【文献】
Ericsson,"Coexistence approaches between different technologies for ITS services"[0nline],3GPP TSG-RAN WG1#84b R1-162814,2016年04月15日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_84b/Docs/R1-162814.zip>
【文献】
Huawei, HiSilicon,"Support Multi-carrier Multi-PLMN Operations for PC5 Based V2X"[online],3GPP TSG-RAN WG2#95 R2-164921,2016年08月26日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_95/Docs/R2-164921.zip>
【文献】
Huawei, HiSilicon,"On carrier selection for multi-carrier operation"[online],3GPP TSG RAN WG2 #97 R2-1701367,2017年02月17日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_97/Docs/R2-1701367.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1通信ノードによって、前記第1識別子及び前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することは、
前記第1サービスデータのサービスタイプが前記第1サービスタイプであると前記第1識別子に基づき決定する場合に、前記第1通信ノードによって、前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される前記第1伝送搬送波周波数を決定すること
を有する、
請求項1又は2に記載の方法。
前記第1通信ノードによって、前記第1識別子及び前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することの前に、当該方法は、
前記第1通信ノードによって、基地局から、システムブロードキャスト情報又は無線リソース制御プロトコルRRC専用シグナリングを使用することによって前記基地局によって送られる伝送搬送波周波数リスト情報を受けること
を更に有し、
前記伝送搬送波周波数リスト情報は、少なくとも1つの第2伝送搬送波周波数識別子を有し、
前記第1伝送搬送波周波数に対応する前記第1伝送搬送波周波数識別子は、前記伝送搬送波周波数リスト情報に含まれる前記第2伝送搬送波周波数識別子の少なくとも1つである、
請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の方法。
前記第1サービスデータの、前記第1識別子によって示されるサービスタイプが、前記第1サービスタイプでない場合に、前記データ送信ユニットは、前記第1伝送搬送波周波数で前記第1サービスデータを送信しない、
請求項11乃至17のうちいずれか一項に記載の第1通信ノード。
【発明の概要】
【0005】
本発明の実施形態は、複数の設定又は事前設定された伝送搬送波周波数でのV2Xサービスの伝送によりV2Xサービスがスペクトル利用規則を満足しないという先行技術の問題を解決するために、第1サービスデータを送信する方法、第1通信ノード、及び基地局を提供する。
【0006】
第1の態様に従って、本発明の実施形態は、サービスデータ伝送方法を提供する。当該方法は、第1通信ノードによって、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得し、第1サービスデータ及び第1識別子を取得し、前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、前記第1識別子は、前記第1サービスデータが前記第1サービスタイプに属することを示すために使用される、ことと、更に、前記第1伝送搬送波周波数識別子及び前記第1識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することと、前記第1通信ノードによって、前記第1伝送搬送波周波数で前記第1サービスデータを送信することとを含む。
【0007】
本願のこの実施形態において、前述の例によって、本発明のこの実施形態で提供されるサービスデータ伝送方法では、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、それにより、第1通信ノードは、取得された第1識別子及び第1伝送搬送波周波数識別子を使用することによって、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することができる。任意の実施形態で、前記第1通信ノードによって、第1サービスデータ及び第1識別子を取得することは、前記第1通信ノードによって、上位レイヤによって送られる前記第1サービスデータ及び前記第1識別子を取得することを含む。
【0008】
可能な設計において、前記第1サービスデータのサービスタイプが前記第1サービスタイプであると前記第1識別子に基づき決定される場合に、前記第1通信ノードによって、前記第1識別子及び前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することは、前記第1通信ノードによって、前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される前記第1伝送搬送波周波数を決定することを含む。
【0009】
可能な設計において、前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報は、前記少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応する少なくとも1つの第2識別子を更に含み、前記第1通信ノードは、前記第1識別子及び前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0010】
可能な設計において、前記第1識別子が前記第2識別子である場合に、前記第1通信ノードは、前記第2識別子に対応する前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される前記第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0011】
可能な設計において、前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報は、閾値を更に含み、前記第1通信ノードは、前記第1識別子及び前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0012】
可能な設計において、前記第1識別子が前記閾値以上である場合に、前記第1通信ノードは、前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される前記第1伝送搬送波周波数を決定し、あるいは、前記第1識別子が前記閾値よりも小さい場合に、前記第1通信ノードは、前記閾値に対応する前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される前記第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0013】
可能な設計において、前記第1識別子は、サービスタイプ識別子、あて先アドレス識別子、発信元アドレス識別子、優先度識別子、搬送波周波数指示識別子、及び/又はチャネル指示識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0014】
可能な設計において、前記第1識別子は、前記サービスタイプ識別子、前記あて先アドレス識別子、前記発信元アドレス識別子、前記優先度識別子、前記搬送波周波数指示識別子、及び/又は前記チャネル指示識別子のうちの少なくとも1つが属するデータ構造の固定インジケータフィールドを使用することによって示される。
【0015】
可能な設計において、前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報が少なくとも2つの第1伝送搬送波周波数識別子を含む場合に、前記第1通信ノードは、前記第1識別子及び前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0016】
可能な設計において、前記第1通信ノードは、前記第1サービスデータを送信するために前記少なくとも2つの第1伝送搬送波周波数識別子のうちの1つに対応する伝送搬送波周波数をランダムに選択し、あるいは、前記第1通信ノードは、前記少なくとも2つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応する伝送搬送波周波数のリソース負荷状態に基づき、前記
第1サービスデータを送信するために前記少なくとも2つの第1伝送搬送波周波数識別子のうちの1つに対応する伝送搬送波周波数を選択する。
【0017】
可能な設計において、前記第1通信ノードによって、前記第1識別子及び前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することの前に、当該方法は、前記第1通信ノードによって、基地局から、システムブロードキャスト情報又は無線リソース制御プロトコルRRC専用シグナリングを使用することによって前記基地局によって送られる伝送搬送波周波数リスト情報を受けることを更に含み、前記伝送搬送波周波数リスト情報は、少なくとも1つの第2伝送搬送波周波数識別子を含み、前記第1伝送搬送波周波数に対応する前記第1伝送搬送波周波数識別子は、前記伝送搬送波周波数リスト情報に含まれる前記第2伝送搬送波周波数識別子の1つである。
【0018】
可能な設計において、第1通信ノードによって、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得することは、前記第1通信ノードによって、前記基地局のシステムブロードキャスト情報若しくは無線リソース制御プロトコルRRC専用制御シグナリング又はコアネットワーク制御ノードによって送られる制御情報を受信することによって前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報を取得すること、あるいは、前記第1通信ノードによって、前もって設定された又は前もって記憶された情報を使用することによって前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報を取得すること、あるいは、前記上位レイヤの設定情報を受信することによって前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報を取得することを含む。
