特許第6985860号(P6985860)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 昭和紙工 株式会社の特許一覧

特許6985860容器入りフェイスマスクの製造装置及び容器入りフェイスマスクの製造方法
<>
  • 特許6985860-容器入りフェイスマスクの製造装置及び容器入りフェイスマスクの製造方法 図000002
  • 特許6985860-容器入りフェイスマスクの製造装置及び容器入りフェイスマスクの製造方法 図000003
  • 特許6985860-容器入りフェイスマスクの製造装置及び容器入りフェイスマスクの製造方法 図000004
  • 特許6985860-容器入りフェイスマスクの製造装置及び容器入りフェイスマスクの製造方法 図000005
  • 特許6985860-容器入りフェイスマスクの製造装置及び容器入りフェイスマスクの製造方法 図000006
  • 特許6985860-容器入りフェイスマスクの製造装置及び容器入りフェイスマスクの製造方法 図000007
  • 特許6985860-容器入りフェイスマスクの製造装置及び容器入りフェイスマスクの製造方法 図000008
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6985860
(24)【登録日】2021年11月30日
(45)【発行日】2021年12月22日
(54)【発明の名称】容器入りフェイスマスクの製造装置及び容器入りフェイスマスクの製造方法
(51)【国際特許分類】
   A45D 44/22 20060101AFI20211213BHJP
   A61K 8/00 20060101ALI20211213BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20211213BHJP
【FI】
   A45D44/22 C
   A61K8/00
   A61Q19/00
【請求項の数】7
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-169275(P2017-169275)
(22)【出願日】2017年9月4日
(65)【公開番号】特開2019-42205(P2019-42205A)
(43)【公開日】2019年3月22日
【審査請求日】2020年8月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】504175316
【氏名又は名称】昭和紙工 株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100142217
【弁理士】
【氏名又は名称】小笠原 宜紀
(74)【代理人】
【識別番号】100119367
【弁理士】
【氏名又は名称】松島 理
(72)【発明者】
【氏名】西川 親男
(72)【発明者】
【氏名】山木 充
【審査官】 大内 康裕
(56)【参考文献】
【文献】 特開2017−052532(JP,A)
【文献】 特開2009−078828(JP,A)
【文献】 特開2012−034867(JP,A)
【文献】 特開2006−340847(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 44/22
B65D 81/22
A47K 7/00
A47K 10/16
A61K 8/00〜 8/99
A61Q 19/00〜19/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一つの容器内に複数のフェイスマスクを夫々折り畳んだ状態で積み重ねて収容してなる容器入りフェイスマスクの製造装置であって、
連続的に供給される素材ウェブから素材シートを打ち抜く打ち抜き部と、
前記打ち抜かれた素材シートを搬送しながら、前記素材シートを、縦方向の中心線から左右に夫々所定間隔をとって配置した縦方向の二つの折り曲げ線で折り曲げて折り畳む第1の折り畳み部と、
前記折り畳まれた素材シートの裏面を第1のローラで吸着して搬送しながら、前記折り畳まれた素材シートの表面側に、左右2箇所に配置したノズルから薬液を噴射する第1の薬液噴射部と、
前記第1のローラに対して逆回転する第2のローラに、前記薬液が噴射された素材シートを前記第1のローラから渡し、前記第2のローラ上の素材シートの裏面の幅方向中央部分に向けて薬液を噴射する第2の薬液噴射部と、
前記第2のローラ上で薬液を噴射された素材シートを横方向の折り曲げ線で折り曲げて二つ折に折り畳む第2の折り畳み部と、
前記横方向の折り曲げ線で折り畳まれた素材シートを前記容器内に収容する収容部と
を備える容器入りフェイスマスクの製造装置。
【請求項2】
