特許第6984957号(P6984957)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社オプティムの特許一覧

特許6984957顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラム
<>
  • 特許6984957-顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラム 図000002
  • 特許6984957-顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラム 図000003
  • 特許6984957-顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラム 図000004
  • 特許6984957-顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラム 図000005
  • 特許6984957-顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラム 図000006
  • 特許6984957-顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラム 図000007
  • 特許6984957-顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラム 図000008
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6984957
(24)【登録日】2021年11月29日
(45)【発行日】2021年12月22日
(54)【発明の名称】顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20211213BHJP
   G06Q 30/06 20120101ALI20211213BHJP
【FI】
   G06Q30/02 312
   G06Q30/06
【請求項の数】5
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2021-517721(P2021-517721)
(86)(22)【出願日】2020年1月31日
(86)【国際出願番号】JP2020003629
【審査請求日】2021年3月29日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500521522
【氏名又は名称】株式会社オプティム
(74)【代理人】
【識別番号】100177220
【弁理士】
【氏名又は名称】小木 智彦
(72)【発明者】
【氏名】菅谷 俊二
【審査官】 永野 一郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−309280(JP,A)
【文献】 特開2019−109751(JP,A)
【文献】 特開2016−081498(JP,A)
【文献】 特開2008−299803(JP,A)
【文献】 特開2001−357073(JP,A)
【文献】 特開2015−090579(JP,A)
【文献】 特開2014−106628(JP,A)
【文献】 特開2009−251952(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
行動分析対象の場所で撮影した第一の画像について、識別コードの検出位置を基に顧客行動を分析する顧客行動分析手段と、
顧客を含む第二の画像の解析により推定した顧客情報と、前記第二の画像から検出した識別コードを取得する顧客特定手段と、
精算処理装置で取得した顧客の購入情報と、顧客が携帯している識別コードを取得する購入情報取得手段と、
前記識別コードをキーにして、前記顧客行動分析手段で取得した前記顧客行動と、前記顧客特定手段で取得した前記顧客情報と、前記購入情報取得手段で取得した前記購入情報を集計する顧客購買分析情報生成手段と、
前記顧客購買分析情報生成手段において生成した顧客購買分析情報を配信する顧客購買分析情報配信手段と、
を備え
前記顧客購買分析情報配信手段は、配信を行うかどうかの確認を行う日時を設定する顧客購買分析システム。
【請求項2】
行動分析対象の場所のRFタグIDと、その位置情報を基に顧客行動を分析する顧客行動分析手段と、
顧客を含む画像の解析により推定した顧客情報と、前記画像データに記録された時刻を取得する顧客特定手段と、
前記画像の撮影場所で検出したRFタグIDと、その検出した時刻を取得するRFタグID取得手段と、
前記時刻をキーにして、前記顧客特定手段で特定した前記顧客情報と、前記RFタグID取得手段で取得したRFタグIDを集計する、顧客情報生成手段と、
精算処理装置で取得した顧客の購入情報と、RFタグID、もしくは、精算時刻を取得する、購入情報取得手段と、