【0019】
可能な設計において、前記第1サービスタイプの前記第1サービスデータは、安全性関連サービス又は非安全性関連サービスである。
【0020】
可能な設計において、前記第1通信ノードによって、前記第1伝送搬送波周波数で前記第1サービスデータを送信することは、前記第1サービスデータの、前記第1識別子によって示される前記サービスタイプが、前記第1サービスタイプでない場合に、前記第1通信ノードによって、前記第1伝送搬送波周波数で前記第1サービスデータを送信することをスキップすることを更に含む。
【0021】
第2の態様に従って、本発明の実施形態は、サービスデータ伝送方法を提供する。当該方法は、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を第1通信ノードへ送ることを含み、前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、該第1伝送搬送波周波数識別子は、前記第1通信ノードによって、該第1通信ノードによって取得される第1サービスデータ及び第1識別子と、前記第1伝送搬送波周波数識別子とに基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定するために使用され、前記第1識別子は、前記第1サービスデータが前記第1サービスタイプに属することを示すために使用される。
【0022】
可能な設計において、前述の例によって、本発明のこの実施形態で提供されるサービスデータ伝送方法では、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報が送られ、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、それにより、第1通信ノードは、取得された第1識別子及び第1伝送搬送波周波数識別子を使用することによって、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することができる。
【0023】
可能な設計において、前述の実施形態によって、本発明のこの実施形態で提供されるサービスデータ伝送方法では、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、それにより、第1通信ノードは、取得された第1識別子と、第1伝送搬送波周波数識別子に対応する第2識別子とを使用することによって、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することができる。
【0024】
可能な設計において、前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報は、前記少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応する少なくとも1つの第2識別子を更に含み、該第2識別子は、前記第1伝送搬送波周波数識別子に対応する伝送搬送波周波数が前記第1サービスタイプのサービスデータの伝送をサポートすることを示すために使用される。
【0025】
可能な設計において、前記情報は閾値を更に含み、該閾値は、前記第1識別子が前記閾値以上である場合に、該閾値に対応する前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される前記第1伝送搬送波周波数を決定するよう前記第1通信ノードに指示するために使用される。
【0026】
可能な設計において、当該方法は、システムブロードキャスト情報又はRRC専用シグナリングを使用することによって伝送搬送波周波数リスト情報を前記第1通信ノードへ送ることを更に含み、前記伝送搬送波周波数リスト情報は、少なくとも1つの第2伝送搬送波周波数識別子を含み、前記第1伝送搬送波周波数に対応する前記第1伝送搬送波周波数識別子は、前記伝送搬送波周波数リスト情報に含まれる前記第2伝送搬送波周波数識別子の1つである。
【0027】
第3の態様に従って、本発明の実施形態は、第1通信ノードを提供する。当該第1通信ノードは、
第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得するよう構成される取得ユニットであり、前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、該第1伝送搬送波周波数識別子に対応する伝送搬送波周波数は、前記第1サービスタイプのサービスデータを送信するために使用され、
前記取得ユニットは、第1サービスデータ及び第1識別子を取得するよう更に構成され、前記第1識別子は、前記第1サービスデータが前記第1サービスタイプに属することを示すために使用される、前記取得ユニットと、
前記第1識別子及び前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定するよう構成される決定ユニットと、
前記第1伝送搬送波周波数で前記第1サービスデータを送信するよう構成されるデータ送信ユニットと
を含む。
【0028】
本願のこの実施形態において、前述の例によって、本発明のこの実施形態で提供される第1通信ノードに従って、第1通信ノードは、第1サービスタイプの、基地局によって送られるか又は前もって設定されるか若しくは前もって記憶される伝送搬送波周波数設定情報を取得し、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報が第1伝送搬送波周波数
識別子の少なくとも
一部を含み、更には、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される第1識別子を使用することによって、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することができる。
【0029】
可能な設計において、前記
取得ユニットは、アクセス層より上のプロトコルレイヤで送られる前記第1サービスデータ及び前記第1識別子を取得するよう構成される。
【0030】
可能な設計において、前記第1サービスデータが前記第1サービス
タイプに属すると前記第1識別子に基づき決定する場合に、前記決定ユニットは、前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される前記第1伝送搬送波周波数を決定するよう構成される。
【0031】
可能な設計において、前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報は、前記少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応する少なくとも1つの第2識別子を更に含み、前記決定ユニットは、前記第1識別子が前記第2識別子である場合に、前記第2識別子に対応する前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される前記第1伝送搬送波周波数を決定するよう構成される。
【0032】
可能な設計において、前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報は、閾値を更に含み、前記第1識別子が前記閾値以上である場合に、前記決定ユニットは、前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される前記第1伝送搬送波周波数を決定するよう構成され、あるいは、前記第1識別子が前記閾値よりも小さい場合に、前記決定ユニットは、前記閾値に対応する前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される前記第1伝送搬送波周波数を決定するよう構成される。
【0033】
可能な設計において、前記第1識別子は、サービスタイプ識別子、あて先アドレス識別子、発信元アドレス識別子、優先度識別子、搬送波周波数指示識別子、及びチャネル指示識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0034】
可能な設計において、前記第1識別子は、前記サービスタイプ識別子、前記あて先アドレス識別子、前記発信元アドレス識別子、前記優先度識別子、前記搬送波周波数指示識別子、及び前記チャネル指示識別子のうちの少なくとも1つが属するデータ構造の固定インジケータフィールドを使用することによって示される。
【0035】
可能な設計において、前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報が少なくとも2つの第1伝送搬送波周波数識別子を含む場合に、前記決定ユニットは、前記第1サービスデータを送信するために前記少なくとも2つの第1伝送搬送波周波数識別子のうちの1つに対応する伝送搬送波周波数をランダムに選択するよう、あるいは、前記少なくとも2つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応する伝送搬送波周波数のリソース負荷状態に基づき、前記
第1サービスデータを送信するために前記少なくとも2つの第1伝送搬送波周波数識別子のうちの1つに対応する伝送搬送波周波数を選択するよう構成される。
【0036】
可能な設計において、前記第1通信ノードは、受信ユニットを更に含み、該受信ユニットは、基地局から、システムブロードキャスト情報又は無線リソース制御プロトコルRRC専用シグナリングを使用することによって前記基地局によって送られる伝送搬送波周波数リスト情報を受けるよう構成され、前記伝送搬送波周波数リスト情報は、少なくとも1つの第2伝送搬送波周波数識別子を含み、前記第1伝送搬送波周波数に対応する前記第1伝送搬送波周波数識別子は、前記伝送搬送波周波数リスト情報に含まれる前記第2伝送搬送波周波数識別子の1つである。
【0037】
可能な設計において、前記
取得ユニットは、前記基地局のシステムブロードキャスト情報若しくは無線リソース制御プロトコルRRC専用制御シグナリング又はコアネットワーク制御ノードによって送られる制御情報を受信することによって前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報を取得するよう、あるいは、前もって設定された又は前もって記憶された情報を使用することによって前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報を取得するよう、あるいは、前記アクセス層より上の前記プロトコルレイヤの設定情報を受信することによって前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報を取得するよう更に構成される。