請求項1に記載の容器入りフェイスマスクの製造装置であって、さらに、
前記折り畳まれた素材シートが前記収容部によって収容された前記容器内に薬液を噴射する第3の薬液噴射部を備える容器入りフェイスマスクの製造装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の容器入りフェイスマスクの製造装置であって、
前記第1の折り畳み部で折り畳まれた素材シートを前記第1のローラの上部に供給することとし、
前記第2のローラは、前記第1のローラに接近させて該第1のローラの素材シート吸着領域側の斜め下方に配置し、
前記第1のローラは、前記第2のローラに前記薬液が噴射された素材シートを渡すときに、該素材シートを解放して前記第2のローラに載せるよう構成した容器入りフェイスマスクの製造装置。
【請求項4】
一つの容器内に複数のフェイスマスクを夫々折り畳んだ状態で積み重ねて収容してなる容器入りフェイスマスクの製造装置であって、
連続的に供給される素材ウェブから素材シートを打ち抜く打ち抜き部と、
前記打ち抜かれた素材シートを搬送しながら、少なくとも一つの縦方向の折り曲げ線で折り曲げて折り畳む第1の折り畳み部と、
前記折り畳まれた素材シートの裏面を第1のローラで吸着して搬送しながら、前記折り畳まれた素材シートの表面側に薬液を噴射する第1の薬液噴射部と、
前記第1のローラに対して逆回転する第2のローラに、前記薬液が噴射された素材シートを前記第1のローラから渡し、前記第2のローラ上の素材シートの裏面に向けて薬液を噴射する第2の薬液噴射部と、
前記第2のローラ上で薬液を噴射された素材シートを横方向の折り曲げ線で折り曲げて二つ折に折り畳む第2の折り畳み部と、
前記横方向の折り曲げ線で折り畳まれた素材シートを前記容器内に収容する収容部とを備え、
前記第1の折り畳み部で折り畳まれた素材シートは、前記第1のローラの上部に供給され、
前記第2のローラは、前記第1のローラに接近させて該第1のローラの素材シート吸着領域側の斜め下方に配置され、
前記第2の折り畳み部は、
前記第2のローラに接近させて配置した、該第2のローラに対して逆回転する折りローラと、
前記第1のローラから前記第2のローラに渡された素材シートの中央部分が載るよう前記第2のローラの外周面に設けられ、該第2のローラの回転中心軸線に平行に伸びると共に先端が該第2のローラの外周面から突出した折り台と、
前記折りローラに、前記折り台に対峙するよう設けられ、前記素材シートの、前記折り台に載った部分を把持し、該把持した素材シートが前記折りローラの下側の所定位置にきたとき解放する把持部と、
前記把持部により把持された前記素材シートの、前記第2のローラから引き戻される前半分を、前記素材シートの後半分に折り重なるよう沿わせる、前記折りローラの外周面沿いに設けられたガイド板と、
前記折りローラの外周面に設けた溝に入って待機し、前記素材シートが前記所定位置に到達したとき前記溝から突出して前記素材シートを掻き落とす揺動爪と、
を備えることを特徴とする容器入りフェイスマスクの製造装置。
【請求項5】
一つの容器内に複数のフェイスマスクを夫々折り畳んだ状態で積み重ねて収容してなる容器入りフェイスマスクの製造方法であって、
連続的に供給される素材ウェブから素材シートを打ち抜く打ち抜き工程と、
前記打ち抜かれた素材シートを搬送しながら、前記素材シートを、縦方向の中心線から左右に夫々所定間隔をとって配置した縦方向の二つの折り曲げ線で折り曲げて折り畳む第1の折り畳み工程と、
前記折り畳まれた素材シートの裏面を第1のローラで吸着して搬送しながら、前記折り畳まれた素材シートの表面側に、左右2箇所に配置したノズルから薬液を噴射する第1の薬液噴射工程と、
前記第1のローラに対して逆回転する第2のローラに、前記薬液が噴射された素材シートを前記第1のローラから渡し、前記第2のローラ上の素材シートの裏面の幅方向中央部分に向けて薬液を噴射する第2の薬液噴射工程と、
前記第2のローラ上で薬液を噴射された素材シートを横方向の折り曲げ線で折り曲げて二つ折に折り畳む第2の折り畳み工程と、
前記横方向の折り曲げ線で折り畳まれた素材シートを前記容器内に収容する収容工程と
を含む容器入りフェイスマスクの製造方法。
【請求項6】
請求項に記載の容器入りフェイスマスクの製造方法であって、さらに、
前記収容工程が終了した後に更に前記容器内に薬液を噴射する第3の薬液噴射工程を含む容器入りフェイスマスクの製造方法。
【請求項7】
請求項5又は請求項6に記載の容器入りフェイスマスクの製造方法であって、
前記第1の折り畳み工程で折り畳まれた素材シートを前記第1のローラの上部に供給することとし、
前記第2のローラは、前記第1のローラに接近させて該第1のローラの素材シート吸着領域側の斜め下方に配置し、
