(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
車両の運転者が視認可能で、かつ車室内の異なる位置に配置される複数のディスプレイと、前記運転者を撮像する撮像部と、を備え、複数の前記ディスプレイが、表示面のタッチ操作を検知する操作検知部を有し、かつ前記運転者による前記タッチ操作が可能な位置に配置される第1ディスプレイと、前記操作検知部を有していない少なくとも1つの第2ディスプレイと、が含まれている車載表示システムの表示設定変更方法であって、
前記運転者を撮像する撮像工程と、
前記運転者に提示する表示情報に基づく表示画像を各前記ディスプレイに表示する表示制御工程と、
を備え、
前記表示制御工程は、
前記撮像部により撮像された動画に基づいて、前記第2ディスプレイに対するジェスチャー操作を検出するジェスチャー検出工程と、
前記ジェスチャー操作に応じて、前記第2ディスプレイの前記表示画像、または、前記表示画像を構成する表示コンテンツ画像の設定を行うための設定画像を前記第1ディスプレイに表示する画像表示工程と、
前記設定画像が表示された前記操作検知部に対する前記タッチ操作に応じて、前記第2ディスプレイにおける前記表示情報に基づく表示態様の設定変更を受け付ける表示設定変更工程と、
が含まれ、
前記画像表示工程は、
前記表示態様の設定変更がなされた前記表示情報に基づく前記表示画像、または、前記表示コンテンツ画像を前記第2ディスプレイに表示する、
ことを特徴とする表示設定変更方法。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明の実施形態に係る車載表示システム、及び、表示設定変更方法について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記の実施形態における構成要素は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
【0016】
[第1実施形態]
図1及び
図2に示す本実施形態に係る車載表示システム1Aは、例えば、自動車等の車両100に搭載される。車載表示システム1Aは、カメラ10と、センターディスプレイ20と、ヘッドアップディスプレイ(HUD)30と、メーターディスプレイ40と、表示制御部50Aとを含んで構成される。センターディスプレイ20、HUD30、及び、メーターディスプレイ40は、車載ディスプレイであり、車両100の運転者が視認可能で、かつ車室内の異なる位置に配置される。これらの車載ディスプレイは、運転者に提示する表示情報に基づく表示画像を表示するが、主に、互いに異なる表示情報に基づいて、文字、図形、記号等の表示画像を表示する。例えば、センターディスプレイ20は、各種メディアコンテンツの表示情報に基づく表示画像を表示する。HUD30は、ナビゲーション装置(不図示)から得られる地図や経路の表示情報に基づく表示画像を表示する。メーターディスプレイ40は、車速やエンジン回転数等の車両100の状態や各種警告に関する表示情報に基づく表示画像を表示する。なお、HUD30は、車速やエンジン回転数等を表示してもよい。
【0017】
カメラ10は、撮像部であり、運転者を撮像する。カメラ10は、車両100の車室内に配置される。カメラ10は、例えば、車室内のインストルメントパネル102の上部で、ステアリングホイール103側に配置される。カメラ10は、例えば、単眼式のカメラで構成されるが、複眼式のステレオカメラで構成されていてもよい。カメラ10は、通信線11を介して表示制御部50Aに接続され、撮像した動画を表示制御部50Aに逐次出力する。
【0018】
センターディスプレイ20は、第1ディスプレイである。センターディスプレイ20は、運転者によるタッチ操作が可能な位置に配置される。センターディスプレイ20は、例えば、車両100の車室内におけるインストルメントパネル102の中央部に設けられている。センターディスプレイ20は、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等で構成される。本実施形態のセンターディスプレイ20は、表示面にタッチパネル25を有する。タッチパネル25は、表示面のタッチ操作を検知する操作検知部である。ここでタッチ操作は、例えば、タップ、ダブルタップ、ロングタップ、フリック、スワイプ、ピンチ、マルチタップ等が含まれる。センターディスプレイ20は、通信線12を介して表示制御部50Aに接続される。