【0038】
可能な設計において、前記第1サービスデータは、安全性関連サービス又は非安全性関連サービスである。
【0039】
可能な設計において、前記第1サービスデータの、前記第1識別子によって示されるサービスタイプが、前記第1サービスタイプでない場合に、前記データ送信ユニットは、前記第1伝送搬送波周波数で前記第1サービスデータを送信しない。
【0040】
第4の態様に従って、本発明の実施形態は、基地局を提供する。当該基地局は、
第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を第1通信ノードへ送るよう構成される送信ユニットを含み、
前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、該第1伝送搬送波周波数識別子は、前記第1通信ノードによって、該第1通信ノードによって取得される第1サービスデータ及び第1識別子と、前記第1伝送搬送波周波数識別子とに基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定するために使用され、前記第1識別子は、前記第1サービスデータが前記第1サービスタイプに属することを示すために使用される。
【0041】
本願のこの実施形態において、前述の例によって、本発明のこの実施形態で提供される基地局に従って、基地局は、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を送信し、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報が第1伝送搬送波周波数
識別子の少なくとも
一部を含み、更には、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される第1識別子を使用することによって、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0042】
可能な設計において、前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報は、前記少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応する少なくとも1つの第2識別子を更に含み、該第2識別子は、前記第1伝送搬送波周波数識別子に対応する伝送搬送波周波数が前記第1サービスタイプのサービスデータの伝送をサポートすることを示すために使用される。
【0043】
可能な設計において、前記第1サービスタイプの前記伝送搬送波周波数設定情報は、閾値を更に含み、該閾値は、前記第1識別子が前記閾値以上である場合に、該閾値に対応する前記第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、前記第1サービスデータを送信するために使用される前記第1伝送搬送波周波数を決定するよう前記第1通信ノードに指示するために使用される。
【0044】
可能な設計において、前記送信ユニットは、システムブロードキャスト情報又はRRC専用シグナリングを使用することによって伝送搬送波周波数リスト情報を前記第1通信ノードへ送るよう更に構成され、前記伝送搬送波周波数リスト情報は、少なくとも1つの第2伝送搬送波周波数識別子を含み、前記第1伝送搬送波周波数に対応する前記第1伝送搬送波周波数識別子は、前記伝送搬送波周波数リスト情報に含まれる前記第2伝送搬送波周波数識別子の1つである。
【0045】
第5の態様に従って、本願の実施形態は、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記命令がコンピュータで実行される場合に、該コンピュータは、第1乃至第4の態様及び様々な可能な設計における方法を実行する。
【0046】
本発明の実施形態で提供されるサービスデータ伝送方法、第1通信ノード、及び基地局に基づき、第1通信ノードが第1サービスデータを送信する必要がある場合に、第1通信ノードは、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報に含まれる少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子と、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される第1識別子とに基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定し、第1伝送搬送波周波数で第1サービスデータを送信する。このようにして、スペクトル利用規則は満足される。
【発明を実施するための形態】
【0048】
本発明の実施形態において、名詞「ネットワーク」及び「システム」はしばしば同義的に使用されるが、名詞の意味は当業者によって理解され得る。本発明の実施形態における基地局は、第1通信ノードのために無線通信機能を提供するよう無線アクセスネットワークに配置される。基地局は、無線リソース管理機能を備え、そして、第1通信ノードと通信するか、又は第1通信ノード間の直接通信を支援するよう中央制御部として働く。
【0049】
本発明の実施形態で記載されるサービスデータ伝送方法は、複数の通信パーティ間のデータ伝送、例えば、第1通信ノードと基地局との間のデータ通信、及び第1通信ノード間のデータ通信に適用され得る。例えば、サービスデータ伝送方法は、インターネット・オブ・ビークル・システムに適用されてよい。その上、システム内のサービスデータ伝送中に、複数の通信手段が使用されてよい。例えば、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)技術が使用され、あるいは、他の無線アクセス技術が使用される。その上、5Gなどの、LTEのその後の進化した技術が、伝送などのために使用されてよい。
【0050】
図1は、本発明の実施形態に従う通信システムの略アーキテクチャ図である。システムは、少なくとも1つの第1通信ノードと、基地局とを含む。少なくとも1つの第1通信ノードは、基地局への通信接続を確立してよく、あるいは、少なくとも1つの通信ノードの1つが、他の通信ノードへの通信接続を確立する。具体的に、本発明のこの実施形態において、第1通信ノードには、無線通信機能又は無線モデムへ接続された他の処理デバイスを備える様々な車載端末デバイス、モバイル端末デバイス、又は携帯型端末デバイスが含まれ得る。本発明のこの実施形態において、第1通信ノードには、車両、携帯機器、及び基地局デバイスと通信すること又は他の第1通信ノードと直接通信することができるデバイスが含まれ得るが、これらに限られない。
【0051】
本願における基地局(Base Station,BS)は、通信ノードのために無線通信機能を提供するよう無線アクセスネットワークに配置される装置である。基地局は、様々な形でマクロ基地局、ミクロ基地局、中継局、アクセス・ポイント、などを含んでよい。異なる無線アクセス技術を使用するシステムでは、基地局機能を備えるデバイスは異なる名称を有し得る。例えば、LTEネットワークでは、デバイスは進化型ノードB(evolved NodeB,略してeNB又はeNodeB)と呼ばれ、第3世代
(3G
)ネットワークでは、デバイスはノードB(NodeB)などと呼ばれ、あるいは、V2V通信では、デバイスは路側機(Road Side Unit,RSU)と呼ばれる。記載を簡単にするために、本願では、通信ノードのために無線通信機能を提供する上記の装置は、基地局又はBSと集合的に呼ばれる。
【0052】
本願における通信ノードには、無線通信機能又は無線モデムへ接続された他の処理デバイスを備える様々な携帯機器、車載デバイス、装用型デバイス、又はコンピュータ装置が含まれてよく、通信ノードは、移動局(Mobile Station,MS)、端末(terminal)、端末装置(Terminal Equipment,TE)、ユーザ機器(User Equipment,UE)、などを含め、様々な形をとる。記載を簡単にするために、本願では、上記のデバイスは、通信ノードと集合的に呼ばれる。
【0053】
第1通信ノードは、最初に、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得する。第1通信ノードは、第1サービスタイプの、前もって設定/前もって記憶されるか、且つ/あるいは、アクセス層より上のプロトコルレイヤで並びに/又は基地局及び/若しくはコアネットワークによって送信される伝送搬送波周波数設定情報を少なくとも取得することができる。第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含む。第1通信ノードは、第1識別子及び第1サービスデータを取得する。第1識別子は、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される。第1通信ノードは、第1識別子及び第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0054】
本発明のこの実施形態で提供される通信システムにおいて、第1通信ノードは、第1サービスタイプの、前もって設定又は前もって記憶されるか、あるいは、基地局又はコアネットワークによって送信される伝送搬送波周波数設定情報を取得し、ここで、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報が、第1伝送搬送波周波数
識別子の少なくとも
一部を含み、更には、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される第1識別子を使用することによって、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することができる。
【0055】
本発明の実施形態で提供される解決法は、
図2を参照して詳細に後述される。
図2は、本発明の実施形態に従うサービスデータ伝送方法のフローチャートである。本発明のこの実施形態で、方法は第1通信ノードによって実行される。
図2に示されるように、この実施形態は、具体的に、次のステップを含む。
【0056】
ステップ210:第1通信ノードは、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得し、ここで、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、第1伝送搬送波周波数識別子に対応する伝送搬送波周波数は、第1サービスタイプのサービスデータを送信するために使用される。伝送搬送波周波数設定情報は、複数の様式で取得され得、ほんの3つの様式が以下では列挙される。
