特許第6984967号(P6984967)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6984967
(24)【登録日】2021年11月29日
(45)【発行日】2021年12月22日
(54)【発明の名称】フォークリフトの配管取付部材
(51)【国際特許分類】
   B66F 9/08 20060101AFI20211213BHJP
【FI】
   B66F9/08 F
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-129758(P2017-129758)
(22)【出願日】2017年6月30日
(65)【公開番号】特開2019-11186(P2019-11186A)
(43)【公開日】2019年1月24日
【審査請求日】2020年6月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000232807
【氏名又は名称】三菱ロジスネクスト株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000475
【氏名又は名称】特許業務法人みのり特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宮内 善範
【審査官】 須山 直紀
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−308588(JP,A)
【文献】 実開平05−010547(JP,U)
【文献】 特開平11−139790(JP,A)
【文献】 特開平07−187591(JP,A)
【文献】 特開2007−331885(JP,A)
【文献】 米国特許第04526251(US,A)
【文献】 特開2009−029533(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66F 9/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
作動油を給排するための油圧配管をマスト構造物に取り付けるフォークリフトの配管取付部材であって、
前記油圧配管が取り付けられる第1クランプ部材と、
前記第1クランプ部材とともに前記油圧配管を挟持する第2クランプ部材と、
前記油圧配管を挟持した前記第1クランプ部材と前記第2クランプ部材とを締結する少なくとも2本の取付ボルトと、を備え、
前記第1クランプ部材は、前記油圧配管が挟持される面の背面の一方の端部に切欠き部分を有し、
前記フォークリフトの配管取付部材は、前記切欠き部分を前記マスト構造物に当接された状態で、前記第1クランプ部材の前記切欠き部分と前記第2クランプ部材とを貫通する一方の前記取付ボルトによってマスト構造物に締結されて取り付けられるフォークリフトの配管取付部材。
【請求項2】
請求項1に記載のフォークリフトの配管取付部材において、
前記第1クランプ部材は、前記油圧配管が挟持される面の背面において、一方の端部の部分と前記端部よりも厚み方向の大きさが大きい前記端部以外の部分を有し、前記一方の端部の部分にて前記マスト構造物に取り付けられるフォークリフトの配管取付部材。
【請求項3】
請求項に記載のフォークリフトの配管取付部材において、
前記第1クランプ部材は、前記油圧配管が取り付けられる面に、前記油圧配管が引き回される方向に沿った取付溝を有し、
前記第2クランプ部材は、前記油圧配管が取り付けられる面に、前記油圧配管が引き回される方向に沿った取付溝を有するフォークリフトの配管取付部材。
【請求項4】
請求項1からのいずれか一項に記載のフォークリフトの配管取付部材において、
前記第1クランプ部材は、前記マスト構造物のうちマストを昇降させるチェーンを留める部材に取り付けられたフォークリフトの配管取付部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォークリフトの配管取付部材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、フォークリフトのマスト構造体が備えるアウタマストには、アタッチメントを駆動する油圧シリンダに接続された油圧ホースが、アウタマストの上下方向に引き回された状態でクランプによりアウタマストに固定されている(たとえば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−331885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、2本のボルトを用いてクランプをアウタマストに取り付けて油圧ホースを固定する両持ち支持構造を有しているため、配管の自由度が低く、作業性が低いという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様によれば、作動油を給排するための油圧配管をマスト構造物に取り付けるフォークリフトの配管取付部材であって、前記油圧配管が取り付けられる第1クランプ部材と、前記第1クランプ部材とともに前記油圧配管を挟持する第2クランプ部材と、前記油圧配管を挟持した前記第1クランプ部材と前記第2クランプ部材とを締結する少なくとも2本の取付ボルトと、を備え、前記第1クランプ部材は、前記油圧配管が挟持される面の背面の一方の端部に切欠き部分を有する。前記配管取付部材は、前記切欠き部分を前記マスト構造物に当接された状態で、前記第1クランプ部材の前記切欠き部分と前記第2クランプ部材とを貫通する一方の前記取付ボルトによってマスト構造物に締結されて取り付けられる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、第1クランプ部材の一方の端部の切欠き部分にてマスト構造物に取り付けられるので、配管の自由度を高くし、作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の一実施の形態によるフォークリフトの一例を示す側面図である。
