(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ゴーグル型端末等のウェアラブル端末は高価であるため、喫茶店やレンタルビデオ店で貸し出すサービスが提供されている。ウェアラブル端末で視聴するコンテンツを選択させる場合、精算のための個人情報をウェアラブル端末で入力する必要があった。この場合、貸し出されるウェアラブル端末に個人情報が残ってしまうため、個人情報保護の観点での問題があった。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、視聴するコンテンツを選択する操作をウェアラブル端末で行うことなく、当該ウェアラブル端末でコンテンツを視聴できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様のウェアラブル端末は、コンテンツを視聴可能なウェアラブル端末であって、前記コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、前記コンテンツ取得部が取得した前記コンテンツを表示するコンテンツ表示部と、前記コンテンツを注文するための注文端末に表示される認証用画像を読み取る画像読取部と、認証用識別情報を記憶する記憶部と、前記画像読取部が読み取った前記認証用画像に基づいて、認証処理を実行する認証処理部と、前記認証用画像に前記認証用識別情報が含まれていることを条件に前記認証処理が成功した場合に、前記ウェアラブル端末での前記コンテンツの視聴を可能にする表示制御部と、を有する。
【0007】
前記認証用識別情報は、例えば、前記ウェアラブル端末を識別する端末識別情報を含む。前記端末識別情報は、例えば、前記ウェアラブル端末を貸し出している店舗又は貸出者を識別するための識別情報を含む。前記ウェアラブル端末は、例えばヘッドマウントディスプレイである。
【0008】
本発明の第2の態様の視聴管理システムは、コンテンツを注文するための注文端末と、前記注文端末により注文されたコンテンツを視聴可能なウェアラブル端末を備え、前記注文端末は、前記コンテンツを注文するための注文画面を表示する注文用表示部と、前記注文画面において前記コンテンツが注文された後に、前記ウェアラブル端末を利用した認証処理を行える状態に移行する注文管理部と、を有し、前記ウェアラブル端末は、前記コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、前記コンテンツ取得部が取得した前記コンテンツを表示するコンテンツ表示部と、前記注文端末が前記認証処理を行える状態に移行した後に前記認証処理を実行する認証処理部と、前記認証処理に成功したことを条件として、前記コンテンツ表示部への前記コンテンツの視聴を可能にする表示制御部と、を有する。
【0009】
前記注文管理部は、前記認証処理を行うための認証用画像を前記注文端末に表示させることにより、前記認証処理を行える状態に移行し、前記ウェアラブル端末は、前記認証用画像を読み取る画像読取部をさらに有し、前記認証処理部は、前記画像読取部が読み取った前記認証用画像に基づいて、前記認証処理を実行してもよい。
【0010】
前記注文管理部は、前記コンテンツが注文された後に、端末識別情報を含む前記認証用画像を前記注文端末に表示させてもよい。前記端末識別情報は、前記ウェアラブル端末を貸し出している店舗または貸出者を識別するための識別情報を含んでもよい。
【0011】
前記注文端末は、前記注文用表示部は、複数の店舗に対応する複数の注文画面から選択された、前記ウェアラブル端末を貸し出す店舗に対応する前記注文画面を表示し、前記注文管理部は、前記ウェアラブル端末を貸し出す店舗に対応する前記注文画面に、当該店舗を識別するための店舗識別情報を含む前記認証用画像を表示させてもよい。
【0012】
前記注文管理部は、前記認証処理を行うための認証情報の送信を開始することにより、前記認証処理を行える状態に移行し、前記ウェアラブル端末は、前記注文端末が送信する前記認証情報を受信する受信部をさらに有し、前記認証処理部は、前記受信部が受信した前記認証情報が所定の情報と一致しているか否かに基づいて前記認証処理を実行してもよい。
【0013】
視聴管理システムは、前記注文画面において前記コンテンツが注文されたことを示す注文情報を受信し、前記コンテンツを注文した客を識別するための客識別情報に関連付けて管理する販売管理システムをさらに備えてもよい。前記ウェアラブル端末は、例えばヘッドマウントディスプレイである。
【0014】
