(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書においては、C−Cケモカイン受容体4型を阻害するための化合物及び組成物、並びにそれを含む薬学的組成物が提供される。本明細書においては、例えば、CCR4の調節(例えば、阻害)が介在する、疾患、障害若しくは状態又はそれの症状の治療若しくは予防方法も提供される。
【0011】
1.定義
本明細書で使用される略称は、化学及び生物学の分野内での従来の意味を有する。本明細書に記載されている化学構造及び式は、化学分野で公知の化学価数の標準的な規則に従って構築される。
【0012】
置換基は、左から右に書かれるそれらの従来の化学式によって特定されるが、それらは、その構造を右から左に書くことで生じるであろう化学的に同等の置換基を等しく包含するものであり、例えば−CH
2O−は−OCH
2−と等価である。
【0013】
「アルキル」という用語は、それ自体として又は別の置換基の一部として、別段の断りがない限り、完全飽和、一不飽和若しくは多価不飽和であることができ、指定の炭素原子数を有する一価、二価及び多価の基を含むことができる、直鎖(即ち、未分岐)若しくは分岐の炭素鎖(又は炭素)、又はそれらの組み合わせを意味する(すなわち、C
1−C
10は1〜10個の炭素を意味する)。アルキルは、環化していない鎖である。飽和炭化水素基の例には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、(シクロヘキシル)メチルなどの基、例えば、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチルなどの同族体及び異性体などがあるが、これらに限定されるものではない。不飽和アルキル基は、1個以上の二重結合又は三重結合を有するものである。不飽和アルキル基の例には、ビニル、2−プロペニル、クロチル、2−イソペンテニル、2−(ブタジエニル)、2,4−ペンタジエニル、3−(1,4−ペンタジエニル)、エチニル、1−及び3−プロピニル、3−ブチニル、及びより高次の同族体及び異性体などがあるが、これらに限定されるものではない。アルコキシは、酸素連結基(−O−)を介して分子の残りの部分に結合したアルキルである。
【0014】
「アルキレン」という用語は、それ自体として又は別の置換基の一部として、別段の断りがない限り、アルキルから誘導される二価の基を意味し、例えば、−CH
2CH
2CH
2CH
2−(これに限定されるものではない)である。代表的には、アルキル(又はアルキレン)基は1〜24個の炭素原子を有し、10個以下の炭素原子を有する基が本発明では好ましい。「低級アルキル」又は「低級アルキレン」は、比較的短鎖のアルキル又はアルキレン基であり、通常は8個以下の炭素原子を有する。「アルケニレン」は、それ自体又は別の置換基の一部として、別段の断りがない限り、アルケンから誘導される二価の基を意味する。
【0015】
「ヘテロアルキル」という用語は、それ自体又は別の用語と組み合わせて、別段の断りがない限り、少なくとも1個の炭素原子及び少なくとも1個のヘテロ原子(例えばO、N、P、Si及びS)を含む安定な直鎖若しくは分岐の鎖、又はそれらの組み合わせを意味し、窒素及び硫黄原子は酸化されていても良く、窒素ヘテロ原子は四級化されていても良い。ヘテロ原子(例えばN、S、Si又はP)は、ヘテロアルキル基の内側の位置又はアルキル基が分子の残りの部分に結合している位置にあることができる。ヘテロアルキルは、環化していない鎖である。例としては、−CH
2−CH
2−O−CH
3、−CH
2−CH
2−NH−CH
3、−CH
2−CH
2−N(CH
3)−CH
3、−CH
2−S−CH
2−CH
3、−CH
2−CH
2、−S(O)−CH
3、−CH
2−CH
2−S(O)
2−CH
3、−CH=CH−O−CH
3、−Si(CH
3)
3、−CH
2−CH=N−OCH
3、−CH=CH−N(CH
3)−CH
3、−O−CH
3、−O−CH
2−CH
3、及び−CNなどがあるが、これらに限定されるものではない。2個又は3個以下のヘテロ原子が連続していることができ、例えば、−CH
2−NH−OCH
3及び−CH
2−O−Si(CH
3)
3がある。ヘテロアルキル部分は1個のヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、又はP)を含むことができる。ヘテロアルキル部分は、2個の異なっていても良いヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、又はP)を含むことができる。ヘテロアルキル部分は、3個の異なっていても良いヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、又はP)を含むことができる。ヘテロアルキル部分は、4個の異なっていても良いヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、又はP)を含むことができる。ヘテロアルキル部分は、5個の異なっていても良いヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、又はP)を含むことができる。ヘテロアルキル部分は、8個以下の異なっていても良いヘテロ原子(例えば、O、N、S、Si、又はP)を含むことができる。
【0016】
同様に、「ヘテロアルキレン」という用語は、それ自体として又は別の置換基の一部として、別段の断りがない限り、ヘテロアルキルから誘導される二価の基を意味し、例えば、−CH
2−CH
2−S−CH
2−CH
2−及び−CH
2−S−CH
2−CH
2−NH−CH
2−などがあるが、これらに限定されるものではない。ヘテロアルキレン基について、ヘテロ原子は、一方又は両方の鎖末端を占めることもできる(例えば、アルキレンオキシ、アルキレンジオキシ、アルキレンアミノ、アルキレンジアミノなど)。さらに、アルキレン及びヘテロアルキレン連結基に関して、連結基の式が書かれている方向によって、連結基の方向が示唆されるわけではない。例えば、式−C(O)
2R’−は、−C(O)
2R’−及び−R’C(O)
2−の両方を表す。上記のように、本明細書で使用されるヘテロアルキル基は、ヘテロ原子を介して分子の残りの部分に結合している基を含み、例えば−C(O)R’、−C(O)NR’、−NR’R’’、−OR’、−SR’、及び/又は−SO
2R’である。「ヘテロアルキル」が挙げられ、その次に特定のヘテロアルキル基が挙げられている場合、例えば−NR’R’’などの場合、ヘテロアルキル及び−NR’R’’という用語は、重複することも互いに排除しあうこともないことは明らかであろう。むしろ、特定のヘテロアルキル基を挙げることで明瞭さを加えることになる。従って、「ヘテロアルキル」という用語は、本明細書において、特定のヘテロアルキル基、例えば−NR’R’’などを除外するものと解釈すべきではない。
【0017】
「シクロアルキル」及び「ヘテロシクロアルキル」という用語は、それ自体又は他の用語と組み合わせて、別段の断りがない限り、それぞれ「アルキル」及び「ヘテロアルキル」の非芳香族環版を意味する。シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルは芳香族ではない。さらに、ヘテロシクロアルキルに関して、複素環が分子の残りの部分に結合している位置を、ヘテロ原子が占有することができる。シクロアルキルの例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、1−シクロヘキセニル、3−シクロヘキセニル、シクロヘプチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。ヘテロシクロアルキルの例には、1−(1,2,5,6−テトラヒドロピリジル)、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−モルホリニル、3−モルホリニル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、テトラヒドロチエン−2−イル、テトラヒドロチエン−3−イル、1−ピペラジニル、2−ピペラジニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。単独又は別の置換基の一部としての「シクロアルキレン」及び「ヘテロシクロアルキレン」は、それぞれシクロアルキル及びヘテロシクロアルキルから誘導される二価の基を意味する。「シクロアルキル」は、二環式及び多環式炭化水素環も指し、例えばビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[2.2.2]オクタンなどである。
【0018】
「ハロ」又は「ハロゲン」という用語は、それ自体として又は別の置換基の一部として、別段の断りがない限り、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素原子を意味する。さらに、「ハロアルキル」などの用語は、モノハロアルキル及びポリハロアルキルを含むことを意味する。例えば、「ハロ(C
1−C
4)アルキル」という用語は、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、4−クロロブチル、3−ブロモプロピルなどを含むが、それらに限定されるものではない。
【0019】
「アシル」という用語は、別段の断りがない限り、−C(O)Rを意味し、Rは、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。
【0020】
「アリール」という用語は、別段の断りがない限り、一緒に縮合しているか(すなわち、縮合環アリール)又は共有結合的に連結している単環又は複数環(好ましくは1〜3個の環)であることができる多価不飽和、芳香族、炭化水素置換基を意味する。縮合環アリールは、一緒に縮合した複数の環であって、縮合環の少なくとも1個がアリール環であるものを指す。「ヘテロアリール」という用語は、少なくとも1個のN、O、又はSなどのヘテロ原子を含むアリール基(又は環)を指し、窒素及び硫黄原子は酸化されていても良く、窒素原子は四級化されていても良い。従って、「ヘテロアリール」という用語は、縮合環ヘテロアリール基(すなわち、縮合環のうちの少なくとも1個がヘテロ芳香環である、一緒に複合した複数環)を含む。5,6−縮合環ヘテロアリーレンは、一緒に縮合した2個の環であって、一方の環が5個の環員を有し、他方の環が6個の環員を有し、少なくとも1個の環がヘテロアリール環であるものを指す。同様に、6,6−縮合環ヘテロアリーレンは、一緒に縮合した2個の環であって、一方の環が6個の環員を有し、他方の環が6個の環員を有し、少なくとも1個の環がヘテロアリール環であるものを指す。そして、6,5−縮合環ヘテロアリーレンは、一緒に縮合した2個の環であって、一方の環が6個の環員を有し、他方の環が5個の環員を有し、少なくとも1個の環がヘテロアリール環であるものを指す。ヘテロアリール基は、炭素原子又はヘテロ原子を介して分子の残りの部分に結合していることができる。アリール及びヘテロアリール基の非限定的な例には、フェニル、ナフチル、ピロリル、ピラゾリル、ピリダジニル、トリアジニル、ピリミジニル、イミダゾリル、ピラジニル、プリニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、フリル、チエニル、ピリジニル、ピリミジル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラン、イソベンゾフラニル、インドリル、イソインドリル、ベンゾチオフェニル、イソキノリル、キノキサリニル、キノリル、1−ナフチル、2−ナフチル、4−ビフェニル、1−ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル、3−ピラゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、ピラジニル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、2−フェニル−4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリミジル、4−ピリミジル、5−ベンゾチアゾリル、プリニル、2−ベンゾイミダゾリル、5−インドリル、1−イソキノリル、5−イソキノリル、2−キノキサリニル、5−キノキサリニル、3−キノリル、及び6−キノリルなどがある。上記アリール及びヘテロアリール環系のそれぞれについての置換基は、下記に記載の許容される置換基の群から選択される。単独で又は別の置換基の一部としての「アリーレン」及び「ヘテロアリーレン」は、それぞれアリール及びヘテロアリールから誘導される二価の基を意味する。ヘテロアリール基置換基は、環ヘテロ原子窒素に結合した−O−であることができる。
【0021】
スピロ環式環は2以上の環であり、隣接する環が一つの原子を介して付着している。スピロ環式環内の個々の環は同一であっても、異なっていてもよい。スピロ環式環内の個々の環は、置換されていても、非置換であってもよく、また、一組のスピロ環式環内の他の個々の環の異なる置換基を有してもよい。スピロ環式環の一部でない(例えば、シクロアルキル環又はヘテロシクロアルキル環の置換基である)場合、スピロ環式環内の個々の環に関して考えられ得る置換基は、同一の環に関して考えられ得る置換基である。スピロ環式環は、置換されているか置換されていないシクロアルキル環、置換されているか置換されていないシクロアルキレン環、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル環、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキレン環であってもよく、一つの型のすべての環(例えば、置換ヘテロシクロアルキレン環であり、それぞれの環が、同一又は異なる置換ヘテロシクロアルキレン環であり得るすべての環)を有するものなど、スピロ環式環基内の個々の環は、直前に列挙した任意のものであってもよい。スピロ環式環系を指す場合、複素環式スピロ環は、少なくとも一つの環が複素環式環であるスピロ環式環及びそれぞれの環が異なる環であってもよいスピロ環式環を意味する。スピロ環式環系を指す場合、置換スピロ環式環は、少なくとも一つの環が置換されており、各置換基は異なっていても良いことを意味する。
【0023】
【化2】
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」は、ある化学部分の分子若しくは化学式の残りの部分への結合箇所を示すものである。
【0024】
本明細書で使用される「オキソ」という用語は、炭素原子に二重結合した酸素を意味する。
【0025】
「アルキルアリーレン」という用語は、アルキレン部分(本明細書においては、アルキレン連結基とも称される)に共有結合的に結合したアリーレン部分である。実施形態において、当該アルキルアリーレン基は、下記式を有する。
【0026】
【化3】
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【0027】
アルキルアリーレン部分は、アルキレン部分又はアリーレン連結基(例えば、炭素2、3、4又は6で)上で、ハロゲン、オキソ、−N
3、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−CN、−CHO、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
2CH
3−SO
3H、−OSO
3H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、置換されているか置換されていないC
1−C
5アルキル、又は置換されているか置換されていない2〜5員ヘテロアルキル)によって(例えば、置換基によって)置換されていても良い。実施形態において、アルキルアリーレンは置換されていない。
【0028】
上記用語のそれぞれ(例えば、「アルキル」、「ヘテロアルキル」、「シクロアルキル」、「ヘテロシクロアルキル」、「アリール」及び「ヘテロアリール」)は、指定の基の置換型および非置換型の両方を含むものである。各型の基について好ましい置換基は、下記で提供される。
【0029】
アルキル基及びヘテロアルキル基の置換基(多くの場合、アルキレン、アルケニル、ヘテロアルキレン、ヘテロアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル及びヘテロシクロアルケニルと称されるこれらの基など)は、限定されないが、−OR’、=O、=NR’、=N−OR’、−NR’R’’、−SR’、−ハロゲン、−SiR’R’’R’’’、−OC(O)R’、−C(O)R’、−CO
2R’、−CONR’R’’、−OC(O)NR’R’’、−NR’’C(O)R’、−NR’−C(O)NR’’R’’’、−NR’’C(O)
2R’、−NR−C(NR’R’’R’’’)=NR’’’’、−NR−C(NR’R’’)=NR’’’、−S(O)R’、−S(O)
2R’、−S(O)
2NR’R’’、−NRSO
2R’、−NR’NR’’R’’’、−ONR’R’’、−NR’C(O)NR’’NR’’’R’’’’、−CN、−NO
2、−NR’SO
2R’’、−NR’C(O)R’’、−NR’C(O)−OR’’、−NR’OR’’から選択されるさまざまな基の一つ以上であってもよく、数値は、ゼロから(2m’+1)の範囲内である(式中、m’はこうした基内での炭素原子の総数である)。R、R’、R’’、R’’’、及びR’’’’は、好ましくは独立して、水素、置換されているか置換されていないヘテロアルキル基、置換されているか置換されていないシクロアルキル基、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されているか置換されていないアリール基(例えば、1〜3個のハロゲンで置換されたアリール基)、置換されているか置換されていないヘテロアリール基、置換されているか置換されていないアルキル基、アルコキシ基又はチオアルコキシ基又はアリールアルキル基を指す。例えば、本明細書に記載の化合物が一つより多いR基を含む場合、各R基は独立して選択され、各R’、R’’、R’’’、及びR’’’’基も、これらの基のうち1より多くが存在する場合、同様である。R’及びR’’基が同じ窒素原子に付着する場合、窒素原子と組み合わせて、4、5、6、又は7員環を形成することができる。例えば、−NR’R’’としては、限定されないが、1−ピロリジニル及び4−モルホリニルが挙げられる。上記の置換基の考察から、当業者は、理解するであろう。「アルキル」という用語は、ハロアルキル(例えば、−CF
3及び−CH
2CF
3)並びにアシル(例えば、−C(O)CH
3、−C(O)CF
3、−C(O)CH
2OCH
3など)など水素基以外の基に結合される炭素原子などの基を包含することを意図する。
【0030】
アルキル基に関して記述した置換基と同様に、ゼロから芳香環系上の開放価数総数までの範囲の数で、アリール基及びヘテロアリール基の置換基は異なってもよく、例えば−OR’、−NR’R’’、−SR’、−ハロゲン、−SiR’R’’R’’’、−OC(O)R’、−C(O)R’、−CO
2R’、−CONR’R’’、−OC(O)NR’R’’、−NR’’C(O)R’、−NR’−C(O)NR’’R’’’、−NR’’C(O)
2R’、−NR−C(NR’R’’R’’’)=NR’’’’、−NR−C(NR’R’’)=NR’’’、−S(O)R’、−S(O)
2R’、−S(O)
2NR’R’’、−NRSO
2R’、−NR’NR’’R’’’、−ONR’R’’、−NR’C(O)NR’’NR’’’R’’’’、−CN、−NO
2、−R’、−N
3、−CH(Ph)
2、フルオロ(C
1−C
4)アルコキシ及びフルオロ(C
1−C
4)アルキル、−NR’SO
2R’’、−NR’C(O)R’’、−NR’C(O)−OR’’、−NR’OR’’から選択され、R’、R’’、R’’’及びR’’’’は、好ましくは独立して、水素、置換されているか置換されていないアルキル基、置換されているか置換されていないヘテロアルキル基、置換されているか置換されていないシクロアルキル基、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されているか置換されていないアリール基、又は置換されているか置換されていないヘテロアリール基から選択される。例えば、本明細書に記載の化合物が一つより多いR基を含む場合、各R基は独立して選択され、R’、R’’、R’’’及びR’’’’基も、これらの基のうち1より多くが存在する場合、同様である。
【0031】
環の置換基(例えば、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリーレン、又はヘテロアリーレン)は、環の特定の原子上(一般に浮遊置換基と称される)ではなく環上の置換基と描いても良い。このような場合、置換基は、(化学的価数の規則に従って)環原子のいずれかに付着されてもよく、縮合環又はスピロ環式環の場合、縮合環又はスピロ環式環の一つのメンバーと関連しているように示される置換基(一つの環の浮遊置換基)は、縮合環又はスピロ環式環のいずれかの置換基(複数の環の浮遊置換基)であってもよい。置換基が特定の原子(浮遊置換基)ではない環に付着され、置換基の添字が1を超える整数である場合、複数の置換基は、同一の原子、同一の環、異なる原子、異なる縮合環、異なるスピロ環式環上にあってもよく、各置換基は異なっていても良い。分子の残りの部分への環の付着点が一つの原子(浮遊置換基)に限定されない場合、付着点は、環の任意の原子であってもよく、縮合環又はスピロ環式環の場合、化学的価数の規則に従って、任意の縮合環又はスピロ環式環の任意の原子であってもよい。環、縮合環又はスピロ環式環が一つ以上の環ヘテロ原子を含み、環、縮合環又はスピロ環式環を1以上の浮遊置換基(限定されないが、分子の残りの部分への付着点が挙げられる)と共に示す場合、浮遊置換基は、ヘテロ原子に結合されていてもよい。浮遊置換基を有する構造又は式中において環ヘテロ原子が1以上の水素に結合していることがわかっている場合(例えば、2個が環原子と結合し、水素に3番目に結合している環窒素)、へテロ原子が浮遊置換基に結合していれば、置換基は、化学的価数の規則に従って水素に置換されることが理解されよう。
【0032】
2以上の置換基が結合されて、アリール基、ヘテロアリール基、シクロアルキル基又はヘテロシクロアルキル基を形成してもよい。こうしたいわゆる環形成置換基は、必須ではないが、代表的には環ベースの構造に付着することがわかっている。1実施形態では、環形成置換基は、このベース構造の近接するメンバーに結合している。例えば、環ベースの構造の近接するメンバーに結合している2つの環形成置換基により縮合環構造が形成される。別の実施形態では、環形成置換基はこのベース構造の一つのメンバーに結合される。例えば、環ベースの構造の一つのメンバーに結合している2つの環形成置換基によりスピロ環構造が形成される。さらに別の実施例では、環形成置換基は、このベース構造の近接していないメンバーに結合する。
【0033】
アリール環又はヘテロアリール環の近接する原子上の置換基の2つが、式−T−C(O)−(CRR’)
q−U−の環を形成してもよい(式中、T及びUは独立に、−NR−、−O−、−CRR’−又は単結合であり、qは0から3の整数である)。或いは、アリール環又はヘテロアリール環の近接原子上の2つの置換基が、式−A−(CH
2)
r−B−(式中、A及びBは独立に、−CRR’−、−O−、−NR−、−S−、−S(O)−、−S(O)
2−、−S(O)
2NR’−、又は単結合であり、rは1から4の整数である)の置換基で置き換わっていても良い。こうして形成された新規環の単結合のうちの一つが、二重結合に代わっていても良い。或いは、アリール環又はヘテロアリール環の近接原子上の2つの置換基が、式−(CRR’)s−X’−(C’’R’’R’’’)
d−(式中、s及びdは1から3の整数であり、X’は独立に−O−、−NR’−、−S−、−S(O)−、−S(O)
2−又は−S(O)
2NR’−である)の置換基で置き換わっていても良い。置換基R、R’、R’’及びR’’’は、好ましくは独立に、水素、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール及び置換されているか置換されていないヘテロアリールから選択される。
【0034】
本明細書で使用される場合、「へテロ原子」又は「環へテロ原子」という用語は、酸素(O)、窒素(N)、硫黄(S)、リン(P)及びケイ素(Si)を含むものである。
【0035】
本明細書で使用される場合、「置換基」は、下記の部分から選択される基を意味する。
【0036】
(A)オキソ、ハロゲン、−CF
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC=(O)NHNH
2、−NHC=(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF
3、−OCHF
2、置換されていないアルキル、置換されていないヘテロアルキル、置換されていないシクロアルキル、置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されていないアリール、置換されていないヘテロアリール、及び
(B)以下のものから選択される少なくとも一つの置換基で置換されたアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、
(i)オキソ、ハロゲン、−CF
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC=(O)NHNH
2、−NHC=(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF
3、−OCHF
2、置換されていないアルキル基、置換されていないヘテロアルキル基、置換されていないシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されていないアリール基、置換されていないヘテロアリール基、及び
(ii)以下のものから選択される少なくとも一つの置換基で置換されたアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール:
(a)オキソ、ハロゲン、−CF
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC=(O)NHNH
2、−NHC=(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF
3、−OCHF
2、置換されていないアルキル基、置換されていないヘテロアルキル基、置換されていないシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されていないアリール基、置換されていないヘテロアリール基、及び
(b)オキソ、ハロゲン、−CF
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC=(O)NHNH
2、−NHC=(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC=(O)H、−NHC(O)−OH、−NHOH、−OCF
3、−OCHF
2、置換されていないアルキル、置換されていないヘテロアルキル、置換されていないシクロアルキル、置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されていないアリール、置換されていないヘテロアリールから選択される少なくとも一つの置換基で置換されたアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール又はヘテロアリール。
【0037】
本明細書で使用される場合、「サイズ限定置換」又は「サイズ限定置換基」は、「置換基」に関して上述のすべての置換基から選択される基であって、各置換されているか置換されていないアルキル基は、置換されているか置換されていないC
1−C
20のアルキルであり、各置換されているか置換されていないヘテロアルキルは、置換されているか置換されていない2員〜20員ヘテロアルキルであり、各置換又は置換されていないシクロアルキルは、置換されているか置換されていないC
3−C
8シクロアルキルであり、各置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキルは置換されているか置換されていない3〜8員ヘテロシクロアルキルであり、各置換されているか置換されていないアリールは置換されているか置換されていないC
6−C
10アリールであり、各置換されているか置換されていないヘテロアリールは置換されているか置換されていない5〜10員ヘテロアリールであるものを意味する。
【0038】
本明細書で使用される場合、「低級置換基」又は「低級置換基」は、「置換基」に関して上述のすべての置換基から選択される基であって、各置換されているか置換されていないアルキルは、置換若しくは置換されていないC
1−C
8のアルキルであり、各置換されているか置換されていないヘテロアルキルは、置換されているか置換されていない2〜8員ヘテロアルキルであり、各置換されているか置換されていないシクロアルキルは置換されているか置換されていない3〜7員シクロアルキルであり、各置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキルは置換されているか置換されていない3〜7員ヘテロシクロアルキルであり、各置換されているか置換されていないアリールは置換されているか置換されていないC
6−C
10アリールであり、各置換されているか置換されていないヘテロアリールは置換されているか置換されていない5〜9員ヘテロアリールであるものを意味する。
【0039】
一部の実施形態では、本明細書の化合物において記述された各置換基は、少なくとも一つの置換基で置換される。より具体的には、一部の実施形態では、本明細書の化合物に記述されている各置換アルキル、置換ヘテロアルキル、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、置換アリール、置換ヘテロアリール、置換アルキレン、置換ヘテロアルキレン、置換シクロアルキレン、置換ヘテロシクロアルキレン、置換アリーレン及び/又は置換ヘテロアリーレンは、少なくとも一つの置換基で置換されている。他の実施形態では、これらのすべての基の少なくとも一つ又はすべてが少なくとも一つのサイズ限定置換基で置換されている。他の実施形態では、これらのすべての基の少なくとも一つ又はすべてが少なくとも一つの低級置換基で置換されている。
【0040】
本明細書の化合物の他の実施形態では、各置換されているか置換されていないアルキルは、置換若しくは置換されていないC
1−C
20アルキルであってもよく、各置換されているか置換されていないヘテロアルキルは、置換されているか置換されていない2〜20員ヘテロアルキルであり、各置換されているか置換されていないシクロアルキルは、置換されているか置換されていないC
3−C
8シクロアルキルであり、各置換又は置換されていないヘテロシクロアルキルは置換されているか置換されていない3〜8員ヘテロシクロアルキルであり、各置換されているか置換されていないアリールは置換されているか置換されていないC
6−C
10アリールであり、及び/又は各置換されているか置換されていないヘテロアリールは置換されているか置換されていない5〜10員ヘテロアリールである。本明細書の化合物の一部の実施形態では、各置換されているか置換されていないアルキレンは、置換されているか置換されていないC
1−C
20のアルキレンであり、各置換されているか置換されていないヘテロアルキレンは、置換されているか置換されていない2員〜20員ヘテロアルキレンであり、各置換されているか置換されていないシクロアルキレンは、置換されているか置換されていないC
3−C
8シクロアルキレンであり、各置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキレンは置換されているか置換されていない3〜8員ヘテロシクロアルキレンであり、各置換されているか置換されていないアリーレンは置換されているか置換されていないC
6−C
10アリーレンであり、及び/又は各置換されているか置換されていないヘテロアリーレンは置換されているか置換されていない5〜10員ヘテロアリーレンである。
【0041】
一部の実施形態では、各置換されているか置換されていないアルキルは置換されているか置換されていないC
1−C
8アルキル基であり、各置換されているか置換されていないヘテロアルキルは、置換されているか置換されていない2員〜8員ヘテロアルキル基であり、各置換されているか置換されていないシクロアルキルは置換されているか置換されていないC
3−C
7シクロアルキル基であり、各置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキルは置換されているか置換されていない3〜7員ヘテロシクロアルキル基であり、各置換されているか置換されていないアリールは置換されているか置換されていないC
6−C
10アリールであり、及び/又は各置換されているか置換されていないヘテロアリールは置換されているか置換されていない5〜9員ヘテロアリールである。一部の実施形態では、各置換されているか置換されていないアルキレンは、置換されているか置換されていないC
1−C
8のアルキレンであり、各置換されているか置換されていないヘテロアルキレンは、置換されているか置換されていない2員〜8員ヘテロアルキレンであり、各置換されているか置換されていないシクロアルキレンは置換されているか置換されていないC
3−C
7シクロアルキレンであり、及び/又は各置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキレンは置換されているか置換されていない3〜7員ヘテロシクロアルキレンであり、各置換されているか置換されていないアリーレンは置換されているか置換されていないC
6−C
10アリーレンであり、及び/又は各置換されているか置換されていないヘテロアリーレンは置換されているか置換されていない5〜9員ヘテロアリーレンである。一部の実施形態において、当該化合物は、下記の実施例の部、図、又は表に記載の化学種である。
【0042】
本発明のある種の化合物は、非対称炭素原子(光学中心若しくはキラル中心)又は二重結合を有し、アミノ酸については、(R)−又は(S)−として、又は(D)−若しくは(L)−として、絶対立体化学に関して規定され得るエナンチオマー形態、ラセミ体形態、ジアステレオマー形態、互変異性体形態、幾何異性体形態、立体異性体形態及び個々の異性体は、本発明の範囲内に含まれる。本発明の化合物は、合成及び/又は単離に非常に不安定であることが当該分野で公知であるものを含まない。本発明は、ラセミ形態及び適宜に光学的に純粋な形態内に化合物を包含することを意味する。光学活性(R)−及び(S)−又は(D)−及び(L)−異性体は、キラルシントン又はキラル試薬を使用して製造するか、従来技術を使用して分解させてもよい。本明細書に記載の化合物がオレフィン結合又は幾何学的非対称の他の中心を含む場合、特に指示がない限り、化合物が、E幾何異性体及びZ幾何異性体をいずれも含むものである。
【0043】
本明細書で使用される場合、「異性体」という用語は、同一の数及び種類の原子を有し、従って同一の分子量を有するが、原子の構造的配置又は構成は異なる化合物を意味する。
【0044】
本明細書で使用される場合、「互変異性体」という用語は、平衡状態で存在し、一つの異性体形状から別の形状に速やかに変化する2以上の構造的異性体のうちの一つを意味する。
【0045】
当業者は、本発明のある特定の化合物は互変異性形態で存在する可能性があり、化合物のすべてのこうした互変異性形態は本発明の範囲内であることを理解するであろう。
【0046】
別段の断りがない限り、本明細書で示される構造体も、本構造体のすべての立体化学的形状(すなわち、各非対称中心の(R)配置及び(S)配置)を含むことを意味する。従って、一つの立体化学的異性体並びに本発明の化合物のエナンチオマー及びジアステレオマー混合物は、本発明の範囲内であると認識される。
【0047】
別段の断りがない限り、本明細書に示す構造体も、一つ以上の同位体濃縮原子の存在においてのみ異なる化合物を含むことを意図する。例えば、重水素又はトリチウムによる水素の置換、又は
13C−若しくは
14C−富化炭素による炭素の置換を除いては本発明の構造を有する化合物は、本発明の範囲内である。
【0048】
また、本発明の化合物は、こうした化合物を構成する一つ以上の原子で原子同位体の非天然割合を含む。例えば、化合物は、例えば、トリチウム(
3H)、ヨウ素−125(
125I)又は炭素−14(
14C)などの放射性同位体により放射線標識されてもよい。本明細書に開示されている化合物のすべての同位体変化形態は、放射性であるか否かにかかわらず、意図された範囲内に包含される。
【0049】
留意すべき点として、本願全体を通じて、代替物がマーカッシュ群、例えば複数の可能なアミノ酸を含む各アミノ酸位置で記載されている。具体的には、マーカッシュ群の各構成員が別個に考慮されるべきであることで、別の実施形態を含み、マーカッシュ群は単一のユニットとして読まれるべきではないことが想定される。
【0050】
「類縁体(analog)」又は「類縁物(analogue)」は、化学及び生物学の範囲内のその単純な一般的意味に従って使用され、別の化合物(即ち、いわゆる「基準」化合物)と構造的に類似しているが、組成において異なっている、例えば1個の原子が異なる原子の原子によって置き換わっている点で、又は特定の官能基が存在する点で、又はある官能基が別の官能基によって置き換わっている点で、又は基準化合物の1以上のキラル中心の絶対立体化学の点で、異なっている化合物を指す。従って、類縁体は、機能及び見た目においては同様若しくは同等であるが、構造若しくは起源においては基準化合物と類似でも同等でもない化合物である。
【0051】
本明細書で使用される「一つの」又は「1個の」という用語は、1以上を意味する。さらに、本明細書で使用される「一つの・・・で置換された」という表現は、特定の基が1以上のいずれか挙げられた置換基で置換されていても良いことを意味する。例えば、アルキル又はヘテロアリール基などの基が「置換されていないC
1−C
20アルキル又は置換されていない2〜20員ヘテロアルキルで置換されている」場合、その基は、1以上の置換されていないC
1−C
20アルキル及び/又は1以上の置換されていない2〜20員ヘテロアルキルを含むことができる。
【0052】
さらに、ある部分が、R置換基で置換されている場合、基は「R置換された」と呼ばれ得る。部分がR置換されている場合、その部分は、少なくとも一つのR置換基で置換され、それぞれのR置換基は異なっていても良い。特定のR基は、化学属(式(I)など)の説明に存在する場合、ローマ字記号を使用して、特定のR基のそれぞれの外観を区別することができる。例えば、複数のR
13置換基が存在する場合、各R
13置換基は、R
13A、R
13B、R
13C、R
13Dなどとして区別させてもよく、各R
13A、R
13B、R
13C、R
13DなどはR
13の定義の範囲内で定義され、異なっていても良い。
【0053】
本明細書で使用される「検出可能部分」は、例えば、当業界で公知の技術を用いて検出可能な化合物若しくは生体分子に共有結合的又は非共有結合的に結合することができる部分を指す。実施形態において、検出可能部分は共有結合的に結合している。検出可能部分は、結合した化合物又は生体分子の画像を提供することができる。検出可能部分は、二つの化合物間の接触を示すことができる。検出可能部分の例には、フルオロフォア、抗体、反応性色素(reactive dies)、放射標識部分、磁気造影剤、及び量子ドットがある。フルオロフォアの例には、フルオレセイン、ローダミン、GFP、クマリン、FITC、Alexa fluor、Cy3、Cy5、BODIPY、及びシアニン色素などがある。放射性核種の例には、フッ素−18、ガリウム−68、及び銅−64などがある。磁気造影剤の例には、ガドリニウム、酸化鉄及び鉄白金、及びマンガンなどがある。
【0054】
本発明の化合物の説明は、当業者に既知の化学結合の原理によって限定される。したがって、基が多くの置換基の1以上によって置換されてもよい場合、こうした置換基は、化学的結合の原理に準拠し、また、本来は不安定ではなく、かつ/又は環境条件下(例えば水性条件、中性条件及びいくつかの公知の生理的条件など)では不安定であり得ることが当業者に既知であると考えられる化合物を、もたらすように選択される。例えば、ヘテロシクロアルキル又はヘテロアリールは、当業者に既知の化学結合の原理に準拠して環へテロ原子を介して分子の残りの部分に結合し、これによって、本来不安定な化合物を回避する。
【0055】
「薬学的に許容される塩」という用語は、本明細書に記載の化合物で認められる特定の置換基に応じて、比較的無毒の酸若しくは塩基を用いて製造される活性化合物の塩を含むものである。本発明の化合物が相対的に酸性の反応基を含む場合、塩基付加塩は、無希釈で又は好適な不活性溶媒中で、中性型のそのような化合物を十分な量の所望の塩基と接触させることで得ることができる。薬学的に許容される塩基付加塩の例には、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩、有機アミノ塩若しくはマグネシウム塩、又は類似の塩などがある。本発明の化合物が相対的に塩基性官能基を含む場合、酸付加塩は、無希釈で又は好適な溶媒中で、中性型のそのような化合物を十分な量の所望の酸と接触させることで得ることができる。薬学的に許容される酸付加塩の例には、塩酸、臭化水素酸、硝酸、炭酸、モノ水素炭酸、リン酸、モノ水素リン酸、二水素リン酸、硫酸、モノ水素硫酸、ヨウ化水素酸、又は亜リン酸類などの無機酸から誘導される塩、並びに酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、マレイン酸、マロン酸、安息香酸、コハク酸、スベリン酸、フマル酸、乳酸、マンデル酸、フタル酸、ベンゼンスルホン酸、p−トリルスルホン酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸などの比較的無毒性の有機酸から誘導される塩などがある。アルギン酸塩などのアミノ酸の塩、及びグルクロン酸若しくはガラクツロン酸累などの有機酸の塩も含まれる(例えば、Berge et al., “Pharmaceutical Salts”, Journal of Pharmaceutical Science,
1977, 66:1−19参照)。ある種の特定の本発明の化合物は、化合物を塩基付加塩又は酸付加塩に変換することを可能とする塩基性官能基及び酸性官能基の両方を含む。
【0056】
従って、本発明の化合物は、例えば薬学的に許容される酸との塩として存在することができる。本発明は、そのような塩を含む。そのような塩の非限定的な例には、塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩、メタンスルホン酸塩、硝酸塩、マレイン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、プロピオン酸塩(proprionates)、酒石酸塩(例えば、(+)−酒石酸塩、(−)−酒石酸塩、又はラセミ混合物などのそれらの混合物)、コハク酸塩、安息香酸塩、及びグルラミン酸などのアミノ酸との塩、及び四級アンモニウム塩(例えば、ヨウ化メチル、ヨウ化エチルなど)などがある。これらの塩は、当業者に公知の方法によって製造することができる。
【0057】
当該化合物の中性型は、好ましくは、塩を塩基若しくは酸と接触させ、従来法で親化合物を単離することで再生される。親型の化合物は、極性溶媒中の溶解度などのある種の物理特性において各種塩型と異なり得る。実施形態において、本発明の化合物は、塩基性及び酸性の両方の官能基を含み、それによってその化合物は、塩基付加塩若しくは酸付加塩の何れかに変換させることができる。中性型の化合物は、その塩を塩基若しくは酸と接触させ、従来法で親化合物を単離することで再生させることができる。当該化合物の親形態は、極性溶媒中の溶解度などのある種の物理特性において各種塩型と異なるが、別段の断りがない限り、本明細書に開示の塩は、本発明に関しては親型の化合物と等価である。
【0058】
塩型に加えて、本発明は、プロドラッグ形態である化合物を提供する。本明細書に記載の化合物のプロドラッグは、生理条件下で化学変化を容易に受けて、本発明の化合物を提供する化合物である。本明細書に記載の化合物のプロドラッグは、投与後にイン・ビボで変換され得る。さらに、プロドラッグは、エクス・ビボ環境で化学的又は生化学的方法によって、例えば好適な酵素若しくは化学試薬と接触させた場合などに、本発明の化合物に変換することができる。
【0059】
本発明のある種の化合物は、非溶媒和型ならびに水和型などの溶媒和型で存在することができる。概して、溶媒和型は、非溶媒和型と等価であり、本発明の範囲に包含される。本発明のある種の化合物は、複数の結晶型又は非晶質型で存在することができる。概して、全ての物理型は、本発明によって想到される用途において等価であり、本発明の範囲内にあるものである。
【0060】
「薬学的に許容される賦形剤」及び「薬学的に許容される担体」は、対象者に対する化合物の投与及び対象者による吸収を助ける、患者に対する有害な毒性効果をほとんど起こすことなく本発明の組成物中に含ませることができる物質を指す。薬学的に許容される賦形剤の例には、水、NaCl、生理食塩水、乳酸加リンゲル液、通常のショ糖、通常のグルコース、結合剤、充填剤、崩壊剤、潤滑剤、コーティング剤、甘味剤、香味剤、塩溶液(リンゲル液など)、アルコール類、オイル類、ゼラチン類、炭水化物(例えば、乳糖、アミロース又はデンプン)、脂肪酸エステル類、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、及び着色剤などがあるが、これらに限定されるものではない。そのような調製物は、滅菌し、所望であれば、本発明の化合物と有害に反応しない、潤滑剤、保存剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、浸透圧に影響する塩、緩衝剤、着色剤、及び/又は芳香物質などと混合することができる。当業者には、他の薬学的賦形剤が本発明において有用であることはわかるであろう。
【0061】
「調製」という用語は、他の担体を有するか有さない活性成分が担体によって取り囲まれていることで、それと一緒になってカプセルを提供する担体としての封入材料との活性化合物の製剤を含むものである。同様に、カシェ剤及びロゼンジ剤が含まれる。錠剤、粉剤、カプセル、丸薬、カシェ剤及びロゼンジ剤を、経口投与に好適な固体剤形として用いることができる。
【0062】
「CCR4阻害剤」は、対照と比較した場合、例えばその化合物が存在しない場合又は不活性であることが知られている化合物と比較した場合に、CCR4の活性を低下させる化合物(例えば、本明細書に記載の化合物)を指す。
【0063】
「ポリペプチド」、「ペプチド」及び「タンパク質」という用語は、本明細書において互換的に使用されて、アミノ酸残基のポリマーを指し、そのポリマーは、アミノ酸からなるものではない部分に結合していることができる。それらの用語は、1以上のアミノ酸残基が相当する天然アミノ酸の人工的化学模倣体であるアミノ酸ポリマーに、そして、天然アミノ酸ポリマー及び非天然アミノ酸ポリマーに適用される。実施形態において、「ポリペプチド」、「ペプチド」及び「タンパク質」という用語は、明細書において互換的に使用されて、遺伝的にコードされた及び非遺伝的にコードされたアミノ酸、化学的若しくは生化学的に修飾若しくは誘導体化されたアミノ酸、及び修飾されたポリペプチド骨格を有するポリペプチドを含むことができる、あらゆる長さのアミノ酸のポリマー型を指す。これらの用語は、融合タンパク質を含み、それには異種アミノ酸配列との融合タンパク質;N末端メチオニン残基を有する若しくはそれを持たない異種及び同種リーダー配列との融合タンパク質;免疫的にタグ付けされたタンパク質などがあるが、これらに限定されるものではない。
【0064】
ポリペプチド又は細胞は、それが人工的若しくは操作された場合、又は人工的若しくは操作されたタンパク質若しくは核酸(例えば、非天然若しくは非野生型)由来であるか、それを含む場合に、「組換え体」である。例えば、ベクター若しくは何らかの(例えば、組換え生物のゲノム内の)他の異種性の位置(heterologous location)に挿入されることにより、天然で見られる場合に通常隣接するヌクレオチド配列を伴わなくなるポリヌクレオチドは、組換えポリヌクレオチドである。組換えポリヌクレオチドからイン・ビトロ若しくはイン・ビボで発現されるタンパク質が、組換えポリペプチドの1例である。同様に、天然に見られないポリヌクレオチド配列、例えば天然遺伝子の変異体は、組換え体である。
【0065】
「接触させる」は、その明瞭な普通の意味に従って用いられ、少なくとも二つの異なる種(例えば、生体分子を含む化合物又は細胞)が反応、相互作用又は物理的に接触するのに十分近くなるようにするプロセスを指す。しかしながら、理解すべき点として、得られる反応生成物は、加えられた試薬間の反応から、又は反応混合物中で製造し得る添加試薬の1以上からの中間体から、直接製造することができる。
【0066】
「接触させる」という用語は、二つの種を反応、相互作用又は物理的に接触させることを含むことができ、その二つの種は、本明細書に記載の化合物及びタンパク質若しくは酵素であることができる。一部の実施形態において、「接触させる」は、本明細書に記載の化合物を、シグナル伝達経路(例えば、MAPキナーゼ経路)に関与するタンパク質若しくは酵素と相互作用させることを含む。
【0067】
本明細書で定義のように、タンパク質関連での「活性化」、「活性化する」、「活性化すること」などの用語は、最初の不活性若しくは失活状態からの生理活性誘導体へのタンパク質の変換を指す。それらの用語は、活性化、又は活性化すること、感作すること、又は疾患において低下したタンパク質のシグナル伝達若しくは酵素活性若しくは量を上昇させることを指すものである。
【0068】
「作動薬」、「活性化剤(activator)」、「アップレギュレーター」などの用語は、所定の遺伝子若しくはタンパク質の発現又は活性を検出可能に上昇させることができる物質を指す。作動薬は、発現又は活性を、作動薬非存在下の対照と比較して10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%又はそれ以上上昇させることができる。ある種の態様において、発現又は活性は、作動薬非存在下での発現又は活性の1.5倍、2倍、3倍、4倍、5倍、10倍又はそれ以上である。実施形態において、作動薬は、標的と相互作用して、標的の活性化を引き起こしたり、活性化上昇を促進する分子である。実施形態において、活性化剤は、例えば、遺伝子、タンパク質、リガンド、受容体、又は細胞を増加、活性化、促進、活性化促進、感作又は上昇させる分子である。
【0069】
本明細書で定義のように、タンパク質−阻害剤相互作用に関連して「阻害」、「阻害する」、「阻害すること」などの用語は、阻害剤非存在下でのタンパク質の活性又は機能と比較してタンパク質の活性又は機能に負の影響を与えること(例えば、低下)を意味する。実施形態において、阻害は、阻害剤非存在下でのタンパク質の濃度若しくはレベルと比較してタンパク質の濃度又はレベルに負の影響を与えること(例えば、低下)を意味する。実施形態において、阻害は、疾患又は疾患症状の軽減を指す。実施形態において、阻害は、特定のタンパク質標的の活性低下を指す。従って、阻害は、少なくとも一部、部分的若しくは完全に刺激を遮断すること、活性化を低下、防止若しくは遅延させること、又は失活させること、脱感作させること、又はシグナル伝達若しくは酵素活性若しくはタンパク質量を低下させることを含む。実施形態において、阻害は、直接相互作用によってもたらされる標的タンパク質の活性の低下を指す(例えば、阻害剤が標的タンパク質に結合する)。実施形態において、阻害は、間接相互作用からの標的タンパク質の活性低下を指す(例えば、阻害剤が、標的タンパク質を活性化するタンパク質に結合することで、標的タンパク質活性化を防止する)。
【0070】
「阻害剤」、「リプレッサー」又は「拮抗薬」又は「ダウンレギュレーター」という用語は、互換的に、所定の遺伝子又はタンパク質の発現又は活性を検出可能に低下させることができる物質を指す。拮抗薬は、発現又は活性を、拮抗薬非存在下での対照と比較して10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%又はそれ以上低下させることができる。ある場合において、発現又は活性は、拮抗薬非存在下での発現又は活性より1.5倍、2倍、3倍、4倍、5倍、10倍又はそれ以下である。拮抗薬は、作動薬の活性を防止、低下、阻害若しくは中和し、確認された作動薬がない場合であっても、拮抗薬は、標的、例えば標的受容体の構成的活性も防止、阻害又は低下させることもできる。実施形態において、阻害剤は、例えば、遺伝子、タンパク質、リガンド、受容体又は細胞を低下、遮断、防止、活性化遅延、不活性化、脱感作又は低下させる分子である。阻害剤は、構成的活性を低下、遮断又は失活させる分子とも定義できる。「拮抗薬」は、作動薬の作用に対抗する分子である。
【0071】
「C−Cケモカイン受容体4型」及び「CCR4」という用語は、タンパク質(それのホモログ、アイソフォーム及び機能性断片など)を指し、C−C型ケモカイン(例えば、CCL2(MCP−1)、CCL4(MIP−1)、CCL5(RANTES)、CCL17(TARC)、及びCCL22(MDC))の高アフィニティ受容体である。それは、「CC−CKR−4」、「C−C CKR−4」、「K5−5」、「CD194」、「CMKBR4」、「ChemR13」、「HGCN」、及び「14099」など、科学文献で多くの異なる名称によって呼ばれる。その用語は、CCR4活性(例えば、野生型CCR4と比較して少なくとも30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%、又は100%内の活性)を維持するそれの組換え若しくは天然型のCCR4変異体を含む。その用語は、CCR4活性(例えば、野生型CCR4と比較して少なくとも30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%、又は100%以下の活性)を維持するそれの突然変異体型のCCR4変異体(例えば、フレームシフト変異)を含む。実施形態において、CCR4遺伝子がコードするCCR4タンパク質は、Entrez 1233、UniProt P51679、又はRefSeq(タンパク質)NP_005499.1に記載又はそれに相当するアミノ酸配列を有する。実施形態において、CCR4遺伝子は、RefSeq (mRNA) NM_005508に記載の核酸配列を有する。実施形態において、アミノ酸配列又は核酸配列は、本願出願時に公知の配列である。実施形態において、その配列は、GI:5031627に相当する。実施形態において、その配列は、NP_005499.1に相当する。実施形態において、その配列は、NM_005508.4に相当する。実施形態において、その配列は、GI:48762930に相当する。実施形態において、CCR4は、ヒトCCR4、例えばヒトがんを引き起こすCCR4である。樹状細胞、マクロファージ、NK細胞、血小板及び好塩基性球上で高頻度で認められるが、CCR4は主としてT細胞に関連している。それは、複数の炎症関連障害の進行において役割を果たし、本明細書に記載のように、多くの他の状態においても示唆されている。CCR4のゲノム配列は、第三染色体(NC_000003.12)上に存在し、CCR4遺伝子は、チンパンジー、アカゲザル、イヌ、ウシ、マウス、ラット、ニワトリ及びゼブラフィッシュなどの多くの生物種で保存されている。CCR4ポリペプチドは、360アミノ酸残基を含み(NP_005499.1)、他のケモカイン受容体と同様、CCR4は、白血球表面で認められるGタンパク質共役受容体である(Horuk (1994) Trends Pharm. Sci. 15:159−165参照)。
【0072】
「発現」という用語は、転写、転写後修飾、翻訳、翻訳後修飾及び分泌など(これらに限定されるものではない)のポリペプチド酸性に関与する段階を含む。発現は、タンパク質検出の従来技術を用いて検出することができる(例えば、ELISA、ウェスタンブロッティング、フローサイトメトリー、免疫蛍光、免疫組織化学など)。
【0073】
「疾患」又は「状態」という用語は、本明細書で提供の化合物又は方法で治療可能である患者又は対象者の状態若しくは健康状態を指す。その疾患はがんであることができる。その疾患は、自己免疫疾患であることができる。その疾患は、炎症性疾患であることができる。その疾患は、感染性疾患であることができる。一部のさらなる例では、「がん」は、ヒトのがん及び癌腫、肉腫、腺癌、リンパ腫、白血病などを指し、例えば固形がん及びリンパがん、腎臓がん、乳がん、肺がん、膀胱がん、結腸がん、卵巣がん、前立腺がん、膵臓がん、胃がん、脳腫瘍、頭頸部がん、皮膚がん、子宮がん、睾丸がん、神経膠腫、食道がん、及び肝臓がん、例えば肝細胞癌、リンパ腫、例えばB−急性リンパ芽球性リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(例えば、バーキットリンパ腫、小細胞リンパ腫、及び大細胞リンパ腫)、ホジキンリンパ腫、白血病(例えば、MDS、AML、ALL、ATLL及びCML)、又は多発性骨髄腫などがある。
【0074】
本明細書で使用される場合、「炎症性疾患」という用語は、異常な炎症(例えば、疾患を患っていない健常者などの対照と比較して高いレベルの炎症)を特徴とする疾患又は状態を指す。炎症性疾患の例には、自己免疫疾患、関節炎、関節リウマチ、乾癬性関節炎、若年性特発性関節炎、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス(SLE)、重症筋無力症、若年発症糖尿病、I型糖尿病、ギラン−バレー症候群、橋本脳症、橋本甲状腺炎、強直性脊椎炎、乾癬、シェーグレン症候群,脈管炎、糸球体腎炎、自己免疫性甲状腺炎、ベーチェット病、クローン病、潰瘍性大腸炎、水疱性類天疱瘡、サルコイドーシス、魚鱗癬、グレーブス眼症、炎症性腸疾患、アジソン病、白斑、喘息、アレルギー性喘息、尋常性座瘡、セリアック病、慢性前立腺炎、炎症性大腸炎、骨盤内炎症性疾患、再潅流傷害、虚血性再潅流傷害、卒中、サルコイドーシス、移植片拒絶反応、間質性膀胱炎、アテローム性動脈硬化症、強皮症及びアトピー性皮膚炎などがある。そのような状態は、他の疾患、障害および状態と表裏一体で関連している場合が非常に多い。例えば炎症サイトカイン類によって引き起こされ得る炎症関連の疾患、障害および状態の非限定的なリストには、関節炎、腎不全、狼瘡、喘息、乾癬、結腸炎、膵炎、アレルギー、線維症、外科合併症(例えば、炎症性サイトカイン類が治癒を妨げる場合)、貧血、及び線維筋痛などがある。慢性炎症関連であり得る他の疾患及び障害には、アルツハイマー病、鬱血性心不全、卒中、大動脈弁狭窄、動脈硬化症、骨粗鬆症、パーキンソン病、感染症、炎症性腸疾患(IBD)、アレルギー性接触皮膚炎及び他の皮膚炎、全身性硬化症、移植及び多発性硬化症などがある。本発明の化合物(例えば、CCR4阻害剤)が特に有効であり得る(例えば、現行の両方の限界のため)上記の疾患、障害および状態の一部について、下記でより詳細に説明する。
【0075】
本明細書で使用される場合、「がん」という用語は、哺乳動物(例えば、ヒト)で認められるあらゆる種類のがん、新生物又は悪性腫瘍を指し、例えば白血病、癌及び肉腫などがある。本明細書で提供の化合物又は方法で治療可能な癌の例には、脳腫瘍、神経膠腫、神経膠芽腫、神経芽細胞腫、前立腺がん、結腸直腸がん、膵臓がん、子宮頸がん、胃がん、卵巣がん、肺がん、及び頭部のがんなどがある。本明細書で提供の化合物又は方法によって治療可能ながんの例には、甲状腺がん、内分泌系がん、脳腫瘍、乳がん、子宮頸がん、結腸がん、頭頸部がん、肝臓がん、腎臓がん、肺がん、非小細胞肺がん、メラノーマ、中皮腫、卵巣がん、肉腫、胃がん、子宮がん、髄芽腫、結腸直腸がん、膵臓がんなどがある。別の例には、甲状腺癌、胆管癌、膵臓腺癌、皮膚黒色腫、結腸腺癌、直腸腺癌、胃腺癌、食道癌、頭頸部扁平上皮癌、浸潤性乳癌、肺腺癌、肺扁平細胞癌、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、神経芽細胞腫、神経膠腫、多形性膠芽腫、卵巣がん、横紋筋肉腫、原発性血小板血症、原発性マクログロブリン血症、原発性脳腫瘍、がん、悪性膵性インスリノーマ、悪性カルチノイド、膀胱がん、前癌皮膚病変、精巣がん、リンパ腫、甲状腺がん、神経芽細胞腫、食道がん、尿生殖路がん、悪性高カルシウム血症、子宮内膜がん、副腎皮質がん、内分泌性若しくは外分泌性膵臓の新生物、甲状腺髄様がん、甲状腺髄様癌、メラノーマ、結腸直腸がん、甲状腺乳頭がん、肝細胞癌、又は前立腺がんなどがある。
【0076】
「白血病」という用語は、広く、造血臓器の進行性悪性疾患を指し、概して、血液及び骨髄中の白血球及びそれらの前駆体の歪んだ増殖及び発生を特徴とする。白血病は、概して、(1)疾患の持続期間及び特徴−急性又は慢性、(2)関わる細胞の種類、骨髄系(骨髄性)、リンパ系(リンパ性)、又は単球系、並びに(3)血液中の異常細胞の数の増加又は非増加−白血病性又は非白血病性(亜白血病性)に基づいて、臨床学的に分類される。本明細書で提供の化合物又は方法によって治療可能な白血病の例には、例えば、非リンパ球性白血病、慢性リンパ球性白血病、急性顆粒球性白血病、慢性顆粒球性白血病、急性前骨髄球性白血病、成人T細胞白血病、非白血性白血病、白血球血症性白血病、好塩基球性白血病、芽細胞性白血病、ウシ白血病、慢性骨髄性白血病、皮膚白血病、胎児性白血病、好酸球性白血病、グロス白血病、有毛細胞白血病、血芽球性白血病、血芽球細胞白血病、組織球性白血病、幹細胞白血病、急性単球性白血病、白血球減少性白血病、リンパ性白血病、リンパ芽球性白血病、リンパ球性白血病、リンパ向性白血病、リンパ様白血病、リンパ肉腫細胞性白血病、マスト細胞白血病、巨核球性白血病、小骨髄芽球性白血病、単球性白血病、骨髄芽球性白血病、骨髄性白血病、骨髄顆粒球性白血病、骨髄単球性白血病、ネーゲリ白血病(Naegeli leukemia)、形質細胞性白血病、多発性骨髄腫、形質細胞性白血病、前骨髄球性白血病、リーダー細胞性白血病、シリング白血病、幹細胞性白血病、亜白血性白血病、又は未分化細胞性白血病などがある。
【0077】
「肉腫」という用語は、概して、胎生結合組織のような物質で構成され、概して、繊維製又は均質な物質中に密に埋まった細胞で構成されている腫瘍を指す。本明細書で提供の化合物又は方法によって治療可能な肉腫の例には、軟骨肉腫、線維肉腫、リンパ肉腫、黒色肉腫、粘液肉腫、骨肉腫、アバーネシー肉腫(Abemethy’s sarcoma)、脂肪肉腫(adiposesarcoma)、脂肪肉腫(liposarcoma)、胞状軟部肉腫、エナメル芽細胞肉腫、ブドウ状肉腫、緑色腫肉腫、絨毛膜癌、胎児性肉腫、ウィルムス腫瘍肉腫、子宮内膜肉腫、間質性肉腫、ユーイング肉腫、筋膜肉腫、線維芽細胞性肉腫、巨細胞肉腫、顆粒球性肉腫、ホジキン肉腫、特発性多発性色素性出血性肉腫(idiopathic multiple pigmented hemorrhagic sarcoma)、B細胞の免疫芽球性肉腫、リンパ腫、T細胞の免疫芽細胞肉腫、イェンセン肉腫、カポジ肉腫、クッパー細胞肉腫、血管肉腫、白血肉腫、悪性間葉腫肉腫(malignant mesenchymoma sarcoma)、傍骨性骨肉腫、網状赤血球性肉腫、ラウス肉腫、漿液嚢胞性肉腫、滑膜肉腫、又は毛細血管拡張性肉腫などがある。
【0078】
「黒色腫」という用語は、皮膚及び他の臓器のメラニン細胞系から生じる腫瘍を意味すると考えられる。本明細書で提供の化合物又は方法によって治療可能な黒色腫の例には、末端性黒子性黒色腫、メラニン欠乏性黒色腫、良性若年性黒色腫、クラウドマン黒色腫、S91黒色腫、ハーディング−パッセー黒色腫、若年性黒色腫、悪性黒子型黒色腫、悪性黒色腫、結節型黒色腫、爪下黒色腫、又は表在拡大型黒色腫などがある。
【0079】
「癌腫」という用語は、周辺細胞に浸潤し、転移を起こしやすい上皮細胞で構成される悪性新生物を指す。本明細書で提供の化合物又は方法によって治療可能な癌腫の例には、例えば、甲状腺癌、胆管癌、膵臓腺癌、皮膚黒色腫、結腸腺癌、直腸腺癌、胃腺癌、食道癌、頭頸部扁平上皮癌、浸潤性乳癌、肺腺癌、肺扁平細胞癌、甲状腺髄様癌、家族性甲状腺髄様癌、細葉細胞癌、腺房細胞癌、腺嚢癌腫、腺様嚢胞癌、腺腫性癌腫(carcinoma adenomatosum)、副腎皮質の癌腫、肺胞癌腫、肺胞細胞癌腫、基底細胞(basal cell)癌腫、基底細胞(basocellulare)癌腫、類基底細胞癌腫、基底有棘細胞癌腫、気管支肺胞癌腫、細気管支癌腫、気管支原性癌腫、脳様癌腫(cerebriform carcinoma)、胆管細胞癌腫、絨毛癌腫、膠様癌腫(colloid carcinoma)、面皰癌腫、子宮体癌腫、篩状癌腫、鎧状癌腫、皮膚癌腫、円柱癌腫、円柱細胞癌種、腺管癌、硬膜癌(carcinoma durum)、胎児期癌、脳組織様癌、類表皮癌(epiermoid carcinoma)、腺様上皮癌、外方発育癌(exophytic carcinoma)、潰瘍癌、線維性癌、膠様癌(gelatinifornicarcinoma)、膠様癌(gelatinous carcinoma)、巨細胞癌、巨大細胞性(giganto cellulare)癌、腺様癌、顆粒細胞癌、毛母癌、血様癌、肝細胞癌、ヒュルトレ細胞癌、硝子状癌、副腎様癌腫、乳児胎児性癌、上皮内癌、表皮内癌、上皮内癌、クロムペッヘル癌(Krompecher’s carcinoma)、クルチツキー細胞癌(Kulchitzky cell carcinoma)、大細胞癌、水晶体癌、レンズ状癌(carcinoma lenticulare)、脂肪性癌、リンパ上皮癌、髄様癌、髄質癌、黒色癌、軟性癌、粘液性癌腫、粘液分泌性癌(carcinoma muciparum)、粘液細胞性癌(carcinoma mucocellulare)、粘表皮様癌、粘液癌(carcinoma mucosum)、粘液性癌(mucous carcinoma)、粘液腫性癌、鼻咽頭癌、燕麦細胞癌、骨化性癌、類骨癌、乳頭状癌、門脈周囲癌、前浸潤癌、有棘細胞癌、粥状癌腫(pultaceous carcinoma)、腎臓の腎細胞癌、補充細胞癌、肉腫様癌、シュナイダー癌腫(schneiderian carcinoma)、硬性癌、陰嚢癌、印環細胞癌、単純癌、小細胞癌、ソラノイド癌腫(solanoid carcinoma)、球状細胞癌、紡錘細胞癌、海綿状癌、扁平上皮癌、扁平上皮細胞癌、紐様癌(string carcinoma)、血管拡張性癌(carcioma telangiectaticum)、毛細血管拡張症様癌(carcinoma telangiectodes)、移行上皮癌、結節癌(carcinoma tuberosum)、結節性癌(tuberous carcinoma)、いぼ状癌、又は絨毛状癌などがある。
【0080】
本明細書で使用される場合、「自己免疫疾患」という用語は、対象者の免疫系が、健常対象者では通常は免疫応答を誘発しない物質に対する異常な免疫応答を有する疾患又は状態を指す。本明細書に記載の化合物、薬学的組成物又は方法によって治療可能な自己免疫疾患の例には、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、急性壊死性出血性脳脊髄炎、アジソン病、無ガンマグロブリン血症、円形脱毛症、アミロイドーシス、強直性脊椎炎、抗GBM/抗TBM腎炎、抗リン脂質症候群(APS)、自己免疫性血管浮腫、自己免疫性再生不良性貧血、自己免疫性自律神経失調症、自己免疫性肝炎、自己免疫性高脂血症、自己免疫性免疫不全、自己免疫性内耳疾患(AIED)、自己免疫性心筋炎、自己免疫性卵巣炎、自己免疫性膵炎、自己免疫性網膜症、自己免疫性血小板減少性紫斑病(ATP)、自己免疫性甲状腺疾患、自己免疫性じんましん、軸索型若しくは神経性ニューロパチー、バロー病、ベーチェット病、水疱性類天疱瘡、心筋症、キャッスルマン病、セリアック病、シャーガス病、慢性疲労症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経障害(CIDP)、慢性再発性多巣性骨髄炎(CRMO)、チャーグ・ストラウス症候群、瘢痕性類天疱瘡/良性粘膜類天疱瘡、クローン病、コーガン症候群、寒冷凝集素病、先天性心ブロック、コクッサキーウィルス性心筋炎、CREST病、本態性混合型クリオグロブリン血症、脱髄性ニューロパチー、疱疹状皮膚炎、皮膚筋炎、デビック病(視神経脊髄炎)、円板状ループス、ドレスラー症候群、子宮内膜症、好酸球性食道炎、好酸球性筋膜炎、結節性紅斑、実験的アレルギー性脳脊髄炎、エバンス症候群、線維筋痛、線維化性肺胞炎、巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)、巨細胞性心筋炎、糸球体腎炎、グッドパスチャー症候群、多発血管炎性肉芽腫症(GPA)(以前は、ウェゲナー肉芽腫症と称されていた)、グレーブス病、ギラン−バレー症候群、橋本脳炎、橋本甲状腺炎、溶血性貧血、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病、妊娠性疱疹、低ガンマグロブリン血症、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、IgA腎症、IgG4関連硬化性疾患、免疫調節性リポタンパク質、封入体筋炎、間質性膀胱炎、若年性関節炎、若年性糖尿病(I型糖尿病)、若年性筋炎、川崎症候群、ランバート・イートン症候群、白血球破砕性血管炎、扁平苔癬、硬化性苔癬、木質結膜炎、線状IgA病(LAD)、狼瘡(SLE)、ライム病、慢性、メニエール病、顕微鏡的多発血管炎、混合性結合組織病(MCTD)、モーレン潰瘍、ムッハ・ハーベルマン病、多発性硬化症、重症筋無力症、筋炎、ナルコレプシー、視神経脊髄炎(デビック症候群)、好中球減少症、眼瘢痕性類天疱瘡、視神経炎、回帰性リウマチ、PANDAS(小児自己免疫性溶連菌感染関連性神経精神障害)、傍腫瘍性小脳変性症、発作性夜間血色素尿症(PNH)、パリー・ロンバーグ症候群、パーソネージ・ターナー症候群、扁平部炎(末梢性ブドウ膜炎)、天疱瘡、末梢性ニューロパチー、静脈周囲脳脊髄炎、悪性貧血、POEMS症候群、結節性多発動脈炎、I型、II型及びIII型多腺性自己免疫症候群、リウマチ性多発筋痛、多発性筋炎、心筋梗塞後症候群、心膜切開後症候群、プロゲステロン皮膚炎、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、乾癬、乾癬性関節炎、特発性肺線維症、壊疽性膿皮症、赤血球糸無形成症、レイノー現象、反応性関節炎、反射性交感神経性ジストロフィー、ライター症候群、再発性多発性軟骨炎、むずむず脚症候群、後腹膜線維症、リウマチ熱、関節リウマチ、サルコイドーシス、シュミット症候群、強膜炎、強皮症、シェーグレン症候群、精子及び精巣自己免疫、スティッフパーソン症候群、亜急性細菌性心内膜炎(SBE)、スザック症候群、交感性眼炎、高安動脈炎、側頭動脈炎/巨細胞性動脈炎、血小板減少性紫斑病(TTP)、トロサ・ハント症候群、横断性脊髄炎、I型糖尿病、潰瘍性大腸炎、未分化結合組織疾患(UCTD)、ブドウ膜炎、脈管炎、水疱性皮膚病、白斑、又はヴェーゲナー肉芽腫[(即ち、多発性血管炎を伴う肉芽腫症(GPA)]などがある。
【0081】
本明細書で使用される場合、「炎症性疾患」という用語は、異常な炎症(例えば、疾患を患っていない健常者などの対照と比較して高いレベルの炎症)を特徴とする疾患又は状態を指す。炎症性疾患の例には、外傷性脳損傷、関節炎、関節リウマチ、乾癬性関節炎、若年性特発性関節炎、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス(SLE)、重症筋無力症、若年発症糖尿病、I型糖尿病、ギラン−バレー症候群、橋本脳症、橋本甲状腺炎、強直性脊椎炎、乾癬、シェーグレン症候群,脈管炎、糸球体腎炎、自己免疫性甲状腺炎、ベーチェット病、クローン病、潰瘍性大腸炎、水疱性類天疱瘡、サルコイドーシス、魚鱗癬、グレーブス眼症、炎症性腸疾患、アジソン病、白斑、喘息、喘息、アレルギー性喘息、尋常性座瘡、セリアック病、慢性前立腺炎、炎症性大腸炎、骨盤内炎症性疾患、再潅流傷害、サルコイドーシス、移植片拒絶反応、間質性膀胱炎、アテローム性動脈硬化症及びアトピー性皮膚炎などがある。
【0082】
「治療すること」又は「治療」という用語は、傷害、疾患、病態又は状態の療法若しくは寛解における奏功のしるしを指し、例えば寛解;緩解;症状の軽減又は傷害、病態若しくは状態を患者がより耐えられるものとすること;変性若しくは衰えの速度を低下させること;変性の最終点を衰弱程度の低いものとすること;患者の身体的若しくは精神的安寧を向上させることなどの客観的又は主観的パラメータがある。症状の治療又は寛解は、客観的若しくは主観的パラメータ;例えば、身体検査、神経精神医学的検査及び/又は精神鑑定の結果に基づくものであることができる。「治療」という用語及びそれの結合は、傷害、病態、状態又は疾患の予防を含むことができる。実施形態において、治療は予防である。実施形態において、治療は予防を含まない。
【0083】
本明細書で使用される(及び当業界で理解されている)「治療すること」又は「治療」は、広く、臨床結果などの対象者の状態における有益又は所望の結果を得るためのアプローチも含む。有益又は所望の臨床結果には、部分的であろうと全体的であろうと、そして検出可能であろうと検出不可能であろうと、1以上の症状若しくは状態の軽減若しくは寛解、疾患の程度の低下、疾患状態の安定化(即ち、悪化しない)、疾患の伝染若しくは蔓延の防止、疾患進行の遅延若しくは緩徐化、疾患状態の寛解若しくは緩和、疾患の再発の低減、及び鎮静などがあり得るが、これらに限定されるものではない。即ち、本明細書で使用の「治療」は、疾患の治癒、寛解又は予防を含む。治療は、疾患が起こるのを予防し;疾患蔓延を阻害し;疾患の症状(例えば、眼痛、光周囲のハロー視認、赤目、非常に高い眼圧)を緩和し、疾患の基礎原因を完全若しくは部分的に除去し、疾患の期間を短縮し、これらの組み合わせを行うことができる。
【0084】
本明細書で使用の「治療すること」及び「治療」は、予防的処置を含む。治療方法は、対象者に治療上有効量の本明細書に記載の化合物を投与することを含む。投与段階は、単回投与からなることができるか、一連の投与を含むことができる。治療期間の長さは、多様な要素、例えば状態の重度、患者の年齢、化合物の濃度、治療に用いられる組成物の活性、又はこれらの組み合わせによって決まる。治療若しくは予防に用いられる薬剤の有効用量は、特定の治療若しくは予防の期間に増加若しくは減少し得ることも明らかであろう。用量を変えることができ、それは当業界で公知の標準的な診断アッセイによって明らかにできる。場合により、慢性投与が必要となり得る。例えば、組成物は、患者を治療するのに十分な量及び期間で対象者に投与される。
【0085】
「予防する」という用語は、患者における疾患症状の発生率低下を指す。上記で示したように、予防は完全(検出可能な症状がない)又は部分的であることで、治療を行わない場合に生じると考えられるものより少ない症状が認められるようにすることができる。実施形態において、予防は、疾患、障害若しくは状態の進行の治療、又はそれの有害その他の望ましくない状態への進行の阻害を指す。
【0086】
「患者」又は「治療若しくは予防を必要とする対象者」は、本明細書で提供される薬学的組成物の投与によって治療可能な疾患若しくは状態を患う又はそれに罹りやすい生きた生命体を指す。非限定的な例には、ヒト、他の哺乳動物、ウシ、ラット、マウス、イヌ、サル、ヤギ、ヒツジ、ウシ、シカ及び他の非哺乳動物などがある。一部の実施形態において、患者はヒトである。
【0087】
「有効量」は、化合物が存在しない場合と比較して言及の目的を達成する(例えば、それを投与する効果を達成し、疾患を治療し、酵素活性を低下させ、酵素活性を上昇させ、シグナル伝達経路を低下させ、又は疾患若しくは状態の1以上の症状を軽減する)だけの化合物の量である。「有効量」の例は、疾患の症状若しくは複数症状の治療、予防又は軽減に寄与するのに十分な量であり、それは「治療上有効量」とも称することができるであろう。症状又は複数症状の「軽減」(及びこの表現の文法的均等物)は、症状の重度若しくは頻度の低下、又は症状の消失を意味する。薬剤の「予防上有効量」は、対象者に投与した場合に、所期の予防効果(例えば、傷害、疾患、病態若しくは状態の発症(又は再発)を防止若しくは遅延させること、又は傷害、疾患、病態若しくは状態、又はそれらの症状の発症(又は再発)の可能性を低下させること)を有するであろう薬剤の量である。完全な予防効果が、必ずしも1用量の投与によって起こるわけではなく、一連の用量の投与後にやっと生じる可能性がある。従って、予防上有効量は、1回以上の投与で投与することができる。本明細書で使用される「活性低下量」は、拮抗薬が存在しない場合と比較して酵素の活性を低下させるのに必要な拮抗薬の量を指す。本明細書で使用される「機能障害量」は、拮抗薬が存在しない場合と比較して酵素若しくはタンパク質の機能を障害するのに必要な拮抗薬の量を指す。正確な量は、治療の目的によって決まり、公知の技術を用いて当業者が確認可能であろう(例えば、Lieberman, Pharmaceutical Dosage Forms (vols. 1−3, 1992);Lloyd, The Art, Science and Technology of Pharmaceutical Compounding (1999);Pickar, Dosage Calculations (1999);及びRemington: The Science and Practice of Pharmacy, 20th Edition, 2003, Gennaro, Ed., Lippincott, Williams & Wilkins参照)。治療上有効量は、関連する生理効果を測定することで確認することができ、それは投与法及び対象者の状態の診断解析などと関連させて調節することができる。例を挙げると、投与後の特定の時点でのCCR4阻害剤(又は、例えばそれの代謝物)の血清レベルの測定値は、治療上有効量が投与されたか否かの指標となり得る。
【0088】
本明細書に記載のいずれの化合物についても、治療上有効量は、最初に細胞培養アッセイから決定することができる。目標濃度は、本明細書に記載されているか当業界で公知の方法を用いて測定される、本明細書に記載の方法を達成することができる活性化合物の濃度であろう。
【0089】
当業界で公知のように、ヒトでの使用における治療上有効量は、動物モデルから決定することもできる。例えば、ヒトの用量は、動物で有効であることが認められた濃度を達成するように製剤することができる。ヒトでの用量は、上記のように、化合物の有効性をモニタリングし、用量を上下に調節することで調節することができる。用量を調節して上記の方法及び他の方法に基づいてヒトにおける最大効力を達成することは、当業者の能力の範囲内である。上記で記載の方法及び他の方法に基づいてヒトにおいて最大治療ウィンドウ効力若しくは毒性を達成することは、当業者の能力の範囲内である。
【0090】
本明細書に記載の「治療上有効量」という用語は、上記のような、傷害を寛解するだけの治療薬の量を指す。例えば、所定のパラメータに関して、治療上有効量は、少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、40%、50%、60%、75%、80%、90%、又は少なくとも100%の上昇又は低下を示す。治療効力は、「〜倍」の上昇若しくは低下と表現することもできる。例えば、治療上有効量は、対照の少なくとも1.2倍、1.5倍、2倍、5倍又はそれ以上の効果を有することができる。
【0091】
用量は、患者の要請及び使用される化合物に応じて変わり得る。本発明の文脈において、患者に投与される用量は、経時的に患者での有利な治療応答をもたらす上で十分なものでなければならない。用量の大きさは、有害副作用の存在、性質及び程度によっても決定される。特定の状況に適した用量の決定は、医師の技術の範囲内である。概して、化合物の至適用量より少ないより小さい用量で処置を開始する。その後、環境下で至適な効果に達するまで、用量を小刻みに上昇させる。投与量及び投与間隔を個別に調節して、治療される特定の臨床適応に有効な投与化合物のレベルを提供するようにすることができる。これによって、その個体の疾患状態の重度に釣り合った治療法が提供されるであろう。
【0092】
本明細書で使用される場合、「投与」という用語は、対象者への経口投与、坐剤、局所接触、静脈投与、非経口投与、腹腔内投与、筋肉投与、病巣内投与、くも膜下腔内投与、頭蓋内投与、経鼻投与若しくは皮下投与、又は徐放機器の植込み(例えば、ミニ浸透圧ポンプなど)としての投与を意味する。投与は、非経口および経粘膜(例えば、口腔、舌下、口蓋、歯肉、経鼻、膣内、直腸又は経皮)などの任意の経路によるものである。非経口投与としては、例えば、静脈、筋肉、細動脈内、皮内、皮下、腹腔内、心室内および頭蓋内が挙げられる。他の送達様式には、リポソーム製剤、静脈注射、経皮貼付剤などの使用があるが、それらに限定されるものではない。「併用投与する」は、本明細書に記載されるような1以上の追加の治療(例えば、抗癌剤、化学療法剤、又は神経変性疾患の治療)を付与する直前又は直後に、本明細書に記載の組成物が同時に投与されることを意味する。本発明の化合物は、患者に単独で投与することができるか、又は併用投与することができる。併用投与は、化合物の個別の又は組み合わせた(2以上の化合物又は薬剤)併用投与又は連続投与を含むことを意味する。このため、製剤も必要に応じて他の活性物質(例えば、代謝変性を低下させるため)と混合することができる。本発明の組成物は、経皮的に、局所経路によって、送達させることができ、またアプリケータ、スティック、液剤、懸濁液、乳濁液、ゲル、クリーム、軟膏、ペースト類、ゼリー剤、塗料、及びエアロゾルとして製剤することができる。経口製剤としては、患者によって経口摂取に好適な錠剤、丸薬、粉剤、糖衣錠、カプセル剤、液剤、ロゼンジ剤、カシェ剤、ゲル、シロップ、スラリー、懸濁液などが挙げられる。固体製剤としては、粉剤、錠剤、丸薬、カプセル剤、カシェ剤、坐剤及び分散性粒剤が挙げられる。液体製剤としては、例えば、水又はプロピレングリコール水溶液などの液剤、懸濁液及び乳濁液が挙げられる。本発明の組成物は、持続放出性及び/又は快適性を提供するための成分を更に含んでもよい。こうした成分には、高分子量のアニオン性粘膜模倣性(mucomimetic)ポリマー、ゲル化多糖及び微粉砕薬剤担体などがある。これらの成分は、米国特許明細書第4,911,920号、同5,403,841号及び同4,861,760号で更に詳細に考察されている。これらの特許の全内容は、あらゆる点に関し、参照によって本明細書に組み込まれる。本発明の組成物は、体内での持続放出のための微粒子としても送達され得る。例えば、微粒子は、薬剤含有微粒子の皮内注入を介して(Rao, J. Biomater Sci. Polym. Ed.7:623−645, 1995)、生分解性及び注射用ゲル配合物として(例えば、Gao Pharm. Res. 12:857−863, 1995を参照する)、又は、経口投与用の微粒子(例えば、Eyles, J. Pharm. Pharmacol. 49:669−674, 1997を参照する)として投与され、皮下でゆっくりと放出され得る。別の実施形態では、本発明の組成物の製剤は、細胞膜と融合するか取り込まれるリポソームを用いることで、即ち細胞の表面膜タンパク質受容体に結合してエンドサイトーシスを生じるリポソームに結合した受容体リガンドを用いることで送達させることができる。リポソームを使用することにより、特にリポソーム表面が標的細胞に特異的な受容体リガンドを担持する場合、又はさもなければ特定の臓器を優先的に指向する場合、イン・ビボで本発明の組成物を標的細胞に送達することに注力することができる(例えば、Al−Muhammed, J. Microencapsul. 13:293−306, 1996;Chonn, Curr. Opin. Biotechnol. 6:698−708, 1995;Ostro, Am. J. Hosp. Pharm. 46:1576−1587, 1989を参照する)。本発明の組成物は、ナノ粒子として送達することもできる。
【0093】
「併用投与する」は、1以上の追加の治療を付与する直前又は直後に、本明細書に記載の組成物が同時に投与されることを意味する。本発明の化合物は、患者に単独で投与することができるか、又は併用投与することができる。併用投与は、化合物の個別の又は組み合わせた(複数の化合物)併用投与又は連続投与を含むことを意味する。本発明の組成物は、局所経路によって経皮的に送達されても、又はアプリケータスティック、液剤、懸濁液、乳濁液、ゲル、クリーム、軟膏、ペースト類、ゼリー剤、塗料、粉剤及びエアロゾルとして製剤されてもよい。
【0094】
本明細書に記載のいずれの化合物についても、治療上有効量は、最初に細胞培養アッセイから決定することができる。目標濃度は、本明細書に記載されているか当業界で公知の方法を用いて測定される、本明細書に記載の方法を達成することができる活性化合物の濃度であろう。
【0095】
当業界で公知のように、ヒトでの使用における治療上有効量は、動物モデルから決定することもできる。例えば、ヒトの用量は、動物で有効であることが認められた濃度を達成するように製剤することができる。ヒトでの用量は、上記のように、化合物の有効性をモニタリングし、用量を上下に調節することで調節することができる。用量を調節して上記の方法及び他の方法に基づいてヒトにおける最大効力を達成することは、当業者の能力の範囲内である。
【0096】
用量は、患者の要請及び使用される化合物に応じて変わり得る。本発明の文脈において、患者に投与される用量は、経時的に患者での有利な治療応答に影響を与える上で十分なものでなければならない。用量の大きさは、有害副作用の存在、性質及び程度によっても決定される。特定の状況に適した用量の決定は、医師の技術の範囲内である。概して、化合物の至適用量より少ないより小さい用量で処置を開始する。その後、環境下で至適な効果に達するまで、用量を小刻みに上昇させる。
【0097】
投与量及び投与間隔を個別に調節して、治療される特定の臨床適応に有効な投与化合物のレベルを提供するようにすることができる。これによって、その個体の疾患状態の重度に釣り合った治療法が提供されるであろう。
【0098】
本明細書に記載の教示を用いて、ほとんど毒性を引き起こさないが、特定の患者が示す臨床症状を治療するのに有効である有効な予防的若しくは治療的処置方法を計画することができる。この計画では、化合物の効力、相対的生物学的利用能、患者体重、副作用の存在及び重度、好ましい投与形態、選択された薬剤の毒性プロファイルなどの要因を考慮することによる活性化合物の選択を行うべきである。
【0099】
本明細書に記載の化合物は、がん(例えば、結腸がん)、心血管疾患、代謝疾患、免疫若しくは炎症性疾患若しくは障害を治療する上で有用であることが知られている他の活性剤と、互いに組み合わせて使用することができる。
【0100】
一部の実施形態において、一つの活性剤を第2の活性剤の0.5時間、1時間、2時間、4時間、6時間、8時間、10時間、12時間、16時間、20時間、24時間、2日間、4日間、1週間又は1ヶ月以内に投与することを含む実施形態も想到される。併用投与には、2つの有効成分を同時に、ほぼ同時に(例えば、互いの約1分、5分、10分、15分、20分、若しくは30分以内に)、又は任意の順序で順次投与することを含む。一部の実施形態において、併用投与は、共製剤、即ち、両方の活性薬剤を含む一つの薬学的組成物を調製することによって達成することができる。他の実施形態では、活性薬剤は別個に製剤することができる。別の実施形態において、活性薬剤及び/又は補助剤は、互いに連結するか接合させることができる。一部の実施形態において、本明細書に記載の化合物は、がん(例えば、結腸がん)、心血管疾患、代謝疾患、免疫若しくは炎症性疾患若しくは障害の治療と組み合わせても良い。
【0101】
「心血管剤」は、それの明瞭な通常の意味に従って使用され、何らかの形で心臓又は循環若しくは血管系の状態を治療するのに用いられる組成物(例えば、化合物、薬剤、拮抗薬、阻害剤、調節剤)を指す。一部の実施形態において、心血管剤は、心血管の疾患若しくは障害の治療方法で使用される本明細書で確認された薬剤である。一部の実施形態において、心血管剤は、心血管の疾患若しくは障害の治療に関して、FDA又は米国以外の国の同様の規制当局によって承認された薬剤である。
【0102】
「抗炎症剤」は、それの明瞭な通常の意味に従って使用され、何らかの形で炎症若しくは腫脹を軽減するのに用いられる組成物(例えば、化合物、薬剤、拮抗薬、阻害剤、調節剤)を指す。一部の実施形態において、抗炎症剤は、炎症性の疾患若しくは障害の治療方法で使用される本明細書で確認された薬剤である。一部の実施形態において、抗炎症剤は、腫脹及び炎症の低減に関して、FDA又は米国以外の国の同様の規制当局によって承認された薬剤である。
【0103】
本明細書に記載の化合物を投与して、免疫若しくは炎症性疾患若しくは障害、心血管若しくは代謝性疾患若しくは障害及び/又はがんを治療することができる。この点については、本明細書に開示の化合物は、そのような疾患若しくは障害を治療するのに単独で投与することができるか、そのような疾患若しくは障害を治療するのに別の治療剤と併用投与することができる。
【0104】
本明細書に開示の化合物は、サイトカイン又はサイトカイン機能の作動薬若しくは拮抗薬(SOCS系の調節剤などのサイトカインシグナル伝達経路に作用する薬剤など)と併用投与することができ、それにはα−、β−及びγ−インターフェロン;インシュリン様増殖因子I型(IGF−1);IL1〜17などのインターロイキン類(IL)、及びアナルシンラ(analcinra)などのインターロイキン拮抗薬若しくは阻害剤;抗TNFモノクローナル抗体(例えば、インフリキシマブ;アダリムマブ及びCDP−870)などの腫瘍壊死因子α(TNF−α)阻害剤;及び免疫グロブリン分子(例えば、エタネルセプト)及び低分子量剤、例えばペントキシフィリンなどのTNF受容体拮抗薬などがある。
【0105】
本明細書に開示の化合物は、抗炎症剤、例えばサリドマイド若しくはそれの誘導体、レチノイド、ジトラノール又はカルシポトリオール、非ステロイド系抗炎症剤(以下、NSAID)、例えば局所若しくは全身投与される非選択的シクロオキシゲナーゼCOX−1/COX−2阻害剤(例えば、ピロキシカム、ジクロフェナク、プロピオン酸類(例えば、ナプロキセン、フルルビプロフェン、フェノプロフェン、ケトプロフェン及びイブプロフェン)、メフェナム酸などのフェナム酸類、インドメタシン、スリンダク、アザプロパゾン、フェニルブタゾンなどのピラゾロン類、アスピリンなどのサリチル酸類);選択的COX−2阻害剤(例えば、メロキシカム、セレコキシブ、ロフェコキシブ、バルデコキシブ、ルマロコキシブ(lumarocoxib)、パレコキシブ(parecoxib)及びエトリコキシブ(etoricoxib));シクロオキシゲナーゼ阻害性一酸化窒素供与剤(CINOD類);グルココルチコステロイド(局所、経口、筋肉、静脈又は関節内経路によって投与される);メトトレキセート;レフルノミド(leflunomide);ヒドロキシクロロキン;d−ペニシラミン;オーラノフィン又は他の非経口若しくは経口の金製剤;鎮痛薬;ジアセレイン;ヒアルロン酸誘導体などの関節内療法;及びグルコサミンなどの栄養補給剤と併用投与することができる。
【0106】
本明細書で開示の化合物は、カルシウムチャンネル遮断薬、β−アドレナリン受容体遮断薬、アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、アンギオテンシン−2受容体拮抗薬;スタチン若しくはフィブラートなどの脂質低下剤;ペントキシフィリンなどの血球形態の調節剤;血栓溶解薬、又は血小板凝集阻害剤などの抗凝血剤と併用投与することができる。
【0107】
「抗がん剤」は、それの明瞭な通常の意味に従って使用され、抗新生物特性又は細胞の成長若しくは増殖を阻害する能力を有する組成物(例えば、化合物、薬学的、拮抗薬、阻害剤、調節剤)を指す。一部の実施形態において、抗がん剤は、化学療法薬である。一部の実施形態において、抗がん剤は、がんの治療方法で使用される本明細書で確認された薬剤である。一部の実施形態において、抗がん剤は、がん治療に関して、FDA又は米国以外の国の同様の規制当局によって承認された薬剤である。抗がん剤の例には、MEK(例えばMEK1、MEK2、又はMEK1及びMEK2)阻害剤(例えばXL518、CI−1040、PD035901、セルメチニブ/AZD6244、GSK1120212/トラメチニブ、GDC−0973、ARRY−162、ARRY−300、AZD8330、PD0325901、U0126、PD98059、TAK−733、PD318088、AS703026、BAY869766)、アルキル化剤(例えば、シクロホスファミド、イホスファミド、クロラムブシル、ブスルファン、メルファラン、メクロレタミン、ウラムスチン、チオテパ、ニトロソ尿素類、ナイトロジェンマスタード類(例えば、メクロレタミン、シクロホスファミド、クロラムブシル、メイファラン(meiphalan))、エチレンイミン及びメチメラミン類(例えば、ヘキサメチルメラミン、チオテパ)、アルキルスルホネート類(例えば、ブスルファン)、ニトロソ尿素類(例えば、カルムスチン、ロムスチン、セムスチン、ストレプトゾシン)、トリアゼン類(デカルバジン))、抗代謝薬(例えば、5−アザチオプリン、ロイコボリン、カペシタビン、フルダラビン、ゲムシタビン、ペメトレキセド、ラルチトレキセド、葉酸類縁体(例えば、メトトレキセート)、又はピリミジン類縁体(例えば、フルオロウラシル、フロクソウリジン(floxouridine)、シタラビン)、プリン類縁体(例えば、メルカプトプリン、チオグアニン、ペントスタチン)など)、植物アルカロイド類(例えば、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビノレルビン、ビンデシン、ポドフィロトキシン、パクリタキセル、ドセタキセルなど)、トポイソメラーゼ阻害剤(例えば、イリノテカン、トポテカン、アムサクリン、エトポシド(VP16)、リン酸エトポシド、テニポシドなど)、抗腫瘍抗生物質(例えば、ドキソルビシン、アドリアマイシン、ダウノルビシン、エピルビシン、アクチノマイシン、ブレオマイシン、マイトマイシン、ミトキサントロン、プリカマイシンなど)、白金系化合物(例えば、シスプラチン、オキザロプラチン(oxaloplatin)、カルボプラチン)、アントラセンジオン(例えば、ミトキサントロン)、置換されている尿素(例えば、ヒドロキシ尿素)、メチルヒドラジン誘導体(例えば、プロカルバジン)、副腎皮質抑制剤(例えば、ミトタン、アミノグルテチミド)、エピポドフィロトキシン類(例えば、エトポシド)、抗生物質(例えば、ダウノルビシン、ドキソルビシン、ブレオマイシン)、酵素(例えば、L−アスパラギナーゼ)、マイトジェン活性化タンパク質キナーゼシグナル伝達の阻害剤(例えば、U0126、PD98059、PD184352、PD0325901、ARRY−142886、SB239063、SP600125、BAY43−9006、ウォルトマニン又はLY294002)、Syk阻害剤、mTOR阻害剤、抗体(例えば、リツキサン)、ゴシフォール(gossyphol)、ゲナセンス、ポリフェノールE、クロロフシン、全トランス−レチノイン酸(ATRA)、ブリオスタチン、腫瘍壊死因子関連アポトーシス誘発リガンド(TRAIL)、5−アザ−2’−デオキシシチジン、全トランス−レチノイン酸、ドキソルビシン、ビンクリスチン、エトポシド、ゲムシタビン、イマチニブ(Gleevec.、RTM)、ゲルダナマイシン、17−N−アリルアミノ−17−デメトキシゲルダナマイシン(17−AAG)、フラボピリドール、LY294002、ボルテゾミブ、トラスツズマブ、BAY11−7082、PKC412、PD184352、20−エピ−1,25ジヒドロキシビタミンD3;5−エチニルウラシル;アビラテロン;アクラルビシン;アシルフルベン;アデシペノール;アドゼレシン;アルデスロイキン;ALL−TK拮抗薬;アルトレタミン;アンバムスチン;アミドックス;アミホスチン;アミノレブリン酸;アムルビシン;アムサクリン;アナグレリド;アナストロゾール;アンドログラフォリド;血管新生阻害薬;拮抗薬D;拮抗薬G;アンタレリックス;抗背側化(anti−dorsalizing)形態形成タンパク質−1;抗アンドロゲン性前立腺癌薬;抗エストロゲン剤;抗新生物薬;アンチセンスオリゴヌクレオチド類;アフィジコリングリシネート;アポトーシス遺伝子調節剤;アポトーシス調節剤;アプリン酸;アラ−CDP−DL−PTBA;アルギニンデアミナーゼ;アスラクリン;アタメスタン;アトリムスチン;アキシナスタチン1;アキシナスタチン2;アキシナスタチン3;アザセトロン;アザトキシン;アザチロシン;バッカチンIII誘導体;バラノール;バチマスタット;BCR/ABL拮抗薬;ベンゾコリン類;ベンゾイルスタウロスポリノン;β−ラクタム誘導体;β−アレチン;ベータクラマイシンB;ベツリニン酸;bFGF阻害薬;ビカルタミド;ビスアントレン;ビスアジリジニルスペルミン;ビスナフィド;ビストラテンA;ビゼレシン;ブレフラート;ブロピリミン;ブドチタン;ブチオニンスルホキシイミン;カルシポトリオール;カルホスチンC;カンプトテシン誘導体類;カナリポックスIL−2;カペシタビン;カルボキサミド−アミノ−トリアゾール;カルボキシアミドトリアゾール;CaRestM3;CARN700;軟骨由来阻害薬;カルゼレシン;カゼインキナーゼ阻害薬(ICOS);カスタノスペルミン;セクロピンB;セトロレリックス;クロリン類;クロロキノキザリンスルホンアミド;シカプロスト;シス−ポルフィリン;クラドリビン;クロミフェン類縁物;クロトリマゾール;コリスマイシンA;コリスマイシンB;コンブレタスタチンA4;コンブレタスタチン類縁物;コナゲニン;クランベシジン816;クリスナトール;クリプトフィシン8;クリプトフィシンA誘導体;クラシンA;シクロペンタアントラキノン類;シクロプラタム;シペマイシン;シタラビン・オクフォスフェート(ocfosfate);細胞溶解因子;サイトスタチン;ダクリキシマブ;デシタビン;デヒドロジデムニンB;デスロレリン;デキサメタゾン;デクスイホスファミド;デクスラゾキサン;デクスベラパミル;ジアジコン;ジデムニンB;ジドックス;ジエチルノルスペルミン;ジヒドロ−5−アザシチジン;ジオキサマイシン;ジフェニルスピロムスチン;ドコサノール;ドラセトロン;ドキシフルリジン;ドロロキシフェン;ドロナビノール;デュオカルマイシンSA;エブセレン;エコムスチン;エデルフォシン;エドレコロマブ;エフロルニチン;エレメン;エミテフル;エピルビシン;エプリステリド;エストラムスチン類縁物;エストロゲン作働薬;エストロゲン拮抗薬;エタニダゾール;リン酸エトポシド;エキセメスタン;ファドロゾール;ファザラビン;フェンレチニド;フィルグラスチム;フィナステリド;フラボピリドール;フレゼラスチン;フルアステロン;フルダラビン;塩酸フルオロダウノルビシン;フォルフェニメックス;フォルメスタン;フォストリエシン;フォテムスチン;ガドリニウム・テキサフィリン;硝酸ガリウム;ガロシタビン;ガニレリックス;ゼラチナーゼ阻害薬;ゲムシタビン;グルタチオン阻害薬;ヘプスルファム;ヘレグリン;ヘキサメチレンビスアセトアミド;ヒペリシン;イバンドロン酸;イダルビシン;イドキシフェン;イドラマントン;イルモフォシン;イロマスタット;イミダゾアクリドン類;イミキモド;免疫刺激ペプチド;インシュリン様増殖因子−1受容体阻害薬;インターフェロン作働薬;インターフェロン類;インターロイキン類;ヨーベングアン;ヨードドキソルビシン;イポメアノール、4−;イロプラクト;イルソグラジン;イソベンガゾール;イソホモハリコンドリンB;イタセトロン;ジャスプラキノリド;カハラリドF;三酢酸ラメラリン−N;ランレオチド;レイナマイシン;レノグラスチム;硫酸レンチナン;レプトルスタチン;レトロゾール;白血病阻害因子;白血球α−インターフェロン;ロイプロリド+エストロゲン+プロゲステロン;ロイプロレリン;レバミゾール;リアロゾール;直鎖ポリアミン類縁物;親油性二糖ペプチド;親油性白金化合物;リソクリナミド7;ロバプラチン;ロンブリシン;ロメトレキソール;ロニダミン;ロソキサントロン;ロバスタチン;ロキソリビン;ルルトテカン;ルテチウム・テキサフィリン;リソフィリン;細胞溶解ペプチド類;メイタンシン;マノスタチンA;マリマスタット;マソプロコール;マスピン;マトリリシン阻害薬;基質金属プロテイナーゼ阻害薬;メノガリル;メルバロン;メテレリン;メチオニナーゼ;メトクロプラミド;MIF阻害薬;ミフェプリストン;ミルテフォシン;ミリモスチム;不適正二本鎖RNA;ミトグアゾン;ミトラクトール;マイトマイシン類縁物;ミトナフィド;マイトトキシン線維芽細胞増殖因子−サポリン;ミトキサントロン;モファロテン;モルグラモスチム;モノクローナル抗体、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン;モノホスホリル脂質A+ミオバクテリウム細胞壁sk;モピダモール;多薬剤耐性遺伝子阻害薬;多発性腫瘍抑制剤1による療法;マスタード抗癌剤;マイカペルオキシドB;ミコバクテリウム細胞壁抽出物;ミリアポロン;N−アセチルジナリン;N−置換ベンズアミド;ナファレリン;ナグレスチプ;ナロキソン+ペンタゾシン;ナパビン;ナフテルピン;ナルトグラスチム;ネダプラチン;ネモルビシン;ネリドロン酸;中性エンドペプチターゼ;ニルタミド;ニサマイシン;一酸化窒素調節剤;ニトロキシド抗酸化剤;ニトルリン;O6−ベンジルグアニン;オクトレオチド;オキセノン;オリゴヌクレオチド類;オナプリストン;オンダンセトロン;オンダンセトロン;オラシン;経口サイトカイン誘発剤;オルマプラチン;オサテロン;オキサリプラチン;オキサウノマイシン;パラウアミン;パルミトイルリゾキシン;パミドロン酸;パナキシトリオール;パノミフェン;パラバクチン;パゼリプチン;ペガスパルガーゼ;ペルデシン;ポリ硫酸ペントサンナトリウム;ペントスタチン;ペントロゾール;ペルフルブロン;ペルフォスファミド;ペリリルアルコール;フェナジノマイシン;フェニルアセテート;ホスファターゼ阻害薬;ピシバニール;塩酸ピロカルピン;ピラルビシン;ピリトレキシム;プラセチンA;プラセチンB;プラスミノーゲン活性化因子阻害薬;白金錯体;白金化合物;白金−トリアミン錯体;ポルフィマーナトリウム;ポルフィロマイシン;プレドニゾン;プロピルビス−アクリドン;プロスタグランジンJ2;プロテアゾーム阻害薬;プロテインA系免疫調節剤;タンパク質キナーゼC阻害薬;タンパク質キナーゼC阻害薬、ミクロアルガル;タンパク質チロシンホスファターゼ阻害薬;プリンヌクレオシドホスホリラーゼ阻害薬;プルプリン類;ピラゾロアクリジン;ピリドキシル化ヘモグロビンポリオキシエチレン結合体;raf拮抗薬;ラルチトレキセド;ラモセトロン;rasファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害薬;ras阻害薬;ras−GAP阻害薬;脱メチル化レテリプチン;エチドロン酸レニウムRe186;リゾキシン;リボザイム類;RIIレチナミド;ログレチミド;ロヒツキン;ロムルチド;ロキニメックス;ルビギノンB1;ルボキシル;サフィンゴル;セイントピン;SarCNU;サルコフィトールA;サルグラモスチム;Sdi1模倣薬;セムスチン;セネセンス由来阻害薬1;センスオリゴヌクレオチド類;信号伝達阻害薬;信号伝達調節剤;1本鎖抗原結合タンパク質;シゾフラン(sizofuran);ソブゾキサン;ボロカプトン酸ナトリウム;フェニル酢酸ナトリウム;ソルベロール;ソマトメジン結
合タンパク質;ソネルミン;スパルフォシン酸;スピカマイシンD;スピロムスチン;スプレノペンチン;スポンジスタチン1;スクアラミン;幹細胞阻害薬;幹細胞分裂阻害薬;スチピアミド;ストロメリシン阻害薬;スルフィノシン;過活性血管作用性腸ペプチド拮抗薬;スラジスタ;スラミン;スワインソニン;合成グリコサミノグリカン類;タリムスチン;タモキシフェンメチオジド;タウロムスチン;タザロテン;テコガランナトリウム;テガフール;テルラピリリウム;テロメラーゼ阻害薬;テモポルフィン;テモゾロミド;テニポシド;テトラクロロデカオキサイド;テトラゾミン;サリブタスチン;チオコロラリン;トロンボポイエチン;トロンボポイエチン模倣薬;チマルファシン;チモポイエチン受容体作働薬;チモトリナン;甲状腺刺激ホルモン;エチルエチオプルプリンスズ;;チタノセン・ビクロリド;トプセンチン;トレミフェン;分化全能幹細胞因子;翻訳阻害薬;トレチノイン;トリアセチルウリジン;トリシリビン;トリメトレキサート;トリプトレリン;トロピセトロン;ツロステリド;チロシンキナーゼ阻害薬;チルホスチン類;UBC阻害薬;ウベニメクス;尿生殖洞由来成長阻害因子;ウロキナーゼ受容体拮抗薬;バプレオチド;バリオリンB;ベクター系、赤血球遺伝子療法;ベラレソール;ベラミン;ベルジン類;ベルテポルフィン;ビノレルビン;ビンキサルチン;ビタキシン;ボロゾール;ザノテロン;ゼニプラチン;ジラスコルブ;およびジノスタチンスチマラマー(stimalamer)、アドリアマイシン、ダクチノマイシン、ブレオマイシン、ビンブラスチン、シスプラチン、アシビシン、アクラルビシン;塩酸アコダゾール;アクロニン;アドゼレシン;アルデスロイキン;アルトレタミン;アンボマイシン;酢酸アメタントロン;アミノグルテチミド;アムサクリン;アナストロゾール;アントラマイシン;アスパラギナーゼ;アスペルリン;アザシチジン;アゼテパ;アゾトマイシン;バチマスタット;ベンゾデパ;ビカルタミド;塩酸ビサントレン;ジメシル酸ビスナフィド;ビセレシン;硫酸ブレオマイシン;ブレキナルナトリウム;ブロピリミン;ブスルファン;カクチノマイシン;カルステロン;カラセミド(caracemide);カルベチマー;カルボプラチン;カルムスチン;塩酸カルビシン;カルゼレシン;セデフィンゴール;クロラムブシル;シロレマイシン;クラドリビン;メシル酸クリスナトール;シクロホスファミド;シタラビン;ダカルバジン;塩酸ダウノルビシン;デシタビン;デキソルマプラチン;デアザグアニン;メシル酸デアザグアニン;ジアジクオン;ドキソルビシン;塩酸ドキソルビシン;ドロロキシフェン;クエン酸ドロロキシフェン;プロピオン酸ドロモスタノロン;デュアゾマイシン;エダトレキサート;塩酸エフロルニチン;エルサミトルシン;エンロプラチン;エンプロマート;エピプロポピジン;塩酸エピルビシン;エルブロゾール;塩酸エソルビシン;エストラムスチン;リン酸エストラムスチンナトリウム;エタニダゾール;エトポシド;リン酸エトポシド;エトプリン;塩酸ファドロゾール;ファザラビン;フェンレチニド;フロクスウリジン;リン酸フルダラビン;フルオロウラシル;フルオロシタビン;ホスキドン;ホストリエシンナトリウム;ゲムシタビン;塩酸ゲムシタビン;ヒドロキシウレア;塩酸イダルビシン;イホスファミド;イイモホシン;インターロイキンI1(組換えインターロイキンII、又はrlL.sub.2を含む)、インファーフェロンアルファ−2a;インファーフェロンアルファ−2b;インファーフェロンアルファ−n1;インファーフェロンアルファ−n3;インファーフェロンベータ−1a;インファーフェロンガンマ−1b;イプロプラチン;塩酸イリノテカン;酢酸ランレオチド;レトロゾール;酢酸ロイプロリド;塩酸リアロゾール;ロメテレキソールナトリウム;ロムスチン;塩酸ロソキサントロン;マソプロコール;メイタンシン;塩酸メクロレタミン;酢酸メゲストロール;酢酸メレンゲストロール;メルファラン;メノガリル;メルカプトプリン;メトトレキサート;メトトレキサートナトリウム;メトプリン;メツレデパ;ミチンドミド;ミトカルシン;ミトクロミン;ミトギリン;ミトマルシン;マイトマイシン;ミトスペル;ミトタン;塩酸ミトキサントロン;ミコフェノール酸;ノコダゾール(nocodazoie);ノガラマイシン;オルマプラチン;オキシスラン;ペガスパルガーゼ;ペリオマイシン;ペンタムスチン;硫酸ぺプロマイシン;ペルホスファミド;ピポブロマン;ピポスルファン;塩酸ピロキサントロン;プリカマイシン;プロメスタン;ポルフィーマーナトリウム;ポルフィロマイシン;プレドニムスチン;塩酸プロカルバジン;ピューロマイシン;塩酸ピューロマイシン;ピラゾフリン;リボプリン;ログレチミド;サフィンゴール;塩酸サフィンゴール;セムスチン;シムトラゼン(simtrazene);スパルホサートナトリウム;スパルソマイシン;塩酸スピロゲルマニウム;スピロムスチン;スピロプラチン;ストレプトニグリン;ストレプトゾシン;スロフェヌル;タリソマイシン;テコガランナトリウム(tecogalansodium);テガフール;塩酸テロキサントロン;テモポルフィン;テニポシド;テロキシロン;テストラクトン;チアミプリン;チオグアニン;チオテパ;チアゾフリン;チラパザミン;クエン酸トレミフェン;酢酸トレストロン;リン酸トリシリビン;トリメトレキサート;グルクロン酸トリメトレキサート;トリプトレリン;塩酸ツブロゾール;ウラシルマスタード;ウレデパ;バプレオチド;ベルテポルフィン;硫酸ビンブラスチン;硫酸ビンクリスチン;ビンデシン;硫酸ビンデシン;硫酸ブネピジン;硫酸ビングリシナート;硫酸ビンレウロシン;酒石酸ビノレルビン;硫酸ビンロシジン;硫酸ビンゾリジン;ボロゾール;ゼニプラチン;ジノスタチン;塩酸ゾルビシン;細胞をG2−M期で停止する、及び/又は微小管の形成もしくは安定性を調節する薬剤、(例えば、Taxol.TM(即ちパクリタキセル)、Taxotere.TM、タキサン骨格を含む化合物、エルブロゾール(即ちR−55104)、ドラスタチン10(即ちDLS−10及びNSC−376128)、イセチオン酸ミボブリン(即ちCI−980として)、ビンクリスチン、NSC−639829、ディスコデルモリド(即ちNVP−XX−A−296として)、ABT−751(Abbott、即ちE−7010)、アルトリルチン(例えば、アルトリルチンA及びアルトリルチンC)、スポンジスタチン(例えば、スポンジスタチン1、スポンジスタチン2、スポンジスタチン3、スポンジスタチン4、スポンジスタチン5、スポンジスタチン6、スポンジスタチン7、スポンジスタチン8、及びスポンジスタチン9)、塩酸セマドチン(即ちLU−103793及びNSC−D−669356)、エポシロン(例えば、エポシロンA、エポシロンB、エポシロンC(即ちデスオキシエポシロンA又はdEpoA)、エポシロンD(即ちKOS−862、dEpoB、及びデスオキシエポシロンB)、エポシロンE、エポシロンF、エポシロンBN−オキシド、エポシロンAN−オキシド、16−アザ−エポシロンB、21−アミノエポシロンB(即ちBMS−310705)、21−ヒドロキシエポシロンD(即ちデスオキシエポシロンF及びdEpoF)、26−フルオロエポシロン、アウリスタチンPE(即ちNSC−654663)、ソブリドチン(即ちTZT−1027)、LS−4559−P(Pharmacia、即ちLS−4577)、LS−4578(Pharmacia、即ちLS−477−P)、LS−4477(Pharmacia)、LS−4559(Pharmacia)、RPR−112378(Aventis)、硫酸ビンクリスチン、DZ−3358(第一製薬)、FR−182877(藤沢薬品、即ちWS−9885B)、GS−164(武田製薬)、GS−198(武田製薬)、KAR−2(ハンガリー科学アカデミー)、BSF−223651(BASF、即ちILX−651及びLU−223651)、SAH−49960(Lilly/Novartis)、SDZ−268970(Lilly/Novartis)、AM−97(Armad/協和発酵)、AM−132(Armad)、AM−138(Armad/協和発酵)、IDN−5005(Indena)、クリプトフィシン52(即ちLY−355703)、AC−7739(味の素、即ちAVE−8063A及びCS−39.HCl)、AC−7700(味の素、即ちAVE−8062、AVE−8062A、CS−39−L−Ser.HCl、及びRPR−258062A)、ビチレブアミド、ツブリシンA、カナデンソール、センタウレイジン(即ちNSC−106969)、T−138067(Tularik、即ちT−67、TL−138067及びTI−138067)、COBRA−1(Parker Hughes Institute、即ちDDE−261及びWHI−261)、H10(カンザス州立大学)、H16(カンザス州立大学)、オンコシジンA1(即ちBTO−956及びDIME)、DDE−313(Parker Hughes Institute)、フィジアノリドB、ラウリマリド、SPA−2(Parker Hughes Institute)、SPA−1(Parker Hughes Institute、即ちSPIKET−P)、3−IAABU(Cytoskeleton/マウントサイナイ医科大学、即ちMF−569)、ナルコシン(NSC−5366としても知られている)、ナスカピン、D−24851(Asta Medica)、A−105972(Abbott)、ヘミアステリン、3−BAABU(Cytoskeleton/マウントサイナイ医科大学、即ちMF−191)、TMPN(アリゾナ州立大学)、バナドセンアセチルアセトネート、T−138026(Tularik)、モナストロール、イナノシン(即ちNSC−698666)、3−IAABE(Cytoskeleton/マウントサイナイ医科大学)、A−204197(Abbott)、T−607(Tuiarik、即ちT−900607)、RPR−115781(Aventis)、エリュテロビン類(デスメチルエロイテロビン、デスアセチルエロイテロビン、イソエリュテロビンA、及びZ−エリュテロビン等)、カリベオシド、カリベオリン、ハリコンドリンB、D−64131(Asta Medica)、D−68144(Asta Medica)、ジアゾナミドA、A−293620(Abbott)、NPI−2350(Nereus)、タッカロノリドA、TUB−245(Aventis)、A−259754(Abbott)、ジアゾスタチン、(−)−フェニルアヒスチン(即ちNSCL−96F037)、D−68838(Asta Medica)、D−68836(Asta Medica)、ミオセベリンB、D−43411(Zentaris、即ちD−81862)、A−289099(Abbott)、A−318315(Abbott)、HTI−286(即ちSPA−110、トリフルオロ酢酸塩)(Wyeth)、D−82317(Zentaris)、D−82318(Zentaris)、SC−12983(NCI)、レスベラスタチンホスフェートナトリウム、BPR−OY−007(National Health Research Institutes)、及びSSR−250411(Sanofi))、ステロイド類(例えば、デキサメタゾン)、フィナステリド、アロマターゼ阻害剤、ゴナドトロピン放出ホルモン作動薬(GnRH)(例えば、ゴセレリン又はロイプロリド)、副腎皮質ステロイド(例えば、プレドニゾン)、プロゲスチン(例えば、カプロン酸ヒドロキシプロゲステロン、酢酸メゲストロール、酢酸メドロキシプロゲステロン)、エストロゲン(例えば、ジエチルスチルベストロール、エチニルエストラジオール)、抗エストロゲン剤(例えば、タモキシフェン)、アンドロゲン(例えば、プロピオン酸テストステロン、フルオ
キシメステロン)、抗アンドロゲン(例えば、フルタミド)、免疫賦活薬(例えば、カルメット−ゲラン桿菌(BCG)、レバミゾール、インターロイキン−2、アルファ−インターフェロン等)、モノクローナル抗体(例えば、抗CD20、抗HER2、抗CD52、抗HLA−DR、及び抗VEGFモノクローナル抗体)、免疫毒素(例えば、抗CD33モノクローナル抗体−カリチアマイシン複合体、抗CD22モノクローナル抗体−緑膿菌外毒素複合体等)、放射免疫療法(例えば、
111In、
90Y、又は
131Iに複合した抗CD20モノクローナル抗体等)、トリプトリド、ホモハリントニン、ダクチノマイシン、ドキソルビシン、エピルビシン、トポテカン、イトラコナゾール、ビンデシン、セリバスタチン、ビンクリスチン、デオキシアデノシン、セルトラリン、ピタバスタチン、イリノテカン、クロファジミン5−ノニルオキシトリプタミン、ベムラフェニブ、ダブラフェニブ、エルロチニブ、ゲフィチニブ、EGFR阻害剤、上皮増殖因子受容体(EGFR)標的療法又は治療薬(例えば、ゲフィチニブ(Iressa(商標))、エルロチニブ(Tarceva(商標))、セツキシマブ(Erbitux(商標))、ラパチニブ(Tykerb(商標))、パニツムマブ(Vectibix(商標))、バンデタニブ(Caprelsa(商標))、アファチニブ/BIBW2992、CI−1033/カネルチニブ、ネラチニブ/HKI−272、CP−724714、TAK−285、AST−1306、ARRY334543、ARRY−380、AG−1478、ダコミチニブ/PF299804、OSI−420/デスメチルエルロチニブ、AZD8931、AEE788、ペリチニブ/EKB−569、CUDC−101、WZ8040、WZ4002、WZ3146、AG−490、XL647、PD153035、BMS−599626)、ソラフェニブ、イマチニブ、スニチニブ、ダサチニブなどがあるが、これらに限定されるものではない。
