(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【0003】
本発明は、従来技術の1つ又は複数の技術的課題を解決するための妨害回避の処理方法を提供する。
【0004】
本発明の第1態様は、妨害回避の処理方法を提供し、前記方法は、
睡眠リクエストに関連する第1リクエストメッセージを受信することと、
前記第1リクエストメッセージに含まれる第1時間情報に基づいて、検索命令を生成することと、
前記検索命令に応じて、前記第1時間情報により特定される制限時間帯を取得することと、
実行対象であるインタラクションタスクから前記制限時間帯にある少なくとも1つの第1タスクを取得することと、
前記第1タスクをクローズすることと、を含む。
【0005】
1つの実施形態において、前記睡眠リクエストメッセージを受信する前に、前記方法はさらに、対象ユーザの履歴データに基づいて、実行対象であるインタラクションタスクをセッティングすることを含み、
前記実行対象であるインタラクションタスクは、対象ユーザの習慣及び/又はスケジュールを含む。
【0006】
1つの実施形態において、前記検索命令に応じて、前記第1時間情報により特定される制限時間帯を取得することは、
前記第1時間情報を検索インデックスとして、夜間の時間帯情報において検索することと、
前記夜間の時間帯情報において第1時間情報を見つけた場合、前記第1時間情報を前記制限時間帯の初期時間タグとすることと、
前記夜間の時間帯情報の終了時間情報を前記制限時間帯の終了時間タグとすることと、
前記初期時間タグ及び前記終了時間タグに基づいて、前記制限時間帯を特定することと、を含む。
【0007】
1つの実施形態において、前記第1タスクをクローズした後、前記方法は、さらに、
端末のシステム時間を監視することと、
前記システム時間が第2時間情報に到達したとき、前記第2時間情報が前記制限時間帯にない場合、前記実行対象であるインタラクションタスクから前記第2時間情報に対応する第2タスクを取得することと、
前記第2タスクを実行することと、を含む。
【0008】
1つの実施形態において、前記第1タスクをクローズした後、前記方法は、さらに、
メッセージカプセル化フォーマット及びメッセージ内容を構成する少なくとも2つの要素を取得することと、
前記メッセージカプセル化フォーマット及び前記メッセージ内容に基づいて、第1応答メッセージを生成することと、
第1応答メッセージを送信することと、を含み、
前記少なくとも2つの要素は、時間フィールド及びクローズされた前記第1タスクの提示フィールドを含む。
【0009】
1つの実施形態において、前記第1タスクをクローズした後、前記方法は、さらに、
前記第1リクエストメッセージが所定期間内にN回発生した履歴記録に対応するトリガ時間を収集することと、
前記トリガ時間に基づいて睡眠意図に対する第3時間情報を取得することと、
前記第3時間情報に基づいて前記制限時間帯を更新することと、を含み、
前記Nは1よりも大きい正の整数であり、前記第3時間情報は、時点又は時間帯情報を含む。
【0010】
1つの実施形態において、前記方法は、さらに、
前記第3時間情報に基づいて、睡眠関連モードに移行するか否かを問い合わせる第2リクエストメッセージをトリガし、前記第2リクエストメッセージを送信することと、
第2応答メッセージを受信することと、
更新された制限時間帯に基づいて、実行対象であるインタラクションタスク内の第3タスクをクローズすることと、を含み、
前記第2応答メッセージには、睡眠関連モードへの移行についての肯定的な回答が含まれる。
【0011】
本発明の第2態様は、妨害回避の処理装置を提供し、前記装置は、
睡眠リクエストに関連する第1リクエストメッセージを受信するように構成される第1受信ユニットと、
前記第1リクエストメッセージに含まれる第1時間情報に基づいて、検索命令を生成するよう構成される命令生成ユニットと、
前記検索命令に応じて、前記第1時間情報により特定される制限時間帯を取得するように構成される応答ユニットと、
実行対象であるインタラクションタスクから、前記制限時間帯にある少なくとも1つの第1タスクを取得するように構成される第1タスク取得ユニットと、
前記第1タスクをクローズするように構成される第1タスククローズユニットとと、を含む。
【0012】
1つの実施形態において、前記装置は、さらに、セッティングユニットを含み、
前記セッティングユニットは、対象ユーザの履歴データ基づいて、実行する対象であるインタラクションタスクをセッティングすることに用いられ、
前記実行対象であるインタラクションタスクは、対象ユーザの習慣及び/又はスケジュールを含む。
【0013】
1つの実施形態において、前記応答ユニットは、さらに、
前記第1時間情報を検索インデックスとし、夜間の時間帯情報において検索を行い、
前記夜間の時間帯情報において前記第1時間情報を見つけた場合、前記第1時間情報を前記制限時間帯の初期時間タグとし、
前記夜間の時間帯情報の終了時間情報を前記制限時間帯の終了時間タグとし、
前記初期時間タグ及び前記終了時間タグに基づいて、前記制限時間帯を特定するように構成される。
【0014】
1つの実施形態において、前記装置は、さらに、
端末のシステム時間を監視するように構成される監視ユニットと、
前記システム時間が第2時間情報に到達したとき、前記第2時間情報が前記制限時間帯にない場合、前記実行対象であるインタラクションタスクから前記第2時間情報に対応する第2タスクを取得するように構成される第2タスク取得ユニットと、
前記第2タスクを実行するように構成されるタスク実行ユニットと、を含む。
【0015】
1つの実施形態において、前記装置は、さらに、
メッセージカプセル化フォーマット及びメッセージ内容を構成する少なくとも2つの要素を取得するように構成されるカプセル化ユニットと、