【0019】
HUD30は、複数の第2ディスプレイの一方である。HUD30は、車両100のウインドシールド101に表示画像を投影し、運転者の前方に虚像(表示画像)を表示するものである。HUD30は、例えば、車両100のインストルメントパネル102上に配置されている。HUD30は、通信線13を介して表示制御部50Aに接続される。
【0020】
メーターディスプレイ40は、複数の第2ディスプレイの他方である。メーターディスプレイ40は、例えば、運転者の正面のインストルメントパネル102に配置されている。メーターディスプレイ40は、例えば、上述したLCD、有機ELディスプレイ等で構成される。メーターディスプレイ40は、いわゆるコンビネーションメーターであり、スピードメーター(速度計)、タコメーター(回転計)、フューエルメーター(燃料計)、オドメーター(積算計)等を集約したものである。メーターディスプレイ40は、上記以外に、各種警告灯やシフトインジケーターを備えていてもよい。メーターディスプレイ40は、通信線14を介して表示制御部50Aに接続される。本実施形態におけるHUD30及びメーターディスプレイ40は、いずれも車室内のステアリングホイール103を挟んで運転者の反対側に配置されている。すなわち、HUD30及びメーターディスプレイ40は、表示面へのタッチ操作が容易ではない場所に配置されている。また、HUD30及びメーターディスプレイ40は、いずれもタッチパネル25等の操作検知部を有していない。
【0021】
表示制御部50Aは、運転者に提示する表示情報に基づく表示画像を各ディスプレイに表示するものである。表示制御部50Aは、例えば、車両100の車速情報を取得し、この車速情報を表す文字パターン等を含む表示情報を、メーターディスプレイ40に送信し、表示画像として、表示面の二次元平面上にグラフィックにより描画する。表示制御部50Aは、ハードウェア構成として、主に演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)、プログラムや情報を格納するメモリ(RAM、ROM)、入出力インターフェース等から構成される。また、表示制御部50Aは、車両制御を行うECU(Engine Control Unit)(不図示)とも通信可能に接続されており、車両100の状態を示す各種情報(例えば、車速等)を取得可能である。本実施形態の表示制御部50Aは、機能構成として、ジェスチャー検出部51Aと、画像表示部52Aと、表示設定変更部53Aとを含んで構成される。
【0022】
ジェスチャー検出部51Aは、カメラ10により撮像された動画に基づいて、各ディスプレイに対するジェスチャー操作を検出する。本実施形態におけるジェスチャー操作検出の対象となるディスプレイは、HUD30、メーターディスプレイ40である。ジェスチャー検出部51Aは、カメラ10から受信した動画に対して画像認識処理を行い、ジェスチャー操作を検出する。画像認識処理は、例えば、運転者を撮影した動画に基づいて、事前に登録された運転者の手指の形状のパターンを認識し、認識したパターンの三次元座標上の位置、寸法、動き、形状変化等を計測する。本実施形態のジェスチャー検出部51Aは、複数のジェスチャー操作、例えば第1ジェスチャー操作A、第2ジェスチャー操作Bを検出する。第1ジェスチャー操作Aは、例えば、
図3に示すメーターディスプレイ40の表示画像41に対して、運転者の手指60の人差し指が表示コンテンツ画像42a(42)を指し示す動作とする。ジェスチャー検出部51Aは、例えば、第1ジェスチャー操作Aに応じて、ジェスチャー操作の対象となったディスプレイを特定する。第2ジェスチャー操作Bは、例えば、
図4に示すメーターディスプレイ40のアイコン表示画像41aに対して、運転者の手指60の人差し指がアイコン画像45b(45)を指し示す動作とする。