前記第1のローラは、前記第2のローラに前記薬液が噴射された素材シートを渡すときに、該素材シートを解放して前記第2のローラに載せるよう構成した容器入りフェイスマスクの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器内に複数枚のフェイスマスクを収容してなる容器入りフェイスマスクの製造装置及び容器入りフェイスマスクの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、容器入りフェイスマスクには、例えば、特許文献1に開示されているように、携帯性を高めるために、美容液が含浸された一枚の素材シートを渦巻き状に巻回して巻回体とし、その巻回体を有底容器状の1個のトレー内に収容したものがある。
【0003】
この容器入りフェイスマスクは、従来、次のような方法で製造されている。原反ロールより連続して供給される素材ウェブから素材シートを打抜き、得られた素材シートをコンベアで搬送しながら搬送方向と平行な縦方向の折り曲げ線であって左右方向中央に位置する折曲げ線で二つ折に折り畳み、その折り畳まれた搬送中の素材シートの表面にノズルから美容液を噴射することにより素材シートに美容液を含浸させ、その美容液が含浸した素材シートを成形装置で渦巻状に巻回して巻回体とし、それを成形装置から排出してトレー内に収容し、包装袋内に密封包装する。
【0004】
この密封包装された容器入りフェイスマスクは、携帯する場合には便利であるが、例えば、化粧室等に多数のフェイスマスクをストックしておき、それをその場で定期的に使用するといった場合には保管や取扱いの面で不便である。つまり、この容器入りフェイスマスクは、フェイスマスク自体が巻回されてトレーに収容されると共に包装袋内に密封されているため個々の占有空間が比較的大きく、それを多数個ストックするには容量の大きい保管場所が必要になり、その分、化粧室等が手狭になってしまうことがある。また使用の際には、その都度、フェイスマスクを取出すために包装袋を破る作業が必要であり、また破られた包装袋や空のトレーはゴミとなるので、それを処分する作業も必要になる。
【0005】
これに対して、一つの容器内に多数のフェイスマスクを折り畳んだ状態で積層して収容してなる容器入りフェイスマスクは、比較的占有空間が小さく取扱いに便利なものが得易いので、最近では、この形式の容器入りフェイスマスクに対する需要も増えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2017−52532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、フェイスマスクを折り畳んだ状態で容器に収容する場合、容器の底面積を極力小さくするには、フェイスマスクを少なくとも一つの縦方向の折り曲げ線で折り畳み、更に少なくとも一つの横方向の折り曲げ線で折り畳む必要がある。そして従来のように縦方向の折り曲げ線で折り畳んだ素材シートの表面に薬液を噴射した後、その薬液の噴射を受けた素材シートを横方向の折り曲げ線で二つ折りに折り畳み、これを容器に収容した場合、折り畳みにより折り重なった部分では薬液が上側の素材シート表面から裏面に浸透し、更に下側の素材シート表面から素材シート裏面まで浸透しなければならない。
【0008】
この時、薬液が比較的粘度が高いものであると、その薬液は素材シートに浸透しにくいため、十分な量の薬液が、折り重なり部分の下側の素材シートの裏面まで浸透しにくく、フェイスマスクが薬液の含浸ムラのある不良品となって歩留まりの低下を招くという問題が生じる。
【0009】
また素材シートを渦巻状に巻回した場合、巻回された素材シートの表面とその上層に巻かれている素材シートの裏面とが互いに向かい合うことになるが、素材シートを二つ折りに折り畳んで積層する場合には、折り畳まれた素材シートの、表面と表面とが、又は、裏面と裏面とが向かい合うことになり、素材シートの表面に付着した美容液が素材シートの裏面に直接付着する機会がなく、しかも薬液が粘度の高いものだと素材シートに浸透しにくいことが、薬液の含浸ムラの問題が生じる主な原因であると考えられる。
【0010】
そこで含浸ムラをなくすために、素材ウェブから素材シートに打ち抜く前に、走行中の素材ウェブの表面と裏面の両方に薬液を連続的に噴射しておくことも考えられるが、その場合、素材シートが打ち抜かれた素材ウェブの残りの部分は廃棄されるので、無駄となる薬液が多量に発生することになり、また素材ウェブに薬液が付着していると、その後の打ち抜き加工や折り畳み加工が難しくなる。
【0011】