本発明の第3の態様のコンテンツ注文システムは、コンテンツの注文を管理するサーバと、コンテンツを視聴するウェアラブル端末と、を備えるコンテンツ注文システムであって、前記サーバは、コンテンツを注文する注文端末から、注文されたコンテンツを識別するコンテンツ識別情報を含む注文情報を取得する取得部と、前記注文端末に、前記注文情報に基づく認証用識別情報を含む認証用画像を表示させる指示を送信する送信部と、を有し、前記ウェアラブル端末は、前記コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、前記コンテンツ取得部が取得した前記コンテンツを表示するコンテンツ表示部と、前記注文端末が前記サーバからの指示を受けて表示する前記認証用画像を読み取る画像読取部と、前記認証用識別情報を記憶する記憶部と、前記画像読取部が読み取った前記認証用画像に基づいて、認証処理を実行する認証処理部と、前記認証用画像に前記認証用識別情報が含まれていることを条件に前記認証処理が成功した場合に、前記ウェアラブル端末での前記コンテンツの視聴を可能にする表示制御部と、を有する。
【0015】
前記認証用識別情報は、前記ウェアラブル端末を識別する端末識別情報を含み、前記送信部は、前記端末識別情報を含む前記認証用画像を前記注文端末に表示させる指示を送信してもよい。
【0016】
本発明の第4の態様の視聴管理方法は、コンテンツを視聴可能なウェアラブル端末で前記コンテンツを視聴させるための視聴管理方法であって、前記コンテンツを注文するための注文画面を注文端末に表示するステップと、前記注文画面において前記コンテンツが注文された後に、前記注文端末が前記ウェアラブル端末を利用した認証処理を行える状態に移行するステップと、前記注文端末が前記認証処理を行える状態に移行した後に前記ウェアラブル端末を利用して前記認証処理を実行するステップと、前記認証処理に成功したことを条件として、前記ウェアラブル端末での前記コンテンツの視聴を可能にするステップと、を有する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、視聴するコンテンツを選択する操作をウェアラブル端末で行うことなく、当該ウェアラブル端末でコンテンツを視聴できるという効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0019】
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態の視聴管理システムS1の概要を説明するための図である。視聴管理システムS1は、注文端末1と、販売管理装置2と、ウェアラブル端末3と、コンテンツサーバ4と、を備える。視聴管理システムS1は、漫画喫茶のように、各種のコンテンツを視聴又は閲覧(以下、「視聴又は閲覧」を「視聴」という)できる店舗において、コンテンツの視聴の可否を管理するためのシステムである。本実施の形態においては、コンテンツを視聴する客に個室が割り当てられて、客が個室に設置された注文端末1を操作することにより飲食物の注文やコンテンツを視聴する注文を行うという場合を例示するが、客がコンテンツを視聴する店舗の態様は任意である。
【0020】
注文端末1は、コンテンツを注文するための注文画面を表示する端末であり、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット又はスマートフォンである。客が店舗において所定の手続き(例えば会員証の提示)を行うと、コンテンツを視聴するためのウェアラブル端末3が客に貸し出される。また、客には個室が割り当てられて、客に割り当てられた個室に設置された注文端末1に注文画面が表示される状態になる(
図1における(1))。
【0021】
客が注文端末1において注文の操作を行うと、注文端末1は、注文内容を販売管理装置2に送信する。販売管理装置2は、注文端末1の注文画面においてコンテンツが注文されたことを示す注文情報を受信し、コンテンツを注文した客を識別するための客識別情報(以下、会員IDという)に関連付けて注文情報を記憶する。注文端末1及び販売管理装置2は、注文を管理するための注文管理システムP(例えばPOS(Point Of Sales)システム)として機能する。また、販売管理装置2及びウェアラブル端末3は、連動してコンテンツ注文システムとして機能する。
【0022】
販売管理装置2は、注文端末1から注文内容を受け付けると(
図1における(2))、注文端末1を使用している客の会員IDに関連付けて注文内容及び料金を記憶する。販売管理装置2は、注文内容及び料金を記憶すると、注文を受け付けたことを注文端末1に通知する。
【0023】
続いて、注文端末1は、外部のコンテンツサーバ4に対して、客が注文したコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報(以下、コンテンツIDという)、及びウェアラブル端末3を貸し出している店舗を識別するための店舗識別情報(以下、店舗IDという)を含むメッセージを送信することにより、ウェアラブル端末3でコンテンツを取得する際に用いる認証用画像を要求する(