【0108】
「化学療法薬」又は「化学療法剤」は、それの明瞭な通常の意味に従って使用され、抗新生物特性又は細胞の成長若しくは増殖を阻害する能力を有する化学組成物又は化合物を指す。
【0109】
さらに、本明細書に記載の化合物は、免疫賦活薬(例えば、カルメット−ゲラン桿菌(BCG)、レバミゾール、インターロイキン−2、アルファ−インターフェロン等)、モノクローナル抗体(例えば、抗CD20、抗HER2、抗CD52、抗HLA−DR、及び抗VEGFモノクローナル抗体)、免疫毒素(例えば、抗CD33モノクローナル抗体−カリチアマイシン複合体、抗CD22モノクローナル抗体−緑膿菌外毒素複合体等)、及び放射免疫療法(例えば、
111In、
90Y又は
131Iに複合した抗CD20モノクローナル抗体等)など(これらに限定されるものではない)の従来の免疫療法剤と併用投与することができる。
【0110】
本明細書に開示の化合物は、内科的腫瘍学で使用される、抗増殖/抗新生物薬又はこれらの組み合わせと併用投与することができ、それには例えば、アルキル化剤(例えばシス−プラチン、カルボプラチン、シクロホスファミド、ナイトロジェンマスタード、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファン又はニトロソ尿素);代謝拮抗薬(例えば葉酸代謝拮抗薬、例えばフルオロピリミジン、例えば5−フルオロウラシル及びテガフール、ラルチトレキセド、メトトレキサート、シトシンアラビノシド、ヒドロキシ尿素、ゲムシタビン又はパクリタキセル);抗腫瘍抗生物質(例えばアントラサイクリン、例えばアドリアマイシン、ブレオマイシン、ドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、マイトマイシンC、ダクチノマイシン又はミトラマイシン);抗有糸分裂剤(例えばビンカアルカロイド、例えばビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシン若しくはビノレルビン、又はタキソイド、例えばタキソール若しくはタキソテール);又はトポイソメラーゼ阻害剤(例えばエピポドフィロトキシン、例えばエトポシド、テニポシド、アムサクリン、トポテカン又はカンプトテシン);(ii)細胞増殖抑制剤、例えば抗エストロゲン剤(例えばタモキシフェン、トレミフェン、ラロキシフェン、ドロロキシフェンおよびヨードキシフェン(iodoxyfene))、エストロゲン受容体低下剤(例えばフルベストラント)、抗アンドロゲン薬(例えばビカルタミド、フルタミド、ニルタミド又は酢酸シプロテロン)、LHRH拮抗薬又はLHRH作動薬(例えばゴセレリン、リュープロレリン又はブセレリン)、プロゲステロン(例えば酢酸メゲストロール)、アロマターゼ阻害薬(例えばアナストロゾール、レトロゾール、ボラゾールおよびエキセメスタン)、又は5α−還元酵素の阻害剤、例えばフィナステリド;(iii)癌細胞浸潤を阻害する薬剤(例えばメタロプロテイナーゼ阻害剤、例えばマリマスタット若しくはウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子受容体機能の阻害剤);(iv)増殖因子機能の阻害剤、例えば増殖因子抗体(例えば抗erbb2抗体トラスツズマブ、又は抗erbb1抗体セツキシマブ[C225])、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、チロシンキナーゼ阻害剤又はセリン/トレオニンキナーゼ阻害剤、例えば上皮増殖因子ファミリーの阻害剤(例えばEGFRファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、例えばN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−メトキシ−6−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン−4−アミン(ゲフィチニブ、AZD1839)、N−(3−エチニルフェニル)−6,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−アミン(エルロチニブ、OSI−774)又は6−アクリルアミド−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン−4−アミン(CI1033))、血小板由来増殖因子ファミリーの阻害剤、又は肝細胞増殖因子ファミリーの阻害剤;(v)抗血管新生薬、例えば血管内皮増殖因子の効果を阻害するもの(例えば抗血管内皮細胞増殖因子抗体ベバシズマブ、国際特許出願WO97/22596、WO97/30035、WO97/32856又はWO98/13354に開示の化合物)、又は別の機序によって作用する化合物(例えばリノミド(linomide)、インテグリンαvβ3機能の阻害剤又はアンジオスタチン);(vi)血管損傷剤、例えばコンブレタスタチンA4、又はWO99/02166、WO00/40529、WO00/41669、WO01/92224、WO02/04434又はWO02/08213に開示されている化合物;(vii)アンチセンス療法、例えば上に列挙した標的のうちの一つを対象とするもの、例えばISIS2503、抗rasアンチセンス;(viii)遺伝子療法アプローチ、例えば異常遺伝子の置換のためのアプローチ、例えば異常なp53又は異常なBRCA1若しくはBRCA2、GDEPT(遺伝子指向性酵素プロドラッグ療法)アプローチ、例えばシトシンデアミナーゼ、チミジンキナーゼ若しくは細菌性ニトロ還元酵素を使用するもの、及び化学療法又は放射線療法に対する患者耐性を増大させるアプローチ、例えば多剤耐性遺伝子療法で使用される薬剤;又は(ix)免疫療法アプローチ、例えば患者腫瘍細胞の免疫原性を増大させるエクス・ビボ及びイン・ビボアプローチ、例えばサイトカイン類、例えばインターロイキン2、インターロイキン4若しくは顆粒球マクロファージコロニー刺激因子でのトランスフェクション、T細胞アネルギーを低下させるアプローチ、トランスフェクション免疫細胞、例えばサイトカイントランスフェクション樹状細胞を用いるアプローチ、サイトカイントランスフェクション腫瘍細胞系を用いるアプローチ、及び抗イディオタイプ抗体を用いるアプローチで使用される薬剤などがある。
【0111】
実施形態において、本明細書に開示の化合物は、Bリンパ球を標的とするモノクローナル抗体(例えば、CD20(リツキシマブ)、MRA−aIL16R及びTリンパ球、CTLA4−Ig、HuMax I1−15)又は抗IgEなどのIg機能を調節する抗体(例えば、オマリズマブ)などの抗体と併用投与することができる。
【0112】
実施形態において、がんの治療は、次の薬剤:CCR4阻害剤、PD−L1/PD−1経路の阻害剤、CTLA−4の阻害剤、CD137の拮抗性抗体(4−1BB)のうちの少なくとも二つの有効量の投与を含む。一部の実施形態において、当該方法は、2以上の組み合わせの使用を含むことができる。
【0113】
実施形態において、がんの治療は、次の薬剤:CCR4阻害剤及び表1に挙げたものなど(それらに限定されるものではない)の免疫調節剤であることができる薬剤の組み合わせのうちの少なくとも2以上の有効量を含む。これらの免疫調節剤は、減感作(depleting)抗体、中和抗体、遮断抗体、作動抗体、小分子調節剤(阻害剤又は刺激剤)又は小分子類縁体であることができる。
【0114】
【表1】
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【0115】
さらなる実施形態において、本明細書に記載の化合物は、腫瘍抗原に向かう抗体に結合していても良い、
47Sc、
64Cu、
67Cu、
89Sr、
86Y、
87Y、
90Y、
105Rh、
111Ag、
111In、
117mSn、
149Pm、
153Sm、
166Ho、
177Lu、
186Re、
188Re、
211At、及び
212Biなどの放射性核種(これらに限定されるものではない)のような従来の放射線療法剤と併用投与することができる。
【0116】
さらに、CCR4阻害剤は、養子細胞移入とも称される、免疫細胞の治療的投与と組み合わせることができる。これらの細胞は、患者、遺伝的に関係のあるドナー又は関係のないドナーからの細胞であることができ、それらは遺伝子組み換え(例えば、CAR−T細胞、NK細胞など)細胞系であることができ、遺伝子組み換え細胞系および生存若しくは死亡版の上記CCR4阻害剤を、あらゆる種類のワクチン(例えばタンパク質/ペプチド、ウィルス、細菌、細胞)と組み合わせて、がんに対する免疫応答を刺激しても良い。
【0117】
実施形態において、治療は、PD−L1/PD−1経路の阻害剤、CTLA−4の阻害剤、CD137の作動性抗体(4−1BB)と組み合わせた、又は表1に挙げた別の免疫調節剤と組み合わせた、有効量のCCR4阻害剤の投与である。
【0118】
実施形態において、治療は、PD−L1/PD−1経路の阻害剤、CTLA−4の阻害剤、CD137の作動性抗体(4−1BB)と組み合わせた、又は表1に挙げた別の免疫調節剤と組み合わせた、有効量のCCR4阻害剤の治療的投与である。ここで、治療は、腫瘍が40〜70mm
3の大きさに達した時点で開始する。
【0119】
本明細書に開示のCCR4阻害剤は、いずれか許容される経路によって、例えば経口、脂肪内、動脈、関節内、頭蓋内、皮内、病巣内、筋肉、鼻腔内、眼球内、心膜内、腹腔内、胸膜内、前立腺内、直腸内、くも膜下腔、気管内、腫瘍内、臍帯内、膣内、静脈、膀胱内、硝子体内、リポソーム、局所、粘膜、非経口、直腸、結膜下、皮下、舌下、局所、経頬、経皮、膣投与によって、クリームで、脂質組成物で、カテーテルを介して、洗浄液を介して、連続輸液を介して、輸液を介して、吸入を介して、注射を介して、局所送達を介して、局所潅流を介して、標的細胞の直接浸漬によって、又はこれらのいずれかの組み合わせによって投与することができる。
【0120】
本明細書に開示の免疫調節剤は、いずれか許容される経路によって、例えば経口、脂肪内、動脈、関節内、頭蓋内、皮内、病巣内、筋肉、鼻腔内、眼球内、心膜内、腹腔内、胸膜内、前立腺内、直腸内、くも膜下腔、気管内、腫瘍内、臍帯内、膣内、静脈、膀胱内、硝子体内、リポソーム、局所、粘膜、非経口、直腸、結膜下、皮下、舌下、局所、経頬、経皮、膣投与によって、クリームで、脂質組成物で、カテーテルを介して、洗浄液を介して、連続輸液を介して、輸液を介して、吸入を介して、注射を介して、局所送達を介して、局所潅流を介して、標的細胞の直接浸漬によって、又はこれらのいずれかの組み合わせによって投与することができる。
【0121】
本明細書に開示のCCR4阻害剤は、試験がエンドポイントに達するまで1日1回投与することができる。本明細書に開示の免疫調節剤は、少なくとも3回投与することができるが、試験によっては、試験の長さ及び/又は試験計画に応じて4回以上投与することができる。
【0122】
本明細書に開示の方法は、別のがん療法と組み合わせて用いることができる。一部の実施形態において、その異なるがん療法には、手術、放射線療法、化学療法、毒物療法、免疫療法、寒冷療法又は遺伝子療法などがある。一部の実施形態において、がんは、化学療法抵抗性若しくは放射線療法抵抗性がんである。
【0123】
本明細書で使用される「細胞」は、ゲノムDNAを保存又は複製するのに十分な代謝その他の機能を行う細胞を指す。細胞は、例えば、インタクトな膜の存在、特定の色素による染色、子孫細胞を作る能力、又は配偶子の場合、第2の配偶子と組み合わせて生存能力のある子孫を作る能力などの当業界で公知の方法によって確認することができる。細胞には、原核細胞及び真核細胞が含まれ得る。原核細胞には、細菌などがあるが、それに限定されるものではない。真核細胞には、酵母細胞及び植物及び動物由来の細胞、例えば哺乳動物細胞、昆虫細胞(例えば、スポドプテラ(spodoptera))及びヒト細胞などがあるが、これらに限定されるものではない。細胞は、本来的に非接着性であるか、例えばトリプシン処理によって表面に接着しないように処理されている場合に有用であり得る。
【0124】
「対照」又は「対照実験」という用語は、その明瞭な通常の意味に従って使用され、実験の手順、試薬又は変数を省略する以外は、並列実験として実験対象又は実験試薬が処理される実験を指す。場合によっては、対照は、実験効果を評価する比較基準として使用される。一部の実施形態では、対照は、本明細書(実施形態及び実施例など)に記載されるように、化合物の非存在下でのタンパク質の活性の測定値である。
【0125】
「調節剤」という用語は、標的分子又は標的分子の機能又はその分子の標的の物理的状態を増減させる組成物を指す。一部の実施形態において、CCR4関連疾患調節剤は、CCR4関連の疾患(例えば、がん、炎症性疾患、自己免疫疾患、又は感染性疾患)の1以上の症状の重度を低下させる化合物である。CCR4調節剤は、CCR4の活性若しくは機能又は活性レベル若しくは機能レベルを上昇若しくは低下させる化合物である。調節剤は単独で作用することができるか、それは、補因子、例えばタンパク質、金属イオン若しくは小分子を用いることができる。調節剤の例には、小分子及び他の生体有機分子などがある。小分子化合物の多くのライブラリー(例えば、組み合わせライブラリー)が市販されており、調節剤を確認するための出発点として役立てることができる。当業者は、そのような化合物ライブラリーをスクリーニングして、所望の特定を有する1以上の化合物を同定することができる1以上のアッセイ(例えば、生化学的アッセイ若しくは細胞に基づくアッセイ)を開発することができ、その後に、薬学的品化学の当業者は、例えば類縁体及びそれの誘導体を合成及び評価することで、そのような1以上の化合物を至適化することができる。合成及び/又は分子モデリング研究も、活性剤の同定に用いることができる。
【0126】
「調節する」という用語は、それの明瞭な通常の意味に従って使用され、1以上の性質を変化又は変動させる作用を指す。「調節」は、1以上の性質を変化又は変動させるプロセスを指す。例えば、標的タンパク質に対する調節剤の効果に適用したように、調節するとは、標的タンパク質の調節剤は、標的分子の性質若しくは機能又は標的分子の量の増減によって変えることを意味する。実施形態において、「調節する」、「調節」などの用語は、分子(例えば、活性化剤又は阻害剤)が、その分子が存在しない場合と比べて、直接若しくは間接にCCR4の機能若しくは活性を上昇若しくは低下させる能力を指す。
【0127】
疾患(例えば、タンパク質関連の疾患、CCR4活性関連のがん、CCR4関連がん、CCR4関連疾患(例えば、がん、炎症性疾患、自己免疫疾患、又は感染性疾患))に関連した物質、又は物質の活性若しくは機能の文脈において、「関連した」「に関連する」という用語は、その疾患(例えば、がん、炎症性疾患、自己免疫疾患、又は感染性疾患)が、当該物質又はその物質の活性若しくは機能によって引き起こされる(全体又は一部)か、その疾患の症状がその物質又はその物質の活性若しくは機能によって引き起こされる(全体又は一部)ことを意味する。例えば、CCR4の活性若しくは機能に関連するがんは、異常CCR4機能(例えば、酵素活性、タンパク質−タンパク質相互作用、シグナル伝達経路)によって生じる(完全に又は部分的に)がん又は疾患の特定の症状が異常なCCR4活性若しくは機能によって引き起こされる(完全に又は部分的に)がんであることができる。本明細書で使用される場合、疾患関連のものであると記載されるものは、原因因子である場合、その疾患の治療標的となると考えられる。例えば、CCR4活性若しくは機能が関連するがん又はCCR4関連疾患(例えば、がん、炎症性疾患、自己免疫疾患、又は感染性疾患)は、CCR4活性若しくは機能(例えば、シグナル伝達経路活性)の上昇が疾患(例えば、がん、炎症性疾患、自己免疫疾患、又は感染性疾患)を引き起こす場合において、本明細書に記載の化合物(例えば、CCR4調節剤又はCCR4阻害剤)によって治療することができる。例えば、CCR4活性若しくは機能関連の炎症性疾患又はCCR4関連炎症性疾患は、CCR4活性若しくは機能(例えば、シグナル伝達経路活性)の上昇が疾患を引き起こす場合において、CCR4調節剤又はCCR4阻害剤によって治療することができる。
【0128】
本明細書で使用される「異常な」という用語は、正常とは異なることを指す。酵素活性又はタンパク質機能を説明するのに用いられる場合、「異常な」は、正常対照又は正常な健常対照サンプルの平均より大きいか小さい活性若しくは機能を指す。異常活性は、疾患を生じる活性の量を指すことができ、その場合に、異常な活性を正常若しくは非疾患関連量に戻すことで(例えば、化合物を投与するか、本明細書に記載の方法を用いることで)、疾患又は1以上の疾患症状の軽減が生じる。
【0129】
本明細書で用いられる「シグナル伝達経路」という用語は、一つの成分における変化を1以上の他の成分に伝え、次にそれがべつの成分に変化を伝えることができ、それは他のシグナル伝達経路成分に伝播されても良い、細胞成分と任意に細胞外成分(例えば、タンパク質、核酸、小分子、イオン、脂質)との間の一連の相互作用を指す。例えば、CCR4の本明細書に記載の化合物との結合は、CCR4触媒される反応の生成物のレベル若しくはその生成物の下流誘導体のレベルを低下させ得るものであり、又は、結合は、CCR4若しくは反応生成物と下流エフェクター若しくはシグナル伝達経路成分(例えば、MAPキナーゼ経路)との間の相互作用を低下させることで、細胞の成長、増殖若しくは生存に変化をもたらし得る。
【0130】
本明細書で使用される場合、「CCR4阻害剤」、「CCR4拮抗薬」、「C−Cケモカイン受容体4型阻害剤」、「C−Cケモカイン受容体4型拮抗薬」という用語及び全ての他の関連業界で認められた用語(これらの多くについては、下記で説明する)は、イン・ビボアッセイ、イン・モデル及び/又は治療効力を示す他の手段で、直接若しくは間接に、CCR4受容体を調節することができる化合物を指す。その用語は、ヒト対象者での少なくとも何らかの治療効果を示す化合物も指す。
【0131】
「変化をもたらすのに十分な量で」という用語は、特定の療法の投与前(例えば基底線レベル)と投与後に測定される指標のレベルの間に検出可能な差があることを意味する。指標には、いずれかの客観的パラメータ(例えば、血清濃度)又は主観的パラメータ(例えば、対象者の幸福感)などがある。
【0132】
分子の「活性」は、リガンド若しくは受容体への分子の結合;触媒活性;遺伝子発現又は細胞のシグナル伝達、分化若しくは突然変異を刺激する能力;抗原活性;他の分子の活性の調節などを説明したり、それらを指すことができる。「増殖活性」という用語は、例えば、正常細胞分裂、並びにがん、腫瘍、形成異常、細胞形質転換、転移及び血管新生を促進する、それに必要な、又はそれと特異的に関連している活性を包含する。
【0133】
「実質的に純粋な」は、ある成分が、組成物の総含有量の約50%強、代表的には総ポリペプチド含有量の約60%強を占めることを示す。より代表的には、「実質的に純粋な」は、総組成物の少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも90%又はそれ以上が対象の成分である組成物を指す。一部の場合で、そのポリペプチドは、組成物の総含有量の約90%強、又は約95%強を占める(パーセントは、重量基準である)。
【0134】
リガンド/受容体、抗体/抗原、又は他の結合ペアを指す場合に、「特異的に結合する」及び「選択的に結合する」という用語は、タンパク質類及び他の生体物質の不均一な集団における、このタンパク質の存在を決定する結合反応を指す。従って、指定の条件下で、指定されたリガンドは特定の受容体に結合し、サンプル中に存在する他のタンパク質に有意な量で結合しない。想到される方法の抗体、又は抗体の抗原結合部位由来の結合組成物は、それの抗原、又はそれの変異体若しくは突然変異タンパク質に結合し、その場合のアフィニティは、いずれか他の抗体、又はそれから誘導される結合組成物とのアフィニティと比較して、少なくとも2倍、少なくとも10倍、少なくとも20倍、又は少なくとも倍大きい。実施形態において、抗体は、例えば、スキャッチャード解析(Munsen, et al. (1980) Analyt. Biochem. 107:220−239)による測定で約10
9リットル/モルより大きいアフィニティを有する。
【0135】
「DNA」、「核酸」、「核酸分子」、「ポリヌクレオチド」などという用語は、いずれかの長さの核酸のポリマー型、デオキシリボヌクレオチド類若しくはリボヌクレオチド類、又はそれらの類縁体を指すのに互換的に使用される。ポリヌクレオチドの非限定的な例には、直鎖及び環状核酸、メッセンジャーRNA(mRNA)、相補DNA(cDNA)、組換えポリヌクレオチド、ベクター、プローブ、プライマーなどがある。
【0136】
本明細書で使用される場合、「変異体(variant)」及び「ホモログ」という用語は、それぞれ基準のアミノ酸若しくは核酸配列に類似のアミノ酸若しくは核酸配列を指すのに互換的に使用される。その用語は、天然変異体及び非天然変異体を包含するものである。天然変異体は、ホモログ(生物間でアミノ酸若しくはヌクレオチド配列それぞれにおいて異なるポリペプチド及び核酸)、及び対立遺伝子変異体(生物内の個体間でアミノ酸若しくはヌクレオチド配列それぞれにおいて異なるポリペプチド及び核酸)を含む。従って、変異体及びホモログは、それによってコードされる天然アミノ酸及び核酸配列及びそれらのアイソフォーム、並びにタンパク質若しくは遺伝子のスプライス変異体を包含する。それらの用語は、天然核酸配列から1以上の塩基が変わっているが、なおも、遺伝暗号の縮退ゆえに天然タンパク質に相当するアミノ酸配列になる核酸配列も包含する。非天然変異体及びホモログには、アミノ酸又はヌクレオチド配列それぞれにおいて変化を含み、配列におけるその変化が人工的に導入されたもの(例えば、突然変異タンパク質)であるポリペプチド及び核酸などがあり;例えば、その変化は、ヒトの介入によって(「人間の手」)研究室で発生するものである。従って、非天然変異体及びホモログは、1以上の同類置換及び/又はタグ及び/又は接合体により、天然配列と異なるものを指すこともできる。
【0137】
本明細書で使用される「突然変異タンパク質」という用語は、広く、変異組換えタンパク質を指す。これらのタンパク質は通常、一つ又は複数のアミノ酸置換を有しており、非常に多くの場合で、部位特異的若しくはランダム突然変異誘発を受けたクローン化遺伝子由来であるか、完全合成遺伝子由来である。
【0138】
II.化合物
本明細書で提供される態様には、下記構造式(I)を有する化合物:
【0139】
【化4】
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又はそれの薬学的に許容される塩がある。X
1は、CR
8又はNである。X
2は、CR
9又はNである。X
3は、CR
10又はNである。記号n1、n2、n3、n4、n5、n6、n7、n8、n9及びn10は独立に、0〜4の整数である。記号m1、m2、m3、m4、m5、m6、m7、m8、m9、m10、v1、v2、v3、v4、v5、v6、v7、v8、v9及びv10は独立に、1又は2である。記号z1は、0〜5の整数である。記号z2は、0〜5の整数である。実施形態において、z2は、0〜2の整数である。記号z3は、0〜11の整数である。実施形態において、記号z3は、0〜4の整数である。記号z4は、0〜2の整数である。L
7は、結合、−O−、−S−、−NR
7.2B−、−C(O)−、−C(O)O−、−S(O)−、−S(O)
2−、置換されているか置換されていないアルキレン、置換されているか置換されていないヘテロアルキレン、置換されているか置換されていないシクロアルキレン、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキレン、置換されているか置換されていないアリーレン、又は置換されているか置換されていないヘテロアリーレンである。R
1は、水素、ハロゲン、−CX
1.13、−CHX
1.12、−CH
2X
1.1、−CN、−N
3、−SO
n1R
1A、−SO
v1NR
1BR
1C、−NHNR
1BR
1C、−ONR
1BR
1C、−NHC(O)NHNR
1BR
1C、−NHC(O)NR
1BR
1C、−N(O)
m1、−NR
1BR
1C、−C(O)R
1D、−C(O)OR
1D、−C(O)NR
1BR
1C、−OR
1A、−NR
1BSO
2R
1A、−NR
1BC(O)R
1D、−NR
1BC(O)OR
1D、−NR
1BOR
1D、−OCX
1.13、−OCHX
1.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。R
2は、水素、ハロゲン、−CX
2.13、−CHX
2.12、−CH
2X
2.1、−CN、−N
3、−SO
n2R
2A、−SO
v2NR
2BR
2C、−NHNR
2BR
2C、−ONR
2BR
2C、−NHC(O)NHNR
2BR
2C、−NHC(O)NR
2BR
2C、−N(O)
m2、−NR
2BR
2C、−C(O)R
2D、−C(O)OR
2D、−C(O)NR
2BR
2C、−OR
2A、−NR
2BSO
2R
2A、−NR
2BC(O)R
2D、−NR
2BC(O)OR
2D、−NR
2BOR
2D、−OCX
2.13、−OCHX
2.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。R
3は独立に、水素、ハロゲン、−CX
3.13、−CHX
3.12、−CH
2X
3.1、−CN、−N
3、−SO
n3R
3A、−SO
v3NR
3BR
3C、−NHNR
3BR
3C、−ONR
3BR
3C、−NHC(O)NHNR
3BR
3C、−NHC(O)NR
3BR
3C、−N(O)
m3、−NR
3BR
3C、−C(O)R
3D、−C(O)OR
3D、−C(O)NR
3BR
3C、−OR
3A、−NR
3BSO
2R
3A、−NR
3BC(O)R
3D、−NR
3BC(O)OR
3D、−NR
3BOR
3D、−OCX
3.13、−OCHX
3.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。R
4は、水素、ハロゲン、−CX
4.13、−CHX
4.12、−CH
2X
4.1、−CN、−N
3、−SO
n4R
4A、−SO
v4NR
4BR
4C、−NHNR
4BR
4C、−ONR
4BR
4C、−NHC(O)NHNR
4BR
4C、−NHC(O)NR
4BR
4C、−N(O)
m4、−NR
4BR
4C、−C(O)R
4D、−C(O)OR
4D、−C(O)NR
4BR
4C、−OR
4A、−NR
4BSO
2R
4A、−NR
4BC(O)R
4D、−NR
4BC(O)OR
4D、−NR
4BOR
4D、−OCX
4.13、−OCHX
4.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。R
5は独立に、水素、ハロゲン、オキソ、−CX
5.13、−CHX
5.12、−CH
2X
5.1、−CN、−N
3、−SO
n5R
5A、−SO
v5NR
5BR
5C、−NHNR
5BR
5C、−ONR
5BR
5C、−NHC(O)NHNR
5BR
5C、−NHC(O)NR
5BR
5C、−N(O)
m5、−NR
5BR
5C、−C(O)R
5D、−C(O)OR
5D、−C(O)NR
5BR
5C、−OR
5A、−NR
5BSO
2R
5A、−NR
5BC(O)R
5D、−NR
5BC(O)OR
5D、−NR
5BOR
5D、−OCX
5.13、−OCHX
5.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。R
6は独立に、水素、ハロゲン、オキソ、−CX
6.13、−CHX
6.12、−CH
2X
6.1、−CN、−N
3、−SO
n6R
6A、−SO
v6NR
6BR
6C、−NHNR
6BR
6C、−ONR
6BR
6C、−NHC(O)NHNR
6BR
6C、−NHC(O)NR
6BR
6C、−N(O)
m6、−NR
6BR
6C、−C(O)R
6D、−C(O)OR
6D、−C(O)NR
6BR
6C、−OR
6A、−NR
6BSO
2R
6A、−NR
6BC(O)R
6D、−NR
6BC(O)OR
6D、−NR
6BOR
6D、−OCX
6.13、−OCHX
6.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。R
7は、水素、ハロゲン、−CX
7.13、−CHX
7.12、−CH
2X
7.1、−CN、−N
3、−SO
n7R
7A、−SO
v7NR
7BR
7C、−NHNR
7BR
7C、−ONR
7BR
7C、−NHC(O)NHNR
7BR
7C、−NHC(O)NR
7BR
7C、−N(O)
m7、−NR
7BR
7C、−C(O)R
7D、−C(O)OR
7D、−C(O)NR
7BR
7C、−OR
7A、−NR
7BSO
2R
7A、−NR
7BC(O)R
7D、−NR
7BC(O)OR
7D、−NR
7BOR
7D、−OCX
7.13、−OCHX
7.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。R
8は、水素、ハロゲン、−CX
8.13、−CHX
8.12、−CH
2X
8.1、−CN、−N
3、−SO
n8R
8A、−SO
v8NR
8BR
8C、−NHNR
8BR
8C、−ONR
8BR
8C、−NHC(O)NHNR
8B
R
8C、−NHC(O)NR
8BR
8C、−N(O)
m8、−NR
8BR
8C、−C(O)R
8D、−C(O)OR
8D、−C(O)NR
8BR
8C、−OR
8A、−NR
8BSO
2R
8A、−NR
8BC(O)R
8D、−NR
8BC(O)OR
8D、−NR
8BOR
8D、−OCX
8.13、−OCHX
8.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。R
9は、水素、ハロゲン、−CX
9.13、−CHX
9.12、−CH
2X
9.1、−CN、−N
3、−SO
n9R
9A、−SO
v9NR
9BR
9C、−NHNR
9BR
9C、−ONR
9BR
9C、−NHC(O)NHNR
9BR
9C、−NHC(O)NR
9BR
9C、−N(O)
m9、−NR
9BR
9C、−C(O)R
9D、−C(O)OR
9D、−C(O)NR
9BR
9C、−OR
9A、−NR
9BSO
2R
9A、−NR
9BC(O)R
9D、−NR
9BC(O)OR
9D、−NR
9BOR
9D、−OCX
9.13、−OCHX
9.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。R
10は、水素、ハロゲン、−CX
10.13、−CHX
10.12、−CH
2X
10.1、−CN、−SO
n10R
10A、−SO
v10NR
10BR
10C、−NHNR
10BR
10C、−ONR
10BR
10C、−NHC(O)NHNR
10BR
10C、−NHC(O)NR
10BR
10C、−N(O)
m10、−NR
10BR
10C、−C(O)R
10D、−C(O)OR
10D、−C(O)NR
10BR
10C、−OR
10A、−NR
10BSO
2R
10A、−NR
10BC(O)R
10D、−NR
10BC(O)OR
10D、−NR
10BOR
10D、−OCX
10.13、−OCHX
10.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。R
1A、R
1B、R
1C、R
1D、R
2A、R
2B、R
2C、R
2D、R
3A、R
3B、R
3C、R
3D、R
4A、R
4B、R
4C、R
4D、R
5A、R
5B、R
5C、R
5D、R
6A、R
6B、R
6C、R
6D、R
7A、R
7B、R
7C、R
7D、R
7.2B、R
8A、R
8B、R
8C、R
8D、R
9A、R
9B、R
9C、R
9D、R
10A、R
10B、R
10C及びR
10Dは独立に、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3,−COOH、−CONH
2、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;同一の窒素原子に結合したR
1B、R
1C、R
2B、R
2C、R
3B、R
3C、R
4B、R
4C、R
5B、R
5C、R
6B、R
6C、R
7B、R
7C、R
8B、R
8C、R
9B、R
9C、R
10B及びR
10C置換基が、任意選択的に一緒になって、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールを形成していても良い。X
1.1、X
2.1、X
3.1、X
4.1、X
5.1、X
6.1、X
7.1、X
8.1、X
9.1及びX
10.1は独立に、−Cl、−Br、−I又は−Fであり、X
1、X
2及びX
3のうちの少なくとも一つはNである。
【0140】
実施形態において、X
1は、CR
8である。実施形態において、X
2は、CR
9である。実施形態において、X
3は、CR
10である。実施形態において、X
1は、Nである。実施形態において、X
2は、Nである。実施形態において、X
3は、Nである。
【0141】
実施形態において、R
1は、ハロゲン、−CX
1.13、−CHX
1.12、−CH
2X
1.1、−CN、−N
3、−SO
n1R
1A、−SO
v1NR
1BR
1C、−NHNR
1BR
1C、−ONR
1BR
1C、−NHC(O)NHNR
1BR
1C、−NHC(O)NR
1BR
1C、−N(O)
m1、−NR
1BR
1C、−C(O)R
1D、−C(O)OR
1D、−C(O)NR
1BR
1C、−OR
1A、−NR
1BSO
2R
1A、−NR
1BC(O)R
1D、−NR
1BC(O)OR
1D、−NR
1BOR
1D、−OCX
1.13、−OCHX
1.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。実施形態において、R
1は、水素である。
【0142】
実施形態において、R
1は、水素、ハロゲン、−CX
1.13、−CHX
1.12、−CH
2X
1.1、−CN、−N
3、−SO
n1R
1A、−SO
v1NR
1BR
1C、−NHNR
1BR
1C、−ONR
1BR
1C、−NHC(O)NHNR
1BR
1C、−NHC(O)NR
1BR
1C、−N(O)
m1、−NR
1BR
1C、−C(O)R
1D、−C(O)OR
1D、−C(O)NR
1BR
1C、−OR
1A、−NR
1BSO
2R
1A、−NR
1BC(O)R
1D、−NR
1BC(O)OR
1D、−NR
1BOR
1D、−OCX
1.13、−OCHX
1.12、R
11−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
11−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
11−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
11−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
11−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
11−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0143】
実施形態において、R
1は、R
11−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
1は、R
11置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
1は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0144】
実施形態において、R
1は、R
11−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
1は、R
11置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
1は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0145】
実施形態において、R
1は、R
11−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
1は、R
11置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
1は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0146】
実施形態において、R
1は、R
11−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
1は、R
11置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
1は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0147】
実施形態において、R
1は、R
11−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
1は、R
11置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
1は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0148】
実施形態において、R
1は、R
11−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
1は、R
11置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
1は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0149】
実施形態において、R
2は、ハロゲン、−CX
2.13、−CHX
2.12、−CH
2X
2.1、−CN、−N
3、−SO
n2R
2A、−SO
v2NR
2BR
2C、−NHNR
2BR
2C、−ONR
2BR
2C、−NHC(O)NHNR
2BR
2C、−NHC(O)NR
2BR
2C、−N(O)
m2、−NR
2BR
2C、−C(O)R
2D、−C(O)OR
2D、−C(O)NR
2BR
2C、−OR
2A、−NR
2BSO
2R
2A、−NR
2BC(O)R
2D、−NR
2BC(O)OR
2D、−NR
2BOR
2D、−OCX
2.13、−OCHX
2.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。実施形態において、R
2は、水素である。
【0150】
実施形態において、R
2は、ハロゲン、−CX
2.13、−CHX
2.12、−CH
2X
2.1、−CN、−N
3、−SO
n2R
2A、−SO
v2NR
2BR
2C、−NHNR
2BR
2C、−ONR
2BR
2C、−NHC(O)NHNR
2BR
2C、−NHC(O)NR
2BR
2C、−N(O)
m2、−NR
2BR
2C、−C(O)R
2D、−C(O)OR
2D、−C(O)NR
2BR
2C、−OR
2A、−NR
2BSO
2R
2A、−NR
2BC(O)R
2D、−NR
2BC(O)OR
2D、−NR
2BOR
2D、−OCX
2.13、−OCHX
2.12、R
14−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
14−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
14−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
14−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
14−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
14−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0151】
実施形態において、R
2は、R
14−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
2は、R
14置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
2は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
2は、置換されていないエチルである。実施形態において、R
2は、置換されていないC
3アルキルである。実施形態において、R
2は、置換されていないC
4アルキルである。
【0152】
実施形態において、R
2は、R
14−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
2は、R
14置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
2は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0153】
実施形態において、R
2は、R
14−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
2は、R
14置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
2は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0154】
実施形態において、R
2は、R
14−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
2は、R
14置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
2は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0155】
実施形態において、R
2は、R
14−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
2は、R
14置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
2は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0156】
実施形態において、R
2は、R
14−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
2は、R
14置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
2は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0157】
実施形態において、R
3は独立に、ハロゲン、−CX
3.13、−CHX
3.12、−CH
2X
3.1、−CN、−N
3、−SO
n3R
3A、−SO
v3NR
3BR
3C、−NHNR
3BR
3C、−ONR
3BR
3C、−NHC(O)NHNR
3BR
3C、−NHC(O)NR
3BR
3C、−N(O)
m3、−NR
3BR
3C、−C(O)R
3D、−C(O)OR
3D、−C(O)NR
3BR
3C、−OR
3A、−NR
3BSO
2R
3A、−NR
3BC(O)R
3D、−NR
3BC(O)OR
3D、−NR
3BOR
3D、−OCX
3.13、−OCHX
3.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。実施形態において、R
3は水素である。
【0158】
実施形態において、R
3は独立に、ハロゲン、−CX
3.13、−CHX
3.12、−CH
2X
3.1、−CN、−N
3、−SO
n3R
3A、−SO
v3NR
3BR
3C、−NHNR
3BR
3C、−ONR
3BR
3C、−NHC(O)NHNR
3BR
3C、−NHC(O)NR
3BR
3C、−N(O)
m3、−NR
3BR
3C、−C(O)R
3D、−C(O)OR
3D、−C(O)NR
3BR
3C、−OR
3A、−NR
3BSO
2R
3A、−NR
3BC(O)R
3D、−NR
3BC(O)OR
3D、−NR
3BOR
3D、−OCX
3.13、−OCHX
3.12、R
17−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0159】
実施形態において、R
3は独立に、R
17−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
3は独立に、R
17置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
3は独立に、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0160】
実施形態において、R
3は独立に、R
17−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
3は独立に、R
17置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
3は独立に、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0161】
実施形態において、R
3は独立に、R
17−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
3は独立に、R
17置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
3は独立に、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0162】
実施形態において、R
3は独立に、R
17−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
3は独立に、R
17置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
3は独立に、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0163】
実施形態において、R
3は独立に、R
17−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
3は独立に、R
17置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
3は独立に、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0164】
実施形態において、R
3は独立に、R
17−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
3は独立に、R
17置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
3は独立に、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0165】
実施形態において、R
3の定義は、(独立に割り当てられる)R
3.1、R
3.2、R
3.3、R
3.4、R
3.5が担う。
【0166】
実施形態において、R
3.2は、ハロゲン、−CX
3.23、−CHX
3.22、−CH
2X
3.2、−CN、−N
3、−SO
n3.2R
3.2A、−SO
v3.2NR
3.2BR
3.2C、−NHNR
3.2BR
3.2C、−ONR
3.2BR
3.2C、−NHC(O)NHNR
3.2BR
3.2C、−NHC(O)NR
3.2BR
3.2C、−N(O)
m3.2、−NR
3.2BR
3.2C、−C(O)R
3.2D、−C(O)OR
3.2D、−C(O)NR
3.2BR
3.2C、−OR
3.2A、−NR
3.2BSO
2R
3.2A、−NR
3.2BC(O)R
3.2D、−NR
3.2BC(O)OR
3.2D、−NR
3.2BOR
3.2D、−OCX
3.23、−OCHX
3.22、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。X
3.2は、ハロゲンである。実施形態において、R
3.2は、水素である。実施形態において、R
3.2は、ハロゲンである。実施形態において、R
3.2は、塩素である。
【0167】
実施形態において、R
3.2は、水素、ハロゲン、−CX
3.23、−CHX
3.22、−CH
2X
3.2、−CN、−N
3、−SO
n3.2R
3.2A、−SO
v3.2NR
3.2BR
3.2C、−NHNR
3.2BR
3.2C、−ONR
3.2BR
3.2C、−NHC(O)NHNR
3.2BR
3.2C、−NHC(O)NR
3.2BR
3.2C、−N(O)
m3.2、−NR
3.2BR
3.2C、−C(O)R
3.2D、−C(O)OR
3.2D、−C(O)NR
3.2BR
3.2C、−OR
3.2A、−NR
3.2BSO
2R
3.2A、−NR
3.2BC(O)R
3.2D、−NR
3.2BC(O)OR
3.2D、−NR
3.2BOR
3.2D、−OCX
3.23、−OCHX
3.22、R
17.2−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17.2−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17.2−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17.2−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17.2−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17.2−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0168】
実施形態において、R
3.2は、R
17.2−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
3.2は、R
17.2置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
3.2は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0169】
実施形態において、R
3.2は、R
17.2−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
3.2は、R
17.2置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
3.2は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0170】
実施形態において、R
3.2は、R
17.2−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
3.2は、R
17.2置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
3.2は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0171】
実施形態において、R
3.2は、R
17.2−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
3.2は、R
17.2置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
3.2は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0172】
実施形態において、R
3.2は、R
17.2−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
3.2は、R
17.2置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
3.2は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0173】
実施形態において、R
3.2は、R
17.2−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
3.2は、R
17.2置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
3.2は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0174】
実施形態において、R
3.3は、ハロゲン、−CX
3.33、−CHX
3.32、−CH
2X
3.3、−CN、−N
3、−SO
n3.3R
3.3A、−SO
v3.3NR
3.3BR
3.3C、−NHNR
3.3BR
3.3C、−ONR
3.3BR
3.3C、−NHC(O)NHNR
3.3BR
3.3C、−NHC(O)NR
3.3BR
3.3C、−N(O)
m3.3、−NR
3.3BR
3.3C、−C(O)R
3.3D、−C(O)OR
3.3D、−C(O)NR
3.3BR
3.3C、−OR
3.3A、−NR
3.3BSO
2R
3.3A、−NR
3.3BC(O)R
3.3D、−NR
3.3BC(O)OR
3.3D、−NR
3.3BOR
3.3D、−OCX
3.33、−OCHX
3.32、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。X
3.3は、ハロゲンである。実施形態において、R
3.3は、水素である。実施形態において、R
3.3は、ハロゲンである。実施形態において、R
3.3は、塩素である。
【0175】
実施形態において、R
3.3は、水素、ハロゲン、−CX
3.33、−CHX
3.32、−CH
2X
3.3、−CN、−N
3、−SO
n3.3R
3.3A、−SO
v3.3NR
3.3BR
3.3C、−NHNR
3.3BR
3.3C、−ONR
3.3BR
3.3C、−NHC(O)NHNR
3.3BR
3.3C、−NHC(O)NR
3.3BR
3.3C、−N(O)
m3.3、−NR
3.3BR
3.3C、−C(O)R
3.3D、−C(O)OR
3.3D、−C(O)NR
3.3BR
3.3C、−OR
3.3A、−NR
3.3BSO
2R
3.3A、−NR
3.3BC(O)R
3.3D、−NR
3.3BC(O)OR
3.3D、−NR
3.3BOR
3.3D、−OCX
3.33、−OCHX
3.32、R
17.3−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17.3−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17.3−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17.3−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17.3−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17.3−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0176】
実施形態において、R
3.3は、R
17.3−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
3.3は、R
17.3置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
3.3は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0177】
実施形態において、R
3.3は、R
17.3−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
3.3は、R
17.3置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
3.3は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0178】
実施形態において、R
3.3は、R
17.3−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
3.3は、R
17.3置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
3.3は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0179】
実施形態において、R
3.3は、R
17.3−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
3.3は、R
17.3置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
3.3は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0180】
実施形態において、R
3.3は、R
17.3−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
3.3は、R
17.3置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
3.3は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0181】
実施形態において、R
3.3は、R
17.3−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
3.3は、R
17.3置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
3.3は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0182】
実施形態において、R
4は、ハロゲン、−CX
4.13、−CHX
4.12、−CH
2X
4.1、−CN、−N
3、−SO
n4R
4A、−SO
v4NR
4BR
4C、−NHNR
4BR
4C、−ONR
4BR
4C、−NHC(O)NHNR
4BR
4C、−NHC(O)NR
4BR
4C、−N(O)
m4、−NR
4BR
4C、−C(O)R
4D、−C(O)OR
4D、−C(O)NR
4BR
4C、−OR
4A、−NR
4BSO
2R
4A、−NR
4BC(O)R
4D、−NR
4BC(O)OR
4D、−NR
4BOR
4D、−OCX
4.13、−OCHX
4.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。実施形態において、R
4は、水素である。
【0183】
実施形態において、R
4は、ハロゲン、−CX
4.13、−CHX
4.12、−CH
2X
4.1、−CN、−N
3、−SO
n4R
4A、−SO
v4NR
4BR
4C、−NHNR
4BR
4C、−ONR
4BR
4C、−NHC(O)NHNR
4BR
4C、−NHC(O)NR
4BR
4C、−N(O)
m4、−NR
4BR
4C、−C(O)R
4D、−C(O)OR
4D、−C(O)NR
4BR
4C、−OR
4A、−NR
4BSO
2R
4A、−NR
4BC(O)R
4D、−NR
4BC(O)OR
4D、−NR
4BOR
4D、−OCX
4.13、−OCHX
4.12、R
20−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
20−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
20−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
20−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
20−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
20−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
4は、−CNである。実施形態において、R
4は、−C(O)NH
2である。実施形態において、R
4は、−CF
3である。実施形態において、R
4は、−CH
3である。
【0184】
実施形態において、R
4は、R
20−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
4は、R
20置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
4は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
4は、置換されていないエチルである。実施形態において、R
4は、置換されていないC
3アルキルである。実施形態において、R
4は、置換されていないC
4アルキルである。
【0185】
実施形態において、R
4は、R
20−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
4は、R
20置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
4は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0186】
実施形態において、R
4は、R
20−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
4は、R
20置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
4は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0187】
実施形態において、R
4は、R
20−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
4は、R
20置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
4は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0188】
実施形態において、R
4は、R
20−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
4は、R
20置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
4は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0189】
実施形態において、R
4は、R
20−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
4は、R
20置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
4は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0190】
実施形態において、R
5は独立に、ハロゲン、オキソ、−CX
5.13、−CHX
5.12、−CH
2X
5.1、−CN、−N
3、−SO
n5R
5A、−SO
v5NR
5BR
5C、−NHNR
5BR
5C、−ONR
5BR
5C、−NHC(O)NHNR
5BR
5C、−NHC(O)NR
5BR
5C、−N(O)
m5、−NR
5BR
5C、−C(O)R
5D、−C(O)OR
5D、−C(O)NR
5BR
5C、−OR
5A、−NR
5BSO
2R
5A、−NR
5BC(O)R
5D、−NR
5BC(O)OR
5D、−NR
5BOR
5D、−OCX
5.13、−OCHX
5.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。実施形態において、R
5は、水素である。
【0191】
実施形態において、R
5は独立に、ハロゲン、−CX
5.13、−CHX
5.12、−CH
2X
5.1、−CN、−N
3、−SO
n5R
5A、−SO
v5NR
5BR
5C、−NHNR
5BR
5C、−ONR
5BR
5C、−NHC(O)NHNR
5BR
5C、−NHC(O)NR
5BR
5C、−N(O)
m5、−NR
5BR
5C、−C(O)R
5D、−C(O)OR
5D、−C(O)NR
5BR
5C、−OR
5A、−NR
5BSO
2R
5A、−NR
5BC(O)R
5D、−NR
5BC(O)OR
5D、−NR
5BOR
5D、−OCX
5.13、−OCHX
5.12、R
23−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
23−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
23−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
23−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
23−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
23−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0192】
実施形態において、R
5は独立に、R
23−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
5は独立に、R
23置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
5は独立に、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0193】
実施形態において、R
5は独立に、R
23−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
5は独立に、R
23置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
5は独立に、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0194】
実施形態において、R
5は独立に、R
23−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
5は独立に、R
23置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
5は独立に、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0195】
実施形態において、R
5は独立に、R
23−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
5は独立に、R
23置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
5は独立に、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0196】
実施形態において、R
5は独立に、R
23−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
5は独立に、R
23置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
5は独立に、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0197】
実施形態において、R
5は独立に、R
23−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
5は独立に、R
23置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
5は独立に、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0198】
実施形態において、R
6は独立に、ハロゲン、オキソ、−CX
6.13、−CHX
6.12、−CH
2X
6.1、−CN、−N
3、−SO
n6R
6A、−SO
v6NR
6BR
6C、−NHNR
6BR
6C、−ONR
6BR
6C、−NHC(O)NHNR
6BR
6C、−NHC(O)NR
6BR
6C、−N(O)
m6、−NR
6BR
6C、−C(O)R
6D、−C(O)OR
6D、−C(O)NR
6BR
6C、−OR
6A、−NR
6BSO
2R
6A、−NR
6BC(O)R
6D、−NR
6BC(O)OR
6D、−NR
6BOR
6D、−OCX
6.13、−OCHX
6.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。実施形態において、R
6は、水素である。
【0199】
実施形態において、R
6は独立に、ハロゲン、−CX
6.13、−CHX
6.12、−CH
2X
6.1、−CN、−N
3、−SO
n6R
6A、−SO
v6NR
6BR
6C、−NHNR
6BR
6C、−ONR
6BR
6C、−NHC(O)NHNR
6BR
6C、−NHC(O)NR
6BR
6C、−N(O)
m6、−NR
6BR
6C、−C(O)R
6D、−C(O)OR
6D、−C(O)NR
6BR
6C、−OR
6A、−NR
6BSO
2R
6A、−NR
6BC(O)R
6D、−NR
6BC(O)OR
6D、−NR
6BOR
6D、−OCX
6.13、−OCHX
6.12、R
26−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
26−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
26−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
26−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
26−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
26−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0200】
実施形態において、R
6は、水素である。実施形態において、R
6は、R
26−置換されているか置換されていないアルキルである。実施形態において、R
6は、置換されていないフェニルである。実施形態において、R
6は、−Fである。実施形態において、R
6は、−OHである。実施形態において、R
6は、−CH
2OHである。実施形態において、R
6は、−(CH
2)
2OHである。実施形態において、R
6は、−(CH
2)
3OHである。実施形態において、R
6は、−C(CH
3)
2OHである。実施形態において、R
6は、−CH
2SO
2NH
2である。実施形態において、R
6は、−(CH
2)
2SO
2NH
2である。実施形態において、R
6は、−CH
2C(O)NH
2である。実施形態において、R
6は、−(CH
2)
2C(O)NH
2である。実施形態において、R
6は、−(CH
2)
3C(O)NH
2である。実施形態において、R
6は、−CH
2NHSO
2CF
3である。実施形態において、R
6は、−(CH
2)
2NHSO
2CF
3である。実施形態において、R
6は、−(CH
2)
3NHSO
2CF
3である。実施形態において、R
6は−CH
2NHSO
2CH
3である。実施形態において、R
6は、−(CH
2)
2NHSO
2CH
3である。実施形態において、R
6は、−(CH
2)
3NHSO
2CH
3である。実施形態において、R
6は、−CH
2SO
2CH
3である。実施形態において、R
6は、−(CH
2)
2SO
2CH
3である。実施形態において、R
6は、−CH
2SO
2NH
2である。実施形態において、R
6は、−(CH
2)
2SO
2NH
2である。
【0201】
実施形態において、R
6は独立に、R
26−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
6は独立に、R
26置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
6は独立に、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0202】
実施形態において、R
6は独立に、R
26−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
6は独立に、R
26置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
6は独立に、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0203】
実施形態において、R
6は独立に、R
26−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
6は独立に、R
26置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
6は独立に、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0204】
実施形態において、R
6は独立に、R
26−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
6は独立に、R
26置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
6は独立に、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0205】
実施形態において、R
6は独立に、R
26−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
6は独立に、R
26置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
6は独立に、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0206】
実施形態において、R
6は独立に、R
26−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
6は独立に、R
26置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
6は独立に、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0207】
実施形態において、R
7は、ハロゲン、−CX
7.13、−CHX
7.12、−CH
2X
7.1、−CN、−N
3、−SO
n7R
7A、−SO
v7NR
7BR
7C、−NHNR
7BR
7C、−ONR
7BR
7C、−NHC(O)NHNR
7BR
7C、−NHC(O)NR
7BR
7C、−N(O)
m7、−NR
7BR
7C、−C(O)R
7D、−C(O)OR
7D、−C(O)NR
7BR
7C、−OR
7A、−NR
7BSO
2R
7A、−NR
7BC(O)R
7D、−NR
7BC(O)OR
7D、−NR
7BOR
7D、−OCX
7.13、−OCHX
7.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。実施形態において、R
7は、水素である。実施形態において、R
7は、−C(O)OHである。実施形態において、R
7は、−OHである。実施形態において、R
7は、−NH
2である。実施形態において、R
7は、−C(O)NH
2である。
【0208】
実施形態において、R
7は、ハロゲン、−CX
7.13、−CHX
7.12、−CH
2X
7.1、−CN、−N
3、−SO
n7R
7A、−SO
v7NR
7BR
7C、−NHNR
7BR
7C、−ONR
7BR
7C、−NHC(O)NHNR
7BR
7C、−NHC(O)NR
7BR
7C、−N(O)
m7、−NR
7BR
7C、−C(O)R
7D、−C(O)OR
7D、−C(O)NR
7BR
7C、−OR
7A、−NR
7BSO
2R
7A、−NR
7BC(O)R
7D、−NR
7BC(O)OR
7D、−NR
7BOR
7D、−OCX
7.13、−OCHX
7.12、R
29−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
29−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
29−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
29−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
29−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
29−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0209】
実施形態において、R
7は、−(CH
2)
3COOHである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2COOHである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
1COOHである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2CONH
2である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
3CONH
2である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
3OHである。実施形態において、R
7は、置換されているシクロブチルである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2SO
2CH
3である。実施形態において、R
7は、−CH
2CH(CH
3)OHである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2OHである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
4OHである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
1OHである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHSO
2CH
3である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHSO
2CH
2CH
3である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHSO
2(CH
2)
2CH
3である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHSO
2CH(CH
3)
2である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHC(O)OCH
3である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
3SO
2CH
3である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHC(O)CH
3である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHC(O)Hである。実施形態において、R
7は、−CH
2C(O)OCH
3である。実施形態において、R
7は、−CH
2C(O)OCH
2CH
3である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
3SO
2NH
2である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2SO
2NH
2である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
1SO
2NH
2である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHC(O)CH
2CH
3である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHC(O)CH(CH
3)
2である。
【0210】
実施形態において、R
7は、水素である。実施形態において、R
7は、R
29−置換されているか置換されていないアルキルである。実施形態において、R
7は、フェニルである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2OHである。実施形態において、R
7は、−CH
2C(CH
3)
2OHである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
3OHである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2CH(CH
3)
2OHである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2SO
2NH
2である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
3SO
2NH
2である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2CONH
2である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
3CONH
2である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
3CON(H)Meである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
3CON(Me)
2である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2SO
2Meである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
3SO
2Meである。実施形態において、R
7は、−CH
2CH(OH)Meである。実施形態において、R
7は、−CH
2CO
2Hである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2CO
2Hである。実施形態において、R
7は、−CH(CH
3)CH
2CO
2Hである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
3CO
2Hである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2SO
2NHCH
3である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2SO
2N(CH
3)
2である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2SO
2−(N−モルホリニル)である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHCOCH
3である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHC(O)OCH
3である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
3NHCOCH
3である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHCOCH(CH
3)
2である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHSO
2CH
3である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHSO
2CF
3である。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHSO
2NHCH(CH
3)
2である。実施形態において、R
7は、−CH
2CH(CH
3)CH
2OH(R及びS)である。実施形態において、R
7は、−CH(CH
3)(CH
2)
2OHである。実施形態において、R
7は、−CH
2−(2−イミダゾリル)である。実施形態において、R
7は、−CH
2−(4−イミダゾリル)である。実施形態において、R
7は、−CH
2−(3−ピラゾリル)である。実施形態において、R
7は、4−テトラヒドロピラニルである。実施形態において、R
7は、3−オキセタニルである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
2NHCO
2Meである。実施形態において、R
7は、−(CH
2)
3NHCO
2Meである。
【0211】
実施形態において、R
7は、水素、R
29−置換されているか置換されていないアルキル、フェニル、−F、−OH、CH
2OH、−(CH
2)
2OH、−(CH
2)
3OH、−C(CH
3)
2OH、−CH
2SO
2NH
2、−(CH
2)
2SO
2NH
2、−CH
2C(O)NH
2、−(CH
2)
2C(O)NH
2、−(CH
2)
3C(O)NH
2、−CH
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
3NHSO
2CF
3、−CH
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
3NHSO
2CH
3、−CH
2SO
2CH
3、−(CH
2)
2SO
2CH
3、−CH
2SO
2NH
2又は−(CH
2)
2SO
2NH
2である。
【0212】
実施形態において、R
7は、R
29−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
7は、R
29置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
7は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
7は、置換されていないC
1−C
4アルキルである。実施形態において、R
7は、置換されていないC
1−C
3アルキルである。実施形態において、R
7は、置換されていないC
1−C
2アルキルである。実施形態において、R
7は、置換されていないC
4アルキルである。実施形態において、R
7は、置換されていないC
3アルキルである。実施形態において、R
7は、R
27置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
7は、R
27置換されたC
1−C
4アルキルである。実施形態において、R
7は、R
27置換されたC
1−C
3アルキルである。実施形態において、R
7は、R
27置換されたC
1−C
2アルキルである。実施形態において、R
7は、R
27置換されたC
4アルキルである。実施形態において、R
7は、R
27置換されたC
3アルキルである。
【0213】
実施形態において、R
7は、R
29−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
7は、R
29置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
7は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0214】
実施形態において、R
7は、R
29−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
7は、R
29置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
7は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
7は、置換されていないC
3−C
6シクロアルキルである。実施形態において、R
7は、置換されていないC
3−C
5シクロアルキルである。実施形態において、R
7は、置換されていないC
3−C
4シクロアルキルである。実施形態において、R
7は、置換されていないC
4シクロアルキルである。実施形態において、R
7は、R
29置換されたC
3−C
6シクロアルキルである。実施形態において、R
7は、R
29置換されたC
3−C
5シクロアルキルである。実施形態において、R
7は、R
29置換されたC
3−C
4シクロアルキルである。実施形態において、R
7は、R
29置換されたC
4シクロアルキルである。
【0215】
実施形態において、R
7は、R
29−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
7は、R
29置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
7は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0216】
実施形態において、R
7は、R
29−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
7は、R
29置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
7は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0217】
実施形態において、R
7は、R
29−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
7は、R
29置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
7は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0218】
実施形態において、R
8は、ハロゲン、−CX
8.13、−CHX
8.12、−CH
2X
8.1、−CN、−N
3、−SO
n8R
8A、−SO
v8NR
8BR
8C、−NHNR
8BR
8C、−ONR
8BR
8C、−NHC(O)NHNR
8BR
8C、−NHC(O)NR
8BR
8C、−N(O)
m8、−NR
8BR
8C、−C(O)R
8D、−C(O)OR
8D、−C(O)NR
8BR
8C、−OR
8A、−NR
8BSO
2R
8A、−NR
8BC(O)R
8D、−NR
8BC(O)OR
8D、−NR
8BOR
8D、−OCX
8.13、−OCHX
8.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。実施形態において、R
8は、水素である。
【0219】
実施形態において、R
8は、ハロゲン、−CX
8.13、−CHX
8.12、−CH
2X
8.1、−CN、−N
3、−SO
n8R
8A、−SO
v8NR
8BR
8C、−NHNR
8BR
8C、−ONR
8BR
8C、−NHC(O)NHNR
8BR
8C、−NHC(O)NR
8BR
8C、−N(O)
m8、−NR
8BR
8C、−C(O)R
8D、−C(O)OR
8D、−C(O)NR
8BR
8C、−OR
8A、−NR
8BSO
2R
8A、−NR
8BC(O)R
8D、−NR
8BC(O)OR
8D、−NR
8BOR
8D、−OCX
8.13、−OCHX
8.12、R
32−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
32−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
32−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
32−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
32−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
32−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0220】
実施形態において、R
8は、R
32−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
8は、R
32置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
8は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0221】
実施形態において、R
8は、R
32−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
8は、R
32置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
8は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0222】
実施形態において、R
8は、R
32−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
8は、R
32置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
8は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0223】
実施形態において、R
8は、R
32−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
8は、R
32置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
8は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0224】
実施形態において、R
8は、R
32−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
8は、R
32置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
8は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0225】
実施形態において、R
8は、R
32−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
8は、R
32置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
8は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0226】
実施形態において、R
9は、ハロゲン、−CX
9.13、−CHX
9.12、−CH
2X
9.1、−CN、−N
3、−SO
n9R
9A、−SO
v9NR
9BR
9C、−NHNR
9BR
9C、−ONR
9BR
9C、−NHC(O)NHNR
9BR
9C、−NHC(O)NR
9BR
9C、−N(O)
m9、−NR
9BR
9C、−C(O)R
9D、−C(O)OR
9D、−C(O)NR
9BR
9C、−OR
9A、−NR
9BSO
2R
9A、−NR
9BC(O)R
9D、−NR
9BC(O)OR
9D、−NR
9BOR
9D、−OCX
9.13、−OCHX
9.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。実施形態において、R
9は、水素である。
【0227】
実施形態において、R
9は、ハロゲン、−CX
9.13、−CHX
9.12、−CH
2X
9.1、−CN、−N
3、−SO
n9R
9A、−SO
v9NR
9BR
9C、−NHNR
9BR
9C、−ONR
9BR
9C、−NHC(O)NHNR
9BR
9C、−NHC(O)NR
9BR
9C、−N(O)
m9、−NR
9BR
9C、−C(O)R
9D、−C(O)OR
9D、−C(O)NR
9BR
9C、−OR
9A、−NR
9BSO
2R
9A、−NR
9BC(O)R
9D、−NR
9BC(O)OR
9D、−NR
9BOR
9D、−OCX
9.13、−OCHX
9.12、R
35−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
35−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
35−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
35−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
35−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
35−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0228】
実施形態において、R
9は、R
35−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
9は、R
35置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
9は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0229】
実施形態において、R
9は、R
35−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
9は、R
35置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
9は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0230】
実施形態において、R
9は、R
35−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
9は、R
35置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
9は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0231】
実施形態において、R
9は、R
35−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
9は、R
35置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
9は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0232】
実施形態において、R
9は、R
35−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
9は、R
35置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
9は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0233】
実施形態において、R
9は、R
35−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
9は、R
35置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
9は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0234】
実施形態において、R
10は、ハロゲン、−CX
10.13、−CHX
10.12、−CH
2X
10.1、−CN、−N
3、−SO
n10R
10A、−SO
v10NR
10BR
10C、−NHNR
10BR
10C、−ONR
10BR
10C、−NHC(O)NHNR
10BR
10C、−NHC(O)NR
10BR
10C、−N(O)
m10、−NR
10BR
10C、−C(O)R
10D、−C(O)OR
10D、−C(O)NR
10BR
10C、−OR
10A、−NR
10BSO
2R
10A、−NR
10BC(O)R
10D、−NR
10BC(O)OR
10D、−NR
10BOR
10D、−OCX
10.13、−OCHX
10.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。実施形態において、R
10は、水素である。
【0235】
実施形態において、R
10は、ハロゲン、−CX
10.13、−CHX
10.12、−CH
2X
10.1、−CN、−N
3、−SO
n10R
10A、−SO
v10NR
10BR
10C、−NHNR
10BR
10C、−ONR
10BR
10C、−NHC(O)NHNR
10BR
10C、−NHC(O)NR
10BR
10C、−N(O)
m10、−NR
10BR
10C、−C(O)R
10D、−C(O)OR
10D、−C(O)NR
10BR
10C、−OR
10A、−NR
10BSO
2R
10A、−NR
10BC(O)R
10D、−NR
10BC(O)OR
10D、−NR
10BOR
10D、−OCX
10.13、−OCHX
10.12、R
38−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
38−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
38−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
38−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
38−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
38−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0236】
実施形態において、R
10は、R
38−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
10は、R
38置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
10は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0237】
実施形態において、R
10は、R
38−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
10は、R
38置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
10は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0238】
実施形態において、R
10は、R
38−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
10は、R
38置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
10は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0239】
実施形態において、R
10は、R
38−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
10は、R
38置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
10は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0240】
実施形態において、R
10は、R
38−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
10は、R
38置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
10は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0241】
実施形態において、R
10は、R
38−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
10は、R
38置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
10は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0242】
実施形態において、L
7は、結合、−O−、−S−、−NR
7.2B−、−C(O)−、−C(O)O−、−S(O)−、−S(O)
2−、置換されているか置換されていないアルキレン(例えば、C
1−C
8アルキレン、C
1−C
6アルキレン、又はC
1−C
4アルキレン)、置換されているか置換されていないヘテロアルキレン(例えば、2〜8員ヘテロアルキレン、2〜6員ヘテロアルキレン、又は2〜4員ヘテロアルキレン)、置換されているか置換されていないシクロアルキレン(例えば、C
3−C
8シクロアルキレン、C
3−C
6シクロアルキレン、又はC
5−C
6シクロアルキレン)、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキレン(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキレン、3〜6員ヘテロシクロアルキレン、又は5〜6員ヘテロシクロアルキレン)、置換されているか置換されていないアリーレン(例えば、C
6−C
10アリーレン、C
10アリーレン、又はフェニレン)、又は置換されているか置換されていないヘテロアリーレン(例えば、5〜10員ヘテロアリーレン、5〜9員ヘテロアリーレン、又は5〜6員ヘテロアリーレン)である。
【0243】
実施形態において、L
7は、結合、−O−、−S−、−NR
7.2B−、−C(O)−、−C(O)O−、−S(O)−、−S(O)
2−、R
41−置換されているか置換されていないアルキレン(例えば、C
1−C
8アルキレン、C
1−C
6アルキレン、又はC
1−C
4アルキレン)、R
41−置換されているか置換されていないヘテロアルキレン(例えば、2〜8員ヘテロアルキレン、2〜6員ヘテロアルキレン、又は2〜4員ヘテロアルキレン)、R
41−置換されているか置換されていないシクロアルキレン(例えば、C
3−C
8シクロアルキレン、C
3−C
6シクロアルキレン、又はC
5−C
6シクロアルキレン)、R
41−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキレン(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキレン、3〜6員ヘテロシクロアルキレン、又は5〜6員ヘテロシクロアルキレン)、R
41−置換されているか置換されていないアリーレン(例えば、C
6−C
10アリーレン、C
10アリーレン、又はフェニレン)、又はR
41−置換されているか置換されていないヘテロアリーレン(例えば、5〜10員ヘテロアリーレン、5〜9員ヘテロアリーレン、又は5〜6員ヘテロアリーレン)である。実施形態において、L
7は、結合である。
【0244】
実施形態において、L
7は、R
41−置換されているか置換されていないアルキレン(例えば、C
1−C
8アルキレン、C
1−C
6アルキレン、又はC
1−C
4アルキレン)である。実施形態において、L
7は、R
41置換されたアルキレン(例えば、C
1−C
8アルキレン、C
1−C
6アルキレン、又はC
1−C
4アルキレン)である。実施形態において、L
7は、置換されていないアルキレン(例えば、C
1−C
8アルキレン、C
1−C
6アルキレン、又はC
1−C
4アルキレン)である。
【0245】
実施形態において、L
7は、R
41−置換されているか置換されていないヘテロアルキレン(例えば、2〜8員ヘテロアルキレン、2〜6員ヘテロアルキレン、又は2〜4員ヘテロアルキレン)である。実施形態において、L
7は、R
41置換されたヘテロアルキレン(例えば、2〜8員ヘテロアルキレン、2〜6員ヘテロアルキレン、又は2〜4員ヘテロアルキレン)である。実施形態において、L
7は、置換されていないヘテロアルキレン(例えば、2〜8員ヘテロアルキレン、2〜6員ヘテロアルキレン、又は2〜4員ヘテロアルキレン)である。
【0246】
実施形態において、L
7は、R
41−置換されているか置換されていないシクロアルキレン(例えば、C
3−C
8シクロアルキレン、C
3−C
6シクロアルキレン、又はC
5−C
6シクロアルキレン)である。実施形態において、L
7は、R
41置換されたシクロアルキレン(例えば、C
3−C
8シクロアルキレン、C
3−C
6シクロアルキレン、又はC
5−C
6シクロアルキレン)である。実施形態において、L
7は、置換されていないシクロアルキレン(例えば、C
3−C
8シクロアルキレン、C
3−C
6シクロアルキレン、又はC
5−C
6シクロアルキレン)である。
【0247】
実施形態において、L
7は、R
41−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキレン(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキレン、3〜6員ヘテロシクロアルキレン、又は5〜6員ヘテロシクロアルキレン)である。実施形態において、L
7は、R
41置換されたヘテロシクロアルキレン(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキレン、3〜6員ヘテロシクロアルキレン、又は5〜6員ヘテロシクロアルキレン)である。実施形態において、L
7は、置換されていないヘテロシクロアルキレン(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキレン、3〜6員ヘテロシクロアルキレン、又は5〜6員ヘテロシクロアルキレン)である。
【0248】
実施形態において、L
7は、R
41−置換されているか置換されていないアリーレン(例えば、C
6−C
10アリーレン、C
10アリーレン、又はフェニレン)である。実施形態において、L
7は、R
41置換されたアリーレン(例えば、C
6−C
10アリーレン、C
10アリーレン、又はフェニレン)である。実施形態において、L
7は、置換されていないアリーレン(例えば、C
6−C
10アリーレン、C
10アリーレン、又はフェニレン)である。
【0249】
実施形態において、L
7は、R
41−置換されているか置換されていないヘテロアリーレン(例えば、5〜10員ヘテロアリーレン、5〜9員ヘテロアリーレン、又は5〜6員ヘテロアリーレン)である。実施形態において、L
7は、R
41置換されたヘテロアリーレン(例えば、5〜10員ヘテロアリーレン、5〜9員ヘテロアリーレン、又は5〜6員ヘテロアリーレン)である。実施形態において、L
7は、置換されていないヘテロアリーレン(例えば、5〜10員ヘテロアリーレン、5〜9員ヘテロアリーレン、又は5〜6員ヘテロアリーレン)である。
【0250】
実施形態において、R
1Aは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
11A−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
11A−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
11A−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
11A−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
11A−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
11A−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0251】
実施形態において、R
2Aは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
14A−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
14A−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
14A−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
14A−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
14A−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
14A−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0252】
実施形態において、R
3Aは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
17A−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17A−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17A−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17A−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17A−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17A−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0253】
実施形態において、R
3.2Aは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