【0023】
画像表示部52Aは、ジェスチャー操作に応じて、HUD30又はメーターディスプレイ40の表示画像を構成する表示コンテンツ画像42の設定を行うための設定画像21をセンターディスプレイ20に表示する。設定画像21は、例えば、
図4に示すように、タッチパネル25上に、表示コンテンツ画像42a,42c、終了ボタン21aが選択可能に配置されたものである。表示コンテンツ画像42c(42)は、表示コンテンツ画像42aに対して表示態様が異なるものである。終了ボタン21aは、表示設定変更の終了の指示を受け付けるものである。画像表示部52Aは、例えば、終了ボタン21aがタップされると、表示態様の設定変更がなされた表示情報に基づく表示コンテンツ画像42cをメーターディスプレイ40に表示する。本実施形態の画像表示部52Aは、第2ジェスチャー操作Bに応じて、表示コンテンツ画像42に対応する設定画像21をセンターディスプレイ20に表示する。
【0024】
また、画像表示部52Aは、アイコン表示画像41aを表示する。アイコン表示画像41aは、ジェスチャー操作に応じて指定された表示コンテンツ画像42の周囲に、メーターディスプレイ40以外の他のディスプレイに対応するアイコン画像45が複数配置されたものである。アイコン表示画像41aには、
図3に示すように、表示コンテンツ画像42aの周囲に、複数のアイコン画像45a,45bが配置されている。アイコン画像45aは、HUD30に対応する。アイコン画像45bは、センターディスプレイ20に対応する。各アイコン画像45a,45bは、表示コンテンツ画像42aを中心にして、メーターディスプレイ40の位置から上記他のディスプレイが配置された各方向に配置される。画像表示部52Aは、センターディスプレイ20に対応するアイコン画像45bが指定された場合に、表示コンテンツ画像42aの設定を行うための設定画像21をセンターディスプレイ20に表示する。一方、画像表示部52Aは、HUD30に対応するアイコン画像45aが指定された場合、表示コンテンツ画像42をHUD30に表示する。
【0025】
表示設定変更部53Aは、設定画像21が表示されたセンターディスプレイ20のタッチパネル25に対するタッチ操作に応じて、ディスプレイにおける表示情報に基づく表示態様の設定変更を受け付ける。ここでいうディスプレイは、表示コンテンツ画像42aを表示していた元のディスプレイであり、例えば、HUD30、メーターディスプレイ40である。表示設定変更部53Aは、例えば、
図4に示す設定画像21において、表示コンテンツ画像42aにスワイプが行われると、当該スワイプの方向に合わせて、表示コンテンツ画像42aをタッチパネル25上で移動させる。また、表示設定変更部53Aは、終了ボタン21aがタップされると、表示設定変更を終了する。
【0026】
次に、車載表示システム1Aにおける表示設定変更処理の一例について
図5を参照して説明する。以下に説明する処理は、安全性を考慮して、例えば、車両100の停車時に実行されるものとする(
図8に示す処理も同様)。本処理は、停車時において、シートセンサによる運転者の着座をトリガーとして実行されてもよいし、スイッチ操作に応じて実行されてもよい(
図8に示す処理も同様)。
【0027】
まず、ステップS1では、カメラ10は、運転者の手指60の動きを撮影する。カメラ10は、撮影した動画を表示制御部50Aに出力する。
【0028】
次に、ステップS2では、ジェスチャー検出部51Aは、ジェスチャー操作の検出を行う。ジェスチャー検出部51Aは、カメラ10から受信した動画に基づいて、ディスプレイに対するジェスチャー操作の検出を行う。ここでは、例えば、上述した第1ジェスチャー操作A、及び、第2ジェスチャー操作Bが検出されたものとする。
【0029】
次に、ステップS3では、画像表示部52Aは、ディスプレイの特定を行う。画像表示部52Aは、ステップS2で検出された第1ジェスチャー操作Aに応じて、ジェスチャー操作の対象となったディスプレイを特定する。ここでは、例えば、メーターディスプレイ40が特定されたものとする。
【0030】