前記メッセージカプセル化フォーマット及び前記メッセージ内容に基づいて、第1応答メッセージを生成するように構成されるメッセージ生成ユニットと、
第1応答メッセージを送信するように構成される第1メッセージ送信ユニットと、を含み、
前記少なくとも2つの要素は、時間フィールド及びクローズされた前記第1タスクの提示フィールドを含む。
【0016】
1つの実施形態において、前記装置は、さらに、
前記第1リクエストメッセージが所定期間内にN回発生した履歴記録に対応するトリガ時間を収集するように構成される収集ユニットと、
前記トリガ時間に基づいて睡眠意図に対する第3時間情報を取得するように構成される睡眠意図取得ユニットと、
前記第3時間情報に基づいて前記制限時間帯を更新するように構成される更新ユニットと、を含み、
前記Nは1よりも大きい正の整数であり、前記第3時間情報は、時点又は時間帯情報を含む。
【0017】
1つの実施形態において、前記装置は、さらに、
前記第3時間情報に基づいて、睡眠関連モードに移行するか否かを問い合わせる第2リクエストメッセージをトリガし、前記第2リクエストメッセージを送信するように構成される第2メッセージ送信ユニットと、
第2応答メッセージを受信するように構成される第2受信ユニットと、
更新された制限時間帯に基づいて、実行対象であるインタラクションタスク内の第3タスクをクローズするように構成される第2タスククローズユニットと、を含み、
前記第2応答メッセージには、睡眠関連モードへの移行についての肯定的な回答が含まれる。
【0018】
本発明の第3態様は、妨害回避の処理装置を提供する。当該装置の機能は、ハードウェアによって実現されてもよく、又はハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
【0019】
1つの可能な実施形態では、前記装置は、プロセッサ及びメモリを備え、メモリは、装置が上記のいずれかの妨害回避の処理方法を実行することをサポートするプログラムを記憶しており、プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムを実行するように構成される。前記装置は、他のデバイス又は通信ネットワークと通信するための通信インターフェースも含むことができる。
【0020】
本発明の第4態様は、上記いずれかの妨害回避の処理方法を実行するプログラムを有する妨害回避の処理装置用のコンピュータソフトウェア命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0021】
上記の技術案のうちの少なくとも1つは、以下の特徴または利点を有する。
本発明の実施形態において、スマート端末(又はクラウドプラットフォーム)が睡眠リクエストに関連する第1リクエストメッセージを受信し、前記第1リクエストメッセージに含まれる第1時間情報に基づいて、検索命令を生成し、前記検索命令に応じて、前記第1時間情報により特定される制限時間帯を取得し、実行対象であるインタラクションタスクから前記制限時間帯にある少なくとも1つの第1タスクを取得し、前記第1タスクをクローズする。本発明の実施形態によれば、ユーザが睡眠リクエストに関連する第1リクエストメッセージ(例えば、睡眠リクエスト)をトリガした後、対応的に制限時間帯内の対象タスク(例えば、制限期間内の少なくとも1つの第1タスク)をクローズすることができる。ユーザが予め設定した対象タスクをクローズすることができるため、ユーザを妨害してしまう問題を回避できる上に、ユーザの睡眠リクエストがインタラクションにより効率的に実行されることで有効なインタラクションとなり、インタラクションの処理効率を向上させることができる。
【0022】
上記の略述は、単に説明のために過ぎず、いかなる限定をも目的としない。上記に記載されている例示的な様態、実施形態、及び特徴以外に、図面及び下記の詳細説明を参照することによって、本発明のさらなる様態、実施形態、及び特徴の理解を促す。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図面において特に規定されない限り、複数の図面において同様の図面符号は、同様又は類似的な部材又はエレメントを示す。これらの図面は必ずしも実際の比例に従って製図されたものではない。これらの図面は本発明に基づいて開示された幾つかの実施形態を描いたものに過ぎず、本発明の範囲に対する制限としてはならないことを理解すべきである。
【0025】
下記において、幾つかの例示的実施形態を簡単に説明する。当業者が把握出来るよう、本発明の主旨又は範囲を逸脱しない限り、様々な方式により説明された実施形態に変更可能である。従って、図面と説明は制限を加えるものでなく、本質的には例示的なものである。
【0026】
従来技術において、夜間にユーザが、例えば、「私は寝る」という睡眠リクエストをスマートデバイス(あるいはスマート端末)に出した後、依然としてユーザが睡眠リクエストを出す前に設定した定時タスクを実行した場合、明確にユーザを妨害することになり、ユーザを精神的に参らせてしまう。このような妨害は無効なインタラクション(ユーザの睡眠リクエストはインタラクションによって効率的に実行されていない)であるため、インタラクションの処理効率を低下させてしまう。上記のスマートデバイスは、携帯電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、及びスマートスピーカーなどであってもよい。例えば、スマートスピーカーを例としたとき、ユーザが精神的に参った場合、スマートスピーカーに直接削除リクエストを出す可能性がある。そのため、夜間において、ユーザとスマートデバイス(またはスマート端末)間の情報インタラクションの改善処理をする必要がある。具体的には、情報インタラクションに対して妨害回避の処理を行う。