17.2A−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17.2A−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17.2A−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17.2A−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17.2A−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17.2A−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0254】
実施形態において、R
3.3Aは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
17.3A−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17.3A−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17.3A−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17.3A−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17.3A−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17.3A−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0255】
実施形態において、R
4Aは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
20A−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
20A−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
20A−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
20A−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
20A−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
20A−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0256】
実施形態において、R
5Aは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
23A−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
23A−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
23A−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
23A−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
23A−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
23A−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0257】
実施形態において、R
6Aは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
26A−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
26A−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
26A−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
26A−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
26A−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
26A−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0258】
実施形態において、R
7Aは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
29A−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
29A−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
29A−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
29A−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
29A−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
29A−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0259】
実施形態において、R
8Aは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
32A−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
32A−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
32A−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
32A−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
32A−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
32A−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0260】
実施形態において、R
9Aは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
35A−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
35A−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
35A−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
35A−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
35A−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
35A−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0261】
実施形態において、R
10Aは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
38A−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
38A−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
38A−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
38A−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
38A−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
38A−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0262】
実施形態において、R
1Bは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
11B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
11B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
11B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
11B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
11B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
11B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
1B及びR
1C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
11B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
11B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0263】
実施形態において、R
2Bは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
14B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
14B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
14B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
14B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
14B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
14B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
2B及びR
2C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
14B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
14B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0264】
実施形態において、R
3Bは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
17B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
3B及びR
3C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
17B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
17B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0265】
実施形態において、R
3.2Bは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
17.2B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17.2B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17.2B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17.2B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17.2B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17.2B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0266】
実施形態において、R
3.3Bは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
17.3B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17.3B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17.3B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17.3B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17.3B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17.3B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0267】
実施形態において、R
4Bは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
20B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
20B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
20B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
20B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
20B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
20B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
4B及びR
4C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
20B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
20B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0268】
実施形態において、R
5Bは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
23B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
23B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
23B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
23B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
23B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
23B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
5B及びR
5C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
23B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
23B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0269】
実施形態において、R
6Bは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
26B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
26B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
26B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
26B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
26B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
26B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
6B及びR
6C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
26B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
26B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0270】
実施形態において、R
7Bは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
29B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
29B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
29B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
29B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
29B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
29B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
7B及びR
7C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
29B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
29B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0271】
実施形態において、R
8Bは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
32B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
32B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
32B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
32B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
32B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
32B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
8B及びR
8C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
32B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
32B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0272】
実施形態において、R
9Bは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
35B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
35B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
35B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
35B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
35B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
35B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
9B及びR
9C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
35B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
35B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0273】
実施形態において、R
10Bは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
38B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
38B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
38B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
38B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
38B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
38B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
10B及びR
10C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
38B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
38B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0274】
実施形態において、R
1Cは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
11C−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
11C−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
11C−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
11C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
11C−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
11C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
1B及びR
1C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
11C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
11C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0275】
実施形態において、R
2Cは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
14C−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
14C−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
14C−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
14C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
14C−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
14C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
2B及びR
2C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
14C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
14C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0276】
実施形態において、R
3Cは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
17C−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17C−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17C−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17C−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
3B及びR
3C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
17C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
17C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0277】
実施形態において、R
3.2Cは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
17.2C−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17.2C−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17.2C−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17.2C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17.2C−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17.2C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0278】
実施形態において、R
3.3Cは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
17.3C−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17.3C−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17.3C−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17.3C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17.3C−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17.3C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0279】
実施形態において、R
4Cは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
20C−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
20C−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
20C−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
20C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
20C−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
20C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
4B及びR
4C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
20C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
20C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0280】
実施形態において、R
5Cは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
23C−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
23C−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
23C−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
23C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
23C−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
23C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
5B及びR
5C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
23C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
23C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0281】
実施形態において、R
6Cは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
26C−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
26C−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
26C−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
26C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
26C−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
26C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
6B及びR
6C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
26C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
26C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0282】
実施形態において、R
7Cは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
29C−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
29C−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
29C−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
29C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
29C−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
29C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
7B及びR
7C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
29C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
29C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0283】
実施形態において、R
8Cは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
32C−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
32C−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
32C−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
32C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
32C−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
32C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
8B及びR
8C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
32C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
32C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0284】
実施形態において、R
9Cは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
35C−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
35C−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
35C−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
35C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
35C−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
35C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
9B及びR
9C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
35C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
35C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0285】
実施形態において、R
10Cは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
38C−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
38C−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
38C−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
38C−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
38C−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
38C−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、同一の窒素原子に結合したR
10B及びR
10C置換基が、任意選択的に一緒になって、R
38B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)又はR
38B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)を形成していても良い。
【0286】
実施形態において、R
1Dは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
11D−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
11D−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
11D−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
11D−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
11D−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
11D−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0287】
実施形態において、R
2Dは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
14D−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
14D−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
14D−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
14D−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
14D−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
14D−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0288】
実施形態において、R
3Dは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
17D−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17D−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17D−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17D−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17D−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17D−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0289】
実施形態において、R
3.2Dは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
17.2D−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17.2D−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17.2D−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17.2D−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17.2D−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17.2D−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0290】
実施形態において、R
3.3Dは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
17.3D−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
17.3D−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
17.3D−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
17.3D−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
17.3D−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
17.3D−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0291】
実施形態において、R
4Dは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
20D−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
20D−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
20D−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
20D−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
20D−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
20D−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0292】
実施形態において、R
5Dは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
23D−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
23D−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
23D−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
23D−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
23D−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
23D−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0293】
実施形態において、R
6Dは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
26D−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
26D−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
26D−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
26D−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
26D−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
26D−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0294】
実施形態において、R
7Dは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
29D−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
29D−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
29D−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
29D−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
29D−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
29D−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
7Dは、水素である。実施形態において、R
7Dは、−NH
2である。実施形態において、R
7Dは、−CH
3である。実施形態において、R
7Dは、置換されていないC
1−C
3アルキルである。
【0295】
実施形態において、R
8Dは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
32D−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
32D−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
32D−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
32D−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
32D−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
32D−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0296】
実施形態において、R
9Dは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
35D−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
35D−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
35D−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
35D−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
35D−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
35D−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0297】
実施形態において、R
10Dは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
38D−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
38D−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
38D−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
38D−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
38D−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
38D−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0298】
実施形態において、R
7.2Bは、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、R
41.2B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
41.2B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
41.2B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
41.2B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
41.2B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
41.2B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0299】
R
11は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
12−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
12−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
12−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
12−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
12−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
12−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0300】
実施形態において、R
11は、R
12−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
11は、R
12置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
11は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0301】
実施形態において、R
11は、R
12−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
11は、R
12置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
11は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0302】
実施形態において、R
11は、R
12−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
11は、R
12置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
11は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0303】
実施形態において、R
11は、R
12−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
11は、R
12置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
11は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0304】
実施形態において、R
11は、R
12−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
11は、R
12置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
11は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0305】
実施形態において、R
11は、R
12−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
11は、R
12置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
11は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0306】
R
12は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
13−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
13−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
13−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
13−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
13−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
13−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0307】
実施形態において、R
12は、R
13−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
12は、R
13置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
12は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0308】
実施形態において、R
12は、R
13−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
12は、R
13置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
12は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0309】
実施形態において、R
12は、R
13−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
12は、R
13置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
12は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0310】
実施形態において、R
12は、R
13−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
12は、R
13置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
12は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0311】
実施形態において、R
12は、R
13−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
12は、R
13置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
12は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0312】
実施形態において、R
12は、R
13−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
12は、R
13置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
12は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0313】
R
14は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
15−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
15−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
15−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
15−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
15−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
15−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0314】
実施形態において、R
14は、R
15−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
14は、R
15置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
14は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0315】
実施形態において、R
14は、R
15−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
14は、R
15置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
14は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0316】
実施形態において、R
14は、R
15−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
14は、R
15置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
14は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0317】
実施形態において、R
14は、R
15−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
14は、R
15置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
14は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0318】
実施形態において、R
14は、R
15−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
14は、R
15置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
14は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0319】
実施形態において、R
14は、R
15−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
14は、R
15置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
14は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0320】
R
15は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
16−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
16−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
16−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
16−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
16−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
16−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0321】
実施形態において、R
15は、R
16−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
15は、R
16置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
15は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0322】
実施形態において、R
15は、R
16−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
15は、R
16置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
15は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0323】
実施形態において、R
15は、R
16−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
15は、R
16置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
15は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0324】
実施形態において、R
15は、R
16−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
15は、R
16置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
15は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0325】
実施形態において、R
15は、R
16−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
15は、R
16置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
15は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0326】
実施形態において、R
15は、R
16−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
15は、R
16置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
15は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0327】
R
17は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
18−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
18−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
18−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
18−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
18−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
18−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0328】
実施形態において、R
17は、R
18−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
17は、R
18置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
17は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0329】
実施形態において、R
17は、R
18−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
17は、R
18置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
17は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0330】
実施形態において、R
17は、R
18−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
17は、R
18置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
17は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0331】
実施形態において、R
17は、R
18−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
17は、R
18置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
17は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0332】
実施形態において、R
17は、R
18−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
17は、R
18置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
17は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0333】
実施形態において、R
17は、R
18−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
17は、R
18置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
17は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0334】
R
18は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
19−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
19−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
19−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
19−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
19−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
19−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0335】
実施形態において、R
18は、R
19−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
18は、R
19置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
18は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0336】
実施形態において、R
18は、R
19−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
18は、R
19置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
18は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0337】
実施形態において、R
18は、R
19−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
18は、R
19置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
18は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0338】
実施形態において、R
18は、R
19−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
18は、R
19置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
18は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0339】
実施形態において、R
18は、R
19−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
18は、R
19置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
18は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0340】
実施形態において、R
18は、R
19−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
18は、R
19置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
18は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0341】
R
17.2は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
18.2−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
18.2−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
18.2−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
18.2−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
18.2−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
18.2−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0342】
実施形態において、R
17.2は、R
18.2−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
17.2は、R
18.2置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
17.2は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0343】
実施形態において、R
17.2は、R
18.2−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
17.2は、R
18.2置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
17.2は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0344】
実施形態において、R
17.2は、R
18.2−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
17.2は、R
18.2置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
17.2は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0345】
実施形態において、R
17.2は、R
18.2−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
17.2は、R
18.2置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
17.2は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0346】
実施形態において、R
17.2は、R
18.2−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
17.2は、R
18.2置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
17.2は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0347】
実施形態において、R
17.2は、R
18.2−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
17.2は、R
18.2置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
17.2は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0348】
R
18.2は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
19.2−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
19.2−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
19.2−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
19.2−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
19.2−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
19.2−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0349】
実施形態において、R
18.2は、R
19.2−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
18.2は、R
19.2置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
18.2は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0350】
実施形態において、R
18.2は、R
19.2−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
18.2は、R
19.2置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
18.2は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0351】
実施形態において、R
18.2は、R
19.2−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
18.2は、R
19.2置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
18.2は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0352】
実施形態において、R
18.2は、R
19.2−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
18.2は、R
19.2置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
18.2は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0353】
実施形態において、R
18.2は、R
19.2−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
18.2は、R
19.2置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
18.2は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0354】
実施形態において、R
18.2は、R
19.2−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
18.2は、R
19.2置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
18.2は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0355】
R
17.3は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
18.3−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
18.3−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
18.3−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
18.3−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
18.3−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
18.3−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0356】
実施形態において、R
17.3は、R
18.3−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
17.3は、R
18.3置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
17.3は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0357】
実施形態において、R
17.3は、R
18.3−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
17.3は、R
18.3置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
17.3は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0358】
実施形態において、R
17.3は、R
18.3−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
17.3は、R
18.3置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
17.3は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0359】
実施形態において、R
17.3は、R
18.3−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
17.3は、R
18.3置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
17.3は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0360】
実施形態において、R
17.3は、R
18.3−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
17.3は、R
18.3置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
17.3は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0361】
実施形態において、R
17.3は、R
18.3−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
17.3は、R
18.3置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
17.3は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0362】
R
18.3は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
19.3−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
19.3−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
19.3−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
19.3−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
19.3−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
19.3−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0363】
実施形態において、R
18.3は、R
19.3−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
18.3は、R
19.3置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
18.3は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0364】
実施形態において、R
18.3は、R
19.3−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
18.3は、R
19.3置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
18.3は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0365】
実施形態において、R
18.3は、R
19.3−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
18.3は、R
19.3置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
18.3は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0366】
実施形態において、R
18.3は、R
19.3−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
18.3は、R
19.3置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
18.3は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0367】
実施形態において、R
18.3は、R
19.3−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
18.3は、R
19.3置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
18.3は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0368】
実施形態において、R
18.3は、R
19.3−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
18.3は、R
19.3置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
18.3は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0369】
R
20は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
21−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
21−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
21−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
21−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
21−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
21−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0370】
実施形態において、R
20は、R
21−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
20は、R
21置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
20は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0371】
実施形態において、R
20は、R
21−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
20は、R
21置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
20は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0372】
実施形態において、R
20は、R
21−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
20は、R
21置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
20は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0373】
実施形態において、R
20は、R
21−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
20は、R
21置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
20は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0374】
実施形態において、R
20は、R
21−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
20は、R
21置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
20は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0375】
実施形態において、R
20は、R
21−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
20は、R
21置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
20は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0376】
R
21は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
22−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
22−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
22−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
22−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
22−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
22−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0377】
実施形態において、R
21は、R
22−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
21は、R
22置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
21は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0378】
実施形態において、R
21は、R
22−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
21は、R
22置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
21は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0379】
実施形態において、R
21は、R
22−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
21は、R
22置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
21は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0380】
実施形態において、R
21は、R
22−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
21は、R
22置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
21は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0381】
実施形態において、R
21は、R
22−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
21は、R
22置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
21は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0382】
実施形態において、R
21は、R
22−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
21は、R
22置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
21は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0383】
R
23は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
24−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
24−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
24−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
24−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
24−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
24−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0384】
実施形態において、R
23は、R
24−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
23は、R
24置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
23は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0385】
実施形態において、R
23は、R
24−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
23は、R
24置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
23は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0386】
実施形態において、R
23は、R
24−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
23は、R
24置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
23は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0387】
実施形態において、R
23は、R
24−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
23は、R
24置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
23は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0388】
実施形態において、R
23は、R
24−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
23は、R
24置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
23は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0389】
実施形態において、R
23は、R
24−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
23は、R
24置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
23は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0390】
R
24は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
25−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
25−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
25−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
25−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
25−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
25−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0391】
実施形態において、R
24は、R
25−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
24は、R
25置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
24は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0392】
実施形態において、R
24は、R
25−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
24は、R
25置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
24は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0393】
実施形態において、R
24は、R
25−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
24は、R
25置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
24は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0394】
実施形態において、R
24は、R
25−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
24は、R
25置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
24は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0395】
実施形態において、R
24は、R
25−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
24は、R
25置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
24は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0396】
実施形態において、R
24は、R
25−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
24は、R
25置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
24は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0397】
R
26は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
27−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
27−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
27−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
27−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
27−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
27−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0398】
実施形態において、R
26は、R
27−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
26は、R
27置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
26は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0399】
実施形態において、R
26は、R
27−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
26は、R
27置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
26は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0400】
実施形態において、R
26は、R
27−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
26は、R
27置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
26は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0401】
実施形態において、R
26は、R
27−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
26は、R
27置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
26は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0402】
実施形態において、R
26は、R
27−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
26は、R
27置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
26は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0403】
実施形態において、R
26は、R
27−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
26は、R
27置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
26は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0404】
R
27は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
28−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
28−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
28−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
28−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
28−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
28−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0405】
実施形態において、R
27は、R
28−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
27は、R
28置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
27は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0406】
実施形態において、R
27は、R
28−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
27は、R
28置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
27は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0407】
実施形態において、R
27は、R
28−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
27は、R
28置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
27は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0408】
実施形態において、R
27は、R
28−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
27は、R
28置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
27は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0409】
実施形態において、R
27は、R
28−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
27は、R
28置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
27は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0410】
実施形態において、R
27は、R
28−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
27は、R
28置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
27は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0411】
R
29は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
30−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
30−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
30−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
30−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
30−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
30−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
29は、オキソである。実施形態において、R
29は、−CH
3である。実施形態において、R
29は、−COOHである。実施形態において、R
29は、−NHC(O)NH
2である。実施形態において、R
29は、−OHである。実施形態において、R
29は、−NH
2である。実施形態において、R
29は、−CONH
2である。実施形態において、R
29は、−NHC(O)OHである。実施形態において、R
29は、−SO
2CH
3である。実施形態において、R
29は、−NHSO
2CH
3である。実施形態において、R
29は、−SO
2CH
2CH
3である。実施形態において、R
29は、−SO
2R
30である。実施形態において、R
29は、−SO
2CH(CH
3)
2である。
【0412】
実施形態において、R
29は、R
30−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
29は、R
30置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
29は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0413】
実施形態において、R
29は、R
30−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
29は、R
30置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
29は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0414】
実施形態において、R
29は、R
30−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
29は、R
30置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
29は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0415】
実施形態において、R
29は、R
30−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
29は、R
30置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
29は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0416】
実施形態において、R
29は、R
30−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
29は、R
30置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
29は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0417】
実施形態において、R
29は、R
30−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
29は、R
30置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
29は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0418】
R
30は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
31−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
31−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
31−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
31−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
31−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
31−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0419】
実施形態において、R
30は、R
31−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
30は、R
31置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
30は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0420】
実施形態において、R
30は、R
31−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
30は、R
31置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
30は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0421】
実施形態において、R
30は、R
31−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
30は、R
31置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
30は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0422】
実施形態において、R
30は、R
31−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
30は、R
31置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
30は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0423】
実施形態において、R
30は、R
31−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
30は、R
31置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
30は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0424】
実施形態において、R
30は、R
31−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
30は、R
31置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
30は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0425】
R
32は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
33−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
33−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