次に、ステップS4では、画像表示部52Aは、表示コンテンツ画像42が指定されたか否かを判定する。画像表示部52Aは、例えば、ステップS2で検出された第1ジェスチャー操作Aが、表示画像41上の表示コンテンツ画像42を指定するものか否かを判定する。表示コンテンツ画像42の指定がなされた場合には、ステップS5に進む。ここでは、表示コンテンツ画像42aが指定されたものとする。
【0031】
次に、ステップS5では、画像表示部52Aは、アイコン画像45の表示を行う。画像表示部52Aは、例えば、ステップS4で指定された表示コンテンツ画像42aの周囲に複数のアイコン画像45a,45bが配置されたアイコン表示画像41aを生成し、メーターディスプレイ40に表示する。
【0032】
次に、ステップS6では、画像表示部52Aは、センターディスプレイ20の指定がなされたか否かを判定する。画像表示部52Aは、例えば、ステップS2で検出された第2ジェスチャー操作Bが、アイコン表示画像41a上のセンターディスプレイ20に対応するアイコン画像45bを指定するものか否かを判定する。アイコン画像45bの指定がなされた場合、画像表示部52Aは、設定画像21をセンターディスプレイ20に表示して、ステップS7に進む。一方、アイコン画像45b以外の他のアイコン画像45の指定がなされた場合には、ステップS10に進む。
【0033】
次に、ステップS7では、表示設定変更部53Aは、表示コンテンツ画像42の表示設定変更を受け付ける。表示設定変更部53Aは、設定画像21が表示されたセンターディスプレイ20のタッチパネル25に対するタッチ操作に応じて、メーターディスプレイ40における表示情報に基づく表示態様の設定変更を受け付ける。
【0034】
次に、ステップS8では、表示設定変更部53Aは、表示設定変更が終了したか否かを判定する。表示設定変更部53Aは、例えば、設定画像21上の終了ボタン21aがタップされたか否かを判定する。終了ボタン21aがタップされた場合、表示設定変更を終了し、ステップS9に進む。
【0035】
ステップS9では、画像表示部52Aは、元のディスプレイへの切替を行い、本処理を終了する。画像表示部52Aは、例えば、表示態様の設定変更がなされた表示情報に基づく表示コンテンツ画像42aをメーターディスプレイ40に表示して、本処理を終了する。
【0036】
ステップS10では、画像表示部52Aは、他のディスプレイの切替を行う。画像表示部52Aは、例えば、表示コンテンツ画像42aを、指定された他のディスプレイに表示する。他のディスプレイとは、例えばHUD30がある。
【0037】
以上で説明した車載表示システム1A、表示設定変更方法によれば、タッチパネル25を有していないディスプレイに対するジェスチャー操作に応じて、表示コンテンツ画像42に対応する設定画像21をセンターディスプレイ20に表示する。これにより、運転者の簡単なジェスチャー操作に応じて、表示コンテンツ画像42の設定画像21を、タッチ操作が可能なセンターディスプレイ20に表示させることができる。また、本実施形態に係る車載表示システム1A、表示設定変更方法は、設定画像21が表示されたタッチパネル25に対するタッチ操作に応じて、メーターディスプレイ40における表示情報に基づく表示態様の設定変更を受け付ける。これにより、例えば、タッチ操作が容易でない場所に配置されたメーターディスプレイ40の表示画像41の表示設定変更を容易に行うことができる。また、本実施形態に係る車載表示システム1A、表示設定変更方法は、表示態様の設定変更がなされた表示情報に基づく表示画像41をメーターディスプレイ40に表示する。これにより、センターディスプレイ20からメーターディスプレイ40へのディスプレイ切替を行うことができ、表示態様の設定変更がなされた表示画像41を元のメーターディスプレイ40に表示させることができる。この結果、車載表示システム1A、表示設定変更方法によれば、ディスプレイの表示画像の設定変更を容易に行うことができる。
【0038】