図1における(3))。コンテンツサーバ4は、各種のコンテンツを記憶しているサーバである。認証用画像は、認証に用いられる情報が含まれている画像であり、例えばQRコード(登録商標)であり、以下の説明では認証用画像としてQRコードが用いられる場合を例示する。
【0024】
コンテンツサーバ4は、QRコードの要求を受けると、店舗ID、コンテンツID及びワンタイムキーを含むQRコードを注文端末1に提供する(
図1における(4))。
【0025】
注文端末1は、コンテンツサーバ4からQRコードを受信すると、ウェアラブル端末3がコンテンツの閲覧を許可された端末であるか否かを認証するために用いられる認証用画像としてのQRコードを表示する(
図1における(5))。
【0026】
ウェアラブル端末3は、映像や音楽等のコンテンツを視聴することができる端末であり、例えばゴーグル型のヘッドマウントディスプレイデバイス(HMD)である。客は、ウェアラブル端末3を認証用画像の前で静止させることで、ウェアラブル端末3にQRコードを読み取らせる(
図1における(6))。ウェアラブル端末3は、読み取ったQRコードに含まれている店舗ID、コンテンツID、ワンタイムキー、及び予め記憶されている認証キーワードを含むコンテンツ要求メッセージをコンテンツサーバ4に送信することにより認証処理を実行する(
図1における(7))。認証キーワードは、予めウェアラブル端末3の製造者又は店舗の店員が、所定の端末から店舗IDとパスワードを用いてコンテンツサーバ4にログインすることにより取得され、ウェアラブル端末3の記憶部に記憶されている。
【0027】
コンテンツサーバ4は、コンテンツ要求メッセージに含まれている店舗ID及び認証キーワードが正規のウェアラブル端末3であることを示しているか否かを確認する。また、コンテンツ要求メッセージに含まれているコンテンツIDが、店舗IDに対応する店舗に提供しているコンテンツIDか否かを確認する。さらに、コンテンツサーバ4は、コンテンツ要求メッセージに含まれているワンタイムキーが、注文端末1に提供したワンタイムキーであるか否かを確認する。コンテンツサーバ4は、これらの確認が全て完了すると、認証が正常に行われたと判定して、コンテンツ要求メッセージに含まれているコンテンツIDに対応するコンテンツの提供を開始する(
図1における(8))。コンテンツサーバ4は、例えばコンテンツをストリーミング配信し、ウェアラブル端末3は、受信したコンテンツを表示させる。
【0028】
以上のように、視聴管理システムS1においては、客が、コンテンツを視聴するために用いるウェアラブル端末3ではなく、注文端末1を操作することにより、視聴するコンテンツを選択して、コンテンツの視聴を開始することができる。したがって、客は、操作性が悪いウェアラブル端末3でコンテンツを選択したり注文したりすることなく、飲食物の注文にも用いられる注文端末1を用いて注文操作をすることにより、コンテンツの視聴が可能になり、客がストレスを感じることなくコンテンツを視聴できる。また、視聴管理システムS1においては、ウェアラブル端末3において会員ID等の個人情報を入力する必要がないので、店舗で貸し出されるウェアラブル端末3を用いてコンテンツを視聴可能にする場合に好適である。
以下、注文端末1及びウェアラブル端末3の詳細について説明する。
【0029】
[注文端末1の構成]
図2は、注文端末1の構成を示す図である。注文端末1は、通信部11と、操作部12と、表示部13と、記憶部14と、制御部15と、を有する。制御部15は、操作特定部151と、注文管理部152と、表示制御部153と、を有する。
【0030】
通信部11は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して販売管理装置2と通信するための通信インターフェースである。通信部11は、例えばLANコントローラを含む。通信部11は、販売管理装置2から受信した情報を注文管理部152に通知し、注文管理部152から受け取った情報を販売管理装置2に送信する。
【0031】
操作部12は、注文端末1を使用する客が操作をするためのデバイスであり、例えばマウス又はタッチパネルである。操作部12は、操作に応じた信号を操作特定部151に対して出力する。
【0032】
表示部13は、注文画面を表示するためのディスプレイである。表示部13は、コンテンツを注文するための注文画面を表示する。
記憶部14は、各種のデータを記憶するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部14は、制御部15が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部14は、予め登録された認証用画像を記憶する。