図2】一実施の形態の荷役装置の一部を拡大した斜視図である。
図3】取付部材を説明する平面図である。
図4】変形例における取付部材の一例を説明する平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態によるフォークリフトについて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるフォークリフトの側面図である。フォークリフト1は、走行用車輪2および運転席3が設けられた車両本体4と、車両本体4の前部に設けられた荷役装置5とを備えている。荷役装置5は、車両本体4の前部に固定される左右一対の外マスト6と、外マスト6に支持案内されて昇降自在な左右一対の中間マスト12と、中間マスト12に支持案内されて昇降自在な左右一対の内マスト7と、内マスト7に昇降可能に配置された昇降体であるキャリッジ8とを備える。キャリッジ8には、アクチュエータを備えた各種のアタッチメント9(たとえばサイドシフト、フォークシフト、サイドクランプ、スタビライザ等)が設けられる。なお、荷役装置5については、詳細を後述する。また、外マスト6と車両本体4との間には、外マスト6を前後方向に傾動させるチルトシリンダ13が設けられている。
【0009】
本実施の形態においては、荷役装置5として3段式フルフリーマストを例に挙げて説明する。なお、荷役装置5は3段式フルフリーマストに限定されず、2段式フルフリーマストでもよいし、3段を超える多段式フルフリーマストでもよい。荷役装置5は、一対の外マスト6と、一対の内マスト7と、一対の中間マスト12と、外マスト6に案内される内マスト7を昇降する一対のリフトシリンダ10と、キャリッジ8を昇降させるためのセンタシリンダ11と、を備える。
【0010】
図2も参照して、本実施の形態の荷役装置5について説明する。図2は、荷役装置5の上部の一部を後方(運転席3側)から見た場合を表す外観斜視図である。すなわち、図2においては、紙面左奥がフォークリフト1の前方、紙面右手前がフォークリフト1の後方、紙面右奥がフォークリフト1の前方に対して右、紙面左手前がフォークリフト1の前方に対して左である。荷役装置5は、フォークリフト1の前後方向に延びる車軸Cを中心軸として左右対称の構成を有する。外マスト6は、一対の外マスト6の内側(フォークリフト1の左右方向の内側)に位置する一対の中間マスト12のガイドレールとして機能する。図2においては、一対の外マスト6のうち、左側の左外マスト6Lとその周辺の構造を示す。一対の外マスト6の上端部どうしが外マスト連結部61により連結されている。一対の外マスト6の下端部どうしは、ロアタイビーム(不図示)により連結されている。左外マスト6Lでは、後述する内マスト7を昇降させるためのチェーン19の一端がチェーンアンカである連結部材20に連結される。
【0011】
一対のリフトシリンダ10は、ラム式またはピストン式の油圧シリンダであり、上述したように外マスト6下端のロアタイビームによって支持される。なお、図2においては、一対のリフトシリンダ10のうち、左リフトシリンダ10Lを示す。一対のリフトシリンダ10の先端、すなわちリフトシリンダ10の上端部に設けられたピストンロッド101の先端は中間マスト12の上端に接続される。
【0012】
中間マスト12は、一対の中間マスト12の内側(フォークリフト1の左右方向の内側)に位置する一対の内マスト7のガイドレールとして機能する。一対の中間マスト12の上端部どうしは中間マスト連結部(不図示)により連結されている。中間マスト連結部には、上述したリフトシリンダ10のピストンロッド101の先端が接続される。
【0013】
中間マスト12の上部(たとえば中間マスト連結部)には、チェーンが掛装されるチェーン用プーリ(不図示)と、後述する油圧ホースである配管が掛装されるホース用プーリ15とが取り付けられる。チェーン用プーリとホース用プーリ15とは、それぞれが有する軸線は、車両の前後方向、すなわち車軸Cに平行となるように取り付けられる。チェーン用プーリに掛装されたチェーン19の一端は上述した外マスト6の連結部材20と連結され、他端は内マスト7の下部と連結される。 上記の構成により、リフトシリンダ10のピストンロッド101の伸縮動作に合わせて、チェーン19を介して、中間マスト12が外マスト6に沿って昇降するとともに、内マスト7が中間マスト12に沿って昇降する。
【0014】
一対の内マスト7の上端部どうしは内マスト連結部(不図示)により連結されている。一対の内マスト7の下部中央部付近には、ラム式またはピストン式の油圧シリンダであるセンタシリンダ11が立設される。センタシリンダ11の先端には、チェーンホイール部(不図示)が設けられる。チェーンホイール部には、一端がキャリッジ8に固定され、他端がセンタシリンダ11の後方(運転席3側)に固定されたチェーン(不図示)が巻き掛けられる。これにより、キャリッジ8は、センタシリンダ11のピストンロッド(不図示)の伸縮動作に合わせて、内マスト7に沿って昇降する。