本発明は、従来のこのような事情に鑑みてなされたものである。本発明の主な目的は、多数のフェイスマスクが折り畳んだ状態で積み重ねて容器に収容してある容器入りフェイスマスクを、個々のフェイスマスクが比較的粘度の高い薬液を使用するものであっても薬液の含浸ムラが生じないように製造することができ、しかも薬液の無駄を少なく抑えて能率よく製造することができる容器入りフェイスマスクの製造装置及び容器入りフェイスマスクの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0012】
本発明の第1の側面に係る容器入りフェイスマスクの製造装置によれば、一つの容器内に複数のフェイスマスクを夫々折り畳んだ状態で積み重ねて収容してなる容器入りフェイスマスクの製造装置であって、連続的に供給される素材ウェブから素材シートを打ち抜く打ち抜き部と、前記打ち抜かれた素材シートを搬送しながら、少なくとも一つの縦方向の折り曲げ線で折り曲げて折り畳む第1の折り畳み部と、前記折り畳まれた素材シートの裏面を第1のローラで吸着して搬送しながら、前記折り畳まれた素材シートの表面側に薬液を噴射する第1の薬液噴射部と、前記第1のローラに対して逆回転する第2のローラに、前記薬液が噴射された素材シートを前記第1のローラから渡し、前記第2のローラ上の素材シートの裏面に向けて薬液を噴射する第2の薬液噴射部と、前記第2のローラ上で薬液を噴射された素材シートを横方向の折り曲げ線で折り曲げて二つ折に折り畳む第2の折り畳み部と、前記横方向の折り曲げ線で折り畳まれた素材シートを前記容器内に収容する収容部とを備えることができる。
【0013】
前記構成により、第1の薬液噴射部が素材シートの折り重なり部分に表面側から薬液を噴射し、第2の薬液噴射部が素材シートの裏面にも薬液を噴射するので、薬液を素材シートの裏面側からもその内部へ供給することができる。
【0014】
そして粘度が比較的高い薬液を使用する場合でも、素材シートの、第1の折り畳み部によって折り重なっている部分の内側まで薬液を十分に浸透させることができるようになる。
【0015】
また打ち抜き部、折り曲げ部及び第1の折り畳み部を経た搬送中のシート素材に薬液を噴射するので、打ち抜き工程前に薬液を付与する場合に比べ、薬液の無駄を抑えることができ、短時間で多数の素材シートを処理することができる。
【0016】
したがって、多数のフェイスマスクが折り畳んだ状態で積み重ねて容器に収容してある容器入りフェイスマスクを、個々のフェイスマスクが比較的粘度の高い薬液を使用するものであっても、薬液の含浸ムラの問題が生じないように製造することができ、しかも薬液の無駄を少なく抑えると共に能率よく製造することができ、歩留まりを改善して容器入りフェイスマスクの生産性を大幅に向上させることができる。
【0017】
また、本発明の第2の側面に係る容器入りフェイスマスクの製造装置によれば、前記第1の折り畳み部において、前記素材シートを、縦方向の中心線から左右に夫々所定間隔をとって配置した縦方向の二つの折り曲げ線で折り曲げて折り畳み、前記第1の薬液噴射部において、前記第1の折り畳み部で折り畳まれた素材シートに、左右2箇所に配置したノズルから薬液を噴射し、前記第2の薬液噴射部において、前記素材シートの裏面の幅方向中央部分に向けて薬液を噴射することができる。前記構成により、比較的少ない量の薬液でフェイスマスクを効果的に含浸させることができる。
【0018】
さらにまた、本発明の第3の側面に係る容器入りフェイスマスクの製造装置によれば、前記折り畳まれた素材シートが前記収容部によって収容された前記容器内に薬液を噴射する第3の薬液噴射部を備えることができる。前記構成により、フェイスマスクを薬液がたっぷり含浸したものにすることができる。
【0019】
さらにまた、本発明の第4の側面に係る容器入りフェイスマスクの製造装置によれば、前記第1の折り畳み部で折り畳まれた素材シートを前記第1のローラの上部に供給することとし、前記第2のローラは、前記第1のローラに接近させて該第1のローラの素材シート吸着領域側の斜め下方に配置し、前記第1のローラは、前記第2のローラに前記薬液が噴射された素材シートを渡すときに、該素材シートを解放して前記第2のローラに載せるよう構成できる。前記構成により、薬液を含浸させるための装置である第1の薬液噴射部及び第2の薬液噴射部を小型化し、しかも素材シートの第1のローラから第2のローラへの受渡しのための機構を簡素化することができる。
【0020】