【0057】
任意の実施形態で、第1通信ノードは、
図3に示されるように、基地局によって送られるシステムブロードキャスト情報若しくは無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)専用制御シグナリング又はコアネットワーク制御ノードによって送られる制御情報を受信することによって、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得し得る。基地局によって送られた第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を受信した後に、第1通信ノードは、ステップ220、ステップ230、及びステップ240を実行する。
【0058】
任意の実施形態で、第1通信ノードは、第1通信ノードのメモリから第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得し得る。第1通信ノードに記憶された第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、第1通信ノードによって前もって設定された情報であってよく、あるいは、基地局又はコアネットワーク制御ノードから第1通信ノードによって取得され、第1通信ノードによって記憶された第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報であってよい。
【0059】
任意の実施形態で、第1通信ノードは、アクセス層より上のプロトコルレイヤの設定情報から第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得し得る。
【0060】
具体的に、アクセス層より上のプロトコルレイヤは、アクセス層より上のプロトコルレイヤであってよく、ネットワーク伝送レイヤ、アプリケーションレイヤ、又はネットワーク適合レイヤなどのプロトコル形式であってよく、あるいは、物理プロトコルレイヤ、媒体アクセス制御プロトコルレイヤ、無線リンク伝送プロトコルレイヤ、又はパケットデータ収束プロトコルレイヤより上のプロトコルレイヤであってよい。具体的な実施形態は、ここで制限されない
。
【0061】
第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、伝送搬送波周波数に対応する識別子を含み、識別子は、識別子に対応する伝送搬送波周波数と、送信されるサービスデータのサービスタイプとを示す。例えば、第1サービスタイプの伝送設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、第1伝送搬送波周波数識別子は、第1伝送搬送波周波数に対応する伝送搬送波周波数を示し、且つ、送信されるサービスデータのタイプが第1サービスタイプであることを示すために使用される。
【0062】
任意に、第1サービスタイプは、必要条件に基づき分類を通じて得られるサービスタイプであってよい。例えば、安全性サービス及び非安全性サービスは、交通安全要件に基づき分類を通じて取得される。第1サービスタイプが安全性に関連したインターネット・オブ・ビークルのサービスであるとすれば、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、サービスタイプが安全性に関連したインターネット・オブ・ビークルのサービスであることに基づき設定される。第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含んでよく、第1伝送搬送波周波数識別子は、安全性に関連したインターネット・オブ・ビークルのサービスを送信するための伝送搬送波周波数に対応する。前述の記載は、非安全性サービスタイプである第1サービスタイプにも適用可能であり、第1サービスタイプは、非安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービスタイプであってよい。
【0063】
任意に、第1伝送搬送波周波数識別子及び第1伝送搬送波周波数は対応を有する。例えば、第1伝送搬送波周波数識別子及び第1伝送搬送波周波数は、一対一又は多対一の対応にあってよい。第1通信ノードは、第1伝送搬送波周波数識別子と第1伝送搬送波周波数との間の対応に基づき、第1伝送搬送波周波数で第1サービスタイプのサービスデータを送信する。
【0064】
任意に、第1伝送搬送波周波数識別子は、周波数指示又は周波数インデックス識別子であってよい。
【0065】
ステップ220:第1通信ノードは、第1サービスデータ及び第1識別子を取得し、ここで、第1識別子は、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される。
【0066】
任意の実施形態で、第1通信ノードが、アクセス層より上のプロトコルレイヤによってアクセス層へ供給される
第1サービスデータを受信する場合に、第1サービスデータのサービスタイプを示すために使用される情報、すなわち、第1識別子も、アクセス層へ伝えられる。
【0067】
具体的に、アクセス層より上のプロトコルレイヤは、例えば、ネットワーク伝送レイヤ、アプリケーションレイヤ、又はネットワーク適合レイヤなどのプロトコル形式であってよく、あるいは、物理プロトコルレイヤ、媒体アクセス制御プロトコルレイヤ、無線リンク伝送プロトコルレイヤ、又はパケットデータ収束プロトコルレイヤより上のプロトコルレイヤであってよい。具体的な実施形態は、ここで制限されない。
【0068】
任意の実施形態で、第1識別子は、第1サービスデータのあて先アドレス識別子、発信元アドレス識別子、サービスタイプ識別子、優先度識別子、搬送波周波数指示識別子、及びチャネル指示識別子のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0069】
任意の実施形態で、第1識別子は、第1サービスデータのあて先アドレス識別子、発信元アドレス識別子、サービスタイプ識別子、優先度識別子、搬送波周波数指示識別子、又はチャネル指示識別子であってよい。
【0070】
例えば、第1識別子はサービスタイプ識別子であり、第1識別子は、第1サービスデータのタイプを示すために使用されてよく、第1サービスタイプは、安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービス及び非安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービスを含むが、これらに限られない。
【0071】
第1識別子は搬送波周波数指示識別子であり、搬送波周波数指示識別子は、第1サービスデータの伝送搬送波周波数タイプを示すために使用されてよく、伝送搬送波周波数タイプは、有資格スペクトル、免許不要スペクトル、安全性伝送搬送波周波数、及び非安全性伝送搬送波周波数を含むが、これらに限られない。
【0072】
優先度識別子は、第1サービスデータの優先度を示すために使用され、より高い優先度を有する第1サービスデータは、優先的に送信され得る。
【0073】
任意に、優先度識別子は、代替的に、第1サービスデータのサービスタイプを示すために使用されてよい。例えば、優先度識別子1、2、3及び4を有する第1サービスデータは、安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービスに属し、他の優先度識別子を有する第1サービスデータは、非安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービスに属する。
【0074】
第1識別子は、あて先アドレス識別子である。例えば、安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービスのあて先アドレス識別子は、第1の専用あて先アドレス識別子又は第1の専用あて先アドレス識別子セットに属し、非安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービスのあて先アドレス識別子は、第2の専用あて先アドレス識別子又は第2の専用あて先アドレス識別子セットに属する。
【0075】
任意の実施形態で、第1識別子は、サービスタイプ識別子、あて先アドレス識別子、発信元アドレス識別子、優先度識別子、搬送波周波数指示識別子、及びチャネル指示識別子のうちの少なくとも1つが属するデータ構造の固定インジケータフィールドを使用することによって示されてよい。
【0076】
任意の実施形態で、第1識別子は、サービスタイプ識別子、あて先アドレス識別子、発信元アドレス識別子、優先度識別子、搬送波周波数指示識別子、又はチャネル指示識別子が属するデータ構造の固定インジケータフィールドを使用することによって示されてよい。
【0077】
例えば、あて先アドレス識別子が一例として使用され、あて先アドレス識別子は、24ビットのフィールドを占有し、第1識別子は、24ビットうちの1以上のビットを使用することによって示されてよい。
【0078】
ステップ230:第1通信ノードは、第1識別子及び第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0079】
任意の実施形態で、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、閾値を更に含む。第1識別子が閾値以上である場合に、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数は、閾値に対応する第1伝送搬送波周波数識別子に基づき決定される。代替的に、第1識別子が閾値よりも小さい場合に、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数は、閾値に対応する第1伝送搬送波周波数識別子に基づき決定される。
【0080】
任意の実施形態で、第1サービスデータのサービスタイプが第1サービスタイプであると第1識別子に基づき決定する場合に、第1通信ノードは、第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0081】
具体的に、閾値は、第1サービスタイプの分類に基づき前もってセットされ得る。
【0082】
例えば、サービスは4つのタイプに分類され、夫々のタイプは1つの識別子に対応し、4つの識別子は1、2、3及び4である。閾値は、次のようにセットされると考えられる。第1伝送搬送波周波数識別子は、第1伝送搬送波周波数1に対応する。識別子が閾値以上である場合に、識別子3を有するサービスタイプ及び識別子4を有するサービスタイプが第1伝送搬送波周波数1で送信され得る。識別子が閾値よりも小さい場合に、識別子1を有するサービスタイプ及び識別子2を有するサービスタイプが第1伝送搬送波周波数1で送信され得る。任意に、第1識別子の値は、ユーザ要求に基づき定量化され得る。
