(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。尚、第2実施形態においては、第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材及び同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態と同じ符号を付すとともに説明を省略する。
【0010】
[第1実施形態]
本実施形態の電気接続箱1Aは、
図1に示すように、バスバ2Aと、接続箱本体3と、を備えるヒューズボックスである。電気接続箱1Aは、接続方向を高さ方向として全体が略直方体形状を有し、本実施形態では高さ方向をZ方向とし、水平面内において互いに直交する2方向をX方向およびY方向とする。
【0011】
バスバ2Aは、銅やアルミニウム等の導電性金属の板材によって構成され、
図2にも示すように、第1板部21と、第2板部22と、第1接続板23と、第2接続板24と、連結部25と、を一体に有する。
【0012】
第1板部21は、ZX平面に沿った平板状に形成され、Z方向の一端縁から複数の端子部211が突出している。第2板部22は、ZX平面に沿った平板状に形成され、Z方向の一端縁から複数の端子部221が突出している。第1板部21と第2板部22とは、Y方向において間隔をあけて並び、互いに平行に配置されている。
【0013】
第1接続板23は、ZX平面に沿った平板状に形成され、第3板部26を介して第1板部21に接続される。第3板部26は、YZ平面に沿った板状に形成されるとともに、第1板部21のX方向一方側端縁に連続し、第2板部22から離れる方向に向かって延びる。即ち、第1接続板23は、第1板部21を基準として第2板部22から離れた位置において平行に延びている。
【0014】
第1板部21と第3板部26と第1接続板23とが、第1バスバ部20Aを構成する。第1バスバ部20Aは、X方向の他方側から一方側にかけて、ZX平面に沿って延びた後(第1板部21)、第2板部22から離れるようにYZ平面に沿って延び(第3板部26)、さらにX方向一方側に向かってZX平面に沿って延びる(第1接続板23)。
【0015】
第1接続板23には、貫通孔231が形成されており、貫通孔231にボルトを挿通してナットと締結することにより、外部電線が第1接続板23に接続されるようになっている。即ち、貫通孔231が第1接続部として機能するようになっている。
【0016】
第2接続板24は、第2板部22がX方向一方側に延長されたものであって、端子部221と反対側に突出した凸状の第2接続部241を有する。第2板部22と第2接続板24とが、第2バスバ部20Bを構成する。
【0017】
連結部25は、XY平面に沿って延び、第1板部21の下端縁と第2板部22の下端縁とを連結する。これにより、第1板部21と第2板部22とが一体に形成されている。即ち、第1バスバ部20Aと第2バスバ部20Bとが一体化され、バスバ2Aは一部品により構成されている。バスバ2Aは、連結部25を有することにより、第1接続板23に外部電線が接続された際に、第1板部21と第2板部22との両方に電力が供給されるようになっている。尚、本実施形態では、連結部25は、第1板部21の一部と第2板部22の一部とを連結しているが、第1板部21の全体と第2板部2の全体とを連結してもよい。
【0018】
接続箱本体3は、絶縁性の合成樹脂によって略直方体に形成され、Z方向の上面が装着面となり、下面が閉塞面となる。即ち、接続箱本体3は、上面側に複数のヒューズ装着部を有するとともに、下面側が下ケース等によって覆われるようになっている。
【0019】
接続箱本体3の下面側には、第1溝部31と、第2溝部32と、第3溝部33と、第4溝部34と、第2電気接続凹部36と、が形成されている。接続箱本体3の上面側には、第1電気接続凹部35が形成されている。
【0020】
第1溝部31は、ZX平面に沿って延びる溝部であって、バスバ2の第1板部21が収容される。第2溝部32は、ZX平面に沿って延びる溝部であって、バスバ2の第2板部22が収容される。第3溝部33は、YZ平面に沿って延びる溝部であって、バスバ2の第3板部26が収容される。第4溝部34は、ZX平面に沿って延びる溝部であって、第1接続板23の基端部分(第3板部26側の部分)が収容される。
【0021】
第1電気接続凹部35は、第4溝部34の先端に連続するように形成されており、第3溝部33および第4溝部34を介して第1溝部31に連続している。第1電気接続凹部35には、第1接続板23のうち貫通孔231が形成された部分が収容される。これにより、第1接続板23に対して外部電線を接続した場合に、外部電線の先端に設けられた端子金具や固定用のボルトおよびナットが、第1電気接続凹部35に収容されるようになっている。
【0022】