【0033】
制御部15は例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部14に記憶されたプログラムを実行することにより、操作特定部151、注文管理部152及び表示制御部153として機能する。
【0034】
操作特定部151は、操作部12から入力された操作に応じた信号に基づいて、客により行われた操作の内容を特定する。操作特定部151は、特定した操作内容を注文管理部152に通知する。
【0035】
注文管理部152は、客による注文を管理する。具体的には、注文管理部152は、操作特定部151から通知された操作内容に基づいて、客により行われた注文の内容を特定し、特定した注文の内容を販売管理装置2に通知する。また、注文管理部152は、表示制御部153を制御することにより、注文を受け付けるための注文画面を表示部13に表示させる。注文管理部152は、注文画面においてコンテンツが注文された後に、ウェアラブル端末3を利用した認証処理を行える状態に移行する。注文管理部152は、例えば、認証を行うための認証用画像を注文用表示部に表示させることにより、認証処理を行える状態に移行する。
【0036】
認証用画像は、例えばQRコードであり、認証用識別情報を含んでいる。認証用識別情報は、ウェアラブル端末3を識別する端末識別情報(以下、端末IDという)を含んでいる。端末IDは、店舗ID又はウェアラブル端末3の貸出者を識別するための貸出者識別情報(以下、貸出者IDという)を含んでいる。認証用識別情報は、ウェアラブル端末を貸し出している店舗においてウェアラブル端末3が使用される部屋を識別するための部屋識別情報(以下、部屋IDという)を含んでいてもよい。
【0037】
表示制御部153は、各種の注文を受け付けるための注文画面を表示部13に表示させる。
図3は、表示部13に表示される注文画面の例を示す図である。
【0038】
図3(a)は、注文端末1が表示する初期画面の一例である。初期画面には、注文可能な商品の種類を選択するための操作用画像が表示されている。
【0039】
図3(b)は、客が
図3(a)の初期画面において「コンテンツメニュー」を選択した後に表示される注文画面の一例である。注文画面には、客が選択可能な複数のコンテンツ名と、各コンテンツを視聴するための操作用画像が表示されている。
【0040】
図3(c)は、客が
図3(b)の注文画面において「AAAAA」というコンテンツを選択した後に表示される画面の一例である。
図3(c)に示すように、表示制御部153は、注文画面で視聴するコンテンツが選択された後に認証用画像を表示させる。
【0041】
なお、注文端末1は、注文端末1が設置されている店舗以外の店舗に対応する注文画面を表示してもよい。例えば、ウェアラブル端末3を貸し出す店舗がチェーン店であるような場合、注文端末1の表示部13は、複数の店舗それぞれに対応する注文画面を表示してもよい。この場合、表示部13は、複数の店舗に対応する複数の注文画面から客により選択された、ウェアラブル端末3を貸し出す店舗に対応する注文画面を表示する。注文管理部152は、表示制御部153を制御することにより、ウェアラブル端末3を貸し出す店舗に対応する注文画面に、当該店舗を識別するための店舗IDを含む認証用画像を表示させる。
【0042】
[ウェアラブル端末3の構成]
図4は、ウェアラブル端末3の構成を示す図である。ウェアラブル端末3は、通信部31と、操作部32と、表示部33と、撮像部34と、記憶部35と、制御部36と、を有する。制御部36は、画像読取部361と、操作検出部362と、認証処理部363と、コンテンツ取得部364と、表示制御部365と、を有する。
【0043】
通信部31から制御部36までの機能部のうち、操作部32を除く各部は、例えば、客の頭部に装着されるウェアラブル端末3の筐体に組み込まれたスマートフォン等の情報端末により実現される。操作部32は、ユーザの操作性を向上させるために、例えば筐体の側面に設けられている。
【0044】
通信部31は、コンテンツサーバ4との間で各種のデータを送受信するための通信インターフェースである。通信部31は、例えばインターネットに接続された無線ルーターにアクセスするための無線通信コントローラを含む。通信部31は、例えば、客が視聴するコンテンツを要求するメッセージをコンテンツサーバ4に送信し、コンテンツサーバ4からコンテンツを取得する。
【0045】
操作部32は、例えばタクトスイッチ又はタッチパネルを有しており、ユーザの操作を検出すると、所定の信号を操作検出部362に対して出力する。
表示部33は、コンテンツや各種の情報を表示するディスプレイであり、コンテンツ取得部364が取得したコンテンツを表示するコンテンツ表示部として機能する。表示部33は、客がウェアラブル端末3を装着した状態で客の両目の正面に位置するように設けられている。
【0046】
撮像部34は、例えばカメラであり、客がウェアラブル端末3を装着した状態で客の正面に位置する物品を撮像することにより撮像画像を生成する。撮像部34は、生成した撮像画像を画像読取部361及び表示制御部365に入力する。撮像部34が生成した撮像画像は、表示制御部365を介して表示部33に表示される。
【0047】
記憶部35は、ROM及びRAMを含む記憶媒体である。記憶部35は、制御部36が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部35は、予めコンテンツサーバ4から提供された認証キーワードを記憶している。
【0048】
また、記憶部35は、コンテンツサーバ4から送信されたコンテンツを一時的に記憶する。記憶部35は、例えばストリーミング配信されるコンテンツを記憶するために、所定の時間(例えば10秒)のコンテンツの量に対応するバッファエリアを有する。コンテンツ取得部364が取得したコンテンツを記憶部35が一時的に格納した後に表示制御部365に提供することで、ウェアラブル端末3とコンテンツサーバ4との間の通信状態が悪化した場合にも途切れることなく表示部33にコンテンツが表示される。
【0049】
制御部36は例えばCPUであり、記憶部35に記憶されたプログラムを実行することにより、画像読取部361、操作検出部362、認証処理部363、コンテンツ取得部364及び表示制御部365として機能する。
【0050】
画像読取部361は、コンテンツを注文するための注文端末に表示される認証用画像を読み取る。画像読取部361は、撮像部34から入力された撮像画像の少なくとも一部の領域を読み取り、読み取った撮像画像を認証処理部363に入力する。画像読取部361は、例えば撮像画像における中央付近の所定のエリア内の撮像画像を認証処理部363に入力する。
【0051】
操作検出部362は、操作部32において操作が行われたことを示す信号を取得することにより、操作の内容を検出する。操作検出部362は、例えば操作部32から入力された信号がハイレベルからロウレベルに変化したことにより、操作部32が有するタクトスイッチを押す操作が行われたことを特定する。操作検出部362は、検出した操作の内容を認証処理部363に通知する。
【0052】
認証処理部363は、注文端末1がウェアラブル端末3を利用した認証処理を行える状態に移行した後に認証処理を実行する。すなわち、認証処理部363は、注文端末1が表示した認証用画像を含む撮像画像を撮像部34が生成した後に認証処理を実行する。認証処理部363は、画像読取部361が読み取った認証用画像に基づいて認証処理を実行する。
【0053】
認証処理部363は、操作部32において所定の操作を検出された時点で画像読取部361から取得した撮像画像又は撮像画像内の認証用画像を含むコンテンツ要求メッセージをコンテンツサーバ4に送信し、コンテンツサーバ4が撮像画像又は認証用画像に認証用識別情報が含まれているか否かを判定した結果をコンテンツサーバ4から取得する。
【0054】
認証処理部363は、操作検出部362が、操作部32において行われた所定の操作を検出した時点で画像読取部361から取得した撮像画像内の認証用画像に、記憶部35に記憶された認証用識別情報が含まれているか否かを判定することにより認証処理を実行してもよい。この場合、認証処理部363は、画像読取部361が読み取った認証用画像に、記憶部35に記憶された認証用識別情報が含まれていることを条件に認証処理が成功したと判定する。認証処理部363は、記憶部35に記憶された認証用識別情報が撮像画像に含まれている場合に認証処理が成功したことをコンテンツ取得部364に通知することにより、コンテンツ取得部364がコンテンツを取得してもよい。
【0055】
コンテンツ取得部364は、通信部31を介してコンテンツサーバ4からコンテンツを取得する。コンテンツ取得部364は、認証処理部363における認証処理が成功したことを条件としてコンテンツサーバ4から送信されるコンテンツの取得を開始する。コンテンツ取得部364は、コンテンツサーバ4に対してコンテンツを要求するためのコンテンツ要求メッセージを送信することにより、コンテンツの取得を開始する。コンテンツ取得部364は、取得したコンテンツを表示制御部365に入力する。
【0056】
表示制御部365は、各種の情報や画像を表示部33に表示させる。表示制御部365は、コンテンツを表示させる前に、撮像部34から入力された撮像画像を表示部33に表示させる。表示制御部365は、撮像画像を表示させた後に、認証用画像に認証用識別情報が含まれていることを条件に認証処理が成功した場合に、ウェアラブル端末3でのコンテンツの視聴を可能にする。表示制御部365は、認証処理に成功した旨の通知を受けると、コンテンツを取得中であることを示す情報を表示させる。表示制御部365は、コンテンツ取得部364からコンテンツが入力されると、表示部33へのコンテンツの表示を開始する。
【0057】
図5は、認証処理部363が撮像画像に基づいて認証処理を実行する動作について説明するための図である。
図5は、ウェアラブル端末3を使用する客が、注文端末1に表示された認証用画像の付近を撮影することにより画像読取部361が生成した撮像画像を示している。
図5に示す破線の枠Fは、認証処理部363が認証処理に用いる画像のエリアを示しており、客が視認できるように表示部33に表示される。
【0058】
図5(a)においては、認証用画像の一部の領域が枠Fに含まれていない。この状態で操作部32が操作された場合、認証処理部363は認証用画像に認証用識別情報が含まれているかどうかを正しく判定できず、認証処理部363は認証処理が成功しなかったと判定する。一方、
図5(b)においては、認証用画像の全体が枠Fに含まれている。この状態で操作部32が操作された場合、認証処理部363は、認証用画像に認証用識別情報が含まれているかどうかを正しく判定できる。このように、認証処理部363が、撮像画像の一部の領域(枠F内の領域)の画像に基づいて認証処理を実行することで、認証処理に必要な時間を短縮することができる。
【0059】
図6は、視聴管理システムS1における処理シーケンスを示す図である。
図6は、客が店舗に入って受付を済ませて個室に入った時点から開始している。
【0060】
注文端末1は、客の受付が終了したという通知を販売管理装置2から受けると、
図3(a)に示したような注文画面を表示する(S1)。注文端末1は、注文画面において特定のコンテンツを視聴するための操作が行われると(S2)、注文要求を販売管理装置2に送信する。
【0061】
販売管理装置2は、注文要求を受けると決済処理を実行する(S3)。販売管理装置2は、この時点で、予め登録された客のクレジットカード番号を用いて決済処理を実行してもよく、決済処理として、客の会員番号に関連付けてコンテンツ視聴料金を記憶してもよい。販売管理装置2は、決済処理を実行すると、注文を承認したことを注文端末1に通知する。
【0062】
注文端末1は、注文を承認したという通知を販売管理装置2から受信すると、コンテンツサーバ4に対して、認証用画像を要求する。注文端末1は、コンテンツサーバ4から認証用画像の提供を受けると、提供された認証用画像を表示する(S4)。注文端末1に認証用画像が表示された状態で、ウェアラブル端末3を使用する客が認証用画像を撮影すると、ウェアラブル端末3は撮像画像を生成する(S5)。ウェアラブル端末3は、コンテンツサーバ4に対してコンテンツ要求メッセージを送信することにより認証処理を実行する(S6)。
【0063】
コンテンツサーバ4は、コンテンツ要求メッセージを受信すると、認証処理を実行し、認証に成功すると、コンテンツ要求メッセージにおいて指定されたコンテンツの提供を開始する。ウェアラブル端末3は、コンテンツを受信すると、コンテンツの表示を開始する。
【0064】
[視聴管理システムS1による効果]
以上説明したように、視聴管理システムS1においては、ウェアラブル端末3を使用する客が注文端末1において特定のコンテンツを注文する操作を行うと、注文端末1が、ウェアラブル端末3を利用した認証処理を実行するための認証用画像を表示する。ウェアラブル端末3は、客が撮影した認証用画像に予め記憶された認証用識別情報が含まれていると判定した場合にコンテンツを表示することを可能にし、コンテンツサーバ4から取得したコンテンツの表示を開始する。このようにすることで、客がウェアラブル端末3においてコンテンツを注文する操作をする必要がないので、コンテンツを注文するために必要な個人情報等がウェアラブル端末3に記憶されることなく、客がウェアラブル端末3においてコンテンツを視聴することが可能になる。
【0065】
<第2の実施形態>
図7は、第2の実施形態に係る視聴管理システムS2の構成を示す図である。視聴管理システムS2は、第1の実施形態の視聴管理システムS1における注文端末1の代わりに注文端末として機能する携帯端末5が認証用画像を表示する点で、視聴管理システムS1と異なる。また、視聴管理システムS1における販売管理装置2の代わりに、携帯端末5が決済サーバ6にアクセスして決済処理をする点でも視聴管理システムS1と異なる。携帯端末5は、ウェアラブル端末3を使ってコンテンツを視聴する客の携帯端末であり、例えばスマートフォンである。
【0066】
図8は、携帯端末5の構成を示す図である。携帯端末5は、通信部51と、操作部52と、表示部53と、記憶部54と、制御部55とを有する。通信部51、操作部52、表示部53、記憶部54及び制御部55は、それぞれ通信部11、操作部12、表示部13、記憶部14及び制御部15と同等の機能を有する。ただし、通信部51は、携帯電話網の基地局にアクセスするための無線通信インターフェースを有する点で通信部11と異なる。
【0067】
制御部55は、記憶部54に記憶されたプログラムを実行することにより、操作特定部551、注文管理部552及び表示制御部553として機能する。操作特定部551、注文管理部552及び表示制御部553は、それぞれ操作特定部151、注文管理部152及び表示制御部153に対応する。
【0068】
以下、
図7を参照しながら、視聴管理システムS2の動作について説明する。客が携帯端末5のブラウザを起動して、ウェアラブル端末3を貸し出す店舗のウェブサイトにアクセスすることで、携帯端末5は、
図3(a)に示した注文画面を表示する(
図7における(1))。客が、
図3(b)に示した画面においてコンテンツを選択すると、携帯端末5は決済サーバ6に対して決済処理を要求する。
【0069】
決済サーバ6は、決済処理の要求を受けると、コンテンツの料金を決済する(
図7における(2))。決済サーバ6は、例えば予め登録された客のクレジットカード番号に基づいて決済したり、携帯端末5の通信料金と加算するように決済したりする。決済サーバ6は、決済が完了すると、決済が完了したことを、携帯端末5、又は携帯端末5に対して
図3に示す画面のデータを提供しているサーバに通知する。
【0070】
携帯端末5は、決済サーバ6における決済が終了すると、ウェアラブル端末3を利用した認証処理を行える状態に移行して、認証用画像としてのQRコードを表示する(
図7における(3))。携帯端末5は、例えばコンテンツサーバ4から認証用画像を取得する。携帯端末5が表示する認証用画像は、第1の実施形態における注文端末1が表示する認証用画像と同等である。その後の動作は、第1の実施形態に係る視聴管理システムS1と同様であり、客がウェアラブル端末3により携帯端末5に表示されたQRコードを読み取ることで(
図7における(4))、認証処理が実行し、コンテンツサーバ4に対してコンテンツを要求する。コンテンツサーバ4は、認証に成功すると、コンテンツの提供を開始する(
図7における(6))。
【0071】
[視聴管理システムS2による効果]
以上説明したように、視聴管理システムS2においては、携帯端末5が認証用画像を表示するので、注文端末1が設置された店舗内以外の場所においても、ウェアラブル端末3に個人情報を残すことなくウェアラブル端末3でコンテンツの視聴を開始することが可能になる。視聴管理システムS2の構成は、例えばイベント会場のように、固定された注文端末1が設置されていない場所でウェアラブル端末3を貸し出す場合に好適である。
【0072】
<第3の実施形態>
図9は、第3の実施形態に係る視聴管理システムS3の構成を示す図である。視聴管理システムS3においては、視聴管理システムS2における携帯端末5が認証用画面を表示する代わりに、携帯端末5が認証用識別情報を無線により送信する。具体的には、注文管理部552は、認証処理を行うための認証情報の送信を開始することにより、認証処理を行える状態に移行する。認証用識別情報には、第1の実施形態の注文端末1が表示する認証用画像に含まれている情報と同等の情報が含まれている。すなわち、認証用識別情報には、店舗ID、部屋ID又は端末IDの少なくともいずれかが含まれている。
【0073】
ウェアラブル端末3は、注文端末として機能する携帯端末5が送信する認証用識別情報を受信する受信部(不図示)をさらに有する。認証処理部363は、受信部が受信した認証用識別情報が記憶部35に記憶されている認証用識別情報と一致している場合に、認証処理が成功したと判定する。
【0074】
携帯端末5が認証用識別情報を送信する手段は任意である。携帯端末5は、例えばBluetooth(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)、又はNFC(Near Field Communication)等の通信方式を用いて認証用識別情報を送信する。
【0075】
[視聴管理システムS3による効果]
以上説明したように、視聴管理システムS3においては、携帯端末5が認証用識別情報を送信する。このようにすることで、ウェアラブル端末3を使用するユーザがQRコードを読み取る動作をすることなくウェアラブル端末3でコンテンツの視聴をすることが可能になる。なお、視聴管理システムS3は、携帯端末5の代わりに、認証用識別情報を送信する機能を有する注文端末1を有していてもよい。
【0076】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。