また、本実施形態に係る車載表示システム1A、表示設定変更方法は、指定された表示コンテンツ画像42aの周囲に、他のディスプレイに対応するアイコン画像45a,45bが複数配置されたアイコン表示画像41aをメーターディスプレイ40に表示する。これにより、運転者がディスプレイの切替先を容易に指定することが可能となる。また、本実施形態に係る車載表示システム1A、表示設定変更方法は、センターディスプレイ20に対応するアイコン画像45bが指定された場合に、設定画像21をセンターディスプレイ20に表示する。これにより、運転者の簡単なジェスチャー操作に応じて、設定画像21をセンターディスプレイ20に容易に表示することができる。
【0039】
また、本実施形態に係る車載表示システム1A、表示設定変更方法は、指定された表示コンテンツ画像42aを中心にして、メーターディスプレイ40の位置から他のディスプレイが配置された各方向に各アイコン画像45a,45bを配置する。これにより、切替先のディスプレイを運転者が直感的に理解することができる。
【0040】
また、本実施形態に係る車載表示システム1A、表示設定変更方法は、センターディスプレイ20以外の他のディスプレイに対応するアイコン画像45が指定された場合に、表示コンテンツ画像42を、指定された他のディスプレイに表示する。これにより、表示画像を、切替先のディスプレイに容易に切り替えることができる。
【0041】
なお、上記第1実施形態では、画像表示部52Aは、ディスプレイの表示画像41を構成する表示コンテンツ画像42を、センターディスプレイ20に表示するが、これに限定されるものではない。画像表示部52Aは、例えば、メーターディスプレイ40の表示画像41をHUD30に表示してもよい。
【0042】
また、上記第1実施形態では、第1ジェスチャー操作A及び第2ジェスチャー操作Bは、いずれも運転者の手指60の人差し指が指定対象を指し示す動作であるが、これに限定されるものではない。例えば、第1ジェスチャー操作A及び第2ジェスチャー操作Bは、互いに異なる手指や動作を行うものであってもよい。また、異なるジェスチャー操作を組み合わせて連続させたものであってもよい。
【0043】
また、上記第1実施形態では、ジェスチャー操作に応じて、HUD30またはメーターディスプレイ40の表示コンテンツ画像42をセンターディスプレイ20に表示しているが、これに限定されるものではない。例えば、ジェスチャー操作に応じて、HUD30またはメーターディスプレイ40の表示コンテンツ画像42に対応するアプリケーションがセンターディスプレイ20に表示される構成であってもよい。
【0044】
[第2実施形態]
第2実施形態に係る車載表示システム1B、及び、表示設定変更方法は、ジェスチャー操作に応じて、HUD30、メーターディスプレイ40の表示画像の設定を行うための設定画像22をセンターディスプレイ20に表示する構成が上記第1実施形態とは異なる。以下では、上記第1実施形態と同様の構成要素には共通の符号を付すと共に、共通する構成、作用、効果については、重複する説明をできるだけ省略する(以下同様)。
【0045】
図6に示す車載表示システム1Bは、カメラ10と、センターディスプレイ20と、ヘッドアップディスプレイ(HUD)30と、メーターディスプレイ40と、表示制御部50Bとを含んで構成される。表示制御部50Bは、機能構成として、ジェスチャー検出部51Bと、画像表示部52Bと、表示設定変更部53Bとを含んで構成される。
【0046】
ジェスチャー検出部51Bは、第3ジェスチャー操作Cを検出する。第3ジェスチャー操作Cは、例えば、
図7に示すメーターディスプレイの表示画像41に対して、運転者の手指60を、人差し指だけ伸ばした状態で水平方向に左から右に移動させる動作である。ここで水平方向は、例えば、メーターディスプレイ40の長手方向である。
【0047】
画像表示部52Bは、HUD30またはメーターディスプレイ40の表示画像41の設定変更を行うための設定画像22をセンターディスプレイ20に表示する。言い換えると、本実施形態の画像表示部52Bは、第3ジェスチャー操作Cに応じて、表示画像41に対応する設定画像22をセンターディスプレイ20に表示する。設定画像22は、例えば、
図7に示すように、タッチパネル25上に表示画像43a、終了ボタン21aが選択可能に配置される。表示画像43bは、表示画像43aと表示態様が異なるものである。画像表示部52Bは、例えば、終了ボタン21aがタップされると、表示設定変更を終了し、表示態様の設定変更がなされた表示情報に基づく表示画像41bをメーターディスプレイ40に表示する。
【0048】
表示設定変更部53Bは、例えば、
図7に示す設定画像22において、表示画像43aにスワイプが行われると、当該スワイプの方向に合わせて、表示画像43aをタッチパネル25上で移動させる。また、表示設定変更部53Bは、終了ボタン21aがタップされると、表示設定変更を終了する。
【0049】
次に、車載表示システム1Bにおける表示設定変更処理の一例について
図8を参照して説明する。
【0050】
まず、ステップS11では、カメラ10は、運転者の手指の動きを撮影する。カメラ10は、撮影した動画を表示制御部50Bに出力する。
【0051】
次に、ステップS12では、ジェスチャー検出部51Bは、ジェスチャー操作の検出を行う。ジェスチャー検出部51Bは、カメラ10から受信した動画に基づいて、ディスプレイに対する第3ジェスチャー操作Cの検出を行う。
【0052】
次に、ステップS13では、表示設定変更部53Bは、表示画像41の表示設定変更を受け付ける。表示設定変更部53Bは、設定画像22が表示されたセンターディスプレイ20のタッチパネル25に対するタッチ操作に応じて、メーターディスプレイ40における表示情報に基づく表示態様の設定変更を受け付ける。
【0053】
次に、ステップS14では、表示設定変更部53Bは、表示設定変更が終了したか否かを判定する。表示設定変更部53Bは、例えば、設定画像22上の終了ボタン21aがタップされたか否かを判定する。終了ボタン21aがタップされた場合、表示設定変更を終了し、ステップS15に進む。
【0054】
ステップS15では、画像表示部52Bは、元のディスプレイへの切替を行い、本処理を終了する。画像表示部52Bは、例えば、表示態様の設定変更がなされた表示情報に基づく表示画像43をメーターディスプレイ40に表示して、本処理を終了する。
【0055】
以上で説明した車載表示システム1B、表示設定変更方法によれば、上記第1実施形態に係る車載表示システム1A、表示設定変更方法と同様の効果を得ることが可能となる。
【0056】
なお、上記第2実施形態では、表示設定変更の対象を表示画像としているが、これに限定されず、表示画像を構成する表示コンテンツ画像を対象としてもよい。
【0057】
上記第1及び第2実施形態では、カメラ10は一台であるが、これに限定されるものではなく、ディスプレイの数に応じて複数台あってもよいし、ディスプレイの数に関係なく、複数台あってもよい。また、カメラ10は、車室内のインストルメントパネル102の上部で、ステアリングホイール側に配置されるが、これに限定されるものではなく、各ディスプレイに対する運転者の手指の動きが撮像可能な位置であれば、車室内のどこに配置されていてもよい。
【0058】
また、上記第1及び第2実施形態では、車載表示システムが3つのディスプレイを備える構成について説明したが、これに限定されるものではなく、2つであっても、4つ以上であってよい。センターディスプレイ20は、例えば、運転に必ずしも必要でない情報を表示し、HUD30及びメーターディスプレイ40は、運転に必要な情報を表示する構成であってもよい。
【0059】
また、上記第1及び第2実施形態では、HUD30は、表示画像の投影対象が車両100のウインドシールド101であるが、これに限定されず、例えばコンバイナ等であってもよい。
【0060】
また、上記第1及び第2実施形態では、カメラ10は、有線により表示制御部50A,50Bに接続されているが、無線により接続されていてもよい。これにより、配線作業が不要となる。
【0061】
また、コンテンツ画像42を変更するジェスチャー操作はこれに限定されるものではない。例えば、コンテンツ画像42の変更を終了する場合は、運転者の手指60の人差し指がアイコン画像45b(45)を指し示す動作としたが、特定のジェスチャー操作を検知した場合に終了としてもよいし、そもそもアイコン画像45bを表示せずに、一定時間ジェスチャー操作が無い場合に終了としてもよい。