビームは反射光ビーム41として垂直方向に進行せず、光導波路型合波器12へ戻る光ビームや上段実装部30
1及び下段実装部30
2に対して平行方向に進行する光ビームとして、利用できない光ビームとなり、反射光ビーム41の強度が減少するが、とくに強い光が求められる応用でなければ問題ない。また、ここでの垂直出力ビームは、厳密な垂直でない場合でも、プリズム型ビームスプリッター25
20を用いる本構成が使える。垂直度は、±10degであれば、最も効率良く反射光ビーム41が得られるが、概略±45deg以内であれば良い。
【0112】
図31では、プリズム型ビームスプリッター25
20の支持固定治具は図示を省略している。ここでは、基板に段差がある場合で説明しているが、光ビームが、可動ミラー22によって蹴られなければ段差は必ずしも必要ない。また、蓋部材31は、一つにまとめているが、実施例7の
図13に示すように、2つに分割しても良い。また、ここでも、2次元走査ミラーで説明したが、1次元走査ミラーでも同じであり、上記の実施例1乃至実施例23の場合も1次元走査ミラーにも適用されるものである。また、可動ミラー22における反射後に出射する光ビームの掃引方向は、紙面に平行方向が高速掃引方向でも良く、低速掃引方向でも良く、上記の実施例1乃至実施例23の場合も同様である。
光走査型映像投影装置に関し、光源モジュール装置と光走査ミラー装置の配置を工夫することによって、光走査型映像投影装置の高さを小さくする。複数の光導波路と光合波部を有する光導波路型合波器を設けた第1の基板と、可動ミラーを有する光走査ミラー装置を設けた第2の基板と、前記光導波路型合波器から出射される光ビームを前記光ビームの出射方向と異なった方向となるように前記可動ミラーに導く光学部材とを備え、前記第1の基板と前記第2の基板が互いに平行な位置関係に配置する。