【0015】
荷役装置5は、リフトシリンダ10を昇降させるためや、センタシリンダ11を昇降させるためや、アタッチメント9が備えるアクチュエータを作動させるための作動油を給排するための配管を備える。本実施の形態においては、配管は、ホース用プーリ15から垂下され、一端はフォークリフト1の前面側にてアクチュエータと接続し、他端は左外マスト6Lの外側を引き回され、荷役装置5の下部にて車両本体4側の配管と接続する一対の油圧ホース621を有する。なお、油圧ホース621は、一対である例に限定されず、一本であってもよいし、3本以上であってもよい。
【0016】
ホース用プーリ15から垂下して外マスト6に沿って引き回される油圧ホース621は、取付部材710により左外マスト6Lに取り付けられる。以下、取付部材710について詳細な説明を行う。
【0017】
図3は取付部材710を分解した状態を拡大して示す平面図である。取付部材710は、第1クランプ部材711と、第2クランプ部材712と、取付ボルト713とを有する。第1クランプ部材711と第2クランプ部材712とは、直方体形状のブロックである。第1クランプ部材711と第2クランプ部材712との互いに対向する面711a、712aには、外マスト6の軸方向に沿って引き回される油圧ホース621を嵌合して保持するための取付溝711b、712bがそれぞれ形成される。取付溝711b、712bは、油圧ホース621が引き回される方向、すなわち外マスト6の軸方向(上下方向)に沿って形成される。本実施の形態では、取付部材710は一対の油圧ホース621を保持するため、第1クランプ部材711には2個の取付溝711bが形成され、第2クランプ部材712には2個の取付溝712bが形成される。
【0018】
第1クランプ部材711および第2クランプ部材712の前後方向の両端部近傍には、取付ボルト713を挿通するための貫通孔714、715が形成される。第1クランプ部材711の貫通孔714のうち、後方(運転席3側)の貫通孔714aにはタップが形成される。第1クランプ部材711は、面711aの背面側の面711cにてチェーン19の一端が連結される連結部材20に取り付けられる。連結部材20は、第1クランプ部材711および第2クランプ部材712の貫通孔714b、715bの軸AX1と同軸となる位置に、軸AX2を中心とするタップが形成された貫通孔716が形成される。
【0019】
油圧ホース621が第1クランプ部材711と第2クランプ部材712とに形成された取付溝711b、712bに嵌合した状態で、第1クランプ部材711と第2クランプ部材712は貫通孔714a、715aに挿通された取付ボルト713aにて締結される。これにより油圧ホース621は、第1クランプ部材711と第2クランプ部材712により挟持される。
【0020】
第1クランプ部材711の貫通孔714bと第2クランプ部材712の貫通孔715bとに挿通された取付ボルト713bは、第1クランプ部材711に接する連結部材20に形成された貫通孔716に挿通され、締結される。これにより、取付部材710は、左外マスト6Lに設けられた連結部材20に取り付けられる。
【0021】
第1クランプ部材711の面711cには、厚み方向の大きさ、すなわちフォークリフト1に取り付けた際の左右方向の大きさが異なる第1部分720と第2部分721とが形成される。本実施の形態においては、第1部分720は貫通孔714bが形成される部分であり、第2部分721は貫通孔714aが形成される部分である。
【0022】
第1クランプ部材711は、直方体形状のブロックのうち面711cの一部を切り欠くことによって第1部分720と第2部分721とから構成される。面711cは、境界面722によって第1部分720に対応する面720aと、第2部分721に対応する面721aとに分割される。すなわち、境界面722は、第1クランプ部材711の面711cのうち第1部分720の面720aと第2部分721の面721aとに交差する面である。この結果、第1部分720の左右方向の厚みは、第2部分721の左右方向の厚みと比較して小さい。すなわち、第1部分720における面711aと面720aとの距離は、第2部分721における面711aと面721aのうち取付溝711bが形成されていない部分との距離よりも小さい。したがって、面711cは、階段状の断面を有する。なお、図3においては取付溝711bは第2部分721に形成された例を示すが、取付溝711bは第1部分720に形成されてもよいし、第1部分720と第2部分721とに形成されてもよい。
【0023】
第1クランプ部材711の第1部分720における面720aが連結部材20の左側の面20aに接触して取り付けられるように、面711cから連結部材20に対応した形状が切り欠かれることによって第1部分720が形成される。そのため、少なくとも、第1クランプ部材711の貫通孔714bの軸AX1から境界面722までの長さが、連結部材20の貫通孔716の軸AX2から面20bまでの長さよりも大きい。取付部材710が連結部材20に取り付けられると、連結部材20の少なくとも一部は第1クランプ部材711の面711cのうち切り欠かれることにより生成された面720aと境界面722とからなる第1部分720の右側に収容され、第1クランプ部材711と連結部材20とが係合する。取付部材710の第1クランプ部材711と連結部材20とが上述したようにして係合することにより、油圧ホース621が引き回される方向、すなわち上下方向の力が加わり、第2部分721にモーメントが働く場合であっても、連結部材20の面20bと境界面722とが干渉する。これにより、第2部分721の回転方向への動きが妨げられるので、貫通孔714bの軸AX1を中心として取付部材710が回転することを防ぐことができる。