33−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
33−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
33−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
33−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0426】
実施形態において、R
32は、R
33−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
32は、R
33置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
32は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0427】
実施形態において、R
32は、R
33−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
32は、R
33置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
32は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0428】
実施形態において、R
32は、R
33−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
32は、R
33置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
32は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0429】
実施形態において、R
32は、R
33−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
32は、R
33置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
32は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0430】
実施形態において、R
32は、R
33−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
32は、R
33置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
32は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0431】
実施形態において、R
32は、R
33−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
32は、R
33置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
32は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0432】
R
33は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
34−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
34−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
34−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
34−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
34−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
34−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0433】
実施形態において、R
33は、R
34−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
33は、R
34置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
33は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0434】
実施形態において、R
33は、R
34−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
33は、R
34置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
33は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0435】
実施形態において、R
33は、R
34−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
33は、R
34置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
33は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0436】
実施形態において、R
33は、R
34−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
33は、R
34置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
33は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0437】
実施形態において、R
33は、R
34−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
33は、R
34置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
33は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0438】
実施形態において、R
33は、R
34−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
33は、R
34置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
33は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0439】
R
35は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
36−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
36−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
36−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
36−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
36−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
36−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0440】
実施形態において、R
35は、R
36−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
35は、R
36置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
35は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0441】
実施形態において、R
35は、R
36−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
35は、R
36置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
35は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0442】
実施形態において、R
35は、R
36−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
35は、R
36置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
35は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0443】
実施形態において、R
35は、R
36−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
35は、R
36置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
35は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0444】
実施形態において、R
35は、R
36−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
35は、R
36置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
35は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0445】
実施形態において、R
35は、R
36−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
35は、R
36置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
35は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0446】
R
36は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
37−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
37−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
37−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
37−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
37−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
37−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0447】
実施形態において、R
36は、R
37−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
36は、R
37置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
36は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0448】
実施形態において、R
36は、R
37−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
36は、R
37置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
36は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0449】
実施形態において、R
36は、R
37−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
36は、R
37置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
36は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0450】
実施形態において、R
36は、R
37−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
36は、R
37置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
36は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0451】
実施形態において、R
36は、R
37−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
36は、R
37置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
36は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0452】
実施形態において、R
36は、R
37−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
36は、R
37置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
36は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0453】
R
38は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
39−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
39−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
39−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
39−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
39−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
39−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0454】
実施形態において、R
38は、R
39−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
38は、R
39置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
38は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0455】
実施形態において、R
38は、R
39−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
38は、R
39置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
38は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0456】
実施形態において、R
38は、R
39−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
38は、R
39置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
38は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0457】
実施形態において、R
38は、R
39−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
38は、R
39置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
38は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0458】
実施形態において、R
38は、R
39−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
38は、R
39置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
38は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0459】
実施形態において、R
38は、R
39−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
38は、R
39置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
38は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0460】
R
39は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
40−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
40−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
40−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
40−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
40−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
40−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0461】
実施形態において、R
39は、R
40−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
39は、R
40置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
39は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0462】
実施形態において、R
39は、R
40−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
39は、R
40置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
39は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0463】
実施形態において、R
39は、R
40−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
39は、R
40置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
39は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0464】
実施形態において、R
39は、R
40−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
39は、R
40置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
39は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0465】
実施形態において、R
39は、R
40−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
39は、R
40置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
39は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0466】
実施形態において、R
39は、R
40−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
39は、R
40置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
39は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0467】
R
41は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
42−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
42−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
42−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
42−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
42−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
42−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0468】
実施形態において、R
41は、R
42−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
41は、R
42置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
41は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0469】
実施形態において、R
41は、R
42−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
41は、R
42置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
41は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0470】
実施形態において、R
41は、R
42−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
41は、R
42置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
41は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0471】
実施形態において、R
41は、R
42−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
41は、R
42置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
41は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0472】
実施形態において、R
41は、R
42−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
41は、R
42置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
41は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0473】
実施形態において、R
41は、R
42−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
41は、R
42置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
41は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0474】
R
42は独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
43−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
43−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
43−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
43−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
43−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
43−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0475】
実施形態において、R
42は、R
43−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
42は、R
43置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
42は、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0476】
実施形態において、R
42は、R
43−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
42は、R
43置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
42は、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0477】
実施形態において、R
42は、R
43−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
42は、R
43置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
42は、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0478】
実施形態において、R
42は、R
43−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
42は、R
43置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
42は、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0479】
実施形態において、R
42は、R
43−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
42は、R
43置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
42は、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0480】
実施形態において、R
42は、R
43−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
42は、R
43置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
42は、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0481】
R
41.2Bは独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
42.2B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
42.2B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
42.2B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
42.2B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
42.2B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
42.2B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0482】
実施形態において、R
41.2Bは、R
42.2B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
41.2Bは、R
42.2B置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
41.2Bは、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0483】
実施形態において、R
41.2Bは、R
42.2B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
41.2Bは、R
42.2B置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
41.2Bは、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0484】
実施形態において、R
41.2Bは、R
42.2B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
41.2Bは、R
42.2B置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
41.2Bは、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0485】
実施形態において、R
41.2Bは、R
42.2B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
41.2Bは、R
42.2B置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
41.2Bは、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0486】
実施形態において、R
41.2Bは、R
42.2B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
41.2Bは、R
42.2B置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
41.2Bは、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0487】
実施形態において、R
41.2Bは、R
42.2B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
41.2Bは、R
42.2B置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
41.2Bは、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0488】
R
42.2Bは独立に、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、R
43.2B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、R
43.2B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、R
43.2B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、R
43.2B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、R
43.2B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又はR
43.2B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0489】
実施形態において、R
42.2Bは、R
43.2B−置換されているか置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
42.2Bは、R
43.2B置換されたアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。実施形態において、R
42.2Bは、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)である。
【0490】
実施形態において、R
42.2Bは、R
43.2B−置換されているか置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
42.2Bは、R
43.2B置換されたヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。実施形態において、R
42.2Bは、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)である。
【0491】
実施形態において、R
42.2Bは、R
43.2B−置換されているか置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
42.2Bは、R
43.2B置換されたシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。実施形態において、R
42.2Bは、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)である。
【0492】
実施形態において、R
42.2Bは、R
43.2B−置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
42.2Bは、R
43.2B置換されたヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。実施形態において、R
42.2Bは、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)である。
【0493】
実施形態において、R
42.2Bは、R
43.2B−置換されているか置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
42.2Bは、R
43.2B置換されたアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。実施形態において、R
42.2Bは、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)である。
【0494】
実施形態において、R
42.2Bは、R
43.2B−置換されているか置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
42.2Bは、R
43.2B置換されたヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。実施形態において、R
42.2Bは、置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0495】
R
13、R
16、R
19、R
19.2、R
19.3、R
22、R
25、R
28、R
31、R
34、R
37、R
40、R
43、及びR
43.2Bは独立に、水素、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又は置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0496】
R
11A、R
11B、R
11C、R
11D、R
14A、R
14B、R
14C、R
14D、R
17A、R
17B、R
17C、R
17D、R
17.2A、R
17.2B、R
17.2C、R
17.2D、R
17.3A、R
17.3B、R
17.3C、R
17.3D、R
20A、R
20B、R
20C、R
20D、R
23A、R
23B、R
23C、R
23D、R
26A、R
26B、R
26C、R
26D、R
29A、R
29B、R
29C、R
29D、R
32A、R
32B、R
32C、R
32D、R
35A、R
35B、R
35C、R
35D、R
38A、R
38B、R
38C、及びR
38Dは独立に、水素、オキソ、ハロゲン、−CCl
3、−CBr
3、−CF
3、−CI
3、−CN、−OH、−NH
2、−COOH、−CONH
2、−NO
2、−SH、−SO
3H、−SO
4H、−SO
2NH
2、−NHNH
2、−ONH
2、−NHC(O)NHNH
2、−NHC(O)NH
2、−NHSO
2H、−NHC(O)H、−NHC(O)OH、−NHOH、−OCCl
3、−OCF
3、−OCBr
3、−OCI
3、−OCHCl
2、−OCHBr
2、−OCHI
2、−OCHF
2、置換されていないアルキル(例えば、C
1−C
8アルキル、C
1−C
6アルキル、又はC
1−C
4アルキル)、置換されていないヘテロアルキル(例えば、2〜8員ヘテロアルキル、2〜6員ヘテロアルキル、又は2〜4員ヘテロアルキル)、置換されていないシクロアルキル(例えば、C
3−C
8シクロアルキル、C
3−C
6シクロアルキル、又はC
5−C
6シクロアルキル)、置換されていないヘテロシクロアルキル(例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキル、3〜6員ヘテロシクロアルキル、又は5〜6員ヘテロシクロアルキル)、置換されていないアリール(例えば、C
6−C
10アリール、C
10アリール、又はフェニル)、又は置換されていないヘテロアリール(例えば、5〜10員ヘテロアリール、5〜9員ヘテロアリール、又は5〜6員ヘテロアリール)である。
【0497】
実施形態において、X
1.1は、−Clである。実施形態において、X
1.1は、−Fである。実施形態において、X
1.1は、−Brである。実施形態において、X
1.1は、−Iである。実施形態において、X
2.1は、−Clである。実施形態において、X
2.1は、−Fである。実施形態において、X
2.1は、−Brである。実施形態において、X
2.1は、−Iである。実施形態において、X
3.1は、−Clである。実施形態において、X
3.1は、−Fである。実施形態において、X
3.1は、−Brである。実施形態において、X
3.1は、−Iである。実施形態において、X
3.2は、−Clである。実施形態において、X
3.2は、−Fである。実施形態において、X
3.2は、−Brである。実施形態において、X
3.2は、−Iである。実施形態において、X
3.3は、−Clである。実施形態において、X
3.3は、−Fである。実施形態において、X
3.3は、−Brである。実施形態において、X
3.3は、−Iである。実施形態において、X
4.1は、−Clである。実施形態において、X
4.1は、−Fである。実施形態において、X
4.1は、−Brである。実施形態において、X
4.1は、−Iである。実施形態において、X
5.1は、−Clである。実施形態において、X
5.1は、−Fである。実施形態において、X
5.1は、−Brである。実施形態において、X
5.1は、−Iである。実施形態において、X
6.1は、−Clである。実施形態において、X
6.1は、−Fである。実施形態において、X
6.1は、−Brである。実施形態において、X
6.1は、−Iである。実施形態において、X
7.1は、−Clである。実施形態において、X
7.1は、−Fである。実施形態において、X
7.1は、−Brである。実施形態において、X
7.1は、−Iである。実施形態において、X
8.1は、−Clである。実施形態において、X
8.1は、−Fである。実施形態において、X
8.1は、−Brである。実施形態において、X
8.1は、−Iである。実施形態において、X
9.1は、−Clである。実施形態において、X
9.1は、−Fである。実施形態において、X
9.1は、−Brである。実施形態において、X
9.1は、−Iである。実施形態において、X
10.1は、−Clである。実施形態において、X
10.1は、−Fである。実施形態において、X
10.1は、−Brである。実施形態において、X
10.1は、−Iである。
【0498】
実施形態において、X
1.1は−Clであり、X
1はNである。実施形態において、X
1.1は−Fであり、X
1はNである。実施形態において、X
1.1は−Brであり、X
1はNである。実施形態において、X
1.1は−Iであり、X
1はNである。実施形態において、X
2.1は−Clであり、X
1はNである。実施形態において、X
2.1は−Fであり、X
1はNである。実施形態において、X
2.1は−Brであり、X
1はNである。実施形態において、X
2.1は−Iであり、X
1はNである。実施形態において、X
3.1は−Clであり、X
1はNである。実施形態において、X
3.1は−Fであり、X
1はNである。実施形態において、X
3.1は−Brであり、X
1はNである。実施形態において、X
3.1は−Iであり、X
1はNである。実施形態において、X
4.1は−Clであり、X
1はNである。実施形態において、X
4.1は−Fであり、X
1はNである。実施形態において、X
4.1は−Brであり、X
1はNである。実施形態において、X
4.1は−Iであり、X
1はNである。実施形態において、X
5.1は−Clであり、X
1はNである。実施形態において、X
5.1は−Fであり、X
1はNである。実施形態において、X
5.1は−Brであり、X
1はNである。実施形態において、X
5.1は−Iであり、X
1はNである。実施形態において、X
6.1は−Clであり、X
1はNである。実施形態において、X
6.1は−Fであり、X
1はNである。実施形態において、X
6.1は−Brであり、X
1はNである。実施形態において、X
6.1は−Iであり、X
1はNである。実施形態において、X
7.1は−Clであり、X
1はNである。実施形態において、X
7.1は−Fであり、X
1はNである。実施形態において、X
7.1は−Brであり、X
1はNである。実施形態において、X
7.1は−Iであり、X
1はNである。実施形態において、X
8.1は−Clであり、X
1はNである。実施形態において、X
8.1は−Fであり、X
1はNである。実施形態において、X
8.1は−Brであり、X
1はNである。実施形態において、X
8.1は−Iであり、X
1はNである。実施形態において、X
9.1は−Clであり、X
1はNである。実施形態において、X
9.1は−Fであり、X
1はNである。実施形態において、X
9.1は−Brであり、X
1はNである。実施形態において、X
9.1は−Iであり、X
1はNである。実施形態において、X
10.1は−Clであり、X
1はNである。実施形態において、X
10.1は−Fであり、X
1はNである。実施形態において、X
10.1は−Brであり、X
1はNである。実施形態において、X
10.1は−Iであり、X
1はNである。
【0499】
実施形態において、X
1.1は−Clであり、X
2はNである。実施形態において、X
1.1は−Fであり、X
2はNである。実施形態において、X
1.1は−Brであり、X
2はNである。実施形態において、X
1.1は−Iであり、X
2はNである。実施形態において、X
2.1は−Clであり、X
2はNである。実施形態において、X
2.1は−Fであり、X
2はNである。実施形態において、X
2.1は−Brであり、X
2はNである。実施形態において、X
2.1は−Iであり、X
2はNである。実施形態において、X
3.1は−Clであり、X
2はNである。実施形態において、X
3.1は−Fであり、X
2はNである。実施形態において、X
3.1は−Brであり、X
2はNである。実施形態において、X
3.1は−Iであり、X
2はNである。実施形態において、X
4.1は−Clであり、X
2はNである。実施形態において、X
4.1は−Fであり、X
2はNである。実施形態において、X
4.1は−Brであり、X
2はNである。実施形態において、X
4.1は−Iであり、X
2はNである。実施形態において、X
5.1は−Clであり、X
2はNである。実施形態において、X
5.1は−Fであり、X
2はNである。実施形態において、X
5.1は−Brであり、X
2はNである。実施形態において、X
5.1は−Iであり、X
2はNである。実施形態において、X
6.1は−Clであり、X
2はNである。実施形態において、X
6.1は−Fであり、X
2はNである。実施形態において、X
6.1は−Brであり、X
2はNである。実施形態において、X
6.1は−Iであり、X
2はNである。実施形態において、X
7.1は−Clであり、X
2はNである。実施形態において、X
7.1は−Fであり、X
2はNである。実施形態において、X
7.1は−Brであり、X
2はNである。実施形態において、X
7.1は−Iであり、X
2はNである。実施形態において、X
8.1は−Clであり、X
2はNである。実施形態において、X
8.1は−Fであり、X
2はNである。実施形態において、X
8.1は−Brであり、X
2はNである。実施形態において、X
8.1は−Iであり、X
2はNである。実施形態において、X
9.1は−Clであり、X
2はNである。実施形態において、X
9.1は−Fであり、X
2はNである。実施形態において、X
9.1は−Brであり、X
2はNである。実施形態において、X
9.1は−Iであり、X
2はNである。実施形態において、X
10.1は−Clであり、X
2はNである。実施形態において、X
10.1は−Fであり、X
2はNである。実施形態において、X
10.1は−Brであり、X
2はNである。実施形態において、X
10.1は−Iであり、X
2はNである。
【0500】
実施形態において、X
1.1は−Clであり、X
3はNである。実施形態において、X
1.1は−Fであり、X
3はNである。実施形態において、X
1.1は−Brであり、X
3はNである。実施形態において、X
1.1は−Iであり、X
3はNである。実施形態において、X
2.1は−Clであり、X
3はNである。実施形態において、X
2.1は−Fであり、X
3はNである。実施形態において、X
2.1は−Brであり、X
3はNである。実施形態において、X
2.1は−Iであり、X
3はNである。実施形態において、X
3.1は−Clであり、X
3はNである。実施形態において、X
3.1は−Fであり、X
3はNである。実施形態において、X
3.1は−Brであり、X
3はNである。実施形態において、X
3.1は−Iであり、X
3はNである。実施形態において、X
4.1は−Clであり、X
3はNである。実施形態において、X
4.1は−Fであり、X
3はNである。実施形態において、X
4.1は−Brであり、X
3はNである。実施形態において、X
4.1は−Iであり、X
3はNである。実施形態において、X
5.1は−Clであり、X
3はNである。実施形態において、X
5.1は−Fであり、X
3はNである。実施形態において、X
5.1は−Brであり、X
3はNである。実施形態において、X
5.1は−Iであり、X
3はNである。実施形態において、X
6.1は−Clであり、X
3はNである。実施形態において、X
6.1は−Fであり、X
3はNである。実施形態において、X
6.1は−Brであり、X
3はNである。実施形態において、X
6.1は−Iであり、X
3はNである。実施形態において、X
7.1は−Clであり、X
3はNである。実施形態において、X
7.1は−Fであり、X
3はNである。実施形態において、X
7.1は−Brであり、X
3はNである。実施形態において、X
7.1は−Iであり、X
3はNである。実施形態において、X
8.1は−Clであり、X
3はNである。実施形態において、X
8.1は−Fであり、X
3はNである。実施形態において、X
8.1は−Brであり、X
3はNである。実施形態において、X
8.1は−Iであり、X
3はNである。実施形態において、X
9.1は−Clであり、X
3はNである。実施形態において、X
9.1は−Fであり、X
3はNである。実施形態において、X
9.1は−Brであり、X
3はNである。実施形態において、X
9.1は−Iであり、X
3はNである。実施形態において、X
10.1は−Clであり、X
3はNである。実施形態において、X
10.1は−Fであり、X
3はNである。実施形態において、X
10.1は−Brであり、X
3はNである。実施形態において、X
10.1は−Iであり、X
3はNである。
【0501】
実施形態において、n1は0である。実施形態において、n1は1である。実施形態において、n1は2である。実施形態において、n1は3である。実施形態において、n1は4である。実施形態において、n2は0である。実施形態において、n2は1である。実施形態において、n2は2である。実施形態において、n2は3である。実施形態において、n2は4である。実施形態において、n3は0である。実施形態において、n3は1である。実施形態において、n3は2である。実施形態において、n3は3である。実施形態において、n3は4である。実施形態において、n3.2は0である。実施形態において、n3.2は1である。実施形態において、n3.2は2である。実施形態において、n3.2は3である。実施形態において、n3.2は4である。実施形態において、n3.3は0である。実施形態において、n3.3は1である。実施形態において、n3.3は2である。実施形態において、n3.3は3である。実施形態において、n3.3は4である。実施形態において、n4は0である。実施形態において、n4は1である。実施形態において、n4は2である。実施形態において、n4は3である。実施形態において、n4は4である。実施形態において、n5は0である。実施形態において、n5は1である。実施形態において、n5は2である。実施形態において、n5は3である。実施形態において、n5は4である。実施形態において、n6は0である。実施形態において、n6は1である。実施形態において、n6は2である。実施形態において、n6は3である。実施形態において、n6は4である。実施形態において、n7は0である。実施形態において、n7は1である。実施形態において、n7は2である。実施形態において、n7は3である。実施形態において、n7は4である。実施形態において、n8は0である。実施形態において、n8は1である。実施形態において、n8は2である。実施形態において、n8は3である。実施形態において、n8は4である。実施形態において、n8は0である。実施形態において、n8は1である。実施形態において、n8は2である。実施形態において、n8は3である。実施形態において、n8は4である。実施形態において、n9は0である。実施形態において、n9は1である。実施形態において、n9は2である。実施形態において、n9は3である。実施形態において、n9は4である。実施形態において、n10は0である。実施形態において、n10は1である。実施形態において、n10は2である。実施形態において、n10は3である。実施形態において、n10は4である。
【0502】
実施形態において、m1は1である。実施形態において、m1は2である。実施形態において、v1は1である。実施形態において、v1は2である。実施形態において、m2は1である。実施形態において、m2は2である。実施形態において、v2は1である。実施形態において、v2は2である。実施形態において、m3は1である。実施形態において、m3は2である。実施形態において、v3は1である。実施形態において、v3は2である。実施形態において、m3.2は1である。実施形態において、m3.2は2である。実施形態において、v3.2は1である。実施形態において、v3.2は2である。実施形態において、m3.3は1である。実施形態において、m3.3は2である。実施形態において、v3.3は1である。実施形態において、v3.3は2である。実施形態において、m4は1である。実施形態において、m4は2である。実施形態において、v4は1である。実施形態において、v4は2である。実施形態において、m5は1である。実施形態において、m5は2である。実施形態において、v5は1である。実施形態において、v5は2である。実施形態において、m6は1である。実施形態において、m6は2である。実施形態において、v6は1である。実施形態において、v6は2である。実施形態において、m7は1である。実施形態において、m7は2である。実施形態において、v7は1である。実施形態において、v7は2である。実施形態において、m8は1である。実施形態において、m8は2である。実施形態において、v8は1である。実施形態において、v8は2である。実施形態において、m9は1である。実施形態において、m9は2である。実施形態において、v9は1である。実施形態において、v9は2である。実施形態において、m10は1である。実施形態において、m10は2である。実施形態において、v10は1である。実施形態において、v10は2である。
【0503】
実施形態において、z1は0である。実施形態において、z1は1である。実施形態において、z1は2である。実施形態において、z1は3である。実施形態において、z1は4である。実施形態において、z1は5である。
【0504】
実施形態において、z2は0である。実施形態において、z2は1である。実施形態において、z2は2である。実施形態において、z2は3である。実施形態において、z2は4である。実施形態において、z2は5である。
【0505】
実施形態において、z3は0である。実施形態において、z3は1である。実施形態において、z3は2である。実施形態において、z3は3である。実施形態において、z3は4である。実施形態において、z3は5である。実施形態において、z3は6である。実施形態において、z3は7である。実施形態において、z3は8である。実施形態において、z3は9である。実施形態において、z3は10である。実施形態において、z3は11である。
【0506】
実施形態において、z4は0である。実施形態において、z4は1である。実施形態において、z4は2である。
【0507】
実施形態において、z1は2であり、z2は0であり、z4は1であり、R
7は、水素、置換されているか置換されていないアルキル、フェニル、−F、−OH、−CH
2OH、−(CH
2)
2OH、−(CH
2)
3OH、−C(CH
3)
2OH、−CH
2SO
2NH
2、−(CH
2)
2SO
2NH
2、−CH
2C(O)NH
2、−(CH
2)
2C(O)NH
2、−(CH
2)
3C(O)NH
2、−CH
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
3NHSO
2CF
3、−CH
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
3NHSO
2CH
3、−CH
2SO
2CH
3、−(CH
2)
2SO
2CH
3、−CH
2SO
2NH
2又は−(CH
2)
2SO
2NH
2である。
【0508】
実施形態において、R
1及びR
2は独立に、水素、置換されているか置換されていないアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアルキルである。実施形態において、R
1及びR
2は独立に、水素、R
11−置換されているか置換されていないアルキル又はR
11−置換されているか置換されていないヘテロアルキルである。実施形態において、R
1及びR
2は水素である。
【0509】
実施形態において、当該化合物は、下記構造式(II):
【0510】
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩であり、R
1、R
2、R
4、X
2、X
3、z4、L
7、及びR
7は、実施形態を含む本明細書に記載の通りである。R
3.2及びR
3.3は、R
3の定義によって包含される置換基であることができる。実施形態において、R
3.2は、水素、ハロゲン、−CX
3.23、−CHX
3.22、−CH
2X
3.2、−CN、−N
3、−SO
n3.2R
3.2A、−SO
v3.2NR
3.2BR
3.2C、−NHNR
3.2BR
3.2C、−ONR
3.2BR
3.2C、−NHC(O)NHNR
3.2BR
3.2C、−NHC(O)NR
3.2BR
3.2C、−N(O)
m3.2、−NR
3.2BR
3.2C、−C(O)R
3.2D、−C(O)OR
3.2D、−C(O)NR
3.2BR
3.2C、−OR
3.2A、−NR
3.2BSO
2R
3.2A、−NR
3.2BC(O)R
3.2D、−NR
3.2BC(O)OR
3.2D、−NR
3.2BOR
3.2D、−OCX
3.23、−OCHX
3.22、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。R
3.3は、水素、ハロゲン、−CX
3.33、−CHX
3.32、−CH
2X
3.3、−CN、−N
3、−SO
n3.3R
3.3A、−SO
v3.3NR
3.3BR
3.3C、−NHNR
3.3BR
3.3C、−ONR
3.3BR
3.3C、−NHC(O)NHNR
3.3BR
3.3C、−NHC(O)NR
3.3BR
3.3C、−N(O)
m3.3、−NR
3.3BR
3.3C、−C(O)R
3.3D、−C(O)OR
3.3D、−C(O)NR
3.3BR
3.3C、−OR
3.3A、−NR
3.3BSO
2R
3.3A、−NR
3.3BC(O)R
3.3D、−NR
3.3BC(O)OR
3.3D、−NR
3.3BOR
3.3D、−OCX
3.33、−OCHX
3.32、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。記号n3.2、及びn3.3は独立に、0〜4の整数である。記号m3.2、m3.3、v3.2及びv3.3は独立に、1又は2である。実施形態において、R
4は、水素、−CX
4.13、−CN、−C(O)NR
4BR
4C、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。
【0511】
R
3.2A、R
3.2B、R
3.2C、R
3.2D、R
3.3A、R
3.3B、R
3.3C及びR
3.3Dは独立に、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。同一の窒素原子に結合したR
3.2B、R
3.2C、R
3.2B及びR
3.2C置換基が、任意選択的に一緒になって、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールを形成していても良く;X
3.3及びX
3.3は独立に、−Cl、−Br、−I又は−Fである。
【0512】
実施形態において、当該化合物は、下記構造式(IIa):
【0513】
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩であり、R
1、R
2、R
4、X
3、z4、L
7、及びR
7は実施形態を含む本明細書に記載の通りである。
【0514】
実施形態において、当該化合物は、下記構造式(IIb):
【0515】
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩であり、R
1、R
2、R
4、X
2、z4、L
7、及びR
7は実施形態を含む本明細書に記載の通りである。
【0516】
実施形態において、当該化合物は、下記構造式(IIc):
【0517】
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩であり、R
1、R
2、R
4、z4、L
7、及びR
7は実施形態を含む本明細書に記載の通りである。実施形態において、z4は1である。実施形態において、R
1及びR
2は独立に、水素、置換されているか置換されていないアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアルキルである。実施形態において、R
1は水素である。実施形態において、R
2は、置換されているか置換されていないアルキルである。実施形態において、R
4は、水素、−CN、−C(O)NH
2、−CX
4.13、又は置換されているか置換されていないアルキルである。実施形態において、R
3.2及びR
3.3は独立に、ハロゲンである。実施形態において、R
3.2及びR
3.3は独立に、塩素である。実施形態において、R
7は、−OR
7A、−C(O)R
7D、−C(O)OR
7D、−C(O)NR
7BR
7C、−SO
n1R
7A、−SO
v1NR
7BR
7C、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。実施形態において、L
7は、結合、又は置換されているか置換されていないアルキレンである。実施形態において、L
7は、結合である。実施形態において、L
7は、結合であり;R
7は、水素、置換されているか置換されていないアルキル、フェニル、−(CH
2)
2OH、−CH
2C(CH
3)
2OH、−(CH
2)
3OH、−(CH
2)
2CH(CH
3)
2OH、−(CH
2)
2SO
2NH
2、−(CH
2)
3SO
2NH
2、−(CH
2)
2CONH
2、−(CH
2)
3CONH
2−(CH
2)
3CON(H)Me、−(CH
2)
3CON(Me)
2、−(CH
2)
2SO
2Me、−(CH
2)
3SO
2Me、−CH
2CH(OH)Me、−CH
2CO
2H、−(CH
2)
2CO
2H、−CH(CH
3)CH
2CO
2H、−(CH
2)
3CO
2H、−(CH
2)
2SO
2NHCH
3、−(CH
2)
2SO
2N(CH
3)
2、−(CH
2)
2SO
2−(N−モルホリニル)、−(CH
2)
2NHCOCH
3、−(CH
2)
3NHCOCH
3、−(CH
2)
2NHCOCH(CH
3)
2、−(CH
2)
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
2NHSO
2NHCH(CH
3)
2、−CH
2CH(CH
3)CH
2OH(R及びS)、−CH(CH
3)(CH
2)
2OH、−CH
2−(2−イミダゾリル)、−CH
2−(4−イミダゾリル)、−CH
2−(3−ピラゾリル)、4−テトラヒドロピラニル、3−オキセタニル、−(CH
2)
2NHCO
2Me、−(CH
2)
3NHCO
2Meである。
【0518】
実施形態において、当該化合物は、下記構造式(IId):
【0519】
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩であり、R
1、R
2、R
4、z4、L
7、及びR
7は実施形態を含む本明細書に記載の通りである。実施形態において、z4は1である。実施形態において、R
1及びR
2は独立に、水素、置換されているか置換されていないアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアルキルである。実施形態において、R
1は水素である。実施形態において、R
2は、置換されているか置換されていないアルキルである。実施形態において、R
4は、水素、−CN、−C(O)NH
2、−CX
4.13、又は置換されているか置換されていないアルキルである。実施形態において、R
4は、−CN、−C(O)NH
2、−CF
3又は−CH
3である。実施形態において、R
3.2及びR
3.3は独立に、ハロゲンである。実施形態において、R
3.2及びR
3.3は独立に、塩素である。実施形態において、R
7は、−OR
7A、−C(O)R
7D、−C(O)OR
7D、−C(O)NR
7BR
7C、−SO
n1R
7A、−SO
v1NR
7BR
7C、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである。実施形態において、L
7は、結合、又は置換されているか置換されていないアルキレンである。実施形態において、L
7は、結合である。実施形態において、L
7は、結合であり;R
7は、水素、置換されているか置換されていないアルキル、フェニル、−(CH
2)
2OH、−CH
2C(CH
3)
2OH、−(CH
2)
3OH、−(CH
2)
2CH(CH
3)
2OH、−(CH
2)
2SO
2NH
2、−(CH
2)
3SO
2NH
2、−(CH
2)
2CONH
2、−(CH
2)
3CONH
2−(CH
2)
3CON(H)Me、−(CH
2)
3CON(Me)
2、−(CH
2)
2SO
2Me、−(CH
2)
3SO
2Me、−CH
2CH(OH)Me、−CH
2CO
2H、−(CH
2)
2CO
2H、−CH(CH
3)CH
2CO
2H、−(CH
2)
3CO
2H、−(CH
2)
2SO
2NHCH
3、−(CH
2)
2SO
2N(CH
3)
2、−(CH
2)
2SO
2−(N−モルホリニル)、−(CH
2)
2NHCOCH
3、−(CH
2)
3NHCOCH
3、−(CH
2)
2NHCOCH(CH
3)
2、−(CH
2)
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
2NHSO
2NHCH(CH
3)
2、−CH
2CH(CH
3)CH
2OH(R及びS)、−CH(CH
3)(CH
2)
2OH、−CH
2−(2−イミダゾリル)、−CH
2−(4−イミダゾリル)、−CH
2−(3−ピラゾリル)、4−テトラヒドロピラニル、3−オキセタニル、−(CH
2)
2NHCO
2Me、−(CH
2)
3NHCO
2Meである。
【0520】
実施形態において、当該化合物は、下記構造式(III):
【0521】
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩であり、R
1、R
2、R
4、R
3、z1、X
1、X
2、X
3、R
5、z2、R
6、z3、z4、L
7、及びR
7は実施形態を含む本明細書に記載の通りである。実施形態において、R
2は水素である。実施形態において、R
1は水素である。実施形態において、R
1は、−CH
3である。
【0522】
実施形態において、当該化合物は、下記構造式(IV):
【0523】
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩であり、R
1、R
2、R
4、R
3.2、R
3.3、X
2、X
3、z4、L
7、及びR
7は実施形態を含む本明細書に記載の通りである。実施形態において、R
2は水素である。実施形態において、R
1は水素である。実施形態において、R
1は、−CH
3である。
【0524】
実施形態において、当該化合物は、下記構造式(V):
【0525】
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩であり、R
1、R
2、R
4、R
3.2、R
3.3、X
2、X
3、z4、L
7、及びR
7は実施形態を含む本明細書に記載の通りである。実施形態において、R
2は水素である。実施形態において、R
1は水素である。実施形態において、R
1は、−CH
3である。
【0526】
実施形態において、当該化合物は、下記構造式(VI):
【0527】
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩であり、R
1、R
2、R
4、X
2、X
3、L
7、及びR
7は実施形態を含む本明細書に記載の通りである。
【0528】
実施形態において、当該化合物は、下記構造式(VII):
【0529】
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩であり、R
4、R
3.2、R
3.3、X
2、X
3、L
7、及びR
7は実施形態を含む本明細書に記載の通りである。
【0530】
実施形態において、当該化合物は、下記構造:
【0531】
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩である。
【0532】
実施形態において、当該化合物は、下記構造:
【0533】
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩である。
【0534】
実施形態において、当該化合物は、下記構造:
【0535】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩である。
【0536】
実施形態において、当該化合物は、下記構造:
【0537】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩である。
【0538】
一部の実施形態において、本明細書に記載の化合物は、置換基(例えば、R
3、R
5、又はR
6及び/又は他の可変要素)の複数の場合を含み得る。そのような実施形態では、各可変要素は、任意選択的に、異なっていても良く、適切に標識されることで、各基をより明瞭に識別するようにしても良い。例えば、各R
3、R
5、R
6が異なる場合、それらは、例えば、それぞれR
3.1、R
3.2、R
3.3、R
3.4、R
3.5、R
5.1、R
5.2、R
5.3、R
5.4、又はR
6.1、R
6.2、R
6.3、R
6.4、R
6.5、R
6.6、R
6.7、R
6.8、R
6.9、又はR
6.10と称されても良く、その場合に、R
3の定義は、(独立に割り当てられる)R
3.1、R
3.2、R
3.3、R
3.4、R
3.5が担い;R
5の定義は、(独立に割り当てられる)R
5.1、R
5.2、R
5.3、R
5.4が担い;又は、R
6の定義は、(独立に割り当てられる)R
6.1、R
6.2、R
6.3、R
6.4、R
6.5、R
6.6、R
6.7、R
6.8、R
6.9、又はR
6.10が担う。R
3、R
5、又はR
6の定義内で使用される可変要素、及び/又は複数の場合で見られ、異なっている他の可変要素を同様に、適切に標識して、各基をより明瞭に識別するようにしても良い。
【0539】
実施形態において、別段の断りがない限り、本明細書に記載の化合物は、全ての立体異性体のラセミ混合物である。実施形態において、別段の断りがない限り、本明細書に記載の化合物は、全てのエナンチオマーのラセミ混合物である。実施形態において、別段の断りがない限り、本明細書に記載の化合物は、二つの相反する立体異性体のラセミ混合物である。実施形態において、別段の断りがない限り、本明細書に記載の化合物は、二つの相反するエナンチオマーのラセミ混合物である。実施形態において、別段の断りがない限り、本明細書に記載の化合物は、単一の立体異性体である。実施形態において、別段の断りがない限り、本明細書に記載の化合物は、単一のエナンチオマーである。実施形態において、当該化合物は、本明細書に記載の化合物である(例えば、態様、実施形態、実施例、図面、表、図式又は特許請求の範囲中のもの)。
【0540】
III.薬学的組成物
1態様において、実施形態を含む本明細書に記載の化合物又は構造式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(III)、(IV)、(V)、(VI)若しくは(VII)の化合物、及び薬学的に許容される賦形剤を含む薬学的組成物が提供される。
【0541】
本発明の化合物(例えば、CCR4阻害剤)は、対象者への投与に好適な組成物の形態であることができる。そのような組成物は、化合物(例えば、CCR4阻害剤)及び1以上の薬学的に許容される若しくは生理的に許容される希釈剤、担体若しくは賦形剤を含む「薬学的組成物」である。ある種の実施形態において、当該化合物(例えば、CCR4阻害剤)は、治療上許容される量で存在する。当該薬学的組成物は、本発明の方法で使用することができ;従って、例えば、当該薬学的組成物は、エクス・ビボ若しくはイン・ビボで対象者に投与して、本明細書に記載の治療方法及び予防方法及び使用を実施することができる。
【0542】
本発明の薬学的組成物は、所期の方法及び投与経路と適合するように製剤することができ、例示的投与経路について本明細書で記載する。
【0543】
有効成分(例えば、CCR4機能の阻害剤)を含む薬学的組成物は、例えば、錠剤、カプセル、トローチ、ロゼンジ剤、水性若しくは油性懸濁液、分散性粉体若しくは粒剤、乳濁液、硬若しくは軟カプセル、又はシロップ、液剤、ミクロビーズ又はエリキシル剤として、経口使用に適した形態であることができる。経口使用向けの薬学的組成物は、薬学的組成物の製造に関して当業界で公知の方法に従って調製することができ、そのような組成物は、1以上の作用剤、例えば甘味剤、香味剤、着色剤及び保存剤を含むことで、薬学的として見た目及び風味が良い製剤を提供することができる。錠剤、カプセルなどは、製造に適した無毒性の薬学的に許容される賦形剤と混合されて有効成分を含む。これらの賦形剤は、例えば、希釈剤、例えば炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、乳糖、リン酸カルシウム若しくはリン酸ナトリウム;造粒剤および崩壊剤、例えば、コーンスターチ若しくはアルギン酸;結合剤、例えば、デンプン、ゼラチン及びアカシア;並びに潤滑剤、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸若しくはタルクであることができる。
【0544】
経口投与に適した錠剤、カプセルなどは、コーティングされていなくても良いか、公知の技術によってコーティングされて、消化管中での崩壊や吸収を遅らせることで、持続的作用を提供するようにしても良い。例えば、モノステアリン酸グリセリルやジステアリン酸グリセリルなどの時間遅延材料を用いることができる。それらは、当業界で公知の技術によってコーティングして、徐放のための浸透圧治療錠剤を形成しても良い。別の作用剤には、投与される組成物の送達を制御するための生物分解性若しくは生物適合性粒子又はポリマー物質、例えばポリエステル、ポリアミン酸、ヒドロゲル、ポリビニルピロリドン、ポリ無水物、ポリグリコール酸、エチレン−酢酸ビニル、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、硫酸プロタミン、又はラクチド/グリコリドコポリマー、ポリラクチド/グリコリドコポリマー、又はエチレン酢酸ビニルコポリマーなどがある。例えば、経口剤は、コアセルベーション技術又は界面重合によって製造されるマイクロカプセル中に、ヒドロキシメチルセルロース若しくはゼラチン−マイクロカプセル若しくはポリ(メタクリル酸メチル(methyl metacrolate))マイクロカプセルを用いることで、又はコロイド薬送達系中に封入することができる。コロイド分散系には、巨大分子複合体、ナノカプセル、ミクロスフィア、マイクロビーズ及び脂質系、例えば水中油系乳濁液、ミセル、混合ミセル及びリポソームなどがある。上記製剤の調製方法は、当業者には明らかであろう。
【0545】
経口使用製剤は、有効成分が不活性固体希釈剤、例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、カオリン又は微結晶セルロースと混和されている硬ゼラチンカプセルとして、又は有効成分が水若しくは油性媒体、例えば落花生油、液体パラフィン若しくはオリーブ油と混和されている軟ゼラチンとして提供することもできる。
【0546】
水性懸濁液は、それの製造に好適な賦形剤と混和した形で活性材料を含む。そのような賦形剤には、懸濁剤、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントガム及びアカシアガム;分散剤又は湿潤剤、例えば天然ホスファチド(例えば、レシチン)、或いはアルキレンオキサイドと脂肪酸との縮合生成物(例えばポリオキシエチレンステアレート)、又はエチレンオキサイドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物(例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール)、又はエチレンオキサイドと脂肪酸及びヘキシトールから誘導される部分エステルとの縮合生成物(例えば、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート)、又はエチレンオキサイドと脂肪酸及びヘキシトール無水物から誘導される部分エステルとの縮合生成物(例えば、ポリエチレンソルビタンモノオレエート)があり得る。水性懸濁液には、1以上の保存剤を含有させることもできる。
【0547】
油系懸濁液は、例えば落花生油、オリーブ油、ゴマ油若しくはヤシ油などの植物油又は液体パラフィンなどの鉱油中に有効成分を懸濁させることで製剤することができる。油系懸濁液には、蜜ロウ、硬パラフィン若しくはセチルアルコールなどの増粘剤を含有させることができる。上記のような甘味剤及び香味剤を加えて、風味の良い経口製剤を得ることができる。
【0548】
水を加えることで水性懸濁液を調製する上で好適な分散性粉体及び粒剤では、有効成分を、分散剤若しくは湿潤剤、及び任意選択的に1以上の懸濁剤及び/又は保存剤と混合する。好適な分散剤若しくは湿潤剤及び懸濁剤の例を本明細書で示している。
【0549】
本発明の薬学的組成物はまた、水中油型乳濁液の形とすることもできる。油相は、オリーブ油若しくは落花生油などの植物油又は液体パラフィンなどの鉱油、或いはそれらの混合物とすることができる。好適な乳化剤には、例えばアカシアガム及びトラガカントガムなどの天然ガム類;例えば大豆レシチンなどの天然ホスファチド;並びに、ソルビタンモノオレエートなどの脂肪酸、ヘキシトール無水物から誘導されるエステル若しくは部分エステル、及び例えばポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートなどのエチレンオキサイドと部分エステルとの縮合生成物があり得る。
【0550】
薬学的組成物は代表的には、治療上有効量の本発明によって想到されるCCR4阻害剤及び1以上の薬学的に及び生理的に許容される製剤作用剤を含む。好適な薬学的に許容される又は生理的に許容される希釈剤、担体又は賦形剤には、酸化防止剤(例えば、アスコルビン酸及び重亜硫酸ナトリウム)、保存剤(例えば、ベンジルアルコール、メチルパラベン類、エチル又はn−プロピル、p−ヒドロキシベンゾエート)、乳化剤、懸濁剤、分散剤、溶媒、充填剤、増量剤、デタージェント、緩衝剤、媒体、希釈剤及び/又は補助剤などがあるが、これらに限定されるものではない。例えば、好適な媒体は、生理食塩水又はクエン酸緩衝生理食塩水であることができ、非経口投与用の薬学的組成物で一般的な他の材料を補充しても良い。さらなる媒体の例には、中性緩衝生理食塩水又は血清アルブミンと混合した生理食塩水がある。本明細書で想到される薬学的組成物及び製剤中で使用可能な各種緩衝剤については、当業者であれば容易にわかるであろう。代表的な緩衝剤には、薬学的に許容される弱酸、弱塩基又はそれらの混合物などがあるが、これらに限定されるものではない。1例として、緩衝剤成分は、リン酸、酒石酸、乳酸、コハク酸、クエン酸、酢酸、アスコルビン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸及びそれらの塩などの水溶性材料であることができる。許容される緩衝剤には、例えばTris緩衝剤;N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−N’−(2−エタンスルホン酸)(HEPES);2−(N−モルホリノ)エタンスルホン酸(MES);2−(N−モルホリノ)エタンスルホン酸ナトリウム塩(MES);3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸(MOPS);及びN−トリス[ヒドロキシメチル]メチル−3−アミノプロパンスルホン酸(TAPS)などがある。
【0551】
薬学的組成物を製剤した後、それを、液剤、懸濁液、ゲル、乳濁液、固体、又は脱水若しくは凍結乾燥粉末として無菌バイアル中で保存することができる。そのような製剤は、即時使用形態、使用前に再生を必要とする凍結乾燥型、使用前に希釈を必要とする液体型、又は他の許容される形態で保存することができる。一部の実施形態において、薬学的組成物は、単回使用容器(例えば、単回使用のバイアル、アンプル、注射器、又は自己注射器(例えば、EpiPen(R))と同様)に入れて提供されるが、複数回使用容器(例えば、多回使用バイアル)は、他の実施形態で提供される。
【0552】
製剤は、急速な分解若しくは身体からの排出に対して組成物を保護するために担体を含むこともでき、それには例えば徐放製剤、例えばリポソーム類、ヒドロゲル類、プロドラッグ類及びマイクロカプセル化送達系がある。例えば、単独で又はロウとの組み合わせで、モノステアリン酸グリセリル若しくはステアリン酸グリセリルなどの時間遅延材料を用いることができる。薬剤送達装置を用いて、CCR4阻害剤の送達を行うことができ、それには例えばインプラント(例えば、埋め込み型ポンプ)及びカテーテル系、低速注射ポンプ及び機器があり、これらはいずれも当業者には公知である。
【0553】
規定の期間をかけて本明細書に開示の化合物(例えば、CCR4阻害剤)を放出するのに、通常は皮下若しくは筋肉投与されるデポー注射剤を用いることもできる。デポー注射剤は通常、固体若しくは油系であり、通常は、本明細書に記載の製剤成分の少なくとも一つを含む。当業者は、デポー注射剤の可能な製剤及び使用には慣れている。
【0554】
薬学的組成物は、無菌注射用の水性若しくは油性懸濁液の形態であることができる。この懸濁液は、本明細書で言及の好適な分散剤若しくは湿潤剤及び懸濁剤を用いて公知の技術に従って製剤することができる。無菌注射製剤は、無毒性で非経口的に許容される希釈剤若しくは溶媒中の無菌注射液剤若しくは懸濁液であることもでき、例えば1,3−ブタンジオール中溶液としてである。使用可能である許容される希釈剤、溶媒及び分散媒には、水、リンゲル液、等張性塩化ナトリウム溶液、Cremophor(R) EL(BASF, Parsippany, NJ)又はリン酸緩衝生理食塩水(PBS)、エタノール、多価アルコール(例えば、グリセリン、プロピレングリコール及び液体ポリエチレングリコール)、及びそれらの好適な混合物などがある。さらに、無菌固定油が、従来のように溶媒若しくは懸濁媒体として用いられ;それに関しては、あらゆる商標の固定油を用いることができ、合成モノ若しくはジグリセリドなどがある。さらに、オレイン酸などの脂肪酸が、注射剤の製剤で使用される。吸収を遅延させる作用剤(例えば、モノステアリン酸アルミニウム若しくはゼラチン)を含ませることで、特定の注射製剤の長期吸収を達成することができる。
【0555】
本発明は、直腸投与用の坐剤の形態での化合物(例えば、CCR4阻害剤)の投与を想定するものである。坐剤は、通常の温度では固体であるが、直腸温度では液体であることから、直腸で融解して薬剤を放出する好適な無刺激性賦形剤と薬剤を混和することで調製することができる。そのような材料には、カカオバター及びポリエチレングリコール類などがあるが、それらに限定されるものではない。
【0556】
本発明によって想定される化合物(例えば、CCR4阻害剤)は、現在知られているか、将来的に開発されるいずれか他の好適な薬学的組成物(例えば、経鼻使用又は吸入使用用の噴霧剤)の形態であることができる。
【0557】
IV.使用方法
別の態様において、C−Cケモカイン受容体4型(CCR4)の阻害方法であって、実施形態を含む本明細書に記載の又は構造式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(III)、(IV)、(V)、(VI)若しくは(VII)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩とCCR4を接触させることを含む方法が提供される。
【0558】
1態様において、CCR4が介在する疾患若しくは障害の治療又は予防方法であって、治療若しくは予防を必要とする対象者に対して、治療上有効量の実施形態を含む本明細書に記載の又は構造式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(III)、(IV)、(V)、(VI)若しくは(VII)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩を投与することを含む方法が提供される。
【0559】
実施形態において、当該方法はさらに、治療上有効量の実施形態を含む本明細書に記載の又は構造式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(III)、(IV)、(V)、(VI)若しくは(VII)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩を投与することを含む。
【0560】
実施形態において、当該方法はさらに、治療上有効量の実施形態を含む本明細書に記載の又は構造式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(III)、(IV)、(V)、(VI)若しくは(VII)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩を投与することを含む。
【0561】
実施形態において、前記疾患又は障害は、免疫若しくは炎症性の疾患若しくは障害である。実施形態において、本明細書に開示の免疫若しくは炎症性の疾患若しくは障害の治療方法はさらに、構造式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(III)、(IV)、(V)、(VI)若しくは(VII)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩と組み合わせて抗炎症薬を併用投与することを含む。実施形態において、抗炎症剤は、サリドマイド若しくはそれの誘導体、レチノイド、ジトラノール又はカルシポトリオール、非ステロイド系抗炎症剤(NSAID)、シクロオキシゲナーゼ阻害性一酸化窒素供与剤(CINOD類)、グルココルチコステロイド類、メトトレキセート、レフルノミド(leflunomide)、ヒドロキシクロロキン、d−ペニシラミン、オーラノフィン、鎮痛薬;ジアセレイン、ヒアルロン酸誘導体又は栄養補給剤である。
【0562】
実施形態において、前記疾患若しくは障害は、心血管若しくは代謝疾患若しくは障害である。実施形態において、本明細書に開示の心血管若しくは代謝疾患若しくは障害の治療方法はさらに、構造式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(III)、(IV)、(V)、(VI)若しくは(VII)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩と組み合わせて、心血管薬又は代謝障害薬を併用投与することを含む。実施形態において、前記心血管薬は、カルシウムチャンネル遮断薬、β−アドレナリン受容体遮断薬、アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、アンギオテンシン−2受容体拮抗薬、脂質低下剤、血球形態の調節剤、血栓溶解薬又は抗凝血剤である。
【0563】
実施形態において、前記疾患若しくは障害は、がんである。実施形態において、本明細書に開示のがんの治療方法はさらに、構造式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(III)、(IV)、(V)、(VI)若しくは(VII)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩と組み合わせて、化学療法剤若しくは抗がん剤を併用投与することを含む。実施形態において、前記化学療法剤若しくは抗がん剤は、抗増殖/抗新生物薬、抗代謝薬、抗腫瘍抗生物質、抗有糸分裂剤、トポイソメラーゼ阻害剤、細胞増殖抑制剤、エストロゲン受容体低下剤、抗アンドロゲン薬、LHRH拮抗薬又はLHRH作動薬、プロゲステロン、アロマターゼ阻害薬、5α−還元酵素の阻害剤、癌細胞浸潤を阻害する薬剤、増殖因子機能の阻害剤、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、チロシンキナーゼ阻害剤、セリン/トレオニンキナーゼ阻害剤、上皮増殖因子ファミリーの阻害剤、血小板由来増殖因子ファミリーの阻害剤、肝細胞増殖因子ファミリーの阻害剤;抗血管新生薬、血管損傷剤、アンチセンス療法に使用される薬剤、抗rasアンチセンス、遺伝子療法で使用される薬剤、免疫療法剤、又は抗体である。実施形態において、本明細書に開示のがんの治療方法はさらに、構造式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(III)、(IV)、(V)、(VI)若しくは(VII)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩及び治療上有効量のCCR4阻害剤、PD−L1/PD−1経路の阻害剤、CTLA−4の阻害剤又はCD137の作動性抗体(4−1BB)のうちの少なくとも二つと組み合わせて、化学療法薬又は抗がん剤を併用投与することを含む。実施形態において、本明細書に開示のがんの治療方法はさらに、構造式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(III)、(IV)、(V)、(VI)若しくは(VII)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩及び治療上有効量のCCR4阻害剤、免疫調節剤又は表1からの薬剤、又はこれらのいずれかの組み合わせの少なくとも二つと組み合わせて、化学療法薬又は抗がん剤を併用投与することを含む。
【0564】
実施形態において、前記疾患若しくは障害は炎症性腸疾患である。実施形態において、前記疾患若しくは障害は関節リウマチである。実施形態において、前記疾患若しくは障害は乾癬である。実施形態において、前記疾患若しくは障害には、アレルギー関連障害(例えば、過敏症及びアナフィラキシー反応);消化管障害(例えば、クローン病、潰瘍性大腸炎、回腸炎及び腸炎);乾癬及び炎症性皮膚炎(例えば、皮膚炎、湿疹、アトピー性皮膚炎、アレルギー性接触皮膚炎、皮膚筋炎、蕁麻疹及びそう痒症);血管炎;強皮症;喘息、COPD、及び呼吸器アレルギー疾患(例えば、アレルギー性鼻炎及び過敏性肺疾患);自己免疫疾患、例えば関節炎(例えば、関節リウマチ及び乾癬性関節炎)、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、I型糖尿病及び糸球体腎炎;移植片拒絶反応(例えば、同種移植拒絶反応);移植片拒絶反応(例えば、固形臓器);がん、例えば白血病、リンパ腫及び転移がん、特には固形腫瘍(例えば、胃がん);及び望ましくない炎症応答及び/又は免疫応答の阻害が望まれる他の疾患、例えばアテローム性動脈硬化症、神経変性病(例えば、アルツハイマー病)、脳炎、髄膜炎、肝炎、腎炎、敗血症、サルコイドーシス、アレルギー性結膜炎、耳炎及び副鼻腔炎などがある。特定の実施形態において、CCR4介在の疾患、障害又は状態は、喘息、COPD、鼻炎、特発性肺線維症、乾癬及び接触性皮膚炎である。実施形態において、前記疾患若しくは障害には、肺線維症、肝炎、喘息、アトピー性皮膚炎、がん(例えば、甲状腺癌、胆管癌、膵臓腺癌、皮膚メラノーマ、結腸腺癌、直腸腺癌、胃腺癌、食道癌、頭頸部扁平上皮癌、浸潤性乳癌、肺腺癌、肺扁平上皮癌)、又は肉芽腫進行などがある。
【0565】
実施形態において、当該方法はさらに、治療上有効量の実施形態を含む本明細書に記載の又は構造式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(III)、(IV)、(V)、(VI)若しくは(VII)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩を投与することを含む。
【0566】
実施形態において、免疫、炎症若しくはがん関連の疾患、障害および状態の治療又は予防のための化合物の投与が、本明細書で開示される。そのような疾患、障害および状態については、本明細書に記載の化合物(例えば、CCR4阻害剤)によって治療又は予防可能な他の病気のように、別段で詳細に説明される。
【0567】
本明細書に開示の治療法の1以上の物理特性及び/又はそれらを投与する方法を改善することは、有益である場合が非常に多い。物理特性の改善には、例えば、水溶解度、バイオアベイラビリティ、血清半減期及び/又は治療薬半減期の上昇方法;及び/又は生理活性の調節方法などがある。当業界で公知の改変には、ペグ化、Fc融合及びアルブミン融合などがある。巨大分子剤(例えば、ポリペプチド)に関連しているが、そのような改変については、最近、特定の小分子で評価されている。例を挙げると、Chiang、M. et al.(J. Am. Chem. Soc., 2014, 136(9):3370−73)が、免疫グロブリンFcドメインに結合したアデノシン2a受容体の小分子作動薬を記載している。小分子−Fc複合体は強力なFc受容体及びアデノシン2a受容体相互作用を保持し、結合していない小分子と比較して優れた特性を示した。PEG分子の小分子治療剤への共有結合についても報告がある(Li, W. et al., Progress in Polymer Science, 2013 38:421−44)。
【0568】
実施形態において、本発明の化合物は、IBD(例えば、クローン病及び潰瘍性大腸炎、これらはいずれも、消化管のいずれかの部分に影響を与える慢性特発性疾患であり、多くの有害効果に関連しており、長期潰瘍性大腸炎の患者は、結腸がんを発症するリスクが高い)の治療及び予防において有効である。現行のIBD治療は、炎症症状の抑制を目的とするものであり、ある種の薬剤(例えば、コルチコステロイド類、アミノサリチル酸類及び標準的な免疫抑制剤(例えば、シクロスポリン、アザチオプリン、及びメトトレキセート))では限定的にしか奏功していないが、長期療法は肝臓損傷(例えば、線維症又は肝硬変)及び骨髄抑制を生じる可能性があり、患者はそのような治療に対して不応性となる場合が多い。
【0569】
本発明の化合物を用いて、免疫応答を上昇又は強化し;ワクチン効力上昇のように免疫化を改善し;炎症を増進させることができる。免疫不全症、免疫抑制薬治療、急性及び/又は慢性感染、及び加齢に関連する免疫不全を、本明細書に開示の化合物を用いて治療することができる。本明細書に記載の化合物を用いて、医原的に誘発された免疫抑制を患う患者、例えば、骨髄移植、化学療法若しくは放射線療法を受けた患者の免疫系を刺激することもできる。
【0570】
本発明によれば、化合物又はそれの薬学的塩を用いて、増殖性の状態若しくは障害、例えばがん、例えば、子宮、子宮頚、乳房、前立腺、精巣、消化管(例えば、食道、中咽頭、胃、小腸及び大腸、結腸又は直腸)、腎臓、腎細胞、骨、骨髄、皮膚、頭頸部、肝臓、胆嚢、心臓、肺、膵臓、唾液腺、副腎、甲状腺、脳(例えば、神経膠腫)、神経節、中枢神経系(CNS)及び末梢神経系(PNS)のがん、及び造血系及び免疫系(例えば、脾臓又は胸腺)のがんを治療又は予防することができる。本発明は、他のがん関連の疾患、障害若しくは状態、例えば免疫原性腫瘍、非免疫原性腫瘍、潜伏腫瘍、ウィルス誘発がん(例えば、上皮細胞がん、内皮細胞がん、扁平上皮癌及び乳頭腫ウィルス)、腺癌、リンパ腫、癌、メラノーマ、白血病、骨髄腫、肉腫、奇形癌、化学物質誘発がん、転移がん、及び血管形成の治療又は予防方法も提供する。本発明は、例えば、制御性T細胞及び/又はCD8+T細胞の活性を調節することで、腫瘍細胞又はがん細胞抗原に対する耐性を低下させることを想定する(例えば、Ramirez−Montagut, et al. (2003) Oncogene 22:3180−87;及びSawaya, et al. (2003) New Engl. J. Med. 349:1501−09を参照)。一部の実施形態において、その腫瘍又はがんは、結腸がん、卵巣がん、乳がん、メラノーマ、肺がん、神経膠芽腫、又は白血病である。特定の実施形態において、そのがんは胃がんである。がん関連の疾患、障害及び状態という用語の使用は、広く、直接又は間接に、がんに関連する状態を指すものであり、例えば、異形成などの血管新生及び前がん状態を含む。実施形態において、がんは、甲状腺癌、胆管癌、膵臓がん、膵臓腺癌、皮膚メラノーマ、結腸がん、結腸腺癌、直腸腺癌、胃腺癌、食道癌、頭頸部扁平上皮細胞癌、浸潤性乳癌、肺腺癌、肺扁平上皮細胞癌である。
【0571】
実施形態において、がんは、転移性であっても、転移性となるリスクがあっても、血液若しくは骨髄のがん(例えば、白血病)のように拡散組織で起こってもよい。一部のさらなる実施形態において、本発明の化合物を用いて、T細胞耐性を克服することができる。
【0572】
一部の実施形態において、本発明は、本明細書に記載の化合物及び少なくとも一つの別の治療剤若しくは診断剤(その例は、本明細書において別段で記載している)によって、増殖性状態、がん、腫瘍、又は前がん状態を治療する方法を提供する。
【0573】
本発明は、本明細書に記載の化合物によって増殖性状態、がん、腫瘍、又は前がん性の疾患、障害若しくは状態を治療及び/又は予防する方法を提供する。
【0574】
がん治療方法に関係する実施形態において、治療上有効量の本明細書に記載の化合物を投与することで、いずれかの薬剤単独で投与することで認められるがん生存率より高いがん生存率となる。がん治療方法に関係するさらなる実施形態において、治療上有効量の本明細書に記載の化合物(例えば、CCR4阻害剤)の投与によって、いずれかの薬剤単独の投与後に認められる腫瘍の大きさ又は腫瘍増殖の低下より、腫瘍の大きさの低下又は腫瘍増殖の遅延が大きい。実施形態において、本明細書に開示のがんの治療方法はさらに、構造式(I)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)、(III)、(IV)、(V)、(VI)若しくは(VII)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩と組み合わせて、化学療法薬又は抗がん薬を投与することを含む。実施形態において、前記化学療法剤若しくは抗がん剤は、抗増殖/抗新生物薬、抗代謝薬、抗腫瘍抗生物質、抗有糸分裂剤、トポイソメラーゼ阻害剤、細胞増殖抑制剤、エストロゲン受容体低下剤、抗アンドロゲン薬、LHRH拮抗薬又はLHRH作動薬、プロゲステロン、アロマターゼ阻害薬、5α−還元酵素の阻害剤、癌細胞浸潤を阻害する薬剤、増殖因子機能の阻害剤、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、チロシンキナーゼ阻害剤、セリン/トレオニンキナーゼ阻害剤、上皮増殖因子ファミリーの阻害剤、血小板由来増殖因子ファミリーの阻害剤、肝細胞増殖因子ファミリーの阻害剤;抗血管新生薬、血管損傷剤、アンチセンス療法に使用される薬剤、抗rasアンチセンス、遺伝子療法で使用される薬剤、免疫療法剤、又は抗体である。実施形態において、本明細書に開示のがんの治療方法はさらに、治療上有効量のCCR4阻害剤、PD−L1/PD−1経路の阻害剤、CTLA−4の阻害剤又はCD137の作動性抗体(4−1BB)のうちの少なくとも二つを併用投与することを含む。実施形態において、本明細書に開示のがんの治療方法はさらに、治療上有効量のCCR4阻害剤、免疫調節剤であることができる薬剤又は表1からの薬剤の少なくとも二つを併用投与することを含む。
【0575】
CCR4活性の阻害は、中枢神経系に何らかの関連を有する神経、神経精神医学的、神経変性その他の疾患、障害および状態、例えば認知機能及び/又は運動機能の障害に関連する障害の治療又は予防のための重要な戦略も代表し得る。これらの疾患、障害および状態の多くは、免疫及び/又は炎症成分を含む。実施形態において、その疾患若しくは障害は、パーキンソン病、錐体外路症候群(EPS)、ジストニア、静座不能、遅発性ジスキネジー、むずむず脚症候群、癲癇、睡眠時周期的脚運動、注意力欠如障害、抑鬱、不安、認知症、アルツハイマー病、ハンチントン病、多発性硬化症、脳虚血、出血性脳卒中、くも膜下出血、又は外傷性脳損傷である。
【0576】
本発明の実施形態は、少なくとも若干のレベルのCCR4調節が有益であり得る他の障害の治療若しくは予防のために、対象者に対して、本明細書に記載の化合物を投与することを想定するものである。そのような疾患、障害および状態には、例えば、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、例えば慢性気管支炎及び肺気腫、特発性肺線維症、アトピー性皮膚炎若しくは接触性皮膚炎、蕁麻疹、アレルギー性鼻炎、鼻ポリープ、アレルギー性結膜炎、血栓症、心筋及び脳の再潅流損傷、慢性糸球体腎炎、敗血症、成人呼吸窮迫症候群、及び疼痛などがあり得る。別の疾患、障害および状態には、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症、アレルギー性真菌性副鼻腔炎、真菌感作による重度喘息及び侵襲若しくはコロニー形成を含む真菌の病原性役割が関与する疾患(例えば、侵入性アスペルギルス症、アスペルギルス腫又はカンジダ症)などがある。
【0577】
実施形態において、当該疾患若しくは障害には、心血管(例えば、心虚血)、代謝(例えば、膵島炎(insulititis)糖尿病の進行)、肝臓(例えば、肝線維症、NASH、及びNAFLD)、眼科的(例えば、糖尿病性網膜症)、及び腎臓(例えば、腎不全)の障害などがある。
【0578】
本発明は、いずれか適切な方法で、本明細書に記載の化合物及びそれの組成物(例えば、薬学的塩、薬学的組成物)を投与することを想定するものである。好適な投与経路には、経口、非経口(例えば、筋肉、静脈、皮下(例えば、注射又はインプラント)、腹腔内、大槽内、関節内、腹腔内、脳内(実質内)及び脳室内)、経鼻、経膣、舌下、眼内、直腸、局所(例えば、経皮)、口腔及び吸入などがある。通常は皮下又は筋肉投与されるデポー注射を用いて、規定の期間にわたって本明細書に開示の化合物を放出することもできる。実施形態において、投与は経口投与である。
【0579】
本発明は、本明細書に記載の化合物によって、ある種の心血管関連及び/又は代謝関連の疾患、障害及び状態、並びにそれらに関連する障害を治療及び/又は予防する方法を提供する。
【0580】
本発明の化合物は、例えば投与目標(例えば、所望の解決程度);製剤の投与を受けている対象者の年齢、体重、性別及び健康状態及び身体状態;及び疾患、障害、状態若しくはそれらの症状によって決まる量で、対象者に投与することができる。投与法は、投与される薬剤関連の有害効果の存在、性質及び程度も考慮することができる。有効な投与量及び投与法は、例えば、安全性及び用量漸増試験、イン・ビボ試験(例えば、動物モデル)、及び当業者に公知の他の方法から容易に決定することができる。
【0581】
概して、投与パラメータは、投与量が、対象者に対して不可逆的に有毒であると考えられる量(最大耐容用量(MTD))未満であり、対象者に対して測定可能な効果を生じるのに必要な量以上であることを示すものである。そのような量は、投与経路及び他の要素を考慮して、例えばADME関連の薬物動態パラメータ及び薬力学パラメータによって決定される。
【0582】
有効用量(ED)は、薬剤を服用する対象者の一部において治療応答又は所望の効果を生じる薬剤の用量又は量である。薬剤の「有効用量中央値」又はED50は、それの投与を受ける群の50%において治療応答又は所望の効果を生じる薬剤の用量又は量である。ED50は一般には、薬剤の効果の妥当な予測値の尺度として用いられるが、それが必ずしも、全ての関係する要素を考慮して臨床担当者が適切と考えるであろう用量とは限らない。従って、状況によっては、有効量はED50計算値より大きく、他の状況では、有効量はED50計算値未満であり、さらに他の状況では、有効量はED50計算値と同じである。
【0583】
さらに、本発明の化合物の有効用量は、対象者に対して単回又は複数回投与した場合に、健常対象者と比較して望ましい結果を生じる量であることができる。例えば、特定の障害を経験している対象者については、有効用量は、その障害の診断パラメータ、尺度、マーカーなどを、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、又は90%強改善する用量であることができ、100%は正常対象者が示す診断パラメータ、尺度、マーカーなどと定義される。
【0584】
実施形態において、本発明によって想定される化合物は、所望の治療効果を得るために、約0.01mg/kg〜約50mg/kg、又は約1mg/kg〜約25mg/kg対象者体重/日の用量レベルで、1日1回、2回、3回、4回又はそれ以上の回数で投与(例えば、経口投与)することができる。経口剤の投与の場合、当該組成物は、有効成分0.05〜1000ミリグラム、特には有効成分0.05、0.1、0.25、0.5、0.75、1.0、1.25、1.5、1.75、2.0、2.5、5.0、7.5、10.0、15.0、20.0、25.0、50.0、75.0、100.0、125.0、150.0、175.0、200.0、250.0、300.0、400.0、500.0、600.0、750.0、800.0、900.0、及び1000.0ミリグラムを含む錠剤、カプセルなどの形態で提供することができる。薬学的に許容される担体、希釈剤及び/又は賦形剤が、約0.1g〜約2.0gの量で存在していても良い。
【0585】
実施形態において、所望の化合物の用量が、「単位製剤」中に含まれる。「単位製剤」とう表現は、物理的に分離した単位を指し、各単位は、所望の効果を生じるだけの所定量の化合物(例えば、CCR4阻害剤)を含む。単位製剤のパラメータが、特定の薬剤及び達成されるべき効果によって決まることは明らかであろう。
【0586】
V.キット
別の態様において、本明細書では、本明細書に記載の化合物(例えば、CCR4阻害剤)又はそれの薬学的組成物を含むキットが提供される。そのキットは通常、下記に記載の各種成分を収納した物理構造の形態であり、例えば上記の方法を実施するのに用いることができる。
【0587】
キットは、本明細書に開示の化合物の1以上を含むことができ(例えば、無菌容器中で提供される)、それは、対象者への投与に好適な薬学的組成物の形態であることができる。本明細書に記載の化合物(例えば、CCR4阻害剤)は、即時使用される形態(例えば、錠剤又はカプセル)で、又は、例えば、投与前の再生若しくは希釈を必要とする形態(例えば、粉末)で提供することができる。化合物(例えば、CCR4阻害剤)が、ユーザーによる再生若しくは希釈を必要とする形態のものである場合、そのキットは、その化合物とともに又はその化合物とは別個に包装された、希釈剤(例えば、無菌水)、緩衝剤、薬学的に許容される賦形剤なども含むことができる。キットの各構成要素は、個々の容器内に同封しても良く、各種容器全てを単一のパッケージ内に入れても良い。本発明のキットは、中に入っている構成要素を適切に維持するのに必要な条件に合わせて設計することができる(例えば、冷蔵又は冷凍)。
【0588】
キットは、中に入っている構成要素についての識別情報を含むラベル若しくは添付書類及び使用説明書(例えば、投与パラメータ、有効成分の臨床薬理、例えば作用機序、薬物動態及び薬力学、有害効果、禁忌など)を含んでいることができる。ラベル又は添付文書は、ロット番号及び有効期限などの製造者情報を含むことができる。ラベル又は添付書類は、例えば、構成要素を収容した物理構造物に組み込まれたり、その物理構造物内で別個に収容されていたり、又はキットの一つの構成要素(例えば、アンプル、管若しくはバイアル)に固定されていても良い。
【0589】
ラベル又は添付文書はさらに、ディスク(例えば、ハードディスク、カード、メモリーディスク)、光学ディスク(例えば、CD−又はDVD−ROM/RAM、DVD、MP3、磁気テープ)、又は電気記憶媒体(例えばRAM及びROM)又はこれらのハイブリッド(例えば、磁気/光学記憶媒体、FLASHメディア若しくはメモリー型カード)などのコンピュータ可読媒体を含んでいてもよく、又はそれらに組み込まれていてもよい。一部の実施形態において、実際の説明書はキット中には存在せず、例えば、インターネットを介して遠隔ソースから説明書を取得する手段が提供される。
【0590】
本明細書に記載の実施例及び実施形態が、単に説明を目的とするものであること、そして、それを考慮した各種の改変若しくは変更が当業者に対して示唆され、本願の精神及び範囲並びに添付の特許請求の範囲に含まれるべきものであることは明らかである。本明細書で引用の全ての刊行物、特許及び特許出願は、参照によって、全ての点に関して全体が本明細書に組み込まれる。
【0591】
別の実施形態
実施形態には、下記の実施形態P1〜P41などがある。
【0592】
実施形態P1.下記構造式(I)を有する化合物:
【0593】
【化19】
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又はそれの薬学的に許容される塩[式中、X
1は、CR
8又はNであり;X
2は、CR
9又はNであり;X
3は、CR
10又はNであり;n1及びz3は独立に、0〜4の整数であり;m1及びv1は独立に、1又は2であり;z1は、0〜5の整数であり;z2は、0〜2の整数であり;z4は、0〜2の整数であり;L
7は、結合、−O−、−S−、−NR
7.2B−、−C(O)−、−C(O)O−、−S(O)−、−S(O)
2−、置換されているか置換されていないアルキレン、置換されているか置換されていないヘテロアルキレン、置換されているか置換されていないシクロアルキレン、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキレン、置換されているか置換されていないアリーレン、又は置換されているか置換されていないヘテロアリーレンであり;R
1は、水素、ハロゲン、−CX
1.13、−CHX
1.12、−CH
2X
1.1、−CN、−SO
n1R
1A、−SO
v1NR
1BR
1C、−NHNR
1BR
1C、−ONR
1BR
1C、−NHC(O)NHNR
1BR
1C、−NHC(O)NR
1BR
1C、−N(O)
m1、−NR
1BR
1C、−C(O)R
1D、−C(O)OR
1D、−C(O)NR
1BR
1C、−OR
1A、−NR
1BSO
2R
1A、−NR
1BC(O)R
1D、−NR
1BC(O)OR
1D、−NR
1BOR
1D、−OCX
1.13、−OCHX
1.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
2は、水素、ハロゲン、−CX
2.13、−CHX
2.12、−CH
2X
2.1、−CN、−SO
n1R
2A、−SO
v1NR
2BR
2C、−NHNR
2BR
2C、−ONR
2BR
2C、−NHC(O)NHNR
2BR
2C、−NHC(O)NR
2BR
2C、−N(O)
m1、−NR
2BR
2C、−C(O)R
2D、−C(O)OR
2D、−C(O)NR
2BR
2C、−OR
2A、−NR
2BSO
2R
2A、−NR
2BC(O)R
2D、−NR
2BC(O)OR
2D、−NR
2BOR
2D、−OCX
2.13、−OCHX
2.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
3は、水素、ハロゲン、−CX
3.13、−CHX
3.12、−CH
2X
3.1、−CN、−SO
n1R
3A、−SO
v1NR
3BR
3C、−NHNR
3BR
3C、−ONR
3BR
3C、−NHC(O)NHNR
3BR
3C、−NHC(O)NR
3BR
3C、−N(O)
m1、−NR
3BR
3C、−C(O)R
3D、−C(O)OR
3D、−C(O)NR
3BR
3C、−OR
3A、−NR
3BSO
2R
3A、−NR
3BC(O)R
3D、−NR
3BC(O)OR
3D、−NR
3BOR
3D、−OCX
3.13、−OCHX
3.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
4は、水素、ハロゲン、−CX
4.13、−CHX
4.12、−CH
2X
4.1、−CN、−SO
n1R
4A、−SO
v1NR
4BR
4C、−NHNR
4BR
4C、−ONR
4BR
4C、−NHC(O)NHNR
4BR
4C、−NHC(O)NR
4BR
4C、−N(O)
m1、−NR
4BR
4C、−C(O)R
4D、−C(O)OR
4D、−C(O)NR
4BR
4C、−OR
4A、−NR
4BSO
2R
4A、−NR
4BC(O)R
4D、−NR
4BC(O)OR
4D、−NR
4BOR
4D、−OCX
4.13、−OCHX
4.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
5は、水素、ハロゲン、オキソ、−CX
5.13、−CHX
5.12、−CH
2X
5.1、−CN、−SO
n1R
5A、−SO
v1NR
5BR
5C、−NHNR
5BR
5C、−ONR
5BR
5C、−NHC(O)NHNR
5BR
5C、−NHC(O)NR
5BR
5C、−N(O)
m1、−NR
5BR
5C、−C(O)R
5D、−C(O)OR
5D、−C(O)NR
5BR
5C、−OR
5A、−NR
5BSO
2R
5A、−NR
5BC(O)R
5D、−NR
5BC(O)OR
5D、−NR
5BOR
5D、−OCX
5.13、−OCHX
5.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
6は、水素、ハロゲン、オキソ、−CX
6.13、−CHX
6.12、−CH
2X
6.1、−CN、−SO
n1R
6A、−SO
v1NR
6BR
6C、−NHNR
6BR
6C、−ONR
6BR
6C、−NHC(O)NHNR
6BR
6C、−NHC(O)NR
6BR
6C、−N(O)
m1、−NR
6BR
6C、−C(O)R
6D、−C(O)OR
6D、−C(O)NR
6BR
6C、−OR
6A、−NR
6BSO
2R
6A、−NR
6BC(O)R
6D、−NR
6BC(O)OR
6D、−NR
6BOR
6D、−OCX
6.13、−OCHX
6.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
7は、水素、ハロゲン、−CX
7.13、−CHX
7.12、−CH
2X
7.1、−CN、−SO
n1R
7A、−SO
v1NR
7BR
7C、−NHNR
7BR
7C、−ONR
7BR
7C、−NHC(O)NHNR
7BR
7C、−NHC(O)NR
7BR
7C、−N(O)
m1、−NR
7BR
7C、−C(O)R
7D、−C(O)OR
7D、−C(O)NR
7BR
7C、−OR
7A、−NR
7BSO
2R
7A、−NR
7BC(O)R
7D、−NR
7BC(O)OR
7D、−NR
7BOR
7D、−OCX
7.13、−OCHX
7.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
8は、水素、ハロゲン、−CX
8.13、−CHX
8.12、−CH
2X
8.1、−CN、−SO
n1R
8A、−SO
v1NR
8BR
8C、−NHNR
8BR
8C、−ONR
8BR
8C、−NHC(O)NHNR
8BR
8C、−NHC(O)NR
8BR
8C、−N(O)
m1、−NR
8BR
8C、−C(O)R
8D、−C(O)OR
8D、−C(O)NR
8BR
8C、−OR
8A、−NR
8BSO
2R
8A、−NR
8BC(O)R
8D、−NR
8BC(O)OR
8D、−NR
8BOR
8D、−OCX
8.