【0027】
図1は本発明の実施形態における妨害回避の処理方法のフローチャートである。
図1に示すように、当該フローチャートは、下記のステップ101〜ステップ105を含む。
【0028】
ステップ101において、睡眠リクエストに関連する第1リクエストメッセージを受信する。ここで、睡眠リクエストとは、ユーザーが睡眠に入ることを通知することを意味する。
一例として、スマートスピーカーを例としたとき、ユーザが睡眠リクエストを表明した後、スマートスピーカーは、当該第1リクエストメッセージ(例えば「お休み」のような睡眠リクエスト)を受信し、次のステップ101〜ステップ105の処理を通じて、ユーザを起こさないよう、この夜にユーザが設定した習慣が実行されないようにする。このステップ101〜ステップ105は、スマートデバイス(あるいはスマート端末)側、例えばスマートスピーカー側で処理してもよいし、クラウドプラットフォーム、例えばサーバーのクラスタにより構成されるクラウドプラットフォーム側で処理してもよい。このような処理がスマートスピーカーの処理能力やリソースを多く消耗しない場合、スマートスピーカー側で行わればよい。これにより、当該リクエストを処理するようにクラウドプラットフォームにフィードバックし、クラウドプラットフォームからのフィードバック結果を待ってからタスクをクローズする必要がないため、処理効率が向上するという利点がある。一方、このような処理がスマートスピーカー側で行われる場合、スマートスピーカーは、ただ睡眠リクエストを受け付け、当該睡眠リクエストをクラウドプラットフォームに転送し、クラウドプラットフォームから送信されるフィードバック結果を受信し、タスククローズの動作を実行するだけでよいため、スマートスピーカーの消費電力を低減し、省電力化を図ることができる。
一例として、当該第1リクエストメッセージは、睡眠リクエスト「お休み」に限定されなく、ユーザの言葉が曖昧である可能性があるため、この場合、「私は寝る」という明確な睡眠リクエストでなくとも、例えば、ユーザが言う「じゃあまた、スマートスピーカー」、「また明日、スマートスピーカー」、「眠くなった、スマートスピーカー」、又はシャットダウンなどの睡眠リクエストに関連する表現は、全て本発明の保護範囲内にある。
【0029】
ステップ102において、前記第1リクエストメッセージに含まれる第1時間情報に基づいて、検索命令を生成する。ここで、第1時間情報とは、ユーザの睡眠リクエストに対応する時間を意味し例えば、ユーザの睡眠を開始する時間やユーザの睡眠リクエストが生成された時間などである。
一例として、スマートスピーカーを例としたとき、スマートスピーカーはユーザからの睡眠リクエストである「お休み」を受信し、睡眠リクエストに第1時間情報を伴い、例えば、夜20:30に出されたこの睡眠リクエストは、当該第1時間情報に基づいて夜20:30以降の定時タスクをクローズする必要があるように、対応する検索命令を生成し対応する定時タスクを取得する。
【0030】
ステップ103において、前記検索命令に応じて、前記第1時間情報により特定される制限時間帯を取得する。
一例として、スマートスピーカーを例としたとき、スマートスピーカーは検索命令に応じて、検索命令に伴う第1時間情報及び検索需要に基づいて当該時間に対応する制限時間帯を検索し、対応する定時タスクを取得する。例えば、夜20:30に出された当該睡眠リクエストは、当該第1時間情報に基づいて夜20:30以降の定時タスクをクローズする必要がある。
【0031】
ステップ104において、実行対象であるインタラクションタスクから前記制限時間帯にある少なくとも1つの第1タスクを取得する。
一例として、実行対象であるインタラクションタスクは、睡眠リクエストメッセージを受信する前にユーザが予め設定したタスクであってもよい。この実行対象であるインタラクションタスクは、対象ユーザの履歴データに基づいてセッティングされてもよい。前記実行対象であるインタラクションタスクは、対象ユーザの習慣及び/又はスケジュール(例えば、子供のスケジュール)を含む。スマートスピーカーを例としたとき、検索命令に含まれる第1時間情報及び検索命令に基づき、当該時間に対応する制限時間帯を検索し、制限時間帯にある少なくとも1つ第1タスクをクローズする。例えば、夜20:30に出された睡眠リクエストの場合、当該第1時間情報に基づいて、夜20:30以降の定時タスクをクローズする必要があり、例えば、夜21:00に英語を聴く又は本を読むというタスクをクローズする。
【0032】
ステップ105において、前記第1タスクをクローズする。
本発明の実施形態によって、ユーザが睡眠リクエストに関連する第1リクエストメッセージ(例えば、睡眠リクエスト)をトリガした後、対応的に制限時間帯にある対象タスク(例えば、前記制限時間帯内の少なくとも1つの第1タスク)をクローズすることができる。ユーザが予め設定した対象タスクをクローズすることができるため、ユーザを妨害してしまう問題を回避できる上に、ユーザの睡眠リクエストがインタラクションにより効率的に実行されることで有効なインタラクションとなり、インタラクションの処理効率を向上させることができる。
【0033】
図2は本発明の実施形態における妨害回避の処理方法のフローチャートである。
図2に示すように、下記のステップ201〜ステップ206を含む。
【0034】
ステップ201において、睡眠リクエストに関連する第1リクエストメッセージを受信する。
一例として、スマートスピーカーを例としたとき、ユーザが睡眠リクエストを表明した後、スマートスピーカーは、当該第1リクエストメッセージ(例えば「お休み」のような睡眠リクエスト)を受信し、次のステップ201〜ステップ206の処理を通じて、ユーザを起こさないよう、この夜にユーザが設定した習慣が実行されないようにする。このステップ201〜ステップ206は、スマートデバイス(あるいはスマート端末)側、例えばスマートスピーカー側で処理してもよいし、クラウドプラットフォーム、例えばサーバーのクラスタにより構成されるクラウドプラットフォーム側で処理してもよい。このような処理がスマートスピーカーの処理能力やリソースを多く消耗しない場合、スマートスピーカー側で行わればよい。これにより、当該リクエストを処理するようにクラウドプラットフォームにフィードバックし、クラウドプラットフォームからのフィードバック結果を待ってからタスクをクローズする必要がないため、処理効率が向上するという利点がある。一方、このような処理がスマートスピーカー側で行われる場合、スマートスピーカーは、ただ睡眠リクエストを受け付け、当該睡眠リクエストをクラウドプラットフォームに転送し、クラウドプラットフォームから送信されるフィードバック結果を受信し、タスククローズの動作を実行するだけでよいため、スマートスピーカーの消費電力を低減し、省電力化を図ることができる。
一例として、当該第1リクエストメッセージは、睡眠リクエスト「お休み」に限定されなく、ユーザの言葉が曖昧である可能性があるため、この場合、「私は寝る」という明確な睡眠リクエストでなくとも、例えば、ユーザが言う「じゃあまた、スマートスピーカー」、「また明日、スマートスピーカー」、「眠くなった、スマートスピーカー」、又はシャットダウンなどの睡眠リクエストに関連する表現は、全て本発明の保護範囲内にある。
【0035】
ステップ202において、前記第1リクエストメッセージに含まれる第1時間情報に基づいて、検索命令を生成する。
一例として、スマートスピーカーを例としたとき、スマートスピーカーはユーザからの睡眠リクエストである「お休み」を受信し、睡眠リクエストに第1時間情報を伴い、例えば、夜20:30に出されたこの睡眠リクエストは、第1時間情報に基づいて夜20:30以降の定時タスクをクローズする必要があるよう、対応する検索命令を生成し、対応する定時タスクを取得する。
【0036】
ステップ203において、前記検索命令に応じて、前記第1時間情報を検索インデックスとして、夜間の時間帯情報において検索し、前記夜間の時間帯情報において第1時間情報を見つけた場合、前記第1時間情報を前記制限時間帯の初期時間タグとし、前記夜間の時間帯情報の終了時間情報を前記制限時間帯の終了時間タグとする。
ステップ204において、前記初期時間タグ及び前記終了時間タグに基づいて、対応する第1時間情報の制限時間帯を決定する。
一例として、スマートスピーカーを例としたとき、スマートスピーカーは、前記初期時間タグ及び前記終了時間タグに基づいて、対応する第1時間情報の制限時間帯を決定する。例えば、夜20:30に出された睡眠リクエストの場合、第1時間情報に基づき夜間の時間帯情報内の初期時間タグ及び終了時間情報を検索し、初期時間タグ及び終了時間タグに基づき第1時間情報に対応する制限時間帯を特定する。夜20:30以降の定時タスクをクローズするよう、当該時間に対応する制限時間帯を検索する。例えば、夜20:30−21:00に定時タスクがあり、21:00−22:00に定時タスクがある場合、対応する定時タスクを取得する。
【0037】
ステップ205において、実行対象であるインタラクションタスクから前記制限時間帯にある少なくとも1つの第1タスクを取得する。
一例として、実行対象であるインタラクションタスクは、睡眠リクエストメッセージを受信する前にユーザが予め設定したタスクであってもよい。この実行対象であるインタラクションタスクは、対象ユーザの履歴データに基づいてセッティングされてもよい。前記実行対象であるインタラクションタスクは、対象ユーザの習慣及び/又はスケジュール(例えば、子供のスケジュール)を含む。スマートスピーカーを例としたとき、検索命令に含まれる第1時間情報及び検索命令に基づき、当該時間に対応する制限時間帯を検索し、制限時間帯にある少なくとも1つ第1タスクをクローズする。例えば、夜20:30に出された睡眠リクエストの場合、当該第1時間情報に基づいて、夜20:30以降の定時タスクをクローズする必要があり、当例えば、夜21:00に英語を聴く又は本を読むというタスクをクローズする。
【0038】
ステップ206において、前記第1タスクをクローズする。
本発明の実施形態によって、ユーザが睡眠リクエストに関連する第1リクエストメッセージ(例えば、睡眠リクエスト)をトリガした後、対応的に制限時間帯にある対象タスク(例えば、前記制限時間帯内の少なくとも1つの第1タスク)をクローズすることができる。ユーザが予め設定した対象タスクをクローズすることができるため、ユーザを妨害してしまう問題を回避できる上に、ユーザの睡眠リクエストがインタラクションにより効率的に実行されることで有効なインタラクションとなり、インタラクションの処理効率を向上させることができる。
【0039】
図3は本発明の実施形態における妨害回避の処理方法のフローチャートである。
図3に示すように、下記のステップ301〜ステップ307を含む。
【0040】
ステップ301において、睡眠リクエストに関連する第1リクエストメッセージを受信する。
一例として、スマートスピーカーを例としたとき、ユーザが睡眠リクエストを表明した後、スマートスピーカーは、当該第1リクエストメッセージ(例えば「お休み」のような睡眠リクエスト)を受信し、次のステップ301〜ステップ307の処理を通じて、ユーザを起こさないよう、この夜にユーザが設定した習慣が実行されないようにする。このステップ301〜ステップ307は、スマートデバイス(あるいはスマート端末)側、例えばスマートスピーカー側で処理してもよいし、クラウドプラットフォーム、例えばサーバーのクラスタにより構成されるクラウドプラットフォーム側で処理してもよい。このような処理がスマートスピーカーの処理能力やリソースを多く消耗しない場合、スマートスピーカー側で行わればよい。これにより、当該リクエストを処理するようにクラウドプラットフォームにフィードバックし、クラウドプラットフォームからのフィードバック結果を待ってからタスクをクローズする必要がないため、処理効率が向上するという利点がある。一方、このような処理がスマートスピーカー側で行われる場合、スマートスピーカーは、ただ睡眠リクエストを受け付け、当該睡眠リクエストをクラウドプラットフォームに転送し、クラウドプラットフォームから送信されるフィードバック結果を受信し、タスククローズの動作を実行するだけでよいため、スマートスピーカーの消費電力を低減し、省電力化を図ることができる。
一例として、当該第1リクエストメッセージは、睡眠リクエスト「お休み」に限定されなく、ユーザの言葉が曖昧である可能性があるため、この場合、「私は寝る」という明確な睡眠リクエストでなくとも、例えば、ユーザが言う「じゃあまた、スマートスピーカー」、「また明日、スマートスピーカー」、「眠くなった、スマートスピーカー」、又はシャットダウンなどの睡眠リクエストに関連する表現は、全て本発明の保護範囲内にある。
【0041】
ステップ302において、前記第1リクエストメッセージに含まれる第1時間情報に基づいて、検索命令を生成する。
一例として、スマートスピーカーを例としたとき、スマートスピーカーはユーザからの睡眠リクエストである「お休み」を受信し、睡眠リクエストに第1時間情報を伴い、例えば、夜20:30に出されたこの睡眠リクエストは、第1時間情報に基づいて夜20:30以降の定時タスクをクローズする必要があるよう、対応する検索命令を生成し、対応する定時タスクを取得する。
【0042】
ステップ303において、前記検索命令に応じて、前記第1時間情報により特定される制限時間帯を取得する。
一例として、スマートスピーカーを例としたとき、スマートスピーカーは検索命令に応じて、検索命令に伴う第1時間情報及び検索需要に基づいて当該時間に対応する制限時間帯を検索し、対応する定時タスクを取得する。例えば、夜20:30に出された当該睡眠リクエストは、当該第1時間情報に基づいて夜20:30以降の定時タスクをクローズする必要がある。
【0043】
ステップ304において、実行対象であるインタラクションタスクから前記制限時間帯にある少なくとも1つの第1タスクを取得する。
一例として、実行対象であるインタラクションタスクは、睡眠リクエストメッセージを受信する前にユーザが予め設定したタスクであってもよい。この実行対象であるインタラクションタスクは、対象ユーザの履歴データに基づいてセッティングされてもよい。前記実行対象であるインタラクションタスクは、対象ユーザの習慣及び/又はスケジュール(例えば、子供のスケジュール)を含む。スマートスピーカーを例としたとき、検索命令に含まれる第1時間情報及び検索命令に基づき、当該時間に対応する制限時間帯を検索し、制限時間帯にある少なくとも1つ第1タスクをクローズする。例えば、夜20:30に出された睡眠リクエストの場合、当該第1時間情報に基づいて、夜20:30以降の定時タスクをクローズする必要があり、当例えば、夜21:00に英語を聴く又は本を読むというタスクをクローズする。
【0044】
ステップ305において、前記第1タスクをクローズする。
【0045】
ステップ306において、端末のシステム時間を監視する。
【0046】
ステップ307において、前記システム時間が第2時間情報に到達し、前記第2時間情報が前記制限時間帯にない場合、前記実行するインタラクションタスクから前記第2時間情報に対応する第2タスクを取得し、前記第2タスクを実行する。
【0047】
本発明の実施形態によって、第2時間情報は、例えば、睡眠に影響を与えない時間帯である朝5時半を超える非制限時間帯に存在し、ユーザが早の目覚ましサービス(例えば、アラームサービス)を設定して起きる場合、アラームタスクをオンにし、アラームサービスに対応する時間(朝5時半)から、新しい1日のタスク実行を再開する必要がある。
【0048】
図4は本発明の実施形態におけるメッセージカプセル化の模式図であり、前記第1タスクをクローズした後、前記方法は、さらに、メッセージカプセル化フォーマット及びメッセージ内容を構成する少なくとも2つの要素を取得し、例えば、
図4に示すメッセージヘッダー11及びメッセージボディ12を取得する。メッセージヘッダー11は、受信側(又は対象ユーザ)のタグを含み、即ち、カプセル化された当該第1応答メッセージをどちらの受信側(又は対象ユーザ)に送信するかを示し、メッセージボディ12は、前記少なくとも2つの要素を含み、前記少なくとも2つの要素は、時間フィールド及びクローズされた前記第1タスクの提示フィールドを含む。前記メッセージカプセル化フォーマット及び前記メッセージ内容に基づいて、第1応答メッセージを生成し、第1応答メッセージを送信する。
一例では、インタラクション操作として、具体的には、ユーザへフィードバック内容を返すことである。制限時間帯において、睡眠意図に対し、その時間帯に習慣及び/又はスケジュールがあるか否かを検出し、習慣及び/又はスケジュールがあればその日は実行しない。すなわち、現在クローズする必要がある習慣及び/又はスケジュールがあれば、「今夜の習慣及び/又はスケジュールをクローズしました」と通知する。例えば、ユーザが「お休み」という睡眠リクエストを出し、スマートスピーカーは「お休みなさい、今夜の習慣及び/又はスケジュールはクローズしました。これから音楽/就寝前に読む物語を聞きながら寝て下さい。30分後に自動的に閉じます」とフィードバックする。
【0049】
1つの実施形態において、前記第1タスクをクローズした後、前記方法は、さらに、前記第1リクエストメッセージの所定期間内にN回発生したの履歴記録に対応するトリガ時間を収集し、前記Nは1よりも大きい正の整数であり、前記トリガ時間に基づいて睡眠意図に対する第3時間情報を取得し、前記第3時間情報は、第1リクエストメッセージが頻発する時点又は時間帯情報を含み、前記第3時間情報に基づいて前記制限時間帯を更新することを含む。
【0050】
本発明の実施形態によれば、就寝への案内や睡眠意図の事前認識を試み、制限時間帯を更新することができる。例えば、ユーザが設定した睡眠アラームは22:00であるが、最近は21:00頃に睡眠リクエストを出すため、過去の一定期間のインタラクション履歴から睡眠意図を認識することができる。この場合、ユーザが睡眠リクエストを出す前に、21:00前後の一定時間( 5〜10分)にユーザに提示することにより、ユーザ体験を向上させることができる。
【0051】
1つの実施形態において、前記方法は、さらに、前記第3時間情報に基づいて、睡眠関連モードに移行するか否かを問い合わせる第2リクエストメッセージをトリガし、前記第2リクエストメッセージを送信することと、
睡眠関連モードの移行に肯定的な回答が含まれる第2応答メッセージを受信することと、
更新された制限時間帯に基づいて、実行対象であるインタラクションタスク内の第3タスクをクローズすることと、を含む。
例えば、睡眠への案内シーンにおいて、ユーザが「パワーオフ」と言い、スマートスピーカーは「了解しました、お邪魔しないように明日5時までの習慣を全てクローズしました。リラックスのための、寝る前のホワイトノイズ/物語/エモーショナルなラジオ/音声ブック〉を用意しておりますが、試しますか?」とフィードバックし、ユーザが「OK」と言うと、スマートスピーカーは「了解しました、それでは、15分間ホワイトノイズを放送します。おやすみなさい」とフィードバックする。これにより、スマートスピーカーがユーザから肯定的な回答を得た場合、例えば、「それがいいね」、「15分後にオフして」または「夜20:30にパワーオフを言って」等である場合、ユーザからのフィードバックを収集し、その後インタラクションポリシーを改善しやすいようにし、例えば、ユーザが本発明の実施形態の睡眠動作に入るように案内してもよい。スマートスピーカーがユーザから否定的な回答を得た場合も、当該のフィードバックを収集し、その後のインタラクション策略を改善するための基準とする。
【0052】
本発明の実施形態によれば、インタラクションタスク策略を改善することにより、睡眠リクエストがトリガされた後、ユーザの睡眠意図を能動的に学習して把握することで、対応的に睡眠リクエスト時間に関する制限時間内に対象タスクをクローズする。このような能動的学習は、ユーザを邪魔しない一方で、ユーザからこのような機能を設定したり、強制的に関連機能をクローズしたりする必要もない(ユーザの操作が導入されると、インタラクション回数が増加し、ユーザの体験が悪くなり、効率が低下し、さらに製品に対するユーザの満足度が低下する)ので、インタラクション回数が減少し、インタラクションの処理効率が向上する。
【0053】
図5は、本発明の実施形態に係る夜間の睡眠傾向を示す時間帯の模式図であり、
図5に示すように、ユーザから「お休み」と言った時間分布の傾向、特に、夜20:00以降に「お休み」と言う傾向が顕著に上昇していることが分かる。
図6は、本発明の実施形態に係るアラームの鳴る傾向を示す時間帯の模式図であり、
図6に示すように、ユーザが設定した習慣分布は、朝5時に小さなピークを有し、値「141」であり、ユーザがアラームとして使用すると推定される。これら2つの傾向を考慮して、制限時間は、夜20:00〜朝01:30に設定することができる。すなわち、習慣的な定時タスクが設定された後、ユーザが制限時間内に睡眠が必要であることを示す場合、その制限時間帯に設定された定時タスクは実行されない。
応用例
【0054】
図7は、本発明の実施形態に係るインタラクションシーンの模式図を示し、
図7に示すように、スマートスピーカーを例としたとき、ユーザが睡眠リクエストを示した後、スマートスピーカーは、ユーザが「もう寝る」などの睡眠リクエストを受信し、睡眠リクエストに含まれる時間情報に基づいて、検索命令を生成する。夜20時30分に睡眠リクエストが出された場合、第1時間情報に基づいて、夜20時30分以降の定時タスクをクローズするよう、対応する検索命令を生成し、対応する定時タスクを取得する。スマートスピーカーは、検索命令に応じて、検索命令に伴う第1時間情報及び検索需要に基づいて当該時間に対応する制限時間帯を検索し、対応する定時タスクを取得する。例えば、夜20:30に出された当該睡眠リクエストは、当該第1時間情報に基づいて夜20:30以降の定時タスクをクローズする必要がある。定時タスクは、睡眠リクエストを受信する前にユーザが予め設定したタスクであってもよく、対象ユーザの習慣および/またはスケジュール(例えば子供のスケジュール)、例えば夜の21時に英語を聞くまたは書籍を読むというようなタスクを含む。スマートスピーカーは、その時間に対応する「夜20:30−朝5時」という制限時間帯において、制限時間帯にある定時タスク、例えば夜21:00に英語を聴くタスクや書籍を読むタスクをクローズする。スマートスピーカーは、「了解しました、お邪魔しないように明日5時まで習慣および/またはスケジュールをクローズしました」などの、定時タスクを終了したという提示メッセージをユーザにフィードバックする。
【0055】
図8は本発明の実施形態妨害回避の処理装置の模式図であり、前記装置は、第1受信ユニット21、命令生成ユニット22、応答ユニット23、第1タスク取得ユニット24及び第1タスククローズユニット25を含み、第1受信ユニット21は、睡眠リクエストに関連する第1リクエストメッセージを受信するように構成され、命令生成ユニット22は、前記第1リクエストメッセージに含まれる第1時間情報に基づいて、検索命令を生成するように構成され、応答ユニット23は、前記検索命令に応じて、前記第1時間情報により特定される制限時間帯を取得するように構成され、第1タスク取得ユニット24は、前記実行されるインタラクションタスクから前記制限時間帯にある少なくとも1つの第1タスクを取得するように構成され、第1タスククローズユニット25は、前記第1タスクをクローズするように構成される。当該装置は、スマートデバイス側に位置してもよいし、クラウドプラットフォーム側に位置してもよい。
【0056】
1つの実施形態において、前記装置は、さらに、セッティングユニットを含み、
セッティングユニットは、対象ユーザの履歴データ基づいて、実行対象であるインタラクションタスクをセッティングすることに用いられ、
前記実行対象であるインタラクションタスクは、対象ユーザの習慣及び/又はスケジュールを含む。
【0057】
1つの実施形態において、前記応答ユニットは、さらに、前記第1時間情報を検索インデックスとして、夜間の時間帯情報において検索し、前記夜の時間帯情報において第1時間情報を見つけた場合、第1時間情報を前記制限時間帯の初期時間タグとし、前記夜間の時間帯情報の終了時間情報を前記制限時間帯の終了時間タグとし、前記初期時間タグ及び前記終了時間タグに基づいて、前記制限時間帯を特定するように構成される。
【0058】
1つの実施形態において、前記装置は、さらに、端末のシステム時間を監視するように構成される監視ユニットと、前記システム時間が第2時間情報に到達し、前記第2時間情報が前記制限時間帯にない場合、前記実行対象であるインタラクションタスクから前記第2時間情報に対応する第2タスクを取得するように構成される第2タスク取得ユニットと、前記第2タスクを実行するように構成されるタスク実行ユニットと、を含む。
【0059】
1つの実施形態において、前記装置は、さらに、メッセージカプセル化フォーマット及びメッセージ内容を構成する少なくとも2つの要素を取得するように構成されるカプセル化ユニットと、前記メッセージカプセル化フォーマット及び前記メッセージ内容に基づいて、第1応答メッセージを生成するように構成されるメッセージ生成ユニットと、第1応答メッセージを送信するように構成される第1メッセージ送信ユニットと、を含み、前記少なくとも2つの要素は、時間フィールド及びクローズされた前記第1タスクの提示フィールドを含む。
【0060】
1つの実施形態において、前記装置は、さらに、前記第1リクエストメッセージが所定期間内にN回発生した履歴記録に対応するトリガ時間を収集するように構成される収集ユニットと、前記トリガ時間に基づいて睡眠意図に対する第3時間情報を取得するように構成される睡眠意図取得ユニットと、前記第3時間情報に基づいて前記制限時間帯を更新するように構成される更新ユニットと、を含み、前記Nは1よりも大きい正の整数であり、前記第3時間情報は、時点又は時間帯情報を含む。
【0061】
1つの実施形態において、前記装置は、さらに、前記第3時間情報に基づいて、睡眠関連モードに移行するか否かを問い合わせる第2リクエストメッセージをトリガし、前記第2リクエストメッセージを送信するように構成される第2メッセージ送信ユニットと、第2応答メッセージを受信するように構成される第2受信ユニットと、更新された制限時間帯に基づいて、実行対象であるインタラクションタスク内の第3タスクをクローズするように構成される第2タスククローズユニットと、を含み、前記第2応答メッセージには睡眠関連モードへの移行についての肯定的な回答が含まれる。
【0062】
本発明の実施形態におけるデバイス内のモジュールの機能については、前述方法に対応する説明を参照することができるため、ここでは詳細を省略する。
【0063】
図9は、本発明の実施形態に係る妨害回避の処理装置構成を示すブロック図である。
図9に示すように、この装置は、メモリ910及びプロセッサ920を備え、メモリ910は、プロセッサ920上で実行可能なコンピュータプログラムを格納している。プロセッサ920がコンピュータプログラムを実行することにより、上記実施形態における妨害回避の処理方法が実現される。メモリ910及びプロセッサ920の数は、1つ又は複数であってもよい。
また、当該装置は、外部機器と通信を行い、データのやりとりを行うための通信インターフェース930を有する。
【0064】
メモリ910は、高速度RAMメモリを含んでもよく、少なくとも1つのディスクメモリなどの不揮発性メモリ( non−volatile memory )をさらに含んでもよい。
メモリ910、プロセッサ920、及び通信インターフェース930が独立的に具現される場合、メモリ910、プロセッサ920、及び通信インターフェース930は、バスを介して互いに接続され、相互間の通信を遂行する。バスは、産業標準アーキテクチャ( ISA、Industry Standard Architecture )バス、外部デバイスインターコネクト( PCI、Peripheral Component )バス、または拡張産業標準アーキテクチャ( EISA、Extended Industry Standard Component )バスなどであり得る。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分けられる。なお、
図9では、図示の都合上、太線を1本だけ示しているが、1本のバスや1種類のバスを示すものではない。
任意選択的に、実装形態では、メモリ910、プロセッサ920、および通信インターフェース930が1つのチップ上に統合される場合、メモリ910、プロセッサ920、および通信インターフェース930は、内部インターフェースを通じて相互間の通信を完了し得る。
本発明の実施形態は、プロセッサによって実行されると、上記の実施形態のいずれかに記載の方法を実現するコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0065】