なお、以上の説明においては、左外マスト6Lに設けられた連結部材20を例に挙げて説明を行ったが、連結部材20は右側の外マスト6に設けられてもよいし、一対の外マスト6の両方の外マスト6にそれぞれ設けられてもよい。
【0024】
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)取付部材710は、油圧ホース621が取り付けられる第1クランプ部材711と、第1クランプ部材711とともに油圧ホース621を挟持する第2クランプ部材712と、を備える。第1クランプ部材711は、油圧ホース621が挟持される面711aと対向する面711cの一方の端部が切り欠かれた第1部分720を有し、第1部分720にて外マスト6の構造物である連結部材20に取り付けられる。これにより、取付部材710は第1クランプ部材711の一端にて取り付けられる片持ち支持構造をとることができるので、第1クランプ部材711の両端にて取付部材710に取り付ける場合と比較して、油圧ホース621の引き回しの自由度が高くなり、作業効率が向上する。
第1クランプ部材711は、油圧ホース621が挟持される面711aの背面側の面711cにおいて、厚み方向(左右方向)の大きさが異なる第1部分720と第2部分721とを有し、厚み方向の大きさが小さい第1部分720にて連結部材20に取り付けられる。これにより、第1クランプ部材711に形成される第1部分720により、油圧ホース621が引き回される上下方向の力が加わった場合であっても、上述したように、貫通孔714bの軸AX1を中心とした取付部材710の回転が防止可能となる。
【0025】
(2)油圧ホース621を挟持した第1クランプ部材711と第2クランプ部材712とを締結する少なくとも2本の取付ボルト713を備え、一方の取付ボルト713bは、第1クランプ部材711と第2クランプ部材712とを貫通して、連結部材20に締め付けられることにより、第1クランプ部材711と第2クランプ部材712とを連結部材20に取り付ける。これにより、取付部材710を1本の取付ボルト713bを用いて連結部材20に取り付けることができるので、片持ち支持構造をとることができる。
【0026】
(3)第1クランプ部材711が取り付けられる連結部材20は、中間マスト12を昇降させるチェーン19を留める部材である。したがって、既存の部材を利用して取付部材710を取り付けるので、油圧ホース621と左外マスト6Lとの間に空間を形成させて、その空間に荷役装置5の他の構成を配置することが可能になる。その結果、荷役装置5の他の構成と油圧ホース621とが互いに干渉し合うことを防ぐことができる。
【0027】
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
上述の実施の形態においては、取付部材710は2本の油圧ホース621を挟持する例を挙げて説明を行ったが、これに限定されず、1本の配管を挟持してもよいし、3本以上の配管を挟持してもよい。この場合、第1クランプ部材711および第2クランプ部材712の互いに対向する面711a、712aには、挟持する配管の本数に応じた取付溝が形成されることが好ましい。
【0028】
また、取付部材710が連結部材20に取り付けられる場合に限定されず、取付部材710は荷役装置5を構成する任意の構造に取り付けることができる。この場合、第1クランプ部材711の面711cは、取り付け部分の形状に応じて形成された切欠き部分を有する。
また、第1クランプ部材711は、図3に示す階段状に形成された面711cを有するものに代えて、たとえば、図4に示すように、左右方向に沿って突設された凸部717を面711cに有してもよい。この場合、凸部713と第1部分720との境界面722aが連結部材20の面20bと干渉して、取付部材710が貫通孔714bの軸AX1を中心とした取付部材710の回転が防止可能となる。なお、図4は、本発明の変形例における取付部材の一例を説明する図であり、図3と重複する符号の説明は冗長となるため省略する。
なお、上述した実施の形態では、荷役装置としてフルフリーマストを例に挙げて説明を行ったが、センタシリンダ11を備えないスタンダードマストやハイマストであってもよい。
【0029】
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0030】
1…フォークリフト
5…荷役装置
6…外マスト
6L…左外マスト
7…内マスト
8…キャリッジ
10…リフトシリンダ
10L…左リフトシリンダ
11…センタシリンダ
12…中間マスト
19…チェーン
20…連結部材
101…ピストンロッド
111…ピストンロッド
710…取付部材
711…第1クランプ部材
712…第2クランプ部材
713…取付ボルト
714,715…貫通孔
720…第1部分
721…第2部分
図1
図2
図3
図4