第2電気接続凹部36は、第2溝部32のX方向一端側に連続し、第2接続板24が収容される。第2電気接続凹部36は、雌型のコネクタハウジングとして機能し、外部コネクタを構成する雄型のコネクタハウジングと嵌合可能となっている。
【0023】
第1溝部31に対して第2溝部32の反対側には立設壁311が形成されており、第2溝部32に対して第1溝部31の反対側には立設壁321が形成されている。接続箱本体3のうち第1溝部31と第2溝部32との間に位置する区画部37は、立設壁311、321よりも突出寸法が小さい。これにより、区画部37のZ方向下方領域が、第1溝部31および第2溝部32の下端部同士を連通させる連通部として機能し、連結部25が配置されるようになっている。
【0024】
接続箱本体3にバスバ2Aが収容されると、各ヒューズ装着部に各端子部211、221が配置される。これにより、ヒューズがヒューズ装着部に装着され、端子部211、221と電気的に接続される。
【0025】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、後述する第2実施形態のように第1板部21と第2板部22とが別体である場合と接続箱本体3を共通化することができる。
【0026】
[第2実施形態]
本実施形態の電気接続箱1Bは、
図3に示すように、バスバ2Bと、接続箱本体3と、を備えるヒューズボックスである。本実施形態においても、第1実施形態と同様に、電気接続箱1Bの高さ方向をZ方向とし、高さ方向に直交する平面内において互いに直交する2方向をX方向およびY方向とする。
【0027】
バスバ2Bは、第1板部21と第1接続板23と第3板部26とにより構成される第1バスバ部20Aと、第2板部22と第2接続板24とにより構成される第2バスバ部20Bと、が別体に構成されている。また、バスバ2Bは、第1実施形態のバスバ2Aとは異なり、連結部25を有していない。
【0028】
第1板部21は、下端縁(第1溝部31開口側の端縁、即ち連通部側の端縁)の一部が第2板部22側に折り返された折り返し部212を有する。第2板部22は、下端縁(第2溝部32開口側の端縁、即ち連通部側の端縁)の一部が第1板部21側に折り返された折り返し部222を有する。尚、折り返し部212、222のX方向寸法およびZ方向寸法は、電気接続箱1Bにおいてバスバ2Bが要求される電気的特性や熱的特性に応じて適宜に設定されればよい。
【0029】
尚、本実施形態におけるバスバ2Bは、第1実施形態のバスバ2Aを適宜に加工することで形成されればよい。即ち、バスバ2Aにおいて連結部25を切断するとともに、切断されて第1板部21および第2板部22のそれぞれに残った連結部25の一部を折り返すことにより、折り返し部212、222を形成すればよい。
【0030】
本実施形態においては、第1接続板23に対して外部電線が接続されるだけでなく、第2接続板24に対して外部コネクタの端子金具が接続される。即ち、第2電気接続凹部36に対して外部コネクタのコネクタハウジングが嵌合し、外部コネクタの端子金具と第2接続板24とが接触するようになっている。これにより、第1バスバ部20Aに対しては外部電線によって電力が供給され、第2バスバ部20Bに対しては外部コネクタによって電力が供給されるようになっている。
【0031】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、第1実施形態のように第1板部21と第2板部22とが別体である場合と接続箱本体3を共通化することができる。
【0032】
また、第1板部21および第2板部22に折り返し部212、222が形成されていることで、電気接続箱1Bにおいてバスバ2Bが要求される電気的特性や熱的特性を満足させやすい。また、要求される電気的特性や熱的特性が異なる場合であっても、折り返し部212、222の寸法を調節することで対応することができ、部品を共通化することができる。
【0033】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
【0034】
例えば、前記第2実施形態では、第1板部21が折り返し部211を有し、第2板部22が折り返し部22を有するものとしたが、一方の板部のみが折り返し部を有する構成としてもよいし、いずれの板部も折り返し部を有していない構成としてもよく、バスバが要求される電気的特性や熱的特性に応じて折り返し部を形成すればよい。
【0035】
また、前記実施形態では、電気接続箱1A、1Bがヒューズボックスであるものとしたが、電気接続箱は、導電性のバスバと絶縁性の接続箱本体とを備えるものであればよく、ジャンクションボックス等であってもよい。
【0036】
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。