13、−OCHX
8.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
9は、水素、ハロゲン、−CX
9.13、−CHX
9.12、−CH
2X
9.1、−CN、−SO
n1R
9A、−SO
v1NR
9BR
9C、−NHNR
9BR
9C、−ONR
9BR
9C、−NHC(O)NHNR
9BR
9C、−NHC(O)NR
9BR
9C、−N(O)
m1、−NR
9BR
9C、−C(O)R
9D、−C(O)OR
9D、−C(O)NR
9BR
9C、−OR
9A、−NR
9BSO
2R
9A、−NR
9BC(O)R
9D、−NR
9BC(O)OR
9D、−NR
9BOR
9D、−OCX
9.13、−OCHX
9.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
10は、水素、ハロゲン、−CX
10.13、−CHX
10.12、−CH
2X
10.1、−CN、−SO
n1R
10A、−SO
v1NR
10BR
10C、−NHNR
10BR
10C、−ONR
10BR
10C、−NHC(O)NHNR
10BR
10C、−NHC(O)NR
10BR
10C、−N(O)
m1、−NR
10BR
10C、−C(O)R
10D、−C(O)OR
10D、−C(O)NR
10BR
10C、−OR
10A、−NR
10BSO
2R
10A、−NR
10BC(O)R
10D、−NR
10BC(O)OR
10D、−NR
10BOR
10D、−OCX
10.13、−OCHX
10.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
1A、R
1B、R
1C、R
1D、R
2A、R
2B、R
2C、R
2D、R
3A、R
3B、R
3C、R
3D、R
4A、R
4B、R
4C、R
4D、R
5A、R
5B、R
5C、R
5D、R
6A、R
6B、R
6C、R
6D、R
7A、R
7B、R
7C、R
7D、R
7.2B、R
8A、R
8B、R
8C、R
8D、R
9A、R
9B、R
9C、R
9D、R
10A、R
10B、R
10C及びR
10Dは独立に、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;同一の窒素原子に結合したR
1B、R
1C、R
2B、R
2C、R
3B、R
3C、R
4B、R
4C、R
5B、R
5C、R
6B、R
6C、R
7B、R
7C、R
8B、R
8C、R
9B、R
9C、R
10B及びR
10C置換基が、任意選択的に一緒になって、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールを形成していても良く;X
1.1、X
2.1、X
3.1、X
4.1、X
5.1、X
6.1、X
7.1、X
8.1、X
9.1及びX
10.1は独立に、−Cl、−Br、−I又は−Fであり、X
1、X
2及びX
3のうちの少なくとも一つがNである。]
実施形態P2.z1が、2であり;z2が、0であり;z4が、1であり;R
7が、水素、置換されているか置換されていないアルキル、フェニル、−F、−OH、CH
2OH、−(CH
2)
2OH、−(CH
2)
3OH、−C(CH
3)
2OH、−CH
2SO
2NH
2、−(CH
2)
2SO
2NH
2、−CH
2C(O)NH
2、−(CH
2)
2C(O)NH
2、−(CH
2)
3C(O)NH
2、−CH
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
3NHSO
2CF
3、−CH
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
3NHSO
2CH
3、−CH
2SO
2CH
3、−(CH
2)
2SO
2CH
3、−CH
2SO
2NH
2又は−(CH
2)
2SO
2NH
2である、実施形態P1の化合物。
【0594】
実施形態P3.R
1及びR
2が独立に、水素、置換されているか置換されていないアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアルキルである、実施形態P2の化合物。
【0595】
実施形態P4.前記化合物が下記構造式(II)
【0596】
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩である[式中、R
4は、水素、−CX
4.13、−CN、−C(O)NR
4BR
4C、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
3.2は、水素、ハロゲン、−CX
3.23、−CHX
3.22、−CH
2X
3.2、−CN、−SO
n1R
3.2A、−SO
v1NR
3.2BR
3.2C、−NHNR
3.2BR
3.2C、−ONR
3.2BR
3.2C、−NHC(O)NHNR
3.2BR
3.2C、−NHC(O)NR
3.2BR
3.2C、−N(O)
m1、−NR
3.2BR
3.2C、−C(O)R
3.2D、−C(O)OR
3.2D、−C(O)NR
3.2BR
3.2C、−OR
3.2A、−NR
3.2BSO
2R
3.2A、−NR
3.2BC(O)R
3.2D、−NR
3.2BC(O)OR
3.2D、−NR
3.2BOR
3.2D、−OCX
3.23、−OCHX
3.22、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
3.3は、水素、ハロゲン、−CX
3.33、−CHX
3.32、−CH
2X
3.3、−CN、−SO
n1R
3.3A、−SO
v1NR
3.3BR
3.3C、−NHNR
3.3BR
3.3C、−ONR
3.3BR
3.3C、−NHC(O)NHNR
3.3BR
3.3C、−NHC(O)NR
3.3BR
3.3C、−N(O)
m1、−NR
3.3BR
3.3C、−C(O)R
3.3D、−C(O)OR
3.3D、−C(O)NR
3.3BR
3.3C、−OR
3.3A、−NR
3.3BSO
2R
3.3A、−NR
3.3BC(O)R
3.3D、−NR
3.3BC(O)OR
3.3D、−NR
3.3BOR
3.3D、−OCX
3.33、−OCHX
3.32、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
3.2A、R
3.2B、R
3.2C、R
3.2D、R
3.3A、R
3.3B、R
3.3C及びR
3.3Dは独立に、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;同一の窒素原子に結合したR
3.2B、R
3.2C、R
3.2B及びR
3.2C置換基が、任意選択的に一緒になって、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールを形成していても良く;X
3.2及びX
3.3は独立に、−Cl、−Br、−I又は−Fである。]実施形態P1の化合物。
【0597】
実施形態P5.前記化合物が下記構造式(IIa):
【0598】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩である、実施形態P4の化合物。
【0599】
実施形態P6.前記化合物が下記構造式(IIb):
【0600】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩である、実施形態P4の化合物。
【0601】
実施形態P7.前記化合物が下記構造式(IIc):
【0602】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩である、実施形態P5の化合物。
【0603】
実施形態P8.前記化合物が下記構造式(IId):
【0604】
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩である、実施形態P6の化合物。
【0605】
実施形態P9.z4が1である、実施形態P7又はP8の化合物。
【0606】
実施形態P10.R
1及びR
2が独立に、水素、置換されているか置換されていないアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアルキルである、実施形態P7又はP8の化合物。
【0607】
実施形態P11.R
1が水素である、実施形態P10の化合物。
【0608】
実施形態P12.R
2が、置換されているか置換されていないアルキルである、実施形態P10の化合物。
【0609】
実施形態P13.R
4が、水素、−CN、−C(O)NH
2、−CX
4.13、又は置換されているか置換されていないアルキルである、実施形態P7又はP8の化合物。
【0610】
実施形態P14.R
4が、−CN、−C(O)NH
2、−CF
3又は−CH
3である、実施形態P13の化合物。
【0611】
実施形態P15.R
3.2及びR
3.3が独立にハロゲンである、実施形態P7又はP8の化合物。
【0612】
実施形態P16.R
3.2及びR
3.3が独立に塩素である、実施形態P15の化合物。
【0613】
実施形態P17.R
7が、−OR
7A、−C(O)R
7D、−C(O)OR
7D、−C(O)NR
7BR
7C、−SO
n1R
7A、−SO
v1NR
7BR
7C、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである、実施形態P7又はP8の化合物。
【0614】
実施形態P18.L
7が、結合、又は置換されているか置換されていないアルキレンである、実施形態P17の化合物。
【0615】
実施形態P19.L
7が、結合であり;R
7が、水素、置換されているか置換されていないアルキル、フェニル、−(CH
2)
2OH、−CH
2C(CH
3)
2OH、−(CH
2)
3OH、−(CH
2)
2CH(CH
3)
2OH、−(CH
2)
2SO
2NH
2、−(CH
2)
3SO
2NH
2、−(CH
2)
2CONH
2、−(CH
2)
3CONH
2−(CH
2)
3CON(H)Me、−(CH
2)
3CON(Me)
2、−(CH
2)
2SO
2Me、−(CH
2)
3SO
2Me、−CH
2CH(OH)Me、−CH
2CO
2H、−(CH
2)
2CO
2H、−CH(CH
3)CH
2CO
2H、−(CH
2)
3CO
2H、−(CH
2)
2SO
2NHCH
3、−(CH
2)
2SO
2N(CH
3)
2、−(CH
2)
2SO
2−(N−モルホリニル)、−(CH
2)
2NHCOCH
3、−(CH
2)
3NHCOCH
3、−(CH
2)
2NHCOCH(CH
3)
2、−(CH
2)
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
2NHSO
2NHCH(CH
3)
2、−CH
2CH(CH
3)CH
2OH(R及びS)、−CH(CH
3)(CH
2)
2OH、−CH
2−(2−イミダゾリル)、−CH
2−(4−イミダゾリル)、−CH
2−(3−ピラゾリル)、4−テトラヒドロピラニル、3−オキセタニル、−(CH
2)
2NHCO
2Me、−(CH
2)
3NHCO
2Meである、実施形態P7又はP8の化合物。
【0616】
実施形態P20.前記化合物が下記構造式(III):
【0617】
【化25】
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を有するか、それの薬学的に許容される塩である、実施形態P1の化合物。
【0618】
実施形態P21.前記化合物が下記構造式(IV):
【0619】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩である、実施形態P1の化合物。
【0620】
実施形態P22.前記化合物が下記構造式(V):
【0621】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
を有するか、それの薬学的に許容される塩である、実施形態P1の化合物。
【0622】
実施形態P23.R
2が水素である、実施形態P20〜P22のいずれか一つの化合物。
【0623】
実施形態P24.R
1が水素である、実施形態P20〜P22のいずれか一つの化合物。
【0624】
実施形態P25.R
1が−CH
3である、実施形態P20〜P22のいずれか一つの化合物。
【0625】
実施形態P26.前記化合物が下記構造を有する、実施形態P1の化合物。
【0626】
【化28】
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[この文献は図面を表示できません]
【0627】
実施形態P27.実施形態P1の構造式(I)の化合物及び薬学的に許容される賦形剤を含む薬学的組成物。
【0628】
実施形態P28.C−Cケモカイン受容体4型(CCR4)の阻害方法であって、CCR4を実施形態P1の構造式(I)の化合物と接触させることを含む方法。
【0629】
実施形態P29.CCR4が介在する疾患若しくは障害の治療若しくは予防方法であって、治療若しくは予防を必要とする対象者に対して、治療上有効量の実施形態P1の構造式(I)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩を投与することを含む方法。
【0630】
実施形態P30.前記疾患若しくは障害が、免疫若しくは炎症性の疾患若しくは障害である、実施形態P29の方法。
【0631】
実施形態P31.構造式(I)の化合物と組み合わせて、抗炎症薬を併用投与することをさらに含む、実施形態P30の方法。
【0632】
実施形態P32.前記抗炎症剤が、サリドマイド若しくはそれの誘導体、レチノイド、ジトラノール又はカルシポトリオール、非ステロイド系抗炎症剤(NSAID)、シクロオキシゲナーゼ阻害性一酸化窒素供与剤(CINOD類)、グルココルチコステロイド類、メトトレキセート、レフルノミド(leflunomide)、ヒドロキシクロロキン、d−ペニシラミン、オーラノフィン、鎮痛薬;ジアセレイン、ヒアルロン酸誘導体又は栄養補給剤である、実施形態P31の方法。
【0633】
実施形態P33.前記疾患若しくは障害が心血管若しくは代謝性の疾患若しくは障害である、実施形態P29の方法。
【0634】
実施形態P34.構造式(I)の化合物と組み合わせて、心血管薬又は代謝障害薬を併用投与することをさらに含む、実施形態P33の方法。
【0635】
実施形態P35.前記心血管薬が、カルシウムチャンネル遮断薬、β−アドレナリン受容体遮断薬、アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、アンギオテンシン−2受容体拮抗薬、脂質低下剤、血球形態の調節剤、血栓溶解薬又は抗凝血剤である、実施形態P31の方法。
【0636】
実施形態P36.前記疾患若しくは障害ががんである、実施形態P29の方法。
【0637】
実施形態P37.構造式(I)の化合物と組み合わせて、化学療法剤又は抗がん剤を併用投与することをさらに含む、実施形態P36の方法。
【0638】
実施形態P38.前記化学療法剤又は抗がん剤が、抗増殖/抗新生物薬、抗代謝薬、抗腫瘍抗生物質、抗有糸分裂剤、トポイソメラーゼ阻害剤、細胞増殖抑制剤、エストロゲン受容体低下剤、抗アンドロゲン薬、LHRH拮抗薬又はLHRH作動薬、プロゲステロン、アロマターゼ阻害薬、5α−還元酵素の阻害剤、癌細胞浸潤を阻害する薬剤、増殖因子機能の阻害剤、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、チロシンキナーゼ阻害剤、セリン/トレオニンキナーゼ阻害剤、上皮増殖因子ファミリーの阻害剤、血小板由来増殖因子ファミリーの阻害剤、肝細胞増殖因子ファミリーの阻害剤;抗血管新生薬、血管損傷剤、アンチセンス療法に使用される薬剤、抗rasアンチセンス、遺伝子療法で使用される薬剤、免疫療法剤、又は抗体である、実施形態P37の方法。
【0639】
実施形態P39.治療上有効量のCCR4阻害剤、PD−L1/PD−1経路の阻害剤、CTLA−4の阻害剤又はCD137の作動性抗体(4−1BB)のうちの少なくとも二つを併用投与することをさらに含む、実施形態P36の方法。
【0640】
実施形態P40.治療上有効量のCCR4阻害剤、免疫調節剤であることができる薬剤又は表1からの薬剤のうちの少なくとも二つを併用投与することをさらに含む、実施形態P36の方法。
【0641】
実施形態P41.前記がんが結腸がん又は膵臓がんである、実施形態P37〜P40のうちのいずれか一つの方法。
【0642】
さらなる実施形態には、下記の実施形態1〜68などがある。
【0643】
実施形態1.構造式(I)を有する化合物:
【0644】
【化29】
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又はそれの薬学的に許容される塩[式中、X
1は、CR
8又はNであり;X
2は、CR
9又はNであり;X
3は、CR
10又はNであり;n1、n2、n3、n4、n5、n6、n7、n8、n9、及びn10は独立に、0〜4の整数であり;m1、m2、m3、m4、m5、m6、m7、m8、m9、m10、v1、v2、v3、v4、v5、v6、v7、v8、v9及びv10は独立に、1又は2であり;z1は、0〜5の整数であり;z2は、0〜2の整数であり;z3は、0〜11の整数であり;z4は、0〜2の整数であり;L
7は、結合、−O−、−S−、−NR
7.2B−、−C(O)−、−C(O)O−、−S(O)−、−S(O)
2−、置換されているか置換されていないアルキレン、置換されているか置換されていないヘテロアルキレン、置換されているか置換されていないシクロアルキレン、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキレン、置換されているか置換されていないアリーレン、又は置換されているか置換されていないヘテロアリーレンであり;R
1は、水素、ハロゲン、−CX
1.13、−CHX
1.12、−CH
2X
1.1、−CN、−N
3、−SO
n1R
1A、−SO
v1NR
1BR
1C、−NHNR
1BR
1C、−ONR
1BR
1C、−NHC(O)NHNR
1BR
1C、−NHC(O)NR
1BR
1C、−N(O)
m1、−NR
1BR
1C、−C(O)R
1D、−C(O)OR
1D、−C(O)NR
1BR
1C、−OR
1A、−NR
1BSO
2R
1A、−NR
1BC(O)R
1D、−NR
1BC(O)OR
1D、−NR
1BOR
1D、−OCX
1.13、−OCHX
1.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
2は、水素、ハロゲン、−CX
2.13、−CHX
2.12、−CH
2X
2.1、−CN、−N
3、−SO
n2R
2A、−SO
v2NR
2BR
2C、−NHNR
2BR
2C、−ONR
2BR
2C、−NHC(O)NHNR
2BR
2C、−NHC(O)NR
2BR
2C、−N(O)
m2、−NR
2BR
2C、−C(O)R
2D、−C(O)OR
2D、−C(O)NR
2BR
2C、−OR
2A、−NR
2BSO
2R
2A、−NR
2BC(O)R
2D、−NR
2BC(O)OR
2D、−NR
2BOR
2D、−OCX
2.13、−OCHX
2.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
3は独立に、水素、ハロゲン、−CX
3.13、−CHX
3.12、−CH
2X
3.1、−CN、−N
3、−SO
n3R
3A、−SO
v3NR
3BR
3C、−NHNR
3BR
3C、−ONR
3BR
3C、−NHC(O)NHNR
3BR
3C、−NHC(O)NR
3BR
3C、−N(O)
m3、−NR
3BR
3C、−C(O)R
3D、−C(O)OR
3D、−C(O)NR
3BR
3C、−OR
3A、−NR
3BSO
2R
3A、−NR
3BC(O)R
3D、−NR
3BC(O)OR
3D、−NR
3BOR
3D、−OCX
3.13、−OCHX
3.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
4は、水素、ハロゲン、−CX
4.13、−CHX
4.12、−CH
2X
4.1、−CN、−N
3、−SO
n4R
4A、−SO
v4NR
4BR
4C、−NHNR
4BR
4C、−ONR
4BR
4C、−NHC(O)NHNR
4BR
4C、−NHC(O)NR
4BR
4C、−N(O)
m4、−NR
4BR
4C、−C(O)R
4D、−C(O)OR
4D、−C(O)NR
4BR
4C、−OR
4A、−NR
4BSO
2R
4A、−NR
4BC(O)R
4D、−NR
4BC(O)OR
4D、−NR
4BOR
4D、−OCX
4.13、−OCHX
4.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリール;R
5は独立に、水素、ハロゲン、オキソ、−CX
5.13、−CHX
5.12、−CH
2X
5.1、−CN、−N
3、−SO
n5R
5A、−SO
v5NR
5BR
5C、−NHNR
5BR
5C、−ONR
5BR
5C、−NHC(O)NHNR
5BR
5C、−NHC(O)NR
5BR
5C、−N(O)
m5、−NR
5BR
5C、−C(O)R
5D、−C(O)OR
5D、−C(O)NR
5BR
5C、−OR
5A、−NR
5BSO
2R
5A、−NR
5BC(O)R
5D、−NR
5BC(O)OR
5D、−NR
5BOR
5D、−OCX
5.13、−OCHX
5.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
6は独立に、水素、ハロゲン、オキソ、−CX
6.13、−CHX
6.12、−CH
2X
6.1、−CN、−N
3、−SO
n6R
6A、−SO
v6NR
6BR
6C、−NHNR
6BR
6C、−ONR
6BR
6C、−NHC(O)NHNR
6BR
6C、−NHC(O)NR
6BR
6C、−N(O)
m6、−NR
6BR
6C、−C(O)R
6D、−C(O)OR
6D、−C(O)NR
6BR
6C、−OR
6A、−NR
6BSO
2R
6A、−NR
6BC(O)R
6D、−NR
6BC(O)OR
6D、−NR
6BOR
6D、−OCX
6.13、−OCHX
6.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
7は、水素、ハロゲン、−CX
7.13、−CHX
7.12、−CH
2X
7.1、−CN、−N
3、−SO
n7R
7A、−SO
v7NR
7BR
7C、−NHNR
7BR
7C、−ONR
7BR
7C、−NHC(O)NHNR
7BR
7C、−NHC(O)NR
7BR
7C、−N(O)
m7、−NR
7BR
7C、−C(O)R
7D、−C(O)OR
7D、−C(O)NR
7BR
7C、−OR
7A、−NR
7BSO
2R
7A、−NR
7BC(O)R
7D、−NR
7BC(O)OR
7D、−NR
7BOR
7D、−OCX
7.13、−OCHX
7.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
8は、水素、ハロゲン、−CX
8.13、−CHX
8.12、−CH
2X
8.1、−CN、−N
3、−SO
n8R
8A、−SO
v8NR
8BR
8C、−NHNR
8BR
8C、−ONR
8BR
8C、−NHC(O)NHNR
8BR
8C、−NHC(O)NR
8BR
8C、−N(O)
m8、−NR
8BR
8C、−C(O)R
8D、−C(O)OR
8D、−C(O)NR
8BR
8C、−OR
8A、−NR
8BSO
2R
8A、−NR
8BC(O)R
8D、−NR
8BC(O)OR
8D、−NR
8BOR
8D、−OCX
8.13、−OCHX
8.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
9は、水素、ハロゲン、−CX
9.13、−CHX
9.12、−CH
2X
9.1、−CN、−N
3、−SO
n9R
9A、−SO
v9NR
9BR
9C、−NHNR
9BR
9C、−ONR
9BR
9C、−NHC(O)NHNR
9BR
9C、−NHC(O)NR
9BR
9C、−N(O)
m9、−NR
9BR
9C、−C(O)R
9D、−C(O)OR
9D、−C(O)NR
9BR
9C、−OR
9A、−NR
9BSO
2R
9A、−NR
9BC(O)R
9D、−NR
9BC(O)OR
9D、−NR
9BOR
9D、−OCX
9.13、−OCHX
9.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
10は、水素、ハロゲン、−CX
10.13、−CHX
10.12、−CH
2X
10.1、−CN、−N
3、−SO
n10R
10A、−SO
v10NR
10BR
10C、−NHNR
10BR
10C、−ONR
10BR
10C、−NHC(O)NHNR
10BR
10C、−NHC(O)NR
10BR
10C、−N(O)
m10、−NR
10BR
10C、−C(O)R
10D、−C(O)OR
10D、−C(O)NR
10BR
10C、−OR
10A、−NR
10BSO
2R
10A、−NR
10BC(O)R
10D、−NR
10BC(O)OR
10D、−NR
10BOR
10D、−OCX
10.13、−OCHX
10.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
1A、R
1B、R
1C、R
1D、R
2A、R
2B、R
2C、R
2D、R
3A、R
3B、R
3C、R
3D、R
4A、R
4B、R
4C、R
4D、R
5A、R
5B、R
5C、R
5D、R
6A、R
6B、R
6C、R
6D、R
7A、R
7B、R
7C、R
7D、R
7.2B、R
8A、R
8B、R
8C、R
8D、R
9A、R
9B、R
9C、R
9D、R
10A、R
10B、R
10C及びR
10Dは独立に、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;同一の窒素原子に結合したR
1B、R
1C、R
2B、R
2C、R
3B、R
3C、R
4B、R
4C、R
5B、R
5C、R
6B、R
6C、R
7B、R
7C、R
8B、R
8C、R
9B、R
9C、R
10B及びR
10C置換基が、任意選択的に一緒になって、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールを形成していても良く;及びX
1.1、X
2.1、X
3.1、X
4.1、X
5.1、X
6.1、X
7.1、X
8.1、X
9.1及びX
10.1は独立に、−Cl、−Br、−I又は−Fであり、X
1、X
2及びX
3のうちの少なくとも一つがNである。]
実施形態2.z1が、2であり;z2が、0であり;z4が、1であり;R
7が、水素、置換されているか置換されていないアルキル、フェニル、−F、−OH、CH
2OH、−(CH
2)
2OH、−(CH
2)
3OH、−C(CH
3)
2OH、−CH
2SO
2NH
2、−(CH
2)
2SO
2NH
2、−CH
2C(O)NH
2、−(CH
2)
2C(O)NH
2、−(CH
2)
3C(O)NH
2、−CH
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
3NHSO
2CF
3、−CH
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
3NHSO
2CH
3、−CH
2SO
2CH
3、−(CH
2)
2SO
2CH
3、−CH
2SO
2NH
2又は−(CH
2)
2SO
2NH
2である、実施形態1の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0645】
実施形態3.R
1及びR
2が独立に、水素、置換されているか置換されていないアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアルキルである、実施形態2の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0646】
実施形態4.前記化合物が下記構造式(II)を有する、実施形態1の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0647】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、n3.2、及びn3.3は独立に、0〜4の整数であり;m3.2、m3.3、v3.2及びv3.3は独立に、1又は2であり;R
4は、水素、−CX
4.13、−CN、−C(O)NR
4BR
4C、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
3.2は、水素、ハロゲン、−CX
3.23、−CHX
3.22、−CH
2X
3.2、−CN、−N
3、−SO
n3.2R
3.2A、−SO
v3.2NR
3.2BR
3.2C、−NHNR
3.2BR
3.2C、−ONR
3.2BR
3.2C、−NHC(O)NHNR
3.2BR
3.2C、−NHC(O)NR
3.2BR
3.2C、−N(O)
m3.2、−NR
3.2BR
3.2C、−C(O)R
3.2D、−C(O)OR
3.2D、−C(O)NR
3.2BR
3.2C、−OR
3.2A、−NR
3.2BSO
2R
3.2A、−NR
3.2BC(O)R
3.2D、−NR
3.2BC(O)OR
3.2D、−NR
3.2BOR
3.2D、−OCX
3.23、−OCHX
3.22、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
3.3は、水素、ハロゲン、−CX
3.33、−CHX
3.32、−CH
2X
3.3、−CN、−N
3、−SO
n3.3R
3.3A、−SO
v3.3NR
3.3BR
3.3C、−NHNR
3.3BR
3.3C、−ONR
3.3BR
3.3C、−NHC(O)NHNR
3.3BR
3.3C、−NHC(O)NR
3.3BR
3.3C、−N(O)
m3.3、−NR
3.3BR
3.3C、−C(O)R
3.3D、−C(O)OR
3.3D、−C(O)NR
3.3BR
3.3C、−OR
3.3A、−NR
3.3BSO
2R
3.3A、−NR
3.3BC(O)R
3.3D、−NR
3.3BC(O)OR
3.3D、−NR
3.3BOR
3.3D、−OCX
3.33、−OCHX
3.32、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
3.2A、R
3.2B、R
3.2C、R
3.2D、R
3.3A、R
3.3B、R
3.3C及びR
3.3Dは独立に、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;同一の窒素原子に結合したR
3.2B、R
3.2C、R
3.2B及びR
3.2C置換基が、任意選択的に一緒になって、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールを形成していても良く;X
3.2及びX
3.3は独立に、−Cl、−Br、−I又は−Fである。]
実施形態5.前記化合物が下記構造式(IIa)を有する、実施形態4の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0648】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【0649】
実施形態6.前記化合物が下記構造式(IIb)を有する、実施形態4の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0650】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0651】
実施形態7.前記化合物が下記構造式(IIc)を有する、実施形態5の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0652】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0653】
実施形態8.前記化合物が下記構造式(IId)を有する、実施形態6の化合物。又はそれの薬学的に許容される塩。
【0654】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【0655】
実施形態9.z4が1である、実施形態7若しくは8の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0656】
実施形態10.R
1及びR
2が独立に、水素、置換されているか置換されていないアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアルキルである、実施形態7若しくは8の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0657】
実施形態11.R
1が水素である、実施形態10の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0658】
実施形態12.R
2が、置換されているか置換されていないアルキルである、実施形態10の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0659】
実施形態13.R
4が、水素、−CN、−C(O)NH
2、−CX
4.13、又は置換されているか置換されていないアルキルである、実施形態7若しくは8の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0660】
実施形態14.R
4が、−CN、−C(O)NH
2、−CF
3又は−CH
3である、実施形態13の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0661】
実施形態15.R
3.2及びR
3.3が独立にハロゲンである、実施形態7若しくは8の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0662】
実施形態16.R
3.2及びR
3.3が独立に塩素である、実施形態15の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0663】
実施形態17.R
7が、−OR
7A、−C(O)R
7D、−C(O)OR
7D、−C(O)NR
7BR
7C、−SO
n7R
7A、−SO
v7NR
7BR
7C、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである、実施形態7若しくは8の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0664】
実施形態18.L
7が、結合、又は置換されているか置換されていないアルキレンである、実施形態17の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0665】
実施形態19.L
7が、結合であり;及びR
7が、水素、置換されているか置換されていないアルキル、フェニル、−(CH
2)
2OH、−CH
2C(CH
3)
2OH、−(CH
2)
3OH、−(CH
2)
2CH(CH
3)
2OH、−(CH
2)
2SO
2NH
2、−(CH
2)
3SO
2NH
2、−(CH
2)
2CONH
2、−(CH
2)
3CONH
2−(CH
2)
3CON(H)Me、−(CH
2)
3CON(Me)
2、−(CH
2)
2SO
2Me、−(CH
2)
3SO
2Me、−CH
2CH(OH)Me、−CH
2CO
2H、−(CH
2)
2CO
2H、−CH(CH
3)CH
2CO
2H、−(CH
2)
3CO
2H、−(CH
2)
2SO
2NHCH
3、−(CH
2)
2SO
2N(CH
3)
2、−(CH
2)
2SO
2−(N−モルホリニル)、−(CH
2)
2NHCOCH
3、−(CH
2)
3NHCOCH
3、−(CH
2)
2NHCOCH(CH
3)
2、−(CH
2)
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
2NHSO
2NHCH(CH
3)
2、−CH
2CH(CH
3)CH
2OH(R及びS)、−CH(CH
3)(CH
2)
2OH、−CH
2−(2−イミダゾリル)、−CH
2−(4−イミダゾリル)、−CH
2−(3−ピラゾリル)、4−テトラヒドロピラニル、3−オキセタニル、−(CH
2)
2NHCO
2Me、−(CH
2)
3NHCO
2Meである、実施形態7若しくは8の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0666】
実施形態20.前記化合物が下記構造式(III)を有する、実施形態1の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0667】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0668】
実施形態21.前記化合物が下記構造式(IV)を有する、実施形態1の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0669】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0670】
実施形態22.前記化合物が下記構造式(V)を有する、実施形態1の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0671】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0672】
実施形態23.R
2が水素である、実施形態20〜22のいずれか一つの化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0673】
実施形態24.R
1が水素である、実施形態20〜22のいずれか一つの化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0674】
実施形態25.R
1が−CH
3である、実施形態20〜22のいずれか一つの化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0675】
実施形態26.前記化合物が下記構造を有する、実施形態1の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0676】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
【0677】
実施形態27.前記化合物が下記構造を有する、実施形態1の化合物又はそれの薬学的に許容される塩。
【0678】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]
【0679】
実施形態28.構造式(I)を有する化合物又はそれの薬学的に許容される塩及び薬学的に許容される賦形剤を含む薬学的組成物。
【0680】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、X
1は、CR
8又はNであり;X
2は、CR
9又はNであり;X
3は、CR
10又はNであり;n1、n2、n3、n4、n5、n6、n7、n8、n9及びn10は独立に、0〜4の整数であり;m1、m2、m3、m4、m5、m6、m7、m8、m9、m10、v1、v2、v3、v4、v5、v6、v7、v8、v9及びv10は独立に、1又は2であり;z1は、0〜5の整数であり;z2は、0〜2の整数であり;z3は、0〜11の整数であり;z4は、0〜2の整数であり;L
7は、結合、−O−、−S−、−NR
7.2B−、−C(O)−、−C(O)O−、−S(O)−、−S(O)
2−、置換されているか置換されていないアルキレン、置換されているか置換されていないヘテロアルキレン、置換されているか置換されていないシクロアルキレン、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキレン、置換されているか置換されていないアリーレン、又は置換されているか置換されていないヘテロアリーレンであり;R
1は、水素、ハロゲン、−CX
1.13、−CHX
1.12、−CH
2X
1.1、−CN、−N
3、−SO
n1R
1A、−SO
v1NR
1BR
1C、−NHNR
1BR
1C、−ONR
1BR
1C、−NHC(O)NHNR
1BR
1C、−NHC(O)NR
1BR
1C、−N(O)
m1、−NR
1BR
1C、−C(O)R
1D、−C(O)OR
1D、−C(O)NR
1BR
1C、−OR
1A、−NR
1BSO
2R
1A、−NR
1BC(O)R
1D、−NR
1BC(O)OR
1D、−NR
1BOR
1D、−OCX
1.13、−OCHX
1.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
2は、水素、ハロゲン、−CX
2.13、−CHX
2.12、−CH
2X
2.1、−CN、−N
3、−SO
n2R
2A、−SO
v2NR
2BR
2C、−NHNR
2BR
2C、−ONR
2BR
2C、−NHC(O)NHNR
2BR
2C、−NHC(O)NR
2BR
2C、−N(O)
m2、−NR
2BR
2C、−C(O)R
2D、−C(O)OR
2D、−C(O)NR
2BR
2C、−OR
2A、−NR
2BSO
2R
2A、−NR
2BC(O)R
2D、−NR
2BC(O)OR
2D、−NR
2BOR
2D、−OCX
2.13、−OCHX
2.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
3は独立に、水素、ハロゲン、−CX
3.13、−CHX
3.12、−CH
2X
3.1、−CN、−N
3、−SO
n3R
3A、−SO
v3NR
3BR
3C、−NHNR
3BR
3C、−ONR
3BR
3C、−NHC(O)NHNR
3BR
3C、−NHC(O)NR
3BR
3C、−N(O)
m3、−NR
3BR
3C、−C(O)R
3D、−C(O)OR
3D、−C(O)NR
3BR
3C、−OR
3A、−NR
3BSO
2R
3A、−NR
3BC(O)R
3D、−NR
3BC(O)OR
3D、−NR
3BOR
3D、−OCX
3.13、−OCHX
3.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
4は、水素、ハロゲン、−CX
4.13、−CHX
4.12、−CH
2X
4.1、−CN、−N
3、−SO
n4R
4A、−SO
v4NR
4BR
4C、−NHNR
4BR
4C、−ONR
4BR
4C、−NHC(O)NHNR
4BR
4C、−NHC(O)NR
4BR
4C、−N(O)
m4、−NR
4BR
4C、−C(O)R
4D、−C(O)OR
4D、−C(O)NR
4BR
4C、−OR
4A、−NR
4BSO
2R
4A、−NR
4BC(O)R
4D、−NR
4BC(O)OR
4D、−NR
4BOR
4D、−OCX
4.13、−OCHX
4.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
5は独立に、水素、ハロゲン、オキソ、−CX
5.13、−CHX
5.12、−CH
2X
5.1、−CN、−N
3、−SO
n5R
5A、−SO
v5NR
5BR
5C、−NHNR
5BR
5C、−ONR
5BR
5C、−NHC(O)NHNR
5BR
5C、−NHC(O)NR
5BR
5C、−N(O)
m5、−NR
5BR
5C、−C(O)R
5D、−C(O)OR
5D、−C(O)NR
5BR
5C、−OR
5A、−NR
5BSO
2R
5A、−NR
5BC(O)R
5D、−NR
5BC(O)OR
5D、−NR
5BOR
5D、−OCX
5.13、−OCHX
5.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
6は独立に、水素、ハロゲン、オキソ、−CX
6.13、−CHX
6.12、−CH
2X
6.1、−CN、−N
3、−SO
n6R
6A、−SO
v6NR
6BR
6C、−NHNR
6BR
6C、−ONR
6BR
6C、−NHC(O)NHNR
6BR
6C、−NHC(O)NR
6BR
6C、−N(O)
m6、−NR
6BR
6C、−C(O)R
6D、−C(O)OR
6D、−C(O)NR
6BR
6C、−OR
6A、−NR
6BSO
2R
6A、−NR
6BC(O)R
6D、−NR
6BC(O)OR
6D、−NR
6BOR
6D、−OCX
6.13、−OCHX
6.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
7は、水素、ハロゲン、−CX
7.13、−CHX
7.12、−CH
2X
7.1、−CN、−N
3、−SO
n7R
7A、−SO
v7NR
7BR
7C、−NHNR
7BR
7C、−ONR
7BR
7C、−NHC(O)NHNR
7BR
7C、−NHC(O)NR
7BR
7C、−N(O)
m7、−NR
7BR
7C、−C(O)R
7D、−C(O)OR
7D、−C(O)NR
7BR
7C、−OR
7A、−NR
7BSO
2R
7A、−NR
7BC(O)R
7D、−NR
7BC(O)OR
7D、−NR
7BOR
7D、−OCX
7.13、−OCHX
7.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
8は、水素、ハロゲン、−CX
8.13、−CHX
8.12、−CH
2X
8.1、−CN、−N
3、−SO
n8R
8A、−SO
v8NR
8BR
8C、−NHNR
8BR
8C、−ONR
8BR
8C、−NHC(O)NHNR
8BR
8C、−NHC(O)NR
8BR
8C、−N(O)
m8、−NR
8BR
8C、−C(O)
R
8D、−C(O)OR
8D、−C(O)NR
8BR
8C、−OR
8A、−NR
8BSO
2R
8A、−NR
8BC(O)R
8D、−NR
8BC(O)OR
8D、−NR
8BOR
8D、−OCX
8.13、−OCHX
8.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
9は、水素、ハロゲン、−CX
9.13、−CHX
9.12、−CH
2X
9.1、−CN、−N
3、−SO
n9R
9A、−SO
v9NR
9BR
9C、−NHNR
9BR
9C、−ONR
9BR
9C、−NHC(O)NHNR
9BR
9C、−NHC(O)NR
9BR
9C、−N(O)
m9、−NR
9BR
9C、−C(O)R
9D、−C(O)OR
9D、−C(O)NR
9BR
9C、−OR
9A、−NR
9BSO
2R
9A、−NR
9BC(O)R
9D、−NR
9BC(O)OR
9D、−NR
9BOR
9D、−OCX
9.13、−OCHX
9.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
10は、水素、ハロゲン、−CX
10.13、−CHX
10.12、−CH
2X
10.1、−CN、−N
3、−SO
n10R
10A、−SO
v10NR
10BR
10C、−NHNR
10BR
10C、−ONR
10BR
10C、−NHC(O)NHNR
10BR
10C、−NHC(O)NR
10BR
10C、−N(O)
m10、−NR
10BR
10C、−C(O)R
10D、−C(O)OR
10D、−C(O)NR
10BR
10C、−OR
10A、−NR
10BSO
2R
10A、−NR
10BC(O)R
10D、−NR
10BC(O)OR
10D、−NR
10BOR
10D、−OCX
10.13、−OCHX
10.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
1A、R
1B、R
1C、R
1D、R
2A、R
2B、R
2C、R
2D、R
3A、R
3B、R
3C、R
3D、R
4A、R
4B、R
4C、R
4D、R
5A、R
5B、R
5C、R
5D、R
6A、R
6B、R
6C、R
6D、R
7A、R
7B、R
7C、R
7D、R
7.2B、R
8A、R
8B、R
8C、R
8D、R
9A、R
9B、R
9C、R
9D、R
10A、R
10B、R
10C及びR
10Dは独立に、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;同一の窒素原子に結合したR
1B、R
1C、R
2B、R
2C、R
3B、R
3C、R
4B、R
4C、R
5B、R
5C、R
6B、R
6C、R
7B、R
7C、R
8B、R
8C、R
9B、R
9C、R
10B及びR
10C置換基が、任意選択的に一緒になって、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールを形成していても良く;X
1.1、X
2.1、X
3.1、X
4.1、X
5.1、X
6.1、X
7.1、X
8.1、X
9.1及びX
10.1は独立に、−Cl、−Br、−I又は−Fであり、X
1、X
2及びX
3のうちの少なくとも一つがNである。]
【0681】
実施形態29.治療若しくは予防を必要とする対象者に対して治療上有効量の実施形態28の薬学的組成物を投与することを含む、CCR4が介在する疾患若しくは障害の治療若しくは予防方法。
【0682】
実施形態30.CCR4を下記構造式(I)を有する化合物又はそれの薬学的に許容される塩と接触させることを含む、C−Cケモカイン受容体4型(CCR4)の阻害方法。
【0683】
【化41】
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[式中、X
1は、CR
8又はNであり;X
2は、CR
9又はNであり;X
3は、CR
10又はNであり;n1、n2、n3、n4、n5、n6、n7、n8、n9及びn10は独立に、0〜4の整数であり;m1、m2、m3、m4、m5、m6、m7、m8、m9、m10、v1、v2、v3、v4、v5、v6、v7、v8、v9及びv10は独立に、1又は2であり;z1は、0〜5の整数であり;z2は、0〜2の整数であり;z3は、0〜11の整数であり;z4は、0〜2の整数であり;L
7は、結合、−O−、−S−、−NR
7.2B−、−C(O)−、−C(O)O−、−S(O)−、−S(O)
2−、置換されているか置換されていないアルキレン、置換されているか置換されていないヘテロアルキレン、置換されているか置換されていないシクロアルキレン、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキレン、置換されているか置換されていないアリーレン、又は置換されているか置換されていないヘテロアリーレンであり;R
1は、水素、ハロゲン、−CX
1.13、−CHX
1.12、−CH
2X
1.1、−CN、−N
3、−SO
n1R
1A、−SO
v1NR
1BR
1C、−NHNR
1BR
1C、−ONR
1BR
1C、−NHC(O)NHNR
1BR
1C、−NHC(O)NR
1BR
1C、−N(O)
m1、−NR
1BR
1C、−C(O)R
1D、−C(O)OR
1D、−C(O)NR
1BR
1C、−OR
1A、−NR
1BSO
2R
1A、−NR
1BC(O)R
1D、−NR
1BC(O)OR
1D、−NR
1BOR
1D、−OCX
1.13、−OCHX
1.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
2は、水素、ハロゲン、−CX
2.13、−CHX
2.12、−CH
2X
2.1、−CN、−N
3、−SO
n2R
2A、−SO
v2NR
2BR
2C、−NHNR
2BR
2C、−ONR
2BR
2C、−NHC(O)NHNR
2BR
2C、−NHC(O)NR
2BR
2C、−N(O)
m2、−NR
2BR
2C、−C(O)R
2D、−C(O)OR
2D、−C(O)NR
2BR
2C、−OR
2A、−NR
2BSO
2R
2A、−NR
2BC(O)R
2D、−NR
2BC(O)OR
2D、−NR
2BOR
2D、−OCX
2.13、−OCHX
2.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
3は独立に、水素、ハロゲン、−CX
3.13、−CHX
3.12、−CH
2X
3.1、−CN、−N
3、−SO
n3R
3A、−SO
v3NR
3BR
3C、−NHNR
3BR
3C、−ONR
3BR
3C、−NHC(O)NHNR
3BR
3C、−NHC(O)NR
3BR
3C、−N(O)
m3、−NR
3BR
3C、−C(O)R
3D、−C(O)OR
3D、−C(O)NR
3BR
3C、−OR
3A、−NR
3BSO
2R
3A、−NR
3BC(O)R
3D、−NR
3BC(O)OR
3D、−NR
3BOR
3D、−OCX
3.13、−OCHX
3.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
4は、水素、ハロゲン、−CX
4.13、−CHX
4.12、−CH
2X
4.1、−CN、−N
3、−SO
n4R
4A、−SO
v4NR
4BR
4C、−NHNR
4BR
4C、−ONR
4BR
4C、−NHC(O)NHNR
4BR
4C、−NHC(O)NR
4BR
4C、−N(O)
m4、−NR
4BR
4C、−C(O)R
4D、−C(O)OR
4D、−C(O)NR
4BR
4C、−OR
4A、−NR
4BSO
2R
4A、−NR
4BC(O)R
4D、−NR
4BC(O)OR
4D、−NR
4BOR
4D、−OCX
4.13、−OCHX
4.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
5は独立に、水素、ハロゲン、オキソ、−CX
5.13、−CHX
5.12、−CH
2X
5.1、−CN、−N
3、−SO
n5R
5A、−SO
v5NR
5BR
5C、−NHNR
5BR
5C、−ONR
5BR
5C、−NHC(O)NHNR
5BR
5C、−NHC(O)NR
5BR
5C、−N(O)
m5、−NR
5BR
5C、−C(O)R
5D、−C(O)OR
5D、−C(O)NR
5BR
5C、−OR
5A、−NR
5BSO
2R
5A、−NR
5BC(O)R
5D、−NR
5BC(O)OR
5D、−NR
5BOR
5D、−OCX
5.13、−OCHX
5.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
6は独立に、水素、ハロゲン、オキソ、−CX
6.13、−CHX
6.12、−CH
2X
6.1、−CN、−N
3、−SO
n6R
6A、−SO
v6NR
6BR
6C、−NHNR
6BR
6C、−ONR
6BR
6C、−NHC(O)NHNR
6BR
6C、−NHC(O)NR
6BR
6C、−N(O)
m6、−NR
6BR
6C、−C(O)R
6D、−C(O)OR
6D、−C(O)NR
6BR
6C、−OR
6A、−NR
6BSO
2R
6A、−NR
6BC(O)R
6D、−NR
6BC(O)OR
6D、−NR
6BOR
6D、−OCX
6.13、−OCHX
6.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
7は、水素、ハロゲン、−CX
7.13、−CHX
7.12、−CH
2X
7.1、−CN、−N
3、−SO
n7R
7A、−SO
v7NR
7BR
7C、−NHNR
7BR
7C、−ONR
7BR
7C、−NHC(O)NHNR
7BR
7C、−NHC(O)NR
7BR
7C、−N(O)
m7、−NR
7BR
7C、−C(O)R
7D、−C(O)OR
7D、−C(O)NR
7BR
7C、−OR
7A、−NR
7BSO
2R
7A、−NR
7BC(O)R
7D、−NR
7BC(O)OR
7D、−NR
7BOR
7D、−OCX
7.13、−OCHX
7.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
8は、水素、ハロゲン、−CX
8.13、−CHX
8.12、−CH
2X
8.1、−CN、−N
3、−SO
n8R
8A、−SO
v8NR
8BR
8C、−NHNR
8BR
8C、−ONR
8BR
8C、−NHC(O)NHNR
8BR
8C、−NHC(O)NR
8BR
8C、−N(O)
m8、−NR
8BR
8C、−C(O)
R
8D、−C(O)OR
8D、−C(O)NR
8BR
8C、−OR
8A、−NR
8BSO
2R
8A、−NR
8BC(O)R
8D、−NR
8BC(O)OR
8D、−NR
8BOR
8D、−OCX
8.13、−OCHX
8.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
9は、水素、ハロゲン、−CX
9.13、−CHX
9.12、−CH
2X
9.1、−CN、−N
3、−SO
n9R
9A、−SO
v9NR
9BR
9C、−NHNR
9BR
9C、−ONR
9BR
9C、−NHC(O)NHNR
9BR
9C、−NHC(O)NR
9BR
9C、−N(O)
m9、−NR
9BR
9C、−C(O)R
9D、−C(O)OR
9D、−C(O)NR
9BR
9C、−OR
9A、−NR
9BSO
2R
9A、−NR
9BC(O)R
9D、−NR
9BC(O)OR
9D、−NR
9BOR
9D、−OCX
9.13、−OCHX
9.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
10は、水素、ハロゲン、−CX
10.13、−CHX
10.12、−CH
2X
10.1、−CN、−N
3、−SO
n10R
10A、−SO
v10NR
10BR
10C、−NHNR
10BR
10C、−ONR
10BR
10C、−NHC(O)NHNR
10BR
10C、−NHC(O)NR
10BR
10C、−N(O)
m10、−NR
10BR
10C、−C(O)R
10D、−C(O)OR
10D、−C(O)NR
10BR
10C、−OR
10A、−NR
10BSO
2R
10A、−NR
10BC(O)R
10D、−NR
10BC(O)OR
10D、−NR
10BOR
10D、−OCX
10.13、−OCHX
10.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
1A、R
1B、R
1C、R
1D、R
2A、R
2B、R
2C、R
2D、R
3A、R
3B、R
3C、R
3D、R
4A、R
4B、R
4C、R
4D、R
5A、R
5B、R
5C、R
5D、R
6A、R
6B、R
6C、R
6D、R
7A、R
7B、R
7C、R
7D、R
7.2B、R
8A、R
8B、R
8C、R
8D、R
9A、R
9B、R
9C、R
9D、R
10A、R
10B、R
10C及びR
10Dは独立に、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;同一の窒素原子に結合したR
1B、R
1C、R
2B、R
2C、R
3B、R
3C、R
4B、R
4C、R
5B、R
5C、R
6B、R
6C、R
7B、R
7C、R
8B、R
8C、R
9B、R
9C、R
10B及びR
10C置換基が、任意選択的に一緒になって、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールを形成していても良く;X
1.1、X
2.1、X
3.1、X
4.1、X
5.1、X
6.1、X
7.1、X
8.1、X
9.1及びX
10.1は独立に、−Cl、−Br、−I又は−Fであり、X
1、X
2及びX
3のうちの少なくとも一つがNである。]
【0684】
実施形態31.治療若しくは予防を必要とする対象者に対して、治療上有効量の下記構造式(I)を有する化合物又はそれの薬学的に許容される塩を投与することを含む、CCR4が介在する疾患若しくは障害の治療又は予防方法。
【0685】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、X
1は、CR
8又はNであり;X
2は、CR
9又はNであり;X
3は、CR
10又はNであり;n1、n2、n3、n4、n5、n6、n7、n8、n9及びn10は独立に、0〜4の整数であり;m1、m2、m3、m4、m5、m6、m7、m8、m9、m10、v1、v2、v3、v4、v5、v6、v7、v8、v9及びv10は独立に、1又は2であり;z1は、0〜5の整数であり;z2は、0〜2の整数であり;z3は、0〜11の整数であり;z4は、0〜2の整数であり;L
7は、結合、−O−、−S−、−NR
7.2B−、−C(O)−、−C(O)O−、−S(O)−、−S(O)
2−、置換されているか置換されていないアルキレン、置換されているか置換されていないヘテロアルキレン、置換されているか置換されていないシクロアルキレン、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキレン、置換されているか置換されていないアリーレン、又は置換されているか置換されていないヘテロアリーレンであり;R
1は、水素、ハロゲン、−CX
1.13、−CHX
1.12、−CH
2X
1.1、−CN、−N
3、−SO
n1R
1A、−SO
v1NR
1BR
1C、−NHNR
1BR
1C、−ONR
1BR
1C、−NHC(O)NHNR
1BR
1C、−NHC(O)NR
1BR
1C、−N(O)
m1、−NR
1BR
1C、−C(O)R
1D、−C(O)OR
1D、−C(O)NR
1BR
1C、−OR
1A、−NR
1BSO
2R
1A、−NR
1BC(O)R
1D、−NR
1BC(O)OR
1D、−NR
1BOR
1D、−OCX
1.13、−OCHX
1.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
2は、水素、ハロゲン、−CX
2.13、−CHX
2.12、−CH
2X
2.1、−CN、−N
3、−SO
n2R
2A、−SO
v2NR
2BR
2C、−NHNR
2BR
2C、−ONR
2BR
2C、−NHC(O)NHNR
2BR
2C、−NHC(O)NR
2BR
2C、−N(O)
m2、−NR
2BR
2C、−C(O)R
2D、−C(O)OR
2D、−C(O)NR
2BR
2C、−OR
2A、−NR
2BSO
2R
2A、−NR
2BC(O)R
2D、−NR
2BC(O)OR
2D、−NR
2BOR
2D、−OCX
2.13、−OCHX
2.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
3は独立に、水素、ハロゲン、−CX
3.13、−CHX
3.12、−CH
2X
3.1、−CN、−N
3、−SO
n3R
3A、−SO
v3NR
3BR
3C、−NHNR
3BR
3C、−ONR
3BR
3C、−NHC(O)NHNR
3BR
3C、−NHC(O)NR
3BR
3C、−N(O)
m3、−NR
3BR
3C、−C(O)R
3D、−C(O)OR
3D、−C(O)NR
3BR
3C、−OR
3A、−NR
3BSO
2R
3A、−NR
3BC(O)R
3D、−NR
3BC(O)OR
3D、−NR
3BOR
3D、−OCX
3.13、−OCHX
3.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
4は、水素、ハロゲン、−CX
4.13、−CHX
4.12、−CH
2X
4.1、−CN、−N
3、−SO
n4R
4A、−SO
v4NR
4BR
4C、−NHNR
4BR
4C、−ONR
4BR
4C、−NHC(O)NHNR
4BR
4C、−NHC(O)NR
4BR
4C、−N(O)
m4、−NR
4BR
4C、−C(O)R
4D、−C(O)OR
4D、−C(O)NR
4BR
4C、−OR
4A、−NR
4BSO
2R
4A、−NR
4BC(O)R
4D、−NR
4BC(O)OR
4D、−NR
4BOR
4D、−OCX
4.13、−OCHX
4.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
5は独立に、水素、ハロゲン、オキソ、−CX
5.13、−CHX
5.12、−CH
2X
5.1、−CN、−N
3、−SO
n5R
5A、−SO
v5NR
5BR
5C、−NHNR
5BR
5C、−ONR
5BR
5C、−NHC(O)NHNR
5BR
5C、−NHC(O)NR
5BR
5C、−N(O)
m5、−NR
5BR
5C、−C(O)R
5D、−C(O)OR
5D、−C(O)NR
5BR
5C、−OR
5A、−NR
5BSO
2R
5A、−NR
5BC(O)R
5D、−NR
5BC(O)OR
5D、−NR
5BOR
5D、−OCX
5.13、−OCHX
5.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
6は独立に、水素、ハロゲン、オキソ、−CX
6.13、−CHX
6.12、−CH
2X
6.1、−CN、−N
3、−SO
n6R
6A、−SO
v6NR
6BR
6C、−NHNR
6BR
6C、−ONR
6BR
6C、−NHC(O)NHNR
6BR
6C、−NHC(O)NR
6BR
6C、−N(O)
m6、−NR
6BR
6C、−C(O)R
6D、−C(O)OR
6D、−C(O)NR
6BR
6C、−OR
6A、−NR
6BSO
2R
6A、−NR
6BC(O)R
6D、−NR
6BC(O)OR
6D、−NR
6BOR
6D、−OCX
6.13、−OCHX
6.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
7は、水素、ハロゲン、−CX
7.13、−CHX
7.12、−CH
2X
7.1、−CN、−N
3、−SO
n7R
7A、−SO
v7NR
7BR
7C、−NHNR
7BR
7C、−ONR
7BR
7C、−NHC(O)NHNR
7BR
7C、−NHC(O)NR
7BR
7C、−N(O)
m7、−NR
7BR
7C、−C(O)R
7D、−C(O)OR
7D、−C(O)NR
7BR
7C、−OR
7A、−NR
7BSO
2R
7A、−NR
7BC(O)R
7D、−NR
7BC(O)OR
7D、−NR
7BOR
7D、−OCX
7.13、−OCHX
7.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
8は、水素、ハロゲン、−CX
8.13、−CHX
8.12、−CH
2X
8.1、−CN、−N
3、−SO
n8R
8A、−SO
v8NR
8BR
8C、−NHNR
8BR
8C、−ONR
8BR
8C、−NHC(O)NHNR
8BR
8C、−NHC(O)NR
8BR
8C、−N(O)
m8、−NR
8BR
8C、−C(O)
R
8D、−C(O)OR
8D、−C(O)NR
8BR
8C、−OR
8A、−NR
8BSO
2R
8A、−NR
8BC(O)R
8D、−NR
8BC(O)OR
8D、−NR
8BOR
8D、−OCX
8.13、−OCHX
8.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
9は、水素、ハロゲン、−CX
9.13、−CHX
9.12、−CH
2X
9.1、−CN、−N
3、−SO
n9R
9A、−SO
v9NR
9BR
9C、−NHNR
9BR
9C、−ONR
9BR
9C、−NHC(O)NHNR
9BR
9C、−NHC(O)NR
9BR
9C、−N(O)
m9、−NR
9BR
9C、−C(O)R
9D、−C(O)OR
9D、−C(O)NR
9BR
9C、−OR
9A、−NR
9BSO
2R
9A、−NR
9BC(O)R
9D、−NR
9BC(O)OR
9D、−NR
9BOR
9D、−OCX
9.13、−OCHX
9.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
10は、水素、ハロゲン、−CX
10.13、−CHX
10.12、−CH
2X
10.1、−CN、−N
3、−SO
n10R
10A、−SO
v10NR
10BR
10C、−NHNR
10BR
10C、−ONR
10BR
10C、−NHC(O)NHNR
10BR
10C、−NHC(O)NR
10BR
10C、−N(O)
m10、−NR
10BR
10C、−C(O)R
10D、−C(O)OR
10D、−C(O)NR
10BR
10C、−OR
10A、−NR
10BSO
2R
10A、−NR
10BC(O)R
10D、−NR
10BC(O)OR
10D、−NR
10BOR
10D、−OCX
10.13、−OCHX
10.12、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
1A、R
1B、R
1C、R
1D、R
2A、R
2B、R
2C、R
2D、R
3A、R
3B、R
3C、R
3D、R
4A、R
4B、R
4C、R
4D、R
5A、R
5B、R
5C、R
5D、R
6A、R
6B、R
6C、R
6D、R
7A、R
7B、R
7C、R
7D、R
7.2B、R
8A、R
8B、R
8C、R
8D、R
9A、R
9B、R
9C、R
9D、R
10A、R
10B、R
10C及びR
10Dは独立に、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;同一の窒素原子に結合したR
1B、R
1C、R
2B、R
2C、R
3B、R
3C、R
4B、R
4C、R
5B、R
5C、R
6B、R
6C、R
7B、R
7C、R
8B、R
8C、R
9B、R
9C、R
10B及びR
10C置換基が、任意選択的に一緒になって、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールを形成していても良く;X
1.1、X
2.1、X
3.1、X
4.1、X
5.1、X
6.1、X
7.1、X
8.1、X
9.1及びX
10.1は独立に、−Cl、−Br、−I又は−Fであり、X
1、X
2及びX
3のうちの少なくとも一つがNである。]
【0686】
実施形態32.z1が、2であり;z4が、1であり;R
7が、水素、置換されているか置換されていないアルキル、フェニル、−F、−OH、CH
2OH、−(CH
2)
2OH、−(CH
2)
3OH、−C(CH
3)
2OH、−CH
2SO
2NH
2、−(CH
2)
2SO
2NH
2、−CH
2C(O)NH
2、−(CH
2)
2C(O)NH
2、−(CH
2)
3C(O)NH
2、−CH
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
3NHSO
2CF
3、−CH
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
3NHSO
2CH
3、−CH
2SO
2CH
3、−(CH
2)
2SO
2CH
3、−CH
2SO
2NH
2又は−(CH
2)
2SO
2NH
2である、実施形態31の方法。
【0687】
実施形態33.R
1及びR
2が独立に、水素、置換されているか置換されていないアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアルキルである、実施形態32の方法。
【0688】
実施形態34.前記化合物が下記構造式(II)を有するか、それの薬学的に許容される塩である、実施形態31の方法。
【0689】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、n3.2、及びn3.3は独立に、0〜4の整数であり;m3.2、m3.3、v3.2及びv3.3は独立に、1又は2であり;R
4は、水素、−CX
4.13、−CN、−C(O)NR
4BR
4C、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
3.2は、水素、ハロゲン、−CX
3.23、−CHX
3.22、−CH
2X
3.2、−CN、−N
3、−SO
n3.2R
3.2A、−SO
v3.2NR
3.2BR
3.2C、−NHNR
3.2BR
3.2C、−ONR
3.2BR
3.2C、−NHC(O)NHNR
3.2BR
3.2C、−NHC(O)NR
3.2BR
3.2C、−N(O)
m3.2、−NR
3.2BR
3.2C、−C(O)R
3.2D、−C(O)OR
3.2D、−C(O)NR
3.2BR
3.2C、−OR
3.2A、−NR
3.2BSO
2R
3.2A、−NR
3.2BC(O)R
3.2D、−NR
3.2BC(O)OR
3.2D、−NR
3.2BOR
3.2D、−OCX
3.23、−OCHX
3.22、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
3.3は、水素、ハロゲン、−CX
3.33、−CHX
3.32、−CH
2X
3.3、−CN、−N
3、−SO
n3.3R
3.3A、−SO
v3.3NR
3.3BR
3.3C、−NHNR
3.3BR
3.3C、−ONR
3.3BR
3.3C、−NHC(O)NHNR
3.3BR
3.3C、−NHC(O)NR
3.3BR
3.3C、−N(O)
m3.3、−NR
3.3BR
3.3C、−C(O)R
3.3D、−C(O)OR
3.3D、−C(O)NR
3.3BR
3.3C、−OR
3.3A、−NR
3.3BSO
2R
3.3A、−NR
3.3BC(O)R
3.3D、−NR
3.3BC(O)OR
3.3D、−NR
3.3BOR
3.3D、−OCX
3.33、−OCHX
3.32、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;R
3.2A、R
3.2B、R
3.2C、R
3.2D、R
3.3A、R
3.3B、R
3.3C及びR
3.3Dは独立に、水素、ハロゲン、−CF
3、−CCl
3、−CBr
3、−CI
3、−COOH、−CONH
2、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールであり;同一の窒素原子に結合したR
3.2B、R
3.2C、R
3.2B及びR
3.2C置換基が、任意選択的に一緒になって、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールを形成していても良く;X
3.2及びX
3.3は独立に、−Cl、−Br、−I又は−Fである。]
【0690】
実施形態35.前記化合物が下記構造式(IIa)を有するか、それの薬学的に許容される塩である、実施形態34の方法。
【0691】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0692】
実施形態36.前記化合物が下記構造式(IIb)を有するか、それの薬学的に許容される塩である、実施形態34の方法。
【0693】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0694】
実施形態37.前記化合物が下記構造式(IIc)を有するか、それの薬学的に許容される塩である、実施形態35の方法。
【0695】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0696】
実施形態38.前記化合物が下記構造式(IId)を有するか、それの薬学的に許容される塩である、実施形態36の方法。
【0697】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0698】
実施形態39.z4が1である、実施形態37又は38の方法。
【0699】
実施形態40.R
1及びR
2が独立に、水素、置換されているか置換されていないアルキル、又は置換されているか置換されていないヘテロアルキルである、実施形態37又は38の方法。
【0700】
実施形態41.R
1が水素である、実施形態40の方法。
【0701】
実施形態42.R
2が、置換されているか置換されていないアルキルである、実施形態40の方法。
【0702】
実施形態43.R
4が、水素、−CN、−C(O)NH
2、−CX
4.13、又は置換されているか置換されていないアルキルである、実施形態37又は38の方法。
【0703】
実施形態44.R
4が、−CN、−C(O)NH
2、−CF
3又は−CH
3である、実施形態43の方法。
【0704】
実施形態45.R
3.2及びR
3.3が独立にハロゲンである、実施形態37又は38の方法。
【0705】
実施形態46.R
3.2及びR
3.3が独立に塩素である、実施形態45の方法。
【0706】
実施形態47.R
7が、−OR
7A、−C(O)R
7D、−C(O)OR
7D、−C(O)NR
7BR
7C、−SO
n7R
7A、−SO
v7NR
7BR
7C、置換されているか置換されていないアルキル、置換されているか置換されていないヘテロアルキル、置換されているか置換されていないシクロアルキル、置換されているか置換されていないヘテロシクロアルキル、置換されているか置換されていないアリール、又は置換されているか置換されていないヘテロアリールである、実施形態37又は38の方法。
【0707】
実施形態48.L
7が、結合、又は置換されているか置換されていないアルキレンである、実施形態47の方法。
【0708】
実施形態49.L
7が、結合であり;R
7が、水素、置換されているか置換されていないアルキル、フェニル、−(CH
2)
2OH、−CH
2C(CH
3)
2OH、−(CH
2)
3OH、−(CH
2)
2CH(CH
3)
2OH、−(CH
2)
2SO
2NH
2、−(CH
2)
3SO
2NH
2、−(CH
2)
2CONH
2、−(CH
2)
3CONH
2−(CH
2)
3CON(H)Me、−(CH
2)
3CON(Me)
2、−(CH
2)
2SO
2Me、−(CH
2)
3SO
2Me、−CH
2CH(OH)Me、−CH
2CO
2H、−(CH
2)
2CO
2H、−CH(CH
3)CH
2CO
2H、−(CH
2)
3CO
2H、−(CH
2)
2SO
2NHCH
3、−(CH
2)
2SO
2N(CH
3)
2、−(CH
2)
2SO
2−(N−モルホリニル)、−(CH
2)
2NHCOCH
3、−(CH
2)
3NHCOCH
3、−(CH
2)
2NHCOCH(CH
3)
2、−(CH
2)
2NHSO
2CH
3、−(CH
2)
2NHSO
2CF
3、−(CH
2)
2NHSO
2NHCH(CH
3)
2、−CH
2CH(CH
3)CH
2OH(R及びS)、−CH(CH
3)(CH
2)
2OH、−CH
2−(2−イミダゾリル)、−CH
2−(4−イミダゾリル)、−CH
2−(3−ピラゾリル)、4−テトラヒドロピラニル、3−オキセタニル、−(CH
2)
2NHCO
2Me、−(CH
2)
3NHCO
2Meである、実施形態37又は38の方法。
【0709】
実施形態50.前記化合物が、下記構造式(III)を有するか、又はそれの薬学的に許容される塩である、実施形態31の方法。
【0710】
【化48】
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【0711】
実施形態51.前記化合物が、下記構造式(IV)を有するか、又はそれの薬学的に許容される塩である、実施形態31の方法。
【0712】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0713】
実施形態52.前記化合物が、下記構造式(V)を有するか、又はそれの薬学的に許容される塩である、実施形態31の方法。
【0714】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0715】
実施形態53.R
2が水素である、実施形態50〜52のいずれか一つの方法。
【0716】
実施形態54.R
1が水素である、実施形態50〜52のいずれか一つの方法。
【0717】
実施形態55.R
1が−CH
3である、実施形態50〜52のいずれか一つの方法。
【0718】
実施形態56.前記化合物が下記構造を有するか、それの薬学的に許容される塩である、実施形態31の方法。
【0719】
【化51】
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【0720】
実施形態57.前記疾患若しくは障害が、免疫若しくは炎症性の疾患若しくは障害である、実施形態31の方法。
【0721】
実施形態58.構造式(I)の化合物又はそれの薬学的に許容される塩と組み合わせて、抗炎症薬を併用投与することをさらに含む、実施形態57の方法。
【0722】
実施形態59.前記抗炎症薬が、サリドマイド若しくはそれの誘導体、レチノイド、ジトラノール又はカルシポトリオール、非ステロイド系抗炎症剤(NSAID)、シクロオキシゲナーゼ阻害性一酸化窒素供与剤(CINOD類)、グルココルチコステロイド類、メトトレキセート、レフルノミド(leflunomide)、ヒドロキシクロロキン、d−ペニシラミン、オーラノフィン、鎮痛薬;ジアセレイン、ヒアルロン酸誘導体又は栄養補給剤である、実施形態58の方法。
【0723】
実施形態60.前記疾患若しくは障害が、心血管若しくは代謝性の疾患若しくは障害である、実施形態31の方法。
【0724】
実施形態61.構造式(I)の化合物と組み合わせて、心血管薬又は代謝障害薬を併用投与することをさらに含む、実施形態60の方法。
【0725】
実施形態62.前記心血管薬が、カルシウムチャンネル遮断薬、β−アドレナリン受容体遮断薬、アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、アンギオテンシン−2受容体拮抗薬、脂質低下剤、血球形態の調節剤、血栓溶解薬又は抗凝血剤である、実施形態61の方法。
【0726】
実施形態63.前記疾患若しくは障害ががんである、実施形態31の方法。
【0727】
実施形態64.構造式(I)の化合物と組み合わせて、化学療法剤又は抗がん剤を併用投与することをさらに含む、実施形態63の方法。
【0728】
実施形態65.前記化学療法剤又は抗がん剤が、抗増殖/抗新生物薬、抗代謝薬、抗腫瘍抗生物質、抗有糸分裂剤、トポイソメラーゼ阻害剤、細胞増殖抑制剤、エストロゲン受容体低下剤、抗アンドロゲン薬、LHRH拮抗薬又はLHRH作動薬、プロゲステロン、アロマターゼ阻害薬、5α−還元酵素の阻害剤、癌細胞浸潤を阻害する薬剤、増殖因子機能の阻害剤、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、チロシンキナーゼ阻害剤、セリン/トレオニンキナーゼ阻害剤、上皮増殖因子ファミリーの阻害剤、血小板由来増殖因子ファミリーの阻害剤、肝細胞増殖因子ファミリーの阻害剤;抗血管新生薬、血管損傷剤、アンチセンス療法に使用される薬剤、抗rasアンチセンス、遺伝子療法で使用される薬剤、免疫療法剤、又は抗体である、実施形態64の方法。
【0729】
実施形態66.治療上有効量のCCR4阻害剤、PD−L1/PD−1経路の阻害剤、CTLA−4の阻害剤又はCD137の作動性抗体(4−1BB)のうちの少なくとも二つを併用投与することをさらに含む、実施形態65の方法。
【0730】
実施形態67.治療上有効量のCCR4阻害剤、免疫調節剤若しくは表1からの薬剤、又はこれらのいずれかの組み合わせのうちの少なくとも二つを併用投与することをさらに含む、実施形態65の方法。
【0731】
実施形態68.前記がんが結腸がん又は膵臓がんである、実施形態63〜67のいずれか一つの方法。
【実施例】
【0732】
本明細書に記載の実施例及び実施形態が、単に説明を目的とするものであること、そして、それを考慮した各種の改変若しくは変更が当業者に対して示唆され、本願の精神及び範囲並びに添付の特許請求の範囲に含まれるべきものであることは明らかである。本明細書で引用の全ての刊行物、特許及び特許出願は、参照によって、全ての点に関して全体が本明細書に組み込まれる。
【0733】
宿主防御系が良好に働くのは、一緒に作用して異物病原体を排除するいくつかのプロセスの結果である。調整された先天性及び後天性免疫応答が必要であり、多くの分泌及び細胞関連因子が、宿主防御のこれら二つの手段を調整および制御する重要なメディエータとして確認されている(例えば、Ness, T. et al. (2006) J Immunol 177:7531−39参照)。
【0734】
ケモカイン類は、白血球移動を導く化学誘引物質として作用するサイトカインのファミリーである。それらは、非常に多様な細胞によって分泌され、機能的に止血性ケモカイン類及び炎症性ケモカイン類という二つの群に分けることができる。止血性ケモカイン類は、ある種の組織で構成的に産生され、免疫学的監視のプロセス時に免疫系の細胞を制御し、例えばリンパ球をリンパ節に指向させて、それらが病原体の侵入についてのスクリーニングを行うことができるようにする。炎症性ケモカイン類は、病理的事象(例えば、IL−1若しくはウィルスなどの炎症誘発刺激)に応じて細胞から放出される。これらは、主として炎症応答の一部としての化学誘引物質として機能し、先天性及び適応性の両方の免疫系の細胞を炎症部位に導く働きをする[例えば、Le, Y. et al. (2004) Cellular & Molec Immuno 1(2):95−104参照]。
【0735】
構造的には、ケモカインの四つの下位群があり、それらは最初の二つのシステイン残基の間隔に従って分類され、i)隣接するシステインを有するCCケモカイン(β−ケモカイン);ii)最初の二つのシステイン間に1個のアミノ酸残基を有するCXCケモカイン(α−ケモカイン);iii)1個のみのN末端システイン残基を有するCケモカイン(γ−ケモカイン);及びiv)最初の二つのシステイン間に3個のアミノ酸残基を有するCX3Cケモカイン(δ−ケモカイン)である。CCケモカイン(その例には、単球走化性タンパク質−1(MCP−1又はCCL2)及びCCL5(RANTES)などがある)は、単球及び他の細胞型の移動を誘発し;少なくとも27の構成員が確認されている。CXCケモカイン類(数の上ではほぼ17種類)は、二つの群に細分することができ、両者とも、固有の構造的及び機能的特徴を有し;CXCケモカイン類はCXCケモカイン受容体に結合し、その受容体のうち7種類は既知である(CXCR1〜7と称される)。Cケモカイン下位群の構成員で確認されているのは、XCL1及びXCL2(それぞれ、リンホタクチン−α及び−β)の2種類のみである。最後に、CX3Cケモカイン下位群が有する構成員はCX
3CL1のみであり、それは、それを発現する細胞の表面で分泌され、それに関連もすることで、化学走化性特性及び接着特性の両方が生じる[Sokol, C. and Luster, A. (2015) Cold Spring Harb Prospect Biol doi: 10.1101/cshperspect.a016303.参照]。
【0736】
ケモカイン類は、特異的Gタンパク質共役受容体(「ケモカイン受容体」)に結合し、その受容体は、白血球表面上で認められる7つの膜貫通領域を含むことを特徴とする(Horuk (1994) Trends Pharm. Sci. 15:159−165参照)。約20のヒトケモカイン受容体が確認されており、それらは、結合するケモカインの種類に応じて四つの下位群に分けられる。即ち、CXCRはCXCケモカインに結合し;CCRはCCケモカインに結合し;CX3CR1は唯一のCXC3ケモカインであるCX3CL1に結合し;XCR1は二つのXCケモカインであるXCL1及びXCL2に結合する。ケモカインリガンドのそれの同種受容体への結合は、受容体を動作させて、細胞内ヘテロ三量体G−タンパク質複合体のGα及びGβγサブユニットへの解離を生じる。これらの第2のメッセンジャーは、いくつかのシグナル伝達カスケード(例えば、MAPキナーゼ経路)の活性化において必須の役割を果たし、走化作用、炎症メディエータ放出、脱顆粒、及び細胞形状の変化などの応答を生じる。ケモカイン受容体は、喘息及びアレルギー疾患などの炎症性および免疫調節性の障害および疾患、並びに関節リウマチ及びアテローム性動脈硬化症などの自己免疫病態の重要なメディエータであることが示唆されている[例えば、Comerford, I. and McColl、S. (2011) Immunol Cell Biol 89:183−84.参照]。
【0737】
C−Cケモカイン受容体4型(CCR4)は、最初にPowerら(J. Biol. Chem. 270:19495−500(1995))によって確認されたものであり、多くの炎症関連及び他の障害の進行において重要な役割を果たす(Gadhe, CG (Feb 2015) Mol Biosyst 11(2):618−34)。CCR4は、C−C型ケモカイン類CCL2(MCP−1)、CCL4(MIP−1)、CCL5(RANTES)、CCL17(TARC)、及びCCL22(MDC)の高アフィニティ受容体である。CCR4及びそれのリガンドの発現上昇は、多様な数々の疾患、例えば肺線維症、肝炎、肉芽腫発生、ある種のがん及び糖尿病(これらはそれぞれ、冒された部位へのCCR4
+T細胞の浸潤を特徴とする)の病因に関連している。TCCR4機能を調節する化合物を確認することで、CCR4活性化に関連する多様な数々の疾患及び障害の治療のための治療薬開発の機会が提供される。
【0738】
本発明は、C−Cケモカイン受容体4型(CCR4)活性を阻害する化合物、及びその化合物を含む組成物(例えば、薬学的組成物)に関するものである。そのような化合物(それらの合成方法を含めて)及び組成物については、本明細書で説明する。本発明はまた、全体で又は部分的にCCR4が介在する疾患、障害及び状態の治療及び/又は予防のための、そのような化合物および組成物の使用に関するものでもある。
【0739】
多くの対象者が、喘息及び関節リウマチなどの炎症性及び/又は免疫関連障害の衰弱効果に苦しんでいる。最近得られたデータは、治療上有益な形でそのような炎症及び/又は免疫関連活性を調節するためのCCR4機能阻害剤の役割を裏付けるものである。さらに、がんと診断される対象者及びがんに帰因する死亡数が、米国及び外国の両方で上昇を続けている。化学療法及び放射線療法を含む従来の治療アプローチは、通常、患者が耐容するのが困難であり、がん(例えば、腫瘍)がそのような処置を回避するように進化することから、有効性が低下する。
【0740】
CCR4阻害剤の確認
実施形態において、本明細書に記載の化合物は、治療的関連性のある少なくとも一つの特性若しくは特徴を有する。候補阻害剤は、例えば、当業界で許容されるアッセイ若しくはモデルを用いることで確認することができる。実施例の部で、本明細書に記載の化合物のCCR4阻害活性を確認するのに使用したアッセイ、並びにその化合物の1以上の特徴を評価するのに用いることができたアッセイを記載しているが、当業者であれば、本明細書に記載のCCR4阻害剤を評価する上で有用なデータ及び情報を得るのに用いることが可能な他の手順、アッセイ様式などはわかるものである。
【0741】
確認したら、阻害剤の特徴に関するデータ(例えば、薬物動態パラメータ)を提供する技術を用いることで、候補阻害剤をさらに評価することができる。候補阻害剤の基準標準(現行の阻害剤の「クラス最高」であり得る)との比較は、そのような候補剤の実現可能性の指標となる。基準又はベンチマーク化合物として役立ち得るCCR4阻害剤には、例えば米国特許公開第2012/0015932号及びPCT公開第2013/082490号に記載の所望の活性及び特徴を示すことが明らかになっているものなどがある。候補阻害剤を分析する他の手段については、当業者には明らかであろう。
【0742】
合成の詳細
下記の一般的図式は、本発明の化合物、並びにそれらの製造で得られる共通の化学中間体の製造で用いることができる合成方法を代表するものである。これらの図式が単に代表的なものであって、多くの場合で、別途合成手段を用いることが可能であることは、当業者であれば理解するであろう。
【0743】
下記の実施例は、本発明の構成及び使用方法についての完全の開示及び説明を当業者に提供することを目的として出されたものであり、発明者らが彼らの発明と見なすものの範囲を限定することを意図したものではなく、下記の実験が行われたこと、及びそれらが実施可能な実験の全てであることを表すものでもない。理解すべき点として、現在形(present tense)で記載の例示的記述は必ずしも行われたとは限らず、むしろ、それらの記述を行って、そこに記載の性質のデータなどを得ることが可能であるということである。使用される数字(例えば、量、温度など)に関して正確性を確保するよう努めたが、一部の実験誤差や逸脱があることは把握されるべきである。
【0744】
別段の断りがない限り、「部」は重量部であり、分子量は、重量平均分子量であり、温度は摂氏(℃)であり、圧力は大気圧又はその付近である。標準的な略称を用いており、次のもの:wt=野生型;bp=塩基対;kb=キロベース;nt=ヌクレオチド;aa=アミノ酸;s又はsec=秒;min=分;h又はhr=時間;ng=ナノグラム;μg=マイクログラム;mg=ミリグラム;g=グラムkg=キログラム;dl又はdL=デシリットル;μl又はμL=マイクロリットル;ml又はmL=ミリリットル;l又はL=リットル;μM=ミクロモル濃度;mM=ミリモル濃度;M=モル濃度;kDa=キロダルトン;i.m.=筋肉(的に);i.p.=腹腔内(的に);SC又はSQ=皮下(的に);QD=1日1回;BID=1日2回;QW=週1回;QM=月1回;psi=ポンド・平方インチ;HPLC=高速液体クロマトグラフィー;BW=体重;U=単位;ns=統計的に有意差なし;HATU=(1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキサイド・ヘキサフルホロホスフェート);MBTE=メチルt−ブチルエーテル;DCM=ジクロロメタン;PBS=リン酸緩衝生理食塩水;IHC=免疫組織化学;DMSO=ジメチルスルホキシド;EtOAc=酢酸エチル;DMEM=ダルベッコの調整イーグル培地;EDTA=エチレンジアミン四酢酸;Me=メチル;Et=エチル;S−一重線;D−二重線;dd−二重線の二重線;m−多重線などがある。
【0745】
ヒドラジン原料の一般的製造:
【0746】
【化52】
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【0747】
一般構造1の置換されたアミノメチルベンゼンを、濃HClなどの酸性化溶媒中、シアン酸カリウムなどのアルカリ金属シアン酸塩と反応させることができる。得られた一般構造2の尿素は、濾過などの標準法によって単離することができる。好適な精製後、一般構造2の尿素を、トルエン及びtert−ブタノールなどの有機溶媒の混合物に溶かし、窒素雰囲気下に次亜塩素酸t−ブチルで処理することができ、混合物を冷却して−40℃〜0℃の温度、好ましくは約−20℃とする。次に、混合物を昇温させて0℃とし、得られた溶液を、−40℃〜0℃の温度、好ましくは−20℃に維持してあるカリウムt−ブトキシドなどのアルコキシド塩基のトルエン及びt−ブタノールなどの有機溶媒混合物中溶液の入ったフラスコに移し入れる。添加後、反応液を0℃の温度で15分間攪拌し、氷水に投入する。混合物を20分間かけて昇温させて室温とし、酢酸エチルなどの有機溶媒で抽出する。有機抽出液を水、チオ硫酸ナトリウム水溶液、及びブラインで洗浄する。次に、混合物を濃縮して所望のtert−ブチルヒドラジンカルボキシレート中間体を得て、それを直ちに、HCl/ジオキサンなどの酸性有機混合物中で8〜24時間加水分解することができる。溶液の濃縮と、それに続く取得残留物の酢酸エチルなどの有機溶媒との磨砕によって、所望のヒドラジン塩酸塩3を得る。
【0748】
ピラゾロピラジン及びピリジン類の一般的合成
【0749】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0750】
一般構造3のヒドラジン塩酸塩のエタノールなどのプロトン性有機溶媒中溶液を、一般構造4のケトンで処理する。混合物を室温で8時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮して残留物を得る。残留物を酢酸エチル及びヘキサンなどの有機溶媒の混合物に懸濁させ、次にシリカゲル層で濾過し、同様の溶媒混合物で溶離した。濾液を濃縮して、一般構造5の粗ヒドラゾンをE及びZ異性体の混合物として得る。一般構造5のE及びZヒドラジン異性体の混合物をN−メチル−2−ピロリジノンなどの極性非プロトン性溶媒に溶かし、過剰のルイス塩基、例えば2,6−ルチジンで処理する。混合物を窒素で脱気し、窒素雰囲気下に、高温、例えば100℃で8時間攪拌する。反応混合物を冷却して室温とし、次に、1M HClなどの酸性水溶液に投入し、得られた混合物を酢酸エチルなどの有機溶媒で抽出する。層を分離し、有機層を1M HClなどの酸性水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムなどの乾燥剤で脱水し、減圧下に濃縮した。得られた残留物を、任意選択的に、有機溶媒の混合物、例えばMBTE及びDCMの混合物を用いる再結晶又はシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、一般式6の化合物を得ることができると考えられる。
【0751】
ある種の例において、ケトン4が市販されていない場合、それは下記のように製造することができる。
【0752】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0753】
一般構造4aのハライド及びアセテート源のTHFなどの極性非プロトン性溶媒中溶液を、低温−78℃でLiTMPなどの強アルカリ錯塩基で処理して4を得て、それを、前述の手順で記載の次段階ですぐに用いて、一般式6の化合物を得る。
【0754】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0755】
