(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6985872
(24)【登録日】2021年11月30日
(45)【発行日】2021年12月22日
(54)【発明の名称】車両の周辺監視装置と周辺監視方法
(51)【国際特許分類】
G01C 3/00 20060101AFI20211213BHJP
G01C 3/06 20060101ALI20211213BHJP
【FI】
G01C3/00 120
G01C3/06 110V
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-183036(P2017-183036)
(22)【出願日】2017年9月22日
(65)【公開番号】特開2019-60610(P2019-60610A)
(43)【公開日】2019年4月18日
【審査請求日】2020年8月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121821
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 強
(72)【発明者】
【氏名】寺田 敏彦
(72)【発明者】
【氏名】内田 尚秀
(72)【発明者】
【氏名】石神 裕丈
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 宏晃
【審査官】
續山 浩二
(56)【参考文献】
【文献】
特開2002−359838(JP,A)
【文献】
特開2013−239170(JP,A)
【文献】
特開2010−044009(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2007/0154068(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 3/00
G01C 3/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象物を異なる位置から撮影した複数の画像を取得する画像取得部(100)と、
前記画像に基づいてサブピクセル推定を行って視差値を算出する視差算出部(132)と、
前記視差値の小数部であるSの値が、閾値X1および閾値X2を用いて下記式(1)に示す所定範囲内となることを条件に、前記視差値に基づいて視差オフセット値を算出する視差オフセット算出部(130)と、
前記視差オフセット値を用いて前記視差値を補正する視差補正部(150)と、を備える車両の周辺監視装置(10)。
X1≦S≦X2
0<X1≦X2<1 …(1)
【請求項2】
前記視差オフセット算出部は、
前記視差算出部で算出した視差値の小数部であるSの値が上記式(1)をみたすN個の視差値について視差値の差分和と差分二乗和を算出し、
前記視差値の差分二乗和が閾値以下である場合に、前記視差値の差分和をNで割った値を視差オフセット値として算出する請求項1に記載の周辺監視装置。
【請求項3】
対象物を異なる位置から撮影した複数の画像を取得する画像取得ステップ(S101)と、
前記画像に基づいてサブピクセル推定を行って視差値を算出する視差算出ステップ(S103)と、
前記視差値の小数部であるSの値が、閾値X1および閾値X2を用いて上記式(1)に示す所定範囲内となることを条件に、前記視差値に基づいて視差オフセット値を算出する視差オフセット算出ステップ(S104〜S110)と、
前記視差オフセット値を用いて前記視差値を補正する視差補正ステップ(S111)と、を含む車両の周辺監視方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの撮像装置により得られた2つの撮像画像に基づいて対象物の視差の値を算出して、車両の周辺を監視する周辺監視装置および周辺監視方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ステレオカメラ等の2つの撮像装置により得られた2つの撮像画像に基づいて対象物の視差値を算出する技術として、特許文献1に記載されているようなステレオマッチング処理が知られている。ステレオマッチング処理とは、撮影位置が異なる2つの撮像画像の間で対応する画素を探索することにより、画素ごとの視差値を求める処理である。
【0003】
ステレオカメラの2つのカメラの光軸がずれている場合等に、撮像画像から算出される視差値に誤差(視差オフセット)が生じる場合がある。視差オフセットは、周辺監視装置が対象物の位置等を検出する際の誤差の原因となる。このため、例えば、特許文献1に記載されているように、視差オフセット値を算出し、これを用いて視差値を補正する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第5280768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ステレオ画像の分解能を補うために、サブピクセル推定によって画像の対応付けをサブピクセル単位で行う技術が知られている。サブピクセル推定の方法として、ピクセル単位で求めた一致度評価値を関数にフィッティングすることでサブピクセル単位の一致度評価値を内挿し、より細かい単位での対応を推定する方法が知られている。
【0006】
しかしながら、上記の方法でサブピクセル推定を行うと、ピクセルロッキングと呼ばれる系統的な推定誤差が発生する場合がある。ピクセルロッキングによる誤差は、視差値および視差オフセット値の誤差の原因となり、視差オフセット値を用いた視差の補正を適切に行うことが困難となる。その結果、周辺監視装置の誤作動が発生し、警告表示や車両制御系への指令が適切に実行されなくなる場合がある。
【0007】
本発明は、上記実情に鑑み、ピクセルロッキングに由来する視差オフセット値の算出誤差を抑制して適切に視差値の補正を行うことができる周辺監視装置および周辺監視方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、対象物を異なる位置から撮影した複数の画像を取得する画像取得部と、前記画像に基づいてサブピクセル推定を行って視差値を算出する視差算出部と、前記視差値の小数部であるSの値が所定範囲内となることを条件に、前記視差値に基づいて視差オフセット値を算出する視差オフセット算出部と、前記視差オフセット値を用いて前記視差値を補正する視差補正部と、を備える車両の周辺監視装置を提供する。
【0009】
本発明の周辺監視装置によれば、視差オフセット算出部は、視差算出部で算出された視差値の小数部が所定範囲内となることを条件に視差オフセットを算出する。このため、視差算出部でサブピクセル推定を行うことによって、視差値の小数部であるSの値に応じてピクセルロッキングが生じやすくなることを加味しつつ、視差オフセット値を算出することができ、視差補正の精度を向上させることができる。
【0010】
また、本発明は、上記の周辺監視装置によって実現可能な車両の周辺監視方法を提供する。この方法は、前記画像に基づいてサブピクセル推定を行って視差値を算出する視差算出ステップと、前記視差値の小数部であるSの値が所定範囲内となることを条件に、前記視差値に基づいて視差オフセット値を算出する視差オフセットステップと、前記視差オフセット値を用いて前記視差値を補正する視差補正ステップと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本実施形態に係る周辺監視装置を示すブロック図。
【
図3】周辺監視装置が行う演算処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1に示すように、本実施形態に係る周辺監視装置10は、画像取得部100と、距離取得部110と、視差オフセット算出部130と、視差補正部150と、を備えている。周辺監視装置10は、A/D変換回路、I/O、CPU、RAM、ROM、画像メモリ等を含む電子制御ユニット(ECU)であり、CPUは、予め格納されたプログラムを実行することによって、上記の各部の機能を実現する。CPUに替えて、またはCPUとともに、デジタル処理回路を書き込んだFPGA(Field-Programmable Gate Array)等を備えていてもよい。
【0013】
撮像装置21、22、距離検出装置23から出力される信号は、デジタル信号に変換されて、周辺監視装置10のCPUに入力される。周辺監視装置10は、入力信号に基づいて視差オフセット値を算出して画像を補正し、画像データや制御信号を報知装置161、表示装置162、運転制御装置163等の外部装置160に出力する。
【0014】
画像取得部100は、1対の撮像装置21、22が撮影した画像を取得し、これによって対象物を異なる位置から撮影した複数の画像を取得することができる。撮像装置21,22は、CCDやCMOSセンサ、あるいは赤外線カメラ等のイメージセンサを内蔵したステレオカメラである。撮像装置21、22は、車両のルームミラーの背後に、車幅方向において所定の基線長で取り付けられている。撮像装置21、22は、通常の走行状態において車両前方の道路や先行車両等を含む周辺環境を撮影する。
【0015】
撮像装置21は、基準画像Toを出力し、撮像装置22は、参照画像Tcを出力する。撮像装置21及び撮像装置22は、互いに同期が取れており、同一タイミングで周辺環境を撮影し、一対のアナログ画像To,Tcを画像取得部100へ出力する。
【0016】
画像取得部100は、A/D変換回路により、撮像装置21,22から入力された一対のアナログ画像To,Tcを、それぞれ所定の輝度階調のデジタル画像に変換して、視差オフセット算出部130に出力する。
【0017】
距離取得部120は、距離検出装置23が測定した対象物まで距離を取得する。距離検出装置23は、探査波を送信して対象物からの反射波を受信することによって対象物までの距離を検出することができる装置であればよく、具体的には、車両の前方に電磁波(電波又は光)を送信し、その反射波を受信するレーザレーダ、超音波等の弾性振動波を用いるソナーレーダ等を例示することができる。本実施形態では、距離検出装置23がレーザレーダである場合を例示して説明する。
【0018】
図2に示すように、距離検出装置23は、車両1の前側のフロントグリル付近に取り付けられている。距離検出装置23は、レーザダイオード等の発光素子、コリメートレンズ、集光レンズ、複数の受光素子、等を備えている。発光素子からのレーザ光は、コリメートレンズによっての探査範囲SFの全体に一括して照射される。探査範囲SFから到来する反射光は、集光レンズを介して複数の受光素子によって受光される。複数の受光素子は、
図2に示すように、探査範囲SFを水平面上で所定角度毎に分割した7つの分割領域A1〜A7毎に反射光を受光するように、車両の幅方向に間隔を開けて配置されている。なお、各受光素子による垂直方向の受光範囲は、略一定角度範囲となるように設定されている。
【0019】
距離検出装置23は、分割領域A1〜A7毎に、車両1の前方に存在する対象物により反射された反射光の強度を測定する。距離検出装置23は、測定した反射光の反射強度と、車両1から反射光の原因となった対象物までの距離Zとを視差オフセット算出部130に出力する。
【0020】
視差オフセット算出部130は、画像取得部100から入力される複数の画像と、距離取得部110から入力される対象物までの距離とに基づいて視差オフセット値を算出する。
図1に示すように、視差オフセット算出部130は、同一性判定部131と、視差算出部132と、オフセット算出部134とを備えている。
【0021】
図3に、周辺監視装置10によって実施される周辺監視方法の一部を構成する、周辺監視装置10が行う演算処理のフローチャートを示す。画像取得部100および距離取得部110は、画像取得ステップ(ステップS101)および距離取得ステップ(ステップS101)をそれぞれ実行し、画像データと距離データとを取得して、視差オフセット算出部130に出力する。視差オフセット算出部130の同一性判定部131は、同一性判定ステップ(ステップS102)を実行し、画像取得部100からの画像に撮影された対象物と、距離取得部120において距離を取得した対象物が同一であるか否かを判定する。具体的には、同一性判定部131は、取得した距離において対象物が1つのみ存在するデータ領域を抽出し、このデータ領域に対応する画像のデータ領域に対象物が1つのみ含まれている場合に、双方のデータにおける対象物が同一であると判定する。同一性判定部131において、双方のデータにおける対象物が同一でないと判定された場合には、視差オフセット算出部130における演算処理は終了する。すなわち、視差オフセット算出部130では、画像取得部100から入力された画像に撮影された対象物と、距離取得部110から入力された距離を取得した対象物が同一であると判定されることを条件として、視差オフセット値Dの算出を行う。
【0022】
視差算出部132は、視差算出ステップ(S103)を実行し、同一性判定部131が同一であると判定した対象物について、画像取得部100から取得したデジタル画像に基づく視差値d1と、距離取得部110から取得した距離に基づく視差値d2とを算出する。
【0023】
視差算出部132は、1対のデジタル画像についてステレオマッチング処理を行う際に、サブピクセル推定を行う。これによってサブピクセルの精度で視差値d1を算出することができる。サブピクセル推定としては、例えば、等角直線法、パラボラフィッティング法、高次多項式を用いたフィッティング法等の方法を用いることができる。
【0024】
視差算出部132は、基準画像Toおよび参照画像Tcを、所定の画素領域に分割する。そして、基準画像Toの各画素領域PBoごとに、参照画像Tc中においてその画素領域PBoに対応するエピポーララインEPLを設定し、画素領域PBoと、エピポーララインEPL上に存在する参照画像Tc中の画素領域PBcの輝度パターンとを比較する。画素領域PBoと画素領域PBcの比較に際しては、例えば、SAD(sum of absolute difference)、SSD(Sum of Squared Difference)等の評価関数を用いることができる。また、マッチング手法としては、限定されないが、SGM(Semi-Global Matching)法を好適に用いることができる。
【0025】
視差算出部132は、評価関数f(d)が最小となる変位dmを算出し、さらに、サブピクセル推定を行って、サブピクセル単位で視差値d1を算出する。サブピクセル推定の方法としてパラボラフィッティングを用いる場合を例示して説明する。視差算出部132は、評価関数f(d)が最小となる変位dm(整数値)を算出し、さらに、その前後の1画素に相当する変位dm−1、dm+1を求める。そして、
図4に示すように、変位dm−1、dm、dm+1を放物線Qにフィッティングし、この放物線Qの頂点の変位であるサブピクセル推定値dsubを算出する。視差算出部132は、サブピクセル推定値dsubを視差値d1として算出し、サブピクセル判定部133に出力する。
【0026】
また、視差算出部132は、距離取得部110から取得した距離に基づく視差値d2を算出する。視差値d2は、下記式(1)より算出することができる。下記式(1)において、Bは撮像装置21,22の基線長、Fは撮像装置21,22の焦点距離、Zは距離取得部120から入力される車両1から対象物までの距離、Ocは車両1から撮像装置21,22までの距離を示す。視差算出部132は、算出した視差値d2をオフセット算出部134に出力する。
【0028】
サブピクセル判定部133は、判定ステップ(ステップS104)を実行し、視差値d1の小数部であるSが、X1≦S≦X2の条件を満たしているか否かを判定する。ここで閾値X1、X2は、1未満の正の小数値であり、0<X1≦X2<1を満たしている。閾値X1、X2は、整数近傍を除く所定範囲に設定されることが好ましい。具体的には、閾値X1、X2は、ピクセルロッキングが最も小さくなるS=0.5付近の領域を含む数値範囲でSの値を規定可能な値に設定されることが好ましく、例えば、0<X1≦0.5,0.5≦X2<1の範囲で設定されることが好ましい。より具体的には、例えば、X1=0.25であり、X2=0.75であるように設定することによって、S=0.5付近の領域を幅広く含む数値範囲でSの値を規定することができる。ステップS104の条件を満たしている場合には、サブピクセル判定部133は、オフセット算出部134に視差値d1を出力する。ステップS104の条件を満たしていない場合には、サブピクセル判定部133は、オフセット算出部134に視差値d1を出力することなく、
図3に示す演算処理を終了する。
【0029】
オフセット算出部134は、視差オフセット算出ステップ(ステップS105〜ステップS110)を実行し、下記式(2)(3)に基づいて、視差値d1と視差値d2の差分和と、差分二乗和とを算出する。下記式(2)(3)に示すkの値はカウント数であり、差分和、差分二乗和において加算したデータ数を表している。オフセット算出部134は、カウント数kがk=Nに達するまで、視差値d1と視差値d2の取得を継続する。すなわち、算出した回数のカウント数kをアップし(ステップS106)、カウント数kがk≧Nか否かを判定し(ステップS107)、k<Nの場合にはステップS101に戻る。
【0031】
ステップS107でカウント数kがk≧Nを満たす場合には、オフセット算出部134は、視差差分d1−d2の標準偏差σを算出する。標準偏差σは、上記式(3)の平方根に等しい。そして、オフセット算出部134は、標準偏差σが閾値Y1以下であるか否かを判定する(ステップS108)。標準偏差σ≦Y1の場合には、オフセット算出部134は、下記式(4)に基づいて、視差オフセット値Dを算出し(ステップS110)、視差補正部150に出力する。視差補正部150は、視差補正ステップ(ステップS111)を実行し、視差オフセット値Dを用いて視差値d1を補正する。標準偏差σ>Y1の場合には、オフセット算出部134は、視差オフセット値Dを算出することなく、
図3に示す演算処理を終了する。
【0033】
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
視差オフセット算出部130は、サブピクセル判定部133を備えており、視差値d1の小数部であるSの値が所定範囲内となることを条件に、視差値d1に基づいて視差オフセット値Dを算出する。このため、ピクセルロッキングに由来する視差オフセット値の算出誤差を抑制して適切に視差値の補正を行うことができる。閾値X1、X2は、整数近傍を除く所定範囲に設定されているため、ピクセルロッキングの原因となる整数近傍の視差値を用いることなく視差オフセット値を算出できる。
【0034】
サブピクセル判定部133は、視差値d1の小数部であるSが、0.25≦S≦0.75の条件を満たしていることを条件に、視差オフセット値Dの算出を許容する。このため、Sを規定するピクセルロッキングが最も小さくなるS=0.5付近の領域を含む数値範囲でSの値を規定でき、ピクセルロッキングに由来する視差オフセット値の算出誤差を効果的に抑制できる。
【0035】
視差オフセット算出部130は、視差オフセット値Dを算出する前にピクセルロッキングの原因となる視差値を除外しているため、正確な視差値のデータ数が減少する場合がある。従来のように、ピクセルロッキングの原因となる視差値を除外しない場合には、ピクセルロッキングの影響を低減させるために視差値のデータを多く取得して平均値を求める必要があり、多くの視差値データを必要とし、算出に時間が掛かる場合があった。
【0036】
視差オフセット算出部130は、ステップS105〜ステップS109に示すように、視差値d1と視差値d2の差分データをN個蓄積し、その標準偏差σを評価した上で、視差オフセット値Dを算出するため、より正確な視差オフセット値を算出できる。
【0037】
周辺監視装置10は、探査波を用いて測定した距離Zに基づいて算出した視差オフセット値D1を用いて視差補正を行うため、精度よく視差補正を行うことができる。
【0038】
周辺監視装置10は、複数の画像に撮影された対象物と、距離を取得した対象物が同一であるか否かを判定する同一性判定部131を備える。同一性判定部131において、同一であると判定された場合に、視差オフセット算出部130は、視差オフセット値D1を算出する。同一性判定部131によって上記の判定を行うことによって、視差オフセット値Dの信頼性を向上させることができる。
【0039】
なお、上記の実施形態では、距離検出装置、撮像装置等の計測装置と、報知装置、表示装置、運転制御装置等とを含まない周辺監視装置を例示して説明したが、これに限定されない。周辺監視装置は上記の装置等を含んでいてもよく、さらには、一体化されていてもよい。
【符号の説明】
【0040】
10…周辺監視装置、100…画像取得部、130…視差オフセット算出部、132…視差算出部、150…視差補正部