【0083】
任意の実施形態で、ステップ230の前に、サービスデータ伝送方法はステップ2310を含む。第1通信ノードは、基地局から、システムブロードキャスト情報又はRRC専用シグナリングを使用することによって基地局によって送られる伝送搬送波周波数リスト情報を受信し、ここで、伝送搬送波周波数リスト情報は、少なくとも1つの第2伝送搬送波周波数識別子を含み、第1伝送搬送波周波数に対応する第1伝送搬送波周波数識別子は、伝送搬送波周波数リスト情報に含まれる第2伝送搬送波周波数識別子の1つである。
【0084】
具体的に、ステップ230が実行される前に、例えば、ステップ2310がステップ210より前に実行され、あるいは、ステップ210及びステップ2310は同時に実行され、あるいは、ステップ2310はステップ210とステップ220との間で実行され、あるいは、ステップ220及びステップ2310は同時に実行される。ステップ2310並びにステップ210及び220を実行する順序は、実行結果に影響を及ぼさない。従って、ステップ2310を実行する順序は制限されない。
【0085】
更に、第1通信ノードは、システムブロードキャスト情報又はRRC専用シグナリングを使用することによって基地局によって送られる伝送搬送波周波数リスト情報を受信する。伝送搬送波周波数リスト情報は、少なくとも1つの第2伝送搬送波周波数識別子を含む。第1伝送搬送波周波数に対応する第1伝送搬送波周波数識別子は、伝送搬送波周波数リスト情報に含まれる第2伝送搬送波周波数識別子の1つである。
【0086】
任意の実施形態で、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応する少なくとも1つの第2識別子を含み、第1識別子が第2識別子である場合に、第1通信ノードは、第2識別子に対応する第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0087】
具体的に、第1識別子が、第1伝送搬送波周波数識別子に対応する第2識別子である場合に、第1サービスデータのサービスタイプは第1サービスタイプと同じであると決定され得る。更に、第1通信ノードは、第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0088】
任意に、第1伝送搬送波周波数識別子と第2識別子との間の対応について、例えば、第1伝送搬送波周波数識別子と第2識別子との間の対応は、1つの第2識別子が複数の第1伝送搬送波周波数識別子に対応すること、又は1つの第2識別子が1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応すること、又は複数の第2識別子が1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応することであってよい。具体的な対応は、1つずつ列挙されない。
【0089】
1つの第2識別子が1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応すると仮定して、第1通信ノードは、第2識別子に対応する第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0090】
1つの第2識別子が複数の第1伝送搬送波周波数識別子に対応すると仮定して、第1通信ノードは、第2識別子に対応する第1伝送搬送波周波数識別子からある第1伝送搬送波周波数識別子を選択し、その伝送搬送波周波数識別子に対応する第1伝送搬送波周波数で第1サービスデータを送信する。
【0091】
任意の実施形態で、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報が1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含む場合に、第1通信ノードは、第1識別子及び第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数が1つの伝送搬送波周波数を含むと決定し、そして、第1通信ノードは、その伝送搬送波周波数で第1サービスデータを送信する。
【0092】
任意の実施形態で、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報が少なくとも2つの第1伝送搬送波周波数識別子を含む場合に、第1通信ノードは、第1識別子及び第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数が少なくとも2つの伝送搬送波周波数を含むと決定し、第1サービスデータを送信するために少なくとも2つの伝送搬送波周波数から伝送搬送波周波数を選択する。
【0093】
少なくとも2つの伝送搬送波周波数から伝送搬送波周波数を選択するほんの3つの方法が、以下で列挙される。
【0094】
任意の実施形態で、第1通信ノードは、第1サービスデータを送信するための伝送搬送波周波数として、第1伝送搬送波周波数から搬送波周波数をランダムに選択してよい。
【0095】
任意の実施形態で、第1通信ノードは、第1サービスデータを送信するための伝送搬送波周波数として、第1伝送搬送波周波数の負荷状態に基づき搬送波周波数を選択してよい。
【0096】
任意の実施形態で、第1通信ノードは、第1サービスデータを送信するための伝送搬送波周波数として搬送波周波数を割り当てるよう基地局に要求してよい。
【0097】
ステップ240:第1通信ノードは、第1伝送搬送波周波数で第1サービスデータを送信する。
【0098】
任意に、第1通信ノードによって第1伝送搬送波周波数で第1サービスデータを送信する方法は、第1通信ノード間の直接接続を介した通信、及び基地局による転送を介した通信を含むが、これらに限られない。
【0099】
その上、第1サービスデータの、第1識別子によって示されるサービスタイプが、第1サービスタイプでない場合に、第1サービスデータは、第1伝送搬送波周波数で送信されない。
【0100】
異なる第1サービスデータが異なる伝送搬送波周波数に対応する場合に、独立した伝送メカニズムが、その異なる第1サービスデータに対してアクセス層で実行される必要がある。
【0101】
例えば、第1通信ノードは、アクセス層より上のプロトコルレイヤによって第1サービスデータパケット1とともにアクセス層へ伝えられる第1識別子1に基づき、第1サービスデータパケット1が伝送搬送波周波数1で送信される必要があると決定し、そして、第1通信ノードは、第1識別子2に基づき、第1サービスデータパケット2が伝送搬送波周波数2で送信される必要があると決定する。第1通信ノードは、第1サービスデータパケット1及び第1サービスデータパケット2を送信するために、第1サービスデータパケット1及び第1サービスデータパケット2のための伝送搬送波周波数1及び伝送搬送波周波数2での独立した伝送リソースを夫々取得する。
【0102】
任意の実施形態で、データ多重化がアクセス層で実行される場合に、同じ伝送搬送波周波数で送信される第1サービスデータは、同じ媒体アクセス制御(Media Access Control,MAC)プロトコル・パケット・データ・ユニット(MAC PDU)にカプセル化されてよい。しかし、異なる伝送搬送波周波数で送信される必要があるデータは、同じMAC PDUにカプセル化され得ない。
【0103】
具体的に、データ多重化がアクセス層で実行される、具体的に言えば、異なる第1サービスデータが同じ伝送搬送波周波数で送信される場合に、第1サービスデータは同じMAC PDUにカプセル化されてよく、それによって、第1サービスデータを送信する時間は短縮され、同じ伝送搬送波周波数での異なるタイプの第1サービスデータの送信は回避され、スペクトル利用規則は満足される。
【0104】
任意に、第1サービスデータをMAC PDUにカプセル化するカプセル化原理は、V2X若しくはデバイス・ツー・デバイス(Device-to-Device,D2D)カプセル化メカニズム、又はセルラーネットワーク内の論理トークンバケットに基づくカプセル化メカニズムを含むが、これらに限られない。
【0105】
本願のこの実施形態において、前述の例によって、本発明のこの実施形態で提供されるサービスデータ伝送方法では、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、それにより、第1通信ノードは、取得された第1識別子及び第1伝送搬送波周波数識別子を使用することによって、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することができる。
【0106】
本発明の実施形態で提供される解決法は、
図4を参照して詳細に後述される。
図4は、本発明の実施形態に従う更なる他のサービスデータ伝送方法のフローチャートである。本発明のこの実施形態で、方法は第1通信ノードによって実行される。
図4に示されるように、この実施形態は、具体的に、次のステップを含む。
【0107】
ステップ410:第1通信ノードは、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得し、ここで、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応する少なくとも1つの第2識別子を含む。第1伝送搬送波周波数識別子に対応する伝送搬送波周波数は、第1サービスタイプのサービスデータを送信するために使用される。
【0108】
このステップで第1通信ノードによって第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得する様式についての説明は、
図2のステップ210で第1通信ノードによって第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得する様式についての説明と同じである。具体的な説明については、
図2のステップ210における説明を参照されたい。簡潔な記載のために、詳細はここで再度記載されない。
【0109】
本願のこの実施形態において、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応する少なくとも1つの第2識別子を含む。例えば、第1伝送搬送波周波数識別子と第2識別子との間の対応は、1つの第2識別子が1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応すること、又は複数の第1伝送搬送波周波数識別子が1つの第2識別子に対応すること、又は複数の第2識別子が1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応することであってよい。具体的な対応は、1つずつ列挙されない。
【0110】
ステップ420:第1通信ノードは、第1サービスデータ及び第1識別子を取得し、ここで、第1識別子は、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される。
【0111】
このステップで第1通信ノードによって第1サービスデータ及び第1識別子を取得する様式についての説明は、
図2のステップ220で第1通信ノードによって第1サービスデータ及び第1識別子を取得する様式についての説明と同じである。具体的な説明については、
図2のステップ220における説明を参照されたい。簡潔な記載のために、詳細はここで再度記載されない。
【0112】
任意の実施形態で、第1識別子は、第1サービスデータのあて先アドレス識別子、発信元アドレス識別子、サービスタイプ識別子、優先度識別子、搬送波周波数指示識別子、及びチャネル指示識別子のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0113】
任意の実施形態で、第1識別子は、第1サービスデータのあて先アドレス識別子、発信元アドレス識別子、サービスタイプ識別子、優先度識別子、搬送波周波数指示識別子、又はチャネル指示識別子であってよい。
【0114】
例えば、第1識別子はサービスタイプ識別子であり、第1識別子は、第1サービスデータのタイプを示すために使用されてよく、サービスタイプは、安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービス及び非安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービスを含むが、これらに限られない。
【0115】
第1識別子は搬送波周波数指示識別子であり、搬送波周波数指示識別子は、第1サービスデータの伝送搬送波周波数タイプを示すために使用されてよく、伝送搬送波周波数タイプは、有資格スペクトル、免許不要スペクトル、安全性伝送搬送波周波数、及び非安全性伝送搬送波周波数を含むが、これらに限られない。
【0116】
優先度識別子は、第1サービスデータの優先度を示すために使用され、より高い優先度を有する第1サービスデータは、優先的に送信され得る。
【0117】
任意に、優先度識別子は、代替的に、第1サービスデータのサービスタイプを示すために使用されてよい。例えば、優先度識別子1、2、3及び4を有する第1サービスデータは、安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービスに属し、他の優先度識別子を有する第1サービスデータは、非安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービスに属する。
【0118】
第1識別子は、あて先アドレス識別子である。例えば、安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービスのあて先アドレス識別子は、第1の専用あて先アドレス識別子又は第1の専用あて先アドレス識別子セットに属し、非安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービスのあて先アドレス識別子は、第2の専用あて先アドレス識別子又は第2の専用あて先アドレス識別子セットに属する。
【0119】
任意の実施形態で、第1識別子は、サービスタイプ識別子、あて先アドレス識別子、発信元アドレス識別子、優先度識別子、搬送波周波数指示識別子、及びチャネル指示識別子のうちの少なくとも1つが属するデータ構造の固定インジケータフィールドを使用することによって示されてよい。
【0120】
任意の実施形態で、第1識別子は、サービスタイプ識別子、あて先アドレス識別子、発信元アドレス識別子、優先度識別子、搬送波周波数指示識別子、又はチャネル指示識別子が属するデータ構造の固定インジケータフィールドを使用することによって示されてよい。
【0121】
例えば、あて先アドレス識別子が一例として使用され、あて先アドレス識別子は、24ビットのフィールドを占有し、対応する第1サービスデータの第1識別子は、24ビットうちの1以上のビットを使用することによって示されてよい。
【0122】
ステップ430:第1通信ノードは、第1識別子及び第2識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0123】
任意の実施形態で、第1識別子が第2識別子である場合に、第1通信ノードは、第2識別子に対応する第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0124】
ステップ440:第1通信ノードは、第1伝送搬送波周波数で第1サービスデータを送信する。
【0125】
このステップで第1通信ノードによって第1サービスデータを第1伝送搬送波周波数で送信する様式についての説明は、
図2のステップ240で第1通信ノードによって第1サービスデータを第1伝送搬送波周波数で送信する様式についての説明と同じである。具体的な説明については、
図2のステップ240における説明を参照されたい。簡潔な記載のために、詳細はここで再度記載されない。
【0126】
任意に、ステップ430の前に、サービスデータ伝送方法はステップ4310を含む。第1通信ノードは、基地局から、システムブロードキャスト情報又はRRC専用シグナリングを使用することによって基地局によって送られる伝送搬送波周波数リスト情報を受信し、ここで、伝送搬送波周波数リスト情報は、少なくとも1つの第2伝送搬送波周波数識別子を含み、第1伝送搬送波周波数に対応する第1伝送搬送波周波数識別子は、伝送搬送波周波数リスト情報に含まれる第2伝送搬送波周波数識別子の1つである。
【0127】
具体的に、ステップ430が実行される前に、例えば、ステップ4310がステップ410より前に実行され、あるいは、ステップ410及びステップ4310は同時に実行され、あるいは、ステップ4310はステップ410とステップ420との間で実行され、あるいは、ステップ420及びステップ4310は同時に実行される。ステップ4310並びにステップ410及び420を実行する順序は、実行結果に影響を及ぼさない。従って、ステップ4310を実行する順序は制限されない。
【0128】
更に、第1通信ノードは、システムブロードキャスト情報又はRRC専用シグナリングを使用することによって基地局によって送られる伝送搬送波周波数リスト情報を受信する。伝送搬送波周波数リスト情報は、少なくとも1つの第2伝送搬送波周波数識別子を含む。第1伝送搬送波周波数に対応する第1伝送搬送波周波数識別子は、伝送搬送波周波数リスト情報に含まれる第2伝送搬送波周波数識別子の1つである。
【0129】
この実施形態における方法では、第1通信ノードが第1サービスデータを取得する場合に、第1サービスデータは異なる伝送周波数に対応する。
【0130】
第1識別子は、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される。第1サービスデータのサービスタイプを決定した後、第1通信ノードは、第1サービスデータを、対応する第1伝送搬送波周波数で送信する。このようにして、第1通信ノードは、サービスタイプに基づき伝送搬送波周波数を選択し、それによって特定の地域のスペクトル利用規則を満足する。
【0131】
本願のこの実施形態において、前述の実施形態によって、本発明のこの実施形態で提供されるサービスデータ伝送方法では、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、それにより、第1通信ノードは、取得された第1識別子と、第1伝送搬送波周波数識別子に対応する第2識別子とを使用することによって、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することができる。
【0132】
本発明の実施形態で提供される解決法は、
図5を参照して詳細に後述される。
図5は、本発明の実施形態に従う更なる他のサービスデータ伝送方法のフローチャートである。本発明のこの実施形態で、方法は第1通信ノードによって実行される。
図5に示されるように、この実施形態は、具体的に、次のステップを含む。
【0133】
ステップ510:第1通信ノードは、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得し、ここで、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、伝送搬送波周波数リスト情報を含み、伝送搬送波周波数リスト情報は、少なくとも1つの第2伝送搬送波周波数識別子を含む。
【0134】
このステップで第1通信ノードによって第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得する様式についての説明は、
図2のステップ210で第1通信ノードによって第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得する様式についての説明と同じである。具体的な説明については、
図2のステップ210における説明を参照されたい。簡潔な記載のために、詳細はここで再度記載されない。
【0135】
本願のこの実施形態において、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、伝送搬送波周波数リスト情報を含み、伝送搬送波周波数リスト情報は、少なくとも1つの第2伝送搬送波周波数識別子を含む。
【0136】
任意の実施形態で、第1伝送搬送波周波数に対応する第1伝送搬送波周波数識別子は、伝送搬送波周波数リスト情報に含まれる第2伝送搬送波周波数識別子の1つである。
【0137】
ステップ520:第1通信ノードは、第1サービスデータ及び第1識別子を取得し、ここで、第1識別子は、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される。
【0138】
このステップで第1通信ノードによって第1サービスデータ及び第1識別子を取得する様式についての説明は、
図2のステップ220で第1通信ノードによって第1サービスデータ及び第1識別子を取得する様式についての説明と同じである。具体的な説明については、
図2のステップ220における説明を参照されたい。簡潔な記載のために、詳細はここで再度記載されない。
【0139】
任意の実施形態で、第1通信ノードが、アクセス層より上のプロトコルレイヤによってアクセス層へ供給される
第1サービスデータを受信する場合に、第1サービスデータのサービスタイプを示すために使用される情報、すなわち、第1識別子も、アクセス層へ伝えられる。
【0140】
具体的に、アクセス層より上のプロトコルレイヤは、例えば、ネットワーク伝送レイヤ、アプリケーションレイヤ、又はネットワーク適合レイヤなどのプロトコル形式であってよく、あるいは、物理プロトコルレイヤ、媒体アクセス制御プロトコルレイヤ、無線リンク伝送プロトコルレイヤ、又はパケットデータ収束プロトコルレイヤより上のプロトコルレイヤであってよい。具体的な実施形態は、ここで制限されない。
【0141】
任意の実施形態で、第1識別子は、第1サービスデータのあて先アドレス識別子、発信元アドレス識別子、サービスタイプ識別子、優先度識別子、搬送波周波数指示識別子、及びチャネル指示識別子のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0142】
任意の実施形態で、第1識別子は、第1サービスデータのあて先アドレス識別子、発信元アドレス識別子、サービスタイプ識別子、優先度識別子、搬送波周波数指示識別子、又はチャネル指示識別子であってよい。
【0143】
例えば、第1識別子はサービスタイプ識別子であり、第1識別子は、第1サービスデータのタイプを示すために使用されてよく、第1サービスタイプは、安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービス及び非安全性関連インターネット・オブ・ビークル・サービスを含むが、これらに限られない。
【0144】
ステップ530:第1通信ノードは、第1識別子及び
伝送搬送波周波数設定情報に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0145】
任意の実施形態で、第1識別子が第2識別子である場合に、第1通信ノードは、第2識別子に対応する第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0146】
具体的に、第1識別子が第1伝送搬送波周波数識別子に対応する第2識別子である場合に、第1サービスデータのサービスタイプは第1サービスタイプと同じであると決定され得る。更に、第1通信ノードは、第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスタイプを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0147】
ステップ540:第1通信ノードは、第1伝送搬送波周波数で第1サービスデータを送信する。
【0148】
このステップで第1通信ノードによって第1サービスデータを第1伝送搬送波周波数で送信する様式についての説明は、
図2のステップ240で第1通信ノードによって第1サービスデータを第1伝送搬送波周波数で送信する様式についての説明と同じである。具体的な説明については、
図2のステップ240における説明を参照されたい。簡潔な記載のために、詳細はここで再度記載されない。
【0149】
本願のこの実施形態において、前述の例によって、本発明のこの実施形態で提供されるサービスデータ伝送方法では、第1伝送搬送波周波数に対応する第1伝送搬送波周波数識別子は、伝送設定リスト情報内の識別子であり、それにより、第1通信ノードは、取得された第1識別子と、第2伝送搬送波周波数識別子とを使用することによって、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することができる。
【0150】
前述の実施形態で記載される方法に従って、第1通信ノードは、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することができる。相応して、本発明の実施形態は、前述の実施形態で提供されるサービスデータ伝送方法を実装するよう、第1通信ノードを提供する。
図6に示されるように、第1通信ノードは、取得ユニット610、決定ユニット620、及びデータ送信ユニット630を含む。
【0151】
取得ユニット610は、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得するよう構成される。第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、第1伝送搬送波周波数識別子に対応する伝送搬送波周波数は、第1サービスタイプのサービスデータを送信するために使用される。
【0152】
取得ユニット610は更に、第1サービスデータ及び第1識別子を取得するよう構成される。第1識別子は、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される。
【0153】
決定ユニット620は、第1識別子及び第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定するよう構成される。
【0154】
データ送信ユニット630は、第1伝送搬送波周波数で第1サービスデータを送信するよう構成される。
【0155】
本願のこの実施形態において、前述の例によって、本発明のこの実施形態で提供される第1通信ノードに従って、第1通信ノードは、第1サービスタイプの情報であって、前もって設定又は前もって記憶されるか、あるいは、基地局によって送信される伝送搬送波周波数設定情報を取得し、ここで、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報が第1伝送搬送波周波数
識別子の少なくとも
一部を含み、更には、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される第1識別子を使用することによって、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することができる。
【0156】
任意に、取得ユニット610は更に、アクセス層より上のプロトコルレイヤで送信される第1サービスデータ及び第1識別子を取得するよう構成される。
【0157】
任意に、第1サービスデータが第1サービス
タイプに属すると第1識別子に基づき決定する場合に、決定ユニット620は、第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定するよう構成される。
【0158】
任意に、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応する少なくとも1つの第2識別子を更に含み、
具体的に、決定ユニット620は、第1識別子が第2識別子である場合に、第2識別子に対応する第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定するよう構成される。
【0159】
任意に、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は閾値を更に含み、第1識別子が閾値以上である場合に、決定ユニット620は、第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定するよう構成され、あるいは、第1識別子が閾値よりも小さい場合に、決定ユニット
620は、閾値に対応する第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定するよう構成される。
【0160】
任意に、第1識別子は、サービスタイプ識別子、あて先アドレス識別子、発信元アドレス識別子、優先度識別子、搬送波周波数指示識別子、及びチャネル指示識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0161】
任意に、第1識別子は、サービスタイプ識別子、あて先アドレス識別子、発信元アドレス識別子、優先度識別子、搬送波周波数指示識別子、及びチャネル指示識別子のうちの少なくとも1つが属するデータ構造の固定インジケータフィールドを使用することによって示される。
【0162】
任意に、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報が少なくとも2つの第1伝送搬送波周波数識別子を含む場合に、決定ユニット620は、第1サービスデータを送信するために少なくとも2つの第1伝送搬送波周波数識別子のうちの1つに対応する伝送搬送波周波数をランダムに選択するよう、あるいは、少なくとも2つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応する伝送搬送波周波数のリソース負荷状態に基づき、
第1サービスデータを送信するために少なくとも2つの第1伝送搬送波周波数識別子のうちの1つに対応する伝送搬送波周波数を選択するよう構成される。
【0163】
任意に、第1通信ノードは受信ユニットを更に含み、受信ユニットは、基地局から、システムブロードキャスト情報又は無線リソース制御プロトコルRRC専用シグナリングを使用することによって基地局によって送信される伝送搬送波周波数リスト情報を受信するよう構成され、伝送搬送波周波数リスト情報は、少なくとも1つの第2伝送搬送波周波数識別子を含み、第1伝送搬送波周波数に対応する第1伝送搬送波周波数識別子は、伝送搬送波周波数リスト情報に含まれる第2伝送搬送波周波数識別子の1つである。
【0164】
任意に、取得ユニット610は更に、基地局のシステムブロードキャスト情報若しくは無線リソース制御プロトコルRRC専用制御シグナリング又はコアネットワーク制御ノードによって送られる制御情報を受信することによって第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得するよう、あるいは、前もって設定された又は前もって記憶された情報を使用することによって第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得するよう、あるいは、アクセス層より上のプロトコルレイヤの設定情報を受信することによって第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を取得するよう構成される。
【0165】
任意に、第1サービスデータは、安全性関連サービス又は非安全性関連サービスである。
【0166】
任意に、第1サービスデータの、第1識別子によって示されるサービスタイプが、第1サービスタイプでない場合に、データ送信ユニット
630は、第1伝送搬送波周波数で第1サービスデータを送信しない。
【0167】
その上、本発明のこの実施形態で提供される第1通信ノードは、代替的に、本発明の前述の実施形態で提供される通信方法を実装するよう、次のように実施されてもよい。
図7に示されるように、第1通信ノードは、受信器710、プロセッサ720、メモリ730、及び送信器740を含む。
【0168】
任意の実施形態で、
図6の前述の実施形態における取得ユニット610は、受信器710又はメモリ
730により置換され得る。具体的に、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、メモリ730内の前もって設定された情報、又は基地局若しくはコアネットワークノードから受信器710によって受信される情報であり、ここで、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含む。取得ユニット610は、受信器710により置換され得る。具体的に、第1サービスデータ及び第1識別子
は受信器710によって受信され得、ここで、第1識別子は、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される。
【0169】
決定ユニット620は、プロセッサ720により置換され得る。データ送信ユニット630は、受信器710又は送信器740により置換され得る。
【0170】
図7の各ユニットの処理プロセスについては、
図2乃至
図5に示される前述の具体的な実施形態を参照されたい。詳細は、ここで再度記載されない。
【0171】
本発明の実施形態で提供される解決法は、
図8を参照して後述される。
図8は、本発明の実施形態に従うサービスデータ伝送方法のフローチャートである。本発明のこの実施形態では、方法は基地局によって実行される。
図8に示されるように、この実施形態は、具体的に、次のステップを含む。
【0172】
ステップ810:基地局は、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を第1通信ノードへ送信し、ここで、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、第1伝送搬送波周波数識別子は、第1通信ノードによって、第1通信ノードによって取得される第1サービスデータ及び第1識別子と、第1伝送搬送波周波数識別子とに基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定するために使用され、第1識別子は、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される。
【0173】
任意の実施形態で、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応する少なくとも1つの第2識別子を更に含み、第2識別子は、第1伝送搬送波周波数識別子に対応する伝送搬送波周波数が第1サービスタイプのサービスデータの伝送をサポートすることを示すために使用される。
【0174】
任意の実施形態で、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は閾値を更に含み、閾値は、第1識別子が閾値以上である場合に、閾値に対応する第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定するよう第1通信ノードに指示するために使用される。
【0175】
任意の実施形態で、基地局は、システムブロードキャスト情報又はRRC専用シグナリングを使用することによって、伝送搬送波周波数リスト情報を第1通信ノードへ送る。伝送搬送波周波数リスト情報は、少なくとも1つの第2伝送搬送波周波数識別子を含み、第1伝送搬送波周波数に対応する第1伝送搬送波周波数識別子は、伝送搬送波周波数リスト情報に含まれる第2伝送搬送波周波数識別子の1つである。
【0176】
本願のこの実施形態において、前述の例によって、本発明のこの実施形態で提供されるサービスデータ伝送方法では、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報が送信され、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、それにより、第1通信ノードは、取得された第1識別子及び第1伝送搬送波周波数識別子を使用することによって、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定することができる。
【0177】
相応して、本発明の実施形態は、前述の実施形態で提供されるサービスデータ伝送方法を実装するよう、基地局を提供する。
図9に示されるように、基地局は、送信ユニット910を含む。
【0178】
送信ユニット910は、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を第1通信ノードへ送信するよう構成される。第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含み、第1伝送搬送波周波数識別子は、第1通信ノードによって、第1通信ノードによって取得される第1サービスデータ及び第1識別子と、第1伝送搬送波周波数識別子とに基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定するために使用され、第1識別子は、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される。
【0179】
本願のこの実施形態において、前述の例によって、本発明のこの実施形態で提供される基地局に従って、基地局は、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を送信し、ここで、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報が第1伝送搬送波周波数
識別子の少なくとも
一部を含み、更には、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される第1識別子を使用することによって、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定する。
【0180】
任意に、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子に対応する少なくとも1つの第2識別子を更に含み、第2識別子は、第1伝送搬送波周波数識別子に対応する伝送搬送波周波数が第1サービスタイプのサービスデータの伝送をサポートすることを示すために使用される。
【0181】
任意に、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は閾値を更に含み、閾値は、第1識別子が閾値以上である場合に、閾値に対応する第1伝送搬送波周波数識別子に基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定するよう第1通信ノードに指示するために使用される。
【0182】
任意に、送信ユニット910は更に、システムブロードキャスト情報又はRRC専用シグナリングを使用することによって、伝送搬送波周波数リスト情報を第1通信ノードへ送信するよう構成される。伝送搬送波周波数リスト情報は、少なくとも1つの第2伝送搬送波周波数識別子を含み、第1伝送搬送波周波数に対応する第1伝送搬送波周波数識別子は、伝送搬送波周波数リスト情報に含まれる第2伝送搬送波周波数識別子の1つである。
【0183】
その上、本発明のこの実施形態で提供される基地局は、代替的に、本発明の前述の実施形態で提供される通信方法を実装するよう、次のように実施されてもよい。
図10に示されるように、
基地局は、送信器1010を含む。
【0184】
任意の実施形態で、
図9の前述の実施形態における送信ユニット910は、送信器1010により置換され得る。具体的に、送信器1010は、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報を第1通信ノードへ送信するよう構成される。第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報は、少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子を含む。
【0185】
図9の各ユニットの処理プロセスについては、
図2乃至
図5に示される前述の具体的な実施形態を参照されたい。詳細は、ここで再度記載されない。
【0186】
本発明の実施形態で提供されるサービスデータ伝送方法、第1通信ノード、及び基地局に従って、第1通信ノードが第1サービスデータを送信する必要がある場合に、第1通信ノードは、第1サービスタイプの伝送搬送波周波数設定情報に含まれる少なくとも1つの第1伝送搬送波周波数識別子と、第1サービスデータが第1サービスタイプに属することを示すために使用される第1識別子とに基づき、第1サービスデータを送信するために使用される第1伝送搬送波周波数を決定し、第1伝送搬送波周波数で第1サービスデータを送信する。このようにして、スペクトル利用規則は満足される。
【0187】
当業者は、本明細書中で開示される実施形態で記載される例のユニット及びアルゴリズムステップを参照して、本願が電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又はそれらの組み合わせによって実装されてよいと更に気付き得る。ハードウェアとソフトウェアとの間の互換性を明りょうに記載するよう、上記は、機能に基づき各例の構成及びステップを概して記載してきた。機能がハードウェア又はソフトウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の設計制約条件及び特定の用途に依存する。当業者、夫々の特定の用途について、記載される機能を実装するために異なる方法を使用してよいが、実施が本発明の適用範囲を超えることは、考えられるべきではない。
【0188】
本明細書中で開示される実施形態で記載される方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュール、又はそれらの組み合わせによって実装されてよい。ソフトウェア・モジュールは、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、メモリ、リード・オンリー・メモリ(ROM)、電気的プログラム可能ROM、電気消去可能なプログラム可能ROM、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、又は当該技術で知られているあらゆる他の形態の記憶媒体に属してよい。
【0189】
上記の説明は、本発明の具体的な実施の例にすぎず、本発明の保護範囲を制限する意図はない。本発明において開示されている技術範囲内で当業者によって容易に考え出される如何なる変形又は置換も、本発明の保護範囲内にあるものとする。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。