さらにまた、本発明の第5の側面に係る容器入りフェイスマスクの製造方法によれば、一つの容器内に複数のフェイスマスクを夫々折り畳んだ状態で積み重ねて収容してなる容器入りフェイスマスクの製造方法であって、連続的に供給される素材ウェブから素材シートを打ち抜く打ち抜き工程と、前記打ち抜かれた素材シートを搬送しながら、少なくとも一つの縦方向の折り曲げ線で折り曲げて折り畳む第1の折り畳み工程と、前記折り畳まれた素材シートの裏面を第1のローラで吸着して搬送しながら、前記折り畳まれた素材シートの表面側に薬液を噴射する第1の薬液噴射工程と、前記第1のローラに対して逆回転する第2のローラに、前記薬液が噴射された素材シートを前記第1のローラから渡し、前記第2のローラ上の素材シートの裏面に向けて薬液を噴射する第2の薬液噴射工程と、前記第2のローラ上で薬液を噴射された素材シートを横方向の折り曲げ線で折り曲げて二つ折に折り畳む第2の折り畳み工程と、前記横方向の折り曲げ線で折り畳まれた素材シートを前記容器内に収容する収容工程とを含むことができる。
【0021】
さらにまた、本発明の第6の側面に係る容器入りフェイスマスクの製造方法によれば、前記第1の折り畳み工程において、前記素材シートを、縦方向の中心線から左右に夫々所定間隔をとって配置した縦方向の二つの折り曲げ線で折り曲げて折り畳み、前記第1の薬液噴射工程において、前記第1の折り畳み工程で折り畳まれた素材シートに、左右2箇所に配置したノズルから薬液を噴射し、前記第2の薬液噴射工程において、前記素材シートの裏面の幅方向中央部分に向けて薬液を噴射することができる。
【0022】
さらにまた、本発明の第7の側面に係る容器入りフェイスマスクの製造方法によれば、さらに、前記収容工程が終了した後に更に前記容器内に薬液を噴射する第3の薬液噴射工程を含むことができる。
【0023】
さらにまた、本発明の第8の側面に係る容器入りフェイスマスクの製造方法によれば、前記第1の折り畳み工程で折り畳まれた素材シートを前記第1のローラの上部に供給することとし、前記第2のローラは、前記第1のローラに接近させて該第1のローラの素材シート吸着領域側の斜め下方に配置し、前記第1のローラは、前記第2のローラに前記薬液が噴射された素材シートを渡すときに、該素材シートを解放して前記第2のローラに載せるよう構成できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】容器入りフェイスマスクの一例を示す斜視図である。
図2】容器に収容するフェイスマスクの一例を示す平面図である。
図3】本発明の一実施例に係る容器入りフェイスマスク製造装置の模式図である。
図4】本発明の一実施例に係る容器入りフェイスマスク製造装置の第1の薬液噴射部、第2の薬液噴射部、及び、第2の折り畳み部の模式図である。
図5】本発明の一実施例に係る容器入りフェイスマスク製造装置の第1の薬液噴射部を正面から見た模式図である。
図6】本発明の一実施例に係る容器入りフェイスマスク製造装置の第1の薬液噴射部を素材シートの流れ方向から見た模式図である。
図7】容器入りフェイスマスク製造方法の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明は以下のものに特定されない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一若しくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
(容器入りフェイスマスク1)
【0026】
図1は、容器入りフェイスマスクの一例を示す斜視図である。この図に示すように、容器入りフェイスマスク1は、一つの容器2と、この容器内に夫々折り畳んだ状態で積み重ねて収容した複数のフェイスマスク3とで構成されている。フェイスマスク3は素材シートSとこれに含浸された美容液等の薬液とからなる。
(フェイスマスク3)
【0027】
図2は、容器に収容するフェイスマスクの一例を示す平面図である。この図に示すように、素材シートSは顔面に適合する所定の形状に形成される。図2において、上下方向を素材シートSの縦方向とし、左右方向を素材シートSの横方向とする。この実施例では、容器入りフェイスマスク1を製造するために、図3に示す容器入りフェイスマスク製造装置100が用いられる。
(容器入りフェイスマスク製造装置100)
【0028】
図3乃至図6を参照して本発明に係る容器入りフェイスマスク製造装置の一実施例について説明する。このフェイスマスク製造装置100は、図3に示すように、図示しない原反ロールから素材ウェブWを引き出す被駆動の繰出しローラ4と、繰出しローラ4から繰り出された素材ウェブWを連続的に打ち抜くロータリーダイカッター5と、ロータリーダイカッター5から送り出された素材シートSを図2に示す折り曲げ線L1で折り曲げて折り畳む折り畳み装置8と、図2に示す折り曲げ線L2で折り曲げて折り畳む折り畳み装置9とを主要部として備える。
【0029】
また、このフェイスマスク製造装置100は、図3に示すように、折り畳み装置8及び折り畳み装置9により折り畳まれた素材シートS1を吸着しながら回転する第1のローラ16と、第1のローラ16により回転する素材シートS1に薬液を噴射する薬液噴射ノズル17と、薬液噴射ノズル17から薬液の噴射を受けた素材シートS2の表面側が外周面に対向する側になるよう載置しながら回転する第2のローラ18と、第2のローラ18の外周面に載った素材シートS2の裏面に向けて薬液を噴射する薬液噴射ノズル19と、裏面に薬液が噴射された素材シートS3を図2に示す折り曲げ線L3で折り曲げて半折りに折り畳む折りローラ20と、素材シートS3が半折りされてなるフェイスマスク3を下方に準備された容器2内に落下させて収容する受取部30とを主要部として備える。
(打ち抜き部)
【0030】
図3に示すように、素材ウェブWは、被駆動の繰出しローラ4により、図示しない原反ロールから引き出され、ダイカッター5aとアンビルロール5bとからなるロータリーダイカッター5へ連続的に供給され、ロータリーダイカッター5により素材シートSが次々打ち抜かれる。
【0031】
打ち抜かれた素材シートSは、その縦方向が素材ウェブWの搬送方向に向いており、一定の相互間隔をおいてロータリーダイカッター5から送り出され、順次、吸着ローラ6に吸着され、その後、吸着ローラ6から吸着コンベア7に渡される。
【0032】
吸着ローラ6は、その外周面に、一定の回転角度の領域でのみ負圧吸引可能な多数の吸引孔を有する被駆動のローラであり、吸着コンベア7は、ベルトに多数の負圧吸引可能な吸引孔を有するものである。素材シートSが打ち抜かれたウェブWの残りの部分は左右に分断されており、各々屑ウェブTとなり別の場所に搬送されて巻取られる。
(第1の折り畳み部)
【0033】
図3に示すように、吸着コンベア7の下流側には、折り畳み装置8と折り畳み装置9が配置してあり、折り畳み装置8は、吸着コンベア7から渡された素材シートSを、その下面中央部分を吸着コンベア10により吸着して搬送しながら公知の折り板11の案内面に沿わせて移動することにより、素材シートSを、図2に示す折り曲げ線L1で折り曲げて折り畳む。その後、折り畳み装置9は、折り畳み装置8と同様に吸着コンベア12と折り板13とにより、素材シートSを、図2に示す折り曲げ線L2で折り曲げて折り畳む。吸着コンベア10から吸着コンベア12への素材シートS0の移載は、吸着コンベア14により行われる。なお、折り畳み装置9により折り畳まれた素材シートの符号をS1とする。また、この素材シートS1は吸着コンベア15により第1のローラ16の上部へ供給される。
(第1の薬液噴射部)
【0034】
第1のローラ16は、図4に示すように、前述の吸着ローラ6と同様に外周面に吸引孔を有する被駆動の吸着ローラであり、矢印A1で示す方向に回転し、回転角度θ1からθ2までの領域において吸着機能を有する。第1のローラ16の吸着機能を有する領域の上方には薬液噴射ノズル17が噴射口を第1のローラ16の外周面に向けて配置してある。
【0035】
吸着コンベア15から供給された素材シートS1は、その裏面が、回転中の第1のローラ16の外周面に対向するように載り、その状態で第1のローラ16により吸着されて搬送され、ノズル17の下を通過しているときに薬液噴射ノズル17から薬液の噴射を受ける。
【0036】
この実施例の場合、図5及び図6に示すように、薬液噴射ノズル17は、素材シートS1の右半分と左半分とに別々に対応するようにノズル17a、ノズル17bとして左右2箇所に配置してあり、この左右2箇所に配置した薬液噴射ノズル17a、17bから素材シートS1に向けて薬液を噴射する。図6に示すように、ノズル17aは、素材シートS1の流れ方向に対して反時計回りに略45°傾斜させて配置され、ノズル17bは、素材シートS1の流れ方向に対して時計回りに略45°傾斜させて配置されている。これにより、ノズル17を流れ方向に対して垂直に配置する場合に比べて、素材シートS1における薬液の噴射ピッチをより密にできる。また、一つの薬液噴射ノズル17を傾斜させて配置した場合、ノズルの噴射口は、通常、一列に配列されていることから、素材シートS1に薬液が掛り始める噴射開始時においては、噴射される薬液の大半が素材シートS1に掛からずに薬液の噴射ロスが多くなるところ、薬液噴射ノズル17を左右2箇所に配置することにより、薬液の噴射ロスを少なくできる。ここでノズル17により薬液を噴射された素材シートの符号S2とする。
【0037】
第1のローラ16の、素材シートS1を吸着する領域側の斜め下方には、第1のローラ16に対して逆回転する第2のローラ18が、第1のローラ16に接近させて設けてある。第2のローラ18を第1のローラ16に接近させて斜め下方に配置したのは、第1のローラ16の円周に接する鉛直線が、第2のローラ18の円周と必ず交差するようにし、第1のローラ16から開放された素材シートS1が第2のローラ18の外周面に載ることができるようにするためである。第2のローラ18は、第1のローラ16と同じ外径であり、第1のローラ16と同じ外周速度で同期するよう回転駆動される。
【0038】
第1のローラ16上の素材シートS2は、第1のローラ16の吸着領域を通過すると、第1のローラ16から開放され、素材シートS2の先端が重力によって第2のローラ18へ導かれ、第2のロール18の外周面に載る。
【0039】
第2のローラ18は第1のローラに対して逆回転するので、素材シートS2を載せた第2のローラ18の外周面は、開放された素材シートS2と略同じ速度で下方へ移動し、第2のローラ18に載った素材シートS2の表面側が第2のローラ18の外周面に対向する側になる。そして、素材シートS2の表面側には薬液が噴射されて付着しているので、その薬液の粘性により素材シートS2は、第2のローラの外周面に付着する。
(第2の薬液噴射部)
【0040】
第1のローラ16の下方には、第2のローラ18の外周面に噴射口を向けて薬液噴射ノズル19が配置してある。第2のローラ18の外周面に載った素材シートS2は、その裏面を外側に向けて第2のローラの回転により下方へ搬送され、その際、素材シートS2の裏面に薬液噴射ノズル19から薬液が噴射される。これにより、素材シートS2の幅方向中央部分については裏面側からの第2の薬液噴射部による噴射により薬液が含浸するため、薬液を素材シートS2の裏面側からもその内部へ供給することができる。言い換えると、粘度が比較的高い薬液を使用する場合でも、素材シートS2の、第1の折り畳み部によって折り重なっている部分の内側まで薬液を十分に浸透させることができるようになる。ここで裏面に薬液が噴射された素材シートの符号をS3とする。
(第2の折り畳み部)
【0041】
素材シートS3を図2に示す折り曲げ線L3で折り曲げて半折りに折り畳むために、第2のローラ18の、素材シートS2が通過する側の斜め下方には、折りローラ20が第2のローラ18に接近させて配置してあり、第2のローラ18の外周面には折り台21が設けてある。折り台21は、第2のローラ18に装着した板部材の縁部分からなり、第2のローラ18の回転中心軸線に平行に伸びており、第2のローラ18の外周面から突出している。図3に示す装置の場合、折り台21は第2のローラ18の円周を4等分した位置に夫々配置してある。
【0042】
折りローラ20は、第2のローラと同じ外径であり、第2のローラ18と同じ外周速度で同期するよう回転駆動される。折りローラ20には、折り台21に対峙するように把持部22が設けてあり、この把持部22は、折りローラ20の外周面上に設けた、折りローラ20の外周面に幅方向に延びた溝23と、折りローラ20の幅方向に軸支された挟み板24とを有し、図3に示す装置では折りローラ20の周面上の4箇所に設けられている。
【0043】
溝23は、図4に示すように、内壁25を備え、挟み板24を収容し、挟み板24が揺動可能な深さ及び幅を有する。挟み板24は、折りローラ20の幅方向に延びる板であり、折りローラ20の周面より突出しない高さ、且つ、溝23内で揺動可能な厚さに形成されており、内壁25とで素材シートS3を把持する。
【0044】
第2のローラ18は、第1の送りローラ16から供給される素材シートS2の縦方向の中央部が折り台21の真上にくるように第1のローラ16に対して位相調整されており、折りローラ20は、図4に示すように、折り台21が溝23に入るように第2のローラ18に対して位相調整されている。
【0045】
素材シートS3が、図4に示すように、折り台21が溝23に入ったとき挟み板24が待機位置から旋回して、素材シートS3を折り台21もろとも内壁25の間に挟み、その後、第2のローラ18及び折りローラ20の回転に伴い、表面の摩擦係数が比較的小さい折り台21が溝23から抜き取られる。
【0046】
そして、折りローラ20には挟み板24と内壁25とによって中央部を挟まれた素材シートS3が残り、折りローラ20と共に開放位置へ搬送される。このとき第2のローラ18上で先行していた素材シートS3の前半分も折りローラ20の回転により折りローラ20側にガイド板26に沿って引き戻されて素材シートS3の後半分に折り重なり、半折りに折り畳まれたフェイスマスク3となる。
【0047】
折りローラ20の下側にある開放位置に到達したフェイスマスク3を折りローラ20から掻き落とすために、折りロール20の外周面には、円周方向に溝27が形成してあり、折りローラ20の回転中心軸線と平行に設けた回動軸29には板状の揺動爪28が取り付けてある。
【0048】
フェイスマスク3が開放位置に到達すると、挟み板24が内壁25から後退してフェイスマスク3が開放され、その後、回動軸29が回転して溝27内に待機していた揺動爪28が溝27から突出し、折りローラ20の下側外周面からフェイスマスク3が掻き落とされ、折りローラの下側に設けてある受取部30に落下する。
(収容部)
【0049】
受取部30は、水平方向に開閉可能な一対の開閉板31を備えており、折りローラ20から次々落下してくるフェイスマスク3を、閉じた状態の一対の開閉板31に受け取り、受け取ったフェイスマスク3の枚数が所定枚数になると、一対の開閉板31を開き、そのフェイスマスク3を下方に準備された容器2内に落下させて収容する。そして容器2内に収容されたフェイスマスク3の枚数が必要な枚数に達すると、容器入りフェイスマスク1が出来上がる。この容器入りフェイスマスク1は、包装工程に送られて包装が施される。
(第3の薬液噴射部)
【0050】
この包装工程の前段階で、薬液をたっぷり含んだ容器入りフェイスマスクを得るために、前述の収容工程が終了した後に容器入りフェイスマスク1を更に第3の薬液噴射工程に搬送し、容器2内に所要量の薬液を噴射するとよい。その際、容器2内に積み重さなったフェイスマスク3の束を上から押圧すると、多量の薬液を素材シートSに一層万遍に含浸させることができる。
(容器入りフェイスマスク製造方法の流れ)
【0051】
図7は、容器入りフェイスマスク製造方法の流れの一例を示すフローチャートである。図7に示すように、まず、打ち抜き工程において、被駆動の繰出しローラ4が、素材ウェブWを、図示しない原反ロールから引き出し、ロータリーダイカッター5が、素材シートSを次々打ち抜いていく(ステップST101)。次いで、第1の折り畳み工程において、折り畳み装置8が、素材シートSを、図2に示す折り曲げ線L1で折り曲げて折り畳み、その後、折り畳み装置9が、折り畳み装置8と同様に、図2に示す折り曲げ線L2で折り曲げて折り畳む(ステップST102)。
【0052】
次に、第1の薬液噴射工程において、第1のローラ16が、この折り畳まれた素材シートS1を吸着しながら回転し、薬液噴射ノズル17が、第1のローラ16により回転する素材シートS1に薬液を噴射する(ステップST103)。そして、第2の薬液噴射工程において、第2のローラ18が、薬液噴射ノズル17から薬液の噴射を受けた素材シートS2の表面側が外周面に対向する側になるよう載置しながら回転し、薬液噴射ノズル19が、第2のローラ18の外周面に載った素材シートS2の裏面に向けて薬液を噴射する(ステップST104)。続いて、第2の折り畳み工程において、折りローラ20が、裏面に薬液が噴射された素材シートS3を図2に示す折り曲げ線L3で折り曲げて半折りに折り畳む(ステップST105)。次に、収容工程において、受取部30が、素材シートS3が半折りされてなるフェイスマスク3を下方に準備された容器2内に落下させて収容する(ステップST106)。
【0053】
容器2内にフェイスマスク3を収容した後、容器入りフェイスマスク1を更に第3の薬液噴射工程に搬送し、容器2内に所要量の薬液を噴射してもよい(ステップST107)。最後に、包装工程において、容器入りフェイスマスク1に包装を施す(ステップST108)。
【0054】
以上説明したように、本発明によれば、多数のフェイスマスクが折り畳んだ状態で積み重ねて容器に収容してある容器入りフェイスマスクを、個々のフェイスマスクが比較的粘度の高い薬液を使用するものであっても薬液の含浸ムラが生じないように製造することができ、しかも薬液の無駄を少なく抑えて能率よく製造することができる。
【0055】
なお、本発明の容器入りフェイスマスクの製造方法を実施するための装置は図3に示す装置に限らない。例えば、第1の折り畳み工程で折り畳まれた素材シートを、第1のローラから第2のローラへ吸着コンベア等の他の搬送手段を用いて供給するようにしてもよい。また第2の折り畳み工程を実施する装置は、自動的に素材シートを畳むことができるものであれば、図3に示す折りローラを備えていないものでもよい。
【産業上の利用可能性】
【0056】
本発明の容器入りフェイスマスクの製造方法は、多数のフェイスマスクが折り畳んだ状態で積み重ねて容器に収容してある容器入りフェイスマスクを製造する用途に適用できる。
【符号の説明】
【0057】
1…容器入りフェイスマスク
2…容器
3…フェイスマスク
100…容器入りフェイスマスクの製造装置
4…繰出しローラ
5…ロータリーダイカッター
6…吸着ローラ
7…吸着コンベア
8…折り畳み装置
9…折り畳み装置
10…吸着コンベア
11…折り板
12…吸着コンベア
13…折り板
14…吸着コンベア
15…吸着コンベア
16…第1のローラ
17…薬液噴射ノズル
18…第2のローラ
19…薬液噴射ノズル
20…折りローラ
21…折り台
22…把持部
23…溝
24…挟み板
25…内壁
26…ガイド板
27…溝
28…揺動爪
29…回動軸
30…受取部
31…開閉板
W…素材ウェブ
S…素材シート
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7