一般構造6のハライドのジオキサンなどの有機溶媒中溶液を、水酸化アンモニウム(29%水溶液)などのアンモニア源で処理する。混合物を室温で3日間撹拌する。反応液を酢酸エチルなどの溶媒で希釈し、炭酸ナトリウム水溶液などの弱塩基水溶液で洗浄する。有機層を分離し、硫酸マグネシウムなどの乾燥剤で脱水する。有機層を減圧下に濃縮して、一般式7の化合物を得る。一般構造7の1級アミドのDCMなどの極性非プロトン性有機溶媒中溶液に、不活性雰囲気下に室温で、バージェス試薬などの脱水剤を加える。混合物を室温で約2日間攪拌する。得られた混合物を、有機溶媒の混合物、例えばEtOAc及びヘキサンの混合物を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、一般式8の化合物を得ることができる。
【0756】
アゼチジン誘導体の一般的合成
【0757】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0758】
保護された一般構造10のケトンのジクロロエタンなどの有機溶媒中溶液に、アミン9及び水素化ホウ素トリアセトキシナトリウムなどのイミン還元剤を加え、混合物を4〜18時間攪拌する。反応液を炭酸ナトリウム水溶液などの弱塩基水溶液で処理し、混合物を酢酸エチルなどの有機溶媒で抽出する。有機溶媒を分離し、硫酸ナトリウムなどの脱水剤で処理し、脱水溶液を溶媒留去して、一般構造11のアミンを得る。一般構造11の化合物上の保護基を、酸性有機溶液、例えばHCl/ジオキサン又はトリフルオロ酢酸/DCMに曝露することができるか、触媒Pdを用いて除去することができる。混合物を、室温で1時間〜16時間にわたり攪拌する。反応混合物を濃縮するか、セライト層で濾過し、次に減圧下に濃縮することで、一般構造12のアミン塩を得ることができ、それをそれ以上精製せずに次の反応で用いることができる。
【0759】
或いは、ピペリジン9を、DMFなどの溶媒中、任意選択的にヨウ化ナトリウムの存在下に、炭酸ナトリウムなどの塩基の存在下に、アルキルハライドと反応させることができる。4〜18時間攪拌後、反応液を水で希釈し、混合物を、酢酸エチルなどの有機溶媒で抽出する。有機溶媒を分液し、硫酸ナトリウムなどの脱水剤で処理し、脱水した溶液を溶媒留去して、一般構造11のアミンを得る。一般構造11の化合物上の保護基を、酸性有機溶液、例えばHCl/ジオキサン又はトリフルオロ酢酸/DCMに曝露することができるか、触媒Pdを用いて除去することができる。混合物を、室温で1時間〜16時間にわたり攪拌する。反応混合物を濃縮するか、セライト層で濾過し、次に減圧下に濃縮することで、一般構造12のアミン塩を得ることができ、それをそれ以上精製せずに次の反応で用いることができる。
【0760】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0761】
電子吸引基(EWG)を含む場合:
【0762】
【化58】
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【0763】
一般構造9のアミンのDCMなどの脱水有機溶媒中溶液に、マイケルアクセプター13を加える。TLC若しくはLCMSを用いてモニタリング可能な変換が完了するまで、反応混合物を室温又は50℃攪拌する。完了したら、溶媒を除去する。得られた残留物を、有機溶媒の混合物、例えばMeOH及びDCMの混合物を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、一般式14の化合物を得ることができる。一般構造14の化合物上の保護基を、酸性有機溶液、例えばHCl/ジオキサン又はトリフルオロ酢酸/DCMに曝露することができるか、触媒Pdを用いて除去することができる。混合物を、室温で1時間〜16時間にわたり攪拌する。反応混合物を濃縮するか、セライト層で濾過し、次に減圧下に濃縮することで、一般構造12のアミン塩を得ることができ、それをそれ以上精製せずに次の反応で用いることができる。
【0764】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0765】
DMFなどの有機溶媒中の一般式12及び6の化合物を、ジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下に、70〜100℃の範囲の温度で1時間加熱する。反応混合物を、酢酸エチルとTFA含有水との間で分配することができる。水層を溶媒留去し、得られた残留物を、C−18などの固定相及び多様な量の水及びアセトニトリル(0.1%TFA含有)などの溶媒系を用いる逆相分取HPLCによって精製することができる。得られた立体異性体の混合物を、アンバリスト(amyberlyst)樹脂に通すことで遊離塩基に変換し、塩基性としたアミンを、溶媒としてエタノール及びヘプタン(0.1%ジエチルアミン含有)などの有機溶媒の混合物を用いるChiracel OZ−HなどのキラルHPLCカラムを用いて精製することができた。精製した立体異性体を、エタノールに溶かし、HCl/エーテルで処理することができ、溶媒を減圧下に除去して、所望の化合物15をHCl塩として得た。
【0766】
【化60】
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【0767】
R
8=−(CH
2)
nCO
2Etである或る場合において、化合物15をMeOHなどの有機溶媒に溶かし、次に、LiOHなどのアルカリ金属水素化物で処理し、得られた混合物を3時間攪拌する。3M HClなどの酸水溶液を反応液に加える。混合物を減圧下に濃縮し、得られた残留物を、C−18などの固定相及び多様な量の水及びアセトニトリル(0.1%TFA含有)などの溶媒系を用いる逆相分取HPLCによって精製して、一般構造16の化合物を得る。
【0768】
前駆体I.(R)−6−クロロ−1−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの製造
段階1.(R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エタン−1−オールの製造
【0769】
【化61】
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【0770】
2’,4’−ジクロロアセトフェノン(10.9g、77.0mmol)の脱水THF(80mL)中溶液に−78℃で、窒素下に(+)−B−クロロジイソピノカンフェイルボラン((+)−Ipc2BC1、27.2、85.0mmol)のTHF(15mL)中溶液をゆっくり加えた。添加完了後、反応混合物をゆっくり昇温させて−25℃とし、この温度で2時間攪拌した(TLC及びLCMSによってモニタリング)。反応混合物をジエタノールアミン(17.9g、170mmol)で反応停止し、10分間攪拌した。この間、固体が生成し、それを濾去した。濾液をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、0%から20%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、(R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エタノールを得た。収量12.0g、63.3mmol、82%。エナンチオマー純度を、5%イソプロパノール/ヘプタンを用いるCHIRALPAK IDカラムで求めた(98%ee、保持時間5.3分)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δppm7.55(d、J=8.4Hz、1H)、7.35(t、J=2.2Hz、1H)、7.29(ddd、J=8.4、2.1、0.5Hz、1H)、5.26(q、J=6.4Hz、1H)、1.47(d、J=6.4Hz、3H)。
【0771】
段階2.(S)−2,4−ジクロロ−1−(1−クロロエチル)ベンゼンの製造
【0772】
【化62】
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【0773】
N−クロロコハク酸イミド(11.0g、82.4mmol)のTHF(240mL)中溶液を攪拌しながら、それに0℃でトリフェニルホスフィン(21.6g、82.4mmol)を加えた。反応混合物を0℃で10分間攪拌し、室温で30分間攪拌した。混合物を冷却して0℃とし、(R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エタノール(12.0g、63.4mmol)(THF25mLに溶解)を加えた。添加完了後、混合物を昇温させて室温とし、さらに3時間攪拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、ヘキサンに懸濁させた。固体を濾去し、廃棄した。濾液を減圧下に濃縮し、得られた残留物をヘキサンに再懸濁させた。固体を濾去し、廃棄した。濾液を減圧下に濃縮し、粗取得物をそれ以上精製せずに用いた。収量12.1g、58mmol、91%。エナンチオマー純度を、100%ヘプタンを用いるCHIRALPAK IC−3カラムで求めた(96%ee、保持時間4.5分)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ7.59(d、J=8.5Hz、1H)、7.39(d、J=2.2Hz、1H)、7.30(dd、J=8.5、2.2Hz、1H)、5.51(q、J=6.8Hz、1H)、1.81(d、J=6.8Hz、1H)。
【0774】
段階3.6−クロロ−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンの(S)−2,4−ジクロロ−1−(1−クロロエチル)ベンゼンによるアルキル化
【0775】
【化63】
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【0776】
6−クロロ−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(500mg、2.97mmol)を脱水DMF 10mLに溶解させた。無水Cs
2CO
3(2.42g、7.43mmol)を、その溶液に加え、次に直ちに、(S)−2,4−ジクロロ−1−(1−クロロエチル)ベンゼン(96%ee)1.74g(8.91mmol)を加えた。反応混合物を室温で24時間攪拌し、進行をLCMSによってモニタリングした。完了したら、反応混合物を水20mLで希釈し、酢酸エチル20mLで3回抽出した。合わせた有機分画をMgSO
4で脱水し、濾過し、酢酸エチル及びヘキサン(0%から100%勾配)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。収量500mg、49%。エナンチオマー純度を、CHIRACEL OZ−Hカラム5%イソプロパノール/ヘプタンを用いるキラルHPLCによって精製した(保持時間6.9分、94%ee)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm9.27(s、1H)、7.63−7.65(m、1H)、7.41−7.49(m、2H)、6.31(q、J=7.0Hz、1H)、2.56(s、3H)、1.83(d、J=7.0Hz、3H)。[M+H]341.0。
【0777】
前駆体II.(R)−6−クロロ−1−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジンの製造
段階1.(R)−1−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)尿素の製造
【0778】
【化64】
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【0779】
オーバーヘッド撹拌機を取り付けた6リットルフラスコに、(R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エタン−1−アミン(211g、1.11mol)[参考:WO2013082490]、水(3.4リットル)及び濃HCl(92.5mL、1.11mol)を加えた。混合物はスラリーであった。次に、固体KOCN(90g、1.11mol)を室温で1回で加えた。全ての固体が溶液となり、1時間後に白色沈殿が生成し始めた。白色沈殿を濾過によって単離した。濾液を室温で静置し、追加の沈殿が生成した。沈殿を濾過によって単離した。室温で1時間静置して、濾液中に沈殿がそれ以上生成しなくなるまで、これを7回繰り返した。全ての固体を合わせ、高真空下に乾燥させた。
【0780】
段階2.(R)−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラジン塩酸塩の製造
【0781】
【化65】
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【0782】
(R)−1−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)尿素(実施例5、段階1、50g、214.6mmol)を製粉して微粉末とし、2リットルフラスコに入れた。2リットルフラスコを窒素ガスでパージし、トルエン1000mL及びtBuOH 375mLの脱気混合物を、窒素ガス下にカニューレによって加えた。KOtBu(240.3g、2146mmol)を製粉して微粉末とし、別の5リットル三頸フラスコに加えた。5リットルフラスコを窒素でパージし、トルエン1000mL及びtBuOH 650mLの脱気混合物を、窒素ガス下にカニューレによって加えた。その2リットル及び5リットル混合物はスラリーであり、冷却して−20℃とした。フード内の明かりを消した。tBuOCl(23.18g、24mL、214.6mmol)を、2リットルフラスコに−20℃で加えた。次に、−20℃浴を外し、混合物を0℃浴に入れた。スラリーが全て溶けたら直ちに、混合物を、窒素下に−20℃でカニューレによって5リットルフラスコに移し入れた。フード内の明かりをつけた。−20℃浴を外し、混合物を0℃浴に入れた。混合物を0℃で10分間攪拌し、昇温させて室温とした。混合物を氷に投入した。混合物をEtOAcで抽出した(2回)。合わせた有機層を水1リットル、飽和チオ硫酸ナトリウム500mL、及びブライン1リットルで洗浄した。混合物を減圧下に濃縮して、tert−ブチル(R)−2−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラジン−1−カルボキシレートを98.9%エナンチオマー過剰で得た。エナンチオマー過剰は、Chiralpak(R)IF−3カラムを用い、5%イソプロパノール/ヘプタンで溶離を行うHPLC(保持時間5.3分)によって求めた。
【0783】
残留物を1.4−ジオキサン250mLに溶解させ、HCl/1,4−ジオキサン(4M、161mL、643.8mmol)を室温で加えた。混合物を室温で終夜攪拌し、減圧下に濃縮した。残留物を25%EtOAc/ヘキサン(溶媒1mL/残留物1g)から磨砕して、(R)−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラジン塩酸塩を99.2%エナンチオマー過剰で得た。エナンチオマー過剰は、Chiralpak(R)IF−3カラムを用い、20%イソプロパノール/ヘプタンで溶離を行うHPLC(保持時間4.7分)によって求めた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、HCl塩)δ7.75(d、J=8.4Hz、1H)、7.43(d、J=2.1Hz、1H)、7.35(dd、J=8.4、2.2Hz、1H)、5.76(bs、4H)、4.91(q、J=6.7Hz、1H)、1.64(d、J=6.8Hz、3H)。[M+H]205.2。
【0784】
段階3.3,5−ジクロロピラジン−2−カルボキサミドの製造
【0785】
【化66】
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【0786】
2,6−ジクロロピラジン(55g、0.37mol)及びホルムアミド(300mL)を合わせ、加熱して90℃とした。過硫酸ナトリウム(86.7g、0.36mol)を、混合物に90℃で20〜30秒間隔で少量ずつ(約1g)加えた。発熱が認められ、混合物の色が黄色から暗赤色/褐色に変わった。混合物を90℃で2時間攪拌し、冷却して室温とした。混合物を水(500mL)で希釈し、濾過した。濾液層を分離した。水層をIPA/クロロホルム(1/3、3×750mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、粘稠油状物を得た。その油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、標題生成物を無色固体として得た(25g、収率36%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm8.87(s、1H)、8.18(brs、1H)、8.01(brs、1H)。
【0787】
段階4.3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリルの製造
【0788】
【化67】
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【0789】
3,5−ジクロロピラジン−2−カルボキサミド(実施例12、段階2、52g、0.27mol)のアセトニトリル(1リットル)中溶液に、室温でPOCl
3(146g、89mL、0.95mol)を加えた。混合物を加熱して90〜100℃として4時間経過させた。混合物を冷却して室温とし、飽和NaHCO
3水溶液を攪拌しながら、それにゆっくり投入した。ガス発生が認められた。混合物をEtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して残留物を得た。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から30%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δppm8.64(s、1H):
13C NMR(101MHz、CDCl
3)δppm150.8、150.43、143.24、128.06、113.06。
【0790】
段階5.1−(3,5−ジクロロピラジン−2−イル)エタン−1−オンの製造
【0791】
【化68】
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【0792】
3,5−ジクロロピラジン−2−カルボニトリル(実施例12、段階2、31.0g、178.18mmol)を脱水ジエチルエーテル(890mL、0.2M)に溶解させ、冷却して−78℃とした。次に、MeMgBr/ジエチルエーテル(3.0M、65.3mL、190mmol)を、低温を維持するようにゆっくり加えた。添加が完了した後、混合物をゆっくり昇温させて室温とし、室温で1時間攪拌した。混合物を、HCl水溶液(1.0M、1リットル)及び氷(1kg)の混合物の入ったビーカーに投入した。混合物を10分間高撹拌した。混合物をジエチルエーテルで抽出した(1リットルで3回)。合わせた有機層をNa
2SO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物を橙赤色油状物として得た(34g、99%収率)。混合物を、それ以上精製せずに次の反応に用いた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δppm8.56(s、1H)、2.71(s、3H)。
【0793】
段階6.(R,Z)−3,5−ジクロロ−2−(1−(2−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラゾノ)エチル)ピラジン及び(R,E)−3,5−ジクロロ−2−(1−(2−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラゾノ)エチル)ピラジンの製造
【0794】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0795】
(R)−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラジン塩酸塩(実施例5、段階2、47.3g、196mmol)を室温でエタノール(356mL、0.5M)に溶解させ、1−(3,5−ジクロロピラジン−2−イル)エタン−1−オン(34.0g、178mmol)を加えた。混合物を室温で8時間攪拌した。混合物を減圧下に濃縮して残留物を得た。残留物を20%EtOAc/ヘキサン(200mL)に懸濁させ、次にシリカゲル層で濾過し、20%EtOAc/ヘキサンを用いて溶離を行った。濾液を減圧下に濃縮して、標題生成物を粘稠橙赤色油状物として得た。
【0796】
段階7.(R,Z)−3,5−ジクロロ−2−(1−(2−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラゾノ)エチル)ピラジン及び(R,E)−3,5−ジクロロ−2−(1−(2−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラゾノ)エチル)ピラジンの環化
【0797】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0798】
(R,Z)−3,5−ジクロロ−2−(1−(2−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラゾノ)エチル)ピラジン及び(R,E)−3,5−ジクロロ−2−(1−(2−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラゾノ)エチル)ピラジン(9:1)(33g、87mmol)の混合物を室温でN−メチル−2−ピロリジン(218mL)に溶解させた。2,6−ルチジン(30.3mL、262mmol)を加えた。混合物を窒素で脱気し、窒素下に加熱して100℃として8時間経過させた。反応混合物を冷却して室温とし、HCl水溶液(1M)500mL及び酢酸エチル500mLの入った分液漏斗に投入した。層を分離し、有機層をHCl水溶液(1M)500mLで洗浄し、MgSO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0から20%(1:1MTBE:CH
2Cl
2)/ヘキサン)によって精製して、標題化合物をオフホワイト固体として得た(収率67%)。エナンチオマー純度は、CHIRALPAK IA−3を用い、5%イソプロパノール/ヘプタンで溶離を行うHPLCによって求めた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δppm8.46(s、1H)、7.43(d、J=8.5Hz、1H)、7.39(d、J=2.2Hz、1H)、7.20(dd、J=8.5、2.2Hz、1H)、6.49(q、J=7.1Hz、1H)、2.67(s、3H)、1.94(d、J=7.1Hz、3H);[M+H]341.0。
【0799】
前駆体III.(R)−6−クロロ−1−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボキサミドの製造
段階1.エチル2−(3,5−ジクロロピラジン−2−イル)−2−オキソアセテートの製造
【0800】
【化71】
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【0801】
2,4,6−トリメチルピリジン(67mL、0.40モル)のTHF(600mL)中溶液に−78℃で、nBuLi(2.5Mヘキサン中溶液208mL、0.52モル)を加えた。混合物を−78℃で20分間攪拌し、昇温させて0℃とした。別のフラスコ中、シュウ酸ジエチル(65mL、0.48モル)及び2,6−ジクロロピラジン(60g、0.40モル)をTHF(600mL)に溶かし、冷却して−78℃とした。リチウム2,4,6−トリメチルピリジン溶液を、カニューレによって−78℃で1時間かけて2,6−ジクロロピラジン溶液に加えた。混合物を−78℃で20分間攪拌し、次に混合物を飽和NH
4Cl(300mL)及び水(300mL)の混合物に投入した。混合物をEtOAc(300mL)で希釈し、層を分離した。水層をEtOAc(300mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で脱水した。混合物を減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(5%から20%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、標題化合物(32g、収率32%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm8.87(s、1H)、8.18(brs、1H)、8.01(brs、1H)。
【0802】
段階2.エチル(R)−6−クロロ−1−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボキシレートの製造
【0803】
【化72】
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【0804】
エチル2−(3,5−ジクロロピラジン−2−イル)−2−オキソアセテート(14.5g、58.4mmol)のTHF(97mL)中溶液に、(R)−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラジン塩酸塩(実施例5、段階2、11.7g、48.7mmol)を加えた。混合物を昇温させて80℃として2時間経過させ、冷却して室温とした。混合物を室温でアルゴン下に12時間静置した。混合物をブラインで希釈し、層を分離した。水層をEtOAcで2回抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、赤色油状物を得た。
【0805】
その赤色油状物をTHF(240mL)に溶解させ、冷却して0℃とした。水素化ナトリウム(鉱油中60%分散品、3.9g、97mmol)を加え、混合物を室温で15時間攪拌した。混合物を飽和NH
4Cl(200mL)、水(200mL)、及びEtOAc(200mL)で希釈した。層を分離し、水層をEtOAc(100mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で脱水し、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(10%から20%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、標題化合物(9.0g、収率46%)を>99%エナンチオマー過剰で得た。エナンチオマー過剰は、CHIRALPAK IF−3カラムを用い、5%イソプロパノール/ヘプタンで溶離を行うHPLC(保持時間7.2分)によって求めた。
【0806】
段階3.アンモニアのエチル(R)−6−クロロ−1−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボキシレートとの反応
【0807】
【化73】
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【0808】
エチル(R)−6−クロロ−1−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボキシレート(4.0g、10mmol)のジオキサン(40mL)中溶液に室温で、水酸化アンモニウム(29%水溶液、40mL)を加えた。混合物を封管中室温で3日間攪拌した。混合物を飽和NaHCO
3で希釈した。混合物をEtOAcで抽出した(2回)。合わせた有機層をMgSO
4で脱水し、減圧下に濃縮して、標題化合物(3.4g、収率92%)を明黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):δppm8.87(s、1H)、7.93(bs、1H)、7.84(bs、1H)、7.65−7.68(m、1H)、7.46−7.50(m、1H)、7.51−7.45(m、1H)、6.49(q、J=6.9Hz、1H)、1.91(d、J=7.0Hz、3H);[M+H]370.0。
【0809】
前駆体IV.(R)−6−クロロ−1−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
【0810】
【化74】
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【0811】
(R)−6−クロロ−1−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボキサミド(4.5g、12.2mmol)のジクロロメタン(30mL)中溶液にアルゴン下に室温で、メチルN−(トリエチルアンモニウムスルホニル)カーバメート(バージェス試薬、4.3g、18.1mmol)を加えた。混合物を室温で2日間攪拌した。混合物をシリカゲルに前吸収させ、クロマトグラフィー(5%から20%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、標題化合物(3.68g、収率88%)を粘着性無色固体として得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):δppm8.69(s、1H)、7.40−7.45(m、2H)、7.25−7.29(m、1H)、6.68(q、J=7.0Hz、1H)、1.98(d、J=7.1Hz、3H);[M+H]351.9。
【0812】
前駆体V.(R)−6−クロロ−1−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン
段階1.(E)−3,5−ジクロロ−2−(1−(2−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラゾノ)−2,2,2−トリフルオロエチル)ピラジン及び(Z)−3,5−ジクロロ−2−(1−(2−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラゾノ)−2,2,2−トリフルオロエチル)ピラジン
【0813】
【化75】
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【0814】
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(13.71mL、80.55mmol)のTHF(200mL)中溶液に−40℃で、n−BuLi(2.5Mヘキサン中溶液34.91mL、87.26mmol)を加えた。混合物を−40℃で30分間攪拌した。別のフラスコ中、2,2,2−トリフルオロ酢酸エチル(10.38mL、87.26mmol)及び2,6−ジクロロピラジン(10.00g、67.13mmol)をTHF(200mL)に溶かし、冷却して−90℃とした。リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジン溶液を、−90℃でカニューレによって30分かけて2,6−ジクロロピラジン溶液に加えた。混合物を−90℃で30分間攪拌し、(R)−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラジン塩酸塩(実施例5、段階2、11.7g、9.73g、40.28mmol)を加え、混合物を昇温させて室温とした。混合物を減圧下に濃縮し、エタノール(200mL)を加え、混合物を室温で24時間攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から100%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を粘稠橙赤色油状物として得た。
【0815】
段階2.(R)−6−クロロ−1−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン
【0816】
【化76】
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【0817】
((R)のE/Z混合物)−3,5−ジクロロ−2−(1−(2−(1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)ヒドラゾノ)−2,2,2−トリフルオロエチル)ピラジン(2.5g、5.8mmol)をTHF(58mL)に溶解させ、次に溶液を冷却して0℃とした。次に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(1.73mL、11.8mmol)を滴下した。添加完了後、混合物を昇温させて室温とし、10時間攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0%から20%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を明橙赤色油状物として得た。
【0818】
一般手順A:還元的アミノ化によるtert−ブチル3−(ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートのアルキル化
【0819】
【化77】
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【0820】
市販のtert−ブチル3−(ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(240mg、1mmol)を脱水1,2−ジクロロメタン6mLに溶解させ、カルボニル化合物(1mmol)を全量1回で加えた。混合物を室温で5分間攪拌し、NaBH(OAc)
3(2mmol)を加え、反応混合物を室温で1〜18時間攪拌した。変換をLCMSによってモニタリングした。完了したら、飽和重炭酸ナトリウム溶液を加え、反応混合物をさらに30分間攪拌した。混合物をジクロロメタンで3回抽出し、合わせた有機相をMgSO
4で脱水し、濾過し、残留物を、溶離液としてメタノールジクロロメタンを用いるシリカで精製した。
【0821】
一般手順B:tert−ブチル3−(ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートのアルキル化
【0822】
【化78】
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【0823】
tert−ブチル3−(ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(240mg、1mmol)を脱水溶媒5mLに溶解させ、(a)マイケルアクセプター(1mmol)を溶液に全量1回で加え、完全な変換が達成されるまで(LCMSによって追跡)室温又は50℃で反応混合物を攪拌し;完了したら、溶媒を減圧下に除去し、生成物を溶離液としてメタノール及びジクロロメタンを用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、又は(b)アルキルハライド1mmol、10mol%のヨウ化ナトリウム、及び炭酸ナトリウム(2mmol)を、溶液に全量1回で加え、反応混合物を窒素雰囲気下に加熱して75℃とし、LCMSによってモニタリングし;完了したら、反応混合物を水20mLで希釈し、酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し;残留物を、溶離液としてメタノール及びジクロロメタンを用いるシリカで精製した。
【0824】
一般手順C:1−アルキルtert−ブチル3−(ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートの脱保護
【0825】
【化79】
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【0826】
1−アルキルtert−ブチル3−(ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.7mmol)をジクロロメタン3mLに溶解させ、それに4M HCl/1,4−ジオキサン溶液2mLを加えた。得られた混合物を、完全変換に達するまで(1〜3時間)室温で攪拌した。その後、溶媒を減圧下に除去し、残留物を高真空下に12時間乾燥させた。生成物を、精製せずに次の段階で用いた。
【0827】
一般手順D:1−アルキル3−(アゼチジン−3−イル)ピペリジンによる求核芳香族置換
【0828】
【化80】
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【0829】
1−アルキル3−(アゼチジン−3−イル)ピペリジン(0.55mmol)及び適切なヘテロアリール前駆体I、II、III、IV又はV(0.5mmol)を脱水DMF又はDMSO 2mLに溶かした。ジイソプロピルエチルアミン(2.5mmol)を加え、混合物を室温で(Y=CH、X=N、R
2=CN)又は80℃(Y=N、X=CH、R
2=Me及びY=CH、X=N、R
2=Me)で攪拌した。反応進行をLCMSによってモニタリングした。完了したら、反応混合物を、(a)アセトニトリル2mLで希釈し、精製のために逆相HPLCに直接注入し、又は(b)減圧下に濃縮し、溶離液としてジクロロメタン及びメタノールを用いる順相シリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。
【0830】
前駆体VI及びVII.tert−ブチル3−(ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートのキラル分割
【0831】
撹拌機及び水冷却管を取り付けた5リットル三頸フラスコ中、tert−ブチル3−(3−ピペリジル)アゼチジン−1−カルボキシレート(77.02g、320mmol)をtert−ブチルメチルエーテル(1,700mL)に溶解させた。混合物を還流攪拌しながら、L−(+)−マンデル酸(24.38g、160mmol)を加えた。得られた混合物を15分間還流攪拌し、次に終夜で冷却して室温とした。白色固体を濾取し、tert−ブチルメチルエーテル(500mL)で洗った。白色固体をtert−ブチルメチルエーテル(1700mL)中で30分間還流攪拌した。塩を濾取し、tert−ブチルメチルエーテル(500mL)で洗浄した。そのプロセスをもう1回繰り返して、白色固体を得た(95%ee)。
【0832】
その白色塩(約62.8g)を、クロロホルム/tert−ブチルメチルエーテル(900mL/900mL)からの再結晶によってさらに精製した。その塩を、ホットプレート上でクロロホルム(900mL)に溶解させて、それを若干沸騰させ、次にtert−ブチルメチルエーテル(900mL)をゆっくり加えた。それが高温である時は、それは透明溶液であった。その溶液を終夜で冷却して環境温度とし、結晶が見られた。その結晶を、濾過によって単離し、高真空下に4時間さらに乾燥させて、メタノール中の
1H核磁気共鳴(「NMR」)によって1当量のクロロホルムを含むマンデル酸塩64.85gを得た(>99%ee)。
【0833】
%ee測定法:キラル高速液体クロマトグラフィー(「HPLC」)、210nm、IC−3カラム(4.6×250mm、3μM)、50%ヘプタン、50%イソプロパノール、1mL/分、210nM、tert−ブチル(R)−3−(ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(前駆体VI)R
t=8.8−9分、tert−ブチル(S)−3−(ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(前駆体VII)R
t=8.5分。
【0834】
前駆体VIII.1−((R)−1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
段階1:(R)−1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)エタン−1−オール
【0835】
【化81】
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【0836】
1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)エタン−1−オン(10g、58mmol)のテトラヒドロフラン(100mL)中溶液に−78℃で窒素雰囲気下に、(+)−B−クロロジイソピノカンフェイルボラン(ヘキサン中50〜60重量%、9.2mL、64mmol)をゆっくり加えた。得られた混合物をゆっくり昇温させて−25℃とし、この温度で2時間攪拌した。1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)エタン−1−オンをLCMS(「液体クロマトグラフィー質量分析」)及びHPLCによって検出し、混合物を冷却し戻して−78℃とした。追加の(+)−B−クロロジイソピノカンフェイルボラン(ヘキサン中50から65重量%、5.4mL、38mmol)を、混合物に−78℃で加えた。得られた混合物をゆっくり昇温させて−25℃とし、この温度で5時間攪拌した。ジエタノールアミン(18mL、191mmol)を反応混合物に加え、次にそれを、室温で3日間攪拌した。反応液を濾過し、濾液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(0%から30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、低純度の(R)−1−(クロロ−2−フルオロフェニル)エタン−1−オール18.8gを得た。
【0837】
段階2:4−クロロ−1−(1−クロロエチル)−2−フルオロベンゼン
【0838】
【化82】
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【0839】
ジクロロメタン(「DCM」)(1リットル)中の(R)−1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)エタン−1−オール(18.8g、108mmol)が入ったフラスコに、トリフェニルホスフィン(113g、432mmol)及び四塩化炭素(41.7mL、432mmol)を加えた。混合物を環境温度で3日間攪拌し、混合物にシリカゲル(約400g)を加えた。混合物を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100%ヘキサン)によって精製して、4−クロロ−1−(1−クロロエチル)−2−フルオロベンゼン(8g)を無色油状物として得た。
【0840】
段階3:(1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)エチル)ヒドラジン塩酸塩
【0841】
【化83】
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【0842】
4−クロロ−1−(1−クロロエチル)−2−フルオロベンゼン(4.0g、41mmol)のエタノール(120mL)中溶液に、ヒドラジン水和物(過剰)を加えた。混合物を35℃で3日間攪拌した。反応液を濃縮し、ジエチルを混合物に加えた。下層のヒドラジン層を除去し、4M HCl/1,4−ジオキサン約5mLを混合物に0℃で加えた。全てのヒドラジンHCl塩が沈殿するまで、混合物を0℃で維持した。混合物を濾過し、冷ジエチルエーテルで洗浄し、減圧下に濃縮し、標題化合物を塩酸塩として得て(3.95g)、それをそれ以上精製せずに用いた。
【0843】
段階4.(R)−6−クロロ−1−(1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン
【0844】
【化84】
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【0845】
前駆体III、段階1〜3及び前駆体VIに記載の手順に従って、標題化合物を合成した。粗生成物を、アルミナカラム(25%から50%DCM/ヘキサンで溶離)を用いて精製して、低純度の6−クロロ−1−(1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン(2.2g)を得た。この取得物をアルミナカラムによって再精製して、標題化合物(1.94g)を明黄色油状物として得て、それをSFC(Lux−アミロース4(2×15cmカラム2本)、0.1%DEA及び100バールCO
2含有10%メタノールで溶離、60mL/分)によって精製して、純粋な生成物をエナンチオマーの混合物として得た。それらのエナンチオマーを、分取キラルSFC(OJ−H(2×25cm)、0.1%DEA及び100バールCO
2含有10%イソプロパノールで溶離、70mL/分)によって分離して、所望のエナンチオマーを、2.67分の第1の溶出エナンチオマー(485mg)として得た。
【0846】
例示化合物
【0847】
[実施例1]
【0848】
【化85】
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【0849】
エチル2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)アセテート2,2,2−トリフルオロアセテート及び2,2,2−トリフルオロアセテートエチル2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)アセテート
エチル2−オキソアセテートの50%トルエン溶液を用いて一般手順Aを用い、次に手順Cを用いて、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(a)を用いて、前駆体IIと縮合させた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、トリフルオロ酢酸塩):δppm10.43(bs、1H)、7.66(s、1H)、7.37−7.39(m、2H)、7.12−7.17(m、1H)、6.26−6.35(m、1H)、4.16−4.29(m、4H)、3.88−3.96(m、4H)、3.54−3.68(m、2H)、3.07−3.20(m、1H)、2.80−2.94(m、1H)、2.54−2.68(m、4H)、2.30−2.43(m、1H)、1.92−2.10(m、3H)、1.88(d、J=7.1Hz、3H)、1.29(t、J=7.1Hz、3H)、1.08−1.23(m、1H)。[M+H]531.3。
【0850】
[実施例2]
【0851】
【化86】
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【0852】
2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)酢酸
CHIRALPAK IFSFC 20×250mm(5μM)で5%イソプロパノール/ヘプタン(0.1%ジエチルアミン)を用いて実施例1のジアステレオマーを分離し、次に第1の溶出ジアステレオマーを室温で12時間にわたり5当量のLiOH/MeOHで処理し、溶離液として水(0.1%TFA)及びアセトニトリル(0.1%TFA)を用いる逆相HPLCによって再精製した。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、トリフルオロ酢酸塩):δppm7.68(m、1H)、7.35−7.40(m、1H)、7.31−7.33(m、1H)、7.12−7.16(m、1H)、6.29(q、J=7.0Hz、1H)、4.16−4.26(m、2H)、3.86−3.98(m、4H)、3.64−3.78(m、2H)、2.75−2.88(m、1H)、2.48−2.65(m、5H)、2.28−2.41(m、1H)、1.84−2.10(m、6H)、1.00−1.18(m、1H);[M+H]503.3。
【0853】
[実施例3]
【0854】
【化87】
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【0855】
2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)酢酸
実施例1のジアステレオマーを、エステル段階で、CHIRALPAK IFSFC 20×250mm(5μM)で5%イソプロパノール/ヘプタン(0.1%ジエチルアミン)を用いて分離し、次に室温で12時間にわたり第2の溶出ジアステレオマーを5当量のLiOH/MeOHで処理し、溶離液として水(0.1%TFA)及びアセトニトリル(0.1%TFA)を用いる逆相HPLCによって再精製した。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、トリフルオロ酢酸塩):δppm11.42(bs、2H)、7.68(s、1H)、7.36−7.40(m、1H)、7.32−7.34(m、1H)、7.12−.716(m、1H)、6.31(q、J=7.0Hz、1H)、4.18−4.26(m、2H)、3.85−3.98(m、4H)、3.65−3.78(m、2H)、2.74−2.88(m、1H)、2.48−2.60(m、5H)、2.28−2.40(m、1H)、1.85−2.08(m、6H)、1.00−1.15(m、1H)。[M+H]503.3。
【0856】
[実施例4]
【0857】
【化88】
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【0858】
2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド及び2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
エテンスルホニルフルオリドを用いる一般手順B(a)を用い、得られた混合物をアンモニア水で70℃で30分間にわたって処理し、次に手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(a)を用いて前駆体IIと縮合させて、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。[M+H]552.2。
【0859】
[実施例5]
【0860】
【化89】
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【0861】
2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
CHIRALPAK IFSFC 20×250mm(5μM)で45%イソプロパノール/ヘプタン(0.1%ジエチルアミン)を用いて、実施例4のジアステレオマーを分離した。第1の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、トリフルオロ酢酸塩):δppm7.71(s、1H)、7.29−7.44(m、1H)、7.35−7.39(m、1H)、7.23−7.27(m、1H)、6.28(q、J=7.1Hz、1H)、4.21(dt、J=2.6Hz、J=8.5Hz、2H)、3.89−3.95(m、2H)、3.28−3.33(m、1H)、2.83−2.94(m、4H)、2.52−2.64(m、1H)、2.49(s、3H)、2.03−2.13(m、1H)、1.72−1.89(m、7H)、1.52−1.65(m、1H)、1.15(d、J=6.2Hz、3H)、0.88−1.02(m、1H)。[M+H]552.2。
【0862】
[実施例6]
【0863】
【化90】
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【0864】
2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
CHIRALPAK IFSFC 20×250mm(5μM)で45%イソプロパノール/ヘプタン(0.1%ジエチルアミン)を用いて、実施例4のジアステレオマーを分離した。第2の溶出ジアステレオマーは上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、トリフルオロ酢酸塩):δppm7.71(s、1H)、7.42−7.45(m、1H)、7.35−7.39(m、1H)、7.23−7.27(m、1H)、6.28(q、J=7.0Hz、1H)、4.21(dt、J=5.6Hz、J=8.4Hz、2H)ppm3.91(dt、J=5.9Hz、J=9.4Hz、2H)、3.27−3.33(m、1H)、2.83−2.94(m、4H)、2.53−2.63(m、1H)、2.49(s、3H)、2.02−2.12(m、1H)、1.70−1.90(m、7H)、1.52−1.64(m、1H)、1.15(d、J=6.2Hz、1H)、0.87−1.00(m、1H)。[M+H]552.3。
【0865】
[実施例7]
【0866】
【化91】
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【0867】
3−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパン酸及び3−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパン酸
アクリル酸メチルを用いる一般手順B(a)を用い、次に、手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を手順D(a)を用いて前駆体IIと縮合させ、次にジアステレオマー混合物を室温で12時間にわたり5当量のLiOH/MeOHで処理し、溶離液として水(0.1%TFA)及びアセトニトリル(0.1%TFA)を用いる逆相HPLCによって再精製して、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。[M+H]517.3。
【0868】
[実施例8]
【0869】
【化92】
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【0870】
3−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパン酸
アクリル酸メチルを用いる一般手順(B)を用い、次に手順Cを行い、得られた生成物を手順D(a)を用いて前駆体IIと縮合させ、次にジアステレオマー混合物を室温で12時間にわたり5当量のLiOH/MeOHで処理し、溶離液として水(0.1%TFA)及びアセトニトリル(0.1%TFA)を用いる逆相HPLCによって精製して、当該実施例を製造した。AD−H SFC 20×250mm(5μM)で40%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いて、ジアステレオマーを分離した。第1の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、トリフルオロ酢酸塩):δppm7.74(s、1H)、7.44−7.46(m、1H)、7.34−7.38(m、1H)、7.24−7.28(m、1H)、6.29(q、J=7.1Hz、1H)、4.21−4.31(m、2H)、3.98−4.01(m、2H)、3.33−3.43(m、2H)、3.11−3.19(m、2H)、2.62−2.75(m、2H)、2.54(t、J=6.9Hz、2H)、2.42−2.52(m、4H)、1.68−2.12(m、7H)、1.10−1.23(m、1H)。[M+H]517.3。
【0871】
[実施例9]
【0872】
【化93】
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【0873】
3−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパン酸
アクリル酸メチルを用いる一般手順B(a)を用い、次に手順Cを行い、得られた生成物を手順D(a)を用いて前駆体IIと縮合させ、次にジアステレオマー混合物を室温で12時間にわたり5当量のLiOH/MeOHで処理し、溶離液として水(0.1%TFA)及びアセトニトリル(0.1%TFA)を用いる逆相HPLCによって精製して、当該実施例を製造した。AD−HSFC 20×250mm(5μM)で40%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いて、ジアステレオマーを分離した。第2の溶出ジアステレオマーは上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、トリフルオロ酢酸塩):δppm7.73(s、1H)、7.43−7.45(m、1H)、7.34−7.38(m、1H)、7.23−7.28(m、1H)、6.28(q、J=7.1Hz、1H)、4.22−4.29(m、2H)、3.93−4.01(m、2H)、3.30−3.40(m、2H)、3.10−3.17(m、2H)、2.62−2.72(m、2H)、2.50−2.56(m、2H)、2.50(s、3H)、2.36−2.50(m、1H)、1.99−2.10(m、1H)、1.84−1.99(m、5H)、1.68−1.80(m、1H)、1.09−1.22(m、1H)。[M+H]517.3。
【0874】
[実施例10]
【0875】
【化94】
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【0876】
4−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸
4−オキソブタン酸メチルを用いる一般手順Aを用い、次に手順Cを行い、得られた生成物を手順D(a)を用いて前駆体IIと縮合させて、当該実施例を製造した。CHIRACEL OZ−H 20×250mm(5μM)で25%エタノール/ヘプタン(0.1%ジエチルアミン)を用い、次に第1の溶出ジアステレオマーを室温で12時間にわたり5当量のLiOH/MeOHで処理し、溶離液として水(0.1%TFA)及びアセトニトリル(0.1%TFA)を用いる逆相HPLCによって精製して、ジアステレオマーをエステル段階で分離した。
1H NMR(400MHz、ACN−d3、トリフルオロ酢酸塩):δppm8.03(bs、1H)、7.73(s、1H)、7.46−7.48(m、1H)、7.39−7.43(m、1H)、7.24−7.28(m、1H)、6.25(q、J=7.1Hz、1H)、4.14−4.24(m、2H)、3.86−3.94(m、2H)、3.44−3.58(m、2H)、3.04−3.12(m、2H)、2.73−2.85(m、1H)、2.48−2.65(m、2H)、2.41−2.47(m、5H)、1.68−2.16(m、8H)、1.06−1.20(m、1H)。[M+H]531.2。
【0877】
[実施例11]
【0878】
【化95】
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【0879】
4−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸
4−オキソブタン酸メチルを用いる一般手順Aを用い、次に手順Cを行い、得られた生成物を手順D(a)を用いて前駆体IIと縮合させて製造した。エステル段階でCHIRACEL OZ−H 20×250mm(5μ)で25%エタノール/ヘプタン(0.1%ジエチルアミン)を用いてジアステレオマーを分離し、次に第2の溶出ジアステレオマーを室温で12時間にわたり5当量のLiOH/MeOHで処理し、溶離液として水(0.1%TFA)及びアセトニトリル(0.1%TFA)を用いる逆相HPLCによって再精製した。
1H NMR(400MHz、ACN−d3、トリフルオロ酢酸塩):δppm8.27(bs、1H)、7.73(s、1H)、7.46−7.48(m、1H)、7.40−7.44(m、1H)、7.24−7.28(m、1H)、6.24(q、J=7.1Hz、1H)、4.15−4.23(m、2H)、3.85−3.95(m、2H)、3.43−3.58(m、2H)、3.03−3.13(m、2H)、2.72−2.84(m、1H)、2.47−2.65(m、2H)、2.41−2.46(m、5H)、2.05−2.18(m、1H)、1.92−2.02(m、3H)、1.69−1.92(m、5H)、1.06−1.19(m、1H)。[M+H]531.2。
【0880】
[実施例12]
【0881】
【化96】
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【0882】
3−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパンアミド
アクリルアミドを用いる一般手順B(a)を用い、次に手順Cを行い、得られた生成物を手順D(a)を用いて前駆体IIと縮合させて製造した。CHIRALPAK ID 20×250mm(5μM)で20%エタノール/ヘプタン(0.1%ジエチルアミン)を用いて、ジアステレオマーを分離した。第1の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、遊離塩基):δppm8.08(bs、1H)、7.64(s、1H)、7.35−7.38(m、1H)、7.32−7.35(m、1H)、7.10−7.15(m、1H)、6.30(q、J=7.1Hz、1H)、5.80(bs、1H)、4.14−4.22(m、2H)、3.83−3.90(m、2H)、2.85−2.98(m、2H)、2.63−2.72(m、2H)、2.52−2.62(m、4H)、2.40−2.48(m、2H)、2.00−2.10(m、1H)、1.73−1.91(m、7H)、1.52−1.64(m、1H)、0.90−1.14(m、1H)。[M+H]516.3。
【0883】
[実施例13]
【0884】
【化97】
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【0885】
3−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパンアミド
アクリルアミドを用いる一般手順B(a)を用い、次に手順Cを行い、得られた生成物を手順D(a)を用いて前駆体IIと縮合させ、当該実施例を製造した。CHIRALPAK ID 20×250mm(5μM)で20%エタノール/ヘプタン(0.1%ジエチルアミン)を用いて、ジアステレオマーを分離した。第2の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、遊離塩基):δppm8.09(bs、1H)、7.64(s、1H)、7.35−7.39(m、1H)、7.33−7.35(m、1H)、7.11−7.15(m、1H)、6.31(q、J=7.1Hz、1H)、5.54(bs、1H)、4.15−4.24(m、2H)、3.82−3.90(m、2H)、2.83−2.96(m、2H)、2.60−2.66(m、2H)、2.55−2.60(m、4H)、2.40−2.46(m、2H)、1.97−2.07(m、1H)、1.70−1.90(m、7H)、1.50−1.63(m、1H)、0.90−1.03(m、1H)。[M+H]516.3。
【0886】
[実施例14]
【0887】
【化98】
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【0888】
3−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパン−1−オール
4−オキソブタン酸メチルを用いる一般手順Aを用い、次に5当量のLiBH
4/[THF/MeOH]によって室温でエステルを還元し、次に一般手順Cを行い、得られた生成物を、手順D(a)を用いて前駆体IIとカップリングさせて当該実施例を製造した。CHIRACEL OZ−H 20×250mm(5μM)で20%エタノール/ヘプタン(0.1%ジエチルアミン)を用いてジアステレオマーを分離した。第1の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、遊離塩基):δppm7.64(s、1H)、7.36−7.40(m、1H)、7.33−7.36(m、1H)、7.12−7.16(m、1H)、6.31(q、J=7.1Hz、1H)、4.15−4.23(m、2H)、3.88−3.94(m、1H)、3.83−3.88(m、1H)、3.77−3.82(m、2H)、2.92−3.06(m、2H)、2.53−2.65(m、6H)、1.50−2.06(m、11H)、0.88−1.02(m、1H)。[M+H]503.0。
【0889】
[実施例15]
【0890】
【化99】
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【0891】
3−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパン−1−オール
4−オキソブタン酸メチルを用いる一般手順Aを用い、次に室温でエステルを5当量のLiBH
4/[THF/MeOH]で還元し、次に一般手順Cを行い、得られた生成物を、手順D(a)を用いて前駆体IIとカップリングさせて、当該実施例を製造した。ジアステレオマーを、CHIRACEL OZ−H 20×250mm(5μM)で20%エタノール/ヘプタン(0.1%ジエチルアミン)を用いて分離した。第2の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、遊離塩基):δppm7.63(s、1H)、7.34−7.39(m、2H)、7.11−7.15(m、1H)、6.30(q、J=7.1Hz、1H)、4.14−4.22(m、2H)、3.84−3.94(m、2H)、3.77−3.82(m、2H)、2.89−3.03(m、2H)、2.52−2.64(m、6H)、1.65−2.05(m、10H)、1.49−1.63(m、1H)、0.88−1.02(m、1H)。[M+H]503.0。
【0892】
[実施例16]
【0893】
【化100】
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【0894】
シス−3−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)シクロブタン−1−カルボン酸;トランス−3−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)シクロブタン−1−カルボン酸;シス−3−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)シクロブタン−1−カルボン酸;及びトランス−3−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)シクロブタン−1−カルボン酸
3−オキソシクロブタン−1−カルボン酸を用いる一般手順を用い、次に手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(a)を用いて前駆体IIとカップリングさせて、上記4種類のジアステレオマーの混合物として製造した。[M+H]543.2。
【0895】
[実施例17]
【0896】
【化101】
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【0897】
4−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸及び4−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸
4−オキソブタン酸メチルを用いる一般手順Aを用い、次に手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(a)を用いて前駆体IIとカップリングさせ、次に、ジアステレオマー混合物を室温で12時間にわたり5当量のLiOH/MeOHで処理し、溶離液として水(0.1%TFA)及びアセトニトリル(0.1%TFA)を用いる逆相HPLCによって精製して、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。[M+H]542.2。
【0898】
[実施例18]
【0899】
【化102】
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【0900】
4−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸
40%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いるAD−H 20×250mmカラムで、実施例17からのジアステレオマーを分離した。第1の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、遊離塩基):δppm7.82(s、1H)、6.34−7.38(m、2H)、7.17−7.21(m、1H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、4.20−4.30(m、2H)、3.88−4.00(m、2H)、3.02−3.14(m、2H)、2.57−2.70(m、3H)、2.45−2.55(m、2H)、2.18−2.30(m、1H)、1.68−2.10(m、10H)、0.93−1.07(m、1H)。[M+H]542.2。
【0901】
[実施例19]
【0902】
【化103】
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【0903】
4−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸及び4−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸
4−オキソブタン酸メチルを用いる一般手順Aを用い、C及びD(a)を行い、次に、ジアステレオマー混合物を室温で12時間にわたり5当量のLiOH/MeOHで処理し、溶離液として水(0.1%TFA)及びアセトニトリル(0.1%TFA)を用いる逆相HPLCによって精製して、当該実施例を製造した。40%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いるAD−H 20×250mmカラムでジアステレオマーを分離した。第2の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、遊離塩基):δppm7.82(s、1H)、7.34−7.38(m、2H)、7.17−7.21(m、1H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.19−4.29(m、2H)、3.90−4.02(m、2H)、3.04−3.16(m、2H)、2.48−2.74(m、5H)、2.23−2.33(m、1H)、1.95−2.20(m、2H)、1.70−1.91(m、8H)、0.96−1.09(m、1H)。[M+H]542.2。
【0904】
[実施例20]
【0905】
【化104】
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【0906】
4−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸及び4−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸
4−オキソブタン酸メチルを用いる一般手順Aを用い、次に手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を手順D(a)を用いて前駆体Iと縮合させ、次にジアステレオマー混合物を室温で12時間にわたり5当量のLiOH/MeOHで処理し、溶離液として水(0.1%TFA)及びアセトニトリル(0.1%TFA)を用いる逆相HPLCによって精製して、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。[M+H]531.3。
【0907】
[実施例21]
【0908】
【化105】
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【0909】
4−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸
4−オキソブタン酸メチルを用いる一般手順Aを用い、次に手順Cを行い、生成物を手順D(a)を用いて前駆体Iと縮合させ、次に、ジアステレオマー混合物を5当量のLiOH/MeOH室温で12時間、溶離液として水(0.1%TFA)及びアセトニトリル(0.1%TFA)を用いる逆相HPLCによって精製して、当該実施例を製造した。30%エタノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いるAD−H 20×250mmカラムでジアステレオマーを分離した。第1の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、遊離塩基):δppm8.61(s、1H)、7.39−7.43(m、1H)、7.33−7.36(m、1H)、7.13−7.17(m、1H)、6.29(q、J=7.1Hz、1H)、4.12−4,23(m、2H)、3.82−3.94(m、2H)、3.06−3.21(m、2H)、2.66−2.76(m、2H)、2.53−2.63(m、2H)、2.42−2.52(m、4H)、2.22−2.35(m、1H)、1.95−22.10(m、2H)、1.75−1.94(m、7H)、1.22−1.32(m、1H)、0.94−1.06(m、1H)。[M+H]531.3。
【0910】
[実施例22]
【0911】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0912】
4−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸
4−オキソブタン酸メチルを用いる一般手順Aを用い、次に手順Cを行い、生成物を手順D(a)を用いて前駆体Iと縮合させ、次にジアステレオマー混合物を室温で12時間にわたり5当量のLiOH/MeOHで処理し、溶離液として水(0.1%TFA)及びアセトニトリル(0.1%TFA)を用いる逆相HPLCによって精製して、当該実施例を製造した。30%エタノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いるAD−H 20×250mmカラムでジアステレオマーを分離した。構造は、第2の溶出ジアステレオマーに割り当てられた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、遊離塩基):δppm8.61(s、1H)、7.40−7.44(m、1H)、7.34−7.36(m、1H)、7.13−7.17(m、1H)、6.28(q、J=7.1Hz、1H)、4.13−4.23(m、2H)、3.85−3.93(m、2H)、3.03−3.17(m、2H)、2.65−2.76(m、2H)、2.57−2.62(m、2H)、2.45−2.55(m、4H)、2.21−2.32(m、1H)、1.94−2.10(m、2H)、1.73−1.92(m、8H)、0.95−1.18(m、1H)。[M+H]531.3。
【0913】
[実施例23]
【0914】
【化107】
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【0915】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(2−(メチルスルホニル)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル及び1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−(2−(メチルスルホニル)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
メチルビニルスルホンを用いる一般手順B(a)を用い、手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を手順D(a)を用いて前駆体IVと縮合させて、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。
1H NMR(400MHz、CDCl
3;トリフルオロ酢酸塩):δppm9.76(bs、1H)、7.85(s、1H)、7.39−7.34(m、2H)、7.20(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.45(qd、J=7.0、3.2Hz、1H)、4.35−4.23(m、2H)、4.06−3.94(m、2H)、3.78−3.52(m、5H)、3.04(s、3H)、2.92−2.78(m、1H)、2.74−2.59(m、1H)、2.60−2.47(m、1H)、2.36−2.21(m、1H)、2.14−1.93(m、4H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.28−1.11(m、1H)。[M+H]562.0。
【0916】
[実施例24]
【0917】
【化108】
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【0918】
3−((S)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパンアミド及び3−((R)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパンアミド
アクリルアミドを用いる一般手順B(a)を用い、次に手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(a)を用いて前駆体IVと縮合させて、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。[M+H]527.2。
【0919】
[実施例25]
【0920】
【化109】
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【0921】
3−((S)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパンアミド
実施例24で製造したジアステレオマーを、30%エタノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いるAD−H 20×250mmカラムで分離した。第1の溶出異性体を当該構造に割り当てた。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6、遊離塩基):δppm8.04(s、1H)、7.64−7.66(m、1H)、7.41−7.49(m、2H)、7.36(bs、1H)、7.76(bs、1H)、6.32(q、J=7.0Hz、1H)、4.08−4.36(bm、2H)、3.30−4.08(bm、2H)、2.67−2.75(m、2H)、2.54−2.64(m、1H)、2.43−2.53(m、2H)、2.17−2.24(m、2H)、1.80.1−96(m、4H)、1.56−1.80(m、4H)、1.34−1.48(m、1H)、0.78−0.92(m、1H)。[M+H]527.2。
【0922】
[実施例26]
【0923】
【化110】
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【0924】
3−((R)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパンアミド
実施例24で製造したジアステレオマーを、30%エタノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いるAD−H 20×250mmカラムで分離した。第2の溶出異性体を、上記で示した構造に割り当てた。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6、遊離塩基):δppm8.05(s、1H)、7.65−7.67(m、1H)、7.41−7.48(m、2H)、7.36(bs、1H)、6.76(bs、1H)、6.32(q、J=7.1Hz、1H)、4.06−4.36(bm、2H)、3.80−4.06(bm、2H)、2.67−2.77(m、2H)、2.52−2.63(m、1H)、2.46−2.53(m、2H)、2.17−2.23(m、2H)、1.82−1.95(m、4H)、1.57−1.79(m、4H)、1.35−1.49(m、1H)、0.78−0.92(m、1H)。[M+H]527.2。
【0925】
[実施例27]
【0926】
【化111】
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【0927】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−((S)−2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル;1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−((R)−2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル;1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−((S)−2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル;及び1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−((R)−2−ヒドロキシプロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
ヒドロキシアセトンを用いる一般手順Aを用い、次に手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(a)を用いて前駆体IVと縮合して、上記4種類のジアステレオマーの混合物として製造した。LCMS:[M+H]514.3。それらのジアステレオマーを、40%イソプロパノール(0.2%n−プロピルアミン)及び100バールCO
2を用いるAD−H 20×250mmカラムで分離した。
【0928】
[実施例28]
【0929】
【化112】
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【0930】
実施例27混合物の第1の溶出異性体。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、遊離塩基):δppm7.82(s、1H)、7.33−7.43(bm、2H)、7.16−7.23(m、1H)、6.40−6.50(bq、1H)、4.18−4.30(m、2H)、3.87−3.97(m、2H)、3.24−3.45(m、2H)、2.46−2.90(m、5H)、1.50−1.96(m、10H)、0.85−1.04(2H)。[M+H]514.3。
【0931】
[実施例29]
【0932】
【化113】
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【0933】
実施例27混合物の第2の溶出異性体。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、トリフルオロ酢酸塩):δppm7.96(s、1H)、7.47−7.49(m、1H)、7.29−7.38(m、2H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、4.28−4.38(m、2H)、3.96−4.10(m、2H)、3.84−3.90(m、1H)、3.66−3.74(m、1H)、3.38−3.59(m、3H)、3.95−4.05(m、1H)、2.82−2.92(m、1H)、2.64−2.76(m、1H)、2.15−2.29(m、1H)、2.74−2.10(m、6H)、1.33(d、J=6.8Hz、3H)、1.15−1.28(m、1H)。[M+H]514.3。
【0934】
[実施例30]
【0935】
【化114】
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【0936】
実施例27混合物の第3の溶出異性体。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、トリフルオロ酢酸塩):δppm7.97(s、1H)、7.48−7.50(m、1H)、7.35−7.39(m、1H)、7.30−7.34(m、1H)、6.46(q、J=7.1Hz、1H)、4.27−4.39(m、2H)、3.98−4.08(m、2H)、3.85−3.92(m、1H)、3.69−3.76(m、1H)、3.43−3.51(m、3H)、3.07−3.18(m、1H)、2.74−2.84(m、1H)、2.65−2.74(m、1H)、1.82−2.20(m、7H)、1.35(d、J=6.8Hz、3H)、1.15−1.28(m、1H)。[M+H]514.3。
【0937】
[実施例31]
【0938】
【化115】
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【0939】
実施例27混合物の第4の溶出異性体。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、トリフルオロ酢酸塩):δppm7.96(s、1H)、7.46−7.48(m、1H)、7.34−7.39(m、1H)、7.29−7.33(m、1H)、6.45(q、J=7.0Hz、1H)、4.26−4.38(m、2H)、4.00−4.08(m、2H)、3.84−3.90(m、1H)、3.66−3.73(m、1H)、3.39−3.59(m、3H)、2.95−3.05(m、1H)、2.82−2.92(m、1H)、2.65−2.75(m、1H)、2.16−2.28(m、1H)、1.75−2.10(m、6H)、1.34(d、J=6.8Hz、3H)、1.14−1.27(m、1H)。[M+H]514.3。
【0940】
[実施例32]
【0941】
【化116】
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【0942】
4−((S)−3−(1−(3−カルバモイル−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸
4−オキソブタン酸メチルを用いる一般手順Aを用い、次に、手順Cを行い、生成物を、手順D(a)を用いて前駆体IIIと縮合させて、当該実施例を製造した。ジアステレオマーを、エステル段階で、25%エタノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いるOJ−H 20×250mmカラムで分離し、次に、第1の溶出ピークを室温で12時間にわたり5当量のLiOH/MeOHで処理し、溶離液として水(0.1%TFA)及びアセトニトリル(0.1%TFA)を用いる逆相HPLCによって再精製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、トリフルオロ酢酸塩):δppm7.74(s、1H)、7.43−7.45(m、1H)、7.38−7.42(m、1H)、7.23−7.28(m、1H)、6.41(q、J=7.1Hz、1H)、4.19−4.29(m、2H)、3.90−4.00(m、2H)、3.54−3.68(m、2H)、3.17−3.24(m、2H)、2.86−2.96(m、1H)、2.60−2.73(m、2H)、2.44−2.50(m、2H)、1.76−2.22(m、9H)、1.14−1.27(m、1H)。[M+H]560.2。
【0943】
[実施例33]
【0944】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0945】
4−((R)−3−(1−(3−カルバモイル−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸
4−オキソブタン酸メチルを用いる一般手順Aを用い、C及びD(a)を行って、当該実施例を製造した。ジアステレオマーを、エステル段階で、25%エタノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いるOJ−H 20×250mmカラムで分離し、次に第2の溶出ピークを室温で12時間にわたり5当量のLiOH/MeOHで処理し、溶離液として水(0.1%TFA)及びアセトニトリル(0.1%TFA)を用いる逆相HPLCによって再精製した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、トリフルオロ酢酸塩):δppm7.80(s、1H)、7.44−7.46(m、1H)、7.39−7.43(m、1H)、7.24−7.28(m、1H)、6.43(q、J=7.0Hz、1H)、4.21−4.32(m、2H)、3.94−4.02(m、2H)、3.54−3.68(m、2H)、3.16−3.25(m、2H)、2.86−2.96(m、1H)、2.61−2.73(m、2H)、2.44−2.50(m、2H)、1.77−2.20(m、9H)、1.14−1.28(m、1H)。[M+H]560.2。
【0946】
[実施例34]
【0947】
【化118】
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【0948】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル及び1−((S)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)アセトアルデヒドを用いる一般手順Aを用い、次に手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(b)を用いて前駆体IVと縮合させて、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。[M+H]500.3。
【0949】
[実施例35]
【0950】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0951】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
実施例34で製造したジアステレオマーを、40%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/ヘプタンを用いるCHIRALPAK IFSFC 210×50mmカラムで分離した。第1の溶出異性体は、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、HCl塩):δppm7.93(s、1H)、7.51−7.53(m、1H)、7.41−7.45(m、1H)、7.31−7.35(m、1H)、6.42(q、J=7.1Hz、1H)、4.19−4.33(m、2H)、3.97−4.07(m、2H)、3.86−3.91(m、2H)、3.51−3.64(m、2H)、3.11−3.17(m、2H)、2.90−3.00(m、2H)、2.72−2.84(m、1H)、2.58−2.68(m、1H)、2.48−2.56(m、2H)、2.05−2.40(m、2H)、1.88−1.93(m、3H)、1.08−1.20(m、1H)。[M+H]500.3。
【0952】
[実施例36]
【0953】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0954】
1−((S)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
実施例34で製造したジアステレオマーを、40%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/ヘプタンを用いるCHIRALPAK IFSFC 210×50mmカラムで分離した。第2の溶出異性体は、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、遊離塩基):δppm7.92(s、1H)、7.43−7.46(m、1H)、7.33−7.38(m、1H)、7.26−.732(m、1H)、6.43(q、J=6.9Hz、1H)、4.27−4.37(m、2H)、3.98−4.09(m、2H)、3.88−3.94(m、2H)、3.57−3.70(m、2H)、3.24−3.30(m、2H)、2.90−3.00(m、1H)、2.65−2.78(m、2H)、2.13−2.26(m、1H)、1.80−2.08(m、6H)、1.15−1.28(m、1H)。[M+H]500.3。
【0955】
[実施例37]
【0956】
【化121】
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【0957】
2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−オール及び2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−オール
2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)アセトアルデヒドを用いる一般手順Aを用い、次に、手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(b)を用いて前駆体Iと縮合させて、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。[M+H]489.1。
【0958】
[実施例38]
【0959】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0960】
2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−オール
25%エタノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いるAD−H 20×250mmカラムで、実施例37で製造したジアステレオマーを分離した。第1の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、遊離塩基):δppm8.61(s、1H)、7.40−7.44(m、1H)、7.34−7.36(m、1H)、7.13−7.17(m、1H)、6.30(q、J=7.1Hz、1H)、4.13−4.23(m、1H)、3.82−3.92(m、2H)、3.61−3.66(m、2H)、2.85−2.95(m、2H)、2.54−2.60(m、2H)、2.42−2.52(m、4H)、2.04−2.14(m、1H)、1.55−1.94(m、9H)、0.87−1.00(m、1H)。[M+H]489.1。
【0961】
[実施例39]
【0962】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0963】
2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−オール
25%エタノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いるAD−H 20×250mmカラムで、実施例37で製造したジアステレオマーを分離した。第2の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、遊離塩基):δppm8.61(s、1H)、7.41−7.45(m、1H)、7.35−7.37(m、1H)、7.13−7.17(m、1H)、6.29(q、J=7.1Hz、1H)、4.14−4.22(m、2H)、3.84−3.92(m、2H)、3.58−3.63(m、2H)、2.79−2.89(m、2H)、2.43−2.56(m、6H)、2.00−2.10(m、2H)、1.68−1.88(m、8H)、1.50−1.63(m、1H)、0.86−1.00(m、1H)。[M+H]489.1。
【0964】
[実施例40]
【0965】
【化124】
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【0966】
2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−オール及び2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−オール
2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)アセトアルデヒドを用いる一般手順Aを用い、次に手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(b)を用いて前駆体IIと縮合させて、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。[M+H]489.3。
【0967】
[実施例41]
【0968】
【化125】
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【0969】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボキサミド及び1−((S)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボキサミド
2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)アセトアルデヒドを用いる一般手順Aを用い、次に手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(b)を用いて前駆体IIIと縮合させて、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。[M+H]518.3。
【0970】
[実施例42]
【0971】
【化126】
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【0972】
2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−オール及び2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−オール
2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)アセトアルデヒドを用いる一般手順Aを用い、次に、手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(b)を用いて前駆体Vと縮合させて、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。LCMS[M+H]:543.0。
【0973】
[実施例43]
【0974】
【化127】
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【0975】
2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−オール
実施例42で製造したジアステレオマーを、5%エタノール及びヘプタン(0.1%ジエチルアミン)を用いるCHIRACEL IFカラムで分離した。第1の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、遊離塩基):δppm7.83(s、1H)、7.38(d、J=2.3Hz、1H)、7.37(d、J=8.7Hz、1H)、7.19(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.46(q、J=7.0Hz、1H)、4.24(q、J=8.8Hz、2H)、3.97−3.86(m、2H)、3.62(t、J=5.4Hz、2H)、2.84(t、J=9.9Hz、2H)、2.68−2.59(m、1H)、2.56−2.52(m、2H)、2.08(t、J=10.3Hz、1H)、1.93(d、J=7.1Hz、3H)、1.88−1.70(m、4H)、1.63−1.53(m、1H)、1.01−0.92(m、1H)。LCMS[M+H]:543.0。
【0976】
[実施例44]
【0977】
【化128】
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【0978】
2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エタン−1−オール
5%エタノール及びヘプタン(0.1%ジエチルアミン)を用いるCHIRACEL IFカラムで、実施例42で製造したジアステレオマーを分離した。第2の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3;遊離塩基)δ7.83(s、1H)、7.39(d、J=2.1Hz、1H)、7.36(d、J=8.5Hz、1H)、7.19(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、4.24(t、J=8.5Hz、2H)、3.97−3.92(m、2H)、3.73(t、J=4.6Hz、2H)、3.08−2.97(m、2H)、2.72−2.62(m、3H),2.29−2.19(m、1H)、2.12−1.96(m、2H)、1.93(d、J=7.1Hz、3H)、1.89−1.73(m、3H)、1.06−0.97(m、1H)。LCMS[M+H]:543.0。
【0979】
[実施例45]
【0980】
【化129】
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【0981】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)アセトアミド及びN−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)アセトアルデヒドを用いて一般手順Aに従って、5時間かけて5当量のヒドラジン水和物/メタノールによる脱保護を行い、1.2当量の無水酢酸/ジクロロメタン(2当量のトリメチルアミン含有)によるアセチル化を行い、次に、手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(a)を用いて前駆体Vと縮合させて、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。[M+H]584.0。
【0982】
[実施例46]
【0983】
【化130】
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【0984】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)メタンスルホンアミド及びN−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)メタンスルホンアミド
2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)アセトアルデヒドを用いる一般手順Aを用い、5時間かけて5当量のヒドラジン水和物/メタノールによる脱保護を行い、1.2当量の塩化メシル/ジクロロメタン(2当量のトリメチルアミン含有)と反応させ、次に手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(a)を用いて前駆体Vと縮合させて、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。[M+H]620.1。
【0985】
[実施例47]
【0986】
【化131】
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【0987】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)プロパン−2−スルホンアミド及びN−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)プロパン−2−スルホンアミド
2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)アセトアルデヒドを用いる一般手順Aを用い、5時間かけて5当量のヒドラジン水和物/メタノールによる脱保護を行い、1.2当量のイソプロピルスルホニルクロライド/ジクロロメタン(2当量のトリメチルアミン含有)との反応を行い、次に手順Cを行って、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(a)を用いて前駆体Vと縮合させた。[M+H]648.1。
【0988】
[実施例48]
【0989】
【化132】
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【0990】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)イソブチルアミド及びN−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)イソブチルアミド
2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)アセトアルデヒドを用いる一般手順Aを用い、5時間かけて5当量のヒドラゾン水和物/メタノールによる脱保護を行い、1.2当量の2−メチルプロピオニルクロライド/ジクロロメタン(2当量のトリメチルアミン含有)と反応させ、次に手順Cを行って、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(a)を用いて前駆体Vと縮合させた。[M+H]612.2。
【0991】
[実施例49]
【0992】
【化133】
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【0993】
メチル(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)カーバメート及びメチル(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)カーバメート
2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)アセトアルデヒドを用いる一般手順Aを用い、5時間かけて5当量のヒドラゾン水和物/メタノールによる脱保護を行い、1.2当量のグロルギ酸メチル/ジクロロメタン(2当量のトリメチルアミン含有)と反応させ、次に手順Cを行って、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。得られたジアステレオマー混合物生成物を、手順D(a)を用いて前駆体Vと縮合させた。[M+H]600.1。
【0994】
[実施例50]
【0995】
【化134】
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【0996】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−(3−(メチルスルホニル)プロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン及び1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(3−(メチルスルホニル)プロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン
1−ブロモ−3−(メチルスルホニル)プロパンを用いる一般手順B(b)を用い、次に手順Cを行い、得られたジアステレオマー混合物生成物を手順D(a)を用いて前駆体Vと縮合させて、上記二つのジアステレオマーの混合物として製造した。[M+H]619.0。
【0997】
[実施例51]
【0998】
【化135】
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【0999】
N−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)イソブチルアミド
実施例48で製造したジアステレオマーを、25%エタノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いるAD−H 20×250mmカラムで分離した。第1の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、HCl塩):δppm7.93(s、1H)、7.47(d、J=2.0Hz、1H)、7.33(d、J=8.5Hz、1H)、7.29(dd、J=8.5、2.0Hz、1H)、6.43(q、J=7.1Hz、1H)、4.31(t、J=8.7Hz、2H)、4.09−3.98(m、2H)、3.57(d、J=5.8Hz、3H)、3.21(d、J=2.8Hz、2H)、2.92(s、1H)、2.69(s、2H)、2.48(dt、J=13.8、6.9Hz、1H)、2.21−2.07(m、1H)、2.07−1.92(m、2H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.87−1.75(m、1H)、1.34−1.18(m、2H)、1.16−1.09(m、6H)。[M+H]612.2。
【1000】
[実施例52]
【1001】
【化136】
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【1002】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)イソブチルアミド
実施例48で製造したジアステレオマーを、25%エタノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いるAD−H 20×250mmカラムで分離した。第2の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、HCl塩)δppm7.93(d、J=0.6Hz、1H)、7.48(d、J=2.1Hz、1H)、7.35(d、J=8.5Hz、1H)、7.30(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.44(q、J=6.9Hz、1H)、4.39−4.22(m、2H)、4.07−3.97(m、2H)、3.60−3.38(m、3H)、3.09(brs、2H)、2.87−2.41(m、4H)、2.47(dt、J=13.7、6.8Hz、1H)、2.16−2.02(m、1H)、2.02−1.93(m、2H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.85−1.71(m、1H)、1.37−1.15(m、1H)、1.13(d、J=6.9Hz、6H)。[M+H]612.2。
【1003】
[実施例53]
【1004】
【化137】
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【1005】
N−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
実施例45で製造したジアステレオマーを、20%メタノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いるAD−H 20×250mmカラムで分離した。第1の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、HCl塩):δppm7.93(s、1H)、7.47(d、J=2.0Hz、1H)、7.34(d、J=8.5Hz、1H)、7.29(dd、J=8.5、1.9Hz、1H)、6.43(q、J=7.0Hz、1H)、4.31(t、J=8.7Hz、2H)、4.10−3.99(m、2H)、3.77−3.49(m、4H)、3.25(t、J=5.8Hz、2H)、2.92(t、J=11.3Hz、1H)、2.67(t、J=12.0Hz、2H)、2.14(d、J=9.8Hz、1H)、2.08−1.92(m、2H)、1.99(s、3H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.88−1.77(m、1H)、1.27−1.16(m、1H)。[M+H]584.0。
【1006】
[実施例54]
【1007】
【化138】
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【1008】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
実施例45で製造したジアステレオマーを、20%メタノール(0.1%ジエチルアミン)及び100バールCO
2を用いるAD−H 20×250mmカラムで分離した。第2の溶出ジアステレオマーは、上記で示した構造を有していた。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、HCl塩):δppm7.93(s、1H)、7.48(s、1H)、7.35(d、J=8.5Hz、1H)、7.30(dd、J=8.5、2.0Hz、1H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.36−4.25(m、2H)、4.08−3.96(m、2H)、3.65−3.42(m、4H)、3.15−3.06(m、2H)、2.84−2.62(m、2H)、2.60−2.44(m、1H)、2.05(s、1H)、1.98(s、3H)、2.02−1.93(m、2H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.86−1.71(m、1H)、1.25−1.10(m、1H)。[M+H]584.0。
【1009】
[実施例55]
【1010】
【化139】
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【1011】
1−((R)−1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
前駆体VI及び2−ブロモエタン−1−オールを用いる一般手順Bを用い、次に手順Cを行って、標題化合物を製造した。得られた生成物を、手順Dを用いて前駆体VIIIと縮合させ、EtOHに溶かし、冷却して0℃とし、1当量の0.01M HCl/EtOHを加えることで、相当するHCl塩に変換した。
1H NMR(300MHz、メタノール−d
4;HCl塩)δ7.92(s、1H)、7.37(t、J=8.1Hz、1H)、7.22−7.17(m、2H)、6.34(q、J=6.9Hz、1H)、4.32(q、J=9.0Hz、2H)、4.03(t、J=7.2Hz、2H)、3.87(t、J=5.1Hz、2H)、3.55−3.41(m、2H)、3.17−3.08(m、2H)、2.78−2.52(m、2H)、2.18−2.06(m、1H)、1.98−1.75(m、4H)、1.92(d、J=7.2Hz、3H)、1.24−1.12(m、1H)。LCMS[M+H]484.1。
【1012】
[実施例56]
【1013】
【化140】
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【1014】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル及び1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
4−オキソブタン酸メチルを用いる一般手順Aを用い、tert−ブチル3−(1−(4−メトキシ−4−オキソブチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを製造した。tert−ブチル3−(1−(4−メトキシ−4−オキソブチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(251mg、0.737mmol)をテトラヒドロフラン(「THF」)(7mL)に溶解させ、−78℃で3Mメチルマグネシウムブロミドのジエチルエーテル中溶液(0.61mL、1.84mmol、2.5当量)で処理した。溶液を1時間攪拌し、次に、昇温させて室温とし、飽和塩化アンモニウム水溶液(25mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(25mLで3回)。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。tert−ブチル3−(1−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から10%7N NH
3/メタノール/DCM)(176mg、収率70%)によって単離した。二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を、前駆体IVを用いる一般手順C及びDを用いて、tert−ブチル3−(1−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートから製造した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、トリフルオロ酢酸塩):δ7.96(s、1H)、7.51−7.45(m、1H)、7.38−7.33(m、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.45(q、J=7.0Hz、1H)、4.40−4.23(m、2H)、4.12−3.94(m、2H)、3.57(dd、J=23.3、12.2Hz、2H)、3.16−3.07(m、2H)、2.95−2.80(m、1H)、2.77−2.57(m、2H)、2.15−1.70(m、9H)、1.59−1.47(m、2H)、1.34−1.08(m、7H)。LCMS[M+H]557.1。
【1015】
[実施例57]
【1016】
【化141】
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【1017】
2−((S)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N−メチルエタン−1−スルホンアミド及び2−((R)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N−メチルエタン−1−スルホンアミド
一般手順Bに従って、ビニルスルホニルフルオリドからtert−ブチル3−[1−(2−フルオロスルホニルエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートを製造した。THF(3mL)中のtert−ブチル3−[1−(2−フルオロスルホニルエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(231mg、0.66mmol)に、33%メチルアミンのエタノール中溶液(0.6mL、6.6mmol、10当量)を加えた。混合物を、封管中70℃で2.5時間加熱した。混合物を減圧下に濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から10%7N NH
3/メタノール/DCM)(133mg、収率56%)によって精製した。二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を、前駆体IVを用いる一般手順C及びDに従って、tert−ブチル3−[1−[2−(メチルスルファモイル)エチル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートから製造した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、遊離塩基):δ7.95(s、1H)、7.48(d、J=2.1Hz、1H)、7.38(dd、J=8.6、1.2Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.2Hz、1H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、4.33−4.19(m、2H)、4.04−3.88(m、2H)、3.29−3.21(m、2H)、2.94−2.86(m、2H)、2.86−2.75(m、2H)、2.71(s、3H)、2.68−2.55(m、1H)、2.08(s、1H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.87−1.69(m、4H)、1.66−1.52(m、1H)、1.03−0.87(m、1H)。LCMS[M+H]577.0。
【1018】
[実施例58]
【1019】
【化142】
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【1020】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(2−(モルホリノスルホニル)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル及び1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−(2−(モルホリノスルホニル)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
一般手順Bに従って、ビニルスルホニルフルオリドからtert−ブチル3−[1−(2−フルオロスルホニルエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートを製造した。THF(3mL)中のtert−ブチル3−[1−(2−フルオロスルホニルエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(230mg、0.53mmol)及びN,N−ジイソプロピル−N−エチルアミン(85mg、0.66mmol、1.0当量)に、モルホリン(69mg、0.79mmol、1.2当量)を加える。混合物を封管中70℃で2.5時間加熱し、減圧下に濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から10%7N NH
3/メタノール/DCM)によって精製して、tert−ブチル3−[1−(2−モルホリノスルホニルエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートを得た(230mg、収率83%)。二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を、前駆体IVを用いて一般手順C及びDに従って、tert−ブチル3−[1−(2−モルホリノスルホニルエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートから製造した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、トリフルオロ酢酸塩):δ7.97(s、1H)、7.48(dd、J=2.1、0.4Hz、1H)、7.35(dd、J=8.5、2.8Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、4.88−4.87(m、4H)、4.40−4.25(m、2H)、4.13−3.95(m、2H)、3.79−3.50(m、8H)、3.33−3.29(m、2H)、3.05−2.88(m、1H)、2.85−2.62(m、2H)、2.17−1.94(m、3H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.88−1.71(m、1H)、1.34−1.12(m、1H)。LCMS[M+H]633.1。
【1021】
[実施例59]
【1022】
【化143】
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【1023】
6−(3−((S)−1−((1H−ピラゾール−3−イル)メチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル及び6−(3−((R)−1−((1H−ピラゾール−3−イル)メチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を、1H−ピラゾール−3−カルボアルデヒド及び溶媒としての4:2:1 1,2−ジクロロエタン/ジメチルホルムアミド(「DMF」)/トリフルオロエタノールを用いる一般手順を用い、次に手順Cを行って製造した。得られた生成物を、手順Dを用いて前駆体IVと縮合させた。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、遊離塩基):δ7.93(s、1H)、7.63(s、1H)、7.48(dd、J=2.1、1.3Hz、1H)、7.38(dd、J=8.5、1.1Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、6.32(s、1H)、4.32−4.14(m、2H)、4.04−3.81(m、2H)、3.70−3.53(m、2H)、3.02−2.72(m、2H)、2.71−2.47(m、1H)、2.12−1.98(m、1H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.86−1.68(m、4H)、1.68−1.43(m、1H)、1.07−0.76(m、1H)。LCMS[M+H]536.0。
【1024】
[実施例60]
【1025】
【化144】
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【1026】
6−(3−((S)−1−((1H−イミダゾール−4−イル)メチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル及び6−(3−((R)−1−((1H−イミダゾール−4−イル)メチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
溶媒として2:1 1,2−ジクロロエタン/DMFを用い、1H−イミダゾール−5−カルボアルデヒドから一般手順Aを用い、次に手順Cを行って、二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を製造した。得られた生成物を、手順Dを用いて前駆体IVと縮合させた。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、遊離塩基):δ7.94(s、1H)、7.71(dd、J=2.0、1.2Hz、1H)、7.48(dd、J=2.1、1.6Hz、1H)、7.37(dd、J=8.5、1.4Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、7.13(s、1H)、6.45(q、J=7.0Hz、1H)、4.34−4.16(m、2H)、4.06−3.84(m、2H)、3.80(s、2H)、3.16−3.01(m、2H)、2.69−2.55(m、1H)、2.42−2.25(m、1H)、2.12−1.97(m、1H)、1.99−1.76(m、6H)、1.73−1.57(m、1H)、1.06−0.92(m、1H)。LCMS[M+H]536.0。
【1027】
[実施例61]
【1028】
【化145】
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【1029】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル及び1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
溶媒として2:1 1,2−ジクロロエタン/DMFを用い、一般手順Aによって、次に手順Cを行って、テトラヒドロ−4H−チオピラン−4−オン1,1−ジオキシドから二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を製造した。得られた生成物を、一般手順Dを用いて前駆体IVで処理した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、遊離塩基):δ7.94(s、1H)、7.48(d、J=2.1Hz、1H)、7.38(dd、J=8.6、1.2Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、4.36−4.18(m、2H)、4.03−3.86(m、2H)、3.19−3.02(m、4H)、2.87−2.79(m、2H)、2.75−2.58(m、2H)、2.27(t、J=10.9Hz、1H)、2.22−2.04(m、5H)、2.03−1.94(m、1H)、1.90(d、J=7.0Hz、3H)、1.87−1.70(m、2H)、1.66−1.45(m、1H)、1.03−0.87(m、1H)。LCMS[M+H]588.0。
【1030】
[実施例62]
【1031】
【化146】
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【1032】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル及び1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
一般手順Aにより、次に手順Cを行って、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オンから、二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を製造した。得られた生成物を、一般手順Dを用いて前駆体IVで処理した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、遊離塩基):δ7.95(s、1H)、7.48(dd、J=2.2、1.0Hz、1H)、7.41−7.34(m、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、4.34−4.20(m、2H)、4.04−3.90(m、4H)、3.40(t、J=11.8Hz、2H)、3.05−2.90(m、2H)、2.68−2.46(m、2H)、2.25−2.12(m、1H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.88−1.71(m、5H)、1.68−1.48(m、4H)、1.02−0.86(m、1H)。LCMS[M+H]540.0。
【1033】
[実施例63]
【1034】
【化147】
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【1035】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)アセトアミド及びN−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に環境温度で18時間にわたりヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。DCM(2mL)中の粗tert−ブチル3−[1−(2−アミノエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(120mg、0.423mmol)をトリエチルアミン(129mg、1.27mmol、3.0当量)及び塩化アセチル(40.0mg、0.51mmol、1.2当量)で処理した。30分後、混合物を1M炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル3−(1−(2−アセトアミドエチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを得た。前駆体IIを用いて一般手順C及びDに従って、tert−ブチル3−(1−(2−アセトアミドエチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートから、二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、トリフルオロ酢酸塩):δ7.75(s、1H)、7.44(dd、J=2.2、1.3Hz、1H)、7.35(dd、J=8.5、2.4Hz、2H)、7.27−7.21(m、1H)、6.31−6.25(m、1H)、4.34−4.19(m、2H)、4.04−3.93(m、2H)、3.81−3.42(m、4H)、3.23(t、J=5.9Hz、2H)、2.98−2.83(m、1H)、2.71−2.59(m、2H)、2.50(s、3H)、2.12−1.93(m、5H)、1.88−1.74(m、4H)、1.30−1.16(m、1H)。LCMS[M+H]530.0。
【1036】
[実施例64]
【1037】
【化148】
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【1038】
N−[2−[(R)−3−[1−[1−[(1R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−3−メチル−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル]アゼチジン−3−イル]−1−ピペリジル]エチル]メタンスルホンアミド及びN−[2−[(S)−3−[1−[1−[(1R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−3−メチル−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル]アゼチジン−3−イル]−1−ピペリジル]エチル]メタンスルホンアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたりヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を脱離して、二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。DCM(2mL)中の粗tert−ブチル3−[1−(2−アミノエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(120mg、0.423mmol)を、トリエチルアミン(129mg、1.27mmol、3.0当量)及びメタンスルホニルクロライド(58mg、0.51mmol、1.2当量)で処理した。30分後、混合物を1M炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル3−(1−(2−(メチルスルホンアミド)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを得た。前駆体IIを用い、一般手順C及びDに従って、tert−ブチル3−(1−(2−(メチルスルホンアミド)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートから、二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、トリフルオロ酢酸塩):δ7.73(s、1H)、7.44(d、J=2.1Hz、1H)、7.37(dd、J=8.5、2.2Hz、1H)、7.30−7.21(m、1H)、6.33−6.23(m、1H)、4.33−4.20(m、2H)、4.03−3.91(m、2H)、3.77−3.59(m、2H)、3.59−3.40(m、2H)、3.30−3.25(m、2H)、3.02(s、3H)、3.00−2.87(m、1H)、2.75−2.57(m、2H)、2.50(s、3H)、2.21−1.93(m、3H)、1.93−1.74(m、4H)、1.30−1.09(m、1H)。[M+H]566.0。
【1039】
[実施例65]
【1040】
【化149】
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【1041】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)プロパン−2−スルホンアミド及びN−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)プロパン−2−スルホンアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたりヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。DCM(2mL)中の粗tert−ブチル3−[1−(2−アミノエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(120mg、0.423mmol)を、トリエチルアミン(129mg、1.27mmol、3.0当量)及び2−プロパンスルホニルクロライド(73mg、0.51mmol、1.2当量)で処理した。30分後、混合物を1M炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル3−(1−(2−((1−メチルエチル)スルホンアミド)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを得た。前駆体IIを用い、一般手順C及びDに従って、tert−ブチル3−(1−(2−((1−メチルエチル)スルホンアミド)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートから、二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、トリフルオロ酢酸塩):δ7.74(s、1H)、7.46−7.42(m、1H)、7.37(d、J=8.5Hz、1H)、7.26(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.34−6.21(m、1H)、4.33−4.18(m、2H)、4.05−3.94(m、2H)、3.78−3.59(m、2H)、3.59−3.41(m、2H)、3.36−3.19(m、4H)、3.03−2.92(m、1H)、2.75−2.57(m、2H)、2.50(s、3H)、2.21−1.93(m、2H)、1.93−1.76(m、4H)、1.41−1.32(m、6H)、1.28−1.12(m、1H)。LCMS[M+H]594.0。
【1042】
[実施例66]
【1043】
【化150】
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【1044】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)プロパン−2−スルホンアミド及びN−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)プロパン−2−スルホンアミド
前駆体Vを用い、一般手順C及びDに従って、tert−ブチル3−(1−(2−((1−メチルエチル)スルホンアミド)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートから二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を製造した(前記実施例における製造を参照)。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、トリフルオロ酢酸塩):δ7.75(s、1H)、7.45−7.40(m、1H)、7.35(dd、J=8.5、4.3Hz、1H)、7.26(dd、J=8.5、2.2Hz、1H)、6.33−6.24(m、1H)、4.34−4.20(m、2H)、4.06−3.92(m、2H)、3.73−3.49(m、4H)、3.24(t、J=6.2Hz、2H)、2.93(t、J=12.7Hz、1H)、2.75−2.58(m、2H)、2.54−2.40(m、4H)、2.17−1.90(m、3H)、1.90−1.84(m、3H)、1.84−1.72(m、1H)、1.30−1.17(m、1H)、1.17−1.09(m、6H)。LCMS[M+H]558.1。
【1045】
[実施例67]
【1046】
【化151】
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【1047】
メチル(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)カーバメート及びメチル(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)カーバメート
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたりヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。DCM(2mL)中の粗tert−ブチル3−[1−(2−アミノエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(120mg、0.423mmol)を、トリエチルアミン(129mg、1.27mmol、3.0当量)及びクロルギ酸メチル(48mg、0.51mmol、1.2当量)で処理した。30分後、混合物を、1M炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル3−(1−(2−((メトキシカルボニル)アミノ)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを得た。前駆体IIを用いる一般手順C及びDを用い、tert−ブチル3−(1−(2−((メトキシカルボニル)アミノ)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートから、二つのジアステレオマーの混合物としての標題化合物を製造した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、トリフルオロ酢酸塩):δ7.74(s、1H)、7.48−7.40(m、1H)、7.35(dd、J=8.5、2.2Hz、1H)、7.26(dd、J=8.5、2.2Hz、1H)、6.34−6.23(m、1H)、4.35−4.22(m、2H)、4.05−3.91(m、2H)、3.76−3.61(m、5H)、3.60−3.42(m、2H)、3.24(t、J=5.9Hz、2H)、2.98−2.84(m、1H)、2.71−2.59(m、2H)、2.50(s、3H)、2.16−1.93(m、3H)、1.93−1.72(m、4H)、1.30−1.12(m、1H)。LCMS[M+H]546.0。
【1048】
[実施例68]
【1049】
【化152】
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【1050】
4−((S)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N−メチルブタンアミド
一般手順Aに従って、4−オキソブタン酸メチルから、tert−ブチル3−[1−(4−メトキシ−4−オキソ−ブチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートを製造した。tert−ブチル3−(1−(4−メトキシ−4−オキソブチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを、環境温度で18時間にわたり4当量の水酸化リチウム/メタノール/水(体積比3:1)混合物で加水分解し、次に、メタノールを減圧下に除去し、反応混合物をpH7となるまで濃HClで酸性とし、DCMで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒を減圧下に除去して、相当する酸を白色固体として得た。DMF(5mL)中の4−(3−(1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸(288mg、0.88mmol)をHATU(402mg、1.06mmol、1.2当量)で処理した。混合物を5時間攪拌し、次に、N,N−ジイソプロピル−N−エチルアミン(0.46mL、2.65mmol、3.0当量)を加えた。10分後、33%メチルアミン/エタノール溶液(0.15mL、4.4mmol、5.0当量)を加え、反応液を終夜攪拌した。1M炭酸ナトリウム水溶液(5mL)で反応停止し、酢酸エチル(10mL)で希釈し、有機層を水で洗浄した(5mLで3回)。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル3−[1−[4−(メチルアミノ)−4−オキソ−ブチル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートを得た。前駆体IVを用いる一般手順C及びDを用いて、tert−ブチル3−[1−[4−(メチルアミノ)−4−オキソ−ブチル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートから、4−(3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N−メチルブタンアミドを製造した。標題化合物を、キラル超臨界流体クロマトグラフィー(「SFC」)(OD−H、30%メタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2100バール)によって第1の溶出ピークとして単離した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、遊離塩基):δ7.92(s、1H)、7.46(d、J=2.1Hz、1H)、7.37(d、J=8.5Hz、1H)、7.30(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.44(q、J=7.0Hz、1H)、4.25(t、J=8.1Hz、2H)、4.02−3.86(m、2H)、2.99−2.83(m、2H)、2.83−2.51(m、2H)、2.71(s、3H)、2.40−2.30(m、2H)、2.19(t、J=7.4Hz、2H)、2.04−1.92(m、1H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.87−1.50(m、5H)、1.23−1.12(m、1H)、1.01−0.81(m、1H)。LCMS[M+H]555.1。
【1051】
[実施例69]
【1052】
【化153】
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【1053】
4−((R)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N−メチルブタンアミド
一般手順Aに従って、4−オキソブタン酸メチルから、tert−ブチル3−[1−(4−メトキシ−4−オキソ−ブチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートを製造した。tert−ブチル3−(1−(4−メトキシ−4−オキソブチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを、環境温度で18時間にわたり4当量の水酸化リチウム/メタノール/水(体積比3:1)混合物で加水分解し、次に、メタノールを減圧下に除去し、反応混合物を、濃HClでpH7となるまで酸性とし、DCMで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒を減圧下に除去することで、相当する酸を白色固体として得た。DMF(5mL)中の4−(3−(1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸(288mg、0.88mmol)を、HATU(402mg、1.06mmol、1.2当量)で処理した。混合物を5分間攪拌し、次に、N,N−ジイソプロピル−N−エチルアミン(0.46mL、2.65mmol、3.0当量)を加えた。10分後、33%メチルアミン/エタノール溶液(0.15mL、4.4mmol、5.0当量)を加え、反応液を終夜攪拌した。1M炭酸ナトリウム水溶液(5mL)で反応停止し、酢酸エチル(10mL)で希釈し、有機層を水で洗浄した(5mLで3回)。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル3−[1−[4−(メチルアミノ)−4−オキソ−ブチル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートを得た。前駆体IVを用いる一般手順C及びDを用い、tert−ブチル3−[1−[4−(メチルアミノ)−4−オキソ−ブチル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートから、4−(3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N−メチルブタンアミドを製造した。標題化合物を、キラルSFCクロマトグラフィー(OD−H、30%メタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2100バール)によって単離して第2の溶出ピークとして得た。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、遊離塩基):δ7.92(s、1H)、7.46(d、J=2.1Hz、1H)、7.37(d、J=8.5Hz、1H)、7.30(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.44(q、J=7.0Hz、1H)、4.31−4.18(m、2H)、4.02−3.86(m、2H)、2.96−2.83(m、2H)、2.70(s、3H)、2.75−2.52(m、2H)、2.41−2.30(m、2H)、2.19(t、J=7.4Hz、2H)、2.01−1.92(m、1H)、1.90(d、J=7.0Hz、3H)、1.86−1.50(m、5H)、1.15(t、J=7.2Hz、1H)、1.00−0.84(m、1H)。LCMS[M+H]555.1。
【1054】
[実施例70]
【1055】
【化154】
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【1056】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
一般手順Aに従って、グリオキシル酸エチルから、tert−ブチル3−[1−(2−エトキシ−2−オキソ−エチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートを製造した。脱水THF(7mL)中のtert−ブチル3−[1−(2−エトキシ−2−オキソ−エチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(240mg、0.74mmol)を冷却して−78℃とし、MeMgBrを3Mジエチルエーテル溶液(0.52mL、1.54mmol、2.1当量)として加えた。混合物を昇温させて0℃とし、1時間攪拌し、次に飽和塩化アンモニウム水溶液(5mL)で反応停止し、DCM(10mL)で抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から10%メタノール/DCM)によって精製して、tert−ブチル3−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(100mg、収率43%)を得た。前駆体IVを用いる一般手順C及びDを用い、tert−ブチル3−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートから、1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリルを製造した。標題化合物をキラルSFC(AD−H、40%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2100バール)によって、第1の溶出ピークとして単離した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、遊離塩基):δ7.94(s、1H)、7.48(d、J=2.1Hz、1H)、7.38(d、J=8.5Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.2Hz、1H)、6.50−6.40(m、1H)、4.30−4.20(m、2H)、3.98−3.85(m、2H)、3.40−3.21(m、2H)、2.95−2.75(m、2H)、2.75−2.62(m、1H)、2.34−2.11(m、2H)、2.06−1.80(m、4H)、1.80−1.47(m、3H)、1.18(d、J=3.9Hz、3H)、1.15(d、J=6.1Hz、3H)、1.06−0.81(m、1H)。LCMS[M+H]528.1。
【1057】
[実施例71]
【1058】
【化155】
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【1059】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
一般手順Aに従って、グリオキシル酸エチルから、tert−ブチル3−[1−(2−エトキシ−2−オキソ−エチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートを製造した。THF(7mL)中のtert−ブチル3−[1−(2−エトキシ−2−オキソ−エチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(240mg、0.74mmol)を冷却して−78℃とし、MeMgBrを3M溶液/ジエチルエーテル(0.52mL、1.54mmol、2.1当量)として加えた。混合物を昇温させて0℃とし、1時間攪拌してから、飽和塩化アンモニウム水溶液(5mL)で反応停止し、DCM(10mL)で抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0%から10%メタノール/DCM)によって精製して、tert−ブチル3−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(100mg、収率43%)を得た。前駆体IVを用いる一般手順C及びDを用い、tert−ブチル3−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートから、1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリルを製造した。標題化合物を、キラルSFC(AD−H、40%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2100バール)によって、それのジアステレオマーから第2の溶出ピークとして単離した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、遊離塩基):δ7.94(s、1H)、7.48(d、J=2.1Hz、1H)、7.38(d、J=8.5Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.33−4.19(m、2H)、4.00−3.85(m、2H)、3.33−3.28(m、2H)、2.98−2.78(m、2H)、2.73−2.61(m、1H)、2.36−2.11(m、2H)、2.04−1.81(m、4H)、1.79−1.55(m、3H)、1.18(d、J=3.9Hz、3H)、1.15(d、J=6.2Hz、3H)、1.04−0.84(m、1H)。LCMS[M+H]528.1。
【1060】
[実施例72]
【1061】
【化156】
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【1062】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−プロピルピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
1−ヨードプロパンを用いて、一般手順B(b)に従って、tert−ブチル3−(1−プロピルピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを製造した。前駆体IVを用いる一般手順C及びDを用い、tert−ブチル3−(1−プロピルピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートから、1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−(1−プロピルピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリルを製造した。標題化合物を、キラルSFC(AD−H、40%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2100バール)によって、それのジアステレオマーから第1の溶出ピークとして単離した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4)δ7.95(s、1H)、7.51−7.46(m、1H)、7.38(d、J=8.5Hz、1H)、7.35−7.28(m、1H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、4.32−4.22(m、2H)、4.02−3.86(m、2H)、3.30−3.23(m、2H)、3.03−2.87(m、2H)、2.67−2.55(m、1H)、2.42−2.28(m、2H)、2.06−1.94(m、1H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.88−1.65(m、3H)、1.65−1.49(m、2H)、1.03−0.88(m、4H)。LCMS[M+H]498.0。
【1063】
[実施例73]
【1064】
【化157】
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【1065】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−プロピルピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
1−ヨードプロパンを用い、一般手順B(b)に従って、tert−ブチル3−(1−プロピルピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを製造した。前駆体IVを用いる一般手順C及びDを用い、tert−ブチル3−(1−プロピルピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートから、1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−(1−プロピルピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリルを製造した。標題化合物を、キラルSFC(AD−H、40%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2100バール)によって、それのジアステレオマーから第2の溶出ピークとして単離した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、遊離塩基):δ7.95(s、1H)、7.49(d、J=2.1Hz、1H)、7.38(d、J=8.5Hz、1H)、7.35−7.24(m、1H)、6.45(q、J=7.0Hz、1H)、4.33−4.20(m、2H)、4.02−3.84(m、2H)、3.39−3.19(m、2H)、3.02−2.89(m、2H)、2.67−2.55(m、1H)、2.48−2.26(m、2H)、2.07−1.95(m、1H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.88−1.65(m、2H)、1.65−1.45(m、3H)、0.98−0.87(m、4H)。[LCMSM+H]498.0。
【1066】
[実施例74]
【1067】
【化158】
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【1068】
4−((S)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N,N−ジメチルブタンアミド
一般手順A及び4−オキソブタン酸メチルで出発して、ジアステレオマー混合物を製造した。tert−ブチル3−(1−(4−メトキシ−4−オキソブチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを、環境温度で18時間にわたり4当量の水酸化リチウム/メタノール/水(体積比3:1)混合物で加水分解し、次に、メタノールを減圧下に除去し、反応混合物を、濃HClでpH7となるまで酸性とし、DCMで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒を減圧下に除去することで、相当する酸を白色固体として得た。4−(3−(1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸を、HATU(1.2当量)/脱水DMF(0.2M)と混和し、5分間攪拌し、次に、ジイソプロピルエチルアミン(3当量)を加え、環境温度でさらに10分間攪拌した。2Mジメチルアミン/THF溶液を反応混合物(5当量)に加え、反応液を環境温度で18時間攪拌し、1M炭酸ナトリウムで反応停止し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物を、一般手順Cを用いて脱保護し、最後に、一般手順Dを用いて前駆体IVとカップリングさせた。標題化合物を、35%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAD−Hカラムで、それのジアステレオマーから、第1のピークとして分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.93(s、1H)、7.47(d、J=2.1Hz、1H)、7.38(d、J=8.51Hz、1H)、7.31(dd、J=2.1Hz、J=8.5Hz、1H)、6.45(q、J=7.0Hz、1H)、4.21−4.31(m、2H)、3.92−4.02(m、2H)、3.07(m、3H)、2.88−2.96(m、5H)、2.55−2.66(m、1H)、2.37−2.46(m、4H)、1.94−2.04(m、1H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、152−1.88(m、7H)、0.87−1.01(m、1H)。LCMS[M+H]:569.1。
【1069】
[実施例75]
【1070】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【1071】
4−((R)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N,N−ジメチルブタンアミド
前記実施例に記載の方法に従って、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。35%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAD−Hカラムで、標題化合物を、第2の溶出ピークとして、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.92(s、1H)、7.47(d、J=2.1Hz、1H)、7.38(d、J=8.5Hz、1H)、7.31(dd、J=2.1Hz、J=8.5Hz、1H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、4.21−4.31(m、2H)、3.92−4.02(m、2H)、3.06(s、3H)、2.88−2.96(m、5H)、2.55−2.66(m、1H)、2.37−2.45(m、4H)、1.94−2.04(m、1H)、1.91(d、J=7.1Hz、3H)、1.53−1.88(m、7H)、0.87−1.00(m、1H)。LCMS[M+H]:569.1。
【1072】
[実施例76]
【1073】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【1074】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−イソプロピルピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
アセトンを用いる一般手順A、一般手順C、及び前駆体IVを用いる一般手順Dに従って、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。30%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/100バールCO
2を用いるAD−Hカラムで、標題化合物を、第1の溶出ピークとして、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.94(s、1H)、7.47(d、J=2.1Hz、1H)、7.38(d、J=8.5Hz、1H)、7.31(dd、J=2.1Hz、J=8.5Hz、1H)、6.45(q、J=7.0Hz、1H)、4.23−4.33(m、2H)、3.92−4.02(m、2H)、2.84−2.94(m、2H)、2.74−2.84(m、1H)、2.55−2.65(m、1H)、2.13−2.23(m、1H)、1.72−1.94(m、7H)、1.52−1.66(m、1H)、1.07−1.20(m、7H)、0.85−0.98(m、1H)。LCMS[M+H]:498.2。
【1075】
[実施例77]
【1076】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【1077】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−イソプロピルピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
アセトンを用いる一般手順A、一般手順C、及び前駆体IVを用いる一般手順Dに従って、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。標題化合物を、30%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/100バールCO
2を用いるAD−Hカラムで、第2の溶出ピークとして、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.94(s、1H)、7.48(d、J=2.1Hz、1H)、7.39(d、J=8.5Hz、1H)、7.31(dd、J=2.1Hz、J=8.5Hz、1H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、4.22−4.32(m、2H)、3.92−4.02(m、2H)、2.84−2.94(m、2H)、2.73−2.83(m、1H)、2.55−2.66(m、1H)、2.12−2.22(m、1H)、1.72−1.94(m、7H)、1.52−1.66(m、1H)、1.07−1.21(m、7H)、0.85−0.98(m、1H)。LCMS[M+H]:498.2。
【1078】
[実施例78]
【1079】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【1080】
4−((R)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタンアミド
一般手順A及び4−オキソブタン酸メチルから出発して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。tert−ブチル3−(1−(4−メトキシ−4−オキソブチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを、環境温度で18時間にわたり4当量の水酸化リチウム/メタノール/水(体積比3:1)混合物で加水分解し、次にメタノールを減圧下に除去し、反応混合物を、濃HClでpH7となるまで酸性とし、DCMで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒を減圧下に除去することで、相当する酸を白色固体として得た。4−(3−(1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタン酸を、HATU(1.2当量)/脱水DMF(0.2M)と混和し、5分間攪拌し、次に、ジイソプロピルエチルアミン(3当量)を加え、環境温度でさらに10分間攪拌した。次に、2Mジメチルアミン/THF溶液を反応混合物(5当量)に加え、反応液を環境温度で18時間攪拌し、1M炭酸ナトリウムで反応停止し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物を、手順Cを用いて脱保護し、一般手順Dを用いて、最後に前駆体IVとカップリングさせた。標題化合物を、30%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAD−Hカラムで、第2の溶出ピークとして、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.92(s、1H)、7.47(d、J=2.1Hz、1H)、7.38(d、J=8.5Hz、1H)、7.30(dd、J=2.1Hz、J=8.5Hz、1H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.21−4.31(m、2H)、3.92−4.02(m、2H)、2.87−2.96(m、2H)、2.55−2.68(m、1H)、2.37−2.44(m、2H)、2.23(t、J=7.4Hz、2H)、1.94−2.06(m、1H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.53−1.89(m、7H)、0.87−1.00(m、1H)。LCMS[M+H]:541.2。
【1081】
[実施例79]
【1082】
【化163】
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【1083】
4−((S)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)ブタンアミド
前記実施例で示した方法に従って、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。標題化合物を、30%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAD−Hカラムで、第1の溶出ピークとして、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.93(s、1H)、7.47(d、J=2.1Hz、1H)、7.38(d、J=8.5Hz、1H)、7.31(dd、J=2.1Hz、J=8.5Hz、1H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、4.22−4.32(m、2H)、3.92−4.02(m、2H)、2.88−2.98(m、2H)、2.55−2.68(m、1H)、2.37−2.45(m、2H)、2.23(t、J=7.4Hz、2H)、1.95−2.06(m、1H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.53−1.99(m、7H)、0.84−1.01(m、1H)。LCMS[M+H]:541.2。
【1084】
[実施例80]
【1085】
【化164】
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【1086】
6−(3−((R)−1−((1H−イミダゾール−2−イル)メチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
一般手順A及び1H−イミダゾール−2−カルボアルデヒドから出発し、次に一般手順C、及び一般手順Dを用いる前駆体IVとの最終カップリングを行って、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。標題化合物を、20%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAD−Hカラムで、第2の溶出ピークとして、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.89(s、1H)、7.46(d、J=2.1Hz、1H)、7.37(d、J=8.5Hz、1H)、7.29(dd、J=2.1Hz、J=8.5Hz、1H)、7.00(bs、2H)、6.43(q、J=7.0Hz、1H)、4.16−4.30(m、2H)、3.85−3.98(m、2H)、3.62(bs、2H)、2.76−2.88(m、2H)、2.58−2.70(m、1H)、2.06−2.16(m、1H)、1.52−1.94(m、8H)、0.85−1.00(m、1H)。LCMS[M+H]:536.0。
【1087】
[実施例81]
【1088】
【化165】
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【1089】
6−(3−((S)−1−((1H−イミダゾール−2−イル)メチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
一般手順A及び1H−イミダゾール−2−カルボアルデヒドから出発し、次に一般手順C、及び一般手順Dを用いる前駆体IVとの最終カップリングを行って、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。標題化合物を、20%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAD−Hカラムで、第1の溶出ピークとして、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.92(s、1H)、7.47(d、J=2.1Hz、1H)、7.37(d、J=8.5Hz、1H)、7.30(dd、J=2.1Hz、J=8.5Hz、1H)、7.00(bs、2H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.18−4.32(m、2H)、3.82−4.00(m、2H)、3.63(bs、2H)、2.77−2.89(m、2H)、2.58−2.70(m、1H)、2.04−2.14(m、1H)、1.53−1.94(m、8H)、0.86−1.00(m、1H)。LCMS[M+H]:536.0。
【1090】
[実施例82]
【1091】
【化166】
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【1092】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−((R)−4−ヒドロキシブタン−2−イル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル及び1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−((S)−4−ヒドロキシブタン−2−イル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
4−ヒドロキシブタン−2−オンを用いる一般手順Aを用い、次に一般手順C、及び一般手順D及び前駆体IVを用いるカップリングを行って、二つの標題化合物およびそれらの個々のジアステレオマー(4種類のジアステレオマー)の混合物を製造した。単一のジアステレオマーを、35%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAD−Hカラムで分離し、次に、ピーク1及び2に相当する化合物を、20%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるOJ−Hカラムでさらに精製した。第1の溶出異性体は、次の
1H NMRを有していた(400MHz、CDCl
3;遊離塩基):δppm7.61(s、1H)、7.37(s、1H)、7.36(d、J=5.9Hz、1H)、7.20(dd、J=2.1Hz、J=8.5Hz、1H)、6.46(q、J=7.1Hz、1H)、4.20−4.30(m、2H)、3.76−4.03(m、4H)、2.86−3.02(m、2H)、2.70−2.80(m、1H)、2.47−2.68(m、2H)、1.87−1.98(m、4H)、1.70−1.84(m、4H)、1.54−1.70(m、1H)、1.29−1.38(m、1H)、0.87−1.04(m、4H)。LCMS[M+H]:528.2。第2の溶出異性体は、次の
1H NMRを有していた(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.82(s、1H)、7.37(s、1H)、7.36(d、J=6.Hz、1H)、7.20(dd、J=2.2Hz、J=8.5Hz、1H)、6.46(q、J=7.0Hz、1H)、4.19−4.29(m、2H)、3.72−4.00(m、4H)、2.87−3.00(m、2H)、2.70−2.80(m、1H)、2.52−2.64(m、1H)、2.14−2.24(m、1H)、1.98−2.10(m、1H)、1.72−1.97(m、8H)、1.41−1.54(m、1H)、1.27−1.37(m、1H)、0.84−1.02(m、4H)。LCMS[M+H]:528.2。
【1093】
[実施例83]
【1094】
【化167】
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【1095】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−((R)−4−ヒドロキシブタン−2−イル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル及び1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−((S)−4−ヒドロキシブタン−2−イル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
4−ヒドロキシブタン−2−オンを用いる一般手順Aを用い、次に、一般手順C、及び一般手順D及び前駆体IVを用いるカップリングを行って、二つの標題化合物およびそれらの個々のジアステレオマー(4種類のジアステレオマー)の混合物を製造した。単一のジアステレオマーを、35%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAD−Hカラムで分離した。第3の溶出異性体は、次の
1H NMRを有していた(400MHz、CDCl
3;遊離塩基):δppm7.82(s、1H)、7.34−7.37(m、2H)、7.19(dd、J=2.2Hz、J=8.5Hz、1H)、6.45(q、J=7.0Hz、1H)、4.19−4.27(m、2H)、3.73−4.06(m、4H)、2.88−3.00(m、2H)、2.70−2.78(m、1H)、2.53−2.66(m、1H)、2.15−2.25(m、1H)、2.00−2.10(m、1H)、1.72−1.98(m、8H)、1.40−1.54(m、1H)、1.28−1.37(m、1H)、0.84−1.01(m、4H)。LCMS[M+H]:528.2。第4の溶出異性体は次の
1H NMRを有していた(400MHz、CDCl
3;遊離塩基):δppm7.81(s、1H)、7.38(d、J=2.1Hz、1H)、7.35(d、J=8.4Hz、1H)、7.19(dd、J=2.2Hz、J=8.4Hz、1H)、6.44(q、J=7.2Hz、1H)、4.18−4.29(m、2H)、3.68−4.08(m、4H)、2.86−3.00(m、2H)、2.46−2.78(m、3H)、1.54−1.98(m、10H)、1.28−1.41(m、1H)、0.87−1.04(m、4H)。LCMS[M+H]:528.2。
【1096】
[実施例84]
【1097】
【化168】
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【1098】
メチル(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)カーバメート
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたりヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物をDCM(0.26M)に溶解させ、3当量のトリエチルアミンを加え、次に環境温度でクロルギ酸メチル(1.2当量)を滴下した。反応混合物を70分間攪拌し、1M炭酸ナトリウムで反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、溶媒を減圧下に除去した。粗取得物を、一般手順Cを用いて脱保護し、一般手順Dを用いて前駆体IIとカップリングさせた。標題化合物を、35%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAD−Hカラムで、第1の溶出ピークとして、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.75(s、1H)、7.45(d、J=2.1Hz、1H)、7.36(d、J=8.5Hz、1H)、7.26(dd、J=2.1Hz、J=8.5Hz、1H)、6.29(q、J=7.2Hz、1H)、4.22−4.32(m、2H)、3.94−4.04(m、2H)、3.43−3.69(m、7H)、3.12−3.22(m、2H)、2.80−2.92(m、1H)、2.56−2.72(m、2H)、2.50(s、3H)、1.75−2.16(m、7H)、1.12−1.30(m、1H)。LCMS[M+H]:546.1。
【1099】
[実施例85]
【1100】
【化169】
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【1101】
メチル(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)カーバメート
前記実施例で示した方法に従って、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。標題化合物を、35%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAD−Hカラムで、第2の溶出ピークとして、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.75(s、1H)、7.44(d、J=2.1Hz、1H)、7.36(d、J=8.5Hz、1H)、7.26(dd、J=2.2Hz、J=8.5Hz、1H)、6.29(q、J=7.0Hz、1H)、4.24−4.32(m、2H)、3.95−4.05(m、2H)、3.61−3.77(m、5H)、3.44−3.60(m、2H)、3.21−3.29(m、2H)、2.88−2.98(m、1H)、2.62−2.73(m、2H)、2.50(s、3H)、1.92−2.18(m、3H)、1.76−1.92(m、4H)、1.14−1.30(m、1H)。LCMS[M+H]:546.1。
【1102】
[実施例86]
【1103】
【化170】
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【1104】
N−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたり、ヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物をDCM(0.23M)に溶解させ、3当量のトリエチルアミンを加え、次に無水酢酸(1.1当量)を環境温度で滴下した。反応混合物を12時間攪拌し、水で反応停止し、DCMで抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物を、一般手順Cを用いて脱保護し、一般手順Dを用いて前駆体Vとカップリングさせた。標題化合物を、20%メタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるOD−Hカラムで、第1の溶出異性体として、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.94(s、1H)、7.47(d、J=2.0Hz、1H)、7.27−7.37(m、2H)、6.44(q、J=7.0Hz、1H)、4.27−4.37(m、2H)、4.00−4.10(m、2H)、3.50−3.78(m、5H)、3.23−3.29(m、2H)、2.87−2.98(m、1H)、2.63−2.73(m、1H)、1.78−2.20(m、10H)、1.14−1.30(m、1H)。LCMS[M+H]:584.0。
【1105】
[実施例87]
【1106】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【1107】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
前記実施例に記載の方法に従って、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。標題化合物を、20%メタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるOD−Hカラムで、第2の溶出異性体として、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.93(s、1H)、7.48(d、J=2.1Hz、1H)、7.28−7.38(m、2H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.26−4.37(m、2H)、3.98−4.08(m、2H)、3.44−3.64(m、4H)、3.06−3.16(m、2H)、2.63−2.88(m、2H)、2.46−2.60(m、1H)、1.72−2.16(m、9H)、1.12−1.26(m、1H)。LCMS[M+H]:584.0。
【1108】
[実施例88]
【1109】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【1110】
N−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)イソブチルアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパノールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたり、ヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し(10mLで3回)、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物をDMF(0.5M)に溶解させ、3当量のトリエチルアミン及び1.2当量のHATUを加え、15分間攪拌した。イソ酪酸のDCM中溶液を加え、反応混合物を環境温度で攪拌した。反応が完結したらすぐに、それを1M炭酸ナトリウムによって反応停止し、酢酸エチルで3回抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物を、一般手順Cを用いて脱保護し、一般手順Dを用いて前駆体Vとカップリングさせた。標題化合物を、25%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAS−Hカラムで、第2の溶出異性体として、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.93(s、1H)、7.48(d、J=2.0Hz、1H)、7.28−7.36(m、2H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.28−4.38(m、2H)、3.99−4.10(m、2H)、3.50−3.68(m、4H)、3.17−3.27(m、2H)、2.84−3.00(bm、1H)、2.62−2.78(bm、2H)、2.43−2.55(m、1H)、1.76−2.22(m、7H)、1.11−1.34(m、7H)。LCMS[M+H]:612.2。
【1111】
[実施例89]
【1112】
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【1113】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)イソブチルアミド
前記実施例に記載の方法に従って、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。標題化合物を、25%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAS−Hカラムで、第1の溶出異性体として、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.93(s、1H)ppm7.48(d、J=2.1Hz、1H)、7.28−7.37(m、2H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.24−4.37(m、2H)、3.98−4.08(m、2H)、3.40−3.60(m、4H)、3.03−3.16(m、2H)、2.63−2.87(bm、2H)、2.41−2.60(m、2H)、1.72−2,15(m、7H)、1.11−1.25(m、7H)。LCMS[M+H]:612.2。
【1114】
[実施例90]
【1115】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
【1116】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)イソブチルアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパノールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたり、ヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し(10mLで3回)、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物をDMF(0.5M)に溶解させ、3当量のトリエチルアミン及び1.2当量のHATUを加え、15分間攪拌した。イソ酪酸のDCM中溶液を加え、反応混合物を環境温度で攪拌した。反応が完結したらすぐに、それを1M炭酸ナトリウムによって反応停止し、酢酸エチルで3回抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物を、一般手順Cを用いて脱保護し、一般手順Dを用いて前駆体IIとカップリングさせた。標題化合物を、25%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAD−Hカラムで、第1の溶出異性体として、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.75(s、1H)、7.45(d、J=2.1Hz、1H)、7.36(d、J=8.5Hz、1H)、7.26(dd、J=2.2Hz、J=8.5Hz、1H)、6.29(q、J=7.1Hz、1H)、4.22−4.33(m、2H)、3.95−4.05(m、2H)、3.53−3.73(m、4H)、3.21−3.31(m、2H)、2.89−3.00(m、1H)、2.62−2.78(m、2H)、2.45−2.52(m、4H)、1.80−2.20(m、7H)、1.09−1.16(m、7H)。LCMS[M+H]:558.1。
【1117】
[実施例91]
【1118】
【化175】
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【1119】
N−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)イソブチルアミド
前記実施例に記載の方法に従って、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。標題化合物を、25%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAD−Hカラムで、第2の溶出異性体として、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.76(s、1H)、7.44(d、J=2.1Hz、1H)、7.35(d、J=8.5Hz、1H)、7.26(dd、J=2.1Hz、J=8.5Hz、1H)、6.29(q、J=7.1Hz、1H)、4.23−4.33(m、2H)、3.96−4.05(m、2H)、3.50−3.70(m、5H)、3.22−3.28(m、2H)、2.90−3.00(m、1H)、2.62−2.72(m、1H)、2.43−2.53(m、4H)、1.77−2.20(m、7H)、1.08−1.30(m、7H)。LCMS[M+H]:558.1。
【1120】
[実施例92]
【1121】
【化176】
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【1122】