本明細書において、「1つの実施形態」、「幾つかの実施形態」、「例」、「具体例」或いは「一部の例」などの用語とは、当該実施形態或いは例で説明された具体的特徴、構成、材料或いは特点を結合して、本発明の少なくとも1つの実施形態或いは実施形態に含まれることを意味する。また、説明された具体的特徴、構成、材料或いは特点は、いずれか1つ或いは複数の実施形態または例において適切に結合することが可能である。また、矛盾しない限り、当業者は、本明細書の異なる実施形態または例、および、異なる実施形態または例における特徴を結合したり、組み合わせたりすることができる。
また、用語「第1」、「第2」とは比較的重要性を示している又は暗示しているわけではなく、単に説明のためのものであり、示される技術的特徴の数を暗示するわけでもない。そのため、「第1」、「第2」で限定される特徴は、少なくとも1つの当該特徴を明示又は暗示的に含むことが可能である。本出願の記載の中において、「複数」の意味とは、明確的に限定される以外に、2つ又は2つ以上を意味する。
【0066】
フローチャート又はその他の方式で説明された、いかなるプロセス又は方法に対する説明は、特定な論理的機能又はプロセスのステップを実現するためのコマンドのコードを実行可能な1つ又はそれ以上のモジュール、断片若しくはセグメントとして理解することが可能であり、さらに、本発明の好ましい実施形態の範囲はその他の実現を含み、示された、又は、記載の順番に従うことなく、係る機能に基づいてほぼ同時にまたは逆の順序に従って機能を実行することを含み、これは当業者が理解すべきことである。
フローチャートに示された、又はその他の方式で説明された論理及び/又はステップは、例えば、論理機能を実現させるための実行可能なコマンドのシーケンスリストとして見なされることが可能であり、コマンド実行システム、装置、又はデバイス(プロセッサのシステム、又はコマンド実行システム、装置、デバイスからコマンドを取得して実行することが可能なその他のシステムを含むコンピュータによるシステム)が使用できるように提供し、又はこれらのコマンドを組み合わせて使用するコマンド実行システム、装置、又はデバイスに使用されるために、いかなるコンピュータ読取可能媒体にも具体的に実現されることが可能である。本明細書において、「コンピュータ読取可能媒体」は、コマンド実行システム、装置、デバイス、又はこれらのコマンドを組み合わせて実行するシステム、装置又はデバイスが使用できるように提供するため、プログラムを格納、記憶、通信、伝搬又は伝送する装置であってもよい。コンピュータ読み取り可能媒体のより具体的例(非網羅的なリスト)として、1つ又は複数の布配線を含む電気接続部(電子装置)、ポータブルコンピュータディスク(磁気装置)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリー・メモリ(ROM)、消去書き込み可能リード・オンリー・メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー装置、及びポータブル読み取り専用メモリ(CDROM)を少なくとも含む。また、コンピュータ読み取り可能媒体は、そのうえで前記プログラムを印字できる紙又はその他の適切な媒体であってもよく、例えば紙又はその他の媒体に対して光学的スキャンを行い、そして編集、解釈又は必要に応じてその他の適切の方式で処理して電子的方式で前記プログラムを得、その後コンピュータメモリに記憶することができるためである。
【0067】
なお、本発明の各部分は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はこれらの組み合わせによって実現されることができる。上記実施形態において、複数のステップ又は方法は、メモリに記憶された、適当なコマンド実行システムによって実行されるソフトウェア又はファームウェアによって実施されることができる。例えば、ハードウェアによって実現するとした場合、別の実施形態と同様に、データ信号に対して論理機能を実現する論理ゲート回路を有する離散論理回路、適切な混合論理ゲート回路を有する特定用途向け集積回路、プログラマブルゲートアレイ(GPA)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などといった本技術分野において公知である技術のうちのいずれか1つ又はそれらの組み合わせによって実現される。
【0068】
当業者は、上記の実施形態における方法に含まれるステップの全部又は一部を実現するのは、プログラムによって対応するハードウェアを指示することによって可能であることを理解することができる。前記プログラムは、コンピュータ読取可能な媒体に記憶されてもよく、当該プログラムが実行されるとき、方法の実施形態に係るステップのうちの1つ又はそれらの組み合わせを含むことができる。
【0069】
また、本発明の各実施形態における各機能ユニットは、1つの処理モジュールに統合されてよく、別個の物理的な個体であってもよく、2つ又は3つ以上のユニットが1つのモジュールに統合されてもよい。上記の統合モジュールは、ハードウェアで実現されてもよく、ソフトウェア機能モジュールで実現されてもよい。上記の統合モジュールが、ソフトウェア機能モジュールで実現され、しかも独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶されてもよい。前記記憶媒体は読取専用メモリ、磁気ディスク又は光ディスク等であってもよい。
【0070】
上記の記載は、単なる本発明の具体的な実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲はそれに限定されることなく、当業者が本発明に開示されている範囲内において、容易に想到し得る変形又は置換は、全て本発明の範囲内に含まれるべきである。そのため、本発明の範囲は、記載されている特許請求の範囲に準じるべきである。