前記RFタグID、もしくは、前記RFタグIDと時刻をキーにして、前記顧客行動分析手段で取得した前記顧客行動と、前記顧客情報生成手段で取得した前記顧客情報と、前記購入情報取得手段で取得した前記購入情報を集計する顧客購買分析情報生成手段と、
前記顧客購買分析情報生成手段において生成した顧客購買分析情報を配信する顧客購買分析情報配信手段と、
を備え
前記顧客購買分析情報配信手段は、配信を行うかどうかの確認を行う日時を設定する顧客購買分析システム。
【請求項3】
前記顧客特定手段において、顧客を含む画像の解析により、顧客と同伴する者の人数や属性を推定して、判定したグループ構成も取得する、
請求項に記載の顧客購買分析システム。
【請求項4】
コンピュータが実行する顧客購買分析方法であって、
行動分析対象の場所で撮影した第一の画像について、識別コードの検出位置を基に顧客行動を分析するステップと、
顧客を含む第二の画像の解析により推定した顧客情報と、前記第二の画像から検出した識別コードを取得するステップと、
精算処理装置で取得した顧客の購入情報と、顧客が携帯している識別コードを取得するステップと、
前記識別コードをキーにして、前記顧客行動と、前記顧客情報と、前記購入情報を集計して顧客購買分析情報を生成するステップと、
生成した前記顧客購買分析情報を配信するステップと、
を備え
前記配信するステップは、配信を行うかどうかの確認を行う日時を設定する顧客購買分析方法。
【請求項5】
コンピュータが実行する顧客購買分析システムに、
行動分析対象の場所で撮影した第一の画像について、識別コードの検出位置を基に顧客行動を分析するステップ、
顧客を含む第二の画像の解析により推定した顧客情報と、前記第二の画像から検出した識別コードを取得するステップ、
精算処理装置で取得した顧客の購入情報と、顧客が携帯している識別コードを取得するステップ、
前記識別コードをキーにして、前記顧客行動と、前記顧客情報と、前記購入情報を集計して顧客購買分析情報を生成するステップ、
生成した前記顧客購買分析情報を配信するステップ、
を実行させ
前記配信するステップは、配信を行うかどうかの確認を行う日時を設定するためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人、もしくは、特定属性の購買行動を把握することが可能な顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
店舗内を撮影した映像に基づいて、店舗内での顧客の行動と商品購入状況との関係を分析する技術が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】PCT/JP2015/005655
【0004】
特許文献1では、店舗に入店する顧客の撮影画像に関する第一の顧客画像情報を取得し、会計エリアに進入する顧客の撮影画像に関する第二の顧客画像情報を取得し、会計エリアを退出する顧客の撮影画像に関する第三の顧客画像情報を取得し、顧客ごとの購入情報を取得し、第一、第二の顧客画像情報に基づいて、顧客ごとの回遊時間を計測するとともに、第三の顧客画像情報に基づいて、回遊時間および購入情報を顧客ごとに対応づけて、これらの情報を集計した分析情報を生成し、分析情報をユーザに提示するという手法が提案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に代表される従来技術では、外光や照明等の外的要因をうけて、顧客画像、特に顔画像を誤認識してしまうという問題がある。顔画像を誤認識してしまうと、顧客や顧客の属性の特定が行えず、正常に購入情報を分析することができない可能性がある。
【0006】
この課題に対して、本発明者は、顧客の回遊時は、顧客行動を買い物かごの識別コードの検出で取得し、会計時に、顧客の属性情報を顔画像の解析で取得して、識別コードを介して、先に取得した顧客行動と結びつけることで、回遊時の顧客行動と顧客の属性情報を高精度に対応付けることが可能であることに着目した。さらに、会計時に顧客の購入情報を取得して付加することで、より高精度の顧客購買の分析情報として生成することが可能である。買い物かごの識別コードとしては、QRコードやバーコード等、識別子としては、RFタグやその他の非接触タグ等、の使用が可能である。また、会計時に取得する画像は、顧客の顔画像ではなく、顧客の姿勢画像でも対応可能とすることで、肖像権等のプライバシー権に配慮することができる。更に、会計時に顧客と同伴する者の人数や属性を推定して、それを基にグループ構成を推定することで、顧客購買分析に役立てることが可能である。
【0007】
本発明は、顧客が持ち歩く識別子で個人、もしくは、特定属性の購買行動を把握することが可能な顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
【0009】
第1の特徴に係る発明は、
行動分析対象の場所で撮影した第一の画像について、識別コードの検出位置を基に顧客行動を分析する顧客行動分析手段と、
顧客を含む第二の画像の解析により推定した顧客情報と、前記第二の画像から検出した識別コードを取得する顧客特定手段と、