N−(2−((R)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパノールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたり、ヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物をDCM(0.23M)に溶解させ、3当量のトリエチルアミンを加え、次に、無水酢酸(1.1当量)を環境温度で滴下した。反応混合物を12時間攪拌し、水で反応停止し、DCMで抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物を、一般手順Cを用いて脱保護し、一般手順Dを用いて前駆体IVとカップリングさせた。標題化合物を、40%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAD−Hカラムで、第1の溶出異性体として、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.91(s、1H)、7.46(d、J=2.1Hz、1H)、7.37(d、J=8.5Hz、1H)、7.30(dd、J=2.1Hz、J=8.4Hz、1H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.20−4.30(m、2H)、3.92−4.02(m、2H)、3.34(t、J=7.0Hz、2H)、2.88−2.98(m、2H)、2.55−2.67(m、1H)、2.45−2.53(m、2H)、1.53−2.08(m、12H)、0.87−1.01(m、1H)。LCMS[M+H]541.1。
【1123】
[実施例93]
【1124】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【1125】
N−(2−((S)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたり、ヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物をDCM(0.23M)に溶解させ、3当量のトリエチルアミンを加え、次に、無水酢酸(1.1当量)を環境温度で滴下した。反応混合物を12時間攪拌し、水で反応停止し、DCMで抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物を一般手順Cを用いて脱保護し、一般手順Dを用いて前駆体IVとカップリングさせた。標題化合物を、0%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるAD−Hカラムで、第2の溶出異性体として、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CD
3OD;遊離塩基):δppm7.92(s、1H)、7.46(d、J=2.1Hz、1H)、7.37(d、J=8.5Hz、1H)、7.30(dd、J=2.1Hz、J=8.5Hz、1H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.20−4.30(m、2H)、3.91−4.02(m、2H)、3.30−3.38(m、2H)、2.87−3.87(m、2H)、2.55−2.67(m、1H)、2.45−2.53(m、2H)、1.52−2.10(m、12H)、0.86−1.00(m、1H)。LCMS[M+H]541.1。
【1126】
[実施例94]
【1127】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【1128】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(3−ヒドロキシプロピル)ピロリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
一般手順Aにおいてtert−ブチル3−(ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートに代えて市販のtert−ブチル3−(1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを用い、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。次に、一般手順Cを用いて脱保護を行い、一般手順Dに従って前駆体IVとカップリングさせた。これら一般手順の全てにおいて、相当するピロリジン類縁体を用いた。標題化合物を、20%メタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるOJ−Hカラムで、第1の溶出異性体として、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CDCl
3;遊離塩基):δppm7.81(s、1H)、7.34−7.38(m、2H)、7.19(dd、J=2.2Hz、J=8.5Hz、1H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、4.22−4.30(m、2H)、3.77−3.87(m、4H)、2.72−2.88(m、5H)、2.60−2.70(m、1H)、2.49−2.60(m、1H)、2.42−2.49(m、1H)、2.03−2.13(m、1H)、1.89(d、J=7.1Hz、3H)、1.70−1.79(m、2H)、1.42−1.53(m、1H)。LCMS[M+H]500.0。
【1129】
[実施例95]
【1130】
【化179】
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【1131】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−(3−ヒドロキシプロピル)ピロリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
一般手順Aにおいてtert−ブチル3−(ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートに代えて市販のtert−ブチル3−(1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを用い、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。次に、一般手順Cを用いて脱保護を行い、一般手順Dに従って前駆体IVとカップリングさせた。これら一般手順の全てにおいて、相当するピロリジン類縁体を用いた。標題化合物を、20%メタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2、100バールを用いるOJ−Hカラム、第2の溶出異性体として、それのジアステレオマーから分離した。
1H NMR(400MHz、CDCl
3;遊離塩基):δppm7.81(s、1H)、7.34−7.38(m、2H)、7.19(dd、J=2.1Hz、J=8.5Hz、1H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、4.20−4.30(m、2H)、3.77−3.88(m、4H)、2.72−2.88(m、5H)、2.60−2.70(m、1H)、2.48−2.60(m、1H)、2.41−2.48(m、1H)、2.02−2.13(m、1H)、1.89(d、J=7.1Hz、3H)、1.70−1.78(m、2H)、1.42−1.53(m、1H)。LCMS[M+H]500.0。
【1132】
[実施例96]
【1133】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【1134】
N−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)プロパン−2−スルホンアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたり、ヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。DCM(2mL)中の粗tert−ブチル3−[1−(2−アミノエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(120mg、0.423mmol)をトリエチルアミン(129mg、1.27mmol、3.0当量)及び2−プロパンスルホニルクロライド(73mg、0.51mmol、1.2当量)で処理した。30分後、混合物を1M炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル3−(1−(2−((1−メチルエチル)スルホンアミド)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを得た。tert−ブチル3−(1−(2−((1−メチルエチル)スルホンアミド)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを、一般手順C及びDに従って前駆体IIと縮合させて、ジアステレオマーの混合物を得た。標題化合物を、25%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うAS−H 20×250mmカラムを用いるSFCによってそれのジアステレオマーから分離して、標題化合物の遊離塩基を第1の溶出異性体として得て、EtOHに溶かし、冷却して0℃とし、1当量の0.01M HCl/EtOHを加えることで、相当するHCl塩に変換した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4;HCl塩)δ7.74(s、1H)、7.43(d、J=2.1Hz、1H)、7.36(d、J=8.5Hz、1H)、7.26(dd、J=8.5、2.2Hz、1H)、6.28(q、J=7.1Hz、1H)、4.26(q、J=8.6Hz、2H)、4.04−3.94(m、2H)、3.77−3.69(m、1H)、3.68−3.61(m、1H)、3.57−3.46(m、2H)、3.37−3.32(m、1H)、3.29−3.21(m、2H)、3.02−2.92(m、1H)、2.75−2.61(m、2H)、2.50(s、3H)、2.20−2.09(m、1H)、2.07−1.88(m、3H)、1.86(d、J=7.1Hz、3H)、1.37(d、J=6.8、Hz、3H)、1.36(d、J=6.8、Hz、3H)、1.27−1.20(m、1H)。LCMS[M+H]594.1。
【1135】
[実施例97]
【1136】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【1137】
N−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)プロパン−2−スルホンアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたり、ヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。DCM(2mL)中の粗tert−ブチル3−[1−(2−アミノエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(120mg、0.423mmol)をトリエチルアミン(129mg、1.27mmol、3.0当量)及び2−プロパンスルホニルクロライド(73mg、0.51mmol、1.2当量)で処理した。30分後、混合物を1M炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル3−(1−(2−((1−メチルエチル)スルホンアミド)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを得た。tert−ブチル3−(1−(2−((1−メチルエチル)スルホンアミド)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを、一般手順C及びDに従って前駆体IIと縮合させて、ジアステレオマーの混合物を得た。標題化合物を、25%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うAS−H 20×250mmカラムを用いるSFCによってそれのジアステレオマーから分離して、標題化合物の遊離塩基を第2の溶出異性体として得て、EtOHに溶かし、冷却して0℃とし、1当量の0.01M HCl/EtOHを加えることで、相当するHCl塩に変換した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4;HCl塩)δ7.74(s、1H)、7.44(d、J=2.1Hz、1H)、7.37(d、J=8.5Hz、1H)、7.26(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.29(q、J=7.1Hz、1H)、4.33−4.22(m、2H)、4.04−3.96(m、2H)、3.77−3.70(m、1H)、3.68−3.59(m、1H)、3.56−3.45(m、2H)、3.37−3.32(m、1H)、3.27−3.23(m、2H)、3.01−2.91(m、2H)、2.74−2.62(m、2H)、2.50(s、3H)、2.19−2.10(m、1H)、2.08−1.88(m、2H)、1.86(d、J=7.1Hz、3H)、1.37(d、J=6.8Hz、3H)、1.35(d、J=6.8Hz、3H)、1.24−1.18(m、1H)。LCMS[M+H]594.0。
【1138】
[実施例98]
【1139】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【1140】
N−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)メタンスルホンアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたり、ヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。DCM(2mL)中の粗tert−ブチル3−[1−(2−アミノエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(120mg、0.423mmol)をトリエチルアミン(129mg、1.27mmol、3.0当量)及びメタンスルホニルクロライド(58mg、0.51mmol、1.2当量)で処理した。30分後、混合物を1M炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル3−(1−(2−(メチルスルホンアミド)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを得た。tert−ブチル3−(1−(2−(メチルスルホンアミド)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを、一般手順C及びDに従って前駆体IIと縮合させて、ジアステレオマーの混合物を得た。標題化合物を、30%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うAS−Hカラムを用いるSFCによって、それのジアステレオマーから分離して、標題化合物の遊離塩基を第1の溶出異性体として得て、EtOHに溶かし、冷却して0℃とし、1当量の0.01M HCl/EtOHを加えることで、相当するHCl塩に変換した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、HCl塩)δ7.73(s、1H)、7.44(d、J=2.1Hz、1H)、7.37(d、J=8.5Hz、1H)、7.26(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.29(q、J=7.1Hz、1H)、4.32−4.19(m、2H)、4.03−3.93(m、2H)、3.57−3.40(m、4H)、3.22−3.11(m、2H)、3.02(s、3H)、2.88−2.75(m、1H)、2.72−2.47(m、2H)、2.50(s、3H)、2.17−2.03(m、1H)、2.02−1.89(m、2H)、1.87(d、J=7.1Hz、3H)、1.85−1.76(m、1H)、1.25−1.08(m、1H)。LCMS[M+H]566.0(M+H
+)。
【1141】
[実施例99]
【1142】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【1143】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)メタンスルホンアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたり、ヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。DCM(2mL)中の粗tert−ブチル3−[1−(2−アミノエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(120mg、0.423mmol)をトリエチルアミン(129mg、1.27mmol、3.0当量)及びメタンスルホニルクロライド(58mg、0.51mmol、1.2当量)で処理した。30分後、混合物を1M炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル3−(1−(2−(メチルスルホンアミド)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを得た。tert−ブチル3−(1−(2−(メチルスルホンアミド)エチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを、一般手順C及びDに従って前駆体IIと縮合させて、ジアステレオマーの混合物を得た。標題化合物を、30%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うAS−Hカラムを用いるSFCによって、それのジアステレオマーから分離して、標題化合物の遊離塩基を第2の溶出異性体として得て、EtOHに溶かし、冷却して0℃とし、1当量の0.01M HCl/EtOHを加えることで、相当するHCl塩に変換した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4;HCl塩)δ7.76(s、1H)、7.45(d、J=2.1Hz、1H)、7.37(d、J=8.5Hz、1H)、7.27(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.29(q、J=7.1Hz、1H)、4.34−4.21(m、2H)、4.04−3.96(m、2H)、3.82−3.41(m、4H)、3.29−3.26(m、1H)、3.03(s、3H)、3.02−2.92(m、2H)、2.76−2.60(m、2H)、2.50(s、3H)、2.23−2.10(m、1H)、2.08−1.89(m、3H)、1.87(d、J=7.1Hz、3H)、1.25−1.18(m、1H)。LCMS[M+H]566.0。
【1144】
[実施例100]
【1145】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【1146】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたり、ヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。DCM(2mL)中の粗tert−ブチル3−[1−(2−アミノエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(120mg、0.423mmol)を、トリエチルアミン(129mg、1.27mmol、3.0当量)及び塩化アセチル(40.0mg、0.51mmol、1.2当量)で処理した。30分後、混合物を1M炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル3−(1−(2−アセトアミドエチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを得た。tert−ブチル3−(1−(2−アセトアミドエチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを、一般手順C及びDに従って前駆体IIと縮合させて、ジアステレオマーの混合物を得た。標題化合物を、25%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うAD−Hカラムを用いるSFCによって、それのジアステレオマーから分離して、標題化合物の遊離塩基を第1の溶出異性体として得て、EtOHに溶かし、冷却して0℃とし、1当量の0.01M HCl/EtOHを加えることで、相当するHCl塩に変換した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4;HCl塩)δ7.75(s、1H)、7.44(d、J=2.1Hz、1H)、7.36(d、J=8.5Hz、1H)、7.26(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.29(q、J=7.1Hz、1H)、4.27(q、J=8.9Hz、2H)、4.00(ddd、J=11.6、8.9、5.6Hz、2H)、3.78−3.63(m、2H)、3.58−3.46(m、1H)、3.25(t、J=5.8Hz、2H)、2.98−2.86(m、1H)、2.73−2.62(m、2H)、2.50(s、3H)、2.14−1.94(m、4H)、1.99(s、3H)、1.86(d、J=7.1Hz、3H)、1.86−1.77(m、1H)、1.21(d、J=17.3Hz、1H)。LCMS[M+H]530.1。
【1147】
[実施例101]
【1148】
【化185】
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【1149】
N−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)アセトアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたり、ヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。DCM(2mL)中の粗tert−ブチル3−[1−(2−アミノエチル)−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(120mg、0.423mmol)をトリエチルアミン(129mg、1.27mmol、3.0当量)及び塩化アセチル(40.0mg、0.51mmol、1.2当量)で処理した。30分後、混合物を1M炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で反応停止し、酢酸エチルで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル3−(1−(2−アセトアミドエチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを得た。tert−ブチル3−(1−(2−アセトアミドエチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを、一般手順C及びDに従って前駆体IIと縮合させて、ジアステレオマーの混合物を得た。標題化合物を、25%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うAD−Hカラムを用いるSFCによって、それのジアステレオマーから分離して、標題化合物の遊離塩基を第2の溶出異性体として得て、EtOHに溶かし、冷却して0℃とし、1当量の0.01M HCl/EtOHを加えることで、相当するHCl塩に変換した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4;HCl塩)δ7.75(s、1H)、7.44(d、J=2.1Hz、1H)、7.36(d、J=8.5Hz、1H)、7.26(dd、J=8.5、2.2Hz、1H)、6.29(q、J=7.1Hz、1H)、4.27(t、J=8.3Hz、2H)、3.99(ddd、J=8.5、5.6、2.2Hz、2H)、3.75−3.44(m、3H)、3.21(t、J=5.8Hz、2H)、2.99−2.81(m、1H)、2.77−2.57(m、2H)、2.50(s、3H)、2.18−2.00(m、3H)、2.00(s、3H)、1.99−1.92(m、1H)、1.87(d、J=7.1Hz、3H)、1.81(s、1H)、1.27−1.18(m、1H)。LCMS[M+H]530.1。
【1150】
[実施例102]
【1151】
【化186】
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【1152】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−イソプロピルピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン
前駆体VI及びアセトンを用いる一般手順Aを用い、次に手順Cを行って、標題化合物を製造した。得られた生成物を、手順Dを用いて前駆体Vと縮合させた。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4;HCl塩)δ7.94(s、1H)、7.49(d、J=2.0Hz、1H)、7.35(d、J=8.5Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.0Hz、1H)、6.44(q、J=7.0Hz、1H)、4.38−4.26(m、2H)、4.08−3.98(m、2H)、3.49−3.34(m、2H)、3.03−2.90(m、1H)、2.82−2.63(m、2H)、2.21−2.13(m、2H)、2.11−2.03(m、1H)、2.02−1.95(m、1H)、1.91(d、J=7.1Hz、3H)、1.88−1.80(m、1H)、1.38(d、J=4.5Hz、6H)、1.26−1.20(m、1H)。LCMS[M+H]541.0。
【1153】
[実施例103]
【1154】
【化187】
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【1155】
(R)−1−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパン−2−オール
1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−オール(258mg、1.69mmol)及び3−(((エチルイミノ)メチレン)アミノ)−N,N−ジメチルプロパン−1−アミン塩酸塩(324mg、1.69mmol)を用い、前駆体VI(270mg、1.30mmol)をDMF(5mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパン酸(152mg、1.69mmol)と30分間縮合させ、酢酸エチル(50mL)に投入し、ブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、残留物を、シリカゲル及びメタノール(0%から20%)/DCMの勾配を用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2R)−2−ヒドロキシプロパノイル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(350mg、1.12mmol)を得た。3−[(3R)−1−[(2R)−2−ヒドロキシプロパノイル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(350mg、1.12mmol)をテトラヒドロフラン(6mL)に溶解させ、ボラン−テトラヒドロフラン錯体(3.36mL、3.36mmol、1Mテトラヒドロフラン中溶液)で処理し、12時間攪拌し、メタノールで反応停止し、減圧下に濃縮し、残留物を、シリカゲル及びメタノール(0%から20%)/DCMの勾配を用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(193mg、0.6500mmol)を得た。tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートを、一般手順C及びDを用いて前駆体Vと縮合させて、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4;HCl塩)δ7.93(s、1H)、7.49(d、J=2.0Hz、1H)、7.35(d、J=8.5Hz、1H)、7.30(dd、J=8.5、2.0Hz、1H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.38−4.26(m、2H)、4.26−4.17(m、1H)、4.07−3.96(m、2H)、3.76−3.70(m、1H)、3.70−3.65(m、1H)、3.58−3.54(m、1H)、3.15−3.00(m、2H)、2.93−2.81(m、1H)、2.79−2.58(m、2H)、2.28−2.12(m、1H)、2.11−1.92(m、2H)、1.91(d、J=7.1Hz、3H)、1.89−1.75(m、1H)、1.24(d、J=6.2Hz、3H)、1.22−1.18(m、1H)。LCMS[M+H]557.0。
【1156】
[実施例104]
【1157】
【化188】
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【1158】
(S)−1−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパン−2−オール
1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−オール(258mg、1.69mmol)及び3−(((エチルイミノ)メチレン)アミノ)−N,N−ジメチルプロパン−1−アミン塩酸塩(324mg、1.69mmol)を用い、前駆体VI(270mg、1.30mmol)を、DMF(5mL)中の(2S)−2−ヒドロキシプロパン酸(152mg、1.69mmol)と30分間縮合させ、酢酸エチル(50mL)に投入し、ブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、残留物を、シリカゲル及びメタノール(0%から20%)/DCMの勾配を用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2S)−2−ヒドロキシプロパノイル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(350mg、1.12mmol)を得た。3−[(3R)−1−[(2S)−2−ヒドロキシプロパノイル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(350mg、1.12mmol)をテトラヒドロフラン(6mL)に溶解させ、ボラン−テトラヒドロフラン錯体(3.36mL、3.36mmol、1Mテトラヒドロフラン中溶液)で処理し、12時間攪拌し、メタノールで反応停止し、減圧下に濃縮し、残留物を、シリカゲル及びメタノール(0%から20%)/DCMの勾配を用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(90mg、0.3016mmol)を得た。tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2S)−2−ヒドロキシプロピル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートを、一般手順C及びDを用いて前駆体Vと縮合させて、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4;HCl塩)δ7.93(s、1H)、7.48(d、J=2.0Hz、1H)、7.35(d、J=8.5Hz、1H)、7.30(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.37−4.25(m、2H)、4.23−4.10(m、1H)、4.07−3.97(m、2H)、3.77−3.56(m、2H)、3.55−3.39(m、1H)、3.07−2.76(m、3H)、2.19−2.03(m、1H)、1.98−1.92(m、2H)、1.91(d、J=7.1Hz、3H)、1.90−1.80(m、2H)、1.22(d、J=6.2Hz、3H)、1.20−1.17(m、1H)。LCMS[M+H]557.0。
【1159】
[実施例105]
【1160】
【化189】
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【1161】
N−((R)−1−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパン−2−イル)アセトアミド
2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(642mg、1.69mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.587mL、3.38mmol)を用い、前駆体VI(270mg、1.13mmol)をDMF(3mL)中の(2R)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロパン酸(376.7mg、1.69mmol)と12時間縮合させ、酢酸エチル(50mL)に投入し、ブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、残留物を、シリカゲル及び酢酸エチル(10%から100%)/ヘキサンの勾配を用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2R)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロパノイル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(306mg、0.687mmol)を得た。tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2R)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロパノイル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(306mg、0.687mmol)をテトラヒドロフラン(6mL)に溶解させ、ボラン−テトラヒドロフラン錯体(2.06mL、2.06mmol、1Mテトラヒドロフラン中溶液)で処理し、12時間攪拌し、メタノールで反応停止し、減圧下に濃縮し、残留物を、シリカゲル及びメタノール(0%から20%)/DCMの勾配を用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2R)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(296mg、0.687mmol)を得た。tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2R)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(296mg、0.687mmol)をメタノール(5mL)に溶解させ、パラジウム/炭素10重量%(89.4mg)を加え、混合物を水素雰囲気(風船)下に置き、15分間攪拌し、セライトで濾過し、減圧下に濃縮し、DCM(5mL)で希釈し、トリエチルアミン(0.29mL、2.07mmol)及び塩化アセチル(0.15mL、2.07mmol)で処理し、30分間攪拌し、1M炭酸ナトリウムで反応停止し、酢酸エチルで抽出し(5mLで2回)、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2R)−2−アセトアミドプロピル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(220mg、0.648mmol)を得た。tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2R)−2−アセトアミドプロピル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートを、一般手順C及びDを用いて前駆体Vと縮合させて、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4;HCl塩)δ7.93(s、1H)、7.49(d、J=2.1Hz、1H)、7.35(d、J=8.5Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.0Hz、1H)、6.44(q、J=7.2Hz、1H)、4.39−4.24(m、3H)、4.08−3.93(m、2H)、3.58−3.47(m、1H)、3.44−3.34(m、1H)、3.17−2.94(m、2H)、2.86−2.49(m、2H)、2.19−2.00(m、1H)、2.00(s、3H)、1.98−1.94(m、3H)、1.91(d、J=7.1Hz、3H)、1.83−1.68(m、1H)、1.24(d、J=6.8Hz、3H)、1.20−1.17(m、1H)。LCMS[M+H]598.1。
【1162】
[実施例106]
【1163】
【化190】
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【1164】
N−((S)−1−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパン−2−イル)アセトアミド
2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(642mg、1.69mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.587mL、3.38mmol)を用い、前駆体VI(270mg、1.13mmol)をDMF(3mL)中の(2S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロパン酸(376.7mg、1.69mmol)と12時間縮合させ、酢酸エチル(50mL)に投入し、ブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し、残留物を、シリカゲル及び酢酸エチル(10%から100%)/ヘキサンの勾配を用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロパノイル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(501mg、1.13mmol)を得た。tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロパノイル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(501mg、1.13mmol)をテトラヒドロフラン(6mL)に溶解させ、ボラン−テトラヒドロフラン錯体(3.37mL、3.37mmol、1Mテトラヒドロフラン中溶液)で処理し、12時間攪拌し、メタノールで反応停止し、減圧下に濃縮し、残留物を、シリカゲル及びメタノール(0%から20%)/DCMの勾配を用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(485mg、1.13mmol)を得た。tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(485mg、1.13mmol)をメタノール(5mL)に溶解させ、パラジウム/炭素10重量%(89.4mg)を加え、混合物を水素雰囲気(風船)下に置き、15分間攪拌し、セライトで濾過し、減圧下に濃縮し、DCM(5mL)で希釈し、トリエチルアミン(0.468mL、3.38mmol)及び塩化アセチル(0.245mL、3.38mmol)で処理し、30分間攪拌し、1M炭酸ナトリウムで反応停止し、酢酸エチル(5mLで2回)で抽出し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮して、tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2S)−2−アセトアミドプロピル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレート(230mg、0.678mmol)を得た。tert−ブチル3−[(3R)−1−[(2S)−2−アセトアミドプロピル]−3−ピペリジル]アゼチジン−1−カルボキシレートを、一般手順C及びDを用いて前駆体Vと縮合させて、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4;HCl塩)δ7.95(s、1H)、7.48(d、J=2.1Hz、1H)、7.36(d、J=8.5Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.45(q、J=7.0Hz、1H)、4.50−4.39(m、1H)、4.37−4.26(m、2H)、4.18−3.97(m、4H)、3.52−3.42(m、1H)、3.23−3.06(m、2H)、3.06−2.90(m、1H)、2.76−2.62(m、1H)、2.61−2.48(m、1H)、2.06−2.00(m、1H)、2.00(s、3H)、2.00−1.93(m、1H)、1.91(d、J=7.1Hz、3H)、1.89−1.82(m、1H)、1.25(d、J=6.8Hz、3H)、1.23−1.14(m、1H)。LCMS[M+H]598.2。
【1165】
[実施例107]
【1166】
【化191】
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【1167】
3−((R)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミド
一般手順B(b)及び3−クロロプロパン−1−スルホンアミドを用い、次に前駆体IVを用いて一般手順C及びDを行って、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。標題化合物を、AD−Hカラムを用い、30%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うSFCによってそれのジアステレオマーから分離して、標題化合物を第1の溶出異性体として得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、HCl塩)δ7.83(s、1H)、7.38(d、J=2.1Hz、1H)、7.36(d、J=8.5Hz、1H)、7.20(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.46(q、J=7.0Hz、1H)、4.29−4.17(m、2H)、4.02−3.96(m、1H)、3.95−3.87(m、1H)、3.26−3.15(m、2H)、3.04−2.85(m、2H)、2.65−2.49(m、3H)、2.23−1.94(m、3H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.84−1.50(m、5H)、1.02−0.88(m、1H)。LCMS[M+H]577.1。
【1168】
[実施例108]
【1169】
【化192】
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【1170】
3−((S)−3−(1−(3−シアノ−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミド
前記実施例に記載の方法に従って、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。標題化合物を、AD−Hカラムを用い、30%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うSFCによって、それのジアステレオマーから分離して、標題化合物を第2の溶出異性体として得た。
1H NMR(400MHz、CDCl
3、HCl塩)δ7.83(s、1H)、7.38(d、J=2.1Hz、1H)、7.37(d、J=8.5Hz、1H)、7.20(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.45(q、J=7.0Hz、1H)、4.29−4.17(m、2H)、4.04−3.89(m、2H)、3.26−3.16(m、2H)、3.00−2.85(m、2H)、2.68−2.48(m、3H)、2.25−1.92(m、4H)、1.90(d、J=7.1Hz、3H)、1.85−1.67(m、3H)、1.64−1.49(m、1H)、1.03−0.89(m、1H)。LCMS[M+H]577.0。
【1171】
[実施例109]
【1172】
【化193】
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【1173】
N−(2−((R)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)プロパン−2−スルホンアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたり、ヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物をDCMに溶解させ、反応混合物に3当量のトリエチルアミンを加え、次に1.2当量の2−プロパンスルホニルクロライドを加えた。変換の完結(LCMSによる)が達成されるまで、反応混合物を環境温度で攪拌した。1M炭酸ナトリウムで反応停止し、酢酸エチルで抽出し、有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。次に、粗生成物を一般手順Cで用い、一般手順Dを用いて前駆体Vとカップリングさせた。標題化合物を、20%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うAD−Hカラムを用いるSFCによって、それのジアステレオマーから分離して、遊離塩基を第1の溶出異性体として得た。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、HCl塩)δ7.93(s、1H)、7.50−7.46(m、1H)、7.36(d、J=8.5Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.45(q、J=7.1Hz、1H)、4.40−4.25(m、2H)、4.14−3.93(m、2H)、3.81−3.70(m、1H)、3.69−3.61(m、1H)、3.61−3.43(m、2H)、3.39−3.32(m、1H)、3.30−3.22(m、1H)、3.06−2.88(m、1H)、2.78−2.57(m、2H)、2.23−2.11(m、1H)、2.10−1.93(m、4H)、1.91(d、J=7.0Hz、3H)、1.38(d、J=6.8Hz、3H)、1.36(d、J=6.8Hz、3H)、1.28−1.17(m、1H)。LCMS[M+H]648.1。
【1174】
[実施例110]
【1175】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【1176】
N−(2−((S)−3−(1−(1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−6−イル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチル)プロパン−2−スルホンアミド
3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロパナールを用いる一般手順Aを用い、次に、環境温度で18時間にわたり、ヒドラジン水和物(4当量)/メタノール(0.4M)でフタロイル基を除去して、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物をDCMに溶解させ、反応混合物に3当量のトリエチルアミンを加え、次に1.2当量の2−プロパンスルホニルクロライドを加えた。変換の完結(LCMSによる)が達成されるまで、反応混合物を環境温度で攪拌した。1M炭酸ナトリウムで反応停止し、酢酸エチルで抽出し、有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。次に、粗生成物を一般手順Cで用い、一般手順Dを用いて前駆体Vとカップリングさせた。標題化合物を、20%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うAD−Hカラムを用いるSFCによって、それのジアステレオマーから分離して、遊離塩基を第2の溶出異性体として得た。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、HCl塩)
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4)δ7.93(s、1H)、7.48(d、J=2.1Hz、1H)、7.36(d、J=8.5Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.38−4.25(m、2H)、4.11−3.97(m、2H)、3.80−3.71(m、1H)、3.69−3.60(m、1H)、3.61−3.45(m、2H)、3.40−3.33(m、1H)、3.29−3.21(m、1H)、3.03−2.93(m、1H)、2.77−2.63(m、2H)、2.23−2.10(m、1H)、2.09−1.92(m、3H)、1.91(d、J=7.1Hz、3H)、1.89−1.81(m、1H)、1.38(d、J=6.8Hz、3H)、1.37(d、J=6.8Hz、3H)、1.28−1.14(m、1H)。LCMS[M+H]648.1。
【1177】
[実施例111]
【1178】
【化195】
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【1179】
6−(3−((S)−1−((1H−イミダゾール−5−イル)メチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
2:1 1,2−ジクロロエタン/DMFを溶媒として用いる1H−イミダゾール−5−カルボアルデヒドから一般手順Aを用い、次に手順Cを行って、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。得られた生成物を、手順Dを用いて前駆体IVと縮合させた。標題化合物を、30%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うAD−H 20×250mmカラムを用いるSFCによって、それのジアステレオマーから分離して、標題化合物の遊離塩基を第1の溶出異性体として得て、EtOHに溶かし、冷却して0℃とし、1当量の0.01M HCl/EtOHを加えることでHCl塩に変換した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、HCl塩)δ7.94(s、1H)、7.64(d、J=1.1Hz、1H)、7.48(d、J=2.1Hz、1H)、7.38(d、J=8.5Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、7.01(s、1H)、6.45(q、J=7.0Hz、1H)、4.33−4.18(m、2H)、4.03−3.93(m、1H)、3.93−3.84(m、1H)、3.58(s、2H)、3.34−3.32(m、1H)、2.98−2.85(m、2H)、2.68−2.54(m、1H)、2.12−2.01(m、1H)、1.90(d、J=7.0Hz、3H)、1.87−1.70(m、4H)、0.98−0.84(m、1H)。LCMS[M+H]536.0。
【1180】
[実施例112]
【1181】
【化196】
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【1182】
6−(3−((R)−1−((1H−イミダゾール−5−イル)メチル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン−3−カルボニトリル
2:1 1,2−ジクロロエタン/DMFを溶媒として用いる1H−イミダゾール−5−カルボアルデヒドから一般手順Aを用い、次に手順Cを行って、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。得られた生成物を、手順Dを用いて前駆体IVと縮合させた。標題化合物を、30%イソプロパノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うAD−H 20×250mmカラムを用いるSFCによって、それのジアステレオマーから分離して、標題化合物の遊離塩基を第2の溶出異性体として得て、EtOHに溶かし、冷却して0℃とし、1当量の0.01M HCl/EtOHを加えることでHCl塩に変換した。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、HCl塩)δ7.94(s、1H)、7.64(d、J=1.2Hz、1H)、7.49(d、J=2.1Hz、1H)、7.38(d、J=8.5Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、7.01(s、1H)、6.45(q、J=7.0Hz、1H)、4.34−4.16(m、2H)、4.03−3.86(m、2H)、3.58(s、2H)、3.34−3.32(m、1H)、2.97−2.84(m、2H)、2.67−2.56(m、1H)、2.13−2.01(m、1H)、1.90(d、J=7.0Hz、3H)、1.88−1.70(m、3H)、1.72−1.53(m、1H)、0.97−0.83(m、1H)。LCMS[M+H]536.0。
【1183】
[実施例113]
【1184】
【化197】
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【1185】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−6−(3−((S)−1−(3−(メチルスルホニル)プロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン
1−ブロモ−3−(メチルスルホニル)プロパンを用いる手順B(b)を用い、次に一般手順Cを行い、一般手順Dを用いて前駆体IIとカップリングさせて、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。標題化合物を、40%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うIC 20×250mmカラムを用いるSFCによって、それのジアステレオマーから分離して、標題化合物の遊離塩基を第1の溶出異性体として得た。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、HCl塩)δ7.74(s、1H)、7.45(d、J=2.1Hz、1H)、7.36(d、J=8.5Hz、1H)、7.26(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.29(q、J=7.0Hz、1H)、4.32−4.22(m、2H)、4.01−3.94(m、2H)、3.51−3.45(m、1H)、3.35(s、2H)、3.34−3.32(m、1H)、3.28−3.23(m、3H)、3.17−3.10(m、1H)、3.03(s、3H)、2.75−2.63(m、1H)、2.50(s、3H)、2.28−2.20(m、2H)、2.10−1.91(m、3H)、1.87(d、J=7.1Hz、3H)、1.82−1.70(m、1H)、1.23−1.14(m、1H)。LCMS[M+H]565.0。
【1186】
[実施例114]
【1187】
【化198】
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【1188】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−3−メチル−6−(3−((R)−1−(3−(メチルスルホニル)プロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン
1−ブロモ−3−(メチルスルホニル)プロパンを用いる手順B(b)を用い、次に、一般手順Cを行い、一般手順Dを用いて前駆体IIとカップリングさせて、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。標題化合物を、40%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うIC 20×250mmカラムを用いるSFCによって、それのジアステレオマーから分離して、標題化合物の遊離塩基を第2の溶出異性体として得た。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、HCl塩)δ7.74(s、1H)、7.45(d、J=2.1Hz、1H)、7.36(d、J=8.5Hz、1H)、7.26(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、6.29(q、J=7.0Hz、1H)、4.32−4.22(m、2H)、4.02−3.94(m、2H)、3.51−3.38(m、1H)、3.35(s、2H)、3.26(t、J=7.3Hz、2H)、3.21−3.11(m、2H)、3.03(s、3H)、2.84−2.73(m、1H)、2.73−2.59(m、1H)、2.50(s、3H)、2.31−2.20(m、2H)、2.13−1.91(m、3H)、1.87(d、J=7.1Hz、3H)、1.84−1.69(m、1H)、1.25−1.11(m、1H)。LCMS[M+H]565.0。
【1189】
[実施例115]
【1190】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【1191】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((S)−1−(3−(メチルスルホニル)プロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン
1−ブロモ−3−(メチルスルホニル)プロパンを用いる手順B(b)を用い、次に、一般手順Cを行い、一般手順Dを用いて前駆体Vとカップリングさせて、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。標題化合物を、35%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うIC 20×250mmカラムを用いるSFCによって、それのジアステレオマーから分離して、標題化合物の遊離塩基を第1の溶出異性体として得た。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、HCl塩)δ7.93(s、1H)、7.49(d、J=2.0Hz、1H)、7.35(d、J=8.5Hz、1H)、7.30(dd、J=8.5、2.0Hz、1H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.35−4.28(m、2H)、4.06−3.97(m、2H)、3.50−3.47(m、1H)、3.42−3.34(m、3H)、3.28−3.20(m、2H)、3.15−3.10(m、1H)、3.03(s、3H)、2.76−2.64(m、2H)、2.30−2.16(m、2H)、2.10−1.93(m、3H)、1.91(d、J=7.1Hz、3H)、1.82−1.67(m、1H)、1.25−1.12(m、1H)。LCMS[M+H]619.1。
【1192】
[実施例116]
【1193】
【化200】
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【1194】
1−((R)−1−(2,4−ジクロロフェニル)エチル)−6−(3−((R)−1−(3−(メチルスルホニル)プロピル)ピペリジン−3−イル)アゼチジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピラジン
1−ブロモ−3−(メチルスルホニル)プロパンを用いる手順B(b)を用い、次に、一般手順Cを行い、一般手順Dを用いて前駆体Vとカップリングさせて、標題化合物及びそれのジアステレオマーの混合物を製造した。標題化合物を、35%エタノール(0.1%ジエチルアミン)/CO
2で溶離を行うIC 20×250mmカラムを用いるSFCによって、それのジアステレオマーから分離して、標題化合物の遊離塩基を第2の溶出異性体として得た。
1H NMR(400MHz、メタノール−d
4、HCl塩)δ7.93(s、1H)、7.49(d、J=2.0Hz、1H)、7.35(d、J=8.5Hz、1H)、7.31(dd、J=8.5、2.0Hz、1H)、6.44(q、J=7.1Hz、1H)、4.37−4.26(m、2H)、4.08−3.96(m、2H)、3.54−3.44(m、1H)、3.26(t、J=7.4Hz、2H)、3.22−3.15(m、3H)、3.14−3.12(m、1H)、3.03(s、3H)、2.75−2.64(m、2H)、2.31−2.20(m、2H)、2.13−1.91(m、3H)、1.91(d、J=7.1Hz、3H)、1.82−1.69(m、1H)、1.25−1.12(m、1H)。LCMS[M+H]619.1。
【1195】
生体サンプル及びアッセイ
示されている場合は、以下の一般的材料及び方法が、用いられたか又は実施例で用いることができる。分子生物学における標準法が、科学文献に記載されている(例えば、Sambrook and Russell (2001) Molecular Cloning, 3
rd ed., Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, N.Y.;及びAusubel, et al. (2001) Current Protocols in Molecular Biology, Vols. 1−4, John Wiley and Sons, Inc. New York, N.Y.[細菌細胞におけるクローニング及びDNA突然変異誘発(Vol.1)、哺乳動物細胞及び酵素におけるクローニング(Vol.2)、複合多糖及びタンパク質発現(Vol.3)、及び生物情報学(Vol.4)について記載]参照)。
【1196】
科学文献に、免疫沈殿、クロマトグラフィー、電気泳動、遠心及び結晶化などのタンパク質精製方法、並びに化学分析、化学修飾、翻訳後修飾、融合タンパク質の産生、及びタンパク質のグリコシル化が記載されている(例えば、Coligan, et al. (2000) Current Protocols in Protein Science, Vols. 1−2, John Wiley and Sons, Inc., NY参照)。
【1197】
例えば、抗原断片、リーダー配列、タンパク質折り畳み、機能ドメイン、糖鎖付加部位、及び配列アラインメントを確認するためのソフトウェアパッケージ及びデータベースが入手可能である(例えば、GCG Wisconsin Package (Accelrys, Inc., San Diego, CA);及びDeCypher(商標名)(TimeLogic Corp., Crystal Bay, NV)参照)。
【1198】
本発明の化合物を評価するのに用いることができる複数のアッセイが、当業者には知られているか、及び/又は特許及び科学文献に記載されている(例えば、US2006/0004010;US2002/0173524;Imai et al. (1997)J. Biol. Chem. 272:15036−15042;Imai et al. (1998)J. Biol. Chem. 273:1764−1768(これらはそれぞれ、参照によって本明細書に組み込まれる)参照)。下記の手順は、例えば、CCR4化合物の拮抗活性、エフェクター細胞機能の阻害活性、TNFα制御活性、及び動物疾患モデルにおける効力を示すのに用いることができる実験の種類の代表的なものである。
【1199】
カルシウム流出アッセイ。実質的に下記のように行われるカルシウム流出アッセイで。化合物を評価した。Chem5−hCCR4細胞(EMD Millipore, Hayward, CA;HTS009C)を、標準的な条件下で培養し、10×10
6細胞/mLの小分けサンプルで凍結させた。化合物試験の前日、バイアルを急速解凍し、培地20mL(DMEM+10%FBS+1%Pen−Strep+1%L−グルタミン)にピペットで入れた。細胞を遠心によって回収し、新鮮な培地に再懸濁させた。細胞懸濁液25μLを、384ウェルプレート(Corning, Tewksbury、MA;黒色壁/透明底のCellBind)に播種した。プレートを300gで10秒間遠心し、37℃及び5%CO
2で終夜インキュベートした。化合物試験当日、培地をプレートから除去し、無血清培地25μLを各ウェルに加えた。プレートをインキュベータに戻して2時間経過させた。FLIPRカルシウム6色素(Molecular Devices, Sunnyvale, CA;#R8191)及びプロベネシド(2.5mM)を含むアッセイ緩衝液(ハンクス液+20mM HEPES pH7.4)25μLを各ウェルに加え、37℃及び5%CO
2で2時間インキュベートした。DMSO中の化合物を、HP D300eデジタルディスペンサーを用いてプレートに加え、全てのウェルを正規化して、0.25μL(0.5%)DMSOを含むようにした。プレートを37℃及び5%CO
2で1時間インキュベートした。CCL22(Peprotech; Rockyhill, NJ)を、0.1%BSAを含むアッセイ緩衝液で希釈して7.5nMとした(1.5nMの5×EC
80に相当)。
【1200】
アッセイプレート及びCCL22の作業溶液を、FlexStationプレート読取装置(Molecular Devices)に移し、37℃で5分間の平衡化時間を設けた。485励起/525発光での蛍光記録を、2.5秒間隔で行った。t=16秒で、CCL22溶液12.5μLを各ウェルに加え、2.5秒間隔で30秒間読み取りを続けた。リガンド添加前の読取値を平均することで最小蛍光(F
min)を計算し、リガンド添加後の読取値の平均からF
minを減算することで、蛍光変化(ΔF)を計算した。応答ΔF/F
minを、化合物濃度の関数としてプロットし、PRISMソフトウェア(GraphPad; La Jolla, CA)又はDotmatics Browserのいずれかで4パラメータ適合を用いる非線形回帰分析によって、IC
50値を求めた。
【1201】
本明細書に記載のカルシウム流出アッセイを用いて、本明細書に記載のいくつかの化合物についての活性を求めた。
【1202】
抗力レベルを表2に示してあり、表中において、IC
50:A<0.1μM;B=0.1〜0.5μM;及びC>0.5μMである。
【1203】
【表2】
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【1204】
強力かつ選択的C−Cモチーフケモカイン受容体(CCR4)拮抗薬は、制御性T細胞(T
reg)を阻害することで、抗腫瘍免疫応答を強化する。
【1205】
天然抑制性CD4
+ Foxp3
+ T
regは、免疫耐性に必須である。エフェクター細胞のT
reg介在抑制は、炎症性応答を制御し、自己免疫疾患を予防するのに重要であるが、腫瘍微小環境(TME)におけるT
regの存在が、抗腫瘍免疫応答を弱めることが明らかになっている。ヒトT
regは、ケモカインCCL17及びCCL22の受容体であるCCR4を発現する。これらのケモカインは、腫瘍細胞若しくは腫瘍関連マクロファージ及び樹状細胞によって、並びにエフェクターT細胞(T
eff)によって産生される。各種がん種における前臨床及び臨床データは、予後の悪さに関連し得るTMEにおけるCCR4介在動員及びT
regの蓄積における役割を裏付けるものである。さらに、IO剤投与を受ける患者における最近の長期の研究は、至適な抗腫瘍応答を弱め得る、応答患者におけるT
regの流入を示している。従って、CCR4は、TMEへのT
reg動員を選択的に遮断する上での理想的標的である。
【1206】
複数の構造的に特有の一連のCCR4の選択的小分子拮抗薬が開発されている。これらの拮抗薬は、複数アッセイ(100%血清中の一次ヒトT
regを用いる機能性走化性アッセイなど)で、低2桁nM範囲の細胞効力を有する。代表的な化合物は、他のケモカイン受容体、GPCR及びhERGチャンネルなどのイオンチャンネルに対して選択的であり、一般的なヒトCYP450酵素の阻害を欠いている。さらに、化合物は、優れたイン・ビトロ及びイン・ビボADME特性を有しており、簡便な経口投与に適している。前臨床相乗的腫瘍モデルで、本発明者らのCCR4拮抗薬は、T
reg移動を遮断し、活性化T
effの増殖を支援する。抗CCR4抗体を枯渇させる非選択的アプローチとは対照的に、本発明者らの化合物は、腫瘍においてT
regを低下させるが、血液、脾臓若しくは皮膚などの末梢組織では低下させなかった。前臨床効力試験では、CCR4拮抗薬は、各種のチェックポイント阻害剤及び免疫刺激剤、例えば抗PD−L1及び抗CD137抗体の抗腫瘍効果を強化する。これらの薬剤をCCR4拮抗薬と組み合わせた場合に、ほとんど毒性なしに、腫瘍増殖阻害強化及び腫瘍のないマウスのパーセント上昇が認められた。
【1207】
走化性アッセイ。一般的に言えば、走化性アッセイは、下側チャンバに化学誘引物質(MDC、TARC、又はSDF)を入れ、上側チャンバに100,000CEM細胞の細胞懸濁液を入れて、5μm濾板(Neuroprobe)を用いて行うことができる。これらのアッセイ物を、37℃で1〜2時間インキュベートすることができ、下側チャンバ中の細胞数を、CyQUANTアッセイ(Molecular Probes)によって定量した。
【1208】
下記の血清走化性アッセイを用いて、本発明の化合物が、CCR4が介在する細胞移動を遮断する程度を決定した。そのアッセイを、5μm孔径ポリカーボネートtrach−etch(PCTE)膜を用いるChemoTX(Gaithersburg, MD)移動系を用いて行った。CCR4を発現するCCRF−CEM細胞を、400×gで室温で遠心することで回収し、ヒト血清に細胞200万個/mLで懸濁させた。次に、化合物(又は、等体積の溶媒(DMSO))を、最終DMSO濃度0.25%(体積比)で細胞/血清混合物に加え、次に、化合物を30分間前インキュベートした。別個に、組換えヒトMDCを0.1%BSAを含む1×HBSSで、0.9nMに希釈し、希釈MDC 29μLをChemoTXプレートの下側ウェルに入れた。ポリカーボネート(又はPCTE)膜(孔径5μm)をプレートに乗せ、細胞/化合物混合物50μLを、膜の各ウェルに移した。プレートを37℃で60分間インキュベートし、その後、ポリカーボネート膜を除去し、DNA挿入剤CyQUANT 10μLを下側ウェルに加えた。移動した細胞数に相当する蛍光の量を、Envisionプレート読取装置(PerkinElmer; Waltham, MA)を用いて測定した。
【1209】
CCR4に結合する放射性標識TARC及び/又はMDCの検出−プロトコールA。化学ライブラリのソースプレートは、商業供給業者から得ることができ、DMSO中5mg/mLで個々の化合物を含むことができる。これらから、各ウェルに10種類の化合物を含む複数の化合物プレートを作り、20%DMSOで希釈して濃度50μg/mLとすることができる。各混合物20μLの小分けサンプルを、試験プレートに入れ、用時まで冷凍保存することができる。
【1210】
CCR4を発現する安定なトランスフェクタント細胞系を、現行の標準的分子生物学的方法を用いて調製することができる。CCR4トランスフェクタントをIMDM−5%FBS中で培養し、濃度が0.5〜1.0×10
6細胞/mLとなって時点で回収することができる。細胞を遠心し、アッセイ緩衝液(20mM HEPES、pH7.1、140mM NaCl、1mM CaCl
2、5mM MgCl
2(0.2%BSA含有))に再懸濁させて、濃度5.6×10
6細胞/mLとした。スクリーニングアッセイを確立するため、細胞0.09mLを、化合物を含むアッセイプレートに加え(それぞれ最終化合物濃度1〜5μg/mL(約2〜10μM)とする)、次に、アッセイ緩衝液に希釈した
125I−TARC又は
125I−MDC(最終濃度約50pM、約30,000cpm/ウェル)0.09mLを加えることができる。次に、プレートを密閉し、振盪機台上で4℃で約2時間インキュベートすることができる。アッセイプレートを、Packardフィルタープレートを用いて回収し、Packard真空細胞ハーベスタ上で0.3%PEI(ポリエチレンイミン)溶液に予浸することができる。シンチレーション液(50μL)をウェルに加え、プレートを密閉し、Top Countシンチレーションカウンターでカウントすることができる。希釈剤のみ(総カウントのため)又は過剰MDC若しくはTARC(1μg/mL、非特異的結合のため)を含む対照ウェルを用いて、各化合物セットについての総阻害パーセントを計算することができる。IC
50値は、標識MDC若しくはTARCの受容体への結合を50%低下させるのに必要な濃度である。
【1211】
CCR4への放射性標識TARC及び/又はMDC結合の検出−プロトコールB。
125I標識TARC及びMDCは、商業的供給先(例えば、Perkin Elmer Life Sciences)から入手可能である。全ての緩衝液及び材料は、商業的供給先から入手可能である(例えば、Sigma)。
【1212】
CCR4を発現する細胞(例えば、CEM細胞(例えば、ATCC HB−12624))への
125I−TARC又は
125I−MDCの結合を測定するため、
125I−TARC又は
125I−MDCを、緩衝生理食塩水溶液(例えば、0.5%BSAを補充したRPMI)で希釈して濃度約200pMとし、等体積の細胞懸濁液に加える(例えば、5×10
6細胞/mLのCEM細胞)。得られた混合物を、ある期間(例えば、2時間)インキュベートし、未結合の
125I−TARC又は
125I−MDCを、濾過によって、例えば、Packard Filtermate 96(Packard Biosciences)を用いて0.3%ポリエチレンイミン(Sigma)で前処理したGF/B濾板(Packard Biosciences)に通すことで細胞から分離する。濾板上の細胞に保持された
125I−TARC又は
125I−MDCの量を、少量のシンチレーション液(例えば、Microscint−20 50μL、Packard Biosciences))を加え、適切な検出装置、例えば、Packard TopCount 383(Packard Biosciences)でシンチレーションを読み取ることで測定する。
【1213】
大過剰の未標識TARC若しくはMDCの存在下にアッセイを行う場合に、濾板上の細胞に保持された
125I−TARC又は
125I−MDCの量を測定することで、
125I−TARC又は
125I−MDCの非特異的結合を推算することができる。CCR4への
125I−TARC又は
125I−MDC結合の阻害は、濾板上の細胞への
125I−TARC又は
125I−MDCの保持低下として定義される。
【1214】
カルシウム動員アッセイ。カルシウム動員実験は、ヒトT細胞系CEMをNDO−1色素で標識し(室温で45分)、PBSで洗浄し、フラックス緩衝液(1%FBSを含むHBSS)に再懸濁させることで行うことができる。各実験について、1×10
6細胞をPTIスペクトル計のキュベットで37℃でインキュベートすることができ、化合物を5秒で加え、次にMDC、TARCその他のケモカインを加えて、410/490nm発光の比を経時的にプロットした(代表的には2〜3分)。
【1215】
TNFαの産生。本発明は、LPS刺激によるTNFα産生のマウスモデルの使用を想定する。CCR4拮抗薬化合物を、培地に懸濁させ、マウス(雄、C57BL/6)に経口投与し、0.5時間後、LPS(055:B5、Sigma)を60mg/kgの用量でマウスに腹腔内投与することができる。対照群には、培地のみを投与することができる。LPS処置から60分後、ヘパリン添加血液の採血を、エーテル麻酔下に腹部大静脈から行い、4℃で3分間遠心して(12,000rpm)、血漿を得ることができる(それを使用前に−80℃で保存することができる)。血漿中のTNFαを、ELISAキット(R&D systems; Minneapolis, MN)を用いて定量することができる。
【1216】
治療適応症におけるCCR拮抗薬の効力。敗血性ショックの治療におけるCCR4拮抗薬の効力を評価する代表的手順について、本明細書で記載する。内毒素性ショックの動物モデルは、マウスにLPSを注射することで誘発することができる。三つの群(群当たりマウス15匹)を、マウスで死亡率90%を生じるLPS用量の腹腔内注射で処理することができる。マウスの1群には、LPS投与の30分前に、PBS及びTween 0.5%を腹腔内投与することもできる。第2のマウス群にも、LPS投与の30分前又は同時に、異なる用量のCCR4拮抗薬を、腹腔内、IV、SC、IM、POで、又はいずれか他の投与形態によって投与することができる。第3のマウス群は、陽性対照として使うことができ、LPS投与の30分前に、腹腔内マウスIL−10又は腹腔内抗TNF抗体で処理したマウスからなる。LPS注射後に72時間にわたり、マウスを死亡についてモニタリングする。
【1217】
喘息。喘息治療についてのCCR4拮抗薬の効力を評価する代表的手順は、本明細書に記載の通りである。手順A:標準的な免疫化技術によって実験抗原(例えば、OVA)に対してマウスを感作し、次に、その同じ抗原をエアロゾル化によってマウスの肺に導入することで、喘息の動物モデルを誘発することができる。三つのマウス群(群当たりマウス10匹)を、IgE選択的アジュバント(例えば、水酸化アルミニウム)とともに100μgOVA/PBSを単回腹腔内注射することで、第0日に能動的に感作することができる。感作11日後、IgE応答のピークで、マウスをPlexiglasチャンバに入れ、超音波噴霧器(例えば、De Vilbliss; Ingersoll Rand; Dublin, IE)を用いて、エアロゾル化OVA(1%)を30分間付与することができる。一つのマウス群には、さらに、初回感作時、及びその後、エアロゾル化OVA付与まで異なる投与スケジュールで、PBS及びTween0.5%を腹腔内投与することができる。第2のマウス群には、初回感作時、及びその後、エアロゾル化OVA付与まで異なる投与スケジュールで、腹腔内、IV、SC、IM、PO又は他のいずれかの投与形態によってCCR4拮抗薬の異なる用量を投与することができる。陽性対照として使う第3のマウス群は、初回感作時、及びその後、エアロゾル化OVA付与まで異なる投与スケジュールで、マウスIL−10を腹腔内で、抗IL−4抗体を腹腔内で、又は抗IL5抗体を腹腔内で処理することができる。
【1218】
エアロゾル化OVA付与後、マウスを、異なる時間点で、肺機能、気管支肺胞洗浄(BAL)での細胞浸潤物、肺の組織学的検査、及び血清OVA特異的IgE力価の測定について分析することができる。
【1219】
手順B.生理食塩水中で調製した卵白アルブミン(OVA、0.2mg/mL)及びミョウバン(8mg/mL)を、第1日(試験開始日)及び第8日(1週間後)に、マウス(雄、C57BL/6)に腹腔内投与(500μL)して、マウスを感作することができる。第15日〜第21日に、マウスを吸入チャンバ(W:240mm×L:240mm×H:120mm)に入れることができ、2%OVA溶液を、超音波型噴霧器(NE−U12;Omron, San Ramon, CA)によって20分間噴霧して、誘発を行うことができる。CCR4拮抗薬を培地に懸濁させ、第1日はOVA感作の30分前に、第15日〜第21日はOVA誘発の30分前に経口投与することができる。対照群においては、培地のみを投与することができる。第21日にはOVA吸入の3時間後に、マウスを放血によって屠殺し、カテーテル管を気管に挿入し、肺を、ヘパリン含有生理食塩水(10U/mL)で洗浄して、気管支肺胞洗浄液(BALF)を得ることができる。BALF中の白血球数を、血球カウンター(SF−3000;Sysmex, Kobe, JP)を用いてカウントすることができる。
【1220】
皮膚炎。皮膚炎治療に関してCCR4拮抗薬の効力を評価する代表的手順は、本明細書に記載の通りである。マウスDTHモデル。マウス(雄、Balb/c)を、毛クリッパーで腹部を剪毛することができ、腹部に7%(重量/体積)2,4,6−トリニトロクロロベンゼン(TNCB)のエタノール溶液(100μL)に塗布して、マウスを感作することができる。感作から7日後、1%(重量/体積)TNCBのオリーブオイル中溶液(20μL)を、マウスの耳介(右耳の両側)に塗布して、誘発を行うことができる。CCR4拮抗薬を培地に溶かし、TNCB塗布の2時間前に右耳の両側に塗布することができる(20μL)。対照群には、培地のみを塗布することができる。化合物投与直後及びTNCB塗布の24時間後に、マウス耳介の厚さを、ダイヤル厚さゲージ(Ozaki Seisakusho, JP)を用いて測定することができ、それはマウスDTHモデルにおける効力の指標として用いることができる。
【1221】
ハプテンを付与する皮膚炎モデル。マウス(雄、Balb/c)の耳介(右耳の両側)に、1%(重量/体積)TNCB溶液(アセトン:オリーブオイル=4:1)(20μL)を塗布して、第1の感作を行うことができる。感作から7日後、1%(重量/体積)TNCB(アセトン:オリーブオイル=4:1)(20μL)をマウスの耳介に塗布して、誘発(第0日)を行うことができ;この手順を、第2、4、6、8、10、12、14及び16日に繰り返すことができる。CCR4拮抗薬を培地に溶かし、TNCB塗布の2時間前に右耳の両側に塗布することができる(20μL)。対照群に対しては、培地のみを塗布することができる。化合物投与直後及びTNCB塗布の24時間後に、マウス耳介の厚さを、ダイヤル厚さゲージを用いて測定することができ、それは、ハプテンを連続的に付与するマウス皮膚炎モデルにおける効力の指標として用いることができる。
【1222】
感染。ウィルス、細菌及び寄生虫に対する保護免疫の増大についてのCCR4拮抗薬の効力を評価する代表的手順は、本明細書に記載の通りである。微生物病原体に対する保護免疫には、Th1制御T細胞が介在する場合が非常に多い。CCR4拮抗薬はTh2制御細胞の阻害剤であると考えられていることから、それらは、Th1とTh2細胞の間に通常存在する交差制御を変化させ、Th1細胞を強化することで、感染性疾患に対する保護を増大することができる。
【1223】
リーシュマニア・メジャー(Leishmania major)(L. major)前鞭毛虫SCをマウスの左足蹠に注射することで、三つのマウス群(群当たりマウス15匹)を細胞内寄生虫L. majorに感染させることができる。感染から4週間後、マウスに対して、対側足蹠に、リーシュマニア凍結−解凍抗原、又は陰性対照としてのPBSを付与することができる。一つのマウス群に対して、初期感作で、及びその後、リーシュマニア抗原付与まで、異なる投与スケジュールで、PBS及びTween0.5%腹腔内投与することもできる。第2のマウス群には、初回感作時、及びその後、リーシュマニア抗原付与まで異なる投与スケジュールで、腹腔内、IV、SC、IM、PO又は他のいずれかの投与形態によってCCR4拮抗薬の異なる用量を投与することができる。陽性対照として使う第3のマウス群は、初回感作時、及びその後、リーシュマニア抗原付与まで異なる投与スケジュールで、IL−12、腹腔内で抗IL−4抗体、又は腹腔内で抗IL−5抗体で処理されたマウスからなることができる。
【1224】
次の48時間にわたり、リーシュマニア抗原付与に対する遅延型過敏反応によって引き起こされる足蹠腫脹を、計測キャリパーを用いてモニタリングすることができる。イン・ビトロでのリーシュマニア抗原刺激に対する流入領域リンパ節T細胞の応答も、増殖、サイトカイン産生のレベル、及び他の表現型基準の両方で測定することができる。
【1225】
関節リウマチ。関節リウマチ(RA)は通常は、関節の内膜(滑膜)における慢性炎症を特徴とするものであり、米国人口の約1%、即ち米国で210万人が罹患している。炎症プロセスにおけるTNF−α及びIL−1などのサイトカインの役割についての理解が深まったことで、新たな種類の疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD類)の開発及び導入が可能となった。薬剤(一部は、RAの治療法と重なる)には、ENBREL(エタネルセプト)、REMICADE(インフリキシマブ)、HUMIRA(アダリムマブ)及びKINERET(アナキンラ)などがある。これらの薬剤の一部は症状を緩和し、構造的損傷の進行を阻害し、特定の患者群における身体機能を改善するが、効力が改善され、補完的作用機序を有し、重大な有害効果を減少/低下させる別の薬剤が現在もなお必要とされている。
【1226】
関節リウマチ治療におけるCCR4拮抗薬の効力を評価する代表的手順は、本明細書に記載の通りである。関節リウマチの動物モデルは、特定のアジュバント中のII型コラーゲンを注射することで齧歯類で誘発することができる。遺伝的に感受性の高いマウス若しくはラット15匹からなる三つの齧歯類群に、第0日及び第21日に、完全フロインドアジュバントに乳濁させたII型コラーゲンをSC若しくは皮内注射することができる。一つの齧歯類群にはさらに、初回感作時、及びその後異なる投与スケジュールでPBS及びTween0.5%を腹腔内投与することができる。第2の齧歯類群には、初回感作時、及びその後異なる投与スケジュールで腹腔内、IV、SC、IM、PO又は他のいずれかの投与形態によってCCR4拮抗薬の異なる用量を投与することができる。陽性対照として使う第3のマウス群は、初回感作時、及びその後異なる投与スケジュールで、マウスIL−10を腹腔内で、又は抗TNF抗体を腹腔内で処理される齧歯類からなることができる。
【1227】
動物は、関節若しくは足の腫脹成長について3〜8週間モニタリングし、標準疾患重度スケールで等級分けすることができる。疾患重度は、関節の組織学的分析によって確認することができる。
【1228】
全身性エリテマトーデス。全身性エリテマトーデス(SLE)の治療についてのCCR4拮抗薬の効力を評価する代表的手順は、本明細書に記載の通りである。雌NZB/W F1マウスは、6ヶ月齢で開始するSLE様病態を自然に発症し、それはタンパク尿、血清自己抗体、糸球体腎炎、及び最終的には死亡を特徴とする。
【1229】
それぞれ群当たりマウス20匹を含む三つのNZB/Wマウス群を評価することができる。一つのマウス群には、離乳後間もなく、及びその後各種投与スケジュールでPBS及びTween0.5%を腹腔内投与することができる。第2のマウス群には、離乳後間もなく、及びその後各種投与スケジュールで、腹腔内、IV、SC、IM、PO又は他のいずれかの投与形態によってCCR4拮抗薬の異なる用量を投与することができる。陽性対照として使う第3のマウス群は、離乳後間もなく、及びその後各種投与スケジュールで、抗IL−10抗体で処理されるマウスを含むことができる。疾患の進行は、最終死亡率、腎臓組織学検査、血清自己抗体レベル、及びタンパク尿によってモニタリングすることができる。
【1230】
がん関連悪性腫瘍。がん治療におけるCCR4拮抗薬の効力を評価する代表的手順は、本明細書に記載の通りである。重症複合型免疫不全自然突然変異Prkdc
scidに関して同型のマウス(SCIDマウス)は、機能性T細胞及びB細胞の不在、リンパ減少症、低ガンマグロブリン症、及び正常な造血微小環境を特徴とする。さらなるマウスの遺伝的バックグラウンドによって、ナチュラルキラー細胞の欠如を生じる可能性があり(NOD−SCIDで);IL2受容体γ鎖における突然変異の付加によって、多くのサイトカインシグナル伝達が失われ、結果的に高度免疫不全マウス(NSG)となる。免疫不全マウス(SCIDマウス、NOD−SCIDマウス、NSGその他)に、PBMC、CD34+造血幹細胞、又は単離免疫エフェクター群の移植後のヒト免疫系を移植することができる。これらのヒト化マウスに、培養された樹立ヒト腫瘍細胞株(異種移植片)又は原発ヒト腫瘍細胞を移植して、患者由来異種移植片(PDX)を作ることができる。さらに、正常マウス系統に、各種の良く特徴付けられたマウス腫瘍系、例えばOVAでトランスフェクションされてOVAによるワクチン接種後の腫瘍特異的抗原応答を簡単に評価できるようにした胸腺腫EL4細胞株を移植することができる。これらの腫瘍モデルのいずれかからの三つのマウス群を、CCR4拮抗薬効力に関して調べることができる。一つの群には、腫瘍移植から間もなく、及びその後各種投与スケジュールで、PBS及びTween0.5%を腹腔内投与する。第2の群には、腫瘍移植後、及びその後各種投与スケジュールで、腹腔内、IV、SC、IM、PO又は他のいずれかの投与形態によって、CCR4拮抗薬の異なる用量を投与する。陽性対照として使う第3の群は、腫瘍移植から間もなく、及びその後各種投与スケジュールで、抗IL−4抗体、抗IFNγ抗体、IL−4、又はTNFを腹腔内処理されるマウスを含むことができる。第2の群には、腫瘍移植後、及びその後各種投与スケジュールで、腹腔内、IV、SC、IM、PO又は他のいずれかの投与形態によって、CCR4拮抗薬の異なる用量を投与する。陽性対照として使う第3の群は、腫瘍移植から間もなく、及びその後各種投与スケジュールで、抗IL−4抗体、抗IFNγ抗体、IL−4、又はTNFを腹腔内処理されるマウスを含むことができる。
【1231】
腫瘍増殖対退行によって、効力をモニタリングすることができる。OVAトランスフェクションEL4胸腺腫モデルの場合、細胞溶解OVA特異的応答は、イン・ビトロでOVAで流入領域リンパ節細胞を刺激し、各種時点、例えば72時間で抗原特異的細胞毒性を測定することで測定することができる。
【1232】
同種移植モデル。同系モデルとも称される同種移植マウス腫瘍系を用いて、本発明の化合物を評価することができる。動物の免疫不全状況のゆえに適切性がない場合が多い従来の異種移植モデルとは対照的に、宿主免疫系は、同系モデルでは正常であり、それは自然の腫瘍微小環境を、より近く代表し得るものである。インタクトな免疫系を保持していることから、同系マウスモデルは、免疫系ががん細胞を探し出して破壊する能力を調節する免疫学に基づく標的療法の研究に特に適している。例えば、結腸直腸がんのMC38モデルを用いて、CCR4阻害剤による治療の活性を調べることができる。CCR4阻害剤及び/又は他の薬剤による治療は、MC38がん細胞を、投与を受けるマウスに移植又は注射する前、それと一緒に、又はその後に開始することができる。次に、マウスを分け、治療群に無作為に割り当て(各群が複数のマウスを含む)、治療の影響を測定することができる。抗腫瘍応答のエンドポイントには、腫瘍の有無、それの大きさ、一定の大きさまでの時間(あらゆる検出など)若しくは退行までの時間、又は他の認められているエンドポイントなどがある。活性の別のエンドポイントには、例えば、腫瘍内及び腫瘍周囲若しくは全身での免疫細胞群の特性決定又は免疫細胞応答(例えばサイトカインレベル)のマーカーなどがある。
【1233】
同系モデルは、所定のマウス系統と同じ遺伝的バックグラウンド由来の腫瘍組織からなる。がん性細胞若しくは固形腫瘍を、宿主マウスに移植することができる。がん組織及び被移植者は祖先を共有することから、移植片は、宿主の免疫系によって拒絶されない。次に、組織について、増殖若しくは収縮、転移及び生存率などの変化をモニタリングすることができる。治療的介入を行い、結果を評価して、治療の可能性を理解することができる。
【1234】
効力決定についての同系モデル及び他の腫瘍モデルの考察が、Teicher, B A, (Oct 2006) Mol Cancer Ther 5:2435に記載されている。既知の免疫チェックポイント阻害剤(例えば、抗PDL−1、抗PD−1及び抗CTLA−4)に対する良く特徴付けられた応答を有する複数の同系腫瘍モデルが市販されている(例えば、GenScript(Piscataway, NH)及びCharles River Labs(Wilmington, MA))。
【1235】
乾癬。各種の一般的な免疫介在慢性皮膚疾患である乾癬は、米国で450万人を超える人が罹患しており、そのうちの150万人が中等度ないし重度の形態の当該疾患を有すると考えられる。さらに、乾癬患者の10%強が乾癬性関節炎を発症し、それは関節周囲の骨及び結合組織に損傷を与える。乾癬の基礎生理学についての理解が深まったことで、例えば、当該疾患の炎症性に関係するTリンパ球及びサイトカイン類の活性を標的とする薬剤が導入されるようになった。そのような薬剤には、TNF−α阻害剤(関節リウマチ(RA)の治療でも使用される)などがあり、例えばENBREL(エタネルセプト)、REMICADE(インフリキシマブ)及びHUMIRA(アダリムマブ))、及びT細胞阻害剤、例えばAMEVIVE(アレファセプト)及びRAPTIVA(エファリズマブ)である。これら薬剤のうちのいくつかは、ある種の患者群においてある程度有効であるが、全ての患者を効果的に治療することがわかっているものは全くない。
【1236】
乾癬治療についてのCCR4拮抗薬の効力を評価する代表的手順は、本明細書に記載の通りである。乾癬の齧歯類モデルは、BALB/cマウスの脾臓から得た精製T細胞群(例えば、CD45Rbhi T細胞)を免疫不全の受容者CB17scid/scidマウスに静脈移入することで発生させることができる。マウスは、移入から8週間後に、耳、足及び尾に、ヒト乾癬の兆候と似た発赤、腫脹及び皮膚病変の兆候を生じる。それぞれCB.17scid/scidマウス10〜15匹を含む三つのマウス群に、精製CD45Rbhi T細胞を注射することができる。一つのマウス群には、さらに、初回細胞移入時、及びその後の異なる投与スケジュール時に、PBS及びTween0.5%を腹腔内投与することができる。第2のマウス群には、初回細胞移入時、及びその後の異なる投与スケジュール時に、腹腔内、IV、SC、IM、PO又はいずれか他の投与形態でCCR4拮抗薬の異なる用量を投与することができる。陽性対照として使う第3のマウス群は、初回細胞移入時、及びその後の異なる投与スケジュール時に、IL−12、IL−4、IFNγ若しくはTNFに対する抗体で、又はサイトカインIL−10で処理されるマウスからなることができる。動物は、細胞移入から3ヶ月間にわたり、乾癬様病変の進行についてモニタリングすることができる。
【1237】
炎症性腸疾患。IBD(例えば、クローン病及び潰瘍性大腸炎)のいくつかのマウスモデルが開発されている。それらのモデルのうちの一部は、相同的組み換えにより、ある種のサイトカイン遺伝子(例えば、IL−10又はIL−2)が欠乏している遺伝子操作トランスジェニックマウスで生じるものである。IBDのある特定のマウスモデルが、表面マーカー表現型cd45rb hiを有する高度に精製されたCD4+Tリンパ球群をSCIDマウスに移入することで得られる。
【1238】
炎症性腸疾患の治療についてのCCR4拮抗薬の効力を評価する代表的手順は、上記モデルのいずれかからの三つのマウス群を含む。一つのマウス群には、トランスジェニックマウスにおける自然発生モデルの場合には離乳後間もなく、又は細胞移入モデルの場合はSCIDマウスへの細胞移入の時点で、その後用量を変えて、PBS及びTween0.5%を腹腔内投与することができる。第2のマウス群には、トランスジェニックマウスにおける自然発生モデルの場合には離乳後間もなく、又は細胞移入モデルの場合はSCIDマウスへの細胞移入の時点で、その後用量を変えて、腹腔内、IV、SC、IM、PO又はいずれか他の投与形態でCCR4拮抗薬の異なる用量を投与することができる。陽性対照として使う第3のマウス群は、トランスジェニックマウスにおける自然発生モデルの場合には離乳後間もなく、又は細胞移入モデルの場合はSCIDマウスへの細胞移入の時点で、その後用量を変えて、IFNγ若しくはTNFに対する抗体で、又はサイトカインIL−10で処理されるマウスを含むことができる。マウスは、疾患進行について6〜8週間にわたって評価し、最初は体重減少及び/又は直腸脱についてモニタリングし、その後は結腸及び腸管の組織学的評価についてモニタリングすることができる。
【1239】
以上、上記実施例を参照しながら、本発明について説明したが、改変及び変更が本発明の精神および範囲に包含されることは理解されるであろう。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるものである。