(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について、微細気泡発生器を洗濯機に適用した例について
図1〜
図11を参照して説明する。
図1に示す洗濯機10は、外箱11、水槽12、回転槽13、扉14、モータ15、及び排水弁16を備えている。なお、
図1の左側を洗濯機10の前側とし、
図1の右側を洗濯機10の後側とする。また、洗濯機10の設置面側つまり鉛直下側を、洗濯機10の下側とし、設置面と反対側つまり鉛直上側を、洗濯機10の上側とする。洗濯機10は、回転槽13の回転軸が水平又は後方へ向かって下降傾斜したいわゆる横軸型のドラム式洗濯機である。
【0009】
図2に示す洗濯機20は、外箱21、水槽22、回転槽23、内蓋241、外蓋242、モータ25、及び排水弁26を備えている。なお、
図2の左側を洗濯機20の前側とし、
図2の右側を洗濯機20の後側とする。また、洗濯機20の設置面側つまり鉛直下側を、洗濯機20の下側とし、設置面と反対側つまり鉛直上側を、洗濯機20の上側とする。洗濯機20は、回転槽23の回転軸が鉛直方向を向いたいわゆる縦軸型の洗濯機である。
【0010】
図1及び
図2に示すように、洗濯機10、20は、それぞれ注水装置30を備えている。注水装置30は、それぞれ外箱11、21内の上後部に設けられている。注水装置30は、
図1及び
図2に示すように、給水ホース100を介して、例えば図示しない水道の蛇口など外部の水源に接続される。
【0011】
注水装置30は、
図1及び
図2に示すように、注水ケース31、注水ホース32、及び電磁給水弁33を有している。また、注水装置30は、
図3に示すように、第1シール部材34、第2シール部材35、及び微細気泡発生器40を有している。注水ケース31は、全体として容器状に形成されており、内部に洗剤や柔軟剤等を収容可能に構成されている。本実施形態の場合、注水ケース31は、
図3に示すように、接続部311、連通部312、及び係止部313を有している。
【0012】
接続部311は、注水ケース31の上部寄りの位置に設けられており、例えば円筒形状に形成されている。連通部312は、例えば注水ケース31を水平方向に向かって円形状に貫いて形成されており、注水ケース31の内部と外部とを連通させている。この場合、連通部312は、接続部311の円筒形状の底部を該円筒形状の内径よりも小さい径の円形に貫いて形成されている。これにより、係止部313は、連通部312の周囲に形成されている。つまり、係止部313は、注水ケース31の内部と接続部311との境界部分にあって、連通部312の外周側部分に形成されている。
【0013】
電磁給水弁33は、
図1及び
図2に示すように、給水ホース100と注水ケース31との間に設けられている。注水ホース32は、注水ケース31と、水槽12、22内とを接続している。電磁給水弁33は、給水ホース100と注水ケース31との間の流路を開閉するものであり、図示しない洗濯機10、20の制御装置からの制御信号によって開閉動作が制御される。電磁給水弁33が開状態になると、外部の水源からの水は、電磁給水弁33、注水ケース31、及び注水ホース32を介して、水槽12、22内に注水される。その際、注水ケース31内に洗剤や柔軟剤が収容されている場合には、その洗剤や柔軟剤を溶かした水が、水槽12、22内に注水される。そして、電磁給水弁33が閉状態になると水槽12、22内に対する注水が停止される。
【0014】
電磁給水弁33は、
図3に示すように、流入部331と吐出部332とを有している。流入部331は、
図1又は
図2に示すように、給水ホース100に接続されている。吐出部332は、
図3に示すように、注水ケース31に接続されている。そして、第1シール部材34は、例えばゴム等の弾性部材で構成されたOリングであり、注水ケース31の接続部311の内側面と吐出部332との間に設けられている。これにより、電磁給水弁33の吐出部332と注水ケース31とは水密状態で相互に接続されている。
【0015】
微細気泡発生器40は、水等の液体が微細気泡発生器40の内部を
図3の矢印A方向へ向かって通過する際に、その液体の圧力を急激に減圧することで、その液体中に溶存している気体例えば空気を析出させて微細気泡を発生させるものである。本実施形態の微細気泡発生器40は、直径50μm以下の気泡を含む微細気泡を発生させることができる。微細気泡発生器40は、全体として鍔状部41を有する円筒形状すなわちフランジ筒形状に形成されている。微細気泡発生器40は、円筒形状の軸方向が略水平方向へ向くようにして、接続部311側から注水ケース31の内部に向かって連通部312に通されている。
【0016】
この場合、鍔状部41の外形寸法は、連通部312の内径寸法より大きい。これにより、鍔状部41が連通部312の周囲の係止部313に係止されるため、微細気泡発生器40は、接続部311側から注水ケース31の内部側へ抜け落ちることがない。第2シール部材35は、例えばゴム等の弾性部材で構成されたOリングであり、係止部313と鍔状部41との間に設けられている。また、微細気泡発生器40は、電磁給水弁33の吐出部332の先端部分によって、係止部313側へ押し付けられている。これにより、微細気泡発生器40と注水ケース31とは水密状態で相互に接続されている。
【0017】
微細気泡発生器40は、本体部50と、衝突部60と、を有している。この場合、本体部50は、鍔状部41を含んでいる。本体部50と衝突部60とは、一体に形成されている。すなわち、例えば樹脂材料を射出成形することによって、本体部50と衝突部60とが一体成形されている。
【0018】
本体部50は、
図4に示すように、入口部51と、出口部52と、流路53と、を有している。この場合、入口部51は、接続部311側に位置しており、出口部52は、注水ケース31の内部に位置している。流路53は、本体部50の内部に設けられており、入口部51と出口部52とを繋いで水等の流体を通過可能に形成されている。そして、衝突部60は、流路53の途中部分に設けられている。
【0019】
流路53は、絞り部531とストレート部532とを含んで構成されている。絞り部531は、流路53のうち衝突部60よりも上流側に設けられている。すなわち、絞り部531は、入口部51と衝突部60との間に設けられている。この場合、入口部51と衝突部60との間とは、入口部51を含んだ範囲であっても良い。本実施形態の場合、絞り部531は、入口部51を含んで構成されている。絞り部531は、入口部51から衝突部60へ向かって内径が縮小する形状、すなわち流路53の断面積つまり液体の通過可能な面積が連続的に徐々に減少するようないわゆる円錐形のテーパ管状に形成されている。
【0020】
ストレート部532は、絞り部531の下流側に設けられている。すなわち、ストレート部532は、絞り部531の終端部分と出口部52との間に設けられている。この場合、絞り部531の終端部分と出口部52との間とは、出口部52を含んだ範囲であっても良い。本実施形態の場合、ストレート部532は、出口部52を含んで構成されている。ストレート部532は、内径が変化しない、すなわち流路53の断面積つまり液体の通過可能な面積が変化しない円筒形、いわゆるストレート管状に形成されている。
【0021】
ここで、絞り部531の最大内径、すなわち入口部51の内径、換言すれば絞り部531の始端部分の内径を、最大内径D1とする。また、絞り部531の最小内径、すなわち出口部52の内径、換言すれば絞り部531の終端部分の内径を、最小内径D2とする。この場合、絞り部531は、最小内径D2を最大内径D1で除した値が0.5以下となるように設定されている。すなわち、最小内径D2と最大内径D1との関係は、下記の(1)式を満たす。
【0022】
D2/D1≦0.5・・・(1)
本実施形態の場合、電磁給水弁33の吐出部332の内径は、一般的な電磁給水弁の吐出部の内径である10mmに設定されている。そのため、最小内径D2は、5mm以下に設定されている。
【0023】
衝突部60は、流路53の途中、具体的にはストレート部532の途中部分に設けられている。ここで、絞り部531の長さ寸法を第1寸法L1とする。また、ストレート部532のうち衝突部60の出口部52側の端面よりも上流側の長さ寸法、すなわちストレート部532の始端部分から衝突部60における出口部52側の端面までの長さ寸法を第2寸法L2とする。そして、ストレート部532のうち衝突部60の出口部52側の端部よりも下流側の長さ寸法、すなわち衝突部60における出口部52側の端部から出口部52までの長さ寸法を第3寸法L3とする。
【0024】
この場合、第1寸法L1は、第2寸法L2以上でかつ第3寸法L3以上に設定されている。また、第3寸法L3は、第2寸法L2以上に設定されている。そして、ストレート部532の長さ寸法すなわち第2寸法L2と第3寸法L3との合計は、絞り部531の長さ寸法つまり第1寸法L1以上に設定されている。すなわち、この場合、下記の式(2)、(3)を満たすように、各寸法L1、L2、L3が設定されている。
【0025】
L1≧L3≧L2・・・(2)
L1≦L2+L3・・・(3)
また、本実施形態の場合、ストレート部532の長さ寸法すなわち第2寸法L2と第3寸法L3との合計は、入口部51の内径つまり絞り部531の最大内径D1以上に設定されている。すなわち、この場合、下記の式(4)を満たすように、各寸法L2、L3、D1が設定されている。例えば最大内径D1が10mmであれば、ストレート部532の長さ寸法L2+L3は10mm以上となる。
【0026】
L2+L3≧D1・・・(4)
衝突部60は、流路53のストレート部532において、液体の通過可能な断面積を局所的に縮小することで、流路53のストレート部532を通過する液体中に微細気泡を発生させるためのものである。衝突部60は、
図5及び
図6に示すように、複数の突出部61、この場合、4本の突出部61によって構成されている。各突出部61は、ストレート部532の断面の周方向に向かって相互に等間隔に離間した状態で配置されている。なお、以下の説明において、流路53等の断面とした場合には、流路53等の内部を流れる液体の流れ方向に対して直角方向に切断した場合の断面、すなわち、
図4のX5−X5線、又はX6−X6線に沿った断面を意味するものとする。また、流路53等の周方向とした場合には、流路53等の断面の中心に対する円周方向を意味するものとする。
【0027】
各突出部61は、本体部50におけるストレート部532の内周面から、流路53の内側へ向かって突出した棒状又は板状に形成されている。本実施形態では、各突出部61は棒状に形成されている。各突出部61は、先端部611、曲部612、円柱状の直部613、及び円錐状の傾斜部614を有している。先端部611は、突出部61の最先端となる部分である。突出部61は、先端部611を最先端つまり頂点として、ストレート部532の断面における中心へ向かって尖った錐状に形成されている。なお、
図5の一点鎖線Pは、各突出部61の幅方向における中心線を示している。この場合、先端部611を通る中心線Pに対する直角方向を、その先端部611を有する突出部61の幅方向とする。
【0028】
曲部612は、突出部61の基端となる部分、すなわち突出部61とストレート部532の周囲の面との接続部分である。曲部612は、突出部61の幅方向の中心に対して両外側へ向かって滑らかに湾曲している。すなわち、突出部61と流路53の内周面との接続部分は、流路53の断面において周方向に滑らかに広がって湾曲する曲面形状に形成されている。直部613は、先端部611を通る中心線Pの方向に沿って、曲部612から略直線的に延びるように形成された部分である。傾斜部614は、直部613から先端部611に向かって延びるように形成された部分である。傾斜部614は、先端部611を通る中心線Pに対して傾斜している。
【0029】
各突出部61は、先端部611を相互に離間した状態で突き合わせて配置されている。衝突部60は、
図7に示すように、各突出部61によって流路53内にセグメント領域62、ギャップ領域63、及びスリット領域64を形成している。すなわち、各突出部61は、流路53内この場合ストレート部532内を、セグメント領域62と、ギャップ領域63と、スリット領域64とに区分けしている。
【0030】
セグメント領域62及びスリット領域64は、流路53の周方向に隣接する2つの突出部61によって形成されている。すなわち、セグメント領域62は、流路53の内側面と、流路53の周方向に隣接する2つの突出部61が有している曲部612及び直部613とで囲まれた領域である。この場合、流路53内には、4つのセグメント領域62が形成されている。セグメント領域62は微細気泡の発生にも寄与するが、ギャップ領域63やスリット領域64の抵抗により減少する水の流量を補う通水路としての役割が大きい。この場合、各セグメント領域62の面積は、それぞれ等しい。
【0031】
ギャップ領域63は、各突出部61について、流路53の周方向に隣接する2つの突出部61の先端部611を結んだ線によって囲まれた領域である。ギャップ領域63は、流路53の断面の中心を含んでいる。セグメント領域62及びスリット領域64の数は、突出部61の数に等しい。本実施形態では、衝突部60は、4つのセグメント領域62及び4つのスリット領域64を有している。
【0032】
スリット領域64は、流路53の周方向に隣接する2つの突出部61が有している傾斜部614に挟まれた領域、すなわち傾斜部614を離間して形成された領域である。本実施形態において、各スリット領域64の面積は、それぞれ等しい。各スリット領域64は、ギャップ領域63によって相互に連通されている。そして、この場合、全てのセグメント領域62とギャップ領域63とスリット領域64とは、相互に連通していており、全体として十字形状に形成されている。
【0033】
ここで、
図6に示すように、任意の2つの突出部61の先端部611を結ぶ直線の寸法のうち最大となる寸法を最大ギャップ寸法Gと称する。また、スリット領域64を構成する傾斜部614間の最短距離を、スリット領域64の幅寸法Wsと称する。そして、傾斜部614と先端部611との距離を、スリット領域64の長さ寸法Lsと称する。この場合、最大ギャップ寸法G、スリット領域64の幅寸法Ws、スリット領域64の長さ寸法Lsは、相関関係を有している。そして、ギャップ領域63の面積、スリット領域64の面積、及びセグメント領域62の面積も、最大ギャップ寸法G、スリット領域64の幅寸法Ws、及びスリット領域64の長さ寸法Lsと相関関係を有している。
【0034】
すなわち、
図8に示すように、例えばスリット領域64の幅寸法Wsを大きくすると、スリット領域64の長さ寸法Lsが小さくなると共に、最大ギャップ寸法Gが大きくなってギャップ領域63の面積が増大する。この場合、突出部61の幅寸法が小さくなるため、セグメント領域62の面積は増大する。一方、
図9に示すように、スリット領域64の幅寸法Wsを小さくすると、スリット領域64の長さ寸法Lsが大きくなると共に、最大ギャップ寸法Gが小さくなってギャップ領域63の面積が減少する。この場合、突出部61の幅寸法が大きくなるため、セグメント領域62の面積は減少する。
【0035】
ここで、
図7〜
図9の二点鎖線で示す領域を、基準領域Sとする。基準領域Sは、各突出部61における直部613と傾斜部614との境界部分を相互に繋いで形成された多角形、この場合八角形の内側の領域である。本願発明者は、基準領域Sの面積と、ギャップ領域63及びスリット領域64の面積との比が、衝突部60を通過する際の液体に発生する微細気泡の数やサイズ、及び衝突部60を通過する液体の流量に相関していることを発見した。
【0036】
すなわち、衝突部60で発生する微細気泡のサイズや単位流量当りの数は、スリット領域64の幅寸法Wsや長さ寸法Lsに大きく影響される。つまり、スリット領域64の幅寸法Wsが小さくなると、スリット領域64を通過する液体の流速が増大し、その結果、微細気泡のサイズが小さくなり易くなる。また、スリット領域64の長さ寸法Lsが大きくなると、微細気泡を発生させる領域が大きくなり、その結果、単位流量当りの微細気泡の数が増大する。
【0037】
一方、衝突部60を通過する単位時間当たりの流量は、セグメント領域62、ギャップ領域63、及びスリット領域64の面積に大きく影響される。つまり、セグメント領域62、ギャップ領域63、及びスリット領域64の面積が大きいほど、衝突部60における抵抗が小さくなり、衝突部60を通過する単位時間当たりの流量が増大する。これに対し、セグメント領域62、ギャップ領域63、及びスリット領域64の面積が小さいほど、衝突部60における抵抗が大きくなり、衝突部60を通過する単位時間当たりの流量が減少する。
【0038】
ここで、スリット領域64の幅寸法Wsと長さ寸法Lsとは相関関係を有している。また、スリット領域64の幅寸法Ws及び長さ寸法Lsと、セグメント領域62、ギャップ領域63、及びスリット領域64の面積とは、相関関係を有している。したがって、
図10に示すように、例えばスリット領域64の幅寸法Ws又は長さ寸法Lsのうちいずれか一方を決定すると、他方も自動的に決定される。そして、スリット領域64の幅寸法Ws及び長さ寸法Lsが決定されると、セグメント領域62、ギャップ領域63、及びスリット領域64の面積も決定される。その結果、衝突部60で発生する気泡の数やサイズ、単位時間当たりの流量が決定される。
【0039】
本実施形態の場合、最大ギャップ寸法Gは、スリット領域64の幅寸法Ws及び長さ寸法Lsと相関関係を有している。そのため、スリット領域64の幅寸法Ws及び長さ寸法Lsを、最大ギャップ寸法Gによって管理することができる。すなわち、最大ギャップ寸法Gを決定することで、スリット領域64の幅寸法Ws及び長さ寸法Lsが決定し、その結果、セグメント領域62、ギャップ領域63、及びスリット領域64の面積も決定される。
【0040】
本実施形態の場合、最大ギャップ寸法Gは、0.50mm〜0.70mmの範囲内に設定されている。そして、スリット領域64の幅寸法Wsは、0.35mm〜0.50mmの範囲内に設定されている。そして、スリット領域64の長さ寸法Lsは、0.60mm〜0.70mmの範囲内に設定されている。そして、この場合、ギャップ領域63及びスリット領域64の面積の合計と基準領域Sの面積との面積比、すなわち、ギャップ領域63及びスリット領域64の面積の合計を基準領域Sの面積で除した値が、0.5以下、具体的には0.3〜0.5の範囲内に設定されている。そして、この面積比が上述した範囲内の場合に、衝突部60で発生する微細気泡のサイズ、数、及び衝突部60を通過する液体の流量のバランスが良く、洗濯に適したものとなる。
【0041】
この構成において電磁給水弁33が動作して微細気泡発生器40の入口部51に水道圧が印加されると、流路53に水道水が流れる。水道水は、気体として主に空気が溶け込んだ気体溶解液体である。微細気泡発生器40は、流路53内を通過する水の中に、主に直径50μm以下の微細気泡を発生させる。微細気泡発生器40による微細気泡の発生原理は次のようなものであると考えられる。
【0042】
すなわち、流路53を通過する水は、まず、絞り部531を通過する際に絞られて徐々に流速が増加していく。そして、高速流となった水が衝突部60に衝突し通過すると、その水の圧力が急激に低下する。その急激な圧力低下によって生じるキャビテーション効果によって、水中に気泡が発生する。
【0043】
本実施形態の場合、流路53のストレート部532内を流れる水が衝突部60に衝突すると、その水は、突出部61の周囲に沿って流れることで、セグメント領域62、ギャップ領域63、及びスリット領域64に分かれて流れる。ギャップ領域63及びスリット領域64の断面積はセグメント領域62に比べて更に小さいため、ギャップ領域63及びスリット領域64を通る水の流速は更に高まる。すると、ギャップ領域63及びスリット領域64を通る水にかかる環境圧力は真空に近い状態となり、その結果、水に溶存している空気が沸騰状態となって微細気泡として析出する。これにより、衝突部60を通過した水の中に発生する気泡が直径50μm以下に微細化されると共に、その微細気泡の量が増大する。このように、微細気泡発生器40に水を通過させることで、微細気泡を多量に発生させることができる。
【0044】
ここで、一般に微細気泡は、その気泡の直径によって次のように分類されている。例えば、直径が数μmから50μmの微細気泡は、マイクロバブル又はファインバブルと称されている。また、直径が数十nm以下の微細気泡は、ナノバブル又はウルトラファインバブルと称されている。そして、直径がマイクロバブルとナノバブルの中間程度の微細気泡は、マイクロ・ナノバブルと称されている。気泡の直径が数十nmになると、光の波長よりも小さくなるため視認することができなくなり、液体は透明になる。そして、これらの微細気泡は、総界面面積が大きいこと、浮上速度が遅いこと、内部圧力が大きいこと等の特性により、液体中の物体の洗浄能力に優れていることが知られている。
【0045】
例えば、直径が100μm以上の気泡は、その浮力によって液体中を急速に上昇し、液体表面で破裂して消滅するため、液体中の滞在時間が比較的短い。一方、直径が50μm未満の微細気泡は、浮力が小さいため液体中での滞在時間が長い。また、例えばマイクロバブルは、液体中で収縮し最終的に圧壊することで、更に小さなナノバブルになる。そして、マイクロバブルが圧壊する際に、高温の熱と高い圧力が局所的に発生し、これにより、液体中に漂ったり物体に付着したりしている有機物等の異物が破壊される。このようにして、高い洗浄能力が発揮される。
【0046】
また、マイクロバブルは、負の電荷を帯びているため、液体中に漂う正の電荷を帯びた異物を吸着し易い。そのため、マイクロバブルの圧壊によって破壊された異物は、マイクロバブルに吸着されてゆっくりと液体表面へと浮上する。そして、液体表面に集まった異物を除去することで、液体が浄化される。これにより、高い浄化能力が発揮される。
【0047】
ここで、一般的な家庭の水道の圧力は0.1MPa〜0.4MPa程度であるが、一般的な洗濯機では許容最大圧力が1MPaに設定されている。この場合、1MPaの水圧が微細気泡発生器40に印加されると、突出部61の根元部分つまり曲部612部分には、最大で18MPaの応力が作用する。また、微細気泡発生器40の性能は、衝突部60におけるスリット領域64の長さ寸法Lsや幅寸法Ws、及び最大ギャップ寸法Gの各寸法に影響するため、各寸法の精度を精密に管理する必要がある。この場合、各寸法の精度を精密に管理するためには、本体部50と衝突部60とを一体成形する際の成形収縮率及び熱収縮率を3%以下に抑えることが好ましい。
【0048】
そこで、本実施形態では、微細気泡発生器40の材料として、例えば
図11に示すような、POMコポリマー(ポリアセタールコポリマー樹脂)、PC(ポリカーボネート樹脂)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)等の合成樹脂を採用している。
図11に示す各材料は、いずれも、耐水性、耐衝撃性、耐摩耗性、及び耐薬性に優れており、引張降伏強さが18MPa以上で、かつ、成形収縮率及び熱収縮率が3%以下となっている。
【0049】
以上説明した実施形態によれば、微細気泡発生器40は、本体部50と、衝突部60と、を備えている。本体部50は、入口部51と出口部52とを繋いで形成された流路53を有している。流路53は、水等の液体を通過可能である。衝突部60は、流路53の途中に設けられて、流体の通過可能な流路53の断面積を局所的に縮小することで流路53を通過する液体中に微細気泡を発生させる。そして、この衝突部60は、本体部50と一体に形成されている。
【0050】
これによれば、本体部50と衝突部60とを一体に形成したため、微細気泡発生器40の部品点数を削減できると共に、本体部50に対して衝突部60を組み付ける必要が無くなる。また、衝突部60を組み付けた後の微調整が不要になるばかりでなく、衝突部60が本体部50と一体成形されて本体部50に対し動かないことから、経時変化によりギャップ領域63が変化してしまうことも防止できる。これらの結果、組立てや調整の手間を削減することができ、取り扱いが容易になると共に、長期間安定した性能を維持することができる。
【0051】
衝突部60は、複数この場合4本の突出部61で構成されている。各突出部61は、本体部50の内周面から流路53の内側へ向かって突出し、先端部611が尖って錐状に形成されている。また、衝突部60には、ギャップ領域63が形成されている。ギャップ領域63は、複数この場合4本の突出部61における先端部611間によって形成された領域である。
【0052】
これによれば、流路53を流れる水は、ギャップ領域63を通ることで更に減圧されるため、キャビテーション効果を更に向上させることができる。その結果、液体中に発生させる気泡を更に微細化できると共に、その微細気泡の量を増大させることができる。
【0053】
ここで、ギャップ領域63の最大ギャップ寸法Gを小さくするほど、液体中に発生させる微細気泡のサイズを小さくすることができると共に単位流量当たりの微細気泡の量を増大させることができる。しかしこの場合、ギャップ領域63の抵抗が大きくなって、ギャップ領域63を流れる流量が低下し、ひいては微細気泡発生器40を流れる流量が低下する。一方、ギャップ領域63の最大ギャップ寸法Gを大きくするほど、ギャップ領域63の抵抗は小さくなって、ギャップ領域63を流れる流量は増大し、ひいては微細気泡発生器40を流れる流量が増大する。しかしこの場合、液体中に発生させる微細気泡をサイズが大きくなると共に単位流量当たりの微細気泡の量が減少する。
【0054】
これに対し、本願発明者は、ギャップ領域63の最大ギャップ寸法Gが0.50mm〜0.70mmの範囲内のときに、微細気泡発生器40で発生する微細気泡のサイズ及び量と、微細気泡発生器40を流れる流量とのバランスが好適であることを発見した。そこで、本実施形態において、ギャップ領域63の最大ギャップ寸法Gは、0.50mm〜0.70mmの範囲に設定されている。これによれば、微細気泡のサイズ及び量と、ギャップ領域63を流れる流量ひいては微細気泡発生器40全体の流量とのバランスを好適な状態に保つことができる。しかも、複数の突出部61の先端部611間によって形成されるギャップ寸法Gは、他の部位と異なり測定箇所がピンポイントで定まる。そのため、ギャップ寸法Gの確認が極めて容易であり、かつ、ギャップ寸法Gを正確に維持管理することができる。
【0055】
また、衝突部60には、スリット領域64が形成されている。スリット領域64は、複数の突出部61のうち隣接する2つの突出部61間に形成されている。本実施形態の場合、スリット領域64は、4本の突出部61のうち流路53の断面における周方向に隣接する2つの突出部61によって、突出部61の錐状の傾斜部614間を離間させて形成された領域である。
【0056】
これによれば、流路53を流れる水は、スリット領域64を通ることで更に減圧されるため、キャビテーション効果を更に向上させることができる。その結果、液体中に発生させる気泡を更に微細化できると共に、その微細気泡の量を増大させることができる。
【0057】
各スリット領域64は、所定の幅寸法Wsを有している。スリット領域64の幅寸法Wsを小さくすれば、液体中に発生させる微細気泡をサイズが小さくすることができる。しかしこの場合、スリット領域64の抵抗が大きくなって、スリット領域64を流れる流量が低下し、ひいては微細気泡発生器40を流れる流量が低下する。一方、スリット領域64の幅寸法Wsを大きくすれば、スリット領域64の抵抗は小さくなって、スリット領域64を流れる流量は増大し、ひいては微細気泡発生器40を流れる流量が増大する。しかしこの場合、液体中に発生させる微細気泡をサイズが大きくなる。
【0058】
これに対し、本願発明者は、スリット領域64の幅寸法Wsが0.35mm〜0.50mmの範囲内のときに、微細気泡発生器40で発生する微細気泡のサイズと微細気泡発生器40を流れる流量とのバランスが好適であることを発見した。そこで、本実施形態において、スリット領域64の幅寸法Wsは、0.35mm〜0.50mmの範囲内に設定されている。これによれば、微細気泡発生器40で発生する微細気泡のサイズと微細気泡発生器40を流れる流量とのバランスを好適な状態に保つことができる。
【0059】
また、各スリット領域64は、所定の長さ寸法Lsを有している。スリット領域64の長さ寸法Lsを大きくすれば、液体中に発生する単位流量当たりの微細気泡の量を増大させることができる。しかしこの場合、スリット領域64の抵抗が大きくなって、スリット領域64を流れる流量が低下し、ひいては微細気泡発生器40を流れる流量が低下する。一方、スリット領域64の長さ寸法Lsを小さくすれば、スリット領域64の抵抗は小さくなって、スリット領域64を流れる流量は増大し、ひいては微細気泡発生器40を流れる流量が増大する。しかしこの場合、液体中に発生する単位流量当たりの微細気泡の量が減少する。
【0060】
これに対し、本願発明者は、スリット領域64の長さ寸法Lsが0.60mm〜0.70mmの範囲内のときに、微細気泡発生器40で発生する微細気泡の数と微細気泡発生器40を流れる流量とのバランスが好適であることを発見した。そこで、本実施形態において、スリット領域64の長さ寸法Lsは、0.60mm〜0.70mmの範囲内に設定されている。これによれば、微細気泡発生器40で発生する微細気泡の数と微細気泡発生器40を流れる流量とのバランスを好適な状態に保つことができる。
【0061】
また、衝突部60で微細気泡を効果的発生させるためには、衝突部60に衝突する液体の速度を極力高める必要がある。この場合、一般的な家庭の水道の圧力は0.1MPa〜0.4MPaであるため、水道の圧力のままでは、微細気泡を発生させるための十分な流速が得られない。そこで、微細気泡発生器40は、絞り部531を有している。絞り部531は、衝突部60の上流側すなわち入口部51と衝突部60との間に設けられており、流路53の断面積を連続的に徐々に減少させる構成である。これによれば、水道水が絞り部531を通過する際に絞られて流速が増す。そのため、水道水をより速い流速で衝突部60に衝突させることができる。
【0062】
ここで、本願発明者は、絞り部531の最小内径D2を絞り部531の最大内径D1で除した値が0.5以下のときに、微細気泡発生器40で発生する微細気泡のサイズ及び数の状態が良いことを発見した。そこで、本実施形態では、絞り部531の最小内径D2を絞り部531の最大内径D1で除した値が0.5以下、具体的には0.3〜0.5の範囲内に設定されている。例えば電磁給水弁33の吐出部332の内径が一般的な直径10mmである場合、絞り部531の最大内径D1すなわち入口部51の内径も、直径10mmに設定されている。そして、この場合、絞り部531の最小内径D2は、直径5mm以下に設定されている。これによれば、微細気泡発生器40で発生する微細気泡のサイズ及び数の状態を良好にすることができる。
【0063】
そして、衝突部60は、複数本この場合4本の突出部61で構成されている。各突出部61は、それぞれ微細気泡を効果的に発生し得る所定範囲内の寸法に設定されており、これにより、各突出部61によって複数この場合4つのスリット領域64が形成されている。すなわち、各突出部61は、スリット領域64の幅寸法Wsが0.35mm〜0.50mmの範囲内となり、かつ、スリット領域64の長さ寸法Lsが0.60mm〜0.70mmの範囲内とるような寸法で形成されている。これによれば、衝突部60に作用する水圧によって、複数の突出部61のうち1つの突出部61が破損したとしても、残りの突出部61によって形成されているスリット領域64において微細気泡を発生させることができる。そのため、複数の突出部61のうち1つの突出部61が破損したとしても、衝突部60としての機能を確保することができる。
【0064】
ここで、各突出部61に高い水圧が作用すると、突出部61の付け根つまり突出部61とストレート部532の周囲の面と境界部分に応力が集中し、その結果、この突出部61の付け根部分が破断し易くなる。そこで、本実施形態において、各突出部61は、曲部612を有している。曲部612は、突出部61の幅方向の中心線Pに対して両外側へ向かって滑らかに湾曲している。これにより、突出部61は、その付け根部分において滑らかに流路53の周囲の面に接続されている。これによれば、突出部61の付け根つまり突出部61とストレート部532の周囲の面と境界部分に応力が集中することを極力低減し、その結果、この突出部61の付け根部分が破断することを極力抑制することができる。
【0065】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、
図12〜
図14を参照して説明する。
この第2実施形態では、衝突部60の構成、具体的には突出部61の本数が、上記第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態の衝突部60に対して、具体的な形状が異なる要素には、その符号の後に「a」を付している。
【0066】
第2実施形態の衝突部60aは、3本の突出部61aを有している。そして、この3本の突出部61aにより、セグメント領域62a、ギャップ領域63a、及びスリット領域64bが形成されている。本実施形態においても、スリット領域64aの幅寸法Wsは、0.35mm〜0.50mmの範囲内に設定されている。また、スリット領域64bの長さ寸法Lsは、0.60mm〜0.70mmの範囲内に設定されている。そして、ギャップ領域63a及びスリット領域64aの面積の合計を基準領域Sの面積で除した値も、0.5以下、具体的には0.3〜0.5の範囲内に設定されている。また、ギャップ領域63aの最大ギャップ寸法Gも、0.50mm〜0.70mmの範囲内に設定されている。
【0067】
なお、この場合、基準領域Sは、
図14に二点鎖線で示すような六角形となる。また、3つの突出部61の先端部611は、流路53の断面の周方向において相互に隣接しているため、ギャップ領域63の最大ギャップ寸法Gは、スリット領域64の幅寸法Wsと同一となる。このため、ギャップ領域63の最大ギャップ寸法G及びスリット領域64の幅寸法Wsは、各寸法範囲の重複範囲である0.5mmに設定されている。
【0068】
この第2実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、第1実施形態の構成すなわち4本の突出部61を備えた構成に比べて、突出部61aの幅寸法を太くすることができる。これにより、突出部61aの剛性を増すことができ、その結果、高い水圧によっても破損し難くすることができる。
【0069】
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について、
図15〜
図17を参照して説明する。
この第3実施形態も、突出部61の本数が、上記第1実施形態及び第2実施形態と異なる。なお、第1実施形態の衝突部60に対して、具体的な形状が異なる要素には、その符号の後に「b」を付している。
【0070】
第3実施形態の衝突部60bは、5本の突出部61bを有している。この5本の突出部61bによって、セグメント領域62b、ギャップ領域63b、及びスリット領域64bが形成されている。本実施形態においても、スリット領域64bの幅寸法Wsは、0.35mm〜0.50mmの範囲内に設定されている。また、スリット領域64bの長さ寸法Lsは、0.60mm〜0.70mmの範囲内に設定されている。そして、ギャップ領域63b及びスリット領域64bの面積の合計を基準領域Sの面積で除した値も、0.5以下、具体的には0.3〜0.5の範囲内に設定されている。また、ギャップ領域63bの最大ギャップ寸法Gも、0.50mm〜0.70mmの範囲内に設定されている。なお、この場合、基準領域Sは、
図17に二点鎖線で示すような十角形となる。
【0071】
この第3実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、第3実施形態の衝突部60bは、第1実施形態の衝突部60よりも多い5つのスリット領域64bを有している。これによれば、4つのスリット領域64を有する第1実施形態の構成に比べて、微細気泡の発生量を増大させることができる。
【0072】
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について、
図18〜
図20を参照して説明する。
この第4実施形態も、突出部61の本数が、上記各実施形態と異なる。なお、第1実施形態の衝突部60に対して、具体的な形状が異なる要素には、その符号の後に「c」を付している。
【0073】
第4実施形態の衝突部60cは、2本の突出部61cを有している。この場合、2本の突出部61cは、相互に対向していると共に、流路53の断面の周方向に隣接している。そして、2本の突出部61cと流路53の内周面とで囲まれた領域内に、セグメント領域62cが形成されている。この場合、対向する2つの先端部611c間の距離が、最大ギャップ寸法Gとなる。そして、最大ギャップ寸法Gは、上記各実施形態と同様に、0.50mm〜0.70mmの範囲内に設定されている。
【0074】
この構成において、衝突部60cに液体が流れると、対向する2つの突出部61cの先端部611c間において微細気泡が発生する。したがって、これによっても、衝突部60cを通過する液体中に微細気泡を発生させることができる。
【0075】
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について、
図21〜
図23を参照して説明する。
この第5実施形態は、上記各実施形態に対して、衝突部60dの形状が異なる。なお、第1実施形態の衝突部60に対して、具体的な形状が異なる要素には、その符号の後に「d」を付している。
【0076】
第5実施形態の衝突部60dは、2本の突出部61dを有している。この2本の突出部61dは、相互に対向していると共に、流路53の断面の周方向に隣接している。突出部61dの先端部611dは、先端が尖った錐状には形成されておらず、平坦に形成されている。この場合、2本の突出部61dは、相互に対向していると共に、流路53の断面の周方向に隣接している。そして、対向する突出部61dの間、具体的には先端部611d間に、スリット領域64dが形成されている。この場合、スリット領域64bの幅寸法Wsは、0.35mm〜0.50mmの範囲内に設定されている。また、スリット領域64bの長さ寸法Lsは、0.60mm〜0.70mmの範囲内に設定されている。そして、2本の突出部61cと流路53の内周面とで囲まれた領域内に、セグメント領域62dが形成されている。
【0077】
この構成において、衝突部60dに液体が流れると、対向する2つの突出部61間つまりスリット領域64dにおいて微細気泡が発生する。
したがって、これによっても、衝突部60dを通過する液体中に微細気泡を発生させることができる。
【0078】
(第6実施形態)
次に、第6実施形態について
図24を参照して説明する。
第6実施形態において、絞り部531は、本体部50とは別体に構成されている。すなわち、本実施形態において、絞り部531は、電磁給水弁33の吐出部332に設けられている。この場合、本体部50に形成された流路53は、ストレート部532のみで故構成されている。そして、本体部50の入口部51は、ストレート部532の上流端部つまり衝突部60の上流側に設けられている。
【0079】
なお、衝突部60は、上記各実施形態の衝突部60a〜60dとしても良い。
この第6実施形態によっても、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
なお、上記各実施形態において、微細気泡発生器40の適用対象となる液体は水に限られない。
【0080】
また、微細気泡発生器40は、上述した洗濯機の分野だけでなく、例えば家庭用及び業務用の食器洗浄機や高圧洗浄機、半導体製造で用いられる基板洗浄機、水の浄化装置等の分野においても適用することができる。
【0081】
更に、微細気泡発生器40は、例えば美容分野など、物体の洗浄や水の浄化以外の分野においても広く適用することができる。
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。