精算処理装置で取得した顧客の購入情報と、顧客が携帯している識別コードを取得する購入情報取得手段と、
前記識別コードをキーにして、前記顧客行動分析手段で取得した前記顧客行動と、前記顧客特定手段で取得した前記顧客情報と、前記購入情報取得手段で取得した前記購入情報を集計する顧客購買分析情報生成手段と、
前記顧客購買分析情報生成手段において生成した顧客購買分析情報を配信する顧客購買分析情報配信手段と、
を備え
前記顧客購買分析情報配信手段は、配信を行うかどうかの確認を行う日時を設定する顧客購買分析システムを提供する。
【0010】
第1の特徴に係る発明によれば、行動分析対象の場所で撮影した第一の画像について、識別コードの検出位置を基に顧客行動を分析する顧客行動分析手段と、顧客を含む第二の画像の解析により推定した顧客情報と、前記第二の画像から検出した識別コードを取得する顧客特定手段と、精算処理装置で取得した顧客の購入情報と、顧客が携帯している識別コードを取得する購入情報取得手段と、前記識別コードをキーにして、前記顧客行動分析手段で取得した前記顧客行動と、前記顧客特定手段で取得した前記顧客情報と、前記購入情報取得手段で取得した前記購入情報を集計する顧客購買分析情報生成手段と、前記顧客購買分析情報生成手段において生成した顧客購買分析情報を配信する顧客購買分析情報配信手段と、を備え、前記顧客購買分析情報配信手段は、配信を行うかどうかの確認を行う日時を設定する。
【0011】
第1の特徴に係る発明は、顧客購買分析システムのカテゴリであるが、顧客購買分析方法、およびプログラムであっても同様の作用、効果を奏する。
【0012】
第2の特徴に係る発明は、
行動分析対象の場所のRFタグIDと、その位置情報を基に顧客行動を分析する顧客行動分析手段と、
顧客を含む画像の解析により推定した顧客情報と、前記画像データに記録された時刻を取得する顧客特定手段と、
前記画像の撮影場所で検出したRFタグIDと、その検出した時刻を取得するRFタグID取得手段と、
前記時刻をキーにして、前記顧客特定手段で特定した前記顧客情報と、前記RFタグID取得手段で取得したRFタグIDを集計する、顧客情報生成手段と、
精算処理装置で取得した顧客の購入情報と、RFタグID、もしくは、精算時刻を取得する、購入情報取得手段と、
前記RFタグID、もしくは、前記RFタグIDと時刻をキーにして、前記顧客行動分析手段で取得した前記顧客行動と、前記顧客情報生成手段で取得した前記顧客情報と、前記購入情報取得手段で取得した前記購入情報を集計する顧客購買分析情報生成手段と、
前記顧客購買分析情報生成手段において生成した顧客購買分析情報を配信する顧客購買分析情報配信手段と、
を備え
前記顧客購買分析情報配信手段は、配信を行うかどうかの確認を行う日時を設定する顧客購買分析システムを提供する。
【0013】
第2の特徴に係る発明によれば、行動分析対象の場所のRFタグIDと、その位置情報を基に顧客行動を分析する顧客行動分析手段と、顧客を含む画像の解析により推定した顧客情報と、前記画像データに記録された時刻を取得する顧客特定手段と、前記画像の撮影場所で検出したRFタグIDと、その検出した時刻を取得するRFタグID取得手段と、前記時刻をキーにして、前記顧客特定手段で特定した前記顧客情報と、前記RFタグID取得手段で取得したRFタグIDを集計する、顧客情報生成手段と、精算処理装置で取得した顧客の購入情報と、RFタグID、もしくは、精算時刻を取得する、購入情報取得手段と、前記RFタグID、もしくは、前記RFタグIDと時刻をキーにして、前記顧客行動分析手段で取得した前記顧客行動と、前記顧客情報生成手段で取得した前記顧客情報と、前記購入情報取得手段で取得した前記購入情報を集計する顧客購買分析情報生成手段と、 前記顧客購買分析情報生成手段において生成した顧客購買分析情報を配信する顧客購買分析情報配信手段と、を備え、前記顧客購買分析情報配信手段は、配信を行うかどうかの確認を行う日時を設定する。
【0014】
の特徴に係る発明は、第1の特徴又は第2の特徴に係る発明である顧客購買分析システムであって、
前記顧客特定手段において、顧客を含む画像の解析により、顧客と同伴する者の人数や属性を推定して、判定したグループ構成も取得する顧客購買分析システムを提供する。
【0015】
の特徴に係る発明によれば、第1の特徴又は第2の特徴に係る発明である顧客購買分析システムにおいて、前記顧客特定手段において、顧客を含む画像の解析により、顧客と同伴する者の人数や属性を推定して、判定したグループ構成も取得する。
【0016】
の特徴に係る発明は、
行動分析対象の場所で撮影した第一の画像について、識別コードの検出位置を基に顧客行動を分析するステップと、
顧客を含む第二の画像の解析により推定した顧客情報と、前記第二の画像から検出した識別コードを取得するステップと、
精算処理装置で取得した顧客の購入情報と、顧客が携帯している識別コードを取得するステップと、
前記識別コードをキーにして、前記顧客行動と、前記顧客情報と、前記購入情報を集計して顧客購買分析情報を生成するステップと、
生成した前記顧客購買分析情報を配信するステップと、
を備え
前記配信するステップは、配信を行うかどうかの確認を行う日時を設定する顧客購買分析方法を提供する。
【0017】
の特徴に係る発明は、
顧客購買分析方法システムに、
行動分析対象の場所で撮影した第一の画像について、識別コードの検出位置を基に顧客行動を分析するステップ、
顧客を含む第二の画像の解析により推定した顧客情報と、前記第二の画像から検出した識別コードを取得するステップ、
精算処理装置で取得した顧客の購入情報と、顧客が携帯している識別コードを取得するステップ、
前記識別コードをキーにして、前記顧客行動と、前記顧客情報と、前記購入情報を集計して顧客購買分析情報を生成するステップ、
生成した前記顧客購買分析情報を配信するステップ、
を実行させ
前記配信するステップは、配信を行うかどうかの確認を行う日時を設定するためのプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、顧客が持ち歩く識別子で個人、もしくは、特定属性の購買行動を把握することが可能な顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラムを提供することを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、顧客購買分析システム1の第1の実施形態を示す図である。
図2図2は、顧客購買分析システム1が実行する顧客購買分析処理のフローチャー示す図である。
図3図3は、顧客購買分析システム1の第2の実施形態を示す図である。
図4図4は、顧客購買分析システム1の第3の実施形態を示す図である。
図5図5は、顧客購買分析システム1の第4の実施形態を示す図である。
図6図6は、顧客購買分析システム1の第5の実施形態を示す図である。
図7図7は、顧客購買分析システム1の第5の実施形態における顧客購買分析処理のフローチャー示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
【0021】
[顧客購買分析システム1の構成]
本発明の好適な実施形態(第1の実施形態)について、図1に基づいて説明する。図1は、本発明の好適な実施形態である顧客購買分析システム1を説明するための図である。顧客購買分析システム1は、個人、もしくは、特定属性の購買行動を把握することが可能な顧客購買分析情報を提供するコンピュータシステムである。
【0022】
顧客購買分析システム1は、コンピュータ10と、撮影装置4、精算処理装置5で実現されるとして本実施形態で説明するが、コンピュータ10は、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。撮影装置4は、識別コード、顧客の顔、顧客の全身、顧客の周辺等を画像解析に十分な解像度で撮影可能な撮影装置であり、撮影した画像をコンピュータ10に送信可能であるものとする。売り場全体の撮影が可能なように、撮影装置4Aは1台ではなく複数台あってよい。また、撮影装置4は、レジでの会計時に顧客2の顔画像がはっきりと撮影可能な位置にも備え付けるものとする。その場合の撮影装置4Bは、会計を行う精算処理装置5(レジ)と一体型であってもよい。例えば、精算処理装置がレジアプリを組み込んだタブレット端末である場合には、タブレット端末のカメラ機能を撮影装置4Bであってよい。また、第1の実施形態では、顧客購買分析システム1は、顧客DB6を通信可能な外部に備える形態で図示したが、顧客DBは、コンピュータ10の内部に備えてもよい。また、顧客個人を特定せずに、顧客の属性のみを特定する場合には、顧客DB6は含まなくてもよい。
【0023】
顧客購買分析システム1は、制御部として、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWi―Fi(Wireless―Fidelity)対応デバイス等を備える。また、顧客購買分析システム1は、記録部として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。さらに、処理部として、各種処理を実行する各種デバイス等を備える。
【0024】
顧客購買分析システム1において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部、記録部と協働して、顧客行動分析モジュール100、顧客特定モジュール110、購入情報取得モジュール120、顧客購買分析情報モジュール130、顧客購買分析情報配信モジュール140を実現する。顧客購買分析情報の配信を行わない場合には、顧客購買分析情報配信モジュール140は省略可能である。
【0025】
[購買顧客分析処理]
次に、図1および図2を用いて、顧客購買分析システム1が実行する購買顧客分析処理について説明する。前提として、顧客2が商品を購入するために訪れる売り場(店舗)を、行動分析対象の場所であるものとする。また、売り場で顧客2は顧客行動分析のために識別コードを付与した買い物かご3を所持する。ここでの識別コードは、QRコードや1次元又は2次元バーコード、URL(Uniform Resource Locator)アドレス、所定の文字列等であってよく、それを含む画像を解析することで、高速に固有の位置を特定することが可能な情報を持つものとする。識別コードは、買い物かご3に付与することにこだわる必要はなく、顧客2が所持することを特定できればよい。
【0026】
図2のフローチャートに基づき、顧客購買分析処理について説明する。撮影装置4Aは、顧客2の行動分析対象の場所となる売り場の第一画像を撮影する(ステップS201)。第一画像は、静止画像であっても動画像であってもよく、顧客2の所持する買い物かご3に付与した識別コード、顧客2の顔、顧客2の全身、顧客2の周辺等を含み、画像解析するために十分な解像度であるものとする。この第一画像の撮影は、顧客購買分析システム1の顧客行動分析モジュール100の指示で行っても、常時行ってもよい。
【0027】
次に、顧客購買分析システム1の顧客行動分析モジュール100は、ステップS201で撮影した第一画像を受け取り、第一画像を画像解析することで、識別コードを基に顧客2の位置検出を行い、顧客行動を分析する(ステップS202)。ここでの顧客行動とは、顧客2の行動軌跡や滞在時間等であり、どのような商品をどのような順番でどのくらいの時間見たか、といった行動を含むものとする。図2のフローチャートでは、ステップS201とステップS202は、順番に行っているように記載しているが、常時平行して処理を行ってよいものとする。また、売り場に顧客3が複数人いる場合には、当然、識別コードも複数となるため、識別コードそれぞれについてステップS202の顧客行動分析を行うものとする。
【0028】
次に、撮影装置4Bは、レジでの会計時に顧客2の顔画像と識別コードとを含む第二画像を撮影する(ステップS203)。第1の実施形態における第二画像は、静止画像であっても動画像であってもよく、顧客2の所持する買い物かご3に付与した識別コード、顧客2の顔を含み、画像解析するために十分な解像度であるものとする。この第二画像の撮影は、顧客購買分析システム1の顧客特定モジュール110の指示で行っても、会計のタイミングにあわせて行ってもよい。
【0029】
次に、顧客購買分析システム1の顧客特定モジュール110は、ステップS203で撮影した第二画像を受け取り、第二画像を画像解析することで、顧客2の顧客情報を推定し、かつ、識別コードを取得して、顧客情報を特定する(ステップS204)。第1の実施形態における顧客情報とは、顧客ID、顔画像、氏名、年齢、性別、身体的特徴(身長、体重、靴のサイズ等)、連絡先情報(メールアドレス、電話番号、SNSアドレス等)の顧客2個人を特定するための情報であるものとする。顧客情報は、顧客DB6に事前に登録しておくものとする。ご客情報の特定は、第二画像内の顧客3の顔画像を利用して、顧客DB6から取得したデータを基に特定するものとする。顔画像だけでなく、年齢、性別、身体的特徴等の情報も、顧客情報の特定に利用してよい。顧客3はここでは一人しか図示していないが、顧客3が複数人会計を行っている場合には、当然、平行してステップS204の顧客情報特定を行うものとする。
【0030】
顧客購買分析システム1の購入情報取得モジュール120は、精算処理装置5で取得した顧客2の購入情報と、顧客2が携帯している買い物かご3に付与された識別コードを取得する(ステップS205)。これは、精算処理装置5(レジ)での会計時にあわせて行ってよい。購入情報には、購入した商品の種類、色、サイズ、数量、値段、割引率等の情報を含むものとする。
【0031】
次に、顧客購買分析システム1の顧客購買分析情報生成モジュール130は、識別コードをキーにして、ステップS202で取得した顧客行動と、ステップS204で特定した顧客情報と、ステップS205で取得した購入情報を集計して顧客購買分析情報を生成する(ステップS206)。第1の実施形態における顧客購買分析情報には、顧客情報を基にした属性情報、顧客行動を基にした購買行動、購入情報を含むものとする。属性情報には、年代、性別、身体的特徴(身長、体重、靴のサイズ等)等の顧客の属性を示し、マーケティングに利用可能な情報を含むものとする。購買行動には、行動軌跡や滞在時間等を含むものとする。
【0032】
次に、顧客購買分析システム1の顧客購買分析情報配信モジュール140は、顧客購買分析情報の配信を行うかどうか確認し(ステップS207)、配信を行う場合には顧客購買分析情報を配信し(ステップS208)、配信を行わない場合に終了する。ここで、顧客購買分析情報の配信は、Eメール等で電子的に行ってもよいし、紙媒体の書類を送付してもよい。配信先は、メーカーや小売店等の顧客購買分析情報を利用したいユーザを想定する。配信先は、同時に複数であってよい。ステップS207の配信を行うかどうかの確認を行う日時を設定可能としてもよく、毎日、毎週、毎月の何時等、配信先に応じて設定してよい。
【0033】
このように、本発明の第1の実施形態によれば、顧客2が持ち歩く識別コードで顧客情報(顧客個人)を特定することで、属性毎の顧客の購買行動を把握することが可能な顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラムを提供することが可能となる。
【0034】
[属性毎の顧客購買分析処理]
次に、第2の実施形態として、顧客個人を特定せず、顧客の属性を特定して行う購買顧客分析処理について説明する。第1の実施形態を前提として、図2のフローチャートを基に、図1図3の主な差分を説明する。第1の実施形態との違いは、顧客DB6を必要としない点である。
【0035】
第1の実施形態(図1)では、顧客個人を特定するのに対して、第2の実施形態(図3)では、顧客属性を特定して、顧客購買分析処理を行う。
【0036】
第2の実施形態では、ステップS204において、顧客特定モジュール110は、ステップS203で撮影した第二画像を受け取り、第二画像を画像解析することで、顧客2の顧客情報を推定し、かつ、識別コードを取得して、顧客情報を特定する(ステップS204)。第2の実施形態における顧客情報とは、顧客属性であるものとする。顧客属性とは、年代、性別、身体的特徴(身長、体重、靴のサイズ等)等の顧客の属性を示し、マーケティングに利用可能な情報を含むものとする。
【0037】
ステップS204ですでに顧客属性を特定しているので、ステップS206では、特定した顧客情報(顧客属性)と、ステップS205で取得した購入情報を集計して顧客購買分析情報を生成する。第2の実施形態における顧客購買分析情報には、属性情報、顧客行動を基にした購買行動、購入情報を含むものとする。
【0038】
このように、本発明の第2の実施形態によれば、顧客2が持ち歩く識別コードで顧客情報(顧客属性)を特定し、属性毎の顧客の購買行動を把握することが可能な顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラムを提供することが可能となる。
【0039】
[姿勢で属性の特定を行う顧客購買分析処理]
次に、第3の実施形態として、顧客の姿勢を使用して顧客の属性を特定する購買顧客分析処理について説明する。第2の実施形態を前提として、図2のフローチャートを基に、図3図4の主な差分を説明する。
【0040】
第2の実施形態(図3)では顔画像を利用するのに対して、第3の実施形態(図4)では姿勢の画像を利用して、顧客属性を特定して顧客購買分析処理を行う。
【0041】
第3の実施形態では、ステップS203において、撮影装置4Bはレジでの会計時に顧客2の姿勢画像と識別コードとを含む第二画像を撮影する。第3の実施形態における第二画像は、静止画像であっても動画像であってもよく、顧客2の所持する買い物かご3に付与した識別コード、顧客2の姿勢を含み、画像解析するために十分な解像度であるものとする。この第二画像の撮影は、顧客購買分析システム1の顧客特定モジュール110の指示で行っても、会計のタイミングにあわせて行ってもよい。
【0042】
次に、ステップS204において、顧客特定モジュール110は、ステップS203で撮影した第二画像を受け取り、第二画像を画像解析することで、顧客2の姿勢から顧客情報を推定し、かつ、識別コードを取得して、顧客情報を特定する(ステップS204)。第3の実施形態における顧客情報とは、顧客属性であるものとする。顧客属性とは、年代、性別、身体的特徴(身長、体重、靴のサイズ等)等の顧客の属性を示し、マーケティングに利用可能な情報を含むものとする。
【0043】
このように、本発明の第3の実施形態によれば、顧客2の姿勢画像と顧客2が持ち歩く識別コードで顧客情報(顧客属性)を特定し、顧客2のプライバシーに配慮しながら、属性毎の顧客の購買行動を把握することが可能な顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラムを提供することが可能となる。
【0044】
[グループ構成の特定を行う顧客購買分析処理]
次に、第4の実施形態として、顧客のグループ構成を特定する購買顧客分析処理について説明する。第2の実施形態を前提として、図2のフローチャートを基に、図3図5の主な差分を説明する。
【0045】
第2の実施形態(図3)では顔画像のみを利用するのに対して、第4の実施形態(図5)では顔画像に加えて顧客周辺の画像を利用して、グループ構成を特定して顧客購買分析処理を行う。
【0046】
第3の実施形態では、ステップS203において、撮影装置4Bはレジでの会計時に顧客2の顔画像と識別コードとあわせて、顧客2の周辺画像を含む第二画像を撮影する。第4の実施形態における第二画像は、静止画像であっても動画像であってもよく、顧客2の所持する買い物かご3に付与した識別コード、顧客2の顔画像、顧客2の周辺画像を含み、画像解析するために十分な解像度であるものとする。この第二画像の撮影は、顧客購買分析システム1の顧客特定モジュール110の指示で行っても、会計のタイミングにあわせて行ってもよい。
【0047】
次に、ステップS204において、顧客特定モジュール110は、ステップS203で撮影した第二画像を受け取り、第二画像を画像解析することで、顧客2の顔画像と周辺画像とから顧客情報を推定し、かつ、識別コードを取得して、顧客情報を特定することとあわせて、顧客を含む画像の解析により、顧客と同伴する者の人数や属性を推定して、グループ構成を判定する(ステップS204)。第4の実施形態におけるグループ構成とは、家族、カップル、友人、一人、等の顧客2がどのようなグループに属しているかという情報である
【0048】
このように、本発明の第4の実施形態によれば、顧客2の顔画像と周辺画像と、顧客2が持ち歩く識別コードで顧客情報(顧客属性)とグループ構成を特定し、顧客属性毎、グループ構成毎等のより細かな分類において、の顧客の購買行動を把握することが可能な顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラムを提供することが可能となる。
【0049】
[RFタグIDを利用する顧客購買分析処理]
次に、第5の実施形態として、識別コードの代わりにRFタグIDを利用する顧客購買分析処理について説明する。第2の実施形態を前提として、図7のフローチャートを基に、図3図6の主な差分を説明する。第2の実施形態(図3)と第5の実施形態(図6)との違いは、識別コードの代わりにRFタグIDを利用する点である。
【0050】
第5の実施形態の顧客購買分析システム1は、コンピュータ10と、撮影装置4B、精算処理装置5、RFタグリーダー7で実現されるとして本実施形態で説明するが、コンピュータ10は、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。撮影装置4Bは、顧客の顔、顧客の全身、顧客の周辺等を画像解析に十分な解像度で撮影可能な撮影装置であり、撮影した画像をコンピュータ10に送信可能であるものとする。撮影装置4Bは、レジでの会計時に顧客2の顔画像がはっきりと撮影可能な位置にも備え付けるものとする。その場合の撮影装置4Bは、会計を行う精算処理装置5(レジ)と一体型であってもよい。例えば、精算処理装置がレジアプリを組み込んだタブレット端末である場合には、タブレット端末のカメラ機能を撮影装置4Bであってよい。RFタグリーダー7は、複数台を一定間隔で配置して売り場内のどの位置にRFタグがあるかを検出可能であるものとする。
【0051】
第5の実施形態では、顧客購買分析システム1において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部、記録部と協働して、顧客行動分析モジュール100、顧客特定モジュール110、購入情報取得モジュール120、顧客購買分析情報モジュール130、顧客購買分析情報配信モジュール140、RFタグ取得モジュール150、顧客情報生成モジュール160を実現する。顧客購買分析情報の配信を行わない場合には、顧客購買分析情報配信モジュール140は省略可能である。
【0052】
第5の実施形態の前提として、顧客2が商品を購入するために訪れる売り場(店舗)を、行動分析対象の場所であるものとする。また、売り場で顧客2は顧客行動分析のためにRFタグを付与した買い物かご3を所持する。ここでのRFタグとは、RFタグやその他の非接触タグ等であってよく、複数台を一定間隔で配置したRFタグリーダー7による読み取りで、その位置を特定することが可能な情報を持つものとする。
【0053】
図7のフローチャートに基づき、顧客購買分析処理について説明する。RFタグリーダー7は、顧客2の行動分析対象の場所となる売り場におけるRFタグIDの位置情報を取得する(ステップS701)。RFタグIDは、買い物かご3に付与することにこだわる必要はなく、顧客2が所持することを特定できればよい。RFタグIDの位置情報を取得は、顧客購買分析システム1の顧客行動分析モジュール100の指示で行っても、常時又は一定の時間間隔で行ってもよい。
【0054】
次に、顧客購買分析システム1の顧客行動分析モジュール100は、ステップS701で取得した位置情報を受け取り、位置情報を基に顧客行動を分析する(ステップS702)。ここでの顧客行動とは、顧客2の行動軌跡や滞在時間等であり、どのような商品をどのような順番でどのくらいの時間見たか、といった行動を含むものとする。図7のフローチャートでは、ステップS701とステップS702は、順番に行っているように記載しているが、常時平行して処理を行ってよいものとする。また、売り場に顧客3が複数人いる場合には、当然、RFタグも複数となるため、RFタグそれぞれについてステップS702の顧客行動分析を行うものとする。
【0055】
次に、撮影装置4Bは、レジでの会計時に顧客2の顔画像を含む画像を撮影する(ステップS203)。この時、顔画像の撮影とあわせて時刻情報を取得しておく。この画像は、静止画像であっても動画像であってもよく、顧客2の顔画像を含み、画像解析するために十分な解像度であるものとし、あわせて撮影した時間情報を持つものとする。この第二画像の撮影は、顧客購買分析システム1の顧客特定モジュール110の指示で行っても、会計のタイミングにあわせて行ってもよい。
【0056】
次に、顧客購買分析システム1の顧客特定モジュール110は、ステップS703で撮影した画像と時刻情報を受け取り、その画像を画像解析することで、顧客2の顧客情報を推定する(ステップS704)。第2の実施形態における顧客情報とは、顧客属性であるものとする。顧客属性とは、年代、性別、身体的特徴(身長、体重、靴のサイズ等)等の顧客の属性を示し、マーケティングに利用可能な情報を含むものとする。顧客3はここでは一人しか図示していないが、顧客3が複数人会計を行っている場合には、当然、平行してステップS704の顧客情報特定を行うものとする。
【0057】
顧客購買分析システム1のRFタグID取得モジュール150は、ステップS703で取得した顧客を含む画像と、その画像の撮影場所で検出したRFタグIDと、その検出した時刻を取得する(ステップS705)。
【0058】
顧客購買分析システム1の顧客情報生成モジュール160は、顧客特定モジュール110で特定した顧客情報と時刻情報、RFタグID取得モジュール160で取得したRFタグIDと時刻情報を基に、時刻情報をキーにして、顧客情報とRFタグIDをマージして集計し、顧客情報を生成する(ステップS706)。
【0059】
次に、顧客購買分析システム1の購入情報取得モジュール120は、精算処理装置5で取得した顧客2の購入情報と、RFタグID、もしくは、精算時刻を取得する(ステップS707)。これは、精算処理装置5(レジ)での会計時にあわせて行ってよい。購入情報には、購入した商品の種類、色、サイズ、数量、値段、割引率等の情報を含むものとする。
【0060】
顧客購買分析システム1の顧客購買分析情報生成モジュール130は、RFタグID、もしくは、RFタグIDと時刻をキーにして、ステップS702で取得した顧客行動と、ステップS706で取得した顧客情報と、ステップS707で取得した購入情報を集計して顧客購買分析情報を生成する(ステップS708)。第5の実施形態における顧客購買分析情報には、顧客情報を基にした属性情報、顧客行動を基にした購買行動、購入情報を含むものとする。属性情報には、年代、性別、身体的特徴(身長、体重、靴のサイズ等)等の顧客の属性を示し、マーケティングに利用可能な情報を含むものとする。購買行動には、行動軌跡や滞在時間等を含むものとする。
【0061】
次に、顧客購買分析システム1の顧客購買分析情報配信モジュール140は、顧客購買分析情報の配信を行うかどうか確認し(ステップS709)、配信を行う場合には顧客購買分析情報を配信し(ステップS710)、配信を行わない場合に終了する。ここで、顧客購買分析情報の配信は、Eメール等で電子的に行ってもよいし、紙媒体の書類を送付してもよい。配信先は、メーカーや小売店等の顧客購買分析情報を利用したいユーザを想定する。配信先は、同時に複数であってよい。ステップS709の配信を行うかどうかの確認を行う日時を設定可能としてもよく、毎日、毎週、毎月の何時等、配信先に応じて設定してよい。
【0062】
このように、本発明の第5の実施形態によれば、顧客2が持ち歩くRFタグで顧客情報(顧客属性)を特定することで、属性毎の顧客の購買行動を把握することが可能な顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラムを提供することが可能となる。
【0063】
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、単数又は複数のコンピュータからネットワーク経由で提供される(クラウドサービス、SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態で提供される。また、プログラムは、例えば、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
【0064】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0065】
1 顧客購買分析システム、2 顧客、3 買い物かご、4 撮影装置、5 精算処理装置、6 顧客DB、7 RFタグリーダー、10 コンピュータ、100 顧客行動分析モジュール、110 顧客特定モジュール、120 購入情報取得モジュール、130 顧客購買分析情報生成モジュール、140 顧客購買分析情報配信モジュール、150 RFタグID取得モジュール、160 顧客情報生成モジュール
【要約】

【課題】 個人、もしくは、特定属性の購買行動を把握することが可能な顧客購買分析システム、顧客購買分析方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】 顧客購買分析システム1に、行動分析対象の場所で撮影した第一の画像について、識別コードの検出位置を基に顧客行動を分析する顧客行動分析モジュール100と、顧客を含む第二の画像の解析により推定した顧客情報と、第二の画像から検出した識別コードを取得する顧客特定モジュール110と、精算処理装置で取得した顧客の購入情報と、顧客が携帯している識別コードを取得する購入情報取得モジュール120と、識別コードをキーにして、顧客行動分析手段で取得した顧客行動と、顧客特定手段で取得した顧客情報と、購入情報取得手段で取得した購入情報を集計する顧客購買分析情報生成モジュール130と、を備える。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7